JP2007117262A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2007117262A
JP2007117262A JP2005311073A JP2005311073A JP2007117262A JP 2007117262 A JP2007117262 A JP 2007117262A JP 2005311073 A JP2005311073 A JP 2005311073A JP 2005311073 A JP2005311073 A JP 2005311073A JP 2007117262 A JP2007117262 A JP 2007117262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect image
game
image
stop
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005311073A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Funakoshi
洋司 舟越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2005311073A priority Critical patent/JP2007117262A/ja
Publication of JP2007117262A publication Critical patent/JP2007117262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】画像表示装置上に表示される演出画像の変化に対して遊技性のある内容を含ませるだけでなく、当選した役を示唆する情報を遊技者に与えるとともに、特別役に当選した可能性があるという期待感を遊技者に生じさせることで、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができるスロットマシンを提供することにある。
【解決手段】複数個のストップスイッチの中から所定個数のストップスイッチが操作されたときに表示される第1演出画像と、第1演出画像に至らしめる事前演出画像の表示態様と、を表示装置に所定の順序で表示する演出パターンを複数有するとともに、第1演出画像を表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を決定することにより、複数の演出パターンから表示する演出パターンを選択する画像制御手段を有するスロットマシンを提供する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、遊技者が遊技媒体を投入して、図柄が表示されたリールを回転させて停止させ、停止時における図柄の組合せにより遊技結果を定めるスロットマシンに関する。特に、画像表示装置に表示される演出画像の演出画像制御を特徴とするスロットマシンに関する。
従来より、スロットマシンでは、リールに図柄を表示し、リール停止時の図柄の組合せにより遊技結果を表示するとともに、各種の報知手段(画像表示装置、ランプ、スピーカなど)によって演出を出力し、その出力した演出によって、役の抽選結果などを報知する。
特に、報知手段による演出出力は、リール停止時、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止すること、又は特別役の当選を意味する情報の表示などに用いられ、遊技の進行における補助的役割を果たすものとして、極めて重要な要素となっている。
例えば、画像表示装置の演出画像制御方法として、スタートスイッチが操作されたときに、画像表示装置に表示される演出画像による画像制御を開始し、ストップスイッチが操作されるごとに所定の演出画像を表示し、全てのストップスイッチが操作された後、当選した役に対応する情報を演出画像として表示する演出画像制御方法を採用したスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−66220号公報
しかし、前述の従来技術では、遊技者が全てのストップスイッチを短時間で操作した場合、画像表示装置上の演出画像による演出が、遊技者のストップスイッチの操作とは独立して進行している。したがって、遊技者は、画像表示装置に表示した役の当選を意味する情報に気付かない場合もあるという問題点が生じる。
さらに、ストップスイッチをゆっくりと操作する遊技者、例えば初心者である遊技者の場合、従来のスロットマシンでは、全てのストップスイッチを操作し、2〜3秒経過した後でなければ、画像表示装置に表示した役の当選を意味する情報を確認することができないため、遊技進行のテンポが遅延するという問題点も生じる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技の進行に基づいて演出画像を表示装置に所定の順序で表示する画像制御手段を有するスロットマシンであって、複数個のストップスイッチの中から所定個数のストップスイッチが操作されたときに表示される第1演出画像と、第1演出画像に至らしめる事前演出画像の表示態様と、を表示装置に所定の順序で表示する演出パターンを複数有するとともに、第1演出画像を表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を決定することにより、複数の演出パターンから表示する演出パターンを選択するスロットマシンを提供することにある。
その結果、ストップスイッチを短時間で操作する遊技者が、全てのストップスイッチを操作する以前に全てのリールが停止した後の演出画像につながる演出を確認できるので、全てのリールが停止した後、画像表示装置に表示される演出画像を見逃す可能性が少なくなる。
さらに、ストップスイッチをゆっくりと操作する遊技者が、全てのストップスイッチを操作する以前に第1演出画像を確認できる場合があることから、遊技進行のテンポを速めることが可能となる。
以上のような目的を達成するため、本発明に係るスロットマシンにおいては、
スロットマシンにおいて、複数個のストップスイッチの中から所定個数のストップスイッチが操作されたときに表示される第1演出画像と、第1演出画像に至らしめる事前演出画像の表示態様と、を表示装置に所定の順序で表示する演出パターンを複数有するとともに、第1演出画像を表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を決定することにより、複数の演出パターンから表示する演出パターンを選択する画像制御手段を有する。
具体的には、本発明に係るスロットマシンは、
複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
役の中から、何れの役に当選したのかを判別する役抽選手段と、
前記複数のリールの各々に対応して設けられたストップスイッチが操作されることにより、回転させた前記複数のリールの停止制御を行うリール制御手段と、
当選した役に前記リール制御手段により入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
前記遊技の進行に基づいて演出画像を表示装置に所定の順序で表示する画像制御手段と、を含み、
前記画像制御手段は、複数個のストップスイッチの中から所定個数のストップスイッチが操作されたときに表示される第1演出画像と、前記第1演出画像に至らしめる事前演出画像の表示態様と、を表示装置に所定の順序で表示する演出パターンを複数有するとともに、
前記第1演出画像を表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を決定することにより、前記複数の演出パターンから表示する演出パターンを選択する、ことを特徴とする。
上述した発明によれば、画像制御手段が、複数個のストップスイッチの中から所定個数のストップスイッチが操作されたときに表示される第1演出画像と、第1演出画像に至らしめる事前演出画像の表示態様と、を表示装置に所定の順序で表示する演出パターンを複数有することから、第1演出画像に至る複数の演出が可能となるとともに、第1演出画像を表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を決定することにより、複数の演出パターンから表示する演出パターンを選択することから、ストップスイッチを短時間で操作する遊技者の場合、全てのストップスイッチを操作する以前に全てのリールが停止した後の演出画像につながる事前演出画像と第1演出画像とによる演出を確認できるので、全てのリールが停止した後、画像表示装置に表示される演出画像を見逃す可能性が少なくなる。
また、ストップスイッチをゆっくりと操作する遊技者の場合でも、第1演出画像を表示するストップスイッチの所定個数によっては、全てのストップスイッチを操作する以前に第1演出画像を確認できる場合があることから、遊技進行のテンポを速めることが可能となる。
さらに、第1演出画像に役の抽選結果を示唆する情報を含ませることなどにより、遊技者に特別役などに当選した可能性があるという期待感を持たせることが可能となる。この結果、第1演出画像が表示されるストップスイッチの所定個数が最大個数である3の場合、第1演出画像と、停止したリール上の図柄の組合せとを確認することで、次の遊技に移行しやすくなる。また、ストップスイッチの所定個数が1又は2の場合、従来、最大個数のストップスイッチを操作しなければ役の抽選結果を確認することができなかったのに対して、より早く確認することができ、遊技のテンポを速めることができる。
したがって、遊技者の期待感の上昇により、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
ここで、「図柄が表示されたリール」は、モータなどによって物理的に回転、停止が行われるリール以外に、画像表示装置に表示され、画像上で回転、停止が行われる画像上のリールも含まれる。
また、「役」には、入賞すると所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う「一般役」と、遊技を遊技者にとって有利に進行させる「特別遊技」に移行させることが可能な「特別役」と、遊技媒体を投入しないで遊技を再実施できる「再遊技」とが含まれる。
「特別遊技」とは、役抽選手段により特別役に当選し、かつ、リール制御手段により特別役に対応する所定の図柄が停止し入賞したときに、遊技を遊技者にとって有利に進行させる遊技をいう。
「特別役」には、抽選で所定役が高確率で当選する遊技を一定条件下で所定回数行う「第1の特別遊技」に移行させることが可能な「第1の特別役」と、一般遊技と第1の特別遊技に相当する遊技の少なくとも一方の遊技を行える「第2の特別遊技」に移行させることが可能な「第2の特別役」とが含まれる。
ここで、第1の特別役は、特別遊技の1つである第1の特別遊技に移行させる役であり、レギュラーボーナス役(以下、RB役と称する。)と呼ばれる役を含むものである。第1の特別遊技は、所定役が高確率で当選する遊技を、一定条件下で所定回数行うことができる。また、第2の特別役は、特別遊技の1つである第2の特別遊技に移行させる役であり、ビッグボーナス役(以下、BB役と称する。)と呼ばれる役も含むものである。第2の特別遊技は、前記一般遊技と前記第1の特別遊技に相当する遊技の少なくとも一方の遊技を、所定の遊技媒体払出枚数に達するまで行える遊技である。
また、「所定の図柄が停止する」とは、全てのリールで予め定められた図柄が停止する設定も含まれるし、一部のリールで予め定められた図柄が停止する設定も含まれる。また、予め定められた図柄は、全てのリールで同一の図柄に設定することもできるし、リールによって異なる図柄を設定することもできる。
一方、「所定の図柄が停止しない」とは、上記の「所定の図柄が停止する」に該当するための要件を、満たさないことを意味する。従って、例えば、要件とされているリールのうち、一部のリールで所定の図柄が停止しないときでも、「所定の図柄が停止しない」ことになる。もちろん、要件とされた全てのリールで所定の図柄が停止しないときも、「所定の図柄が停止しない」ことになる。
ここで、「有効ライン」とは、リール表示窓に描かれた複数の入賞ラインのうち、ベットスイッチを遊技者が操作することにより、入賞ラインの中から有効化されたものであって、有効ライン上に停止した図柄の組合せが入賞したか否かの判断対象となるものである。
なお、1の役を定める「抽選」は、例えば、乱数を発生させてその値によって、1つの当選役を定めることが望ましい。乱数の発生については、乱数発生器を用いることも考えられるし、コンピュータ等を用いてソフトウエア上で発生させることも考えられる。
