JP2006255179A - 遊技管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】不正に設定変更された場合には遊技の続行を不能にする遊技管理システムを提供する。
【解決手段】遊技管理システム2は、スロットマシン3、ホールコンピュータ7、電源制御装置9とを備える。ホールコンピュータ7と各スロットマシン3とは通信ケーブル5によって接続され、電源供給装置9から各スロットマシン3に24V交流電流が供給される。スロットマシン3にて設定値が変更された場合には設定変更信号がホールコンピュータ7に送信され、ホールコンピュータ7では設定変更信号を受信した時間が予め定められた許可時間帯外での受信か否かが判断される。設定変更が不正と判断された場合、ホールコンピュータ7は供給停止コマンド信号を電源制御装置9に送信する。電源供給装置9は供給停止コマンド信号の入力に応じて24V交流電流の供給を停止する。これによってスロットマシン3は停止し、遊技の続行が不能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】遊技管理システム2は、スロットマシン3、ホールコンピュータ7、電源制御装置9とを備える。ホールコンピュータ7と各スロットマシン3とは通信ケーブル5によって接続され、電源供給装置9から各スロットマシン3に24V交流電流が供給される。スロットマシン3にて設定値が変更された場合には設定変更信号がホールコンピュータ7に送信され、ホールコンピュータ7では設定変更信号を受信した時間が予め定められた許可時間帯外での受信か否かが判断される。設定変更が不正と判断された場合、ホールコンピュータ7は供給停止コマンド信号を電源制御装置9に送信する。電源供給装置9は供給停止コマンド信号の入力に応じて24V交流電流の供給を停止する。これによってスロットマシン3は停止し、遊技の続行が不能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明はパチンコ店等の遊技場に設置されたパチンコ機やスロットマシン等の遊技機を監視する遊技管理システムに関するものであり、さらに詳しくは遊技場内の遊技機の電源を制御する遊技管理システムに関するものである。
現在、パチンコ機やスロットマシン、アレンジボール機、雀球機など、遊技球やメダル等の遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機が数多く知られている。これらの遊技機では、遊技球を所定の入賞口に入賞させる、あるいはメダルの投入に応じて回転するリールの図柄を入賞ライン上に並べるなど、所定の入賞条件の達成に応じて賞与として遊技媒体が払い出される。払い出された遊技媒体は景品交換所で物品と交換することができ、遊技者は遊技媒体の獲得を目的とすることでことでより一層遊技を楽しむことができた。
一般に遊技場には遊技機を端末装置とする遊技管理システムが導入されており、遊技場内の遊技機はコンピュータによって管理されている。コンピュータは遊技機からの伝送データを基に、例えば、遊技開始時刻及び遊技終了時刻、各遊技機の収支状況、各種入賞回数などの管理情報を算出している。
特開2004―135844号公報
ところで、遊技媒体をより多く獲得するため、遊技者の中には不正な手段を用いて遊技媒体を獲得しようとする者もいる。例えば、遊技機では製造業者によって予めROMが組み込まれ、遊技機はこのROMに格納されたデータを基に遊技を制御するが、このROMが遊技者によって交換されて遊技媒体が不正に払い出されてしまうことがあった。また、ROMを差し替える方法に比べて発見されにくい方法として、遊技機に設定された入賞確率を不正に変更して遊技媒体を不正に多く払い出させる方法がある。例えば、設定値が「1」〜「6」までの6段階で予め用意されている場合ではそれぞれの設定値に対応して当選テーブルが用意されており、設定変更キーのオンに応じて表示画面に「1」〜「6」のうち現在の設定値が表示され、設定値を新しく選択した後、設定変更キーをオフすると以降、新しく選択された設定値に対応した当選テーブルを基に遊技が行われるようになる。この設定値を不正に変更することで使用される当選テーブルをBB,RBなどにより当選しやすい当選テーブルに変更することができる。この入賞確率を変更する方法ではROMを交換する方法に比べて遊技者の不審な動作が少なく、このため遊技場の管理者は設定変更に気付かない場合があった。具体的には、不正に利益を得ることを目的とした遊技者が、遊技機の前面に設けられた前面扉に孔を開けるもしくは前面扉を強制的に開けて設定変更を行うために操作される設定変更操作部を操作する方法や、機体の隙間、メダルの投入口、メダルの排出口などから針金等を挿入して電源装置等を短絡させる方法によって設定値が変更される。このような事情から特許文献1には、前面扉に扉の位置を検知する検知センサを設け、前面扉が閉じている場合に行われた設定変更操作を無効化して不正な設定値変更を防止する遊技機が記載されている。
