JP2006271526A - 玉払出装置及び遊技機 - Google Patents

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Shiyuusaku Yasuda
周策 安田
Kazuyuki Kondo
和幸 近藤
Shunji Mori
俊二 森
Masaaki Washimi
昌昭 鷲見
Hiromi Okada
博己 岡田
Kentaro Niimi
健太郎 新美
Kentaro Nakada
健太郎 中田
Toru Kageyama
徹 陰山
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Abstract

【課題】 組み立てやメンテナンスが容易な玉払出装置を提供する。
【解決手段】 供給された玉を一時的に貯留する貯留タンク10と、貯留タンク10から流下する玉を整列する整列部20と、整列部20から流下する玉を遊技者に所定数だけ払い出す玉払出部30とを有する玉払出装置100において、整列部20及び玉払出部30を流下する玉の通路の側壁の一方を、玉払出装置100の外壁で構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばパチンコ遊技機(以下、パチンコ機と称する)の入賞玉の払い出しや貸玉装置における貸玉の払い出しに用いられる玉払出装置に関し、さらに詳しくは、組み立て性、メンテナンス性を向上させた玉払出装置に関する。
一般に、パチンコ機は、遊技媒体であるパチンコ玉(以下、単に玉と称する)をパチンコ機の背面側から前面側に賞玉又は貸玉を払い出している。賞玉や貸玉の払出のために、パチンコ機は玉払出装置を備えている。玉払出装置はパチンコ機の背面に設置され、多数個の玉を貯留する貯留タンクに貯留された玉を下方に払い出すように構成されている。この玉の払い出し時に、貯留タンクから流下する玉を整列する玉整列部を介して玉払出装置へ導き、玉払い出し指令された所定の玉数を玉払出装置で計数して払い出す。そして、玉はパチンコ機の前面下部に位置する上皿又は下皿に払い出される。
またパチンコ機において、近年、パチンコ機の裏面中央部に配置される液晶表示装置の占める割合が高くなり、その周辺に配置される貯留タンク、玉整列部、及び玉払出装置等の一層の小型化が望まれている。
このような小型化の要求に対し、貯留タンク、玉整列部、及び玉払出機構を一体に構成し、貯留タンクから玉払出機構までの玉の流路を同一傾斜面で構成した玉払出装置が開発されている(特許文献1参照)。
しかし、こうした玉を貯留する機能や整列する機能をもった一体構成の玉払出装置では、玉払出装置内で玉詰まりが発生した場合、玉詰まりの発生箇所を外部から知ることができず、その玉詰まりを解消するために、玉払出機構部の部品をユニット化して取り外し可能な構成とする必要があった。そのため、玉払出機構を構成する部品点数が増大することが避けられなかった。
また、玉払出機構の部品をユニット化するため、装置全体の構造が複雑になり組み立て工数が増え、組み立て作業に時間を要していた。
さらに、メンテナンス時においても、整列部や玉払出機構がパチンコ機の裏面方向側に開放されていないためこの方向から作業ができず、整列通路の状況確認や部品交換等を行う際に、玉払出装置自体をパチンコ機から取り外して作業を行う必要があった。
そこで、組み立てが容易であり、また部品交換や玉詰まりの解消といったメンテナンス作業の容易な玉払出装置の開発が望まれている。
特開2004−236696号公報
上記の問題点に鑑み、本発明は、組み立てが容易な玉払出装置を提供することを目的とする。
また本発明の別の目的として、部品交換や玉詰まりの解消といったメンテナンス作業が容易な玉払出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る玉払出装置は、供給された玉を一時的に貯留する貯留タンクと、貯留タンクから流下する玉を整列する整列部と、整列部から流下する玉を遊技者に所定数だけ払い出す玉払出部とを有し、整列部及び玉払出部を流下する玉の通路の側壁の一方を、玉払出装置の外壁で構成することを特徴とする。
ここで、通路の側壁の一方を玉払出装置の外壁で構成するとは、その側壁を構成する外壁部分を取り外した場合に、通路が露出するように構成することを言う。
なお、通路の側壁を構成する外壁を、その外壁の外部より通路を視認可能な透明部材で構成することが好ましい。
また、整列部又は玉払出部の玉が流下する通路は、異物を排除するための異物排除孔を備えることが好ましい。
