JP2696063B2 - 遊技媒体の排出制御装置 - Google Patents

遊技媒体の排出制御装置

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JP2696063B2
JP2696063B2 JP6014288A JP1428894A JP2696063B2 JP 2696063 B2 JP2696063 B2 JP 2696063B2 JP 6014288 A JP6014288 A JP 6014288A JP 1428894 A JP1428894 A JP 1428894A JP 2696063 B2 JP2696063 B2 JP 2696063B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ球やメダル等
の遊技媒体の排出を制御するための方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような遊技媒体を排出する
装置として、特公平2−56907号公報に示されるも
のが知られている。この装置は、スプロケット等をモー
タで回転駆動することにより、上記スプロケット等より
も上方のパチンコ球をスプロケットの回転に伴って1個
ずつ下方の受け皿等の排出部へ落下させる一方、排出球
検出器によってパチンコ球の排出を検出し、この検出排
出数が予め定められた目標球数に到達した時点で上記ス
プロケット等の回転駆動を停止し、これによってパチン
コ球の排出数を正確に得るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置において、受
け皿等の排出部に排出されたパチンコ球が取り出されて
いないのにパチンコ球の排出が続けられると、上記排出
部から排出通路側までさかのぼってパチンコ球が滞留
し、この排出通路をつまらせるおそれがある。特に、滞
留したパチンコ球が上記スプロケット近傍にまで至る
と、この滞留パチンコ球が上記排出検出器の検出領域に
臨んで排出個数の誤検出を招いたり、上記滞留パチンコ
球が上記スプロケットに直接接触してその回転を不能に
したりするおそれがある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、排出側
での遊技媒体の滞留に起因する不都合を未然に防ぐこと
ができる遊技媒体の排出制御装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、収容部から排出通路を通じて
排出部へ向けての遊技媒体の排出を制御する装置におい
て、上記排出部へ向けて遊技媒体を排出する排出状態と
排出しない非排出状態とに切換えられる排出作動手段
と、上記排出部に排出された遊技媒体が上記排出作動手
段よりも下流側において予め設定された滞留検出位置ま
で滞留しているか否かを検出する滞留検出手段と、この
滞留検出手段により上記滞留検出位置まで遊技媒体が滞
留していることが検出された場合に上記排出作動手段を
強制的に上記非排出状態にするとともに、この排出強制
停止後、上記滞留位置まで遊技媒体が滞留していること
が検出されなくなってからこの非検出状態が所定時間続
いた場合にのみ上記遊技媒体の排出の強制停止を解除す
る排出停止制御手段とを備えたものである(請求項
1)。
【0006】上記装置において、上記排出作動手段より
も下流側の通過検知位置における遊技媒体の通過を検知
することにより遊技媒体の排出個数を検出する排出個数
検出手段を備える場合は、上記通過検知位置よりも下流
側の位置に上記滞留検出位置を設定するのがよい(請求
項2)。
【0007】上記装置では、上記排出通路を遊技媒体が
1個ずつのみ通過可能となるようにこの排出通路の断面
積を設定するとともに、この排出通路の途中の位置に上
記滞留検出位置を設定することにより、後述のようなよ
り優れた効果が得られる(請求項3)。
【0008】より具体的には、上記滞留検出手段とし
て、上記滞留検出位置に遊技媒体が存在するか否かを検
出する遊技媒体検出手段と、この遊技媒体検出手段によ
り遊技媒体の存在が連続して所定時間検出された場合に
上記滞留検出位置まで遊技媒体が滞留していると判断し
て滞留検出信号を出力する滞留判断手段とを備えたもの
が好適であり(請求項4)、上記遊技媒体検出手段とし
ては、上記滞留検出位置に回動可能に設けられ、上記遊
技媒体と接触しない状態で回動端部が上記排出通路内に
臨む基準角度位置に保持される検出回動部材と、この検
出回動部材の回動端部が上記基準角度位置から遊技媒体
の排出方向に一定角度以上回動したか否かを検出する回
動検出手段とを備えたもの(請求項5)が好適である。
【0009】上記装置では、上記排出部を収容部よりも
下方の位置に設けて上記収容部に収容された遊技媒体が
その落下により上記排出部へ排出されるように構成し、
上記排出作動手段として、上記収容部から排出部への遊
技媒体の落下を許容する許容状態と阻止する阻止状態と
に切換可能な落下規制手段と、この落下規制手段を上記
許容状態と阻止状態とに切換える排出切換手段とを備え
るとともに、排出開始時点から上記落下規制手段を上記
許容状態に切換え、この時上記排出個数検出手段で検出
される個数が目標個数よりも少ない個数であって予め定
められた設定個数に到達した時点で上記落下規制手段を
上記規制状態に切換え、その後上記落下規制手段を上記
許容状態と阻止状態とに交互に切換えて遊技媒体を一つ
ずつ排出させ、総排出個数が上記目標個数に達した時点
で上記落下規制手段を上記阻止状態に維持するように上
記排出切換手段の切換動作を制御する排出個数制御手段
とを備えることにより、後述のようなより優れた効果が
得られる(請求項6)。
【0010】この請求項7記載の装置では、上記通過検
知位置から上記滞留検出位置までの距離を両位置間にお
いて収容可能な遊技媒体の個数が上記目標個数と所定個
数との差よりも大きくなるように設定するとともに、上
記排出個数検出手段で検出される遊技媒体の排出個数が
上記所定個数に至るまでの期間でのみ、上記滞留検出位
置まで遊技媒体が滞留していることが検出された場合に
上記排出作動手段を強制的に上記非排出状態にするよう
に上記排出停止制御手段を構成することにより、さらに
好ましいものとなる(請求項7)。
【0011】
【作用】請求項1記載の装置によれば、排出作動手段に
よる遊技媒体の排出中、既排出の遊技媒体が上記排出作
動手段よりも下流側の滞留検出位置まで滞留しているこ
とが検出された場合には、上記排出作動手段による遊技
媒体の排出が強制停止されるので、それ以降の遊技媒体
の滞留の進行が防がれ、このような滞留に起因する通路
詰まり等の不都合が未然に回避される。
【0012】さらに、この強制的な排出停止が行われた
後、上記非検出状態が所定時間続いた場合にのみ上記遊
技媒体の排出の強制停止が解除されるので、滞留してい
る遊技媒体の微小な動きで一時的に滞留検出がなくなっ
た場合に誤って遊技媒体の排出が再開されるといった事
態が防がれる。
【0013】また、請求項2記載の装置では、上記排出
作動手段よりも下流側の通過検知位置で遊技媒体の通過
が検知されることにより、その排出個数が検出されると
ともに、上記通過検知位置よりも下流側の位置に滞留検
出位置が設定されることにより、上記通過検知位置に至
るまでの遊技媒体の滞留が防がれ、この滞留に起因する
排出個数の誤検出が防がれる。
【0014】請求項3記載の装置では、上記排出通路を
遊技媒体が1個ずつのみ通過可能となるように排出通路
の断面積が限られた上で、この排出通路の途中の位置に
滞留検出位置が設定されているので、上記滞留検出位置
に遊技媒体が存在するか否かの検出によって滞留の有無
を的確に把握することが可能である。
【0015】より具体的に、請求項4記載の装置では、
上記滞留検出位置に遊技媒体が存在するか否かが検出さ
れ、この遊技媒体の存在が連続して所定時間検出された
場合に上記滞留検出位置まで遊技媒体が滞留していると
判断されるので、排出中の遊技媒体、すなわち上記滞留
検出位置を瞬時に通過する遊技媒体の検出により誤って
滞留発生と判断することが防がれる。
【0016】ここで、遊技媒体の検出手段は、光センサ
や磁気センサ等を使用してもよいが、その配設位置が微
妙にずれると、実際に滞留が生じていても上記光センサ
の光線等が滞留遊技媒体同士の隙間を通過して滞留検出
が行われなくなるおそれがあるため、配設位置の精密な
設定が必要になる。これに対して請求項5記載の装置で
は、上記遊技媒体検出手段として、上記滞留検出位置に
検出回動部材が設けられ、この検出回動部材の基準角度
位置が同検出回動部材の回動端部が上記排出通路内に臨
む基準角度位置に設定されるとともに、この検出回動部
材の回動端部が上記基準角度位置から遊技媒体の排出方
向に一定角度以上回動したか否か、すなわち上記回動端
部が遊技媒体と接触している否かに基づいて、遊技媒体
の存在が確実に検出されることになる。
【0017】遊技媒体の排出手段については、種々のも
のが用いられるが、ここで請求項6記載の装置によれ
ば、排出当初は遊技媒体を無規制状態で連続的に上記排
出部へ落下させることにより、多数の遊技媒体が迅速に
排出される。そして、この時の遊技媒体排出個数が検出
され、この検出個数が上記目標個数よりも少ない個数で
あって予め定められた設定個数に到達した時点で遊技媒
体の落下の阻止が開始される。この阻止完了後、機械の
応答遅れ等に起因して遊技媒体の既排出個数にバラツキ
があっても、その後、遊技媒体の落下許容と落下阻止と
の繰り返しで遊技媒体が一つずつ排出されることによ
り、最終的に総排出個数が目標個数に正確に合せられ
る。
【0018】ここで、請求項7記載の装置では、上記排
出個数検出手段で検出される遊技媒体の排出個数が上記
所定個数に至るまでの期間でのみ、上記排出強制停止が
行われるので、排出完了間際に排出が中断されることが
ない。しかも、上記通過検知位置から上記滞留検出位置
までの距離は、両位置間において収容可能な遊技媒体の
個数が上記目標個数と所定個数との差を上回るまで大き
く設定されており、かつ、所定個数到達後は目標個数到
達まで遊技媒体の排出が確実に1個ずつ行われるので、
排出個数が所定個数に達した後は、遊技媒体の滞留検出
にかかわらず目標個数まで排出を続行しても、上記通過
検知位置まで遊技媒体が滞留することはない。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、この実施例ではパチンコ球30を排出する装
置を示すが、本発明はこれに限らず、コインやメダル等
他の遊技媒体を排出する装置にも有効に適用できるもの
である。
【0020】図1に示す装置は、ハウジング10を備
え、その前壁(図1では右壁)上部に硬貨投入口12が
設けられており、この硬貨投入口12には硬貨通路14
がつながっている。この硬貨通路14の排出端下方には
検銭器16が設けられ、この検銭器16内の硬貨が硬貨
通路18を通じて図略の硬貨貯留部に貯留されるととも
に、上記検銭器16による検銭結果の情報信号が装置内
蔵の制御装置20に入力されるようになっている。
【0021】上記ハウジング10の上面にはパチンコ球
30の供給口32が形成され、このパチンコ球供給口3
2に図略のパチンコ球ホッパーの排出口が接続されてい
る。上記パチンコ球供給口32からハウジング10内下
方に向かってパチンコ球通路34が延び、ハウジング1
0下部のパチンコ球貯留部(排出部)38に至ってい
る。
【0022】このパチンコ球貯留部38の底壁は前方
(図1では右方)に向かうに従って低くなる方向に傾斜
している。このパチンコ球貯留部38の前端に上下方向
の筒部40が形成され、この筒部40内に、下方に開口
する排出筒42が上下方向に移動可能に装填されてい
る。この排出筒42の側壁背部(図1では左側部)には
連通孔44が設けられ、排出筒42の上端及び下端には
それぞれストッパ45,46が突設されている。通常は
上記排出筒42の自重によりこの排出筒42の上側のス
トッパ45が上記筒部40の上面に当接する位置(最下
位置;図1実線位置)に排出筒42が保持される一方、
この排出筒42をその下側のストッパ46が上記筒部4
0の下面に当接する位置(最上位置;同図二点鎖線位
置)まで押し上げることが可能となっている。そして、
上記最下位置では上記パチンコ球貯留部38内の排出筒
42内とがほぼ遮断され、両者間でのパチンコ球30の
流通が不能とされる一方、上記最上位置でパチンコ球貯
留部38内と排出筒42内とが上記連通孔44を通じて
開通され、パチンコ球貯留部38内のパチンコ球30が
上記排出筒42を通じて下方に落下する(すなわち排出
される)ようになっている。
【0023】上記パチンコ球通路34の側壁中間部には
開口36が設けられ、この開口36を通じて一部が通路
34内に臨む位置にロータ50が設けられている。この
ロータ50は、水平軸48回りに回転可能にハウジング
10に取付けられ、その外周部には回転周方向に沿って
複数個(図例では8個)の係止爪52が放射状に等間隔
で突設されている。各係止爪52は、上記パチンコ球通
路34内に突出した状態でこのパチンコ球通路34内の
パチンコ球30を係止し、その落下を阻止する形状に形
成されており、この係止爪52よりも上側のパチンコ球
通路34と図略の上記パチンコ球ホッパーとでパチンコ
球30の収容部が構成され、上記係止爪52よりも下流
側のパチンコ球通路34により排出通路が構成されてい
る。
【0024】上記ロータ50の傍らには、水平軸54を
中心に回動可能に回転規制レバー56が設けられてい
る。この回転規制レバー56は、上記回動に伴い、その
回動端部が上記ロータ50の係止爪52に当接可能な上
位置(図1の実線位置;以下、阻止位置と称する。)
と、上記回動端部が上記係止爪52から十分離間した下
位置(同図二点鎖線位置;以下、解放位置と称する。)
とに切換可能とされており、上記阻止位置に保持された
状態で、パチンコ球30の落下に伴うロータ50の回転
(すなわち図1時計回り方向の回転)を阻止するように
構成されている。
【0025】この回転規制レバー56は、引張ばね58
を介してハウジング10側に連結されるとともに、ハウ
ジング10に固定されたソレノイド60のプランジャ6
2端部にピン59によって回転可能に連結されている。
このソレノイド60は、励磁されない状態(オフ状態)
で、プランジャ62が上向きに突出することにより上記
引張ばね58の張力とともに上記回転規制レバー56を
上記阻止位置まで上昇させ、逆に励磁された状態(オン
状態)で、プランジャ62が下向きに没入することによ
り上記回転規制レバー56を上記引張ばね58の引張力
に抗して上記解放位置まで引き下げるように構成されて
いる。
【0026】すなわち、上記回転規制レバー56及びソ
レノイド60により、上記係止爪52を係止してロータ
50の回転を阻止する阻止状態とロータ50を解放する
解放状態とに切換えられる。
【0027】上記パチンコ球通路34において、上記ロ
ータ50とパチンコ球貯留部38との間の落下経路の途
中の位置(図例ではロータ50のすぐ下方の位置;通過
検知位置)には、通過検知センサ64が設けられ、同じ
く落下経路において上記通過検知センサ64よりも下方
の(すなわち下流側の)所定の滞留検出位置には、滞留
検知センサ(遊技媒体検出手段)66が設けられてい
る。これらのセンサ64,66は、その配設位置にパチ
ンコ球30が存在するか否かを検出するもので、例えば
パチンコ球30が1個ずつ通過する場合にはこれに応じ
てパルス信号を出力するものであり、発光素子と受光素
子とからなる光センサや、磁気センサ等が適用可能であ
る。これらのセンサ64,66の検知信号は前記制御装
置20に入力され、この制御装置20からの出力信号に
