JP2006138881A - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 感光体ドラム1の外径及びCTL層の膜厚と、現像スリーブ51の外径と、現像スリーブ51に印加する現像バイアスと、現像スリーブ51上における現像剤の汲み上げ量と、現像スリーブ51上に形成される主極及びP2磁極の法線方向磁束密度と、感光体ドラム1と現像スリーブ51とのギャップと、感光体ドラム1に対する現像スリーブ51の線速比と、2成分現像剤のトナー濃度と、トナーの粒径と、キャリアの重量平均粒径、静抵抗、飽和磁化と、を最適化する。
【選択図】 図3
Description
また、DCの現像バイアスのみを現像スリーブに印加する現像方式は、DC及びACの現像バイアスを印加する現像方式やACの現像バイアスのみを印加する現像方式に比べて、電源の構成と制御とが簡易で装置を低廉化できるとともに、抵抗の低いキャリアに対してボソツキ画像が生じにくくなるものとされている。
感光体ドラム(像担持体)上へのキャリア付着には、感光体ドラム上に形成したトナー像のエッジ部におけるキャリア付着(以後、「エッジ部キャリア付着」と呼ぶ。)と、感光体ドラム上に形成したトナー像のベタ部におけるキャリア付着(以後、「ベタ部キャリア付着」と呼ぶ。)と、がある。
このようなエッジ部キャリア付着は、キャリアの抵抗が高くなるほど顕著に発生する現象である。
また、キャリア抵抗を大きく設定することで、ベタ部キャリア付着を軽減する方策も考えられる。しかし、キャリア抵抗を大きくすることは、上述したエッジ部キャリア付着を軽減する方策に相反することになる。すなわち、キャリア抵抗を大きくすることによって、ベタ部キャリア付着は軽減されるものの、エッジ部キャリア付着が顕著化されてしまう。
画像形成装置を小型化するには、感光体ドラムや現像部(現像スリーブ)も小型化する必要がある。しかし、感光体ドラムや現像スリーブの外径が小径化(小型化)されると、双方の対向位置(現像領域である。)の回転方向下流側において、現像スリーブ上に担持される2成分現像剤による磁気ブラシの穂先のキャリアに対する磁気拘束力が小さくなってしまう。そのために、エッジ部キャリア付着に加えて、ベタ部キャリア付着も発生しやすくなってしまう。
特許文献1等では、エッジ部キャリア付着を軽減するとともに、副作用となるボソツキ画像と文字周辺抜けの発生をも軽減するための、小径キャリアの条件(静抵抗、飽和磁化等である。)を設定している。しかし、ベタ部キャリア付着の発生を軽減するための小径キャリアの条件は充分に設定されていない。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は画像形成装置としてのレーザプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。さらに、図3は、現像スリーブ51上に形成される磁極を示す概略図である。
その後、感光体ドラム1の表面は、露光部7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程である。)。
詳しくは、現像部5内には、トナーとキャリア(磁性キャリア)とからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像部5内の現像剤Gは、トナー濃度センサ57によって検知される現像剤G中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。すなわち、現像部5内のトナー消費に応じて、トナー搬送パイプ43からトナー補給口44を介して現像剤収容部54内に、トナーが補給される。
本実施の形態では、トナー濃度が4〜14重量%の範囲内になるように制御されている。
最後に、感光体ドラム1の表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置本体100外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
また、現像スリーブ51は、その外径が10〜30mmの範囲になるように形成されている。
このような感光体ドラム1及び現像スリーブ51の外径は、出力画像の高画質化を満足して異常画像やトナー飛散等の副作用の発生を軽減するとともに、画像形成装置を小型化するための必要条件となる。
また、現像バイアスと、感光体ドラム1上に形成される静電潜像の電位と、によって形成される現像ポテンシャルは、最大の画像濃度となる位置(最大画像濃度部)で300〜700Vの範囲内になるように設定されている。この条件は、画像形成装置の小型化及び高画質化を達成して、エッジ部キャリア付着、ベタ部キャリア付着、その他の異常画像やトナー飛散等の発生を軽減するための条件の1つとなる。
なお、現像スリーブ51上に形成される磁束密度の測定は、磁力分布測定器「3次元磁気測定装置」(エクセル・システムプロダクト社製)に接続された測定プローブ「ガウスメータ」(エー・デー・エス社製)を現像スレーブ51に突き当てておこなうことができる。
また、図3において、主極P1、P2磁極以外の磁極(汲み上げ磁極、搬送磁極、剤切れ磁極等である。)の図示は省略している。
トナー粒子の重量平均粒径を測定する測定装置としては、「コールターカウンターTA−II」(コールター社製)や「コールターマルチサイザーII」(コールター社製)を用いることができる。以下に、その測定方法について述べる。
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくは、アルキルベンゼンスルフォン酸塩である。)を、0.1〜5ml加える。ここで、電解水溶液とは、1級塩化ナトリウムを用いて約1%にNaCl水溶液を調製したものであって、例えば、「ISOTON−II」(コールター社製)を用いることができる。さらに、上述の電解水溶液に測定試料を2〜20mg加える。そして、試料を懸濁した電解水溶液に対して、超音波分散器で約1〜3分間分散処理をおこなう。そして、上述の測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの重量及び個数を測定して、重量分布と個数分布とを算出する。このようにして算出された分布から、トナーの重量平均粒径(D4)を求める。
上述の測定におけるチャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用して、粒径が2.00μm以上であって40.30μm未満の粒子を対象とする。
ここで、キャリアの静抵抗(体積固有抵抗)とは、2mmのギャップを設けた平行電極間にキャリアを投入してタッピングした後に、両電極間にDC1000Vを印加して30秒後の抵抗値をハイレジスト計で計測した値を体積抵抗率に変換した値である。
また、キャリアの飽和磁化は、「VSM−P7−15」(東英工業社製)を用いて次の測定方法で測定したものである。すなわち、試料約0.15gを秤量して、その試料をセル(内径が2.4mm、高さが8.5mmのものである。)に充填した後に、1000エルステット(Oe)の磁場下で測定したものである。
導電性粒子の基体粒子としては、酸化アルミニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化ケイ素、硫化バリウム、酸化ジルコニウムのうち少なくとも1種類を用いることができる。また、導電性粒子の吸油量は、JIS−K5101「顔料試験方法」における「21吸油量」に準じて測定することができる。
このように形成されたキャリアは、耐久性に優れて、異常画像やトナー飛散等の副作用の発生を軽減するとともに、高画質化を達成するための必要条件となる。
図4は、本実施の形態で説明した画像形成装置において、各特性値(図4中の左欄に示す14個の特性値である。)の水準を複数振って所定枚数のランニングテストをそれぞれおこなって、出力画像の画質等を評価した結果をまとめたものである。例えば、図4中の「現像ギャップ」における3水準(「<0.2」、「0.2〜0.5」、「>0.5」)についての結果は、他の13個の特性値をそれぞれ中段に示す水準(「線速比」であれば「1.2〜2.5」である。)としたときのものになっている。
「エッジ部キャリア付着」は、キャリアのカウンターチャージによって、トナー像のエッジ部にキャリアが付着する現象である。
「粒状性」は、ドット潜像によるハーフトーン画像に対して、トナーが付着すべき位置にトナーが付着しない度合いである。粒状性が悪いとざらついた画像(ザラツキ画像)になる。
「ハロー画像」は、ハーフトーンの中にベタ部があるような画像を形成する場合に、エッジ効果によってベタ部の周囲のハーフトーンの潜像が強調されてその部分が白く抜けるとともに、現像スリーブ上に担持されたキャリアであって表面にトナーが充分付着していないキャリアが線速比によって非画像部を追い越して画像部に達することでベタ部先端の現像済みトナーがキャリア(現像スリーブ)に付着してしまう現象である。
「トナー飛散」は、現像部5からトナーが飛散する現象である。現像スリーブ51の周囲に生じる吸い込み気流のバランスによって現像部5内に収容されたトナーが飛散したり、現像スリーブ51の回転による遠心力によってトナーが飛散したりするものである。
また、現像ギャップが0.5mmよりも大きいときには、粒状性、ハロー画像、地肌汚れ、トナー飛散のレベルが低くなる。粒状性が悪化するのは、現像ギャップが広くて現像能力が小さくなるほど、トナー付着すべき位置にトナーが付着する確立が低下するためである。ハロー画像が悪化するのは、現像ギャップが広いと、エッジ効果が強調されるためである。トナー飛散が悪化するのは、現像ギャップが広いと、現像スリーブの周囲に大きな気流が生じるためである。地肌汚れがやや悪化するのは、現像ギャップが広いと、トナー濃度の制御が高めに推移するためである。
これらのことから、現像ギャップの最適値は、0.2〜0.5mmの範囲となる。
また、線速比が2.5より大きいときには、ベタ部キャリア付着、エッジ部キャリア付着、後端白抜け、ハロー画像、トナー飛散のレベルが低くなる。ベタ部キャリア付着、エッジ部キャリア付着、トナー飛散とが悪化するのは、線速比が大きくなると、現像スリーブ上のトナーに作用する遠心力が大きくなるためである。後端白抜け及びハロー画像が悪化するのは、線速比が大きくなると、画像部に付着したトナーを掻き取る面積が増加するためである。
これらのことから、感光体ドラムに対する現像スリーブの線速比の最適値は、1.2〜2.5の範囲となる。
また、主極磁力は、他の磁極への影響、コスト等を考慮して、その上限値を140mTに設定することが好ましい。
これらのことから、現像スリーブ上に形成される主極P1の磁力法線方向磁束密度の最適値は、80〜140mTの範囲となる。
主極角度αが10°より大きいときには、粒状性のレベルがやや低くなる。これは、主極角度が大きくなって主極が回転方向上流側になると、磁気ブラシの穂先が感光体ドラムとの対向位置から遠ざかってトナー付着すべき位置にトナーが接触する確立が低下するためである。
これらのことから、主極角度αの最適値は、0〜10°の範囲となる。なお、主極角度αについては、他の特性値に比べて、画質等に対する寄与率が大きくない。
また、P2磁極磁力は、他の磁極への影響、コスト等を考慮して、その上限値を140mTに設定することが好ましい。
これらのことから、現像スリーブ上に形成されるP2磁極の磁力法線方向磁束密度の最適値は、60〜140mTの範囲となる。
また、トナー濃度が14重量%よりも大きいときには、地肌汚れ、トナー飛散のレベルが低くなる。これは、トナー濃度が大きくなるとトナー帯電量(Q/M)が低くなって、トナーとキャリアとの静電的吸着力が弱くなるためである。
これらのことから、トナー濃度の制御範囲の最適値は、4〜14重量%の範囲となる。なお、キャリア表面に対するトナー被覆率は、70%以下となるように制御することが好ましい。
また、現像剤の汲み上げ量が70mg/cm2よりも大きいときには、ベタ部キャリア付着、ハロー画像のレベルが低くなる。ベタ部キャリア付着が悪化するのは、汲み上げ量が大きくなると、キャリア量も多くなってベタ部に付着する確立が高くなるためである。ハロー画像が悪化するのは、汲み上げ量が大きくなると、キャリア量も多くなって画像部に付着したトナーを掻き取る力が増加するためである。
これらのことから、現像剤の汲み上げ量の最適値は、40〜70mg/cm2の範囲となる。
また、現像ポテンシャルは、トナー濃度が高くなるように制御されて地肌汚れが生じるのを抑止するために、その下限値を300Vに設定することが好ましい。
これらのことから、現像ポテンシャルの最適値は、300〜700Vの範囲となる。なお、現像ポテンシャルについては、他の特性値に比べて、画質等に対する寄与率が大きくない。
地肌ポテンシャルが250Vよりも大きいときには、エッジ部キャリア付着、後端白抜け、ハロー画像のレベルが低くなる。エッジ部キャリア付着が悪化するのは、地肌ポテンシャルが大きくなると、キャリアを感光体ドラム側に引き付ける力が強まるからである。後端白抜け、ハロー画像が悪化するのは、地肌ポテンシャルが大きくなると、トナードリフトが大きくなるとともにエッジ効果が劣化するためである。
これらのことから、地肌ポテンシャルの最適値は、50〜250Vの範囲となる。なお、地肌ポテンシャルについては、他の特性値に比べて、画質等に対する寄与率が大きくない。
また、CTL層の膜厚が40μmよりも大きいときには、エッジ部キャリア付着、ハロー画像のレベルが低くなる。これは、CTL層の膜厚が大きくなると、現像領域においてエッジ効果が強調されるためである。
これらのことから、CTL層の膜厚の最適値は、20〜40μmの範囲となる。
また、トナーの粒径は、トナー像におけるトナー付着量が少なくなったときの後端白抜け、ハロー画像への影響を考慮して、その下限値を3.5μmに設定することが好ましい。
これらのことから、トナーの重量平均粒径の最適値は、3.5〜7.5μmの範囲となる。
キャリアの粒径が60μmよりも大きいときには、粒状性のレベルが低くなる。これは、キャリア粒径が大きくなると、トナーが付着すべき潜像に対してトナーが忠実に付着しにくくなるためである。
これらのことから、キャリアの重量平均粒径の最適値は、20〜60μmの範囲となる。
キャリア抵抗値が1016Ω・cmよりも大きいときには、エッジ部キャリア付着、粒状性、ハロー画像のレベルが低くなる。これは、キャリア抵抗値が大きくなると、現像能力が低下するとともに、エッジ効果が強調されるためである。
これらのことから、キャリアの静抵抗の最適値は、1010〜1016Ω・cmの範囲となる。
また、キャリア飽和磁化は、剤切れ磁極への影響(剤切れ磁極において現像工程後のキャリアを現像スリーブから確実に離脱させて現像部に戻せなくなる不具合である。)を考慮して、その上限値を90emu/gに設定することが好ましい。
これらのことから、キャリアの飽和磁化の最適値は、40〜90emu/gの範囲となる。
また、主極P1の半値幅は、他の磁極との関係を考慮して、その上限値を50°に設定することが好ましい。
これらのことから、主極P1の半値幅の最適値は、20〜50°の範囲となる。なお、主極P1の半値幅については、他の特性値に比べて、画質等に対する寄与率が大きくない。
また、P2磁極の半値幅は、他の磁極との関係を考慮して、その上限値を60°に設定することが好ましい。
これらのことから、P2磁極の半値幅の最適値は、30〜60°の範囲となる。なお、P2磁極の半値幅については、他の特性値に比べて、画質等に対する寄与率が大きくない。
また、P2磁極の主極P1に対する角度βは、他の磁極との関係を考慮して、その下限値を40°に設定することが好ましい。
これらのことから、P2磁極の主極P1に対する角度βの最適値は、40〜70°の範囲となる。なお、P2磁極の主極P1に対する角度βについては、他の特性値に比べて、画質等に対する寄与率が大きくない。
6、6Y、6M、6C、6K プロセスカートリッジ(作像部)、
51 現像スリーブ、
100 画像形成装置本体(装置本体)、
G 2成分現像剤、
A 現像ギャップ、
P1 主極、
P2 P2磁極、
α 主極角度。
Claims (7)
- CTL層を備えるとともに所望の静電潜像が形成される感光体ドラムと、
トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を収容するとともに、当該2成分現像剤を担持する現像スリーブを前記感光体ドラムとの対向位置に備えた現像部と、を備え、
前記感光体ドラムの外径が20〜70mmであって、前記CTL層の膜厚が20〜40μmであって、
前記現像スリーブの外径が10〜30mmであって、
前記現像スリーブにDCの現像バイアスのみを印加して、
前記現像スリーブ上に汲み上げられて前記対向位置に至る2成分現像剤の汲み上げ量が40〜70mg/cm2であって、
前記現像スリーブ上に形成される複数の磁極のうち、前記対向位置に形成される主極の法線方向磁束密度が80〜140mTであって、該主極の下流側に隣接して形成されるP2磁極の法線方向磁束密度が60〜140mTであって、
前記対向位置における前記感光体ドラムと前記現像スリーブとのギャップが0.2〜0.5mmであって、
前記対向位置における前記感光体ドラムに対する前記現像スリーブの線速比が1.2〜2.5であって、
前記現像部内に収容された2成分現像剤のトナー濃度が4〜14重量%となるように制御して、
前記トナーは、その重量平均粒径が3.5〜7.5μmであって、
前記キャリアは、その重量平均粒径が20〜60μmであって、その静抵抗が1010〜1016Ω・cmであって、その飽和磁化が40〜90emu/gであることを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像スリーブ上に形成される前記主極は、該現像スリーブの回転中心と前記感光体ドラムの回転中心とを結ぶ直線に対する主極角度が0〜10°だけ回転方向上流側になるように配設されて、半値幅が20〜50°となるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記現像スリーブ上に形成される前記P2磁極は、前記主極に対する角度が40〜70°だけ回転方向下流側になるように配設されて、半値幅が30〜60°となるように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記現像バイアスと前記静電潜像の電位とによって形成される現像ポテンシャルが、最大の画像濃度となる位置で300〜700Vの範囲内になるように制御することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記トナーは、少なくとも有機溶媒中に活性水素基を有する化合物と反応可能な変性ポリエステル樹脂と着色剤と離型剤とを溶解又は分散させて形成した溶解物又は分散物を、樹脂微粒子を含む水系媒体中で分散させて、架橋剤又は/及び伸張剤と反応させて得られた分散液から有機溶剤を除去して、その表面に付着した樹脂微粒子を洗浄して、その一部又は全部を脱離して形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記キャリアは、芯材表面に樹脂被覆層を有したものであって、
前記樹脂被覆層は、層中に基体粒子表面に二酸化スズ層と当該二酸化スズ層上に設けた二酸化スズを含む酸化インジウム層とからなる導電性被覆層を設けてなる導電性粒子を含有して、
前記導電性粒子は、その吸油量が10〜300ml/100gになるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 請求項1〜請求項6に記載の画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
前記感光体ドラムと前記現像部とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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