JP4515844B2 - 防曇性樹脂シート及びそれを用いた防曇性食品包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱成形してワンウェイの食品包装用透明容器等として用いるに好適な、防曇性に優れた樹脂シート、及びそれを用いた防曇性食品包装用容器に関する。
従来より、ポリスチレン系樹脂シート、特に二軸延伸ポリスチレン系樹脂シートを熱成形することにより、弁当等の各種食品のワンウェイの食品包装用透明容器の容器本体や蓋体を製造することは広く行われている。このような二軸延伸ポリスチレン系樹脂シートによる食品包装用容器は、アモルファスポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン等の他樹脂シートによる食品包装用容器と比較して透明性、光沢、及び剛性等に優れるという特徴を有する。一方、市場の拡大や消費者のニーズの多様化に伴い、食品包装用容器としての要求性能も高まっており、とりわけ防曇性、特に食品包装体として低温保管時における防曇性の向上が、他樹脂シートと同様にポリスチレン系樹脂シートにおいても強く望まれている。
ところが、これらの食品包装用容器に用いられる樹脂シートは、一般に、一方の面に、防曇剤水溶液を塗布し乾燥させて防曇剤層が形成され、他方の面に、シリコーンオイルエマルジョンを塗布し乾燥させて離型剤層が形成され、そのシートをロール状に捲き取った捲回物として製品とされ、それを捲き戻しながら熱成形に供されるが、そのロール状捲回物において、塗布後の乾燥が十分であっても、ロール状捲回物として保管後、捲き戻すときに離型剤層の表面の離型剤が防曇剤層側に剥ぎ取られたり、又、同時に防曇剤層の表面の防曇剤が離型剤層側に剥ぎ取られたり(以降、これらの剥ぎ取られる現象を「転写」と言う。)して、透明シートを白化させてシート外観を悪化させるのみならず、防曇性の低下を引き起こし、それが、捲回物としての保管期間の長期化と共に益々顕著になるという問題があった。
従来、この様な転写の抑制方法、或いは防曇性の維持方法として、蔗糖脂肪酸エステルとHLBが11〜18のポリグリセリン脂肪酸エステルとを含む防曇剤を塗布する方法
(例えば、特許文献1参照。)が、また、離型剤層の観点からはポリエーテル変性シリコーンオイルを含む塗布層を形成させる方法(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。しかし、いずれか一方、或いは両方を用いても保管期間の長期化に伴った防曇性の低下を抑えることはできなかった。
一方、防曇剤層に水溶性高分子を用いる例としては、ポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニル鹸化物)、ポリビニルピロリドン、セルロース類、デキストリン類が多数提案されている。しかしながら、これら高分子化合物を併用する場合、本発明者等の検討によると、一部のポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニル鹸化物)、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール以外の高分子化合物では、リサイクルした際、該高分子化合物が未溶融のまま凝集し、又はゲル、ブツとしてシート中に存在することとなってリサイクルすることができず、結局、用い得ないことが判明した。
更に、リサイクル性が良好であったポリビニルピロリドンは、ポリオレフィン等衛生協議会発行の『ポリオレフィン等合成樹脂製食品容器包装等に関する自主基準 第4版』(
以下、「ポジティブリスト」と言う。)に規定の粘度未満となってしまうので、不適であり、又、ポリエチレングリコールは他の非イオン性界面活性剤と併用しても低温防曇性の点で、満足のいく結果が得られなかった。
残るポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニル鹸化物)については、リサイクル性、及び
