JPH0368916A

JPH0368916A - カメラの画像動揺補正装置

Info

Publication number: JPH0368916A
Application number: JP1205035A
Authority: JP
Inventors: Hidemi Sasaki; 英美佐々木; Mitsufumi Misawa; 充史三沢
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1989-08-07
Filing date: 1989-08-07
Publication date: 1991-03-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はカメラの画像動揺補正装置に係り、特にカメラ
一体型ＶＴＲ，ビデオカメラ、デジタル電子スチルカメ
ラ等の手振れ防止に好適なカメラの画像動揺補正装置に
関する。

〔従来の技術〕

近年、ビデオ機器の普及に伴ってカメラ一体型ＶＴＲが
急速に家庭に浸透し、多くの人々が撮影を行うようにな
ってきたが、特に女性や初心者においては、撮影時にお
ける手振れ防止が最も切望されている機能である。従来
、カメラ一体型ＶＴＲやビデオカメラの手振れ防止方法
の一つとしてジャイロ式のものが知られている。ジャイ
ロ式の手振れ防止方法はカメラ内部に配設されたカウン
タウェイトをモータ等によって回転させ、回転によって
生じる慣性力を利用して撮影時の手振れを防止する。ま
−た、画像の動揺をフィールドメモリ等を使用して電子
的に処理するものも提案されている。

或いは、特開昭６１−２８９７７０号公報記載の撮影装
置においては、撮影時のカメラの動揺を加速度センサで
検知し、加速度センサによって検出された加速度を相殺
するよう撮影レンズ及びＣＣＤ　（撮像素子）をサーボ
モータによって駆動して手振れを補正する。

第４図は上記撮影装置を適用したカメラ一体型ＶＴＲを
示す斜視図である。第４図において、撮影レンズ１０、
ＣＣＤユニット１２がパン方向補正用モータ１４Ａ１チ
ルト方向補正用モータ１４Ｂとともにジンバル構造でフ
ロントカバー１３内に支持されている。パン方向補正用
モータ１４Ａ、チルト方向補正用モータ１４Ｂはレンズ
１０、ＣＣＤユニット１２をパン方向（水平方向）及び
チルト方向（上下方向）に回動する。また、第４図のビ
デオカメラには、図示しない加速度センサが設置され、
パン方向及びチルト方向の加速度を検出する。そして、
撮影時はこの検出された加速度に基づいて、補正用モー
タ１４Ａ、１４Ｂの駆動量を制御し、レンズ１０及びＣ
ＣＤユニット１２をパン方向及びチルト方向に移動して
、撮影時の手振れを相殺する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、ジャイロ式による手振れ防止方法はカウ
ンタウェイトをモータによって回転させているため、ビ
デオカメラ全体が重く、大型になる欠点がある。また、
カウンタウェイトを回転させるため、消費電力がかさみ
、携帯用としては適当ではない。また、画像の動揺を電
子的に処理した場合、特殊な撮像素子の使用、回路構成
の複雑化等の問題があり、一般民生用には不適当である
。

更に、第４図のカメラ一体型ＶＴＲにおいては、レンズ
１０及びＣＣＤユニット１２を駆動するモータ１４Ａ、
１４Ｂ等をフロントカバー１３内に内蔵しているため、
第５図のように超小型カメラ一体型ＶＴＲに適用した場
合は、ＶＴＲ部１６を小型化してもカメラ部１８が大型
となる欠点がある。従って、ビデオカメラ全体を小型化
することが難しい。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、撮影
時のカメラの動揺を確実に補正することができ、カメラ
全体を小型化することのできるカメラの画像動揺補正装
置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記目的を遠戚するために、撮影レンズの結像
位置に配置され被写体像を光電変換して画像信号を読み
出す撮像素子と、カメラ本体内に設置され撮影時のカメ
ラの動揺を検出する検出手段と、前記撮像素子を撮影レ
ンズの光軸と直交する面内で移動させる駆動手段と、前
記検出手段の検出出力に基づいてカメラの動揺による撮
像素子上の結像位置の変動を補正するように前記駆動手
段を制御する制御手段と、前記撮像素子の移動範囲をカ
バーするイメージサークルを有する撮影レンズと、から
なることを特徴としている。

〔作用〕

本発明によれば、撮影レンズの光軸と直交する面内で撮
像素子を移動させて撮影時の手振れを補正するようにし
ているので、撮影レンズを移動させることなく手振れが
補正され、画像動揺補正装置を小型化することができる
。撮影時、検出手段によって検出されたカメラの動揺量
は制御手段に入力され、制御手段は動揺量に基づいてカ
メラの動揺による結像位置の変動を補正するように駆動
手段を制御している。また、撮像素子の移動に伴う画像
の途切れを、イメージサークルが拡大された撮影レンズ
によってカバーするようにしている。

