JP4665098B2 - 遊技機の球体送り出し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の球体送り出し装置に関する。
詳しくは、球体送り出し部の故障を防止し得る遊技機の球体送り出し装置に関する。
さらに詳しくは、球体の出口が塞がれた場合、球体送り出し部の故障を防止し得る遊技機の球体送り出し装置に関する。
なお、本明細書で使用する「球体」の代表例は、パチンコ球である。
本出願人は、小型、安価かつ消費エネルギーが少ない球体の払出装置を提供するため、バラ積み状態で球体を保留する保留ボウル、前記保留ボウルから球体を受け入れ、一つずつ強制的に送り出す送り出し部、前記送り出し部から送り出された球体を列にして案内する案内部、前記案内部の出口に配置した検出部、前記検出部の検出に基づいて前記送り出し部を停止する制御部を含む遊技機の球体送り出し装置を提案した(特願2003-292535)。
前記発明において、出口が塞がれた場合、案内部の球体は移動しないため、送り出し部が強制的に不作動にされる。
これにより、送り出し部を駆動する電気モータが過熱し、球体の送り出しが不能になり、所定数の球体が払い出されない。
このため、所定数の球体が払い出されないとしてクレームをつけ、不正により多くの球体を入手されるおそれがある。
本発明の第1の目的は、球体の案内部の出口が塞がれた場合、球体の送り出し部の作動が不能にならないようにする遊技機の球体送り出し装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、案内部の出口が塞がれた場合、案内部の球体を逃がすことにより送り出し部のトラブルを防止することである。
本発明の第3の目的は、案内部の球体を逃がす機構を簡単化することにより、故障がなく、かつ、安価な球体送り出し装置を提供することである。
この目的を達成するため、請求項1の発明にかかる遊技機の球体送り出し装置は次のように構成されている。
バラ積み状態で球体を保留する保留ボウル、前記保留ボウルから前記球体を受け入れ、一つずつ強制的に送り出す送り出し部、前記送り出し部から送り出された前記球体によって前位の球体が順次押し進められることにより前記球体を一列状に出口部に案内する案内部、および、前記案内部の中間に配置した前記球体の排出部を備え前記排出部が、前記案内部の周の一部を開口した開口部、及び、前記案内部の伸長方向と平行な軸線回りに回動可能な閉止体を含み、通常状態において前記閉止体は弾性的に付勢されて前記開口に位置し、前記出口部が閉止された場合、前記送り出し部から送り出される前記球体から作用する圧力によって前記閉止体が回動されて前記開口が開放され、前記球体が前記開口を通って押し出されることを特徴とする遊技機の球体送り出し装置である。
この構成において、送り出し部から出口部に到るまでの案内部に、球体の排出部が配置されている。
したがって、送り出し部に無理な力が加わった場合、この排出部から球体を逃がすことができるので、送り出し部が過負荷状態で運転されることが無い。
よって、送り出し部が異常停止しないので、不正に球体を入手されることが無い利点を有する。
さらに、前記排出部が、前記案内部の周の一部を開口した開口部、及び、前記案内部の伸長方向と平行な軸線回りに回動可能な閉止体を含み、通常状態において前記閉止体は前記開口に位置し、球体から所定の力を受けた場合、前記開口を開放する位置に回動されることを特徴とする。
この構成において、閉止体は、通常、案内部の開口部を閉止している。
このため、球体は案内部において出口部に向かって案内される。
しかし、出口部が塞がれ、その結果送り出し装置から積極的に送り出される球体が所定の力で閉止体を押した場合、閉止体は軸線回りに回動して開放位置へ移動される。
これにより、球体は開口部から排出されるから、送り出し部に過負荷が加わらない利点を有する。
また、排出部は、開口部と閉止体により構成されるから、簡単な構造であり、安価に製造することができる。
バラ積み状態で球体を保留する保留ボウル、前記保留ボウルから前記球体を受け入れ、一つずつ強制的に送り出す送り出し部、前記送り出し部から送り出された前記球体を列にして出口部に案内する案内部、前記案内部の中間に配置した前記球体の排出部、前記排出部が、前記案内部の周の一部を開口した開口部、及び、前記案内部の伸長方向と平行な軸線回りに回動可能な閉止体を含み、通常状態において前記閉止体は前記開口に位置し、球体から所定の力を受けた場合、前記開口を開放する位置に回動され、さらに、前記開口から逃がされた球体を前記保留ボウルに案内することを特徴とする遊技機の球体送り出し装置である。
図1は本発明の実施例の球体送り出し装置が内蔵される遊技機列の斜視図である。
図2は、本発明の実施例の球体送り出し装置の後上方からの斜視図である。
図3は、本発明の実施例の球体送り出し装置の平面図である。
図4は、本発明の実施例の球体送り出し装置の右側面図である。
図5は、図3におけるA―A線断面図である。
図6は、本発明の実施例の球体送り出し部の分解斜視図である。
図7は、図3におけるB―B線断面図である。
図8は、図7におけるC―C線断面図である。
図9は、本発明の実施例の球体送り出し部の裏面図である。
