JPH08136962A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH08136962A
JPH08136962A JP29804994A JP29804994A JPH08136962A JP H08136962 A JPH08136962 A JP H08136962A JP 29804994 A JP29804994 A JP 29804994A JP 29804994 A JP29804994 A JP 29804994A JP H08136962 A JPH08136962 A JP H08136962A
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JP
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optical system
output
power supply
supply voltage
pwm
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JP29804994A
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Yasuhiko Shiomi
泰彦 塩見
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PWM駆動時に生じる電源電圧変動にも拘ら
ず、常に所望とされる周波数特性を得る。 【構成】 PWM駆動に用いられる電源電圧を監視する
電源電圧監視手段7,14,15と、該電源電圧監視手
段の出力結果に基づき、演算手段3での増幅率を変化さ
せるPWM駆動制御手段3とを設け、電源電圧の変動の
割合に応じて、補正光学系の駆動出力を算出する演算手
段での増幅率を変化させ、周波数特性の変化を補償する
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等の光学機器に
用いられ、該機器に加わる振れに起因する光線の振れを
補正する為の防振装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の防振装置システムの構成
を、図13に示す。
【0003】図13において、500はシステム全体の
電源を供給する電池であり、この出力から定電圧回路5
01を通して本システムに用いられる制御回路全般に基
準電圧Vccが供給される。502はカメラ等全体の絶
対空間に対する振れ量を検出する振れセンサとしての一
例である振動ジャイロであり、この出力は次段のフィル
タ回路503で不要信号成分(例えばDCオフセットや
リップルノイズ)が取除かれた後、A/Dコンバータ5
04を通して所定のデジタルデータに変換され、CPU
505に取込まれる。
【0004】一方、撮影光学系509の前面若しくはそ
の一部に組込まれた補正光学系507の絶対位置、若し
くは基準位置に対する相対量は位置検出手段506によ
って検出され、この出力も上記センサ出力と同様にA/
Dコンバータ504を通して所定のデジタルデータに変
換され、CPU505に取込まれる。
【0005】CPU505では上記振れセンサ502の
出力と補正光学系507の位置出力により、撮影像面5
17での像振れ等が最小となるように上記補正光学系5
07を駆動する為のフィードバック演算が実行され、そ
の結果がD/Aコンバータ510に出力される。D/A
コンバータ510ではこのデジタルデータに相当するア
ナログ電圧が出力され、この出力はOPアンプ511で
構成される非反転タイプの電力増幅回路、及び、OPア
ンプ512,抵抗515,516で構成される反転タイ
プの電力増幅回路(このOPアンプの非反転入力端子に
は、基準電圧Vccを抵抗513,514で1/2に分
圧した電圧が印加されている)に供給される。
【0006】最終的には、各電力増幅回路の出力電位差
に応じた電圧が駆動コイル508に加えられ、不図示の
磁気回路との間で発生する駆動力により補正光学系50
7が駆動され、像面517に於ける像振れが補正される
構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に述べた駆動方法の場合、駆動コイル508に流れ
る電流をI,各電力増幅回路に供給される電源電圧をV
BAT とすると、駆動コイル508及び電力増幅回路の出
力段に用いられるトランジスタ518,519,52
0,521によって電力が消費され、その電力量は「I
×VBAT 」となり、これは電池電圧VBAT が高い程大き
いものとなり、それだけエネルギーのロスとなってしま
う。
【0008】一般的にこのエネルギーの無駄な消費を防
ぐ方法として、駆動コイル自身のもつ自己インダクタン
ス及びトランジスタ等のスイッチング手段によるPWM
(Pulse Width Modulation)駆
動の方法が挙げられる。この駆動方法の場合、図4に示
した様なトランジスタ4個で構成されるブリッジ回路が
一般的に用いられ、ある繰返し所定時間tのうち、ある
一定期間t1 の間は図4(b)に示した様に上と下のト
ランジスタがそれぞれ完全導通状態となり、この時のコ
イル抵抗をRとすると、電源を通して消費する電力は
「VBAT 2 /R」で表される。
【0009】一方、ある繰返し所定時間tのうち、ある
一定期間t2 の間は図4(c)に示した様に下の2つの
