JP2007130205A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スロットマシン等の遊技機に大きな変更を行うことなく、メダル等の遊技媒体に係る不正行為を防止する。
【解決手段】遊技の進行を制御するメイン制御手段50と、遊技中の演出を制御するサブ制御手段60とを備える。メイン制御手段50は、遊技媒体が投入された旨の信号又は遊技媒体が払い出された旨の信号である遊技媒体の入出力信号をサブ制御手段60に送信する信号送信手段71を備える。サブ制御手段60は、入出力信号を受信する信号受信手段82と、信号受信手段82で入出力信号を受信したときに、遊技媒体の入出力が許可されている遊技状態であるか否かを判断する遊技状態判断手段84と、遊技状態判断手段84により遊技媒体の入出力が不許可な遊技状態であるときは、遊技媒体の入出力が不正である旨の報知を行う不正報知手段85とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技媒体(例えばメダル)の投入や払出しの不正を防止する遊技機(例えばスロットマシン)に関するものである。
従来より、遊技機、例えばスロットマシンでは、メダル投入口からメダルを直接投入するか又はベットスイッチの操作により、所定枚数のメダルをベットし、遊技を行う。そして、役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(役の入賞時)は、その役について予め定められた枚数のメダルが払い出されるように設定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−278826号(段落番号「0045」及び「0046」)
しかし、前述の従来技術において、メダルの投入を監視するセンサや、メダルの払出し装置を不正に操作し、メダルを投入していないのにクレジットを満タンにしたり、あるいは役の入賞がないのにメダルを払い出す等の不正行為が行われており、大きな問題となっている。
一方、上記不正行為を防止するために、プログラム処理を変えることで、対応が可能である。しかし、現状のプログラムに対して大きな変更が必要になるという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、スロットマシン等の遊技機に大きな変更を行うことなく、メダル等の遊技媒体に係る不正行為を防止することである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、遊技の進行を制御するメイン制御手段と、遊技中の演出を制御するサブ制御手段とを備え、前記メイン制御手段は、遊技媒体が投入された旨の信号又は遊技媒体が払い出された旨の信号である遊技媒体の入出力信号を検知する信号検知手段と、前記信号検知手段により入出力信号が検知されたときは、その旨の信号を前記サブ制御手段に送信する信号送信手段とを備え、前記サブ制御手段は、前記メイン制御手段の前記信号送信手段により送信されてくる入出力信号を受信する信号受信手段と、遊技媒体の入出力が許可されている遊技状態及び遊技媒体の入出力が不許可の遊技状態が予め設定されているとともに、前記信号受信手段で入出力信号を受信したときに、遊技媒体の入出力が許可されている遊技状態であるか否かを判断する遊技状態判断手段と、前記遊技状態判断手段により遊技媒体の入出力が不許可な遊技状態であると判断されたときは、遊技媒体の入出力が不正である旨の報知を行う不正報知手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記サブ制御手段は、前記信号受信手段が入出力信号を検知した場合において、入出力信号の検出タイミングが、予め設定されたタイミングであるか否かを判断するタイミング判断手段と、前記タイミング判断手段により検出タイミングが正しくないと判断されたときは、遊技媒体の検出タイミングが異常である旨の報知を行う異常報知手段とを備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記サブ制御手段の前記不正報知手段は、報知を行っているときに報知解除の信号を受信したときは、報知を中止することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の遊技機において、前記メイン制御手段は、前記サブ制御手段が前記不正報知手段により報知を行っている場合であっても、遊技を継続するように制御することを特徴とする。
(作用)
本発明においては、メイン制御手段の信号検知手段により遊技媒体が投入されたこと又は払い出されたことが検知されると、その旨の信号がサブ制御手段に送信される。サブ制御手段側では、この信号を受信すると、遊技媒体の入出力が許可されている遊技状態であるか否かが判断される。そして、不許可であった場合には、不正報知手段により遊技媒体の入出力が不正である旨が報知される。
本発明によれば、遊技媒体の投入又は払出しが許可されている遊技状態であるか否かを検知し、不許可の遊技状態である場合には不正である旨を報知するようにしたので、メダル等の遊技媒体に係る不正行為を防止することができる。また、メダル無しやメダル詰まり等の異常(例えば故障)と分けて検知するこで、不正をより的確に判断することができる。
さらにまた、サブ制御手段側で不正の報知に係る制御を行うので、メイン制御手段の負担にならずに不正の報知を行うことができる。さらに、サブ制御手段側で不正の報知を行っているときであってもメイン制御手段側では遊技を進行することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
