JP4778711B2 - 像ブレ補正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置における像ブレ補正装置に関し、特に像ブレ補正のために移動した撮像素子などの可動部の位置検出装置に関する。
従来、カメラなどの撮像装置において撮像中に生じた手ブレ量に応じて、像ブレ補正レンズまたは撮像素子を光軸と垂直な平面上を移動させることにより結像面上での像ブレを抑制する像ブレ補正装置が提案されている。
特許文献1は、像ブレ補正レンズを含む可動部について永久磁石とコイルによって移動を行い、その移動前後の位置検出はホール素子と永久磁石によって行う装置を開示する。
特開2002−229090号公報
しかし、特許文献1の装置は、位置検出のためのホール素子と駆動用の磁石、ヨークを延長した部分に配置する構成となっている。このヨークは、永久磁石とホール素子の間の磁束密度を高めて位置検出の精度を高める効果があるがヨークに使われる金属などの磁性体材料の分だけ装置の重量が増えていた。また駆動用の磁石、ヨークを兼用しない場合は、重量は軽くなるが位置検出のための磁束密度を高めるヨークをホール素子の磁石と対向する面と反対側に配置する必要があり、磁力線による吸引力が可動部を駆動する際の抵抗にもなっていた。また、ヨークに使われる金属などの磁性体材料の分だけ装置の重量が増えていた。
したがって本発明の目的は、像ブレ補正装置において位置検出のための磁力線による吸引力をヨークで強めることなくホール素子などの磁界変化検出素子の位置検出精度を維持し且つ可動部を駆動する際の抵抗を減らす装置を提供することである。
本発明に係る撮像装置の像ブレ補正装置は、撮像素子または像ブレ補正レンズのいずれか一方と、撮像素子または像ブレ補正レンズのいずれか一方について撮影レンズの光軸に直交する第1方向の第1検出位置信号と、光軸及び第1方向に直交する第2方向の第2検出位置信号とを検出し、位置検出を行うために使用する位置検出用永久磁石とを有し第1、第2方向に移動可能な可動部と、第1方向の位置検出に使用する水平方向磁界変化検出素子と、第2方向の位置検出に使用する鉛直方向磁界変化検出素子とを有する磁界変化検出部を位置検出用永久磁石に対向する位置に有する固定部と、水平方向磁界変化検出素子の出力端子間における水平方向電位差に第1増幅率の増幅を含む演算によって第1検出位置信号を求め、鉛直方向磁界変化検出素子の出力端子間における鉛直方向電位差に第2増幅率の増幅を含む演算によって第2検出位置信号を求める磁界変化検出素子信号処理回路とを備え、固定部の磁界変化検出部が取り付けられた領域を、非磁性体材料で構成した。これにより、位置検出用の永久磁石と磁界変化検出部の間の磁束密度を高める効果を有する磁性体材料のヨークを使うことなく、高い精度を維持したまま位置検出することが可能になる。
好ましくは、磁界変化検出部は、水平方向磁界変化検出素子として第1、第2水平方向磁界変化検出素子を有し、鉛直方向磁界変化検出素子として第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子を有し、磁界変化検出素子信号処理回路は、第1、第2水平方向磁界変化検出素子それぞれの出力端子間の第1、第2水平方向電位差の差異に第1増幅率の増幅をすることによって可動部の第1検出位置信号を求める水平方向減算増幅回路と、第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子それぞれの出力端子間の第1、第2鉛直方向電位差の差異に第2増幅率の増幅をすることによって可動部の第2検出位置信号を求める鉛直方向減算増幅回路とを有する。
さらに好ましくは、磁界変化検出素子信号処理回路は、第1、第2水平方向磁界変化検出素子それぞれの出力端子間における信号差を増幅する第1、第2水平方向差動増幅回路と、第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子それぞれの出力端子間における信号差を増幅する第1、第2鉛直方向差動増幅回路と、第1、第2水平方向差動増幅回路で増幅された信号差と基準電圧との差異から第1、第2水平方向電位差を求める第1、第2水平方向減算回路と、第1、第2鉛直方向差動増幅回路で増幅された信号差と基準電圧との差異から第1、第2鉛直方向電位差を求める第1、第2鉛直方向減算回路とを有する。
さらに好ましくは、第1、第2水平方向減算回路はそれぞれ第1、第2水平方向オペアンプを有し、水平方向減算増幅回路は第3水平方向オペアンプを有し、第1水平方向オペアンプの出力端子は第1水平方向抵抗を介して第3水平方向オペアンプの反転入力端子と接続され、第3水平方向オペアンプの出力端子は第2水平方向抵抗を介して第3水平方向オペアンプの反転入力端子と接続され、第2水平方向オペアンプの出力端子は第3水平方向抵抗を介して第3水平方向オペアンプの非反転入力端子と接続され、第3水平方向オペアンプの非反転入力端子は第4水平方向抵抗を介して基準電圧と接続され、第1、第3水平方向抵抗は同じ抵抗値で、第2、第4水平方向抵抗は同じ抵抗値でかつ第1、第3水平方向抵抗よりも大きな値にすることにより第1増幅率の値を高め、第1、第2鉛直方向減算回路はそれぞれ第1、第2鉛直方向オペアンプを有し、鉛直方向減算増幅回路は第3鉛直方向オペアンプを有し、第1鉛直方向オペアンプの出力端子は第1鉛直方向抵抗を介して第3鉛直方向オペアンプの反転入力端子と接続され、第3鉛直方向オペアンプの出力端子は第2鉛直方向抵抗を介して第3鉛直方向オペアンプの反転入力端子と接続され、第2鉛直方向オペアンプの出力端子は第3鉛直方向抵抗を介して第3鉛直方向オペアンプの非反転入力端子と接続され、第3鉛直方向オペアンプの非反転入力端子は第4鉛直方向抵抗を介して基準電圧と接続され、第1、第3鉛直方向抵抗は同じ抵抗値で、第2、第4鉛直方向抵抗は同じ抵抗値でかつ第1、第3鉛直方向抵抗よりも大きな値にすることにより第2増幅率の値を高める。
さらに好ましくは、位置検出用永久磁石は、磁界変化検出部に対向する面が第1、第2方向のいずれか一方と平行な線で形成される正方形であり且つ光軸と平行な第3方向にN極とS極が並べられて可動部に取り付けられる。これにより、一つの永久磁石で水平方向磁界変化検出素子を使った第1方向の位置検出、及び鉛直方向磁界変化検出素子を使った第2方向の位置検出を行うことが可能になる。
さらに好ましくは、可動部の移動によって撮像素子または像ブレ補正レンズのいずれか一方の中心近傍が光軸を通る位置関係にある時に、第1、第2方向ともに可動部が移動範囲の中心に位置する。これにより、撮像素子の撮像範囲または像ブレ補正レンズの有効範囲を最大限活用して像ブレ補正を行うことができる。
さらに好ましくは、可動部の移動によって撮像素子または像ブレ補正レンズのいずれか一方の中心近傍が光軸を通る位置関係にある時に、第1、第2水平方向磁界変化検出素子の第2方向の位置は、いずれも正方形の第2方向の中間近傍に対向し、第1方向の位置は、それぞれ正方形の第1方向の両端部近傍に対向し、第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子の第1方向の位置は、いずれも正方形の第1方向の中間近傍に対向し、第2方向の位置は、それぞれ正方形の第2方向の両端部近傍に対向する。これにより、位置検出用永久磁石の正方形の大きさを最大限活用して位置検出を行うことが可能になる。
また、好ましくは、磁界変化検出部は、2軸ホール素子であり、第1、第2水平方向磁界変化検出素子、第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子は、いずれもホール素子である。これにより、2つのホール素子におけるそれぞれの出力端子間の電位差の差異を求めることで直線的な変化量を使って精度の高い位置検出を行うことが可能になる。
また、好ましくは、磁界変化検出部は、水平方向磁界変化検出素子と、鉛直方向磁界変化検出素子とを1つずつ有し、磁界変化検出素子信号処理回路は、水平方向磁界変化検出素子の出力端子間の水平方向電位差に第1増幅率の増幅をすることによって可動部の第1検出位置信号を求める水平方向減算増幅回路と、鉛直方向磁界変化検出素子の出力端子間の鉛直方向電位差に第2増幅率の増幅をすることによって可動部の第2検出位置信号を求める鉛直方向減算増幅回路とを有する。
さらに好ましくは、磁界変化検出素子信号処理回路は、水平方向磁界変化検出素子の出力端子間における信号差を増幅する水平方向差動増幅回路と、鉛直方向磁界変化検出素子の出力端子間における信号差を増幅する鉛直方向差動増幅回路とを有し、水平方向差動増幅回路で増幅された信号差と基準電圧との差異から水平方向電位差を求め、鉛直方向差動増幅回路で増幅された信号差と基準電圧との差異から前記鉛直方向電位差を求める。
さらに好ましくは、水平方向差動増幅回路は、第1、第2水平方向オペアンプを有し、水平方向減算増幅回路は第3水平方向オペアンプを有し、第1水平方向オペアンプの出力端子は第1水平方向抵抗を介して第3水平方向オペアンプの反転入力端子と接続され、第3水平方向オペアンプの出力端子は第2水平方向抵抗を介して第3水平方向オペアンプの反転入力端子と接続され、第2水平方向オペアンプの出力端子は第3水平方向抵抗を介して第3水平方向オペアンプの非反転入力端子と接続され、第3水平方向オペアンプの非反転入力端子は第4水平方向抵抗を介して基準電圧と接続され、第1、第3水平方向抵抗は同じ抵抗値で、第2、第4水平方向抵抗は同じ抵抗値でかつ第1、第3水平方向抵抗よりも大きな値にすることにより第1増幅率の値を高め、鉛直方向差動増幅回路は、第1、第2鉛直方向オペアンプを有し、鉛直方向減算増幅回路は第3鉛直方向オペアンプを有し、第1鉛直方向オペアンプの出力端子は第1鉛直方向抵抗を介して第3鉛直方向オペアンプの反転入力端子と接続され、第3鉛直方向オペアンプの出力端子は第2鉛直方向抵抗を介して第3鉛直方向オペアンプの反転入力端子と接続され、第2鉛直方向オペアンプの出力端子は第3鉛直方向抵抗を介して第3鉛直方向オペアンプの非反転入力端子と接続され、第3鉛直方向オペアンプの非反転入力端子は第4鉛直方向抵抗を介して基準電圧と接続され、第1、第3鉛直方向抵抗は同じ抵抗値で、第2、第4鉛直方向抵抗は同じ抵抗値でかつ第1、第3鉛直方向抵抗よりも大きな値にすることで第2増幅率の値を高める。
さらに好ましくは、位置検出用永久磁石は、水平方向磁界変化検出素子と対向し第1方向にN極とS極が並べられて可動部に取り付けられる水平方向位置検出用永久磁石と、鉛直方向磁界変化検出素子と対向し第2方向にN極とS極が並べられて可動部に取り付けられる鉛直方向位置検出用永久磁石とを有する。これにより、一つの永久磁石で水平方向磁界変化検出素子を使った第1方向の位置検出、及び鉛直方向磁界変化検出素子を使った第2方向の位置検出を行うことが可能になる。
また、さらに好ましくは、位置検出用永久磁石は、磁界変化検出部に対向する面が第1、第2方向のいずれか一方と平行な線で形成される正方形であり且つ光軸と平行な第3方向にN極とS極が並べられて可動部に取り付けられる。これにより、検出可能な範囲は限定されるがほぼ直線的な変化量を示す1つの磁界変化検出素子における出力端子間の電位差を求めることによって精度の高い位置検出を行うことが可能になる。
また、好ましくは、磁界変化検出部は、1軸ホール素子であり、水平方向磁界変化検出素子、鉛直方向磁界変化検出素子は、いずれもホール素子である。これにより、2軸ホール素子に比べてコスト的メリットがある1軸ホール素子を使って精度の高い位置検出を行うことが可能になる。
また、好ましくは、水平方向磁界変化検出素子、鉛直方向磁界変化検出素子は、ホール素子、MIセンサ、磁気共鳴型磁界検出素子、及びMR素子のいずれかである。
以上のように本発明によれば、像ブレ補正装置において位置検出のための磁力線による吸引力をヨークで強めることなくホール素子などの磁界変化検出素子の位置検出精度を維持し且つ可動部を駆動する際の抵抗を減らす装置を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜6を用いて説明する。撮像装置1はデジタルカメラであるとして説明する。なお、方向を説明するために、撮像装置1において光軸LXと直交する水平方向を第1方向x、光軸LXと直交する鉛直方向を第2方向y、光軸LXと平行な水平方向を第3方向zとして説明する。なお、図5は、図4のA−A線の断面における構成図を、図6は、図4のB−B線の断面における構成図を示す。
撮像装置1の撮像に関する部分は、主電源のオンオフ切り替えを行うPonボタン11、レリーズボタン13、LCDモニタ17、CPU21、撮像ブロック22、AE部23、AF部24、像ブレ補正装置30の撮像部39a、及び撮影レンズ67から構成される。Ponボタン11の押下に対応してPonスイッチ11aのオンオフ状態が切り替えられ、これにより撮像装置1の電源のオンオフ状態が切り替えられる。被写体像は、撮像部39aを駆動する撮像ブロック22によって撮影レンズ67を介した光学像として撮像され、LCDモニタ17によって撮像された画像が表示される。また被写体像は光学ファインダ(不図示)によって光学的に観察することも可能である。
レリーズボタン13は、半押しすることにより測光スイッチ12aがオン状態にされ測光や測距及び合焦動作が行われ、全押しすることによりレリーズスイッチ13aがオン状態にされ撮像が行われ、撮影像がメモリされる。
撮像ブロック22は、撮像部39aを駆動する。AE部23は、被写体の測光動作を実行して露光値を演算し、この露光値に基づき撮影に必要となる絞り値及び露光時間を演算する。AF部24は、測距を行い、この測距結果に基づき撮影レンズ67を光軸方向に変位させ焦点調節を行う。
撮像装置1の像ブレ補正に関する部分は、像ブレ補正ボタン14、CPU21、角速度検出部25、ドライバ回路29、像ブレ補正装置30、及び撮影レンズ67から構成される。
像ブレ補正ボタン14は、押下することにより像ブレ補正スイッチ14aがオン状態にされ、測光など他の動作と独立して、一定時間ごとに、角速度検出部25、及び像ブレ補正装置30が駆動されて像ブレ補正が行われる。像ブレ補正スイッチ14aがオン状態にされた補正モードの場合にパラメータIS=1、像ブレ補正スイッチ14aがオフ状態にされた補正モードでない場合にパラメータIS=0と設定する。第1の実施形態ではこの一定時間を1msであるとして説明する。
これらのスイッチの入力信号に対応する各種の出力はCPU21によって制御される。測光スイッチ12a、レリーズスイッチ13a、像ブレ補正スイッチ14aのオン/オフ情報は、それぞれ1ビットのデジタル信号としてCPU21のポートP12、P13、P14に入力される。撮像ブロック22、AE部23、及びAF部24は、それぞれポートP3、P4、P5で信号の入出力が行われる。
次に、角速度検出部25、ドライバ回路29、像ブレ補正装置30についての詳細、及びCPU21との入出力関係について説明する。
角速度検出部25は、第1、第2角速度センサ26、27とアンプ・ハイパスフィルタ回路28とを有する。第1、第2角速度センサ26、27は、撮像装置1の一定時間(1ms)ごとの第1方向x及び第2方向yの角速度を検出する。第1角速度センサ26は、第1方向xの角速度を、第2角速度センサ27は第2方向yの角速度を検出する。アンプ・ハイパスフィルタ回路28は、角速度に関する信号を増幅した後、第1、第2角速度センサ26、27のヌル電圧やパンニングをカットし、第1、第2角速度vx、vyとしてアナログ信号をCPU21のA/D0、A/D1に入力する。
CPU21は、A/D0、A/D1に入力された第1、第2角速度vx、vyをA/D変換した後、焦点距離などを考慮した変換係数によって一定時間(1ms)に生じた像ブレ量を演算する。従って、角速度検出部25とCPU21は、像ブレ量演算機能を有する。
CPU21は、演算により求められた像ブレ量に応じた撮像部39aの移動すべき位置Sを第1方向x、第2方向yごとに演算する。位置Sの第1方向x成分をsx、第2方向y成分をsyとする。撮像部39aを含む可動部30aの移動は、後述する電磁力によって行われる。可動部30aをこの位置Sまで移動させるためにドライバ回路29を駆動する駆動力Dの第1方向x成分を第1PWMデューティdx、第2方向y成分を第2PWMデューティdyとする。
像ブレ補正装置30は、CPU21が演算した移動すべき位置Sに撮像部39aを移動させることによって、ブレによって生じた被写体像の結像面における光軸LXのずれを無くし、被写体像と結像面位置を一定に保ち、像ブレを補正する装置であり、撮像部39aを含み移動可能領域をもつ可動部30aと、固定部30b、ホール素子信号処理回路45とを有する。また、像ブレ補正装置30は、コイルに流れる電流の方向と磁石の磁界の向きにより生じた電磁力により可動部30aを移動させる駆動用部分と、可動部30aの位置を検出する位置検出部分とに分けて考えることもできる。
像ブレ補正装置30の可動部30aの駆動は、CPU21のPWM0から第1PWMデューティdx、PWM1から第2PWMデューティdyの出力を受けたドライバ回路29により行われる。ドライバ回路29の駆動により移動した可動部30aの移動前または移動後の位置Pはホール素子部44b、ホール素子信号処理回路45によって検出される。検出された位置Pの情報は、第1検出位置信号pxが第1方向x成分として、第2検出位置信号pyが第2方向y成分としてCPU21のA/D2、A/D3に入力される。第1、第2検出位置信号px、pyはA/D2、A/D3を介してA/D変換される。第1、第2検出位置信号px、pyに対してA/D変換後の位置Pの第1方向x成分、第2方向y成分をそれぞれpdx、pdyとする。検出された位置P(pdx、pdy)のデータと移動すべき位置S(sx、xy)のデータによりPID制御が行われる。
可動部30aは、第1、第2駆動用コイル31a、32a、撮像部39a、位置検出用永久磁石41a、可動基板49a、移動用シャフト50a、第1〜第3水平移動用軸受け部51a〜53a、プレート64aとを有する。
可動部30aにあって電気配線が必要な部材は、フレキシブル基板などで固定部30bや他の部からの電力供給を受ける必要があるが、可動部30aにおける位置検出部分は電力を必要としない位置検出用永久磁石41aなどで構成される。従って、可動部30aに位置検出部分への電気配線を必要としない分、配線の簡素化ひいては可動部30aへの外力の低減が実現する。
固定部30bは、第1、第2駆動用永久磁石33b、34b、第1、第2駆動用ヨーク35b、36b、ホール素子部44b、第1〜第4鉛直移動用軸受け部54b〜57b、ベース板65bとを有する。
可動部30aの第3方向zから見てコの字型をした移動用シャフト50aは、固定部30bのベース板65bに取り付けられた第1〜第4鉛直移動用軸受け部54b〜57bと鉛直方向(第2方向y)に移動自在に支持される。第1、第2鉛直移動用軸受け部54b、55bは、第1方向xからみて第2方向yに延びる長穴形状を有している。これにより、可動部30aは、固定部30bに対して鉛直方向に移動が可能になる。
また移動用シャフト50aは、可動部30aの第1〜第3水平移動用軸受け部51a〜53aと水平方向(第1方向x)に移動自在に支持される。これにより、移動用シャフト50aを除く可動部30aは、移動用シャフト50a及び固定部30bに対して水平方向に移動が可能になる。
撮像素子39a1の撮像範囲を最大限活用するために、撮像素子39a1の中心近傍が撮影レンズ67の光軸LXを通る位置関係にある時に、第1方向x、第2方向yともに可動部30aが移動範囲の中心に位置する(移動中心位置にある)ように可動部30aと固定部30bの位置関係を設定する。撮像素子39a1の中心とは、撮像素子39a1の撮像面を形成する矩形が有する2つの対角線の交点をいう。
可動部30aは、撮影レンズ67の方向からみて光軸方向に撮像部39a、プレート64a、可動基板49aが取り付けられる。撮像部39aは、撮像素子39a1、ステージ39a2、押さえ部39a3、光学ローパスフィルタ39a4とを有し、ステージ39a2とプレート64aとで撮像素子39a1、押さえ部39a3、光学ローパスフィルタ39a4を挟み付勢する。第1〜第3水平移動用軸受け部51a〜53aは、ステージ39a2に取り付けられる。プレート64aは金属でできており、撮像素子39a1と接触することにより撮像素子39a1の放熱や、位置決めを行う。
可動基板49aは、シート状でかつ渦巻き状のコイルパターンが形成された第1、第2駆動用コイル31a、32a、及び位置検出用永久磁石41aとが取り付けられている。第1駆動用コイル31aは、第1駆動用コイル31aの電流の方向と第1駆動用永久磁石33bの磁界の向きから生じる電磁力により第1駆動用コイル31aを含む可動部30aを第1方向xに移動させるべく、第1方向x、第2方向yのいずれか一方と平行な線で形成されるコイルパターンを有する。第2駆動用コイル32aは、第2駆動用コイル32aの電流の方向と第2駆動用永久磁石34bの磁界の向きから生じる電磁力により第2駆動用コイル32aを含む可動部30aを第2方向yに移動させるべく、第1方向x、第2方向yのいずれか一方と平行な線で形成されるコイルパターンを有する。
第1の実施形態では、第3方向zで且つ撮影レンズ67と逆方向から見て、第1駆動用コイル31aは可動基板49aの右端部(第1方向xの一方の端部)に、第2駆動用コイル32aは可動基板49aの上端部(第2方向yの一方の端部)に、位置検出用永久磁石41aは可動基板49aの左端部(第1方向xの他方の端部)に取り付けられる。撮像素子39a1は、可動基板49a上の第1駆動用コイル31aと位置検出用永久磁石41aとの間に取り付けられる。第1、第2駆動用コイル31a、32a、撮像素子39a1、及び位置検出用永久磁石41aは、可動基板49aの同じ側に取り付けられる。
第1、第2駆動用コイル31a、32aは、フレキシブル基板(不図示)を介してこれらを駆動するドライバ回路29と接続される。ドライバ回路29は、CPU21のPWM0、PWM1から第1、第2PWMデューティdx、dyのそれぞれが入力される。ドライバ回路29は、入力された第1、第2PWMデューティdx、dyの値に応じて第1、第2駆動用コイル31a、32aに電力を供給し、可動部30aを駆動する。
位置検出用永久磁石41aは、第3方向zにN極とS極が並べて取り付けられる。また位置検出用永久磁石41aの固定部30bと対向する面は、第1方向x、第2方向yのいずれか一方に平行な線で形成される正方形である。位置検出用永久磁石41aの固定部30bと対向する面の形状を正方形にしたことにより、可動部30aを第2方向yに移動させた時、第1方向xの位置検出に影響が及ばず、第1方向xに移動させた時、第2方向yの位置検出に影響が及ばない。
これにより一つの永久磁石で、第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2を使った第1方向xの位置検出、及び第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2を使った第2方向yの位置検出を行うことが可能になる。従って、小さい永久磁石を駆動用、位置検出用いずれにも使用することが可能になる。同様に駆動用のヨークも小型化を図ることができる。そのため、駆動用のコイル、及び位置検出用の永久磁石は、可動部の空きスペースに、駆動用の永久磁石、及び位置検出用のホール素子は、固定部の空きスペースに配置することが可能になり、像ブレ補正装置全体の小型化も図ることができる。
第1、第2駆動用永久磁石33b、34bは、それぞれ第1、第2駆動用コイル31a、32aと対向するように固定部30bの可動部30a側に取り付けられる。ホール素子部44bは、位置検出用永久磁石41aと対向するように固定部30bの可動部30a側に取り付けられる。
第1駆動用永久磁石33bは、第3方向zにおいて固定部30bのベース板65b上で且つ可動部30a側に取り付けられた第1駆動用ヨーク35bの上であって、第1方向xにN極とS極が並べて取り付けられる。第1駆動用永久磁石33bの第2方向yの長さは、可動部30aが第2方向yに移動した際に第1駆動用コイル31aに及ぼす磁界が変化しない程度に第1駆動用コイル31aの第2方向yの第1有効長L1に比べて長めに設定される。
第2駆動用永久磁石34bは、第3方向zにおいて固定部30bのベース板65b上で且つ可動部30a側に取り付けられた第2駆動用ヨーク36bの上であって、第2方向yにN極とS極が並べて取り付けられる。第2駆動用永久磁石34bの第1方向xの長さは、可動部30aが第1方向xに移動した際に第2駆動用コイル32aに及ぼす磁界が変化しない程度に第2駆動用コイル32aの第1方向xの第2有効長L2に比べて長めに設定される。
第1駆動用ヨーク35bは、第2方向yから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体材料で構成され、第1駆動用永久磁石33bと第1駆動用コイル31aを第3方向zで挟む形で、固定部30bのベース板65b上に取り付けられる。第1駆動用ヨーク35bにおける第1駆動用永久磁石33bと接する側の部分は、第1駆動用永久磁石33bの磁界が周囲に漏れないようにする役目を果たす。第1駆動用ヨーク35bにおける第1駆動用永久磁石33b、第1駆動用コイル31a、及び可動基板49aと対向する側の部分は、第1駆動用永久磁石33bと第1駆動用コイル31aの間の磁束密度を高める役目を果たす。
第2駆動用ヨーク36bは、第1方向xから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体材料で構成され、第2駆動用永久磁石34bと第2駆動用コイル32aを第3方向zで挟む形で、固定部30bのベース板65b上に取り付けられる。第2駆動用ヨーク36bにおける第2駆動用永久磁石34bと接する側の部分は、第2駆動用永久磁石34bの磁界が周囲に漏れないようにする役目を果たす。第2駆動用ヨーク36bにおける第2駆動用永久磁石34b、第2駆動用コイル32a、及び可動基板49aと対向する側の部分は、第2駆動用永久磁石34bと第2駆動用コイル32aの間の磁束密度を高める役目を果たす。
ホール素子部44bは、ホール効果を利用した磁電変換素子(磁界変化検出素子)であるホール素子を4つ配置する2軸ホール素子であり、可動部30aの第1方向x、第2方向yの現在位置Pを特定するための第1検出位置信号px、第2検出位置信号pyを検出する。4つのホール素子のうち第1方向xの位置検出用のホール素子を第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2、第2方向yの位置検出用のホール素子を鉛直方向ホール素子hv1、hv2とする。
第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2は、可動部30aの第1方向xの位置を検出するため、それぞれの入力端子(不図示)は直列に配線される。第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2は、第3方向zから見て固定部30bのベース板65b上であって、可動部30aの位置検出用永久磁石41aと対向する位置に取り付けられる。
