JP5289374B2 - 球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置 - Google Patents
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Description
計数装置については、特開平10-277249のように、計数機構にモータを使用するものが多く利用されている。また、特開平3-112581のような、モータ等の動力源によらない装置も数多く提案されている。
この重力式の球体計数装置は、前述したような、連なってほぼ垂直に落下してくるパチンコ玉の重量や衝撃をほとんど解消することにより、球体計数装置の機構を構成する部品の薄型化が実現し、主要機構部の厚さをほぼパチンコ玉の外径(約11mm)と同じ範囲に収めることが可能となり、紙幣識別装置の厚さの半分以下〜3分の1近い厚さになった。このことにより、従来型の紙幣識別装置の主要機構を変更することなく、同一筐体内に収めることに成功した。
このような、いわゆるパチンコ玉のたれ流し状態となったとき、遊技者の申告により遊技店の係員が駆けつけ装置を開けて対応するまでの間、たれ流し状態を放置することとなり、対応が遅れると店内の通路にパチンコ玉が溢れることとなり、危険が生ずるとともに、出玉処理においては何個まで客に所有権があり、何個目からが故障によるものか検証が難しく、コンピュータで解析して検証するに時間がかかり過ぎる等の問題があり、迅速に対応するには、すべてを客に提供し遊技店側の損失として処理することになる。
図1は球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置(以下単に紙幣識別装置という)50の側面図(カバーを取り去っている)であり、図2は正面図である。
紙幣識別装置50は、隣接するパチンコ台(図示せず)の間に配置されるものであり、玉貸し機を兼ねるものである。
紙幣識別装置50は、筐体51内に、紙幣識別部52と、パチンコ玉を計数する球体計数部(計数装置)10と、該球体計数部10に作用してパチンコ玉の流下を阻止する緊急停止部(図11)54とを具備する。
その他、紙幣識別装置50は、制御部56、カードリーダライタ58、カード回収部60等を、筐体51内に備える。
また、61は紙幣挿入口、62はカード挿入口、63は玉ノズルである。玉ノズル63からは、パチンコ台の受け皿にパチンコ玉が供給される。
図5は、紙幣識別部52の要部を示す平面図である。
図6〜図8は、紙幣識別部52と球体計数部10との配置関係を示す、それぞれ平面図、側面図、正面図である。これらの図面では、図面をわかりやすくするために、緊急停止部54の図示は省略している。
後記するように、本実施の形態では、球体計数部10の厚さをほとんどパチンコ玉の直径と同程度まで薄くできる。これにより、紙幣識別部52と球体計数部10とを、図6や図7に示すように、一部が重なった状態で配置でき、これにより紙幣識別装置50の小型化ができるようになっている。
紙幣識別部52は公知の機構のものを採用できる。
図6に示されるように、紙幣挿入口61側と紙幣排出口65側との間に亘って2列の無端ベルト68a、68bが配設されている。無端ベルト68aは4個のプーリ69a〜69dに亘って掛け渡されている(図5、図6)。プーリ69aが駆動プーリに形成されている。
また、無端ベルト68bは3個のプーリ70a〜70cに亘って掛け渡されている。プーリ70aが駆動プーリに形成されている(図7)。
両駆動プーリ69a、70aは共通の駆動軸71に固定され、駆動モータ72から、ギア73、74を介して駆動力が伝達されるようになっている。
紙幣挿入口61の近くには入口センサ76が配設され、また、紙幣排出口65の近くには出口センサ(図示せず)が配設されている。また、紙幣搬送路の中途部には、磁気式の紙幣識別センサ78が配設されている。
図9は球体計数装置10の一部破断側面説明図である。
図9において、12は通路であり、べース14に上下方向を向けて固定してある。通路12は、上部の挿入口15から挿入されたパチンコ玉16を連続して重力により自然落下させるものであり、パイプ状をなしている。
進入路20の長さは特に限定されるものではないが、パチンコ玉16が1〜3個程度存在する長さ程度でよい。また、屈曲路18は必ずしも設けなくともよい。
分離ホイール25は、外周に、突出部27、およびパチンコ玉16を1つづつ受け入れる凹部28が交互に複数形成されたスプロケット状をなしている。本実施の形態では、突出部27および凹部28が10個設けられているがこれに限定されるものではない。分離ホイール25は、軽量の耐摩耗性、耐衝撃性を備えた、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂等で形成されているが、その他の材質や金属製としてもよい。
そして、分離ホイール25はその外周の一部が、通路12に設けられたスリット29から進入路20と連通路21との境界部付近の通路12内に進入するように設けられている。
さらに、進入路20の傾斜角(進入角)とともに進入路20の長さ(凹部28までの距離)を調節して計数速度の調節を行うことができる。したがって、進入路の長さにおいては、本実施形態に限定されず、適宜調節できる。
なお、前記傾斜角(進入角)の上限を45°としているが、これに限られず、例えば60°またはそれ以上としてもよい。45°としている理由は、パチンコ玉1個ごとの計数間隔が安定した計数速度が得られる範囲であり、計数時間や前記安定性を無視するなら、またはパチンコ玉とは異なる球体に対応して、球体を分離するために分離ホイールの回転力が得られる限りその角度に制限はない。
32は係止部材で、電磁ソレノイド(駆動部)33によって駆動され、常時は駆動部33に内蔵されたスプリング等の付勢部材によって突出され、分離ホイール25の凹部28に係合して、分離ホイール25の回転を阻止している。
なお、駆動部33は電磁力によって係止部材32を駆動できるものであればよい。電磁ソレノイドであれば、プランジャ型ソレノイド、可動鉄片型ソレノイド等で、更には、自己保持型ソレノイド等を用いることができる。
36は揺動部材であり、回転軸37を中心に揺動可能になっている。
揺動部材36は、所定間隔をおいて設けられた2つの接触子38、38を有し、この接触子38、38は、分離ホイール25の凹部28の突出部27に至る凹面に接触可能となっている。回転軸37に対して接触子38とは反対側となる揺動部材36の部位に、図9において揺動部材36を時計回転方向に付勢する錘39が取り付けられている。
分離ホイール25が回転を始めると、左側の接触子38が突出部27の壁面によって外側方向に押圧され、揺動部材36は反時計回転方向に回動される。左側の接触子38が1つの突出部27を乗り越えるとともに右側の接触子38は左側の接触子38が入り込んでいた凹部28とは異なる位置の凹部28に入り込む(図9では、交互に複数形成された凹部28で、左側の接触子38が入り込んでいた凹部28から見て半時計方向に1つ飛ばした凹部28)、つづいて、揺動部材36は右側の接触子38が入り込んだ凹部28の突出部27の壁面によって外側方向に押圧されるとともに、錘39に付勢されて時計回転方向に回動され、図9の状態に戻る。つまり、揺動部材36は、分離ホイール25が36°回転してパチンコ玉16を1個放出する毎に、1往復する揺動を行う。このように揺動部材36が正確に揺動を行う構造は、機械式時計におけるエスケープメント機構の原理を応用したものである。
制御部56には、パチンコ玉16の払い出し数が、入力もしくは設定される。紙幣64が紙幣識別部52に挿入されて払出信号が制御部56に入力されると、制御部56は電磁ソレノイド33に通電するよう指令し、これにより電磁ソレノイド33が駆動され、係止部材32が付勢部材の付勢力に抗して引き込まれ、分離ホイール25の係止状態が解除され、分離ホイール25が、パチンコ玉16の重力によって回転を開始され、パチンコ玉16が放出路22を経て下方に放出される。
また、本実施形態では、通路12の進入路20と連通路21との境界部付近の通路12内に設けられたスリット29へ、分離ホイール25の突出部27が進入するにあたり、凹部28の底面が連通路21の壁面より突出しないようにすることもできる。そのことにより、進入路20を通り凹部28に達するパチンコ玉16の衝突を、連通路21の壁面で受け止め、分離ホイール25への衝撃をさらに緩和することができる。
また、計数部35における、揺動部材の形状や検知部の位置および形状または検知手段については、同様の効果が得られるものであれば、これに限定されるものではない。
また、通路12の、分離ホイール25よりも上流側に通過するパチンコ玉の有無を検知もしくは計数する検知センサ(図示せず)を設けるようにしてもよい。
また、放出路22に、通過するパチンコ玉を検知もしくは計数する検知センサを設けてもよい。
すなわち、制御部56が、球体計数部10において所定数のパチンコ玉を計数して放出し、分離ホイール25の停止指令(電磁ソレノイド33のOFF信号)を出したにもかかわらず、パチンコ玉たれ流し状態が生じた場合にこのパチンコ玉の異常な流下状態を検出する異常検知センサを設ける必要がある。
この異常検知センサは、球体計数部10における前記した検知センサを用いてもよいが、この検知センサとは別に、分離ホイール25より下流側の通路12に、パチンコ玉の流下状態のみを検知する異常検知センサを設けるのがよい。
パチンコ玉のたれ流し状態の検出は、球体計数部10における検知センサと異常検知センサのいずれか一方もしくは両方を参照して行うことができる。
あるいは、異常検知センサは、分離ホイール25の異常回転を検出するセンサであってもよい。
図11は緊急停止部54の一例を示す説明図である。図12は、緊急停止部54を設けた紙幣識別装置50の側面図であるが、部材が重なり合っているので、部材の一部は省略している(図7は、緊急停止部54を省略した図である)。
図11において、80は緊急停止部材であり、紙幣識別部52における前記駆動軸71上の、両駆動プーリ69aと70aとの間に移動自在、かつ駆動軸71を中心に回動自在に設けられている。緊急停止部材80は、筒状部81と、筒状部81から側方に延出する作用部82とを有し、筒状部81を駆動軸71が貫通している。筒状部81の一方の端面と一方の駆動プーリ70aの端面との間にコイルスプリング(付勢部材)83が弾装され、緊急停止部材80を他方の駆動プーリ69aの方向に付勢し、筒状部81の端面を駆動プーリ69aの端面に圧接するようにしている。
緊急停止部材80は、紙幣識別部52での紙幣識別時、すなわち、駆動モータ72により駆動プーリ69a、70aが紙幣を紙幣挿入口61から紙幣排出口65へ搬送する正方向(図11のX方向)に回転するとき、駆動プーリ69aの端面との間の摩擦力により、図11におけるB方向に回動し、作用部82は筐体51の内壁面等に当接し、この所定の退避位置で駆動プーリ69aに対して空転する。したがって、作用部82は分離ホイール25の回転を妨げることはなく、以後の計数動作が支障なく行える。
筐体51の所定箇所に確認窓86と、リセット孔87が設けられている。確認窓86に対応する緊急停止部材80の部位には指標88が設けられている。図13や図14に示すように、緊急動作時、作用部82が回動して分離ホイール25に係止して分離ホイール25の回転を阻止している状態のとき、外部から、指標88が確認窓86から視認できるようになっている。これによっても、異常状態が発生していることが外部からわかり、対応をとれるようになっている。一方、正常状態のときは、図15に示すように、指標88が確認窓86から見えない位置にある。
また、付勢部材はコイルスプリング83に限定されるものではなく、板ばね、ゴム材等の適宜な弾性部材を用いることができる。
図17は、緊急停止部材80の作用部82を検知部35における接触子38の外側に係止させて分離ホイール25の回転を阻止するようにした例を示す。
あるいは、作用部82を、分離ホイール25の外周の凹部28内に進入させて、突出部27に係止させるようにしてもよい。
図18は、緊急停止部材80の作用部82を検知部35における揺動部材36に係止させて分離ホイール25の回転を阻止するようにした例を示す。
本実施の形態では、緊急停止部材80を、回動軸93、回動軸93から延びる揺動アーム94、揺動アーム94に軸着されたリンク(作用部)95により構成し、リンク95をガイド部材96に設けたガイド孔97に挿通することによって、回動軸93の回動運動をリンク95の往復直線運動に変換するようにしている。
リンク95の先端を、分離ホイール25のリブ85に係止させたり、突出部27に係止させることによって、分離ホイール25の回転を阻止し、パチンコ玉16の異常流下を防止するようにしている。
回動軸93の回動は、別途駆動モータ(図示せず)等によって行ってもよい。
本実施の形態では、作用部82の先端側に軸98により回動自在に連繋したピン99を、ガイド部材に設けたガイド孔97に挿通してガイドすることによって、作用部82の回動運動をピン99の往復直線運動に変換している。ピン99の先端部を、分離ホイール25より下流側の通路12内にスリット100を介して出入させることによって、パチンコ玉16の異常流下を防止できる。緊急停止部材80の回動は、前記実施の形態と同様に、駆動プーリ70aとの間の摩擦力によって行ってことができる。
本実施の形態では、ピン101を、分離ホイール25より下流側の通路12内にスリット100を介して手動により出入させることによって、パチンコ玉16の異常流下を防止できる。ピン101は、常時は通路12の外側に設けた保持具102に、先端部が通路12内に突出しない位置に保持されている。すなわち、ピン101の外周には、2か所に溝が形成され、この溝に、保持具102内に、ばね103によってピン保持孔104内に突出するように付勢されたボール105が入り込むことによって、ピン101は、先端が通路12内に突出する位置と突出しない位置との2位置に保持されるようになっている。
本実施の形態でも、ピン101を、分離ホイール25より下流側の通路12内にスリット100を介して手動により出入させることによって、パチンコ玉16の異常流下を防止できるようになっている。ピン101は、ピン101に設けた凸部106と保持具102に設けた凸部107とにトグルばね108を掛け渡すことによって、ピン101は、やはり先端が通路12内に突出する位置と突出しない位置との2位置に保持されるようになっている。
(付記1)
筐体内に、紙幣識別部と、パチンコ玉を計数する球体計数部と、制御部とを具備する紙幣識別装置であって、
前記紙幣識別部は、
紙幣挿入口に挿入された紙幣を紙幣排出口に向かって搬送する搬送機構と、該搬送機構により搬送される紙幣の真贋を識別するセンサ部を備えた識別部とを具備し、
前記球体計数部は、
パチンコ玉を連続して重力により自然落下させる通路と、外周に、突出部、およびパチンコ玉を1つずつ受け入れる凹部が交互に複数形成され、回転軸を中心に回転することにより前記凹部が順次通路内に臨み、通路から供給されるパチンコ玉を順次受け入れて放出路に放出する分離ホイールと、該放出路に放出されるパチンコ玉数を算出する計数部と、前記分離ホイールもしくは分離ホイールに関連する部材に係止し、分離ホイールの回転を停止させる係止部材と、該係止部材を駆動して、前記分離ホイールの回転を停止もしくは回転可能とする駆動部と、前記計数部により所定数のパチンコ玉が計数されたら前記係止部材により前記分離ホイールの回転を停止するように前記駆動部を制御する前記制御部とを具備する球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
(付記2)
前記紙幣識別部は、その紙幣搬送機構が前記球体計数部の前記分離ホイール上に、分離ホイールの回転面と平行状態で重なるように配置されていることを特徴とする付記1記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
(付記3)
前記通路は、
前記分離ホイールの直前で分離ホイールに向けて斜め下方に曲折され、前記凹部に球体を送り込むにあたり、球体の重心の軌跡が、該軌跡と平行な分離ホイールの下側の接線よりも上方となり、かつ球体の重力により前記分離ホイールを下方に向けて回転させる方向を向く進入路と、
該進入路から前記分離ホイールの凹部に送り込まれた球体を分離ホイールが回転することにより進入路から前記放出路に向けて通過させる連通路とを具備することを特徴とする付記1記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
(付記4)
前記進入路を移動する球体の重心の軌跡が、前記分離ホイールの回転軸の軸心に一致する方向を向くか、もしくは回転軸の下方を通るように、前記進入路の前記分離ホイールに向く方向が設定されていることを特徴とする付記3記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
(付記5)
前記進入路の水平面からの傾斜角度が5〜45°であることを特徴とする付記3または4記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
(付記6)
前記通路は、前記進入路の直近上流側に、進入路とは逆方向の斜め下方に曲折する屈曲路を有することを特徴とする付記3〜5いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
等が、本明細書中に独立した発明して記載されている。
12 通路
14 ベース
15 挿入口
16 パチンコ玉
17 垂直路
18 屈曲路
19 垂直路
20 進入路
21 連通路
22 放出路
23 垂直路
25 分離ホイール
26 回転軸
27 突出部
28 凹部
29 スリット
30 係止部
31 凹部
32 係止部材
33 電磁ソレノイド(駆動部)
35 検知部
36 揺動部材
37 回転軸
38 接触子
50 紙幣識別装置
51 筐体
52 紙幣識別部
56 制御部
58 カードリーダライタ
60 カード収納部
61 紙幣挿入口
64 紙幣
65 紙幣排出口
68 無端ベルト
69、70 プーリ
69a、70a 駆動プーリ
71 駆動軸
72 駆動モータ
75 押圧ローラ
76 入口センサ
80 緊急停止部材
81 筒状部
82 作用部
83 コイルスプリング
85 係止部
86 確認窓
87 リセット孔
88 指標
89 リセット用治具
90 レバー
92 スリット
93 回動軸
94 揺動アーム
95 リンク
96 ガイド部材
97 ガイド孔
98 軸
99 ピン
100 スリット
101 ピン
102 保持具
103 ばね
104 ピン保持孔
105 ボール
106、107 凸部
108 トグルばね
Claims (13)
- 筐体内に、紙幣識別部と、パチンコ玉を計数する球体計数部と、該球体計数部に作用してパチンコ玉の流下を阻止する緊急停止部と、制御部とを具備する紙幣識別装置であり、
前記紙幣識別部は、
紙幣挿入口に挿入された紙幣を紙幣排出口に向かって搬送する搬送機構と、該搬送機構により搬送される紙幣の真贋を識別するセンサ部を備えた識別部とを具備し、
前記球体計数部は、
パチンコ玉を連続して重力により自然落下させる通路と、外周に、突出部、およびパチンコ玉を1つずつ受け入れる凹部が交互に複数形成され、回転軸を中心に回転することにより前記凹部が順次通路内に臨み、通路から供給されるパチンコ玉を順次受け入れて放出路に放出する分離ホイールと、該放出路に放出されるパチンコ玉数を算出する計数部と、前記分離ホイールもしくは分離ホイールに関連する部材に係止し、分離ホイールの回転を停止させる係止部材と、該係止部材を駆動して、前記分離ホイールの回転を停止もしくは回転可能とする駆動部と、前記計数部により所定数のパチンコ玉が計数されたら前記係止部材により前記分離ホイールの回転を停止するように前記駆動部を制御する前記制御部とを具備し、
前記緊急停止部は、
前記通路内のパチンコ玉の流れを検出するパチンコ玉検出部と、前記係止部材とは別に、前記分離ホイールの回転を直接もしくは間接的に停止させる緊急停止部材とを具備し、
前記制御部は、
前記分離ホイールの回転を停止するように前記駆動部に指令したにも係わらず、前記パチンコ玉検出部がパチンコ玉の流下を検出するとき、前記球体計数部が故障したと判定し、前記緊急停止部により、前記分離ホイールの回転を停止する紙幣識別装置であって、
前記紙幣識別部は、前記紙幣搬送機構を駆動する駆動モータを有し、
前記緊急停止部における前記緊急停止部材は、前記駆動モータによって回転される回転軸上に配置され、駆動モータが紙幣搬送方向である正方向に回転するとき、該回転軸上で空転し、駆動モータが逆方向に回転されるとき、該回転軸と共に回転して、前記分離ホイールの回転を停止させるとともに、該分離ホイールの停止位置で空転するように構成され、
前記制御部は、前記球体計数部が故障したと判定した場合、前記駆動モータを逆方向に回転させることを特徴とする球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。 - 前記紙幣識別部における紙幣搬送機構は、
紙幣挿入口側と紙幣排出側のそれぞれにプーリが設けられ、該プーリのいずれか一方のプーリが、駆動モータからの動力を伝える駆動軸に挿着された駆動プーリであり、他方のプーリは従動軸に挿着された従動プーリであり、該駆動プーリと該従動プーリには無端ベルトが張設され、前記各プーリに対向する位置には前記プーリに向かって付勢された押圧ローラがあり、前記無端ベルトと前記押圧ローラに狭持され紙幣を搬送するように構成されており、
前記緊急停止部は、
前記紙幣搬送機構における駆動軸上または従動軸上に、軸方向に移動可能、かつ軸上で回動可能に設けられ、付勢部材に付勢されて前記駆動プーリまたは従動プーリの端面に押圧される前記緊急停止部材を有し、
該緊急停止部材は、前記駆動モータが紙幣を紙幣挿入口から紙幣排出口へ搬送する正方向に回転するとき、駆動プーリまたは従動プーリの端面との間の摩擦力により、前記分離ホイールの回転を停止させない方向に回転するとともに、所定の退避位置で駆動プーリまたは従動プーリに対して空転するように設けられ、
前記制御部は、前記分離ホイールの回転を停止するように前記駆動部に指令したにも係わらず、前記パチンコ玉検出部がパチンコ玉の流下を検出して、前記球体計数部が故障したと判定した場合、前記駆動モータを逆方向に回転させ、これにより前記緊急停止部材は、前記駆動プーリまたは従動プーリの端面との間の摩擦力によって回転し、該緊急停止部材の回転により、前記分離ホイールの回転が停止されることを特徴とする請求項1記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。 - 前記制御部は、前記駆動モータを逆転させた際は、駆動モータを正方向に回転させて緊急停止部材を待機位置に復帰させて、該状態を待機状態とすることを特徴とする請求項1または2記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記分離ホイールの表面に係止部が設けられ、前記緊急停止部材が該係止部に係止することによって分離ホイールの回転を停止することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記緊急停止部材に指標が設けられ、緊急停止部材が分離ホイールの回転を停止する位置にあるときに、前記指標を外部から視認できることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記分離ホイールの回転を停止する位置にある緊急停止部材を、分離ホイールを回転可能な位置に強制移動させる復帰手段を有することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記紙幣識別部は、その紙幣搬送機構が前記球体計数部の前記分離ホイール上に、分離ホイールの回転面と平行状態で重なるように配置されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記通路は、
前記分離ホイールの直前で分離ホイールに向けて斜め下方に曲折され、前記凹部に球体を送り込むにあたり、球体の重心の軌跡が、該軌跡と平行な分離ホイールの下側の接線よりも上方となり、かつ球体の重力により前記分離ホイールを下方に向けて回転させる方向を向く進入路と、
該進入路から前記分離ホイールの凹部に送り込まれた球体を分離ホイールが回転することにより進入路から前記放出路に向けて通過させる連通路とを具備することを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。 - 前記進入路を移動する球体の重心の軌跡が、前記分離ホイールの回転軸の軸心に一致する方向を向くか、もしくは回転軸の下方を通るように、前記進入路の前記分離ホイールに向く方向が設定されていることを特徴とする請求項8記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記進入路の水平面からの傾斜角度が5〜45°であることを特徴とする請求項8または9記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記通路は、前記進入路の直近上流側に、進入路とは逆方向の斜め下方に曲折する屈曲路を有することを特徴とする請求項8〜10いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記放出路は、球体を鉛直方向ではない斜め下方に放出する放出路に形成されていることを特徴とする請求項8〜11いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
- 前記制御部は、前記紙幣識別部の動作中は、前記球体計数部の動作を禁止することを特徴とする請求項1〜12いずれか1項記載の球体計数装置を内蔵した紙幣識別装置。
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