JP4516991B2 - 電子写真用キャリア及びその用途 - Google Patents
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Description
一成分現像剤はキャリアを使用しないことから、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構などを必要としない。そのため、現像装置がシンプルになるといった利点を有する。しかし、トナーの帯電量が安定し難いなどの欠点がある。
本発明はまた、感光体ドラムと、該感光体ドラムを帯電させる帯電器と、該感光体ドラムに静電潜像を書き込む露光器と、上記二成分現像剤を収容し、該感光体ドラムの表面の静電潜像に該二成分現像剤中のトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、該二成分現像剤に光を照射する現像剤露光装置とを備えることを特徴とする電子写真方式の画像形成装置を提供する。
本発明の電子写真用キャリアは、該コア粒子を被覆し電荷発生材料を含む第1樹脂層と、該第1樹脂層を被覆しホール輸送材料を含む第2樹脂層とを有することを特徴とする。
図1は、本発明のキャリアにおける樹脂層(第1樹脂層及び第2樹脂層)によるコア粒子の被覆状態を示す概念図である。一般に表面凹凸に有するコア粒子40の表面が、電荷発生材料を含む第1樹脂層41と、ホール輸送材料を含む第2樹脂層42とで被覆されている。
コア粒子には公知の磁性粒子が使用できるが、フェライト成分を含む粒子(フェライト系粒子)が好ましい。フェライト系粒子は、飽和磁化が高く、密度の小さいキャリアを得ることができるので、その使用により、感光体ドラムへのキャリア付着が起こり難く、ソフトな穂立形成によるドット再現の高い画像が得られる。
コア粒子は、ブリッジ法で測定した時、1×106〜1×1011Ω・cmの体積抵抗率を有することが好ましい。この範囲の体積抵抗率を有するフェライト系粒子は、安価であるため一般に使用されている。体積抵抗率が低くなると電気絶縁性不良によりトナー画像にカブリを生じることがある。一方、体積抵抗率が高くなるとキャリア表面に残るカウンターチャージにより、ベタ画像において、周辺部のエッジ効果や画像濃度低下が起こり易くなる。体積抵抗率は、1×108〜5×1010Ω・cmの範囲がより好ましい。体積抵抗率の定義は以下に記載する。
第1樹脂層は、コア粒子を被覆する樹脂層であり、電荷発生材料を含む。第1樹脂層はホール輸送材料を更に含んでもよいが、含まない方が照射光に対する量子効率が高まるので好ましい。
第1樹脂層の膜厚は、特に限定されず、例えば0.1〜10μm、好ましくは1〜5μmであり得る。
電荷発生材料としては、光を吸収してフリー電荷を発生するものであれば、公知の無機及び有機の光導電性化合物のいずれをも用いることができる。
無機光導電性化合物としては、例えば、セレン及びその合金、ヒ素−セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛、アモルファスシリコンなどの無機顔料を挙げることができる。
好ましくは、電荷発生材料として有機光導電性化合物を用いる。中でもフタロシアニン系化合物は、感度特性、繰返し特性に優れるのでより好ましく、メタルフリーフタロシアニン、銅フタロシアニン、チタニルフタロシアンが更に好ましい。
第1樹脂層は、電荷発生材料と共に、化学増感剤及び/又は光学増感剤を含んでもよい。増感剤を含むことにより、照射光に対する量子効率が高まるので好ましい。
化学増感剤/光学増感剤としては、使用する電荷発生材料との組合せを考慮して公知のものから適切に選択できる。
光学増感剤としては、キサンテン系色素、チアジン色素及びトリフェニルメタン系色素などの色素が挙げられる。
第1樹脂層を構成する樹脂としては、特に限定されず、公知のシリコーン樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂が使用できるが、熱硬化性シリコーン樹脂がキャリア表面への耐汚染性や耐摩耗性が優れる点で好ましい。
熱硬化性シリコーン樹脂は、下記に示すように、Si原子に結合する水酸基同士又は水酸基と基−OXとが加熱脱水反応、常温硬化反応などによって架橋して硬化するシリコーン樹脂である。