本発明に係るスロットマシンとして、画像制御手段が、第1演出画像を表示させるための所定個数のストップスイッチが操作され、第1演出画像が表示装置に表示されてから所定時間が経過した後、第2演出画像を表示装置に表示する、ことが好ましい。
上述した発明によれば、第1演出画像が画像表示装置に表示されてから所定時間が経過した後、第2演出画像を画像表示装置に表示することから、第2演出画像に遊技者に対して有益な情報を付与することにより、遊技者は第2演出画像を確認しようとするため、じらされ、遊技者の期待感をさらに高まらせることができる。
本発明に係るスロットマシンとして、画像制御手段が、遊技者が最後に操作したストップスイッチを放したとき、第2演出画像を表示装置に表示する、ことが好ましい。
上述した発明によれば、遊技者が最後に操作したストップスイッチを放したとき、第2演出画像が表示装置に表示されることから、最後に操作したストップスイッチを操作する以前に第1演出画像が画像表示装置に表示された場合でも、遊技者は最後に操作したストップスイッチを放さずに押し続ける面白さを感じることができる。
特に、第1演出画像を表示させるストップスイッチの所定個数が最大個数ではない1又は2の場合、最後に操作されるストップスイッチを操作する以前に第1演出画像は表示されることになるが、遊技者は最後に操作したストップスイッチを放さずに押し続ける面白さを感じることができる。
本発明に係るスロットマシンとして、画像制御手段が、第1演出画像を表示させるための所定個数のストップスイッチの個数に応じて、事前演出画像の表示態様を変化させる、ことも好ましい。
上述した発明によれば、第1演出画像を表示させるための所定個数のストップスイッチの個数に応じて、事前演出画像の表示態様を変化させることから、ストップスイッチの所定個数により、事前演出画像の一部又は全部を省略することも可能となるため、第1演出画像を確認することにより期待感が高まり、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。特に、所定個数を1個とした場合、ストップスイッチを操作したことにより、いきなり第1演出画像が表示されるため、遊技者に意外性を与えるとともに、期待感の高まりがさらに上昇し、遊技者の遊技に対する関心と新鮮味を長く継続させることができる。
本発明に係るスロットマシンとして、遊技制御手段が、当選した特別役に入賞したときに、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技を実施する特別遊技制御手段を、含み、第1演出画像は、当選していない役を示唆する情報を含み、第2演出画像は、特別役に当選しているとき、第1演出画像に含まれた当選していない役を示唆する情報と、当選した特別役を示唆する情報とを含み、特別役に当選していないとき、第1演出画像に含まれた当選していない役を示唆する情報のみを含む、ことが好ましい。
上述した発明によれば、第2演出画像が、特別役に当選しているとき、第1演出画像に含まれた当選していない役を示唆する情報と、当選した特別役を示唆する情報とを含み、特別役に当選していないとき、第1演出画像に含まれた当選していない役を示唆する情報のみを含むことから、第1演出画像を確認することにより、当選した可能性のある役を絞ることができ、遊技者に期待感を上昇させ、さらに、第2演出画像を確認することにより、特別役に当選したか否かを確認することが可能となる。
さらに、特別役に当選した場合、遊技者は、第2演出画像に含まれた情報に基づき、次回の遊技において入賞させようとリール上の図柄を停止するためのストップスイッチ操作を行うことが可能となる。
したがって、遊技者は、画像表示装置に表示された演出画像による演出を全て確認しようとするため、第1演出画像が表示されてから第2演出画像が表示されるまでの時間により、じらされ、その結果、期待感が高まり、遊技者の遊技に対する関心と新鮮味を長く継続させることができる。
なお、本発明に係るスロットマシンとして、画像制御手段が、第1演出画像を表示装置に表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を抽選により決定する、ことが望ましい。
上述した発明によれば、第1演出画像を表示装置に表示するため操作されるストップスイッチの所定個数が抽選により決定されることから、第1演出画像が表示されるストップスイッチの所定個数が変化し、遊技者に意外性を与え、遊技が単調になることを防止することができる。
上述した発明によれば、画像制御手段が、複数個のストップスイッチの中から所定個数のストップスイッチが操作されたときに表示される第1演出画像と、第1演出画像に至らしめる事前演出画像の表示態様と、を表示装置に所定の順序で表示する演出パターンを複数有することから、第1演出画像に至る複数の演出が可能となるとともに、第1演出画像を表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を決定することにより、複数の演出パターンから表示する演出パターンを選択することから、ストップスイッチを短時間で操作する遊技者の場合、全てのストップスイッチを操作する以前に全てのリールが停止した後の演出画像につながる事前演出画像と第1演出画像とによる演出を確認できるので、全てのリールが停止した後、画像表示装置に表示される演出画像を見逃す可能性が少なくなる。
また、ストップスイッチをゆっくりと操作する遊技者の場合でも、全てのストップスイッチを操作する以前に第1演出画像を確認できる場合があることから、遊技進行のテンポを速めることが可能となる。
したがって、画像表示装置に表示された演出画像により遊技性を含ませることにより、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
<<構成>>
<スロットマシン10の構成>
図1は、本発明の実施の形態によるスロットマシン10の外観を示す図である。図1に示す通り、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられている。このフロントパネル20の中には、垂直方向に縦長の矩形の3つの表示窓22L、22C及び22Rが形成されている。
これらの3つの表示窓22L、22C及び22Rの前面には、5本の入賞ラインが定められている。この5本の入賞ラインは、水平の3本(中央L1、上下L2A、L2B)の入賞ラインと、斜めの2本(斜め右下がりL3A,斜め右上がりL3B)の入賞ラインとがあり、投入された遊技媒体(本実施形態ではメダルを用いている。)の枚数により有効となった入賞ライン(以下、有効ラインと称する)が表示される。
上述した表示窓22L、22C及び22Rの下方には、概略水平の操作パネル部30が設けられている。操作パネル部30の左側には、1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34及び最大ベットスイッチ36が設けられている。また、操作パネル部30の右側には、遊技媒体を投入することができる遊技媒体投入口38が設けられている。
遊技媒体投入口38から遊技媒体が投入されると、遊技媒体カウンタ(図示せず)により遊技媒体の枚数が計数され、規定枚数以上の遊技媒体が投入された場合には、規定以上の枚数はクレジット数として後述するRAM110に記憶される。
1−ベットスイッチ32は、クレジット数のうちの1枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。2−ベットスイッチ34は、クレジット数のうちの2枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。最大ベットスイッチ36は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
以下においては、賭けの対象となる遊技媒体の数を「ベット数」と称し、上述した1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34又は最大ベットスイッチ36の操作により遊技者によって賭けの対象として設定されたメダルの数を「設定ベット数」と称する。
1−ベットスイッチ32を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1を有効化する。また、2−ベットスイッチ34を操作したときには、5本の入賞ラインのうちの3本、例えば入賞ラインL1、L2A及びL2Bを有効化する。更に、最大ベットスイッチ36を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bを有効化する。
また、スロットマシン10の筐体の上方には、液晶ディスプレイパネルから構成される画像表示装置70が設けられている。なお、表示装置70は、上述した液晶ディスプレイパネルに限られず、画像情報や文字情報を遊技者が遊技中に視認し得る装置であれば、その他あらゆる画像表示装置を用いることが可能である。この表示装置70においては、遊技履歴を表示したり、特別遊技における演出画像、役の抽選に応じた演出画像、遊技の進行状況に応じた演出画像等を表示したりすることができる。
スロットマシン10の筐体の内部には、3個のリール40L,40C及び40Rが回転自在に設けられている。リール40L,40C及び40Rは、リング状の形状であり、このリール40L,40C及び40Rの外周面には、図柄が印刷されたリールテープが貼り付けられている。リール40L,40C及び40Rの各々には、例えば、21個の図柄が等間隔で配置されている。これらの図柄の配列は、リール40L,40C及び40Rの各々で異なる。これらのリール40L,40C及び40Rの各々は、上述した表示窓22L、22C及び22Rを介して視認可能に設けられている。リールが停止しているときには、1つの表示窓において、1本のリールの連続した3つの図柄が視認可能となる。このため、3つの表示窓22L、22C及び22Rの全てからは、合計9個の図柄が視認可能となる。
後述するように、リール40L,40C及び40Rの各々は、モータ(図示せず)により回転駆動され、表示窓22L、22C及び22Rにおいては、リール40L,40C及び40Rの外周面に描かれた図柄が上から下に向かって移動する。
操作パネル部30の前面の左側には、スタートスイッチ50が傾動可能に設けられている。操作パネル部30の前面の中央部には、3つのストップスイッチ52L,52C及び52Rが設けられている。ストップスイッチ52Lは左リール40Lに対応し、ストップスイッチ52Cは中リール40Cに対応し、ストップスイッチ52Rは右リール40Rに対応している。
上述したスタートスイッチ50を遊技者が傾動操作すると、上述した3つの40L,40C及び40Rは、一斉に回転を始める。3つのリール40L,40C及び40Rが回転したときには、リール40L,40C及び40Rの各々の外周面に描かれている図柄は、表示窓22L、22C及び22Rの各々において上から下へと移動表示される。
上述した3つのリール40L,40C及び40Rの回転速度が一定速度に達したときには、遊技者によるストップスイッチ52L,52C及び52Rの操作が有効となる。
ストップスイッチ52Lを遊技者が押動操作したときには、左リール40Lが停止する。ストップスイッチ52Cを遊技者が押動操作したときには、中リール40Cが停止する。ストップスイッチ52Rを遊技者が押動操作したときには、右リール40Rが停止する。
リール40L、40C又は40Rが停止するときには、リールの各々の外周面に描かれている図柄が、上述した入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3B上に位置付けられるように、3つのリール40L、40C又は40Rの各々は、停止制御される。
スロットマシン10の筐体の下方の右側には、筐体の内部に収納されたスピーカ(図示せず。尚、後述する図2に示すスピーカ64に対応する。)から発せられた音を筐体の外部へ出すための透音穴60が設けられている。スロットマシン10の筐体の下方の中央部には、遊技媒体払出口62が設けられている。リール40L、40C又は40Rが停止して、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが、所定の組合せ、即ち役を構成する図柄の組合せとなり、役に入賞したときには、その組合せに応じて予め定められた枚数の遊技媒体が遊技媒体払出口62から払い出される。
上述したように、スロットマシン10における遊技は、停止させられた複数のリール40L、40C又は40Rの停止位置により定まる図柄の組合せによって遊技結果が定まる遊技である。また、この遊技は、スタートスイッチ50を遊技者が傾動操作する度に行われ、複数のリール40L、40C又は40Rの回転開始から回転停止までの行程を1回の遊技として、繰り返され得る遊技である。
上述した役の種類には、例えば、一般役、特別役、再遊技役等の種類がある。「一般役」とは、所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う役である。「特別役」とは、抽選で所定役が高確率で当選する遊技を一定条件下で所定回数行う「第1の特別遊技」に移行させることが可能な「第1の特別役」と、一般遊技と第1の特別遊技に相当する遊技の少なくとも一方の遊技を行える「第2の特別遊技」に移行させることが可能な「第2の特別役」とをいう。尚、「第2の特別遊技」は、前記一般遊技と前記第1の特別遊技に相当する遊技の少なくとも一方の遊技を、所定の遊技媒体払出枚数に達するまで行える。また、「再遊技役」は、抽選で再遊技役に当選し、再遊技役に応じた図柄が揃って入賞したときに、遊技媒体を新たに投入することなく、現在行われた遊技でのベット数を維持した再遊技(リプレイとも称する。)が行えるようにした役である。
<<機能ブロック図の説明>>
図2は、スロットマシン10の制御に関する機能ブロック図を示す。
制御回路として、主制御手段100と副制御回路200とが電気的に接続され、主制御回路100には、操作手段300が電気的に接続され、また、リール40L、40C及び40Rの各々に設けられたモータ80L、80C及び80Rが電気的に接続されている。副制御基板200には、表示装置70と、有効ライン表示ランプ124と、スピーカ64とを含む報知手段610が電気的に接続されている。
3つのストップスイッチ52L,52C及び52Rから停止操作手段310が構成され、この停止操作手段310と、スタートスイッチ50と、ベットスイッチ32、34及び36とから操作手段300が構成される。この操作手段300は、スイッチに限られず、遊技者の四肢を用いた操作に基づいて操作信号を発生させるものであれば、あらゆる手段が適用できる。
<主制御回路100の説明>
主制御回路100は、役抽選手段410と、リール制御手段420と、遊技制御手段430とを含む。
役抽選手段410は、役抽選処理によって、役(特別役である第1の特別役と第2の特別役、一般役、再遊技役)の抽選を行うものである。役抽選手段410は、例えば、役抽選用の乱数発生器412(ハード乱数等)と、この乱数発生器412が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段414と、乱数抽出手段414が抽出した乱数値に基づいて役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段416とを備えている。この役抽選手段410による制御処理は、役抽選処理サブルーチン(図6参照)に示される。
リール制御手段420は、スタートスイッチ50から発信されたリール回転開始信号を受信することによって、モータ80L、80C、80Rの制御を行って、リール40L、40C、40Rを回転させ、そして、ストップスイッチ52L、52C、52Rから発信されたリール停止信号の受信または所定時間の経過によって、リール40L、40C、40Rを停止させるリール作動に関する制御を行う。停止の制御においては、当選した役に対応して、停止図柄が揃うようにするための図柄組合せ制御を行う。このリール制御手段420による制御処理は、リール変動・停止サブルーチン(図7参照)に示される。
遊技制御手段430は、役抽選処理で特別役、一般役、再遊技役に当選し、停止した図柄に関する入賞図柄判定により、各々の役に対応した図柄が揃ったと判別したときに、入賞した役に対応した処理を進める。遊技制御手段は、所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う以外に、特別遊技制御手段432を含む。特別遊技制御手段432は、遊技が遊技者にとって有利に進行する特別遊技を行う。
<副制御回路200の説明>
副制御回路200には、画像制御手段512と、ランプ制御手段514と、音声制御手段516とを含む報知制御手段510が設けられている。
画像制御手段512は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶した画像データを読み出し、表示駆動装置220を制御して、報知手段610の画像表示装置70に所定の画像を表示することができる。また、ランプ制御手段514は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶したランプ点灯データを読み出し、ランプ駆動回路218を制御して、報知手段610中の所定の有効ライン表示ランプ124を点灯することができる。また、音声制御手段516は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶した音声データを読み出して、スピーカ駆動回路222を制御して、報知手段610のスピーカ64から所定の音声を発することができる。
<<スロットマシン10の制御手段の説明>>
スロットマシン10を制御する制御手段は、主制御回路100と副制御回路200から構成される。ここで、図3は、主制御回路100のブロック図を示し、図4は、主制御回路100に電気的に接続されている副制御回路200のブロック図を示す。
<主制御回路100>
上述したスタートスイッチ50は、主制御回路100のインターフェイス回路102に接続され、インターフェイス回路102は、入出力バス104に接続されている。スタートスイッチ50から発せられたリール回転開始信号は、インターフェイス回路102において所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。入出力バス104は、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。上述したリール回転開始信号は、「操作信号」の1つを構成する。
また、上述したインターフェイス回路102には、ストップスイッチ52L,52C及び52R、並びに1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34及び最大ベットスイッチ36も接続されている。これらのボタンやスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路102に供給され、所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。上述したストップスイッチ52L,52C又は52Rから発せられる信号も、操作信号を構成する。
上述した入出力バス104には、ROM(リード・オンリー・メモリ)108及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)110も接続されている。ROM108は、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。例えば、後述する図5に示すメインルーチン、図6から図9に示すサブルーチン、及びこれらのプログラムで使用するための初期データを記憶する。
また、RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶することができる。
入出力バス104には、乱数を発生させるための乱数発生器112も接続されている。乱数発生器112は、一定の範囲の数値、例えば0〜65535(2の16乗)に含まれる乱数を発生させる。尚、CPU106の演算処理により乱数を発させるように構成してもよい。
入出力バス104には、モータ駆動回路114が接続されている。モータ駆動回路114には、上述した3つのリール40L、40C及び40Rの各々を回転駆動するステッピングモータ80L、80C及び80Rが接続されている。ステッピングモータ80L、80C及び80Rの各々は、3つのリール40L、40C及び40Rの内部に設けられ、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転シャフトがリール40L、40C及び40Rの回転中心となるように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに取り付けられている。
CPU106から発せられる駆動制御命令は、モータ駆動回路114により駆動信号に変換され、駆動信号はステッピングモータ80L、80C及び80Rに供給される。なお、駆動制御命令には、回転速度の命令も含まれており、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御も行う。
CPU106が、上述したように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに対する制御をすることにより、リール40L、40C及び40Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御を行うことができる。
リール40L、40C及び40Rの各々には、各リールの回転角度位置を検出するための回転角度位置センサ(図示せず)が設けられており、回転角度位置センサは、リール回転角度位置検出回路116に接続されている。リール40L、40C及び40Rの各々の回転角度位置を示す信号が回転角度位置センサから発せられたときには、リール回転角度位置検出回路116に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
CPU106は、供給された回転角度位置から図柄の番号を算出し、表示窓22L、22C及び22Rの各々に表示される図柄を特定する。
更に、インターフェイス回路102には、接続線118も接続されている。この接続線118によって、主制御回路100は副制御回路200に電気的に接続される。
<副制御回路200>
上述した接続線118は、副制御回路200のインターフェイス回路202に接続され、インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されている。主制御回路100から副制御回路200に送信された信号は、インターフェイス回路202において所望の信号に変換された後、入出力バス204に供給される。入出力バス204は、中央処理回路(以下、CPUと称する)206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
上述した入出力バス204には、ROM(リード・オンリー・メモリ)208及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)210も接続されている。ROM208は、後述するランプ駆動回路218や、表示駆動装置220や、スピーカ駆動回路222や、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。例えば、後述する図10〜図11に示す画像制御処理サブルーチンや、表示装置70に表示するための種々の画像データや、スピーカ64から発するための演奏音データも記憶する。
入出力バス204には、有効ライン表示ランプ124を駆動するためのランプ駆動回路218も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じて駆動指令をランプ駆動回路218に発し、駆動指令に応じて有効ライン表示ランプ124を点灯駆動する。
そして、入出力バス204には、表示装置70を駆動する表示駆動装置220も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている画像データや文字データ等を読み出し、そのデータを表示駆動装置220に供給する。このようにすることにより、表示装置70には、画像データが演出画面として表示され、文字データがメッセージとして表示される。
また、入出力バス204には、スピーカ64を駆動するためのスピーカ駆動回路222も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている音声データを読み出し、そのデータをスピーカ駆動回路222に供給する。このようにすることにより、スピーカ64から所定の音声が発せられる。
<<制御処理の説明>>
<スロットマシン10の制御処理の説明>
以下に、上述したスロットマシン10の制御手段において行なわれる各種の制御について、フローチャートを用いながら詳細に説明する。
図5は、スロットマシン10の主制御回路100で行なわれる制御処理のメインルーチンを示す。図6から図9は、メインルーチンで行なわれる制御処理である各サブルーチンを示す。
図6は、役抽選手段410により行なわれる役抽選と、役抽選に引き続き行なわれるフラグオン処理を行う役抽選処理サブルーチンを示す。図7は、リール制御手段420により、リールの回転、停止のための制御を行うリール変動・停止サブルーチンを示す。図8は、リール変動・停止サブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理であるフラグオフ処理サブルーチンを示す。図9は、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示す。