さらにその異物排除孔を、通路と、その通路を通過する玉との接触点を外壁の外部より視認可能なように形成することが好ましい。
また本発明に係る遊技機は、上述の何れかの玉払出装置を備え、玉払出装置は、整列部及び玉払出部を流下する玉の通路の側壁を構成する外壁が、遊技機への取り付け面側の外壁でないことを特徴とする。
本発明によれば、組み立てが容易な玉払出装置を提供することが可能となる。
また、部品交換や玉詰まりの解消といったメンテナンス作業が容易な玉払出装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る玉払出装置について詳細に説明する。
図1に、本発明に係る玉払出装置100を備えたパチンコ機200の遊技台盤面210の裏面図を示す。
玉払出装置100は、遊技台盤面210の裏側の上部に配設され、その下側中央部に大型の表示装置や制御部等を備えた基板部220が配設されている。さらに、玉払出装置100の貯留タンク10の上面開口部と対向する上方には図示しない補給シュートが対設され、この補給シュートを介して玉払出装置に上方から玉が補給されるように構成されている。また、玉払出装置100の下方には、玉降下通路230が接続され、この玉降下通路230を通じて玉は遊技台の前面下部に位置する受皿(上皿または下皿)へと払い出される。
また図2に、本発明に係る玉払出装置100を備えたパチンコ機200の側面断面図を示す。図2に示すように、玉払出装置100には、玉降下通路230との接続部近傍において、遊技台盤面210との接触面に切り欠き部110が形成されており、大型の表示装置等の基板部220が遊技台盤面210の裏面に配設されていても、干渉することなく玉払出装置100を配設可能としている。
次に、本発明に係る玉払出装置100の詳細を説明する。
図3に、本発明に係る玉払出装置100の概略構成図を示す。
また図4及び図5に、玉払出装置100を部品毎に展開した図を示す。一方、図6に玉払出装置100を遊技台盤面裏面方向から表面方向へ見たときの概略断面図を示し、図7に玉払出装置100の上面から見たときの概略図を示す。
図3に示すように、本発明に係る玉払出装置100は、図示しない補給シュートから補給された玉を貯留する貯留タンク10と、貯留タンク10から流下する玉を一列に整列する整列部20と、整列された玉を所定個数払い出す玉払出部30と、玉払い出し時と玉抜き時とで、玉が流下する通路を切り替えるための通路切替部40とを備えており、パチンコ機の遊技台盤面への取り付け面の反対側の側壁を構成する側面カバー1とその他の外壁部を構成するケーシング2で一体に構成されている。さらに、パチンコ機の制御基板の信号線等が接続される外部端子基板50がケーシング2に取り付けられている。なお、貯留タンク10から整列部20を経て、玉払出通路37と玉抜き通路38に分岐するまでの玉通路を玉供給通路と呼ぶ。
また、側面カバー1は透明な部材、例えばアクリル等の透明プラスチック樹脂で形成され、玉払出装置100内にある玉の貯留状態、払出時または玉抜き時の玉の流下の様子を観察可能に構成されている。
図3、図7に示すように、貯留タンク10は、上面が開放された箱型の形状を有する。また、貯留タンク10に対して、この上面開放部分を通じて図示しない上方の補給シュートから玉が補給され、貯留タンク10は内部に多数個の玉を貯留することが可能となっている。さらに、貯留タンク10内部の側壁の一部には、静電気除去用の金属製静電気除去板11が備え付けられている。
また貯留タンク10は、タンク内に貯蔵された玉を自重により転動させて下流側の整列部20へと導くように構成されている。そのため、上流側の貯留タンク10内のタンク底部から下流側の玉払出部30へと通じ、玉の通路となる底面は、同一方向に緩やかに傾斜する長い同一傾斜通路を形成している。この同一傾斜通路は、貯留タンク10、後述する整列通路21、玉払出部30の順に玉を転動させて通過させる各通路の底面を、同一傾斜方向に緩やかな傾斜角度、例えば水平面に対して3°〜20°といった傾斜角に設定して接続した通路である。このため、玉が自重により上流側から下流側へと緩やかに転動する。
また、図7に示すように、貯留タンク10の整列部20側の先端部では、整列部20の整列通路21に近づくにつれて、玉の流路となる部分の側壁間の間隔が徐々に狭くなるように構成され、貯留タンク10内に貯留されている玉を一列に整列させて流下するようになっている。本実施形態においては、側面カバー1が玉の流路の側壁の一方を構成し、反対側の遊技台盤面の裏面側に近接した側壁が、下流側へ向かうにつれて側面カバー1に近づくように構成され、整列通路21に接続される。
