JP6112995B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

この発明は、プリンタに関するものである。
サーマルプリンタに代表されるように、記録紙ロールから記録紙を引き出して印刷を行うプリンタには、記録紙ロールのセットを容易に行うことができるように、記録紙ロールを収納する筐体に対して、プリンタカバーが開閉可能に連結されているものが数多く知られている。
サーマルプリンタは、例えば飲食店の店舗内等で使用されることがあるが、使用者の手に付着した水や、厨房等から飛散した水等の液体が、筐体とプリンタカバーとの境界部分からプリンタの内部に浸入し、記録紙や基板等に付着するおそれがある。記録紙や基板等への液体の付着は、印刷不良や電子部品の故障の要因となる。したがって、プリンタには、内部への水の浸入を防止する構造や、プリンタの内部に浸入した水を記録紙や基板等に付着させることなく排水できる構造等、液体からのプリンタを保護すること(以下「防滴」という。)が要求される。
例えば、特許文献1には、プリンタ筐体の上面に排紙凹部を備え、排紙凹部内には、印字後のシートを排紙凹部内からプリンタの筐体外へ排出するスリット状の排紙口と、排紙凹部内で排紙口に沿いかつ排紙口よりも低位となるように形成される排水溝と、を備えたプリンタが記載されている。特許文献1に記載のプリンタによれば、排紙口からの水の侵入を防止できるとともに、排水溝内の水を積極的に排水できるとされている。
ところで、サーマルプリンタは、設置スペースの縮小化や、使用者による使い易さの向上化のために、プリンタサイズをできるだけ小型化することが望まれている。プリンタの小型化を実現する場合、印字ヘッドおよびプラテンローラ等で構成されるプリンタ機構や、プリンタカバーのロックおよびその解除を行うためのカバー開閉操作機構、プリンタの動作を制御するための制御ユニット等を筐体内の限られた空間に設ける必要がある。
特開2002−137493号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、排紙口よりも低位となるように排水溝を形成しているため、筐体内部に排紙凹部が入り込む構成となっている。このため、排紙凹部のスペース分筐体が大型化するおそれがある。このように、特許文献1に記載の技術にあっては、プリンタの大型化を抑制しつつ防滴性を確保する点で、課題が残されている。
そこで、本発明は、大型化を抑制できるとともに、防滴性を確保できるプリンタの提供を課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明のプリンタは、記録紙が収容され、重力方向と交差する方向に開口する収容部を有する筐体と、前記筐体に対して開閉可能に連結され、前記収容部を閉塞するプリンタカバーと、前記プリンタカバーに設けられ、操作基板を有する制御ユニットと、前記制御ユニットよりも重力方向上方において前記筐体に設けられ、前記プリンタカバーの開操作および閉操作の少なくともいずれかの操作を行う際に操作される操作レバーと、を備え、前記プリンタカバーには、前記操作レバーと前記制御ユニットとの間から浸入した液体を前記制御ユニットよりも重力方向下方に導く排出路が、前記制御ユニットの外部に設けられ、前記排出路の上流側端部は、前記操作レバーよりも重力方向下方に配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、操作基板を有する制御ユニットをプリンタカバーに設けることにより、制御ユニットの取り付けのために必要とされるスペースを筐体側に確保する必要がない。したって、筐体の大型化を抑制できる。また、プリンタカバーには、操作レバーと制御ユニットとの間から浸入した液体を制御ユニットよりも重力方向下方に導く排出路が、制御ユニットの外部に設けられているので、筐体の収容部に収容された記録紙およびプリンタカバーに設けられた制御ユニットの内部に液体が付着するのを防止しつつ、液体を排出できる。とりわけ、排出路の上流側端部は、操作レバーよりも重力方向下方に配置されているので、操作レバーを伝播した液体は、重力により滴下し、排出路の上流側端部に導入されて排出路を通流できる。したがって、大型化を抑制できるとともに、防滴性を確保できるプリンタを得ることができる。
また、前記操作レバーには、突出部が形成され、前記突出部の先端部は、前記プリンタカバーが閉状態のとき、前記排出路よりも重力方向上方において前記排出路に対応した位置に配置されることを特徴としている。
本発明によれば、プリンタカバーが閉状態のとき、操作レバーに形成された突出部の先端部が排出路に対応した位置に配置されているので、操作レバーを伝播した液体は、重力により突出部の先端部から、排出路に滴下される。したがって、操作レバーを伝播した液体を排出路に確実に導入することができるので、防滴性を向上できる。
また、前記操作レバーと前記排出路との間には、前記筐体の内側に向かって張り出す張出部が設けられ、前記張出部は、前記重力方向上方から見て前記操作基板を覆うとともに、先端部が前記排出路に対応した位置に配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、張出部は、重力方向上方から見て操作基板を覆うとともに、先端部が排出路に対応した位置に配置されているので、操作基板に重力方向上方から液体が付着するのを確実に防止できるとともに、張出部を伝播した液体を排出路に確実に導入することができる。したがって、防滴性をさらに向上できる。
