JPH09218434A - スチルカメラ - Google Patents

スチルカメラ

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JPH09218434A
JPH09218434A JP8023901A JP2390196A JPH09218434A JP H09218434 A JPH09218434 A JP H09218434A JP 8023901 A JP8023901 A JP 8023901A JP 2390196 A JP2390196 A JP 2390196A JP H09218434 A JPH09218434 A JP H09218434A
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晃一郎 川村
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/38Releasing-devices separate from shutter
    • G03B17/40Releasing-devices separate from shutter with delayed or timed action

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、本来的に生ずる振動によってぶれ
を生じさせずに顕微鏡撮影ができるスチルカメラ(電子
スチルカメラ、銀塩スチルカメラ等)を提供することを
目的とする。 【解決手段】 クイック・リターン・ミラー(3)の駆
動とほぼ同時期に機械シャッタ手段(5)の先幕をスタ
ートさせる先幕駆動手段(13、8)と、光軸位置から
外れた位置に移動させられたクイック・リターン・ミラ
ーの振動及び先幕の駆動による振動の双方が収まるまで
の時間の経過を監視する時間監視手段(13)と、時間
監視手段が時間経過を判定したとき、電子シャッタ手段
(13、9)をスタートさせる露光時間制御手段(1
3)とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スチルカメ
ラ、銀塩スチルカメラ等のスチルカメラに係り、特に顕
微鏡撮影時のレリーズシーケンスの制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、スチルカメラは、レリー
ズ操作に応答して光軸位置から外れた位置へ瞬時に移動
し、シャッタが閉じ終わると元の光軸位置に戻る動作を
行うクイック・リターン・ミラーと、撮像手段の受光面
の開放を行う先幕及び露光時間の経過後に駆動される後
幕を備える機械シャッタ手段とを有する。そして、電子
スチルカメラは、撮像手段として電荷蓄積素子を備え、
撮像した画像データをディジタル変換して記録媒体に記
録し、記録した画像データを外部の再生装置で再生可能
に出力できる機能を備えさせたものである。
【0003】図6は、従来の電子スチルカメラのレリー
ズから露光終了までのレリーズシーケンスのタイムチャ
ートである。図6において、レリーズスイッチ(図6
(1))がON操作されると、それに応答してクイック・
リターン・ミラー(以下、単に「ミラー」と言う)が光
軸位置から外れた位置へ瞬時に移動する(これを「ミラ
ーアップ」と称する:図6(2))。このミラーアップに
要する時間T経過後に先幕が駆動され(図6(3):先幕
スタート)、即ち露光が開始され、所定時間T2bの経
過後に後幕が駆動され(図6(4):後幕スタート)、遮
光する。
【0004】つまり、ミラーアップに要する時間Tは、
レリーズスイッチがONしてからシャッタが開き始める
までの時間であり、所定時間T2bは、露光時間であ
る。なお、撮像手段として撮影フィルムを用いる銀塩ス
チルカメラでは、一般に、先幕はほぼミラーアップの開
始と同時にスタートする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、顕微鏡撮影
では、従来、専用カメラが使用されるが、このものは、
通常の撮影フィルムを使用するので、撮影した画像デー
タをディジタル信号処理する場合は、撮影した写真をス
キャナ等で一旦取り込み、それから処理しなければなら
ず、処理作業が煩雑である。
【0006】そこで、上述したように、電子スチルカメ
