JPH09320074A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH09320074A JPH09320074A JP14139996A JP14139996A JPH09320074A JP H09320074 A JPH09320074 A JP H09320074A JP 14139996 A JP14139996 A JP 14139996A JP 14139996 A JP14139996 A JP 14139996A JP H09320074 A JPH09320074 A JP H09320074A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Ｅ信号とＦ信号の振幅及びオフセットをとも
にバランス調整できる光ディスク装置を提供することを
目的としている。 【解決手段】 ３ビーム方式の光ピックアップ５を有す
る光ディスク装置であって、モータドライバ部４と、Ｄ
ＳＰ部３と、アナログスイッチ部６と、Ｆ信号差動増幅
部８と、Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部１０と、Ｅ信号差動増幅部
７と、Ｅ信号Ａ／Ｄ変換部９と、ＥＦ差動増幅部１４
と、振幅比較部１１と、オフセット比較部１２と、Ｆ信
号Ｄ／Ａ変換部１３と、システム制御部２と、再生開始
部１を備えた構成よりなる。
にバランス調整できる光ディスク装置を提供することを
目的としている。 【解決手段】 ３ビーム方式の光ピックアップ５を有す
る光ディスク装置であって、モータドライバ部４と、Ｄ
ＳＰ部３と、アナログスイッチ部６と、Ｆ信号差動増幅
部８と、Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部１０と、Ｅ信号差動増幅部
７と、Ｅ信号Ａ／Ｄ変換部９と、ＥＦ差動増幅部１４
と、振幅比較部１１と、オフセット比較部１２と、Ｆ信
号Ｄ／Ａ変換部１３と、システム制御部２と、再生開始
部１を備えた構成よりなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、３ビーム方式の光
ディスク装置、特にトラッキングエラー検出方法を改良
した３ビーム方式の光ディスク装置に関するものであ
る。
ディスク装置、特にトラッキングエラー検出方法を改良
した３ビーム方式の光ディスク装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、テキストデータ、画像データ、音
声データ等が混在する大容量データを、光ディスクを記
録媒体として記録・再生することが可能な光ピックアッ
プを用いた光ディスク装置が使用されている。光ピック
アップを用いる光ディスク装置では、光ディスクのトラ
ックをレーザビームで正確に追従するために、光ピック
アップのトラッキングエラー（以下、ＴＥと略称す
る。）検出を行う必要があるが、このＴＥ検出方法の一
つとして３ビーム方式が用いられている。３ビーム方式
によるＴＥ検出方法は、３つのビームの内の両端の２つ
のビームにより光ピックアップとトラックとの位置ずれ
を検出するもので、２つのビームの光信号を電気信号に
変換したＥ信号とＦ信号を源信号とするＴＥ信号によ
り、光ピックアップのトラッキングサーボ制御を行う。
したがって、トラッキングサーボ制御の精度を向上させ
るためには、制御のモニター信号であるＴＥ信号に高い
信頼性が要求される。このＴＥ信号の信頼性は、Ｅ信号
とＦ信号のバランス調整（以下、ＥＦバランス調整と略
称する。）に著しく影響されるが、従来の３ビーム方式
の光ディスク装置におけるＥＦバランス調整は、光ピッ
クアップとＥ信号及びＦ信号よりＴＥ検出やトラッキン
グサーボ制御を行うシステム基板との接続において発生
する誤差のみを考慮したものであり、システム基板にお
いてＥ信号又はＦ信号の振幅だけを可変にし、２つの信
号の振幅が最大限近づくように調整するものであった。
声データ等が混在する大容量データを、光ディスクを記
録媒体として記録・再生することが可能な光ピックアッ
プを用いた光ディスク装置が使用されている。光ピック
アップを用いる光ディスク装置では、光ディスクのトラ
