JP4507387B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に収納したロール紙等のシートに印字を行うプリンタに関し、特に、印字したシートを、プリンタ筐体の上部に形成される排紙凹部内の排紙口から排出するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近来、内部に収納したロール紙等のシートに印字を行い、該印字したシートを、排紙口を介して外部へ排出するプリンタが普及している。この種のプリンタは、頻繁な用紙交換が不要であり、設置スペースも少なくて済むことから、飲食店の厨房等におけるオーダーの印字用など、多様な用途に使われるようになってきている。
【0003】
また、上記の様なプリンタのなかには、印字したシートを、プリンタ筐体の上部に形成される排紙凹部内の排紙口から排出するようにしたものがあり、このものでは、下記に示すような利点がある。
(1)排紙口から排出されたシートの姿勢を排紙凹部で保持することができる。
(2)プリンタ蓋体を開閉する際、排紙凹部を手掛けとして利用できる。
(3)排紙口の一側縁部にカッタ刃を設ける場合、該カッタ刃をプリンタ筐体の上面より奥まった位置に配置することができる。
(4)プリンタ筐体の上面を出っ張りの無い形状とし、清掃等の利便性を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の様なプリンタを厨房の如く水を扱う場所で使用する場合、飛散した水が排紙口からプリンタ内部に侵入し、ロール紙を濡らしたり、故障の原因となることがあり、特に、上記の様に排紙凹部内に排紙口を有するものでは、排紙凹部内に入った水が排紙口に積極的に誘導される可能性があった。
【0005】
そこで、排紙口または排紙凹部の周囲に凸部を形成して水の侵入を防止することが提案されるが、この場合には、前記凸部によって清掃の容易性が低下する等、排紙凹部を形成したことによる利点が損なわれることになり、また、上方から直接排紙口に至る水については、侵入を防止することが不可能であった。
【0006】
本発明の目的は、排紙口または排紙凹部の周囲に凸部を形成することなく、上記排紙口からの水の侵入を防止し、凸部形成による清掃容易性の低下等を回避することができるプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、プリンタ筐体内部に収納した印字用のシートに印字を行うプリンタにおいて、前記プリンタ筐体は、上部および前部が開口された筐体と前部蓋体と後部蓋体で構成され、前記前部蓋体及び前記後部蓋体の先端部は曲折して、当該プリンタ筐体の上面に紙凹部を形成し、該排紙凹部内には、印字後の前記シートを前記排紙凹部内から前記プリンタ筐体外へ排出するスリット状の排紙口と、前記排紙凹部内で前記排紙口に沿い、且つ前記排紙口よりも低位となるように前記後部蓋体の先端部に形成される排水溝と、前記前部蓋体の先端下部に設けられた突合せ部に形成され、前記排紙口から侵入した水を受け止める内部排水溝と、を備え、前記後部蓋体には前記内部排水溝に上方から入り込む凸部と前記内部排水溝の先端が下方から入り込む凹部がそれぞれ形成され、前記後部蓋体が閉じた状態では、前記内部排水溝と前記凹部及び前記凸部とが入り込む構造となっていることを特徴とする。これにより、排紙口または排紙凹部の周囲に凸部を形成することなく、上記排紙口からの水の侵入を防止し、凸部形成による清掃容易性の低下等を回避することができる。
【0008】
また、前記排紙凹部の立上り部に前記排紙口を形成しても良い。この場合においては、排紙口の平面視開口幅を小さくして上方からの水の侵入を減らすことができると共に、排紙凹部の底部を利用して排水溝を形成することができる。
【0009】
また、前記排水溝の少なくとも一端側に排水口を形成しても良い。この場合においては、排水溝に水が溜まることを防止でき、その結果、排水溝が溢れて排紙口に水が侵入したり、排水溝に溜まった水で排出シートが濡れる等の不都合を回避することができる。
【0010】
また、前記排水溝を前記排水口に向けて傾斜させても良い。この場合においては、排水溝内の水を積極的に排水し、排水溝に水が溜まることを確実に防止できる。
【0011】