ラは、取得した画像データを外部へ再生送出できるの
で、これを用いて顕微鏡撮影すれば、直接画像データを
取得できる、処理作業の効率化が図れる。また、顕微鏡
撮影専用カメラは、特別に作られたカメラであり、任意
の時に任意の場所で手軽に撮影できると言うものではな
い。この点、銀塩スチルカメラは、通常の撮影フィルム
を使用するが、手軽に時と場所を選ばずに撮影できるの
で、これを用いて顕微鏡撮影できれば、大変好都合であ
る。
【0007】しかし、スチルカメラでは、クイック・リ
ターン・ミラーや機械シャッタの先幕を駆動した際に振
動が生ずるので、カメラに望遠レンズを装着して撮影す
るのと等価である顕微鏡撮影では、この振動の影響が大
きく現れてしまい、撮影された写真がぶれてしまうと言
う問題がある。
【0008】本発明は、このような課題を解決すべく創
作されたもので、本来的に生ずる振動によってぶれを生
じさせずに顕微鏡撮影ができるスチルカメラを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のスチルカメラは、次の如き構成を有す
る。本発明の実施の形態を示す図1を参照して構成を説
明する。
【0010】請求項1に記載のスチルカメラは、レリー
ズ操作に応答して光軸位置から外れた位置へ瞬時に移動
し、シャッタが閉じ終わると元の光軸位置に戻る動作を
行うクイック・リターン・ミラー(3)と、被写体像を
取得する電荷蓄積素子(6)と、電荷蓄積素子(6)の
受光面の開放を行う先幕及び露光時間の経過後にスター
トして当該電荷蓄積素子の受光面を遮光する後幕を備え
る機械シャッタ手段(5)と、先幕のスタート後におい
て電荷蓄積素子(6)の露光時間を制御する電子シャッ
タ手段(13、9)とを備えるスチルカメラにおいて、
クイック・リターン・ミラー(3)の駆動とほぼ同時期
に機械シャッタ手段(5)の先幕をスタートさせる先幕
駆動手段(13、8)と、光軸位置から外れた位置に移
動させられたクイック・リターン・ミラーの振動及び先
幕の駆動による振動の双方が収まるまでの時間の経過を
監視する時間監視手段(13)と、時間監視手段が時間
経過を判定したとき、電子シャッタ手段(13、9)を
スタートさせる露光時間制御手段(13)とを備えたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2に記載のスチルカメラは、レリー
ズ操作に応答して光軸位置から外れた位置へ瞬時に移動
し、シャッタが閉じ終わると元の光軸位置に戻る動作を
行うクイック・リターン・ミラー(3)と、被写体像を
取得する撮像手段(6)と、撮像手段の受光面の開放を
行う先幕及び露光時間の経過後にスタートして当該撮像
手段の受光面を遮光する後幕を備える機械シャッタ手段
(5)とを備えるスチルカメラにおいて、光軸位置から
外れた位置に移動させられたクイック・リターン・ミラ
ー(3)の振動が収まるまでの時間の経過を監視する時
間監視手段(13)と、時間監視手段(13)が時間経
過を判定したとき、機械シャッタ手段の先幕をスタート
させる露光時間制御手段(13)とを備えたことを特徴
とする。
【0012】請求項3に記載のスチルカメラは、請求項
2に記載のスチルカメラにおいて、撮像手段は、電荷蓄
積素子であることを特徴とする。請求項4に記載のスチ
ルカメラは、請求項2に記載のスチルカメラにおいて、
撮像手段は、撮影フィルムであることを特徴とする。請
求項5に記載のスチルカメラは、請求項1乃至請求項4
の何れか1項に記載のスチルカメラにおいて、通常撮影
モードと顕微鏡撮影モードとの切替スイッチを備え、切
替スイッチが顕微鏡撮影モードに設定されている場合
に、時間監視手段及び露光時間制御手段が作動すること
を特徴とする。
【0013】(作用)次に、前記の如く構成される本発
明のスチルカメラの作用を説明する。請求項1に記載の
スチルカメラは、先幕駆動手段が、先幕をクイック・リ
ターン・ミラーの駆動とほぼ同時期にスタートさせる。
そして、時間監視手段が、両者の振動が収まったと判定
すると、露光時間制御手段が、電子シャッタ手段をスタ
ートさせ、露光時間を制御する。
【0014】即ち、先幕とクイック・リターン・ミラー
の振動が収まってから電荷蓄積素子への露光を開始させ
得るので、顕微鏡撮影を行ってもぶれのない撮影が行え
る。請求項2に記載のスチルカメラは、時間監視手段
が、クイック・リターン・ミラーの振動が収まったと判
定すると、露光時間制御手段が、先幕をスタートさせ、
露光時間を制御する。
【0015】即ち、クイック・リターン・ミラーの振動
が収まってから撮像手段への露光を開始させ得るので、
顕微鏡の倍率があまり高くなく、先幕を駆動した際の振
動があまり影響しない場合に使用するスチルカメラ、ま
たは、先幕を駆動した際の振動が顕微鏡撮影に影響しな
い程度に小さいスチルカメラでは、請求項1に記載の発
明と同様に、ぶれのない顕微鏡撮影が行える。
【0016】請求項1に記載のスチルカメラは、電子ス
チルカメラと称されるが、この請求項2に記載の発明を
適用できるスチルカメラは、撮像手段として電荷蓄積素
子を用いるもの、即ち、電子スチルカメラ(請求項3に
記載のスチルカメラ)、または、撮像手段として撮影フ
ィルムを用いるもの、即ち、銀塩スチルカメラ(請求項
4に記載のスチルカメラ)である。
【0017】また、請求項5に記載のスチルカメラのよ
うに、通常撮影モードと顕微鏡撮影モードとの切替スイ
ッチを備えることができるので、通常撮影と顕微鏡撮影
の両用のスチルカメラを実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態の電子スチル
カメラの構成図である。図1においてこの電子スチルカ
メラは、撮影レンズ1、絞り2、クイック・リターン・
ミラー(以下「ミラー」と言う)3、測光センサ4、機
械シャッタ5、電荷蓄積素子(以下「CCD」と言う)
6、絞り駆動装置7、シャッタ駆動装置8、CCD駆動
回路9、信号処理回路10、圧縮回路11、メモリカー
ド12、制御回路13及びこれに接続される測光アンプ
14、感度切換スイッチ15、表示装置16、パルス発
生回路17、電源スイッチ18、半押しスイッチ19、
全押しスイッチ20、撮影・再生選択スイッチ21、測
光モード切換スイッチ22、露出補正切換スイッチ2
3、露出モード切換スイッチ24、通常撮影・顕微鏡撮
影選択スイッチ25等を備える。
【0020】撮影レンズ1を通過した被写体光束は、絞
り2に導かれる。絞り2の絞り量は、絞り駆動装置7が
制御回路13からの指令に基づき制御する。この絞り2
を通過した被写体光束は、ミラー3に導かれ、ここで反
射された光束は測光センサ4に、透過した光束は機械シ
ャッタ5を介してCCD6にそれぞれ導かれる。測光セ
ンサ4は、本実施の形態では複数の測光素子を備え、被
写界を複数の領域に分けて測光する多分割測光センサで
ある。各測光素子の出力は、測光アンプ14で適宜レベ
ルに増幅されて制御回路13に入力する。
【0021】機械シャッタ5は、先幕と後幕を備え、そ
れぞれのスタート・ストップ、即ちシャッタの開閉が、
制御回路13からの指令を受けたシャッタ駆動回路8に
よって制御される。CCD駆動回路9は、制御回路13
からの指令に基づきCCD6の電荷蓄積及び電荷転送を
制御する。即ち、CCD6は、CCD駆動回路9の制御
下に、機械シャッツタ5の開閉に応じた被写体の光量を
受光し、その受光量に応じた信号電荷を蓄積すると共
に、蓄積した信号電荷を画像データとして信号処理回路
10に出力する。
【0022】信号処理回路10は、入力した画像データ
に、ホワイトバランス調整、γ補正、輪郭補正等を施
す。この信号処理回路10の感度処理は、感度切換スイ
ッチ15によって切り換えられる。信号処理回路10で
補正処理された画像データは、圧縮回路11でデータ圧
縮処理を受けてメモリカード12に格納される。なお、
圧縮回路11を設けずに、信号処理回路10で補正処理
された画像データを直接メモリカード12に格納するタ
イプのものもある。
【0023】表示装置16は、制御回路13から与えら
れる撮影や再生に必要な各種情報を表示する。この表示
装置16は、例えばカメラの上面に取り付けられる。パ
ルス発生回路17は、コマンドダイアルが所定量回転操
作される度にパルス信号を制御回路13に与える。電源
スイッチ18は、カメラ各部に供給する電源をオン・オ
フするスイッチである。半押しスイッチ19は、レリー
ズボタンが半押しされたときオンするスイッチである。
全押しスイッチ20は、レリーズボタンが全押しされた
ときオンするスイッチである。なお、レリーズボタン
は、図示省略したが、カメラの外部に設けられる。
【0024】撮影・再生選択スイッチ21は、撮影を行
