JP2009025569A - 画像形成装置 - Google Patents

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Sukenori Yoshimoto
祐典 芳本
Yasuyuki Ishiguro
康之 石黒
Kanji Kawahito
寛司 川人
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Abstract


【課題】 感光体へのキャリア付着が起こりにくく、白抜けのない良好な画像が得られる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像ローラ27は、多極着磁の多極着磁部材35と、多極着磁部材35に回転自在に外嵌された非磁性のスリーブ36とを備えている。多極着磁部材35には、複数の周方向位置に断面形状が長方形の棒磁石からなる、磁極41〜45が離隔して放射状に配置されている。磁極のうち、現像ニップ部に対向している磁極を特に主磁極41とする。一方感光体ドラム21は、断面形状が長方形の棒磁石からなる対向磁極46を内部に備えている。対向磁極46は、主磁極41と同じ極性を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリなどに多く採用される、電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体として、表面に光導電性物質を含む感光層を形成した感光体ドラム等を用い、感光体ドラム表面に電荷を付与して均一に帯電させた後、種々の作像プロセスにて画像情報に対応する静電潜像を形成し、この静電潜像を、現像ローラ等から供給され、かつトナーを含む現像剤により現像してトナー像とし、このトナー像を紙などの記録媒体に直接転写するか、または中間転写体に一旦転写(以下「一次転写」という)した後、さらに中間転写体から記録媒体に転写(以下「二次転写」という)することが行なわれる。そして二次転写されたトナー像を、定着手段によって記録媒体上に定着させるのが一般的である。
図5は、従来の感光体ドラム51および現像装置54周辺の構成を示す概略図である。現像装置54の現像槽56に支持される現像ローラ57は、感光体ドラム51と間隙を挟んで配置される。現像ローラ57は、多極着磁の多極着磁部材65と、多極着磁部材65に回転自在に外嵌された非磁性のスリーブ66とを備えている。多極着磁部材65は、いわゆるマグネットローラであり、複数の磁極71〜75が離隔して放射状に配置されている。この磁極71〜75の磁力によって、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤64は現像ローラ57表面に保持され、搬送される。現像ローラ57と感光体ドラム51との近接部に配置される主磁極71は、その磁力により二成分現像剤64の磁気ブラシを形成し、二成分現像剤64と感光体ドラム51が接触する現像ニップ領域を形成する。
現像ニップ領域においては、感光体ドラム51表面の静電潜像に従って、トナーが感光体ドラム51表面に移行し、静電潜像を現像する。現像ニップ領域を過ぎたキャリアは、感光体ドラム51表面には付着せず現像槽56内部に戻る。
現像槽56における開放部近傍であって、現像ローラ57における現像剤の搬送方向上流側には規制部材58が、また現像槽56内部には、攪拌部材59が設けられている。
図6は、従来の感光体ドラム51および現像ローラ57周辺の磁力線を示す概略図である。磁力線は、主磁極71から、主磁極71と逆極性の隣接磁極72,73に向かって発生している。現像ニップ領域の中央部(以下「現像ニップ中央部」という)において、磁束密度は最も高くなっている。また現像ニップ領域の両端部(以下、現像ローラの回転方向上流側の端部を「現像ニップ前端部」、現像ローラの回転方向下流側の端部を「現像ニップ後端部」という)では、磁束密度は現像ニップ中央部に比べて低くなっている。
第1の従来技術では、マグネットローラは、外側と内側が互いに異極になっている1個の主極磁石を有する。また感光体ドラムは内部に磁石を有し、磁石のマグネットローラ方向側の極性は、マグネットローラの外側磁極と異極性である。これによって内部に1個の主極磁石しかない現像ローラによって、磁気ブラシを容易に形成することが可能になる(特許文献1参照)。
第2の従来技術では、現像装置には、感光体ドラム内部の現像ローラの主極磁石に対向する位置に、磁性体が設けられている。これによって磁束密度を大きくして、現像ニップ領域を広げることが可能になる(特許文献2参照)。
特開昭63−52167号公報 特開平2−19877号公報
主極磁石の磁力が強過ぎると、現像ニップ中央部において、二成分現像剤で形成される磁気ブラシの摺擦力が強くなり、その強い摺擦力によって感光体ドラム表面のトナー像が乱され、得られる画像の画質が低下する。
逆に、主極磁石の磁力が弱過ぎると、現像ニップ後端部において、静電気力で感光体ドラムに引き付けられるキャリアが、現像ローラ表面に戻らず、そのまま感光体ドラム表面に付着するため、得られる画像に白抜けが発生する。
第1および第2の従来技術では、特に近年の小粒径キャリアを用いる画像形成装置においては、主極磁石の磁力を、現像ニップ中央部では小さく、現像ニップ後端部では大きくして、トナー像を乱さずに、感光体ドラムへのキャリア付着を抑えることが困難であった。
本発明の目的は、従来の問題を解決して、像担持体へのキャリア付着が起こりにくく、白抜けのない高画質な画像が得られる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
感光層を有し、トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
帯電された前記像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記記録媒体に転写された前記トナー像を、記録媒体に定着する定着手段とを備え、
前記現像手段は、現像剤を前記像担持体に摺擦させ供給する磁気ブラシを形成する主磁極を有する現像ローラを備え、
前記像担持体は、前記感光層を挟んで前記主磁極と対向する位置に対向磁極を備え、
前記主磁極の極性と、前記対向磁極の極性とが、互いに同じであることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、前記主磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と前記現像ローラの回転中心軸とを含む主磁極中心面が、前記対向磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と前記像担持体の回転中心軸とを含む対向磁極中心面に対して形成する角度θが、0度以上20度以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記主磁極が形成する磁場の前記主磁極中心面上の磁束密度が、100mT以上140mT以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記対向磁極が形成する磁場の前記対向磁極中心面上の磁束密度が、前記主磁極が形成する磁場の前記主磁極中心面上の磁束密度の15%以上50%以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記現像ローラは、前記主磁極に隣接する隣接磁極を有し、
前記隣接磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と前記現像ローラの回転中心軸とを結ぶ隣接磁極中心面上の磁束密度が、前記主磁極が形成する磁場の前記主磁極中心面上の磁束密度の65%以上75%以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記キャリアの飽和磁化が、30emu/g以上70emu/g以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記キャリアの体積平均粒径が20μm以上60μm以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記キャリアの表面が樹脂で被覆されていることを特徴とする。
また本発明は、前記樹脂がシリコン樹脂であることを特徴とする。
本発明によれば、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置は、感光層を有し、トナー像を担持する像担持体と、像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電された像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写されたトナー像を、記録媒体に定着する定着手段とを備え、現像手段は、現像剤を像担持体に摺擦させ供給する磁気ブラシを形成する主磁極を有する現像ローラを備え、像担持体は、感光層を挟んで主磁極と対向する位置に対向磁極を備え、主磁極の極性と、対向磁極の極性とが、互いに同じである。
現像ニップ部を挟んで配置される主磁極と対向磁極との極性が同じであることによって、主磁極が形成する磁気ブラシの摺擦力が最も強くなる、現像ニップ中央部の磁束密度を小さくすることができるので、ソフトな磁気ブラシが形成される。このような磁気ブラシで形成されたトナー像は乱れが少なく、高画質な画像を得ることができる。一方で現像ニップ後端部の磁束密度は小さくならないため、小粒径キャリアであっても、像担持体へのキャリア付着が起こりにくく、白抜けのない高画質な画像が得られる。
また本発明によれば、主磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と現像ローラの回転中心軸とを含む主磁極中心面が、対向磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と像担持体の回転中心軸とを含む対向磁極中心面に対して形成する角度θが、0度以上20度以下であることが好ましい。
これによってより効率的に、現像ニップ後端部の磁束密度を小さくすることなく、磁気ブラシの摺擦力が最も強くなる現像ニップ中央部の磁束密度を小さくできるので、像担持体へのキャリア付着が起こりにくく、白抜けのない画像を得ることができる。また、トナー像の乱れを抑えるので、高画質な画像を得ることができる。
また本発明によれば、主磁極が形成する磁場の主磁極中心面上の磁束密度が、100mT以上140mT以下であることが好ましい。
これによって小粒径キャリアを用いる場合であっても、トナーとともにキャリアが像担持体に付着することを抑止することができ、白抜けのない高画質な画像が得られる。また、磁気ブラシに適度な摺擦力を与えることができるので、トナー像の乱れを抑えて、高画質な画像を得ることができる。
また本発明によれば、対向磁極が形成する磁場の対向磁極中心面上の磁束密度が、主磁極が形成する磁場の主磁極中心面上の磁束密度の15%以上50%以下であることが好ましい。
これによって、像担持体へのキャリア付着を防ぎ、白抜けのない画像が得られる。また、磁気ブラシに適度な摺擦力を与えることができるので、トナー像の乱れを抑えて、高画質な画像を得ることができる。
また本発明によれば、現像ローラは、主磁極に隣接する隣接磁極を有し、隣接磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と現像ローラの回転中心軸とを結ぶ隣接磁極中心面上の磁束密度が、主磁極が形成する磁場の主磁極中心面上の磁束密度の65%以上75%以下であることが好ましい。
これによって二成分現像剤がスムーズに搬送されるので、白抜けのない高画質な画像が得られる。また像担持体へのキャリア付着を防ぐことができる。
また本発明によれば、キャリアの飽和磁化が、30emu/g以上70emu/g以下の範囲内であることが好ましい。
このようなキャリアを用いることによって、二成分現像剤からなる磁気ブラシが適度に剛直化する、即ち適度に硬い磁気ブラシが形成されるので、トナーに外添される研磨剤が像担持体表面を擦る摺擦力は強くなり、像担持体表面に付着するタルクを取り除く効果は大きくなる。したがって像担持体へのキャリア付着を防ぎ、白抜けのない高画質な画像を得ることができる。
また本発明によれば、キャリアの体積平均粒径が20μm以上60μm以下であることが好ましい。
これによって、像担持体へのキャリア付着を防ぎ、白抜けのない高画質な画像が得られる。また、磁気ブラシに適度な摺擦力を与えることができるので、トナー像の乱れを抑えて、高画質な画像を得ることができる。
また本発明によれば、キャリアが、その表面が樹脂で被覆されたキャリアであることが好ましい。
これによって電気絶縁性に優れ、かぶりやがさつきのない画像が得られる。
また本発明によれば、樹脂がシリコン樹脂であることが好ましい。
シリコン樹脂は、耐汚染性、対磨耗性に優れるので、キャリア表面が汚染されにくく、長期間の使用においても、かぶりやがさつきのない画像を得ることができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置1の構成を示す概略図である。画像形成装置1は、伝達される画像情報に応じて、記録媒体上にフルカラーまたはモノクロの画像を形成する。画像形成装置1は、トナー像形成手段2と、転写手段3と、定着手段4と、記録媒体供給手段5と、排出手段6とを含む。トナー像形成手段2を構成する各部材および転写手段3に含まれる一部の部材は、カラー画像情報に含まれるブラック(k)、シアン(c)、マゼンタ(m)およびイエロー(y)の各色の画像情報に対応するために、それぞれ4つずつ設けられる。ここでは、各色に応じて4つずつ設けられる各部材は、各色を表すアルファベットを参照符号の末尾に付して区別し、総称する場合は参照符号のみで表す。画像形成装置1は、4つのトナー像形成手段2を備えるタンデム方式のカラー画像形成装置である。
トナー像形成手段2の鉛直方向上方には、転写手段3が設けられている。トナー像形成手段2で形成された各単色トナー像は、転写手段3によって、記録媒体に転写される。トナー像形成手段2については、後述する。転写手段3は、中間転写ベルト7と、一次転写ローラ8と、支持ロール9a,9bと、二次転写ローラ10と、ベルトクリーニングユニット11とを含む。
トナー像形成手段2に対向する位置に、中間転写ベルト7が配設されている。中間転写ベルト7は無端ベルトである。中間転写ベルト7の材料としては、ポリイミドまたはポリアミド等の樹脂に電子伝導性導電材を適当量含有させたものが使用できる。中間転写ベルト7は、2つの支持ロール9a,9bに掛け渡され、駆動手段(不図示)により矢印Bにて示す方向に回転するようになっている。
4つのトナー像形成手段2k,2c,2m,2yは、中間転写ベルト7の回転方向Bの上流側から、この順に配置されている。
中間転写ベルト7の内側には、一次転写ローラ8が、中間転写ベルト7を介して、トナー像形成手段2に対向する位置に設けられている。一次転写ローラ8は、トナー像形成手段2で形成された単色トナー像を中間転写ベルト7上に転写する。各トナー像形成手段2で形成された単色トナー像は、中間転写ベルト7上に重ね合うように転写され、一つのカラー画像を形成する。
トナー像形成手段2よりも中間転写ベルト7の回転方向Bの下流側には、中間転写ベルト7上に形成されたカラー画像を用紙(記録媒体)に転写する二次転写ローラ10が配設されている。二次転写ローラ10は、中間転写ベルト7を介して支持ロール9aに対向する位置に設けられている。
また、さらに二次転写ローラ10よりも中間転写ベルト7の回転方向Bの下流側には、中間転写ベルト7の表面をクリーニングするためのベルトクリーニングユニット11が設けられている。ベルトクリーニングユニット11は、中間転写ベルト7を介して支持ロール9bに対向し、中間転写ベルト7の外周面に接触するように設けられる。二次転写後に中間転写ベルト7に付着しているトナーは、記録媒体の裏面を汚染する原因となるので、ベルトクリーニングユニット11が中間転写ベルト7表面のトナーを除去し回収する。
ベルトクリーニングユニット11は、中間転写ベルト7に接触配置されるベルトクリーニングブラシ12と、ベルトクリーニングブレード13と、ベルトクリーナハウジング14とを有している。ベルトクリーニングブレード13は、中間転写ベルト7の回転方向Bに対してベルトクリーニングブラシ12よりも下流側に配置される。
また、二次転写ローラ10による二次転写位置に、記録媒体供給手段5が記録媒体を供給する。トナー像形成手段2の鉛直方向下方には、記録媒体を収容するトレイ15が配設されている。トレイ15内の記録媒体は、複数の給紙ローラ16によって、二次転写ローラ10が中間転写ベルト7と対向する二次転写位置まで搬送される。矢印Pにて、記録媒体の搬送方向を示す。
記録媒体の搬送方向Pに対して二次転写ローラ10よりも下流側には、記録媒体に転写されたカラー画像を用紙上に定着するための定着手段4が設けられている。定着手段4では、一対の定着ローラ17の定着ニップ部を記録媒体が通過するときに、加熱加圧されることにより画像が記録媒体に定着する。そして、記録媒体の搬送方向Pに対して定着ローラ17よりもさらに下流の排出手段6へ搬送される。ここではカラー画像が定着された記録媒体を画像形成装置1から排出する一対の排紙ローラ18の排出ニップ部を通過させて、記録媒体を排紙トレイ19へ排出する。
このような構成において、各トナー像形成手段2で形成された各単色トナー像は、中間転写ベルト7上へ順次一次転写されて、中間転写ベルト7上にカラー画像が形成される。中間転写ベルト7上のカラー画像は、二次転写位置において、給紙ローラ16にて搬送される用紙へと二次転写され、その後、定着手段4にて用紙に定着される。カラー画像が定着された用紙は、排紙ローラ18によって画像形成装置1から排出される。一方、二次転写後、用紙に転写されないまま中間転写ベルト7上に残ったトナーは、ベルトクリーニングユニット11にて取り除かれる。
図2は、トナー像形成手段2の構成を示す概略図である。
円筒形の感光体ドラム21が矢印C方向に回転可能に設けられていて、感光体ドラム21の周囲には、感光体ドラム21を帯電する帯電器22、感光体ドラム21上に静電潜像を書き込む露光器23、感光体ドラム21上の静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像装置24、トナー像を前述の中間転写ベルト7に一次転写後に、感光体ドラム21上に残留するトナーを含む残留物を除去する感光体ドラムクリーナ25が、回転方向Cに対してこの順に配置される。
感光体ドラム21としては、導電性基体と感光層とを備える円筒形の有機感光体ドラムやアモルファスシリコン感光体ドラムなどが挙げられるが、製造コストや安全性の点で、有機感光体ドラムが適している。また、有機感光体ドラムは積層型と単層型とに分けられるが、感度や残留電位などが優れている点で、積層型の感光体ドラムの方が好ましい。積層型の感光体ドラムは、導電性基体の上に電荷発生物質を含む電荷発生層と電荷輸送物質を含む電荷輸送層とが積層される感光体ドラムであるが、さらに、導電性基体と電荷発生層との間に下引層が設けられることが好ましい。
導電性基体としては、たとえば、円筒状のアルミニウムや導電性粒子を含有するプラスチックなどが使用される。下引層としては、たとえば、酸化亜鉛、酸化チタン、などの無機顔料を、ボールミルやダイノーミルなどの分散機により分散含有させたポリアミド樹脂や共重合ナイロン樹脂などを用いることができる。
電荷発生層は、光照射によって電荷を発生する電荷発生物質、たとえば、無金属フタロシアニン顔料やチタニルフタロシアニン顔料などの有機顔料を、ボールミルやダイノーミルなどの分散機により分散含有させたポリカーボネート樹脂、フェノキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。
電荷輸送層は電荷発生層の上に設けられ、電荷発生物質が発生した電荷を受入れて輸送する能力を有する電荷輸送物質、すなわち電子供与性物質または電子受容性物質を含有させたポリカーボネート、共重合ポリカーボネート、ポリアリレートなどを用いることができる。
電子供与性物質としては、たとえば、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホルムアルデヒド縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニルフェナントレン、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリル)アントラセン、1,1−ビス(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、ピラゾリン誘導体、フェニルヒドラゾン類、ヒドラゾン誘導体、トリフェニルアミン系化合物、トリフェニルメタン系化合物、スチルベン系化合物、3−メチル−2−ベンゾチアゾリン環を有するアジン化合物などが挙げられる。
電子受容性物質としては、たとえば、フルオレノン誘導体、ジベンゾチオフェン誘導体、インデノチオフェン誘導体、フェナンスレンキノン誘導体、インデノピリジン誘導体、チオキサントン誘導体、ベンゾ[c]シンノリン誘導体、フェナジンオキサイド誘導体、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、ブロマニル、クロラニル、ベンゾキノンなどが挙げられる。電荷輸送物質は、電荷輸送層中に30〜80重量%含まれることが好ましい。
帯電器22は、たとえばスコロトロン帯電器からなり、感光体ドラム21に対しコロナ放電を行って感光体ドラム21を所定の電位に帯電させる。なお、コロトロン帯電器や、帯電ローラや帯電ブラシを用いた、接触型帯電器より構成することもできる。
露光器23は、たとえばレーザ露光器からなり、画像信号に応じたレーザ走査による露光を行い、帯電器22によって帯電された感光体ドラム21の表面電位を変化させることで、画像情報に応じた静電潜像を形成する。露光器23としては、LED(Light
Emitting Diode)アレイ装置等も用いることができる。
現像装置24は、現像剤が収容される現像槽26を備えており、現像槽26には、感光体ドラム21の外周面に臨む位置に開放部が設けられている。
現像槽26内部であって、開放部に臨む位置には、外周面に現像剤を担持して搬送することで感光体ドラム21に現像剤を供給し、静電潜像を現像してトナー像を形成するための現像ローラ27が設けられている。現像ローラ27は、感光体ドラム21の外周面と間隙を設けて配置されている。
現像槽26における開放部近傍であって、現像ローラ27における現像剤の搬送方向Dの上流側には、現像ローラ27の外周面に担持される現像剤層の厚みを規制して、現像剤の静電潜像への搬送量を規制する規制部材28が設けられている。規制部材28は、現像ローラ27の外周面に対して所定の間隔を隔てて配置されている。
また、現像槽26内部であって、現像ローラ27に臨む位置には、現像槽26内部の現像剤を撹拌すると共に現像ローラ27へと供給する攪拌部材29が、回転自在に設けられている。
現像剤には、トナーとキャリアを含む二成分現像剤や、キャリアを含まないトナーのみを含む一成分現像剤等がある。本発明に係る画像形成装置1においては、二成分現像剤を収容し、二成分現像剤に対応した構成を有する。
トナーは、バインダ樹脂、着色剤、帯電制御剤、離型剤、流動化剤等を含んで構成されることが好ましい。
バインダ樹脂としては、公知の各種スチレン・アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂などが使用できるが、特に線形又は非線形のポリエステル樹脂が好ましい。ポリエステル樹脂は、機械的強度(微粉が発生しにくい)、定着性(定着後に用紙から剥離しにくい)、及び耐ホットオフセット性を両立させる上で優れている。
ポリエステル樹脂は、2価以上の多価アルコールと多塩基酸、及び必要に応じて3価以上の多価アルコールあるいは多塩基酸からなるモノマー組成物を重合することにより得られる。ポリエステル樹脂の重合に用いられる2価のアルコールとしては、たとえばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどのジオール類、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールAなどのビスフェノールAアルキレンオキシド付加物、その他を挙げることができる。
3価以上の多価アルコールとしては、たとえばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン、その他を挙げることができる。
2価の多塩基酸としては、たとえばマレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、これらの酸の無水物、低級アルキルエステル、またはn−ドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸などのアルケニルコハク酸類もしくはアルキルコハク酸類を挙げることができる。
3価以上の多塩基酸としては、たとえば1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、およびこれらの無水物などを挙げることができる。
着色剤としては、トナーに一般に用いられている公知の顔料や染料を用いることができる。具体的には、黒トナー用には、カーボンブラックやマグネタイトなどを挙げることができる。
また、イエロートナー用には、C.I.ピグメント・イエロー1、同3、同74、同97、同98等のアセト酢酸アリールアミド系モノアゾ黄色顔料、C.I.ピグメント・イエロー12、同13、同14、同17等のアセト酢酸アリールアミド系ジスアゾ黄色顔料、C.I.ピグメント・イエロー93、同155等の縮合モノアゾ系黄色顔料;C.I.ピグメント・イエロー180、同150、同185等のその他黄色顔料、C.I.ソルベント・イエロー19、同77、同79、C.I.ディスパース・イエロー164等の黄色染料などが例示できる。
マゼンタトナー用には、C.I.ピグメント・レッド48、同49:1、同53:1、同57、同57:1、同81、同122、同5、同146、同184、同238;C.I.ピグメント・バイオレット19等の赤色もしくは紅色顔料;C.I.ソルベント・レッド49、同52、同58、同8等の赤色系染料などが例示できる。
シアントナー用には、C.I.ピグメント・ブルー15:3、同15:4等の銅フタロシアニン及びその誘導体の青色系染顔料;C.I.ピグメント・グリーン7、同36(フタロシアニン・グリーン)等の緑色顔料などが例示できる。
着色剤の添加量としては、バインダ樹脂100重量部に対して1〜15重量部程度であることが好ましく、より好適には2〜10重量部の範囲で用いられる。
帯電制御剤としては、公知の帯電制御剤が使用できる。具体的には負帯電性を付与する帯電制御剤としては、クロムアゾ錯体染料、鉄アゾ錯体染料、コバルトアゾ錯体染料、サリチル酸もしくはその誘導体のクロム・亜鉛・アルミニウム・ホウ素錯体もしくは塩化合物、ナフトール酸もしくはその誘導体のクロム・亜鉛・アルミニウム・ホウ素錯体もしくは塩化合物、ベンジル酸もしくはその誘導体のクロム・亜鉛・アルミニウム・ホウ素錯体もしくは塩化合物、長鎖アルキル・カルボン酸塩、長鎖アルキル・スルフォン酸塩などを挙げることができる。
正荷電性トナー用帯電制御剤としては、ニグロシン染料、およびその誘導体、トリフェニルメタン誘導体、四級アンモニウム塩、四級ホスフォニウム塩、四級ピリジニウム塩、グアニジン塩、アミジン塩等の誘導体などを挙げることができる。
これらの帯電制御剤の添加量としては、バインダ樹脂100重量部に対して0.1重量部〜20重量部の範囲内がより好ましく、0.5重量部〜10重量部の範囲内がさらに好ましい。
離型剤としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成ワックスやパラフィンワックスおよびその誘導体、マイクロクリスタリンワックスおよびその誘導体等の石油系ワックスおよびその変成ワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の植物系ワックスなどを挙げることができる。これら離型剤をトナー中に含有させることにより、定着ローラまたは定着ベルトに対するトナーの離型性を高めることができ、定着時の高温・低温オフセットを防止することができる。
トナーの流動性を向上させることを目的として公知の流動化剤を添加することができる。使用できる流動化剤としては、平均粒径が0.007〜0.03μmのシリカ、酸化チタン、アルミナなどの無機微粒子の表面をシランカップリング剤、チタンカップリング剤、シリコンオイルにより表面処理を施すことによって疎水性を付与した無機微粒子を挙げることができる。
添加される流動化剤の量は、0.3重量部以下では、流動性向上の効果が得られず、3重量部以上では定着性の低下が起こりやすくなるため、トナー粒子100重量部に対して0.3〜3重量部の範囲で添加することが望ましい。
キャリアの体積平均粒径が20μm以上60μm以下であることが好ましい。これによって、感光体ドラム21へのキャリア付着を防ぎ、白抜けのない高画質な画像が得られる。また、磁気ブラシに適度な摺擦力を与えることができるので、トナー像の乱れを抑えて、高画質な画像を得ることができる。
20μm未満の場合、感光体ドラム21へのキャリア付着が起こりやすい。60μmを超える場合、高画質画像が得られない。
またキャリアの飽和磁化が、30emu/g以上70emu/g以下の範囲内であることが好ましい。このようなキャリアを用いることによって、二成分現像剤34からなる磁気ブラシが適度に剛直化する、即ち適度に硬い磁気ブラシが形成されるので、トナーに外添される研磨剤が感光体ドラム21表面を擦る摺擦力は強くなり、感光体ドラム21表面に付着するタルクを取り除く効果は大きくなる。したがって感光体ドラム21へのキャリア付着を防ぎ、白抜けのない高画質な画像を得ることができる。
飽和磁化が70emu/gを超えると、磁気ブラシの剛直化により、静電潜像に忠実な画像が得られにくくなるほか、画像の白抜けが発生しやすくなる。逆に、キャリアの飽和磁化が低いほど感光体ドラム21と接する磁気ブラシが柔らかくなるので、静電潜像に忠実な画像が得られるが、飽和磁化が30emu/g未満では、感光体ドラム21表面にキャリアが付着し、白抜けが発生しやすくなる。
コア粒子としては公知の磁性粒子が使用できるが、帯電性や耐久性の点でフェライト系粒子が好ましい。フェライト系粒子としては公知のものを使用でき、たとえば、亜鉛系フェライト、ニッケル系フェライト、銅系フェライト、ニッケル−亜鉛系フェライト、マンガン−マグネシウム系フェライト、銅−マグネシウム系フェライト、マンガン−亜鉛系フェライト、マンガン−銅−亜鉛系フェライトなどが挙げられる。これらのフェライト系粒子は、原料を混合し、仮焼および粉砕を経た後に焼成して得られ、焼成温度を変化させることにより、粒子の表面形状を変化させることが可能となる。なお、仮焼はバッチ式またはロータリーキルンなどの連続式のいずれによっても行うことができる。
コート材としては公知の樹脂材料が使用できるが、シリコン樹脂が特に好ましい。キャリアの表面が樹脂で被覆されることによって、電気絶縁性に優れ、かぶりやがさつきのない画像が得られる。またシリコン樹脂は、耐汚染性、対磨耗性に優れるので、キャリア表面が汚染されにくく、長期間の使用においても、かぶりやがさつきのない画像を得ることができる。
シリコン樹脂としては公知のものが使用でき、たとえば、シリコンワニス(商品名:TSR115、TSR114、TSR102、TSR103、YR3061、TSR110、TSR116、TSR117、TSR108、TSR109、TSR180、TSR181、TSR187、TSR144、TSR165など、信越化学工業株式会社製、商品名:KR271、KR272、KR275、KR280、KR282、KR267、KR269、KR211、KR212など、株式会社東芝製)、アルキッド変性シリコンワニス(商品名:TSR184、TSR185など、株式会社東芝製)、エポキシ変性シリコンワニス(商品名:TSR194、YS54など、株式会社東芝製)、ポリエステル変性シリコンワニス(商品名:TSR187など、株式会社東芝製)、アクリル変性シリコンワニス(商品名:TSR170、TSR171など、株式会社東芝製)、ウレタン変性シリコンワニス(商品名:TSR175など、株式会社東芝製)、反応性シリコン樹脂(商品名:KA1008、KBE1003、KBC1003、KBM303、KBM403、KBM503、KBM602、KBM603など、信越化学工業株式会社製)などが挙げられる。
またコート材には、キャリアの抵抗値を制御するために抵抗調整剤を添加することが望ましい。抵抗調整剤としては、具体的には酸化ケイ素、アルミナ、カーボンブラック、グラファイト、酸化亜鉛、チタンブラック、酸化鉄、酸化チタン、酸化スズ、チタン酸カリウム、チタン酸カルシウム、ホウ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウムなどの抵抗調整剤が挙げられる。
コート材をキャリア粒子に被覆するには、公知の方法が採用できる。たとえば、コート材の有機溶媒溶液中にキャリア粒子を浸漬する方法、コート材の有機溶媒溶液をキャリア粒子に噴霧するスプレー法、キャリア粒子を流動エアにより浮遊させた状態でコート材の有機溶媒溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中でキャリア粒子とコート材の有機溶媒溶液とを混合し、溶剤を除去するニーダーコーター法などが挙げられる。この時、コート材の有機溶媒溶液はコート材とともに前記抵抗調整剤を含むことができる。
静電潜像が現像されることによって、感光体ドラム21表面にトナー像が形成される。トナー像は、一次転写位置において、中間転写ベルト7に一次転写される。
感光体ドラムクリーナ25は、クリーニングブレード31と、クリーナハウジング32と、シール33とを備える。
クリーニングブレード31は、感光体ドラム21の回転方向Cに対して、カウンタ方向に圧接配置され、感光体ドラム21表面の残留物を掻き取るものである。クリーナハウジング32は、掻き取られた残留物を収容するもので、クリーニングブレード31はクリーナハウジング32に取り付けられている。シール33は、クリーナハウジング32内部をシールするもので、クリーニングブレード31よりも感光体ドラム21の回転方向Cの上流側において、一端がクリーナハウジング32に固定されると共に、他端が感光体ドラム21に接触配置されている。
図3は、感光体ドラム21および現像装置24周辺の構成を示す概略図である。
現像装置24は、二成分現像剤34(以下「現像剤」という場合もある)が収容される現像槽26を備えており、現像槽26には、感光体ドラム21の外周面に臨む位置に開放部が設けられている。
現像槽26内部であって、開放部に臨む位置には、外周面に現像剤を担持して搬送することで感光体ドラム21に現像剤を供給し、静電潜像を現像するための現像ローラ27が設けられている。現像ローラ27は、感光体ドラム21の外周面と間隙を設けて配置されている。
現像ローラ27は、多極着磁の多極着磁部材35と、多極着磁部材35に回転自在に外嵌された非磁性のスリーブ36とを備えている。多極着磁部材35には、複数の周方向位置に断面形状が長方形の棒磁石からなる、磁極41〜45が離隔して放射状に配置されている。
磁極のうち、現像ニップ部に対向している磁極を特に主磁極41、主磁極41に隣接する2つの磁極をそれぞれ、現像ローラ27における現像剤の搬送方向Dの上流側のものを隣接磁極42、現像ローラ27における現像剤の搬送方向Dの下流側のものを隣接磁極43とする。その他の磁極のうち、隣接磁極42に隣接するものを磁極44、隣接磁極43に隣接するものを磁極45とする。
主磁極41と、磁極44と、磁極45とは、同じ極性を有し、隣接磁極42と隣接磁極43とは、同じ極性を有し、主磁極41と、隣接磁極42とは逆の極性を有する。
本実施の形態では、主磁極41と、磁極44と、磁極45とは、N極、隣接磁極42と隣接磁極43とは、S極である。
磁極44によって汲み上げられた二成分現像剤34は、隣接磁極42の影響で層厚規制をうけ、主磁極41が現像ニップ部に磁気ブラシを形成して、トナーを感光体ドラム21に供給する。現像後の二成分現像剤34は、隣接磁極43の影響で再び現像槽26内に戻り、磁極45によって釈放される。
多極着磁部材35は両端部が現像槽26の両側壁に非回転に支持されており、主磁極41(N極、ピーク値110mT)は感光体ドラム21の回転中心に向かう位置に、隣接磁極42(S極、ピーク値=−78mT、主磁極41の約71%)は主磁極41から、現像剤の搬送方向D上流側へ、たとえば59°の位置に、磁極44(N極、ピーク値=56mT)は主磁極41から現像剤の搬送方向D上流側へ、たとえば117°の位置に、磁極45(N極、ピーク値=42mT)は主磁極41から現像剤の搬送方向D上流側へ、たとえば224°の位置に、隣接磁極43(S極、ピーク値=−80mT、主磁極41の約73%)は主磁極41から現像剤の搬送方向D上流側へ、たとえば282°の位置にそれぞれ配置されている。
主磁極41が形成する磁場の主磁極中心面上の磁束密度が、100mT以上140mT以下であることが好ましい。本実施の形態では、110mTである。
これによって小粒径キャリアを用いる場合であっても、トナーとともにキャリアが感光体ドラム21に付着することを抑止することができ、白抜けのない高画質な画像が得られる。また、磁気ブラシに適度な摺擦力を与えることができるので、トナー像の乱れを抑えて、高画質な画像を得ることができる。
100mT未満である場合、トナーとともにキャリアが感光体ドラム21に付着して、印刷画像中のキャリアによって画像が劣化する。また140mTを超えると、キャリアが感光体ドラム21に付着することを抑止する効果はさほど変わらないが、現像ニップ中央部において、磁気ブラシの摺擦力が強くなり、その強い摺擦力によって感光体ドラム21表面のトナー像が乱され、得られる画像の画質が低下する。
また、隣接磁極42,43が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と現像ローラ27の回転中心軸とを結ぶ隣接磁極中心面上の磁束密度が、主磁極41が形成する磁場の主磁極中心面上の磁束密度の65%以上75%以下であることが好ましい。本実施の形態では、隣接磁極42については約71%、隣接磁極43については約73%である。
これによって二成分現像剤34がスムーズに搬送されるので、白抜けのない高画質な画像が得られる。また感光体ドラム21へのキャリア付着を防ぐことができる。
65%未満の場合、二成分現像剤34をスムーズに搬送することできず、画像に白抜けが発生する。75%を超える場合、二成分現像剤34の搬送不良は抑止できるものの、目的の搬送量に設定する場合、多量の二成分現像剤34を制限する必要があり、二成分現像剤34の劣化が起こる。
現像槽26における開放部近傍であって、現像ローラ27における現像剤の搬送方向上流側には、現像ローラ27の外周面に担持される現像剤層の厚みを規制して、現像剤の静電潜像への搬送量を規制する規制部材28が設けられている。規制部材28は、現像ローラ27の外周面に対して所定の間隔を隔てて配置されている。
また、現像槽26内部であって、現像ローラ27に臨む位置には、現像槽26内部の現像剤を撹拌すると共に現像ローラ27へと供給する攪拌部材29が、回転自在に設けられている。
感光体ドラム21は、感光層を挟んで主磁極41と対向する位置の内部に、断面形状が長方形の棒磁石からなる対向磁極46を備えている。対向磁極46は、主磁極41と同じ極性を有する。
対向磁極46はN極である。対向磁極46(N極、ピーク値35mT、主磁極41の約32%)は感光体ドラム21の回転中心に向かう位置に、感光体ドラム軸に非回転に支持されている。たとえば支持部材47によって支持されている。
現像ニップ部を挟んで配置される主磁極41と対向磁極46との極性が同じであることによって、磁気ブラシの摺擦力が最も強くなる、現像ニップ中央部の磁束密度を小さくすることができるので、ソフトな磁気ブラシが形成される。このような磁気ブラシで形成されたトナー像は乱れが少なく、高画質な画像を得ることができる。一方で現像ニップ後端部の磁束密度は小さくならないため、小粒径キャリアであっても、感光体ドラム21へのキャリア付着が起こりにくく、白抜けのない高画質な画像が得られる。
また、主磁極41が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と現像ローラ27の回転中心軸とを含む主磁極中心面が、対向磁極46が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と感光体ドラム21の回転中心軸とを含む対向磁極中心面に対して形成する角度θが、0度以上20度以下であることが好ましい。
これによってより効率的に、現像ニップ後端部の磁束密度を小さくすることなく、磁気ブラシの摺擦力が最も強くなる現像ニップ中央部の磁束密度を小さくできるので、感光体ドラム21へのキャリア付着が起こりにくく、白抜けのない画像を得ることができる。また、トナー像の乱れを抑えるので、高画質な画像を得ることができる。
θが20度を超える場合、現像剤34の搬送が不安定となり、トナー像に乱れが生じ、得られる画像の画質も低下する。
また、対向磁極46が形成する磁場の対向磁極中心面上の磁束密度が、主磁極41が形成する磁場の主磁極中心面上の磁束密度の15%以上50%以下であることが好ましい。本実施の形態では、約32%である。
これによって、感光体ドラム21へのキャリア付着を防ぎ、白抜けのない画像が得られる。また、磁気ブラシに適度な摺擦力を与えることができるので、トナー像の乱れを抑えて、高画質な画像を得ることができる。
15%未満では、現像ニップ中央部の磁束密度を小さくすることによる、画質低下防止効果が得られない。50%を超えると、対向磁極46の磁力によって感光体ドラム21へのキャリア付着が起こりやすくなる。
図4は、感光体ドラム21および現像ローラ27周辺の磁力線を示す概略図である。感光体ドラム21内部には、現像ローラ27の主磁極41と同極性の対向磁極46が、主磁極41と対向する位置に配置される。この対向磁極46は、主磁極41と同極同士が向き合う状態で配置されるため、主磁極41から隣接磁極42および隣接磁極43へ向かう磁力線を押し広げ、対向磁極46がない場合(図6参照)と比べて、現像ニップ中央部の磁束密度を小さくできる。図4でいうと、磁力線が疎になる。その結果、磁気ブラシの穂は柔らかくなり、感光体ドラム21表面に形成されるトナー像の乱れを抑えて、高画質な画像を得ることができる。そして、現像ニップ後端部における磁束密度はそれ程小さくならない、つまり磁力線が疎にならないことから、感光体ドラム21へのキャリア付着を防ぎ、白抜けのない高画質な画像を得ることができる。
(実施例)
以下に実施例および比較例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、特に限定されるものではない。以下において、「部」および「%」は特に断らない限りそれぞれ「重量部」および「重量%」を意味する。
[トナーの作製]
〈ブラックトナー〉
ビスフェノールAプロピレンオキサイド、テレフタル酸および無水トリメリット酸を単量体として重縮合して、バインダ樹脂としてのポリエステル樹脂を得た。
ポリエステル樹脂(ガラス転移温度60℃、軟化温度120℃) 100部
着色剤(カーボンブラック、商品名:MA−100、三菱化学株式会社製)
5部
帯電制御剤(サリチル酸の亜鉛化合物、商品名:ボントロンE84、
オリエント化学工業株式会社製) 2部
離型剤(マイクロクリスタリンワックス、商品名:HNP−9、
日本精鑞株式会社製) 3部
上記トナー材料をヘンシェルミキサにて10分間混合した後、混練分散処理装置(商品名:ニーディックスMOS140−800、三井鉱山株式会社製)で溶融混練分散処理した。その混練物をカッティングミルで粗粉砕した後、ジェット式粉砕機(商品名:IDS−2型、日本ニューマチック工業株式会社製)によって微粉砕し、微粉砕後、風力分級機(商品名:MP−250型、日本ニューマチック工業株式会社製)を用いて分級を行うことによって体積平均粒径が6.5μmの着色樹脂粒子を得た。
なお体積平均粒径はコールターマルチサイザーII(商品名、ベックマン・コールター株式会社製)で測定した。
得られた着色樹脂粒子100部に対して、ヘキサメチルジシラザンで表面処理された一次粒子の平均径が約12nmの疎水性シリカ微粉体(BET比表面積約140m/g)1.5部と、同様の表面処理が施された一次粒子の平均径が約40nmの疎水性シリカ微粉体(BET比表面積約50m/g)1.0部を加え、ヘンシェルミキサにて2分間混合することによって負帯電性のブラックトナーを作製した。
〈シアントナー〉
着色剤(商品名:C.I.ピグメント・ブルー15:3、三菱化学株式会社製)を用いたこと以外は、ブラックトナーと同様にしてシアントナーを作製した。
〈マゼンタトナー〉
着色剤商品名:C.I.ピグメント・レッド122、三菱化学株式会社製)を用いたこと以外は、ブラックトナーと同様にしてマゼンタトナーを作製した。
〈イエロートナー〉
着色剤(商品名:C.I.ピグメント・イエロー74、三菱化学株式会社製)を用いたこと以外は、ブラックトナーと同様にしてイエロートナーを作製した。
[キャリア]
コア粒子となるフェライト粒子として、フェライト粉末を計量してボールミルにて混合した後、ロータリーキルンにて900℃で仮焼し、得られたフェライトの仮焼粉を、湿式粉砕機により粉砕媒体としてスチールボールを用いて平均粒径2μm以下にまで微粉砕した。得られたフェライト微粉末をスプレードライ方式により粒径100〜200μmに造粒し、得られた造粒物を1300℃で焼成した後、クラッシャを用いて解砕することにより体積平均粒径25μmのフェライト粒子を得た。
次にコア粒子を被覆するための被覆用塗液として、シリコン樹脂(商品名:TSR115、信越化学工業株式会社製)をトルエンに溶解し、チタン酸カリウム粉末(抵抗調整剤)をトルエンに分散して、被覆用塗液を調製した。
この被覆用塗液を、スプレーコーティング装置により前記のフェライト粒子に被覆し、自然乾燥してトルエンを除去し、シリコン樹脂の被覆量が5%のキャリアを製造した。なおシリコン樹脂の被覆量は、蛍光X線分析装置により、フェライト粒子由来のFeの含有量およびシリコン樹脂由来のSiの含有量を測定し、それらの値に基づいて算出した。
[二成分現像剤]
本発明の二成分現像剤は、前記の方法により製造した各トナー5部とキャリア95部とをナウターミキサー(商品名:VL−0、ホソカワミクロン株式会社製)にて20分間攪拌混合することによって、各トナー(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を含有する二成分現像剤を製造した。
[感光体ドラム]
下引き層形成用塗液として、酸化チタン(商品名:TTO55A、石原産業株式会社製)7部および共重合ナイロン(商品名:CM8000、東レ株式会社製)13部を、メチルアルコール159部と1,3−ジオキソラン106部との混合溶媒に添加し、ペイントシェーカーにて8時間分散することにより調製した。この塗液を塗工槽に満たし、アルミニウム製の円筒状導電性基体を浸漬し、引き上げて自然乾燥して層厚1μmの下引層を形成した。
次に、電荷発生層形成用塗液として、チタニルフタロシアニン3部とブチラール樹脂(商品名:BL−1、積水化学工業株式会社製)2部とをメチルエチルケトン245部に添加し、ペイントシェーカーにて分散することにより調製した。この塗液を、下引き層の場合と同様の浸漬塗布法にて前述の下引き層表面に塗布し、下端のふき取りを行わずに自然乾燥して層厚0.4μmの電荷発生層を形成した。
次に、電荷輸送層形成用塗液として、電荷輸送性化合物(商品名:T405、株式会社高砂ケミカル製)5部、ポリカーボネート(商品名:J500、出光興産株式会社製)2.4部、ポリカーボネート(商品名:G400、出光興産株式会社製)1.6部、ポリカーボネート(商品名:GH503、出光興産株式会社製)1.6部、ポリカーボネート(商品名:TS2020、帝人化成株式会社製)2.4部および2,6−ビス−tert−ブチル−4−メチルフェノール(商品名:スミライザーBHT、住友化学株式会社製)0.25部をテトラヒドロフラン49部に添加して溶解させることにより調製した。この塗液を塗工槽に満たして浸漬塗布法により電荷発生層表面に塗布し、130℃にて1時間乾燥し、電荷輸送層を形成させることにより、膜厚25μmの電子写真感光体を作製した。なお、感光体ドラム21の膜厚測定は、分光光度計(商品名:MCPD−1100、大塚電子株式会社製)を用いて測定した。
トナー像形成手段2kの感光体ドラム21kの径は60mm、現像ローラ27kの径は40mm、トナー像形成手段2c,2m,2yの感光体ドラム21c,21m,21yの径は30mm、現像ローラ27c,27m,27yの径は20mmのものを使用した。
[現像ローラ]
前述した画像形成装置1の現像ローラ27を使用した。
[用紙]
本実施例の試験用紙として、A4サイズの再生用紙(商品名:リサイクルピュア、シャープドキュメントシステム株式会社製)を使用した。
[画像評価]
画像形成装置1を用いて連続印字テストを行った結果について説明する。
トナー像形成手段2のプロセス速度を175mm/秒に設定し、現像ローラ27の周速を280mm/秒に設定した。試験に使用した二成分現像剤、感光体ドラム21および用紙としては上記に示したものを用いた。
トナー像形成手段2は、用紙上のトナー付着量が0.5mg/cmとなるようにそれぞれ調整し、写真と細線を含む画像の印字テストを行った。得られた画像の写真および細線画像は鮮明で、白抜け、欠けなどの画像欠陥は認められなかった。また感光体ドラムへのキャリアの付着も認められなかった。
(比較例)
感光体ドラム21の中の磁石を取り除いた他は、実施例と同じ条件で画像を形成し、画像評価を行った。得られた画像には、約20箇所の白抜けがあり、感光体ドラムへのキャリアの付着が認められた。
本発明に係る画像形成装置1の構成を示す概略図である トナー像形成手段2の構成を示す概略図である。 感光体ドラム21および現像装置24周辺の構成を示す概略図である。 感光体ドラム21および現像ローラ27周辺の磁力線を示す概略図である。 従来の感光体ドラム51および現像装置54周辺の構成を示す概略図である。 従来の感光体ドラム51および現像ローラ57周辺の磁力線を示す概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2,2k,2c,2m,2y トナー像形成手段
3 転写手段
4 定着手段
5 記録媒体供給手段
6 排出手段
7 中間転写ベルト
8,8k,8c,8m,8y 一次転写ローラ
9a,9b 支持ロール
10 二次転写ローラ
11 ベルトクリーニングユニット
12 ベルトクリーニングブラシ
13 ベルトクリーニングブレード
14 ベルトクリーナハウジング
15 トレイ
16 給紙ローラ
17 定着ローラ
18 排紙ローラ
19 排紙トレイ
21 感光体ドラム
22 帯電器
23 露光器
24 現像装置
25 感光体ドラムクリーナ
26 現像槽
27 現像ローラ
28 規制部材
29 攪拌部材
31 クリーニングブレード
32 クリーナハウジング
33 シール
34 二成分現像剤
35 多極着磁部材
36 スリーブ
41 主磁極
42,43 隣接磁極
44,45 磁極
46 対向磁極
47 支持部材

Claims (9)

  1. トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
    感光層を有し、トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
    帯電された前記像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
    前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記記録媒体に転写された前記トナー像を、記録媒体に定着する定着手段とを備え、
    前記現像手段は、現像剤を前記像担持体に摺擦させ供給する磁気ブラシを形成する主磁極を有する現像ローラを備え、
    前記像担持体は、前記感光層を挟んで前記主磁極と対向する位置に対向磁極を備え、
    前記主磁極の極性と、前記対向磁極の極性とが、互いに同じであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記主磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と前記現像ローラの回転中心軸とを含む主磁極中心面が、前記対向磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と前記像担持体の回転中心軸とを含む対向磁極中心面に対して形成する角度θが、0度以上20度以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記主磁極が形成する磁場の前記主磁極中心面上の磁束密度が、100mT以上140mT以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記対向磁極が形成する磁場の前記対向磁極中心面上の磁束密度が、前記主磁極が形成する磁場の前記主磁極中心面上の磁束密度の15%以上50%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記現像ローラは、前記主磁極に隣接する隣接磁極を有し、
    前記隣接磁極が形成する磁場の、磁束密度分布の半値幅中心線と前記現像ローラの回転中心軸とを結ぶ隣接磁極中心面上の磁束密度が、前記主磁極が形成する磁場の前記主磁極中心面上の磁束密度の65%以上75%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記キャリアの飽和磁化が、30emu/g以上70emu/g以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記キャリアの体積平均粒径が20μm以上60μm以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記キャリアの表面が樹脂で被覆されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記樹脂がシリコン樹脂であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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WO2013097321A1 (zh) * 2011-12-29 2013-07-04 珠海市奔码打印耗材有限公司 一种双显影辊的显影装置

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