図10は、本発明の実施例の制動部の回路図である。
図11は、図4におけるD−D線断面図(通常状態)である。
図12は、図4におけるD−D線断面図(異常状態)である。
図13は、本発明の実施例の検知部の正面図、背面図及び裏面図である。
図14は、本発明の実施例の制御部のブロック図である。
図15は、本発明の実施例の作用説明用のフローチャートである。
図1において、複数の遊技機100が列設され、島102を構成している。
次に遊技機100の概要を図1及び2を参照して説明する。
遊技機100は、その正面に上から順に、ゲーム内容等の表示部104、操作部106、球体投入皿108及び入賞球払出皿110が配置されている。
操作部106は、遊技の開始、遊技形式の選択等の指示信号を出力し、例えば、複数の押しボタンスイッチにより構成されている。
球体投入皿108は、賭け球体をバラ状態で受け入れ、底面の傾斜により所定の投入口に順次供給する機能を有する。
入賞球払出皿110は、払い出された入賞球をバラ状体で保留する機能を有する。
隣接する遊技機100との間に台間装置112が配置され、購入球体の払出ノズル114が球体投入皿108の上方に配置されている。
詳述すれば、台間装置112の受け入れ口113に所定金額、又は、プリペイドカードを挿入し、受け入れた所定金額に対し所定数の球体Bが払出ノズル114に払い出される。
払い出された球体Bは、払出ノズル114によって球体投入皿108に供給される。
遊技機100の内部には、球体送り出し装置120が配置されている。
球体送り出し装置120は、保留ボウル122、送り出し部124、案内部126、検出部128、出口部129及び制御部130を含んでいる。
次に各セクションの機能を説明する。
保留ボウル122は、横長矩形であり、底部が送り出し部124側へ傾斜しており、球体Bをバラ積み状態で保留する。
送り出し部124は、保留ボウル122から受け取った球体Bを一つずつ送り出す機能を有している。
案内部126は、送り出し部124により送り出された球体Bを一列に並べて案内する機能を有する。
検出部128は、案内部126の先端から払い出される球体Bを検出する機能を有する。
出口部129は、球体Bの案内部126からの出口である。
制御部130は、検出部128及び賭球体検出部132並びに操作部106から信号を受け、選択的に送り出し部124及び振り分け部134に制御信号を出力する。
賭球体検出器132は、球体投入皿108から受け入れた球体Bを、操作部106からの賭球体受け入れ指示に基づいて所定数を計数し、保留ボウル122へ送り出すと共に賭球体検出信号を制御部130に出力する。
振分装置134は、案内部126の出口部129から払い出された球体Bを払出ノズル114への通路138又は入賞球払出皿110への通路140へ選択的に振り分ける機能を有している。
次に、図2から図8を参照して送り出し部124を説明ずる。
図6に示すように、送り出し部124は、分離部142、押出部144、駆動部146及び制動部148(図10参照)を含んでいる。
まず、分離部142を説明する。
分離部142は、バラ積み状態の球体Bを一個ずつ区分けする機能を有している。
実施例において分離部142は、保留ボウル122に隣接配置され、かつ、上下方向に伸びるシリンダ状の保留部150の底部に配置された円板形の分離ディスク152である。
保留部150の上部開口は、通常、着脱可能な蓋151により閉止されている。
分離ディスク152は、回転中心部が円錐状に上方に凸に形成された滑落部154、その周囲にリング状に配置された平板部156を有している。
滑落部154には、攪拌突起158が形成されている。
本実施例において、攪拌突起158は120度間隔で回転軸線から周方向に伸びるリブ状の突起である。
平板部156は、その周縁部が保留部150の下に配置されている。
滑落部154の周囲に分離ディスク152の回転軸線を中心とする凹溝160が形成されている。
複数の通孔162が前記回転軸線を中心とする同一円上に等間隔で凹溝160に形成されている。
換言すれば、通孔162の間にはリブ165が位置している。
通孔162は、その周方向の幅が球体Bの直径よりも僅かに大きく、長さは球体Bの直径の二倍以下に形成され、かつ、滑落部154及び平板部156の上面から滑らかな曲面で接続されている。
換言すれば、通孔162には球体1個のみが位置することができる。
次に押出部144を説明する。
押出部144は、分離ディスク152とほぼ同径の円板状の押出ディスク164である。
押出ディスク164の上面には、押出ディスク164の回転軸線から周方向にインボリュート曲線状に伸びる保持溝166が通孔162に相対して形成されている。
換言すれば、所定の高さの下押出条168がインボリュート曲線状に伸びている。
なお、下押出条168は、球体Bをスムーズに移動させることが出来る場合、直線又は弧状に形成されることができる。
分離ディスク152の裏面にも上押出条170が下押出条168に相対して形成されている。
これら分離ディスク152と押出ディスク164は、ボールベアリング172を挟んで一体化され、送出ディスク174を構成している。
したがって、下押出条168、上押出条170、分離ディスク152の下面及び押出ディスク164の上面によって囲まれ、周面が開口した保持空間176(図8参照)が形成されている。
