JPH1042188A - 電子スチルカメラ - Google Patents
電子スチルカメラInfo
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- JPH1042188A JPH1042188A JP8197648A JP19764896A JPH1042188A JP H1042188 A JPH1042188 A JP H1042188A JP 8197648 A JP8197648 A JP 8197648A JP 19764896 A JP19764896 A JP 19764896A JP H1042188 A JPH1042188 A JP H1042188A
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Abstract
るようにするとともに、電力消費が少なく、かつ光学性
能の劣化の少ない電子スチルカメラを提供できるように
する。 【解決手段】 撮影レンズ2と、撮像素子3aと、画像
記録手段4と、レリーズスイッチ10とを有する振れ補
正機能付き電子スチルカメラにおいて、光学的振れ補正
手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力信号
に基づいて前記光学的振れ補正手段を制御する制御手段
とを設け、必要最小限のタイミングで振れ補正を行うよ
うにして、電池の消耗を防ぐことができるようにすると
ともに、振れ補正角を最少に押さえることができるよう
にする。
Description
係わり、特に、振れ検出手段の出力信号に基づいて光学
的振れ補正手段を制御するようにしたものに用いて好適
なものである。
し、その結果得られた画像信号を信号処理して画像情報
に変換し、前記画像情報をフラッシュメモリを内蔵した
メモリカードや、フロッピ−ディスク或いはハードディ
スクからなる記録手段に記録するようにした電子スチル
カメラが種々提案されている。
に、手ぶれなどの振れによる悪影響を防止するための振
れ補正装置も種々提案されている。また、ビデオカメラ
や、銀塩フィルムを用いるカメラにおいては、振れ補正
機能付きカメラが市場に多く提供されてきている。
体撮像素子(以下CCD)により生成される画像信号を
取り出して表示する範囲をカメラの振れに合わせて変更
することによって、振れのない映像を表示しようとす
る、いわゆる、電子式振れ補正方式や、振動ジャイロな
どのセンサーで振れを検出し、その検出結果に基づい
て、可変頂角プリズムの頂角を変化させたり、撮影レン
ズの一部をシフトさせたりして、撮像面上で撮影像が振
れることを防止する、いわゆる光学防振装置が用いられ
ている。
スチルカメラは、CCDが小形化されたことや、記憶媒
体としてフラッシュメモリが採用されたこと等によっ
て、小形化及び軽量化が進んでいる。しかし、カメラが
小形化及び軽量化されると、レリーズボタンを押す時
や、通常のホールド時に手ぶれなどの振れが増えてしま
う問題が生じる。
CDに蓄積される像信号に電気的なノイズが入って画質
が劣化することを防止するために、フィルム感度に換算
して、ISO75に相当する程度の比較的感度の低いC
CDが使用されているので、振れの影響を受けやすい状
況にあった。
下で、今日の電子スチルカメラは、振れによる悪影響を
避けるために、比較的暗い被写体を撮影する際には、C
CDに蓄積される像信号を電気的に増幅して得られる映
像信号が適正なレベルになるようにするために、増幅率
が自動的に変化するようにしたオートゲインコントロー
ルや、ストロボを設けて、ストロボを自動発光させると
いったことが行われている。
には、オートゲインコントロールで適正露光に相当する
映像信号を得ようとしても、CCDに蓄積される電荷が
元々少ないために、SN比の悪い信号を増幅することに
なる問題があった。
めに増幅回路のノイズの影響も大きくなってしまい、結
果として、SN比が悪く、画質の悪い映像しか得られな
いという欠点があった。さらに、前記の欠点は、CCD
を用いた撮影装置の利点である電子ズームを行うと、C
CDの画素が拡大されて表示されるために特に顕著にな
る問題があった。
よって、例えば超望遠レンズを装着した場合に相当する
ようなズーミングを行った場合には、フレーミングにも
影響し、手ぶれなどの振れによる影響で、正確にフレー
ミングを行うのも困難な状況さえも生じてしまう問題が
あった。
は、撮影スタンバイのためや、AFやAEのために撮影
直前に機械的シャッターを開いたり、開閉させることが
行われている。このため、拡大率が大きい場合には、機
械的シャッターの動作による振動により像ぶれが発生す
る問題があった。また、従来の振れ補正装置を応用して
も、シャッターの振動に振れ補正装置が反応して補正手
段がいずれかの方向にずれ、実際の撮影中に十分な補正
量が得られない場合が生じるという欠点があった。
蔵させ、ストロボを自動発光させて、適正露光を得よう
としても、遠距離の被写体には光が届かないため、遠距
離の被写体の撮影を行う際には、結局オートゲインコン
トロールに頼ることになり、画質の悪い映像しか得られ
ないという欠点があった。
くようにしようとして、ガイドナンバーの大きなストロ
ボを内蔵すると、カメラの外形が大きくなり携行性を損
なう問題があった。
よる電荷蓄積によって映像信号を得るために、CCDの
一部分を切り出して表示し、その切り出し位置を変える
ことによって、振れ補正を行うようにする、従来のいわ
ゆる電子防振技術を応用することができない問題点があ
った。
光学式の振れ補正を常時行おうとすると電力消費が多く
なるので、電池の寿命が減ったり、振れ補正装置をつけ
たことで大きな電池が必要となり、これにより、電子ス
チルカメラが大きくなって携行性を疎外するといった問
題があった。
光学式の振れ補正を常時行おうとすると、振れ補正装置
の作動により色収差などが発生して、電子スチルカメラ
の光学性能が劣化するという問題があった。この問題
は、静止画を撮影する電子スチルカメラにおいては、特
に重要であった。
で、暗い被写体でも鮮鋭な映像を得られるようにすると
ともに、電力消費が少なく、かつ光学性能の劣化の少な
い振れ補正機能付きの電子スチルカメラを提供すること
を第1の目的とする。
等により超望遠レンズを装着したのに相当するようなズ
ーミングを行って撮影する際に、フレーミングを容易に
するとともに、振れやシャッターなどの駆動の影響によ
る像ぶれの影響を抑制可能な電子スチルカメラを提供す
ることを第2の目的とする。
電子スチルカメラを小形に構成して携行性を向上させる
ことを第3の目的とする。
ラは、撮影レンズと、撮像素子と、画像記録手段と、レ
リーズスイッチと、光学的振れ補正手段と、振れ検出手
段と、前記振れ検出手段の出力信号に基づいて前記光学
的振れ補正手段を制御する制御手段とを備えたことを特
徴としている。
前記光学的振れ補正手段は、可変頂角プリズムであるこ
とを特徴としている。
は、前記光学的振れ補正手段はシフト光学系であること
を特徴としている。
は、前記振れ検出手段は、振動ジャイロであることを特
徴としている。
は、前記振れ検出手段は、加速度センサーであることを
特徴としている。
は、前記光学的振れ補正手段は、前記レリーズスイッチ
の状態変化に連動して動作または不動作状態となること
を特徴としている。
は、撮影レンズと、撮像素子と、画像記録手段と、機械
的シャッターと、レリーズスイッチとを有する電子スチ
ルカメラにおいて、光学的振れ補正手段と、振れ検出手
段と、前記振れ検出手段の出力信号に基づいて前記光学
的振れ補正手段を制御する制御手段とを備えたことを特
徴としている。
は、前記レリーズスイッチが押されて撮影が行われる際