また、前記プリンタ筐体内に、前記排水口から排水される水を前記プリンタ筐体外へ導く内部排水路を形成しても良い。この場合においては、プリンタ筐体外部に排水路を形成する場合の如く筐体外部形状が複雑になることを回避でき、その結果、清掃容易性や良好な外観を維持することができる。
【0013】
また、前記内部排水溝の端部から排水される水を、前記内部排水路を介して前記プリンタ筐体外へ導くようにしても良い。この場合においては、前記内部排水路を兼用して構造の簡略化を図ることができる。
【0014】
また、前記内部排水溝を、プリンタの前部蓋体の先端下部に設けられた突合せ部に形成すると共に、記内部排水溝に上方から入り込む凸部を形成しても良い。この場合においては、蓋体突合せ部と内部排水溝とを別々に形成する場合に比して構造を簡略化することができ、しかも、プリンタ蓋体と蓋体突合せ部との間にラビリンスを構成し、防水性能を更に高めることができる。
【0017】
また、前記排紙口の一側縁部に、前記シートを切断するためのカッタ刃を設けると共に、該カッタ刃の対向位置に、前記シートを前記排紙口に向けてガイドするシートガイドを設け、更に該シートガイドの終端部に、前記カッタ刃の下面を伝わる水を誘引する水溜り部を形成しても良い。この場合においては、カッタ刃の下面を伝わる水を誘引により除去してプリンタ内部への侵入を防止することができる。
【0018】
更に、前記シートガイドを、前記内部排水溝と一体形成すると共に、前記水溜り部が誘引した水を前記内部排水溝へ導くようにしても良い。この場合においては、部品点数の削減および構造の簡略化が図れる許りでなく、水溜り部が誘引した水を、内部排水溝の排水経路を利用してプリンタ筐体外へ排出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に沿って説明する。図1は本発明の一実施形態に係るプリンタの斜視図、図2は蓋体を開放した状態におけるプリンタの斜視図、図3はプリンタの平面図、図4はプリンタの側断面図である。これらの図面において、本実施形態のプリンタ10は、A面を底面とする横置き姿勢と、B面を底面とする縦置き姿勢との2姿勢で使用可能であるが、本実施形態における本発明の構成は、プリンタ10を横置き姿勢とした場合に有効であり、以下、A面を底面とし、且つB面を背面とする横置き姿勢を基準としてプリンタ10を説明する。
【0020】
プリンタ10の外殻(プリンタ筐体)は、上部および前部が開口された筐体11と、前記上部開口の後半部を覆蓋する後部蓋体12と、前記上部開口の前半部および前部開口を覆蓋する前部蓋体13とで構成されており、後部蓋体12および前部蓋体13の上面は前下がり状に緩やかに傾斜している。図2に示すように、後部蓋体12は、筐体11の後側上端部を回動支点として開閉自在に支持される一方、前部蓋体13は、筐体11の前側下端部を回動支点として開閉自在に支持されており、前記後部蓋体12を開放することによって後述するロール紙Pの交換が可能になる。両蓋体12、13の先端側中間部は、下方に曲折してプリンタ10の上部に左右方向を向く排紙凹部14を形成しており、更に、両蓋体12、13の先端部同志は、排紙凹部14内で所定間隔を存して対向し、その先端部間にスリット状の排紙口15を形成している。
【0021】
プリンタ10は、その内部にロール紙Pの収納部16を備える。ロール紙Pは、収納部16内で回転自在に保持されており、その一端側は、搬送路17を通って前記排紙口15から引き出される。搬送路17上には、ドットインパクト式の印字ヘッド18およびカッタ機構19が配置されており、印字ヘッド18で印字したロール紙Pが排紙口15から排出されると、カッタ機構19がロール紙Pを切断するように制御が行われ、ロール紙Pの印字部分が単票シートとして利用者に提供される。このカッタ機構19は、支軸20を支点として上方に退避回動自在なカッタフレーム21上に設けられており、前述した前部蓋体13を開放した後、カッタフレーム21を上方に退避させることによって印字ヘッド18等の保守、点検が可能となる。
【0022】
図5は排紙口近傍の側断面図であり、以下、排紙口近傍における防水構造(排水構造)を図に基づいて説明する。図5に示すように、後部蓋体12は、その先端部に排水溝12aを有し、該排水溝12aは、排紙凹部14内で排紙口15に沿い、且つ排紙口15よりも低位となるように形成されている。これにより、後部蓋体12上から排紙凹部14内に流れ込む水や、上方から直接排紙凹部14に入り込む水は、排水溝12aで受け止められて排紙口15からの侵入が阻止されることになる。