防曇性等において前二者よりも優れており、従来においても、例えば、蔗糖ラウリン酸エステル、重合度が800以下のポリビニルアルコール、及び特定粒径のシリコンからなる防曇剤層を設けることにより、樹脂シートに防曇性及び剥離性を付与する方法(例えば、特許文献3参照。)、HLB11〜18の蔗糖脂肪酸エステル又はポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、及びポリビニルアルコールからなる防曇剤層と、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体からなる離型剤層とを設けることにより、樹脂シートに特に低温防曇性を付与する方法(例えば、特許文献4参照。)、及び、HLB12〜18で低表面張力の非イオン性界面活性剤と高表面張力の非イオン性界面活性剤、及びポリビニルアルコールの特定割合の防曇剤層と、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体からなる離型剤層とを設けることにより、樹脂シートに低温及び高温防曇性を付与する方法(例えば、特許文献5参照。)等も提案されている。しかしながら、本発明者等の検討によると、特許文献3では、樹脂シートの熱成形時に白化が生じ易いこと、又、特許文献4では、離型性、剥離性等、総合的な滑り性の点で不十分であること、又、特許文献5では、離型剤層の転写を完全に防ぐことはできず、経時的な防曇性の低下を抑制することは困難であること、等が判明した。
特開平11−277688公報 特開2000−1555公報 特公昭63−62538号公報 特開2002−86639号公報 特開2003−226769号公報
本発明は、前述の従来技術における現状に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、一方の面に防曇剤層が形成され、他方の面に離型剤層が形成された防曇性樹脂シートにおいて、ロール状に捲き取った捲回物を捲き戻して成形に供する際に、防曇剤層と離型剤層間の転写が抑制され、低温及び高温防曇性の低下、及びシートや成形体としての外観の低下等を生じず、更に、成形型への転写等も抑制された防曇性樹脂シート、及びそれを用いた防曇性食品包装用容器を提供することを目的とする。
本発明者等は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、防曇剤として従来防曇性良好とされていたHLB12〜16より低めのHLBを有する非イオン性界面活性剤を用いると共に、離型剤層の膜厚を抑えることにより前記目的を達成できることを見い出し本発明に到達したもので、即ち、本発明は、一方の面に、非イオン性界面活性剤を含む防曇剤層が形成され、他方の面に、シリコーンオイルを含む離型剤層が形成された防曇性樹脂シートであって、防曇剤層における非イオン性界面活性剤のHLBが11以下であり、且つ、ロール状に捲き取って捲回物とした後、30分以内に捲き戻して測定した離型剤層の膜厚が1〜15mg/m2 である防曇性樹脂シート、及び、容器本体及び蓋体からなる包装用容器であって、容器本体及び/又は蓋体が、前記防曇性樹脂シートを、防曇剤層が内面となるように賦形した熱成形体からなる防曇性食品包装用容器、を要旨とする。
更には防曇剤層が水溶性高分子化合物を含み、その水溶性高分子化合物が、重合度300〜800、鹸化度70〜83モル%のポリ酢酸ビニル鹸化物であって、その含有割合が、非イオン性界面活性剤との合計量に対して10重量%以上、95重量%以下である
防曇性樹脂シート、及び、容器本体及び蓋体からなる包装用容器であって、容器本体及び/又は蓋体が、前記防曇性樹脂シートを、防曇剤層が内面となるように賦形した熱成形体からなる防曇性食品包装用容器、を要旨とする。
本発明によれば、一方の面に防曇剤層が形成され、他方の面に離型剤層が形成された防曇性樹脂シートにおいて、ロール状に捲き取った捲回物を捲き戻して成形に供する際に、防曇剤層と離型剤層間の転写が抑制され、低温及び高温防曇性の低下、及びシートや成形体としての外観の低下等を生じず、更に、成形型への転写等も抑制された防曇性樹脂シート、及びそれを用いた防曇性食品包装用容器を提供することができる。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の代表例であり、本発明はこれらの内容に特定はされない。
