JP4534656B2 - 玉整列機構および玉ホッパー - Google Patents

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Description

この発明は、例えばパチンコ遊技機の入賞玉の払出しや貸玉の払出し時に利用されるような玉整列機構に関し、さらに詳しくは玉の整列機能を高めて玉を高速に安定して流下させる玉整列機構および玉ホッパーに関する。
以下、パチンコ遊技機を例にとって説明する。
一般に、特許文献1および特許文献2に開示されるようなパチンコ遊技機は、パチンコ玉(以下、玉と称す)を遊技媒体として、パチンコ台の盤面裏側(背面側)からパチンコ台の前面側に玉を供給している。この玉の供給に際しては、パチンコ遊技機の盤面裏側上部に多数個の玉を貯留する貯留タンク(景品玉タンク)を設置し、この貯留タンクへは上方の補給機構から玉を補給させて貯留し、これより貯留した玉を下方に払出すようにしている。
この玉の払出し時に、貯留タンクから玉を整列する玉整列機構を介して、下方の玉払出し装置(入賞玉処理装置)に導き、ここで払出し指令された玉数を払出して、パチンコ遊技機の前面下部に位置する上皿または下皿に払出している。
このように、上流側の貯留タンクから供給された玉が玉整列機構を介して下流側の玉払出し装置へと導かれるが、この間の通路(樋)は玉が詰まらずにスムーズに下流へ転動していくように比較的緩やかな傾斜角度に設定している。また、玉整列機構は不規則に貯留された山積み状態の玉を例えば2列に整列させて玉払出し装置へと供給するため、整列する通路の距離を長く必要としていた。
このため、貯留タンク、玉整列機構および玉払出し装置をパチンコ台の盤面裏側に設けようとすると、貯留タンクから玉払出し装置までの一連の通路がS字状やL字状などの折り返し通路になってしまう。このため、貯留タンク、玉整列機構および玉払出し装置のそれぞれを高さ方向に積み重ねる形で配置しなければならず、それゆえ高さ方向の寸法が大きくなってしまい遊技台盤面裏側の配置スペースを大きく占有してしまっていた。
このため、遊技台の盤面裏側は取付けスペースが狭められ、この盤面裏側に搭載される取付け部品の取付け位置や取付ける大きさが制限されていた。例えば、大きな図柄を表示する表示装置を遊技台の盤面裏側中央部に取付けようとしても、取付け場所および取付けスペースが制約されて、表示装置を所望の位置に配設できず、また大きくすることができなかった。
さらに、上流では特許文献3にも開示されるように、貯留タンク内に多数の玉が山積みされて貯留されている。そして、その山積み状態の玉が、そのまま低位の下流側へと移動するため、下流側の玉整列機構においては玉圧を十分に回避できず、玉詰りが発生するおそれがあった。この玉整列機構での玉詰りの発生要因は、整列通路に玉が積重なって導かれたとき、上流から下流に向けて流下方向に玉数に応じた荷重が加わり、そのときの玉荷重に応じた玉圧により玉が上方の空間部へと押上げられ、この押上げ力が玉詰りの発生要因であり、この押上げ力に基づいて整列通路内での上下方向の玉詰りを生じさせている。
このため、整列通路の上方に玉ならし部材を対設させ、この振り子の玉ならし作用によって玉圧を下向きに分散させて玉をならしている。ところが、このときの玉圧は玉同士の抗力の総和であり、その範囲を限定することはできないため、完全に整列することが困難になっていた。
また、貯留タンクあるいは玉整列機構で玉詰りが発生した場合は、その度に係員による玉詰り除去作業を要して、遊技者にあっては遊技の中断が余儀なくされ、店舗側にあってはパチンコ遊技機の稼動率が低下してしまっていた。
ところで、下流側に流下する玉数を十分に絞って玉圧を低く設定することにより、玉詰りを回避することが考えられる。ところが、この場合は逆に玉の供給不足になり、高速の払い出しができなくなる。
特開平8−71212号公報。
特開平5−208064号公報。
特開2002−45539号公報。
そこでこの発明は、玉の流れを高速にして流下させる高速整列時であっても、玉の過不足がない玉の流れを確保して玉詰りを完全に回避する玉整列機能を持たせている。これにより、信頼性の高い安定した整列動作を得ることができ、しかもこの玉整列機能を短い距離に有して小型化を図ることができる玉整列機構および玉ホッパーを提供することを目的とする。
この発明は、玉を1列に通過させる通路幅と、玉3個高さより低いところから玉を最大2個高さに制限して通過させる通路高さを有する傾斜通路を設け、前記傾斜通路には、積層状態の玉の通路高さを玉2個高さより低い通路高さに規制する前崩し手段と、前記前崩し手段の下流側に通路方向に互い違いの上層玉と下層玉とが上下2段の千鳥状に重なった上層玉の上部に接して玉2個高さより低い積層高さに規制する玉崩しレバーとを設けたことを特徴とする玉整列機構であって、前記玉崩しレバーは複数枚の薄板により構成され、前記薄板の個々を傾動自由に複数枚を1組として傾斜通路の幅方向に重ね合せ、前記傾斜通路の上方より通路方向に傾動自由に吊支して設け、該玉崩しレバーの下面には、前記傾斜通路に導かれた上層玉に押されて退避許容する上層玉受止め用の第1傾斜面と、該第1傾斜面の後段側に位置して上層玉に重みをかけて接する押え込み用の第2傾斜面とを設けた玉整列機構である。