また、前記筐体は、前記収容部に収容された前記記録紙の幅方向の外側において、重力方向上方に向かって立設された仕切壁を有し、前記仕切壁を挟んで前記記録紙とは反対側に、前記排出路の下流側端部が配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、仕切壁を挟んで記録紙とは反対側に、排出路の下流側端部が配置されているので、排出路の下流側端部から滴下された液体が記録紙側に流入するのを妨げることができる。これにより、記録紙に液体が付着するのを確実に防止できる。
また、前記記録紙の幅方向における外側には、第1貯留部が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、記録紙の幅方向における外側に設けられた第1貯留部に、排出路から排出された液体を貯留できるので、記録紙に液体が付着するのを確実に防止できる。
また、前記第1貯留部よりも前記筐体の内側には、前記第1貯留部と連通する第2貯留部が設けられ、前記第2貯留部の底面には、排出孔が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、第1貯留部に加えて第2貯留部を設けることにより、より多くの液体を貯留することができる。また、第2貯留部の底面には、排出孔が設けられているので、液体を効果的に排出できる。しかも、第2貯留部は、第1貯留部よりも筐体の内側に設けられているので、第1貯留部よりも筐体の内側に排出孔を設けることができる。したがって、プリンタの良好な外観を維持しつつ、排出孔を設けることができる。
また、前記排出路は、前記制御ユニットの外部に設けられて前記操作基板を覆う保護カバーと一体形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、部品点数を増やすことなく、かつスペース効率よく排出路を設けることができる。また、制御ユニットの外部に設けられて操作基板を覆う保護カバーに排出路を設けることにより、操作基板に液体が付着するのを確実に防止できる。したがって、優れた防滴性を確保できるとともに、小型かつ低コストなプリンタを提供できる。
本発明によれば、操作基板を有する制御ユニットをプリンタカバーに設けることにより、制御ユニットの取り付けのために必要とされるスペースを筐体側に確保する必要がない。したって、筐体の大型化を抑制できる。また、プリンタカバーには、操作レバーと制御ユニットとの間から浸入した液体を制御ユニットよりも重力方向下方に導く排出路が、制御ユニットの外部に設けられているので、筐体の収容部に収容された記録紙およびプリンタカバーに設けられた制御ユニットの内部に液体が付着するのを防止しつつ、液体を排出できる。とりわけ、排出路の上流側端部は、操作レバーよりも重力方向下方に配置されているので、操作レバーを伝播した液体は、重力により滴下し、排出路の上流側端部に導入されて排出路を通流できる。したがって、大型化を抑制できるとともに、防滴性を確保できるプリンタを得ることができる。
本実施形態に係るサーマルプリンタの外観斜視図である。 プリンタカバーを開けた状態を示す外観斜視図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図2に示す状態のサーマルプリンタの縦断面図である。 プラテンユニットの斜視図である。 図5に示す状態から取付板を取り外した状態を示す図である。 ヘッドユニットの斜視図である。 図7に示す状態からカバープレートを取り外した状態を示す図である。 固定刃と可動刃との間で記録紙を切断している状態を示す図である。 図8における矢視Z図である。 図8における矢視Y図である。 図3における操作レバー周辺の拡大図である。 プリンタカバーの本体部を除去したときの保護カバー周辺の斜視図である。 図13におけるB−B線に沿った断面図である。 実施形態の変形例に係るサーマルプリンタの斜視図である。 第1貯留部および第2貯留部の拡大図である。
以下に、この発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、本実施形態では、POSレジシステム等に用いられるサーマルプリンタを例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係るサーマルプリンタ1の外観斜視図であり、図2は、プリンタカバー3を開けた状態を示す外観斜視図である。なお、図1および図2に示す状態において、紙面の上下方向は、それぞれ重力方向上方(以下、単に「上方」という。)および重力方向下方(以下、単に「下方」という。)に対応している。また、図1および図2の紙面に対して左下側を前方(矢印FW方向)、右上側を後方(矢印BA方向)とし、記録紙Pは前方に紙送りされるものとする。また、前後方向をL1とし、上下方向をL2とし、前後方向L1および上下方向L2に対して直交する方向を左右方向L3とする。
図1に示すように、本実施形態のサーマルプリンタ1は、例えば感熱紙等の記録紙Pに印刷を行って、記録紙Pをチケットやレシート等として利用することができるプリンタであって、ケーシング2と、プリンタカバー3と、操作レバー20と、を備えている。また、図2に示すように、サーマルプリンタ1の内部には、プラテンユニット4と、ヘッドユニット5とを備えている。
(ケーシング)
ケーシング2は、例えば樹脂材料や金属材料、あるいはこれら材料を適宜組み合わせることにより、例えば前方に開口した箱状に形成されている。ケーシング2は、基本骨格となるフレーム体と、フレーム体を覆う外装カバーとにより構成されている。
ケーシング2の内部は、前方に開口する収容部10となっている。収容部10は、プリンタカバー3を開けることにより開放される。収容部10には、記録紙Pが筒状に巻回されたロール(以下、「記録紙ロール」という。)Rが収納される。