うか、再生を行うかを切り換えるスイッチである。測光
モード切換スイッチ22は、測光モードを切り換えるス
イッチである。露出補正切換スイッチ23は、露出補正
量を切り換えるスイッチである。露出モード切換スイッ
チ24は、露出モードを、プログラムモード、絞り優先
モード、シャッタ優先モード等に切り換えるスイッチで
ある。
【0025】そして、本発明に係る通常撮影・顕微鏡撮
影選択スイッチ25は、通常撮影を行うのか、顕微鏡撮
影を行うのかの切り換えを行うスイッチである。制御回
路13は、感度切換スイッチ15、測光モード切換スイ
ッチ22、露出補正切換スイッチ23、露出モード切換
スイッチ24等の各種のスイッチの設定内容に応じた当
該カメラの各種機能を実現する他、以下に説明するよう
に、全押しスイッチ20の操作(レリーズON)に応答
して本発明に係る通常撮影・顕微鏡撮影選択スイッチ2
5の設定状態に応じたレリーズシーケンスを実現する。
【0026】以下、図1に示す本発明の実施の形態の電
子スチルカメラの動作を図2乃至図5を参照して説明す
る。図2は、本発明の第1実施の形態の電子スチルカメ
ラの動作フローチャートである。図3は、第1実施の形
態の電子スチルカメラでの顕微鏡撮影モード時のタイム
チャートである。図4は、本発明の第2実施の形態の電
子スチルカメラの動作フローチャートである。図5は、
第2実施の形態の電子スチルカメラでの顕微鏡撮影モー
ド時のタイムチャートである。なお、図2及び図3は、
請求項1、2、5に対応し、図4及び図5は、請求項
2、3、5に対応する。
【0027】まず、第1実施の形態の電子スチルカメラ
の動作を説明する。本第1実施の形態は、顕微鏡の倍率
が高く、先幕の駆動の際の振動が無視できない場合に使
用される電子スチルカメラ、または、先幕の駆動の際の
振動が無視できない程度に大きい電子スチルカメラに適
用される例を示す。図2において、S1では、レリーズ
ボタンの全押しスイッチ20がON操作されたか否かを
判定する。レリーズONであれば、S1の判定は肯定
(YES)となり、S2に進みミラー3を光軸位置から
外れた位置へ移動させる(ミラーアップ操作)。図3
(1)(2)に示すように、ミラーアップ操作は、レリーズ
ONに同期して開始され、ミラーアップに要する時間T
経過後にミラー3は所定位置に到達する。しかし、その
所定位置で直ちに落ち着くのではなく、振動しながら落
ち着くことは前述した。
【0028】次いで、S3で通常撮影・顕微鏡撮影選択
スイッチ25の設定状態が、顕微鏡撮影モードになって
いるか否かを判定する。撮影モードになっていない場合
は、S3の判定は否定(NO)となり、S4〜S7の各
処理を実行し、通常撮影モードのレリーズシーケンスを
実現する。これは、図6に示した動作と同一であり、前
述したので説明を省略する。
【0029】一方、顕微鏡撮影モードになっている場合
は、S3の判定は肯定(YES)となり、S10〜S1
5の各処理を実行し、顕微鏡撮影モードのレリーズシー
ケンス(図3)を実現する。即ち、ミラーアップの操作
とほぼ同時期にシャッタ駆動回路8を制御して先幕をス
タートさせ(S10:図3(3))、T+T1aの時間経
過を監視する(S11)。先幕駆動の際に生ずる振動が
ミラーアップ時の振動と同様に大きい場合、あるいは、
顕微鏡の倍率が高く先幕駆動の際に生ずる振動の影響が
現れる場合にに対処すべく、先幕を早々とスタートさせ
るのである。
【0030】このT+T1aの時間は、ミラーアップに
要する時間と、ミラーアップ及び先幕駆動の際の振動が
収まる時間との和であるが、振動が収まる時間は、カメ
ラ毎に最適な時間に設定する。
【0031】次に、T+T1aの時間が経過すると、S
11の判定結果は肯定(YES)となり、制御回路13
は、CCD駆動回路9を制御してCCD6の電子シャッ
タをスタートさせ(S12)、露光時間T2aの時間経
過を監視し(S13)、露光時間T2aの時間が経過す
ると、S13の判定は肯定(YES)となるので、電子
シャッタをストップして(S14)、露光を終了する。
【0032】そして、制御回路13は、CCD6を遮光
すべくシャッタ駆動回路8を制御して後幕をスタートさ
せ(S15)、本手順を終了する。次に、第2実施の形
態の電子スチルカメラの動作を説明する。本第2実施の
形態は、顕微鏡の倍率があまり高くなく、先幕の駆動の