ックをレーザビームで正確に追従するために、光ピック
アップのトラッキングエラー（以下、ＴＥと略称す
る。）検出を行う必要があるが、このＴＥ検出方法の一
つとして３ビーム方式が用いられている。３ビーム方式
によるＴＥ検出方法は、３つのビームの内の両端の２つ
のビームにより光ピックアップとトラックとの位置ずれ
を検出するもので、２つのビームの光信号を電気信号に
変換したＥ信号とＦ信号を源信号とするＴＥ信号によ
り、光ピックアップのトラッキングサーボ制御を行う。
したがって、トラッキングサーボ制御の精度を向上させ
るためには、制御のモニター信号であるＴＥ信号に高い
信頼性が要求される。このＴＥ信号の信頼性は、Ｅ信号
とＦ信号のバランス調整（以下、ＥＦバランス調整と略
称する。）に著しく影響されるが、従来の３ビーム方式
の光ディスク装置におけるＥＦバランス調整は、光ピッ
クアップとＥ信号及びＦ信号よりＴＥ検出やトラッキン
グサーボ制御を行うシステム基板との接続において発生
する誤差のみを考慮したものであり、システム基板にお
いてＥ信号又はＦ信号の振幅だけを可変にし、２つの信
号の振幅が最大限近づくように調整するものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の３ビーム方式の光ディスク装置では、Ｅ信号とＦ信
号のオフセットについての調整機能がなく、光ピックア
ップにおいて生じるＥ信号とＦ信号のばらつき成分を含
めたＥＦバランス調整が行われていなかったため、光ピ
ックアップ単体の性能によってＴＥ信号の信頼性やトラ
ッキングサーボ制御の精度が大きく変わるという問題を
有していた。
来の３ビーム方式の光ディスク装置では、Ｅ信号とＦ信
号のオフセットについての調整機能がなく、光ピックア
ップにおいて生じるＥ信号とＦ信号のばらつき成分を含
めたＥＦバランス調整が行われていなかったため、光ピ
ックアップ単体の性能によってＴＥ信号の信頼性やトラ
ッキングサーボ制御の精度が大きく変わるという問題を
有していた。
【０００４】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、Ｅ信号とＦ信号の振幅及びオフセットをともに
バランス調整できる光ディスク装置を提供することを目
的としている。
であり、Ｅ信号とＦ信号の振幅及びオフセットをともに
バランス調整できる光ディスク装置を提供することを目
的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、３ビーム方式の光ピックアップを有する光
ディスク装置であって、光ピックアップを駆動するモー
タドライバ部と、トラッキングエラー信号に応じてモー
タドライバ部の駆動方法を制御するＤＳＰ部と、光ピッ
クアップより出力されたＦ信号の振幅の増幅率を決定す
るアナログスイッチ部と、増幅率でＦ信号の振幅を増幅
するとともにＦ信号のオフセットを変えるＦ信号差動増
幅部と、Ｆ信号差動増幅部より出力されたＦ信号をアナ
ログ／デジタル変換するＦ信号Ａ／Ｄ変換部と、光ピッ
クアップより出力されたＥ信号と所定の基準信号のレベ
ル差を固定増幅率で増幅するＥ信号差動増幅部と、Ｅ信
号差動増幅部で増幅されたＥ信号をアナログ／デジタル
変換するＥ信号Ａ／Ｄ変換部と、Ｆ信号差動増幅部より
出力されたＦ信号とＥ信号差動増幅部より出力されたＥ
信号よりトラッキングエラー信号を形成するＥＦ差動増
幅部と、Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及びＥ信号Ａ／Ｄ変換部よ
り出力されたＦ信号及びＥ信号の振幅の差を決定すると
ともに振幅の差がなくなるようにアナログスイッチ部を
制御する振幅比較部と、Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及びＥ信号
Ａ／Ｄ変換部より出力されたＦ信号及びＥ信号のオフセ
ットの差を決定するとともにオフセットの差がなくなる
ようにＦ信号差動増幅部を制御するオフセット比較部
と、オフセット比較部より出力されたＦ信号差動増幅部
の制御信号をデジタル／アナログ変換してＦ信号差動増
幅部へ出力するＦ信号Ｄ／Ａ変換部と、ＤＳＰ部、振幅
比較部、オフセット比較部を制御するシステム制御部