なお、本実施形態において、「不正」とは、正当(又は正義)に対する概念であって、スロットマシンに対して意図的に不正な行為(作為)を行うこと、例えば強制的にメダルを奪うことを意味する。
これに対し、「異常」とは、通常に対する概念であって、スロットマシン自身の故障やエラー(メダル無し、又はメダル詰まり等)が生じたことを意味し、積極的な行為(作為)を伴わない。
(第1実施形態)
図1は、第1施形態におけるスロットマシン10の概略を示すブロック図である。
(スロットマシン、メイン制御手段、サブ制御手段)
スロットマシン10は、本発明における遊技機に相当するものであり、メイン制御手段50と、サブ制御手段60とを備える。メイン制御手段50は、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行を制御するものであり、メイン制御基板(図示せず)上に実装されているCPU、ROM及びRAM等から構成されたものである。
また、サブ制御手段60は、演出の出力を制御するものであり、サブ制御基板(図示せず)上に実装されているCPU、ROM及びRAM等から構成されたものである。メイン制御手段50とサブ制御手段60とは、電気的に接続されており、メイン制御手段50側から所定の信号(情報)をサブ制御手段60に送信できるように構成されている。
(ベットスイッチ、メダル投入口、投入検知センサ、スタートスイッチ、ストップスイッチ、払戻しスイッチ)
また、メイン制御手段50の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、投入検知センサ45、スタートスイッチ41、ストップスイッチ42、及び払戻しスイッチ46が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチである。また、メダル投入口44は、実際にメダルを投入する部分であり、メダル投入口44からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作と同様の操作となる。
そして、メダル投入口44から投入されたメダルは、後述するように、メダル払出し装置33のホッパー33aに送られ、貯留される。また、メダル投入口44から投入されたメダルがホッパー33aに貯留されるまでのメダルの通路に、投入検知センサ45が設けられており、投入されたメダルは、この投入検知センサ45によって検知されるようになっている。
ベットスイッチ40の操作、及び投入検知センサ45による検知結果は、後述する信号検知手段69によって検知される。
また、上記通路には、ホッパー33aにメダルが流れることを防止する遮断機(図示せず)が設けられている。メダルの受付中は、この遮断機が退避し、通路が確保される。
これに対し、メダルの非受付中、例えばスタートスイッチ41が操作された後、全てのリール31が停止するまで(さらに、メダルの払出しがある場合にあってはその払出しが終了するまで)は、遮断機が通路を塞ぐように配置される。遮断機により通路が塞がれると、メダル投入口44から投入されたメダルは、スロットマシン10の前面側に設けられたメダル受け皿(図示せず)に戻るように形成されている。
また、スタートスイッチ41は、リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらに、払戻しスイッチ46は、貯留メダルを払い戻すときに遊技者が操作するスイッチであり、貯留メダルがあるとき(後述するクレジット表示部30に1枚以上のメダルが表示されているとき、又は当該遊技におけるメダルが投入され、未だスタートスイッチ41が操作されていないとき)に操作する(押す)と、後述するメダル払出し装置33からメダルが遊技者に払い戻されるものである。
(クレジット表示部、リールモータ、リール、メダル払出し装置)
メイン制御手段50の出力側(図1中、右側)には、クレジット表示部30、リールモータ32、及びメダル払出し装置33が電気的に接続されている。
クレジット表示部30は、スロットマシン10に貯留されたメダル枚数を画像表示するものであり、例えばセブンセグメント表示器が用いられる。
リールモータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結されている。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役を構成する図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。
リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。また、各リール31は、スロットマシン10のフロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
そして、スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号がメイン御手段50に入力される。メイン制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、全てのリールモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がリールモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
また、ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御手段50に入力される。メイン制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するリールモータ32を駆動制御して、そのリールモータ32に係るリール31の停止制御を行う。