際の振動が影響しない場合に使用される電子スチルカメ
ラ、または、先幕の駆動の際の振動が影響しない程度に
小さい電子スチルカメラに適用される例を示す。
【0033】図4において、S21では、レリーズボタ
ンの全押しスイッチ20がON操作されたか否かを判定
する。レリーズONであればS21の判定は肯定(YE
S)となり、S22に進みミラー3を光軸位置から外れ
た位置へ移動させる(ミラーアップ操作)。第1実施の
形態と同様ように、ミラーアップ操作は、レリーズON
に同期して開始され、時間T経過後にミラー3は所定位
置に到達する(図5(1)(2))。
【0034】次いで、S23でミラーアップに要する時
間Tの経過を監視する。時間Tの経過が検出されると、
S23の判定は肯定(YES)となり、通常撮影・顕微
鏡撮影選択スイッチ25の設定状態が、顕微鏡撮影モー
ドになっているか否かを判定する(S24)。顕微鏡撮
影モードになっている場合は、S24の判定は肯定(Y
ES)となり、ミラーアップの際の振動が収まる時間T
1bの経過を監視する(S25)。そして、時間T1b
の経過を検出すると、S25の判定は肯定(YES)と
なり、制御回路13は、シャッタ駆動回路8を制御して
先幕をスタートさせ(S26)、露光時間T2bの経過
を監視する(S27)。
【0035】一方、S24において、撮影モードになっ
ていない場合は、S24の判定は否定(NO)となり、
制御回路13は、時間Tの経過が検出されると、直ちに
シャッタ駆動回路8を制御して先幕をスタートさせ(S
26)、露光時間T2bの経過を監視する(S27)。
次いで、露光時間T2bの経過を検出すると、S27の
判定は肯定(YES)となり、制御回路13は、露光を
終了すべくシャッタ駆動回路8を制御して後幕をスター
トさせ(S28)、本手順を終了する。
【0036】図2と図4の比較から明らかなように、本
第2実施の形態では、シーケンス制御手順が簡単とな
り、プログラム作成の容易化が図れる。なお、電子スチ
ルカメラでは、CCD6の電子シャッタを利用できるの
で、本第2実施の形態においても露光時間T2bの期間
内に電子シャッタのスタート・ストップが行えることは
言うまでもない。
【0037】また、本第2実施の形態は、撮像手段が撮
影フィルムである銀塩スチルカメラにも適用できること
は以上の説明から明らかである。更に、以上説明した実
施の形態では、本発明に係る通常撮影・顕微鏡撮影の切
換スイッチを独立のスイッチ25として設けたが、実装
されるスイッチの個数はできるだけ少ない方が良いの
で、実際には既に存在するスイッチに機能を付加する形
で設けても良い。
【0038】勿論、顕微鏡撮影のみを考慮する場合は、
当該切換スイッチは不要であることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
スチルカメラは、先幕をクイック・リターン・ミラーの
駆動とほぼ同時期にスタートさせ、両者の振動が収まっ
た後で電子シャッタ手段をスタートさせ、露光時間を制
御するので、ぶれのない顕微鏡撮影が行える。
【0040】請求項2に記載のスチルカメラは、クイッ
ク・リターン・ミラーの振動が収まった後で、先幕をス
タートさせ、露光時間を制御するので、顕微鏡の倍率が
あまり高くなく、先幕を駆動した際の振動があまり影響
しない場合に使用するスチルカメラ、または、先幕を駆
動した際の振動が顕微鏡撮影に影響しない程度に小さい
スチルカメラでは、請求項1に記載の発明と同様に、ぶ
れのない顕微鏡撮影が行える。
【0041】なお、請求項2に記載のスチルカメラは、
電子スチルカメラだけでなく、銀塩スチルカメラにも適
用できる(請求項3、4)。即ち、本発明によれば、電
子スチルカメラで顕微鏡撮影が行えるので、直接画像デ
ータを取得でき、処理作業の効率化が図れる。また、銀
塩スチルカメラで顕微鏡撮影が行えるので、手軽に時と
場所を選ばずに撮影できる、即ち、顕微鏡撮影の対象範
囲を簡単に拡大できる利点がある。また、請求項5に記
載のスチルカメラでは、通常撮影と顕微鏡撮影の両用の
スチルカメラを実現できるので、費用の低減が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電子スチルカメラの構成
図である。
【図2】本発明の第1実施の形態の電子スチルカメラの
動作フローチャートである。