と、システム制御部に光ディスクの再生開始を指示する
再生開始部を備えた構成よりなる。この構成により、Ｅ
信号とＦ信号の振幅及びオフセットをともにバランス調
整できる光ディスク装置を提供することが可能となる。
に本発明は、３ビーム方式の光ピックアップを有する光
ディスク装置であって、光ピックアップを駆動するモー
タドライバ部と、トラッキングエラー信号に応じてモー
タドライバ部の駆動方法を制御するＤＳＰ部と、光ピッ
クアップより出力されたＦ信号の振幅の増幅率を決定す
るアナログスイッチ部と、増幅率でＦ信号の振幅を増幅
するとともにＦ信号のオフセットを変えるＦ信号差動増
幅部と、Ｆ信号差動増幅部より出力されたＦ信号をアナ
ログ／デジタル変換するＦ信号Ａ／Ｄ変換部と、光ピッ
クアップより出力されたＥ信号と所定の基準信号のレベ
ル差を固定増幅率で増幅するＥ信号差動増幅部と、Ｅ信
号差動増幅部で増幅されたＥ信号をアナログ／デジタル
変換するＥ信号Ａ／Ｄ変換部と、Ｆ信号差動増幅部より
出力されたＦ信号とＥ信号差動増幅部より出力されたＥ
信号よりトラッキングエラー信号を形成するＥＦ差動増
幅部と、Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及びＥ信号Ａ／Ｄ変換部よ
り出力されたＦ信号及びＥ信号の振幅の差を決定すると
ともに振幅の差がなくなるようにアナログスイッチ部を
制御する振幅比較部と、Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及びＥ信号
Ａ／Ｄ変換部より出力されたＦ信号及びＥ信号のオフセ
ットの差を決定するとともにオフセットの差がなくなる
ようにＦ信号差動増幅部を制御するオフセット比較部
と、オフセット比較部より出力されたＦ信号差動増幅部
の制御信号をデジタル／アナログ変換してＦ信号差動増
幅部へ出力するＦ信号Ｄ／Ａ変換部と、ＤＳＰ部、振幅
比較部、オフセット比較部を制御するシステム制御部
と、システム制御部に光ディスクの再生開始を指示する
再生開始部を備えた構成よりなる。この構成により、Ｅ
信号とＦ信号の振幅及びオフセットをともにバランス調
整できる光ディスク装置を提供することが可能となる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、３ビーム方式の光ピックアップを有する光ディスク
装置であって、光ピックアップを駆動するモータドライ
バ部と、トラッキングエラー信号に応じてモータドライ
バ部の駆動方法を制御するＤＳＰ部と、光ピックアップ
より出力されたＦ信号の振幅の増幅率を決定するアナロ
グスイッチ部と、増幅率でＦ信号の振幅を増幅するとと
もにＦ信号のオフセットを変えるＦ信号差動増幅部と、
Ｆ信号差動増幅部より出力されたＦ信号をアナログ／デ
ジタル変換するＦ信号Ａ／Ｄ変換部と、光ピックアップ
より出力されたＥ信号と所定の基準信号のレベル差を固
定増幅率で増幅するＥ信号差動増幅部と、Ｅ信号差動増
幅部で増幅されたＥ信号をアナログ／デジタル変換する
Ｅ信号Ａ／Ｄ変換部と、Ｆ信号差動増幅部より出力され
たＦ信号とＥ信号差動増幅部より出力されたＥ信号より
トラッキングエラー信号を形成するＥＦ差動増幅部と、
Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及びＥ信号Ａ／Ｄ変換部より出力さ
れたＦ信号及びＥ信号の振幅の差を決定するとともに振
幅の差がなくなるようにアナログスイッチ部を制御する
振幅比較部と、Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及びＥ信号Ａ／Ｄ変
換部より出力されたＦ信号及びＥ信号のオフセットの差
を決定するとともにオフセットの差がなくなるようにＦ
信号差動増幅部を制御するオフセット比較部と、オフセ
ット比較部より出力されたＦ信号差動増幅部の制御信号
をデジタル／アナログ変換してＦ信号差動増幅部へ出力
するＦ信号Ｄ／Ａ変換部と、ＤＳＰ部、振幅比較部、オ
フセット比較部を制御するシステム制御部と、システム
制御部に光ディスクの再生開始を指示する再生開始部を
備えたこととしたものであり、Ｅ信号とＦ信号の振幅及
びオフセットをともにバランス調整できるという作用を
有する。