位置検出用永久磁石41aの正方形の大きさを最大限活用して位置検出を行うことを可能にするため、第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2の第2方向yの位置は、撮像素子39a1の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、いずれも位置検出用永久磁石41aのホール素子部44bと対向する面の正方形の第2方向yの中間近傍に対向する場所にあるのが望ましい。第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2の第1方向xの位置は、撮像素子39a1の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、それぞれ位置検出用永久磁石41aのホール素子部44bと対向する面の正方形の第1方向xの両端部近傍に対向する場所にあるのが望ましい(図14参照)。
第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2は、可動部30aの第2方向yの変位を検出するため、それぞれの入力端子(不図示)は直列に配線される。第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2は、第3方向zから見て固定部30bのベース板65b上であって、可動部30aの位置検出用永久磁石41aと対向する位置に取り付けられる。
位置検出用永久磁石41aの正方形の大きさを最大限活用して位置検出を行うことを可能にするため、第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2の第1方向xの位置は、撮像素子39a1の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、いずれも位置検出用永久磁石41aのホール素子部44bと対向する面の正方形の第1方向xの中間近傍に対向する場所にあるのが望ましい。第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2の第2方向yの位置は、撮像素子39a1の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、それぞれ位置検出用永久磁石41aのホール素子部44bと対向する面の正方形の第2方向yの両端部近傍に対向する場所にあるのが望ましい。
ベース板65bは、固定部30bにおいてホール素子部44bなどを取り付けるベースとなる板状部材で、撮像素子39a1の撮像面と平行に配置される。ベース板65bは、第3方向zにおいて、可動基板49aよりも撮影レンズ67に近い側にある。
ベース板65bは、樹脂などの非磁性体材料からなる。第3方向zにおいてベース板65bの撮影レンズ67に近い側は、レンズ鏡筒(不図示)があり、レンズ鏡筒は、樹脂などの鏡枠や光学レンズなどのいずれも非磁性体材料で構成される。従って、固定部30bのホール素子部44bが取り付けられた領域には、非磁性体材料で構成される。
ホール素子信号処理回路45は、第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2の出力信号から第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2それぞれにおける出力端子間の第1、第2水平方向電位差x1、x2を検出し、これらから第1方向xの位置を特定する第1検出位置信号pxをCPU21のA/D2に出力する。また、ホール素子信号処理回路45は、第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2の出力信号から第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2それぞれにおける出力端子間の第1、第2鉛直方向電位差y1、y2を検出し、これらから第2方向yの位置を特定する第2検出位置信号pyをCPU21のA/D3に出力する。
ホール素子信号処理回路45における第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2の入出力信号に関する回路構成は図7で説明する。ホール素子信号処理回路45における第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2の入出力信号に関する回路構成は図8で説明する。説明の簡略化のため、図7では、第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2に関する回路構成を省略し、図8では、第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2に関する回路構成を省略している。
ホール素子信号処理回路45における第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2の出力部は第1、第2水平方向差動増幅回路451、452、第1、第2水平方向減算回路453、454、水平方向減算増幅回路455を有し、入力部は水平方向入力回路456を有する。ホール素子信号処理回路45における第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2の出力部は第1、第2鉛直方向差動増幅回路461、462、第1、第2鉛直方向減算回路463、464、鉛直方向減算増幅回路465を有し、入力部は鉛直方向入力回路466を有する。
第1水平方向ホール素子hh1の出力端子のそれぞれは、第1水平方向差動増幅回路451と接続され、第1水平方向差動増幅回路451は、第1水平方向減算回路453と接続される。第2水平方向ホール素子hh2の出力端子のそれぞれは、第2水平方向差動増幅回路452と接続され、第2水平方向差動増幅回路452は、第2水平方向減算回路454と接続される。第1、第2水平方向減算回路453、454は、水平方向減算増幅回路455と接続される。第1、第2水平方向差動増幅回路451、452は、それぞれ第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2の出力端子間における信号差を増幅する差動増幅回路である。第1水平方向減算回路453は増幅した信号差と基準電圧Vrefとの差異から第1水平方向ホール素子hh1における出力端子間の第1水平方向電位差x1(ホール出力電圧)を求める減算回路である。第2水平方向減算回路454は増幅した信号差と基準電圧Vrefとの差異から第2水平方向ホール素子hh2における出力端子間の第2水平方向電位差x2(ホール出力電圧)を求める減算回路である。水平方向減算増幅回路455は第1、第2水平方向電位差x1、x2の差異に一定の第1増幅率の増幅を行って第1検出位置信号pxを求める減算増幅回路である。
第1水平方向差動増幅回路451は、第1〜第3抵抗R1〜R3、第1、第2オペアンプA1、A2とを有する。第1水平方向ホール素子hh1の出力端子の一方は、第1オペアンプA1の非反転入力端子と接続され、もう一方の端子は、第2オペアンプA2の非反転入力端子と接続される。第1オペアンプA1の反転入力端子は第1、第2抵抗R1、R2と接続され、第2オペアンプA2の反転入力端子は第1、第3抵抗R1、R3と接続される。第1オペアンプA1の出力端子は第2抵抗R2及び第1水平方向減算回路453の第7抵抗R7と接続される。第2オペアンプA2の出力端子は第3抵抗R3及び第1水平方向減算回路453の第9抵抗R9と接続される。
第2水平方向差動増幅回路452は、第4〜第6抵抗R4〜R6、第3、第4オペアンプA3、A4とを有する。第2水平方向ホール素子hh2の出力端子の一方は、第3オペアンプA3の非反転入力端子と接続され、もう一方の端子は、第4オペアンプA4の非反転入力端子と接続される。第3オペアンプA3の反転入力端子は第4、第5抵抗R4、R5と接続され、第4オペアンプA4の反転入力端子は第4、第6抵抗R4、R6と接続される。第3オペアンプA3の出力端子は第5抵抗R5及び第2水平方向減算回路454の第11抵抗R11と接続される。第4オペアンプA4の出力端子は第6抵抗R6及び第2水平方向減算回路454の第13抵抗R13と接続される。
第1水平方向減算回路453は、第7〜第10抵抗R7〜R10、第1水平方向オペアンプA5とを有する。第1水平方向オペアンプA5の反転入力端子は第7抵抗R7及び第8抵抗R8と接続され、非反転入力端子は第9抵抗R9及び第10抵抗R10と接続され、出力端子は第8抵抗R8及び水平方向減算増幅回路455の第1水平方向抵抗R15と接続され、第1水平方向電位差x1が出力される。第10抵抗R10の一方の端子は基準電圧Vrefの電源に接続される。
第2水平方向減算回路454は、第11〜第14抵抗R11〜R14、第2水平方向オペアンプA6とを有する。第2水平方向オペアンプA6の反転入力端子は第11抵抗R11及び第12抵抗R12と接続され、非反転入力端子は第13抵抗R13及び第14抵抗R14と接続され、出力端子は第12抵抗R12及び水平方向減算増幅回路455の第3水平方向抵抗R17と接続され、第2水平方向電位差x2が出力される。第14抵抗R14の一方の端子は基準電圧Vrefの電源に接続される。
水平方向減算増幅回路455は、第1〜第4水平方向抵抗R15〜R18、第3水平方向オペアンプA7とを有する。第3水平方向オペアンプA7の反転入力端子は第1水平方向抵抗R15及び第2水平方向抵抗R16と接続され、非反転入力端子は第3水平方向抵抗R17及び第4水平方向抵抗R18と接続され、出力端子は第2水平方向抵抗R16と接続され、第1、第2水平方向電位差x1、x2の差異に第1増幅率が乗算された第1検出位置信号pxが出力される。第4水平方向抵抗R18の一方の端子は基準電圧Vrefの電源に接続される。