に、前記光学的振れ補正手段は、少なくともCCDクリ
アーから、シャッター閉じ動作開始までのあいだ、動作
状態になることを特徴としている。
は、撮影レンズと、撮像素子と、画像記録手段と、機械
的シャッターと、レリーズスイッチと、光学的振れ補正
手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力信号
に基づいて前記光学的振れ補正手段を制御する制御手段
とを有し、撮影を行うタイミング以外の時にも、前記撮
像素子により得られる画像を連続的に表示可能に構成す
るとともに、前記撮像素子により得られる画像を連続的
に表示している間、前記光学的振れ補正手段を動作状態
とすることを特徴としている。
は、前記振れ検出手段の出力に基づいて前記光学的振れ
補正手段を制御する制御手段の周波数特性を、表示のみ
を行っているタイミングと撮影中とで切り替える周波数
特性切替手段を有することを特徴としている。
は、撮影レンズと、撮像素子と、画像記録手段と、機械
的シャッターと、レリーズスイッチと、モード切替手段
と、光学的振れ補正手段と、振れ検出手段と、前記振れ
検出手段の出力信号に基づいて前記光学的振れ補正手段
を制御する制御手段とを有し、前記モード切替手段を操
作することにより、撮影を行うタイミング以外の時に
も、前記撮像素子により得られる画像を連続的に表示可
能に構成するとともに、前記撮像素子により得られる画
像を連続的に表示している間、前記光学的振れ補正手段
を常に動作状態とする第1の動作モードと、撮影時のみ
前記光学的振れ補正手段を動作状態とする第2の動作モ
ードと、常に前記光学的振れ補正手段を不動作状態とす
る第3の動作モードとを選択可能にしたことを特徴とし
ている。
は、撮影レンズと、撮像素子と、オートゲインコントロ
ール手段を含む画像記録手段と、機械的シャッターと、
レリーズスイッチと、モード切替手段と、光学的振れ補
正手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力信
号に基づいて前記光学的振れ補正手段を制御する制御手
段とを有し、前記モード切替手段を操作することによ
り、前記撮像素子によって得られた画像信号を、前記オ
ートゲインコントロール手段によって増幅することを前
提に露出を行い、その結果得られた画像情報を前記オー
トゲインコントロール手段によって増幅して前記画像記
録手段に記録するオートゲインコントロール優先モード
と、前記オートゲインコントロール手段の増幅率に制限
を加え、前記光学的振れ補正手段の動作を前提とした露
出を行い、その結果得られた画像情報を前記オートゲイ
ンコントロール手段によって増幅して前記画像記録手段
に記録する振れ補正優先モードとを選択可能にしたこと
を特徴としている。
は、撮影レンズと、撮像素子と、オートゲインコントロ
ール手段を含む画像記録手段と、機械的シャッターと、
レリーズスイッチと、モード切替手段と、光学的振れ補
正手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力信
号に基づいて前記光学的振れ補正手段を制御する制御手
段とを有し、前記撮像素子によって得られた画像信号を
前記オートゲインコントロール手段によって増幅するこ
とを前提に露出を行い、その結果得られた画像情報を前
記オートゲインコントロール手段によって増幅して前記
画像記録手段に記録するオートゲインコントロール優先
モードと、前記オートゲインコントロール手段の増幅率
に制限を加え、前記光学的振れ補正手段の動作を前提と
した露出を行い、その結果得られた画像情報を前記オー
トゲインコントロール手段によって増幅して前記画像記
録手段に記録する振れ補正優先モードとが選択可能に構
成され、前記モード切替手段は、画像信号を記録するた
めの露出の前に予備露光を行い、前記予備露光によって
得られた画像信号よりコントラストを検出し、その検出
結果に基づいて、前記オートゲインコントロール優先モ
ードと前記振れ補正優先モードとを自動的に切り替える
ことを特徴としている。
は、撮影レンズと、撮像素子と、画像記録手段と、レリ
ーズスイッチとを有する電子スチルカメラにおいて、光
学的振れ補正手段と、前記光学的振れ補正手段を駆動す
る駆動手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出
力信号に基づいて前記駆動手段を駆動して前記光学的振
れ補正手段を制御する制御手段とを備え、前記駆動手段
が前記撮影レンズの周辺に略円弧状に配置されているこ
とを特徴としている。
は、撮影レンズと、撮像素子と、画像記録手段と、レリ
ーズスイッチとを有する電子スチルカメラにおいて、光
学的振れ補正手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出手
段の出力信号に基づいて前記光学的振れ補正手段を制御
する制御手段とを備え、撮影中の振れ信号を記録すると
ともに、前記記録した振れ信号を撮影時の振れ情報とし
て記憶手段に出力することを特徴としている。
は、前記振れ信号は、前記撮影により得られた画像情報
と対で前記記憶手段に記録されることを特徴としてい
る。
限のタイミングで振れ補正を行うようにしたので、電池
の消耗を防ぐことができるとともに、振れ補正角を最少
に押さえることができるようになる。また、振れ補正機
構の作動によって、光学性能が劣化することも防止する
ことができる。
レンズや、電子ズームによって高倍率に拡大した映像を
振れ補正を行われた状態で電子ビューファインダーやテ
レビモニターで見ることができる。このため、正確なフ
レーミングができるようになるとともに、高倍率に拡大
した映像を見やすいファインダ像として表示することが
できるので、望遠鏡として使用することもできる。
影時に振れ補正の周波数モードを切り替えることによっ
て、振れ補正を光学的振れ補正手段がほぼ光軸の変更を
行っていない位置から低周波大振幅の振れにも追従させ
ることができるので、より大きな補正量を確保すること
ができるとともに、良好な振れ補正が可能となり、良質
な画像を得ることができる。
リーズスイッチがONされている時のみしか振れ補正が
作動しないようにしたので、電池の消耗を可及的に少な
く押さえることができる。
影時のみしか振れ補正が作動しないようにしたので、電
池の消耗をさらに少なく押さえることができるととも
に、光学的振れ補正手段がほぼ光線を曲げない位置で撮
影を行うことができ、撮影レンズの有する光学性能をフ
ルに生かすことができる。
写体の状況によって、振れ補正を優先するのか、或いは
オートゲインコントロールを優先するのかを選択するこ
とができるので、状況に応じて、S/N比の高い美しい
画像データを得ることができる。
の第1の実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
し、電子スチルカメラを透視した斜視図である。図2
は、本実施の形態の電子スチルカメラの構成を説明する
ブロック図である。また、図3は前記電子スチルカメラ
のレンズ鏡筒部の分解斜視図、図4は、電子スチルカメ
ラのレンズ鏡筒部の背面図、図5は電子スチルカメラの
動作を説明するためのタイミングチャートである。
ース、2は撮影レンズ、3はCCD3aが固定されたC
CD基板、4はメモリカードであり、記憶媒体として用
いられるものである。
ー、7は電池、8は第1の振動ジャイロ、9は第2の振
動ジャイロ、10はレリーズスイッチ、13は映像信号
の外部出力端子であり、第1の外部出力端子13a及び
第2の外部出力端子13bが設けられている。14はス
トロボ、15はズーム操作スイッチである。
ているものと同様な、いわゆるリアフォーカスタイプの