このように構成することで、貯留タンク10の容積を確保しつつ、貯留タンク10の遊技台盤面裏面に近接する側の容積を減ずることが可能となり、玉払出装置100を小型化することができる。また、側面カバー1を通じて玉の流路を観察することが可能となり、玉詰まりといった異常が発生した場合にその原因を確認することが容易となる。
さらに、側面カバー1を取り外すことにより、玉が流下する通路を露出させることが可能なため、玉払出装置の各部の部品を取り外すことなく、玉詰まりを解消させることが可能であり、メンテナンスが容易となる。同様に、玉払出装置自体をパチンコ機から取り外す必要もない。また、部品毎の取り外しのためのユニット化を考慮する必要がなくなり、部品点数を少なく抑えることが可能となる。さらに、部品の取り外しを考慮しなくてよいため、各部品を固定的に取り付けることが可能となり、各部品間の位置調整を考慮する必要性が減少し、組み立てが容易となる。
整列部20は、整列通路21、天板22、及び楕円ローラ23を備える。
整列通路21は、玉を上流側から下流側に円滑に通過させるために、貯留タンク10と玉払出部30の中間に位置する。この整列通路21は、玉が1列となって流下する通路であり、貯留タンク10の先端部を延設したものである。
また、図7に示すように、整列通路21の遊技台盤面側の側壁には、貯留された玉による圧力(玉圧)を上流側(貯留タンク10側)で受け止めて減圧させるために、整列通路21での玉の流路方向に対してなす角を大きくとった急絞り傾斜面26が貯留タンク10と整列部20との連結部近傍に形成される。この急絞り傾斜面26は、整列通路21での玉の流路方向となす角の最大値が約30°〜約60°程度であり、貯留タンク10の内壁と連続的に形成される。一方、側面カバー1側の側壁には、整列通路21での玉の流路方向に対してなす角度を小さくした緩絞り傾斜面27が貯留タンク10と整列部20の連結部近傍に形成される。この緩絞り傾斜面27は、整列通路21での玉の流路方向となす角の最大値が約2°〜約20°程度であり、貯留タンク10の側壁と連続的に形成される。これらの両傾斜面26、27の傾斜方向を異ならせることによって、タンク内での玉の流下方向を集中させず、分散させながら下流側に流下させることができる。これによって、整列通路21に玉圧が直接加わることを防止している。
さらに、整列通路21部分の側面カバーには、異物排除孔25を設けることが好ましい。異物排除孔25を設けることにより、異物等が整列通路21に紛れ込むことによって玉詰まりを生じた場合等に、その異物を異物排除孔25から取り出すことが可能となる。
図8及び図9に、本実施形態に係る異物排除孔25の構造を示す。
図8及び図9に示されるように、異物排除孔25は、整列通路21の底面部に近接して配置される。特に、整列通路21の底面部と、整列通路21を流下中の玉との接触点を、側面カバー2の外部より視認できるように異物排除孔25を設けることが好ましい。異物等は整列通路21の底面側に付着する可能性が高い。そこで本実施形態のように、側面カバー2の外側より、細長い棒状の治具等を用いて整列通路21の底面部に接触可能なことが好ましいためである。また、整列通路21を通過する玉が異物排除孔25から落下することがないよう、異物排除孔25の高さは玉の直径よりも小さい。一方、異物の除去等を容易に行えるようにするため、孔の高さは玉の直径の1/4よりも大きいことが好ましい。さらに、異物排除孔25は、整列通路21に沿って玉数個分、例えば2個〜10個分の長さを有することが、異物等の除去を容易にするため好ましい。なお、異物排除孔25は、1個に限らず、複数個設けてもよく、整列通路21の側面だけに限らず、貯留タンク10の側面や、玉払出部30の側面に設けてもよい。さらに、異物排除孔25に、異物排除孔自体から異物が混入することを防ぐために、開閉可能なカバーを設けてもよい。
また、整列部20は、整列通路21の上方に天板22を有する。
図3及び図6に示すように、天板22は、貯留タンク10の下流側上部に位置し、貯留タンク10の下流側部分において整列通路21の上面を覆うように構成されている。この天板22の上流側端部に、貯留タンク10の上部開口面と略直交する部材である受け止め片24を備える。受け止め片24は、貯留タンク10内の玉が整列部に極度に集中することを防止するため、貯留タンク10の側壁間の距離がその最大値の約7割〜3割程度となる位置に設けることが好ましい。また受け止め片24は、その受け止め片24の位置での貯留タンク10の側壁間とほぼ同程度の水平方向長さを有し、また高さ方向に玉2〜3個分の長さを有し、貯留タンク10の上部開口面近傍に受け止め片24の上端が位置するように設置される。
