JP5317085B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
役の中から、何れの役に当選したのかを抽選する役抽選手段と、
当選した役に入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
前記役毎の当選確率が定められる、複数の設定段階に対応する設定値を変更するために使用される設定スイッチと、前記設定スイッチの操作に基づいた状態の変化を検出する検出手段とを含む設定値設定手段と、
前記設定値の値を記憶する設定値記憶手段と、
設定変更有効化スイッチの操作に基づいて設定値変更モードに設定し、前記設定値の値を変更する設定値変更手段と、を含み、
前記設定値設定手段は、
前記検出手段が前記設定スイッチの非操作状態から操作状態の変化を検出したときに、第一検出信号を前記設定値変更手段に送信し、
前記検出手段が前記設定スイッチの操作状態から非操作状態の変化を検出したときに、第二検出信号を前記設定値変更手段に送信し、
前記設定値変更手段は、前記設定値変更モードにおいて、前記第一検出信号を受信したときから前記第二検出信号を受信するまで、所定の第1の時間経過毎に、前記設定値の値を変更する、
ことを特徴とする。
遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
役の中から、何れの役に当選したのかを抽選する役抽選手段と、
当選した役に入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
前記役毎の当選確率が定められる、複数の設定段階に対応する設定値を変更するために使用される設定スイッチと、前記設定スイッチの操作に基づいた状態の変化を検出する検出手段とを含む設定値設定手段と、
前記設定値の値を記憶する設定値記憶手段と、
設定変更有効化スイッチの操作に基づいて設定値変更モードに設定し、前記設定スイッチの操作に基づいて前記設定値の値を変更する設定値変更手段と、を含み、
前記設定値設定手段は、
前記検出手段が前記設定スイッチの非操作状態から操作状態の変化を検出したときに、第一検出信号を前記設定値変更手段に送信し、
前記検出手段が前記設定スイッチの操作状態から非操作状態の変化を検出したときに、第二検出信号を前記設定値変更手段に送信し、
前記設定値変更手段は、
前記設定値変更モードにおいて、第1回目の第一検出信号を受信して、所定の第2の時間経過後に第1回目の第二検出信号を受信したときに、前記設定値の値を変更する、
ことを特徴とするものも好ましい。
以下に、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態に係るスロットマシンの設定値変更処理は、設定値変更モードにおいて、設定スイッチの非操作状態から操作状態へ変化したときから、操作状態から非操作状態へ変化したときまで、所定の第1の時間経過毎に、自動的に、設定値の値を変更するものである。
本実施形態に係るスロットマシンは、遊技媒体(メダル)を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンである。なお、本明細書においては、単一の行程の遊技が繰り返され得る遊技のうち、この単一の行程の遊技を単位遊技と称し、具体的には、後述する3つのリールに付された図柄の表示の態様によって進行が定まる遊技をいう。単位遊技については、後で詳述する。
前面扉40は、閉じられたときに基体部20の前面を覆うように、基体部20に開閉可能に取り付けられている。図1に示すように、前面扉40の前面には、主に、操作に関する部材と、表示に関する部材とが設けられている。また、前面扉40の背面には、主に、制御用の回路基板が設けられている。
上述したスタートスイッチ42は、単位遊技を進めるために遊技者によって操作されるスイッチである。スタートスイッチ42を遊技者が操作することによって、スタートスイッチ42からスタートスイッチ操作信号が発せられる。スタートスイッチ42から発せられたスタートスイッチ操作信号は、後述するメイン制御基板32に供給される。メイン制御基板32は、スタートスイッチ操作信号を検出することによって、後述する3つのリール30L、30C及び30Rの回転駆動の制御を開始する。
上述した3つのストップスイッチ44a、44b及び44cも、単位遊技を進めるために遊技者によって操作されるスイッチである。3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作することによって、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cの各々から別個にストップスイッチ操作信号が発せられる。3つのストップスイッチ44a、44b及び44cの各々から発せられたストップスイッチ操作信号は、後述するメイン制御基板32に供給される。メイン制御基板32は、ストップスイッチ操作信号を検出することによって、後述する3つのリール30L、30C及び30Rの停止駆動の制御を別個に開始する。
図1及び図2に示すように、前面扉40には、前面枠50が形成されている。前面枠50の略中央部には、リール表示窓51が形成されている。図2に示すように、3つのリール30L,30C,30Rは、リールユニット28内に回転可能に収容されている。リールユニット28は、前面29が開放されており、後述するように、遊技者はリールユニット28の前面29に位置した図柄の種類を視認することができる。リールユニット28は、基体部20に固定された支持板26によって支持されている。前面扉40が閉じられたときには、リール表示窓51は、リールユニット28の前面29の前方に位置する。リール表示窓51は、透明な部材で覆われており、前面扉40が閉じられたときには、遊技者は、リール表示窓51を介して3つのリール30L,30C,30Rに描かれている図柄の種類を視認することができる。