以下に説明する制御処理においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述したスロットマシン10の主制御回路100や副制御回路200において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
<メインルーチンの説明>
図5は、スロットマシン10の主制御回路100で行なわれる制御処理のメインルーチンを示す。図5のフローチャートを用いて、メインルーチンの制御処理を説明する。メインルーチンは、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を、1回行うときの制御処理を示す。
まず、再遊技状態に設定されており、再遊技を行う状態であるか否かを判断する(ステップS10)。尚、再遊技状態に設定する処理は、後述するように、例えば、図9に示す役当選時処理サブルーチンのステップS80において行なわれる。
再遊技状態に設定されていない(NO)と判別したときには、上述した1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34又は最大ベットスイッチ36を遊技者が操作することによって発せられた信号に基づいて、設定ベット数を決定する(ステップS11)。この設定ベット数は、1回の遊技をするための賭けの対象とされた遊技媒体の枚数を示す。さらに、設定ベット数は、上述したクレジット数として一時的に蓄積されてから賭けの対象とされた遊技媒体の数に限られず、遊技媒体投入口38から投入されて直接賭けの対象とされた遊技媒体の数も含む。
尚、遊技媒体が投入されたときは、遊技媒体投入口38の下部に設置された遊技媒体カウンタでカウントした投入枚数を、ベット数として検出する。ただし、規定枚数(本実施形態では3枚)を越える枚数の遊技媒体が投入されたときには、規定枚数を越える分の遊技媒体は、クレジット枚数としてRAM110に記憶する。一方、遊技媒体が投入されていないと判断したときは、クレジットされた遊技媒体の有無を判断し、クレジットされた遊技媒体がない場合には、ステップS11において設定ベット数が決定できない。また、クレジットされた遊技媒体が有る場合には、遊技者がベットスイッチ32、34又は36の何れか1のスイッチを操作したときに発信されるベット操作信号を受信の有無を判断し、ベット操作信号を受信していない場合は、ステップS11において設定ベット数が設定できず、一方、ベット操作信号を受信した場合は、受信したベット操作信号からベット数を検出し、遊技媒体の投入またはクレジットされた遊技媒体の使用の何れの場合においても検出したベット数を新たなベット数としてRAM110に記憶し、クレジットされた遊技媒体を使用する場合には、同時に、遊技媒体のクレジット数から、検出したベット数分の枚数だけ減じる処理を行う。
ステップS10において、再遊技状態に設定されている(YES)と判別したときは、再遊技状態の設定を解除して(ステップS12)、遊技媒体を新たに投入したり、クレジットした遊技媒体を消費することなく、再び遊技を行うことができる。また、再遊技におけるベット数は、RAM110に記憶されているベット数が用いられるので、直前に行なわれた遊技におけるベット数によって再遊技役が当選したときの遊技のベット数が用いられる。
次に、スタートスイッチ50が遊技者によってオンされたか否かを判断する(ステップS13)。スタートスイッチ50がオンされていない(NO)と判断した場合、ステップS13の処理を繰り返す。一方、スタートスイッチ50がオンされた(YES)と判断した場合、スタートスイッチ操作信号を主制御回路100から副制御回路200に送信し(ステップS14)、役抽選処理サブルーチン(ステップS15)へ進む。ここで、スタートスイッチ操作信号は、スタートスイッチがオンされたときに、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、スタートスイッチ操作信号を受信した副制御回路200において、遊技者がスタートスイッチ操作を行ったことを判別するものである。
ステップS15の役抽選処理サブルーチンでは、役抽選手段410による役抽選処理が行なわれ、当選した役に応じて、RBフラグ、BBフラグ、再遊技フラグ、対応する一般役フラグをオンにするフラグオン処理が行なわれる。このサブルーチンの詳細については、図6のフローチャートを用いて後述する。
役抽選処理サブルーチン(ステップS15)に引き続き、役抽選結果に基づいて、リール40L、40C、40Rを回転させてから停止させるリールの動きに関する制御処理を行うリール変動・停止サブルーチン(ステップS16)が行なわれる。このリール変動・停止サブルーチンは、リール制御手段420によって行なわれ、このサブルーチンの詳細については、図7のフローチャートを用いて後述する。
次に、リール変動・停止サブルーチンによりリールが停止した後、入賞図柄判定を行い、その判定結果に基づいて、フラグオフの処理を行うフラグオフ処理サブルーチン(ステップS17)が行われる。このサブルーチンの詳細については、図8及び図9のフローチャートを用いて後述する。
そして、役抽選、入賞図柄判定の結果に基づいて、入賞した役に対応した所定枚数の遊技媒体を払い出す払い出し処理(ステップS18)が行なわれる。この払い出し処理は、実際に遊技媒体を遊技媒体払出口62から払い出すことも可能であるが、払い出す代わりに、所定枚数の遊技媒体をクレジットすることも可能である。以上の制御処理によって単位遊技が終了する。そして、このメインルーチンに示される制御処理を繰り返すことによって、遊技者は複数回数の単位遊技を行うことができる。
<役抽選処理サブルーチン>
図6は、役抽選手段410により行なわれる役抽選と、役抽選に引き続き行なわれるフラグオン処理を行う役抽選処理サブルーチンを示す。図6の役抽選処理サブルーチンを用いて、役抽選処理とフラグオン処理とについて詳細に説明する。
まず、遊技の態様が、RB遊技中であるか否かを判断する(ステップS21)。遊技の態様がRB遊技中である(YES)と判断したときは、ROM108に記憶されたRB用抽選表を読み出す(ステップS22)。ここで、RB用抽選表の実施例を図18に示す。
RB用抽選表では、図柄番号1〜3の一般役と、図柄番号4のはずれとが設定されており、例えば一般役2が当選した場合には、3つのリール全てにベルの図柄が揃うと入賞するように設定されている。後述するステップS26で行う役抽選において、一般役2が当選する確率は1/1.03であり、非常に高く設定されている。従って、RB遊技中においては、一般役2に当選する可能性が非常に高くなっている。逆に、はずれの確率は、約1/212.49であり非常に低く設定されている。
ステップS21の判断において、遊技の態様がRB遊技中ではない(NO)と判別したときには、次に、遊技の態様が、BB遊技中であるか否かを判断する(ステップS23)。遊技の態様がBB遊技中である(YES)と判断したときは、ROM108に記憶されたBB作動時抽選表を読み出す(ステップS24)。ここで、BB作動時抽選表の実施例を図19に示す。
BB作動時抽選表は、遊技の態様が、BB遊技中であって、かつRB遊技中ではない状態である場合に用いる抽選表である。BB作動時抽選表では、図柄番号1のRB役と、図柄番号2〜4の一般役と、図柄番号5のはずれとが設定されている。ここで、BB未作動時一般抽選表(図20参照、詳細は後述する。)と比較すると、BB作動時抽選表では、BB役及び再遊技役がない設定になっている。
図柄番号1のRB役は、役抽選における当選確率が1/4.0であって、3つのリール共にBARの図柄が揃う場合に入賞するように設定されている。通常の遊技状態で用いるBB未作動時一般抽選表では、役抽選におけるRB役の当選確率は1/312であり、BB遊技中においては、通常時と比較してRB役に当選する確率が非常に高く設定されている。
また、図柄番号2の一般役1は、役抽選における当選確率が1/81.9あって、3つのリール全てにスイカの図柄が揃う場合に入賞するように設定されている。図柄番号3の一般役2は、役抽選における当選確率が1/20であって、3つのリール全てにベルの図柄が揃う場合に入賞するように設定されている。図柄番号4の一般役3は、役抽選における当選確率が1/81.9であって、第1のリールの図柄がチェリーであれば、残りのリールの図柄については、何れの図柄であっても入賞するように設定されている。
ステップS23の判断において、BB遊技の遊技中でもない(NO)と判別したときには、ROM108に記憶されたBB未作動時一般抽選表を読み出す(ステップS25)。BB未作動時一般抽選表の実施例は図20に示されている。
BB未作動時一般抽選表は、特別遊技(RB遊技、BB遊技)ではない通常の遊技状態において用いられる抽選表であり、図柄番号1のBB役、図柄番号2のRB役そして図柄番号3〜5の一般役、図柄番号6の再遊技役と、図柄番号7のはずれとが設定されている。
図20のBB未作動時一般抽選表では、図柄番号1のBB役について、役抽選における当選確率と図柄組合せの設定がされ、さらに、BB遊技の終了条件として、451枚の最大獲得枚数が設定されている。また、はずれの役抽選における確率は約1/1.28に設定されている。
以上のように、遊技の状態に応じた抽選表を読み出した後、乱数を取得して抽選判定を行う役抽選を実施する(ステップS26)。
そして、判定結果として、RB役に当選したか否かを判断する(ステップS27)。RB役に当選した(YES)と判別したときには、RBフラグをオンに設定し(ステップS28)、その後、特別役当選信号を副制御回路200に送信して(ステップS29)、ステップS30へ進み、当選した図柄番号、図柄データをRAM110に記憶する(ステップS30)。ここで、特別役当選信号は、特別役(RB役、BB役)に当選したとき、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、特別役当選信号を受信した副制御回路200の画像制御手段512において、特別役に当選したことを判別するものである。
ステップS27の判断でRB役に当選していない(NO)と判別したときには、次に、BB役に当選したか否かを判断する(ステップS31)。役抽選によってBB役に当選した(YES)と判別したときには、BBフラグをオンに設定する(ステップS32)。そして、特別役当選信号を副制御回路200に送信して(ステップS29)、ステップS30へ進み、当選した図柄番号、図柄データをRAM110に記憶する(ステップS30)。
ステップS31の判断でBB役にも当選していない(NO)と判別したときには、一般役1、一般役2、一般役3のうちいずれかの一般役に当選したか否かを判断する(ステップS33)。一般役1等のうちいずれかの一般役に当選した(YES)と判別したときは、対応する一般役フラグをオンに設定して(ステップS34)、ステップS30へ進み、RAM110に記憶する。
次に、ステップS33の判断で、いずれの一般役にも当選していない(NO)と判別したときは再遊技役に当選したか否かを判断する(ステップS35)。もし、役抽選によって再遊技役に当選した(YES)と判別したときには、再遊技フラグをオンにして(ステップS36)、ステップS30へ進み、RAM110に記憶する。
さらに、ステップS35の判断で、再遊技役にも当選していない(NO)と判別したときは、RB遊技中の一般役1、一般役2、一般役3のうちいずれかの一般役に当選したか否かを判断する(ステップS37)。RB遊技中のいずれかの一般役に当選した(YES)と判別したときには、対応するRB遊技中一般役フラグをオンにして(ステップS38)、ステップS30へ進み、RAM110に記憶する。
ここで、ステップS37の判断で対応するRB遊技中の一般役1、一般役2、一般役3のうちいずれか一般役にも当選していない(NO)と判別したときには、フラグオン処理は行わずに、そのままステップS30へ進む。
以上の通り、フラグオンに関する一連の処理を行った後、ステップS30において、役抽選で当選した役に対応した図柄番号、制御図柄データをROM108から読み出して、後述するリール変動・停止サブルーチンに用いるため、このデータをRAM110に記憶する。以上によって、役抽選処理サブルーチンを終了する。
<リール変動・停止サブルーチンの説明>
次に、図5のメインルーチンにおいて、役抽選処理サブルーチン(ステップS15)が終了すると、次に、リール変動・停止サブルーチン(ステップS16)を行う。図7は、リール制御手段420により、リールの回転、停止のための制御を行うリール変動・停止サブルーチンを示す。図7のリール変動・停止サブルーチンを用いて、リールの回転、停止制御について説明する。