図1に示すように、プリンタカバー3の閉状態において、プリンタカバー3の先端部とケーシング2との間には、隙間が形成されている。記録紙Pは、この隙間を利用して、ケーシング2の内部から前方に引き出されて排出される。すなわち、プリンタカバー3の先端とケーシング2との隙間は、記録紙Pの排出口12として機能している。なお、プリンタカバー3は、閉操作された際にロックされる。具体的には、プラテンユニット4とヘッドユニット5とが組み合わさって、これらが一体的に連結されることでロックがなされる。
また、ケーシング2には、前壁2aと上壁2bと一方の側壁2cとが交差する角部に、プリンタカバー3の開操作を行う際に操作され、プリンタカバー3のロックを解除する操作レバー20が設けられている。この操作レバー20に関しては、後に詳細に説明する。
収容部10は、一対の側壁部30と、記録紙ロールRの外周面に接し、記録紙ロールRを下方から支持する支持壁部31(図3参照)と、により構成されている。なお、一対の側壁部30および支持壁部31は、ケーシング2を構成するフレーム体の一部である。
一対の側壁部30は、収納される記録紙ロールRを挟んで左右方向L3に対向配置されており、互いの離間距離は記録紙ロールRの横幅よりも若干大きくなっている。これにより、収納された記録紙ロールRは、両端面が一対の側壁部30における内壁面によって支持され、左右方向L3の位置が規制される。
図3は、図1のA−A線に沿った断面図であり、図4は、図2に示す状態のサーマルプリンタの縦断面図である。なお、図4においては、記録紙Pおよび記録紙ロールRを二点鎖線で図示している。
図3に示すように、支持壁部31は、記録紙ロールRの回転方向上流側に位置する第1支持面31aと、記録紙ロールRの回転方向下流側に位置する第2支持面31bと、第1支持面31aと第2支持面31bとの間に位置し、第1支持面31aと第2支持面31bとに連設された底部31cと、によって、縦断面視V字状に形成されている。これにより、記録紙ロールRは、使用によって直径が縮径するとともに、底部31cに向けて下方移動しながら安定に支持される。このように、収容部10に収納された記録紙ロールRは、直径に関係なく一対の側壁部30と支持壁部31とにより、上下方向L2および左右方向L3にがたつくことなく、安定に回転可能に支持される。
図2から図4に示すように、一対の側壁部30には、ケーシング2の内側および前方にそれぞれ開放された切欠き部32がそれぞれ形成されている。図示の例では、切欠き部32は、上下方向L2の長さが前方から後方に向かうにしたがって狭くなるような側面視円弧状に形成されている。したがって、収容部10内に記録紙ロールRを収納した際、切欠き部32によって画成された空間を通じて、記録紙ロールRの両端面を露出させることができる(図2参照)。これにより、この空間を利用して、例えば記録紙ロールRの外周面を触ることなく、記録紙ロールRの両端面を把持しながら、記録紙ロールRを収容部10内から取り出すことができる。なお、切欠き部32によって画成された空間は、記録紙ロールRに対して容易にアクセス可能なアクセス空間として機能する。
また、図4に示すように、一対の側壁部30の間には、テンションローラ35が左右方向L3に架け渡されるように設けられている。テンションローラ35は、バネ35a等の付勢部材によって、記録紙ロールRから引き出された記録紙Pを付勢してテンションを付与している。これにより、記録紙Pは、弛みが生じ難い状態で記録紙ロールRから引き出され、プラテンユニット4とヘッドユニット5との間に供給される。
図2に示すように、プラテンユニット4は、プラテンローラ50および固定刃51が組み込まれたユニットであり、プリンタカバー3に設けられている。具体的には、プラテンユニット4は、取付板52を介してプリンタカバー3の先端側の内面に取り付けられている。そのため、プラテンユニット4は、プリンタカバー3の開閉動作にともなって移動し、ヘッドユニット5に対して相対的に組み合わせ可能とされている。
図5は、プラテンユニット4の斜視図であり、図6は、図5に示す状態から取付板52(図5参照)を取り外した状態を示す図である。なお、図5および図6における前後方向L1、上下方向L2、左右方向L3、矢印FWおよび矢印BAの各方向は、プリンタカバー3が閉状態(図1参照)のときの各方向に一致している。
図5および図6に示すように、プラテンユニット4は、記録紙P(図1参照)を送り出すプラテンローラ50と、プラテンローラ50に対して記録紙P(図1参照)の搬送方向下流側に配置された固定刃51と、プラテンローラ50を回転可能に支持する例えば金属材料により形成されたプラテンフレーム53と、プラテンフレーム53の前方を覆う例えば金属材料により形成された取付板52と、を備えている。
プラテンローラ50は、図示しない軸体の両端に取り付けられた軸受50aを介してプラテンフレーム53に支持されている。プラテンローラ50の一端側には、軸受50aを挟んで従動歯車50bが軸体に連結した状態で固定されている。
固定刃51は、記録紙Pの幅方向(すなわち左右方向L3)に延在する板状の刃であり、プリンタカバー3を閉じたときに、刃先51aが送り出された記録紙Pに対向するように固定刃ホルダ55に支持されている。
プラテンユニット4には、ロックシャフト103が取り付けられている。ロックシャフト103は、プラテンローラ50よりも後方に位置しており、プラテンローラ50と平行に配置されている。
固定刃51と取付板52との間には、回転自在なシャフト56が固定刃51の根元側において、固定刃51の延在方向(すなわち左右方向L3)に沿うように配置されている。シャフト56は、プラテンフレーム53に固定された軸受部材53aによって回転自在に支持されている。そして、シャフト56の一端側には、押下部57と扇形歯車58とが連結されており、他端側には押下部57のみが連結されている。