ここで、前崩し手段とは積層状態で流下されて来る玉の上層玉に流下抵抗を与えて予備的に高さ方向の玉崩しを行うものであって、傾斜通路の上方に配設すればよい。この前崩し手段は傾斜面のように固定であってもローラのように可動であってもよい。
この発明によると、流下して来た玉が上流側からの玉圧の変化によって仮に3段重ねになろうとしても前崩し手段によって最上層玉を崩して通路方向に互い違いの上層玉と下層玉との上下2段の千鳥状に流下ガイドする。このため、玉は下流に転動するに従って高さ方向が規則正しい千鳥状配列で流下する。その後は後段の玉崩しレバーの玉崩しガイド作用を受けて引続き玉は規則正しい千鳥状配列で流下するため高速の流下に適した整列ができる。
さらにこの発明によると、積層状態で流下してきた玉のうち、上層玉が玉崩しレバーの第1傾斜面に当る。このとき、玉圧を受けた玉崩しレバーは通路方向の下流側に回動して退避移動する。この退避動作により当った上層玉の流下方向の玉圧力を吸収して玉の流れを損なわずに流下させることができる。一方、玉は流下抵抗を受けて流れに沿った安定した整列流下速度になる。
その後、第2傾斜面が上層玉の頂部に点接触して上方より千鳥状の上層玉に対して上動しないように押えつける役目を有している。これらの両傾斜面の両接触作用を受けて玉は不規則な重なりを崩して規則正しい千鳥状配列にて流下する。また、これらの両傾斜面を連設すれば整列性能が向上し、玉を短い距離で高速に整列することができる。
この玉崩しレバーを吊支することによって、上層玉の動きに追従しつつ上層玉を整列ガイドする役目を有し、さらに該レバーの荷重を常に下向きに働かせて玉を千鳥状配列高さとなる一定高さに押えつけることができる。
また、外部振動等の外的要因によって玉詰りのおそれが生じても、この玉崩しレバーの振り子状に傾動する動きによって、そのときの玉詰り方向にロックしようとする上層玉を変位させることができるため玉詰りを未然に回避することができる。
ことに、この玉崩しレバーに位置規制されながら通過する上層玉は、玉崩しレバーと接触する間の短い距離で直ちに整列される。具体的には玉が高速に流下したときに上層を走る上層玉の過剰な玉圧を吸収回避して高速流下する玉に適した流下速度に調整しながら流下させる機能を有している。
さらに、前記玉崩しレバーとして薄板を重ね合せた複数枚、例えば3枚1組として設けることができる。この場合は、3枚にしている関係で玉の頂点に一点が接触するのではなく、玉崩しレバーとしての個々の薄板が球面に沿って複数点で接触し、玉に接触する箇所が増えて玉との接触安定性が増し、より一層、玉崩しできる効果がある。
このように構成された玉整列機構を、上流側の貯留タンクと下流側の玉払出装置との間に備えて玉ホッパーを設ければ、上流側の貯留タンクからの玉圧にかかわらず高速に整列して流下させることができる。さらに、下流側の玉払出装置に対しても整列して高速に流下させる高速供給が可能になる。この結果、玉払出速度の速い高処理能力を有する玉ホッパーを備えたパチンコ遊技機を構築することができる。
この発明によれば、玉を積層状態で高速に流下させても玉詰りを回避した高速の整列を行う高速整列動作が得られる。このため、過不足のない玉の供給ができるほか、この玉整列機能を短い距離に持たせることができるため、玉の整列長さを短縮して小型化を図ることができる。
この発明の一実施例を以下の図面に基づいて説明する。
図1はパチンコ遊技機の遊技台11の盤面裏側を示し、この遊技台11の盤面裏側の上部に玉ホッパー12を配設し、盤面裏側の中央部に大型の表示装置や制御部等を備えた基板部13を配設している。さらに、玉ホッパー12の上面開口部と対向する上方には補給シュート14が対設され、この補給シュート14を介して玉ホッパー12に上方から玉が補給される。また、玉ホッパー12の下方には払出し通路15が接続され、この払出し通路15を通して玉は遊技台11の前面下部に位置する受皿へと払い出される。
前記玉ホッパー12は、図2にも示すように、横型に設置される貯留タンク16と縦型に設置される玉払出装置17とを逆L形状に一体に接続している。そして、この横長の貯留タンク16の下流側端部に玉払出装置17の上端部を連結することにより、双方を一体化して小型化したコンパクトな単体構成をとっている。
上述の貯留タンク16は、図3に示すように、上面を開放した先細の凹形状を有し、この上面開放部に対して上方の補給シュート14から玉が補給され、ここで多数個の玉を貯留許容している。この貯留タンク16に貯留された玉Pを自重により転動させて上流側から下流側の玉払出装置17へと導くように構成している。
この場合、玉Pを上流側から下流側に円滑に通過させるために玉払出装置17の前段には整列通路18を形成している。この整列通路18は貯留タンク16の下流側の先端部に細長い整列用の通路を一体に突出させて構成している。
ところで、上流側に設置される貯留タンク16内のタンク底面から下流側に設置される玉払出装置17に玉を払い出す底面にかけては、同一傾斜方向に緩やかに傾斜させて直進する長い同一傾斜通路Lに設けている。
この同一傾斜通路Lは、貯留タンク16から整列通路18へと玉を転動させて通過させる通路の底面を、同一傾斜方向の緩やかな傾斜角度に設定して接続した通路である。このため、玉が自重により上流側から下流側へと緩やかに転動する。
次に、整列通路18について説明する。
貯留タンク16の下流側の先端部には、該貯留タンク16に貯留された積層状態に貯留されている玉Pを1列に整列させて流下させるように両側に立ち上げた壁のうち、一方の片壁側を狭めて先端部を先細に絞り、その絞った細長い通路を前方に長く延設し、この延設部分を整列通路18に設けている。
また、整列通路18の絞った一方の片壁の上流側には玉圧を上流側で受止めて玉圧を減圧させるための通路方向に対する傾斜角度を大きくとった急絞り傾斜面18aを有し、他方の片壁の上流側から下流側にかけては通路方向に対する傾斜角度を小さくとった緩絞り傾斜面18bを有している。これらの両傾斜面18a,18bの傾斜方向を異ならせることによって、タンク内での玉の流下方向を集中させず、分散させながら下流側に流下させることができる。これによって、整列通路18に玉圧が直接加わるのを防いでいる。
さらに、整列通路18の底部には異物排除用に格子状に開口した排除口18cを数個有している。これにより、貯留タンク16内に異物が混入しても、その下流側の整列通路18に移動した時点で、異物は排除口18cより落下して自然に排除される。このため、整列通路18に玉Pを整列させて通過させたときは、常に玉Pのみを通過させて、異物の混入による玉詰りを未然に回避できる。
さらに、整列通路18には、図4に示すように、天板19と、玉崩し機構20と、玉通過規制機構21と、玉払出装置の着脱機構17Aと、連結フレーム22とが取付けられる。
前記天板19は、図5にも示すように、貯留タンク16の下流側上部に、タンク下流側の絞り形状と同形状を有して整列通路18の上面を覆うL形板で構成している。この天板19のL形の垂直部分を受止め片19aに設けて貯留タンク16の下流側上部に垂直に対応させている。
これにより、該貯留タンク16から重なり移動する玉の上層部を受止めて、山積み状態にある玉Pの上層部の流れを阻止する役目を有している。このため、下部層の玉だけを流下させることができ、これ以降は玉数を十分に減らして下流側に少量ずつ供給することができる。これにより、下流側への玉圧を一層軽減できることになり、貯留タンク16から1列の通路に絞り込まれる整列通路18側への玉Pの供給に適した円滑な流れを確保している。
また、天板19を設けたことにより、貯留タンク16に供給された玉Pが仮に勢いよく飛び跳ねて整列通路18や後述する玉払出装置17に至っても、該天板19で遮って飛び込まなくなるので玉詰りや誤動作を誘起することもない。
次に、玉崩し機構20について説明する。
この玉崩し機構20は整列通路18の下流側を挟む両側に、平行して対設した左右一対の軸支ブロック23,24間に通路方向に直交する軸支ピン25を架設し、この軸支ピン25に玉崩しレバー26を吊支して、軸支ピン25を傾動支点に玉崩しレバー26を通路方向に振り子状に回動許容して設けている。
前記玉崩しレバー26は、図6および図7に示すように、コ形状を有する金属板の開放面を上向きにし、該コ形状の一端に開口した軸支孔26aを頂部に吊支した上流側に対向する下面を玉崩し接触面として、さらに2段階に傾斜させて設けている。このうち、傾斜方向に対して上流側には急傾斜する第1傾斜面26bを、同じく傾斜方向に対して下流側には緩傾斜する第2傾斜面26cを形成している。
図8は玉崩しレバー26の取付け状態を示し、整列通路18の幅に対応させて玉崩しレバー26を3枚1組に連設させて吊支している
この玉崩しレバー26の前段には、整列通路18の上方に位置して、予備的に高さ方向の玉崩しを行う前崩し傾斜面27を有している。この前崩し傾斜面27は両側の軸支ブロック23,24間に介在させればよく、例えば一方の軸支ブロック24の通路面側に一体に突出させて設ければよい。この前崩し傾斜面27の前崩し機能としては整列通路18の通路方向に対し、互い違いで玉2個半分の高さに流下ガイドして玉崩しレバー26の前段で予め上面を玉崩しするガイド機能を有している。このため、玉が下流に転動するに従って高さ方向が規則正しい千鳥状配列で流下するように玉2個分の高さになる傾斜角度を有している。このように、玉が整列通路18の下流側では幅方向は1列で、高さ方向は互い違いの千鳥状で2個以上の高さに重ならないように規制している。この場合、高さ方向を2列にすることにより上流側からの玉の供給不足を解消している。
この前崩し傾斜面27の後段に位置する玉崩しレバー26の外周面に形成される傾斜面のうち、第1傾斜面26bは該玉崩しレバー26が最上方に回動した際に、前崩し傾斜面27の傾斜角度と同じ傾斜角度になるようにして、ここに導かれた玉が規則正しい千鳥状配列で流下するように規制している。第2傾斜面26cにおいては、玉崩しレバー26が最下方に回動した際(玉非接触状態のとき)に、該第2傾斜面26cの最下面が玉1個半の高さ位置になるように設定して上層玉に確実に接触させて千鳥状配列させる玉崩し力を持たせている。また、玉崩しレバー26の吊支作用によって、下部の両傾斜面26b,26cが金属の重さで下方向に加わりやすい形状に構成している。
図9(A)は玉崩しレバー26の待機状態を示し、この玉崩しレバー26が玉との非接触の待機状態では上流側に対向する該レバー26の前端面26dが前崩し傾斜面27の下流側の端面に相当する係止面28に当って静止している。
図9(B)は玉崩しレバー26の初期接触状態を示し、整列通路18を玉2個分の高さで千鳥状に送られて来た上層玉と下層玉のうち、上層玉に第1傾斜面26bが接触して流下抵抗を与える。これにより、上流の貯留タンク16から加わる上層玉の玉圧が減圧される。
図10(A)は初期玉崩し状態を示し、第2傾斜面26cの始端側が上層玉の頂部に点接触して玉崩しレバー26が押し上げられつつ、該玉崩しレバー26の荷重を上層玉に与えて玉崩し作用を行う。
さらに、玉が下流に転動して行くと、図10(B)に示すように、第2傾斜面26cの終端側が玉Pに点接触して玉崩しレバー26を最も押し上げた状態になる。このとき、玉崩しレバー26の下流側に働く下方向の荷重によって、玉の重なりを崩し、上流側から加わる玉圧をも減圧する玉崩し作用が得られる。これにより、玉Pは整列通路18を上流から下流に転動するにつれて高さ方向に互い違いの千鳥状で2個から1個へと整列させることができる。
図11(A)に示すように、玉崩しレバー26により玉崩しされた玉は同一傾斜通路Lの傾斜方向から下向きへと湾曲して千鳥状配列のまま降下ガイドする弯曲ガイド部29へと移動する。この弯曲ガイド部29の下方には玉を1個出しを許容する玉流下口30を開口しており、この玉流下口30より玉Pは1個ずつ放出される。
図11(B)は玉の流下状態を示し、弯曲ガイド部29に沿って玉は転動して玉流下口30より降下し、下方に接続される玉払出装置17へと供給される。
ところで、この玉崩しレバー26は玉寸法より短い複数枚の薄板により構成され、前記薄板の個々を傾動自由に3枚を1組として傾斜通路の幅方向に重ね合せて構成している。このため、図28に示すように、3枚にしている関係で玉Pの頂点に一点が接触するのではなく、玉崩しレバー26としての個々の薄板が球面に沿って複数点で接触し、玉に接触する箇所が増えて玉との接触安定性が増し、より一層、玉崩しできる効果が得られる。
ここでは、金属製の玉崩しレバー26を用いて荷重を持たせた一例を示したが、該レバー26の全体を樹脂で構成し、その下流側の端部に重い金属体を埋め込んで構成してもよく、いずれも下流側に荷重が集中するバランスをとって構成するのが適している。
仮に、玉崩しレバー26がない場合を考えてみた場合、例えば図12に示すように、整列通路18の上下方向で上層玉P1と下層玉P2が規則正しい千鳥状に導かれても、外部からの衝撃や振動等を受けたときに上下に重なってロックするおそれがあり、このときに玉詰りを発生させてしまう可能性がある。よって、この玉崩しレバー26を配設することにより、玉の上動を規制して玉詰りのない安定した玉の流れを確保することができる。
この玉崩しレバー26の外面側に相当する軸支ブロック23には玉通過規制機構(図4参照)21と玉払出装置の着脱機構17Aとを取付けている。玉通過規制機構21は、一方の軸支ブロック23の外側面に90度程度回転操作可能な玉通過規制つまみ31を取付けて構成している。
前記玉通過規制つまみ31は、外面に手動回転操作用のつまみ部31aを有し、内面につまみ軸31bと弓形の玉通過規制アーム31cとを有し、つまみ軸31bにコイル状の玉通過規制バネ33を挿通させた状態でつまみ軸31bを軸支ブロック23に横貫させ、該玉通過規制つまみ31を回動自由にして軸端部をフランジ付きネジ34で固定している。
前記玉通過規制アーム31cは、図13にも示すように、つまみ軸31bを回動支点に下方に弓形に垂設している。この弓形の玉通過規制アーム31cを、前記玉流下口30を開口する開位置と閉鎖する閉位置に回転移動可能に設けている。このため、通常は玉通過規制アーム31cが上方に待機して玉流下口30を開放している。このとき、玉通過規制機構21は玉崩しレバー26の側面より玉通過規制バネ33のバネ力を受けて、整列通路18の外方に飛び出て退避している。このため、整列通路18に導かれた玉を、これより下方の玉払出装置17へと流下供給した状態にある。
これに対し、玉止めするときは、つまみ部31aを押しながら時計方向に回動(約90度)させて、玉通過規制アーム31cで玉流下口30を閉鎖する。そして、玉流下口30が玉通過規制アーム31cにより玉止めされたとき、該アーム31cの先端部が貯留タンク16側の最下流部の玉と、玉払出装置17側の最上流部の玉との上下間に介入して、貯留タンク16と玉払出装置17との境を仕切る。これにより、玉払出装置17へと玉が流下するのを玉止めする。
この玉通過規制機構21を操作することによって、貯留タンク16からの玉の供給を通過と規制とに切換えることができる。従って、通常は玉通過規制機構21を開放して貯留タンク16から下方の玉払出装置17へと玉の通過を許容して、玉を払い出し許可状態に待機させておく。そして、例えばメンテナンスや玉詰り発生のために玉払出装置17を遊技台11の盤面裏側から取外すときは、その取外しに先立って玉通過規制機構21によって玉止めして玉流下口30からの玉の流出を規制する。このため、係員は玉通過規制機構21のつまみ部31aを回して開閉操作するだけで簡単に玉の通過と規制を切換えることができる。また、玉払出装置17を貯留タンク16と分離させて取外す際も、簡単に仕切ることができるため貯留タンク16との接続部分での玉漏れのおそれもない。
前記玉払出装置の着脱機構17Aは、図14にも示すように、一方の軸支ブロック23の外面に突出する上下のガイドピン23a,23bに上下方向にスライド可能に係合して取付けられ、コイル状のロックバネ35によって下向きに付勢した状態でロックレバー32を取付けている。
このロックレバー32はロックバネ35を圧縮した状態で取付けられ、このロックレバー32の内端部が玉払出装置17を接続したときの上部を押圧して玉払出装置17をロックしている。
このように貯留タンク16と玉払出装置17との接続に際しては、玉払出装置17の着脱機構によって直結状態に取付けている。そして、ロックレバー32を指先で上向きに押すと、該ロックレバー32はロックバネ35のバネ圧に抗して上向きにスライドし、これに基づいてロックが外れ、玉払出装置17の取外しが許容される。また、取付ける場合はロックレバー32を押上げた状態で玉払出装置17を当てがえばロックして取付けることができる。
このように玉払出装置17を簡単にロック、ロック解除して着脱できる構成のため、保守点検などのメンテナンスを行う場合には、遊技台11から玉払出装置17を簡単に取外してメンテナンス作業ができ、その後は再び簡単に取付けることができる。
前記連結フレーム22は、貯留タンク16と玉払出し装置17との双方を一体に連結して玉ホッパー12を構築する連結部材として設けられ、またこの連結フレーム22を介して玉ホッパー12を遊技台11の背面側に一体に取付けるものである。
次に、玉払出装置17について説明する。
前記玉払出装置17は、図15〜図17に示すように、スプロケット41と、駆動モータMと、遊星歯車機構42と、玉有無検知センサS1と、計数検知センサS2と、回転位置検知センサS3と、これらを内蔵するケーシング43と、その側面カバー44と、両側の補助カバー45,46とから構成される。
上述のスプロケット41は一端面を閉鎖した筒状体を有し、この筒状体の外周面に玉を1個ずつ区切って回転送りするための非対称形状の爪形状を有する送り爪47を等分配設している。
このスプロケット41の一方の閉鎖端面には、図18にも示すように、その軸心部より外向きに突出する支軸48を突設し、この支軸48に軸受ローラ49を嵌合させた状態で側面カバー44の軸支孔44aに挿通して該スプロケット41を回転自由に軸支している。この閉鎖端面の環状方向には等分して切り欠き形成された回転位置検知用のスリット50を配設している。
他方の開口端面側の筒状内周面には、図19に示すように、内歯車51を形成し、この内歯車51に駆動モータMにより駆動される遊星歯車機構42の各歯車52,53を噛合させて該スプロケット41を回転駆動する。
上述の遊星歯車機構42は駆動モータMの主軸に連結された太陽歯車54を中心とする周方向に第1遊星歯車52と第2遊星歯車53との2個の遊星歯車52,53を前記スプロケット41の内周面に囲まれる中空部に配設している。そして、これらの遊星歯車52,53を太陽歯車54に噛合させるとともに、前記内歯車51に噛合させて太陽歯車54からの回転駆動力を、各遊星歯車52,53を介してスプロケット41に伝達している。
これらの各遊星歯車52,53は各回転軸が固定円板55に軸支され、この固定円板55は駆動モータMを保持した状態で後述するケーシング43に一体に取付けられる。さらに、スプロケット41の内周面には表面が滑らかな回転ガイド面56を有しており、この回転ガイド面56に固定円板55にてピン57aにより支持された3個の位置決めローラ57を等分配設して支持している。これにより、スプロケット41は定位置に位置決めされて該スプロケット41の変動のない円滑な回転を確保している。
前記ケーシング43はスプロケット41を片方より覆う円板状に設けられ、さらにモータカバーとして兼用して覆っている。このケーシング43の外側面の下部周方向には、異物排除用に開口した排除口43aを有している。この排除口43aを設けることにより異物は排除口43aより落下して排除される。
一方、ケーシング43の内側面には、前記駆動モータMと遊星歯車機構42とを支持する固定円板55を取付け、さらにその内側面の対向位置にはスプロケット41を支持した側面カバー44で覆って連結している。また、この側面カバー44の外側面の下部周方向にも異物排除用の排除口44bを開口している。
前記ケーシング43の中央部には駆動モータ介在用に円形の中空部43bを形成し、この中空部43bに駆動モータMを貫通状態に配置して軸方向にケーシング43と駆動モータMとを重合配置している。これにより、玉払出装置17の軸方向(厚さ方向)を短縮して薄型化を図っている。
同様にスプロケット41の中空部にも遊星歯車機構42の各歯車52,53を介在させて軸方向に重合配置し、軸方向の空間部を有効利用して玉払出装置17を薄型化している。
このケーシング43の内周面とスプロケット41の外周面との間に形成される環状対向面間に、玉Pを1個ずつ送り爪47で回転送りする環状通路58を構成している。この環状通路58のうち、図20に示すように右半周は玉払出通路58aとして使用し、図21に示すように左半周は玉抜き通路58bとして使用する。
そして、この環状通路58に導かれた玉Pは1個ずつスプロケット41の回転に伴って送り動作されるため、供給された玉Pを途切れることなく連続的に払い出し動作する。
前記環状通路58の上面に開口する入口の玉供給口59には近接センサなどの玉有無検知センサS1を配設し、環状通路58に玉が供給されたことを検知する。さらに、この環状通路の下面に開口する出口の玉払出口60には近接センサなどの計数検知センサS2を配設し、環状通路58を通って玉が払い出されたとき、この計数検知センサS2が払い出された玉を検知して計数する。
さらに、側面カバー44の外面には、これより内方に臨ませてスプロケット41上のスリット50を検知する回転位置検知センサS3を配設して、スプロケット41と一体に回転する前記スリット50でスプロケット41の回転位置を検知する。
前記玉抜き通路58bは、貯留タンク16に貯留されている玉Pを係員が回収玉として回収するときに利用するものであって、この場合、玉払出通路58aとは反対側の位置に左半円状に形成し、玉払出装置17に玉払出し通路58aと玉抜き通路との両通路を一体に内部構成している。このため、玉払出装置17としての本来の玉払出通路58aと、玉抜き通路58bとを一体的に設けることができ、玉抜き通路専用の独立した新たなスペースが不要になる。
ところで、前記環状通路58は、該通路の上部中心位置に玉供給口59を開口し、下部中心位置に玉払出口60を開口している。さらに、該環状通路58の玉抜き通路58b側の側方位置に、該玉抜き通路58bより分岐して下向きに開口する玉抜き口61を設けている。
このうち、玉払出口60の開口位置を環状通路58の下部中心位置に設けることにより、上部の玉供給口59からスプロケット41の回転力を受けて回転送りされる玉Pは周方向に半周分玉を搬送して、環状通路の最上部から最下部まで機械的に動力伝達される。このため、スプロケット41を高速回転すれば、玉を高速に払い出すことができる。
さらに、スプロケットを正逆転させることによって、一方の回転方向に伴う払い出し動作と他方の回転方向に伴う玉抜き動作が簡単に行える。また、玉払出口60に計数検知センサS2を配設しているため、速いタイミングで検知できる。このため検知情報も高速化することができ、これに伴って玉を一層早く払い出すことができる。
また、玉供給口59に玉有無検知センサS1を配設することによって、供給された玉の有無を検知できる。このため、玉が無いことを検知した場合は貯留タンク内の玉切れや上流側の整列通路での玉詰りの発生と検知して空取り込みを防止することができる。従って、このときは玉の供給動作や払い出しを規制することができる。そして、これらの両センサS1,S2を備えることによって、玉の供給と払い出しとの両検知信号から玉払出装置17での現時点の玉の流れを一層正確に管理することができる。
前記玉抜き通路58bと玉抜き口61との開口対応部分には、図22に示すように玉詰り回避用の板バネ62を対設している。この板バネ62は逆くの字形を有し、その中央部の膨らみ部62aを環状通路内の外周面側から内周面側に向けて一端部を固定して取付けている。そして、図23(A)に示すように玉の回転方向を払出待機状態から、図23(B)に示すようにスプロケット41を逆転(図中反時計方向)させて玉払出し通路58aに介在していた玉および玉供給口59から1個ずつ供給された玉Pを玉抜き方向に回転送りするとき、図23(C)に示すように玉Pは玉抜き通路58b側に連続して逆転送りされる。その後は、図23(D)に示すように玉抜き通路58bから玉抜き口61へと至る。
このとき、図24(A)に示すように、玉抜き口61へと至った玉Pは、玉抜き降下時に板バネ62の膨らみ部62aと接触し、該バネ62の弾性力に抗して押えつけながら下向きに移動する。その後は、図24(B)に示すように、板バネ62を後退させて通過した玉Pは玉抜き口61へと降下して玉抜きされる。
このため、板バネ62を玉抜き通路58bと玉抜き口61との交差部分に介在させても玉抜き動作時は上方から下方へと玉抜き方向の玉圧に板バネ62が退避して玉抜き動作には支障がない。それゆえ、連続的な玉抜き動作を継続させることができる。
これに対し、玉抜き動作から払い出し動作に切換えるときは、モータを逆転駆動から正転駆動に切換えればよい。これに伴いスプロケット41も逆転から正転に切換わり、玉Pは逆転送りから正転送りになる。
ところで、玉抜き時は玉払い出し時と異なり、スプロケット41が、どの状態で停止されているかを検知する必要性がないため、例え、玉が環状通路58内に残留していても、玉抜き待機状態から払い出し状態に切換えられた場合に、玉抜き口61に玉が落下して玉抜き口61とスプロケット41の送り爪先端部との間でロックして玉詰りを発生させるおそれがある。
ところが、図25(A)に示すように、その位置には板バネ62が位置してスプロケット41側に付勢しているため、ここに玉Pが導かれても、図25(B)に示すように玉Pはスプロケット41の力を受けながら板バネ62により弾性支持されて通路空間内での玉の動きを許容している。このため、玉Pは一点で支持されることがなく、スプロケット41の送り爪先端部の凸部対応を避けた凹部位置へと容易に移動ガイドされることになる。よって、玉詰りは未然に回避される。
この結果、玉抜き口61の付近に玉がロック状態になりやすい位置にあっても、板バネ62によって付勢ガイドしているため、この付勢ガイド作用を受けた玉は玉抜き口61に落下せず、図25(C)に示すように、玉抜き通路58bを逆向きに回転送りガイドされて払出動作へと切換えられる。このため、玉詰りのおそれがなくなり、信頼性の高い安定した回転送り動作を実行させることができる。
次に、玉抜き口61の付近に玉Pが介在している状態でスプロケットの回転方向を逆向きに切換えたときの玉詰り回避原理を図25(A)および図26の説明図を参照して説明する。
m:玉自重による鉛直方向のベクトル
d1:スプロケット歯先の接触点から玉中心(重心)方向へ加えられるベクトル
D:mおよびd1により、玉に与えられる合成ベクトル
ここでさらに、Dは板バネの抗力Ftと、進行方向への推進力Fsとに分解される。このとき、板バネの抗力Ftは板バネの弾性により吸収されるため、
Fs>Ft
の関係を有する。この結果、玉Pは上方へ押し上げられる。これにより、玉Pはスプロケット41の送り爪先端部の凸部対応を避けた送り爪間の半円形の凹部位置へと移動ガイドさせて玉詰りを回避することができる。
ところで、もし板バネ62がない玉抜き通路271を考えてみた場合、図27に示すように、玉Pが玉抜き通路271に残留して、玉抜き待機状態から払い出し状態に切換わったときに、スプロケット41の送り爪47から玉Pが落下して玉抜き口61の位置で玉Pが送り爪47により挟みこまれ、スプロケット41の送り爪先端部の押圧力と、玉抜き通路271の壁面との抗力が同じになり、結果的にロック現象を起して玉詰りを発生させてしまう。
このように構成された玉ホッパー12における玉の払い出し処理動作を次に説明する。
遊技台11の盤面裏側の上部に設置された玉ホッパー12の貯留タンク16には、多数個の玉が払い出し待機された状態に貯留されている。この待機状態から、今、パチンコ遊技機の全体を制御する図示しないメイン制御部から玉の払い出し信号が入力されて駆動モータMが正転駆動(時計方向に回転駆動)されると、この駆動に基づいて貯留タンク16内の玉は自重により転動して、整列通路18を通って流下し、玉流下口30へと至る。この間に玉は1列に整列されて下流側の玉払出装置17へと導かれる。
この玉払出装置17では供給された玉Pをスプロケット41の回転送り動作により環状通路58を降下させて定められた玉数を払い出す。そして、払い出された玉Pは遊技台前面側の上皿または下皿へと払い出される。
ところで、貯留タンク16の貯留玉が残少したことを、図示しないタンクスイッチが検知した場合は、これに基づいて直ちに補給シュート14から補給玉が貯留タンク16へと補給される。この貯留タンク16からは整列された玉Pが玉払出装置17側に1個ずつ連続的に供給される。
さらに、玉払出装置17に玉詰りが発生、あるいは保守点検等によって該玉払出装置17を取外す場合は、先ず、玉通過規制機構21の玉通過規制つまみ31を閉操作して、玉供給口59への流下を止める。この玉止めした状態で着脱機構17Aのロックレバー32を押上げ操作すれば、ロックが外れて玉払出装置17の取外しができる。
次に、玉ホッパー12内に存在する玉を玉抜きする処理動作について説明する。
玉ホッパー12の貯留タンク16から玉払出装置17にかけては払い出しに備えて多数個の玉Pが待機された状態になっている。この待機状態から玉抜き信号が入力されて駆動モータMを逆転駆動すると、この玉払出装置17の環状通路58では予め貯留タンク16から供給された玉Pをスプロケット41の回転送り動作により、玉抜き通路58b側に回転送りする。その後は、玉抜き通路58bを降下して下方に接続されている図示しない玉抜き用の回収通路から遊技台11の盤面裏側に接続されている図示しない玉回収装置へと導かれる。
この玉抜き時には、先に玉払出装置17内の玉から玉抜きされるが、それが払い出されると順次貯留タンク16より玉払出装置17内へ玉が供給されて、順次玉抜きが行われる。
上述のように、貯留タンクと玉払出装置との間に配設される整列通路は前崩し傾斜面と玉崩しレバーとを有しているため、これらによって上流側から積層状態のまま導かれる玉の流下方向の過剰な圧力を回避し、また玉詰りを回避しながら整列することができる。さらに、下流側に配設される玉払出装置へは連続して流下する高速の玉の供給を実現することができる。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、この発明は請求項に記載される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
玉ホッパーを備えた遊技台の盤面裏側を示す要部背面図。 玉ホッパーを示す斜視図。 貯留タンクの玉の流下状態を示す平面図。 整列通路の付近を分解して示す分解斜視図。 玉ホッパーの使用状態を示す内部構成図。 玉ホッパーの玉整列状態を示す斜視図。 玉崩しレバーを示す拡大斜視図。 玉崩しレバーと前崩し傾斜面の使用状態を示す要部斜視図。 玉崩しレバーの待機状態と初期接触状態を示す要部説明図。 玉崩しレバーの玉崩し状態を示す要部説明図。 玉崩しレバーによる玉崩し後の玉の流れを示す要部説明図。 玉崩しレバーのない場合の玉詰り発生状態を示す説明図。 玉通過規制機構の玉通過規制状態を示す要部斜視図。 玉払出し装置の着脱機構の使用状態を示す要部斜視図。 玉払出装置の右斜め側から見た外観斜視図。 玉払出装置の左斜め側から見た外観斜視図。 玉払出装置の分解斜視図。 スプロケットの左斜め側から見た要部斜視図。 スプロケットの右斜め側から見た要部斜視図。 玉払出装置の玉払出動作を示す説明図。 玉払出装置の玉抜き出動作を示す説明図。 板バネの取付け状態を示す玉払出装置の要部斜視図。 玉払出装置の玉抜き動作を示す玉抜き動作説明図。 玉抜き口に玉抜きされる状態を示す要部拡大説明図。 板バネによる玉詰り解除動作を示す要部説明図。 板バネによる玉詰り回避原理を示す要部拡大説明図。 玉払出装置の玉詰り発生状態を示す説明図。 3枚1組の玉崩しレバーと玉との関係を示す要部正面図。
12…玉ホッパー
18…整列通路
20…玉崩し機構
26…玉崩しレバー
26b…第1傾斜面
26c…第2傾斜面
27…前崩し傾斜面
L…同一傾斜通路
P,P1,P2…玉

Claims (2)

  1. 玉を1列に通過させる通路幅と、玉3個高さより低いところから玉を最大2個高さに制限して通過させる通路高さを有する傾斜通路を設け、
    前記傾斜通路には、積層状態の玉の通路高さを玉2個高さより低い通路高さに規制する前崩し手段と、
    前記前崩し手段の下流側に通路方向に互い違いの上層玉と下層玉とが上下2段の千鳥状に重なった上層玉の上部に接して玉2個高さより低い積層高さに規制する玉崩しレバーとを設けた玉整列機構であって、
    前記玉崩しレバーは複数枚の薄板により構成され、前記薄板の個々を傾動自由に複数枚を1組として傾斜通路の幅方向に重ね合せ、前記傾斜通路の上方より通路方向に傾動自由に吊支して設け、
    該玉崩しレバーの下面には、前記傾斜通路に導かれた上層玉に押されて退避許容する上層玉受止め用の第1傾斜面と、
    該第1傾斜面の後段側に位置して上層玉に重みをかけて接する押え込み用の第2傾斜面とを設けた
    玉整列機構。
  2. 上流側の貯留タンクと下流側の玉払出装置との間に請求項1記載の玉整列機構を備えた玉ホッパー。
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