まず、図6のステップS30で記憶した図柄番号と制御図柄データを読み出す(ステップS41)。そして、予め定められた最短時間を経過したか否かの判断を行う(ステップS42)。最短時間が経過していない(NO)と判別したときには、このステップS42の判断処理を繰り返し実行する。この結果、最短時間が経過するまで次の工程であるリールの回転は開始できないようになっている。この制御によって、一定時間に行なわれる遊技回数を、所定回数以内に抑える制御を行っている。
最短時間が経過した(YES)と判別したときには、リール回転開始信号を発信する(ステップS43)。この信号に基づいて、モータ駆動回路114が作動して、モータ80L、80C、80Rの回転を開始し、リール40L、40C、40Rが回転を始める。
次に、回転を始めたリールが定速回転になっているか否かを判断する(ステップS44)。リールの回転がまだ定速回転になっていない(NO)と判別したときには、このステップS44の判断処理を繰り返す。この結果、リールの回転が定速回転に達するまで、次の工程であるリール停止制御が行うことができないようになっている。
リールの回転が定速回転になっている(YES)と判断したときには、次に、リール停止信号を受信したか否かを判断する(ステップS45〜ステップS47)。
リール停止信号は、ストップスイッチ52L、52C、52Rのうち、遊技者が何れか1つのスイッチを押動操作したときに発信される。例えば、第1リール用のストップスイッチ52Lが押動操作された場合には、第1リール停止信号が発信され、第1リール40Lを回転させるモータ40Lの停止制御が行なわれる。同様に、第2リール用のストップスイッチ52Cが押動操作された場合には、第2リール停止信号が発信され、第2リール40Cを回転させるモータ40Cの停止制御が行われ、第3リール用のストップスイッチ52Rが押動操作された場合には、第3リール停止信号が発信され、第3リール40Rを回転させるモータ40Rの停止制御が行われる。
第1リール停止信号、第2リール停止信号又は第3リール停止信号のいずれも受信しないと判別したときは、停止に関する制御を行わないが、第1リール停止信号、第2リール停止信号又は第3リール停止信号のいずれか1つを受信したと判別したときには、次のステップS48へ進む。
ステップS48では、いずれかのリール停止信号を受信したときに、主制御回路100から副制御回路200に停止信号受信信号を送信する。ここで、停止信号受信信号は、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、停止信号受信信号を受信した副制御回路200において、ストップスイッチの押動操作が行われたことを判別するものである。
そして、停止信号受信信号を送信した後、当選した役があるか否かを判別し、当選した役があると判別した場合、リール停止可能範囲内に当選した役に対応する図柄があるときには、その図柄を有効ラインに停止させる(ステップS49)。
ステップS49において、図柄停止処理をした後、ストップスイッチ解放信号を受信したか否かを判断する(ステップS50〜ステップS52)。
ストップスイッチ解放信号は、ストップスイッチ52L、52C、52Rのうち、遊技者が何れか1つのスイッチを押動操作を行い、スイッチから手を放して解放したときに発信される。例えば、第1リール用のストップスイッチ52Lが解放された場合には、第1ストップスイッチ解放信号が発信され、同様に、第2リール用のストップスイッチ52Cが解放された場合には、第2ストップスイッチ解放信号が発信され、第3リール用のストップスイッチ52Rが解放された場合には、第3ストップスイッチ解放信号が発信される。
第1ストップスイッチ解放信号、第2ストップスイッチ解放信号又は第3ストップスイッチ解放信号のいずれも受信しないと判別したときは、ステップS50に戻りストップスイッチ解放信号を受信することになるが、いずれか1つのストップスイッチ解放信号を受信したと判別したときには、次のステップS53へ進む。
ステップS53では、いずれかのストップスイッチ解放信号を受信したときに、主制御回路100から副制御回路200に解放信号受信信号を送信する。ここで、解放信号受信信号は、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、解放信号受信信号を受信した副制御回路200において、遊技者により押動操作が行われたストップスイッチが放されたことを判別するものである。
そして、ステップS54に進み、全リールが停止したか否かを判別し、全リールが停止していない(NO)と判別したときには、ステップS45に戻り、全リールが停止するまで繰り返す。一方、全リールが停止している(YES)と判別したときには、全リール停止信号を副制御回路200に送信し(ステップS55)、本サブルーチンを終了する。全リール停止信号は、全リールが停止したときに、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、全リール停止信号を受信した副制御回路200において、全リールが停止されたことを判別するものである。
<フラグオフ処理サブルーチンの説明>
図5のメインルーチンにおいて、上述のリール変動・停止サブルーチン(ステップS16)が終了すると、次に、フラグオフ処理サブルーチン(ステップS17)を行う。図8は、リール変動・停止サブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理であるフラグオフ処理サブルーチンを示す。図8のフラグオフ処理サブルーチンを用いて、フラグオフ処理について説明する。
はじめに、遊技状態がRB遊技中であるか否かの判断を行う(ステップS61)。RB遊技中である(YES)と判別したときは、RB遊技処理(ステップS62)を行い、その後、フラグオフ処理サブルーチンを終了する。ここで、RB遊技処理とは、RB遊技中の入賞回数又はRB遊技回数が所定の回数に達するまで、RB用抽選表(図18)を用いた遊技に対する処理である。本実施態様においては、一般役2の当選する確率が1/1.03と非常に高く設定されていることから、RB遊技中、一般役2に当選する可能性が非常に高く、遊技者は有利な遊技を行うことができる。
次に、ステップS61の判断で、遊技状態がRB遊技中ではない(NO)と判別したときは、遊技状態がBB遊技中であるか否かの判断を行う(ステップS63)。BB遊技中である(YES)と判別したときは、BB遊技処理(ステップS64)を行い、その後、フラグオフ処理サブルーチンを終了する。ここで、BB遊技処理とは、BB遊技の終了条件(最大獲得遊技媒体枚数)に達するまで、BB用抽選表(図19)を用いた遊技に対する処理である。本実施態様においては、RB役の当選する確率が1/4と非常に高く設定されていることから、RB遊技に移行できるRB役に当選する可能性が非常に高く、RB役に当選し入賞することにより、遊技者は有利な遊技を行うことができる。
さらに、ステップS63の判断で、遊技状態がBB遊技中ではない(NO)と判別したときは、当選役があるか否かを判断する(ステップS65)。当選役がある(YES)と判別したときには、後述する役当選時処理サブルーチン(ステップS66)を行い、その後、フラグオフ処理サブルーチンを終了する。
一方、ステップS65の判断で、当選役がない(NO)と判別したときは、そのまま、フラグオフ処理サブルーチンを終了する。
<役当選時処理サブルーチンの説明>
図9は、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示す。図9の役当選時処理サブルーチンを用いて、役当選時処理について説明する。尚、役当選時処理サブルーチンは、図8に示す通り、RB遊技中でもなく、かつBB遊技中でもない場合のみ実行される。
はじめに、上述のリール変動・停止サブルーチンによって停止したリール図柄が入賞しているか入賞図柄判定を行う(ステップS71)。次に、この入賞図柄判定の結果、RB役に入賞しているか否かを判断する(ステップS72)。
RB役に入賞している(YES)と判別したときは、RBフラグをオフに設定してRB遊技状態に設定する(ステップS73)。RB遊技状態に設定することにより、次回の遊技からRB遊技が開始され、RB遊技中と判別される。
そして、ステップS73においてRB遊技状態に設定した後、特別役入賞信号を送信し(ステップS74)、本サブルーチンを終了する。特別役入賞信号は、当選した特別役(RB役、BB役)に入賞したとき、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、特別役入賞信号を受信した副制御回路200の画像制御手段512において、当選した特別役に入賞したことを判別するものである。
ステップS72において、RB役に入賞していない(NO)と判別したときは、BB役に入賞しているか否かを判断する(ステップS75)。BB役に入賞している場合(YES)、BB役フラグをオフに設定しBB遊技状態に設定する(ステップS76)。BB遊技状態に設定することにより、次回の遊技はBB遊技と判別される。
そして、ステップS76においてBB遊技状態に設定した後、特別役入賞信号を送信し(ステップS74)、本サブルーチンを終了する。
ステップS75において、BB役にも入賞していない(NO)と判別したときは、一般役1、一般役2又は一般役3に入賞しているか否かを判断する(ステップS77)。一般役1等のいずれかの一般役に入賞している場合(YES)、対応する一般役フラグをオフに設定し(ステップS78)、役当選時処理サブルーチンを終了する。
ステップS77において、一般役1等のいずれの一般役にも入賞していない(NO)と判別したときは、再遊技役に入賞しているか否かを判断する(ステップS79)。再遊技役に入賞している(YES)と判別したとき、再遊技フラグをオフに設定し、再遊技状態に設定する(ステップS80)。そして、本サブルーチンを終了する。再遊技状態に設定することにより、次回の遊技は再遊技と判別される。
ステップS79において、いずれの再遊技役にも入賞していない(NO)と判別したときは、そのまま役当選時処理サブルーチンを終了する。
<メインルーチンの説明(続き)>
以上のようにして、図8に示すフラグオフ処理サブルーチンが終了する。ここで、図5のメインルーチンに戻り、ステップS17のフラグオフ処理サブルーチンを終了し、ステップS18の払い出し処理を終了して、本メインルーチンを終了する。これにより、図柄が変動してから停止するまでの1工程を1回とする遊技を行うための制御処理が終了する。
<<演出画像制御処理の説明>>
以下に、特別役であるBB役又はRB役に当選したときに、スロットマシン10の画像表示装置70に表示される演出画像の制御について、図10から図17を用いながら説明する。特に、特別役であるBB役又はRB役に当選したときに、演出画像により、遊技者に特別役に当選したことを報知させることができる演出画像の制御について説明する。
図10及び図11は、副制御回路200の画像制御手段512で行われる画像制御処理サブルーチンを示すフローチャートである。また、図12は、画像制御手段512により表示される演出画像が、時系列順に並べられた画像制御処理の流れを示す図である。図13から図17は、表示される演出画像であり、図13は事前演出画像(1)を、図14は事前演出画像(2)を、図15は第1演出画像を、図16は特別役に当選していない場合の第2演出画像を、図17は特別役に当選している場合の第2演出画像を示す。
<画像制御処理サブルーチン>
図10及び図11の画像制御処理サブルーチンを用いて、画像制御処理について説明する。
はじめに、スタートスイッチ操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS81)。ステップS81において、スタートスイッチ操作信号を受信した(YES)と判別したときは、後述する初期演出画像を画像表示装置70に表示するため、初期演出画像制御フラグをオンに設定する(ステップS82)。ここで、初期演出画像制御フラグは、副制御回路200の画像制御手段512において、初期演出画像を画像表示装置70に表示するか否かを判別するフラグであり、オンの場合は初期演出画像を画像表示装置70に表示し、オフの場合は初期演出画像を画像表示装置70に表示させないものである。
次に、ステップS82において初期演出画像制御フラグがオンに設定された後、ストップスイッチ押圧定数を抽選によって決定する(ステップS83)。ここで、ストップスイッチ押圧定数とは、遊技者により押動操作が行われたストップスイッチの個数がストップスイッチ押圧定数の個数であるとき、第1演出画像を表示装置70に表示させるために用いられる定数である。
