JP2005046373A - 遊技機 - Google Patents

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JP2005046373A JP2003282018A JP2003282018A JP2005046373A JP 2005046373 A JP2005046373 A JP 2005046373A JP 2003282018 A JP2003282018 A JP 2003282018A JP 2003282018 A JP2003282018 A JP 2003282018A JP 2005046373 A JP2005046373 A JP 2005046373A
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康宏 木村
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Abstract

【課題】 不正行為が発生したことを管理用コンピュータではなく遊技機自体で監視するとともに警報できる構成を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】 抽選手段による抽選結果に基づき、所要の条件結果に対して払い出しを行う構成を備えた遊技機において、上記抽選手段や払い出し制御を統括管理する主制御基板700と、主制御基板700に接続されて主制御基板700での抽選結果に基づく演出制御を行う副制御基板300とを備え、副制御基板300には、各基板における取り替え時に発生する変位、若しくは取り替えの際に発生する振動が伝搬する筐体側の変位を検知する異常事態検知手段900が設けられ、該異常事態検知手段900からの信号が入力されると、定常遊技時での演出とは異なる演出により異常事態が発生したことを遊技機本体側で独自に警報することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は遊技機に関し、さらに詳しくは、筐体を不正に開放されて実行される不正行為の警報システムに関する。
遊技機の一つであるスロットマシンを備えた遊技場では、各スロットマシンに内蔵されている『外部集中端子基板』又は『外部集中端子板』若しくは『集中端子板』と呼ばれている所謂インターフェースユニット(以下『外部集中端子基板』という)に、ホールコンピュータと呼ばれる管理用コンピュータを接続し、当該管理用コンピュータが各スロットマシンから提供される所定の情報に基づいて営業上の管理を行っている。
すなわち、各スロットマシンに内蔵されている外部集中端子基板は管理用コンピュータのみを接続するために設けられ、且つ遊技場を運用している事業者等にとって営業上有用な複数のサービス情報のみをスロットマシンから管理用コンピュータへ送出するために設けられているため、事業者等に対し、管理用コンピュータによる営業上の管理を行うことが可能な環境が提供されている。
具体的な事例を述べれば、遊技者がゲーム開始の指示行い、それに対応してスロットマシンがビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)と呼ばれる特別役に当選した場合、上述の営業上有用なサービス情報として、その当選結果を示す信号を外部集中端子基板を介してへ送出している。
そして、サービス情報としての上記当選結果を示す信号を管理用コンピュータが受信して検知することによって、遊技者に対して滞りのないゲーム環境を提供しているか営業上の管理を行い、また、特別役が当選される度に各スロットマシンから送られてくる上記信号を集計し、その集計結果(すなわち、各スロットマシン毎の当選結果の履歴)を遊技場内に設置されている情報端末装置にて表示させることによって、スロットマシンを選択しようとしている遊技者に対し営業上のサービスが行われている。
このように、従来のスロットマシンは、外部集中端子基板を備えることによって管理用コンピュータのみの接続を可能とし、営業上有用なサービス情報のみを外部集中端子基板を介して管理用コンピュータへ送出することによって、遊技者に対する適正なゲーム環境を担保しつつ事業者等への情報提供のサービスを行っている。
ところで、スロットマシンにおいては 抽選処理や各種演出効果を醸し出すための構成として電子制御機構が多用されるようになってきており、このための構成として、抽選処理データやスロットマシンの統括管理を行うデータを格納しているROMを備えた主制御基板や、主制御基板に接続されて、スロットマシンの主電源装置およびこれから給電されるシステム電源の管理さらには出玉率の設定変更を行うためのスイッチやメダルの払い出しに係る統括管理を行う電源装置基板、そして、スピーカなどの放音部材や表示装置による演出管理を行うサブ制御基板などが用いられている。
主制御基板はスロットマシンの統括管理を行うために最も重要な基板であり、しかも、この基板への信号を外部集中端子基板を介して遊技場の管理用コンピュータに出力する部分であることから、厳重な保護態勢が敷かれており、具体的には保護ケースなどの覆われてむやみに取り外せないようにしてある。
しかし、近年、メダルの不正払い出しやメダルの投入なしでゲームを行う不正行為が増加して起きており、この不正行為を実施する際にスロットマシンの操作パネルを構成するフロントドアを開放して内部において保護されている主制御基板や電源装置基板などを取り換えるという事例も現出してきている。
従来、不正行為、特に、不正行為のために主制御基板を差し替えるような行為に際してフロントドアが開閉されるのを検知する構成として、施錠機構にマイクロスイッチを設け、このマイクロスイッチがフロントドア開放時に音信号を管理用コンピュータに発信し、管理用コンピュータから遊技機に装備されている表示装置に対して警報を実行するための信号を出力するようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−245050号公報(段落「0033」欄)
上記特許文献1に開示された構成では、鍵などの器具を使って施錠機構のロックを外した場合には、施錠機構からの信号が主制御基板に取り込まれ、管理用コンピュータに施錠状態の変化が報知されるようになっているが、このような状態は遊技場の営業時間内において発生するトラブルなどが発生した場合に限られるのが通常である。
一方、不正行為者が遊技場の管理者と同様な手法でフロントドアを開放した場合には、管理用コンピュータではトラブルの解消によるフロントドアの開閉と判断するだけであるので不正行為を確実に監視することはできない。つまり、遊技場の管理者がフロントドアを開閉した際にも不正な開閉動作と判断されてしまう結果となり、正規の開閉行為と不正な開閉行為との区別ができない。
しかも、上記特許文献1に開示されているように、フロントドアの開放を検知したマイクロスイッチからの信号はスロットマシン内に装備されている外部集中端子基板を介して管理用コンピュータに転送されるが、外部集中端子基板を取り外してしまえば管理用コンピュータへの通信が行えなくなり、管理用コンピュータにおいて不正行為を監視することができなくなる虞がある。
本発明の目的は、上記従来の遊技機、特に、不正行為が発生したことを管理用コンピュータではなく遊技機自体で監視するとともに警報できる構成を備えた遊技機を提供することにある。
請求項1記載の発明は、抽選手段による抽選結果に基づき、所要の条件結果に対して払い出しを行う構成を備えた遊技機において、上記抽選手段や払い出し制御を統括管理する主制御基板と、上記主制御基板に接続されて該主制御基板での抽選結果に基づく演出制御を行う副制御基板とを備え、上記副制御基板には、各基板における取り替え時に発生する変位、若しくは取り替えの際に発生する振動が伝搬する筐体側の変位を検知する異常事態検知手段が設けられ、該異常事態検知手段からの信号が入力されると、定常遊技時での演出とは異なる演出により異常事態が発生したことを遊技機本体側で独自に警報することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記異常事態検知手段は、各基板あるいは筐体側での振動や位置ずれを検知可能な構成であることを特徴としている。
請求項1および2記載の発明によれば、不正行為が発生したことを副制御基板に接続されている異常事態検知手段からの信号により判断した場合に副制御基板により制御される演出を定常遊技時での演出から変更することができるので、遊技機自体で不正行為の監視および警報が可能となる。特に、主制御基板から外部集中端子基板を介して管理用コンピュータにより不正行為の監視が行われていた状態が継続できないような場合でも、遊技機自体での監視および警報が行えることで外部に不正行為が発生したことを警報することができる。特に、請求項2記載の発明では、基板の抜き取りの際に発生する振動や位置ずれさらにはこの振動が伝搬する筐体側での振動や位置ずれを検知するので、基板の差し替えなどの不正行為に起因する現象を全て検知することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例により説明すると次の通りである。
本発明の対象である遊技機として、スロットマシン及びスロットマシンに設けられる外部集中端子基板について図1ないし図4を参照して説明する。
図1は本スロットマシン100の外部構造を表した平面図、図2は本スロットマシン100の内部構造を表した平面図、図3は本スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。
図1においてスロットマシン100の外部構造を概説すると、スロットマシン100は、遊技者に面するフロントドア101と、フロントドア101が開閉可能に取り付けられた後述の筐体102とを備えて構成されている。
フロントドア101は、機械的に強固な硬質プラスチックで成形された上部パネル部103と中部パネル部104及び下部パネル部105とを備えて構成されている。
上部パネル部103には、上部ランプと呼ばれる演出用ランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b,103cと、液晶ディスプレイ等で形成された演出表示装置103dが設けられている。
中部パネル部104には、透明な硬質プラスチック板で形成された略長方形の透過窓WDと、演出用ランプ104a,104bが設けられ、筐体102内に設けられている回胴リール装置200の回胴リールR1,R2,R3を、遊技者が透過窓WDを介して見ることが可能となっている。
更に中部パネル部104の下端には、遊技者が操作するための操作部104cが設けられ、当該操作部104cには、スロットマシンゲームを行うのに必要な遊技メダルを投入するためのメダル投入部MDと、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベットボタンB1,B2,B3と、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバーSTと、回転中の回胴リールR1,R2,R3を個別に停止させるためのストップボタンSP1,SP2,SP3と、遊技者が獲得した遊技メダルの払い出しを指示するための精算ボタンMRが設けられている。
更に、メダル投入部MDの近傍に、フロントドア101を開錠するための鍵穴KYが設けられている。そして、遊技場側の事業者や管理者が、鍵穴KYに正規の鍵を挿入して開錠操作すると、後述の施錠機構LKを解除し、フロントドア101を筐体102から開くことが可能となっている。
下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容を紹介等するための画像(図示略)が描かれており、更に遊技者の獲得した枚数の遊技メダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
なお、図1における符号105dは、排出口105aが設けてあるパネル面の側方あるいは受け皿105bの表面(図1では、パネル面の側方に設けた状態が示してある)に設けた携帯電話保持部を示しており、遊技者はこの位置に携帯電話を収納して遊戯できるようになっている。
次に、図2を参照して、フロントドア101の裏面構造と、筐体102の内部構造を概説する。なお、図2はフロントドア101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。
同図において、フロントドア101の裏面上部に、上述の放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SLが設けられ、スピーカSR,SLの間に演出表示装置103dが設けられている。
更に演出表示装置103dの裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板300が取り付けられている。
すなわち、サブ制御基板300は、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、演出表示装置103dの裏面側に重なるようにして取り付けられている。
演出表示装置103dとサブ制御基板300の下方には、上述の透過窓WDと中部パネル部104のパネル面とが形成された略長方形の枠体104dが取り付けられている。
枠体104dの下方には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技メダルか異物か判別して振り分けるセレクト機構G0と、セレクト機構G0で振り分けられた遊技メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、セレクト機構G0で振り分けられた異物を排出口105aへ案内するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口105aへ案内するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、放音部105cを構成するスピーカSWが取り付けられている。
上述の枠体104dとセレクト機構G0との間には、長尺状の電気回路基板で形成された中央表示基板400が取り付けられており、当該中央表示基板400の一端に、発光ダイオードで形成されセグメント表示を行う設定表示素子CTと、設定ボタンCSとが設けられている。
すなわち、中央表示基板400もサブ制御基板300と同様に、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、更に設定表示素子CTと設定ボタンCSとが搭載されて配線接続されている。
更に、セレクト機構G0の側方に上述の施錠機構LKが設けられ、筐体102の一端にロック部材LOが固定されている。そして、フロントドア101を筐体102側に閉じると、施錠機構LKがロック部材LOに嵌着することによってフロントドア101を施錠し、一方、上述したように正規の鍵で開錠操作すると、施錠機構LKがロック部材LOから外れることによってフロントドア101を開錠することが可能となっている。
次に、筐体102内には、主電源装置PWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技メダルを収容するための補助貯留部SHPが設けられる他、上述の透過窓WDに対向する回胴リールR1,R2,R3とこれら回胴リールR1,R2,R3を回転駆動する電動モータ(図示略)とを備えた回胴リール装置200が設けられている。
更に、主電源装置PWUの側面には電源装置基板500、回胴リール装置200の上端には回胴装置基板600、回胴リール装置200の上方には主制御基板700、筐体102の内壁の一端には外部集中端子基板としての外部集中端子基板800が取り付けられている。
すなわち、電源装置基板500と、回胴装置基板600、主制御基板700、外部集中端子基板800も、上述のサブ制御基板300及び中央表示基板400と同様に、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成されている。
ただし、サブ制御基板300と主制御基板700は、夫々硬質プラスチックの保護ケース内に個別に収納されたユニット構造となっている。
次に、図3のブロック図を参照して制御システムの構成を説明する。
上述の主制御基板700は、本スロットマシン100の動作を統括管理するために設けられ、主制御基板700を中心として副制御基板に相当するサブ制御基板300、中央表示基板400、電源装置基板500、回胴装置基板600がそれぞれ配線ケーブル(図示されず)を介して配線接続されており、主制御基板700には、図示しないが、管理用コンピュータへの信号出力を行うための外部集中端子基板が接続されている。
ここで、主制御基板700には、半導体メモリ(ROM)と、マイクロプロセッサ(MPU)が搭載されており、当該マイクロプロセッサが、半導体メモリに予め記憶されているシステムプログラムとスロットマシンゲーム用のプログラムを実行し、各基板300,400,500,600を制御することによって、本スロットマシン100の動作状況とゲームの進行を統括管理している。
更に、サブ制御基板300には、演出用スピーカSR,SL,SWと演出用ランプ103a,104a,104bと演出表示装置103dが夫々所定の配線ケーブル(図示略)を介して配線接続されており、サブ制御基板300に設けられている電気回路が、主制御基板700からの指示に従ってこれら演出用スピーカSR,SL,SWと演出用ランプ103a,104a,104bと演出表示装置103dを駆動することにより、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出を行うようになっている。
回胴装置基板600は、回胴リール装置200が接続されており、主制御基板700から供給されるモータ駆動指示信号MTSの指令に従って電動モータへの駆動電力と駆動タイミングを制御することにより、回胴リールR1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
すなわち、主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)は、遊技者がベットスイッチB1,B2,B3の何れかをオン操作して1ゲーム当たりのメダル数を提示した後、スタートレバーSTをオン操作すると、役抽選を行って回胴リールR1,R2,R3を所定速度で回転させ、次に遊技者がストップボタンSP1,SP2,SP3を適宜の順番でオン操作すると、そのオン操作された順番に従って回胴リールR1,R2,R3を順次に制動させて最終的に停止させる。そして、回胴リールR1,R2,R3に描かれている絵柄が上述の役抽選した役に相当する組み合わせで揃うと入賞、揃わないと外れと判断して1ゲーム当たりの処理を完了する。こうした遊技者の一連のオン操作を主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)が検知し、回胴リールR1,R2,R3の回転開始から最終的な停止までの制御を行うためにモータ駆動指示信号MTSを回胴装置基板600に供給する。一方、供給されたモータ駆動指示信号MTSに従って回胴装置基板600が電動モータを駆動制御することにより、回胴リールR1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行うようになっている。
また、回胴装置基板600は、モータ駆動指示信号MTSが供給されると、回胴リールR1,R2,R3が回転を開始し最終的に停止するまでの期間、別言すれば電動モータに駆動電力を供給している期間を示すモータ駆動信号MTDを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)へ返送する。
中央表示基板400には、上述の設定表示素子CTと設定ボタンCSが接続され、更にセレクト機構G0と、ベットボタンB1,B2,B3、スタートレバーST、ストップボタンSP1,SP2,SP3、精算ボタンMR、施錠機構LKが所定の配線ケーブル(図示略)を介して配線接続されている。
そして、中央表示基板400は、ベットボタンB1,B2,B3とスタートレバーSTとストップボタンSP1,SP2,SP3が夫々オン又はオフ操作されたことを示す操作信号SGを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)に転送し、ゲームの進行を制御させる。
また、精算ボタンMRがオン操作されると、中央表示基板400は、そのオン操作されたことを示す精算信号MRSを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)に転送する。そして、マイクロプロセッサ(MPU)は、精算信号MRSを入力すると、電源装置基板500を通じてホッパ装置HPに指令し、遊技者の獲得した枚数の遊技メダルを払い出させる。
また、セレクト機構G0には、メダル投入部MDから投入された投入物を遊技メダルか異物か検知する光学センサ又は機械センサ若しくは磁気センサが設けられており、これらのセンサから出力される投入物検出信号SLGを中央表示基板400が主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)へ転送する。
そして、マイクロプロセッサ(MPU)が遊技メダルの投入されたことを示す投入物検出信号SLGを入力すると、メダルの投入枚数を集計する。一方、異物の投入されたことを示す投入物検出信号SLGを入力すると異常が発生したと判断し、上述のサブ制御基板300に指令して、演出用スピーカSR,SL,SWに警報音を発生させたり、演出用ランプ103a,104a,104bにて警報表示を行わせる。
また、施錠機構LKには、鍵穴KYに挿入された鍵の回転操作された方向を検出するマイクロスイッチ等の検出センサが設けられており、鍵が時計回り方向に回転操作されると開錠信号OPN、反時計回り方向に回転操作されるとエラー解除信号RSTを出力する。
そして、中央表示基板400は、これらの開錠信号OPNとエラー解除信号RSTを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)へ転送し、マイクロプロセッサ(MPU)が開錠信号OPNを入力すると、フロントドア101の開放操作がなされたと判断する。
また、マイクロプロセッサ(MPU)がエラー解除信号RSTを入力すると、サブ制御基板300に指令して、上述の異常発生に対する警報音と警報表示等を停止させる。つまり、マイクロプロセッサ(MPU)は、上述の異常発生に対して演出用スピーカSR,SL,SWに警報音を発生させたり演出用ランプ103a,104a,104bにて警報表示を行わせた後、事業者や管理者等が正規の鍵を鍵穴KYに挿入して反時計回り方向に回転操作すると、異常発生に対する処置が完了したと判断し、警報音と警報表示等を解除させて通常のゲーム動作に復帰する。
設定ボタンCSは、事業者や管理者等が出玉率を設定変更するために設けられており、設定表示素子CTは、1から6までの何れかの数字をセグメント表示することにより、設定ボタンCSによって設定変更された出玉率を段階表示する。
すなわち、設定ボタンCSがオン操作されると、中央表示基板400は、そのオン操作される度に設定信号CSSを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)へ転送し、マイクロプロセッサ(MPU)は設定信号CSSを入力する毎に、予め6段階に決められている出玉率を順繰りに変化させ、更に変化させた出玉率に相当する数字を示す設定表示信号CTSを中央表示基板400へ返送する。そして、中央表示基板400が設定表示信号CTSに基づいて設定表示素子CTに数字をセグメント表示させることにより、事業者や管理者等に設定変更された出玉率の情報を知らせる。
次に、電源装置基板500には、図2にも示されているように、主電源スイッチBPと、システム電源スイッチBQ、設定スイッチBO、システムリセットスイッチROが搭載されている。更に、電源装置基板500には、電源装置PWUで発生される各種電源電圧をホッパ装置HPその他の各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配電回路からスロットマシン100の動作に必要なシステム電源が供給されている。
主電源スイッチBPは、電源装置PWUへの商用電源の供給又は遮断をするために設けられ、オン操作されると電源装置PWUへの商用電源の供給を行い、オフ操作されると電源装置PWUへの商用電源の供給を遮断する。すなわち、主電源スイッチBPは、本スロットマシン100へのおおもとの電源供給(商用電源の供給)をオン又はオフするために設けられている。また、電源装置基板500は、主電源スイッチBPがオンオフ操作されると、そのオンオフ操作されたことを示す主電源操作信号BPSを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)へ転送する。
システム電源スイッチBQは、電源装置PWUを動作させたままでスロットマシン100の動作に必要なシステム電源の供給又は遮断を行うために設けられている。すなわち、おおもとの電源供給をオン又はオフ制御する主電源スイッチBPとは異なり、電源装置PWUから出力されるシステム電源の制御システムへの給電をオン又はオフ制御することにより、制御システムをパワーオンリセットするために設けられている。また、電源装置基板500は、システム電源スイッチBQがオンオフ操作されると、そのオンオフ操作されたことを示すシステム電源操作信号BQSを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)へ転送し、制御システム全体をパワーオンリセットさせるための処理を行わせる。
設定スイッチBOは、上述の鍵穴KYに挿入されるのと同じ鍵を挿入させるための鍵穴が設けられており、当該鍵が挿入されて時計回り方向に操作され又は反時計回り方向に戻されたことを示す設定操作信号BOSを出力する。そして、電源装置基板500が設定操作信号BOSを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)に転送する。
そして、マイクロプロセッサ(MPU)は、上述の鍵が時計回り方向に操作されたことを示す設定操作信号BOSを入力すると、出玉率の設定変更を開始すべき旨の指示がなされたと判断し、反時計回り方向に戻されたことを示す設定操作信号BOSを入力すると、出玉率の設定変更を終了すべき旨の指示がなされたと判断する。
より詳細に述べると、マイクロプロセッサ(MPU)は、上述の鍵が時計回り方向に操作されたことを示す設定操作信号BOSを入力した後、更にシステム電源スイッチBQによってパワーオンリセットの操作がなされると、出玉率の設定変更を開始すべきと判断して、上述の中央表示基板400に設けられている設定ボタンCSからの設定信号CSSの入力を開始する。そして、上述したように設定ボタンCSがオン操作される毎に設定表示素子CTに数字をセグメント表示させ、スタートレバーSTがオン操作されると、最後に設定変更された出玉率に確定する。そして、上述の鍵が反時計回り方向に操作されたことを示す設定操作信号BOSを入力すると、出玉率の設定変更の操作が終了したと判断して、当該確定した出玉率に基づいてゲーム動作を再開する。
また、電源装置基板500は、上述の精算ボタンMRがオン操作されると、主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)からの指示に従ってホッパ装置HPを制御することにより、遊技メダルの払い出しを行わせる。そして、ホッパ装置HPのメダル出力部に設けられているメダル検知センサから出力されるメダル検出信号MRSSをマイクロプロセッサ(MPU)へ返送する。なお、メダル検知センサは、ホッパ装置HPのメダル出力部から出力される遊技メダルを1枚ずつ検知したことを示すメダル検出信号MRSSを出力する。
また、システムリセットスイッチROは、スロットマシン100に何らかのシステムエラーが生じた場合に、スロットマシン100を元の正常動作に復帰させるために設けられている。すなわち、事業者や管理者がシステムリセットスイッチROをオン操作すると、電源装置基板500がシステムリセット信号ROSを主制御基板700中のマイクロプロセッサ(MPU)に供給し、所定のエラーチェックを行わせて元の正常動作に復帰させる。
図3に示した制御システムに用いられる信号の性質を纏めて列挙すると図4に示す通りである。
以上、図3を参照して、主制御基板700とサブ制御基板300、回胴装置基板600、中央表示基板400、電源装置基板500とを用いた制御系において、本実施例の特徴と説明すると、本実施例の特徴は、不正行為を目的として基板が交換された際の警報を外部集中端子基板を介した管理用コンピュータへの報知ではなく、遊技機自体で報知できるようにしたことにある。以下、この構成について説明する。
図2において、サブ制御基板300には、上述した演出の際に用いられる部材に加えて、異常事態検知手段900が接続されている。
異常事態検知手段900は、各基板の差し替え時に発生する振動や位置ずれあるいは差し替え時に発生する振動が伝搬する筐体側での振動や位置ずれを検知するセンサが用いられ、本実施例では、振動センサや位置ずれを検知可能なリードスイッチやフォトセンサが用いられる。
異常事態検知手段900は、定常遊技時での振動や位置ずれを閾値としてそれ以上の振動レベルや位置ずれ量が発生した場合に検知信号を出力するようになっている。
本実施例は以上のような構成であるから、図5に示すフローチャートにより作用を説明すると次の通りである。
サブ制御基板300に対して異常事態検知手段900からの信号が入力されたかどうかが判別され(ST1),信号が出力されない場合には定常遊技時での演出制御が実行され(ST2),信号が出力された場合には定常遊技時とは異なる演出制御が実行される(ST3)。
定常遊技時とは異なる演出とは、定常遊技時での演出時に比べてスピーカの音量や放音サイクルを外部に知られやすい状態としたり、表示装置での表示内容を警報を意味する内容表示に変更するなどがある。このため、サブ制御基板300では、スピーカの出力や放音サイクルを設定する制御内容あるいは表示装置での表示内容を選択するための制御が行われる。
本実施例によれば、通常、主制御基板700から外部集中端子基板を介して管理用コンピュータへの通信方向とは別に、筐体102内に装備されているサブ制御基板300を用いて遊技機内で発生する不正行為を監視することができるので、仮に、外部集中端子基板が動作不良を起こしたり、あるいは取り除かれて管理用コンピュータとの間で通信不能状態を来していても、不正行為を警報することができる。
なお、本実施例では、スロットマシンを遊技機の対象としてあげたが、本発明では、パチンコ機やゲーム機などを対象とすることも可能である。
本発明の実施形態に係るスロットマシンの外観構造を概略的に表した平面図である。 図1に示したスロットマシンの内部構造を概略的に表した平面図である。 図1及び図2に示したスロットマシンに設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。 図3に示した制御システムに用いられる信号の性質を列挙した図である。 サブ制御基板の作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 スロットマシン
101 フロントドア
102 筐体
300 サブ制御基板
700 主制御基板
900 異常事態検知手段

Claims (2)

  1. 抽選手段による抽選結果に基づき、所要の条件結果に対して払い出しを行う構成を備えた遊技機において、
    上記抽選手段や払い出し制御を統括管理する主制御基板と、
    上記主制御基板に接続されて該主制御基板での抽選結果に基づく演出制御を行う副制御基板とを備え、
    上記副制御基板には、各基板における取り替え時に発生する変位、若しくは取り替えの際に発生する振動が伝搬する筐体側の変位を検知する異常事態検知手段が設けられ、該異常事態検知手段からの信号が入力されると、定常遊技時での演出とは異なる演出により異常事態が発生したことを遊技機本体側で独自に警報することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機において、
    上記異常事態検知手段は、各基板あるいは筐体側での振動や位置ずれを検知可能な構成であることを特徴とする遊技機。
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