押出ディスク164は、ベース178の上面に形成された円形穴180内に配置されている。
円形穴180の中央に固定軸182がほぼ垂直に固定され、その上端部にベアリング172が取り付けられている。
これにより、送出ディスク174は回転自在に支持されている。
円形穴180の周側から中心部に向かって伸びる案内片184を有する案内プレート186がベース178の上面に固定されている。
案内プレート186は、案内片184、円形の案内孔188及び案内片184と案内孔188とにより形成した導出通路190とを有する。
なお、案内片184は、ベース178に固定した軸189にピボット運動可能に取付け、かつ、付勢体191、例えばスプリングによって図8において時計方向へ付勢され、図8に示す位置でストッパ(図示せず)により停止されている。
案内片184に球体Bが衝突した場合、案内片184が僅かにスプリング力に反して回動し、衝突のショックが緩和される。
図7に示すように、案内片184の先端は、分離ディスク152と押出ディスク164との間に形成された溝196に配置され、かつ、保持空間176の奥壁近傍に位置している。
したがって、通孔162に落下した球体Bは、押出ディスク164の保持溝166の底に支えられ、下押出条168及び上押出条170に押され、その直径部を案内孔188に案内されつつ送出ディスク174の回転とともに回動される。
そして、球体Bは案内片184に誘導され、導出路190を通って送出ディスク174の周方向に移動する。
導出路190は、球体Bの直径よりも僅かに幅が広く形成されている。
したがって、球体Bは導出路190を一列に並んで移動する。
導出路190に相対する円形穴180の周壁が開口され、出口開口192が形成されている。
出口開口192の近傍に球体切り装置194が配置されている。
球体切り装置194は、出口開口192を通って出口通路204へ移動された球体Bが、再度出口開口192へ戻らないようにする機能を有している。
球体切り装置194は、ガイドローラ196、揺動レバー198(以下図9参照)、付勢体200及びセンサ202を含んでいる。
ガイドローラ196は、レバー198の一端に取付けられている。
レバー198は、ベース178の裏面側の凹部に配置されている。
レバー198は、スプリングである付勢体200によって図9において反時計方向に付勢されている。
これにより、ガイドローラ196は、出口開口192の近傍に配置され、出口通路204内の位置に保持される。
出口通路204は、トンネル状であり、導出通路190と同様に球体Bが一列で移動可能である。
また、ガイドローラ196は、球体Bによって付勢体200の付勢力に反して出口通路204外に移動される。
したがって、球体切り装置194を通過した球体Bは、ガイドローラ196によって阻止され、出口開口192へ戻ることができない。
なお、センサ202は、配置せずとも良い。なぜなら、その機能は後述の検出部128のセンサ278で代用可能であるからである。
次に駆動部146を図5を参照して説明する。
駆動部146は、送出ディスク174を所定速度で回転させる機能を有する。
駆動部146は、電気モータ206及び伝動機構208を含んでいる。
電気モータ206は、ベース178に倒立状態に固定され、下方へ突出する出力軸(図示せず)に固定した出力ギヤ(図示せず)を有している。
伝動機構208は、円形穴180に隣接して形成したギヤ穴210内に直立する固定軸212に回転自在に取り付けた大径ギヤ214と一体の小径ギヤ216を含んでいる。
前記出力ギヤは、大径ギヤ214に噛み合い、小径ギヤ216は押出ディスク164の外周に形成したギヤ218に噛み合っている。
したがって、送出ディスク174は、電気モータ206によって伝動機構208を介して回転される。
次に、制動部148を図10を参照して説明する。
制動部148は、所定数の球体Bが払い出された後、送出ディスク174を急速停止し、球体Bが過払い出しされないようにする機能を有する。
したがって、制動部148は、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
制動部148は、電気モータ206の給電回路218をショートさせることにより、電気モータ206に制動力を付与する電気ブレーキユニット220を用いることができる。
電気ブレーキユニット220は、電気モータ206の給電回路218において、モータ206と並列に接続されたスイッチングユニット222を含んでいる。
スイッチングユニット222は、本実施例ではスイッチ224であるが、同様の機能を有する他のスイッチング手段に変更することができる。
給電回路218には、ゲーム機の制御装置(図示せず)からの指令で開閉されるスイッチ226が直列に接続されている。
スイッチ224が閉じられた場合(図10の状態)、給電回路218は、閉回路になり、モータ206が所定の方向に回転される。
このとき、電気ブレーキユニット220は開放回路のため機能しない。
スイッチ224が切り替えられ、スイッチングユニット222が閉になった場合、電気ブレーキユニット220は閉回路になる。
この状態において、送出ディスク174の慣性回転によりモータ206は発電機として機能し、電気ブレーキユニット220に電流が流れる。