は、３ビーム方式の光ピックアップを有する光ディスク
装置であって、光ピックアップを駆動するモータドライ
バ部と、トラッキングエラー信号に応じてモータドライ
バ部の駆動方法を制御するＤＳＰ部と、光ピックアップ
より出力されたＦ信号の振幅の増幅率を決定するアナロ
グスイッチ部と、増幅率でＦ信号の振幅を増幅するとと
もにＦ信号のオフセットを変えるＦ信号差動増幅部と、
Ｆ信号差動増幅部より出力されたＦ信号をアナログ／デ
ジタル変換するＦ信号Ａ／Ｄ変換部と、光ピックアップ
より出力されたＥ信号と所定の基準信号のレベル差を固
定増幅率で増幅するＥ信号差動増幅部と、Ｅ信号差動増
幅部で増幅されたＥ信号をアナログ／デジタル変換する
Ｅ信号Ａ／Ｄ変換部と、Ｆ信号差動増幅部より出力され
たＦ信号とＥ信号差動増幅部より出力されたＥ信号より
トラッキングエラー信号を形成するＥＦ差動増幅部と、
Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及びＥ信号Ａ／Ｄ変換部より出力さ
れたＦ信号及びＥ信号の振幅の差を決定するとともに振
幅の差がなくなるようにアナログスイッチ部を制御する
振幅比較部と、Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及びＥ信号Ａ／Ｄ変
換部より出力されたＦ信号及びＥ信号のオフセットの差
を決定するとともにオフセットの差がなくなるようにＦ
信号差動増幅部を制御するオフセット比較部と、オフセ
ット比較部より出力されたＦ信号差動増幅部の制御信号
をデジタル／アナログ変換してＦ信号差動増幅部へ出力
するＦ信号Ｄ／Ａ変換部と、ＤＳＰ部、振幅比較部、オ
フセット比較部を制御するシステム制御部と、システム
制御部に光ディスクの再生開始を指示する再生開始部を
備えたこととしたものであり、Ｅ信号とＦ信号の振幅及
びオフセットをともにバランス調整できるという作用を
有する。
【０００７】本発明の請求項２に記載の発明は、請求項
１に記載の発明において、アナログスイッチ部及びＦ信
号Ｄ／Ａ変換部がボリューム機能を有することとしたも
のであり、Ｆ信号のオフセットと振幅を線形的に変化さ
せることができるという作用を有する。
１に記載の発明において、アナログスイッチ部及びＦ信
号Ｄ／Ａ変換部がボリューム機能を有することとしたも
のであり、Ｆ信号のオフセットと振幅を線形的に変化さ
せることができるという作用を有する。
【０００８】以下、本発明の実施の形態の具体例を説明
する。 （実施の形態）図１は本発明の一実施の形態における光
ディスク装置のブロック図であり、図２は本発明の一実
施の形態における光ディスク装置のＥＦバランス調整の
流れ図である。
する。 （実施の形態）図１は本発明の一実施の形態における光
ディスク装置のブロック図であり、図２は本発明の一実
施の形態における光ディスク装置のＥＦバランス調整の
流れ図である。
【０００９】図１において、１は再生開始部、２はシス
テム制御部、３はＤＳＰ部、４はモータドライバ部、５
は光ピックアップ、６はアナログスイッチ部、７はＥ信
号差動増幅部、８はＦ信号差動増幅部、９はＥ信号Ａ／
Ｄ変換部、１０はＦ信号Ａ／Ｄ変換部、１１は振幅比較
部、１２はオフセット比較部、１３はＦ信号Ｄ／Ａ変換
部、１４はＥＦ差動増幅部である。
テム制御部、３はＤＳＰ部、４はモータドライバ部、５
は光ピックアップ、６はアナログスイッチ部、７はＥ信
号差動増幅部、８はＦ信号差動増幅部、９はＥ信号Ａ／
Ｄ変換部、１０はＦ信号Ａ／Ｄ変換部、１１は振幅比較
部、１２はオフセット比較部、１３はＦ信号Ｄ／Ａ変換
部、１４はＥＦ差動増幅部である。
【００１０】次に、図１〜図２を用いて本発明における
光ディスク装置の動作を説明する。ＣＤ再生開始部１が
システム制御部２に対してデータの読み取り開始を指示
すると、システム制御部２は振幅比較部１１とオフセッ
ト比較部１２に対して初期化を指示する信号を出力する
とともに、光ピックアップ５のフォーカスサーボをＯＮ
にしてスピンドルキックをかけ、ラフサーボ状態とする
ようにＤＳＰ部３に信号を出力する。システム制御部２
からの出力信号に対応して、振幅比較部１１は設定され
たデフォルト値をアナログスイッチ部６に出力し、オフ
セット比較部１２は設定されたデフォルト値をＦ信号Ｄ