ズームレンズであり、移動レンズである変倍レンズと、
フォーカスレンズを含む撮影光学レンズとを有してい
る。
カスレンズを駆動するためのアクチュエーターと、移動
レンズの位置を検出するセンサーと、シャッターとを有
している。撮影レンズ2には、その焦点位置に撮像素子
であるCCD3a(図1には不図示)が位置するように
CCD基板3が固定されている。前記撮影レンズ2は、
ケース1内に固定されている。
報として記憶するための記憶媒体として設けられている
ものであり、周知のフラッシュメモリを使用し、ケース
1内に着脱可能に固定されている。
る。本実施の形態においては、前記電子回路5はマイク
ロコンピュータを含み、CCD3aによって得られた画
像信号を読みだす。そして、前記読みだした画像信号を
前述のメモリカード4に記憶するための形式に変換し
て、前記メモリカード4に記憶する。
してオートフォーカス動作(以下AF)、露出制御(以
下AE)、ズーミング動作及び振れ補正動作を制御す
る。
に応じた強度でストロボを発光させ、CCD3aに写っ
た映像を電子ビューファインダー6に表示する。また、
出力端子13を介して、外部のパーソナルコンピュータ
や、テレビモニタに画像信号を出力する。
は、周知の液晶を用いたEVFであって、CCD3aに
写った映像を表示するとともに、撮影モードや、焦点距
離情報といった撮影情報も表示する。
アルカリマンガン電池といった周知の電池であり、ケー
ス1内に着脱可能に収納されている。電池7は、不図示
の電源スイッチを操作することによって、前述の電子回
路5に電気的に接続され、駆動電力を供給する。
た振動ジャイロであり、その感度軸が画面の上下方向
(以下ピッチ方向)に向けられてケース1に固定されて
いる。そして、手振れなどの振れによって電子スチルカ
メラに振動が加わると、ピッチ方向の角速度を検出し、
その検出出力を前述の電子回路5に伝える。
子を用いた振動ジャイロであり、その感度軸が、画面の
水平方向(以下ヨー方向)に向けられてケース1に固定
されており、手振れなどの振れによって電子スチルカメ
ラに振動が加わると、その振動によるヨー方向の角速度
を検出し、その検出出力を前述の電子回路5に伝える。
イッチであり、ケース1に固定されている。そして、レ
リーズスイッチ10が第1段目(以下レリーズSW1)
まで押されると、電子回路5の動作によって、撮影レン
ズ2に設けられたシャッタが開かれるとともに、AFや
AEが行われて電子スチルカメラは撮影スタンバイ状態
となる。
(以下レリーズSW2)まで押されると、電子回路5の
動作によってCCD3aのクリアーシャッタの動作が行
われた後、撮影画像がCCD上に電荷の蓄積という形で
記録される。
画像データをパーソナルコンピュータに転送したり、電
子スチルカメラの撮影画像を外部モニタに表示したり、
EVF6に表示される画像を外部モニタに表示したりす
るための端子であり、図1においては、ピンタイプの端
子を図示している。
り、電子回路5の作用により、撮影モードや被写体の照
度に応じて、撮影が行われるタイミングに同調して自動
的に発光する。
撮影装置部の構成について、図2を参照しながら説明す
る。なお、前述の図1と共通の部分には同一の符号を付
している。図2において、2は撮影レンズ、2aは第1
の固定レンズ、2bは変倍レンズである第1の移動レン
ズ、2cは第2の固定レンズ、2dはフォーカスコンペ
レンズである第2の移動レンズ、2eはシャッタ、3a
はCCD、16は可変頂角プリズム、17は鏡筒であ
る。
テッピングモータ、20は第1のマイクロコンピュー
タ、21aは第1のリセットセンサー、21bは第2の
リセットセンサー、8及び9は振動ジャイロ、22は第
1のドライブ回路、23は第2のドライブ回路、24は
第2のマイクロコンピュータである。
号処理回路、27はビデオ出力処理回路、28はディジ
タル出力処理回路、4はメモリカード、6はEVF、1
0はレリーズスイッチである。図2においては、ズーム
操作スイッチ15は不図示としている。
6−138419号によって提案したような振れ補正機
能付き撮影レンズである。本実施の形態の撮影レンズ2
には、第1の固定レンズ2aと第2の固定レンズ2cが
固定されており、第1の移動レンズ2bと、第2の可動
レンズ2dが光軸方向に移動自在に支持されている。
ズーム操作スイッチ15が操作されると、不図示のズー
ムモータの動力によって光軸方向に移動する。また、第
2の移動レンズ2dは、ズーミングやオートフォーカス
動作に伴って不図示のフォーカスモータの動力によって
光軸方向に移動する。シャッタ2eは、レリーズスイッ
チ10の操作に連動して開閉する。
されている。さらに、撮影レンズ2には、可変頂角プリ
ズム16、前記可変頂角プリズム16を支持する鏡筒1
7、第1のリンク18a、第2のリンク18b(不図
示)、第1のステッピングモータ19a、第2のステッ
ピングモータ19b(不図示)よりなる光軸偏向機構が
設けられている。
光軸を偏向するための第1のステッピングモータ19a
が回転すると、第1のステッピングモータ19aの出力
軸に設けられたリードスクリューが回転し、このリード
スクリューに噛み合ったラックが光軸方向に移動する。
これにより、第1のリンク18aを介して、可変頂角プ
リズム16の頂角がピッチ方向に可変して、撮影レンズ
2に入射する光線の方向を変えるものである。
れ、ヨー方向の光軸を偏向するための第2のステッピン
グモータ19bの回転を、第2のリンク18bが可変頂
角プリズム16に伝達する。これにより、前記可変頂角
プリズム16のヨー方法の頂角が変化して、ヨー方向に
撮影レンズ2に入射する光線の向きが偏向するように構
成されている。
補正動作を制御するものであり、可変頂角プリズム16
のリセット位置を検出するための第1及び第2のリセッ
トスイッチと、ピッチ及びヨーそれぞれの方向の振動を
検出する第1及び第2の振動ジャイロと、第1のドライ
ブ回路22と、第2のドライブ回路23と、電子スチル
カメラの動作を制御する第2のマイクロコンピュータ2
4が電気的に接続されている。
と、第1のマイクロコンピュータ20は、まず、ピッチ
及びヨーそれぞれの方向の可変頂角プリズム16のリセ
ット位置を検出するための第1のリセットセンサー21
a及び第2のリセットセンサー21bの出力信号に基づ
いて、第1のドライブ回路22、第2のドライブ回路2
3に駆動パルスを送り、第1および第2のリセットセン
サー21a及び21bの状態が変化するまで第1および
第2のステッピングモータ19a、19bを駆動し、そ
の位置でピッチ及びヨーの位置をカウントする第1のマ
イクロコンピュータ20の内部に設けられたカウンター
をリセットする。
は、可変頂角プリズム16の頂角がピッチ、ヨーともに
0°になるように、あらかじめ第1のマイクロコンピュ
ータ20が記憶しているパルス数だけ、第1及び第2の
ステッピングモータ19a、19bを駆動して、スタン
バイ状態となる。
のマイクロコンピュータ24から振れ補正動作の始動命
令を受けると、ピッチ方向の振れを検出する第1の振動
ジャイロ8と、ヨー方向の振れを検出する第2の振動ジ
ャイロ9の出力信号に対して積分などの処理を行い、可
変頂角プリズム16のそれぞれの方向の目標頂角を算出
し、可変頂角プリズム16の頂角が目標頂角を追尾する
ように、第1及び第2のステッピングモータ19a、1
9bを駆動して振れ補正を行う。
ッタ駆動回路25と、映像信号処理回路26と、メモリ
カード4と、第1の出力信号処理回路27と、第2の出
力信号処理回路28とストロボ制御回路14aと、レリ
ーズスイッチ10のレリーズSW1、レリーズSW2
と、第1のマイクロコンピュータ20と電気的に接続さ
れている。
レリーズスイッチ10の操作に従ってシャッタ駆動回路