本発明の防曇性樹脂シートは、一方の面に、非イオン性界面活性剤含む防曇剤層が形成され、他方の面に、シリコーンオイルを含む離型剤層が形成されたものであり、その一方の面に形成されている防曇剤層における非イオン性界面活性剤は、HLBが11以下であることを必須とし、9以下であるのが好ましく、7以下であるのが更に好ましい。HLBが前記範囲超過であると、防曇性、特に低温防曇性の持続性が劣ることとなる。
尚、ここで、非イオン性界面活性剤のHLB(Hydrophilic−Lipophilic Balance)値は、多価アルコール脂肪酸エステルの場合、Griffinによる次式により求められ、又、例えば、北原文雄、古澤邦夫共著「分散・乳化系の化学」(工学図書発行)の60〜64頁記載の方法により求められる。
HLB=20×(1−S/A)〔但し、Sはエステルの鹸化価、Aは脂肪酸の酸価である。〕
又、本発明において、防曇剤層における非イオン性界面活性剤は、1種のみの場合に限定されず、2種以上の複数種の混合物であってもよく、その場合、前記文献、及び「分散系レオロジーと分散化技術」(信山社出版発行)の386頁記載の方法等により、個々の界面活性剤のHLB値とその混合比率から、加重平均値として求められる。例えば、HLBがaでその混合比率がxの界面活性剤Xと、HLBがbでその混合比率がyの界面活性剤Yと、HLBがcでその混合比率がzの界面活性剤Zの3種の非イオン性界面活性剤の混合系の場合(但し、x+y+z=1とする。)、HLBは次式により算出できる。
HLB=(a×x+b×y+c×z)/(x+y+z)
本発明において、防曇剤を構成する非イオン性界面活性剤としては、前記「ポジティブリスト」のB1記載の非イオン性界面活性剤、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸(C8 〜C22)エステル、プロピレングリコール脂肪酸(C8 〜C22)エステル、蔗糖脂肪酸(C8 〜C22)エステル、クエン酸モノ−、ジ−、及びトリ−ステアリルエステル、ペンタエリスリトール脂肪酸(C8 〜C18)エステル、トリメチロールプロパン脂肪酸(C8 〜C18)エステル、ポリグリセリン脂肪酸(C8 〜C22)エステル、ポリオキシエチレン(20モル)グリセリン脂肪酸(C12〜C18)エステル、ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン脂肪酸(C12〜C18)エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸(C8 〜C22)エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸(C8 〜C18)エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アルコール(C12〜C20)エーテル等から選択するのが好ましい。これらの中で、モノ−、ジ−、トリ−、及びポリ−脂肪酸エステルの混合体で、モノ−エステルと、ジ−、トリ−、及びポリ−エステルとの割合でHLBが変化する蔗糖脂肪酸エステルが好ましく、そのラウリン酸エステルが特に好ましい。
又、本発明において、防曇剤としての非イオン性界面活性剤のHLBを11以下とするには、HLBが11以下の非イオン性界面活性剤の1種を用いるか、又はHLBが11以下の2種以上の非イオン性界面活性剤の混合系とする場合の外、従来防曇性良好とされていたHLB12〜16の非イオン性界面活性剤とHLBが11以下の非イオン性界面活性剤との混合系とする場合も採り得るが、いずれにおいても、HLBが低すぎると疎水性が
高くなって均一な分散が困難となること等から、用いる非イオン性界面活性剤のHLBは5以上とするのが好ましい。以上の中で、本発明においては、HLBの異なる2種以上の複数種の非イオン性界面活性剤の混合物とするのが好ましい。