扇形歯車58は、プリンタカバー3を閉めたときに、ヘッドユニット5側に設けられた後述するレバー部63の内歯車63a(図8参照)に噛合する。そのため、レバー部63の押し下げ操作に連動して、扇形歯車58およびシャフト56が回転するように構成されている。
押下部57は、プラテンフレーム53の内側かつ固定刃51の両端に位置するようにシャフト56に連結されている。そして、一対の押下部57は、扇形歯車58の回転にともなってシャフト56とともに回転し、固定刃51の刃先51a側を後方に向けて移動させる。すなわち、一対の押下部57、扇形歯車58およびシャフト56は、レバー部63の操作に連動する連動機構54として機能する。
図4に示すように、ヘッドユニット5は、サーマルヘッド60および可動刃61が組み込まれたユニットであり、ケーシング2に設けられている。具体的には、ヘッドユニット5は、収容部10の上方かつケーシング2の前壁2aよりも後方であって、ケーシング2の上壁2bから連設された内部プレート2dに固定されている。
図7は、ヘッドユニットの斜視図であり、図8は、図7に示す状態からカバープレート66(図7参照)を取り外した状態を示す図であり、図9は、固定刃51と可動刃61との間で記録紙Pを切断している状態を示す図である。
図7および図8に示すように、ヘッドユニット5は、固定刃51(図5参照)に対してスライド移動する可動刃61と、可動刃61を駆動させる可動刃駆動系62と、回動操作可能なレバー部63と、レバー部63の回動に連動する解除機構64と、引き出された記録紙Pに記録を行うサーマルヘッド60と、これら各構成品を支持する例えば金属材料により形成された支持フレーム65と、可動刃61の前方を覆う例えば金属材料により形成されたカバープレート66と、を備えている。
可動刃61は、プリンタカバー3(図1参照)が閉じてヘッドユニット5とプラテンユニット4(図5参照)とが組み合わさったときに、固定刃51に対向する位置に配置されている。図8に示すように、可動刃61は、根元から刃先61aまでの長さが両端から中央に向かって漸次短くなるように形成された前方視略V字型の板状の刃である。
図10は、図8における矢視Z図であり、図11は、図8における矢視Y図である。
図10および図11に示すように、可動刃駆動系62は、可動刃61に取り付けられたラック71と、ラック71に噛合され、カッター用モータM1に連結された駆動歯車72の回転にともなって回転し、ラック71を上下方向L2に沿って直線移動させる第1歯車73(図10参照)および第3歯車74(図11参照)と、を備えている。
駆動歯車72は、カッター用モータM1の駆動軸に連結されており、ヘッドユニット5の一方の側面側に配置されている。駆動歯車72の前方には、第1歯車73がラック71に噛合された状態で配置されている。第1歯車73と駆動歯車72との間には、駆動歯車72および第1歯車73に噛合する第2歯車75が配置されている。
よって、カッター用モータM1の駆動により駆動歯車72が回転すると、第2歯車75を介して第1歯車73に回転力が伝わり、ラック71が直線移動する。つまり、第1歯車73は、駆動歯車72の回転にともなって回転し、ラック71を直線移動させる。
第1歯車73は、ヘッドユニット5の他方の側面側まで延在するシャフト76に連結されている。また、ヘッドユニット5の他方の側面側において、ラック71に噛合された第3歯車74がシャフト76に連結されている。これにより、第1歯車73の回転にともなって第3歯車74も回転し、ラック71を同様に直線移動させる。
図8に示すように、ラック71は、可動刃61の根元側に固定された支持プレート77の両端に取り付けられている。したがって、第1歯車73および第3歯車74(図11参照)が回転すると、一対のラック71が同じ方向に同時に移動し、可動刃61を上下方向L2に沿ってスライド移動させる。
図10に示すように、第1歯車73の内側には、平面視C字状に形成された揺動プレート80が配置されている。揺動プレート80は、第1歯車73に連結されているシャフト76を中心に左右に揺動可能とされている。揺動プレート80には、第2歯車75が回転支持されている。第2歯車75は、揺動プレート80が揺動することにより、シャフト76を中心として揺動する。
揺動プレート80の端部には、ヘッドユニット5の外方に向けて突出したピン81が取り付けられている。第2歯車75は、ピン81を駆動歯車72に対して接近させるように揺動プレート80を動かすことにより、駆動歯車72から離間する方向に移動し、ピン81を駆動歯車72から離間するように揺動プレート80を動かすことにより、駆動歯車72に対して接近する方向に移動するように設計されている。
駆動歯車72の後方には、固定ピン82が形成されている。固定ピン82には、ねじりバネ83が固定されている。ねじりバネ83の一端側は、支持フレーム65に固定され、他端側はピン81を駆動歯車72から離間する方向に常時付勢している。そのため、通常時には第2歯車75と駆動歯車72とが常に噛合した状態とされている。
レバー部63は、揺動プレート80に隣接して配置されている。レバー部63は、回転支持されており、後方に向けて回動可能とされている。レバー部63の内側には、内歯車63aが形成されている。内歯車63aは、プリンタカバー3(図2参照)を閉じて、ヘッドユニット5とプラテンユニット4とを組み合わせたときに、プラテンユニット4側の扇形歯車58に一部が噛合する。したがって、レバー部63の回動に連動して連動機構54を作動させることができる。
