JP2007267852A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技者が興味を引く演出を出力して、複数の期間にわたる長期間、演出に対する遊技者の意識が薄くなることを防止し、さらに、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】役抽選手段により特別役に当選してから特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に特別役当選告知を演出し、特別役当選告知演出により特別役に当選していることを告知してから特別役に入賞するまでの第2期間に特別役確定を演出し、特別役の入賞から特別役の入賞に基づいて特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に特別遊技状態を演出して、これらの特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出が所定の順序で、一の概念で統一された演出を、報知手段を用いて出力する演出制御手段を有するスロットマシンを提供する。
【選択図】図15
【解決手段】役抽選手段により特別役に当選してから特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に特別役当選告知を演出し、特別役当選告知演出により特別役に当選していることを告知してから特別役に入賞するまでの第2期間に特別役確定を演出し、特別役の入賞から特別役の入賞に基づいて特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に特別遊技状態を演出して、これらの特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出が所定の順序で、一の概念で統一された演出を、報知手段を用いて出力する演出制御手段を有するスロットマシンを提供する。
【選択図】図15
Description
本発明は、遊技者が遊技媒体を投入して、図柄が表示されたリールを回転させて停止させ、停止時における図柄組合せにより遊技結果を定めるスロットマシンに関する。特に、特別役当選告知から特別遊技終了までを、一の概念で統一される一連の演出を出力する演出制御を特徴とするスロットマシンに関する。
従来より、スロットマシンでは、リールに図柄を表示し、リール停止時の図柄の組合せにより遊技結果を表示するとともに、各種の報知手段(画像表示装置、ランプ、スピーカ等)により出力された演出によって、役の抽選結果等を報知する。
特に、報知手段による演出出力は、リール停止時、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止すること、又は特別役の当選を意味する情報の表示等に用いられ、遊技の進行における補助的役割を果たすものとして、極めて重要な要素となっている。
例えば、画像表示装置の演出制御方法として、入賞した役、例えば入賞した特別役の図柄の組合せに応じて、特別遊技中の演出を変化させる演出制御方法を採用したスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−279574号公報
例えば、画像表示装置の演出制御方法として、入賞した役、例えば入賞した特別役の図柄の組合せに応じて、特別遊技中の演出を変化させる演出制御方法を採用したスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前述の従来技術では、常に入賞した特別役の図柄の組合せに応じて、特別遊技中の演出を変化させるだけで、遊技者にとっては興味深いものではなく、興奮や期待感を生ずるものではなかった。従って、演出に対する遊技者の意識が薄くなるという問題を生じる。この結果、遊技者は、遊技が単調になってしまうという問題も生じる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、役抽選手段により特別役に当選してから、特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に、報知手段により出力される特別役当選告知演出と、特別役当選告知演出により特別役に当選していることを告知してから、特別役に入賞するまでの第2期間に、報知手段により出力される特別役確定演出と、特別役の入賞から、特別役の入賞に基づいて特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に、報知手段により出力される特別遊技状態演出とを含み、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出が所定の順序で出力される演出であって、一の概念で統一される演出を、報知手段を用いて出力する演出制御手段を有するスロットマシンを提供することにある。
その結果、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出が所定の順序で出力される演出であって、一の概念で統一される演出であることから、遊技者が興味を引く、物語的なシナリオを含む一連の演出を、特別役当選告知演出の期間、特別役確定演出の期間及び特別遊技状態演出の期間と、異なる期間で遊技者に出力することができるため、一期間だけではなく複数の期間にわたる長期間、演出に対する遊技者の意識が薄くなることを防止することができる。さらに、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
以上のような目的を達成するため、本発明に係るスロットマシンにおいては、役抽選手段により特別役に当選してから、特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に、報知手段により出力される特別役当選告知演出と、特別役当選告知演出により特別役に当選していることを告知してから、特別役に入賞するまでの第2期間に、報知手段により出力される特別役確定演出と、特別役の入賞から、特別役の入賞に基づいて特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に、報知手段により出力される特別遊技状態演出とを含み、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出が所定の順序で出力される演出であって、一の概念で統一される演出を、報知手段を用いて出力する演出制御手段を有する。
具体的には、本発明に係るスロットマシンは、
遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
遊技者が前記遊技媒体を投入するためのベット手段と、前記複数のリールの各々に対応して設けられたストップスイッチと、を有する操作手段と、
特別役を含む役の当選を判別する役抽選手段と、
前記ストップスイッチが操作されることにより、回転させた前記複数のリールの停止制御を行うリール制御手段と、
当選した役に前記リール制御手段により入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
前記遊技の進行に基づいて報知手段を用いた演出を出力する演出制御手段と、
を含み、
前記遊技制御手段は、当選した前記特別役に入賞したときに、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技を実施する特別遊技制御手段を、含み、
前記演出は、
前記役抽選手段により前記特別役に当選してから、前記特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に、前記報知手段により出力される特別役当選告知演出と、
前記特別役当選告知演出により前記特別役に当選していることを告知してから、前記特別役に入賞するまでの第2期間に、前記報知手段により出力される特別役確定演出と、
前記特別役の入賞から、前記特別役の入賞に基づいて前記特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に、前記報知手段により出力される特別遊技状態演出と、
を含み、
前記特別役当選告知演出、前記特別役確定演出及び前記特別遊技状態演出は、所定の順序で前記報知手段により出力される演出であって、一の概念で統一される演出である、
ことを特徴とする。
遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
遊技者が前記遊技媒体を投入するためのベット手段と、前記複数のリールの各々に対応して設けられたストップスイッチと、を有する操作手段と、
特別役を含む役の当選を判別する役抽選手段と、
前記ストップスイッチが操作されることにより、回転させた前記複数のリールの停止制御を行うリール制御手段と、
当選した役に前記リール制御手段により入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
前記遊技の進行に基づいて報知手段を用いた演出を出力する演出制御手段と、
を含み、
前記遊技制御手段は、当選した前記特別役に入賞したときに、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技を実施する特別遊技制御手段を、含み、
前記演出は、
前記役抽選手段により前記特別役に当選してから、前記特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に、前記報知手段により出力される特別役当選告知演出と、
前記特別役当選告知演出により前記特別役に当選していることを告知してから、前記特別役に入賞するまでの第2期間に、前記報知手段により出力される特別役確定演出と、
前記特別役の入賞から、前記特別役の入賞に基づいて前記特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に、前記報知手段により出力される特別遊技状態演出と、
を含み、
前記特別役当選告知演出、前記特別役確定演出及び前記特別遊技状態演出は、所定の順序で前記報知手段により出力される演出であって、一の概念で統一される演出である、
ことを特徴とする。
上述した発明によれば、まず第1に、演出制御手段が出力する演出に、役抽選手段により特別役に当選してから、特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に、前記報知手段により出力される特別役当選告知演出を含むことから、第1期間において、特別役当選告知演出が出力された遊技者に、当選した特別役に入賞することで、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技に移行できるという期待感を生じさせることができる。
また、第2に、演出制御手段が出力する演出に、特別役当選告知演出により特別役に当選していることを告知してから、特別役に入賞するまでの第2期間に、報知手段により出力される特別役確定演出を含むことから、第2期間において、特別役確定演出が出力された遊技者に、当選した特別役に入賞させようとする気持ちを高まらせ、さらに、興奮させることができる。
また、第3に、演出制御手段が出力する演出に、特別役の入賞から、特別役の入賞に基づいて特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に、報知手段により出力される特別遊技状態演出を含むことから、第3期間において、特別遊技状態演出が出力された遊技者に、特別遊技中においても、遊技者が興味を引く演出が出力されることで、ストップスイッチ操作以外にも、遊技者の興味の対象が増え、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
そして、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出は、所定の順序で報知手段により出力される演出であって、一の概念で統一される演出であることから、遊技者が興味を引く、物語的なシナリオを含む一連の演出を、特別役当選告知演出の期間、特別役確定演出の期間及び特別遊技状態演出の期間と、異なる期間で遊技者に出力することができるため、一期間だけではなく複数の期間にわたる長期間、演出に対する遊技者の意識が薄くなることを防止することができ、さらに、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