しかしながら、遊技場の管理者が遊技場内の遊技機について設定値が変更されたか否かを確認するためには、それぞれの遊技機で所定の設定表示操作を行って遊技機に設けられた設定表示画面に設定値を表示させなければ確認できず、このため設定値が不正に変更されたことを直ちに知ることがでなかった。また、遊技場の管理者が不正な設定変更に気付くのが遅れてしまうとその分被害額が大きくなってしまうことも考えられる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、不正に設定変更された場合には遊技の続行を不能にする遊技管理システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の遊技管理システムでは、段階的に異なる複数の入賞確率のうちいずれか1つを選択して設定する設定変更手段と、設定変更手段により入賞確率の設定が変更されたときに設定変更信号を出力する信号出力手段とを有する複数の遊技機と、複数の遊技機と接続され、各遊技機を監視する統括監視装置と、統括監視装置に設けられ、複数の遊技機のそれぞれから入力される設定変更信号に基づいて各遊技機の設定変更が不正か否かを判断する判断手段と、判断手段が不正と判断した場合に、設定変更信号の入力元の遊技機への電源供給を停止する電源制御手段とを有することを特徴とする。
また、判断手段は設定変更信号を受け取った時間が予め定められている許可時間帯外である場合に不正と判断することを特徴とする。
また、統括監視装置は判断手段によって不正と判断された場合に不正が行われた遊技機の識別情報を報知することを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、段階的に異なる複数の入賞確率のうちいずれか1つを選択して設定する設定変更手段と、設定変更手段により入賞確率の設定が変更されたときに設定変更信号を出力する信号出力手段とを有する複数の遊技機と、複数の遊技機と接続され、各遊技機を監視する統括監視装置と、統括監視装置に設けられ、複数の遊技機のそれぞれから入力される設定変更信号に基づいて各遊技機の設定変更が不正か否かを判断する判断手段と、判断手段が不正と判断した場合に、設定変更信号の入力元の遊技機への電源供給を停止する電源制御手段とを有することにより、判断手段によって設定変更が不正であると判定された場合には電源制御手段によって対応する遊技機への電源供給が停止するため、不正に設定変更された場合には遊技の続行を不能にすることができる。また、遊技の続行が不能となることにより、結果的に不正に設定変更が行われることを防止することができる。
また、判断手段は設定変更信号を受け取った時間が予め定められている許可時間帯外である場合に不正と判断することにより、許可時間帯以外で設定変更信号を受け取った場合、判断手段は不正と判断し、このため予め定められた時間帯以外での設定変更を確実に禁止でき、遊技者が不正に設定変更を行うことをより困難にすることができる。
また、統括監視装置は判断手段によって不正と判断された場合に不正が行われた遊技機の識別情報を報知することにより、遊技機が不正に設定変更された場合、これに応じて統括監視装置は不正が行われた遊技機の識別情報を報知するため、遊技場の管理者は統括監視装置を介して不正に設定変更された遊技機を直ちに知ることができる。
図1に本発明の遊技管理システム全体の概略的な全体図を示す。パチンコホールには遊技機であるスロットマシン3が複数設置され、各スロットマシン3は通信ケーブル5を介して統括制御装置であるホールコンピュータ7に接続される。これら複数のスロットマシン3とホールコンピュータ7とを有する遊技管理システム2では、ホールコンピュータ7がそれぞれのスロットマシン3とデータのやり取りを行うと共に各スロットマシン3を管理している。それぞれのスロットマシン3にはそれぞれを識別するために識別番号が割り当てられており、ホールコンピュータ7は受信データに含まれる識別番号タグを基にデータ入力元のスロットマシン3を認識する。スロットマシン3は、例えば4〜5台ごとまとめて配置されて、いわゆる島を構成し、これら島ごとに電源制御手段である電源制御装置9が設けられている。島ごとに設けられた電源制御装置9からは各スロットマシン3に電力供給ライン10が接続されており、この電力供給ライン10を介して、例えば24Vの交流電流が各スロットマシン3に供給される。
ホールコンピュータ7は遊技場の管理者によって管理されており、管理者はホールコンピュータ7に備えられた表示画面7aに表示された情報を基に各スロットマシン3の状態を把握する。表示画面7aには、例えば、スロットマシン3ごとの大当たり回数、小当たり回数、子役当選回数等の情報が表示される。
図2に示すように、スロットマシン3の筐体13は収納箱14とこの収納箱14の前面に設けられた前面扉15とを備える。前面扉15は上部に設けられた上部扉16と下部に設けられた下部扉17とからなる。上部扉16には表示窓20が横に3つ並設され、表示窓20の奥には第1リール21a、第2リール21b、第3リール21cを有するリールユニットが配置されている。第1、第2、第3リール21a,21b、21cの外周面には、例えば「7」、「BAR」、「チェリー」など、複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓20を通して1リール当たり3個の図柄が外部に表示される。スロットマシン3には各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横に3本、斜めに2本の合計5本設定されており、このライン上に所定の図柄が並べて表示されることにより当選役が告知される。
表示窓20の横には液晶表示装置23が設けられ、例えば、興趣を高めるためにアニメーションを利用した演出等を行う。下部扉17にはゲームの開始時に操作される1枚ベットボタン35、MAXベットボタン36、ペイアウトボタン37などの各種操作ボタンが設けられている。各種操作ボタンの近くにはメダルベットが行われた後に操作されるスタートレバー38や、スタートレバー38の操作により回転を開始するリールをそれぞれ停止させるための第1、第2、第3ストップボタン40、41、42が設けられる。表示窓20の下には、数字や特定のアルファベットを表示する7セグメント表示装置25が設けられている。
下部扉17にはゲームを行う際にメダルを投入するためのメダル投入口43が設けられ、メダル投入口43の奥には図示しないセレクタが組み込まれており、不適正なメダルはメダル払い出し口44を介してメダル受け皿45に排出される。また、セレクタは、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダルの投入が行われたときに、投入されたメダルをメダル受け皿45に排出する。なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルはメダル受け皿45に排出される。
下部扉17には前面扉15が収納箱14から開かないようにするための錠28が設けられ、錠28を解くためには専用の鍵を差し込んで回す必要がある。図3に示すように、スロットマシン3の内部にはメダルを受け皿45に払い出すホッパー装置50、設定値を変更するための設定変更装置55等が設けられている。ホッパー装置50にはメダルを貯留するための貯留タンク52が設けられ、貯留タンク52の下にはオーバーフロー用の貯留箱53が備えられる。
錠28を下部扉キー(図示省略)で解錠して下部扉17を開き位置まで開くと設定変更装置55が露呈して設定変更操作ができるようになる。また、錠28を解錠すると上部扉16を開くことが可能となる。上部扉16の下部には下部扉17と収納箱14との間に挟まれる係合部(図示省略)が形成されており、上部扉16が閉じられた後に下部扉17が閉じられて施錠されると上部扉16は開けられなくなり、上部扉16を開けるためには下部扉17に設けられた錠28を解錠する必要がある。
設定変更装置55には、設定値の変更を許可するための設定変更キーシリンダ55a、主電源のオン/オフを切り換える電源スイッチ55bと、設定値を順次変更するための設定値変更ボタン55cが備えられている。設定変更キーシリンダ55a、電源スイッチ55b、設定値変更ボタン55cは筐体13の前方を向いて配置されている。例えば、設定変更キーシリンダ55aに設定変更キーを差し込む場合には、遊技場の管理者はまず下部扉7を開け、筐体3の正面から設定変更キーシリンダ55aに設定変更キーを差し込み、電源ボタン55bや設定変更ボタン55cを操作する。設定変更キーシリンダ55aに挿入された設定変更キーを略8分の1回動させてオフ位置からオン位置にキー操作することで7セグメント表示装置25に現在の設定値が表示され、設定値変更ボタン55cを押すことによって7セグメント表示装置25に表示される設定値が順次切り替わる。
図4にスロットマシン3の電気的な構成を示すブロック図を示す。スロットマシン3の動作は基本的に制御部60によって制御される。制御部60は、CPU61、ROM62、RAM64、電子抽選部77、当選役決定部78を有し、ROM62には第1〜第6当選テーブル63a〜63fや、設定変更プログラム67、図柄テーブル68、配当テーブル69等が記憶されている。当選テーブルは設定値に対応して、例えば第1〜第6当選テーブル63a〜63fが用意されており、第1〜第6当選テーブル63a〜63fによって入賞確率が異なっており、設定変更操作時に選択された設定値に対応する当選テーブルが読み出されて遊技が制御される。スロットマシン3の内部には制御部60の他に、投入メダルセンサ75、スタートスイッチセンサ76、表示制御部90、通信インターフェース(以降、通信I/Fと言う)92、電力供給部94等が設けられている。
ROM62に格納された設定変更プログラム67は入賞確率を変更する際に使用されるプログラムであり、設定変更キーシリンダ55aに差し込まれた設定変更キーがオフ位置からオン位置に回動された状態で電源スイッチ55bがオンされた場合に読み込まれる。なお、設定変更キーがオン位置からオフ位置に回動されて設定変更キーシリンダ55aから抜くと設定変更プログラム67の実行は終了する。RAM64はROM62から制御プログラムや設定変更プログラム67を読み出して実行する際に使用される。