【図3】第1実施の形態の電子スチルカメラでの顕微鏡
撮影モード時のタイムチャートである。
【図4】本発明の第2実施の形態の電子スチルカメラの
動作フローチャートである。
【図5】第2実施の形態の電子スチルカメラでの顕微鏡
撮影モード時のタイムチャートである。
【図6】従来の電子スチルカメラのレリーズシーケンス
のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 レンズ 2 絞り 3 クイック・リターン・ミラー 4 測光センサ 5 機械シャッタ 6 電荷蓄積素子(CCD) 7 絞り駆動装置 8 シャッタ駆動装置 9 CCD駆動回路 10 信号処理回路 11 圧縮回路 12 メモリカード 13 制御回路 14 測光アンプ 15 感度切換スイッチ 16 表示装置 17 パルス発生回路 18 電源スイッチ 19 半押しスイッチ 20 全押しスイッチ 21 撮影・再生スイッチ 22 測光モード切換スイッチ 23 露出補正切換スイッチ 24 露出モード切換スイッチ 25 通常撮影・顕微鏡撮影選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 19/12 G03B 19/12 H04N 5/225 H04N 5/225 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レリーズ操作に応答して光軸位置から外
    れた位置へ瞬時に移動し、シャッタが閉じ終わると元の
    光軸位置に戻る動作を行うクイック・リターン・ミラー
    と、 被写体像を取得する電荷蓄積素子と、 前記電荷蓄積素子の受光面の開放を行う先幕及び露光時
    間の経過後にスタートして当該電荷蓄積素子の受光面を
    遮光する後幕を備える機械シャッタ手段と、 前記先幕のスタート後において前記電荷蓄積素子の前記
    露光時間を制御する電子シャッタ手段とを備えるスチル
    カメラにおいて、 前記クイック・リターン・ミラーの駆動とほぼ同時期に
    前記機械シャッタ手段の先幕をスタートさせる先幕駆動
    手段と、 光軸位置から外れた位置に移動させられた前記クイック
    ・リターン・ミラーの振動及び前記先幕の駆動による振
    動の双方が収まるまでの時間の経過を監視する時間監視
    手段と、 前記時間監視手段が時間経過を判定したとき、前記電子
    シャッタ手段をスタートさせる露光時間制御手段とを備
    えたことを特徴とするスチルカメラ。
  2. 【請求項2】 レリーズ操作に応答して光軸位置から外
    れた位置へ瞬時に移動し、シャッタが閉じ終わると元の
    光軸位置に戻る動作を行うクイック・リターン・ミラー
    と、 被写体像を取得する撮像手段と、 前記撮像手段の受光面の開放を行う先幕及び露光時間の
    経過後にスタートして当該撮像手段の受光面を遮光する
    後幕を備える機械シャッタ手段と、 を備えるスチルカメラにおいて、 光軸位置から外れた位置に移動させられた前記クイック
    ・リターン・ミラーの振動が収まるまでの時間の経過を
    監視する時間監視手段と、 前記時間監視手段が時間経過を判定したとき、前記機械
    シャッタ手段の先幕をスタートさせる露光時間制御手段
    とを備えたことを特徴とするスチルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスチルカメラにおい
    て、 前記撮像手段は、電荷蓄積素子であることを特徴とする
    スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のスチルカメラにおい
    て、 前記撮像手段は、撮影フィルムであることを特徴とする
    スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記
    載のスチルカメラにおいて、 通常撮影モードと顕微鏡撮影モードとの切替スイッチを
    備え、 前記切替スイッチが顕微鏡撮影モードに設定されている
    場合に、前記時間監視手段及び露光時間制御手段が作動
    することを特徴とするスチルカメラ。
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