第2樹脂層は、第1樹脂層を被覆する樹脂層であり、ホール輸送材料を含む。第2樹脂層は電荷発生材料を含まないことが好ましい。
第2樹脂層の膜厚は、特に限定されず、例えば0.1〜10μm、好ましくは1〜5μmであり得る。
ホール輸送材料としては、例えば、カルバゾール誘導体、ピレン誘導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロン誘導体、イミダゾリジン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、多環芳香族化合物、インドール誘導体、ピラゾリン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、トリアリールアミン誘導体、トリアリールメタン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、スチルベン誘導体、エナミン誘導体、ベンジジン誘導体等を挙げることができる。また、これらの化合物から生じる基を主鎖又は側鎖に有するポリマーとしては、例えばポリ-N-ビニルカルバゾール、ポリ-1-ビニルピレン、エチルカルバゾール-ホルムアルデヒド樹脂、トリフェニルメタンポリマー、ポリ-9-ビニルアントラセン等、又はポリシラン等が挙げられる。
第2樹脂層には、帯電向上剤が含まれていてもよい。
帯電向上剤としては、公知の帯電向上剤のいずれをも使用できる。
樹脂層の被覆方法には、公知の方法が採用できる。例えば、樹脂層の原料を溶媒に溶解し又は分散させて被覆用塗液を調製し、該被覆用塗液をコア粒子表面に塗布し、乾燥、硬化させることによって形成することができる。
塗布層の硬化を加熱により行う場合には、乾燥は加熱により行ってもよい。
次に、本発明のキャリアの他の構成について説明する。
キャリアの体積平均粒径は、特に制限されないが、20〜100μmが好ましく、30〜60μmが更に好ましい。体積平均粒径が小さすぎると、現像時にキャリアが現像ローラから感光体ドラムに移動し易くなり、得られる画像に白抜けが発生することがある。一方、大きすぎるとドット再現性が悪くなり、画像が粗くなることがある。ここで、キャリアの体積平均粒径は、コア粒子と該コア粒子を被覆する第1及び第2被覆層との合計の粒径を意味し、具体的な体積平均粒径の定義は以下に記載する。
本発明の現像剤は、負帯電性トナーとキャリアとを含む二成分現像剤であり、キャリアには上記で説明した本発明のキャリアが使用される。本発明の二成分現像剤の使用により、画像濃度の低下が抑えられ、かぶりの少ない高画質の画像が得られる。
キャリアとトナーとの混合割合は、一般に、キャリア100重量部に対してトナー3〜15重量部の割合である。キャリアとトナーの混合方法は、ナウターミキサのような混合機で攪拌する方法が挙げられる。
トナーは、負帯電性であること以外は特に限定されず、公知のものをいずれも使用できる。例えば、以下で説明するトナーが使用できる。
トナーは、着色樹脂粒子(トナー粒子)と、必要に応じて着色樹脂粒子の表面に付着する外添剤とを備えている。外添剤は、トナーの凝集を防ぐことで、感光体ドラムから記録媒体へ転写する際の転写効率の低下を防ぐ観点から、トナーに含まれていることが好ましい。
ポリエステル樹脂の重合に用いられる2価のアルコールとしては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどのジオール類、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールAなどのビスフェノールAアルキレンオキシド付加物、その他を挙げることができる。
具体的には、黒トナー用として、カーボンブラックやマグネタイトなどが例示できる。
着色剤の含有量としては、バインダー樹脂100重量部に対して1〜15重量部程度であることが好ましく、より好適には2〜10重量部の範囲である。
負帯電性を付与する帯電制御剤としては、例えば、クロムアゾ錯体染料、鉄アゾ錯体染料、コバルトアゾ錯体染料、サリチル酸又はその誘導体のクロム/亜鉛/アルミニウム/ホウ素錯体又は塩化合物、ナフトール酸又はその誘導体のクロム/亜鉛/アルミニウム/ホウ素錯体又は塩化合物、ベンジル酸又はその誘導体のクロム/亜鉛/アルミニウム/ホウ素錯体又は塩化合物、長鎖アルキル カルボン酸塩、長鎖アルキル スルフォン酸塩などを挙げることができる。(上記で、「クロム/亜鉛/アルミニウム/ホウ素錯体又は塩化合物」は、クロム錯体又はクロム塩化合物、亜鉛錯体又は亜鉛塩化合物、アルミニウム錯体又はアルミニウム塩化合物、又はホウ素錯体又はホウ素塩化合物を意味する。)