左リール30Lは、左側のストップスイッチ44aに対応する。遊技者が、左側のストップスイッチ44aを操作したときには左リール30Lが停止する。中リール30Cは、中央のストップスイッチ44bに対応する。遊技者が、中央のストップスイッチ44bを操作したときには中リール30Cが停止する。右リール30Rは、右側のストップスイッチ44cに対応する。遊技者が、右側のストップスイッチ44cを操作したときには右リール30Rが停止する。
上述したように、リール表示窓51は透明な部材で覆われている。図1に示すように、リール表示窓51には、5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。このようにすることで、遊技者は、リール表示窓51を介して図柄の種類を視認することができると共に、リール表示窓51上の5本の入賞ラインL1〜L5をも視認することができる。
上述した操作パネル41のメダル投入口46に規定枚数以上のメダルが投入されると、メダルカウンタ(図示せず)により投入されたメダルの枚数が計数され、その枚数はクレジット数として記憶される。上述した1ベットスイッチ62は、記憶されたクレジット数のうちの1枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。また、2ベットスイッチ64は、クレジット数のうちの2枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチであり、最大ベットスイッチ66は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
上述したように、3つのベットスイッチ62,64及び66は、遊技者が操作することにより、入賞ラインL1〜L5を有効化する遊技媒体数設定手段330として機能する。1ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、入賞ラインL1が有効化され、2ベットスイッチ64を操作したときには、入賞ラインL1〜L3が有効化され、最大ベットスイッチ66を操作したときには、入賞ラインL1〜L5の全てが有効化される。上述したように、有効化された入賞ラインを有効ラインと称する。
前面扉40の上部には、画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34には、演出画像が表示される。演出画像は、遊技が進行するに従って表示される画像であり、主に、その遊技に関する各種の情報が含まれた画像である。例えば、一の単位遊技においては、後述する役抽選手段120によって抽選処理が行われる。この抽選処理の抽選結果に基づいて、その抽選結果を示唆する演出画像が画像表示装置34に表示される。
スピーカ36は、図1に示すように、上述した画像表示装置34の左右の両側に設けられている。スピーカ36によって、音声による演出が遊技の進行に応じて行われる。後述するサブ制御基板52において所定の条件を満たしたときに、その条件に応じた音声がスピーカ36から発せられる。例えば、後述する役抽選手段120によって行われる抽選処理の抽選結果に基づいて、その抽選結果を示唆する効果音や音楽等がスピーカ36から発せられる。
ランプ38は、図1に示すように、前面扉40の上部に設けられている。ランプ38によって、光による演出が遊技の進行に応じて行われる。後述するサブ制御基板52において所定の条件を満たしたときに、その条件に応じてランプ38の点灯や点滅が行われる。例えば、後述する役抽選手段120によって行われる抽選処理の抽選結果に基づいて、その抽選結果を示唆するように、ランプ38は、その役の種類に応じて所定の色で点灯したり所定のパターンで点滅したりする。なお、光による演出は、上述したランプ38のみならず、3つのリール30L,30C,30Rの内側に配置されたバックランプ(図示せず)等によるものもある。
図2に示す基体部20は、木材等によって組み立てられて、前面が開口された箱形に形成されている。基体部20の内部の下部には、スロットマシン10に搭載された種々の装置に電源を供給する電源ユニット22や、メダルを貯留しておくホッパーを含むメダル払出し装置24が設けられている。また、これらの電源ユニット22及びメダル払出し装置24の上方には、支持板26が設けられている。この支持板26によって、リール30L、30C及び30Rを回転可能に収容するリールユニット28が支持されている。さらに、基体部20の内部の上部には、スロットマシン10で行われる遊技を全体的に制御するメイン制御基板32が設けられている。
電源ユニット22には、設定変更有効化スイッチ90が設けられている。設定値の値を変化させるためには、後述する設定スイッチ91を用いて所望の値に設定するが、その前提として、設定値変更モードで設定値の値を変化させることが要求される。具体的には、設定変更有効化スイッチ90をオン状態に設定した後、スロットマシン10の電源をオンにすることにより設定値変更モードにし、設定スイッチ91を操作することにより設定値の値を変更することができる。なお、スタートスイッチ42が操作されることにより、設定値の値が決定され、設定変更有効化スイッチ90がオフ状態に設定されることにより、変更・決定された設定値の値が、設定値の記憶領域に記憶される。
前面扉40の背面には、設定スイッチ91が配置されている。設定スイッチ91は、スロットマシン10の管理者等によって操作されるスイッチである。管理者等による操作によって設定値が設定され、後述する役抽選手段120による役抽選処理を行うときに用いられる抽選テーブルが設定される。