／Ａ変換部１３によりアナログ信号に変換してからＦ信
号差動増幅部８へ出力する。また、システム制御部２か
らの信号を受けたＤＳＰ部３は、モータドライバ部４に
ＰＷＭ（Ｐｕｌｓｅ Ｗｉｄｔｈ Ｍｏｄｕｌａｔｉｏ
ｎ：パルス幅変調）方式の信号を出力し、モータドライ
バ部４を介して光ピックアップ５を制御する。すなわ
ち、光ピックアップ５のフォーカスコイルへの電流を制
御してボビンを上下に移動させ、フォーカスサーボをＯ
Ｎにする。次に、スピンドルモータへの電流を制御し
て、ＣＤの回転数が許容範囲内の線速度になるようにす
る。この時、システム制御部２は、ＤＳＰ部３を介して
フォーカスサーボがＯＮ状態又はラフサーボ状態である
かを判断する（ステップ１）。
光ディスク装置の動作を説明する。ＣＤ再生開始部１が
システム制御部２に対してデータの読み取り開始を指示
すると、システム制御部２は振幅比較部１１とオフセッ
ト比較部１２に対して初期化を指示する信号を出力する
とともに、光ピックアップ５のフォーカスサーボをＯＮ
にしてスピンドルキックをかけ、ラフサーボ状態とする
ようにＤＳＰ部３に信号を出力する。システム制御部２
からの出力信号に対応して、振幅比較部１１は設定され
たデフォルト値をアナログスイッチ部６に出力し、オフ
セット比較部１２は設定されたデフォルト値をＦ信号Ｄ
／Ａ変換部１３によりアナログ信号に変換してからＦ信
号差動増幅部８へ出力する。また、システム制御部２か
らの信号を受けたＤＳＰ部３は、モータドライバ部４に
ＰＷＭ（Ｐｕｌｓｅ Ｗｉｄｔｈ Ｍｏｄｕｌａｔｉｏ
ｎ：パルス幅変調）方式の信号を出力し、モータドライ
バ部４を介して光ピックアップ５を制御する。すなわ
ち、光ピックアップ５のフォーカスコイルへの電流を制
御してボビンを上下に移動させ、フォーカスサーボをＯ
Ｎにする。次に、スピンドルモータへの電流を制御し
て、ＣＤの回転数が許容範囲内の線速度になるようにす
る。この時、システム制御部２は、ＤＳＰ部３を介して
フォーカスサーボがＯＮ状態又はラフサーボ状態である
かを判断する（ステップ１）。
【００１１】次に、システム制御部２は振幅比較部１１
に対して、Ｆ信号の振幅がＥ信号の振幅に近づくように
調整するよう指示する。これによって、振幅比較部１１
はＥ信号Ａ／Ｄ変換部９及びＦ信号Ａ／Ｄ変換部１０か
ら送られてくるＥ信号及びＦ信号の振幅値を比較しなが
ら、アナログスイッチ部６のスイッチングパターンを変
更してこれらの振幅値が近づくようにパターンを検出
し、そのパターンを固定する。ここで、アナログスイッ
チ部６はスイッチングパターンによって複数の抵抗値か
ら１つの抵抗値を選択する。これによって、Ｆ信号差動
増幅部８の入力抵抗値が変化してＦ信号の増幅率が変わ
り、Ｆ信号の振幅を調整することができる（ステップ
２）。
に対して、Ｆ信号の振幅がＥ信号の振幅に近づくように
調整するよう指示する。これによって、振幅比較部１１
はＥ信号Ａ／Ｄ変換部９及びＦ信号Ａ／Ｄ変換部１０か
ら送られてくるＥ信号及びＦ信号の振幅値を比較しなが
ら、アナログスイッチ部６のスイッチングパターンを変
更してこれらの振幅値が近づくようにパターンを検出
し、そのパターンを固定する。ここで、アナログスイッ
チ部６はスイッチングパターンによって複数の抵抗値か
ら１つの抵抗値を選択する。これによって、Ｆ信号差動
増幅部８の入力抵抗値が変化してＦ信号の増幅率が変わ
り、Ｆ信号の振幅を調整することができる（ステップ
２）。
【００１２】次に、システム制御部２はオフセット比較
部１２に対して、Ｆ信号のオフセットがＥ信号のオフセ
ットに近づくように調整するよう指示する。これによっ
て、オフセット比較部１２はＥ信号Ａ／Ｄ変換部９及び
Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部１０から送られてくるＥ信号及びＦ
信号のオフセット値を比較しながら、これらのオフセッ
ト値が近づくようにＦ信号Ｄ／Ａ変換部１３を介してＦ
信号差動増幅部８を制御しＦ信号のオフセットを調整す
る（ステップ３）。
部１２に対して、Ｆ信号のオフセットがＥ信号のオフセ
ットに近づくように調整するよう指示する。これによっ
て、オフセット比較部１２はＥ信号Ａ／Ｄ変換部９及び
Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部１０から送られてくるＥ信号及びＦ
信号のオフセット値を比較しながら、これらのオフセッ
ト値が近づくようにＦ信号Ｄ／Ａ変換部１３を介してＦ
信号差動増幅部８を制御しＦ信号のオフセットを調整す
る（ステップ３）。
【００１３】次に、システム制御部２はＤＳＰ部３に対
して、トラッキングサーボをＯＮにするよう指示する。
この時、ＥＦ差動増幅部１４では、Ｅ信号差動増幅部７
より出力されるＥ信号とＦ信号差動増幅部８より出力さ
れるＦ信号との差を固定増幅率にて増幅したＴＥ信号が
形成され、ＤＳＰ部３はこのＴＥ信号が常に基準電圧レ
ベルとなるようにモータドライバ部４に対して随時ＰＷ
Ｍ方式の出力信号を送信し、光ピックアップ５を制御す
る（スッテプ４）。
して、トラッキングサーボをＯＮにするよう指示する。
この時、ＥＦ差動増幅部１４では、Ｅ信号差動増幅部７
より出力されるＥ信号とＦ信号差動増幅部８より出力さ
れるＦ信号との差を固定増幅率にて増幅したＴＥ信号が
形成され、ＤＳＰ部３はこのＴＥ信号が常に基準電圧レ
ベルとなるようにモータドライバ部４に対して随時ＰＷ
Ｍ方式の出力信号を送信し、光ピックアップ５を制御す
る（スッテプ４）。
【００１４】次に、上記各ステップの終了時におけるＥ
信号及びＦ信号の電位波形を図５〜７を用いて説明す
る。
信号及びＦ信号の電位波形を図５〜７を用いて説明す
る。
【００１５】図５はステップ１終了時におけるＥ信号及
びＦ信号の電位波形の比較図であり、図６はステップ２
終了時におけるＥ信号及びＦ信号の電位波形の比較図で
あり、図７はステップ３終了時におけるＥ信号及びＦ信
号の電位波形の比較図である。ステップ１終了時には図
３のＥ点及びＦ点における電位波形は、図５のように振
幅及びオフセットともに差が認められるが、ステップ２
終了時には図６のように振幅の差はなくなる。さらに、
ステップ３終了時にはオフセットの差もなくなり、Ｅ信
号とＦ信号の振幅及びオフセットがともにバランス調整
された状態となる。
びＦ信号の電位波形の比較図であり、図６はステップ２
終了時におけるＥ信号及びＦ信号の電位波形の比較図で
あり、図７はステップ３終了時におけるＥ信号及びＦ信
号の電位波形の比較図である。ステップ１終了時には図
３のＥ点及びＦ点における電位波形は、図５のように振
幅及びオフセットともに差が認められるが、ステップ２
終了時には図６のように振幅の差はなくなる。さらに、
ステップ３終了時にはオフセットの差もなくなり、Ｅ信
号とＦ信号の振幅及びオフセットがともにバランス調整
された状態となる。
【００１６】以上のように本実施の形態によれば、Ｅ信
号とＦ信号の振幅及びオフセットをともにバランス調整
することによって、光ピックアップにおいて生じるＥ信
号とＦ信号のばらつき成分を含めたＥＦバランス調整が
可能になる。
号とＦ信号の振幅及びオフセットをともにバランス調整
することによって、光ピックアップにおいて生じるＥ信
号とＦ信号のばらつき成分を含めたＥＦバランス調整が
可能になる。
【００１７】次に、本発明の請求項１に記載の発明にお
ける光ディスク装置のＴＥ信号を生成する具体的な回路
例を説明する。
ける光ディスク装置のＴＥ信号を生成する具体的な回路
例を説明する。
【００１８】図３は、本発明の請求項１に記載の発明に
おける光ディスク装置のＴＥ信号を生成する具体的な一
回路の要部ブロック図である。この図では、光ピックア
ップより出力されるＥ信号を固定の倍率で増幅するオペ
アンプを備えたＥ信号作動増幅部と、Ｆ信号の振幅を振
幅比較部からの制御信号により数段階に変化させる複数
のスイッチを備えたアナログスイッチ部と、Ｆ信号のオ
フセットをオフセット比較部からの制御信号により、数
段階に変化させるオペアンプを備えたＦ信号作動増幅部
と、ＴＥ信号を生成するオペアンプを備えたＥＦ作動増
幅部の回路例を示している。
おける光ディスク装置のＴＥ信号を生成する具体的な一
回路の要部ブロック図である。この図では、光ピックア
ップより出力されるＥ信号を固定の倍率で増幅するオペ
アンプを備えたＥ信号作動増幅部と、Ｆ信号の振幅を振
幅比較部からの制御信号により数段階に変化させる複数
のスイッチを備えたアナログスイッチ部と、Ｆ信号のオ
