JP2007185951A - 防曇性樹脂シートおよびその二次成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱可塑性樹脂シートの少なくとも一方の面に、ショ糖脂肪酸エステル(A)100質量部、サイクロデキストリンおよび/またはその誘導体(B)1〜50質量部、およびポリビニルアルコール(C)10〜300質量部を含有し、かつシリコーンオイル(D)の含有量が40質量部以下である溶液状の防曇剤を塗布し、溶媒を乾燥させることにより防曇層を設けたことを特徴とする防曇性樹脂シート。その二次成形品は、弁当容器、惣菜容器、寿司容器、刺身容器等の食品容器の防曇性透明蓋として、特に有用である。
【選択図】なし
Description
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)10質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)29質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(1)を得た。
金型:94mm(縦)×94mm(横)×30mm(深さ)、角部:2R
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)14質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)40質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(2)を得た。次いで、得られた防曇剤(2)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(2)と二次成形品(2)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)20質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)58質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(3)を得た。次いで、得られた防曇剤(3)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(3)と二次成形品(3)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)5質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)95質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(4)を得た。次いで、得られた防曇剤(4)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(4)と二次成形品(4)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)30質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)10質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(5)を得た。次いで、得られた防曇剤(5)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(5)と二次成形品(5)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)20質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)100質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(6)を得た。次いで、得られた防曇剤(6)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(6)と二次成形品(6)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)3質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)58質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(7)を得た。次いで、得られた防曇剤(7)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(7)と二次成形品(7)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)40質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)58質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(8)を得た。次いで、得られた防曇剤(8)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(8)と二次成形品(8)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「イソエリートP」、サイクロデキストリン純度80%以上、内マルトシルサイクロデキストリン50%以上)25質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)125質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(9)を得た。次いで、得られた防曇剤(9)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(9)と二次成形品(9)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)33質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールKP−08R」ケン化度73モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度6.6mPa・s)170質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(10)を得た。次いで、得られた防曇剤(10)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(10)と二次成形品(10)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)46質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)234質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(11)を得た。次いで、得られた防曇剤(11)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(11)と二次成形品(11)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)10質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「GL−05」、ケン化度87モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度5.3mPa・s)29質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(12)を得た。次いで、得られた防曇剤(12)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(12)と二次成形品(12)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)20質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「GL−05」、ケン化度87モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度5.3mPa・s)58質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(13)を得た。次いで、得られた防曇剤(13)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(13)と二次成形品(13)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)10質量部、ポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)29質量部、およびシリコーンエマルジョン(信越化学工業株式会社製「KM893」、シリコーンオイル分35質量%)142質量部(シリコーンオイル分として49.7質量部)を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(14)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)20質量部、ポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)58質量部、およびシリコーンエマルジョン(信越化学工業株式会社製「KM893」、シリコーンオイル分35質量%)142質量部(シリコーンオイル分として49.7質量部)を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(15)を得た。次いで、得られた防曇剤(15)を用いた以外は比較例1と同様にして防曇性樹脂シート(15)と二次成形品(15)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、溶性澱粉(和光純薬工業株式会社製)100質量部、およびシリコーンエマルジョン(信越化学工業株式会社製「KM893」、シリコーンオイル分35質量%)150質量部(シリコーンオイル分として52.5質量部)を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(16)を得た。次いで、得られた防曇剤(16)を用いた以外は比較例1と同様にして防曇性樹脂シート(16)と二次成形品(16)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、アラビアゴム(和光純薬工業株式会社製)50質量部、およびシリコーンエマルジョン(信越化学工業株式会社製「KM893」、固形分35質量%)150質量部(シリコーンオイル分として52.5質量部)を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(17)を得た。次いで、得られた防曇剤(17)を用いた以外は比較例1と同様にして防曇性樹脂シート(17)と二次成形品(17)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、ポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールKP−08R」ケン化度73モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度6.6mPa・s)100質量部、およびシリコーンエマルジョン(信越化学工業株式会社製「KM893」、シリコーンオイル分35質量%)150質量部(シリコーンオイル分として52.5質量部)を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(18)を得た。次いで、得られた防曇剤(18)を用いた以外は比較例1と同様にして防曇性樹脂シート(18)と二次成形品(18)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、およびサイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「イソエリートP」、サイクロデキストリン純度80%以上、内マルトシルサイクロデキストリン50%以上)30質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(19)を得た。次いで、得られた防曇剤(19)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(19)と二次成形品(19)を得た。
サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)40質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)100質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(20)を得た。次いで、得られた防曇剤(20)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(20)と二次成形品(20)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)20質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)5質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(21)を得た。次いで、得られた防曇剤(21)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(21)と二次成形品(21)を得た。
ショ糖ラウリン酸エステル(理研ビタミン株式会社製「リケマールA」、モノエステル72モル%、HLB15、固形分40質量%)250質量部(固形分として100質量部)、サイクロデキストリン(株式会社横浜国際バイオ研究所製「デキシーパールK−100」、サイクロデキストリン純度97%以上、内α−サイクロデキストリン70%以上)93質量部、およびポリビニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製「ゴーセノールNK−05R」、ケン化度74モル%、4質量%水溶液の20℃での粘度4.7mPa・s)473質量部を、水10000質量部に混合、溶解させ、防曇剤(22)を得た。次いで、得られた防曇剤(22)を用いた以外は実施例1と同様にして防曇性樹脂シート(22)と二次成形品(22)を得た。
得られた防曇性樹脂シートの外観を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:白化無し。
×:白化有り。
得られた二次成形品の外観を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:白化無し。
×:白化あり。
高温食品用容器に用いて外部から内容物を透視観察する場合を想定した防曇性を評価する目的で、二次成形品の高温防曇性の評価を次の要領で実施した。すなわち、二次成形品と同型状の底材(熱可塑性樹脂シートを二次成形して得られたもの)を準備し、15mm角の碁盤模様を印刷した紙をしいた後、底材中に90℃の湯を100ml入れ、その上部を上記実施例および比較例で得られた二次成形品で蓋をして、23℃にて5分放置し、その二次成形品を通して見える碁盤模様のゆがみ、並びに、その天面および四隅の内側に付着した水滴の程度を目視で観察した。結果を表1に示す。
[評価基準]
◎:二次成形品に曇りがなく、かつ二次成形品の95%以上の面積にわたって碁盤模様がゆがみなく見える。
○:二次成形品に曇りがなく、かつ二次成形品の85%以上95%未満の面積で碁盤模様がゆがみなく見える。
△:二次成形品に曇りはないが、二次成形品の15%より広い面積で碁盤模様がゆがんで見える。
×:二次成形品の天面または四隅に小さな水滴が付着して曇る。
冷蔵食品用容器に用いて外部から内容物を透視観察する場合を想定した防曇性を評価する目的で、二次成形品の低温防曇性の評価を次の要領で実施した。すなわち、二次成形品と同型状の底材(熱可塑性樹脂シートを二次成形して得られたもの)を準備し、15mm角の碁盤模様を印刷した紙をしいた後、底材中に23℃の水を100ml入れ、その上部を上記実施例および比較例で得られた二次成形品で蓋をして、5℃にて30分放置し、その二次成形品を通して見える碁盤模様のゆがみ、並びに、その天面および四隅の内側に付着した水滴の程度を目視で観察した。結果を表1に示す。
[評価基準]
◎:二次成形品に曇りがなく、かつ二次成形品の95%以上の面積にわたって碁盤模様がゆがみなく見える。
○:二次成形品に曇りがなく、かつ二次成形品の85%以上95%未満の面積で碁盤模様がゆがみなく見える。
△:二次成形品に曇りはないが、二次成形品の15%より広い面積で碁盤模様がゆがんで見える。
×:二次成形品の天面または四隅に小さな水滴が付着して曇る。
得られた二次成形品を積み重ね、上下から手で押し付けて二次成形品を相互に密着させた。積み重ねられた二次成形品を、手で1個ずつ取り出す際の剥離性を調べた。
○:円滑に剥離できる。
×:剥離しにくい。
Claims (7)
- 熱可塑性樹脂シートの少なくとも一方の面に、ショ糖脂肪酸エステル(A)100質量部、サイクロデキストリンおよび/またはその誘導体(B)1〜50質量部、およびポリビニルアルコール(C)10〜300質量部を含有し、かつシリコーンオイル(D)の含有量が40質量部以下である溶液状の防曇剤を塗布し、溶媒を乾燥させることにより防曇層を設けたことを特徴とする防曇性樹脂シート。
- 前記ポリビニルアルコール(C)の含有量が、30〜250質量部である請求項1記載の防曇性樹脂シート。
- 前記サイクロデキストリンが、α−サイクロデキストリン、β−サイクロデキストリンおよびγ−サイクロデキストリンからなる群から選ばれる一種の単一物または二種以上の混合物である請求項1または2記載の防曇性樹脂シート。
- 前記ポリビニルアルコール(C)のケン化度が、60〜80モル%である請求項1〜3のいずれか1項記載の防曇性樹脂シート。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の防曇性樹脂シートの防曇層を設けた面の他方の面にシリコーンオイル(D)が塗布された請求項1〜4のいずれか1項記載の防曇性樹脂シート。
- 前記熱可塑性樹脂シートが、スチレン系樹脂シートである請求項1〜5のいずれか1項記載の防曇性樹脂シート。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載の防曇性樹脂シートを二次成形することにより得られる二次成形品。
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