レバー部63と揺動プレート80との間には、扇形に形成された解除プレート85が配置されており、支持フレーム65に回転支持されている。解除プレート85には、解除歯車85aが取り付けられている。解除プレート85は、レバー部63の内歯車63aの一部に対して噛合されている。したがって、レバー部63を回動させることにより、解除プレート85は、駆動歯車72側に回転する。
解除プレート85の側面には、ねじりバネ83により付勢されている揺動プレート80のピン81が当接した状態となっている。したがって、解除プレート85が駆動歯車72側に回転すると、ねじりバネ83の付勢力に抗してピン81を駆動歯車72側に押し、揺動プレート80を動かすことができる。その結果、第2歯車75を駆動歯車72から離間させて両者の噛合状態を解除し、第2歯車75、第1歯車73およびラック71をフリーな状態にすることができる。
つまり、レバー部63を回動させることにより、ラック71と駆動歯車72との機械的な繋がりを切り離し、ラック71の移動規制を解除してフリーな状態にすることができる。すなわち、揺動プレート80、ピン81、ねじりバネ83および解除プレート85は、解除機構64として機能する。
図11に示すように、ヘッドユニット5の他方の側面には、第3歯車74に噛合するピニオン86が支持フレーム65に回転支持されている。ピニオン86には、コイルバネ87が組み込まれている。
コイルバネ87は、第3歯車74が回転して可動刃61を固定刃51に向けてスライド移動させたときに圧縮され、第3歯車74を逆回転させるようにピニオン86を回転付勢している。ただし、通常時には、第3歯車74は駆動歯車72に係わっているので、コイルバネ87の力では逆回転することがない。
しかしながら、解除機構64(図10参照)により、ラック71の移動規制が解除されてフリーな状態となったときには、コイルバネ87の力により第3歯車74が逆回転する。その結果、可動刃61を自動的に元の位置に戻すことができる。すなわち、コイルバネ87は、ラック71の移動規制が解除されたときに、可動刃61を自動的に元の位置に復帰させる付勢部材として機能する。
また、ピニオン86の後方には、ヘッドユニット5とプラテンユニット4とを組み合わせたときに、プラテンユニット4側の従動歯車50bに噛合するプラテン用歯車列90と、プラテン用モータM2の駆動軸に連結されるとともにプラテン用歯車列90に噛合されるプラテン用駆動歯車91と、が設けられている。
プラテン用歯車列90は、プラテン用駆動歯車91に噛合する第4歯車92と、第4歯車92に噛合する第5歯車93と、第5歯車93および従動歯車50bに噛合する第6歯車94とで構成されている。これにより、ヘッドユニット5とプラテンユニット4とを組み合わせたときに、プラテン用モータM2の回転力をプラテンローラ50に伝達できるので、プラテンローラ50を回転させることができる。
図4に示すように、サーマルヘッド60は、記録紙Pの幅方向(すなわち左右方向L3)に延びるように形成されているとともに、プリンタカバー3が閉じたときにプラテンローラ50(図2参照)に対向する位置に配置されている。
図7に示すように、サーマルヘッド60は、左右方向L3に沿ってライン状に並んだ複数の発熱素子60aを有している。サーマルヘッド60は、コイルバネ60b(図4参照)によってプラテンローラ50側に付勢されている。これにより、サーマルヘッド60は、記録紙P(図1参照)に対して確実に押し付けられるので、良好な印刷ができる。
サーマルヘッド60の後方には、記録紙P(図1参照)を滑らかに引き込めるように湾曲形成されたガイド台100が形成されている。ガイド台100の前方には、プラテンローラ50の軸受50a(図5参照)が嵌合される嵌合孔101が形成されている。つまり、プリンタカバー3を閉めると、プラテンローラ50の軸受50aがこの嵌合孔101に嵌り込むとともに、プラテンユニット4とヘッドユニット5とが組み合わさる構成となっている。
嵌合孔101の後方には、ロック溝102が形成されている。ロック溝102には、プラテンユニット4(図5参照)とヘッドユニット5とを組み合わせたときに、プラテンユニット4のロックシャフト103が係合してロックされるようになっている。プラテンユニット4とヘッドユニット5とは、ロックを解除しない限り互いに分離不能とされている。
ロックの解除は、レバー部63および解除プレート85を利用して行うことができる。図10に示すように、解除プレート85は、レバー部63が駆動歯車72側に向かって回動することにより、ねじりバネ83の付勢力に抗してピン81を駆動歯車72側に押し、揺動プレート80を動かす役割を担っているが、レバー部63のさらなる回動にともなって、図示しない爪部によりロックシャフト103(図5参照)をロック溝102(図8参照)内から離脱させる役割も担っている。つまり、本実施形態のレバー部63および解除プレート85は、ロックシャフト103をロック溝102から離脱させて、ヘッドユニット5とプラテンローラ50との組み合わせを解除するユニット解除機構105として機能する。
(操作レバー)
次に、ケーシング2に設けられた操作レバー20について詳細に説明する。
図3に示すように、操作レバー20は、ロック位置P1とリリース位置P2との間を回動操作可能(往復移動可能)とされ、リリース位置P2に移動した際に、プリンタカバー3のロックを解除するレバーであって、レバー本体21と、操作部22と、突出部23と、を備えている。なお、図3においては、リリース位置P2にある操作レバー20を二点鎖線にて図示している。
レバー本体21は、ケーシング2の前壁2aよりも一段低い窪み面2eのさらに下方に配置されており、フレーム体に設けられて左右方向L3に延びる連結軸部24に対して回動自在に連結されている。これにより、操作レバー20は、連結軸部24周りに上下に回動自在とされる。