フセットをオフセット比較部からの制御信号により、数
段階に変化させるオペアンプを備えたＦ信号作動増幅部
と、ＴＥ信号を生成するオペアンプを備えたＥＦ作動増
幅部の回路例を示している。
【００１９】次に、本発明の請求項２に記載の発明にお
ける光ディスク装置のＴＥ信号を生成する具体的な回路
例を説明する。
ける光ディスク装置のＴＥ信号を生成する具体的な回路
例を説明する。
【００２０】図４は、本発明の請求項２に記載の発明に
おける光ディスク装置のＴＥ信号を生成する具体的な一
回路の要部ブロック図である。図４に示した回路が図３
に示した回路と異なるのは、図３におけるアナログスイ
ッチ部及び振幅比較部、オフセット比較部の部分の代わ
りに、Ｆ信号作動増幅部に接続されている帰還抵抗や基
準電圧がボリューム機能を有していることである。これ
によって、図３に示した回路に比べて、ＥＦバランス調
整直後の合わせ込みが線形的になるため、ＥＦバランス
調整の精度が向上する。
おける光ディスク装置のＴＥ信号を生成する具体的な一
回路の要部ブロック図である。図４に示した回路が図３
に示した回路と異なるのは、図３におけるアナログスイ
ッチ部及び振幅比較部、オフセット比較部の部分の代わ
りに、Ｆ信号作動増幅部に接続されている帰還抵抗や基
準電圧がボリューム機能を有していることである。これ
によって、図３に示した回路に比べて、ＥＦバランス調
整直後の合わせ込みが線形的になるため、ＥＦバランス
調整の精度が向上する。
【００２１】尚、図３及び図４に記載しているＥ信号、
Ｆ信号とは、光ピックアップから直接出力されてくる信
号で、Ｅ点、Ｆ点における信号が、システム基板側で処
理する際に使用する仮想のＥ信号、Ｆ信号に相当する。
Ｆ信号とは、光ピックアップから直接出力されてくる信
号で、Ｅ点、Ｆ点における信号が、システム基板側で処
理する際に使用する仮想のＥ信号、Ｆ信号に相当する。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Ｅ信号と
Ｆ信号の振幅及びオフセットをともにバランス調整する
ことによって、光ピックアップにおいて生じるＥ信号と
Ｆ信号のばらつき成分を含めたＥＦバランス調整が可能
になることから、３ビーム方式の光ディスク装置におけ
るトラッキングエラー検出の信頼性が向上するという優
れた効果が得られる。また、トラッキングエラー検出の
信頼性が向上することで、トラッキングサーボ制御の精
度が向上するという優れた効果が得られる。
Ｆ信号の振幅及びオフセットをともにバランス調整する
ことによって、光ピックアップにおいて生じるＥ信号と
Ｆ信号のばらつき成分を含めたＥＦバランス調整が可能
になることから、３ビーム方式の光ディスク装置におけ
るトラッキングエラー検出の信頼性が向上するという優
れた効果が得られる。また、トラッキングエラー検出の
信頼性が向上することで、トラッキングサーボ制御の精
度が向上するという優れた効果が得られる。
【図１】本発明の一実施の形態における光ディスク装置
のブロック図
のブロック図
【図２】本発明の一実施の形態における光ディスク装置
のＥＦバランス調整の流れ図
のＥＦバランス調整の流れ図
【図３】本発明の請求項１に記載の発明における光ディ
スク装置のＴＥ信号を生成する具体的な一回路の要部ブ
ロック図
スク装置のＴＥ信号を生成する具体的な一回路の要部ブ
ロック図
【図４】本発明の請求項２に記載の発明における光ディ
スク装置のＴＥ信号を生成する具体的な一回路の要部ブ
ロック図
スク装置のＴＥ信号を生成する具体的な一回路の要部ブ
ロック図
【図５】ステップ１終了時におけるＥ信号及びＦ信号の
電位波形の比較図
電位波形の比較図
【図６】ステップ２終了時におけるＥ信号及びＦ信号の
電位波形の比較図
電位波形の比較図
【図７】ステップ３終了時におけるＥ信号及びＦ信号の
電位波形の比較図
電位波形の比較図
１ 再生開始部 ２ システム制御部 ３ ＤＳＰ部 ４ モータドライバ部 ５ 光ピックアップ ６ アナログスイッチ部 ７ Ｅ信号差動増幅部 ８ Ｆ信号差動増幅部 ９ Ｅ信号Ａ／Ｄ変換部 １０ Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部 １１ 振幅比較部 １２ オフセット比較部 １３ Ｆ信号Ｄ／Ａ変換部 １４ ＥＦ差動増幅部