前面扉40の背面、設定スイッチ91の右側に、設定値表示LED92が配置されている。設定値表示LED92は、設定値変更モードにおいて、スロットマシン10の管理者等が、変更中の設定値の値を確認するために、図2にように前面扉40を解放した状態で視認可能に設けられている。従って、スロットマシン10の正面外部からは、視認することができない。
メイン制御基板32は、3つのリール30L、30C及び30Rの回転の開始及び停止制御をすると共に、スロットマシン10で行われる遊技の進行等の遊技全体を制御するための制御基板である。メイン制御基板32は演算等を行うCPU(中央演算装置)(図示せず)、遊技プログラム等が記憶されたROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、および、各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。
サブ制御基板52は、図2に示すように、前面扉40の背面の上部に配置されている。サブ制御基板52は、主に、遊技中における演出を制御する基板である。例えば、画像表示装置34に演出画像を表示したり、スピーカ36から効果音や音楽を発したり、ランプ38の点灯や点滅をしたりする制御を行う。サブ制御基板52には、演算等を行うCPU(図示せず)、演出プログラム及び演出データを記憶したROM(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(図示せず)等を含む。
3つのリール30L、30C及び30Rが停止したときには、入賞ラインL1〜L5上に、図柄が位置する。スロットマシン10における単位遊技は、有効化された入賞ライン上に位置した図柄の並びによって、遊技の結果が定まる遊技である。このため、遊技者は、回転しているリール30L、30C及び30R上の図柄を目視し、所定の役を構成する図柄の並びが、有効化された入賞ライン上に揃うように、最適と判断したタイミングで、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを操作して、リール30L、30C又は30Rを停止させる。
単位遊技は、各種の遊技状態において実行される。遊技状態は、遊技者に与える利益が相違するように定められたものである。例えば、遊技状態には、通常遊技状態や特別遊技状態等がある。
上述した役の種類には、例えば、一般役や、再遊技役や、特別役等の種類がある。
図3は、スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。図3に示すように、スロットマシン10は、主に、操作手段320と、遊技媒体数設定手段330と、設定値設定手段340と、設定値変更モード設定手段350と、メイン制御手段100と、サブ制御手段200と、図柄表示手段310と、演出手段300とを含む。
操作手段320は、遊技者によって操作されるもので、操作されたことを示す信号を後述するメイン制御手段100に遊技者の操作に基づいて発する。操作手段320は、スタートスイッチ42と、ストップスイッチ44a〜44cと、を含むものが好ましい。スタートスイッチ42は、遊技者により操作されたときに、操作されたことを示す信号をメイン制御手段100に発する。また、ストップスイッチ44a〜44cの各々も、遊技者により操作されたときに、操作されたことを示す信号をメイン制御手段100に発する。
遊技媒体数設定手段330も、操作手段320と同様に、遊技者によって操作されるもので、遊技者の操作に基づいて操作された旨のベット信号を後述するメイン制御手段100に発する。操作手段320からメイン制御手段100へ発せられたベット信号に基づいて、複数の入賞ラインL1〜L5のうちのいずれのものを有効化するかが定められる。
設定値設定手段340は、設定スイッチ91を操作することにより、所望の値に設定値を設定する。例えば、設定値が1〜6であるときには、設定スイッチ91を1回押動操作する度に、「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「1」→・・・のように設定値が1ずつ変化させ、設定スイッチ91以外の他のスイッチ(スタートスイッチ42)を操作することにより設定値を決定する。なお、決定された設定値は、後述する設定値記憶手段168に記憶される。また、本実施形態においては、設定値1、設定2、・・・、設置値6と高くなるに従って、第1種BB役等の役の当選確率が高くなるように設定されている。
設定値の値を変更するためには、設定値変更モードに設定しなければならない。設定値変更モードに設定するためには、電源ユニットに設けられた設定変更有効化スイッチ90をオン状態に設定した後、スロットマシン10の電源をオンにして、設定変更有効化スイッチ90がオン状態に設定されているとセンサ90aにより判別されることにより、設定値変更モードに設定する。なお、スタートスイッチ42が操作されることにより、設定値の値が決定され、設定変更有効化スイッチ90がオフ状態に設定されることにより、変更・決定された設定値の値が、設定値記憶手段168に記憶される。
メイン制御手段100には、上述した操作手段320、遊技媒体数設定手段330、設定値設定手段340及び設定値変更モード有効化手段350のほか、サブ制御手段200や、図柄表示手段310が電気的に接続されている。メイン制御手段100は、遊技の進行等の遊技全体を制御する。このメイン制御手段100は、上述したメイン制御基板32からなるのが好ましい。
役抽選手段120は、予め定められている種類の役の抽選を行う。役抽選手段120は、乱数発生手段122と、乱数判定手段124と、抽選テーブル記憶手段126とを含む。乱数判定手段124は、乱数発生手段122により発生させた役抽選処理用の乱数(ハードウェア乱数等)の乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する抽選処理が行われる。ここで、「抽選処理」とは、遊技についての「当り」又は「外れ」を定める抽選処理である。
図6に示すように、第1種BB遊技状態抽選テーブルは、後述する図7の通常一般遊技状態抽選テーブルを用いる通常一般遊技状態の遊技において、第1種BB役1又は第1種BB役2に当選し入賞することにより開始される第1種BB遊技において選択されるテーブルである。図7の通常一般遊技状態抽選テーブルと比較すると、第1種BB役1、第1種BB役2及び再遊技役が設けられていないテーブルである。
通常一般遊技状態抽選テーブルは、上述の第1種BB遊技状態以外の通常一般遊技状態の遊技状態において選択される抽選テーブルである。図7を用いて、本実施形態の通常一般遊技状態抽選テーブルの概念を示す。図7は通常一般遊技状態確率テーブルである。図7より、通常一般遊技状態においては、一般役1〜3、再遊技役、第1種BB役1及び第1種BB役2に当選し得る。
リール駆動制御手段130は、上述したスタートスイッチ42から発せられたスタートスイッチ操作信号や、ストップスイッチ44a〜44cから発せられたストップスイッチ操作信号に基づいて、3つのリール30L〜30Rの回転制御と停止制御とを行う。リール駆動制御手段130は、リール回転制御手段132と、リール回路駆動手段134と、リール停止制御手段136とからなる。
リール回転制御手段132は、スタートスイッチ42から発せられたスタートスイッチ操作信号を検出したことに基づいて、モータ86aを回転させるためのモータ86a用パルス信号と、モータ86bを回転させるためのモータ86b用パルス信号と、モータ86cを回転させるためのモータ86c用パルス信号とを生成し、リール回路駆動手段134に供給する。
リール回路駆動手段134は、供給されたモータ86a用パルス信号に応じてモータ86a用回転駆動信号を生成し、供給されたモータ86b用パルス信号に応じてモータ86b用回転駆動信号を生成し、供給されたモータ86c用パルス信号に応じてモータ86c用回転駆動信号を生成し、これらの回転駆動信号をモータ86a、86b及び86cの各々に供給する。回転駆動信号は、リール回転制御手段132から供給されたパルス信号のパルスの数に応じた回転位置だけモータ86a、86b又は86cを回転させるための信号である。モータ86a、86b及び86cは、各々に対して供給された回転駆動信号に基づいて回転する。
リール停止制御手段136は、ストップスイッチ44a,44b又は44cが遊技者によって操作されたときのタイミングと、上述した役抽選手段120の抽選処理の結果とに基づいて、モータ86a、86b又は86cへ停止制御信号を発して、左リール30L、中リール30C又は右リール30Rの停止制御をする。
リール回転位置取得手段140は、リール30L,30C及び30Rの回転位置を取得する。具体的には、リール回路駆動手段134に供給されたパルス信号のパルスの数を計数することで、リール30L,30C及び30Rの回転位置を取得する。この計数したパルスの数は、各リール(30L、30C、30R)について、リール回転位置取得手段140のパルス数記憶手段142に記憶される。リール回転位置取得手段140は、パルスの数を計数するたびに、計数したパルス数をパルス数記憶手段142に記憶させて更新するので、パルス数記憶手段142に記憶されているパルスの数を読み出すことによって、最新のパルスの数を取得し、3つのリール30L,30C及び30Rの各々について、図柄番号0〜20の21個の図柄のうちのいずれの図柄が入賞ラインL3に位置しているかを取得することができる。
上述したように、遊技媒体数設定手段330(有効ライン化手段)によって、5本の入賞ラインL1〜L5のうちのいずれかが有効化される。有効ライン記憶手段150は、この遊技媒体数設定手段330(有効ライン化手段)によって、有効化された入賞ラインを有効ラインとして記憶する。
設定値変更手段160は、設定値の値を変更する設定値変更モードであるか否かを判断し、設定値変更モードであると判別したとき、設定値設定手段340から第1検出信号を受信すると、設定スイッチ91が非操作状態から操作されたと判別し、また、第2検出信号を受信すると、設定スイッチ91が操作状態から解放されたと判別する。設定値変更手段160は、設定値変更モード検出手段162と、設定スイッチ操作信号検出手段164と、設定値変更・決定手段166と、設定値記憶手段168とからなる。
設定値変更モード検出手段162は、設定値変更モード有効化手段350から受信した設定値変更モードを示す信号により、設定値の値を変更することができる設定値変更モードであるか否かを判断する。設定値変更モードであると判別すると、スロットマシン10を設定値変更モードに設定する。なお、設定値変更モードの解除は、後述する設定値変更・決定手段166により設定値が決定された後、設定変更有効化スイッチ90がオフ状態に設定されたことをセンサ90aが検出し、設定値変更モード検出手段162から送信される設定値変更モード以外のモードであることを示す信号により、設定値変更モードが解除されたか否かを判断する。
設定スイッチ操作信号検出手段164は、設定値変更モード検出手段162により設定された設定値変更モードにおいて、設定値設定手段340から送信される第1検出信号を検出する。また、設定値設定手段340から送信される第2検出信号を検出する。
設定値変更・決定手段166は、設定スイッチ操作信号検出手段164により検出された第1検出信号に基づいて、設定スイッチが非操作状態から操作状態に変化したか否かを判断し、設定スイッチが非操作状態から操作状態に変化したと判別したときは、設定スイッチ91が操作状態であると判別する。