また、メダル払出し装置33は、役の入賞時に、入賞した役に応じた枚数のメダルを払い出すための装置であり、ホッパー33a、払出しモータ33b、及び払出し検知センサ33cからなる。
ホッパー33aは、上述したように、メダル投入口44から投入されたメダルが貯留されるものであり、その底部には、メダルを払い出すための機構及び払出しモータ33bが取り付けられている。
払出しモータ33bは、メダルを1枚ずつ、スロットマシン10の前面側に設けられた受け皿に払い出すためのモータである。
また、払出し検知センサ33cは、払出しモータ33bによって1枚ずつメダルが払い出されるときに、そのメダルを検知するためのセンサである。
(解除スイッチ)
さらにまた、サブ制御手段60の入力側(図1中、左側)には、解除スイッチ47が電気的に接続されている。
解除スイッチ47は、後述する不正報知手段85による報知が行われたときに、それを解除(報知を中止)するスイッチである。すなわち、報知は、後述するスピーカ22等によって行われるが、解除スイッチ47を押す(操作する)ことで、これらの出力を中止させることができる。
(ランプ、スピーカ、画像表示装置)
さらに、サブ制御手段60の出力側(図1中、右側)には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からなる演出出力装置が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に固定されたバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作するか、又はメダル投入口44からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されることで有効ライン数が確定するとともに、全リール31が始動(回転が開始)される。
そして、遊技者は各ストップスイッチ42を操作(オン)することで各リール31の回転を停止させる。全てのリール31の停止時に、有効ライン上にいずれかの役に対応する図柄の組合せが停止してその役の入賞となったときは、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
(役)
本実施形態では、役として、特別役(BB及びRB)、小役、及びリプレイが設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行される役である。本実施形態では、特別役として、BB(ビックボーナス)、及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。
ここで、BBは、特別遊技の1つであるBB遊技に移行させる役であり、RBは、特別遊技のさらに他の1つであるRB遊技に移行させる役である。
また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、通常遊技中の小役として、複数種類が設けられており、BB遊技中及びRB遊技中の小役として、さらに別の小役が設けられている。そして、小役の種類に応じて、その役に対応する図柄の組合せ及びメダルの払出し枚数が異なるように設定されている。
さらにまた、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
また、図示しないが、以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。例えば、BBに対応する図柄の組合せは、「7」−「7」−「7」と定められている。そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
続いて、メイン制御手段50の詳細な構成について説明する。メイン制御手段50は、図1に示すように、役抽選手段61〜タイミング判断手段72を備える。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、上記した役の抽選を行うものであり、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がBB当選領域に属する場合は、BBの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
(役抽選テーブル)
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(通常遊技中、及び特別遊技中)ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。なお、図示しないが、役抽選テーブル62は、設定値(設定1〜設定6)及び投入メダル枚数ごとに設けられている。
(リール制御手段)
リール制御手段64は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミング等とに基づいて、後述の停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、リールモータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31が停止するように制御するものである。
リール制御手段64は、役に当選した遊技では、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
例えば、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、リール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、役の非当選時に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