トナーに使用できる離型剤としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成ワックスやパラフィンワックス及びその誘導体、マイクロクリスタリンワックス及びその誘導体などの石油系ワックス及びその変成ワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックスなどの植物系ワックスなどを挙げることができる。
離型剤の添加量は特に制限されないが、一般的には、バインダー樹脂100重量部に対して1〜5重量部である。
外添剤は、着色樹脂粒子と、例えばヘンシェルミキサのような気流混合機を用いて混合することにより、着色樹脂粒子に外添される。
本発明の画像形成方法は、現像剤として上記で説明した本発明に係る二成分現像剤を用い、該二成分現像剤中のトナーが静電潜像に供給される前に該二成分現像剤に光を照射する限り特定の方法に限定されず、二成分現像剤を用いる電子写真方式の画像形成方法をいずれも採用できる。
本発明の画像形成方法によれば、濃度の低下、カブリ及びキャリア付着が抑えられた画像が形成される。
画像形成方法は、現像された像(トナー像)を転写材に転写し;転写材上でトナー像を定着させ(固定し);感光体表面に残留するトナーを除去・回収し;感光体表面に残留する電荷を除去することを更に含んでなってもよい。
次に、本発明の画像形成装置について説明する。
本発明の画像形成装置は、現像剤として前述の本発明に係る二成分現像剤を用い、摩擦帯電後の該二成分現像剤に対して、該二成分現像剤中のトナーが静電潜像に供給される前に光を照射する現像剤露光装置を備える限り、他の構成について特定のものに限定されず、二成分現像剤を用いる電子写真方式の画像形成装置の構成として公知のものをいずれも採用できる。
本発明の画像形成装置によれば、濃度の低下、カブリ及びキャリア付着が抑えられた画像が得られる。
本実施形態によれば、現像ローラに担持され、薄層の磁気ブラシを形成した状態の二成分現像剤に光照射するので、二成分現像剤中のキャリアに確実に光を照射することができ、よって該キャリアにおいてカウンターチャージの消去が十分に生じ、その結果として、濃度の低下、カブリ及びキャリア付着が更に抑えられた画像が得られる。
図2は、本発明に係る画像形成装置の一形態の構成を示す説明図である。例示されている画像形成装置は、4つの画像形成ユニット1〜4を備えるタンデム方式のカラー画像形成装置である。このうち、参照符号1にて示すのが、黒トナー画像を形成するための第1画像形成ユニットであり、参照符号2にて示すのが、シアントナー画像を形成するための第2画像形成ユニット、参照符号3にて示すのが、マゼンタトナー画像を形成するための第3画像形成ユニット、参照符号4にて示すのが、イエロートナー画像を形成するための第4画像形成ユニットである。
中間転写ベルト5の内側には、各画像形成ユニット1〜4で形成された単色トナー画像を中間転写ベルト5上に転写する一次転写ローラ7が、画像形成ユニット1〜4のそれぞれの感光体ドラムに対向するように設けられている。各画像形成ユニット1〜4で形成された単色トナー画像は、中間転写ベルト5上に重なり合うように転写され、1つのカラー画像を形成する。
中間転写ベルト5の回転方向Rの二次転写ローラ8より下流側であって第1画像形成ユニット1より上流側には、中間転写ベルト5の表面をクリーニングするためのベルトクリーニングユニット10が設けられている。ベルトクリーニングユニット10は、中間転写ベルト5に接触配置されるベルトクリーニングブラシ11と、ベルトクリーニングブレード12とを有している。ベルトクリーニングブレード12は、ベルトクリーニングブラシ11の下流側に配置される。
用紙搬送方向Pの二次転写ローラ8より下流側には、用紙に転写されたカラー画像を用紙上に定着するための定着ユニット15が設けられている。定着ユニット15の更に下流側には、カラー画像が定着された用紙を画像形成装置から排出する排紙ローラ13aが設けられている。