【0023】
前記排水溝12aは、右端部に排水口12b(図4を参照)を有すると共に、該排水口12bに向けて傾斜するように形成されており、これによって排水溝12a内の水は、排水口12bを介して筐体11の上部(内部)に排出される。一方、筐体11の上部左右両端側には、図6に示すように、左右一対の内部排水路11a、11bが振分け状に形成されている。各内部排水路11a、11bは、排水路内の水を前方に導く傾斜を有すると共に、誘導した水を筐体11と前部蓋体13との間の隙間を介して筐体11の外側面部に排出するように形成されている。そして、右側の内部排水路11aは、前記排水口12bの下方に形成されているので、排水溝12a内の水が右側の内部排水路11aを経由して筐体11の右側部から排出されることになる。
【0024】
前部蓋体13の先端下部には、図5及び図7に示すように、左右方向を向く突合せ部材22が一体的に設けられている。この突合せ部材22は、図5に示すように、側断面視において上下方向を向き、その上端には、ロール紙Pを排紙口15に向けてガイドするガイド部(シートガイド)22aが前下方に向けて延出形成される一方、下端には、後部蓋体12の先端側下部を突合せ状に接当支持する突合せ部22bが後方に向けて延出形成されている。突合せ部22bは、側断面視でJ字状に曲折して内部排水溝22cを形成しており、該内部排水溝22cによって排紙口15から侵入した水が受け止められることになる。この内部排水溝22cは、溝内の水を左右両端側から排出すべく山形状に傾斜し、その両端部は、それぞれ前記内部排水路11a、11bの上方に位置している。これにより、内部排水溝22c内の水が左右の内部排水路11a、11bを経由して筐体11の左右両側部から排出されることになる。
【0025】
前記突合せ部22bに接当する後部蓋体12の先端下部には、内部排水溝22cに上方から入り込む凸部12cと、突合せ部22bの先端が下方から入り込む凹部12dとが形成されており、後部蓋体12を閉じた状態では、後部蓋体12と突合せ部22bとの間にラビリンスが形成され、突合せ部22bからのプリンタ内部への水の侵入が防止されることになる。
【0026】
前記排紙口15は、排紙凹部14の前側立上り部に形成されており、さらに、排紙口15の前側縁部を形成する前部蓋体13の先端は、少なくとも内部排水溝22cの上方にオーバーラップしている。これにより、排紙口15の平面視開口幅が小さくなり、上方からの水の侵入が防止されることになる。
【0027】
前部蓋体13の先端部下面には、排紙口15から僅かに突出するようにカッタ刃23が設けられている。このカッタ刃23は、ロール紙Pを交換した際、手動で排紙口15から引き出した余分なロール紙Pを切断除去するために設けられるものであり、前部蓋体13の先端部下面に取付けられる押え部材24によって挟持状に保持されている。また、カッタ刃23と前部蓋体13の先端部下面との間には、弾性を有する両面粘着テープ等からなる防水用のパッキン25が介装されており、該パッキン25によってカッタ刃23と前部蓋体13との間からの水の侵入が防止されることになる。
【0028】
ところで、前記カッタ刃23は、側断面視においてプリンタ内部側ほど低くなるように傾斜しているため、カッタ刃23の上面側から下面側に水が回り込むと、この水がカッタ刃23の下面を伝わってプリンタ内部に侵入する可能性があり、そのため本実施形態においては、図8に示すように、カッタ刃23の下面対向部に水溜り部22dを設けている。この水溜り部22dは、前記ガイド部22aの上端部(終端部)に段差として形成され、カッタ刃23側から伝わってきた水を一時的に滞留させて水溜りを作ると共に、該水溜りの誘引作用により、カッタ刃23の下面を伝わる水を積極的に誘引除去する。また、水溜り部22dが誘引した水は、突合せ部材22の後面を伝わって内部排水溝22cに流れ込み、該内部排水溝23cの排水経路を経由してプリンタ10の外部に排出されることになる。
【0029】