電動モータ206は、閉状態の電気ブレーキユニット220によってショートされるため、発電機としての電気モータ206の負荷が最大になり、制動力が伝動機構208を介して送出ディスク174に加わる。
結果として、送出ディスク174は、僅かな慣性回転量で停止する。
前記電気ブレーキユニット220のみで制動力が不足する場合、モータ206から押出ディスク164の間の伝動機構208に電磁ブレーキユニット、若しくは、機械的ブレーキユニットを追加し、又は、それらに置き換えることができる。
制動力が不足する場合とは、例えば、余計に球体Bが出口部129から払い出される場合である。
次に案内部126を図2、4、5、11及び12を参照して説明する。
案内部126は、送り出し部124によって送り出された球体Bを一列に整列して案内する機能を有する。
出口通路204に案内パイプ230が接続されている。
図5に示すように、案内パイプ230はほぼ水平の出口通路204からほぼ垂直方向に立ち上がる湾曲部232と垂直上方に伸びる直線部234とを含んでいる。
これら通路235は、断面矩形であって、球体Bの直径よりも僅かに大きい内法寸法を持っている。
直線部234は、所定長さのパイプ片を所定数接続することにより、その長さを段階的に設定可能にすることが望ましい。
また、直線部234の通路235は断面チャンネル形のベース部236と断面アングル形の補助部238を組み合わせることにより図11及び12に示すように断面矩形に形成されている。
通路235の断面は、円形、三角形及び五角形等であってもよい。
しかし、製造等との関係で角形が好ましい。
次に案内部126の中間に配置した球体の排出部240を図11を参照して説明する。
球体排出部240は、球体Bの案内部126からの排出機能を有している。
具体的には、直線部234の保留ボウル122側のベース部236の側壁に開口242が設けられている。
この開口242は、直線部234の長手方向に球体Bの直径以上の長さを有し、内部の球体Bがその開口242を通って球体投入皿108に戻されるように配置されている。
この開口242を覆うように開閉体244が配置されている。
開閉体244は、開口242に相対する閉止部246と軸部248を含んでいる。
軸部248は、ほぼ円柱状であり、その上下に突出する軸(図示せず)が、図2に示す、ベース部236の背面に形成された上軸受溝250及び下軸受溝252において回動自在に位置している。
閉止部246は、上下に長い板状であり、開口242に位置し、図11に示すようにその凡そ半分を覆うように軸部248からその直径方向に伸びている。
換言すれば、閉止部246の先端と補助部238との間には目視開口250が形成される。
目視開口250は、通路235内の球体Bの移動状況を観察し、又は、磨耗紛等を排除することができる。
図11に示すように、軸部248の横断面はほぼ円形であるが、閉止部246の反対側は平面254に形成されている。
この平面254は、閉止部246に対しほぼ直角をなすよう形成されている。
開閉体244は、付勢手段256によって開口242を閉止する閉止位置に保持されるよう付勢されている。
付勢手段256は、弾性体258であり、本実施例においては、一端をベース部236に固定され、他端を平面254にあてがわれた板バネ260である。
本実施例において、図11に示すようにベース部236の側壁と閉止部246とが平行になった状態において、平面254に板バネ260の先端部が面接触し、板バネ260が弾性変形されない。
図12に示すように、閉止体244が反時計方向に回動された場合、平面254が板バネ260に対し傾斜し、板バネ260を変形させる。
これにより、開閉体244は図12において時計方向の回動力を受け、閉止位置に戻される力を受ける。
開閉体244が図12に示すように所定角度回動された場合、閉止部246の先端と補助部238との間が球体Bの直径分離れるため、通路235内の球体Bは開口242から排出されることができる。
図5に図示するように、案内面262が、ベース部236の開口242の下面からほぼ水平に保留ボウル122上に延びている。
また、開口242に相対する補助部238から、斜めに保留ボウル122上に延びる案内プレート264が設けられている。
開口242から排出された球体Bは、これら案内面262及び補助部138から突出する案内プレート264により案内されて保留ボウル122の上向き開口に落下する。
案内部126の下流に検出部128が配置されている。
次に検出部128を図13を参照して説明する。
検出部128は、払い出される球体Bを検出する機能を有する。
したがって、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
実施例の検出部128は、払出ベース270に形成された倒立J形の払出通路272、被動ローラ274、レバー276及びセンサ278を含んでいる。
払出通路272は通路235と同一寸法である。
被動ローラ274は、回動軸280に固定されたL形のレバー276の一端に固定された軸282に回転自在に取り付けられている。
被動ローラ274は、払出通路272に位置する待機位置と通路272外の被動位置に移動することができる。
レバー276は、付勢手段284、例えばスプリング286によって図13(B)おいて時計方向に付勢されている。
換言すれば、被動ローラ274はスプリング286によって待機位置に向かって付勢され、払出ベース270のストッパ(図示せず)によって係止されて前述の待機位置に保持される。
センサ278は、レバー276の他端の回動経路に相対して払出ベース270に固定されている。
被動ローラ274が払出通路272の外に押し出されたとき、したがって、レバー276が待機位置から所定角度回動された場合、レバー276の一端がセンサ278によって検知される。
センサ278は、レバー276の一端を検知した場合、検知信号を出力する。
検出部128は、払出ベース270を通路272の軸線回りに回動可能に設け、アクチュエータによって選択的に所定の位置に回動させることにより出口部129の位置を変更することができる。
この位置変更により、球体投入皿108または入賞球払出皿110に選択的に払い出すことが出来る。
この場合、検出部128は、振り分け部134を兼ねることになる。
なお、払出ベース270の下端部の円形のフランジ288は、案内部126に固定するために利用される。
次に制御部130を図14を参照して説明する。
制御部130は、マイクロプロセッサ290であり、操作部106、センサ278及び賭球体検出部132から信号を受信し、所定の処理を行った後、振り分け部134、球体送り出し部124の電気モータ206及び制動部148を制御する機能を有している。
換言すれば、記憶した処理プログラムにより、操作部106、センサ278及び賭球体検出部134からの信号に基づいて、振り分け装置134の振り分け及びモータ206並びに制動部148の起動停止を制御する。
つぎに、本実施例の作用を図15のフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップS11において、台間装置112の受け入れ口113に投入された現金又はプリペイドカードが識別される。
これら現金又はカードを識別した場合、購入可能な金額を判別し、ステップS12に進む。
次にステップS12において、操作部106の購入ボタンが押されたか判別する。
購入ボタンが押された場合、ステップS13に進み、振り分け装置134を球体投入皿108側に切り換える。
次にステップS14において、送り出し部124のモータ206を起動する。
この処理と並行して受け入れた現金を収納し、又は、プリペイドカードに残金が記憶される。
モータ206の起動によって、伝動機構208を介して送出ディスク174が回転される。
送出ディスク174の回転により、その上に載っている多数の球体Bは、通孔162に落下する。
図6に示すように、保留部150の下端開口は複数の通孔162に相対しているので、重力で落下するにも関わらず、球体Bは同時に複数の通孔162に落下出来る。
このため、送出ディスク174が高速回転しても通孔162には必ず球体Bが保留されているため、それら球体Bは歯抜けすることなく払い出だされる。
送出ディスク174の回転により、攪拌突起158が一体に移動し、球体Bを突き上げる。
結果として、球体Bが攪拌され、通孔162に落下するので払出の効率が高まる。
したがって、保持空間176に球体Bが保留されない事態を防ぐことができるので、単位時間当たりの払出数を増加することができる。
球体Bは、高速度で移動しているので、通孔162において、その慣性により落下量が少ない場合がある。
その場合、球体Bは通孔162が十分に長いので、保持空間176に確実に落下する。
保持空間176に落下した球体Bは、案内孔188によってガイドされつつ下押出条168及び上押出条170によって押されるので、その下面を保持溝166底部に支えられて送出ディスク174とともに移動する。
球体Bが案内片184に達した場合、送出ディスク174と同方向の移動は案内片184によって阻止されるので、案内片184によって送出ディスク174の周方向に向かう導出路190に案内され、出口開口192を通って出口通路204に払い出される。
球体Bは出口開口192を通過した直後、ガイドローラ196を押すので、レバー198の一端部がセンサ202に近接し、センサ202はカウント信号を出力する。
球体Bが通過した後、ローラ196、したがってレバー198は付勢体200によって元の位置に戻され、次の払出に備える。
したがって、球体Bが戻ろうとしても復帰したガイドローラによって阻止され、導出路190に戻ることはない。
センサ202からの信号が周期的に出力しない場合、エラーと判断し、モータ206を停止することができる。
送出ディスク174により順次送り出される球体Bは、湾曲部232、直線部234及び払出通路272を一列に順次押し上げられ、被動ローラ274に達する。
被動ローラ274は、移動する球体Bによって待機位置から被動位置に移動される。
被動ローラ274と球体Bとの接触部が直径部を超えた場合、スプリング286によってレバー276が待機位置へ急速に移動される。
これにより、球体Bは勢いよく出口部129から払い出される。
払い出された球体Bは、通路138及び払出ノズル114を経由して球体投入皿108に供給される。
レバー276の検知位置への移動により、センサ278が検知信号を出力する。