第1、第4抵抗R1、R4は同じ抵抗値、第2、第3、第5、第6抵抗R2、R3、R5、R6は同じ抵抗値、第7〜14抵抗R7〜R14は同じ抵抗値、第1、第3水平方向抵抗R15、R17は同じ抵抗値、第2、第4水平方向抵抗R16、R18は同じ抵抗値に設定される。第2水平方向抵抗R16は、第1水平抵抗R15よりも大きい値に設定される。第4水平抵抗R18は、第3水平抵抗R17よりも大きい値に設定される。これにより、第1増幅率の値は高められる。第1〜第4オペアンプA1〜A4は同じオペアンプ、第1、第2水平方向オペアンプA5、A6は同じオペアンプが設定される。
水平方向入力回路456は、第19抵抗R19、第8オペアンプA8とを有する。第8オペアンプA8の反転入力端子は第19抵抗R19及び第2水平方向ホール素子hh2の入力端子の一方と接続される。第8オペアンプA8の非反転入力端子の電位は第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2における定電流値に対応した定電圧Vfxに設定される。第8オペアンプA8の出力端子は第1水平方向ホール素子hh1の入力端子の一方と接続される。第1、第2水平方向ホール素子hh1、hh2の入力端子は直列に接続される。第19抵抗R19の一方の端子は接地される。
第1鉛直方向ホール素子hv1の出力端子のそれぞれは、第1鉛直方向差動増幅回路461と接続され、第1鉛直方向差動増幅回路461は、第1鉛直方向減算回路463と接続される。第2鉛直方向ホール素子hv2の出力端子のそれぞれは、第2鉛直方向差動増幅回路462と接続され、第2鉛直方向差動増幅回路462は、第2鉛直方向減算回路464と接続される。第1、第2鉛直方向減算回路463、464は、鉛直方向減算増幅回路465と接続される。第1、第2鉛直方向差動増幅回路461、462は、それぞれ第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2の出力端子間における信号差を増幅する差動増幅回路である。第1鉛直方向減算回路463は増幅した信号差と基準電圧Vrefとの差異から第1鉛直方向ホール素子hv1における出力端子間の第1鉛直方向電位差y1(ホール出力電圧)を求める減算回路である。第2鉛直方向減算回路464は増幅した信号差と基準電圧Vrefとの差異から第2鉛直方向ホール素子hv2における出力端子間の第2鉛直方向電位差y2(ホール出力電圧)を求める減算回路である。鉛直方向減算増幅回路465は第1、第2鉛直方向電位差y1、y2の差異に一定の第2増幅率の増幅を行って第2検出位置信号pyを求める減算増幅回路である。
第1鉛直方向差動増幅回路461は、第21〜第23抵抗R21〜R23、第21、第22オペアンプA21、A22とを有する。第1鉛直方向ホール素子hv1の出力端子の一方は、第21オペアンプA21の非反転入力端子と接続され、もう一方の端子は、第22オペアンプA22の非反転入力端子と接続される。第21オペアンプA21の反転入力端子は第21、第22抵抗R21、R22と接続され、第22オペアンプA22の反転入力端子は第21、第23抵抗R21、R23と接続される。第21オペアンプA21の出力端子は第22抵抗R22及び第1鉛直方向減算回路463の第27抵抗R27と接続される。第22オペアンプA22の出力端子は第23抵抗R23及び第1鉛直方向減算回路463の第29抵抗R29と接続される。
第2鉛直方向差動増幅回路462は、第24〜第26抵抗R24〜R26、第23、第24オペアンプA23、A24とを有する。第2鉛直方向ホール素子hv2の出力端子の一方は、第23オペアンプA23の非反転入力端子と接続され、もう一方の端子は、第24オペアンプA24の非反転入力端子と接続される。第23オペアンプA23の反転入力端子は第24、第25抵抗R24、R25と接続され、第24オペアンプA24の反転入力端子は第24、第26抵抗R24、R26と接続される。第23オペアンプA23の出力端子は第25抵抗R25及び第2鉛直方向減算回路464の第31抵抗R31と接続される。第24オペアンプA24の出力端子は第26抵抗R26及び第2鉛直方向減算回路464の第33抵抗R33と接続される。
第1鉛直方向減算回路463は、第27〜第30抵抗R27〜R30、第1鉛直方向オペアンプA25とを有する。第1鉛直方向オペアンプA25の反転入力端子は第27抵抗R27及び第28抵抗R28と接続され、非反転入力端子は第29抵抗R29及び第30抵抗R30と接続され、出力端子は第28抵抗R28及び鉛直方向減算増幅回路465の第1鉛直方向抵抗R35と接続され、第1鉛直方向電位差y1が出力される。第30抵抗R30の一方の端子は基準電圧Vrefの電源に接続される。
第2鉛直方向減算回路464は、第31〜第34抵抗R31〜R34、第2鉛直方向オペアンプA26とを有する。第2鉛直方向オペアンプA26の反転入力端子は第31抵抗R31及び第32抵抗R32と接続され、非反転入力端子は第33抵抗R33及び第34抵抗R34と接続され、出力端子は第32抵抗R32及び鉛直方向減算増幅回路465の第3鉛直方向抵抗R37と接続され、第2鉛直方向電位差y2が出力される。第34抵抗R34の一方の端子は基準電圧Vrefの電源に接続される。
鉛直方向減算増幅回路465は、第1〜第4鉛直方向抵抗R35〜R38、第3鉛直方向オペアンプA27とを有する。第3鉛直方向オペアンプA27の反転入力端子は第1鉛直方向抵抗R35及び第2鉛直方向抵抗R36と接続され、非反転入力端子は第3鉛直方向抵抗R37及び第4鉛直方向抵抗R38と接続され、出力端子は第2鉛直方向抵抗R36と接続され、第1、第2鉛直方向電位差y1、y2の差異に第2増幅率が乗算された第2検出位置信号pyが出力される。第4鉛直方向抵抗R38の一方の端子は基準電圧Vrefの電源に接続される。
第21、第24抵抗R21、R24は同じ抵抗値、第22、第23、第25、第26抵抗R22、R23、R25、R26は同じ抵抗値、第27〜34抵抗R27〜R34は同じ抵抗値、第1、第3鉛直方向抵抗R35、R37は同じ抵抗値、第2、第4鉛直方向抵抗R36、R38は同じ抵抗値に設定される。第2鉛直方向抵抗R36は、第1鉛直方向抵抗R35よりも大きい値に設定される。第4鉛直方向抵抗R38は、第3鉛直方向抵抗R37よりも大きい値に設定される。これにより第2増幅率の値は高められる。第21〜第24オペアンプA21〜A24は同じオペアンプ、第1、第2鉛直方向オペアンプA25、A26は同じオペアンプが設定される。
鉛直方向入力回路466は、第39抵抗R39、第28オペアンプA28とを有する。第28オペアンプA28の反転入力端子は第39抵抗R39及び第2鉛直方向ホール素子hv2の入力端子の一方と接続される。第28オペアンプA28の非反転入力端子の電位は第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2における定電流値に対応した定電圧Vfyに設定される。第28オペアンプA28の出力端子は第1鉛直方向ホール素子hv1の入力端子の一方と接続される。第1、第2鉛直方向ホール素子hv1、hv2の入力端子は直列に接続される。第39抵抗R39の一方の端子は接地される。
従来の技術では、図9に示すように、固定部30bのホール素子部44bが取り付けられた側と逆の面に、位置検出用永久磁石41aとホール素子部44bの間の磁束密度を高める効果を有する磁性体材料で構成される位置検出用のヨークが取り付けられる。この場合、位置検出用永久磁石41aとホール素子部44bとの間の磁力線は効率よく集合させられて磁束密度が高い(点線で磁力線を図示)。磁束密度が高いと、第1、第2水平方向電位差x1、x2、及び第1、第2鉛直方向電位差y1、y2の値が大きくなるので、第1、第2検出位置信号px、pyを精度よく検出することが可能である。
しかし、効率よく集合させられた磁力線の働きにより吸引力(図9の(1))が発生しており、可動部30aを駆動する場合の抵抗になる。たとえば図10の(2)に示すような第2方向yに可動部30aを駆動する場合には、図10の(3)に示すような同じ第2方向yで逆方向に可動部30aを押し戻そうとする力が働く。この抵抗は可動部30aを動かす際の駆動負担を大きくするなど妨げとなる。
第1の実施形態では、固定部30bのホール素子部44bが取り付けられた領域は、非磁性体材料で構成され、位置検出用永久磁石41aとホール素子部44bの間の磁束密度を高める効果を有する磁性体材料は無い。そのため、位置検出用永久磁石41aとホール素子部44bとの間の磁力線は効率よく集合させられておらず磁束密度が低い(図5に点線で磁力線を加えた図11参照)。磁束密度が低いと、第1、第2水平方向電位差x1、x2、及び第1、第2鉛直方向電位差y1、y2の値が小さくなるが、水平方向減算増幅回路455における第1、第2水平方向電位差x1、x2の差異を第1増幅率で増幅し、鉛直方向減算増幅回路465における第1、第2鉛直方向電位差y1、y2の差異を第2増幅率で増幅することによって第1、第2検出位置信号px、pyを精度よく検出することが可能になる。また、磁束密度が低いために、吸引力はヨークがある場合に比べて小さい(図11の(4))。従って、可動部30aを駆動する際に妨げとなっていた駆動負担を増大させることもない。さらに、金属などの磁性体材料で構成される位置検出用のヨークを使わないことで、像ブレ補正装置30全体の重量を軽量化することもできる。
第1の実施形態では、水平方向減算増幅回路455において、第1、第2水平方向電位差x1、x2の差異に一定の第1増幅率の増幅を行い、鉛直方向減算増幅回路465において、第1、第2鉛直方向電位差y1、y2の差異に一定の第2増幅率の増幅を行ったが、水平方向減算増幅回路455、鉛直方向減算増幅回路465における演算処理の前段で増幅を行っても良い。
具体的には、第7〜第14抵抗R7〜R14の抵抗値を同じとしていた第1の実施形態に代えて、第7、第9、第11、第13抵抗R7、R9、R11、R13を同じ抵抗値に、第8、第10、第12、第14抵抗R8、R10、R12、R14を同じ抵抗値に、第8抵抗R8は第7抵抗R7よりも大きい抵抗値に設定する。また、第27〜第34抵抗R27〜R34の抵抗値を同じとしていた第1の実施形態に代えて、第27、第29、第31、第33抵抗R27、R29、R31、R33を同じ抵抗値に、第28、第30、第32、第34抵抗R28、R30、R32、R34を同じ抵抗値に、第28抵抗R28は第27抵抗R27よりも大きい抵抗値に設定する。
この場合、第1〜第4水平方向抵抗R15〜R18の抵抗値は同じであってもよいし、第1の実施形態と同じ条件であってもよい。また、第1〜第4鉛直方向抵抗R35〜R38の抵抗値は同じであってもよいし、第1の実施形態と同じ条件であってもよい。
次に、一定時間(1ms)ごとに割り込み処理として他の動作と独立して行われる像ブレ補正処理について手順を図12のフローチャートで説明する。
ステップS11で、像ブレ補正処理の割り込み動作が始まると、ステップS12で、角速度検出部25から出力された第1、第2角速度vx、vyが、CPU21のA/D0、A/D1を介しA/D変換され入力される。ステップS13で、ホール素子部44bで位置検出され、ホール素子信号処理回路45で演算された可動部30aの第1、第2検出位置信号px、pyがCPU21のA/D2、A/D3を介しA/D変換され、入力される。これによって、現在位置P(pdx、pdy)が求められる。
ステップS14で、IS=0か否かを判断する。IS=0すなわち補正モードでない場合は、ステップS15で、可動部30aの移動すべき位置S(sx、sy)を可動部30aの移動中心位置と同じにする。IS=1すなわち補正モードの場合は、ステップS16で、ステップS12で求めた第1、第2角速度vx、vyから可動部30aの移動すべき位置S(sx、sy)を演算する。
ステップS17で、ステップS15またはステップS16で決定した位置S(sx、sy)と現在位置P(pdx、pdy)より可動部30aの駆動力Dすなわち第1、第2駆動用コイル31a、32aを駆動するのに必要な第1、第2PWMデューティdx、dyを演算する。ステップS18で、第1、第2PWMデューティdx、dyにより、ドライバ回路29を介し第1、第2駆動用コイル31a、32aが駆動され、可動部30aが移動せしめられる。ステップS17〜S18の動作は、一般的な比例、積分、微分演算を行うPID自動制御で用いられる自動制御演算である。
次に、第2の実施形態としてホール素子を第1方向x、第2方向yに1つずつ計2つ使用する1軸ホール素子による位置検出を説明する。図1〜6、図9〜図12に関する構成は第1の実施形態と同じで、第1の実施形態におけるホール素子部44bに相当するホール素子部440b、及び第1の実施形態におけるホール素子信号処理回路45に相当するホール素子信号処理回路450の構成が異なる。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
ホール素子部440bは、ホール効果を利用した磁電変換素子であるホール素子を2つ配置する1軸ホール素子であり、可動部30aの第1方向x、第2方向yの現在位置Pを特定するための第1検出位置信号px、第2検出位置信号pyを検出する。2つのホール素子のうち第1方向xの位置検出用のホール素子を水平方向ホール素子hh10、第2方向yの位置検出用のホール素子を鉛直方向ホール素子hv10とする(図13参照)。
ホール素子信号処理回路450は、水平方向ホール素子hh10の出力信号から水平方向ホール素子hh10における出力端子間の水平方向電位差x10を検出し、これらから第1方向xの位置を特定する第1検出位置信号pxをCPU21のA/D2に出力する。また、ホール素子信号処理回路450は、鉛直方向ホール素子hv10の出力信号から鉛直方向ホール素子hv10それぞれにおける出力端子間の鉛直方向電位差y10を検出し、これらから第2方向yの位置を特定する第2検出位置信号pyをCPU21のA/D3に出力する。
ホール素子信号処理回路450における水平方向ホール素子hh10、鉛直方向ホール素子hv10それぞれの入出力信号に関する回路構成を説明する。
ホール素子信号処理回路450における水平方向ホール素子hh10の出力部は水平方向差動増幅回路4510、水平方向減算増幅回路4530を有し、入力部は水平方向入力回路4560を有する。ホール素子信号処理回路450における鉛直方向ホール素子hv10の出力部は鉛直方向差動増幅回路4610、鉛直方向減算増幅回路4630を有し、入力部は鉛直方向入力回路4660を有する。
水平方向ホール素子hh10の出力端子は、水平方向差動増幅回路4510と接続され、水平方向差動増幅回路4510は、水平方向減算増幅回路4530と接続される。水平方向差動増幅回路4510は、水平方向ホール素子hh10の出力端子間における信号差を増幅する差動増幅回路である。水平方向減算増幅回路4530は増幅した信号差と基準電圧Vrefとの差異から水平方向ホール素子hh10における出力端子間の水平方向電位差x10(ホール出力電圧)を求め、これに一定の第1増幅率の増幅を行って第1検出位置信号pxを求める減算増幅回路である。
水平方向差動増幅回路4510の構成は、第1の実施形態における第1水平方向差動増幅回路451と同じで、第101〜第103抵抗R101〜R103、第1、第2水平方向オペアンプA101、A102とを有する。水平方向ホール素子hh10の出力端子の一方は、第1水平方向オペアンプA101の非反転入力端子と接続され、もう一方の端子は、第2水平方向オペアンプA102の非反転入力端子と接続される。第1水平方向オペアンプA101の反転入力端子は第101、第102抵抗R101、R102と接続され、第2水平方向オペアンプA102の反転入力端子は第101、第103抵抗R101、R103と接続される。第1水平方向オペアンプA101の出力端子は第102抵抗R102及び水平方向減算増幅回路4530の第1水平方向抵抗R107と接続される。第2水平方向オペアンプA102の出力端子は第103抵抗R103及び水平方向減算増幅回路4530の第3水平方向抵抗R109と接続される。
水平方向減算増幅回路4530の構成は、第1の実施形態における第1水平方向減算回路453と同じであり、第1〜第4水平方向抵抗R107〜R110、第3水平方向オペアンプA105とを有する。第3水平方向オペアンプA105の反転入力端子は第1水平方向抵抗R107及び第2水平方向抵抗R108と接続され、非反転入力端子は第3水平方向抵抗R109及び第4水平方向抵抗R110と接続され、出力端子は第2水平方向抵抗R108と接続され、水平方向電位差x10に第1増幅率を乗算した第1検出位置信号pxが出力される。第4水平方向抵抗R110の一方の端子は基準電圧Vrefの電源に接続される。
第102、第103抵抗R102、R103は同じ抵抗値、第1、第3水平方向抵抗R107、R109は同じ抵抗値、第2、第4水平方向抵抗R108、R110は同じ抵抗値に設定される。第2水平方向抵抗R108は、第1水平抵抗R107よりも大きい値に設定される。第4水平抵抗R110は、第3水平抵抗R109よりも大きい値に設定される。これによって第1増幅率の値が高められる。第1、第2水平方向オペアンプA101、A102は同じオペアンプが設定される。
水平方向入力回路4560の構成は、第1の実施形態における水平方向入力回路456と同じで、第119抵抗R119、第108オペアンプA108とを有する。第108オペアンプA108の反転入力端子は第119抵抗R119及び水平方向ホール素子hh10の入力端子の一方と接続される。第108オペアンプA108の非反転入力端子の電位は水平方向ホール素子hh10における定電流値に対応した定電圧Vfxに設定される。第108オペアンプA108の出力端子は水平方向ホール素子hh10の入力端子の一方と接続される。第119抵抗R119の一方の端子は接地される。
鉛直方向ホール素子hv10の出力端子は、鉛直方向差動増幅回路4610と接続され、鉛直方向差動増幅回路4610は、鉛直方向減算増幅回路4630と接続される。鉛直方向差動増幅回路4610は、鉛直方向ホール素子hv10の出力端子間における信号差を増幅する差動増幅回路である。鉛直方向減算増幅回路4630は増幅した信号差と基準電圧Vrefとの差異から鉛直方向ホール素子hv10における出力端子間の鉛直方向電位差y10(ホール出力電圧)を求め、これに一定の第2増幅率の増幅を行って第2検出位置信号pyを求める減算増幅回路である。