以上の如く、本実施形態のプリンタ10においては、排紙凹部14内で排紙口15に沿い、且つ排紙口15よりも低位となるように形成される排水溝12aを備えているので、排紙口15または排紙凹部14の周囲に凸部を形成することなく、排紙口15からの水の侵入を防止し、凸部形成による清掃容易性の低下等を回避することができる。
【0030】
また、排紙凹部14の立上り部に排紙口15を形成しているので、排紙口15の平面視開口幅を小さくして上方からの水の侵入を減らすことができると共に、排紙凹部14の底部を利用して排水溝12aを形成することができる。
【0031】
また、排水溝12aの一端側に排水口12bを形成しているので、排水溝12aに水が溜まることを防止でき、その結果、排水溝12aが溢れて排紙口15に水が侵入したり、排水溝12aに溜まった水で排出シートが濡れる等の不都合を回避することができる。
【0032】
また、排水溝12aを排水口12bに向けて傾斜させているので、排水溝12a内の水を積極的に排水し、排水溝12aに水が溜まることを確実に防止できる。
【0033】
また、プリンタ10の内部に、排水口12bから排水される水をプリンタ10の外部へ導く内部排水路11a、11bを形成しているので、プリンタ10の外部に排水路を形成する場合の如く外部形状が複雑になることを回避でき、その結果、清掃容易性や良好な外観を維持することができる。
【0034】
また、プリンタ10の内部に、排紙口15から侵入した水を受止める内部排水溝22cを形成しているので、排紙口15から水が侵入したとしても、侵入した水が故障の原因となったり、ロール紙Pを濡らす等の不都合を回避することができる。
【0035】
また、内部排水溝22cの端部から排水される水を、前記内部排水路11a、11bを介してプリンタ10の外部へ導くようにしているので、外部の排水溝12aおよび内部排水溝22cの内部排水路11a、11bを兼用化して構造の簡略化を図ることができる。
【0036】
また、内部排水溝22cを、後部蓋体12との突合せ部22bに形成すると共に、後部蓋体12に、内部排水溝22cに入り込む凸部12cを形成しているので、突合せ部22bと内部排水溝22cとを別々に形成する場合に比して構造を簡略化することができ、しかも、後部蓋体12と突合せ部22bとの間にラビリンスを形成し、防水性能を更に高めることができる。
【0037】
また、排紙口15の前側縁部を、内部排水溝22c(又は排紙口15の後側縁部)の上方にオーバーラップさせているので、上方から直接排紙口15に至る水の侵入を防止または減少させることができ、また、仮に排紙口15から水が侵入したとしても、その侵入経路を限定して内部排水溝22cで確実に受止めることができる。
【0038】
また、排紙口15の前側縁部に、ロール紙Pを切断するためのカッタ刃23を設けると共に、排紙口15の前側縁部とカッタ刃23との間に、防水用のパッキン25を介装しているので、排紙口15の前側縁部とカッタ刃23との間の隙間を経由し、プリンタ10の内部に水が侵入することを防止できる。
【0039】
また、カッタ刃23の対向位置に、ロール紙Pを排紙口15に向けてガイドするガイド22aを設け、該ガイド22aの終端部に、カッタ刃23の下面を伝わる水を誘引する水溜り部22dを形成したので、カッタ刃23の下面を伝わる水を誘引により除去してプリンタ内部への侵入を防止することができる。
【0040】
更に、ガイド部22aを、前記内部排水溝22cと一体形成すると共に、水溜り部22dが誘引した水を内部排水溝22cへ導くようにしたので、部品点数の削減および構造の簡略化が図れる許りでなく、水溜り部22dが誘引した水を、内部排水溝22cの排水経路を利用してプリンタ10の外部へ排出することができる。
【0041】
以上、本発明の一実施形態を図面に沿って説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用を行うことができる範囲が含まれる。
【0042】
例えば、上記の実施形態においては、印字ヘッド18としてドットインパクト方式の印字ヘッドを用いたが、サーマル方式、インクジェット方式等、あらゆる方式の印字ヘッドを採用することができる。
【0043】
また、上記の実施形態のパッキン25に、ゴキブリ等の昆虫が嫌う忌避剤を含浸または塗布しておき、その忌避作用によって排紙口15からの昆虫の侵入を防止することも、本発明の他の実施形態として好ましい。これにより、プリンタ10の内部を清浄に保つとともに、昆虫の排泄物による回路の短絡事故や機構部品の腐食等を防止することが可能となる。