25に信号を出力してシャッタ2eの開閉を制御する。
また、映像信号処理回路26に対して画像信号を読み込
ませるといった制御を行うとともに、CCD3aに対し
てリセットを行うといった制御を行い、さらに、前記読
み込ませた画素信号を拡大した範囲に出力するいわゆ
る、電子ズームを行う。
はメモリカード4に信号を出力して映像信号処理回路2
6の入力を記憶させ、メモリカード4に記憶されている
映像データを第1の出力信号処理回路27、第2の出力
信号処理回路28や、EVF6に出力させる。
信号処理回路26から得られる被写体の輝度信号を基に
シャッタ秒時を決定する。また、必要な場合にはストロ
ボ制御回路14aに信号を出力してストロボ14を撮影
に同期して発光させる。さらにまた、第2のマイクロコ
ンピュータ24は、第1の出力信号処理回路27、第2
の出力信号処理回路28の動作を制御する。また、オー
トフォーカスや、ズーミングの制御を行う。
れた画像信号を逐次読みだし、映像信号としてメモリカ
ード4や、EVF6に出力するとともに、所定のタイミ
ングまたは、第2のマイクロコンピュータ24の指令
で、CCD3aのリセットを行う。
イクロコンピュータ24と映像信号処理回路26と、メ
モリカード4と、EVF6と第1の外部出力端子13a
に電気的に接続されている。そして、前記第2のマイク
ロコンピュータ24の指令信号に従って、映像信号処理
回路26からの信号を第1の外部出力端子13aに出力
したり、メモリカード4に記憶された映像データを1画
面のビデオ信号に変換して出力したりする。
イクロコンピュータ24と、メモリカード4と、第2の
外部出力端子13bに電気的に接続され、メモリカード
4に記憶された映像データを1画面単位でパーソナルコ
ンピュータのファイルデータとして出力する。
2は、図3に示すような構成になっている。ここで、第
1のステッピングモータ19a、第2のステッピングモ
ータ19bは略円弧形状に形成されている。また、CC
D3aの方向からみると、撮影レンズ2は図4のように
突出部が少ない形状に形成されており、極めて少ないス
ペースに配置できるように工夫されている。
ラの動作を、図5に従って説明する。図5は、第1の実
施の形態の電子スチルカメラの動作を示すタイミングチ
ャートである。なお、以下の説明においては、AFやデ
ータの記憶などに関しては、本発明の目的及び効果とは
直接関係がないので、詳細な説明を省略する。
ッチがONされた後、時刻t1にレリーズスイッチ10
の1段目であるレリーズSW1がONされると、第2の
マイクロコンピュータ24は、シャッタを開き、CCD
3aによって得られた映像をファインダ映像としてEV
F6に写し出す。また、第1の外部出力端子13aから
は、ビデオ信号を出力する。
れて撮影が行われると、第1のマイクロコンピュータ2
4は、所定の少ない時間の後、時刻t3にCCD3aを
リセットするとともに、第1のマイクロコンピュータ2
0に振れ補正開始指令を出力して振れ補正が開始され
る。
映像信号処理回路26の輝度信号出力によって演算して
あった露光時間の経過した時刻t4に、第2のマイクロ
コンピュータ24は、シャッタ制御回路25にシャッタ
閉信号を出力し、シャッタ2eを閉じるとともに、第1
のマイクロコンピュータ20に振れ補正停止を出力して
振れ補正を停止させる。
ピュータ24は、CCD3aに蓄積された画像信号の読
みだし指令信号を映像処理回路26に出力する。映像処
理回路26は、CCD3aから画像信号を読みだし、1
画面の映像信号としてメモリカード4とEVF6に出力
する。
記憶し、EVF6は映像信号を表示する。図5は、1回
の撮影のみが行われた例であり、時刻t5にレリーズス
イッチ10がOFFされた例である。もしも、レリーズ
スイッチ10がONのままであれば、レリーズSW1が
ONであれば所定の時間、撮影した映像を表示した後、
時刻t1の状態に戻り、シャッタを再び開いて次回の撮
影を可能にする。
CD3aから画像信号を読み出した後で直ちにシャッタ
を開く。また、それと同時に、時刻t2の状態に戻って
連写を行うこともできる。
及び第2の振動ジャイロ8、9の出力より得られる撮影
中の振れ信号を記録するとともに、第2のマイクロコン
ピュータ24に出力する。また、第2のマイクロコンピ
ュータ24は、画像を撮影した際の振れ信号を、画像デ
ータと対でメモリカード4に記憶することもできる。
た振れ信号を用い、パーソナルコンピュータ上で画像デ
ータを演算処理することによって、振れ補正によって生
じる色収差の発生や像面の湾曲等を補正することができ
る。
インダとしてEVF6を用いたが、周知の光学式のファ
インダであってもかまわない。また、本実施の形態に示
した電子スチルカメラと、光学式のファインダを組み合
わせれば、極めて少ない電力で、振れ補正を行った良好
な画像を撮影することが可能な電子スチルカメラを作る
ことができる。
態においては、必要最小限のタイミングで振れ補正を行
うので、電池の消耗を防ぐことができるとともに、振れ
補正角を最少に押さえることができる。また、振れ補正
角を最小に抑えることができるために、振れ補正機構の
作動によって、光学性能が劣化することも防止すること
ができる。
スチルカメラの第2の実施の形態を、図6〜図12を参
照しながら説明する。図6において、前述の第1の実施
の形態と共通の構成には、同一の符号を付して説明を省
略する。
設定スイッチであり、図1に示した電子スチルカメラの
ケース1の表面に設けられていて、くり返し押すことに
よって、第2のマイクロコンピュータ24が、振れ補正
および表示のモードを設定するようになっている。
振れ補正動作を説明するためのフローチャートである。
また、図10は電子スチルカメラの第1のモードの動作
を説明するためのタイミングチャート、図11は第2の
モードの動作を説明するためのタイミングチャート、図
12は第3のモードの動作を説明するためのタイミング
チャートである。
2の実施の形態は、振れ補正及び表示のモードの設定ス
イッチ11を設けて、振れ補正およびEVF6への表示
の動作モードを切替可能にした電子スチルカメラであ
る。
成には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
補正および表示のモードが設定可能になされている。第
1のモードは、レリーズスイッチ10に関係なくCCD
3aによって得られた映像をEVF6に常に表示し、か
つ、その間、常に振れ補正動作を比較的低周波に対する
ゲインがない周波数特性でONするとともに、レリーズ
SW2がONされて記録する画像を撮影する際には、振
れ補正機構を制御する制御回路の周波数特性を低周波の
振れにも追従する特性に切り替えるようにするモードで
ある。
10に関係なくCCD3aによって得られた映像をEV
F6に常に表示する。そして、振れ補正動作は、レリー
ズSW1がONされた時点から開始され、レリーズSW
2に連動して周波数特性が切り替えられるものである。
さらに、第3のモードは、振れ補正動作が常に行われな
いモードである。
従って、本実施の形態による電子スチルカメラの動作に
ついて説明する。電子スチルカメラの電源SWが操作さ
れて電源がONされると(ステップS100)、第2の
マイクロコンピュータ24は、EVF6をONする(ス
テップS101)。次に、モードSWの状態を監視し、
モードSWの設定が第3のモードであるか否かを判別す
る(ステップS102)。
ではない場合には、さらに、モードSWの設定が第1の
モードであるか否かを判断する(ステップS103)。
この判断の結果モードSWの設定が第1のモードの場合
には、電子スチルカメラの前述の第1の振れ補正および
表示のモードが設定される。