この天板22及び受け止め片24は、貯留タンク10から重なって移動する玉の上層部を受け止め、山積み状態にある玉の上層部の移動を阻止する。このため、下層部の玉だけを流下させることが可能となり、玉数を十分に減らして下流側に少量ずつ供給することができる。したがって、下流側への玉圧を一層軽減できることになり、貯留タンク10から1列の通路に絞り込まれる整列通路21への玉の供給に適した円滑な流れを確保している。
さらに、整列部20は、整列通路21の下流端近傍、整列通路21の上方に楕円形ローラ23を備えている。図6に示すように、楕円形ローラ23は、楕円形の如く中心からの外縁部までの距離が、長手方向と短手方向とで差異を有する円柱状の形状を有し、その中心で、玉が流下する方向と略直交する方向を向いた回転軸によって支えられている。また、楕円形ローラ23の外周部の長手方向には、玉がより密着し易いように円弧状の凹部が形成されている。
楕円形ローラ23は、駆動モータからギアを通じて動力の供給を受け、玉の流下方向(図4においては、反時計周り)に回転することによって、玉が貯留タンクから下流側の整列通路21を通じて玉払出部30へと流下する際の玉の重なりを崩し、玉圧によって玉払出部30に過負荷が生じないようにする。このように、楕円形ローラ23を設けることにより、玉の受け渡しに適した流下ガイド作用を得ることができる。
玉払出部30は、待機状態の玉の有無を検出する玉有無検知センサ31と、待機された玉を1個ずつ送出する回転部材であるスプロケット32と、払出信号に基づいてスプロケット32を駆動する駆動モータ33と、送出された玉を計数する玉計数センサ34と、回転位置検知センサ35とを備え、これらを内蔵する側面カバー1及びケーシング2により構成される。
また、玉払出部30には、整列通路21より流下した玉を略垂直に落下させる玉流下通路36、パチンコ台前面の受皿に玉を供給するための玉払出通路37、及び玉抜き操作時に玉払出装置100内に溜まっている玉を取り出すための玉抜き通路38を備え、これらの通路もまた上述した側面カバー1及びケーシング2によって構成されている。
図6に示すように、上述のスプロケット32は、筒状体を有し、玉の流路と直交する方向に設けられた回転軸によって回転可能なように支えられる。この筒状体の外周面の軸方向には、玉を1個ずつ区切って回転送りするための送り爪が周方向に等分して形成され、玉流下通路36の下流側に配設されている。
玉流下通路36は、玉が流下可能なように、貯留タンク10、整列通路21と、その底面が滑らかに連続するように配設される。また、玉流下通路36は、略垂直方向に玉3個分の長さを有している。このように、略垂直な流路を設けることにより、スプロケット32に到達する前に、玉が自重によって垂直落下することで速度が増し、各通路内で玉が詰まる危険性を減少させることが可能である。そのため、玉流下通路36の長さは、これに限られるものではなく、もっと長くてもよい。ただし、玉流下通路36をあまりに長くすると、スプロケット32や通路切替部40が、貯留タンク10や整列部20と離れるために、側面カバー1やケーシング2が大きくなってしまう。また、玉の速度増加に伴ってスプロケット32の回転速度も速くなるため、スプロケット32の回転位置を正確に検知することが困難となる。そこで、玉流下通路36は、略垂直方向に玉2個〜10個分程度の長さであることが好ましい。
また、玉払出通路37及び玉抜き通路38は、玉流下通路36の下方に位置し、ケーシング2の一部によって構成される隔壁39を挟んで並列に配設される。そして、玉払出通路37の下端開口部を玉払出口、玉抜き通路38の下端開口部を玉抜き口としている。
また図5に示されるように、ケーシング2の外側には、駆動モータ33の主軸に連結された駆動ギアから従動ギアA、従動ギアBを介してスプロケット32に動力を伝達する従動ギアCが配設されている。また、駆動モータ33の主軸に連結された駆動ギアから従動ギアDにも動力伝達され、ケーシング2を挟む対向する位置では楕円形ローラ23と連結し、これにより駆動モータが回転すると上記の楕円形ローラ23は回転される。
従動ギアCには、環状方向に等分して切り欠き形成されたスプロケット回転位置検知用のスリットを有したエンコーダとケーシング2を挟んでスプロケット32の回転軸を連結し、これにより駆動モータ33が回転するとスプロケット32も回転される。
エンコーダスリットと対応する位置には、スプロケット32の回転位置を検知するための回転位置検知センサ35が配設される。
整列通路21と玉流下通路36との間には近接センサを用いた玉有無検知センサ31をケーシング2の外側に配設し、整列通路21上に玉が有るか否かを検知する。さらに、玉払出通路37の下端部で開口する玉払出口には、近接センサを用いた玉計数センサ34を配設し、玉払出通路37を通過して玉が払い出されたとき、この玉計数センサ34が払い出された玉を検知して計数するように構成されている。
通路切替部40は、玉流下通路36の下流側、玉の通路としてはスプロケット32の直前に位置し、通路切替ブロック41と通路切替レバー42とで構成される。
図10に、通路切替ブロック41の概略構成図を示す。図3又は図4に示すように、通路切替ブロック41は、突部43を有し、その突部43は側面カバー1を貫通して嵌合されている。また、図10に示すように、通路切替ブロック41の側面には先端が半円弧状で弾性体のアームである弾性体アーム44を有しており、玉抜き通路38の近傍に形成している上下2つの凹部のどちらか一方に対応して嵌合されるように構成されている。なお、この弾性体としては、プラスチックのような樹脂材料を用いることができる。
図11に通路切替部40の動作を示す。
図11(a)のように、手動で通路切替ブロック41の突部43を下方へ移動する。この時、通路切替ブロック41の弾性体アーム44がケーシング2のA部の側面に接触し、押されることによって内側へ曲がる方向に変形し、ケーシング2が有する下側の凹部に嵌合して元に戻り、通路切替ブロック41はその位置に固定される。
また、通路切替ブロック41が下方へ移動することによって、通路切替レバー42は通路切替ブロック41のB部と接触し、押されることによって、反時計方向に回転する。その回転の結果、通路切替レバー42は、玉抜き通路38の開口部を塞ぎ、玉払出通路37への通路の一部を形成する。そして、玉の通路が玉払出通路37へ連結する一本の通路となる。この場合、玉流下通路36より流下してきた玉は、スプロケット32へ誘導され、スプロケット32を経て玉払出通路37へ流下する。
逆に、図11(b)に示すように、通路切替ブロック41の突部43を手動にて上方へ移動させると、通路切替ブロック41の弾性体アーム44がケーシング2のA部の側面に接触して押されることにより内側へ曲がる方向に変形し、ケーシング2が有する上側の凹部に嵌合して元に戻り、通路切替ブロック41はその位置に固定される。
通路切替ブロック41が上方へ移動すると、通路切替レバー42は通路切替ブロック41のB部との接触がなくなるため、通路切替レバー42は通路切替ブロック41のB部に接触するまで時計方向に回動移動することが可能となる。
したがって、通路切替レバー42は、その自重、若しくは玉流下通路36を経て流下してくる玉の重量によって時計方向に回動し、玉払出通路37への通路の底面がなくなるとともに玉抜き通路38への通路が開かれる。そのため、玉抜き操作時において、玉は玉抜き通路38へとほぼ垂直に流下し、玉払出通路36へ玉が流れることなく、また玉詰まりを生じる可能性を大幅に減ずることができる。
また、玉抜き操作時において、隔壁39の上端と玉流下通路36のスプロケット32側の壁の下端との略中央にスプロケット32の送り爪の先端が位置するように、スプロケット32を停止させてもよい。このようにスプロケット32を停止することにより、スプロケット32の送り爪の先端に、玉払出通路37へ玉が流れないようガイドの役割を持たせることが可能となり、誤って玉払出通路37へと流下する玉をさらに減ずることができる。
さらに、通路切替レバー42に、マイクロスイッチを設け、玉通路の切替状態を確認することによって、玉払い出し時に誤って玉の流下通路を玉抜き通路38に切り替えることを防止するよう監視可能としてもよい。
以上のように構成することによって、通路切替ブロック41の突部43を手動で上下に移動させるだけで、通路が切り替わり、電力を供給する必要もなく簡便に玉抜き操作を行うことが可能である。また玉抜き操作時においては、玉抜き通路内に障害となるものが存在せず、故に玉が内部で詰まる可能性を大幅に減じ、玉払出装置100内に貯留された玉全てを回収することができる。
以下に、本発明に係る玉払出装置100の動作を説明する。