よって上記ソレノイド60の切換制御が行われるように
なっている。
【0028】具体的に、この制御装置20は、図2に示
すようなパルスカウント手段21、停止判断手段22、
ソレノイド制御手段23、タイマー24を備えている。
【0029】パルスカウント手段21は、上記通過検知
センサ64から出力されるパルス信号のパルス数をカウ
ントするものであり、この通過検知センサ64とともに
排出個数検出手段を構成している。
【0030】停止判断手段22は、上記パルスカウント
手段21でカウントされたパルス数が、予め定められた
1回のパチンコ球排出個数(目標個数;この実施例では
50)よりも少ない個数であって予め定められた設定個
数(この実施例では45)に達した時点で、ソレノイド
制御手段23に排出一時停止信号を出力し、上記カウン
トパルス数が上記目標個数(50)に達した時点で、ソ
レノイド制御手段23に排出完全停止信号を出力するよ
うに構成されている。
【0031】なお、この実施例では上記目標個数が常に
一定の装置について示すが、例えば上記検銭器16で検
出された金額に応じて上記目標個数を自由に変更するよ
うにしてもよい。
【0032】滞留判断手段25は、滞留検知センサ66
の検知信号がオンの状態が一定時間(この実施例では50
ms)続いた場合に、上記滞留検知センサ66の配設位置
(滞留検出位置)まで排出パチンコ球30の滞留があっ
たと判断し、強制停止信号(滞留検出信号)をソレノイ
ド制御手段23に出力するものである。
【0033】ソレノイド制御手段23は、タイマー24
と接続され、上記排出一時停止信号を排出完全停止信号
等に応じて実際に上記ソレノイド60の切換制御を実行
するものであり、上記停止判断手段22及びタイマー2
4とともに排出個数制御手段を構成している。また、こ
のソレノイド制御手段23は、上記排出一時停止信号を
受ける前に上記滞留判断手段25から強制停止信号を受
けた場合には、排出個数に関係なく排出を中断し、その
後所定の時期(後述詳細)に排出を再開させる排出停止
制御手段の役割も果たしている。
【0034】なお、前記図1において、上記通過検知セ
ンサ64と滞留検知センサ66との間の距離(通路長
さ)は、両センサ64,66間の領域におけるパチンコ
球収容可能個数が上記目標個数と所定個数との差(この
実施例では5)を上回るに十分なだけ長く設定されてい
る。
【0035】次に、このソレノイド制御手段23による
ソレノイド60の切換制御動作を図3のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0036】このソレノイド制御手段23は、通常はソ
レノイド60をオフ状態に保つ。このソレノイド60の
プランジャ62の突出により、回転規制レバー56は上
側の阻止位置に保たれ、同レバー56の先端部がロータ
50の最下端の係止爪52と当接することにより、この
ロータ50の時計回り方向の回転が阻止される。このた
め、このロータ50の係止爪52によりパチンコ球30
の落下が規制され、パチンコ球30の排出が阻止され
る。
【0037】この状態から、図略の操作部より排出要求
信号が入力されると(ステップS1でYES)、ソレノ
イド制御手段23はソレノイド60をオン状態に切換え
る(ステップS2)。これにより、回転規制レバー56
が上記阻止位置から下側の解放位置に切換えられ、ロー
タ50の回転規制が解除される。このため、このロータ
50の自由回転を伴いながらパチンコ球通路34内のパ
チンコ球30が次から次へと下方のパチンコ球貯留部3
8へ落下し、このパチンコ球30の通過に応じて通過検
知センサ64から出力されるパルス信号の通算パルス数
nがパルスカウント手段21によってカウントされる
(ステップS3)。
【0038】なお、このパチンコ球30の通過によって
滞留検知センサ66からも通過検知センサ64からのパ
ルス信号と同等のパルス信号が出力されるが、図4左側
部に示すように、このパルス信号のパルス幅(すなわち
滞留検知センサ66の検出信号が連続してオン状態を保
つ時間)は50ms未満であるため(ステップS9でN
O)、ソレノイド制御手段23は排出を続行させる。
【0039】このようなパチンコ球30の連続排出及び
パルスカウントが進むうち、上記通算パルス数nが設定
個数(この実施例では45)に到達すると(ステップS
4でYES)、停止判断手段22は排出一時停止信号を
出力し、これを受けたソレノイド制御手段23は、上記
ソレノイド60をオフに切換えてロータ50の回転を阻
止させ(ステップS5)、パチンコ球排出を一旦停止さ
せる。
【0040】なお、上記通過検知センサ64が45個目
のパチンコ球通過を検知してから実際にロータ50の回
転阻止による排出一時停止が実行されるまでには応答遅
れがあり、この応答遅れの分だけ実際の排出個数が45
(設定個数)を若干上回る可能性があるが、たとえ実際
の排出個数が設定個数を2,3個上回っても、目標個数
である50個には達しないので、勢い余って目標個数を
上回る個数のパチンコ球30が排出されることは確実に
防がれる。
【0041】このような排出一旦停止後、ソレノイド6
0はタイマー24の信号に基づいてソレノイド60を予
め設定された所定時間のみオン状態に切換える(ステッ
プS6)。この「所定時間」は、パチンコ球30を1個
のみ排出するのに要する時間であり、図1の例ではロー
タ50が45°だけ回転するのに要する時間が設定され
る。このような所定時間のみソレノイド60がオンに切
換えられる、すなわちロータ50の回転が45°だけ許
容されることにより、パチンコ球30が1個のみパチン
コ球貯留部38に落下し、通算パルス数nに1が加算さ
れる(ステップS7)。
【0042】このようにパチンコ球30を1個のみ排出
する動作が繰り返され、通算パルス数nが50に達した
時点で(ステップS8でYES)、停止判断手段22か
ら排出完全停止信号が出力され、これを受けたソレノイ
ド制御手段23はソレノイド60をオフ状態に維持して
排出を完全停止させる。これにより、パチンコ球貯留部
38には正確に50個分だけパチンコ球30が排出され
たことになる。その後、パチンコ球購入者は、排出筒4
2を図1実線の最下位置から同図二点鎖線の最上位置ま
で押し上げることにより、上記パチンコ球貯留部38内
のパチンコ球30を排出筒42を通じて取り出すことが
できる。
【0043】一方、カウントパルス数nが45未満の状
態で、上記パチンコ球30の連続排出によりパチンコ球
貯留部38内のパチンコ球滞留レベルが上昇して滞留検
知センサ66の検知位置まで達すると(すなわち滞留パ
チンコ球30のうちの最上端のパチンコ球30が上記検
知位置に達すると)、図4の中央部に示すように、滞留
検知センサ66の検知信号は、それまでのパルス信号か
ら、オン状態を持続する信号に変化する。そして、この
オン状態が50ms続いた時点で(ステップS9でYE
S)、滞留判断手段25は滞留が発生したと判断してソ
レノイド制御手段23に強制停止信号を出力し、これを
受けたソレノイド制御手段23はカウントパルス数nに
関係なくソレノイド60をオフに切換えてパチンコ球排
出を強制停止させる(ステップS10)。
【0044】この強制停止後、使用者が排出筒42を持
ち上げてパチンコ球貯留部38内のパチンコ球30を取
り出すことにより、パチンコ球の滞留レベルが滞留検知
位置から急速に下がり、図4右側部に示すように滞留検
知センサ66の検知信号は今度はオフ状態を保つ信号に
切換わる。そこで、この検知信号のオフ状態が50ms以上
続いた時点で(ステップS11でYES)、滞留判断手
段25からの強制停止信号が解除され、ソレノイド制御
手段23は前記ステップS2〜S4の連続排出動作を再
開する。
【0045】以上のように、この装置では、通過検知セ
ンサ64よりも下流側の滞留検出位置に滞留検知センサ
66を設け、この滞留検知センサ66と滞留判断手段2
5とにより上記滞留検出位置にまで至るパチンコ球30
の滞留が検出された場合には、パチンコ球30の排出を
強制停止させるようにしているので、通過検知センサ6
4の配設位置にまで至る滞留の進行を未然に防ぎ、この
滞留による弊害、例えば滞留パチンコ球30の存在によ
る通過検知センサ64での排出個数の誤検知や、スプロ
ケット50と滞留パチンコ球30との接触等を確実に回
避することができる。また、このように過度の滞留を未
然に防止できることから、パチンコ球貯留部38の容積
を削減することが可能になり、その分排出装置全体をさ
らに小型化することができる。
【0046】なお、上記滞留検出位置は通過検知センサ
64よりも下流側に設定すればよく、これにより、通過
検知センサ64の誤検知を未然に防ぐことができる。従
って、この滞留検出位置を例えばパチンコ球通路34の
途中でなくパチンコ球貯留部38の途中に設定してもよ
いが、この実施例のようにパチンコ球通路34の断面積
をこのパチンコ球通路34内をパチンコ球30が1個ず
つしか通過できない断面積に限定し、その上でこのパチ
ンコ球通路34の途中に上記滞留検出位置を設定すれ
ば、この滞留検出位置におけるパチンコ球30の有無を
検出するだけの簡単な構成で滞留検出を確実に行うこと
ができる。特に、この実施例では、滞留検知センサ66
の検出信号が連続してオンの状態にある時間を計測して
いるので、この滞留検知センサ66がオンに切換わった
時にそれが排出落下中のパチンコ球30によるものであ
るのかパチンコ球30の滞留によるものであるのかを正
確に判断することが可能となっている。
【0047】また、排出の強制停止後、上記滞留検知セ
ンサ66がオフに切換わった時点から直ちに排出を再開
するのではなく、オフ切換後所定時間が経過するまでは
排出を再開しないようにしているので、滞留中であるに
もかかわらず最上端のパチンコ球30が微妙に動いて一
時的に滞留検知センサ66がオフに切換わった場合に、
誤って排出を再開させてしまう事態をより確実に防ぐこ
とができる。
【0048】また排出装置については、上記実施例のよ
うにパチンコ球30の自由落下のみで行うものでなく、
例えば特公平2−56907号公報に示されるように積
極的にパチンコ球を排出側へ駆動するものであっても上
記滞留防止を行うことが可能であるが、上記実施例のよ
うに基本的にパチンコ球30の自由落下を利用し、この
パチンコ球30の落下の許容と阻止の切換、すなわちロ
ータ50の解放と回転阻止の切換のみで排出制御を行え
ば、従来のように排出駆動用としてモータ等を特設する
ことなく、コンパクトかつ廉価な構造でパチンコ球30
の排出を行うことができる。しかも、パチンコ球30の
総排出個数が目標個数よりも少ない設定個数に達するま
ではロータ50を解放してパチンコ球30を無規制状態
で連続排出させ、設定個数に達した後は目標個数に達す
るまでロータ50を間欠的に解放してパチンコ球30を
1個ずつ排出させるようにしているので、上記設定個数
到達前の段階ではパチンコ球30の連続的に排出によっ
て所要時間を短縮する一方、設定個数到達後からはパチ
ンコ球30の間欠的な排出によって実際の排出個数を目
標個数に正確に合致させることができる。
【0049】さらに、この実施例では、排出個数が所定
個数(実施例では45)に到達する前の期間でのみ上記
強制停止を実行するようにしているので、排出完了間際
で排出が強制停止されることがなく、その分排出能率が
高められる。しかも、通過検知センサ64から滞留検知
センサ66に至るまでの通路長さは、この通路長さに対
応する領域でのパチンコ球収納個数が目標個数と所定個
数との差(この実施例では5)を上回るに十分なだけ長
く設定されているので、排出個数が所定個数に達して完
結的な排出が開始された後は、滞留が検出されているに
もかかわらず排出を目標個数まで続けても、パチンコ球
30が通過検知センサ64の配設位置まで滞留する不都
合は生じない。
【0050】次に、第2実施例を図5に基づいて説明す
る。
【0051】この実施例では、上記滞留検知センサ66
に代えてこれとほぼ同じ高さ位置に検出回動部材70が
配設されている。この検出回動部材70は、接触片72
及び被検出片74をもつ略ヘ字状をなし、両片72,7
4の中間部が水平軸68回りに回動可能にハウジング1
0に取付けられており、パチンコ球30と接触しない状
態では自重により図の実線位置、すなわち上記接触片7
2がパチンコ球通路34内に大きく突出する基準角度位
置を保つ一方、パチンコ球30がパチンコ球通路34内
の滞留検出位置を通過すると図の二点鎖線に示すように
上記接触片72が滞留パチンコ球30により排出方向に
押されて同図時計回り方向に検出回動部材70が回動す
るようになっている。
【0052】そして、同方向に検出回動部材70が上記
基準角度位置から一定角度以上回動した状態でこの検出
回動部材70の被検出片74を検出する位置に回動検出
センサ(回動検出手段)76が配設されている。この回
動検出センサ76も上記通過検知センサ64や滞留検知
センサ66と同様に光センサや磁気センサ等の周知のセ
ンサが適用可能なものであり、その検出信号が前記図2
に示した滞留判断手段25に入力されるようになってい
る。
【0053】このような構成においても、滞留検出位置
までパチンコ球30が滞留するまでは、排出されるパチ
ンコ球30が上記滞留検出位置を通過する度に(すなわ
ち接触片72と接触する度に)検出回動部材70が間欠
的に回動して回動検出センサ76からパルス信号が出力
される一方、滞留検出位置までパチンコ球30が滞留す
るとこの滞留検出位置に滞留しているパチンコ球30に
よって検出回動部材70が図5二点鎖線の位置に固定さ
れ、回動検出センサ76の検出信号がオン状態を保つた
め、これに基づいて滞留検出を行うことができる。
【0054】しかも、前記第1実施例のように滞留検知
センサ66として光センサ等を用いた場合には、その配
設位置を精密に設定しないと、上記光センサから発せら
れる光線等が滞留中のパチンコ球30同士の隙間を通過
して滞留が検出されなくなるおそれがあるが、この実施
例のように検出回動部材70を用いれば、上記滞留検出
位置にパチンコ球30が存在する場合にはこれと必ず検
出回動部材70が接触し、回動するので、より簡単な構
成で確実なパチンコ球30の検出を行うことが可能にな
る。
【0055】本発明は、以上のような実施例に限定され
るものではなく、例として次のような態様を採ることも
可能である。
【0056】(1) 上記実施例では、パチンコ球30を鉛
直方向に落下させるものを示したが、例えば斜面上で遊
技媒体を転がしながら落す装置にも本発明を適用するこ
とができる。
【0057】(2) 本発明では、排出部の具体的な構造を
問わず、上記のような排出筒42が付設されたパチンコ
球貯留部38でなく、単なる受け皿に直接パチンコ球通
路34が接続された装置に対しても適用が可能である。
【0058】(3) 上記実施例では、パチンコ球30の通
過検知により排出個数の検出を行っているが、例えば、
上記パチンコ球30の落下と連動して回転するロータ5
0の回転変位量をポテンショメータやロータリエンコー
ダ等で検出するようにしても、排出個数を間接的に検出
することが可能である。この場合には、ロータ50にお
いてパチンコ球30を係止する係止爪52の位置と上記
滞留検出位置との距離を、両位置間でのパチンコ球収容
可能個数が目標個数と設定個数との差を上回るように設
定することにより、前記各実施例と同様に不都合なく所
定個数到達後の強制停止の省略を行うことが可能にな
る。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば次の効果
を得ることができる。
【0060】請求項1記載の装置では、排出作動手段に
よる遊技媒体の排出中、既排出の遊技媒体が上記排出作
動手段よりも下流側の滞留検出位置まで滞留しているこ