操作部22は、レバー本体21から前方に向けて突出するように形成され、窪み面2eよりも前方に突出している。操作部22の前端面は、ケーシング2の前壁2aと略面一となるように平端に形成されている。操作部22は、上方に突出する操作突片22aを有している。これにより、操作突片22aに対して、例えば指先を引っ掛けながら、操作レバー20を後方から前方に向けて回動操作することができる。
レバー本体21は、図示しないばね等の付勢部材により、操作部22を上方に移動させるような付勢力を受けている。このとき、操作部22は、ケーシング2における窪み面2eの開口縁に接触して前後方向に沿うように位置決めされる。これにより、操作レバー20は、通常時において操作部22が水平に配置されるとともに操作突片22aが上方に起立した状態で姿勢保持される。なお、この位置がロック位置P1とされる。
また、ロック位置P1から操作部22を下方(図3に示す矢印方向)に移動させるように操作レバー20を回動させた際、レバー本体21が一方の側壁部30の前端面に当接して、それ以上の回動が規制されて位置決めされる。これにより、操作レバー20は、操作部22の操作突片22aが前傾した状態で姿勢保持される。この位置がリリース位置P2とされる。このように、操作レバー20は、ロック位置P1とリリース位置P2との間で回動操作可能とされている。
突出部23は、レバー本体21からプリンタカバー3に向けて突出した断面U字状の部材であって、ヘッドユニット5におけるレバー部63に連結されている。具体的には、レバー部63の先端部は突出部23の内部に挿入されて嵌合されている。これにより、レバー部63は操作レバー20の回動操作に連動して操作される。操作レバー20をロック位置P1からリリース位置P2に回動操作することにより、レバー部63を回動させることができる。これにより、ロックシャフト103をロック溝102から離脱させて、ヘッドユニット5とプラテンユニット4との組み合わせを解除することができる。
(プリンタカバー)
図12は、図3における操作レバー20周辺の拡大図である。
プリンタカバー3は、回転軸部11(図3参照)を回動中心として、略90度の角度範囲で開閉可能に連結されている。
図12に示すように、プリンタカバー3の本体部3aには、プリンタカバー3と操作レバー20との隙間を閉塞する閉塞板37が設けられている。閉塞板37は、サーマルプリンタ1のケーシング2の内側に向かって、水平面に沿うように張り出し形成されており、先端部がロック位置P1にある操作レバー20の突出部23に対してわずかに離間している。これにより、サーマルプリンタ1の使用状態において、外部からサーマルプリンタ1の内部を視認し難くしている。
プリンタカバー3の本体部3aには、操作ボタン41および操作基板42を有する制御ユニット40が設けられている。
操作ボタン41は、例えば電源ボタンや紙送りボタンであり、プリンタカバー3の本体部3aから外面に押下可能に露出した状態で配置されている。図1における図示の例では、2個の操作ボタン41が、操作レバー20の下方において、上下方向L2に沿うように一列に並ぶように配置されている。
図3に示すように、操作基板42は、サーマルプリンタ1の操作ボタン41の押下に応じて電源のON/OFFや紙送り操作を制御する基板であって、プリンタカバー3の本体部3aよりも内側、かつ収容部10よりも左右方向L3の外側であって、操作ボタン41の裏側に位置するように配置されている。操作基板42は、図示しない複数の電子部品や、操作ボタン41の押下によってONとなるスイッチ43(例えばメンブレンスイッチ等)が実装されている。なお、図示されていないが、サーマルプリンタ1の作動を総合的に制御する基板は、ケーシング2内に配設されている。
制御ユニット40の外部であって、プリンタカバー3の本体部3aの内面側には、操作基板42を覆う保護カバー44が設けられている。保護カバー44は、例えばタッピングネジ等により、プリンタカバー3の内側から、プリンタカバー3の本体部3aに対して固定される。
図13は、プリンタカバー3の本体部3a(図3参照)を除去したときの保護カバー44周辺の斜視図であり、図14は、図13におけるB−B線に沿った断面図である。なお、図13では、操作基板42を二点鎖線で図示している。
図13に示すように、制御ユニット40の外部には、排出路45が設けられている。排出路45は、保護カバー44の側面が凹むことによって溝状に形成されている。図14に示すように、排出路45は、正面視でサーマルプリンタ1の幅方向の内側から外側に向かって下方に傾斜するように形成されている。
排出路45の上流側端部45aは、操作レバー20よりも下方に配置されている。ここで、図12に示すように、操作レバー20に設けられた突出部23の先端部23aは、操作レバー20がロック位置P1にあるとき(すなわちプリンタカバー3が閉状態のとき)、排出路45よりも上方において排出路45に対応した位置に配置される。これにより、操作レバー20を伝播した水等の液体は、重力により突出部23の先端部23aから、排出路45に滴下される。したがって、サーマルプリンタ1の外部から浸入した液体は、排出路45に確実に導入される。排出路45の下流側端部45bからは、排出路45を通流した液体が下方に向かって滴下される。
プリンタカバー3の本体部3aには、閉塞板37の下方に張出部38が形成されている。張出部38は、サーマルプリンタ1のケーシング2の内側に向かって張り出すように形成されている。張出部38は、先端部38aが操作基板42よりもケーシング2の内側に位置するとともに、排出路45に対応した位置に配置されている。これにより、張出部38は、上方から見て操作基板42を覆うように設けられるとともに、張出部38に伝播した水等の液体を排出路45に滴下できるので、操作基板42に上方から液体が付着するのを確実に防止でき、かつ張出部38を伝播した液体を排出路45に確実に導入できる。
