JP4527400B2 - 造形された非熱可塑性繊維状材料に保留性を与えるための方法 - Google Patents

造形された非熱可塑性繊維状材料に保留性を与えるための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4527400B2
JP4527400B2 JP2003551359A JP2003551359A JP4527400B2 JP 4527400 B2 JP4527400 B2 JP 4527400B2 JP 2003551359 A JP2003551359 A JP 2003551359A JP 2003551359 A JP2003551359 A JP 2003551359A JP 4527400 B2 JP4527400 B2 JP 4527400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibrous material
fiber
fibers
electromagnetic field
thermoplastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003551359A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005511915A (ja
Inventor
ルブイラ,セルジユ
ポン,ニコラ
ステフエニノ,ブノワ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2005511915A publication Critical patent/JP2005511915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4527400B2 publication Critical patent/JP4527400B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/78Arrangements for continuous movement of material
    • H05B6/788Arrangements for continuous movement of material wherein an elongated material is moved by applying a mechanical tension to it
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M10/00Physical treatment of fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, e.g. ultrasonic, corona discharge, irradiation, electric currents, or magnetic fields; Physical treatment combined with treatment with chemical compounds or elements
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/20Combinations of two or more of the above-mentioned operations or devices; After-treatments for fixing crimp or curl
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass
    • D02J13/001Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass in a tube or vessel
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M10/00Physical treatment of fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, e.g. ultrasonic, corona discharge, irradiation, electric currents, or magnetic fields; Physical treatment combined with treatment with chemical compounds or elements
    • D06M10/003Treatment with radio-waves or microwaves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

本発明は、アミノ基を含んでなる造形された非熱可塑性繊維状材料に保留性を与えるための方法に関する。それはまた、該方法から得ることができる永久に造形された繊維状材料にも関する。
多くのテキスタイルプロセスは、織られた、編まれたまたは編組みされた構造物への次の製造前に多フィラメント繊維の加撚を含む。加撚は、フィラメントを螺旋パターンに従って配列することによって組み合わせる、または2個もしくはそれ以上の平行単糸を合撚糸もしくはコードへ組み合わせるプロセスである。撚りは、繊維の単位長さ当たりの繊維の縦軸周りの回転の数、すなわちtpmと略記されるメートル当たりの回転として一般に表される。多フィラメント糸加撚は、糸に高い抱合を与える加工補助と一般に考えられる。それはまた、最適負荷分担に好適なフィラメント配列とも考えられる。加撚はまた、順にもっと効率的な応力伝達およびマトリックスと強化繊維との間のより良好な機械的接合に寄与する、ゴムのような、マトリックスのより良好な固定を見込んだ一様なモルフォロジを糸表面に与えるために用いられる。それゆえ、加撚は、一般に強度、滑らかさおよび一様性を大きくするために、または糸で特別の効果を得るために用いられる。
これらの理由のために、特定の形状で、例えば撚り形の下で安定化した繊維を提供することは興味あることかもしれない。(特許文献1)は、熱可塑性繊維の撚りを永久に固定するための方法を開示している。
しかしながら、高弾性率、高強度の非熱可塑性繊維状材料、より一般的にはアラミド繊維のような結晶質繊維は、容易に撚りを戻す自然の傾向を有するので、適度のおよび高度の撚りレベルで安定化させるのは困難である。
低いおよび中程度の撚りレベルのために、S撚り糸をZ撚り糸と組み合わせて安定化した組合せアセンブリをもたらす2工程方法である、いわゆるSおよびZ撚り配置を用いることは公知である。それにもかかわらず、アミノ基を含んでなる非熱可塑性繊維の場合に、例えば1670デシテックス糸に対してメートル当たり百回転を超える高いtpmについて該方法を用いることは、実用的な、生産性および一様性なやり方ではない。
今、特定のマイクロ波によって発生した一定のおよび一様に分布した電磁場に、造形された繊維状材料を曝すことによって、たとえこの材料がアミノ基を含んでなる高弾性率または高強度の非熱可塑性材料であっても、前記造形された繊維状材料に保留性を与えることが可能であることが分かった。
マイクロ波加熱は、家庭用途だけでなく工業用途でも周知の技術である。(特許文献2)および(特許文献3)は、フィラメント横断面の端から端まで内部クラックを示す繊維を得るためにパラ−アラミド繊維を熱処理するためのマイクロ波の使用を開示している。
米国特許第5,794,428号明細書 米国特許第5,175,239号明細書 米国特許第5,146,058号明細書
本発明の一態様は、単一モード横方向磁気010モード円筒形共振空洞マイクロ波反応器によって発生した一定のおよび一様に分布した電磁場に、造形された非熱可塑性繊維状材料を低い張力下に曝すことを含んでなる、造形された非熱可塑性繊維状材料に保留性を与えるための方法であって、
−一様に分布した電磁場が5MHzから500GHzの周波数で運転され、
−造形された非熱可塑性繊維状材料が0.01から1200m/分の速度で一様に分布した電磁場を通って処理され、
−造形された非熱可塑性繊維状材料の温度上昇の変化率が300℃/秒未満であり、
−造形された非熱可塑性繊維状材料がi)アミノ基を含んでなる少なくとも1種のポリマー構造物とii)少なくとも0.05重量%の水性組成物とを含んでなる
方法である。
本発明の別の態様は、上に記載された方法によって得ることができるまたは得られた永久に造形された非熱可塑性繊維状材料である。
本発明の別の態様は、本発明の永久に造形された非熱可塑性繊維状材料を含んでなる構造物である。この構造物は、織られた、編まれた、編組みされた、螺旋状にされた、フェルト状にされた、一方向にレイダウンされたまたは不織の構造物であってもよい。不織構造物には、フリース、ワッディング、フェルトが含まれてもよい。
本発明の別の態様は、単一モード横方向磁気010モード円筒形共振空洞マイクロ波反応器によって発生した一定のおよび一様に分布した電磁場に、造形された非熱可塑性繊維状材料を曝すことを含んでなる、該造形された繊維状の非熱可塑性材料に保留性を与える方法である。
本発明の別の態様は、単一モード横方向磁気010モード円筒形共振空洞マイクロ波反応器によって生じた一定のおよび一様に分布した電磁場に、0.2gpd未満の張力下に繊維を曝すことを含んでなる、該撚られたパラ−アラミド繊維に保留性を与えるための方法であって、
−一様に分布した電磁場が5MHzから500GHzの周波数で運転され、
−繊維が0.01から1200m/分の速度でマイクロ波反応器を通って処理され、
−繊維の温度上昇の変化率が300℃/秒未満であり、
−繊維が少なくとも0.05重量%の水性組成物とを含んでなる
方法である。
非熱可塑性繊維状材料向けの永久的な形状は、繊維の弾性的性質から独立した伸張係数を繊維に与えることのような特殊用途に必要とされるかもしれない。例えば、かかる永久に造形された繊維は、繊維とゴムとの間の伸び勾配を減らすためにゴム複合材料中に使用されてもよい。
本発明の方法で、最大運転撚りレベルまでの永久的な撚りを非熱可塑性繊維に与えることが可能である。最大運転撚りレベルは、撚りアセンブリを構成するフィラメントの破損または破壊を引き起こさないであろう撚りレベルと一般に考えられる。例えば、この永久的な撚りレベルは、パラ−アラミド繊維から製造された1670デシテックス糸については1000tpmに達することができる。繊維は、米国特許第5,175,239号に記載されているようなフィラメント横断面にわたって現れる可能性がある内部クラックを示さない。それは高い抱合と高い安定性とを有する。特に、本発明の方法で、撚られた非熱可塑性繊維を高度に一様なやり方で安定化させることが可能である。この高度の安定化は、エラストマーマトリックスまたは複合マトリックスでの螺旋化、編み、織編み、編組み、フェルト化または埋込みのような任意の後続加工に必要な任意の撚りレベルを求めて操作されてもよい。
かかる永久に撚られた非熱可塑性繊維は、織または編構造物で高い抱合と安定性とを達成することを可能にするので、縫糸(様々なマトリックスまたは織布もしくは編布を強化するための繊維)として使用されてもよい。本発明の永久に撚られた非熱可塑性繊維から製造された織または編構造物は、寸法的に高度に安定であり、残留トルク効果を示さないであろう。かかる構造物は伸縮性でもある。
本発明の方法はまた、繊維状材料の形状を維持するために先行技術の方法に必要であろう中間工程を排除するという利点も有する。
図1について言及すると、供給張力調整ロール12からの繊維11は、繊維の所望の整列を確実にするために回転ガイド13越しに供給される。繊維は前処理装置14に供給され、そこで繊維中の含水率が少なくとも0.05重量%であるようにそれを湿らせることができる。水前処理は、既に0.05重量%よりも多い水を有する、一度も乾燥されたことがない繊維の場合には任意であってよい。あるいはまた、前処理装置14は供給繊維11に含有される水の量を調整するための脱水装置であることができる。それはまた、温度調節前処理および/または塗装もしくはプラズマもしくは任意の好適な処理であることもできる。場合により、前処理装置は加撚装置またはフィラメント変形を与える任意の嵩高加工装置であることができる。前処理装置14から、繊維は張力制御ロール15へ供給され、次にマイクロ波共振空洞反応器16中へ通る。プロセスは、幾つかの共振空洞反応器を直列または並列の任意の好適な配置で含むように調整することができる。マイクロ波電磁場は、マイクロ波制御装置17によって制御される。繊維は空洞中で、好ましくは繊維状材料の形状を維持するのに好適な、好ましくは0.2g/デニール未満の比較的低い張力に維持される。マイクロ波反応器の出口で、繊維は張力制御ロール18に、次にガイド19に供給される。次に繊維は、繊維の所望の配列を確実にするために回転ガイド20へ供給される。繊維は後処理装置21に供給され、そこで繊維をさらに加熱し、乾燥し、または例えば塗装もしくはプラズマ処理によってまたは任意の他の好適な後処理によって表面処理することができる。後処理装置の使用は場合による。次に繊維は回転する張力ガイド22を通過する。最後に、繊維は張力制御プレシジョンワインダ23を用いて巻き取られる。
図1のプロセスは、幾つかの繊維の処理を平行で実施させるようにさらに改良することができる。
ここで図2について言及すると、本発明での使用に好適な30として全体を示されている円筒形マイクロ波共振空洞反応器が描かれている。反応器は、TM010(横方向磁気010)モードと工業的用途向けには915MHzまたは2450MHzに一般にセットされる中心周波数で所望の共振状態とを支えるようにデザインされた円筒31によって画定される空洞を含んでなる。915MHz共振条件に好適なディメンションは図2に与えられている。典型的な装置は、28VDC、53Aスイッチング電源に連結された915MHz、400W増幅器または28VDC、107A電源に連結された915MHz、800W増幅器である。
円形横断面反応器は、放射対称の電磁場分布と輪郭のはっきりした軸方向電磁場分布とを組み合わせている。「円形横断面」とは、本明細書では円形のまたは卵形の横断面を意味する。
マイクロ波源32がマイクロ波を開始する。繊維11は入口33を通って供給され、出口34を通って出る。繊維路は直線状である。
図3について言及すると、図2に示されたものに似ているが、さらに繊維路を正弦曲線であるようにするセラミックガイド41を含んでなる、円筒形マイクロ波共振空洞反応器40が描かれている。
詳細な記述
「繊維状材料」には、本明細書で用いるところでは、フィラメントのような無限の繊維、短い繊維状構造物、短い切断繊維、微細繊維、マルチフィラメント、コード、糸、繊維、フェルト、布、織られた、編まれた、編組みされた、螺旋状にされた、フェルト状にされた構造物または不織形が含まれる。繊維は、ステープルファイバーへ、無限の繊維の糸へ、ステープル糸と連続糸との中間の糸として記載することができる牽切糸へ紡糸される短い繊維状構造物の糸へ製造されてもよい。糸、繊維、布、織られた、編まれた、編組みされた、螺旋状にされた、フェルト状にされた構造物または不織形は、連続フィラメント、短い繊維またはパルプから製造されてもよい。
「造形された繊維状材料」には、本明細書で用いるところでは、任意の繊維、布、テキスタイル、衣料品、繊維状構造物または撚り、織編み、編組み、捲縮、プライイング、編み、螺旋化、フェルト化もしくは一方向レイングダウンまたは任意の他の変形のような任意の造形プロセスに曝された、上に定義されたような繊維状材料から製造された完成品が含まれる。
「水性組成物」には、本明細書で用いるところでは、水、溶媒、および/または溶液、乳濁液もしくは分散系の形でのそれらの混合物が含まれる。それは、塩、ポリマー、または他の乳化された、分散されたまたは溶解された化学化合物を含有することができる。好ましくは、水性組成物は水である。この水性組成物は遊離形下でおよび/または結合形下で繊維状材料内に存在してもよい。本発明の好ましい実施形態では、水性組成物は両形(遊離および結合)下で存在する。
「熱可塑性材料」は、本明細書で用いるところでは、熱に曝された時に軟化し、室温に冷却された時にその元の状態に戻る材料を意味する。非熱可塑性材料は、熱に曝された時に軟化しない。
本発明で好適な非熱可塑性繊維状材料には、アミノ基を含んでなる少なくとも1種のポリマー構造物を含んでなる任意の天然または人造の非熱可塑性繊維状材料が含まれる。「アミノ基」には、本明細書で用いるところでは、アミン基、アミド基および/またはアミノ酸基が含まれる。人造および天然の繊維状材料には、ポリアミド、ポリアミン、ポリベンゾイミダゾール(PBI)のようなポリイミド、ポリフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)、天然絹、クモ絹、ヘアおよびアミノ酸配列を呈するすべての天然繊維が含まれる。これらの基は、直鎖または分枝の、環式または複素環式の、飽和または不飽和の、脂肪族または芳香族の化学構造の部分であることができる。アミノ基を含んでなる好ましいポリマー構造物には、ポリアミド、ポリアミン、ポリイミド、アラミド、それらのブレンドおよび混合物が含まれる。好ましくは、アミノ基を含んでなるポリマー構造物はアラミドである。
アラミドは、部分的に、主にまたは排他的に芳香族環からなる、カルバミドブリッジによって、または場合により、さらにまた他のブリッジング構造物によって連結されているポリマーである。かかるアラミドの構造は、次の一般式の繰り返し単位
(−NH−A1−NH−CO−A2−CO)n
(式中、A1およびA2は同じかまたは異なるものであり、また置換されていてもよい芳香族および/または多環芳香族および/または複素芳香環を示す)によって説明されてもよい。典型的にはA1およびA2は互いに独立して、ハロゲン、C1〜C4アルキル、フェニル、カルボアルコキシル、C1〜C4アルコキシル、アシルオキシ、ニトロ、ジアルキルアミノ、チオアルキル、カルボシキルおよびスルホニルを含んでなってもよい1個もしくはそれ以上の置換基で置換されていても、置換されていなくてもよい1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、1,2−フェニレン、4,4’−ビフェニレン、2,6−ナフチレン、1,5−ナフチレン、1,4−ナフチレン、フェノキシフェニル−4,4’−ジイレン(diyelen)、フェノキシフェニル−3,4’−ジイレン(diyelen)、2,5−ピリジレンおよび2,6−キノリレンから選択されてもよい。−CONH−基はまたカルボニルヒドラジド(−CONHNH−)基、アゾまたはアゾキシ基に取って代わられてもよい。
これらのアラミドは一般に、二酸塩化物、または相当する二酸とジアミンとの重合によって調製される。
アラミドの例は、ポリ−m−フェニレン−イソフタルアミドおよびポリ−p−フェニレン−テレフタルアミドである。
追加の好適な芳香族ポリアミドは次の構造
(−NH−Ar1−X−Ar2−NH−CO−Ar1−X−Ar2−CO−)n
(式中、XはO、S、SO2、NR、N2、CR2、COを表す)のものである。
RはH、C1〜C4アルキルを表し、同じであっても異なってもよいAr1およびAr2は、1,2−フェニレン、1,3−フェニレンおよび1,4−フェニレンから選択され、その中で少なくとも1個の水素原子がハロゲンおよび/またはC1〜C4アルキルで置換されてもよい。
さらに有用なポリアミドは米国特許第4,670,343号に開示されており、そこでは、アラミドは、合計A1およびA2の好ましくは少なくとも80モル%が置換されていても置換されていなくてもよい1,4−フェニレンおよびフェノキシフェニル−3,4’−ジイレン(diyelen)であり、かつ、フェノキシフェニル−3,4’−ジイレン(diyelen)の含有率が10モル%〜40モル%であるコポリアミドである。
アラミドと共に添加物が使用されてもよく、事実、10重量%ほどまで多くの他のポリマー材料がアラミドとブレンドされてもよいこと、または10%ほど多くの他のジアミンがアラミドのジアミンに置換した、もしくは10%ほど多くの他の二酸塩化物がアラミドの二酸塩化物に置換した共重合体が使用されてもよいことが分かった。
アミノ基を含んでなる少なくとも1種のポリマー構造物に加えて、本発明の非熱可塑性繊維状材料はまた、少なくとも1種の熱可塑性ポリマーを含んでなってもよい。かかる熱可塑性ポリマーには、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリフルオロカーボン、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびそれらの混合物が含まれる。
「一定のおよび一様に分布した電磁場」は、本明細書で用いるところでは、放射対称であり、かつ、軸的に不変である電磁場を意味する。かかる電磁場はマイクロ波反応器によって生み出されてもよい。「マイクロ波」は、本明細書で用いるところでは、5MHzから500GHzの周波数範囲の電磁放射を意味する。政府規制および磁電管電源の現在の入手可能性のために、周波数は通常、工業的用途向けには915または2450MHzである。
本発明に好適なマイクロ波反応器は、円筒形ジオメトリの単一モードマイクロ波反応器である。かかるジオメトリでは、繊維状材料が繊維である場合、電磁場は予側可能で、繊維周りに一様に分布する。
図2および3に描かれた、この円形横断面反応器は、放射対称の電磁場分布と輪郭のはっきりした軸方向電磁場分布とを組み合わせている。
本発明に特に好適な反応器の例は、エイ.シー.メタキサス(A.C.Metaxas)、およびアール.ジェー.メレディス(R.J.Meredith)著「Industrial Microwave Heating(工業的マイクロ波加熱)」、英国、ロンドン、ピ−ター・ペレグリナス(Peter Peregrinus)社、1983年、183−193ページに記載された、マイクロ波電源としてアメリカン・マイクロウェーブ・テクノロジー(American Microwave Technology)(AMT)ソリッドステート増幅器、32.7cm波長を備えた、28VDC電源から電力を供給され、400Wの最大電力レベルの、30cmの内部長さ(L)および12.5cmの内径(R)の寸法の、そして915MHzの共振周波数を発生する単一モードTM010(横方向磁気010モード)円筒形共振空洞である。
前に記載された空洞の直列または並列または任意の好適な配置での結合は、本発明の範囲の一部であると考えられる。
「低い張力下」は、本明細書で用いるところでは、実質的に非常に低い張力を意味する。繊維状材料が繊維以外の任意の繊維状構造物である場合、それは好ましくは何の張力にも曝されない。繊維状材料が繊維である場合、張力は好ましくは0.2gpd(デニール当たりのグラム)未満である。
「保留性」は、本明細書で用いるところでは、次の試験に従って測定される。すなわち、本発明の方法によって得られた永久に造形された非熱可塑性繊維状材料が「造形を解かれる」、言い換えれば、永久に造形された繊維状材料を構成する基本繊維状材料が、形状をかつて与えられる前に有していた元の直線状位置へ戻される。例えば、永久に造形された繊維状材料が撚られた繊維である場合、それは撚りを戻され、それが捲縮した繊維である場合、それは捲縮を解かれ、それが編布である場合、それは、繊維状材料がその元の直線状位置に伸びるように編みを解かれる。この「造形を解くプロセス」は、本発明の方法によって繊維状材料が獲得した自然弾性のために、ある程度の張力下に行われなければならない。いったん繊維状材料が完全に造形を解かれたら、すなわち、いったんそれがその直線状の元の位置に戻されたら、それはいかなる張力からも解放され、「造形を解く」プロセスの前にそれが有した形状へ自由に戻ることができる。「造形を解く」プロセスの前後で繊維状材料の形状のそれぞれのレベルを比較することによって、次に繊維状材料の形状保持の百分率を測定することができる。この百分率が形状の保留性である。本発明の方法で、保留性は少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも70%である。それは、本発明の方法に曝された造形された繊維状材料が「造形を解いた」後にその形状の少なくとも30%を保持することを意味する。造形された繊維状材料が撚られた繊維である場合、この撚りが下の実施例で記載されるように測定されると、繊維は、与えられた撚りの、少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%、さらにより好ましくは少なくとも96%を保持する。
本発明の方法は、以前には決して達成されなかった永久の高い撚りレベルをパラ−アラミド繊維に与えさせる。例えば、工業繊維については、最適撚りレベルTpm(メートル当たりの回転)は、式(10)としてASTM D885−98に与えられた次の関係
Tpm=960(1.1)/(テックス)−1/2
を用いて、一般に認められている1.1の撚り乗数TMについて計算される。
1670デシテックスのパラ−アラミド繊維および1.1のTMについての例として、最適計算撚りレベルは約80tpmである。この値は
Tpm=(1.1)960(テックス)−1/2=(1.1)960(167)−1/2
で与えられる。
先ず500tpmで撚られ、次に本発明の方法に曝された1670デシテックスのパラ−アラミド繊維の場合、400tpmの永久撚りレベルが観察できる。
本発明の一実施形態では、繊維状材料は繊維である。「繊維」は、本明細書で用いるところでは、その直径または幅の少なくとも1000倍の長さを有する繊維状材料を意味する。繊維は好ましくはポリアミド繊維であり、より好ましくはアラミド繊維である。排他的に芳香族ポリアミドからなる繊維が好ましい。ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)から形成されるパラ−アラミド繊維がより好ましい。
好ましくは、繊維は約10〜約2500g/デニール、好ましくは約1000〜約2500g/デニールの弾性率と、約3〜約50g/デニール、好ましくは約3〜約38g/デニールのテナシティを有する。弾性率およびテナシティはASTM D885−98方法に従って測定される。
繊維は一般に、周知であり、かつ、米国特許第3,767,756号または同第4,340,559号に記載されているような空隙紡糸法を用いて異方性紡糸原液から紡糸される。繊維は、約80℃の異方性紡糸原液から空隙を通って約5℃の水性凝固浴中へ、そして水性リンスおよび洗浄によって紡糸される。生じた繊維はいわゆる「一度も乾燥されたことがない」、水分率レベルのためのASTM D885−98に従ってこの含水率が測定されると、少なくとも0.05重量%、好ましくは0.05から400重量%の水を含む。この水は、繊維の長さに沿って一様に分布している。
本発明の方法のための繊維状材料として、一度も乾燥されたことがないまたは部分的にもしくは完全に乾燥された繊維を用いることが可能であり、完全に乾燥された繊維の場合には、繊維が少なくとも0.05重量%の水性組成物を含むように、繊維をマイクロ波処理の前に数時間水性組成物中に浸漬することが重要である。
ハイブリッド繊維、天然および人造繊維のような異なる繊維のブレンドをはじめとする上の材料の混合物を含んでなる繊維を使用することもまた可能である。さらに、二成分繊維、例えば、コアがスキンとは異なる材料からなる繊維か、または様々なフィラメントが異なる特質からのものである繊維もまた、本発明に従って使用されてもよい。
本発明に好適な繊維は、丸い、平らであってもよく、または別の横断面形状を有してもよく、または中空繊維であってもよい。
本発明の好ましい実施形態では、造形された繊維状材料は撚られた繊維である。
造形された繊維状材料、好ましくは撚られた繊維は、0.01〜2000m/分に調節されてもよい速度で一定のおよび一様に分布した電磁場を通って処理される。典型的な速度は、紡糸工程中以外の繊維状材料処理については60m/分であり、繊維状材料の製造中の速度については800m/分である。
本発明の方法の間ずっと、繊維状材料は非常に低い張力に維持される。それは好ましくは全く張力を受けない。繊維状材料が繊維である場合、張力は好ましくは0.2g/d未満である。
繊維状材料が本発明の方法の間に分解しないことが非常に重要である。この観点で、繊維状材料の温度上昇の変化率は、それが電磁場に曝されている時間の間300℃/秒未満である。本発明の好ましい実施形態では、繊維状材料のマイクロ波反応器中の滞留時間は0.1秒よりも大きく、より好ましくは、それは、得られる繊維状材料の温度と入ってくる繊維状材料の温度との差が300℃未満であるために必要な時間である。
入ってくる繊維状材料の温度は選択されてもよく、成分の耐熱性によって制限されるにすぎず、これは非常に高い温度だけでなく非常に低い温度にも正当である。それにもかかわらず、10℃〜100℃の範囲が好ましく、15℃から45℃の範囲がより好ましい。
繊維状材料が繊維である場合、繊維路は、図2に示されるように、反応器中心主軸と完全に一致する直線状軌道であってもよい。繊維路は、図3に示されるように交互に正弦曲線を描いてもよく、かかる場合には、繊維長さに沿って一様に分布した特殊な繊維機械的および化学的特性をもたらすことができる、繊維に沿って周期的に変わる電磁分布を得る。さらに正弦曲線繊維路を、同様な効果を生み出す反応器の幾何学的中心から片寄らせることができる。あるいはまた、反応器中に適切に配置されたインサートを改変して、同様な周期的繊維処理を生み出すことができる。さらに、例えば可変の厚さのかかるインサートを用いて、反応器におけるその入口からその出口まで繊維の吸収性の変動にマッチする軸方向電磁場の勾配分布を生み出すことができる。この後者の場合は、反応器の入口から出口への勾配を依然として生み出す直線状繊維路のために用いることができる。可変振幅の正弦曲線繊維路、または非円形だが卵形の空洞横断面のような他の変動が本発明の範囲内で可能であり、該範囲は上の交互構築物および繊維路構造に限定されるべきではない。
好ましい実施形態では、水蒸気を排出するために反応器を通して窒素または空気を循環させることができる。
マイクロ波反応器の出口で、得られる繊維状材料の温度は好ましくは100℃未満であり、より好ましくは45℃未満である。
マイクロ波反応器の出口で、繊維状材料は追加の処理を受けてもよい。例えば、それはさらに加熱される、または表面処理される、または空気式生産ライン用のエポキシ−ラテックス配合物のような様々なポリマー溶液で被覆されてもよい。それはまた、プラズマ、静電気放電、またはコロナ処理を受けることもできる。
本発明の方法の反応器の具体的なデザインで、初めにその長さに沿って固定のマイクロ波損失係数を有する繊維は、特殊境界である入口および出口を除いて、その全体長さにわたって同じ電磁場強度に曝される。それゆえ繊維は、その長さすべてにわたって等方性処理を受け、それゆえテナシティ、弾性率、残存含水率、撚り一様性および永久造形に関しては一定の特性を示す。
本発明の方法によって得られた永久に造形された繊維は何の内部クラックも示さない。それらのモルフォロジおよび密度はほとんど不変のままである。それらは本方法の間ずっと何の収縮も示さない。それらは通常、約2.65〜約33.5cN/デシテックス(約3〜約38g/デニール、好ましくは約15〜約38g/デニール)の比破壊強度および約8.83〜約2297cN/デシテックス(約10〜約2500g/デニール、好ましくは約1000〜約2500g/デニール)の比弾性率を有する。
本発明は次の実施例に関してより詳細に説明される。
実施例1
合計1670デシテックス線密度に等しい、フィラメント当たり1.5デニールの1000フィラメントから製造したケブラー(Kevlar)(登録商標)29パラ−アラミド糸の正規ボビンを下に述べるすべての実施例用の供給材料として使用した。この材料を以下K29と言う。ASTM D885−98を用いてK29に関して測定した含水率は5.9重量パーセントである。
十分な量のK29糸を、500tpmにセットしたサウラー・アルマ(SAURER ALLMA)(登録商標)エラスト−ツイスター(elasto−twister)AZB200/240ケブラー(登録商標)を用いて撚り、感知されるほどの膨潤または収縮なしに水暴露に耐えることが知られているプラスチック円筒状チューブ上に直接巻き取った。500tpm撚りK29糸を以下M3Dと言う。検撚機ザイグル(Zeigle)D311を用いて、真のtpmが609tpmであることを確認した。609tpmは、それが撚糸機の手動制御を用いた高い撚りレベルであるので、500tpmのセットポイントに対して全くありふれた開きである。
M3Dの50cm試料は、その自然平衡レベルへ自由に弛緩して撚りを戻すことができる。検撚機を用いて、M3Dの弛緩した試料の撚りを完全に戻して残留撚りを測定する。ゼロ撚りレベルは、フィラメント束の中央を通りその軸に沿ってピンを走らせることによって確認する。ピンの遮断によって止められることなくピンを試料の一境界から他の境界へ軸方向に自由に移動させることができるべきである。残留撚りレベルは309tpm、すなわち、最初の撚りの51%であると測定された。保留性は従って51%である。弛緩試料の含水率は約5.9重量パーセントで不変のままである。
M3Dの試料のモルフォロジのSEM(走査電子顕微鏡)分析は、フィラメントが変化していないことを示し、特にフィラメントの縦軸と平行の何のクラックも観察されなかった。図4は、M3Dのフィラメントの束の横断面とM3Dの単一フィラメントの未変化横断面の図4aとを示す。未変化横断面とは、横断面が損傷していないこと、言い換えれば断面を横切って何のクラックもないことを意味する。
実施例2
500tpmにセットしたサウラー・アルマ(登録商標)エラスト−ツイスターAZB200/240ケブラー(登録商標)を用いて、十分な量のK29糸を撚り、感知されるほどの膨潤または収縮なしに水暴露に耐えることが知られているプラスチック円筒状チューブ上に直接巻き取った。500tpm撚りK29糸を以下M3Dと言う。検撚機ザイグルD311を用いて、真のtpmが617tpmであることを確認した。617tpmは、それが撚糸機の手動制御を用いた高い撚りレベルであるので、500tpmのセットポイントに対して全くありふれた開きである。
M3Dの十分な数のボビンを、脱イオン水を含有する容器に48時間浸漬した。得られた繊維を以下M1500と言う。ASTM D885−98を用いてM1−500に関して測定した含水率は22.1重量パーセントである。
M1−500の50cm試料は、その自然平衡レベルへ自由に弛緩して撚りを戻すことができる。検撚機を用いて、M1−500の弛緩した試料の撚りを完全に戻して残留撚りを測定する。ゼロ撚りレベルは、フィラメント束の中央を通りその軸に沿ってピンを走らせることによって確認する。ピンの遮断によって止められることなくピンを試料の一境界から他の境界へ軸方向に自由に移動させることができるべきである。残留撚りレベルは409tpm、すなわち、最初の撚りの66%であると測定された。保留性は従って66%である。
M1−500の試料のモルフォロジのSEM(走査電子顕微鏡)分析は、フィラメントが変化していないことを示し、特にフィラメントの縦軸と平行の何のクラックも観察されなかった。図5は、M1−500のフィラメントの束の横断面とM1−500の単一フィラメントの未変化横断面の図5aとを示す。
実施例3
十分な量のK29糸を、500tpmにセットしたサウラー・アルマ(登録商標)エラスト−ツイスターAZB200/240ケブラー(登録商標)を用いて撚り、感知されるほどの膨潤または収縮なしに水暴露に耐えることが知られているプラスチック円筒状チューブ上に直接巻き取った。500tpm撚りK29糸を以下M3Dと言う。検撚機ザイグルD311を用いて、真のtpmが611tpmであることを確認した。611tpmは、それが撚糸機の手動制御を用いた高い撚りレベルであるので、500tpmのセットポイントに対して全くありふれた開きである。
M3Dの十分な数のボビンを、脱イオン水を含有する容器に48時間浸漬した。ボビンを容器から取り出し、6メートル毎分で図1のオフライン処理装置に供給した。円筒形TM010共振空洞中の相当滞留時間は3秒であった。共振円筒形空洞は、そのディメンションも与える図2に描かれている。空洞に入る繊維温度は、空洞を出る「処理された」繊維の40℃未満に比べて約20℃であった。ASTM D885−98方法を用いた、空洞に入る繊維の含水率は、空洞を出る「処理された」繊維の18.8重量パーセントに比べて22.1重量パーセントであった。以下M3Aと言われる、出てくる繊維を円筒形プラスチックチューブ上へ巻き取った。
M3Aの50cm試料は、その自然平衡レベルへ自由に弛緩して撚りを戻すことができる。検撚機を用いて、M3Aの弛緩した試料の撚りを完全に戻して残留撚りを測定する。ゼロ撚りレベルは、フィラメント束の中央を通りその軸に沿ってピンを走らせることによって確認する。ピンの遮断によって止められることなくピンを試料の一境界から他の境界へ軸方向に自由に移動させることができるべきである。残留撚りレベルは589tpm、すなわち、最初の撚りの96%であると測定された。保留性は従って96%である。
M3Aの試料のモルフォロジのSEM(走査電子顕微鏡)分析は、フィラメントが変化していないことを示し、特にフィラメントの縦軸と平行の何のクラックも観察されなかった。図6は、M3Aのフィラメントの束の横断面とM3Aの単一フィラメントの未変化横断面の図6aとを示す。
実施例4
十分な量のK29糸を、500tpmにセットしたサウラー・アルマ(登録商標)エラスト−ツイスターAZB200/240ケブラー(登録商標)を用いて撚り、感知されるほどの膨潤または収縮なしに水暴露に耐えることが知られているプラスチック円筒状チューブ上に直接巻き取った。500tpm撚りK29糸を以下M3Dと言う。検撚機ザイグルD311を用いて、真のtpmが604tpmであることを確認した。604tpmは、それが撚糸機の手動制御を用いた高い撚りレベルであるので、500tpmのセットポイントに対して全くありふれた開きである。
M3Dのボビンを6メートル毎分で図1のオフライン処理装置に供給した。円筒形TM010共振空洞中の相当滞留時間は3秒であった。共振円筒形空洞は、そのディメンションも与える図2に描かれている。空洞に入る繊維温度は、空洞を出る「処理された」繊維の40℃未満に比べて約20℃であった。ASTM D885−98方法を用いた、空洞に入る繊維の含水率は、空洞を出る「処理された」繊維の1.5重量パーセントに比べて5.9重量パーセントであった。以下M3Cと言われる、出てくる繊維を円筒形プラスチックチューブ上へ巻き取った。
M3Cの50cm試料は、その自然平衡レベルへ自由に弛緩して撚りを戻すことができる。検撚機を用いて、M3Cの弛緩した試料の撚りを完全に戻して残留撚りを測定する。ゼロ撚りレベルは、フィラメント束の中央を通りその軸に沿ってピンを走らせることによって確認する。ピンの遮断によって止められることなくピンを試料の一境界から他の境界へ軸方向に自由に移動させることができるべきである。残留撚りレベルは483tpm、すなわち、最初の撚りの80%であると測定された。保留性は従って80%である。
M3Cの試料のモルフォロジのSEM(走査電子顕微鏡)分析は、フィラメントが変化していないことを示し、特にフィラメントの縦軸と平行の何のクラックも観察されなかった。図7は、M3Cのフィラメントの束の横断面とM3Cの単一フィラメントの未変化横断面の写真図7aとを示す。
実施例5
十分な量のK29糸を、500tpmにセットしたサウラー・アルマ(登録商標)エラスト−ツイスターAZB200/240ケブラー(登録商標)を用いて撚り、感知されるほどの膨潤または収縮なしに水暴露に耐えることが知られているプラスチック円筒状チューブ上に直接巻き取った。500tpm撚りK29糸を以下M3Dと言う。検撚機ザイグルD311を用いて、真のtpmが583tpmであることを確認した。583tpmは、それが撚糸機の手動制御を用いた高い撚りレベルであるので、500tpmのセットポイントに対して全くありふれた開きである。
M3Dの十分な数のボビンを、脱イオン水を含有する容器に48時間浸漬した。ボビンを容器から取り出し、50メートル毎分で図1のオフライン処理装置に供給した。円筒形TM010共振空洞中の相当滞留時間は0.4秒であった。共振円筒形空洞は、そのディメンションも与える図2に描かれている。空洞に入る繊維温度は、空洞を出る「処理された」繊維の40℃未満に比べて約20℃であった。ASTM D885−98方法を用いた、空洞に入る繊維の含水率は22.1重量パーセントであった。ほとんど変わらない重量パーセントが空洞を出る「処理された」繊維について見出された。以下M4Aと言われる、出てくる繊維を円筒形プラスチックチューブ上へ巻き取った。
M4Aの50cm試料は、その自然平衡レベルへ自由に弛緩して撚りを戻すことができる。検撚機を用いて、M4Aの弛緩した試料の撚りを完全に戻して残留撚りを測定する。ゼロ撚りレベルは、フィラメント束の中央を通りその軸に沿ってピンを走らせることによって確認する。ピンの遮断によって止められることなくピンを試料の一境界から他の境界へ軸方向に自由に移動させることができるべきである。残留撚りレベルは357tpm、すなわち、最初の撚りの61%であると測定された。保留性は従って61%である。
M4Aの試料のモルフォロジのSEM(走査電子顕微鏡)分析は、フィラメントが変化していないことを示し、特にフィラメントの縦軸と平行の何のクラックも観察されなかった。図8は、M4Aのフィラメントの束の横断面とM4Aの単一フィラメントの未変化横断面の図8aとを示す。
Figure 0004527400
繊維状材料が繊維である、本発明によるプロセスの略図である。 繊維路向け直線状軌道のマイクロ波反応器の斜視図を示す図面である。 図2によるマイクロ波反応器によって発生した一定のおよび一様に分布した電磁場を示す図面である。 繊維路向け正弦曲線軌道のマイクロ波反応器の斜視図を示す図面である。 本出願の実施例1のフィラメントの束の横断面の走査電子顕微鏡写真である。 図4の単一フィラメントの関連クローズアップである。 本出願の実施例2のフィラメントの束の横断面の走査電子顕微鏡写真である。 図5の単一フィラメントの関連クローズアップである。 本出願の実施例3のフィラメントの束の横断面の走査電子顕微鏡写真である。 図6の単一フィラメントの関連クローズアップである。 本出願の実施例4のフィラメントの束の横断面の走査電子顕微鏡写真である。 図7の単一フィラメントの関連クローズアップである。 本出願の実施例5のフィラメントの束の横断面の走査電子顕微鏡写真である。 図8の単一フィラメントの関連クローズアップである。

Claims (14)

  1. 単一モード横方向磁気010モード円筒形共振空洞マイクロ波反応器によって発生した一定のおよび一様に分布した電磁場に、合成の造形された非熱可塑性繊維状材料を0.2gpd(デニール当たりのグラム)未満の低い張力下に曝すことを含んでなる、前記造形された非熱可塑性繊維状材料に少なくとも70%の撚りの保留性を与えるための方法であって、
    −前記一定のおよび一様に分布した電磁場が5MHzから500GHzの周波数で運転され、
    −前記造形された非熱可塑性繊維状材料が0.01から1200m/分の速度で前記一定のおよび一様に分布した電磁場を通って処理され、
    −前記造形された非熱可塑性繊維状材料の温度上昇の変化率が300℃/秒未満であり、
    −前記造形された非熱可塑性繊維状材料がi)少なくとも一種のアラミドとii)少なくとも0.05重量%の水性組成物とを含んでなる方法。
  2. 前記アラミドがポリ−m−フェニレン−イソフタルアミドとポリ−p−フェニレン−テレフタルアミドとを含む請求項に記載の方法。
  3. 前記非熱可塑性繊維状材料がまた少なくとも1種の熱可塑性ポリマーを含んでなる請求項1に記載の方法。
  4. 前記水性組成物が遊離形および結合形で繊維状材料中に存在する水である請求項1に記載の方法。
  5. 前記得られる繊維状材料の温度が45℃未満である請求項1に記載の方法。
  6. 前記繊維状材料が繊維である請求項1に記載の方法。
  7. 前記繊維が撚られている請求項に記載の方法。
  8. 請求項1に記載の方法によって得られた永久に造形された非熱可塑性繊維状材料。
  9. 請求項に記載の永久に造形された非熱可塑性繊維状材料を含んでなる構造物。
  10. 合成の造形されたアラミド繊維少なくとも70%の撚りの保留性を与える方法であって、単一モード横方向磁気010モード円筒形共振空洞マイクロ波反応器によって発生した一定のおよび一様に分布した電磁場に、該造形されたアラミド繊維0.2gpd未満の低い張力下に曝すことを含んでなり、前記材料の温度上昇の変化率が300℃/秒未満である方法。
  11. 単一モード横方向磁気010モード円筒形共振空洞マイクロ波反応器によって生じた一定のおよび一様に分布した電磁場に、撚られたパラ−アラミド繊維を0.2gpd未満の張力下に曝すことを含んでなる、該撚られたパラ−アラミド繊維に少なくとも70%の撚りの保留性を与えるための方法であって、
    −前記一様に分布した電磁場が5MHzから500GHzの周波数で運転され、
    −前記繊維が0.01から1200m/分の速度でマイクロ波反応器を通って処理され、
    −前記繊維の温度上昇の変化率が300℃/秒未満であり、
    −前記繊維が少なくとも0.05重量%の水性組成物を含んでなる
    方法。
  12. 前記水性組成物が遊離形および結合形で繊維中に存在する水である請求項11に記載の方法。
  13. 請求項11に記載の方法によって得られた永久に撚られたパラ−アラミド繊維。
  14. 少なくとも70%の保留性を有する請求項13に記載の繊維。
JP2003551359A 2001-12-06 2002-12-04 造形された非熱可塑性繊維状材料に保留性を与えるための方法 Expired - Fee Related JP4527400B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US33843801P 2001-12-06 2001-12-06
PCT/US2002/038748 WO2003050345A2 (en) 2001-12-06 2002-12-04 Process for imparting permanence to a shaped non thermoplastic fibrous material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005511915A JP2005511915A (ja) 2005-04-28
JP4527400B2 true JP4527400B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=23324821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003551359A Expired - Fee Related JP4527400B2 (ja) 2001-12-06 2002-12-04 造形された非熱可塑性繊維状材料に保留性を与えるための方法

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP1454003B1 (ja)
JP (1) JP4527400B2 (ja)
KR (1) KR100899760B1 (ja)
CN (2) CN100425764C (ja)
AU (1) AU2002362057A1 (ja)
BR (1) BR0214444B1 (ja)
CA (1) CA2468336C (ja)
MX (1) MXPA04005374A (ja)
WO (1) WO2003050345A2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008150644A2 (en) * 2007-05-31 2008-12-11 Dow Global Technologies Inc. Microwave applicator equipment for rapid uniform heating of receptive polymer systems
CN101970197A (zh) * 2007-11-29 2011-02-09 陶氏环球技术公司 控制并优化塑料板材微波加热的方法
JP2014534567A (ja) 2011-10-07 2014-12-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 絶縁および熱伝達手段として使用される液体組成物、前記組成物を含有する電気装置、およびこのような組成物を調製する方法
JP6872177B2 (ja) * 2015-08-18 2021-05-19 ユニバーシティ オブ マサチューセッツ アマースト アラミド繊維の改質方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4875846A (ja) * 1972-01-21 1973-10-12
GB1482755A (en) * 1975-07-07 1977-08-17 Electricity Council Methods of and apparatus for microwave heating threads or yarns
JPS5936777A (ja) * 1982-08-23 1984-02-29 小松精練株式会社 合成繊維材料の処理方法
JPS6039436A (ja) * 1983-08-10 1985-03-01 旭化成株式会社 糸状体加熱装置
JPS60198212A (ja) * 1984-03-21 1985-10-07 Toyobo Co Ltd 誘電体のマイクロ波加熱延伸および/または熱処理法
SE451228B (sv) * 1985-12-30 1987-09-14 Stiftelsen Inst Mikrovags Mikrovagsapplikator for verming av fremst vesentligen strengformade eller langstreckta kroppar
US5151142A (en) * 1986-01-13 1992-09-29 Bridgestone Corporation Heavy duty pneumatic radial tires using rubber reinforcing fiber cords with improved adhesion
JPH01111031A (ja) * 1987-10-26 1989-04-27 Toyo Bussan Kk 羊毛又は羊毛製品の捲縮法
JPH01207472A (ja) * 1988-02-13 1989-08-21 Anmin Kogyo Kk 詰綿体
JP2560837B2 (ja) * 1989-06-07 1996-12-04 東レ株式会社 ポリアミド系繊維
JP2728507B2 (ja) * 1989-07-06 1998-03-18 帝人株式会社 耐熱性紡績糸の処理方法
US5175239A (en) * 1990-12-27 1992-12-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making para-aramid fibers having high tenacity and modulus by microwave annealing
JPH04361666A (ja) * 1991-06-10 1992-12-15 Toyo Bussan Kk 繊維の加工法
DE4128256C1 (ja) * 1991-08-27 1993-04-15 H. Krantz Gmbh & Co, 5100 Aachen, De
US5262099A (en) * 1992-04-01 1993-11-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process of making high tenacity polyamide monofilaments
JPH0657628A (ja) * 1992-08-03 1994-03-01 Kanebo Ltd 獣毛繊維構造物の改質加工方法
JPH06272158A (ja) * 1993-03-19 1994-09-27 Suzutora Seisen Kojo:Kk 繊維製品の湿熱処理装置
JPH0782658A (ja) * 1993-09-13 1995-03-28 Teijin Ltd 繊維の表面改質法
JPH09159706A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd マイクロ波共振器
KR100201165B1 (ko) * 1996-05-16 1999-06-15 신형인 마이크로파를 이용하여 타이어 아라미드 코드의 고무와의 접착력을 향상시키는 방법
US5794428A (en) * 1996-05-29 1998-08-18 Rhodes; Cheryl Elizabeth Method of bulking and heat-setting a moving, continuous length of twisted thermoplastic yarn
JPH11195500A (ja) * 1997-12-31 1999-07-21 Anelva Corp 表面処理装置
JP4363700B2 (ja) * 1999-05-21 2009-11-11 東レ株式会社 複合紡績糸およびそれを用いてなる布帛
MXPA02004821A (es) * 1999-11-19 2002-08-30 Kimberly Clark Co Metodo para mejorar la resistencia al deslizamiento de un compuesto de substrato.

Also Published As

Publication number Publication date
BR0214444B1 (pt) 2013-04-09
CA2468336C (en) 2011-05-03
KR100899760B1 (ko) 2009-05-27
JP2005511915A (ja) 2005-04-28
EP1454003A2 (en) 2004-09-08
CN1602375A (zh) 2005-03-30
CN1285794C (zh) 2006-11-22
BR0214444A (pt) 2004-09-14
WO2003050345A3 (en) 2004-04-15
CN1840772A (zh) 2006-10-04
AU2002362057A1 (en) 2003-06-23
CA2468336A1 (en) 2003-06-19
MXPA04005374A (es) 2004-09-27
AU2002362057A8 (en) 2003-06-23
KR20050044721A (ko) 2005-05-12
WO2003050345A2 (en) 2003-06-19
CN100425764C (zh) 2008-10-15
EP1454003B1 (en) 2012-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1789619A2 (en) Stretch fabrics with improved heat-setting properties
US5879800A (en) Low -shrinkage hybrid yarns production thereof and use thereof
JP4527400B2 (ja) 造形された非熱可塑性繊維状材料に保留性を与えるための方法
AU2003244069A1 (en) Highly durable polybenzazole composition, fiber and film
JP2007138146A (ja) 繊維強化樹脂製歯車用繊維補強材、及び繊維強化樹脂製歯車並びにその製造方法
JPH05272020A (ja) 結合した糸束、その製法、およびそれから得られる繊維シート材料
KR20160012225A (ko) 유기 수지 무권축 스테이플 파이버
JP2022551406A (ja) メタアラミドを含む繊維の製造方法
KR101727297B1 (ko) 슬럽사를 이용하여 환편물을 제조하는 방법
KR101989744B1 (ko) 대나무사를 이용한 청량감이 우수한 기능성 원단 및 폴리에스테르-대나무 복합사 제조방법
KR102166023B1 (ko) 내피로도가 우수한 파라-아라미드 섬유 및 이의 제조방법
KR0138223B1 (ko) 이수축 혼섬사 및 그 직물의 제조방법
KR100234558B1 (ko) 이수축혼섬사의 제조방법
Basu et al. Effect of thermal treatment on wrap-spun jute yarns
JP4143957B2 (ja) 耐熱ゴムホース補強用嵩高糸及び耐熱ゴムホース
JP5519267B2 (ja) 繊維強化樹脂製歯車
JP2009299234A (ja) 複合仮ヨリ糸
JPH09188916A (ja) メタ型芳香族ポリアミド繊維及びその製造方法
JP2012211423A (ja) 複合延伸仮撚加工糸
JPH07207528A (ja) 工業的応用のためのポリ(1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート)マルチフィラメント糸およびその製造
JP2010249195A (ja) 繊維強化樹脂歯車
JP2005154963A (ja) ゴム補強用合成繊維すだれ織物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JPH0473228A (ja) 多色性合糸嵩高糸
JP2002249936A (ja) 仮撚加工糸
JPH02293424A (ja) 吸水性を呈する超ソフト特殊混繊糸の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050803

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080418

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081024

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090204

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100603

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees