JP2744940B2 - 球体払出し装置 - Google Patents

球体払出し装置

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JP2744940B2
JP2744940B2 JP7288145A JP28814595A JP2744940B2 JP 2744940 B2 JP2744940 B2 JP 2744940B2 JP 7288145 A JP7288145 A JP 7288145A JP 28814595 A JP28814595 A JP 28814595A JP 2744940 B2 JP2744940 B2 JP 2744940B2
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rotating disk
motor
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hopper
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逵康 山口
志ず子 山口
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有限会社山口電子研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は球体払出し装置に
関するもので、更に詳細には、例えばパチンコやスロッ
トマシン等のゲーム機の景品あるいは自動販売機の商品
としての球体の払出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばパチンコやスロットマシン
等のゲーム機においては、ゲームをより楽しめるように
するため、例えば得点に応じて景品が当るゲーム機が普
及している。このようなゲーム機では、景品を排出し易
くするために透明のプラスチック製カプセル内に景品の
おもちゃやバッジ等を収納した球体をホッパ内に収容
し、随時球体を払出しするようにしている。また、おも
ちゃの自動販売機においても、同様に商品としてのおも
ちゃを排出し易くするために透明のプラスチック製カプ
セル内に商品のおもちゃやを収納した球体をホッパ内に
収容し、随時球体を払出しするようにしている。
【0003】従来のこの種の球体払出し装置は、一般
に、球体を収容する収納部に内蔵される略ロート状のホ
ッパと、このホッパの底部排出口に配設され、偏心位置
に球体の案内孔を有する回転円盤とを具備し、回転円盤
の回転により案内孔を通過する球体を下方に落下させて
外部に対して配置される取出口から取り出せるように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の球体払出し装置においては、球体はカプセル内
に景品等の別物体が移動可能な状態や重心が偏った状態
で固定収納される場合があるため、転がらずに滑った状
態で搬送される。したがって、搬送勾配を大きくしなけ
れば球体の払出しがスムーズでなくなり、球体が詰まっ
て払出しに支障をきたす虞れがあった。また、払出し装
置の占める割合が大きくなると、球体が収容される容積
が少なくなり、ホッパ内部の回転円盤と外部に対して配
置されている取出口との間が近接してくるため、取出口
から手をいれて回転円盤を回転することができ、ホッパ
内の球体を外部から容易に取り出すことができ、悪戯さ
れるという問題もあった。
【0005】また、ゲーム機や自動販売機の本体と球体
の収容スペースとのバランスを考えた場合、球体の収容
スペースを可能な限り大きくして多くの球体を収容でき
るようにする方が望ましい。更には、カプセルはプラス
チック製で強度が比較的弱いため、回転円盤の案内孔等
に挟まって詰まった場合に、潰れて変形したり破損する
虞れがあり、そのため払出し装置に故障をきたし、信頼
性や商品価値を低下させるという問題もあった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、外部からの球体の取り出しを防止でき、円滑に球体
を搬送して払出しすることができようにすることを第1
の目的とし、限られた収納スペースに多くの球体を収容
できるように収容効率を高めることを第2の目的とし、
更に、球体の損傷及び装置の故障を防止することによっ
て装置の信頼性と稼働効率の向上を図ることを第3の目
的とする球体払出し装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の球体払出し装置は、球体を収容する
収納部に内蔵され、収容された球体を集積するロート状
ホッパと、このホッパの底部排出口に配設され、偏心位
置に上記球体の案内孔を有する略水平回転可能な回転円
盤と、この回転円盤の案内孔を通過する球体を落し込む
落下口と外部に対して配置される取出口とを連通する搬
送通路とを具備し、上記落下口と取出口とを隔離する位
置に設け、上記搬送通路は、その上端に回転円盤を駆動
するモータを設けた円筒体の外側面に沿って平板状のス
パイラル状底面を配設して、上記円筒体の外側面によっ
てスパイラル状底面の内側方に円弧状側壁を形成し、落
下口に落下される上記球体をスパイラル状底面と円弧状
側壁とにより接触案内することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の球体払出し装置は、収納部
に収容された球体を集積し、底部に傾斜状排出口を有す
るロート状ホッパと、このホッパの傾斜状排出口に配設
され、偏心位置に上記球体の案内孔を有する傾斜回転可
能な回転円盤と、この回転円盤の案内孔を通過する球体
を落し込む落下口と外部に対して配置される取出口とを
連通する搬送通路とを具備し、上記落下口と取出口とを
隔離する位置に設け、上記搬送通路は、その上端に回転
円盤を駆動するモータを設けた円筒体の外側面に沿って
平板状のスパイラル状底面を配設して、上記円筒体の外
側面によってスパイラル状底面の内側方に円弧状側壁を
形成し、落下口に落下される上記球体をスパイラル状底
面と円弧状側壁とにより接触案内することを特徴とす
る。
【0009】請求項3記載の球体払出し装置は、請求項
1又は2記載の球体払出し装置において、上記回転円盤
を正逆回転するモータと、上記回転円盤の案内孔又はそ
の付近における球体の異常による負荷を検出する検出手
段と、上記検出手段によりモータの正逆回転を制御する
制御手段とを具備し、上記モータの正逆回転の転換によ
り球体の異常停止を解除することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の球体払出し装置は、請求項
1又は2記載の球体払出し装置において、上記回転円盤
と、この回転円盤を回転するモータとの間に、上記回転
円盤に負荷がかかった際に回転円盤の回転を停止すると
共に逆回転するクラッチ機構を介在してなることを特徴
とする。
【0011】この発明において、上記搬送通路は落下口
と取出口とを連通する部位に設けられるものであれば、
その形態は任意でよく例えばスパイラル状底面を、板状
部材を絞り加工したもの、あるいは、1本又は複数本の
棒状部材を捩じり加工したものなどにて形成することが
できる。また、円弧状側壁は、少なくともスパイラル状
底面の内側方に形成されていればよく、例えば円筒体に
て円弧状側壁を形成することができる。
【0012】上記のように構成されるこの発明の球体払
出し装置によれば、球体の収容容積を減ずることなく落
下口と取出口とを離隔して搬送通路を長く形成すること
により、取出口からホッパ内の球体の取り出しを防止す
ることができ、また、搬送通路に、スパイラル状底面を
形成すると共に、このスパイラル状底面の内側方に位置
して球体を接触案内する円弧状側壁を形成することによ
り、回転円盤の案内孔を通って落下口に落下する球体は
スパイラル状底面と円弧状側壁の2点に接触するので、
球体に垂直軸を中心とする回転が発生すると共にそれに
伴って滑りが生じて低い勾配でもスムーズに搬送される
(請求項1,2)。
【0013】また、ホッパの底部に傾斜状排出口を設
け、このホッパの底部排出口に配設される回転円盤を傾
斜回転可能にすることにより、収納部に数多くの球体を
収容して収容効率を高めることができると共に、球体が
ホッパ内に容易に集積され、更に、ホッパ内に集積され
た球体がホッパの下部に集中するので、回転円盤の案内
孔への球体の送り込みを円滑に行うことができる(請求
項2)。
【0014】また、案内孔又はその付近における球体の
異常停止を検出手段又はクラッチ機構で検出して、検出
手段に基づいて制御手段を作動するか、あるいはクラッ
チ機構を作動してモータすなわち回転円盤の正回転を一
時停止すると共に、僅かに逆回転することにより、円盤
の案内孔に挟まって異常停止されている球体を速やかに
解放して停止状態を解除することができ、球体の払出し
を円滑にすることができる(請求項3,4)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて詳述する。 ◎第一実施形態 図1はこの発明の球体払出し装置のゲーム機への組込み
状態を示す一部断面正面図、図2はこの発明の球体払出
し装置の要部を示す断面図、図3は図2のA−A線に沿
う断面図である。
【0016】上記払出し装置1は、ゲーム機例えばパチ
ンコ台2の下部に形成される収納部3に図示しない案内
レールに沿って内蔵されており、この収納部3に収容さ
れる球体5例えば景品4を収容する透明プラスチック製
の異なる大きさの複数(図面では二種類の場合を示す)
のカプセル(以下にカプセルという)を集積する断面略
ロート状のホッパ6と、このホッパ6の底部排出口7に
配設され、偏心位置にカプセル5の案内孔8を有する略
水平回転可能な回転円盤9と、この回転円盤9の案内孔
8を通過したカプセル5を落し込む落下口11と外部に
対して配置される取出口12とを連通する搬送通路10
とを具備してなる。
【0017】この場合、上記ホッパ6に設けられた底部
排出口7に配設される落下口11は垂直方向に開口して
おり、その落下口11と回転円盤9の案内孔8とが垂直
方向に一致した際、積層されているカプセル5が自由落
下するのを防止するための防護板13が取り付けられて
いる。
【0018】上記回転円盤9は、正逆回転可能なモータ
14によって回転されるようになっており、また、図4
に示すように、偏心位置の2箇所に大きい方のカプセル
5が通過できる大きさの案内孔8が設けられている。こ
の案内孔8は平板状に形成された回転円盤9に貫通して
設けられて下端が回転円盤9の下面と同一面となってい
るため、外部側から手を入れて回転円盤9を不用意に回
転するのを防止することができる。なおこの場合、回転
円盤9の回転方向(図面では時計方向)の後方側に位置
する案内孔8の半円部分にはカプセル5の繰り込みを容
易にするための自己潤滑性を有する例えばデルリン(商
品名)製のガイド板15が取り付けられている。また、
回転円盤9の上面には、カプセル5同士の絡み付きを防
止するための撹拌部材16が取り付けられている。この
撹拌部材16は例えばプラスチック製の帯体をループ状
に屈曲したものにて形成されている。なお、回転円盤9
はモータ14の駆動軸14aのみによって支持してもよ
いが、回転円盤9の外側底面の複数箇所(例えば3箇
所)を例えば戸車のような案内車輪17によって支持す
ることにより、モータ14の負担を軽減することができ
る点で望ましい(図2想像線参照)。
【0019】また、上記搬送通路10は、上記回転円盤
9の下面側に設けられる落下口11と外部に対して配置
される取出口12とを連通するスパイラル状底面18
と、このスパイラル状底面18の内側方に位置する円筒
体19aにて形成される円弧状側壁19と、スパイラル
状底面18の外側方に位置する円弧状の外部側壁20と
で構成されている(図5参照)。なおこの場合、スパイ
ラル状底面18は板状部材を絞り加工したものが使用さ
れているが、必ずしもスパイラル状底面18は板状部材
である必要はなく、図5に想像線で示すように、1本又
は複数本の棒状部材18aを捩じり加工してスパイラル
状底面18を形成してもよい。なお、スパイラル状底面
18の上部側端部には、落下口11との間の接続部分か
らカプセル5が搬送通路10以外の空隙部に脱落せず、
また搬送通路10に落し込む際カプセル5の落下衝撃力
を緩和し、かつ搬送加速力を付与するためのシュータ2
1が掛け渡されている。また、円弧状側壁19を形成す
る円筒体19a内には上記モータ14が収納されてい
る。
【0020】このように構成される搬送通路10におい
て、回転円盤9の案内孔8を通って落下口11からシュ
ータ21を介してスパイラル状底面18上に落下する大
きさの異なるカプセル5は、いずれの場合においてもス
パイラル状底面18と円弧状側壁19の円弧面の2点が
接触してカプセル5に垂直軸を中心とする回転が発生の
で、円滑に滑るようにして取出口12側へ搬送される。
したがって、スパイラル状底面18上に落下したカプセ
ル5はスパイラル状底面18に沿ってスムーズに搬送さ
れ、取出口12に払い出される。
【0021】更に、この発明の球体払出し装置1には、
カプセル5が案内孔8と防護板13との間に挟まって異
常停止が生じて変形したり破損したりあるいは装置が故
障するのを防止するための安全システムとして、電気的
又は機械的手段による異常停止解除手段が設けられてい
る。
【0022】電気回路を利用する異常停止解除手段は、
図6に示すように、例えば上記回転円盤9の案内孔8に
挟まったカプセル5によりモータ14に過負荷がかかっ
た際に発生するモータ14の過電流を検出する手段とし
ての過電流検出器22と、モータ14の一時停止と正逆
回転を切り換える手段としての一時停止・正逆回転切換
器23と、過電流検出器22からの検出信号に基づいて
一時停止・正逆回転切換器23に信号を伝達し、モータ
14に信号伝達する制御器25(制御手段)とで構成さ
れている。
【0023】なおこの場合、過電流検出による異常検出
によらずに防護板13の端部に配置したリミットスイッ
チ(図示せず)によりカプセル5の異常による負荷すな
わち異常停止を検出し、制御器25にその検出信号の指
令を発して過電流による検出の場合と同様の動作を制御
することも可能である。
【0024】このように電気回路を構成することによ
り、例えば回転円盤9の案内孔8にカプセル5が異常停
止して回転円盤9の回転が停止し、モータ14に過負荷
がかかると、過電流検出器22が作動して、その信号を
制御器25に伝達し、制御器25から一時停止・正逆回
転切換器23に伝達された信号によってモータ14すな
わち回転円盤9が一時停止した後、僅かに逆回転して停
止されているカプセル5を解放させた後再び正逆転する
ので、カプセル5が挟まった状態、すなわち異常停止の
状態を解除することができ、速やかに正常の払出し状態
に復帰させることができる。
【0025】なお、符号24は回転円盤9の案内孔8か
ら落し込まれて搬送通路10を通過するカプセル5を検
知する払出し検知器で、図2及び図3に示すように、例
えば円弧状側壁19に取り付けられる発光素子24aと
外部側壁20に取り付けられる受光素子24bとで構成
されている。この払出し検知器24は、回転円盤9の案
内孔8を通過して落下口11から搬送通路10に落下さ
れたカプセル5が搬送通路10を通る際に作動して、そ
の検知信号が図示しない集計センターに伝達され、払出
し数量を自動的に集計することができる。
【0026】一方、機械的手段を用いる異常停止解除手
段は、モータ14により正逆回転可能な回転円盤9に負
荷がかかった際に回転円盤9の回転を停止し、逆回転す
るクラッチ機構30にて形成される。上記クラッチ機構
30は、図7ないし図9に示すように、回転円盤9の下
面に進退移動可能に装着される第1のクラッチ板31
と、モータ14の駆動軸14aに装着される第2のクラ
ッチ板32と、これらクラッチ板31,32間に介在さ
れて回転円盤9の一時停止及び逆回転を司るスチールボ
ール33とで主に構成されている。
【0027】この場合、第1のクラッチ板31は、回転
円盤9の下面中心部に設けられたセンター軸受34内に
嵌合するセンターシャフト35及びセンター軸受34に
関して同心円上に設けられた複数例えば3個のピン受け
36内にそれぞれ摺動可能に嵌合するドライブピン37
とを有し、かつ各ドライビングピン37に巻装されるコ
イルスプリング38の弾発力によって常時下方側に押圧
されている。また、第1のクラッチ板31の下面の同心
円上には少なくとも3個以上の狭隘開口状のボールホー
ル31aが設けられており、このボールホール31a内
にスチールボール33が回転自在に遊嵌されている。
【0028】一方、第2のクラッチ板32はロールピン
32aをもってモータ14の駆動軸14aに装着されて
おり、この第2のクラッチ板32の上面の同心円上に
は、スチールボール33と係合するスチールボール33
の数と同じ数又は公倍数の傾斜溝39が連続して設けら
れている。この傾斜溝39は、モータ14の回転方向に
沿って漸次深くなるように浅溝部39aとボール受け用
の深溝部39bが形成されている。このように形成され
る傾斜溝39と、第1のクラッチ板31と第2のクラッ
チ板32との間に弾発力が付勢された状態で介在される
スチールボール33とでカプセル5の異常停止を検出す
る手段と、モータ14の正逆回転を制御する制御手段と
が構成される。
【0029】上記のように構成されるクラッチ機構30
を用いることにより、例えば回転円盤9の案内孔8に位
置するカプセル5が防護板13との間に挟まって回転円
盤9に負荷がかかると、モータ14は回転し続けるの
で、スチールボール33が傾斜溝39の深溝部39bか
ら隣の傾斜溝39の浅溝部39aに移動する。つまり、
回転円盤9は、スチールボール33が深溝部39bから
登り出て隣の傾斜溝39の浅溝部39aに移動する際一
時停止した後、浅溝部39aから深溝部39bへ移動す
る際僅かに逆回転し、スチールボール33が深溝部39
bに係合して再び正回転する。したがって、カプセル5
が挟まった状態、すなわち異常停止の状態を解除するこ
とができ、上述の電気回路を利用する異常停止解除手段
の場合と同様に速やかに正常の払出し状態に復帰させる
ことができる。
【0030】なお、上記説明では第1のクラッチ板31
と第2のクラッチ板32との間にスチールボール33を
介在させた場合について説明したが、スチールボール3
3に代えて例えば截頭円錐状のロール体を用いてもよ
い。
【0031】◎第二実施形態 図10はこの発明の球体払出し装置の第二実施形態の要
部断面図である。第二実施形態は、球体すなわちカプセ
ル5の収容量を多くすると共に、更に円滑にカプセル5
の払出しを行えるようにした場合である。すなわち、ホ
ッパ6の底部に傾斜状排出口7Aを設けると共に、この
ホッパ6の傾斜状排出口7Aに配設される回転円盤9を
傾斜状排出口7Aに沿って傾斜回転可能に形成した場合
である。
【0032】このように構成することにより、払出し装
置がコンパクトに形成されるため、限られた大きさの収
納部3におけるカプセル5の収容容積を増大することが
できる。また、断面略ロート状のホッパ6の底部すなわ
ち防護板13の反対側にカプセル5が集中的に集積され
るので、ホッパ6内に集められたカプセル5の回転円盤
9の案内孔8への送り込みを円滑にすることができる。
【0033】なお、第二実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0034】◎その他の実施形態 上記実施形態では、回転円盤9の偏心位置の2箇所に案
内孔8が設けられる場合について説明したが、案内孔8
の数は1つでもよく、あるいは3個以上の任意の数であ
ってもよい。また、上記実施形態では、この発明の球体
払出し装置をパチンコ台に組込んだ場合について説明し
たが、パチンコ台以外の例えばスロットマシン等のゲー
ム機に同様に組込んで使用することができる他、例えば
おもちゃ等の自動販売機にも適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の球体
払出し装置によれば、上記のように構成されているの
で、以下のような効果が得られる。
【0036】1)請求項1記載の球体払出し装置によれ
ば、搬送通路に、スパイラル状底面を形成すると共に、
落下口と取出口とを離隔する位置に設けられ、そのスパ
イラル状底面の内側方に位置して球体を接触案内する円
弧状側壁を形成するので、外部側の取出口から手を入れ
て回転円盤を操作して球体を不法に取り出すことを防止
することができ、球体の払出しを円滑にすることができ
る。
【0037】2)請求項2記載の球体払出し装置によれ
ば、ロート状ホッパの底部に傾斜状排出口を設け、この
ロート状ホッパの底部排出口に配設される回転円盤を傾
斜回転可能にするので、上記1)に加えて収納部に球体
の収容容積を増大してスペースの有効利用が図れると共
に、収納部に収容された球体がホッパに容易に集積され
回転円盤の案内孔への送り込みを更に円滑にすることが
できる。
【0038】3)請求項3記載の球体払出し装置によれ
ば、検出手段からの信号に基づき制御手段を作動して正
逆回転可能なモータを一時停止すると共に、逆回転する
ことにより、回転円盤の案内孔又はその付近に異常停止
された球体を自動的に容易に復帰させることができ、球
体の払出しを円滑にすることができる。また、球体の異
常停止による球体の変形や破損あるいは装置の故障が防
止され、この発明の球体払出し装置を組込んだゲーム機
や自動販売機の信頼性及び稼働効率の向上を図ることが
できる。
【0039】4)請求項4記載の球体払出し装置によれ
ば、回転円盤の回転中に負荷がかかった場合、クラッチ
機構によって回転円盤を一時停止すると共に、逆回転す
ることができるので、上記3)と同様に、回転円盤の案
内孔又はその付近に異常停止された球体を自動的に容易
に復帰させることができ、球体の払出しを円滑にするこ
とができる。また、球体の異常停止による球体の変形や
破損あるいは装置の故障が防止され、この発明の球体払