又、防曇剤層に含まれてよい水溶性高分子化合物としては、ポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニル鹸化物)、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、セルロース類、デキストリン類等が例示されるが、ポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニル鹸化物)が好ましく、重合度300〜800で、鹸化度70〜83モル%のポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニル鹸化物)が特に好ましい。重合度が300未満では防曇剤層としての被膜強度が弱くなる傾向となり、一方、重合度が800超過では防曇性樹脂シートとしてのリサイクル性が悪化する傾向となる。又、鹸化度が70モル%未満では防曇剤層としての透明性が低下する傾向となり、一方、83モル%超過では、熱成形等の二次加工時の加熱によりシートが白化し易い傾向となる。
本発明において、防曇剤層は、前記非イオン性界面活性剤を必須成分とし、更には前記水溶性高分子化合物を含んでもよい。本発明者等の検討結果では水溶性高分子化合物が含まれる方が防曇剤層の離型剤層への転写や熱成形等の二次加工時の熱板等への転写を抑制できる場合があった。この際、両者の含有割合は、非イオン性界面活性剤と水溶性高分子化合物との合計量に対して、水溶性高分子化合物が10重量%以上であるのが好ましく、30重量%以上であるのが更に好ましく、50重量%以上であるのが特に好ましい。又、95重量%以下であるのが好ましく、85重量%以下であるのが更に好ましく、75重量%以下であるのが特に好ましい。水溶性高分子化合物の割合が前記範囲未満では、水溶性高分子化合物を加えた効果が十分見られず、又、水溶性高分子化合物の割合が前記範囲超過では、防曇性自体が不十分となる傾向が見られた。
尚、防曇剤層には、本発明の効果を損なわない範囲で、例えば陰イオン性界面活性剤が添加されていてもよい。その陰イオン性界面活性剤としては、前記「ポジティブリスト」のB2記載の陰イオン性界面活性剤、例えば、アルキル(C10〜C20)スルホン酸塩(Na、K、NH4 )、ソジウムジアルキル(C4 〜C16)スルホサクシネート、アルキル(C8 〜C20)サルフェート(Na、K、NH4 )、ポリオキシエチレン脂肪族アルコール(C12〜C20)エーテルサルフェート(Na、NH4 )、脂肪酸(C8 〜C22)塩(Na、K、NH4 )等から選択するのが好ましく、2種以上の併用であってもよい。これらの中で、脂肪酸(C8 〜C22)塩(Na、K、NH4 )が好ましく、とりわけステアリン酸やオレイン酸を主成分とする混合脂肪酸のナトリウム塩若しくはカリウム塩が好ましい。尚、陰イオン性界面活性剤の添加量は、防曇性樹脂シートとしての白化を防止する点から、非イオン性界面活性剤100重量部に対して、或いは非イオン性界面活性剤と水溶性高分子化合物との合計量100重量部に対して30重量部未満とするのが好ましい。又、防曇剤層に、本発明における離型剤層に用いる後述のシリコーンオイルを添加するのは、離型剤層の防曇剤層への転写を起こし易く、防曇性の低下を招くこととなるので好ましくない。
本発明において、前記防曇剤層の膜厚は、単位面積当たりに存在する重量として5〜90mg/m2 であるのが好ましく、15〜70mg/m2 であるのが更に好ましく、25〜50mg/m2 であるのが特に好ましい。防曇剤層の膜厚が前記範囲未満では、防曇性自体が不十分となって経時的な防曇性の低下が生じ易い傾向となる。一方、前記範囲超過では、防曇性樹脂シートとしてのベタツキが顕著になるばかりでなく、離型剤層に転写する防曇剤の量が多くなり、シートが白化して外観が悪化する傾向となる。
本発明の防曇性樹脂シートの他方の面に形成されている離型剤層を構成するシリコーンオイルとしては、前記「ポジティブリスト」のC9記載のシリコーン油、例えば、メチル
水素ポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン(C2 〜C4 )ジメチルポリシロキサン等から選択するのが好ましい。これらの中で、離型性、臭い、及び経済性等の点から、ジメチルポリシロキサンが特に好ましい。尚、本発明において、シリコーンオイルの粘度としては、25℃での値として、100〜50,000mm2 /sであるのが好ましく、1,000〜20,000mm2 /sであるのが更に好ましい。