されると、第2のマイクロコンピュータ24は、振れ補
正動作の周波数特性を比較的低周波側にゲインのないデ
フォルト値とするように第1のマイクロコンピュータ2
0に指令を送る(ステップS104)。
は、第1のマイクロコンピュータ20に振れ補正動作の
開始を指示し(ステップS105)、振れ補正動作が開
始される。第2のマイクロコンピュータ24は、次に、
シャッタを開き(ステップS106)、CCD3aに画
像信号の蓄積を開始して、EVF6にファインダ像を映
し始める。
は、レリーズSW1がONされたか否かを監視する(ス
テップS107)。そして、レリーズSW1がONされ
ると、オートフォーカス(ステップS108)と露出設
定(ステップS109)を行い、レリーズSW2がON
されたか否かを監視する(ステップS110)。
第2のマイクロコンピュータ24は振れ補正を制御する
第1のマイクロコンピュータ20に周波数特性の切替指
令信号を出力する(ステップS112)。第1のマイク
ロコンピュータ20は、振れ補正の周波数特性を撮影用
の比較的低周波までゲインのある特性に変更する。
コンピュータ20内で行われる第1および第2の振動ジ
ャイロ8、9の出力に基づいて、光学的ぶれ補正手段で
ある可変頂角プリズムの目標頂角を算出するデジタルフ
ィルタの定数を変更することによって行われる。
CCD3aをリセットし(ステップS113)、リセッ
ト終了からあらかじめ109で行った露出設定に合わせ
たタイミングでシャッタ2eを閉じる(ステップS11
4)。
は、映像信号処理回路26に指令信号を出力して、CC
D3aに蓄積されている画像信号をメモリカード4に転
送する(ステップS115)。
ュータ24は、シャッタを開き(ステップS116)、
EVF6にファインダ像を再び映し、第1のマイクロコ
ンピュータ20に振れ補正の周波数特性を、比較的低周
波にゲインのない元の特性に変更を指令する信号を出力
する(ステップS117)。
認し(ステップS118)、電源がOFFされていれ
ば、ステップS150において電源をOFFにする。ま
た、電源がOFFされていなければステップ102に戻
り、再び同じ動作を繰り返し行う。
る第1のモードの時間に対する動作を、図10に示すタ
イミングチャートによって説明する。時刻t0に電源ス
イッチがONされると、第2のマイクロコンピュータ2
4はシャッタを開き、CCD3aによって得られた映像
をファインダ映像として、EVF6に写しだし、また、
第1の出力端子13aからは、ビデオ信号を出力する。
のマイクロコンピュータ24は、第1のマイクロコンピ
ュータ20に振れ補正開始指令を出力し、振れ補正が開
始される。次に、時刻t2にレリーズSW1がONされ
ると、第1のマイクロコンピュータ24は、AFとAE
を行う。
て撮影が行われると、第2のマイクロコンピュータ24
は、第1のマイクロコンピュータ20に振れ補正の周波
数特性変更指令を出力する。振れ補正動作は低周波領域
側に特性を拡大し、さらに、第2のマイクロコンピュー
タ24は、CCD3aをリセットする。
映像信号処理回路26の輝度信号出力によって演算して
あった露光時間が経過した時刻t4に、第2のマイクロ
コンピュータ24は、シャッタ制御回路25にシャッタ
閉信号を出力してシャッタ2eを閉じるとともに、第1
のマイクロコンピュータ20に振れ補正の周波数特性を
元に戻す指令を出力し、振れ補正は低周波側に比較的ゲ
インのない特性に変更される。
ピュータ24は、CCD3aに蓄積された画像信号の読
みだし指令信号を映像処理回路26に出力し、映像処理
回路は、CCD3aから画像信号を読みだし、1画面の
映像信号としてメモリカード4とEVF6に出力する。
メモリカード4は、入力された画像信号を記憶し、EV
F6は表示する。
が、第2のマイクロコンピュータ24は時刻t6にCC
D3aからの画像信号の読みだしを終了し、再びシャッ
タを開けて、次回の撮影のスタンバイを行う。次に、時
刻t7にレリーズSW1がOFFされ、時刻t8に電源
SWがOFFされるとすべての動作を終了する。
あり、時刻t5にレリーズスイッチ10がOFFされた
例である。もしも、レリーズスイッチ10がONのまま
であれば、レリーズSW1がONなら所定の時間、撮影
した映像を表示した後、時刻t2の状態に戻って、次回
の撮影を可能にしたり、レリーズSW2がONであれ
ば、CCD3aから画像信号を読みだした後直ちにシャ
ッタを開くと同時に時刻t3の状態に戻って連写を行う
こともできる。
モードにおいては、超望遠レンズや、電子ズームによっ
て高倍率に拡大した映像も振れ補正を行われた状態でE
VFで見ることができる。このため、正確なフレーミン
グができるとともに、ファインダ像によって電子スチル
カメラを望遠鏡として使用することもできる。
切り替えることによって、振れ補正を光学的振れ補正手
段がほぼ光軸の変更を行っていない位置から低周波大振
幅の振れにも追従させることができるので、より大きな
補正量を確保でき、良好な振れ補正が行え、良質な画像
を得ることができる。
ら本発明による電子スチルカメラの第2の実施の形態の
第2のモードについて説明する。第2の実施の形態の第
2のモードは、レリーズSW1が押されている間だけ振
れ補正動作をONするものである。
で、第2のマイクロコンピュータ24が第2のモードが
設定されたことを検出すると、図8のステップS119
の処理に移行する。この場合、第2のマイクロコンピュ
ータ24は、シャッタを開いてCCD3aに画像信号の
蓄積を開始して、EVF6にファインダ像を映し始め
る。
を監視し(ステップS120)、レリーズSW1がON
されると、第1のマイクロコンピュータ20に振れ補正
動作の周波数特性を比較的低周波側にゲインのないデフ
ォルト値とするように指令を送る(ステップS12
1)。
は、第1のマイクロコンピュータ20に振れ補正動作の
開始を指示し(ステップS122)、振れ補正動作が開
始される。
は、オートフォーカス(ステップS123)と露出設定
(ステップS124)を行い、レリーズSW2がONさ
れたか否かを監視する(ステップS125)。
AE、レリーズSW2の監視を続け、レリーズSW2が
ONされると、第2のマイクロコンピュータ24は振れ
補正を制御する第1のマイクロコンピュータ20に周波
数特性の切替指令信号を出力し(ステップS126)、
振れ補正の周波数特性を撮影用の比較的低周波までゲイ
ンのある特性に変更する。この周波数特性の変更は、第
1のマイクロコンピュータ内で行われる第1及び第2の
振動ジャイロ8、9の出力に基づいて光学的補正手段で
ある可変頂角プリズムの目標頂角を算出する過程で、デ
ジタルフィルタの定数を変更することによって行われ
る。
は、CCD3aをリセットし(ステップS127)、リ
セット終了からから予め(ステップS124)で行った
露出設定に合わせたタイミングで、シャッタ2eを閉じ
る(ステップS128)。
は、映像信号処理回路26に指令信号を出力して、CC
D3aに蓄積されている画像信号をメモリカード4に転
送する(ステップS129)。
ュータ24は、レリーズSW1の状態を検出し(ステッ
プS130)、レリーズSW1がOFFの場合には、振
れ補正を停止する(ステップS132)。そして、電源
がOFFされているか否かを確認した後((ステップS
118)、ステップS102に再び戻り、同じ動作を繰
り返す。
ば、第2のマイクロコンピュータ24は、シャッタを開
き(ステップS119)、ふたたびEVF6にファイン
ダ像を映し、電源がOFFされていないか否かを確認し
た後((ステップS118)、ふたたびステップ(10
2)に戻り同じ動作を繰り返す。ここで、本発明の第2
の実施の形態における第2のモードの時間に対する動作
を図11に示すタイミングチャートによって説明する。
第2のマイクロコンピュータ24は、シャッタを開き、
EVF6にCCD3aによって得られた映像を、ファイ
ンダ映像として写し出す。また、第1の出力端子13a
からは、ビデオ信号を出力する。
のマイクロコンピュータ24は、第2のモードが選択さ
れたことを認識する。時刻t2にレリーズSW1がON
されると、第2のマイクロコンピュータ24は、第1の
マイクロコンピュータ20に振れ補正開始指令を出力
し、振れ補正が開始される。この際、振れ補正は低周波
側に比較的ゲインのない特性に設定される。また、この
時に、AFとAEも行われる。
て、撮影が行われると、第2のマイクロコンピュータ2
4は、第1のマイクロコンピュータ20に振れ補正の周
波数特性変更指令を出力し、振れ補正動作は低周波領域
側に特性を拡大する。さらに、第2のマイクロコンピュ
ータ24は、CCD3aをリセットする。
理回路26の輝度信号出力によってあらかじめ演算して
あった露光時間の経過した時刻t4に、第2のマイクロ
コンピュータ24は、シャッタ制御回路25にシャッタ
閉信号を出してシャッタ2eを閉じるとともに、第1の
マイクロコンピュータ20に振れ補正の周波数特性をも
とに戻す指令を出力する。これにより、振れ補正は低周
波側に比較的ゲインのない特性に変更される。
タ24は、CCD3aに蓄積された画像信号の読みだし
指令信号を映像処理回路26に出力し、映像処理回路
は、CCD3aから画像信号を読みだし、1画面の映像
信号としてメモリカード4とEVF6に出力する。メモ
リカード4は、この画像信号を記憶し、EVF6は表示
する。
が、第2のマイクロコンピュータ24は時刻t6にCC
D3aからの画像信号の読みだしを終え、再びシャッタ
を開けて、次回の撮影のスタンバイをし、時刻t7にレ
リーズSW1がOFFされ、時刻t8に電源SWがOF
Fされるとすべての動作を終了する。
ードでは、レリーズSW1がONされている時のみし
か、振れ補正が作動しないために、電池の消耗を押さえ
ることができる。
態の第3のモードについて説明する。本発明による電子
スチルカメラの第2の実施の形態の第3のモードは、撮
影が行われている間だけ振れ補正動作をONするもので
ある。
のマイクロコンピュータ24が第3のモードが設定され
たことを検出すると、第2のマイクロコンピュータ24
は、図9のステップS133に移行してシャッタを開
き、CCD3aに画像信号の蓄積を開始して、EVF6
にファインダ像を映し始める。
に、レリーズSW1がONされたか否かを監視し(ステ
ップS134)、レリーズSW1がONされると、オー
トフォーカス(ステップS135)と露出設定(ステッ
プS136)を行い、レリーズSW2がONされたか否
かを監視する(ステップS137)。
AE、レリーズSW2の監視を続け、レリーズSW2が
ONされると、第2のマイクロコンピュータ24は振れ
補正を制御する第1のマイクロコンピュータ20に振れ
補正動作の開始を指示する(ステップS138)。これ
により、振れ補正動作が開始される。この際、振れ補正
の周波数特性は、撮影用の比較的低周波までゲインのあ
る特性が選択される。
CCD3aをリセットし(ステップS139)、リセッ
ト終了からあらかじめ(ステップS136)で行った露
出設定に合わせたタイミングで、シャッタ2eを閉じる
(ステップS140)。
は、映像信号処理回路26に指令信号を出力して、CC
D3aに蓄積されている画像信号をメモリカード4に転
送する(ステップS141)。
ュータ24は、電源がOFFされていないか否かを確認
した後((ステップS118)、ステップS102に再
び戻り動作を繰り返す。
モードの時間に対する動作を図12に示すタイミングチ
ャートによって説明する。時刻t0に電源スイッチがO
Nされると、第2のマイクロコンピュータ24は、シャ
ッタを開き、EVF6にCCD3aによって得られた映
像を、ファインダ映像として写し出す。また、第1の出
力端子13aからは、ビデオ信号を出力する。
のマイクロコンピュータ24は、第3のモードが選択さ
れたことを認識し、振れ補正動作は低周波数領域側に特
性を拡大した特性に振れ補正の周波数特性を設定する。
次に、時刻t2にレリーズSW1がONされると、AF
とAEが行われる。次に、時刻t3にレリーズSW2が
押されて撮影が行われると、第2のマイクロコンピュー
タ24は、第1のマイクロコンピュータ20に振れ補正
の開始を指令し、振れ補正動作が始まる。さらに、第2
のマイクロコンピュータ24は、CCD3aをリセット
する。
映像信号処理回路26の輝度信号出力によって演算して
あった露光時間の経過した時刻t4に、第2のマイクロ
コンピュータ24は、シャッタ制御回路25にシャッタ
閉信号を出してシャッタ2eを閉じるとともに、第1の
マイクロコンピュータ20に振れ補正の停止指令を出し
て振れ補正停止される。
タ24は、CCD3aに蓄積された画像信号の読みだし
指令信号を映像処理回路26に出力し、映像処理回路
は、CCD3aから画像信号を読みだし、1画面の映像
信号としてメモリカード4とEVF6に出力する。メモ
リカード4は、前記入力された信号を記憶し、EVF6
は表示する。
が、第2のマイクロコンピュータ24は時刻t6にCC
D3aからの画像信号の読みだしを終え、再びシャッタ
をあけて、次回の撮影のスタンバイを行い、時刻t7に
レリーズSW1がOFFされ、時刻t8に電源SWがO
FFされるとすべての動作を終了する。
ードでは、撮影時のみしか振れ補正が作動しないため
に、電池の消耗を押さえることができるとともに、光学
焦点距離振れ補正手段である可変頂角プリズムがほぼ光
線を曲げない位置で撮影が行えるために撮影レンズの有
する光学性能をフルに生かせるという効果がある。
スチルカメラの第3の実施の形態を説明する。電子スチ
ルカメラでは、撮像素子としてCCDを使用するのが一
般的である。それゆえに、CCDの感度が標準的にはI
SO75程度と比較的低くても、暗い被写体を撮影した
場合のみ、画像信号を電気的に増幅することができる。
このことを自動的に行うオートゲインコントロール(以
下AGC)が今日の電子スチルカメラにおいても行われ
ている。
際にも、例えば、町の夜景を撮影する場合のように、暗
いなりにもコントラストがあり、暗いところは、暗くす
ればよい場合と、室内での撮影のように、コントラスト
も少なく、画像全体を明るく写したい被写体が存在す
る。
な、AGCと振れ補正とを組み合わせることで、状況に
則して美しい画像を撮影可能にするものである。以下、
本発明の第3の実施の形態を、図13及び図14及び図
15により説明する。図13は、本発明の第3の実施の
形態の電子スチルカメラの構成を説明するためのブロッ
ク図、図14及び図15は、第3の実施の形態の電子ス
チルカメラの振れ補正動作を説明するためのフローチャ
ートである。
形態及び第2の実施の形態と共通の構成には、同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。図13において、1
2は撮影モードの設定スイッチであり、図1に示した電
子スチルカメラのケース1の表面に設けられていて、く
り返し押すことによって、第2のマイクロコンピュータ
24が撮影モードを設定するようになっている。また、
30は、CCD3aに蓄積された画像信号を所定のゲイ
ンで増幅して、映像信号処理回路26に出力する増幅回
路である。
された撮影モードに応じて、第2のマイクロコンピュー
タ24は暗い被写体を撮影する際に、 (1)振れ補正を行って蓄積時間を伸ばして撮影を行
う。 (2)AGCを用いて所定の比較的短い蓄積時間で得ら
れた画像信号を増幅して記録する。 (3)プリ露光によって撮影直前の画像信号を1画面分