ステップS15において、この検知信号が計数され、ステップS16において所定の払出数と比較される。
所定の払出数に満たない場合、ステップS15に戻り、所定の払出数になるまで払出が行われる。
ステップS16において所定の払出数になった場合、ステップS17に進み、モータ206が停止され、かつ、制動部148が所定時間作動される。
換言すれば、所定数の球体Bが払い出された場合、モータ206が停止され、電気ブレーキユニット220が作動して送出ディスク174は急速停止する。
したがって、送出ディスク174は急速停止されるので、球体Bの過払出を生じない。
次に、操作部106の遊技開始ボタンが押されたケースを説明する。
ステップS21において開始ボタンが押されない場合、ステップS11に戻る。
遊技開始ボタンが押された場合、ステップS22に進む。
ステップS22において、賭球体検出部132において所定数の賭球体を検出した場合、ステップS23に進み、遊技が開始される。
次に遊技を開始後、ステップS24において入賞が判別される。
入賞しない場合、ステップS11に戻る。
入賞した場合、振り分け装置134を入賞球払出皿110側に切り換える。
次にステップS26においてモータ206を起動させ、前述のように出口部129から球体Bを一個ずつ払い出す。
払い出された球体Bは、通路140を経由して入賞球払出皿110へ供給される。
球体Bの通過毎にセンサ278から検知信号が発せられるので、ステップS27において検知信号が計数される。
次にステップS28において計数値が入賞所定値と比較され、入賞所定値よりも少ない場合、ステップS27に戻って払出を継続する。
ステップS28において、計数値が入賞所定値と一致した場合、ステップS29に進み、モータ206が停止され、かつ、制動部148が所定時間作動されて前述のように急速停止され、球体Bの過払い出しが防止される。
その後プログラムは、ステップS29からステップS11に戻る。
なお、保留ボウル122に球体Bの残量センサを設け、保留球体が所定量よりも減少した場合、外部の補給装置から球体Bの補給を受けるよう構成されることが好ましい。
出口部129が器具等により閉止された場合、球体Bは案内部126において進行できないため、側壁への圧力が高まる。
この圧力により、閉止部246が図11において反時計方向に回動され、図12に示す目視開口250が球体Bの直径に広げられる。
これにより、球体Bは目視開口250から押し出される。
押し出された球体Bは、案内面262及び案内プレート264に案内されて保留ボウル112に落下する。
したがって、モータ206に過大な力が加わらないので、異常停止することがない。
また、案内部126内のゴミは、目視開口246から払い出されることができる利点がある。
参考例
図16は、本発明の参考例の球体送り出し装置の斜め前上方からの斜視図である。
図17は、本発明の参考例の球体送り出し装置の斜視図である。
図18は、本発明の参考例の球体送り出し装置の正面図である。
図19は、本発明の参考例の球体送り出し装置の右側面図である。
図20は、図18におけるE―E線断面図である。
図21は、図19におけるF―F線断面図である。
図22は、本発明の参考例のリリーフ部下側構造体の拡大斜視図である。
図23は、図22の仮想面Gにおける断面図である。
次に図16から図23に示す参考例を説明する。
実施例と同一機能部には同一符号を付し、説明を省略する。
参考例は、送り出し部124から払い出された球体Bが重力によって転がり落ちるケースに適用した例である。
出口通路204に続いて入賞球払出皿110に球体Bを案内するリリーフ機構付き案内部300が配置されている。
図17に示すように、リリーフ機構付き案内部300は、正常時通路構造部302と異常時通路構造部304とを含んでいる。
これら構造部は、下側構造体303と上側構造体305とによって構成されている。
図22に示すように、下側構造体303は、底板306と底板306の一端部から垂直上方に伸びる側壁308及びベース178の外側壁に密着固定される受け入れ部310を有する。
受け入れ部310は、底板306からほぼ垂直上方に立ち上がる板状であり、送り出し部124の出口通路204に相対し、矩形であって、かつ、出口通路204と同一サイズの入口312が形成されている。
底板306は、出口通路204(入口312)の底部に連続して斜め下方へ伸びた後、ほぼ垂直下方へ伸びている。
さらに、底板306は後述の異常時通路を構成するため、横方向に所定の幅、すなわち、図22、23に示すように、入口312の約5倍の幅を有している。
側壁308は、入口312の一側壁に連続し、球体Bの直径よりも僅かに高く伸びている。
垂直下方へ伸びる底板306に相対する側壁308は、底板306から横方向へ伸び、前記高さと同一量突出している。
入口312の下流に排出部311が配置されている。
排出部311は、案内部である案内通路313において、球体Bの出口部315が塞がれ、結果として、送り出し部124から送り出される球体Bの進行が停止された場合、案内通路313内の球体Bが押し出されることが出来る機能を有している。
具体的には、球体Bを案内通路313から逃がすリリーフ部314が設けられている。