(停止位置決定テーブル65)
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
停止位置決定テーブル65としては、BBテーブル、RBテーブル、小役テーブル、リプレイテーブル、及び非当選テーブルを備える。
BBテーブルは、当該遊技でBBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技でBBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内においてBBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
RBテーブルについても上記と同様である。
また、小役テーブルは、当該遊技で小役に当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
リプレイテーブルも同様である。
さらにまた、非当選テーブルは、特別役の当選を持ち越していない非当選時の遊技で用いられ、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
以上の停止位置決定テーブル65を用いて、リール制御手段64は、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を停止制御する。
(停止図柄判断手段)
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばリールモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
(払出し手段)
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じた所定枚数のメダルをクレジットに加算するか、又は払い出すものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
本実施形態では、クレジット表示部30には、(メダルが)50枚まで表示できるように構成されている。したがって、クレジット表示部30に表示された数値が「20」であり、役の入賞時によるメダルの払出し枚数が「6」であるとき、払出し手段67は、クジレット表示部30の数値を、「20」から「26」に変更する。また、クレジット表示部30に表示された数値が「47」であり、役の入賞時によるメダルの払出し枚数が「10」であるとき、払出し手段67は、クジレット表示部30の数値を「47」から「50」に変更する(+3にする)とともに、残りの7枚は、メダル払出し装置33からメダルを実際に(メダル受け皿に)払い出す。
(信号検知手段)
信号検知手段70は、メダルの入出力信号を検知するものである。ここで、「メダルの入出力信号」とは、メダルが投入された旨の信号、及びメダルが払い出された旨の信号である。
メダルが投入された旨の信号とは、投入検知センサ45によりメダルが検知されたときの信号、及びベットスイッチ40の操作によりメダルが投入された旨の信号を意味する。
また、メダルが払い出された旨の信号とは、メダル払出し装置33の払出し検知センサ33cによりメダルが検知されたときの信号、及び払出し手段67によりクジレット表示部30にメダルが貯留されるときの信号を意味する。
(信号送信手段)
信号送信手段71は、信号検知手段70でメダルの入出力信号が検知されたときに、その旨の信号をサブ制御手段60に送信するものである。具体的には、メダルの投入に係る信号であるときはその旨を、及びメダルの払出しに係る信号であるときはその旨を、サブ制御手段60に送信する。
また、本実施形態では、信号送信手段71は、上記信号に限られず、各種の信号をサブ制御手段60に送信する。例えば、スタートスイッチ41が操作された旨の信号、リール31が回転した旨の信号、ストップスイッチ42が操作された旨の信号、及びいずれかのリール31が停止した旨の信号が挙げられる。
(タイミング判断手段)
タイミング判断手段72は、信号検知手段70が入出力信号を検知した場合において、その入出力信号の検出タイミングが、予め設定されたタイミングであるか否かを判断するものである。
ここで、「予め設定されたタイミングであるか否か」とは、予め準備されたタイミングと一致するか(厳密には、所定範囲内であるか)をいう。具体的には、第1に、メダルが連続投入された場合において、最も短い時間間隔として、0.2(秒)の時間間隔で投入検知センサ45がメダルを検知すると仮定する。このように設定された場合において、投入検知センサ45が0.1(秒)の時間間隔でメダルを検知したときは、タイミング判断手段72は、タイミングが一致しないと判断する。
また、第2に、投入検知センサ45がメダルを検知している時間(メダルが投入検知センサ45を通過するに要する時間)は、例えば0.1〜0.3秒程度であり、その範囲内の時間で、投入検知センサ45がメダルを検知していれば、「予め設定されたタイミング」であると判断する。
しかし、投入検知センサ45がメダルを検知し続けている時間が、例えば1秒以上続いていれば、「予め設定されたタイミング」でないと判断される。このようになるのは、例えば投入検知センサ45近傍でのメダル詰まりが生じたときが挙げられる。
さらにまた、第3に、払出しモータ33bが駆動している間は、一定の速度でメダルが1枚ずつ払い出されるが、その速度で払出し検知センサ33cがメダルを検知しているときは、「予め設定されたタイミング」であると判断される。しかし、払出しモータ33bが駆動しているにもかかわらず、払出し検知センサ33cが一定時間以上メダルを検知しないときは、「予め設定されたタイミング」でないと判断される。このようになるのは、例えばホッパーにメダルが全くなくなったときや、メダル詰まりが生じたときが挙げられる。