トランジスタが共にONとなるが、この場合、駆動コイ
ルの持つ自己インダクタンスの作用により、該駆動コイ
ルには図4(c)と同様に矢印に示した方向に電流が流
れ続ける。従って、この場合には電源電圧VBAT から電
流が供給される訳ではないので、その分の消費電力が減
少する事になる。
【0010】例えば、今、電源電圧VBAT =5V、コイ
ル抵抗10Ωで、実際にコイル駆動に必要な電流を10
0mAとした場合、上記PWMのデューティーは 0.1 /(5÷10)×100=20(%) となる。
【0011】ある時間1(msec)に区切った場合、
通常のリニアな駆動の場合、 5×0.1 ×1×10-3=0.5 W・sec の消費電力量となる。
【0012】一方、PWM駆動では1(msec)のう
ち、20%だけ電源側から供給される事になるので、 5×0.1 ×10-3×0.2 =0.1 W・sec の消費電力量で済む事になる。
【0013】しかしながら、PWM駆動の場合、同じ入
力データ(即ち、CPUから出力される繰返し信号のデ
ューティに相当)であっても、当然の事ながら電源電圧
BAT が変動すると、駆動コイルに流される電流Iは、 I=VBAT /R×デューティ (R:コイル抵抗) の関係から、電源電圧VBAT に比例して変動する事にな
る。
【0014】ここで、図13に示した従来例の様に、補
正光学系507は“位置検出手段”→“CPU”→“補
正駆動手段”という様にフィードバック系が構成されて
おり、このフィードバック系のループゲインは、各変換
手段部の定数によって一義的に設定される訳であるが、
上述した様にもし駆動部分にPWMを用いた場合には、
電源電圧VBAT の変動に供ない、全体のループゲインが
変化してしまう事になる。
【0015】図14は、一般的な補正光学系の特性を示
したもので、(a)は開ループ特性(フィードバックル
ープを途中で切った時の特性)のゲイン、(b)は開ル
ープ特性の位相、(c)は閉ループ特性(フィードバッ
ク状態)のゲイン、(d)は閉ループ特性の位相を示し
たものである。
【0016】通常、例えば電源電圧「VBAT =5V」と
した時の特性を実線で示したとすると、「VBAT =4
V」の場合は、点線で示した様な特性となり、(c),
(d)の様にゲイン、位相共に高周波数の低下が見られ
る。
【0017】又、本システム等に用いられる補正光学系
等の動ける範囲はその光学系の大きさ等によりメカニカ
ルに規制されるのに対し、振れセンサより検出される振
れ信号としては通常の手振れ信号以外にも、撮影する範
囲を変化させるいわゆるパンニングや、撮影者自身の歩
行等による様な大きな振れも入力される為、補正光学系
では電源より供給される最大電力が頻繁に消費される事
になる。この最大電力量は前述した様に電源電圧VBAT
が高い程大きいので、電源電圧が高い時に無駄にエネル
ギーを消費してしまう事になる。
【0018】以上の様に、従来より撮影装置等に用いら
れる防振装置としての補正系のPWM駆動に於ける問題
点を解決する必要がある。
【0019】(発明の目的)本発明の第1の目的は、P
WM駆動時に生じる電源電圧変動にも拘らず、常に所望
とされる周波数特性を得ることのできる防振装置を提供
することである。
【0020】本発明の第2の目的は、PWM駆動時にお
ける電源電圧状態に依らず、消費電力を常に一定の範囲
内に抑えることのできる防振装置を提供することであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、PWM駆動に用い
られる電源電圧を監視する電源電圧監視手段と、該電源
電圧監視手段の出力結果に基づき、補正光学系を時系列
的パルスにより駆動するPWM駆動手段の駆動条件を変
更するPWM駆動制御手段とを設け、電源電圧の変動の
割合に応じて、PWM駆動手段の駆動条件を変更するよ
うにしている。
【0022】上記第1の目的を達成するために、請求項
2記載の本発明は、PWM駆動に用いられる電源電圧を
監視する電源電圧監視手段と、該電源電圧監視手段の出
力結果に基づき、演算手段での増幅率を変化させるPW
M駆動制御手段とを設け、電源電圧の変動の割合に応じ
て、補正光学系の駆動出力を算出する演算手段での増幅
率を変化させ、周波数特性の変化を補償するようにして
いる。
【0023】上記第2の目的を達成するために、請求項
3記載の本発明は、PWM駆動に用いられる電源電圧を
監視する電源電圧監視手段と、該電源電圧監視手段の出
力結果に基づき、補正光学系の駆動出力を算出する演算
手段からの出力を所定値以内に制限する制限手段での制
限値を変化させるPWM駆動制御手段とを設け、補正光
学系等で消費する最大電力量を、電源電圧の状態に依ら
ず、制限手段によって略一定にするようにしている。
【0024】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施例におけるカメ
ラの防振装置の要部構成を示すブロック図であり、本シ
ステム全体の電力を供給する為の電源電池1、さらにこ
の電源電池1の出力VBAT により後述するCPUやA/
Dコンバータの基準電圧等に用いられる一定電圧Vcc
が出力される定電圧回路2が設けられている。
【0026】一方、カメラ及び撮影レンズ全体の絶対空
間に対する振れ量を検出する振れセンサ4があり、この
振れセンサ4としては、コリオリ力を検出する事により