投入メダルセンサ75はセレクタの内部に設けられ、メダル投入口43から投入されたメダルのうち、セレクタによって振り分けられた適正なメダルを検出する。投入メダルセンサ75から出力される検出信号はCPU61に入力され、これによってCPU61は投入されたメダルの枚数を検知する。
1ベットボタン35及びMAXベットボタン36が押下されたときにはCPU61に押圧信号が入力される。CPU61は、遊技の開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数を投入メダルセンサ75からの検出信号、あるいは1ベットボタン35、MAXベットボタン36のいずれかが押圧されたことに応じて入力する押圧信号に基づいて計数し、これにより入賞ラインの有効化本数を決定する。また、遊技を開始する際に投入されたメダルのベット枚数はCPU61に設けられたカウンタで積算して計数される。
スタートスイッチセンサ76はスタートレバー38が操作されたときにオンとなり、遊技開始信号をCPU61に入力する。遊技開始信号を受信したCPU61は、ROM62に格納された遊技実行プログラムに基づいて第1、第2、第3リール21a、21b、21cを回転させ、電子抽選部77を作動させる。
制御部60には電子抽選部77、当選役決定部78が設けられている。電子抽選部77は、乱数発生部と乱数抽出部とを含んでおり、ゲームが開始されるごとに1つの乱数値を抽出処理する。当選役決定部78は、電子抽選部77での乱数の抽出処理に応じて作動し、抽出処理された乱数がハズレあるいは複数種類の当選役のいずれかとなるかをROM62の当選テーブルを参照して決定する。なお、抽選とは電子抽選部77における乱数を抽出するステップと、当選役決定部78におけるハズレあるいは複数種類の当選役のいずれかとなるかを決定するステップとからなる。
第1、第2、第3リール21a,21b,21cの駆動及び停止制御は図柄駆動制御部79によって行われる。第1、第2、第3リール21a,21b,21cはそれぞれステッピングモータ80の駆動軸に固定され、図柄駆動制御部79は各ステッピングモータ80の駆動を制御することで各リール21a〜21cの回転を制御する。各ステッピングモータ80には24Vの直流電流が供給されており、ステッピングモータ80はこの供給電流を基に駆動する。
CPU61にはステッピングモータ80ごとにパルスカウンタが設けられており、各々のステッピングモータ80に供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ82からリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。このように、それぞれのパルスカウンタは各リール21a〜21cの1回転以内の回転角に対応した駆動パルスの個数を基に各リール21a〜21cの駆動を監視している。
ROM62に格納された図柄テーブル68には各リール21a〜21bの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と,各リール21a〜21cに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。これにより、リール毎にパルスカウンタのカウント値を計数することによって、所定の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、どの程度リールを回転させると目的の図柄が所定の入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1、第2、第3ストップボタン40、41、42が押されると、CPU61にリールの駆動を停止する停止信号が入力する。なお、各リール21a〜21cの回転はスタートレバー38の操作によって開始され、各リール21a〜21cの回転が一定の速度に達するとそれぞれのストップボタン40〜42の操作が有効になる。
それぞれのリール21a〜21cの外周には「スイカ」、「7」、「BAR」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ図柄」などが配列されており、当選役決定部で決定された当選役に応じた図柄が入賞ライン上に停止表示されるように制御されている。例えば、当選役決定部78で大当たりが当選した場合には、入賞ライン上に「7−7−7」が表示され、小当たりが当選した場合には、入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」が停止表示される。大当たりが入賞ライン上に表示されると所定枚数のメダルの払い出しに加えてビッグボーナスが発生し、特別ゲームを、例えば30ゲーム行えるようになる。小当たりが入賞ライン上に表示されると所定枚数のメダルの払い出しに加えてレギュラーボーナスが発生し、所定数の特別ゲームを行えるようになる。
ホッパー装置50は、当選役決定部78で決定された当選役に対応する枚数のメダルを賞与としてメダル受け皿45に払い出す。ホッパー装置50内にはホッパーモータ50aが備えられ、このホッパーモータ50aはCPU61によって駆動が制御されており、CPU61はROM62に格納された配当テーブル69から読み出された配当データを基にホッパーモータ50aを駆動させる。ホッパーモータ50aには、例えば24Vの直流電流が供給されており、この供給電流を基にCPU61からの駆動命令に応答して作動する。
設定変更装置55は、設定変更キーシリンダ55a、電源ボタン55b、設定値変更ボタン55cが設けられ、設定変更キーシリンダ55aに設定変更キーが差し込まれオフ位置からオン位置にキー操作され、かつ電源ボタン55bがオンされると、これに応じて設定変更装置55から制御部60にオン信号が入力される。これにより、設定値変更ボタン55cの押圧操作によって設定値を変更することができるようになる。
設定値変更ボタン55cが押圧操作されるとこれに対応して制御部60に変更信号が入力され、7セグメント表示装置25に表示される設定値が切り換わる。例えば、設定変更キーシリンダ55aがオンされかつ電源スイッチ55cがオンされたときには、現在の設定値が例えば「1」ならば7セグメント表示装置15に「1」が表示され、設定値変更ボタン55cの操作に応じて表示される設定値は順に「2」、「3」、「4」、「5」「6」と順に切り換えられる。スタートレバー38の操作に応じて7セグメント表示装置25に表示された設定値が確定され、設定変更キーをオン位置からオフ位置に戻すことにより7セグメント表示装置25に表示された設定値が新しく設定される。以後この新しく設定された設定値に対応する第1〜第6当選テーブル63a〜63fのいずれかがROM62から読み出され、設定値に対応する入賞確率で遊技が制御される。なお、設定変更キーシリンダ55aがオン位置にキー操作されていない場合には7セグメント表示装置25には設定値が表示されず、また設定値変更ボタン55cを押下しても設定値は切り換えられることはない。また、この実施形態では選択可能な設定値は「1」から「6」の6つであり、それぞれの設定値を第1〜第6当選テーブル63a〜63fに対応させたが、設定値の個数及び対応する当選テーブルの個数はこれに限らず、これより多くても少なくてもよい。
電力供給部94は、スロットマシン3で使用される直流電流を生成するとともに、スロットマシン3の各部に直流電流を供給している。電力供給部94には24V生成回路94a、5V生成回路94b、電力供給回路94cとが設けられている。24V生成回路94a及び5V生成回路94bでは電源制御装置9から供給される24V交流電流を基にして24Vの直流電流及び5Vの直流電流を生成しており、電力供給回路94cは生成された各直流電流を各部に送電する。例えば、24Vの直流電流はリール駆動用のモータ80やホッパー駆動用のホッパーモータ50aなどに供給され、5Vの直流電流はCPU61やRAM64などの電子回路に供給される。
通信I/F92は、通信ケーブル5を介してホールコンピュータ7に接続されており、ホールコンピュータ7と各種データのやり取りを行う。設定値が変更された場合には制御部60によってこれが認識され、これに応じて通信インターフェース92は設定値が変更されたことを示す設定変更信号をホールコンピュータ7に送出する。
図5にホールコンピュータ7の電気的な構成を概略的に示したブロック図を示す。ホールコンピュータ7には中央演算部100、RAM102、ハードディスク104、表示制御部106、音声制御部108、入力インターフェース(以下、入力I/Fと言う)110、通信インターフェース(以下、通信I/Fと言う)112、外部インターフェース(以下、外部I/Fと言う)114、判断手段である不正判断部116、計時回路118などが設けられている。
ハードディスク104にはホールコンピュータ7のオペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラムが格納されており、これらプログラムは中央演算部100によって読み出されて実行される。プログラムの実行に際してはRAM102が適宜利用され、これによってスムーズにプログラムが実行されるようになっている。入力I/F110にはキーボード120やマウス122などの操作機器が接続されており、キー-ボード120やマウス122の操作に応じて入力I/F110から中央演算部100に信号が入力される。外部I/F114には、例えば、USB規格に準拠したコネクタを有する情報記録装置やプリンタが接続可能となっており、この外部I/F114を介して外部記憶装置やプリンタ等に管理情報などを記録または印刷することができる。
表示画面7aは、表示制御部106によって制御され、管理者の操作に応じて各種映像を表示する。音声制御部108はスピーカ126を制御しており、例えば管理者に注意を促す場合や、異常が発生した場合にはスピーカ126を駆動して外部に警告音を出力する。
不正判断部116はスロットマシン3から入力される設定変更信号を基に設定変更が不正か否かを判断する。不正判断部116では計時回路118からの計時信号を基に設定変更が許容される時間帯と設定変更が禁止される時間帯とが予め定められており、設定変更が許可される時間帯以外で設定変更信号を受信した場合には不正と判断する。設定変更が不正であると判断される時間帯としては、例えば、遊技場の営業時間帯が予め定められ、それ以外の時間帯では不正と判断されない。通常、遊技場の営業時間内で設定変更を行うことはなく、このため営業時間帯で設定変更信号が入力された場合に不正判断部116が不正と判断することで確実に不正な設定変更を認識することができる。中央演算部100は、不正判断部116で不正と判断された設定変更信号に含まれる識別番号タグを基に、不正と判断されたスロットマシン3を割り出し、割り出したスロットマシン3への電力供給を停止する命令信号を通信I/F112に送出する。
通信I/F112には通信ケーブル5が接続され、スロットマシン3からのデータの入力及びスロットマシン3へのデータの出力を行う。スロットマシン3からは大当たり回数を示す大当たり情報、小当たり回数を示す小当たり情報などが通信ケーブル5を介して入力される。
スロットマシン3から設定変更信号が入力され、これが不正判断部116で不正と判定された場合、通信I/F112は中央演算部100からの命令信号に応じて、設定変更信号の入力元であるスロットマシン3への電力供給を停止させるための供給停止コマンド信号を電源制御装置9に送出する。また、不正と判断されたスロットマシン3の識別番号が表示画面7aに表示され、警告音がスピーカ126から出力される。
図6に電源制御装置9の電気的な構成を概略的に示したブロック図を示す。電源制御装置9は島ごとに備えられ、例えば4〜5台のスロットマシン3に24Vの交流電源を供給する。電源制御装置9には通信I/F130、スイッチング回路132、制御回路134、変圧トランス136などが備えられる。
変圧トランス136は各スロットマシン3へ供給する例えば24Vの交流電流を生成している。スイッチング回路132は変圧トランス136で生成された24V交流電流のスロットマシン3への送電を制御している。通信I/F130は通信ケーブル5を介してホールコンピュータ7に接続されており、ホールコンピュータ7と各種データをやり取りする。ホールコンピュータ7から入力される供給停止コマンド信号にはスロットマシン3の識別番号タグが含まれ、スイッチング回路132は供給停止コマンド信号の入力に応じて識別番号が示すスロットマシン3への交流電流の供給を停止する。
図7のフローチャートを用いて本発明の作用について説明する。スロットマシン3において設定値を変更する場合は錠18を開錠して下部扉17を開け、設定変更装置55に設けられた設定変更キーシリンダ55aに設定変更キーを差し込んでオンする。設定変更キーシリンダ55aがオンされると共に電源スイッチ55cがオンされると7セグメント表示装置25には現在の設定値が表示され、所定の設定変更操作を行うことにより設定値が変更される。設定値が変更されると設定変更信号がスロットマシン3からホールコンピュータ7に送信される。
ホールコンピュータ7には設定変更に応じて遊技場内に設置された各スロットマシン3から設定変更信号が入力され、ホールコンピュータ7はそれぞれのスロットマシン3からの設定変更信号を基にしてこの設定変更が不正であるか否かを判断し、さらに不正な設定変更であると判断したときには不正な設定変更が行われたスロットマシン3を割り出す。例えば、ホールコンピュータ7は、設定変更信号が営業時間内で入力された場合には不正であると判断し、設定変更信号が営業時間外で入力された場合には正当であると判断し、それぞれのスロットマシン3から入力される設定変更信号のうち不正と判断した設定変更信号に含まれる識別番号タグからスロットマシン3を割り出す。ホールコンピュータ7は割り出したスロットマシン3への電力供給を停止するため、供給停止コマンド信号を電源制御装置9に送出する。電源制御装置9は、供給停止コマンド信号によって指定されたスロットマシン3へのAC24V交流電流の供給を停止する。スロットマシン3ではAC24V交流電流の供給停止に応じて24V直流電流及び5V直流電流の供給が停止し、これによってスロットマシン3各部の駆動が停止して遊技の続行が不能となる。
なお、上記の実施形態では、電源制御装置9がAC電流の供給を停止することによってスロットマシン3は遊技の続行が不能となったが、スロットマシンを停止させる方法はこれに限らない。例えば、スロットマシン内に備えられた電力供給部の機能を停止させることでスロットマシンの機能を停止させてもよい。ホールコンピュータから供給停止コマンド信号はスロットマシンに入力されるよになっており、供給停止コマンド信号の入力に応じてスロットマシンの電力供給部は直流電流の生成を停止する。これによってスロットマシン各部が停止して遊技の続行が不能となる。このようにスロットマシン内の電力供給部をホールコンピュータで制御してスロットマシンを停止させることもできる。
2 遊技管理システム
3 スロットマシン(遊技機)
7 ホールコンピュータ(統括制御装置)
9 電源制御装置(電源制御手段)
10 電力供給ライン
25 7セグメント表示装置