〔実施例〕

以下、添付図面に従って本発明に係るカメラの画像動揺
補正装置の好ましい実施例を詳説する。

第１図は本発明に係る画像動揺補正装置を適用したカメ
ラ一体型ＶＴＲを示す斜視図である。このカメラ一体型
ＶＴＲは撮影レンズ２２、画像処理部等のカメラ部が内
蔵されたフロントカバー２４、上記カメラ部によって生
成された映像信号をビデオテープに記録するためのＶＴ
Ｒ部２６等からなり、そのカメラ本体２０には撮影時に
使用する撮影ボタン等の種々のスイッチが設けられてい
る。また、カメラ本体２０の上部にはＣＲＴブラウン管
、又はＬＣＤ　（液晶）からなる電子ビューファインダ
（ＥＶＦ）２８が取り付けられる。更に、カメラ本体２
０には撮影時、矢印３０Ａ、３０Ｂ、３０Ｃ１３０Ｄ、
３０Ｅ方向の加速度を検出する図示しない５つの加速度
センサが設置されている。

撮影時は、撮影者がＥＶＦ２８から得られる画像情報を
基に撮影ボタンを操作し、カメラ部によって生成された
映像信号をＶＴＲ部２６により磁気テープ２６Ａに記録
していく。

第２図はフロントカバー２４に内蔵された本発明に係る
画像動揺補正装置の要部を示す斜視図である。第２図に
おいて、ＣＣＤ　（撮像素子）３２は基台３４に取り付
けられ、基台３４にはチルト方向及びパン方向にＣＣＤ
３２の駆動手段であるコイル３６Ａ、３６Ｂ、３６Ｃ，
３６Ｄ、３６Ｅ。

３６Ｆが取り付けられる。これらのコイル３６Ａ〜３６
Ｆは永久マグネット３８．３８・・・の各ガイド片３８
Ａ、３８Ｂ、３８Ｃ，３８Ｄ、３８Ｅ。

３８Ｆ〈一部図示せず）を囲繞し、一定の範囲で摺動自
在となっている。永久マグネット３８．３８・・・はフ
ロントカバー２４に固定され、基台３４はフロントカバ
−２４内部にばね３９Ａ、３９Ｂ。

３９Ｃ，３９Ｄによって懸架されている。コイル３６Ａ
、３６Ｂ、３６Ｃ，３６Ｄ、３６Ｅ、３６Ｆは通電され
る電流の制御によって、永久マグネット３８．３８・・
・と吸引され、又は反発されてＣＣＤ３２をチルト方向
、パン方向及び光軸の回転方向に移動可能にしている。

例えば、ＣＣＤ３２をパン方向に移動させる場合は、コ
イル３６Ｅ、３６Ｆに通電される電流を制御すれば、Ｃ
ＣＤ３２を所定の距離だけノ（ン方向に移動させること
ができる。チルト方向に移動させる場合は、コイル３６
Ａ及び３６Ｂ、３６Ｃ及び３６Ｄに所定の電流を流し、
移動方向は電流の向きを適宜制御すればよい。また、コ
イル３６Ａ及び３６Ｂ１又は３６Ｃ及び３６Ｄへ通電さ
れる電流の方向をそれぞれ逆方向にするように制御すれ
ば、ＣＣＤ３２に偶力が生じ、（：ＣＤ３２を撮影レン
ズの光軸の軸回り方向にも制御可能である。

また、コイル３６Ａ、３６Ｂ、３６Ｃ，３６Ｄ。

３６Ｅ、３６Ｆにはコイル３６Ａ〜３６Ｆのフレーム３
８．３８・・・に対する位置を検出する光リセンサ４０
Ａ、４０Ｂ・・・〈一部のみ図示）が取り付けられる。

光りセンサ４０Ａ、４０Ｂ・・・はコイル３６Ａ〜３６
Ｆとともに基台３４から延出するフレキシブル基板４２
を介して後述する制御回路５２と接続されている。

基台３４後方にはＣＣＤ　（撮像素子）３２を前後動さ
せるアクチュエータ４６が取り付けられる。

アクチュエータ４６は、アクチコエータコイル４６Ａ、
永久マグネッ）４６Ｂから槽底されている。

アクチュエータコイル４６Ａは図示しないフォーカス制
御回路に接続されており、フォーカス制御回路は、撮影
レンズ、フォーカスセンサを介して得られる測距情報を
もとに、ＣＣＤ３２を合焦位置まで移動させる駆動信号
をアクチュエータコイル４６Ａに出力する。アクチュエ
ータコイル４６Ａと永久マグネット４６Ｂは、この駆動
信号に基づいてガイド１４７に沿ってＣＣＤ３２を前後
動させる。これにより、撮影レンズを駆動しなくても自
動焦点調節を行うことができる。