そして、予め設定されたタイミングでないと判断されたときは、信号送信手段71は、予め設定されたタイミングでない旨の信号(異常信号)を、サブ制御手段60に送信する。
また、サブ制御手段60は、以下の演出制御手段81〜異常報知手段86を備える。
(演出制御手段)
演出制御手段81は、上述した演出出力装置(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段81は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段81は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、BB当選時、RB当選時、小役当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段81は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
(信号受信手段)
信号受信手段82は、メイン制御手段50の信号送信手段71から送信されてくる入出力信号を受信するものである。この信号を受信することで、サブ制御手段60側で、(メダルの投入に係る信号を受信したときは)メダルが投入されたこと、及び(メダルの払出しに係る信号を受信したときは)メダルが払い出されたことを知ることができる。
また、信号受信手段82は、上記信号の他に、メイン制御手段50の信号送信手段71から送信されてくる、スタートスイッチ41が操作された旨の信号、リール31が回転した旨の信号、ストップスイッチ42が操作された旨の信号、及びいずれかのリール31が停止した旨の信号を受信する。
(遊技状態記憶手段)
遊技状態記憶手段83は、信号受信手段82で受信した結果に基づいて、現時点での遊技状態(ステータス)を情報(信号)として記憶するとともに、遊技状態に変化があったときは、遊技状態を更新するものである。
先ず、全てのリール31が停止しており、かつ、払出し手段67による払出しが終了しているときは、現遊技状態として、メダル受付け可能状態であると記憶する。メダルの入力信号を受信すると、メダルを受け付けた遊技状態に更新し、記憶する。
次に、リールが31が回転された旨の信号を受信すると、全てのリール31が回転中である遊技状態に更新し、記憶する。さらにまた、リール31が停止した旨の信号を受信すると、対応するリール31が停止した遊技状態に更新し、記憶する。
そして、メダルの払出しに係る信号を受信しているときは、メダルの払出し中である遊技状態に更新し、記憶する。
(遊技状態判断手段)
遊技状態判断手段84は、信号受信手段82が入出力信号を検知したときに、メダルの入出力が許可されている遊技状態であるか否かを判断するものである。
ここで、本実施形態では、メダルの入出力が許可されている遊技状態と、メダルの入出力が不許可の遊技状態とが予め設定されている。
メダルの入力が許可されている遊技状態とは、前遊技が終了し(前遊技で全てのリール31が停止し、メダルの払出しがあるときは、その払出しの終了後)、スタートスイッチ41が操作される前(全リール31が停止している時)、すなわちメダルの受付け可能な状態である。
また、メダルの入出力が不許可の遊技状態として、少なくとも1つのリール31が回転している遊技状態が設定されている。
さらに、役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その後にメダルが払い出される。このメダルが払い出されている間は、メダルの出力が許可されている遊技状態、かつメダルの入力が不許可の遊技状態に設定されている。
そして、遊技状態判断手段84は、信号受信手段82で入出力信号を受信したときに、遊技媒体の入出力が許可されている遊技状態であるか否かを判断する。
具体的には、メダルの入力信号を受信したときに、全てのリール31が停止しておりメダルの受付けが可能な遊技状態であるときは、遊技媒体の入力が許可されている遊技状態であると判断する。しかし、メダルの入力信号を受信したときに、例えばリールの回転中であるときは、メダルの入力信号が不許可な遊技状態であると判断される。
また、メダルの出力信号を受信したときに、全てのリール31が停止している状態で、メダルの受付けが未だ開始されていない遊技状態であるときは、遊技媒体の出力が許可されている遊技状態であると判断する。しかし、メダルの出力信号を受信したときに、例えばリールの回転中であるときは、メダルの出力信号が不許可な遊技状態であると判断される。
(不正報知手段)
不正報知手段85は、遊技状態判断手段84によりメダルの入出力が不許可な遊技状態であると判断されたときは、メダルの入出力が不正である旨の報知を行うものである。
本実施形態での不正である旨の報知は、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23全てを使用する。
先ず、ランプ21については、通常遊技状態では出力されないような点滅パターンを設け、赤色でランプ21を点滅させる。また、スピーカ22については、通常遊技状態では出力されないような大きな音で、警告音を出力する。さらにまた、画像表示装置23については、「メダル不正投入発生」、「メダル不正払出し発生」のような文字を画像表示する。以上のような報知を行うことで、周囲にアピールする。