Claims (2)
- 【請求項１】３ビーム方式の光ピックアップを有する光
ディスク装置であって、前記光ピックアップを駆動する
モータドライバ部と、トラッキングエラー信号に応じて
前記モータドライバ部の駆動方法を制御するＤＳＰ部
と、前記光ピックアップより出力されたＦ信号の振幅の
増幅率を決定するアナログスイッチ部と、前記増幅率で
前記Ｆ信号の振幅を増幅するとともに前記Ｆ信号のオフ
セットを変えるＦ信号差動増幅部と、前記Ｆ信号差動増
幅部より出力された前記Ｆ信号をアナログ／デジタル変
換するＦ信号Ａ／Ｄ変換部と、前記光ピックアップより
出力されたＥ信号と所定の基準信号のレベル差を固定増
幅率で増幅するＥ信号差動増幅部と、前記Ｅ信号差動増
幅部で増幅された前記Ｅ信号をアナログ／デジタル変換
するＥ信号Ａ／Ｄ変換部と、前記Ｆ信号差動増幅部より
出力された前記Ｆ信号と前記Ｅ信号差動増幅部より出力
された前記Ｅ信号より前記トラッキングエラー信号を形
成するＥＦ差動増幅部と、前記Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及び
前記Ｅ信号Ａ／Ｄ変換部より出力された前記Ｆ信号及び
前記Ｅ信号の振幅の差を決定するとともに前記振幅の差
がなくなるように前記アナログスイッチ部を制御する振
幅比較部と、前記Ｆ信号Ａ／Ｄ変換部及び前記Ｅ信号Ａ
／Ｄ変換部より出力された前記Ｆ信号及び前記Ｅ信号の
オフセットの差を決定するとともに前記オフセットの差
がなくなるように前記Ｆ信号差動増幅部を制御するオフ
セット比較部と、前記オフセット比較部より出力された
前記Ｆ信号差動増幅部の制御信号をデジタル／アナログ
変換して前記Ｆ信号差動増幅部へ出力するＦ信号Ｄ／Ａ
変換部と、前記ＤＳＰ部、前記振幅比較部、前記オフセ
ット比較部を制御するシステム制御部と、前記システム
制御部に光ディスクの再生開始を指示する再生開始部を
備えた光ディスク装置。 - 【請求項２】前記アナログスイッチ部及びＦ信号Ｄ／Ａ
変換部がボリューム機能を有することを特徴とする請求
項１に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14139996A JPH09320074A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14139996A JPH09320074A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09320074A true JPH09320074A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15291104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14139996A Pending JPH09320074A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09320074A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005242326A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-09-08 | Pentax Corp | 像ブレ補正装置 |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP14139996A patent/JPH09320074A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005242326A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-09-08 | Pentax Corp | 像ブレ補正装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040407 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |