JP6204262B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
[画像形成装置10の概略構成]
まず、本発明の実施形態の画像形成装置10の概略構成について説明する。図1に示されるように、画像形成装置10は、画像読取部1、ADF(Automatic Document Feeder)2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、及び操作表示部6などを備えている。操作表示部6は、制御部5からの制御指示に従って各種の情報を表示し、ユーザー操作に応じて制御部5に各種の情報を入力するタッチパネルなどである。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能に設置された状態の鉛直方向を上下方向7と定義し、操作表示部6が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8を定義し、操作表示部6を正面として左右方向9を定義する。また、画像形成装置10は、本発明の画像形成装置の一例に過ぎず、例えば、プリンター、FAX装置、複写機などであってもよい。
画像形成部3は、画像読取部1で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピューターなどの情報処理装置から入力された画像データに基づいて電子写真方式の画像形成処理(印刷処理)を実行する。画像形成部3は、感光体ドラム31(本発明の像担持体の一例)、帯電装置32、LSU(Laser Scanner Unit)33、現像装置34(本発明の現像部の一例)、転写装置35、クリーニングブレード36、除電装置37、照射部38(本発明の照射部の一例)、受光センサー39(本発明の測定部の一例)、及び定着装置40などを備えている。
キャリアは、コア材とコーティング樹脂とによって形成されている。コア材は、磁性を有するキャリアの本体となる粒子である。例えば、前記コア材は、Mn−Mg−Sr系フェライト粒子で、その体積平均平均粒子径は35μmである。前記コーティング樹脂は、前記コア材が表面に露出することを防止するものであり、鉛筆硬度の高い樹脂(約3H以上)になるものが選択される。仮に、前記コア材がキャリアの表面に露出するとキャリア抵抗が大きくなって、トナーを帯電させる能力が低下する。例えば、前記コーティング樹脂は、前記コア材が100質量部であるのに対して、トルエンが10質量部であり、メタクリレートが2質量部であり、及び蛍光材料が0.1質量部であるものを組み合わせたものである。なお、発光材料は、一例として、セントラルテクノ株式会社製の発光蛍光体(商品名:ルミシス)を用いる。前記発光蛍光体は、励起光のピーク波長が375nmである。また、本実施形態で使用する前記発光蛍光体は、発光色が青色(波長が、450nm〜495nm)のものである。前記発光蛍光体を含むキャリアの前記コーティング樹脂は、ピーク波長が375nmの紫外線が照射されると、光を吸収して、青色(450nm〜495nmの可視光)の光を発光する。なお、この波長の光は、受光センサー39が測定可能な帯域の波長である425nm〜550nmに含まれる。
現像装置34について詳細に説明する。現像装置34は、前後方向8に長い形状に形成されている。現像装置34は、前後方向8に長い筐体60を有している。筐体60は、現像ローラー61を支持するフレームの役割や、内部に現像剤を収容する容器の役割を担う。現像装置34は、トナーの消費量に応じてトナーコンテナ(不図示)から、非磁性体のトナーが補給される。
次に、図3を参照しつつ、感光体ドラム31に発生するキャリア現像と、これを防止する前記現像バイアスの電圧値との関係について説明する。図3(A)は、キャリア現像により感光体ドラム31に移動したキャリア量と受光センサー39によって測定される受光量との関係を示す図である。図3(B)は、前記現像バイアスの電圧値と受光センサー39によって測定される受光量との関係を示す図である。図3(C)は、受光センサー39によって測定された受光量と前記現像バイアスの電圧値の変更値との関係を示す図である。
制御部5は、画像形成装置10を統括制御するものである。図1に示されるように、制御部5は、CPU5A、ROM5B、RAM5C、及びEEPROM5Dなどを主な構成要素とするマイクロコンピュータとして構成されている。なお、制御部5は、集積回路(ASIC、DSP)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
以下、図5を参照して、制御部5によって実行される前記第1キャリア現像対応処理の手順を説明する。図5のフローチャートにおいてステップS1、S2、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。ここに、前記第1キャリア現像対応処理を実行するときの制御部5が本発明に係る測定部、電圧制御部、第2判定部、及び報知部に相当する。
ステップS1において、制御部5は、画像形成装置10の画像形成指示が入力されたか否かを判定する。具体的には、ユーザーから新たな画像形成の指示を受けた場合や、他の情報処理装置から画像形成の指示を受けた場合などである。制御部5は、画像形成指示が入力されるまで待つ(S1のNO側)。制御部5は、画像形成指示が入力されると、処理をステップS2に移行する(S1のYES側)。
ステップS2において、制御部5は、画像形成装置10に画像形成処理を実行させて、用紙Sに画像を形成させる。ステップS3において、制御部5は、照射部38に、感光体ドラム31の表面に向けてピーク波長が375nmの紫外線を照射させる。ステップS4において、制御部5は、受光センサー39から照射部38によって照射された感光体ドラム31の表面からの受光量を示す信号を取得する。制御部5は、取得された受光量によって、キャリア現像により感光体ドラム31上に移動したキャリア量を測定する。
ステップS5において、制御部5は、測定された受光量が予め定められた第1閾値以上であるか否かを判定する。例えば、図3(A)の実線L1に示される場合に、制御部5は、前記第1閾値を500mmLxとして、受光量が500mmLx以上か否かを判定する。制御部5は、前記第1閾値未満と判定すると、処理をステップS9に移行する(S5のNO側)。この場合、制御部5は、受光量が500mmLx未満であるため、キャリア現像の影響が許容範囲内であると判定する。一方、制御部5は、前記第1閾値以上と判定すると、処理をステップS6に移行する(S5のYES側)。この場合、制御部5は、受光量が500mmLx以上であるため、キャリア現像の影響が許容範囲外であると判定する。
ステップS6において、制御部5は、測定された受光量が予め定められた第2閾値以上であるか否かを判定する。例えば、図3(A)の実線L1に示される場合に、制御部5は、前記第2閾値を1000mmLxとして、受光量が1000mmLx以上か否かを判定する。制御部5は、前記第2閾値以上と判定すると、処理をステップS8に移行する(S6のNO側)。この場合、制御部5は、受光量が1000mmLx以上であるため、前記現像バイアスの電圧値を変更してもキャリア現像の影響を許容範囲内に抑制することができないと判定する。一方、制御部5は、前記第2閾値未満と判定すると、処理をステップS7に移行する(S6のYES側)。この場合、制御部5は、受光量が1000mmLx未満であるため、前記現像バイアスの電圧値を変更することによって、キャリア現像の影響を許容範囲内に抑制可能であると判定する。ステップS5及びS6を実行するときの制御部5は、本発明の光量判定部の一例である。
ステップS7において、制御部5は、測定された受光量と前記第1テーブルの変更値に基づいて、前記現像バイアスの電圧値を変更する。この場合、制御部5は、ステップS3において測定された受光量が増加することに応じて、バイアス電圧印加部44が印加する前記現像バイアスの電圧値を低下させる。例えば、図3(C)の実線L3に示されるように、受光量が625mmLxであれば、前記現像バイアスの電圧値を現在使用している電圧値から125V低下させる。制御部5は、前記現像バイアスの電圧値を低下させることによって、キャリア現像の影響を許容範囲内に抑制する。ステップS7を実行するときの制御部5は、本発明の電圧制御部の一例である。
ステップS6において受光量が前記第2閾値以上と判定されると(S6のNO側)、ステップS8において、制御部5は、判定結果に基づいて現像剤を交換するための交換メッセージを操作表示部6に表示させる。この場合、制御部5は、前記現像バイアスの電圧値を変更してもキャリア現像を許容範囲内に抑制することが不可能であると判定して、前記交換メッセージによってユーザーにキャリアの交換を促す。ステップS8を実行するときの制御部5及び操作表示部6は、本発明の報知部の一例である。
ステップS5において受光量が前記第1閾値未満と判定され(S5のNO側)、ステップS7が実行され、又はステップS8が実行されると、ステップS9において、制御部5は、画像形成処理が終了したか否かを判定する。画像形成処理が終了していないと判定されると、制御部5は処理をステップS2に移行する(S9のNO側)。これにより、制御部5は、画像形成処理を実行する間、常にキャリア現像の有無を判定して、キャリア現像に対応した処理をする。一方、画像形成処理が終了したと判定されると、制御部5は処理を終了する(S9のYES側)。
以上説明したように、本発明の画像形成装置10によれば、現像装置34から感光体ドラム31に移動したキャリアの量を高い精度で測定することができる。また、本発明の画像形成装置10は、感光体ドラム31に移動したキャリアの量を許容範囲内に抑制することができる。さらに、本発明の画像形成装置10は、感光体ドラム31に移動したキャリアの量を許容範囲内に抑制することができない場合には、キャリアの交換を促すことができる。
前述した第1実施形態の説明では、画像形成動作時に現像装置34から感光体ドラム31に移動したキャリアの量を高い精度で測定して、キャリア現像に対応する処理を実行する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。第2実施形態では、制御部5に、キャリア現像が発生しやすいテストモードを実行する場合について説明する。ここで、前述した第1実施形態と異なるところは、制御部5によって実行される処理が前記第1キャリア現像対応処理の代わりに、第2キャリア現像対応処理が実行されることである。その他、前述した第1実施形態の構成などは、共通するため、ここでは、異なる部分だけ説明して、共通する部分の説明は省略する。
本実施形態では、制御部5のROM5Bに、後述する第2キャリア現像対応処理を実行するためのプログラムなどが記憶されている。CPU5Aは、このプログラムを実行することにより、前記第2キャリア現像対応処理を実行する。また、図6に示されるように、CPU5Aが前記プログラムを実行することにより、前記第2キャリア現像対応処理において、制御部5は、照射制御部51、光量測定部52、光量判定部53、交換報知部54、電圧制御部55、消費量算出部56、消費量判定部57、速度制御部58(本発明の速度制御部の一例である)、及びテスト現像制御部59(本発明のテスト制御部の一例である)として機能する。
以下、図7を参照して、制御部5によって実行される前記第2キャリア現像対応処理の手順を説明する。図7のフローチャートにおいてステップS21、S22、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。ここに、前記第2キャリア現像対応処理を実行するときの制御部5が本発明に係る測定部、電圧制御部、第2判定部、報知部、第1判定部、速度制御部、及びテスト制御部に相当する。
ステップS21において、制御部5は、画像形成装置10の画像形成指示が入力されたか否かを判定する。制御部5は、画像形成指示が入力されるまで待つ(S21のNO側)。制御部5は、画像形成指示が入力されると処理をステップS22に移行する(S21のYES側)。
ステップS22において、制御部5は、感光体ドラム31の線速度と現像ローラー61の線速度とを前記画像形成モードの線速度に設定する。ステップS23において、制御部5は、画像形成装置10に画像形成処理を実行させて、用紙Sに画像を形成させる。
ステップS24において、制御部5は、画像形成動作に伴い消費されたトナーの量を算出する。画像が形成された用紙Sの枚数とトナー消費量は、ほぼ比例関係にある。そのため、第2実施形態の制御部5は、消費されたトナー量の代わりに、画像が形成された用紙Sの枚数を測定する。ステップS25において、制御部5は、トナーの消費量が前記閾値消費量を満たしたか否かを判定する。第2実施形態の制御部5は、トナー量が前記閾値消費量を満たしたか否かの代わりに、画像が形成された用紙Sの枚数が予め定められた閾値枚数を満たしたか否かを判定する。制御部5は、前記閾値枚数未満と判定すると、処理をステップ33に移行する(S25のNO側)。この場合、制御部5は、印刷された用紙Sの枚数が前記閾値枚数未満であるため、キャリア現像の検査をする必要がないと判定する。一方、制御部5は、前記閾値枚数以上と判定した場合、処理をステップS26に移行する(S25のYES側)。この場合、制御部5は、印刷された用紙Sの枚数が前記閾値枚数以上であるため、キャリア現像の検査をする必要があると判定する。ステップS24,S25を実行するときの制御部5は、本発明の第1判定部に相当する。
ステップS26において、制御部5は、感光体ドラム31の線速度と現像ローラー61の線速度とを前記検査モードの線速度に設定する。この場合、制御部5は、に感光体ドラム31の線速度と現像ローラー61の線速度とを等速にする。ステップS27において、制御部5は、LSU33及び現像装置34を制御して、前記テストトナー像を感光体ドラム31に形成させる。ステップS28において、制御部5は、ステップS3と同様に、照射部38に紫外線を照射させる。ステップS29において、制御部5は、ステップS4と同様に、受光センサー39から照射部38によって照射された感光体ドラム31の表面からの受光量を示す信号を取得する。なお、ステップS22,S26を実行するときの制御部5は、本発明の速度制御部に相当する。ステップS27を実行するときの制御部5は、本発明のテスト制御部に相当する。
ステップS30〜ステップS33において、制御部5は、ステップS5〜ステップS8と同様の処理を実行する。ステップS30はステップS5に相当するものであり、制御部5は、測定された受光量が予め定められた第1閾値以上であるか否かを判定する。ステップS31はステップS6に相当するものであり、制御部5は、測定された受光量が予め定められた第2閾値以上であるか否かを判定する。ステップS32はステップS7に相当するものであり、制御部5は、ステップS28において測定された受光量が増加することに応じて、バイアス電圧印加部44が印加する前記現像バイアスの電圧値を低下させる。ステップS33はステップS8に相当するものであり、制御部5は、判定結果に基づいて現像剤を交換するための交換メッセージを操作表示部6に表示させる。
ステップS25において前記閾値枚数未満と判定され(S25のNO側)、ステップS30において受光量が前記第1閾値未満と判定され(S30のNO側)、ステップS32が実行され、又はステップS33が実行されると、ステップS34において、制御部5は、ステップS9と同様に、画像形成処理が終了したか否かを判定する。画像形成処理が終了していないと判定されると、制御部5は処理をステップS22に移行する(S34のNO側)。これにより、制御部5は、画像形成処理を継続して実行するか、又は前記検査モードから前記画像形成モードに移行して再び画像形成処理を実行する。このように、制御部5は、前記画像形成モード実行中に、キャリア現像を検査して前記現像バイアスの電圧値を調整することができる。一方、画像形成処理が終了したと判定されると、制御部5は処理を終了する(S34のYES側)。
以上説明したように、本発明の画像形成装置10によれば、前記画像形成モードを実行している最中に条件を満たすと前記検査モードに移行して、キャリア現像の有無、前記現像バイアスの電圧値の調整を実行することができる。このように、画像形成装置10は、キャリア現像が許容範囲を超える可能性がある期間が到来した場合に限って前記検査モードを実行するため、制御部5の処理負担を軽減することができる。
前述した第1実施形態及び第2実施形態の説明では、現像装置34から感光体ドラム31に移動したキャリア量を高い精度で測定して、キャリア現像に対応する処理を実行する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。第3実施形態では、中間転写ベルト71に移動したキャリア量を高い精度で測定して、キャリア現像に対応する処理について説明する。ここで、前述した第1実施形態及び第2実施形態と異なるところは、画像形成装置10Aは、4つの感光体ドラム31各々を中心とした4つの画像形成ユニット30、及び各画像形成ユニット30によって形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト71を備える。また、画像形成装置10Aは、各画像形成ユニット30が照射部38及び受光センサー39を備える代わりに、中間転写ベルト71が照射部38及び受光センサー39を備える。さらに、制御部5によって実行される処理は、前記第1キャリア現像対応処理及び前記第2キャリア現像対応処理の代わりに、第3キャリア現像対応処理が実行されることである。その他、前述した第1実施形態及び第2実施形態の構成などは、共通するため、ここでは、異なる部分だけ説明して、共通する部分の説明は省略する。
図8に示されるように、画像形成装置10Aは、4つの画像形成ユニット30、中間転写ベルト71、照射部38、及び受光センサー39などを備える。
本実施形態では、制御部5のROM5Bに、後述する第3キャリア現像対応処理を実行するためのプログラムなどが記憶されている。CPU5Aは、このプログラムを実行することにより、前記第3キャリア現像対応処理を実行する。また、前記第3キャリア現像対応処理において、制御部5は、照射制御部51、光量測定部52、光量判定部53、交換報知部54、電圧制御部55、速度制御部58、及びテスト現像制御部59として機能する。
以下、図9を参照して、制御部5によって実行される前記第3キャリア現像対応処理の手順を説明する。図9のフローチャートにおいてステップS41、S42、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。
ステップS41において、制御部5は、画像形成装置10の現像バイアス調整指示が入力されたか否かを判定する。制御部5は、現像バイアス調整指示が入力されるまで待つ(S41のNO側)。制御部5は、現像バイアス調整指示が入力されると処理をステップS42に移行する(S41のYES側)。
ステップS42において、制御部5は、感光体ドラム31の線速度、現像ローラー61の線速度、及び中間転写ベルト71の線速度を前記検査モードの線速度に設定する。この場合、制御部5は、に感光体ドラム31の線速度と現像ローラー61の線速度とを等速にする。なお、制御部5は、中間転写ベルト71の異なる位置に複数の前記テストトナー像各々を転写させる場合は、中間転写ベルト71の線速度も対応する線速度にする。ステップS43において、制御部5は、複数の画像形成ユニット30の中から何れか1つの画像形成ユニット30選択する。
ステップS44において、制御部5は、LSU33及び選択された画像形成ユニット30の現像装置34を制御して、前記テストトナー像を感光体ドラム31に形成させる。形成された前記テストトナー像は、感光体ドラム31から中間転写ベルト71に転写される。ステップS45において、制御部5は、ステップS3,S28と同様に、照射部38に紫外線を照射させる。ステップS46において、制御部5は、ステップS4,S29と同様に、受光センサー39から照射部38によって照射された中間転写ベルト71の表面からの受光量を示す信号を取得する。制御部5は、前記テストトナー像を形成させた現像装置34、感光体ドラム31、及び中間転写ベルト71の線速度などから受光センサー39から取得した受光量が何れの現像装置34から移動したキャリアに起因するものかを判定することが可能である。制御部5は、受光量に基づいて、判定された現像装置34の前記現像バイアスの電圧値を調整する。
ステップS47〜ステップS50において、制御部5は、ステップS5〜ステップS8又はステップS30〜ステップS33と同様の処理を実行する。ステップS47はステップS5,S30に相当するものであり、制御部5は、測定された受光量が予め定められた第1閾値以上であるか否かを判定する。ステップS48はステップS6,S31に相当するものであり、制御部5は、測定された受光量が予め定められた第2閾値以上であるか否かを判定する。ステップS49はステップS7,S32に相当するものであり、制御部5は、ステップS45において測定された受光量が増加することに応じて、バイアス電圧印加部44が印加する前記現像バイアスの電圧値を低下させる。ステップS50はステップS8,S33に相当するものであり、制御部5は、判定結果に基づいて現像剤を交換するための交換メッセージを操作表示部6に表示させる。
ステップS47において受光量が前記第1閾値未満と判定され(S47のNO側)、ステップS49が実行され、又はステップS50が実行されると、ステップS51において、制御部5は、全画像形成ユニット30の現像ローラー61の前記現像バイアスの電圧値の調整が終了したか否かを判定する。全画像形成ユニット30でのバイアス調整が終了していないと判定されると、制御部5は処理をステップS43に移行する(S51のNO側)。これにより、制御部5は、全画像形成ユニット30の現像ローラー61の前記現像バイアスの電圧値を調整することができる。一方、全画像形成ユニット30でのバイアス調整が終了したと判定されると、制御部5は処理を終了する(S51のYES側)。
以上説明したように、本発明の画像形成装置10によれば、複数の画像形成ユニット30の現像ローラー61の前記現像バイアスの電圧値を調整することが可能である。
前述した第1実施形態乃至第3実施形態において、前記蛍光材料が前記コーティング樹脂に含有されて、前記コーティング樹脂とともに前記コア材の表面に被膜されたものについて説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、キャリアは、中心から前記コア材、前記蛍光材料、及び透明なコーティング樹脂の順に層状に形成されたものでもよい。また、キャリアは、中心から前記コア材、非透明なコーティング樹脂、及び前記蛍光材料の順に層状に形成されたものでもよい。
5:制御部
6:操作表示部
30:画像形成ユニット
31:感光体ドラム
34:現像装置
38:照射部
39:受光センサー
44:バイアス電圧印加部
51:照射制御部
52:光量測定部
53:光量判定部
54:交換報知部
55:電圧制御部
56:消費量算出部
57:消費量判定部
58:速度制御部
59:テスト現像制御部
61:現像ローラー
62:磁気ローラー
71:中間転写ベルト
Claims (9)
- 表面に静電潜像を担持して回転可能に支持された像担持体と、
トナーと所定の波長の光が照射されたことにより発光する発光材料を有するキャリアとを含む現像剤を貯留する現像剤貯留部、及び少なくとも前記現像剤に含まれる前記トナーを表面に担持して回転可能に支持された現像剤担持体を有し、前記現像剤担持体から前記トナーを前記像担持体に供給して前記像担持体の表面にトナー像を形成する現像部と、
前記現像部によって前記トナー像が形成される画像形成動作時に前記現像剤担持体の線速度が前記像担持体の線速度よりも早くなるように前記像担持体の線速度と前記現像剤担持体の線速度とを予め定められた比率にする画像形成モード、又は非画像形成動作時に前記像担持体の表面に移動した前記キャリアの量を検査するために前記像担持体の線速度と前記現像剤担持体の線速度とを等速にする検査モードとの何れかのモードを実行する速度制御部と、
前記検査モードにおいて、前記像担持体の表面に向けて前記所定の波長の光を照射する照射部と、
前記照射部によって照射された前記像担持体の表面からの光量を測定する測定部と、
を備える画像形成装置。 - 前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する電圧印加部と、
前記測定部によって測定された光量が増加することに応じて、前記電圧印加部が印加する前記現像バイアスの電圧値を低下させる電圧制御部と、
を更に備える請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成動作に伴い消費された前記トナーの消費量が予め定められた条件を満たしたことを判定する消費量判定部を備え、
前記速度制御部は、前記画像形成モード中に、前記消費量判定部によって前記条件を満たすと判定されたことに応じて、前記画像形成モードから前記検査モードに移行するものであり、
前記検査モードにおいて、前記現像剤担持体から前記像担持体に前記キャリアが移動したことを検査するためのテストトナー像を前記現像部に形成させるテスト制御部を備え、
前記電圧制御部は、前記検査モード中に前記測定部によって測定された光量が増加することに応じて、前記電圧印加部が印加する前記現像バイアスの電圧値を低下させる請求項2に記載の画像形成装置。 - 表面に静電潜像を担持して回転可能に支持された複数の感光体と、
トナーと所定の波長の光が照射されたことにより発光する発光材料を有するキャリアとを含む現像剤を貯留する現像剤貯留部、及び少なくとも前記現像剤に含まれる前記トナーを表面に担持して回転可能に支持された現像剤担持体を有し、前記現像剤担持体から前記トナーを前記感光体各々に供給して前記感光体各々の表面に色の異なるトナー像を形成する複数の現像部と、
前記感光体各々に形成された前記トナー像が転写される前記中間転写ベルトと、
前記現像部によって前記トナー像が形成される画像形成動作時に前記現像剤担持体の線速度が前記感光体の線速度よりも早くなるように前記感光体の線速度と前記現像剤担持体の線速度とを予め定められた比率にする画像形成モード、又は非画像形成動作時に前記感光体の表面に移動した前記キャリアの量を検査するために前記感光体の線速度と前記現像剤担持体の線速度とを等速にする検査モードとの何れかのモードを実行する速度制御部と、
前記検査モードにおいて、前記現像剤担持体から前記感光体に前記キャリアが移動したことを検査するための色の異なるテストトナー像を前記現像部によって前記感光体各々に形成させるテスト制御部と、
前記検査モードにおいて、前記中間転写ベルトの表面に向けて前記所定の波長の光を照射する照射部と、
前記照射部によって照射された前記中間転写ベルトの表面からの光量を測定する測定部と、
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する電圧印加部と、
前記測定部によって測定された光量が増加することに応じて、前記電圧印加部が印加する前記現像バイアスの電圧値を低下させる電圧制御部と、
を備え、
前記速度制御部は、複数の前記感光体及び前記中間転写ベルトを制御して、前記検査モードにおいて、複数の前記テストトナー像各々を前記中間転写ベルトの異なる位置に転写させ、又は複数の前記テストトナー像を異なるタイミングで前記中間転写ベルトに転写させ、
前記電圧制御部は、異なる色の前記テストトナー像ごとに前記トナーを供給した前記現像剤担持体を判定して、前記測定部によって測定された前記テストトナー像ごとの光量が増加することに応じて、判定された前記現像剤担持体に印加される前記現像バイアスの電圧値を低下させる画像形成装置。 - 前記測定部による測定結果が予め定められた第1閾値以上であることを判定する光量判定部を更に備え、
前記電圧制御部は、前記光量判定部によって前記測定結果が前記第1閾値以上と判定された場合に、前記電圧印加部が印加する前記現像バイアスの電圧値を低下させる請求項2〜3の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記光量判定部は、前記測定結果が前記第1閾値以上第2閾値未満であることを判定するものであり、
前記電圧制御部は、前記光量判定部によって前記測定結果が前記第1閾値以上前記第2閾値未満と判定された場合に、前記電圧印加部が印加する前記現像バイアスの電圧値を低下させる請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記光量判定部によって前記測定結果が第2閾値以上であると判定された場合に、所定のメッセージを報知する報知部と、を備える請求項5又は6に記載の画像形成装置。
- 前記キャリアは、磁性を有するキャリア本体の表面に前記発光材料が被膜されてなる請求項1〜7の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記発光材料は、前記所定の波長の光を受けて発光する蛍光材料或いは燐光材料である請求項1〜8の何れかに記載の画像形成装置。
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