また、図14に示すように、張出部38は、例えばケーシング2の左右方向L3における内側から外側に向かって、漸次下方に傾斜するように設けられている。これにより、張出部38の上面に液体が滞留するのを防止できるとともに、排出路45に液体を導入できる。なお、張出部38の傾斜方向は、排出路45に液体を導入することができれば特に限定されない。したがって、例えば、張出部38は、前方から後方に向かって、漸次下方に傾斜するように形成されていてもよい。
排出路45は、ケーシング2の下方においてサーマルプリンタ1の外部と連通している。これにより、排出路45に導入された液体は、重力により排出路45内を下方に移動して下流側端部45bから滴下され、ケーシング2の下方から排出される(図14における矢印参照)。
本実施形態によれば、操作基板42を有する制御ユニット40をプリンタカバー3に設けることにより、制御ユニット40の取り付けのために必要とされるスペースをケーシング2側に確保する必要がない。したって、ケーシング2の大型化を抑制できる。また、プリンタカバー3には、操作レバー20と制御ユニット40との間から浸入した液体を制御ユニット40よりも下方に導く排出路45が、制御ユニット40の外部に設けられているので、ケーシング2の収容部10に収容された記録紙ロールRおよびプリンタカバー3に設けられた制御ユニット40の内部に液体が付着するのを防止しつつ、液体を排出できる。とりわけ、排出路45の上流側端部45aは、操作レバー20よりも下方に配置されているので、操作レバー20を伝播した液体は、重力により滴下し、排出路45の上流側端部45aに導入されて排出路45を通流できる。したがって、大型化を抑制できるとともに、防滴性を確保できるサーマルプリンタ1を得ることができる。
また、プリンタカバー3が閉状態のとき、操作レバー20に形成された突出部23の先端部23aが排出路45に対応した位置に配置されているので、操作レバー20を伝播した液体は、重力により突出部23の先端部23aから、排出路45に滴下される。したがって、操作レバー20を伝播した液体を排出路45に確実に導入することができるので、防滴性を向上できる。
また、張出部38は、上方から見て操作基板42を覆うとともに、先端部38aが排出路45に対応した位置に配置されているので、操作基板42に上方から液体が付着するのを確実に防止できるとともに、張出部38を伝播した液体を排出路45に確実に導入することができる。したがって、防滴性をさらに向上できる。
また、排出路45は、制御ユニット40の外部に設けられて操作基板42を覆う保護カバー44と一体形成されているので、部品点数を増やすことなく、かつスペース効率よく排出路45を設けることができる。また、制御ユニット40の外部に設けられて操作基板42を覆う保護カバー44に排出路45を設けることにより、操作基板42に液体が付着するのを確実に防止できる。したがって、優れた防滴性を確保できるとともに、小型かつ低コストなサーマルプリンタ1を提供できる。
(実施形態の変形例)
図15は、サーマルプリンタ1の斜視図であり、図16は、第1貯留部46および第2貯留部47の拡大図である。なお、図15では、プリンタカバー3の図示を省略している。また、図16においては、ケーシング2以外の部品の図示を省略している。
続いて、実施形態の変形例に係るサーマルプリンタ1について説明する。
実施形態では、排出路45がケーシング2の下方においてサーマルプリンタ1の外部と連通しており、排出路45に導入された液体がケーシング2の下方から排出されていた(図14参照)。
これに対して、図15に示すように、実施形態の変形例では、ケーシング2の下方に第1貯留部46および第2貯留部47を備えており、サーマルプリンタ1の内部に浸入した液体が、排出路45を通流して第1貯留部46および第2貯留部47に貯留された後、ケーシング2の下方から排出される点で、実施形態とは異なっている。なお、以下では、実施形態と同様の構成部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図15に示すように、ケーシング2の下壁の先端部は、左右方向L3から見て下方に凹む凹曲面状に形成されるとともに、回転軸部11を下方から覆う軸部カバー部26となっている。
軸部カバー部26の内面には、排出路45の下流側端部45b(図13参照)よりも下方に、第1貯留部46が形成されている。
第1貯留部46は、収容部10に収容された記録紙ロールRの幅方向の外側において、上方に向かって立設された第1の壁部27と、第1の壁部27よりも外側において第1の壁部27に対して略平行に設けられた第2の壁部28との間の領域に形成されており、所定量の液体が貯留可能となっている。
また、排出路45の下流側端部45b(図14参照)は、第1の壁部27を挟んで記録紙ロールRとは反対側に配置される。このため、排出路45の下流側端部45bから滴下された液体は、第1の壁部27によって記録紙ロールR側に流入するのが妨げられる。
図16に示すように、第1貯留部46の後方には、第2貯留部47が設けられている。第2貯留部47は、第3の壁部29と、ケーシング2の側壁2cと、軸部カバー部26の後方縁部と、により囲まれた領域に形成されている。第1貯留部46と第2貯留部47とは、第1貯留部46の後方において互いに連通している。また、第2貯留部47の底部には、外部と連通する排出孔48が設けられている。したがって、第1貯留部46に所定量以上の液体が流入したときには、液体が第1貯留部46から第2貯留部47に流入して、第2貯留部47の排出孔からサーマルプリンタ1の外部に排出される。