とを検出した場合に、上記排出作動手段による遊技媒体
の排出を強制停止させるようにしたものであるので、そ
れ以降の遊技媒体の滞留の進行を防ぎ、このような滞留
に起因して良好な排出動作が阻害されるのを未然に防止
することができる効果がある。また、このように滞留進
行を迅速に回避できることから、上記排出部における遊
技媒体の収納容積を減らすことが可能であり、これによ
り装置全体をさらに小型化することができる。
【0061】しかも、上記強制停止後は、遊技媒体の滞
留が検出されない状態が所定時間続いた場合にのみ上記
遊技媒体の排出の強制停止を解除するようにしているの
で、滞留している遊技媒体の微小な動きで一時的に滞留
検出がなくなった場合等に誤って遊技媒体の排出を再開
させてしまう事態を防ぎ、実際に滞留が解消された時点
から確実に排出を再開させることができる効果がある。
【0062】請求項2記載の装置では、上記排出作動手
段よりも下流側の位置に排出個数検出手段による通過検
知位置を設定し、その下流側に滞留検出位置を設定して
いるので、上記通過検知位置まで遊技媒体が滞留するの
を防ぎ、これにより排出個数の誤検出を未然に防ぐこと
ができる効果がある。
【0063】請求項3記載の装置では、上記排出通路を
遊技媒体が1個ずつのみ通過可能となるように排出通路
の断面積を制限した上で、この排出通路の途中の位置に
滞留検出位置を設定しているので、この滞留検出位置に
遊技媒体が存在するか否かの検出によって滞留の有無を
的確に把握することができる効果がある。
【0064】ここで請求項4記載の装置では、上記滞留
検出位置における遊技媒体の存在が連続して所定時間検
出された場合に排出の強制停止を行うようにしているの
で、排出中の遊技媒体、すなわち上記滞留検出位置を瞬
時に通過する遊技媒体を滞留中の遊技媒体であると誤っ
て検出するのを防ぎ、排出が無駄に強制停止されるのを
防ぐことができる効果がある。
【0065】また、請求項5記載の装置では、上記遊技
媒体の検出手段として上記滞留検出位置に検出回動部材
を設け、この検出回動部材の回動端部が遊技媒体の排出
方向に一定角度以上回動したか否か、すなわち上記回動
端部が遊技媒体に接触しているか否かによって遊技媒体
の検出を行っているので、光センサや磁気センサ等を用
いる場合のように、検出位置に滞留中の遊技媒体同士の
隙間が存在して滞留が検出されなくなるといったおそれ
はなく、より確実に滞留検出を行うことができる効果が
ある。
【0066】請求項6記載の装置では、遊技媒体の自由
落下を利用し、この遊技媒体の落下の許容と阻止との切
換のみで排出制御を行っているので、従来のように排出
駆動用としてモータ等を用いることなく、コンパクトか
つ低廉な構造で遊技媒体の排出を行うことができる。し
かも、遊技媒体の総排出個数が目標個数よりも少ない設
定個数に達するまでは落下を許容して遊技媒体を無規制
状態で連続排出させ、設定個数に達した後は目標個数に
達するまで落下許容と落下阻止とを交互に繰り返して遊
技媒体を1個ずつ排出させるようにしているので、上記
設定個数到達前の段階では遊技媒体の連続的な排出によ
って所要時間を短縮する一方、設定個数到達後からは遊
技媒体の間欠的な排出によって実際の排出個数を目標個
数に正確に合致させることができる効果がある。
【0067】そして請求項7記載の装置では、上記排出
個数検出手段で検出される遊技媒体の排出個数が上記所
定個数に至るまでの期間でのみ、上記排出強制停止を行
うので、排出完了間際に排出が中断されることをなく
し、排出能率を向上させることができる効果がある。し
かも、上記通過検知位置から上記滞留検出位置までの距
離は、両位置間において収容可能な遊技媒体の個数が上
記目標個数と所定個数との差を上回るまで大きく設定し
ており、かつ、所定個数到達後は目標個数到達まで遊技
媒体の排出が確実に1個ずつ行うようにしているので、
排出個数が所定個数に達した後は、遊技媒体の滞留検出
にかかわらず目標個数まで排出を続行しても、上記落下
規制手段の配設位置まで遊技媒体が滞留するといった不
都合は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるパチンコ球排出装
置の断面側面図である。
【図2】上記排出装置に内蔵される制御装置の機能構成
を示すブロック図である。
【図3】上記排出装置による排出制御動作を示すフロー
チャートである。
【図4】上記排出装置における滞留検知センサの検出信
号を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例におけるパチンコ球排出装
置の要部を示す断面側面図である。
【符号の説明】
20 制御装置 21 パルスカウント手段 22 停止判断手段(排出個数制御手段を構成) 23 ソレノイド制御手段(排出個数制御手段及び排出
停止制御手段を構成) 24 タイマー(排出個数制御手段を構成) 25 滞留判断手段 30 パチンコ球(遊技媒体) 34 パチンコ球通路(収容部及び排出通路を構成) 38 パチンコ球貯留部(排出部) 50 ロータ(落下規制手段) 60 ソレノイド(排出切換手段) 64 通過検知センサ(通過検知手段) 66 滞留検知センサ(遊技媒体検出手段) 70 検出回動部材 76 回動検出センサ(回動検出手段)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容部から排出通路を通じて排出部へ向
