JP2007029455A - ホッパー装置を備えた遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 メダル払出し命令によりロータディスク30が回転を開始してから所定の条件が満たされたときにロータディスク30の回転を一時停止させる。上記した条件の一つとして、例えば、(1)所定枚数のメダルが払い出された場合、(2)DCモータが回転を開始してからメダルの払出しがないまま所定時間経過した場合、(3)配当枚数以内であって、メダルの払出しを検知した後、次のメダル払出しがないまま所定時間経過した場合等がある。また、上記した回転の一時停止をメダルの払出し検知直後に実施する。
【選択図】 図4
Description
上記構成において、遊技者により回転開始レバーが操作されるとゲーム開始となり、上記した遊技機は、3列のリールを所定速度で回転させ、表示パネルに特定の演出表示を行う。次に、遊技者によりストップキー操作されると、3列のリールの停止制御を順次行う。そして、停止した3列のリールに描かれている特定の絵柄(例えば、数字の7)が入賞ライン上に揃うと、表示パネル上に表示を行って大当たりが発生したことを通知する。そして、ホッパー装置を駆動して配当に従う所定枚数のメダル払出しを行う。
上記構成により、ホッパータンク内に貯蔵されたメダルは、その下層からメダル払出し装置に複数枚供給され、メダル払出し装置のロータディスク上面に貯留された複数枚のメダルがその回転に伴う遠心力と重量(上部からの圧力)とによりメダル収納部に収納され、1個ずつ払い出される(例えば、特許文献1参照)。
また、スロットマシンにおけるホッパー空エラーの条件は、「ホッパーの駆動開始から所定時間経過しても配当の払出しが完了しなかった場合」と設定されていたため、ホッパータンクのメダル残量が少ない状態では、エラー判定までにかなりの時間を要するといった問題があった。
また、本発明によれば、上記した回転の一時停止をメダルの払出し検知直後に実施することで、配当を超えた過剰なメダル払出しを防止することも可能になる。
なお、図1は、スロットマシン100の外部構造を表した平面図、図2は、スロットマシン100の内部構造を表した正面図、図3は、スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。
フロントドア101は、上部パネル部103と中部パネル部104と下部パネル部105とを備え、全体的に金属製のフレーム(図示略)と硬質プラスチックで成形された前面パネルとで形成されることによって、機械的に強固な構造を有している。
同図において、フロントドア101の裏面上部に、上述の放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SLが設けられ、スピーカSR,SLの間に演出表示装置103dが設けられると共に、演出表示装置103dの裏面側にサブ制御基板300が取り付けられている。
枠体104dの下方には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技用メダルか異物か判別して振分る振分機構G0と、振分機構G0で振分られた遊技用メダルを筐体102側に設けられているホッパー装置HPへ案内するガイド部材G1と、振分機構G0で振分られた異物を排出口105aへ案内して排出するガイド部材G2と、ホッパー装置HPから出力される払出し用のメダルを排出口105aへ案内して出力するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、スピーカSWが放音部105cに対応させて取り付けられている。なお、ホッパー装置HPの詳細は後述する。
筐体102内には、主電源装置PWUと、ホッパー装置HPから溢れた遊技用メダルを収容するための補助貯留部SHPと、上述の透過窓WDに対向する回胴R1,R2,R3を備えた回胴装置200が設けられる他、主電源装置PWUの側面に電源装置基板500、回胴装置200の上端に回胴装置基板600、回胴装置200の上方に主基板700、筐体102の内壁の一端に外部集中端子装置としての外部集中端子基板800が夫々取り付けられている。
また、演出用スピーカSR,SL,SWと演出用ランプ103a,104a,104bと演出表示装置103dが配線ケーブルを介してサブ基板300に配線接続され、主基板700中の上記マイクロプロセッサから供給される演出制御信号に従って、サブ基板300に設けられている電気回路がこれら演出用スピーカSR,SL,SWと演出用ランプ103a,104a,104bと演出表示装置103dを駆動することにより、遊技者の視覚と聴覚に訴える演出を行う。
外部集中端子基板800は、主基板700中の上記CPUから出力される信号S1〜S6を並列入力することが可能な複数個の入力端子P1〜P6と、当該信号S1〜S6を管理用電子装置としてのホールコンピュータ側へ並列転送することが可能な複数個の出力端子Q1〜Q6とを備える他、ホールコンピュータ側から供給される信号INを入力する入力端子P7及び上記CPUへ転送する出力端子Q7を備えて構成され、更に信号S1〜S6及びINを一方向にのみ転送する信号転送回路(図示せず)が設けられている。
また、ホールコンピュータ側から供給される信号INは、いわゆる打止め解除を主基板700中のマイクロコンピュータに対して指令するための「外部打止め解除信号」である。
ホッパー装置HPは、メダルを貯蔵するホッパータンクと、このホッパータンク内に貯留されたメダルを1枚ずつ排出するメダル払出し装置で構成されることは上記したとおりであり、図4では、メダル払出し装置の要部平面を抽出して示してある。
また、ベース20の上方にはメダルが貯蔵された筒状のホッパータンク(図示せず)が取り付けられており、このホッパータンクに貯蔵された多数のメダルMが下層から順にベース20側に供給可能に形成されている。
また、ロータディスク30の裏面にあって、DCモータとの間にはベース20に固定され、開口部21を覆う背面板33が設けられている。従って、ロータディスク30のメダル収納部32a〜32gに収納された各メダルMは、ロータディスク30を回転させると、背面板33に支えられることでボックス内に落下することなく、メダル収納部32a〜32gに収納された状態でロータディスク30の回転方向と同一方向に移動する。
また、ロータディスク30の回転に伴い、排出されて空になったメダル収納部(32a〜32gのいずれか)には、ホッパータンクに貯蔵されたメダルMが、ホッパーディスク30の回転に伴う遠心力とメダルM自身の重量とにより下層から順次補給される。
そして、カウントアーム40は、常時バネ等の付勢手段(裏面に存在、図示せず)により、他端43がベース20に形成されたメダル排出口22をメダルが通過不能になるように狭め(メダルが当接回転体42に接触を開始した状態)、他端43がロータディスク30から最も遠くなる第1の位置(センサ50a設置位置)と、メダル排出口22をメダルが通過可能なように拡張し(当接回転体42が限界まで押し切られた状態)、カウントアームの他端43がロータディスク30に最も近くなる第2の位置(センサ50b設置位置)との2つの位置を、軸部41を中心に往復移動が可能なように形成されている。
また、制御装置60は、ロータディスク30の回転開始後、所定の条件が成立したときにロータディスク30の回転を一時停止させる本発明構成の回転制御手段としての機能を持つ。ここで、所定の条件として、例えば、(1)所定枚数のメダルが払い出された場合、(2)DCモータが回転を開始してからメダルの払出しがないまま所定時間経過した場合、(3)配当枚数以内であって、メダルの払出しを検知した後、次のメダル払出しがないまま所定時間経過した場合等がある。制御装置60はまた、上記したカウントアーム40の動きをセンサ50a,50bによって監視し、メダル払出し検知直後にロータディスク30の回転を一時停止させる機能も併せ持つ。詳細は後述する。
また、図8は、本発明実施形態にかかわるホッパー装置を備えた遊技機の動作を説明するために引用したタイミング図であり、ここでは、1対のセンサ50a、50bによるカウントアーム40の検知タイミングが示されている。
以下、図5〜図8を参照しながら本発明実施形態にかかわるホッパー装置を備えた遊技機の動作について詳細に説明する。
続いて、カウントアーム40の他端42が第2の位置にさしかかったときは、図8に示されるように、先ほどカウントアーム40を検知できなかったセンサ50bは、カウントアーム40の他端43を検知できるようになり、この状態を検知することにより制御装置60はメダルの払出しを認識することができる。
このことにより、ロータディスク40のディスク板面上で跳ねていたメダルMがメダル収納部32にスムーズに収納され、払出し動作を円滑に実行することができる。ここで、条件としては、(1)配当枚数以下の範囲で、あらかじめ設定された枚数のメダルが払い出されたとき、(2)所定時間経過毎、(3)所定時間払出しが発生しなかった場合等が設定される。
上記した可能性を想定し、本発明実施形態では、図6に示す、センサ50a,50bともにカウントアーム40を検出可能な状態(メダル払出し検知タイミング)で回転を停させることとした。DCモータの制動距離は経験則により周知であるため、実際のDCモータに対する電力供給停止のタイミングを、センサ50a,50bによるメダル払出検知直後に同調させる制御は比較的容易である。このことにより、メダルの過剰払出しを防止することができる。
また、本発明によれば、上記した回転の一時停止をメダルの払出し検知直後に実施することで過剰なメダル払出しを防止することも可能になる。
Claims (5)
- ホッパータンクに貯蔵されたメダルを、制御装置によって出力されるメダル払出し命令に従い払出すホッパー装置を備えた遊技機であって、
回転自在に支持され、前記メダルが収納される複数のメダル収納部が形成されたロータディスクを備え、
前記制御装置は、前記ロータディスクの回転開始後、所定の条件が成立したときに前記ロータディスクの回転を一時停止させる回転制御手段を有すること
を特徴とするホッパー装置を備えた遊技機。 - 前記回転制御手段は、
所定枚数のメダルが払い出されたときに前記ロータディスクの回転を一時停止させることを特徴とする請求項1に記載のホッパー装置を備えた遊技機。 - 前記回転制御手段は、
所定時間経過する毎に前記ロータディスクの回転を一時停止させることを特徴とする請求項1に記載のホッパー装置を備えた遊技機。 - 前記回転制御手段は、
所定時間メダル払出しが発生しなかったときに前記ロータディスクの回転を一時停止させることを特徴とする請求項1に記載のホッパー装置を備えた遊技機。 - 前記メダルの払出し毎、軸支された一方の点を中心に、第1の位置と第2の位置の間を往復移動するカウントアームと、
前記カウントアームの動作を監視して前記メダルの払出しを検知するメダル払出し検知手段とを更に備え、
前記回転制御手段は、前記メダル払出し検知手段によるメダル払出し検知直後に前記ロータディスクの回転を一時停止させることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のホッパー装置を備えた遊技機。
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