【0044】
また、上記の実施形態の水溜り部22dは、清掃の便宜を考慮し、段差によって形成されているが、溝によって形成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、排紙凹部内で排紙口に沿い、且つ排紙口よりも低位となるように形成される排水溝を備えることにより、排紙口または排紙凹部の周囲に凸部を形成することなく、上記排紙口からの水の侵入を防止し、凸部形成による清掃容易性の低下等を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリンタの斜視図である。
【図2】蓋体を開放した状態におけるプリンタの斜視図である。
【図3】プリンタの平面図である。
【図4】プリンタの側断面図である。
【図5】排紙口近傍の側断面図である。
【図6】内部排水路が表されたプリンタ内部の斜視図である。
【図7】内部排水溝が表されたプリンタ内部の斜視図である。
【図8】水溜り部が表された排紙口近傍の拡大側断面図である。
【符号の説明】
P ロール紙
10 プリンタ
11 筐体
11a 内部排水路
11b 内部排水路
12 後部蓋体
12a 排水溝
12b 排水口
12c 凸部
13 前部蓋体
14 排紙凹部
15 排紙口
16 収納部
18 印字ヘッド
22 突合せ部材
22a ガイド部
22b 突合せ部
22c 内部排水溝
22d 水溜り部
23 カッタ刃
25 パッキン

Claims (8)

  1. プリンタ筐体内部に収納した印字用のシートに印字を行うプリンタにおいて、
    前記プリンタ筐体は、上部および前部が開口された筐体と前部蓋体と後部蓋体で構成され、前記前部蓋体及び前記後部蓋体の先端部は曲折して、当該プリンタ筐体の上面に紙凹部を形成し、該排紙凹部内には、印字後の前記シートを前記排紙凹部内から前記プリンタ筐体外へ排出するスリット状の排紙口と、
    前記排紙凹部内で前記排紙口に沿い、且つ前記排紙口よりも低位となるように前記後部蓋体の先端部に形成される排水溝と、
    前記前部蓋体の先端下部に設けられた突合せ部に形成され、前記排紙口から侵入した水を受け止める内部排水溝と、
    を備え
    前記後部蓋体には前記内部排水溝に上方から入り込む凸部と前記内部排水溝の先端が下方から入り込む凹部がそれぞれ形成され、前記後部蓋体が閉じた状態では、前記内部排水溝と前記凹部及び前記凸部とが入り込む構造となっていることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記排紙凹部の立上り部に前記排紙口を形成したことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記排水溝の少なくとも一端側に排水口を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタ。
  4. 前記排水溝を前記排水口に向けて傾斜させたことを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
  5. 前記プリンタ筐体内に、前記排水口から排水される水を前記プリンタ筐体外へ導く内部排水路を形成したことを特徴とする請求項3又は4に記載のプリンタ。
  6. 前記内部排水溝の端部から排水される水を、前記内部排水路を介して前記プリンタ筐体外へ導くことを特徴とする請求項5に記載のプリンタ。
  7. 前記排紙口の一側縁部に、前記シートを切断するためのカッタ刃を設けると共に、該カッタ刃の対向位置に、前記シートを前記排紙口に向けてガイドするシートガイドを設け、更に該シートガイドの終端部に、前記カッタ刃の下面を伝わる水を誘引する水溜り部を形成したことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のプリンタ。
  8. 前記シートガイドを、前記内部排水溝と一体形成すると共に、前記水溜り部が誘引した水を前記内部排水溝へ導くことを特徴とする請求項に記載のプリンタ。
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