そして、ステップS83においてストップスイッチ押圧定数が抽選により決定された後、リール停止信号受信回数とストップスイッチ解放回数とをリセットし(ステップS84)、ステップS89に進む。
ステップS81において、スタートスイッチ操作信号を受信していない(NO)と判別したときは、特別役当選信号を受信したか否かを判断する(ステップS85)。ステップS85において、特別役当選信号を受信した(YES)と判別したときは、特別役(RB役、BB役)に当選していることから、画像制御フラグをオンに設定し(ステップS86)、ステップS89に進む。ここで、画像制御フラグは、特別役に当選している遊技状態か否かを示すフラグであり、オンの場合は特別役に当選している状態を、オフの場合は特別役に当選してない状態、すなわち通常の遊技状態又は特別役に入賞後の特別遊技状態を示すものである。この結果、特別役に当選したときに、当選した特別役を示唆する情報を第2演出画像に含ませる演出を開始することが可能となる。
ステップS85において、特別役当選信号を受信していない(NO)と判別したときは、特別役入賞信号を受信したか否かを判断する(ステップS87)。ステップS87において、特別役入賞信号を受信した(YES)と判別したときは、当選した特別役(RB役、BB役)に入賞していることから、画像制御フラグをオフに設定し(ステップS88)、ステップS89に進む。この結果、当選した特別役に入賞したときに、当選した特別役を示唆する情報を第2演出画像に含ませる演出を終了することが可能となる。
また、ステップS87において、特別役入賞信号を受信していない(NO)と判別したときは、そのままステップS89に進む。
(タイマー停止状態)
次に、ステップS89において、タイマーが停止しているか否かを判断する。ここで、タイマーは、後述するステップS96において、停止信号受信信号を受信した回数であるリール停止信号受信回数がストップスイッチ押圧定数と一致したとき、ストップスイッチ押圧定数で表される所定個数のストップスイッチが操作されてからの経過時間を計測するために起動される。
ステップS89において、タイマーが停止している(YES)と判別したときは、ステップS48により、第1リール停止信号、第2リール停止信号、そして第3リール停止信号のいずれかのリール停止信号を受信したときに主制御回路100から副制御回路200に送信される停止信号受信信号を受信したか否かを判断する(ステップS90)。
ステップS90において、停止信号受信信号を受信した(YES)と判別したときは、リール停止信号受信回数をカウントし(ステップS91)、そして、初期演出画像制御フラグがオンに設定されているか否かを判断する(ステップS92)。初期演出画像制御フラグがオンに設定されている(YES)と判別されたときは、ステップS90の判断により、ストップスイッチが操作されていることから、初期演出画像を画像表示装置70に表示することを終了させるため、初期演出画像制御フラグをオフに設定し(ステップS93)、ステップS94に進む。また、初期演出画像制御フラグがオフに設定されている(NO)と判別されたときは、既に初期演出画像が画像表示装置70に表示される演出は終了していることから、そのまま、ステップS94に進む。
そして、ステップS94において、ストップスイッチ押圧定数からリール停止信号受信回数を減算した値が非負であるか否かを判断する(ステップS94)。
ステップS94において、ストップスイッチ押圧定数からリール停止信号受信回数を減算した値が非負である(YES)と判別したときは、原則として、事前演出画像(1)(図13)、事前演出画像(2)(図14)の順に画像表示装置70に表示される事前演出画像の中から、事前演出画像(3−ストップスイッチ押圧定数+リール停止信号受信回数)を表示して(ステップS95)、本サブルーチンを終了する。ここで、事前演出画像とは、画像表示装置70に初期演出画像が表示された後、原則として、1個目のストップスイッチが押動操作されると表示される事前演出画像(1)と、次いで2個目のストップスイッチが押動操作されると表示される事前演出画像(2)とからなる演出画像であり、第1演出画像に至らしめる演出を行うものである。例えば、ステップS94において、ストップスイッチ押圧定数が3の場合、ストップスイッチの押動操作が行われた回数であるリール停止信号受信回数が1のときは事前演出画像(1)を、また、ストップスイッチ解放回数が2のときは事前演出画像(2)を、画像表示装置70に表示する。
図13は事前演出画像(1)の一例であり、再遊技役を示唆する青色に彩色を施された泥棒と、一般役2を示唆する黄色に彩色を施された泥棒とが逃げる演出画像である。事前演出画像に当選した可能性がある役を示唆する情報を含ませることにより、遊技者に期待感と興奮を高まらせることができる。
ステップS94において、ストップスイッチ押圧定数からリール停止信号受信回数を減算した値が非負ではない(NO)、すなわち、ストップスイッチ押圧定数とリール停止信号受信回数とが一致したと判別されたときは、タイマーを起動し(ステップS96)、第1演出画像(図15)を画像表示装置70に表示し(ステップS97)、本サブルーチンを終了する。ここで、第1演出画像とは、抽選により決定されたストップスイッチ押圧定数により定められた所定回数のストップスイッチが押動操作されたタイミングで表示される演出画像であり、当選していない役を示唆する情報を含むものである。この結果、ストップスイッチ押圧定数により定められた所定個数のストップスイッチが押動操作されたタイミングで、タイマーが起動することになる。
図15は第1演出画像の一例であり、事前演出画像(1)で表示された2人の泥棒のうちから一人が捕まえられたことを示した演出画像である。例えば、事前演出画像(1)が、再遊技役を示唆する青色に彩色を施された泥棒と、一般役2を示唆する黄色に彩色を施された泥棒とを表示する演出画像であるときには、再遊技役が当選していた場合、当選した再遊技役を示唆する青色に彩色を施された泥棒が捕まえられ、さらに、当選していない一般役2を示唆する黄色に彩色を施された泥棒が捕まえられていないことから、遊技者は第1演出画像により、一般役2に当選しなかったことを確認することができる。
また、ステップS90において、停止信号受信信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS53により、第1ストップスイッチ解放信号、第2ストップスイッチ解放信号、そして第3ストップスイッチ解放信号のいずれかのストップスイッチ解放信号を受信したときに主制御回路100から副制御回路200に送信される解放信号受信信号を受信したか否かを判断する(ステップS98)。
ステップS98において、解放信号受信信号を受信した(YES)と判別したときは、ストップスイッチ解放回数をカウントし(ステップS99)、本サブルーチンを終了する。
ステップS98において、解放信号受信信号を受信していない(NO)と判別したときは、初期演出画像制御フラグがオンに設定されているか否かを判断する(ステップS100)。ステップS100において、初期演出画像制御フラグがオンに設定されている(YES)と判別したときは、スタートスイッチが操作(オン)され、かつ、ストップスイッチが操作されていない状態であることから、初期演出画像、例えば複数の演出画像による演出が開始されることをアナウンスする画像を、画像表示装置70に表示し(ステップS101)、そのまま本サブルーチンを終了する。
なお、ステップS100において、初期演出画像制御フラグがオンに設定されていない(NO)と判別したときは、ストップスイッチが操作された状態であることから、初期演出画像を画像表示装置70に表示することなく、そのまま本サブルーチンを終了する。
(タイマー起動状態)
ステップS89において、タイマーが停止していない(NO)、すなわち起動していると判別されたときは、解放信号受信信号を受信したか否かを判断する(ステップS102)。
ステップS102において、解放信号受信信号を受信した(YES)と判別したときは、ストップスイッチ解放回数をカウントし(ステップS103)、ステップS104に進む。また、解放信号受信信号を受信していない(NO)と判別したときは、ストップスイッチ解放回数をカウントすることなく、ステップS104に進む。
ステップS104では、全てのストップスイッチに対して押動操作を行い、解放されたか否かを判断するために、ストップスイッチ解放回数が3であるか否かを判断する。ステップS104による判断を行うことにより、遊技者がストップスイッチを押し続けているか否かを判断することができる。
ステップS104において、ストップスイッチ解放回数が3である(YES)と判別されたときには、タイマーを起動してからのタイマー起動時間が所定時間、例えば2秒未満であるか否かを判断する(ステップS105)。
ステップS105において、タイマー起動時間が所定時間未満である(YES)と判別されたときには、後述する第2演出画像を表示することなく、そのまま本サブルーチンを終了する。この結果、第1演出画像が表示された後、所定時間経過するまでは、少なくとも第2演出画像が表示されなくなることから、第2演出画像により特別役に当選しているか否かを認識することができないため、遊技者はじらされ、遊技者の期待感と興奮が高められる。
また、ステップS105において、タイマー起動時間が所定時間未満ではない(NO)と判別されたときには、全リール停止信号を受信したか否かを判断する(ステップS106)。ステップS106において、全リール停止信号を受信した(YES)と判別したときには、画像制御フラグがオンに設定されているか否かを判断する(ステップS107)。
ステップS107において、画像制御フラグがオンに設定されている(YES)と判別されたときは、特別役に当選していることから、第2演出画像に、当選していない役を示唆する情報として、当選していない役に相当する図柄と、当選した役を示唆する情報として、当選した役に相当する図柄とを含む演出画像を設定し(ステップS108)、ステップS110に進む。また、ステップS107において、画像制御フラグがオンに設定されていない(NO)、すなわちオフに設定されていると判別されたときは、特別役に当選していないことから、第2演出画像に、当選していない役を示唆する情報として、当選していない役に相当する図柄を含む演出画像を設定し(ステップS109)、第2演出画像(図16又は図17)を画像表示装置70に表示する(ステップS110)。
図16は画像制御フラグがオフに設定されている、すなわち、特別役に当選していない場合の第2演出画像の一例であり、事前演出画像(1)で表示された2人の泥棒のうちから一人が捕まえられたことをした演出画像である。第1演出画像と比較すると、捕まえられた泥棒は同一キャラクタ一人であることから、表示された泥棒に対応する再遊技役に入賞した場合であっても、遊技者は第2演出画像により矛盾を感じることなく、特別役に当選しなかったことを確認することができる。
また、図17は画像制御フラグがオンに設定されている、すなわち、特別役に当選している場合の第2演出画像の一例であり、事前演出画像(1)で表示された2人の泥棒を捕まえられたことをした演出画像である。第1演出画像と比較すると、当選していない役を示唆する泥棒が捕まえられていることから、第1演出画像に表示された泥棒に対応する再遊技役に入賞した場合、遊技者は第2演出画像により矛盾を感じることから、特別役に当選したことを確認することができる。
そして、ステップS110において、ステップS109で設定された第2演出画像を、画像表示装置70に表示した後、タイマーを停止し(ステップS111)本サブルーチンを終了する。
ステップS106において、全リール停止信号を受信していない(NO)と判別したときには、そのまま本サブルーチンを終了する。
なお、ステップS104において、ストップスイッチ解放回数が3ではない(NO)と判別したときには、そのまま本サブルーチンを終了する。
<画像制御処理>
画像表示装置70において、スタートスイッチをオンに操作することにより表示される初期演出画像と、その後、ストップスイッチの操作毎に表示される事前演出画像ならびに第1演出画像と、そして特別役に当選したか否かの結果を表示する第2演出画像とが、時系列順に並べられた画像制御処理の流れを示す図(図12)及び演出画像(図13〜図17)を用いて、単位遊技における画像制御処理を説明する。図12(a)はストップスイッチ押圧定数が3である画像制御処理を、図12(b)はストップスイッチ押圧定数が2である画像制御処理を、図12(c)はストップスイッチ押圧定数が1である画像制御処理を示す。
なお、本実施態様においては、特別役に当選してストップスイッチ押圧定数が2である場合(図12(b))、第1番目のストップスイッチが押動操作されると、事前演出画像(1)が表示されることなく、いきなり事前演出画像(2)が画像表示装置70に表示され、また、ストップスイッチ押圧定数が1である場合(図12(c))、第1番目のストップスイッチが押動操作されると、事前演出画像が表示されることなく、いきなり第1演出画像が画像表示装置70に表示される。