設定値記憶手段168は、設定値変更モード設定手段350から設定変更有効化スイッチ90をオフ状態に設定されたことを示す信号を受信したとき、設定値変更モードが解除されたと判別し、設定値変更・決定手段166により決定された設定値の値が記憶される。例えば、設定値が「1」〜「6」であるときには、設定値記憶手段168には、「1」〜「6」のいずれかの値が記憶される。設定値記憶手段168に記憶された設定値は、抽選テーブル記憶手段126に記憶された抽選テーブルを選択するときに読み出される。
設定値変更モードが開始されてから、一定時間の間に、第1検出信号又は第2検出信号が所定の回数以上、メイン制御手段100が受信したときは、不正行為や誤操作等の不当行為が行われたと判別し、サブ制御手段200に不当行為が行われたことを示す信号を送信する。当該信号を受信したサブ制御手段200は、不当行為が行われたと判別し、不当行為演出を出力する。
図柄表示手段310は、3つのリール30L,30C及び30Rを含み、リール(30L、30C、30R)は、各リールを回転駆動するためのモータ(86a、86b、86c)と、各リールの回転位置を検出するための回転位置センサ(83a、83b、83c)とからなる。図柄表示手段310は、上述したリールユニット28からなるものが好ましい。
上述したように、メイン制御手段100には、サブ制御手段200が電気的に接続されており、メイン制御手段100から発せられた各種の信号や情報を表す信号は、サブ制御手段200に供給される。
演出情報送信手段260は、不当行為演出をはじめとする演出に関する情報を、演出手段300に送信する。
演出手段300では、遊技に関する情報の報知が演出として行われる。本実施形態では、単位遊技に関する情報を報知するための演出が、演出手段300で行われる。演出手段300は、上述したサブ制御手段200の演出情報送信手段260と電気的に接続されている。演出手段300は、演出情報送信手段260から発せられた情報を遊技者が認識できるように報知する。この演出手段300は、画像表示装置34と、スピーカ36と、ランプ38とからなるのが好ましい。上述したように、演出は、サブ制御手段200によって制御されて進められる。
以下に、メイン制御手段100及びサブ制御手段200において行われる制御について、図4、図8〜図13を用いて説明する。本実施形態に係るスロットマシン10として、メイン制御手段100は上述のメイン制御基板32により、サブ制御手段200は上述のサブ制御基板52により、構成されるものが好ましい。図4は、スロットマシン10で行われる遊技に関し、メイン制御手段100の制御処理を実行するためのフローチャートである。また、図8〜図12は、スロットマシン10で行われる設定値の設定・変更に関し、メイン制御手段100の制御処理を実行するためのフローチャートである。図13は、スロットマシン10で行われる設定値の設定・変更において不正行為が行われた場合のサブ制御手段200における制御処理を実行するためのフローチャートである。また、図8〜図13に示すフローチャートは、メイン制御手段100やサブ制御手段200における制御処理を実行するための1つの例を示したに過ぎず、この処理手順には限られない。
図4は、遊技に関し、メイン制御手段100における制御を実行するためのメインフローチャートである。以下の説明において、スロットマシン10は、予め起動されて、後述する設定値設定処理が終了しており、遊技制御に用いられる種々の変数の初期化等の起動処理を終えて、スロットマシン10は定常動作しているものとする。
スロットマシン10の遊技処理においては、最初に、上述した1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64又は最大ベットスイッチ66を遊技者が操作することによって発せられたベット信号に基づいて、投入枚数を決定する(ステップS10)。この投入枚数は、1回の単位遊技をするために賭けの対象とされたメダルの数を示し、上述したクレジット数として一時的に蓄積されてから賭けの対象とされたメダルの数のみならず、メダル投入口46から投入されて直接賭けの対象とされたメダルの数も含む。
ステップS10の処理が実行されると、スタートスイッチ42が遊技者によって操作されたか否かを判断する(ステップS11)。ステップS11の判断処理は、スタートスイッチ42から発せられるスタートスイッチ操作信号を検出したか否かによって判断する。スタートスイッチ42が操作されていないと判別したとき(NO)には、ステップS11の判断処理を繰り返す。一方、遊技者によりスタートスイッチ42が操作されたと判別したとき(YES)には、後述する役抽選処理を呼び出して実行する(ステップS12)。
役抽選処理(ステップS12)は、上述した役抽選手段120によって実行される処理である。なお、以下に説明する遊技状態は、フラグの値として記憶されており、フラグの値を読み出すことで、遊技状態を得ることができる。
役抽選処理(ステップS12)を実行した後、上述したリール駆動制御手段130のリール回転制御手段132によって、3つのリール30L、30C及び30Rの回転制御を開始し、リール駆動制御手段130のリール停止制御手段136によって、3つのリール30L、30C及び30Rの停止制御を実行するため、リール回転・停止制御処理を実行する(ステップS13)。
リール回転・停止制御処理(ステップS13)を実行した後、入賞処理(ステップS14)を行う前処理として、有効化された入賞ラインに停止させた図柄(以下、停止図柄と称する。)を読み出す。その後、当選した役に入賞したか否かを判断する入賞処理を実行する(ステップS14)。
図8は、上述した遊技処理が行われる前の設定値設定・変更に関し、メイン制御手段100における制御処理を実行するメインフローチャートである。本実施形態においては、設定値の値を変更可能な設定値変更モードに設定されなければ、設定値の値を変更することができない。なお、設定値変更モードに設定するためには、スロットマシンの前面扉40を開け、設定変更有効化スイッチ90をオンに設定した後、スロットマシン10の電源スイッチをオフからオンにし、設定値変更モードに移行した後、設定スイッチの押動操作等の所定の操作手順により行われる。
スロットマシン10の設定値変更処理においては、最初に、設定変更有効化スイッチ90がオンの状態でスロットマシン10が起動されたか否かを判断するため、スロットマシン10の電源スイッチがオフからオンに設定され、電源が投入されたか否かを判断する(ステップS20)。ステップS20において、電源が投入されていない(NO)と判別したときは、ステップS20を繰り返す。従って、設定値設定処理が終了しないため、遊技制御処理(図4)は実行されない。
設定値変更開始処理(ステップS22)では、設定値変更モードに設定し、さらに、設定値のチェック、設定値を除くRAM上の領域の書き込みのチェック、そして、RAMの初期化等を実行する。
設定値変更処理(ステップS23)が終了した後、設定値設定処理を終了するか否かを判断するために、設定変更有効化スイッチ90がオンからオフに設定されたか否かを判断する(ステップS24)。ステップS24において、設定変更有効化スイッチ90がオフに設定されていない(NO)と判別したときは、ステップS24の処理を繰り返す。これにより、設定変更有効化スイッチ90がオフに設定されていない限り、設定値設定処理が終了せず、スロットマシン10は、図4に示した遊技制御処理を実行することができないように構成されている。
設定値の値を変更する上述した設定値変更処理(ステップS23)は、設定値設定手段340からメイン制御手段100に送信される第1検出信号及び第2検出信号に基づいて実行される。ここで、設定値設定手段340における設定スイッチ91に関する制御として、第1検出信号を送信する設定スイッチ操作検出処理(図9)と、第2検出信号を送信する設定スイッチ解放検出処理(図10)とについて説明する。なお、設定スイッチ操作検出処理と、設定スイッチ解放検出処理とは、別個独立に実行される。
設定スイッチ操作検出処理は、設定値変更モードにおいて、設定スイッチ91が押動操作されて、設定スイッチ91の非操作状態から操作状態への変化をセンサ91aにより検出したときに、設定値設定手段340からメイン制御手段100に第1検出信号を送信するものである。図9を用いて、設定スイッチ操作検出処理を説明する。
設定スイッチ解放検出処理は、設定値変更モードにおいて、設定スイッチ91の押動操作を解放し、操作状態から非操作状態への設定スイッチ91の変化をセンサ91aにより検出したときに、設定値設定手段340からメイン制御手段100に第2検出信号を送信するものである。図10を用いて、設定スイッチ解放検出処理を説明する。
図8の設定値設定処理の一部である設定値変更処理(ステップS23)について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係る設定値変更処理(ステップS23)のフローチャートである。
設定値変更処理では、最初に、第1検出信号を受信したか否かを判断する(ステップS41)。ステップS41において、第1検出信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS41に処理を繰り返す。
一方、ステップS41において、第1検出信号を受信したと判別した(YES)ときは、第1検出信号を受信した瞬間からの経過時間を計測するため、タイマTM1を起動するタイマTM1起動処理を実行する(ステップS42)。タイマTM1起動処理(ステップS42)では、タイマTM1の稼働時間であるt1をリセットし、起動することにより、稼働時間t1の計測を開始する。なお、稼働時間t1は、第1検出信号を受信したときから所定の時間(T1)経過ごとに、設定値の値を+1加算するために使用される。
暫定設定値設定処理(ステップS44)では、設定値変更カウンタV1に設定された値を、暫定設定値に設定する。そして、暫定設定値の値を示す暫定設定値表示信号を設置値表示LED92に送信する暫定設定値表示信号送信処理(ステップS45)を実行する。従って、設置値表示LED92に暫定設定値の値が表示出力されることから、表示出力されている値を確認しながら、所望の設定値の値に設定することができる。なお、設置値表示LED92は設定値設定手段340内に設けられるものが好ましい。
暫定設定値設定処理(ステップS45)を実行した後、第2検出信号を受信したか否かを判断する(ステップS46)。ステップS46において、第2検出信号を受信していない(NO)と判別したときは、タイマTM1の稼働時間t1が所定の時間T1と設定値変更カウンタV1の値との積算値未満(T1*V1)であるか否かを判断する(ステップS50)。
ステップS46において、第2検出信号を受信していた(YES)と判別したときは、設定値決定処理において、稼働時間t1を継続して計測する必要がないため、タイマTM1を停止するタイマTM1停止処理(ステップS47)を実行する。そして、暫定設定値V1の値を設定値に決定するために、スタートスイッチ42が操作されたか否かを判断し(ステップS48)、スタートスイッチ42が操作されていない(NO)と判別したときは、スタートスイッチ42が操作されるまで、ステップS48の処理を繰り返し、スタートスイッチ42が操作された(YES)と判別したときは、変更した設定値の値を設定値に決定する設定値決定処理を実行した後(ステップS49)、設定値設定処理(図8)に戻り、ステップS24に進む。
本実施形態においては、メイン制御手段100が、設定値変更モードにおいて、所定の時間(TT)内に、誤操作や不正行為等の不当行為に基づくパルス信号や、設定値設定手段340から送信された第1検出信号又は第2検出信号であるパルス信号を一定回数、例えば3回以上受信したとき、不正行為や誤操作等の不当行為が行われたと判断し、上述の設定値設定処理(図8)を強制的に中止する。同時に、不当行為が行われたことを示す不当行為演出を、サブ制御手段200を介して出力させる。以下に、メイン制御手段100における不当行為検出処理を、図12を用いて説明する。
