JP4501582B2 - 整列通路、貯留タンクおよび玉ホッパー - Google Patents

整列通路、貯留タンクおよび玉ホッパー Download PDF

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Description

この発明は、例えばパチンコ遊技機の入賞玉の払い出しや貸玉装置の貸玉の払い出しに備えて貯留する貯留タンクから玉を玉払出装置に整列して流下させるような整列通路に関し、さらに詳しくは山積みされた多数個の玉を整列させて円滑に流下させる整列通路、貯留タンクおよび玉ホッパーに関する。
一般に、パチンコ遊技機はパチンコ玉(以下、玉と称す)を遊技媒体として、パチンコ台の背面側からパチンコ台の前面側に玉を供給している。この玉の供給に際しては、パチンコ遊技機の背面上部に多数個の玉を貯留する貯留タンク(景品玉タンク)を設置し、この貯留タンクへは上方の図示しない補給機構から玉を補給させて貯留し、これより貯留した玉を下方に払出すようにしている。この玉の払い出し時に、貯留タンクから玉を整列する玉整列装置を介して、下方の玉払出装置(入賞玉処理装置)に導き、ここで払い出し指令された玉数を払い出して、パチンコ遊技機の前面下部に位置する上皿または下皿に払い出している。
このように、上流側の貯留タンクから供給された玉が玉整列装置を介して下流側の玉払出装置へと導かれるが、この間の通路(樋)は玉が詰らずにスムーズに下流へ転動していくように比較的緩やかな傾斜をしている。
上流側に設置される貯留タンクは、上面を開放した箱形状を有するタンク内に多数の玉を山積みして貯留している。そして、山積み状態の玉は、これより整列通路に導かれて整列され、下流側へと転動して玉流下口(玉導出口)へと導かれる。この玉流下口は例えば玉2個分の開口部を有し、この開口部から玉を2個ずつ並列させて玉を流下させている。
前記整列通路は通常、凹溝状を有する玉2個分の通路幅の中央部に仕切り板を設けて、玉の列を1列単位で左右2列の並列通路に仕切っている。ここに用いられる仕切り板は、玉の流れを損なわないように傾斜通路の上流側から下流側に向けて通路底面から次第に滑らかに立ち上げて仕切っている。さらに、仕切り板の頂部に対しても引っ掛らないように滑らかな形状に形成している。
例えば、特許文献1〜3に開示されるように、仕切り板の上面のエッジ(角部)を面取りしたり、円弧形の曲面形状にしたり、山形状にしたりして、玉が仕切り板の上面に乗らず、左右どちらかの並列する一方の通路に転動するように工夫している。
しかし、図25〜図29に示すように、整列通路251の中央部に起立突設する仕切り板252の上面に乗った中間玉P1が左右に並列する左玉P2と右玉P3との中間に介在することがあり、このとき中間玉P1の接触面は玉中央面と仕切り板252の上面とが点接触する中央接点253と、中間玉P1と並列する一方の通路を流下する左玉P2とが接触する一方の接点254と、中間玉P1と並列する他方の通路を流下する右玉P3とが接触する他方の接点255との合計3点で点接触し、中間玉P1と左右の両玉P2,P3とは図示する矢印方向に示すように下流側からと上流側からとの相反する力が加わって相殺し、仕切り板252の下流側から貯留タンク側に逆戻りして転動する中間玉P1と、上流側の貯留タンクから流下する左右に並列する玉P2,P3との間で丁度、各玉P1〜P3の動きが規制されて、これらの玉P1〜P3は前後左右の動きがとれなくなる。よって、整列通路251の上流側で玉Pがロックして崩れなくなり、いわゆるブリッジ現象による玉詰りが発生する。
この場合、仕切り板の上面を山形状や曲面形状に形成しても、玉が面に点接触するのと同じで、結局は点接触することになるので3点で点接触した場合は3点支持により玉詰りを発生させてしまう。この玉詰りが発生すると、その度に係員による玉詰り解除作業を要して、遊技の中断や遊技機の稼動率が低下する問題を有していた。
特開2000−153041号 特開2002−18054号 実用新案登録第2563138号
そこでこの発明は、凹溝状の傾斜通路内を並列して仕切る仕切り板が玉の流れを損なわないように仕切り板の頂部形状に工夫を施すことにより玉詰りを自然に解消して円滑な流れを確保することができる整列通路、貯留タンクおよび玉ホッパーを提供することを目的とする。
この発明は、上流側の多数個の玉を自重により転動させて下流側に流下させる凹溝状の傾斜通路と、前記傾斜通路の上流側から下流側に向けて底面より漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を有する該傾斜通路の凹溝内を並列する複数の通路に仕切る仕切り板とを設け、前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けた整列通路であることを特徴とする。
ここで、玉振分け傾斜面とは仕切り板の頂部から玉が移動し易いように形成した傾斜面であり、仕切り板の頂部に乗った玉が他の玉との接触作用を受けてもロックしない傾斜面に設けるものである。例えば、仕切り板の頂部に、その板幅方向にかけて片傾斜させれば、この仕切り板の頂部を玉振分け用の傾斜面として設けることができる。
具体的には、この玉振分け傾斜面は一方の通路側にのみ傾斜させているため、この仕切り板の頂部に玉が乗っても玉の中心と仕切り板の頂部との接触点は点接触するポイントが玉の中心からずれ、そのずれる方向に玉の重心がずれて玉が変位するためである。
この発明によると、上流側から整列通路に導かれた玉は仕切り板によって通路別に仕切られて並列する通路を流下する。このとき、下流側の高い位置の仕切り板の上面に位置する玉と上流側の低い位置にある両通路の左右の玉との接触により、仕切り板の上面の玉は左右の両玉の力を受けて玉の動きを規制する力が働いても、この中央部に位置する玉は仕切り板の頂部に設けた玉振分け傾斜面によって、一方の傾斜方向に転動させるため玉詰り現象を自然に回避する。この結果、整列通路を流下させる玉の流下過程では仕切り板の存在にかかわらず玉流れがよくなり、玉詰りのおそれのない安定した整列動作を促進できる。
また、玉振分け傾斜面は通路幅方向の中心位置よりずらして設けてあるため、仕切り板の頂部では玉の重心高さ位置がずれて、そのずれる向きに玉が変位する。このため、玉が留まらない左右非対称の傾斜面になる。この玉振分け傾斜面は、例えば仕切り板の頂部の板幅全体を斜めに傾斜させて設けてもよく、部分的に傾斜させても構成することができる。
この発明の別の構成では、上流側には多数個の玉を貯留するタンク部を有し、下流側には前記タンク部に貯留されている多数個の玉を自重により転動させて流下させる凹溝状の整列通路を設けた貯留タンクであって、前記整列通路の上流側から下流側に向けて底面より漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を有する該整列通路の凹溝内を並列する複数の通路に仕切る仕切り板を設け、前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けて貯留タンクを構成することができる。
この発明によると、上流側のタンク部から多数個の玉は積層状態で下流側の整列通路に導かれる。この整列通路の凹溝内に入った玉は仕切り板で仕切られて流下する。このとき、仕切り板の上面に玉が乗った状態で左右の通路の玉に接触してロックされやすい状態にあっても、この仕切り板の頂部の稜線方向に形成された玉振分け傾斜面によって、玉自身に3点支持を崩す方向の作用が働いて一方の通路側に転動し、玉詰りは自然に解消される。この場合、整列通路は2列の並列通路に限らず、3列以上の通路にも適用することができる。
この発明の別の構成では、上流側には多数個の玉を貯留するタンク部を有し、下流側には前記タンク部に貯留されている多数個の玉を自重により転動させて流下させる凹溝状の整列通路を設けた貯留タンクであって、前記整列通路の上流側から下流側に向けて底面より漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を有する該整列通路の凹溝内を並列する2列の通路に仕切る仕切り板を設け、前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けて貯留タンクを構成することができる。
この発明によると、2列の整列通路を構成する場合は、その通路幅方向の中央に左右を仕切る仕切り板を通路底面より起立突出させればよい。また、並列する通路数は下流側での玉の供給速度を考慮して増やすことができ、玉の供給量を満足させるためには整列通路は2個ずつ流下させる2列の並列通路が最も適している。
この発明の別の構成では、多数個の玉を積層状態に貯留する貯留空間を有し、その傾斜下流側に向けて次第に幅狭にした絞込み通路を有するタンク部と、該タンク部の下流側に絞込み通路を介して接続される凹溝状の整列通路とを備えた貯留タンクと、前記整列通路の傾斜下流側に、該傾斜下流側に転動してきた玉を1個ずつスプロケットで回転送りする玉払出装置とを同一傾斜通路上に備えた玉ホッパーであって、前記整列通路の上流側から下流側に向けて底面より仕切り用に漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を有する該整列通路の凹溝内を並列する2列の通路に仕切る仕切り板を設け、前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けたことを特徴とする。
この発明によると、タンク部内で不規則に山積みされた玉が自重により下流側へと至るときの玉圧は、下流側に位置する絞込み通路の例えば逆ハの字形の内側面が玉を受止める如く対向するため、この絞込み通路によって玉圧を減圧しながら流下させることができる。
さらに、貯留タンクと整列通路と玉払出装置とを、同一傾斜通路上に配設して玉ホッパーを一体化して設けることができるため、通路長さおよび高さ方向を短縮して小型化を図ることができる。また、玉が同一傾斜方向に直進して玉の向きが変らないため、玉流下時の落差や方向変換がなくなり、玉の流下に適した滑らかな直進移動を行わせることができる。このような玉ホッパーの整列通路に玉振分け傾斜面を備えた仕切り板を介在させれば、玉流れのよい信頼性の高い玉ホッパーを構築することができる。
この発明の別の構成では、多数個の玉を積層状態に貯留する貯留空間を有し、その傾斜下流側に向けて次第に幅狭にした絞込み通路を有するタンク部と、該タンク部の下流側に絞込み通路を介して接続される凹溝状の整列通路とを備えた貯留タンクと、前記整列通路の上方に配設し、前記貯留タンクから積層状態で流下する上層玉の流れを制限する重なり制限部材と、前記整列通路の傾斜下流側に、該傾斜下流側に転動してきた玉を1個ずつスプロケットで回転送りする玉払出装置とを同一傾斜通路上に備えた玉ホッパーであって、前記整列通路の上流側から下流側に向けて底面より仕切り用に漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を有する該整列通路の凹溝内を並列する2列の通路に仕切る仕切り板を設け、前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線に隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けたことを特徴とする。
この発明によると、仕切り板の下流側は後段の重なり制限部材にまで至るため、左右に仕切られた玉は並列して下流側へと至り、下流側に至った積層状態の上層玉は下流側の重なり制限部材に制限されて、下流側への玉の供給に適した一定の積層高さに制限されて下流側へと流下される。
この発明によれば、整列通路の仕切り板には玉振分け傾斜面を設けてあるため、この仕切り板の位置で玉詰りが発生しようとしても、玉を傾斜方向に転動させて玉の留まりを未然に崩すことができる。このため、玉の流下過程で玉詰りを自然に解消でき、仕切り板による玉詰りを完全に解消しながら整列ができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図1はパチンコ遊技機のパチンコ台11Aの背面側上部に装備される玉ホッパー11を示す。この玉ホッパー11は、図2にも示すように、上流側の貯留タンク12と下流側の玉払出装置13とを一体化して構成され、これらは横長に設置した大きな貯留タンク12の台端側に小さな玉払出装置13を連結した単体構成をとっている。
上述の貯留タンク12は、図3に示すように、上面を開放した先細の凹形状を有し、この上面開放部に対して上方の図示しない補給機構から玉が補給され、ここで多数個の玉を貯留する。この貯留タンク12に貯留された玉は自重により転動して上流側から下流側の玉払出装置13へと導くように構成している。
この場合、玉を上流側から下流側に円滑に通過させるために玉払出装置13の前段には整列通路14を形成している。この整列通路14は、図4に示すように、貯留タンク12と一体に構成され、この貯留タンク12の先端部に細長い整列通路14を突出させて備えている。
ところで、上流側の貯留タンク12内のタンク底面から下流側の玉払出装置13の玉を払出す底面にかけては、同一傾斜方向に緩やかに傾斜させて直進する長い同一傾斜通路Lを設けている。
この同一傾斜通路Lは、貯留タンク12と整列通路14と玉払出装置13との順に玉Pを転動させて通過させる各通路の底面を、同一傾斜方向の緩やかな傾斜角度に設定して接続した通路である。このため、玉が自重により上流側から下流側へと緩やかに転動する。ことに、同一傾斜方向に直進する通路であるため、玉流下時の落差や方向変換がなくなり、玉の流下に適した滑らかな直進移動をさせることができる。
この場合、同一傾斜通路Lの傾斜角度を小さくして、傾きを緩くすれば玉の転動速度は遅くなり、下流側への玉の供給が滞りやすくなる。これに対し、同一傾斜通路Lの傾斜角度を大きくして傾きを急にすれば玉の転動速度は速くなり、下流側に連なって流下する玉への重力による負荷が増大する。この結果、例えば5〜8度程度の緩やかな傾斜角度にして転動させるのが適している。このため、ここを転動する玉は速度差が少なくなり、安定して流下する。
よって、同一傾斜通路Lは、斜め下向きに長く直進する通路であるため縦(高さ)方向よりも横方向に長く延びることになる。このため、取付けに際しては高さ方向の占有場所が少なくて済み、高さ方向の長さを短縮した通路になり、パチンコ台11Aの背面側中央部のスペースを広くとれるコンパクトな取付けが可能になる。
上述の貯留タンク12と整列通路14と玉払出装置13との順に連設される3要素については、これらを通路方向に直列して、横長に一体に保持板15で保持してなる一体物の水平払出しユニット16として設けている。また、水平払出しユニット16は単品として扱うことができるためパチンコ台11Aへの組付け作業が容易になる。
この水平払出しユニット16の保持板15は、パチンコ台11Aの幅長さよりも短い横長の平板状を有し、この保持板15の一片面に整列通路14を備えた貯留タンク12と玉払出装置13とを横長に一体に取付けた状態で、他片面をパチンコ台背面側に取付けて、該保持板15の両面をそれぞれ取付け面に有効に利用している。また、この場合は1枚の保持板15を介して取付けるため部品点数が少なくなり、取付けが簡単化する。さらに、パチンコ台11Aの背面側から見て、保持板15の背面側には貯留タンク12と玉払出装置13とが露出しているため、これらに対しては係員による保守点検が容易になる。
さらに、この水平払出しユニット16は横方向に向けて長い緩やかな同一傾斜通路Lを有しているため、全長が横方向に長く、直方体状の一体物となり、該通路Lの高さ方向を短くできる。このため、縦型のパチンコ台背面側の上部位置に横長にして小さく組込むことができる。このため、パチンコ台背面側に取付けられた水平払出しユニット16の下方には他部品の取付けスペースが大きく取れる。また、3要素を直列させることにより、下流側の玉払出装置13に玉を導くときにS字形通路のように通路を湾曲させたり、折り返させたりせずに済み、直線的に設けることができる。このため、全通路長さを短縮して小型化している。
さらに、水平払出しユニット16からの玉の払出し口17を、該ユニット16の玉払出装置13の通路終端側に位置する一端部の下面に設けて、該払出し口17より玉を下方に払出すように構成している。このため、該ユニットの側方のスペースを十分に活用できる。この払出し口17に、玉降下通路18(図1参照)を接続して、これより払出された玉を下方の図示しないパチンコ台前面の受皿へと払出す。
上述の同一傾斜通路Lの上流側に位置する貯留タンク12の底面には、タンクスイッチSW1と、玉有無検知スイッチSW2を配設して、該タンク12内での玉の収容状態を検知している。
この貯留タンク12の下流側の先端部には、該タンク12に貯留された積層状態の玉を少しずつ整列させて流下させるように先端部の左右の両壁を先細に絞り、この絞った絞込み通路12aの下流側終端部の細長い通路を前方に長く延設し、この延設部分を整列通路14に設けている。
この整列通路14は、左右の壁面とその間の後述する仕切り板33とで2列の凹溝を有する左通路14aと右通路14bとを構成している。
この場合、整列通路14の底部には異物排除用に格子状に開口した排除口14cを開口している。この排除口14cを設けることにより、貯留タンク内に異物が混入しても、その下流側の整列通路14に移動した時点で、異物は排除口14cより落下して排除される。このため、常に玉Pのみを通過させるようにして異物の混入による玉詰りを回避することができる。
上述の2列の通路14a,14bを持つ整列通路14と、その上方に対設される後述する重なり制限ローラ19とで、ここに不規則に導かれた玉を2列に整列させる。
上述の重なり制限ローラ19は、整列通路14の上方に玉の重なりを崩して整列する整列部20として対設したものである。この整列部20は、通路方向に直交する上部の片持ち支持軸21を傾動支点に通路方向に回動許容し、該軸21の下部に回転自由な重なり制限ローラ19を吊支している。この重なり制限ローラ19を備えることにより、玉を貯留タンク12から下流側の整列通路14を介して玉払出装置13へと受渡す場合の玉の重なりを崩して過負荷を抑制することができ、玉の受渡しに適した流下ガイド作用が得られる。上述した重なり制限ローラ19は回転自由に軸支して設けるだけでもよく、崩し力を高めるために回転力を伝達して回転駆動するように構成することもできる。
そして、整列された玉はその下流側に位置する玉払出装置13へと2列に導かれる。この場合、整列通路14の先端部14dは玉払出装置13の位置まで延びており、図5に示すように、上流側の貯留タンク12と下流側の玉払出装置13とは整列通路14を介して直線的に同一傾斜通路Lにて接続されている。また、玉払出装置13は水平払出しユニット16から着脱許容して設け、この玉払出装置13の内部の保守点検を容易にしている。
上述の貯留タンク12は、貯留した多数個の玉Pを、自重により転動させて下流側の絞込み通路12aへと導くようにしており、この絞込み通路12aは幅方向の中央側に向けて側面の幅方向を次第に幅狭に絞った逆ハの字形に設けている。
また、この貯留タンク12の下流側上部には、図6にも示すように、天板22を備えている。この天板22は、整列通路14と玉払出装置13の上面を覆う長さを有する平板で構成できる。この天板22の上流側の端部には、貯留タンク12の下流側に対応し、該貯留タンク内の上方から真下に臨んで、重なり移動する玉Pの上層部を受止める受止め片
(図2参照) 23を垂設している。
この受止め片23を設けることによって、山積み状態にある玉Pの上層部の流れを阻止する。このため、下部層の玉Pだけを流下させることができ、これ以降は玉数の流下割合を十分に減らして下流側に供給することができる。これにより、下流側への玉圧を軽減した流れになり、貯留タンク12から整列通路14側への玉Pの供給に適した円滑な流れを確保できる。
また、天板22を設けたことにより、貯留タンク12に供給された玉Pが仮に勢いよく飛び跳ねて整列通路14や玉払出装置13に至っても天板22で遮って、飛び込まなくなるので、玉詰りや誤動作を誘起するおそれがなくなる。
上述の仕切り板33は、図7および図8に示すように、絞込み通路12aの終端側に相当する整列通路14の上流側から下流側に向けて底面より漸次滑らかに立ち上げ、この立ち上げた仕切り板33の頂部は稜線方向に滑らかな円弧形を有し、最も立ち上げた終端側を後段の重なり制限ローラ19の位置まで延設して、仕切り板33の仕切り作用に引続き重なり制限ローラ19の位置で整列ガイドするようにしている。そして、この仕切り板33が凹溝内を左右に仕切ることによって2列に並列する左通路14aと右通路14bとが形成される。
さらに、この仕切り板33の頂部には、その稜線方向に渡って隣接する一方の通路側、例えば図9では左通路14a側にのみ傾斜させた玉振分け傾斜面34を有している。
この玉振分け傾斜面34は仕切り板33の頂部から玉Pが移動し易いように形成した傾斜面であり、図10に示すように、仕切り板33の頂部を板幅方向にかけて急角度に片面を傾斜させて設けている。
さらに、この玉振分け傾斜面34は通路幅方向の中心位置よりずらして設けている。このため、仕切り板33の頂部では仕切り板33の頂部に玉Pが乗っても玉Pの中心と仕切り板33の頂部との接触点35は点接触するポイントが玉の中心からずれ、そのずれる方向に玉の重心高さ位置がずれて玉が変位する。このため、仕切り板33の頂部では玉が留まらない左右非対称の傾斜面になる。これにより、図11に示すように、仕切り板33の頂部に乗った中間玉P1が仮に他の玉P2と接触して位置規制されようとしても重心高さが真横の下向きに変位する玉振分け作用を受けて滞留は回避される。
次に、この玉振分け傾斜面34の玉振分け動作を図12および図13を参照して説明する。
上流側から整列通路14に導かれた玉は、仕切り板33によって左右に仕切られて左右に並列する両通路14a,14bを通って流下する。このとき、図12に示すように、仕切り板33の上面に位置する中間玉P1と両通路14a,14bの左右の玉P2,P3との接触により、仕切り板33の上面に位置する中間玉P1は左右の両玉P2,P3の流下方向の力を受けて反流下方向の中間玉P1の動きを規制する力が働いても、この中央部に位置する中間玉P1は仕切り板33の頂部に設けた玉振分け傾斜面34によって、一方の傾斜方向に転動する力が働くため、仕切り板33上での玉詰り現象は自然に回避される。この結果、整列通路14を流下する玉の流下過程では仕切り板33の存在にかかわらず玉流れがよくなり、玉詰りのない安定した整列動作を促進することができる。
さらに、この仕切り用に立ち上らせた仕切り板33の下流側を、積層状態で流下する上層玉の流れを制限する後段の重なり制限ローラ19まで延設している。このため、左右に仕切られた玉は並列して下流側へと至り、下流側に至った積層状態の上層玉は重なり制限ローラ19に高さ制限されて下流側の玉払出装置13への供給に適した一定の積層高さになって下流側に流下する。
ことに、玉振分け傾斜面34の具体的な玉振分け機能としては、図13に示すように、仕切り板33の上面に玉が乗った中間玉P1は通路の中央部に立ち上がった仕切り板33の上面で、流下方向と相反する方向の力が中間玉P1にかかり、この中間玉P1の反流下方向の転動力と、両通路14a,14bを流下する両玉P2,P3の転動力とが相対向して接触したとき、図13に想像線で示すように、中間玉P1の下面が仕切り板33の上面と接触する傾斜接触点36と、左右の両玉P2,P3との玉接触点37,38との合計3点の支持により仕切り板33の上面の位置で該中間玉P1が留まろうとしても、玉自身の3点支持を崩す方向の重心変位作用が働いて、一方の通路14a側に転動するため玉詰りは未然に解消される。
次に、玉を払出し動作する玉払出装置13について説明する。
この玉払出装置13は貯留タンク12の下流側の整列通路14に続く同一傾斜通路Lに沿って送り部24と検出部25とをこの順に有している。
上述の送り部24は、同一傾斜通路Lの終端部上面にスプロケット26を対設し、このスプロケット26と同一傾斜通路Lとの間に導いた玉を払出し回転方向に1個ずつ連続的に送り出すものである。
また、上述のスプロケット26と、その下方の同一傾斜通路Lとの上下間に導かれた玉はスプロケット26の回転に伴って1個ずつ送り動作される。このため、連続的に供給される複数個の玉は途切れることなく連続的に払出される。
このスプロケット26は、外周面に玉送りに適した半円状の凹部と凸部(爪部)とを周方向に交互に有している。そして、図示しない払出しモータの駆動力により、スプロケット26を払出しに適した一定速度に回転させる。これにより、ここに導かれた玉Pを該スプロケット26の回転に伴って1個ずつ爪部で仕切り、凹部で保持しながら個別送りする。
上述の検出部25は、払出された玉を計数する2列の通路に対応する2つの計数センサSとして、例えば近接センサを同一傾斜通路Lの終端位置近くに配設して構成する。そして、玉が同一傾斜通路Lを通って払出されたとき、通過した払出し直後の玉を計数センサSが計数する。
さらに、玉払出装置13の前段にあっては、同一傾斜通路Lの底面とその上方の対向面間で玉の重なりを制限する平板状の重なり防止カバー27を同一傾斜通路Lの上方に対設している。この重なり防止カバー27は逆への字形の平板を、同一傾斜通路Lに沿って、その上方に玉1個を通過許容する高さ間隔に沿設したものである。この重なり防止カバー27によって玉の重なりを防止して、スプロケット26の直前での整列を完全にしている。
また、玉払出装置13の直前の位置には、玉の流れを規制する玉通過規制レバー28を配設している。この玉通過規制レバー28は、図14に示すように、後述する駆動ユニットU2の側壁に突出する支軸29に該玉通過規制レバー28の上端部を軸支して設けている。この支軸29を回動支点に該レバー28の下端部を上下位置に回動許容して設け、上動退避位置に移動させている場合は同一傾斜通路Lでの規制がないため玉Pの通過を許容し、下動させた場合には同一傾斜通路Lに直交して該同一傾斜通路Lを閉鎖し、玉Pの通過を規制して、玉払出装置13への玉Pの供給を停止する。
この玉通過規制レバー28の下端部は玉Pの球面に面接触して安定した受止め作用ができる円弧形状にしている。また、後述する玉抜き操作時に玉Pを真下に排出させやすくするガイド通路の役目も果たしている。
一方、玉通過規制レバー28の上端部には扇形状を有し、この扇形部分に該レバー28を上向きに傾動させたときに弾性変位して位置決めするための下部弾性係止片30を設け、この下部弾性係止片30が駆動ユニットU2の側壁に突出する係合ピン31に係止対応したとき、該玉通過規制レバー28を上動退避位置にて弾性保持する。これにより、玉の通過が許容されて玉払出装置13へと玉が連続的に供給される。
同じく、レバー上端部の扇形部分に該レバー28を下向きに傾動させたときに弾性変位して位置決めするための上部弾性係止片32を設け、この上部弾性係止片32が前記係合ピン31に係止対応したとき、該玉通過規制レバー28を下動規制位置にて弾性保持する。この場合は、該レバー28の下端部が同一傾斜通路Lを閉鎖することによって玉Pの通過を規制する。このように、玉通過規制レバー28を上動退避位置か下動規制位置かのいずれかに傾動させて、玉の流れを開放または停止させることができる。
ところで、この玉ホッパー11には、図15に示すように、貯留タンク12および同一傾斜通路Lに存在している全ての玉を玉抜き回収して玉ホッパー11を空にするための玉抜き機構71を備えている。この玉抜き機構71は、玉払出装置13を同一傾斜通路Lの傾斜方向にスライドさせるスライド機構72と、このスライド機構72を操作者がスライド操作させるスライド操作部73とから構成される。
この玉抜き機構71により玉払出装置13を下流方向にスライドさせたとき、該玉払出装置13の通路底面とその上流側の同一傾斜通路Lの底面との間に玉抜き開口部74を形成して、同一傾斜通路Lから玉抜き通路75に玉を真下に落下させる。そして、この玉抜き開口部74の下方に接続される玉抜き通路75を介して玉抜きするように設けている(図14参照)。
前記スライド機構72は、図16に示すように、払出しユニットU1と駆動ユニットU2との両ユニットU1,U2を左右に連結して一体化した玉払出装置13を玉ホッパー11の長手(傾斜通路)方向にスライド許容して設けたものである。
このスライドに際しては、図17および図18に示すように、保持板15の内壁面に突設するガイド突起76に、駆動ユニットU2に延設したガイドレール77を係合させて玉払出装置13を玉ホッパー11の長手方向にスライドガイド可能に支持している。
このガイドレール77は、図19に示すように、スライド方向に沿って開口した直列する両側の長孔78に一対のガイド突起76をそれぞれ係合させることにより安定してスライドガイドされる。そして、長孔78の開口長さがほぼスライド長さに相当し、この長孔78の一端面78aにガイド突起76が当接してスライド規制される。
この玉払出装置13はガイドレール77の側面に突設した係止突起79と、図20に示す保持板15の内壁面に突設した係止突起80との間に張設されたコイルバネ81の引張り作用によって玉抜き開口部74を開口する方向に付勢している。通常、このコイルバネ81は玉抜き開口部74を閉じた状態から開口する方向に付勢作用を働かせた状態に支持されている。
このときのスライド位置の位置規制および位置規制解除は、図21に示すように、スライド操作部としての押しボタン部82を持つ連結レバー83と、玉払出し位置でのスライド規制を解除するスライド解除機構84とを組合せて実行される。
前記連結レバー83は、図15、図21および図23にも示すように、通路方向に沿って長く延び、そのレバーの中間部に通路方向と直交する中間軸85を天板22の下面に軸支し、この中間軸85を傾動支点に該連結レバー83を上下方向にシーソー状に傾動許容して取付けている。
この連結レバー83の基端部の上面に、指先で押すことができる押しボタン部82を有し、この押しボタン部82が天板22の上面に開口した押しボタン窓86に押下可能に突出して取付けられる。
これとは反対側のレバー先端部には分岐して並列する一方に細長いレバー爪87を突設し、このレバー爪87が駆動ユニットU2に設けられた固定爪88に係脱自在に設けられ、通常の玉払出し状態ではレバー爪87が固定爪88に引っ掛かってスライド規制されている。レバー先端部に分岐して並列する他方には過剰傾動規制片89を突設し、この過剰傾動規制片89が天板22の下面に当接して、押しボタン部82の押下操作に連動して該連結レバー83が傾動したときの過剰傾動を防いでいる。
次に、玉抜きを行う際の手順について説明する。
先ず、操作者は玉通過規制レバー28を指先で押し下げて、該玉通過規制レバー28の下端部を下動規制位置に下動させる。これにより、該玉通過規制レバー28の下端部が同一傾斜通路Lに直交し、同一傾斜通路Lを流れる玉の通過を規制して上流側からの玉Pの流れを一時停止させる。
この通路閉鎖状態にした後、図22および図24に示すように、連結レバー83の上面に露出する操作ボタン部82を指先で押下操作すると、スライド解除機構84としてのレバー爪87が固定爪88より外れる。このスライド解除動作に基づいて玉払出装置13は下流方向にスライドして玉払出し位置から玉抜き位置へと至り、通路底面に玉抜き開口部74が開口される。この玉抜き開口部74が開口されると直ちに玉抜き動作が開始される。
この場合、玉Pの通過規制状態から玉抜きするため、同一傾斜通路L上に連なっている玉同士が傾斜方向に加わる加圧力によって傾斜方向に空中ブリッジを生じるなど傾斜方向と異なる真下へは落下し難い状態にある。ところが、玉払出装置13をスライドさせたときは、瞬間的に傾斜方向の位置規制が解かれて、その傾斜方向の玉同士の加圧力を開放させることができる。このため、落下抵抗を解消して玉Pを自重により自然に落下させることができる。
さらに、玉抜き開口部74の開口時には玉通過規制レバー28を玉抜き開口部74へと臨ませて、流下する玉を傾斜方向から真下に方向変換させて円滑に落下させることができる。
この玉抜き後は、同一傾斜通路Lの傾斜面上を上流側から下流側へと玉が転がるため、その後は自然と玉抜きがなされる。
このほか、玉抜き開口部74より後段に位置する玉払出装置13のスプロケット26に玉Pが仮に1〜2個残存するようなことがあっても、払出しユニットU1の外部に突出する操作摘まみ90を操作者が回動操作すれば、スプロケット26より玉抜き開口部74に導かれて完全に排出できる。
そして、玉ホッパー11での全ての玉の回収を終えると、操作者は玉払出装置13を掴んでスライド前の位置に押し戻すように逆向きにスライドさせれば、玉払出装置13は再び玉払出し位置に戻り、このときレバー爪87が固定爪88を係止して位置規制されると同時に玉抜き開口部74が閉じられる。その後、玉通過規制レバー28を上動退避位置に引き上げれば、再び同一傾斜通路Lは開放されて玉が流れ、その下流側の玉払出装置13に玉が供給されて次の玉の払出しに備えられる。
上述のように、貯留タンクと整列通路と玉払出装置とを、同一傾斜通路上に配設して玉ホッパーを一体化してコンパクトに設けることができる。また、玉の流下に適した滑らかな直進移動を行わせることができるほか、この玉ホッパーの整列通路には玉を両側の通路に円滑に振分ける機能を備えた仕切り板を有しているため、後段の玉払出装置13への玉の供給に適した安定した整列供給ができ、玉流れのよい信頼性の高い玉ホッパーを構築することができる。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明の傾斜通路は、実施例の同一傾斜通路Lに対応し、
以下同様に、
重なり制限部材は、重なり制限ローラ19に対応するも、この発明は上述の実施例の構成に限定されるものではなく、請求項に記載される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の実施例では玉を2列にして流下させる例を示したが、3列以上であってもよい。また、仕切り板33の頂部は中心から左右どちらかにずらした位置で左右異なる形状であれば、どのような形状であってもよい。
玉ホッパーを備えたパチンコ台の要部背面図。 玉ホッパーを示す縦断面図。 玉ホッパーを示す斜視図。 貯留タンク内の玉の流れを示す斜視図。 玉ホッパーの一部分解斜視図。 玉ホッパーの玉払出し状態を示す縦断面図。 玉ホッパーを上流側から見た斜視図。 貯留タンクを示す平面図。 整列通路での玉仕切り状態を示す要部縦断正面図。 仕切り板と玉との接触状態を示す要部拡大縦断面図。 整列通路での玉仕切り状態を示す要部縦断側面図。 整列通路での玉仕切り状態を上流側から見た要部斜視図。 整列通路での玉仕切り状態を斜め上流側から見た斜視図。 玉ホッパーの玉抜き状態を示す要部縦断面図。 玉ホッパーに組込まれた玉抜き機構を示す一部分解斜視図。 玉ホッパーに組込まれた玉抜き機構を示す要部分解斜視図。 保持板とスライド機構との関係を示す斜視図。 玉払出装置とスライド機構との関係を示す斜視図。 コイルバネとガイドレールとの係止状態を示す拡大斜視図。 コイルバネと保持板との係止状態を示す要部拡大斜視図。 スライド解除機構の規制状態を示す要部縦断面図。 スライド解除機構の解除状態を示す要部縦断面図。 スライド解除機構の規制状態を示す要部斜視図。 スライド解除機構の解除状態を示す要部斜視図。 従来の整列通路での玉仕切り状態を示す要部縦断正面図。 従来の仕切り板と玉との接触状態を示す要部拡大縦断面図。 従来の整列通路での玉仕切り状態を示す要部縦断側面図。 従来の整列通路での玉仕切り状態を上流側から見た要部斜視図。 従来の整列通路での玉仕切り状態を斜め上流側から見た斜視図。
11…玉ホッパー
12…貯留タンク
12a…絞込み通路
13…玉払出装置
14…整列通路
19…重なり制限ローラ
33…仕切り板
34…玉振分け傾斜面
L…同一傾斜通路

Claims (5)

  1. 上流側の多数個の玉を自重により転動させて下流側に流下させる凹溝状の傾斜通路と、
    前記傾斜通路の上流側から下流側に向けて底面より漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を有する該傾斜通路の凹溝内を並列する複数の通路に仕切る仕切り板とを設け、
    前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けた
    整列通路。
  2. 上流側には多数個の玉を貯留するタンク部を有し、下流側には前記タンク部に貯留されている多数個の玉を自重により転動させて流下させる凹溝状の整列通路を設けた貯留タンクであって、
    前記整列通路の上流側から下流側に向けて底面より漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を有する該整列通路の凹溝内を並列する複数の通路に仕切る仕切り板を設け、
    前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けた
    貯留タンク。
  3. 上流側には多数個の玉を貯留するタンク部を有し、下流側には前記タンク部に貯留されている多数個の玉を自重により転動させて流下させる凹溝状の整列通路を設けた貯留タンクであって、
    前記整列通路の上流側から下流側に向けて底面より漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を有する該整列通路の凹溝内を並列する2列の通路に仕切る仕切り板を設け、
    前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けた
    貯留タンク。
  4. 多数個の玉を積層状態に貯留する貯留空間を有し、その傾斜下流側に向けて次第に幅狭にした絞込み通路を有するタンク部と、該タンク部の下流側に絞込み通路を介して接続される凹溝状の整列通路とを備えた貯留タンクと、
    前記整列通路の傾斜下流側に、該傾斜下流側に転動してきた玉を1個ずつスプロケットで回転送りする玉払出装置とを同一傾斜通路上に備えた玉ホッパーであって、
    前記整列通路の上流側から下流側に向けて底面より仕切り用に漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を形成し、該整列通路の凹溝内を並列する2列の通路に仕切る仕切り板を設け、
    前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けた
    玉ホッパー。
  5. 多数個の玉を積層状態に貯留する貯留空間を有し、その傾斜下流側に向けて次第に幅狭にした絞込み通路を有するタンク部と、該タンク部の下流側に絞込み通路を介して接続される凹溝状の整列通路とを備えた貯留タンクと、
    前記整列通路の上方に配設し、前記貯留タンクから積層状態で流下する上層玉の流れを制限する重なり制限部材と、
    前記整列通路の傾斜下流側に、該傾斜下流側に転動してきた玉を1個ずつスプロケットで回転送りする玉払出装置とを同一傾斜通路上に備えた玉ホッパーであって、
    前記整列通路の上流側から下流側に向けて底面より仕切り用に漸次滑らかに立ち上げた円弧形の頂部を形成し、該整列通路の凹溝内を並列する2列の通路に仕切る仕切り板を設け、
    前記仕切り板の頂部には、該頂部の稜線隣接する一方の通路側にのみ傾斜させ、その傾斜頂部を通路幅方向の中心位置よりずらして形成した玉振分け傾斜面を設けた
    玉ホッパー。
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