鉛直方向差動増幅回路4610の構成は、第1の実施形態における第1鉛直方向差動増幅回路461と同じで、第121〜第123抵抗R121〜R123、第1、第2鉛直方向オペアンプA121、A122とを有する。鉛直方向ホール素子hv10の出力端子の一方は、第1鉛直方向オペアンプA121の非反転入力端子と接続され、もう一方の端子は、第2鉛直方向オペアンプA122の非反転入力端子と接続される。第1鉛直方向オペアンプA121の反転入力端子は第121、第122抵抗R121、R122と接続され、第2鉛直方向オペアンプA122の反転入力端子は第121、第123抵抗R121、R123と接続される。第1鉛直方向オペアンプA121の出力端子は第122抵抗R122及び鉛直方向減算増幅回路4630の第1鉛直方向抵抗R127と接続される。第2鉛直方向オペアンプA122の出力端子は第123抵抗R123及び鉛直方向減算増幅回路4630の第3鉛直方向抵抗R129と接続される。
鉛直方向減算増幅回路4630の構成は、第1の実施形態における第1鉛直方向減算回路463と同じであり、第1〜第4鉛直方向抵抗R127〜R130、第3鉛直方向オペアンプA125とを有する。第3鉛直方向オペアンプA125の反転入力端子は第1鉛直方向抵抗R127及び第2鉛直方向抵抗R128と接続され、非反転入力端子は第3鉛直方向抵抗R129及び第4鉛直方向抵抗R130と接続され、出力端子は第2鉛直方向抵抗R128と接続され、鉛直方向電位差y10に第2増幅率を乗算した第2検出位置信号pyが出力される。第4鉛直方向抵抗R130の一方の端子は基準電圧Vrefの電源に接続される。
第122、第123抵抗R122、R123は同じ抵抗値、第1、第3鉛直方向抵抗R127、R129は同じ抵抗値、第2、第4鉛直方向抵抗R128、R130は同じ抵抗値に設定される。第2鉛直方向抵抗R128は、第1鉛直抵抗R127よりも大きい値に設定される。第4鉛直抵抗R130は、第3鉛直抵抗R123よりも大きい値に設定される。これによって第2増幅率の値は高められる。第1、第2鉛直方向オペアンプA121、A122は同じオペアンプが設定される。
鉛直方向入力回路4660の構成は、第1の実施形態における鉛直方向入力回路466と同じで、第139抵抗R139、第128オペアンプA128とを有する。第128オペアンプA128の反転入力端子は第139抵抗R139及び鉛直方向ホール素子hv10の入力端子の一方と接続される。第128オペアンプA128の非反転入力端子の電位は鉛直方向ホール素子hv10における定電流値に対応した定電圧Vfyに設定される。第128オペアンプA128の出力端子は鉛直方向ホール素子hv10の入力端子の一方と接続される。第139抵抗R139の一方の端子は接地される。
その他の構成は、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態の2軸ホール素子を使用する場合と同様に、位置検出の精度維持、可動部の駆動負担軽減、像ブレ補正装置の軽量化の効果は得られる。さらに使用するホール素子の数を減らすことができるので、2軸ホール素子の場合よりもコスト的なメリットがある。ただし、2つのホール素子におけるそれぞれの出力端子間の電位差の差異を求めて位置検出を行う2軸ホール素子の場合と異なり、1軸ホール素子の場合は、1つのホール素子における出力端子間の電位差から位置検出を行うので、ホール素子と永久磁石の距離に応じた電位差の変化量が直線的でない。そのため、2軸ホール素子を使う場合に比べて精度が落ちることを考慮する必要がある。
たとえば、位置検出用永久磁石について、第1の実施形態のように1つの永久磁石と第3方向zにN極とS極が並べられて可動部30aに取り付けられる形態に代えて、水平方向ホール素子hh10と対向し第1方向xにN極とS極が並べられて可動部30aに取り付けられる水平方向位置検出用永久磁石と、鉛直方向ホール素子hv10と対向し第2方向にN極とS極が並べられて可動部30aに取り付けられる鉛直方向位置検出用永久磁石とを有する形態とする。これにより、永久磁石の移動距離に制限はあるが一定範囲内でそれぞれの位置検出における電位差の変化量をほぼ直線的に検出することが可能になり位置検出精度を高めることが可能になる。
また、撮像素子39a1を含む撮像部39aが可動部30aに配置されて移動する形態を説明したが、撮像部39aは固定で、像ブレ補正レンズを可動部30aに配置して移動させる形態でも同様の効果が得られる。
また、磁界変化検出素子として、ホール素子を利用した位置検出を説明したが、磁界変化検出素子として別の検出素子を利用してもよい。具体的には、磁界の変化を検出することにより、可動部の位置検出情報を求めることが可能なMIセンサ(高周波キャリア型磁界センサ)、磁気共鳴型磁界検出素子、MR素子(磁気抵抗効果素子)が挙げられる。これらは、ホール素子を利用した第1、第2実施形態と同様の効果が得られる。
第1の実施形態の撮像装置の外観を示す背面からみた斜視図である。 撮像装置の正面図である。 撮像装置の回路構成図である。 像ブレ補正装置の構成図である。 図4のA−A線における断面の構成図である。 図4のB−B線における断面の構成図である。 ホール素子部とホール素子信号処理回路の第1方向x成分を検出する部分の回路構成図である。 ホール素子部とホール素子信号処理回路の第2方向y成分を検出する部分の回路構成図である。 図4のA−A線における断面の構成図で、従来技術の場合である。 図9の状態から、可動部を第2方向yに駆動した場合である。 図4のA−A線における断面の構成図で、磁力線、吸引力を示した図である。 一定時間ごとに割り込み処理として行われる像ブレ補正処理のフローチャートである。 第2の実施形態におけるホール素子部と、ホール素子信号処理回路の回路構成図である。 ホール素子部と位置検出用永久磁石との位置関係を示す斜視図である。
符号の説明
1 撮像装置
11 Ponボタン
12a 測光スイッチ
13 レリーズボタン
13a レリーズスイッチ
14 像ブレ補正ボタン
14a 像ブレ補正スイッチ
17 LCDモニタ
21 CPU
22 撮像ブロック
23 AE部
24 AF部
25 角速度検出部
26、27 第1、第2角速度センサ
28 アンプ・ハイパスフィルタ回路
29 ドライバ回路
30 像ブレ補正装置
30a 可動部
30b 固定部
31a、32a 第1、第2駆動用コイル
33b、34b 第1、第2駆動用永久磁石
35b、36b 第1、第2駆動用ヨーク
39a 撮像部
39a1 撮像素子
39a2 ステージ
39a3 押さえ部
39a4 光学ローパスフィルタ
41a 位置検出用永久磁石
44b ホール素子部
45 ホール素子信号処理回路
451、452 第1、第2水平方向差動増幅回路
453、454 第1、第2水平方向減算回路
455 水平方向減算増幅回路
456 水平方向入力回路
461、462 第1、第2鉛直方向差動増幅回路
463、464 第1、第2鉛直方向減算回路
465 鉛直方向減算増幅回路
466 鉛直方向入力回路
49a 可動基板
50a 移動用シャフト
51a〜53a 第1〜第3水平移動用軸受け部
54b〜57b 第1〜第4鉛直移動用軸受け部
64a プレート
65b ベース板
67 撮影レンズ
A1〜A4 第1〜第4オペアンプ
A5〜A7 第1〜第3水平方向オペアンプ
A21〜A24 第21〜第24オペアンプ
A25〜A27 第1〜第3鉛直方向オペアンプ
dx、dy 第1、第2PWMデューティ
hh1、hh2 第1、第2水平方向ホール素子
hv1、hv2 第1、第2鉛直方向ホール素子
L1、L2 第1、第2有効長
LX 撮影レンズの光軸
px、py 第1、第2検出位置信号
R1〜R14、R19 第1〜第14、第19抵抗
R15〜R18 第1〜第4水平方向抵抗
R21〜R34、R39 第21〜第34、第39抵抗
R35〜R38 第1〜第4鉛直方向抵抗
vx、vy 第1、第2角速度
x1、x2 第1、第2水平方向電位差
y1、y2 第1、第2鉛直方向電位差

Claims (15)

  1. 撮像素子と、前記撮像素子について撮影レンズの光軸に直交する第1方向の第1検出位置信号と、前記光軸及び前記第1方向に直交する第2方向の第2検出位置信号とを検出し、位置検出を行うために使用する位置検出用永久磁石とを有し、前記第1、第2方向に移動可能な可動部と、
    前記第1方向の位置検出に使用する水平方向磁界変化検出素子と、前記第2方向の位置検出に使用する鉛直方向磁界変化検出素子とを有する磁界変化検出部を前記位置検出用永久磁石に対向する位置に有する固定部と、
    前記水平方向磁界変化検出素子の出力端子間における水平方向電位差に第1増幅率の増幅を含む演算によって前記第1検出位置信号を求め、前記鉛直方向磁界変化検出素子の出力端子間における鉛直方向電位差に第2増幅率の増幅を含む演算によって前記第2検出位置信号を求める磁界変化検出素子信号処理回路とを備え、
    前記固定部の前記磁界変化検出部が取り付けられた領域を、非磁性体材料で構成し、
    前記可動部に設けられた前記位置検出用永久磁石と前記固定部に設けられた前記磁界変化検出部との間の磁束密度を高める磁性体材料で構成されるヨークが設けられていないことを特徴とする像ブレ補正装置。