走査して、コントラスト値を検出し、自動的に、振れ補
正を行って蓄積時間を伸ばして撮影を行う。 (4)AGCを用いて所定の比較的短い蓄積時間で得ら
れた画像信号を増幅して記録する、のどれかを選択す
る。
は、前記選択した設定内容に応じて、増幅回路30と映
像信号処理回路26に指令信号を出力して、その動作を
制御する。
3の実施の形態の電子スチルカメラの動作を説明する。
本発明の第3の実施の形態において、第1の撮影モード
は、プリ露光によって撮影直前の画像信号を1画面分走
査して、コントラスト値を検出する。そして、自動的に
振れ補正を行って蓄積時間を伸ばして撮影を行うか、A
GCを用いて所定の比較的短い蓄積時間で得られた画像
信号を増幅して記録するかを選択するモードである。
撮影を行うモードであり、第3のモードは振れ補正のみ
を行って撮影し、AGCは所定の値に固定するモードで
ある。
イッチがONされると(ステップS200)、第2のマ
イクロコンピュータ24は、まず撮影モードが第1のモ
ードか否かを検出する(ステップS201)。
ッタを開き(ステップS202)、AGCで表示の輝度
を所定値にしてEVF6の表示を開始する(ステップS
203)。
は、レリーズSW1の状態を検出し(ステップS20
4)、レリーズSW1がONされると映像信号処理回路
26から1画面分の画像信号を読み込み(ステップS2
05)、それぞれ画素の輝度に基づいて画面中のコント
ラスト値を検出する(ステップS206)。
は、画面中のコントラスト値が大きいか小さいかを判断
する(ステップS207)。この判断の結果、コントラ
スト値が所定値以上であれば、増幅回路30のゲインを
所定値に設定し(ステップS208)、振れ補正動作を
開始する(ステップS209)。
は、レリーズSW2の状態を検出し(ステップS21
0)、レリーズSW2がONされると所定の感度で計算
されたシャッタ速度で露光を行い(ステップS21
1)、1回の撮影が終了する(ステップS212)。
面中のコントラスト値が所定量以下であれば、第2のマ
イクロコンピュータ24はAGCをONする(ステップ
S213)。次に、レリーズSW2の状態を検出し(ス
テップS214)、レリーズSW2がONされると、A
GCによって所定の感度に設定されたシャッタ速度で露
光を行い(ステップS215)、その後、ステップS2
12に進んで1回の撮影が終了する。
検出されなかった場合にはステップS216に進んで第
2のモードか否かを検出する。そして、第2のモードが
選択されると、第2のマイクロコンピュータ24は、A
GCをONし(ステップS217)、AGCモードで撮
影を行う(ステップS218)。
2のモードが検出されなかったら、この場合は第3のモ
ードであるので、第2のマイクロコンピュータ24は、
振れ補正をONし(ステップS217)、振れ補正モー
ドで撮影を行う(ステップS218)。
チルカメラにおいては、被写体の状況によって、振れ補
正を優先するのか、或いはAGCを優先するのかを選択
することができるので、状況に応じて、S/N比の高い
美しい画像データを得ることができる。
ば、必要最小限のタイミングで振れ補正を行うようにし
たので、電池の消耗を防ぐことができるとともに、振れ
補正角を最少に押さえることができる。また、振れ補正
機構の作動によって、光学性能が劣化することも防止す
ることができる。これらにより、小形に構成され、しか
も少ない消費電力であるにもかかわず、暗い被写体を撮
影した場合でも鮮鋭な映像を得ることができる。
レンズや、電子ズームによって高倍率に拡大した映像を
振れ補正を行われた状態でEVFで見ることができる。
このため、正確なフレーミングができるようになり、フ
レーミングを容易にするとともに、振れやシャッタなど
の駆動の影響による像ぶれの影響を可及的に抑制するこ
とができる。また、高倍率に拡大した映像を見やすいフ
ァインダ像として表示することができるので、望遠鏡と
して使用することもできる。
影時に振れ補正の周波数モードを切り替えることによっ
て、振れ補正を光学的振れ補正手段がほぼ光軸の変更を
行っていない位置から低周波大振幅の振れにも追従させ
ることができるので、より大きな補正量を確保すること
ができるとともに、良好な振れ補正が可能となり、良質
な画像を得ることができる。
リーズSW1がONされている時のみしか振れ補正が作
動しないようにしたので、電池の消耗を可及的に少なく
することができる。
影時のみしか振れ補正が作動しないようにしたので、電
池の消耗をさらに少なく押さえることができるととも
に、光学焦点距離振れ補正手段である可変頂角プリズム
がほぼ光線を曲げない位置で撮影を行うことができ、撮
影レンズの有する光学性能をフルに生かすことができ
る。
写体の状況によって、振れ補正を優先するのか、或いは
AGCを優先するのかを自由に選択することができるの
で、状況に応じて、S/N比の高い美しい画像データを
得ることができる。
カメラを透視した斜視図である。
カメラの構成を説明するブロック図である。
カメラのレンズ鏡筒部の分解斜視図である。
カメラのレンズ鏡筒部の背面図である。
カメラの動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
カメラの構成を説明するブロック図である。
ドにおける電子スチルカメラの振れ補正動作を説明する
フローチャートである。
ドにおける電子スチルカメラの振れ補正動作を説明する
フローチャートである。
ドにおける電子スチルカメラの振れ補正動作を説明する
フローチャートである。
ングチャートである。
ングチャートである。
ングチャートである。
ルカメラの構成を説明するブロック図である。
ルカメラの振れ補正動作を説明するフローチャートであ
る。
ルカメラの振れ補正動作を説明するフローチャートであ
る。
Claims (21)
- 【請求項1】 撮影レンズと、撮像素子と、画像記録手
段と、レリーズスイッチと、光学的振れ補正手段と、振
れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力信号に基づいて
前記光学的振れ補正手段を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、 前記光学的振れ補正手段は、可変頂角プリズムであるこ
とを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、 前記光学的振れ補正手段はシフト光学系であることを特
徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項4】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、 前記振れ検出手段は、振動ジャイロであることを特徴と
する電子スチルカメラ。 - 【請求項5】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、 前記振れ検出手段は、加速度センサーであることを特徴
とする電子スチルカメラ。 - 【請求項6】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、 前記光学的振れ補正手段は、前記レリーズスイッチの状
態変化に連動して動作または不動作状態となることを特
徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項7】 撮影レンズと、撮像素子と、画像記録手
段と、機械的シャッターと、レリーズスイッチとを有す
る電子スチルカメラにおいて、 光学的振れ補正手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出