尚、離型剤層には、本発明の効果を損なわない範囲で、前述の陰イオン界面活性剤や、或いは必要に応じて、ブロッキング防止剤、帯電防止剤、粘度調節剤、消包剤、紫外線吸収剤、着色防止剤、抗菌剤、及び顔料、染料等の着色剤等が添加されていてもよい。
本発明において、前記離型剤層の膜厚は、単位面積当たりに存在する重量として1〜15mg/m2 であることを必須とし、3〜13mg/m2 であるのが好ましく、5〜10mg/m2 であるのが更に好ましい。離型剤層の膜厚が前記範囲未満では、離型性自体が不十分となる。一方、前記範囲超過では、離型剤層の防曇剤層への転写が顕著になって、経時的な防曇性の低下を抑制することが困難となる。
尚、本発明において、前記防曇剤層及び前記離型剤層の各膜厚は、各層形成後にロール状に捲き取って捲回物とした後における、防曇剤層と離型剤層間の不可避的な転写による膜厚の増減を含めて膜厚を測定するべく、捲回物とした後とすると共に、捲回物とした後、30分以内に捲き戻して測定したときの値とする。又、その測定は、防曇性樹脂シート上の防曇剤、及び離型剤を洗浄して洗液を集め、重量法、ガスクロマトグラフィー法、高速液体クロマトグラフィー法等ですることができるが、膜厚既知のシートを標準サンプルとしてFT−IR(ATR法)により検量線を作成し、膜厚未知の測定値と比較する方法が簡便である。
本発明の防曇性樹脂シートで対象となる樹脂シートとしては、防曇性の食品包装用透明容器に用いられる樹脂、例えば、ポリスチレン系樹脂、アモルファスポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ乳酸系樹脂、及びポリ塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂の未延伸シート、一軸或いは二軸延伸シート等が挙げられる。これらの中で、二軸延伸ポリスチレン系樹脂シートが好ましく、透明性の点で、GPPSと称されるホモポリスチレンの二軸延伸シートが特に好ましい。尚、樹脂シートとしての厚みは、0.1〜0.7mm程度であるのが好ましい。
本発明の前記防曇性樹脂シートは、通常、前記樹脂シート表面を公知の表面処理方法により、例えばコロナ放電処理により表面張力を50〜60mN/mに調整し、又は、高周波処理等の処理を施した後、その一方の表面に、0.1〜5重量%程度の濃度に調整した前記防曇剤水溶液を、スプレーコーター、エアーナイフコーター、スクィーズロールコーター、グラビアロールコーター、ナイフコーター等の公知の塗布方法で、乾燥膜厚が前記膜厚となる量で塗布し、熱風乾燥機等により乾燥させて防曇剤層を形成させ、次いで、他方の面に、0.1〜5重量%程度の濃度に調整したシリコーンオイルエマルジョンを同様の方法で、乾燥膜厚が前記膜厚となる量で塗布し、熱風乾燥機等により乾燥させて離型剤層を形成させることにより、製造される。尚、防曇剤層と離型剤層の形成順序は逆であってもよい。製造された防曇性樹脂シートは、通常、防曇剤層を外側とし離型剤層を内側として両層が重合するように、好ましくは150〜350N/m程度の捲き取り張力で、ロール状に捲き取られて捲回物とされる。
ロール状に捲き取られた防曇性樹脂シート捲回物は、捲き戻されながら、主として、真空成形法、圧空成形法、真空圧空成形法、熱板加熱式圧空成形法、プラグアシスト成形法等の熱成形法、好ましくは熱板加熱式圧空成形法により、防曇剤層が内面となるように容
器本体及び/又は蓋体等に賦形され、防曇性食品包装用容器の容器本体及び/又は蓋体として用いられる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。尚、以下の実施例、比較例で用いた非イオン性界面活性剤、水溶性高分子化合物、陰イオン性界面活性剤、及び離型剤を以下に示す。
<非イオン性界面活性剤>
N−1;蔗糖ラウリン酸エステル(モノエステル30%、ジ・トリ・ポリエステル70%の混合体、HLB 5)
N−2;ソルビタンラウリン酸エステル(HLB 7.4)
N−3;ジグリセリンラウリン酸エステル(HLB 9.4)
N−4;蔗糖ラウリン酸エステル(モノエステル70%、ジ・トリ・ポリエステル30%の混合体、HLB 15)
<水溶性高分子化合物>
P−1;ポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニル鹸化物)(重合度500、鹸化度約73モル%)