また、図1に示すように、不正報知手段85には、解除スイッチ47が電気的に接続されている。そして、一旦、上述のような不正である旨の報知が行われると、解除スイッチ47を操作しない限り、不正である旨の報知が終了しないように設定されている。メイン制御手段50側を操作、例えば、電源のオン/オフや、リセットした場合でも、不正である旨の報知は終了しない。不正である旨の報知を終了させるためには、解除スイッチ47を操作しなければならない。解除スイッチ47の操作が検知されると、不正報知手段85は、不正報知を中止する。
また、サブ制御手段60側で、不正報知手段85による報知が行われているか否かにかかわらず、メイン制御手段50側では、遊技を進行(継続)する。したがって、不正の報知により遊技は中断しない。スタートスイッチ41の受付け、ストップスイッチ42の受付け等が、通常と何ら変わることなく行われる。
(異常報知手段)
異常報知手段86は、予め設定されたタイミングでない旨の信号を信号受信手段82が受信したときに、異常である旨の報知を行うものである。
その報知方法としては、不正報知手段85と同様に、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23全てを使用する。
なお、異常報知の中止は、不正報知と異なり、スロットマシン10の筐体前面を開放する鍵を用いて行う。スロットマシン10の筐体前面を開放するときは、鍵を差して時計回りに回転する。これに対し、鍵を差して反時計回りに回転することで、異常を中止することができる。例えば、メダル投入口44〜投入検知センサ45の近傍でメダル詰まりが発生したときは、それを取り除いた後、鍵を差して反時計回りに回転することで、異常報知を中止する。
また、メダル払出し装置33でメダル詰まりが生じた場合には、それを取り除き、さらに、ホッパー33aのメダルがなくなった場合にはメダルをホッパー33aに補充した後、鍵を差して反時計回りに回転することで、異常報知を中止することができる。
なお、鍵を反時計回りに回転することで、メイン制御手段50の信号送信手段71からサブ制御手段60に対して、異常解除の信号が送信される。そして、サブ制御手段60の信号受信手段82が異常解除の信号を受信すると、異常報知手段86は、異常報知を中止する。
なお、異常信号が信号送信手段71から送信されると、メイン制御手段50は、遊技を中止する。そして、異常報知が中止すると、遊技を再開する。
続いて、フローチャートを用いて、第1実施形態での処理の流れを説明する。
図2は、第1実施形態での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は、メイン制御手段50での処理の流れを示し、(b)は、サブ制御手段60での処理の流れを示している。
先ず、メイン制御手段50側では、ステップS11で、信号検知手段70は、所定時間ごとに発生するタイマ割り込みに伴い、信号が入力されたか否か(検知)を行う。ここで信号が入力されなかったときは本フローチャートによる処理を終了する。一方、信号が入力されたときはステップS12に進む。ステップS12では、遊技の進行状況と併せ、信号の入力が有効であるか否かが判断される。具体的には、遊技の進行に応じて各センサ(投入検知センサ45及び払出し検知センサ33c)の有効無効を決定するフラグが用意されており、このフラグを参照することによって状態の判断が行われる。
このステップS12でセンサ入力が有効でないと判断されたときはステップS14に進み、有効であると判断されたときはステップS13に進む。ステップS13では、タイミング判断手段72は、センサ信号が所定のタイミングを満たしているか否かを判断する。タイミングを満たしていると判断されたときはステップS14に進み、満たしていないと判断されたときはステップS15に進む。
ステップS12又はステップS13からステップS14に進むと、信号送信手段71は、入力に対応した信号(ステップS12からステップS14に進んだ場合においては、信号入力が無効である旨の信号、及びステップS13からステップS14に進んだ場合においては、タイミングがOKである旨の信号)をサブ制御手段60に送信して、本フローチャートによる処理を終了する
これに対し、ステップS13からステップS15に進むと、信号送信手段71は、入力に対応した異常信号をサブ制御手段60に送信して、本フローチャートによる処理を終了する。
これに対し、サブ制御手段60側では、ステップS21で、信号受信の際に、CPUに対してNMI割り込みが発生する。そして、CPUは、NMI割り込みを受けると、ステップS22に進み、それまでの処理を中断し、受信した信号の処理に移行する。一方、信号を受信しなかったときは、本フローチャートを終了し、それまでの処理を引き続き続行する。
ステップS22では、受信した信号が異常信号であるか否かを判断する。ステップS15で送信された信号である場合には、異常信号と判断される。異常信号であると判断されたときはステップS23に進み、異常報知手段86は、異常が生じた旨の報知を行う。そして本フローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS22で異常信号でないと判断されると、ステップS24に進み、遊技状態判断手段84は、現在の遊技状態において、受信した信号が不正でないか否か(整合がとれているかどうか)を判断する。上述したように、例えば遊技状態がリール31の回転中であるにもかかわらず、メダルが投入された旨の信号を受信したときは、受信した信号が不正であると判断する。
ステップS24で遊技状態の整合がとれていると判断されると、ステップS25に進み、遊技状態記憶手段83は、受信した信号に基づいて遊技状態の更新を行う。例えばスタートスイッチ41の入力待ち状態から、スタートスイッチ41が操作された旨の信号を受信したときは、リール31の回転状態に移行する。そして本フローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS24で遊技状態の整合がとれていないと判断されると、ステップS26に進み、不正報知手段85は、不正が生じた旨の報知を行う。そして本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態においては、不正が生じてもメイン制御手段50では処理を中断する必要がない。また、不正報知は、サブ制御手段60側で行うので、メイン制御手段50側では、処理や容量の変更を少なくすることができる。
さらにまた、不正信号が入力された時点で不正報知を行うので、不正行為の発生から直ちに不正報知を行うことができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態について説明する。
図3は、第2実施形態におけるスロットマシン10Aの概略を示すブロック図である。第2実施形態において、第1実施形態と異なる手段には、符号の後に「A」を付している。
第2実施形態では、第1に、第1実施形態においてサブ制御手段60側に設けられていた遊技状態記憶手段83及び遊技状態判断手段84が、メイン制御手段50A側に、それぞれ遊技状態記憶手段73及び遊技状態判断手段74として設けられている点が異なる。
以上より、第2実施形態では、メイン制御手段50A側で、遊技状態の記憶及び判断を行う。すなわち、遊技状態記憶手段73は、信号検知手段70で検知した信号に基づいて、現時点での遊技状態(ステータス)を記憶するとともに、遊技状態に変更があったときは、遊技状態を更新する。また、遊技状態判断手段74は、信号検知手段70が入出力信号を検知したときに、メダルの入出力が許可されている遊技状態であるか否かを判断する。
そして、入出力信号を検知したときに、メダルの入出力が許可されていない遊技状態であると判断したときは、信号送信手段71は、メダルの入出力が不正である旨の信号(不正信号)をサブ制御手段60Aに送信する。
サブ制御手段60Aの信号受信手段82が不正信号を受信すると、不正報知手段85は、不正である旨の報知を行う。
このようにして、第2実施形態では、メダルの入出力が不正であるか否かをメイン制御手段50A側で判断することが特徴となっている。
また、第2実施形態では、第2に、第1実施形態のような解除スイッチ47が設けられていない点で、第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、異常報知手段86の異常報知を解除する方法と同様の方法で不正報知が解除される。
すなわち、スロットマシン10Aの前面を開けるための鍵を差し込み、反時計方向に回転させる。このとき、不正解除の信号が信号送信手段71によってサブ制御手段60Aに送信される。サブ制御手段60Aの信号受信手段82が上記信号を受信すると、不正報知手段85は、不正の報知を中止する。
図4は、第2実施形態での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は、メイン制御手段50Aでの処理の流れを示し、(b)は、サブ制御手段60Aでの処理の流れを示している。
先ずメイン制御手段50A側では、ステップS31で、信号検知手段70は、所定時間ごとに発生するタイマ割り込みに伴い、信号が入力されたか否か(検知)を行う。ここで信号が入力されなかったときは本フローチャートによる処理を終了する。
一方、信号が入力されたときはステップS32に進む。ステップS32では、遊技の進行状況と併せ、信号の入力が有効であるか否かが判断される。具体的には、遊技の進行に応じて各センサ(投入検知センサ45及び払出し検知センサ33c)の有効無効を決定するフラグが用意されており、このフラグを参照することによって状態の判断が行われる。
このステップS32でセンサ入力が有効でないと判断されたときはステップS33に進み、有効であると判断されたときはステップS34に進む。ステップS33では、信号送信手段71は、不正信号をサブ制御手段60Aに送信し、本フローチャートによる処理を終了する。これに対し、ステップS34では、タイミング判断手段72は、センサ信号が所定のタイミングを満たしているか否かを判断する。タイミングを満たしていると判断されたときはステップS35進み、満たしていないと判断されたときはステップS36に進む。
ステップS35に進むと、遊技状態記憶手段73は、受信した信号に基づいて遊技状態の更新を行う。例えばスタートスイッチ41の入力待ち状態から、スタートスイッチ41が操作された旨の信号を受信したときは、リール31の回転状態に移行する。そして本フローチャートによる処理を終了する。一方、ステップS36では、信号送信手段71は、異常信号をサブ制御手段60Aに送信して、本フローチャートによる処理を終了する。
これに対し、サブ制御手段60A側では、ステップS41で、信号受信の際に、CPUに対してNMI割り込みが発生する。そして、CPUは、NMI割り込みを受けると、ステップS42に進み、それまでの処理を中断し、受信した信号の処理に移行する。一方、信号を受信しなかったときは、本フローチャートを終了し、それまでの処理を引き続き続行する。
ステップS42では、受信した信号が異常信号であるか否かを判断する。異常信号であると判断されたときはステップS43に進み、異常報知手段86は、異常が生じた旨の報知を行う。そして本フローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS42で異常信号でないと判断されると、ステップS44に進み、受信した信号が不正信号であるか否かを判断する。不正信号であると判断されたときはステップS45に進み、不正報知手段85は、不正である旨の報知を行う。そして本フローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS44で不正信号でないと判断されたときは、本フローチャートによる処理を終了する。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態におけるスロットマシン10Bの概略を示すブロック図である。