実際の角速度を検出する角速度センサや、ケースに満た
された液体中に置かれた浮体の慣性力を利用して実際の
変位を検出する角変位センサ、更には、単なる慣性体の
慣性力に比例した成分のみを取出して検出する角加速度
センサ等が用いられる。
【0027】本実施例としては、振動子が共振状態にあ
る時、ある軸回りに生ずる回転の角速度をコリオリ力に
よって検出する振動ジャイロが使われる。この振動ジャ
イロの出力には、通常その振動子の共振周波数成分が乗
っている為、この信号成分は取除いてやる必要があり、
又、角速度入力が0の場合でもある程度のオフセット信
号があるので、これらの不要信号を取除く為のフィルタ
回路5が設けられている。このフィルタ回路5からの出
力はシステム全体の制御及びデジタル的な演算を司るC
PU3からの指示によって動作するA/Dコンバータ6
の所定入力に接続されており、ここで定期的にA/D変
換が実行され、CPU3の中にデジタルデータとして取
込まれる。従って、振れセンサ4から検出されるカメラ
及びレンズ全体の絶対空間に対する振れ量はCPU3の
中で後述する所定の演算によって補正系を駆動するのに
最適な形のデータに変換される事になる。
【0028】図2は、上記の振れセンサ4等をカメラ内
に配置した場合の一例を示したものであり、図示した様
に、カメラ100のある2つの回転軸Y軸,P軸回りの
振れをそれぞれ振れセンサ101,102で検知し、そ
れぞれの信号出力に基づく演算及び駆動処理回路10
3,104を介して、レンズ鏡筒106内の補正レンズ
105が駆動される構成となっている。
【0029】再び、図1に戻って、撮影光学系12の前
面、若しくは、その一部で構成される補正光学系11
は、後述する構成の磁気回路中に設けられる駆動回路1
0に所定の電流を流す事によって所定方向に動かされ、
撮影光学系12を通して入射する被写体からの入射光は
点線で示した様に本来の光軸に対して傾くため、結果と
して像面13での結像位置が変化する事により像振れの
補正が行われることになる。
【0030】図3は、この補正光学系の一例としてのシ
フト光学系の具体的構成を示したものであり、50及び
51はそれぞれ実際のx,y軸方向の磁気回路ユニット
を構成するヨーク部で、又52,53はこのヨークとペ
アとなる駆動コイルをそれぞれ表している。
【0031】従って、この駆動コイル52,53に後述
する電力供給手段より所定の電流が通電される事によ
り、撮影光学系の一部を為すレンズ54が図示した様な
光軸に対して垂直な平面のx,y軸方向に平行シフト駆
動される事になる。又、55は上記レンズ54を固定す
る為の支持枠及び支持アームであり、このシフトレンズ
の実際の動きは、レンズ54と一体となって動くIRE
D56,57及びシフトレンズ全体を保持する鏡筒部5
9に固定的に取付けられたPSD61,62とのそれぞ
れの組合せによって光学/電気的に検出される構成とな
っている。更に、58はこのシフトレンズ系への電力の
供給を停止した時に重力により落下するの防ぐ為、レン
ズを略光軸中心位置に保持する為のメカロック機構であ
り、63はチャージピンを、60はこのシフト系の倒れ
方向を規制する為のあおり止めとしての支持球をぞれそ
れ表している。
【0032】再び、図1に戻り、前述した様に補正光学
系11の絶対位置はIREDとPSD及び処理変換回路
で構成される位置検出手段にて所定の電圧に変換され、
この出力はA/Dコンバータ6の所定入力に接続され
る。CPU3からの制御信号によって定期的にA/D変
換が実行され、この補正光学系11の位置情報はデジタ
ルデータとしてCPU3の中に取込まれる事になる。
【0033】この様に振れセンサ4の出力及び補正光学
系11の位置出力は共にCPU3の中で演算され、更に
各調整データが電気的に記憶されている不揮発性メモリ
EEPROM8からの情報をも加味して、どの位補正光
学系11を駆動するべきかの演算量が算出される。この
演算結果はCPU3のポート出力を通して、トランジス
タ16,17,18,19で構成されるブリッジ回路か
ら成る駆動手段に転送される。
【0034】本実施例では、各トランジスタとしてMO
Sタイプのものを使用しているが、通常のバイポーラタ
イプのトランジスタを使用しても実現できる事は言う迄
もない。
【0035】上記の駆動手段の動作について、図4を用
いて説明する。
【0036】今、図4(b)に於て、CPU3からの制
御信号aがH(ハイレベルを意味する),制御信号bが
L(ローレベルを意味する),制御信号cがH,制御信
号dがLの場合、P−MOSトランジスタ17はOF
F,P−MOSトランジスタ16はON、N−MOSト
ランジスタ19はON,N−MOSトランジスタ18は
OFFとなり、駆動コイル10には矢印に示した方向に
電流が流れる事になる。この状態がある時間t1 だけ継
続した後、次に図4(c)に示した様にCPU3からの
制御信号aがH,制御信号bがH,制御信号cがL,制
御信号dがLとなり、P−MOSトランジスタ16,1
7は共にOFF、N−MOSトランジスタ18,19は
共にONとなる。
【0037】この場合、駆動コイル10の持つ自己イン
ダクタンスにより、該駆動コイル10には図4(c)と
同様の方向に電流が流れ続ける。この状態が一定時間t
2 だけ継続すると、再びCPU3からの制御信号は図4
(b)の状態となる為、時間t(t1 +t2 )の繰返し
の中で一定電流Iceが流れる事になる。ここで駆動コ