更に、撮影レンズのイメージサークルを二点鎖線に示さ
れる従来のイメージサークル４４よリモー点鎖線に示す
イメージサークル４６に拡大し、ＣＣＤ３２がチルト方
向及びパン方向に移動した場合にも映像が途切れないよ
うにしている。

第３図は本発明に係る画像動揺補正装置の回路構成を示
すブロック図である。加速度センサ４８Ａと４８Ｂによ
って検出された第１図に示される矢印３０Ａ、３０Ｂ方
向の加速度は１方向（光軸に対して回転方向）の動揺検
出回路５０Ａに入力され、動揺検出回路５０Ａはこれら
の加速度を比較してカメラ本体２０に生じている■方向
の動揺量を算出する。また、加速度センサ４８Ｂと４８
Ｃ並びに加速度センサ４８Ｄと４８Ｅによって、矢印３
０Ｂ、３０Ｃ，３０Ｄ、３０Ｅ方向の加速度が検出され
、上記■方向と同様に■方向くチルト方向）及び■方向
（パン方向）の動揺量が、動揺検出回路５０Ｂ、５０Ｃ
によって算出される。

■方向、■方向及び■方向のそれぞれの動揺量は、制御
回路５２に入力される。

制御回路５２は入力された■方向、■方向及び■方向の
それぞれの動揺量を相殺するよう各コイル３６Ａ〜３６
Ｆを駆動する信号を増幅器５４を介して出力し、ＣＣＤ
３２を基台３４と共に、撮影レンズの光軸と直交する面
内で移動させ、ＣＣＤ３２に結像する画像に動揺が生じ
ないようにする。また、制御回路５２には、レンズの繰
り出しＩＩ（焦点距離）が人力されており、人力される
レンズの焦点距離に応じてカメラの劾播に対するＣＣＤ
３２の移動量を決定するようにしている。更に、各コイ
ル３６Ａ〜３６Ｆの移動量は光リセンサ４０Ａ、４０Ｂ
・・・によって制御回路５２にフィードバックされ、こ
れにより所望の移動量に応じた駆動信号が各コイル３６
Ａ〜３６Ｆに逐次出力される。

尚、本実施例ではパン方向、チルト方向、光軸の軸回り
方向の３方向にＣＣＤ３２を駆動しているが、これに限
らず、いずれか１つ、又は２つの方向のみに駆動するよ
うにしてもよい。

また、本実施例ではＣＣＤ３２の駆動手段として電磁石
としての機能を有するコイル３６Ａ〜３６Ｆを使用した
が、圧電素子等によって駆動するようにしてもよい。更
に、本実施例において、ＣＣＤ３２を前後動させること
によって自動焦点調節を行うようにしているが、撮影レ
ンズの移動によるフォーカス制御を行うようにしてもよ
い。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係るカメラの画像動揺補正
装置によれば、レンズを動かすことなく撮像素子の移動
によって撮影時の手振れを補正するようにしている。従
って、レンズはカメラ本体に固定したままでよく、画像
動揺補正装置を小型化することができる。これにより、
カメラの小型化が図られるとともに、撮影時の手振れを
確実に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカメラの画像動揺補正装置を適用
したカメラ一体型ＶＴＲを示す斜視図、第２図は本発明
に係るカメラの画像動揺補正装置の要部を示す斜視図、
第３図は本発明に係るカメラの画像動揺補正装置の回路
構成を示すブロック図、第４図は従来の撮影装置を適用
したカメラ−体型ＶＴＲを示す斜視図、第５図は第４図
の撮影装置を超小型カメラ一体型ＶＴＲに適用した場合
を示す斜視図である。２２・・・撮影レンズ、　３２・・・撮像素子、　３６
Ａ、３６Ｂ、３６Ｃ，３６Ｄ、３６Ｅ、３６Ｆ・・・コ
イル、　　４８Ａ、４８Ｂ、４８Ｃ，４８Ｄ、４８Ｅ・
・・加速度センサ、　　　５０Ａ、５０Ｂ、５０Ｃ・・
・動揺検出回路、　５２・・・制御回路。第１図

Claims

【特許請求の範囲】撮影レンズの結像位置に配置され被写体像を光電変換し
て画像信号を読み出す撮像素子と、カメラ本体内に設置
され撮影時のカメラの動揺を検出する検出手段と、前記撮像素子を撮影レンズの光軸と直交する面内で移動
させる駆動手段と、前記検出手段の検出出力に基づいてカメラの動揺による
撮像素子上の結像位置の変動を補正するように前記駆動
手段を制御する制御手段と、前記撮像素子の移動範囲を
カバーするイメージサークルを有する撮影レンズと、からなることを特徴とするカメラの画像動揺補正装置。