第1実施形態では、メイン制御手段50(メイン制御基板)とサブ制御手段60(サブ制御基板)とに分けられていたが、第3実施形態では、1つの遊技制御手段90(制御基板)で構成されている。
また、第1実施形態では、信号送信手段71及び信号受信手段82が設けられていたが、メイン制御手段50とサブ制御手段60との間の通信を行わないので、これらの手段は設けられていない。
したがって、遊技状態記憶手段83は、信号検知手段70で検知した信号に基づいて、現時点での遊技状態(ステータス)を記憶するとともに、遊技状態に変化があったときは、遊技状態を更新する。
また、遊技状態判断手段84は、信号検知手段70で信号を検知したときに、メダルの入出力が許可されている遊技状態であるか否かを判断する。
さらにまた、異常報知手段86は、タイミング判断手段72が予め設定されたタイミングでないと判断したときに、異常である旨の報知を行う。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば、以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)また、遊技機であれば、スロットマシン10以外の遊技機、例えば弾球遊技機に対しても適用することができる。
第1施形態におけるスロットマシンの概略を示すブロック図である。 第1実施形態での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は、メイン制御手段での処理の流れを示し、(b)は、サブ制御手段での処理の流れを示す。 第2実施形態におけるスロットマシンの概略を示すブロック図である。 第2実施形態での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は、メイン制御手段での処理の流れを示し、(b)は、サブ制御手段での処理の流れを示す。 第3実施形態におけるスロットマシンの概略を示すブロック図である。
符号の説明
10、10A、10B スロットマシン
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
30 クレジット表示部
31 リール
32 リールモータ
33 メダル払出し装置
33a ホッパー
33b 払出しモータ
33c 払出し検知センサ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
44 メダル投入口
45 投入検知センサ
46 払戻しスイッチ
47 解除スイッチ
50、50A メイン制御手段
60、60A サブ制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
70 信号検知手段
71 信号送信手段
72 タイミング検知手段
73 遊技状態記憶手段
74 遊技状態判断手段
81 演出制御手段
82 信号受信手段
83 遊技状態記憶手段
84 遊技状態判断手段
85 不正報知手段
86 異常報知手段
90 遊技制御手段

Claims (4)

  1. 遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
    遊技中の演出を制御するサブ制御手段と
    を備え、
    前記メイン制御手段は、
    遊技媒体が投入された旨の信号又は遊技媒体が払い出された旨の信号である遊技媒体の入出力信号を検知する信号検知手段と、
    前記信号検知手段により入出力信号が検知されたときは、その旨の信号を前記サブ制御手段に送信する信号送信手段と
    を備え、
    前記サブ制御手段は、
    前記メイン制御手段の前記信号送信手段により送信されてくる入出力信号を受信する信号受信手段と、
    遊技媒体の入出力が許可されている遊技状態及び遊技媒体の入出力が不許可の遊技状態が予め設定されているとともに、前記信号受信手段で入出力信号を受信したときに、遊技媒体の入出力が許可されている遊技状態であるか否かを判断する遊技状態判断手段と、
    前記遊技状態判断手段により遊技媒体の入出力が不許可な遊技状態であると判断されたときは、遊技媒体の入出力が不正である旨の報知を行う不正報知手段と
    を備える
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記サブ制御手段は、
    前記信号受信手段が入出力信号を検知した場合において、入出力信号の検出タイミングが、予め設定されたタイミングであるか否かを判断するタイミング判断手段と、
    前記タイミング判断手段により検出タイミングが正しくないと判断されたときは、遊技媒体の検出タイミングが異常である旨の報知を行う異常報知手段と
    を備える
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、
    前記サブ制御手段の前記不正報知手段は、報知を行っているときに報知解除の信号を受信したときは、報知を中止する
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記メイン制御手段は、前記サブ制御手段が前記不正報知手段により報知を行っている場合であっても、遊技を継続するように制御する
    ことを特徴とする遊技機。
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