JP2009015184A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】三脚や台等を用いて静止された状態で撮影する場合に、有効に消費電力を軽減できるようにした撮像装置を提供する。
【解決手段】手ブレ補正手段を備える撮像装置であって、撮像装置の姿勢又は振動を検出する検出手段108と、前記検出手段により静止状態が検出された場合に、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するよう制御する制御手段101と、を備えて構成される。
【選択図】図2
【解決手段】手ブレ補正手段を備える撮像装置であって、撮像装置の姿勢又は振動を検出する検出手段108と、前記検出手段により静止状態が検出された場合に、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するよう制御する制御手段101と、を備えて構成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、カメラ等の撮像装置に関し、特に、光学的な手ブレ補正機構を備える撮像装置に関する。
近年、光学式の手ブレ補正機構を搭載したカメラが用いられるようになってきている。光学式の手ブレ補正機構は、カメラが備える撮影レンズの一部と撮像面(撮像素子を備える電子カメラにあっては該撮像素子の撮像面、又はフィルム式カメラにあっては該フィルム面)との少なくとも一方を、角速度センサ(ジャイロセンサ)等の振動検出センサにより検出される検出値に基づいて、該振動を相殺するように機械的に移動させて、被写体の像と撮像面との相対位置関係を一定に保つようにした機構である。
ところで、カメラを手持ちで撮影する場合には、手ブレ補正機構はたいへん有用なものであるが、三脚に固定して撮影するような場合には作動させる必要はなく、手ブレ補正機構を構成するレンズ等を機械的に移動させるための駆動部や振動検出センサは比較的に消費電力が大きいため、このような場合には、省電力の観点から手ブレ補正機構は停止させることが望ましい。
これに対策するための従来技術としては、例えば、下記特許文献1に開示されているように、三脚にカメラが装着されたか否かを検出する三脚スイッチ(三脚装着検出手段)を設けて、カメラの三脚へのが装着が検出された場合に、カメラが静止状態におかれたものと見なして、手ブレ補正機構への給電を停止するようにした技術が知られている。
しかしながら、このような従来技術では、三脚スイッチをカメラ(又は三脚)に設ける必要があり、三脚は必ずしも該カメラの製造メーカーが推奨するものを用いるとは限らないため、互換性がない場合には三脚スイッチが作動せずに、消費電力を低減させることができない場合があるという問題があった。また、三脚を用いずに、テーブルや台等の三脚以外の物の上に載置して撮影する場合もあり、この場合にも手ブレ補正機構を作動させる必要はないが、このような場合に消費電力を低減させることができない場合があるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、三脚や台等を用いて静止された状態で撮影する場合に、有効に消費電力を軽減できるようにした撮像装置を提供することである。
特開平2−301732号公報
この項の説明では、後述する実施形態を表す図面に示す部材等を示す符号を括弧を付して付記するが、これは単に理解の容易化のためであり、本発明の各構成要件は、これら部材等を示す符号を付した図面に示す部材等に限定されるものではない。
本発明の第1の観点によると、手ブレ補正手段(31,32,33x、33y)を備える撮像装置(CM)であって、撮像装置の姿勢又は振動を検出する検出手段(108,33x、33y)と、前記検出手段により静止状態が検出された場合に、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するよう制御する制御手段(101)と、を備える撮像装置が提供される。
本発明の第2の観点によると、手ブレ補正手段(31,32,33x、33y)を備える撮像装置(CM)であって、撮影光学系(CL)を介した被写体の像を撮像する撮像素子(10)と、前記撮像素子で撮像された画像を表示する画像表示手段(17)と、前記撮像素子で撮像された画像を前記画像表示手段にリアルタイム表示する際の表示モードを、前記リアルタイム表示中はコントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容しない第1表示モードと、前記リアルタイム表示中も前記コントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容する第2表示モードとに切り換え設定する表示モード設定手段(119)と、前記表示モードが前記表示モード設定手段により前記第2表示モードに設定されると、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するよう制御する制御手段(101)と、を有する撮像装置が提供される。