図12に、遊技台の盤面裏側の上部に設置された玉払出装置100の貯留タンク10には、多数個の玉が状態で貯留されている状態を示す。また図13に、玉払出装置100より玉が払い出される様子を示す。
この待機状態から、パチンコ機の全体を制御するメイン制御部から玉の払い出し信号が入力され、駆動モータ33が駆動されると、この駆動に基づいて上流側の貯留タンク10では、玉が自重により下流側へと導かれる。
この貯留タンク10の下流側にあっては、天板22の受け止め片24によって貯留タンク10内の上層部の玉が受け止められて、その移動が制限される一方、下層部の玉は整列部20へと一列に整列されながら流下する。この整列部20で不規則な積層状態の玉が順に玉1個の高さに整列される。
この1個高さに整列する整列動作を以下に示す。
楕円ローラ23は、積層状態で流下してきた玉を受け止める。このとき、楕円ローラ23による玉の積層崩し位置は、通路底面から2個目の高さに位置する玉と対応し、この高さ位置よりも高く積層された玉の通過を制限する。
このとき、楕円ローラ23の外周面は、玉との接触面積を広くとれる円弧面を有しており、楕円ローラ23と玉との接触面間は滑りのない接触作用が得られる。このため、2個重なり高さ位置から1個高さの位置に至るまでの楕円ローラ23が回転する上下間において、長く接して玉を1個高さに落とし込むように玉崩しガイドする。
このため、積層状態の玉は楕円ローラ23の回転力を受けて個別に玉が崩され、整列されて流下する。
その後、下流側の玉払出部30へと玉は導かれる。この玉払出部30では、供給された玉をスプロケット32の正転送り動作により、玉払出通路37へ回転送りされ、その玉は玉払出口より連続的に降下して定められた玉数が図13のように払い出される。そして、玉は遊技台前面側の受皿へと払い出される。
なお、上述してきた実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲内で、実装するパチンコ機の構成に合わせて最適化することが可能である。
本発明に係る、玉払出装置を備えたパチンコ機の遊技台盤面の裏面図である。 本発明に係る玉払出装置を備えたパチンコ機の側面断面図である。 本発明に係る玉払出装置の概略構成図である。 本発明に係る玉払出装置を部品毎に展開した斜視図である。 本発明に係る玉払出装置を部品毎に展開した斜視図である。 本発明に係る玉払出装置を遊技台盤面裏面方向から表面方向へ見たときの概略断面図である。 本発明に係る玉払出装置の上面から見たときの概略図である。 本発明に係る玉払出装置の異物排除孔の構造図である。 本発明に係る玉払出装置の異物排除孔の構造図である。 本発明に係る玉払出装置の通路切替ブロックの概略構成図である。 本発明に係る玉払出装置の通路切替部40の動作説明図である。 本発明に係る玉払出装置の貯留タンクに、多数個の玉が状態で貯留されている状態を示す図である。 本発明に係る玉払出装置より玉が払い出される様子を示す図である。
符号の説明
100 玉払出装置
10 貯留タンク
20 整列部
21 整列通路
25 異物排除孔
30 玉払出部
32 スプロケット
36 玉流下通路
37 玉払出通路
38 玉抜き通路
40 通路切替部
41 通路切替ブロック
42 通路切替レバー

Claims (5)

  1. 供給された玉を一時的に貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンクから流下する玉を整列する整列部と、
    前記整列部から流下する玉を遊技者に所定数だけ払い出す玉払出部とを有し、
    前記整列部及び前記玉払出部を流下する玉の通路の側壁の一方は、玉払出装置の外壁で構成することを特徴とする玉払出装置。
  2. 前記外壁を、該外壁の外部より前記通路を視認可能な透明部材で構成する請求項1に記載の玉払出装置。
  3. 前記整列部又は前記玉払出部の前記通路は、異物を排除するための異物排除孔を備える
    請求項1又は2に記載の玉払出装置。
  4. 前記異物排除孔を、前記通路と、該通路を通過する玉との接触点を前記外壁の外側から視認可能なように構成する請求項3に記載の玉払出装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の玉払出装置を備える遊技機であって、
    前記玉払出装置は、前記整列部及び前記玉払出部を流下する玉の通路の側壁を構成する外壁が、当該遊技機への取り付け面側の外壁でないことを特徴とする遊技機。
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