手段の出力信号に基づいて前記光学的振れ補正手段を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする電子スチル
カメラ。 - 【請求項8】 請求項7に記載の電子スチルカメラにお
いて、 前記光学的振れ補正手段は、可変頂角プリズムであるこ
とを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項9】 請求項7に記載の電子スチルカメラにお
いて、 前記光学的振れ補正手段は、シフト光学系であることを
特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項10】 請求項7に記載の電子スチルカメラに
おいて、 前記振れ検出手段は、振動ジャイロであることを特徴と
する電子スチルカメラ。 - 【請求項11】 請求項7に記載の電子スチルカメラに
おいて、 前記振れ検出手段は、加速度センサーであることを特徴
とする電子スチルカメラ。 - 【請求項12】 請求項7に記載の電子スチルカメラに
おいて、 前記光学的振れ補正手段は、前記レリーズスイッチの状
態変化に連動して動作または不動作状態となることを特
徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項13】 請求項7に記載の電子スチルカメラに
おいて、 前記レリーズスイッチが押されて撮影が行われる際に、
前記光学的振れ補正手段は、少なくともCCDクリアー
から、シャッター閉じ動作開始までのあいだ、動作状態
になることを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項14】 撮影レンズと、撮像素子と、画像記録
手段と、機械的シャッターと、レリーズスイッチと、光
学的振れ補正手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出手
段の出力信号に基づいて前記光学的振れ補正手段を制御
する制御手段とを有し、 撮影を行うタイミング以外の時にも、前記撮像素子によ
り得られる画像を連続的に表示可能に構成するととも
に、前記撮像素子により得られる画像を連続的に表示し
ている間、前記光学的振れ補正手段を動作状態とするこ
とを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項15】 請求項14に記載の電子スチルカメラ
において、 前記振れ検出手段の出力に基づいて前記光学的振れ補正
手段を制御する制御手段の周波数特性を、表示のみを行
っているタイミングと撮影中とで切り替える周波数特性
切替手段を有することを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項16】 撮影レンズと、撮像素子と、画像記録
手段と、機械的シャッターと、レリーズスイッチと、モ
ード切替手段と、光学的振れ補正手段と、振れ検出手段
と、前記振れ検出手段の出力信号に基づいて前記光学的
振れ補正手段を制御する制御手段とを有し、 前記モード切替手段を操作することにより、撮影を行う
タイミング以外の時にも、前記撮像素子により得られる
画像を連続的に表示可能に構成するとともに、前記撮像
素子により得られる画像を連続的に表示している間、前
記光学的振れ補正手段を常に動作状態とする第1の動作
モードと、撮影時のみ前記光学的振れ補正手段を動作状
態とする第2の動作モードと、常に前記光学的振れ補正
手段を不動作状態とする第3の動作モードとを選択可能
にしたことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項17】 撮影レンズと、撮像素子と、オートゲ
インコントロール手段を含む画像記録手段と、機械的シ
ャッターと、レリーズスイッチと、モード切替手段と、
光学的振れ補正手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出
手段の出力信号に基づいて前記光学的振れ補正手段を制
御する制御手段とを有し、 前記モード切替手段を操作することにより、前記撮像素
子によって得られた画像信号を、前記オートゲインコン
トロール手段によって増幅することを前提に露出を行
い、その結果得られた画像情報を前記オートゲインコン
トロール手段によって増幅して前記画像記録手段に記録
するオートゲインコントロール優先モードと、 前記オートゲインコントロール手段の増幅率に制限を加
え、前記光学的振れ補正手段の動作を前提とした露出を
行い、その結果得られた画像情報を前記オートゲインコ
ントロール手段によって増幅して前記画像記録手段に記
録する振れ補正優先モードとを選択可能にしたことを特
徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項18】 撮影レンズと、撮像素子と、オートゲ
インコントロール手段を含む画像記録手段と、機械的シ
ャッターと、レリーズスイッチと、モード切替手段と、
光学的振れ補正手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出
手段の出力信号に基づいて前記光学的振れ補正手段を制
御する制御手段とを有し、 前記撮像素子によって得られた画像信号を前記オートゲ
インコントロール手段によって増幅することを前提に露
出を行い、その結果得られた画像情報を前記オートゲイ
ンコントロール手段によって増幅して前記画像記録手段
に記録するオートゲインコントロール優先モードと、 前記オートゲインコントロール手段の増幅率に制限を加
え、前記光学的振れ補正手段の動作を前提とした露出を
行い、その結果得られた画像情報を前記オートゲインコ
ントロール手段によって増幅して前記画像記録手段に記
録する振れ補正優先モードとが選択可能に構成され、 前記モード切替手段は、画像信号を記録するための露出
の前に予備露光を行い、前記予備露光によって得られた
画像信号よりコントラストを検出し、その検出結果に基
づいて、前記オートゲインコントロール優先モードと前
記振れ補正優先モードとを自動的に切り替えることを特
徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項19】 撮影レンズと、撮像素子と、画像記録
手段と、レリーズスイッチとを有する電子スチルカメラ
において、 光学的振れ補正手段と、前記光学的振れ補正手段を駆動
する駆動手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出手段の
出力信号に基づいて前記駆動手段を駆動して前記光学的
振れ補正手段を制御する制御手段とを備え、 前記駆動手段が前記撮影レンズの周辺に略円弧状に配置
されていることを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項20】 撮影レンズと、撮像素子と、画像記録
手段と、レリーズスイッチとを有する電子スチルカメラ
において、 光学的振れ補正手段と、振れ検出手段と、前記振れ検出
手段の出力信号に基づいて前記光学的振れ補正手段を制
御する制御手段とを備え、 撮影中の振れ信号を記録するとともに、前記記録した振
れ信号を撮影時の振れ情報として記憶手段に出力するこ
とを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項21】 前記振れ信号は、前記撮影により得ら
れた画像情報と対で前記記憶手段に記録されることを特
徴とする請求項20に記載の電子スチルカメラ。
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