本発明の第3の観点によると、手ブレ補正手段(31,32,33x、33y)を備える撮像装置(CM)であって、撮像装置の姿勢又は振動を検出する検出手段(108,33x,33y)と、撮影光学系(CL)を介した被写体の像を撮像する撮像素子(10)と、前記撮像素子で撮像された画像を表示する画像表示手段(17)と、前記撮像素子で撮像された画像を前記画像表示手段にリアルタイム表示する際の表示モードを、前記リアルタイム表示中はコントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容しない第1表示モードと、前記リアルタイム表示中も前記コントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容する第2表示モードとに切り換え設定する表示モード設定手段(119)と、前記表示モードが前記表示モード設定手段により前記第2表示モードに設定され、且つ前記検出手段により前記撮像装置が静止状態にあることを検出されると、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するよう制御する制御手段(101)と、を有する撮像装置が提供される。
本発明の第1の観点に係る撮像装置では、三脚への固定、テーブルや台上への載置等により撮像装置の静止状態が検出された場合に、手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するようにしたので、三脚との互換性を問うことなく、また台等に載置して撮影する場合であっても、電力消費を有効に軽減することができるようになるという効果がある。
本発明の第2の観点に係る撮像装置では、スタジオ等において三脚等へ固定して撮影する場合に設定されることが多い第2表示モードに設定された場合に、手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するようにしたので、三脚との互換性を問うことなく、また台等に載置して撮影する場合であっても、電力消費を有効に軽減することができるようになるという効果がある。
本発明の第3の観点に係る撮像装置では、スタジオ等において三脚等へ固定して撮影する場合に設定されることが多い第2表示モードに設定され、且つ撮像装置の姿勢又は振動を検出する検出手段により撮像装置の静止状態が検出された場合に、手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するようにしたので、三脚との互換性を問うことなく、また台等に載置して撮影する場合であっても、電力消費を有効に軽減することができるようになるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〔カメラの概略構成〕
図1は本発明の実施形態に係る電子(デジタル)カメラの概略構成を模式的に示す縦断面図である。このカメラは、一眼レフ方式の電子カメラである。但し、本発明が適用可能なカメラとしては、一眼レフ方式の電子カメラに限定されず、コンパクトデジタルカメラ、フィルムカメラ、動画を記録するビデオカメラ、その他のカメラであってもよい。また、本発明は、一般的にカメラと称呼される装置にも限定されず、撮像(撮影)機能を備えるあらゆる装置に適用可能である。
図1は本発明の実施形態に係る電子(デジタル)カメラの概略構成を模式的に示す縦断面図である。このカメラは、一眼レフ方式の電子カメラである。但し、本発明が適用可能なカメラとしては、一眼レフ方式の電子カメラに限定されず、コンパクトデジタルカメラ、フィルムカメラ、動画を記録するビデオカメラ、その他のカメラであってもよい。また、本発明は、一般的にカメラと称呼される装置にも限定されず、撮像(撮影)機能を備えるあらゆる装置に適用可能である。
図1において、カメラCMは、カメラ本体(カメラボディ)CB及びカメラ本体CBに交換可能に装着される撮影レンズCLを備えて構成されている。撮影レンズCLは、不図示のレンズマウントを介して、カメラ本体CBに装着される。なお、この実施形態ではレンズ交換式のカメラであるものとするが、撮影レンズCLはカメラ本体CBに一体的に設けられていてもよい。カメラ本体CBの上部には、ファインダFDが一体的に又は交換可能に取り付けられている。
カメラ本体CBの内部には、撮像面に結像される被写体の像を画像信号に変換して出力するCCDあるいはCMOS等からなる撮像素子10が設けられている。撮像素子10は、回路基板(撮影基板)11に実装されている。回路基板11上には、図2を参照して後述するMPU(101)、タイミング回路(104)、A/D変換回路(103)、画像処理回路(105)、傾斜センサ(108)等が実装されている。撮像素子10の前面(撮影レンズCL側)には、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等の光学フィルタ12が設けられている。
撮像素子10の前面側には、遮光部材を機械的に駆動して露光時間を調節するための周知のメカニカルシャッタ13が設けられている。
ファインダFDは、撮影レンズCLや後述するクイックリターンミラー14等を介して形成される被写体の光学像を目視観察するための光学式のファインダであり、フォーカシングスクリーン(焦点板)20、ペンタプリズム21、周知の測光素子22、測光光学系23、接眼レンズ系24,25、接眼窓26、及びファインダ内表示装置27等を備えて構成されている。
カメラ本体CBの背面には、撮像素子10に結像される画像や撮影に関する情報を表示可能な画像表示手段としての画像表示モニタ(背面液晶モニタ)17が設けられている。この画像表示モニタ17としては、視野が広く、高解像であること等からTFT(Thin Film Transistor)方式の液晶表示パネルが用いられている。
カメラ本体CB内において、撮像素子10の前面側(メカニカルシャッタ13よりも更に前面側)には、周知のクイックリターンミラー14が回動可能に軸支されている。クイックリターンミラー14の裏面側(下側)には、周知のサブミラー15が設けられている。クイックリターンミラー14のハーフミラー部を透過した一部の光は、サブミラー15で反射されて、周知の位相差検出方式のAF検出装置16に入射されるようになっている。
撮影レンズCLは、被写体の像を撮像素子10の撮像面上に結像させるための撮影光学系である。図1では、撮影レンズCLは焦点距離が変更可能なズームレンズであるものとする。
撮影レンズCLの鏡筒内には、メインレンズ30や不図示の焦点調整用のフォーカスレンズや焦点距離調節用のズームレンズ等を含むレンズ系及び撮像素子10へ入射させる光の量を調節するための可変開口絞り(不図示)等が設けられている。また、この撮影レンズCLに関するレンズ情報が予め格納されたレンズROM(不図示)等も設けられている。フォーカスレンズは、モータ、連結ギア及びカップリング等を備えるレンズ駆動装置18により撮影レンズCLの光軸AXに沿う方向に位置決め可能に移動されるようになっている。
この実施形態の撮影レンズCLは、手ブレ補正機能を備える所謂VR(Vibration Reduction)レンズであり、この手ブレ補正機能を実現するため、撮影レンズCL内には、補正レンズ31、補正レンズ駆動部32、及び振動検出センサとしての一対の角速度センサ33x、33y等を備える手ブレ補正機構が設けられている。
角速度センサ33x、33yは、角速度(ブレ量)を検出するセンサであり、一方の角速度セン33xはX軸回りの回転であるピッチング(上下のブレ)を検出するように、他方の角速度センサ33yはY軸回りの回転であるヨーイング(左右のブレ)を検出するように設けられている。
補正レンズ駆動部32は、補正レンズ31をX軸に沿う方向に駆動するアクチュエータと、補正レンズ31をY軸に沿う方向に駆動するアクチュエータとを備えて構成されている。補正レンズ駆動部32のアクチュエータとしては、ボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)が用いられている。
手ブレ補正を実施する場合には、角速度センサ33x、33yによる検出値(角速度情報)に基づいて、補正レンズ31のX軸方向及びY軸方向の駆動量を演算し、補正レンズ駆動部32の各アクチュエータをこの駆動量に基づいて駆動して、補正レンズ31をX−Y面内で手ブレによる振動を相殺するように移動させる。撮影レンズCL内の角速度センサ33x、33y、補正レンズ駆動部32等への電力は、後述するMPU101による制御の下、カメラ本体CBが備えるバッテリパック(電池)からレンズマウントの電気的接点を介して供給されるようになっている。
カメラ本体CBの上部や背面には、図示は省略するが、撮影者が指示内容を手動入力するための各種のスイッチ、押しボタン、ダイヤル、十字キー等の操作部及び撮影に関する情報を表示するための情報表示パネル(画像表示モニタ17とは別の小型液晶パネル)等が配置されている。操作部としては、電源をオン/オフする電源ダイヤル、レリーズボタン、撮影モードダイヤル、メニューボタン、AFスタート釦、項目選択用十字キー、OKボタン(決定ボタン)等が設けられている。AFスタート釦は、レリーズボタンとは別に設けられた操作部材であり、このAFスタート釦をON操作すると、カメラはコントラスト方式のオートフォーカス(後述)を実行する。
静止画像撮影モードでは、クイックリターンミラー14は、ミラーダウン位置に設定されており、撮影者はファインダFDの観察窓26を介して、撮影レンズCLからの被写体の像を目視できるようになっている。静止画の撮影操作(レリーズボタンが全押しされる操作)がなされると、クイックリターンミラ14がミラーアップ位置に切り換えられ、これとほぼ同時にメカニカルシャッタ13が作動された後、クイックリターンミラー14はミラーダウン位置に速やかに戻される。これにより、1枚の画像が撮像され、記録される。クイックリターンミラー14がミラーアップ位置となることにより、ファインダFDへの被写体の像の供給は一瞬遮断される。画像表示モニタ17にリアルタイム画像を表示するライブビューモードでは、クイックリターンミラー14は、ミラーアップ位置を継続的に維持するようになっている。
ライブビューモードでは、撮影レンズCLを介して撮像素子10に結像された画像は、所定のフレームレートで画像表示モニタ17にリアルタイム表示され、このモードでは、撮影者は画像表示モニタ17に表示された画像を見ながら、所望の撮影を行うことができる。なお、ライブビューモードにおいて、画像表示モニタ17上に表示される画像は、スルー画像である。スルー画像とは、撮像素子10で所定のサンプリング間隔毎に撮像される画像(このサンプリング間隔は、人目には連続的に映る間隔)であって、画像表示モニタ17上で表示されるために使用される画像である。
この実施形態のカメラCMでは、このライブビューモードの下位に位置付けられるモードとして、手持ちモード(第1表示モード)と、スタジオモード(第2表示モード)とを備えている。スタジオモードは、ライブビューモードにおいて、撮影スタジオ等でカメラが三脚等に固定されて撮影される状況や、あるいは家庭や屋外でカメラをテーブルや台等の上に載置して撮影される状況を想定したモードであり、カメラはこのような撮影状況に最適な内部設定にカメラ内の状態を設定するものである。