(ストップスイッチ押圧定数が3である場合)
ストップスイッチ押圧定数が3である画像制御処理を、図12(a)を用いて説明する。
スタートスイッチ50が遊技者によってオンされると、スタートスイッチ操作信号が主制御回路100から副制御回路200に送信される(ステップS14)。スタートスイッチ操作信号を受信した副制御回路200の画像制御手段512により、初期演出画像フラグがオンに設定され(ステップS82)、初期演出画像(図示せず)が画像表示装置70に表示される(ステップS101)。
ここで、初期演出画像は、続いて演出される事前演出画像と、第1演出画像と、第2演出画像とからなる一連の演出によって、遊技者に特別役に当選したか否かの情報を与えることを報知するものである。したがって、遊技者は、初期演出画像が表示されることにより、初期演出画像に続いて表示される演出画像により役に当選した可能性を確認できるという期待感と興奮が高められ、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
次に、3つのストップスイッチ52R、52C、52Lの中からいずれか一つのストップスイッチが遊技者によって押動操作されると、すなわち第1番目のストップスイッチ操作が行われると、ステップS95により、図13の事前演出画像(1)が表示される。ここで、事前演出画像(1)には、2人の泥棒と、泥棒を追う追跡者が表示され、2人の泥棒にはBB未作動時一般抽選表(図20)の一般役などを示唆する情報として彩色が施されている。事前演出画像(1)を見た遊技者は、一般役の当選などの告知を視認することができる。例えば、図13の事前演出画像(1)では、一方の泥棒に図柄番号4の一般役2を示唆する黄色の彩色が、他方の泥棒に図柄番号6の再遊技役を示唆する青色の彩色が施されている。この結果、遊技者は、一般役2又は再遊技役が当選した可能性があることを確認することにより、これらの役に入賞するようにリール停止操作を行うことができる。
さらに、第1番目のストップスイッチ操作が行われたストップスイッチとは別のストップスイッチが遊技者によって押動操作されると、すなわち第2番目のストップスイッチ操作が行われると、ステップS95により、図14の事前演出画像(2)が表示される。
そして、第1番目及び第2番目のストップスイッチ操作が行われたストップスイッチとは別のストップスイッチが遊技者によって押動操作されると、すなわち第3番目のストップスイッチ操作が行われると、ストップスイッチ押圧定数である「3」から、ストップスイッチを押動操作することにより発信されるリール停止信号の受信回数である「3」を減算した値が非負である「0」であることから、ステップS96によりタイマーが起動され、タイマー起動後の経過時間が計測開始される。そして、ステップS97により図15の第1演出画像が画像表示装置70に表示される。なお、第3番目のストップスイッチ操作が行われると、全てのリールは停止され、当選した特別役に入賞したときには、特別役入賞信号が副制御回路200に送信され、特別役入賞信号を受信した副制御回路200の画像制御手段512により設定される画像制御フラグにより入賞したか否かが判断できる。
ここで、図15の第1演出画像では、事前演出画像(1)で表示された2人の泥棒のうちから一人が捕まえられたことを示している。事前演出画像(1)(図13)が、再遊技役を示唆する青色に彩色を施された泥棒と、一般役2を示唆する黄色に彩色を施された泥棒とを表示する演出画像であるときには、再遊技役が当選していた場合、当選した再遊技役を示唆する青色に彩色を施された泥棒が捕まえられ、さらに、当選していない一般役2を示唆する黄色に彩色を施された泥棒が捕まえられていないことから、遊技者は第1演出画像により、一般役2に当選しなかったことを確認することができる。また、遊技者のリール停止操作により再遊技役の図柄を有効ライン上に停止させることが可能となることから、当選した再遊技役に入賞することができる。
そして、全リールが停止した後であって、タイマー起動後の経過時間が所定時間、例えば2秒間以上になったとき、第2演出画像を画像表示装置70に表示させる。
ここで、第2演出画像は、特別役に当選してない遊技状態の場合、ステップS109により、第1演出画像の青色に彩色を施された泥棒が捕まえられ、黄色に彩色を施された泥棒が捕まえられなかった演出画像となる(図16)。したがって、第1演出画像と第2演出画像とを比較すると、捕まえられた泥棒は同一キャラクタ一人であることから、表示された泥棒に対応する再遊技役に入賞した場合であっても、遊技者は第2演出画像により矛盾を感じることなく、単なる再遊技役の当選を告知する演出がなされたことを知ることができる。
しかし、特別役に当選している遊技状態の場合、ステップS108により、第1演出画像の青色に彩色を施された泥棒が捕まえられ、さらに、黄色に彩色を施された泥棒も捕まえられる演出画像となる(図17)。したがって、第1演出画像と第2演出画像とを比較すると、既に表示されている第1演出画像により、遊技者は当選していない一般役2を示唆する泥棒が捕まえられていることから、第1演出画像に表示された泥棒に対応する再遊技役に入賞した場合、遊技者は第2演出画像により矛盾を感じることから、特別役に当選している遊技状態であることを確認することができる。
また、遊技者が第3番目のストップスイッチ操作を行うことにより、第1演出画像は表示されるとともに全てのリールは停止される。しかし、遊技者がタイマー起動後の所定時間を経過した後もストップスイッチを押したまま放さない場合は、ステップS104によりストップスイッチを放した後、第2演出画像を画像表示装置70に表示する。この結果、遊技者は、ストップスイッチが放された後に表示される第2演出画像により、特別役に当選したか否か確認できるので、ストップスイッチを押したまま放さないことにも遊技性を感じることができる。
(ストップスイッチ押圧定数が2である場合)
ストップスイッチ押圧定数が2である画像制御処理を、図12(b)を用いて説明する。
スタートスイッチ50が遊技者によってオンされると、ストップスイッチ押圧定数が3である場合と同様に、スタートスイッチ操作信号が副制御回路200に送信され、スタートスイッチ操作信号を受信した副制御回路200の画像制御手段512により、初期演出画像フラグがオンに設定され(ステップS82)、初期演出画像(図示せず)が画像表示装置70に表示される(ステップS101)。
次に、3つのストップスイッチ52R、52C、52Lの中からいずれか一つのストップスイッチが遊技者によって押動操作されると、すなわち第1番目のストップスイッチ操作が行われると、ステップS95により、図14の事前演出画像(2)がいきなり表示される。
次に、第2番目のストップスイッチが遊技者によって押動操作されると、ストップスイッチ押圧定数である「2」からストップスイッチを押動操作することにより発信されるリール停止信号の受信回数である「2」を減算した値が非負であることから、ステップS96によりタイマーが起動され、タイマー起動後の経過時間が計測開始される。そして、ステップS97により図15の第1演出画像が画像表示装置70に表示される。
さらに、第3番目のストップスイッチ操作が行われると、全てのリールは停止され、当選した特別役に入賞したときには、特別役入賞信号が副制御回路200に送信され、特別役入賞信号を受信した副制御回路200の画像制御手段512により設定される画像制御フラグにより入賞したか否かが判断できる。
そして、全リールが停止した後であって、タイマー起動後の経過時間が所定時間、例えば2秒間以上になったとき、図16又は図17の第2演出画像を画像表示装置70に表示される。
なお、遊技者がタイマー起動後の所定時間を経過した後もストップスイッチを押したまま放さない場合は、ストップスイッチを放した後、第2演出画像を画像表示装置70に表示する。ストップスイッチ押圧定数が3のみである場合、全てのリールが停止した後もスタートスイッチを押したまま放さないことによる遊技者の楽しみは、第3番目のストップスイッチの押動操作により表示される第1演出画像により有効な情報が得られる場合に限られていた。しかし、ストップスイッチ押圧定数が2である場合、第2番目のストップスイッチの押動操作により第1演出画像が表示されることから、ストップスイッチを押したまま放さないことにも遊技性を感じることができる。
(ストップスイッチ押圧定数が1である場合)
ストップスイッチ押圧定数が1である画像制御処理を、図12(c)を用いて説明する。
スタートスイッチ50が遊技者によってオンされると、ストップスイッチ押圧定数が2又は3である場合と同様に、初期演出画像(図示せず)が画像表示装置70に表示される(ステップS101)。
次に、3つのストップスイッチ52R、52C、52Lの中からいずれか一つのストップスイッチが遊技者によって押動操作されると、すなわち第1番目のストップスイッチ操作が行われると、ストップスイッチ押圧定数である「1」からストップスイッチを押動操作することにより発信されるリール停止信号の受信回数である「1」を減算した値が非負であることから、ステップS96によりタイマーが起動され、タイマー起動後の経過時間が計測開始される。そして、ステップS97により図15の第1演出画像が画像表示装置70に表示される。
さらに、第2番目及び第3番目のストップスイッチ操作が行われると、全てのリールは停止され、当選した特別役に入賞したときには、特別役入賞信号が副制御回路200に送信され、特別役入賞信号を受信した副制御回路200の画像制御手段512により設定される画像制御フラグにより入賞したか否かが判断できる。
そして、全リールが停止した後であって、タイマー起動後の経過時間が所定時間、例えば2秒間以上になったとき、図16又は図17の第2演出画像を画像表示装置70に表示される。
なお、遊技者がタイマー起動後の所定時間を経過した後もストップスイッチを押したまま放さない場合は、ストップスイッチ押圧定数が2である場合と同様に、第1番目のストップスイッチの押動操作により第1演出画像が表示されることから、ストップスイッチを押したまま放さないことにも遊技性を感じることができる。
以上の実施形態によれば、第1演出画像に至る複数の演出が可能となるとともに、第1演出画像を表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を決定することにより、複数の演出パターンから表示する演出パターンを選択することから、ストップスイッチを短時間で操作する遊技者の場合、全てのストップスイッチを操作する以前に全てのリールが停止した後の演出画像につながる事前演出画像と第1演出画像とによる演出を確認できるので、全てのリールが停止した後、画像表示装置に表示される演出画像を見逃す可能性が少なくなる。
また、ストップスイッチをゆっくりと操作する遊技者の場合でも、第1演出画像を表示するストップスイッチの所定個数によっては、全てのストップスイッチを操作する以前に第1演出画像を確認できる場合があることから、遊技進行のテンポを速めることが可能となる。
さらに、第1演出画像に当選していない役を示唆する情報を含ませることにより、遊技者に特別役などに当選した可能性があるという期待感を持たせることが可能となる。この結果、第1演出画像が表示されるストップスイッチの所定個数が最大個数である3の場合、第1演出画像と、停止したリール上の図柄の組合せとを確認することで、次の遊技に移行しやすくなる。また、ストップスイッチの所定個数が1又は2の場合、従来、最大個数のストップスイッチを操作しなければ役の抽選結果を確認することができなかったのに対して、より早く確認することができ、遊技のテンポを速めることができる。
したがって、遊技者の期待感の上昇により、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
また、本実施形態によれば、第1演出画像が画像表示装置に表示されてから所定時間が経過した後、第2演出画像を画像表示装置に表示することから、特別役に当選した場合、第2演出画像により当選した特別役を示唆する情報を確認できるため、遊技者は第2演出画像を確認しようとして、じらされ、遊技者の期待感をさらに高まらせることができる。
そして、本実施形態によれば、遊技者が最後に操作したストップスイッチを放したとき、第2演出画像が表示装置に表示されることから、最後に操作したストップスイッチを操作する以前に第1演出画像が画像表示装置に表示された場合でも、遊技者は最後に操作したストップスイッチを放さずに押し続ける面白さを感じることができる。
特に、第1演出画像を表示させるストップスイッチの所定個数が最大個数ではない1又は2の場合、最後に操作されるストップスイッチを操作する以前に第1演出画像は表示されることになるが、遊技者は最後に操作したストップスイッチを放さずに押し続ける面白さを感じることができる。
なお、本実施形態においては、再遊技役に当選した場合について、図10〜図17を用いて説明したが、いずれの役に当選したか否かを問わず、例えば、役に当選せずにはずれとなった場合においても、本発明に係るスロットマシンは実施することができる。
更に、本発明に係るスロットマシンは、上述の実施形態には限られず、その他様々な実施形態が含まれる。
本発明に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。 本発明に係るスロットマシンの制御の機能を示す機能ブロック図である。 本発明に係るスロットマシンを制御する主制御回路を示すブロック図である。 本発明に係るスロットマシンを制御する副制御回路を示すブロック図である。 主制御回路100において実行される遊技の進行を制御するメインルーチンを示すフローチャートである。 役抽選処理と、引き続いて行なわれるフラグオン処理の役抽選処理サブルーチンを示すフローチャートである。 リールの回転、停止のための制御を行うリール変動・停止サブルーチンを示すフローチャートである。 図7のサブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理を示すフラグオフ設定処理サブルーチンを示すフローチャートである。 フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路200の画像制御手段512で行われる画像制御処理サブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路200の画像制御手段512で行われる画像制御処理サブルーチンを示すフローチャートである。 画像表示装置70に表示される演出画像が、時系列順に並べられた画像制御処理の流れを示す図である。 事前演出画像(1)の実施例を示す演出画像である。 事前演出画像(2)の実施例を示す演出画像である。 第1演出画像の実施例を示す演出画像である。 第2演出画像の実施例を示す演出画像であって、特別役に当選していない場合のものである。 第2演出画像の実施例を示す演出画像であって、特別役に当選している場合のものである。 RB用抽選表の実施例を示す図である。 BB作動時抽選表の実施例を示す図である。 BB未作動時一般抽選表の実施例を示す図である。
符号の説明
10 スロットマシン
38 遊技媒体投入口
32、34、36 ベットスイッチ
40L、40C、40R リール
50 スタートスイッチ(操作手段)
52L、52C、52R ストップスイッチ(操作手段)
70 表示装置
80L、80C、80R ステッピングモータ
100 主制御回路
106 CPU
108 ROM
110 RAM
112 乱数発生器
114 モータ駆動回路
200 副制御回路
300 操作手段
310 停止操作手段
410 役抽選手段
412 乱数発生器
414 乱数抽出手段
416 乱数判定手段
420 リール制御手段
430 遊技制御手段
432 特別遊技制御手段
510 報知制御手段
512 画像制御手段
514 ランプ制御手段
516 音声制御手段
610 報知手段

Claims (6)

  1. 複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
    役の中から、何れの役に当選したのかを判別する役抽選手段と、
    前記複数のリールの各々に対応して設けられたストップスイッチが操作されることにより、回転させた前記複数のリールの停止制御を行うリール制御手段と、
    当選した役に前記リール制御手段により入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
    前記遊技の進行に基づいて演出画像を表示装置に所定の順序で表示する画像制御手段と、を含み、
    前記画像制御手段は、複数個のストップスイッチの中から所定個数のストップスイッチが操作されたときに表示される第1演出画像と、前記第1演出画像に至らしめる事前演出画像の表示態様と、を表示装置に所定の順序で表示する演出パターンを複数有するとともに、
    前記第1演出画像を表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を決定することにより、前記複数の演出パターンから表示する演出パターンを選択する、
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記画像制御手段は、前記第1演出画像を表示させるための所定個数のストップスイッチが操作され、前記第1演出画像が前記表示装置に表示されてから所定時間が経過した後、第2演出画像を前記表示装置に表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記画像制御手段は、遊技者が最後に操作したストップスイッチを放したとき、前記第2演出画像を前記表示装置に表示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
  4. 前記画像制御手段は、前記第1演出画像を表示させるための前記所定個数のストップスイッチの個数に応じて、前記事前演出画像の表示態様を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のスロットマシン。
  5. 前記遊技制御手段が、当選した特別役に入賞したときに、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技を実施する特別遊技制御手段を、含み、
    前記第1演出画像は、当選していない役を示唆する情報を含み、
    前記第2演出画像は、特別役に当選しているとき、前記第1演出画像に含まれた当選していない役を示唆する情報と、当選した特別役を示唆する情報とを含み、特別役に当選していないとき、前記第1演出画像に含まれた当選していない役を示唆する情報のみを含む、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のスロットマシン。
  6. 前記画像制御手段は、前記第1演出画像を表示装置に表示するため操作されるストップスイッチの所定個数を抽選により決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のスロットマシン。
JP2005311073A 2005-10-26 2005-10-26 スロットマシン Pending JP2007117262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005311073A JP2007117262A (ja) 2005-10-26 2005-10-26 スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005311073A JP2007117262A (ja) 2005-10-26 2005-10-26 スロットマシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007117262A true JP2007117262A (ja) 2007-05-17

Family

ID=38141763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005311073A Pending JP2007117262A (ja) 2005-10-26 2005-10-26 スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007117262A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015002846A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 山佐株式会社 遊技機
JP2015002845A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 山佐株式会社 遊技機
JP2017070669A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018086099A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 株式会社三共 スロットマシン
JP2018086098A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 株式会社三共 スロットマシン

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004024486A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Aruze Corp 遊技機
JP2005185780A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Heiwa Corp 遊技機
JP2005204881A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Aruze Corp 遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004024486A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Aruze Corp 遊技機
JP2005185780A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Heiwa Corp 遊技機
JP2005204881A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Aruze Corp 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015002846A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 山佐株式会社 遊技機
JP2015002845A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 山佐株式会社 遊技機
JP2017070669A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018086099A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 株式会社三共 スロットマシン
JP2018086098A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 株式会社三共 スロットマシン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4817295B2 (ja) スロットマシン
JP5013390B2 (ja) スロットマシン
JP4721427B2 (ja) スロットマシン
JP2010011950A (ja) スロットマシン
JP5146977B2 (ja) スロットマシン
JP2009172208A (ja) 遊技機
JP5013389B2 (ja) スロットマシン
JP2009172033A (ja) 遊技機
JP4836224B2 (ja) スロットマシン
JP2007229168A (ja) 遊技機
JP2007029157A (ja) スロットマシン
JP2007117262A (ja) スロットマシン
JP2006094891A (ja) スロットマシン
JP5454831B2 (ja) スロットマシン
JP2006255053A (ja) スロットマシン
JP4702872B2 (ja) スロットマシン
JP5354510B2 (ja) スロットマシン
JP2006110148A (ja) スロットマシン
JP2006061484A (ja) スロットマシン
JP2007185313A (ja) 遊技機
JP2006087457A (ja) スロットマシン
JP2007252842A (ja) スロットマシン
JP2007159957A (ja) スロットマシン
JP2007267852A (ja) スロットマシン
JP2012005865A (ja) スロットマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110614