イル10の内部抵抗をRCL、ブリッジの電源電圧をV
BAT とすると、 Ice=(VBAT /RCL)×(t1 /t) で表される為、時間tに対して時間t1 の値を変化させ
る事により、駆動コイル10に流す電流を変化させる事
が出来る。
【0038】又、駆動コイル10に流す電流の方向を変
える場合には、図4(b)とは反対にCPU3からの制
御信号aがL,制御信号bがH,制御信号cがL,制御
信号dがHで、P−MOSトランジスタ17はON,P
−MOSトランジスタ16はOFF,N−MOSトラン
ジスタ19はOFF,N−MOSトランジスタ18はO
Nとなり、駆動コイル10には矢印と反対方向に電流が
流れる事になる。t1時間の後、CPU3からの制御信
号aがH,制御信号bがH,制御信号cがH,制御信号
dがHで、P−MOSトランジスタ16,17は共にO
FF,N−MOSトランジスタ18,19は共にONと
なり、この場合も図4(c)に示したのと反対方向に電
流が流れ続ける事になる。
【0039】この様にCPU3からの4つの制御信号の
時間変化により、駆動コイル10には所定の方向に所定
の電流が通電される為、補正光学系11の動きを自由自
在に制御する事が可能となる。
【0040】再び、図1に戻って、電源電池1の出力電
圧VBAT は抵抗14と15で所定比に分圧され、この中
間の電位がバッファを成すOPアンプ7を通してA/D
コンバータ6の所定入力に接続される。A/Dコンバー
タ6ではCPU3からの制御信号によって定期的にこの
出力電圧に対するA/D変換が実行され、その結果がデ
ジタルデータとしてCPU3の中に取込まれる。
【0041】次に、CPU3内部での制御動作につい
て、図5〜図9のフローチャートを用いて説明を行う。
【0042】まず、図5のステップ200において、C
PU3内部で一定時間ts毎に上述した方法で振れセン
サ4,補正光学系11,電源電圧等の情報をA/D変換
する為にサンプリングタイマ(図1の20で示したも
の)Tsの値が0にリセットされる。次いでステップ2
01において、このタイマのスタート、即ちカウント動
作が開始される。次のステップ202においては、この
タイマTsの値が所定のtsの値に等しいか否かの判定
が為され、等しくない場合にはこの判定を繰返し、等し
い場合にはステップ203において、次のデータサンプ
リングタイミングが発生出来るように、前記タイマTs
の値が0にリセットされる。
【0043】次のステップ204においては、上述した
様な経路を介して、振れセンサ4に対するA/D変換動
作がCPU3からの制御信号によりA/Dコンバータ6
で開始される。続くステップ205において、このA/
D変換が完了したか否かの判定が為され、完了した事が
検出されると、次のステップ206において、A/Dの
結果がCPU3内部の汎用レジスタA(図1の25で示
したもの)に転送される。そして、ステップ207にお
いて、この振れセンサ4の出力値に相当するデータのう
ち、不要DC成分(フィルタ回路5で充分この値が取除
く事が出来れば省略も可能)を取除く為のハイパス演算
が行われるが、この演算の方法については図9のフロー
チャート、及び、図10の演算条件を用いて説明を行
う。
【0044】まず、図10(a)で示した回路構成は、
コンデンサC1 及び抵抗R1 で実現出来る1次のハイパ
スフィルタの構成で、その伝達特性H(S)は H(S)=VOUT /VIN =(SC11 )/(1+SC11 ) で表される。この伝達特性をデジタルで実現する場合、
サンプリング時間をtsとして、公知のS−Z変換によ
り、各定数値a0 ,a1 ,b1 の値が一義的に決定され
る。この場合 となる。
【0045】従って、この演算サブルーチン300の場
合、まずステップ301において、前述した振れセンサ
出力値が設定されているAレジスタとしての入力データ
がCPU3内部のKレジスタに転送され、次にステップ
302〜304において、上記係数b1 ,a0 ,a1
値がそれぞれCPU3内部のレジスタB1,A0,A1
に設定される。更にステップ305においては、一回前
のサンプリングタイミング時に値が決定される(通常1
番最初のみ0にリセットされる)ワークデータ(RAM
24に記憶されている)が、レジスタW1に転送された
後、次のステップ306において、上記Kレジスタの値
から上記B1及びW1レジスタの乗算結果が減算され、
その結果がW0レジスタに設定される。
【0046】続くステップ307においては、上記A
0,W0レジスタの乗算結果と、A1,W1レジスタの
乗算結果が各々加算されて、その結果がVレジスタに設
定される。次のステップ308においては、このVレジ
スタの値が最終出力データとして、CPU内部のRAM
24に転送され、最後にステップ309において、W0
レジスタの値が次のサンプリング時の演算用として、ワ
ークデータとして転送される。
【0047】以上の演算サブルーチンが終了すると、再
び図5のステップ208において、上述した出力データ
としてのハイパス演算結果がHレジスタに一旦転送され
る。そして、次のステップ209において、上記振れセ
ンサ4として角速度センサ等を用いた場合、振れ変位情
報に変換する為の積分演算が行われる。この積分演算の
方法については、図9のフローチャート、及び、図10
(b)の演算条件を用いて説明を行う。
【0048】図10(b)で示した回路構成は、抵抗R
2 ,コンデンサC2 で実現出来る1次のローパスフィル