不当行為検出処理は、設定値変更モードにおいてのみで実行されることから、最初に、設定値変更モードであるか否かを判断する(ステップS61)。ステップS61において、設定値変更モードではない(NO)と判別したときは、不当行為検出処理を終了する。
一方、ステップS61において、設定値変更モードであると判別した(YES)ときは、設定値変更モードに変更された瞬間又は当該瞬間から所定の時間(TT)経過毎の瞬間からの経過時間を計測するため、タイマTM2を起動するタイマTM2起動処理を実行する(ステップS62)。タイマTM2起動処理(ステップS62)では、タイマTM2の稼働時間であるt2をリセットし、起動することにより、稼働時間t2に計測を開始する。
検出信号受信判断処理においては、最初に、誤操作や不正行為等の不当行為に基づくパルス信号、又は、設定値設定手段340から送信された第1検出信号又は第2検出信号であるパルス信号を受信したか否かを判断する(ステップS64)。ステップS64において、何れかのパルス信号を受信した(YES)と判別したときは、検出信号受信カウンタを+1加算し(ステップS65)、ステップS66に進み、一方、ステップS64において、何れのパルス信号も受信していない(NO)と判別したときは、そのままステップS66に進む。
本実施形態のサブ制御側処理は、メイン制御手段100から不当行為信号を受信したとき、画像表示装置34等の演出手段を用いて、不当行為演出を出力するものである。図13を用いて、サブ制御手段200により実行されるサブ制御側処理を説明する。
本実施形態に係る設定値変更処理を実行した具体例を図15に示す。また、比較のため、図17に、従来の設定値変更処理を実行した具体例を示す。
図17に示すように、設定値変更モードにおいて、設定値設定手段340の設定スイッチ91が押動操作される前の非操作状態(解放状態)から操作状態へ変化するごとに、センサ91aにより状態の変化を検出し、パルス信号である第1検出信号が設定値設定手段340からメイン制御手段100に送信され、第1検出信号を受信したメイン制御手段100の設定値設定処理により、設定値の値は初期値である「1」から+1ずつ第1検出信号を受信した回数分加算されていた。ここで、第1検出信号はパルス信号であることから、回路短絡等による不正行為が行われた場合、パルス信号が発生することを利用し、パルス信号の発生回数を調整して、所望の設定値に変更し、設定することが可能であった。
図15に示すように、設定値変更モードにおいて、第1検出信号を受信したときから第2検出信号を受信するまで、所定の時間(T1)経過毎に、最小値「1」から最大値「6」の循環範囲内で、設定値の初期値「1」から+1ずつ加算する。
第2実施形態に係る設定値変更処理は、設定値変更モードにおいて、第1回目の第1検出信号を受信して、所定の時間(T2)経過後に第1回目の第2検出信号を受信したときに、設定値の値を変更し、その後は、第1検出信号を受信するごとに、設定値の値を+1ずつ加算するものである。なお、それ以外の処理は、第1実施形態と異なるものではなく、図14を用いて、設定値変更処理のみについて説明する。図14は、図8の設定値設定処理の一部である第2実施形態に係る設定値変更処理(ステップS23)のフローチャートである。
第2実施形態に係る設定値変更処理では、最初に、第1検出信号を受信したか否かを判断する(ステップS81)。ステップS81において、第1検出信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS81に処理を繰り返す。
一方、ステップS81において、第1検出信号を受信したと判別した(YES)ときは、第1検出信号を受信した瞬間からの経過時間を計測するため、タイマTM3を起動するタイマTM3起動処理を実行する(ステップS82)。タイマTM3起動処理(ステップS82)では、タイマTM3の稼働時間であるt3をリセットし、起動することにより、稼働時間t3の計測を開始する。なお、稼働時間t3は、設定値変更モードに変更した後(ステップS22)、第1回目の第1検出信号を受信して、所定の時間(T2)経過後に第1回目の第2検出信号を受信したか否かを判断するために使用される。
暫定設定値設定処理(ステップS84)では、設定値変更カウンタV2に設定された値を、暫定設定値に設定する。そして、暫定設定値の値を示す暫定設定値表示信号を設置値表示LED92に送信する暫定設定値表示信号送信処理(ステップS85)を実行する。従って、設置値表示LED92に暫定設定値の値が表示出力されることから、表示出力されている値を確認しながら、所望の設定値の値に設定することができる。
暫定設定値設定処理(ステップS85)を実行した後、第2検出信号を受信したか否かを判断する(ステップS86)。ステップS86において、第2検出信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS84に戻る。
ステップS87において、受信した第2検出信号が1回目のものである(YES)と判別したときは、設定値設定処理を強制終了させるための判断条件である“稼働時間t3が所定の時間(T2)と設定値変更カウンタV2との積算値以下であり”、かつ、“タイマT3が稼働中である”ことを満たしているか否かを判断する(ステップS88)。ステップS88において、設定値設定処理を強制終了させるための判断条件を満たしている(YES)と判別したときは、タイマTM3を停止し(ステップS89)、設定値設定処理を強制終了させて(ステップS90)、設定値変更処理を終了する。