露光器18は、例えばレーザ露光器からなり、画像信号に応じたレーザ走査による露光を行い、帯電器17によって帯電された感光体ドラム16の表面電位を変化させることで、画像情報に応じた静電潜像を形成する。露光器としては、LEDアレイ装置なども用いることができる。
感光体ドラムクリーナ20は、クリーニングブレード21と、クリーナハウジング22と、シール23とを備えている。
現像装置19は、本発明に係る二成分現像剤DVが収容される現像槽27を備えており、現像槽27には、感光体ドラム16の外周面に臨む位置に開放部30が設けられている。
以下に、本発明に関して使用する用語「体積平均粒径」、「飽和磁化」、「体積抵抗率」、「BET比表面積」、「個数平均粒径」の定義を記載する。
本明細書において、キャリア及びコア粒子に関して「体積平均粒径」は、レーザ回折式粒度分布測定装置HELOS(SYMPATEC社製)に乾式分散装置RODOS(SYMPATEC社製)を用いて、分散圧3.0barの条件下で測定した値を意味する。
本明細書において、着色樹脂粒子及びトナーに関して「体積平均粒径」は、コールターマルチサイザーII(ベックマン・コールター社製)で100μmのアパチャを用いて測定した値を意味する。電解液は一級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製する。例えば、ISOTON R−II(コールターサイエンティフィックジャパン社製)が使用できる。
本明細書において、「飽和磁化」は、東英工業(株)製のVSMP−1によって測定された値をいう。
本明細書において、コア粒子に関する「体積抵抗率」は下記の手順に従って測定した値を意味する。まず、気温20℃、湿度65%の環境条件において、6.5mmの間隙を設けて設置される幅30mm、高さ10mmの2枚の銅板電極間に0.2gのコア粒子を充填する。次いで、N極とS極が対向するように各銅板電極の外側に配置される2つの磁石(100mT)の磁力線によって、コア粒子によるブリッジを形成させる。この状態で、500Vの電圧印加の15秒後に測定する。この測定値を体積抵抗率とする。
本明細書において、BET比表面積は、BET比表面積測定装置ジェミニ2360(島津製作所社製)を用いた3点測定法で得られた測定値を意味する。
本明細書において、外添剤の個数平均粒径は、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて外添剤を撮影し、得られた画像から任意に100個の外添剤の粒径を測定し、得られた粒径の平均値を意味する。
<キャリア>
実施例及び比較例のキャリアは、次に示す方法により作製した。
フェライト原料(KDK社製)をボールミルにて混合した後、ロータリーキルンにて900℃で仮焼し、得られた仮焼粉を、湿式粉砕機(粉砕媒体としてスチールボール使用)により平均粒径1μm以下まで微粉砕した。得られたフェライト粉末をスプレードライ方式により造粒し、造粒物を1300℃で焼成した。焼成後、クラッシャを用いて解砕することで、体積平均粒径が43μm、体積抵抗率が1×109Ω・cmのフェライト成分からなるコア粒子を得た。
また、表1に示すように、電荷発生材料及び/又はホール輸送材料を用いないか、或いは第1被覆層及び/又は第2被覆層を形成しないこと以外はキャリアC1と同様の方法で、キャリアC9〜C12を作製した。
トナーを、以下に示す方法で作製した。
トナー材料を下記する。
・バインダー樹脂(ビスフェノールAプロピレンオキサイド、テレフタル酸又は無水トリメリット酸を単量体として重縮合して得られるポリエステル樹脂:ガラス転移温度62℃、軟化温度110℃:藤倉化成工業(株)製) 100重量部
・着色剤(カーボンブラック;MA−100:三菱化学(株)製) 5重量部
・帯電制御剤(ホウ素化合物;LR−147:日本カーリット(株)製) 2重量部
・離型剤(マイクロクリスタリンワックス;HNP−9:日本精蝋(株)製) 3重量部
キャリアC1〜C12をトナーT1と混合することによって、実施例及び比較例の二成分現像剤を作製した。二成分現像剤は、トナー6重量部とキャリア94重量部とをナウターミキサ(商品名:VL−0;ホソカワミクロン(株)製)に投入し、20分間攪拌混合することによって作製した。