具体的には、スタジオモードでは、クイックリターンミラー14がミラーアップ位置にあり、スルー画像を画像表示モニタ17に表示中(ライブビュー中)に、AFスタート釦がON操作されると、コントラスト方式のオートフォーカスを実施する。つまり、スタジオモードでは、ライブビュー中のAF動作(コントラスト検出方式のAF動作)を許容する。その理由は、より正確なピント合わせが要求される静止被写体を撮影する際に、撮影前のライブビュー画像において、より正確なピント状態を確認することができるようにするためである。なお、このスタジオモードでは、使用者のマニュアル操作によるマニュアルフォーカスを行うことも可能である。
コントラスト方式のオートフォーカスとは、フォーカスレンズを、所定間隔(ピッチ)でステップ移動させつつ、撮影した各画像に基づいて焦点評価値(例えば、撮像素子10から得られるAF検出エリアに係る領域の画像信号の高周波成分の積算値等)を算出し、これらの焦点評価値を相対評価して、該焦点評価値が最大となるレンズ位置を合焦位置(ピントが合う位置)として、該フォーカスレンズの位置を調整するものである。
手持ちモードは、ライブビューモードにおいて、カメラを手に持って、画像表示モニタ17に表示される画像を見ながら撮影することを想定したモードであり、このモードでは、例えAFスタート釦がON操作されてもオートフォーカス(コントラストAF)は実施しない。つまり、手持ちモードでは、ライブビュー中のAF動作(コントラスト検出方式のAF動作)を許容しない。なお、位相差検出方式のAF動作については、スタジオモードのライブビュー中(スルー画像表示中)のときには、AF動作が許容されておらず、一方手持ちモードのライブビュー中のときには、レリーズボタン又はAFスタート釦の操作に応じてAF動作が許容される。
〔制御系の構成〕
図2は本実施形態に係る電子カメラの制御系の概略構成を示すブロック図である。同図において、101はマイクロコンピュータ等によって構成される制御手段としてのMPU(メイン制御回路)であり、後述する各ブロックから出力される信号の入力を受けて所定の演算を行い、演算結果に基づいて制御信号を各ブロックへ出力する。なお、このMPU101を含む各ブロックであって、電源を必要とするものには、不図示のバッテリパック(電池)から電力が供給されるようになっている。
図2は本実施形態に係る電子カメラの制御系の概略構成を示すブロック図である。同図において、101はマイクロコンピュータ等によって構成される制御手段としてのMPU(メイン制御回路)であり、後述する各ブロックから出力される信号の入力を受けて所定の演算を行い、演算結果に基づいて制御信号を各ブロックへ出力する。なお、このMPU101を含む各ブロックであって、電源を必要とするものには、不図示のバッテリパック(電池)から電力が供給されるようになっている。
撮像素子10は撮影レンズCLを透過した被写体光を受光して画像信号(蓄積電荷としてのアナログ信号)を出力し、アナログ/デジタル変換回路103は撮像素子10からのアナログ信号に対してゲイン調整、デジタル信号変換を行って、画像処理回路105に送る。撮像素子10及びアナログ/デジタル変換回路103は、タイミング回路104から出力される駆動信号に従う動作タイミングで駆動される。
画像処理回路105は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で構成され、A/D変換回路103から出力されるデジタル信号の原画像データ(RAW画像データ)を、バッファメモリとしてのSDRAM106に一時的に記憶させる。また、この原画像データに対してホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正、階調調整等の画像処理、及び必要に応じて所定の圧縮形式(JPEG、TIFF形式等)で圧縮する圧縮処理(現像処理)等を行い、原画像データ又は圧縮処理後の画像データを、撮影に関する撮影データと共に、所定のファイル形式(Exif形式等)で、画像記録媒体107に記録する。なお、画像記録媒体107に記録される画像データの画像形式(RAW、JPEG、TIFF等)は、撮影者による設定操作に従って選択される。
画像記録媒体107は、カメラ本体CBに設けられたスロットに着脱可能に装着される可搬性を有する情報記録媒体であり、例えば、CFカード、SDカード、スマートメディア等の各種のものを用いることができる。
傾斜センサ108は、上述した通り、カメラ本体CBの回路基板11に実装されており、撮影レンズCLの光軸AXに対して垂直な面(X−Y面)についての傾斜(姿勢)をモニタするためのセンサである。この傾斜センサ108としては、加速度センサを用いることができる。加速度センサとしては、静電容量型、サーモ型等の何れの形式のものを用いてもよい。
傾斜センサ108からの出力に基づいて、カメラCMの水平又は垂直に対する傾きを示す表示が画像表示モニタ17及び/又はファインダ内表示装置27に表示されるようになっている。撮影者はその表示を見ながら、カメラCMの姿勢を水平又は垂直となるように調整して撮影を行うことができる。この傾斜センサ108からの出力は、後に詳述するが、撮影レンズCLの手ブレ補正機構の作動制御(電力の供給又は停止の制御)にも用いられる。
画像表示制御回路109は、画像表示モニタ17の表示を制御する回路である。設定操作部材110は、撮影者により操作される電源スイッチ、レリーズボタン、撮影モードダイヤル、メニュー表示ボタン、項目選択用十字キー、決定ボタン等であり、撮影のための設定や各種のモード選択等を行うための操作部を構成する部材である。
SW1,SW2は設定操作部材110のうちのレリーズボタンの押下に連動して作動するスイッチであり、スイッチSW1は、レリーズボタンを半押し位置まで押下することによりオンし、スイッチSW2はレリーズボタンを全押し位置まで押下することによりオンするスイッチである。
情報表示制御回路111は、ファインダ内表示装置27又はカメラ本体CBに設けられた情報表示パネル(不図示)の表示内容を制御する回路である。測光回路112は、測光素子22から得られる信号をA/D変換してMPU101に出力する回路である。露出制御回路113は、測光回路112から得られた被写体の輝度及び撮像感度からシャッタスピードと撮影レンズCLの絞り値を演算して、シャッタ制御部114と絞り制御部115とを制御する。
レンズ情報入力回路116は、装着された撮影レンズCLの不図示のレンズROM内に記憶された開放絞り値、焦点距離、射出瞳等を含むレンズ情報を読み出して、MPU101に供給する。また、撮影レンズCLが手ブレ補正機構を内蔵しているかどうかは、レンズ情報入力回路116により認識される。撮影レンズCLが手ブレ補正機構を内蔵している場合に、該手ブレ補正機構を駆動するための電力は、カメラ本体CBの電池から供給される。
焦点検出回路117は、位相差方式のAF検出装置16が備えるラインセンサから得られる出力をA/D変換してMPU101に供給する回路である。レンズ駆動回路118は、レンズ情報入力回路116から得られたレンズ情報と、焦点検出回路117により得られた合焦位置とに基づいて、撮影レンズCL内に(又はカメラ本体CB内に)設けられた駆動装置18を介して、フォーカスレンズを合焦位置に移動させる回路である。
モード設定回路119は、撮像素子10で得られたスルー画像を、リアルタイムに画像表示モニタ17に表示させるライブビューモードに設定されている場合において、手持ちモードか、スタジオモードかを設定する回路であり、撮影者が設定操作部材110を操作することにより設定される。手ブレ補正機構回路120は、傾斜センサ108による出力に基づいて、このカメラCMが予め決められた所定時間以上に渡って静止状態となっているか否かを判定する回路である。
〔ライブビュースタジオモードにおける処理〕
次に、ライブビュースタジオモード(前述した「スタジオモード」)における処理について、図3を参照して説明する。図3は撮影モードがライブビューモードに設定されている場合であって、更にスタジオモードに設定されている場合の処理を示すフローチャートである。
次に、ライブビュースタジオモード(前述した「スタジオモード」)における処理について、図3を参照して説明する。図3は撮影モードがライブビューモードに設定されている場合であって、更にスタジオモードに設定されている場合の処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、レリーズボタンの半押しで作動するスイッチSW1がONされているか否かを判定し、ONであると判定された場合(Yの場合)には、ステップS2に進み、カメラ本体CBの上カバーに配置されている撮影モードダイヤル(不図示)でライブビューモード(LV)が設定されているか否かを判定する。ステップS2において、ライブビューモードに設定されていると判定された場合(Yの場合)には、ステップS3に進む。
ステップS2において、ライブビューモードに設定されていないと判定された場合(Nの場合)には、静止画像撮影モードを実行する(ステップS21)。なお、静止画像撮影モードとは、クイックリターンミラー14をミラーダウン位置に設定して、ファインダFDの観察窓26を介して被写体の像を視認しながら、位相差方式のオートフォーカスを実行し、撮影時にクイックリターンミラー14をミラーアップ位置に設定して、撮像素子10からの撮像画像を取り込む場合の撮影モードである。
ステップS3では、ライブビューモードの中で、スタジオモードが選択されているか否かを判定する。スタジオモードは、三脚固定を前提としてスタジオ内で撮影を実施する場合に、コントラスト方式のオートフォーカスやマニュアルフォーカスを用いてピント合わせを正確に行うために、画像表示モニタ17でピントを合わせたい部分を拡大表示して使用するモードである。
ステップS3において、スタジオモードが選択されていないと判定された場合(Nの場合)には、上述した手持ちモードとなる(ステップS22)。手持ちモードは、人垣の上から撮影するためカメラを頭より高く持ち上げたまま撮影したり、草花などを低いアングルから撮影したりする場合に設定されるモードである。なお、ライブビュー手持ちモードでは、コントラスト方式のオートフォーカスは実行できず、レリーズ操作された際には、上述の静止画像撮影モードと同様の動作(位相差AFを行ってから、撮影画像を取り込む)を行う。
次に、ステップS4において、露出モードがM(マニュアル)モード又はA(絞り優先)モードであるか否かを判定する。Mモード又はAモードである場合(Yの場合)には、ステップS5へ進み、Mモード又はAモードでない場合(Nの場合)には、P(プログラム)モード又はS(シャッタースピード優先)モードとなり、ステップS5を飛ばして、ステップS6に進む。ステップS5では、制御絞り値AVcに設定絞り値AVを代入する。ステップS6では、測光及び演算を行い、設定絞り値AVにより撮像感度とシャッタスピードを決定する。
設定絞り値AVのみを忠実に使用するのは、絞り値は被写体深度に関係するため、設定された絞り値と異なる値で制御することは、撮影者に静止画像撮影と異なる情報を与える可能性があり、これを防止するためである。なお、フレームレート15fpsを維持できるように、撮像感度を自動設定し、被写体が暗い場合には撮像感度を上げてシャッタースピードを速くできるように制御する。フレームレートは小さくなると画像表示モニタ17に表示されるスルー画像が滑らかでなく荒くなる。そのため被写体が暗い場合には、シャッタースピードを遅くするのには限界があるので、撮像感度を上げて対応する。
次に、ステップS7では、カメラ本体CBの回路基板11に実装されている傾斜センサ108を利用してカメラCMの傾きをモニタして、三脚に固定されているか、手持ちかを判定する。この判定は、傾斜センサ108からの出力に基づき、カメラCMの傾きが所定時間の経過毎に変化していない、即ち所定時間以上静止状態であれば、三脚に固定されているものと判断する。
ステップS7で三脚に固定されていると判定された場合(Yの場合)には、ステップS8で、手ブレ補正機構をOFF、即ち、手ブレ補正機構への給電を停止する。ステップS7で手持ちであると判定された場合(Nの場合)には、手ブレ補正機構をON、即ち手ブレ補正機構への給電を行い(ステップS23)、ステップS9に進む。
次に、ステップS9で、レリーズボタンが全押しされた場合に作動するスイッチSW2がONであるか否かを判定し、ONであると判定された場合(Yの場合)には、ステップS10へ進む。ステップS9において、ONでないと判定された場合(Nの場合)には、ステップS20に進んで、再度スイッチSW1がONであるか否かを判定し、スイッチSW1がONでないと判定された場合(Nの場合)には、ステップS9に戻る。
ステップS10では、クイックリターンミラー14をミラーアップ位置に設定すると共に、絞り制御値AVcに従って撮影レンズCLの絞りの絞り込みを行う。その後、ステップS11において、シャッタ13の先幕の保持が解除され、該先幕が走行して、シャッタ13が全開状態となる。次に、ステップS12では、撮像素子10の電荷の蓄積が開始され、ステップS13では電荷の読み出しと転送が行われる。その後、ステップS14では、画像処理回路105により画像処理が行われ、ステップS15で画像表示モニタ17に処理された画像が表示される。
次に、ステップS16で、レリーズボタンの全押しにより作動するスイッチSW2がONであるか否かを再度判定し、ONでないと判定された場合(Nの場合)には、ステップS12に戻り、ステップS12からステップS15までをスイッチSW2がONになるまで繰り返し実行する。この電荷の蓄積(ステップS12)から画像表示モニタ17での表示(ステップS15)までの処理は、1秒間に15回以上、つまリフレームレート15fps以上となるように制御することによリ、画像表示モニタ17上にスルー画像が表示される。
なお、ステップS4からステップS9までの間に、上述のAFスタート釦がON操作された場合には、コントラスト方式のオートフォーカスが実行される。
ステップS16において、スイッチSW2がONであると判定された場合(Yの場合)には、ステップS17で、シャッタ13の後幕の保持が解除され、該後幕が走行することにより、シャッタ13は閉じられる。その後、ステップS18において、クイックリターンミラー14をミラーダウン位置に設定すると共に、絞りをリセットするリセット動作が開始され、ステップS19でシャッタチャージが行われる。ステップS19の実行後、又はステップS20でスイッチSW1がONであると判定された場合(Yの場合)には、ステップS1に戻る。
上述した実施形態によれば、ライブビューモードの実行中にスタジオモードに設定された場合において、傾斜センサ108の出力に基づいてカメラCMの静止状態を判定し、カメラCMが三脚に固定されていると予想される場合には、手ブレ補正機構を作動させない、即ち手ブレ補正機構への給電を行わないようにしたので、消費電力を削減することができ、電池の消耗を遅くすることができる。
また、カメラCMの水平等を表示するための傾斜センサ108の出力を用いて、カメラCMの静止状態、即ちカメラCMが三脚が固定されているか否かを判定するようにしており、傾斜センサ108を有するカメラでは、カメラの静止状態を検出するための姿勢又は振動を検出するセンサを別途設ける必要がなく、低コストで消費電力を削減することができる。但し、このようにカメラの水平等を表示するための傾斜センサ108を併用せずに、カメラの振動又は傾斜を検出するセンサを別途設けて、その検出値に基づいてカメラの静止状態を判定するようにしてもよい。
また、カメラCMの水平等を表示するための傾斜センサ108の出力を用いて、カメラCMの静止状態、即ちカメラCMが三脚が固定されているか否かを判定するようにしており、傾斜センサ108を有するカメラでは、カメラの静止状態を検出するための姿勢又は振動を検出するセンサを別途設ける必要がなく、低コストで消費電力を削減することができる。但し、このようにカメラの水平等を表示するための傾斜センサ108を併用せずに、カメラの振動又は傾斜を検出するセンサを別途設けて、その検出値に基づいてカメラの静止状態を判定するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態では、角速度センサ33x、33y及び補正レンズ駆動部32を含む手ブレ補正機構の全体への通電を停止するものとして説明したが、手ブレ補正機構の一部への通電を停止させるだけであってもよい。例えば、補正レンズ駆動部32への通電のみを停止し、角速度センサ33x、33yへの通電は停止しないようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、カメラCMの水平等を表示するための傾斜センサ108の出力を用いて、カメラCMの静止状態、即ちカメラCMが三脚に固定されているか否かを判定するようにしたが、手ブレ補正機構の角速度センサ33x及び/又は33yの出力を用いて、カメラCMの静止状態を検出するようにしてもよい。この場合には、カメラCMの静止状態の検出のため、角速度センサ33x及び/又は33yへの通電は行い、静止状態である場合に、補正レンズ駆動部32への通電を停止するようにするとよい。
さらに、上述した実施形態では、図3のステップS7において、傾斜センサ108の出力に基づいて、三脚に固定されていると判断された場合に、手ブレ補正機構への通電を停止するようにしており、これは、ライブビュースタジオモードであっても、三脚等に固定せずに手持ちで撮影が行われることがあり得ることを想定して、これに有効に対処するためである。但し、ステップS7を削除して、ライブビュースタジオモードでは、常に三脚等に固定して撮影が行われるものとして、傾斜センサ108からの検出値によらず、手ブレ補正機構への通電を常に停止するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ライブビュースタジオモードに設定されている場合であって、傾斜センサ108によりカメラCMの静止状態が検出された場合に、手ブレ補正機構への通電を停止するようにしたが、静止画像撮影モードにおいて、又はライブビュー手持ちモードにおいて、傾斜センサ108等によりカメラの静止状態が検出された場合に、手ブレ補正機構への通電を停止するようにしてもよい。静止画撮影モードやライブビュー手持ちモードに設定されている場合であっても、三脚に固定し、あるいは台等の上に載置して撮影することがあり得、この場合にも消費電力を削減することができるからである。
加えて、傾斜センサ108によりカメラCMの静止状態が検出されて、手ブレ補正機構への通電を停止した状態において、傾斜センサ108によりカメラの運動状態(非静止状態)が検出された場合には、手ブレ補正機構への通電を開始して、手ブレ補正機構を作動させるようにしてもよい。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。従って、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述した実施形態では、手ブレ補正機構として、補正レンズ31を手ブレを相殺するように移動させる方式のものを用いた場合を例としたが、撮像素子10を手ブレを相殺するように移動させる方式のものであっても、本発明を適用することができる。
CM…カメラ、CB…カメラ本体、CL…撮影レンズ、FD…ファインダ、10…撮像素子、11…回路基板、13…メカニカルシャッタ、14…クイックリターンミラー、17…画像表示モニタ、31…補正レンズ、32…補正レンズ駆動部、33x、33y…角速度センサ、101…MPU、105…画像処理回路、108…傾斜センサ、110…設定操作部材、119…モード設定回路、120…手ブレ補正機構回路、SW1,SW2…スイッチ。
Claims (10)
- 手ブレ補正手段を備える撮像装置であって、
撮像装置の姿勢又は振動を検出する検出手段と、
前記検出手段により静止状態が検出された場合に、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するよう制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電が停止された状態において、前記検出手段により運動状態が検出された場合に、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を再開することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記検出手段は、当該撮像装置の傾斜を検出する傾斜センサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、予め決められた所定時間中に前記傾斜センサの出力に変化がない場合に前記静止状態であると判定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記検出手段は、前記手ブレ補正手段が備える振動検出センサである請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記手ブレ補正手段は、振動検出センサと、該振動検出センサによる検出値に基づいて、当該振動を相殺するように光学部材と撮影面との相対位置を変化させる駆動手段とを有し、
前記制御手段は、前記静止状態が検出された場合に、前記振動検出センサ及び前記駆動手段の少なくとも一方への通電を停止するよう制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。 - 撮影光学系を介した被写体の像を撮像する撮像素子を更に備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子で撮像された画像を表示する画像表示手段と、
前記撮像素子で撮像された画像を前記画像表示手段にリアルタイム表示する際の表示モードを、前記リアルタイム表示中はコントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容しない第1表示モードと、前記リアルタイム表示中も前記コントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容する第2表示モードとに切り換え設定する表示モード設定手段と、を更に有し、
前記制御手段は、前記表示モードが前記第2表示モードに設定されているときに、前記静止状態が検出されると前記通電を停止することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。 - 手ブレ補正手段を備える撮像装置であって、
撮影光学系を介した被写体の像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子で撮像された画像を表示する画像表示手段と、
前記撮像素子で撮像された画像を前記画像表示手段にリアルタイム表示する際の表示モードを、前記リアルタイム表示中はコントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容しない第1表示モードと、前記リアルタイム表示中も前記コントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容する第2表示モードとに切り換え設定する表示モード設定手段と、
前記表示モードが前記表示モード設定手段により前記第2表示モードに設定されると、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 手ブレ補正手段を備える撮像装置であって、
撮像装置の姿勢又は振動を検出する検出手段と、
撮影光学系を介した被写体の像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子で撮像された画像を表示する画像表示手段と、
前記撮像素子で撮像された画像を前記画像表示手段にリアルタイム表示する際の表示モードを、前記リアルタイム表示中はコントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容しない第1表示モードと、前記リアルタイム表示中も前記コントラスト検出方式による前記撮影光学系の合焦動作を許容する第2表示モードとに切り換え設定する表示モード設定手段と、
前記表示モードが前記表示モード設定手段により前記第2表示モードに設定され、且つ前記検出手段により前記撮像装置が静止状態にあることを検出されると、前記手ブレ補正手段の少なくとも一部への通電を停止するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007179208A JP2009015184A (ja) | 2007-07-09 | 2007-07-09 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007179208A JP2009015184A (ja) | 2007-07-09 | 2007-07-09 | 撮像装置 |
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JP2009015184A true JP2009015184A (ja) | 2009-01-22 |
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ID=40356112
Family Applications (1)
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JP2007179208A Pending JP2009015184A (ja) | 2007-07-09 | 2007-07-09 | 撮像装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009015184A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012084991A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Pentax Ricoh Imaging Co Ltd | デジタルカメラ |
JP2015172610A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置およびその制御方法、光学機器、撮像装置 |
-
2007
- 2007-07-09 JP JP2007179208A patent/JP2009015184A/ja active Pending
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