本実施例において、リリーフ部314は第1リリーフ部316と第2リリーフ部318により構成されているが、1カ所のみでもよい。
しかし、2カ所以上にすることにより、球体Bが複数箇所から逃げることができ、より確実に送り出し部124の過負荷を防止できる利点がある。
次に、本実施例の第1リリーフ部316を説明する。
側壁308の途中から底板306と平行に、第1通路天井板320が突出している。
第1通路天井板320の先端からほぼ直角に下方へ向けて第1リリーフ体322が垂下している。
底板306、側壁308、第1通路天井板320及び第1リリーフ体322により、図23に示すように断面ほぼ矩形の第1案内通路324を形成している。
第1案内通路324において、第1リリーフ体322の下端は、底板306上に位置する球体Bの最大直径部よりも上位において球体Bと相対している。
また、側壁308と第1リリーフ体322下端とは、相対する球体Bの部位が密に保持されない間隔を有している。
第1リリーフ体322の球体Bの転がり方向の長さは、球体Bの直径よりも大きい、好ましくは、球体Bの直径の約1.5倍が良い。
球体Bの停滞位置が変化した場合であっても、球体Bが押し出されることができるからである。
さらに、第1リリーフ体322の長さが球体Bの直径よりも僅かに長い場合、球体Bがスムーズに移動できない場合があり、また、約1.5倍よりも長い場合、装置が大型化するからである。
出口通路204から転がり出た球体Bは、入口312を通って第1案内通路324に達し、底板306上を転がり、かつ、その側部を側壁308及び第1リリーフ体322の下端により案内されつつ転動する。
本実施例における第1リリーフ体322は、通常状態において、第1案内通路324の構造体として樹脂により一体成形され、所定の厚みにすることにより、所定の弾性を有している。
換言すれば、球体Bが図23において第1リリーフ体322側へ所定の力で押された場合、横方向へ変形し、球体Bが第1案内通路324から押し出されることができる。
しかし、第1リリーフ部316は、第1リリーフ体322を剛体により形成し、付勢体により所定の力で第1案内通路324を形成した状態で静止状態を保つように構成することができる。
第2リリーフ部318は、第1リリーフ部316の直ぐ下流側に配置されている。
第2リリーフ部318は、第2通路天井板326、第2リリーフ体328を含み、第1リリーフ部316と同様に第2案内通路330が構成されている。
なお、第1案内通路324及び第2案内通路330に相対して側壁308に覗き長孔332が形成されている。
第2リリーフ部318の下流には、側壁308に固定された第3通路天井板334、垂直に伸びる底板306及び側壁308によってほぼ垂直に伸びる第3案内通路338を構成している。
第3案内通路338はリリーフ体322に相当する側壁を有しないので、球体Bは第3案内通路338に自由に出入り可能である。
出口部315は、第3案内通路338の下端部である。
次に異常時通路構造部304を説明する。
異常時通路構造部304は、前記リリーフ部314から押し出された球体Bを第3案内通路338へ案内する機能を有するリリーフ通路340及び後述のリターン通路350を構成する。
図21に示すように、異常時通路構造部304は、底板306、底板306と相似形の傾斜部を有するリリーフ部天板342、押し出された球体Bを案内するリリーフ部案内板344及び側壁345とによりリリーフ通路340を構成し、かつ、リリーフ部天板342の下方に位置するリターン部底板346及びリターン底板346と共にリターン通路350を構成するリターン天板348及び底板306の垂直部と平行なリターン部側壁352並びにリターン通路350の側方を閉止する側壁354を含んでいる。
詳述すれば、図17に示すように、リリーフ部案内板344は、第2リリーフ部318の直ぐ下流からリリーフ部天板342から底板306に向かって板状に下方に突出し、その上面が傾斜状態から水平状態に連続的に変わるよう、スパイラル状に形成されている。
リリーフ部案内板344の先端と側壁354との間には、球体Bが通過できる落下孔356が形成されている。
リターン部底板346は、図21に示すように下向き案内通路313に向かって傾斜しており、球体Bが重力により案内通路313に向かって転動するようになっている。
リターン部天板348は、リターン部底板346と平行に配置されている。
リターン通路350は、図21に示すように、下向き案内通路313に連通している。
リターン通路350には、球体Bがリターン通路350に位置することを検知するセンサ358が配置されている。
このセンサ358は、光電式、機械式等使用することができる。
センサ358から球体Bの検知信号が出力された場合、送り出し部124のモータ206が停止されるように構成されている。
次に本参考例の作用を説明する。
まず、通常の作動状態を説明する。
送り出し部124の出口通路204から送り出された球体Bは、入口312から第1案内通路324、第2案内通路330及び第3案内通路338を落下し、さらに図示しない案内通路を経て所定の出口から入賞球払出皿110へ払い出される。
換言すれば、球体Bは、第1リリーフ部316において、側壁308、第1通路天井板320及び第1リリーフ体322によって案内されつつ底板306上を転がる。
同様に、第2リリーフ部328の第2案内通路330を転がり落ち、第3案内通路338において垂直に落下する。
したがって、第1リリーフ体322及び第2リリーフ体328を押す球体Bの力は、所定の力以上にならないので、球体Bは第1リリーフ体322及び第2リリーフ体328に案内されて転がり落ちる。
次に、異常な状態、すなわち、出口部315が塞がれて球体Bが停滞した場合を説明する。
球体Bが停滞した場合、球体Bは案内通路313を落下することができないにも関わらず、送り出し部124から強制的に球体Bが送り出される。
そこで、第1案内通路324及び第2案内通路330内の球体Bは、横方向への進行力が増加する。
換言すれば、第1リリーフ体322及び第2リリーフ体328が球体Bによって、所定の力以上で押される。
したがって、第1リリーフ体322及び第2リリーフ体328が変形して球体Bがリリーフ通路340に押し出される。
押し出された球体Bは、底板306又はリリーフ部案内板344の傾斜により下向き案内通路313から離れる方向に転がり落ち、落下孔356からリターン通路350に落下する。
次いで、リターン底板346の傾斜によって垂立する底板306、リターン側壁352及びリターン天板348によって案内されつつ第3案内通路338に向かって転がり落ちる。
この途上において、球体Bは、センサ358によって検知される。
センサ358の球体Bの検知に基づき、送り出し部124が停止され、球体Bの送り出しを中止する。
したがって、球体Bが案内通路313に停滞した場合、直ぐさま送り出し部124が停止されることにより、送り出し部124等の損傷を防止することができる。
案内通路313における球体Bの停滞が解消した場合、リターン通路350又はリリーフ通路340に位置する球体Bは、第3案内通路338に球体Bが存在しなくなった後、リターン底板346の傾斜により第3案内通路338へ落下するので、自動的に正常な状態に復帰する。
なお、押し出された球体Bをリリーフ通路340から図外の保留部に導くことにより、センサ358を配置しないことができる。
図外の保留部に球体Bを保留する場合、保留された球体Bを手動等により、戻さねばならない不便がある。
換言すれば、送り出し部124を停止することは必須の発明特定事項ではないが、省スペース等の点でメリットを有する。
図1は本発明の実施例の球体送り出し装置が内蔵される遊技機列の斜視図である。 図2は、本発明の実施例の球体送り出し装置の後上方からの斜視図である。 図3は、本発明の実施例の球体送り出し装置の平面図である。 図4は、本発明の実施例の球体送り出し装置の右側面図である。 図5は、図3におけるA―A線断面図である。 図6は、本発明の実施例の球体送り出し部の分解斜視図である。 図7は、図3におけるB―B線断面図である。 図8は、図7におけるC―C線断面図である。 図9は、本発明の実施例の球体送り出し部の裏面図である。 図10は、本発明の実施例の制動部の回路図である。 図11は、図4におけるD−D線断面図(通常状態)である。 図12は、図4におけるD−D線断面図(異常状態)である。 図13は、本発明の実施例の検知部の正面図、背面図及び裏面図である。 図14は、本発明の実施例の制御部のブロック図である。 図15は、本発明の実施例の作用説明用のフローチャートである。 図16は、本発明の参考例の球体送り出し装置の斜め前上方からの斜視図である。 図17は、本発明の参考例の球体送り出し装置の斜視図である。 図18は、本発明の参考例の球体送り出し装置の正面図である。 図19は、本発明の参考例の球体送り出し装置の右側面図である。 図20は、図18におけるE―E線断面図である。 図21は、図19におけるF―F線断面図である。 図22は、本発明の参考例リリーフ部下側構造体の拡大斜視図である。 図23は、図22の仮想面Gにおける断面図である。
B 球体
120 送り出し装置
122 保留ボウル
126,313 案内部
240,314 排出部
242 開口部
244 閉止体
322,328 リリーフ体
340 リリーフ通路
350 リターン通路
358 センサ

Claims (1)

  1. バラ積み状態で球体(B)を保留する保留ボウル(122)、
    前記保留ボウルから前記球体を受け入れ、一つずつ強制的に送り出す送り出し部(120)、
    前記送り出し部から送り出された前記球体によって前位の球体が順次押し進められることにより前記球体を一列状に出口部(129、315)に案内する案内部(126,313)、および、
    前記案内部の中間に配置した前記球体の排出部(240,314)を備え
    前記排出部が、前記案内部の周の一部を開口した開口部(242)、及び、前記案内部の伸長方向と平行な軸線回りに回動可能な閉止体(244)を含み、通常状態において前記閉止体は弾性的に付勢されて前記開口に位置し、
    前記出口部が閉止された場合、前記送り出し部から送り出される前記球体から作用する圧力によって前記閉止体が回動されて前記開口が開放され、
    前記球体が前記開口を通って押し出されることを特徴とする
    遊技機の球体送り出し装置。
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