  2. 前記磁界変化検出部は、前記水平方向磁界変化検出素子として第1、第2水平方向磁界変化検出素子を有し、前記鉛直方向磁界変化検出素子として第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子を有し、
    前記磁界変化検出素子信号処理回路は、前記第1、第2水平方向磁界変化検出素子それぞれの出力端子間の第1、第2水平方向電位差の差異に前記第1増幅率の増幅をすることによって前記第1検出位置信号を求める水平方向減算増幅回路と、前記第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子それぞれの出力端子間の第1、第2鉛直方向電位差の差異に前記第2増幅率の増幅をすることによって前記第2検出位置信号を求める鉛直方向減算増幅回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  3. 前記磁界変化検出素子信号処理回路は、前記第1、第2水平方向磁界変化検出素子それぞれの出力端子間における信号差を増幅する第1、第2水平方向差動増幅回路と、前記第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子それぞれの出力端子間における信号差を増幅する第1、第2鉛直方向差動増幅回路と、前記第1、第2水平方向差動増幅回路で増幅された信号差と基準電圧との差異から前記第1、第2水平方向電位差を求める第1、第2水平方向減算回路と、前記第1、第2鉛直方向差動増幅回路で増幅された信号差と基準電圧との差異から前記第1、第2鉛直方向電位差を求める第1、第2鉛直方向減算回路とを有することを特徴とする請求項2に記載の像ブレ補正装置。
  4. 前記第1、第2水平方向減算回路はそれぞれ第1、第2水平方向オペアンプを有し、水平方向減算増幅回路は第3水平方向オペアンプを有し、前記第1水平方向オペアンプの出力端子は第1水平方向抵抗を介して前記第3水平方向オペアンプの反転入力端子と接続され、前記第3水平方向オペアンプの出力端子は第2水平方向抵抗を介して前記第3水平方向オペアンプの反転入力端子と接続され、前記第2水平方向オペアンプの出力端子は第3水平方向抵抗を介して前記第3水平方向オペアンプの非反転入力端子と接続され、前記第3水平方向オペアンプの非反転入力端子は第4水平方向抵抗を介して前記基準電圧と接続され、前記第1、第3水平方向抵抗は同じ抵抗値で、前記第2、第4水平方向抵抗は同じ抵抗値でかつ前記第1、第3水平方向抵抗よりも大きな値にすることにより前記第1増幅率の値を高め、
    前記第1、第2鉛直方向減算回路はそれぞれ第1、第2鉛直方向オペアンプを有し、鉛直方向減算増幅回路は第3鉛直方向オペアンプを有し、前記第1鉛直方向オペアンプの出力端子は第1鉛直方向抵抗を介して前記第3鉛直方向オペアンプの反転入力端子と接続され、前記第3鉛直方向オペアンプの出力端子は第2鉛直方向抵抗を介して前記第3鉛直方向オペアンプの反転入力端子と接続され、前記第2鉛直方向オペアンプの出力端子は第3鉛直方向抵抗を介して前記第3鉛直方向オペアンプの非反転入力端子と接続され、前記第3鉛直方向オペアンプの非反転入力端子は第4鉛直方向抵抗を介して前記基準電圧と接続され、前記第1、第3鉛直方向抵抗は同じ抵抗値で、前記第2、第4鉛直方向抵抗は同じ抵抗値でかつ前記第1、第3鉛直方向抵抗よりも大きな値にすることにより前記第2増幅率の値を高めることを特徴とする請求項3に記載の像ブレ補正装置。
  5. 前記位置検出用永久磁石は、前記磁界変化検出部に対向する面が前記第1、第2方向のいずれか一方と平行な線で形成される正方形であり且つ前記光軸と平行な第3方向にN極とS極が並べられて前記可動部に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の像ブレ補正装置。
  6. 前記可動部の移動によって前記撮像素子の中心近傍が前記光軸を通る位置関係にある時に、前記第1、第2方向ともに前記可動部が移動範囲の中心に位置することを特徴とする請求項5に記載の像ブレ補正装置。
  7. 前記位置関係にある時に、前記第1、第2水平方向磁界変化検出素子の前記第2方向の位置は、いずれも前記正方形の前記第2方向の中間近傍に対向し、前記第1方向の位置は、それぞれ前記正方形の前記第1方向の両端部近傍に対向し、前記第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子の前記第1方向の位置は、いずれも前記正方形の前記第1方向の中間近傍に対向し、前記第2方向の位置は、それぞれ前記正方形の前記第2方向の両端部近傍に対向することを特徴とする請求項6に記載の像ブレ補正装置。
  8. 前記磁界変化検出部は、2軸ホール素子であり、
    前記第1、第2水平方向磁界変化検出素子、第1、第2鉛直方向磁界変化検出素子は、いずれもホール素子であることを特徴とする請求項2に記載の像ブレ補正装置。
  9. 前記磁界変化検出部は、前記水平方向磁界変化検出素子と、前記鉛直方向磁界変化検出素子とを1つずつ有し、
    前記磁界変化検出素子信号処理回路は、前記水平方向磁界変化検出素子の出力端子間の水平方向電位差に前記第1増幅率の増幅をすることによって前記第1検出位置信号を求める水平方向減算増幅回路と、前記鉛直方向磁界変化検出素子の出力端子間の鉛直方向電位差に前記第2増幅率の増幅をすることによって前記第2検出位置信号を求める鉛直方向減算増幅回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  10. 前記磁界変化検出素子信号処理回路は、前記水平方向磁界変化検出素子の出力端子間における信号差を増幅する水平方向差動増幅回路と、前記鉛直方向磁界変化検出素子の出力端子間における信号差を増幅する鉛直方向差動増幅回路とを有し、前記水平方向差動増幅回路で増幅された信号差と基準電圧との差異から前記水平方向電位差を求め、前記鉛直方向差動増幅回路で増幅された信号差と基準電圧との差異から前記鉛直方向電位差を求めることを特徴とする請求項9に記載の像ブレ補正装置。
  11. 前記水平方向差動増幅回路は、第1、第2水平方向オペアンプを有し、前記水平方向減算増幅回路は第3水平方向オペアンプを有し、前記第1水平方向オペアンプの出力端子は第1水平方向抵抗を介して前記第3水平方向オペアンプの反転入力端子と接続され、前記第3水平方向オペアンプの出力端子は第2水平方向抵抗を介して前記第3水平方向オペアンプの反転入力端子と接続され、前記第2水平方向オペアンプの出力端子は第3水平方向抵抗を介して前記第3水平方向オペアンプの非反転入力端子と接続され、前記第3水平方向オペアンプの非反転入力端子は第4水平方向抵抗を介して前記基準電圧と接続され、前記第1、第3水平方向抵抗は同じ抵抗値で、前記第2、第4水平方向抵抗は同じ抵抗値でかつ前記第1、第3水平方向抵抗よりも大きな値にすることにより前記第1増幅率の値を高め、
    前記鉛直方向差動増幅回路は、第1、第2鉛直方向オペアンプを有し、前記鉛直方向減算増幅回路は第3鉛直方向オペアンプを有し、前記第1鉛直方向オペアンプの出力端子は第1鉛直方向抵抗を介して前記第3鉛直方向オペアンプの反転入力端子と接続され、前記第3鉛直方向オペアンプの出力端子は第2鉛直方向抵抗を介して前記第3鉛直方向オペアンプの反転入力端子と接続され、前記第2鉛直方向オペアンプの出力端子は第3鉛直方向抵抗を介して前記第3鉛直方向オペアンプの非反転入力端子と接続され、前記第3鉛直方向オペアンプの非反転入力端子は第4鉛直方向抵抗を介して前記基準電圧と接続され、前記第1、第3鉛直方向抵抗は同じ抵抗値で、前記第2、第4鉛直方向抵抗は同じ抵抗値でかつ前記第1、第3鉛直方向抵抗よりも大きな値にすることで前記第2増幅率の値を高めることを特徴とする請求項10に記載の像ブレ補正装置。
  12. 前記位置検出用永久磁石は、前記水平方向磁界変化検出素子と対向し前記第1方向にN極とS極が並べられて前記可動部に取り付けられる水平方向位置検出用永久磁石と、前記鉛直方向磁界変化検出素子と対向し前記第2方向にN極とS極が並べられて前記可動部に取り付けられる鉛直方向位置検出用永久磁石とを有することを特徴とする請求項9に記載の像ブレ補正装置。
  13. 前記位置検出用永久磁石は、前記磁界変化検出部に対向する面が前記第1、第2方向のいずれか一方と平行な線で形成される正方形であり且つ前記光軸と平行な第3方向にN極とS極が並べられて前記可動部に取り付けられることを特徴とする請求項9に記載の像ブレ補正装置。
  14. 前記磁界変化検出部は、1軸ホール素子であり、
    前記水平方向磁界変化検出素子、鉛直方向磁界変化検出素子は、いずれもホール素子であることを特徴とする請求項9に記載の像ブレ補正装置。
  15. 前記水平方向磁界変化検出素子、鉛直方向磁界変化検出素子は、ホール素子、MIセンサ、磁気共鳴型磁界検出素子、及びMR素子のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
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