出し装置を組込んだゲーム機や自動販売機の信頼性及び
稼働効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の球体払出し装置をパチンコ台に組込
んだ状態の一部を断面で示す正面図である。
【図2】この発明の球体払出し装置の第一実施形態を示
す要部断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】この発明における回転円盤を示す斜視図であ
る。
【図5】この発明における搬送通路を示す分解斜視図で
ある。
【図6】この発明における電気回路を利用する異常停止
解除手段の構成図である。
【図7】この発明における機械式の異常停止解除手段の
要部側面図である。
【図8】図7の要部拡大断面図である。
【図9】図7のB−B線に沿う要部断面図である。
【図10】この発明の球体払出し装置の第二実施形態を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
3 収納部 5 カプセル(球体) 6 ホッパ 7 底部排出口 7A 傾斜状排出口 8 案内孔 9 回転円盤 10 搬送通路 11 落下口 12 取出口 14 モータ 18 スパイラル状底面 19 円弧状側壁 22 過電流検出器(過電流検出手段) 23 一時停止・正逆回転切換器(一時停止・正逆回転
切換手段) 24 払出し検知器(払出し検知手段) 25 制御器(制御手段) 30 クラッチ機構 31 第1のクラッチ板 32 第2のクラッチ板 33 スチールボール 38 コイルスプリング

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球体を収容する収納部に内蔵され、収容
    された球体を集積するロート状ホッパと、このホッパの
    底部排出口に配設され、偏心位置に上記球体の案内孔を
    有する略水平回転可能な回転円盤と、この回転円盤の案
    内孔を通過する球体を落し込む落下口と外部に対して配
    置される取出口とを連通する搬送通路とを具備し、 上記落下口と取出口とを隔離する位置に設け、 上記搬送通路は、その上端に回転円盤を駆動するモータ
    を設けた円筒体の外側面に沿って平板状のスパイラル状
    底面を配設して、上記円筒体の外側面によってスパイラ
    ル状底面の内側方に円弧状側壁を形成し、落下口に落下
    される上記球体をスパイラル状底面と円弧状側壁とによ
    り接触案内することを特徴とする球体払出し装置。
  2. 【請求項2】 収納部に収容された球体を集積し、底部
    に傾斜状排出口を有するロート状ホッパと、このホッパ
    の傾斜状排出口に配設され、偏心位置に上記球体の案内
    孔を有する傾斜回転可能な回転円盤と、この回転円盤の
    案内孔を通過する球体を落し込む落下口と外部に対して
    配置される取出口とを連通する搬送通路とを具備し、 上記落下口と取出口とを隔離する位置に設け、 上記搬送通路は、その上端に回転円盤を駆動するモータ
    を設けた円筒体の外側面に沿って平板状のスパイラル状
    底面を配設して、上記円筒体の外側面によってスパイラ
    ル状底面の内側方に円弧状側壁を形成し、落下口に落下
    される上記球体をスパイラル状底面と円弧状側壁とによ
    り接触案内することを特徴とする球体払出し装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の球体払出し装置に
    おいて、 上記回転円盤を正逆回転するモータと、 上記回転円盤の案内孔又はその付近における球体の異常
    による負荷を検出する検出手段と、 上記検出手段によりモータの正逆回転を制御する制御手
    段とを具備し、 上記モータの正逆回転の転換により球体の異常停止を解
    除することを特徴とする球体払出し装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の球体払出し装置に
    おいて、 上記回転円盤と、この回転円盤を回転するモータとの間
    に、上記回転円盤に負荷がかかった際に回転円盤の回転
    を停止すると共に逆回転するクラッチ機構を介在してな
    ることを特徴とする球体払出し装置。
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