    けての遊技媒体の排出を制御する装置において、上記排
    出部へ向けて遊技媒体を排出する排出状態と排出しない
    非排出状態とに切換えられる排出作動手段と、上記排出
    部に排出された遊技媒体が上記排出作動手段よりも下流
    側において予め設定された滞留検出位置まで滞留してい
    るか否かを検出する滞留検出手段と、この滞留検出手段
    により上記滞留検出位置まで遊技媒体が滞留しているこ
    とが検出された場合に上記排出作動手段を強制的に上記
    非排出状態にするとともに、この排出強制停止後、上記
    滞留位置まで遊技媒体が滞留していることが検出されな
    くなってからこの非検出状態が所定時間続いた場合にの
    み上記遊技媒体の排出の強制停止を解除する排出停止制
    御手段とを備えたことを特徴とする遊技媒体の排出制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技媒体の排出制御装置
    において、上記排出作動手段よりも下流側の通過検知位
    置における遊技媒体の通過を検知することにより遊技媒
    体の排出個数を検出する排出個数検出手段を備え、上記
    通過検知位置よりも下流側の位置に上記滞留検出位置を
    設定したことを特徴とする遊技媒体の排出制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の遊技媒体の排出
    制御装置において、上記排出通路を遊技媒体が1個ずつ
    のみ通過可能となるようにこの排出通路の断面積を設定
    するとともに、この排出通路の途中の位置に上記滞留検
    出位置を設定したことを特徴とする遊技媒体の排出制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の遊技媒体の排出制御装置
    において、上記滞留検出手段として、上記滞留検出位置
    に遊技媒体が存在するか否かを検出する遊技媒体検出手
    段と、この遊技媒体検出手段により遊技媒体の存在が連
    続して所定時間検出された場合に上記滞留検出位置まで
    遊技媒体が滞留していると判断して滞留検出信号を出力
    する滞留判断手段とを備えたことを特徴とする遊技媒体
    の排出制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の遊技媒体の排出制御装置
    において、上記遊技媒体検出手段として、上記滞留検出
    位置に回動可能に設けられ、上記遊技媒体と接触しない
    状態で回動端部が上記排出通路内に臨む基準角度位置に
    保持される検出回動部材と、この検出回動部材の回動端
    部が上記基準角度位置から遊技媒体の排出方向に一定角
    度以上回動したか否かを検出する回動検出手段とを備え
    ことを特徴とする遊技媒体の排出制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の遊技媒
    体の排出制御装置において、上記排出部を収容部よりも
    下方の位置に設けて上記収容部に収容された遊技媒体が
    その落下により上記排出部へ排出されるように構成し、
    上記排出作動手段として、上記収容部から排出部への遊
    技媒体の落下を許容する許容状態と阻止する阻止状態と
    に切換可能な落下規制手段と、この落下規制手段を上記
    許容状態と阻止状態とに切換える排出切換手段とを備え
    るとともに、排出開始時点から上記落下規制手段を上記
    許容状態に切換え、この時上記排出個数検出手段で検出
    される個数が目標個数よりも少ない個数であって予め定
    められた設定個数に到達した時点で上記落下規制手段を
    上記規制状態に切換え、その後上記落下規制手段を上記
    許容状態と阻止状態とに交互に切換えて遊技媒体を一つ
    ずつ排出させ、総排出個数が上記目標個数に達した時点
    で上記落下規制手段を上記阻止状態に維持するように上
    記排出切換手段の切換動作を制御する排出個数制御手段
    とを備えたことを特徴とする遊技媒体の排出制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項記載の遊技媒体の排出制御装置
    において、上記通過検知位置から上記滞留検出位置まで
    の距離を両位置間において収容可能な遊技媒体の個数が
    上記目標個数と所定個数との差よりも大きくなるように
    設定するとともに、上記排出個数検出手段で検出される
    遊技媒体の排出個数が上記所定個数に至るまでの期間で
    のみ、上記滞留検出位置まで遊技媒体が滞留しているこ
    とが検出された場合に上記排出作動手段を強制的に上記
    非排出状態にするように上記排出停止制御手段を構成し
    ことを特徴とする遊技媒体の排出制御装置。
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