タの構成で、f=1/(2πC22 )以上の周波数で
は、1次の積分特性となるが、その伝達特性H(S)
は、 H(S)=VOUT /VIN =1/(1+SC22 ) で表される。この伝達特性を前述としたのと同様に公知
のS−Z変換により各定数値は となる。従って、この定数値に基づき、上述したのと同
様にステップ300〜309の演算が実行され、最終的
にはステップ210で積分演算結果が、CPU内部のI
レジスタに転送される事になる。
【0049】次に、図6のステップ211においては、
位置検出手段9を介して補正光学系11の位置情報に対
するA/D変換動作が開始され、続く図6のステップ2
12において、このA/D変換が終了したか否かの判定
が為された後、ステップ213において、この結果がA
レジスタに設定される。次のステップ214において
は、上記積分結果、即ち振れセンサ4の角変位量に相当
する値が設定されているIレジスタの値と上記補正光学
系11の位置情報が設定されているAレジスタの値との
差分が求められ、その結果が再びIレジスタに設定され
る。
【0050】ステップ215においては、電源電圧V
BAT に相当する値が出力されているOPアンプ7の出力
値に対するA/D変換が開始され、次のステップ216
において、このA/D変換が完了したか否かの判定が為
され、完了した場合にはステップ217でこの結果がA
レジスタに転送される。続いて、ステップ218におい
ては、この補正光学系11のフィードバック制御全体の
ループゲインを設定する為の定数値LPG(この値は固
定データとしてROM23に書込まれている場合、若し
くは、工程等で調整可能な様にEEPROM8内のデー
タが用いられる場合がある)の値がBレジスタにある基
準電圧、例えば「VBAT =5V」を基準とした場合、こ
の電圧のA/D変換値に相当する定数値REFがCレジ
スタに各々設定される。
【0051】この電源電圧変動に対する補正方法として
は、まずステップ220において、上記B,Cレジスタ
の乗算が為され、その結果が再びBレジスタに設定され
た後、続くステップ221において、このBレジスタの
値が電源電圧VBAT に相当する値がAレジスタの値によ
って割算が為され、その結果がBレジスタに設定され
る。
【0052】この方法だと電源電圧の変動分を計算によ
って算出し、その分ソフト的に設定されるループゲイン
を増加/減少させれば、常にフィードバック系のループ
ゲインは一定に保たれる事になる。
【0053】次のステップ222においては、上述した
振れセンサ45の角変位出力値と現在の補正光学系の位
置の差分情報が設定されているIレジスタの値に対し
て、上記電源電圧を補正した後のループゲインデータが
設定されているBレジスタの値との乗算が為され、その
結果が再びIレジスタに転送される。次いでステップ2
23において、補正光学系11のフィードバック制御時
に補正系が発振するのを防ぐ為の位相補償演算が為され
る。
【0054】この位相補償の方法については、図9のフ
ローチャート、及び、図10(c)の演算条件を用いて
説明を行う。
【0055】図10(c)で示した回路構成は、抵抗R
3 ,R4 、コンデンサC3 で実現出来る位相進み補償回
路で、その伝達特性H(S)は、 H(S)=VOUT /VIN =(R4 +SC334 )/(R3 +R4 +SC
34 ) で表される。この伝達特性によりデジタル制御時の各定
数値は となる。従って、この定数値に基づき、上述したのと同
様の方法でステップ300〜309の演算が実現され、
最終的にステップ224でこの位相進み補償の演算結果
が、CPU内部のXレジスタに転送される事になる。
【0056】次に図7のステップ225においては、こ
のXレジスタの符号判定が為され、正数の場合には続く
ステップ226において、内部ラッチPOLが1にセッ
トされ、ステップ227において、上記Xレジスタの値
がPWM制御時のデューティーデータとして設定され
る。次のステップ228において、PWMの周期時間t
が設定された後、ステップ229,230において、こ
の設定されたタイマ値に基づき、PWMデューティータ
イマ及びPWM周期タイマが各々スタートする。そし
て、最後にステップ231において、PORTaがH,
PORTbがL,PORTcがH,PORTdがLとな
るので、駆動コイル10には図4(b)の矢印で示した
方向に電流が流れる事になる。
【0057】一方、ステップ225において、Xレジス
タの値が負数の場合には続くステップ232において、
内部ラッチPOLが0にリセットされ、ステップ233
において、Xレジスタに設定されている値の補数(即
ち、絶対値に相当)値がPWM制御時のデューティーデ
ータとして設定される。次に、ステップ234におい
て、PWMの周期時間tが設定された後、ステップ23
5,236において、この設定されたタイマ値に基づ
き、PWMデューティータイマ及びPWM周期タイマが
各々スタートする。最後に、ステップ237でPORT
aがL,PORTbがH、PORTcがL,PORTd
がHとなるので、この場合駆動コイル10には図4
(b)の矢印で示した方向と反対方向に電流が流れる事
になる。
【0058】この様に、振れセンサ4,補正光学系10
及び電源電池1の情報から決定されるPWM駆動情報に
基づき、補正光学系11の駆動条件が決定した後は、図
8(a),(b)に示したPWMタイマ割込み動作によ
って、一定周期、一定デューティーの時間を保つパルス
が出力される事になる。
【0059】図8(a)のステップ260においては、
上記ステップ227,233で設定されたPWMデュー
ティー時間経過での割込み処理が為され、PORTa〜
dが全てHとなり、図4(c)のように下のN−MOS
トランジスタのみがON状態の為、駆動コイル10には
それ迄と同じ方向に電流が流れ続ける。
【0060】一方、図8(b)のステップ270以降で
は、上記ステップ228,234で設定したPWM周期
割込みが発生し、まず上述したPWMデューティータイ
マがクリアされ、続いてステップ271において、PW
M周期タイマがクリアされ、各々次のパルスを発生する
為の初期状態に設定される。ステップ272において
は、上記ステップ226,232で設定されたPOLの
状態により、POLが1の場合には前述した位相補償演
算結果が正であると判断して、再びPORTaがH,P
ORTbがL,PORTcがH,PORTdがLとな
り、図4(b)と全く状態となる。
【0061】又、POLが0の場合には、前述した位相
補償演算が負であると判断して、PORTaがL,PO
RTbがH,PORTcがL,PORTdがHとなり、
図4(b)と反対方向に電流が流れる事になる。
【0062】以上の様に電圧値をデジタルデータに変換
し、これらの情報から電源電圧に依らず常にPWMを用
いたフィードバックの制御が実現する事が可能となる。
【0063】尚、本実施例では、電源電圧のサンプリン
グを振れセンサや補正光学系のサンプリングと同一タイ
ミングで実現していたが、通常電源電圧のサンプリング
は電源電圧の変動がそれ程短時間で変動しない場合が多
いので、もう少し時間間隔を開けても、特に問題はな
い。
【0064】また、電源にノイズ成分が含まれ変動が大
きい場合には、ある程度電源で電圧情報の平均値から補
正を行った方がいい場合もあり、この場合はもう少しサ
ンプリングの回数を増やす必要がある。
【0065】(第2の実施例)図11(a)のフローチ
ャート及び図11(b)のデータテーブルは本発明の第
2の実施例に関する図であり、上記第1の実施例で行っ
た補正光学系のフィードバックループゲインの補正に関
する別の方法を示したものである。
【0066】第1の実施例のステップ217〜221に
相当する部分が、ステップ350〜354に置換えられ
ている。
【0067】まず、ステップ350においては、上記ス
テップ217と同様に、カメラの電源電圧VBAT の値に
対するA/D結果がAレジスタに設定される。続いて、
ステップ351においては、VBAT の値を順々に比較す
る為のカウンタNが0にリセットされ、続くステップ3
52において、上記Aレジスタの値とカウンタNで指示
されるテーブルデータVBAT (N)の値が比較される。
【0068】ここで、テーブルデータは、図11(b)
で示した様に、VBAT (N){VBAT (0)<VBAT
(N)<VBAT (X)}とLPG(N){LPG(0)
>LPG(N)>LPG(X)}が一体となって、カウ
ンタ値Nによりそのアドレスが設定される構成となって
いる。
【0069】ステップ352において、Aレジスタの値
がVBAT (N)の値より大きい場合には、次のステップ
353において、カウンタ値N値が1つカウントアップ
し、再びステップ352において、次のテーブルデータ
との比較が行われる。
【0070】こうして、順々に比較が行われ、Aレジス
タの値がテーブルデータVBAT (N)より小さくなった
時点で、ステップ354に進み、ここでカウンタNで指
示されるLPG(N)の値が、最終的なループゲインデ
ータとしてBレジスタに設定される事になる。
【0071】この様にテーブルデータより決定されるL
PG(N)の値は、電源電圧が高くなる程、小さくなる
様に設定されているので、PWM駆動によるフィードバ
ック制御が為された場合でも、電源電圧補正が行われ、
常に一定の特性を保つ事が可能となる。
【0072】(第3の実施例)図12のフローチャート
は本発明の第3の実施例に係わる図で、補正光学系で消
費する電力を電源電圧に依らず略一定とする為の補正方
法に関するものであり、図7に示した第1の実施例にお
けるステップ224〜237の一部を新たに変更したも
のである。
【0073】まず、ステップ400においては、前述し
たのと同様に補正光学系11の位相補償演算結果がXレ
ジスタに設定され、続くステップ401においては、電
源電圧VBAT に相当する値がAレジスタに設定される。
続いてステップ402において、PWM駆動の場合のデ
ューティの最大値(通常ROMに設定されている固定
値、若しくはEEPROM8に電気的に書換え可能な形
として設定されている定数値)DUTYMAXがBレジ
スタに、又ステップ403においては、電源電圧の基準
値としてのREFが各々Cレジスタに設定される。
【0074】次にステップ404において、上記電源電
圧の基準値REFの値が設定されているCレジスタの値
を、上記現在の電源電圧値の設定されているAレジスタ
の値で割算した結果とPWMのデューティーのMAXの
基準となるデータの設定されているBレジスタとの乗算
が行われ、最終的にその結果がMレジスタに設定され
る。
【0075】ステップ405においては、Xレジスタの
値の符号判定が為され、正数の場合にはステップ406
において、内部ラッチPOLが1がセットされ、次のス
テップ407において、位相補償演算結果のXレジスタ
の値が、上記電源電圧補正の為されたデューティー制限
値との比較が為され、Xレジスタの値がMレジスタの値
より小さい場合にはそのままステップ409に進むが、
Xレジスタの値がMレジスタの値より大きい場合には、
ステップ408において、Mレジスタの値がXレジスタ
に設定され、最後にステップ409において、このXレ
ジスタの値がPWMデューティーデータとして決定され
る。
【0076】その後の動作は、ステップ228〜231
と全く同じなので、ここでの説明は省略する。
【0077】一方、ステップ405において、Xレジス
タの値が負数の場合には、ステップ410へ進んで、こ
こで内部ラッチPOLの内容が0にクリアされ、次にス
テップ411において、Xレジスタの値の補数値(即ち
絶対値に相当)が、再びXレジスタに設定される。更
に、ステップ412〜414においては、ステップ40
7〜409と全く同様にXレジスタの値とMレジスタと
の値との比較が為され、デューティー制限値以上の結果
が得られている場合には、制限値以内となる様に駆動デ
ータが設定される事になる。
【0078】この様に本実施例では、補正光学系11で
の無駄なエネルギー消費を防ぐ為に、予め最大消費電力
を設定しておき、そして、電源電圧によってこの最大消
費電力が変化しない様に、電源電圧補正を行ったもので
ある。
【0079】尚、本実施例では計算により駆動系の最大
デューティー値を決定したが、第1の実施例に対する第
2の実施例の様に、テーブル比較によってその最大デュ
ーティー値を算出できることは言う迄もない。
【0080】以上の各実施例によれば、補正光学系の駆
動方法として、PWM駆動を用いた場合に生ずる電源電
圧変動に伴う周波数特性の変動を、電源電圧監視回路か
らの出力に基づいて補正するため、電源電圧に拘らず常
に所望の特性を得る事が出来る。
【0081】また、補正光学系の駆動方法としてPWM
駆動を用いた場合に生ずる電源電圧変動に伴う最大消費
電力の変動を、電源電圧監視回路からの出力に基づき補
正するため、電源電圧に拘らず常に一定の消費電力範囲
内に抑える事が出来る。
【0082】更に、電源電圧に応じた最適な定電力リミ
ッタを設けている為、PWM駆動を用いた場合に不要な
電力消費を防止することができる。
【0083】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、トランジスタ16〜19,駆動コイル10が本発明
のPWM駆動手段に相当し、抵抗14,15及びOPア
ンプ7が本発明の電源電圧監視手段に相当し、CPU3
が本発明の演算手段及びPWM駆動制御手段に相当し、
振れセンサ4が本発明の振れ検出手段に相当する。
【0084】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0085】(変形例)本発明は、振れ検出手段として
は、既に述べた、角加速度センサ、加速度センサ、角速
度センサ以外にも、速度センサ、角変位センサ、変位セ
ンサ、更には振れ自体を検出する方法等、振れが検出で
きるものであればどのようなものであっても良い。
【0086】また、本発明は、振れ検出手段と補正光学
系は、互いに装着可能な複数の装置、例えばカメラとそ
れに装着可能な交換レンズにそれぞれわけて設けること
も可能である。
【0087】また、本発明は、クレームまたは実施例の
各構成または一部の構成が別個の装置に設けられていて
もよい。例えば、振れ検出手段がカメラ本体に、補正光
学系が前記カメラに装着されるレンズ鏡筒に、それらを
制御する制御装置が中間アダプタに設けられていてもよ
い。
【0088】更に、本発明は、補正光学系として、光軸
に垂直な面内で光学部材を動かすシフト光学系や可変頂
角プリズム等の光束変更手段や、光軸に垂直な面内で撮
影面を動かすもの等、PWM駆動が可能な構成のもので
あればどのようなものであってもよい。
【0089】さらに、本発明は、一眼レフカメラ,レン
ズシャッタカメラ,ビデオカメラ等のカメラに適用した
場合を述べているが、その他の光学機器や他の装置、更
には構成ユニットとしても適用することができるもので
ある。
【0090】更に又、本発明は、以上の各実施例、又は
それらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源電圧の変動の割合に応じて、PWM駆動手段の駆動
条件を変更するようにしている。
【0092】また、本発明によれば、電源電圧の変動の
割合に応じて、補正光学系の駆動出力を算出する演算手
段での増幅率を変化させ、周波数特性の変化を補償する
ようにしている。
【0093】よって、PWM駆動時に生じる電源電圧変
動にも拘らず、常に所望とされる周波数特性を得ること
ができる。
【0094】また、本発明によれば、補正光学系等で消
費する最大電力量を、電源電圧の状態に依らず、制限手
段によって略一定にするようにしている。
【0095】よって、PWM駆動時における電源電圧状
態に依らず、消費電力を常に一定の範囲内に抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における防振装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例装置を具備したカメラの
要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例における防振装置の要部
構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施例における防振装置の駆動
手段について説明する為の図である。
【図5】本発明の第1の実施例における防振装置の動作
の一部を示すフローチャートである。
【図6】図5の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図7】図6の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第1の実施例におけるPWM駆動に関
する動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施例における演算サブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図10】図9の演算サブルーチンの動作説明を助ける
為の図である。
【図11】本発明の第2の実施例における防振装置の主
要部の動作について説明する為の図である。
【図12】本発明の第3の実施例における防振装置の主
要部の動作を示すフローチャートである。
【図13】従来のカメラの防振装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図14】一般的な補正光学系の特性を示す図である。
【符号の説明】
3 CPU 4 振れセンサ 6 ADコンバータ 7 OPアンプ 9 位置検出手段 10 駆動コイル 12 撮影光学系 11 補正光学系 14,15 抵抗 16〜19 トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載される光学機器の振れを検出する振
    れ検出手段と、該振れ検出手段の出力に基づいて光学系
    に入射する光線を補正する補正光学系と、該補正光学系
    を時系列的パルスにより駆動するPWM駆動手段とを備
    えた防振装置において、PWM駆動に用いられる電源電
    圧を監視する電源電圧監視手段と、該電源電圧監視手段
    の出力結果に基づき、前記PWM駆動手段の駆動条件を
    変更するPWM駆動制御手段とを設けたことを特徴とす
    る防振装置。
  2. 【請求項2】 搭載される光学機器の振れを検出する振
    れ検出手段と、該振れ検出手段の出力に基づいて光学系
    に入射する光線を補正する補正光学系と、前記振動検出
    手段の出力と前記補正光学手段の位置出力を基に所定の
    信号増幅を行い、前記補正光学系の駆動出力を算出する
    演算手段と、該演算手段からの出力に基づき、前記補正
    光学系を時系列的パルスにより駆動するPWM駆動手段
    とを備えた防振装置において、PWM駆動に用いられる
    電源電圧を監視する電源電圧監視手段と、該電源電圧監
    視手段の出力結果に基づき、前記演算手段における増幅
    率を変化させるPWM駆動制御手段とを設けたことを特
    徴とする防振装置。
  3. 【請求項3】 搭載される光学機器の振れを検出する振
    れ検出手段と、該振れ検出手段の出力に基づいて光学系
    に入射する光線を補正する補正光学系と、前記振動検出
    手段の出力と前記補正光学手段の位置出力を基に所定の
    信号増幅を行い、前記補正光学系の駆動出力を算出する
    演算手段と、該演算手段からの出力を所定値以内に制限
    する制限手段と、該制限手段及び前記演算手段からの出
    力に基づき、前記補正光学系を時系列的パルスにより駆
    動するPWM駆動手段とを備えた防振装置であって、P
    WM駆動に用いられる電源電圧を監視する電源電圧監視
    手段と、該電源電圧監視手段の出力結果に基づき、前記
    制限手段における制限値を変化させるPWM駆動制御手
    段とを設けたことを特徴とする防振装置。
JP29804994A 1994-11-08 1994-11-08 防振装置 Pending JPH08136962A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1042188A (ja) * 1996-07-26 1998-02-13 Canon Inc 電子スチルカメラ
JPH11122514A (ja) * 1997-10-08 1999-04-30 Asahi Optical Co Ltd 光学装置の架台およびその固有振動周波数の決定方法
US7675548B2 (en) 2003-08-07 2010-03-09 Canon Kabushiki Kaisha Shake correcting device, shake correcting method and control program for implementing the method
US7679646B2 (en) 2006-07-17 2010-03-16 Asia Optical Co., Inc. Image pickup systems
JP2011254353A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 On Semiconductor Trading Ltd ループゲイン調整回路

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