38 操作レバー
55 設定変更装置
55a 設定変更キーシリンダ
55b 電源ボタン
55c 設定値変更ボタン
94 電力供給部
100 中央制御部
116 不正判断部(不正判断手段)
118 計時回路
132 スイッチング回路
134 制御部
136 変圧トランス
3 スロットマシン(遊技機)
7 ホールコンピュータ(統括制御装置)
9 電源制御装置(電源制御手段)
10 電力供給ライン
25 7セグメント表示装置
38 操作レバー
55 設定変更装置
55a 設定変更キーシリンダ
55b 電源ボタン
55c 設定値変更ボタン
94 電力供給部
100 中央制御部
116 不正判断部(不正判断手段)
118 計時回路
132 スイッチング回路
134 制御部
136 変圧トランス
Claims (3)
- 段階的に異なる複数の入賞確率のうちいずれか1つを選択して設定する設定変更手段と、前記設定変更手段により入賞確率の設定が変更されたときに設定変更信号を出力する信号出力手段とを有する複数の遊技機と、
前記複数の遊技機と接続され、各遊技機を監視する統括監視装置と、
前記統括監視装置に設けられ、前記複数の遊技機のそれぞれから入力される前記各設定変更信号に基づいて各遊技機の設定変更が不正か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が不正と判断した場合に、前記各設定変更信号のうち不正と判断した前記設定変更信号の入力元の遊技機への電源供給を停止する電源制御手段と、を有することを特徴とする遊技管理システム。 - 前記判断手段は設定変更信号を受け取った時間が予め定められている許可時間帯外である場合に不正と判断することを特徴とする請求項1記載の遊技管理システム。
- 前記統括監視装置は前記判断手段によって不正と判断された場合に不正が行われた遊技機の識別情報を報知することを特徴とする請求項1または2記載の遊技管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005077386A JP2006255179A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 遊技管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005077386A JP2006255179A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 遊技管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006255179A true JP2006255179A (ja) | 2006-09-28 |
Family
ID=37095011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005077386A Pending JP2006255179A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 遊技管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006255179A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012005544A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-01-12 | Sankyo Co Ltd | スロットマシン |
JP2012024219A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Maruhon Industry Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2012024220A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Maruhon Industry Co Ltd | パチンコホールにおける不正防止システム |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005077386A patent/JP2006255179A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012005544A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-01-12 | Sankyo Co Ltd | スロットマシン |
JP2012024219A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Maruhon Industry Co Ltd | パチンコ遊技機 |
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