<陰イオン性界面活性剤>
A−1;オレイン酸カリウム
<離型剤>
R−1;ジメチルポリシロキサン(25℃での粘度10,000mm2 /s)
R−2;ホリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(ポリオキシエチレン80重量%、平均分子量15,000)、(前記特許文献4の実施例1記載の離型剤)
又、以下の実施例、比較例における防曇性樹脂シートの性能評価は、以下の方法及び基準に従って行った。特に断りがない限り「○」以上が本発明の対象レベルである。
<シートのベタツキ>
防曇性樹脂シートの防曇剤層面を指で押さえ、引き離した時のベタツキ感を以下の基準で評価した。
◎:殆どベタツキを感じない。
○:ベタツキを感じるが、実用上許容できるレベルにある。
△:ベタツキがやや強く、指紋の跡がはっきり残る。
×:ベタツキが激しく、ヌルヌルしている。
<シートの透明性>
防曇性樹脂シートの曇価(ヘーズ)を、JIS K7105に準拠して、ヘーズメーター(日本電色工業社製「NDH−300A」を用いて測定(n=5の平均値)し、そのヘーズ値と、肉眼により観察したシート外観の両方を、以下の基準で評価した。
◎:ヘーズ1.5未満、又は白いムラ(転写模様)が全く見られない。
○:ヘーズ1.5〜2未満、又はうっすらとした白いムラ(転写模様)が見られる。
△:ヘーズ2〜3未満、又は白いムラ(転写模様)が目立つ。
×:ヘーズ3以上、又はくっきりとした白いムラ(転写模様)が見られる。
<成形時の離型性>
防曇性樹脂シート捲回物を捲き戻しながら、シートを熱板加熱式圧空成形機(関西自動成型機社製)にセットし、離型圧空なしの条件で、開口部260mm×80mm、深さ60mmの成形品を成形した際の金型からの離型性を、以下の基準で評価した。
◎:成形終了後、スムーズに離型する。
○:離型する際、若干の引っかかりがあるが、連続成形が可能である。
×:離型時に金型に引っかかり、連続成形が不可能である。
<容器本体同士の剥離性>
開口部220mm×135mm、深さ30mmに熱成形した容器本体(中仕切あり)144枚を積み重ね、その上に5kgの荷重を載せたときの高さをAとし、1分後荷重を取り除いた時の高さをBとして次式より復元率(n=2の平均値)を求め、以下の基準で評価した。
復元率(%)=〔(B−A)/A〕×100
◎:25%以上。
○:20〜25%未満。
△:10〜20%未満。
×:10%未満。
<蓋体の低温防曇性>
ポリスチレンシートから開口部195mm×135mm、深さ20mmに熱成形した容器本体(嵌合タイプ)に23℃の水150ccを入れ、一方、本発明の防曇性樹脂シートから、熱板加熱式圧空成形機を用いて、防曇剤層が内面となるように開口部195mm×135mm、深さ38mmに賦形した蓋体(嵌合タイプ)で蓋をして、5℃のショーケース内に静置し、30分後、及び3時間後における蓋体内面の曇りの発生状況、液膜・水滴の付着状況を目視観察し、それぞれ初期防曇性、持続防曇性として、以下の基準で評価した。
◎:蓋体に曇りがなく、液膜が均一であり、内容物の視認性が良好なレベル。
○:蓋体に曇りはなく、液膜が不均一でやや水滴の付着が見られるが、内容物の視認性は問題ないレベル。
△:蓋体に曇りはないが、液膜が不均一でかなりの水滴付着が見られ、内容物の視認性に問題があるレベル。
×:蓋体の一部に曇りが見られるか、蓋体のほぼ全面で水滴付着が激しく内容物の視認が困難なレベル。
<蓋体の高温防曇性>
ポリスチレンシートから開口部195mm×135mm、深さ20mmに熱成形した容器本体(嵌合タイプ)に80℃のお湯150ccを入れ、一方、本発明の防曇性樹脂シートから、熱板加熱式圧空成形機を用いて、防曇剤層が内面となるように開口部195mm×135mm、深さ38mmに賦形した蓋体(嵌合タイプ)で蓋をして、23℃雰囲気に静置し、2分後、及び1間後における蓋体内面の曇りの発生状況、液膜・水滴の付着状況を目視観察し、それぞれ初期防曇性、持続防曇性として、以下の基準で評価した。
◎:蓋体に曇りがなく、液膜が均一であり、内容物の視認性が良好なレベル。
○:蓋体に曇りはなく、液膜が不均一でやや水滴の付着が見られるが、内容物の視認性は問題ないレベル。