ステップS87において、受信した第2検出信号が1回目以外のもの、すなわち、2回目以降のものである(NO)と判別したときは、設定値決定処理を実行するか否かを判断するために、スタートスイッチ42が操作されたか否かを判断する(ステップS92)。ステップS92において、スタートスイッチ42が操作された(YES)と判別したときは、変更した設定値の値を設定値に決定する設定値決定処理を実行した後(ステップS93)、設定値設定処理(図8)に戻り、ステップS24に進む。
(第2実施形態に係る設定値変更処理)
第2実施形態に係る設定値変更処理を実行した具体例を図16に示す。図16に示すように、第2実施形態に係る設定値変更処理は、設定値変更モードにおいて、第1回目の第1検出信号を受信して、所定の時間(T2)経過後に第1回目の第2検出信号を受信したときに、設定値の値を変更し、その後は、第1検出信号を受信するごとに、設定値の値を+1ずつ加算する。
更に、本発明に係るスロットマシンは、上述の実施形態には限られず、その他様々な実施形態が含まれる。例えば、第2実施形態に係る設定値変更処理の「1回目の第2検出信号の受信処理」においてのみ実行された設定値設定処理を強制終了させるための判断処理(ステップS88)を、2回目以降の第2検出信号の受信処理においても実行するように変形することができる。このように変形することにより、設定値変更モードにおいて、設定スイッチ91に対する一定時間の長押しを複数回繰り返すという、設定値変更処理とすることができる。
また、第1実施形態に係る設定値変更処理の所定の時間(T1)と、第2実施形態に係る設定値変更処理の所定の時間(T2)とを、予め設定した時間を固定せず、設定値の値を変更する前に、例えば、設定値変更モードに変更する前に、時間T1と時間T2をランダムに変化させて設定することもできる。
さらに、本実施形態のサブ制御側処理(図13)において、メイン制御手段100から出力された不当行為信号に基づいて、サブ制御手段200により不当行為演出が出力されている。ここで、不当行為に含まれる誤操作及び不正行為に関して、誤操作は遊技店の営業時間外で行われ、一方、不正行為は遊技店の営業時間内に行われるのが一般的である。
本実施形態のメイン制御手段100から出力される不当行為信号は、スロットマシンの画像表示装置34等の演出手段を用いて不当行為演出を出力するために、サブ制御手段200に出力されているが、スロットマシンに設けられた外部端子基板を介して、遊技店内に設置されたスロットマシン等の遊技機を管理するホールコンピュータに、外部出力することもできる。この結果、スロットマシンの設定値設定処理に関して、集中一括した管理把握を行うことができる。
42 スタートスイッチ
90 設定変更有効化スイッチ
91 設定スイッチ
92 設定値表示LED
100 メイン制御手段(遊技制御手段)
160 設定値変更手段
200 サブ制御手段(演出制御手段)
340 設定値設定手段
350 設定値変更モード設定手段
Claims (5)
- 遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
役の中から、何れの役に当選したのかを抽選する役抽選手段と、
当選した役に入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
前記役の当選確率が定められる、複数の設定段階に対応する設定値を変更するために使用される設定スイッチと、前記設定スイッチの操作に基づいた状態の変化を検出する検出手段とを含む設定値設定手段と、
前記設定値の値を記憶する設定値記憶手段と、
設定変更有効化スイッチの操作に基づいて設定値変更モードに設定し、前記設定スイッチの操作に基づいて前記設定値の値を変更する設定値変更手段と、を含み、
前記設定値設定手段は、
前記検出手段が前記設定スイッチの非操作状態から操作状態の変化を検出したときに、第一検出信号を前記設定値変更手段に送信し、
前記検出手段が前記設定スイッチの操作状態から非操作状態の変化を検出したときに、第二検出信号を前記設定値変更手段に送信し、
前記設定値変更手段は、
前記設定値変更モードにおいて、第1回目の第一検出信号を受信して、所定の時間経過後に第1回目の第二検出信号を受信したときに、前記設定値の値を変更し、その後は、第一検出信号を受信するごとに、前記設定値の値を変更する、
ことを特徴とするスロットマシン。 - 前記設定値変更手段は、第1回目の第一検出信号を受信したときに、暫定的な設定値の値として、前記役の当選確率が最も低い値を設定し、その後は、第一検出信号を受信するごとに、前記役の当選確率が最も高い値に向かって、前記設定値の値を変更する、
ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。 - 前記設定値変更手段は、前記設定値の値を変更する前に、前記時間を所定範囲内でランダムに変化させて設定する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。 - 遊技者により操作される操作手段と、
前記設定値変更手段が前記第二検出信号を受信した後で、前記操作手段が操作されたときに、前記設定値の値を決定する設定値決定手段とをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のスロットマシン。 - 受信した演出制御信号に基づいて報知手段を用いた演出を出力する演出制御手段をさらに含み、
前記設定値変更手段は、
所定の時間の間に前記第一検出信号又は前記第二検出信号を一定回数以上受信したときに、前記設定値の値の変更を中止するとともに、不当行為が行われたことを示す不当行為演出を出力させる演出制御信号を前記演出制御手段に送信する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のスロットマシン。
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