作製した二成分現像剤について、図2に示したような試験用画像形成装置を用いてプリントテストを行った。なお、プリントテストには、画像形成装置の4つの画像形成ユニットのうち画像形成ユニット1のみを用いた。画像形成装置の現像条件として、感光体ドラムの周速を200mm/秒、現像ローラの周速280mm/秒、感光体ドラムと現像ローラのギャップを0.4mm、現像ローラと規制ブレードのギャップを0.5mmに設定し、温度20℃、湿度65%環境下にて行った。また、現像剤露光装置としてハロゲンランプを用い、磁気ブラシが形成された状態の現像剤に光を照射した。更に、試験紙として、A4サイズの電子写真用紙(マルチレシーバー:シャープドキュメントシステム(株)製)を使用した。
トナー帯電量は、吸引式小型帯電量測定装置(210HS−2A;トレックジャパン(株)製)を用いて測定した。
画像濃度については、一辺が3cmのベタ画像(100%濃度)をプリントし、プリント部分の画像濃度を反射濃度計(RD918;マクベス社製)を用いて測定した。画像濃度が1.4以上(紙の繊維がトナーで完全に覆われ光沢のある状態)を良好とし、1.3以上1.4未満(紙の繊維がトナーで完全に覆われているが光沢ムラのある状態)をやや不良、1.3未満(紙の繊維の白地が見える状態)を不良とした。
カブリ濃度については、非画像部(0%濃度)の濃度を次の手順により算出した。
白度計(Z−Σ90 COLOR MEASURING SYSTEM;日本電色工業(株)製)を用いて、プリント前の紙の白色度及びプリント後の紙の非画像部における白色度を測定し、両者の白色度の差をカブリ濃度として求めた。
1〜4 第1〜第4画像形成ユニット
5 中間転写ベルト
6 支持ロール
7 一次転写ローラ
8 二次転写ローラ
10 ベルトクリーニングユニット
11 ベルトクリーニングブラシ
12 ベルトクリーニングブレード
13 給紙ローラ
13a 排紙ローラ
14 トレー
15 定着ユニット
16 感光体ドラム
17 帯電器
18 露光器
19 現像装置
20 感光体ドラムクリーナ
21 クリーニングブレード
22 クリーナハウジング
23 シール
24 現像ローラ
25 多極着磁部材
26 スリーブ
27 現像槽
28 規制部材
29 攪拌部材
30 開放部
31 現像剤露光装置
DV 二成分現像剤
40 コア粒子
41 電荷発生材料を含む第1被覆層
42 ホール輸送材料を含む第2被覆層
Claims (9)
- コア粒子と、該コア粒子を被覆し電荷発生材料を含む第1樹脂層と、該第1樹脂層を被覆しホール輸送材料を含む第2樹脂層とを有することを特徴とする電子写真用キャリア。
- 前記電荷発生材料がフタロシアニン化合物である請求項1に記載のキャリア。
- 前記ホール輸送材料がトリフェニルアミン誘導体である請求項1又は2に記載のキャリア。
- 前記第1樹脂層及び第2樹脂層を構成する樹脂が熱硬化性シリコーン樹脂である請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャリア。
- 前記コア粒子の表面に前記第1樹脂層を塗布し硬化させた後に、前記第2樹脂層を塗布し硬化させることにより得られる請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャリア。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のキャリアと負帯電性トナーとを含む二成分現像剤。
- 感光体ドラムと、該感光体ドラムを帯電させる帯電器と、該感光体ドラムに静電潜像を書き込む露光器と、請求項6に記載の二成分現像剤を収容し、該感光体ドラムの表面の静電潜像に該二成分現像剤中のトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、該二成分現像剤に光を照射する現像剤露光装置とを備えることを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
- 前記現像装置が現像ローラを有し、該現像ローラが前記二成分現像剤を担持してトナーを静電潜像に供給し、前記現像剤露光装置が該現像ローラに担持される該二成分現像剤に光を照射する請求項7に記載の画像形成装置。
- 現像剤として請求項6に記載の二成分現像剤を用い、該二成分現像剤中のトナーが静電潜像に供給される前に該二成分現像剤に光を照射することを特徴とする電子写真方式の画像形成方法。
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