実施形態の変形例によれば、第1の壁部27を挟んで記録紙ロールRとは反対側に、排出路45の下流側端部45bが配置されているので、排出路45の下流側端部45bから滴下された液体が記録紙ロールR側に流入するのを妨げることができる。これにより、記録紙ロールRに液体が付着するのを確実に防止できる。
また、記録紙ロールRの幅方向における外側に設けられた第1貯留部46に、排出路45から排出された液体を貯留できるので、記録紙ロールRに液体が付着するのを確実に防止できる。
また、第1貯留部46に加えて第2貯留部47を設けることにより、より多くの液体を貯留することができる。これにより、この貯留可能量を超えない液体であれば、サーマルプリンタ1の下方に排出せずに内部に留めておくことができ、時間経過に伴ってこの貯留液体を蒸発させることもできるので、サーマルプリンタ1の載置箇所を濡らさずに済む。
また、第2貯留部47の底面には、排出孔48が設けられているので、液体を効果的に排出できる。しかも、第2貯留部47は、第1貯留部46よりもケーシングの内側に設けられているので、第1貯留部46よりもケーシング2の内側に排出孔48を設けることができる。したがって、サーマルプリンタ1の良好な外観を維持しつつ、排出孔48を設けることができる。
なお、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、プリンタの一例としてサーマルプリンタ1を例に挙げて説明したが、サーマルプリンタ1に限定されることはない。例えば、インク滴を利用して記録紙に印刷するインクジェットプリンタ等、サーマルプリンタ1以外のプリンタにも本発明を適用できる。
実施形態では、排出路45が操作基板42の保護カバー44と一体形成されていたが、排出路45が操作基板42の保護カバー44とは別部品として形成されていてもよい。
また、実施形態の変形例では、第1の壁部27と第2の壁部28とにより第1貯留部46を形成していたが、第2の壁部28を設けなくてもよい。この場合においては、第1の壁部27により、排出路の下流側端部から滴下された液体が記録紙ロールR側に流入するのを妨げることができる。
また、実施形態の変形例では第1貯留部46に加えて第2貯留部47を設けていたが、第1貯留部46のみであってもよい。また、第1貯留部46の底部に、サーマルプリンタ1の外部と連通する排水孔を設けてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1・・・サーマルプリンタ(プリンタ) 2・・・ケーシング(筐体) 3・・・プリンタカバー 10・・・収容部 20・・・操作レバー 23・・・突出部 23a・・・先端部 27・・・第1の壁部(仕切壁) 38・・・張出部 38a・・・先端部 40・・・制御ユニット 42・・・操作基板 44・・・保護カバー 45・・・排出路 45a・・・上流側端部 45b・・・下流側端部 46・・・第1貯留部 47・・・第2貯留部 48・・・排出孔 P・・・記録紙 R・・・記録紙ロール(記録紙)

Claims (7)

  1. 記録紙が収容され、重力方向と交差する方向に開口する収容部を有する筐体と、
    前記筐体に対して開閉可能に連結され、前記収容部を閉塞するプリンタカバーと、
    前記プリンタカバーに設けられ、操作基板を有する制御ユニットと、
    前記制御ユニットよりも重力方向上方において前記筐体に設けられ、前記プリンタカバーの開操作および閉操作の少なくともいずれかの操作を行う際に操作される操作レバーと、
    を備え、
    前記プリンタカバーには、前記操作レバーと前記制御ユニットとの間から浸入した液体を前記制御ユニットよりも重力方向下方に導く排出路が、前記制御ユニットの外部に設けられ、
    前記排出路の上流側端部は、前記操作レバーよりも重力方向下方に配置されていることを特徴とするプリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記操作レバーには、突出部が形成され、
    前記突出部の先端部は、前記プリンタカバーが閉状態のとき、前記排出路よりも重力方向上方において前記排出路に対応した位置に配置されることを特徴とするプリンタ。
  3. 請求項1または2に記載のプリンタであって、
    前記操作レバーと前記排出路との間には、前記筐体の内側に向かって張り出す張出部が設けられ、
    前記張出部は、前記重力方向上方から見て前記操作基板を覆うとともに、先端部が前記排出路に対応した位置に配置されていることを特徴とするプリンタ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記筐体は、前記収容部に収容された前記記録紙の幅方向の外側において、重力方向上方に向かって立設された仕切壁を有し、
    前記仕切壁を挟んで前記記録紙とは反対側に、前記排出路の下流側端部が配置されていることを特徴とするプリンタ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記記録紙の幅方向における外側には、第1貯留部が設けられていることを特徴とするプリンタ。
  6. 請求項5に記載のプリンタであって、
    前記第1貯留部よりも前記筐体の内側には、前記第1貯留部と連通する第2貯留部が設けられ、
    前記第2貯留部の底面には、排出孔が設けられていることを特徴とするプリンタ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記排出路は、前記制御ユニットの外部に設けられて前記操作基板を覆う保護カバーと一体形成されていることを特徴とするプリンタ。
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