△:蓋体に曇りはないが、液膜が不均一でかなりの水滴付着が見られ、内容物の視認性に問題があるレベル。
×:蓋体の一部に曇りが見られるか、蓋体のほぼ全面で水滴付着が激しく内容物の視認が困難なレベル。
実施例1〜、比較例1〜6
実施例を表1に、比較例を表2に示す。
二軸延伸ポリスチレンシート(厚み0.3mm)にコロナ処理を施した後、一方の面に、表1又は表2に示す組成の防曇剤の水溶液を2g/m2 の塗布量で、他方の面に、離型
剤としてジメチルポリシロキサンエマルジョンを0.5g/m2 の塗布量で、それぞれスプレーコーターで塗布し、塗工面を均一化し、乾燥させた後、防曇剤層を外側とし離型剤層を内側として両層が重合するようにロール状に捲き取って捲回物とした。尚、比較例2及び3においては、ジメチルポリシロキサンエマルジョンの塗布量を2g/m2 とした。巻き取った直後の捲回物を捲き戻してシートをサンプリングし、防曇剤層の膜厚、及び離型剤層の膜厚をFT−IR(ATR法)により測定し、結果を表1、表2に示した。尚、膜厚の測定は、防曇剤層については1730cm-1付近の、離型剤層については1260cm-1付近の各特性吸収と、ポリスチレンの1940cm-1付近の特性吸収との比を、膜厚既知のシートから作成した検量線と比較することで定量した。
一方、巻き取った捲回物の直後(5日以内)、及び室温で約2ヶ月間保管した後の、捲き戻したシートのベタツキ、透明性、熱成形時の離型性、成形した容器本体同士の剥離性、及び成形した蓋体の防曇性を、前述の方法で評価し、結果を表1及び表2に示した。
Figure 0004515844
比較例1より、防曇剤層に含まれる非イオン性界面活性剤のHLBが12以上であると、離型剤層膜厚を15mg/m2以下にしても2ヶ月後の低温防曇持続性が不十分である
。逆に、比較例2、3より、防曇剤層に含まれる非イオン性界面活性剤のHLBが11以下であっても、離型剤層膜厚が15mg/m2より多くなると、シートの透明性、低温防
曇性、高温防曇性が急激に悪化してしまい、不十分であることは明らかである。比較例4からは水溶性高分子のみでは直後から防曇性が不十分であることが分かる。又、比較例5より、離型剤層がシリコーンオイル以外からなる場合には、シートの熱成形時の離型性、
及び成形した容器本体同士の剥離性が劣っていることが明らかである。
本発明の防曇性樹脂シートは、ロール状に捲き取った捲回物を捲き戻して成形に供する際に、防曇剤層と離型剤層間の転写が抑制され、低温及び高温防曇性の低下、及びシートや成形体としての外観の低下等を生じず、更に、成形型への転写等も抑制され、熱成形により防曇性食品包装用透明容器として用いるに好適である。

Claims (6)

  1. 一方の面に、非イオン性界面活性剤を含む防曇剤層が形成され、他方の面に、シリコーンオイルからなる離型剤層が形成された防曇性樹脂シートであって、防曇剤層における非イオン性界面活性剤のHLBが以下であり、且つ、ロール状に捲き取って捲回物とした後、30分以内に捲き戻して測定した離型剤層の膜厚が1〜15mg/m2であることを特徴とする防曇性樹脂シート。
  2. 防曇剤層における非イオン性界面活性剤が、複数種の蔗糖脂肪酸エステルの混合物である請求項1に記載の防曇性樹脂シート。
  3. 防曇剤層が更に水溶性高分子化合物を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の防曇性樹脂シート。
  4. 防曇剤層に含まれる水溶性高分子化合物が、重合度300〜800、鹸化度70〜83モル%のポリ酢酸ビニル鹸化物で、その含有割合が、非イオン性界面活性剤との合計量に対して10重量%以上、95重量%以下である請求項1乃至3のいずれかに記載の防曇性樹脂シート。
  5. 樹脂シートが二軸延伸ポリスチレン系樹脂シートである請求項1乃至4のいずれかに記載の防曇性樹脂シート。
  6. 容器本体及び蓋体からなる包装用容器であって、容器本体及び/又は蓋体が、請求項1乃至5のいずれかに記載の防曇性樹脂シートを、防曇剤層が内面となるように賦形した熱成形体からなることを特徴とする防曇性食品包装用容器。
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