さらに、演出制御手段は、特別役当選告知演出の期間等、異なる期間で一の概念で統一される演出を所定の順序で遊技者に出力することから、遊技者は後に続く演出を見たいと欲する気持ちが高まり、演出を進行させようとするため、特別役に当選、入賞させようとする遊技者の気持ちをさらに高めることができる。
ここで、「図柄が表示されたリール」は、モータ等によって物理的に回転、停止が行われるリール以外に、画像表示装置に表示され、画像上で回転、停止が行われる画像上のリールも含まれる。
また、「役」には、入賞すると所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う「一般役」と、遊技を遊技者にとって有利に進行させる「特別遊技」に移行させることが可能な「特別役」と、遊技媒体を投入しないで遊技を再実施できる「再遊技」とが含まれる。
「特別遊技」とは、役抽選手段により特別役に当選し、かつ、リール制御手段により特別役に対応する所定の図柄が停止し入賞したときに、遊技を遊技者にとって有利に進行させる遊技をいう。
「特別役」には、抽選で所定役が高確率で当選する遊技を一定条件下で所定回数行う「第1特別遊技」に移行させることが可能な「第1特別役」と、一般遊技と第1特別遊技に相当する遊技の少なくとも一方の遊技を行える「第2特別遊技」に移行させることが可能な「第2特別役」とが含まれる。
ここで、第1特別役は、特別遊技の1つである第1特別遊技に移行させる役であり、レギュラーボーナス役(以下、RB役と称する。)と呼ばれる役である。第1特別遊技は、所定役が高確率で当選する遊技を、一定条件下で所定回数行うことができる。また、第2特別役は、特別遊技の1つである第2特別遊技に移行させる役であり、ビッグボーナス役(以下、BB役と称する。)と呼ばれる役である。第2特別遊技は、一般遊技と第1特別遊技に相当する遊技の少なくとも一方の遊技を、所定の遊技媒体払出枚数に達するまで行える遊技である。
また、「所定の図柄が停止する」とは、全てのリールで予め定められた図柄が停止する設定も含まれるし、一部のリールで予め定められた図柄が停止する設定も含まれる。また、予め定められた図柄は、全てのリールで同一の図柄に設定することもできるし、リールによって異なる図柄を設定することもできる。
一方、「所定の図柄が停止しない」とは、上記の「所定の図柄が停止する」に該当するための要件を、満たさないことを意味する。従って、例えば、要件とされているリールのうち、一部のリールで所定の図柄が停止しないときでも、「所定の図柄が停止しない」ことになる。もちろん、要件とされた全てのリールで所定の図柄が停止しないときも、「所定の図柄が停止しない」ことになる。
なお、1の役を定める「抽選」は、例えば、乱数を発生させてその値によって、1つの当選役を定めることが望ましい。乱数の発生については、乱数発生器を用いることも考えられるし、コンピュータ等を用いてソフトウェア上で発生させることも考えられる。
本発明に係るスロットマシンとして、報知手段は、所定の画像を表示する画像表示装置を含み、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出は、画像表示装置で表示される一のキャラクタによる一連の動作からなる一の概念で統一される演出である、ことが好ましい。
上述した発明によれば、報知手段は、所定の画像を表示する画像表示装置を含み、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出は、画像表示装置で表示される一のキャラクタによる一連の動作からなる一の概念で統一される演出であることから、遊技者が興味を引く一連の演出を報知手段を用いて出力することができる。従って、遊技者はテンポ良く遊技を進行させることができることから、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
本発明に係るスロットマシンとして、報知手段は、所定のサウンドを出力するサウンド出力装置を含み、演出制御手段は、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出において、サウンド出力装置を用いて所定の楽曲を繰り返し出力する、ことが好ましい。
上述した発明によれば、報知手段は、所定のサウンドを出力するサウンド出力装置を含み、演出制御手段は、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出において、サウンド出力装置を用いて所定の楽曲を繰り返し出力することから、一連の演出において、繰り返し出力される楽曲により、演出に楽しさが加わり、遊技者が興味を引く、一連の演出を出力することができる。従って、遊技者は、出力されるサウンドを聞きながら、一定のリズムで、遊技を進行させることができる。
本発明に係るスロットマシンとして、演出制御手段は、特別役確定演出において、サウンド出力装置を用いて所定の楽曲の一部のみを繰り返し出力する、ことが望ましい。
上述した発明によれば、演出制御手段は、特別役確定演出において、サウンド出力装置を用いて所定の楽曲の一部のみを繰り返し出力することから、特別役当選告知演出により、特別役に当選したことを告知された遊技者に、当選した特別役に入賞させようとする気持ちを、さらに高まらせることができる。
特に、特別役確定演出が出力されている期間において、所定の楽曲の一部のみを繰り返し出力されると、遊技者は後に続く演出を見たい(楽曲を聞きたい)と欲する気持ちが高まり、演出を進行させようとするため、特別役に入賞させようとする遊技者の気持ちをさらに高めることができる。
上述した発明によれば、まず第1に、演出制御手段が出力する演出に、特別役当選告知演出を含むことから、第1期間において、特別役当選告知演出が出力された遊技者に、当選した特別役に入賞することで、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技に移行できるという期待感を生じさせることができる。
また、第2に、演出制御手段が出力する演出に、特別役確定演出を含むことから、第2期間において、特別役確定演出が出力された遊技者に、当選した特別役に入賞させようとする気持ちを高まらせ、さらに、興奮させることができる。
また、第3に、演出制御手段が出力する演出に、特別遊技状態演出を含むことから、第3期間において、特別遊技状態演出が出力された遊技者に、特別遊技中においても、遊技者が興味を引く演出が出力されることで、ストップスイッチ操作以外にも、遊技者の興味の対象が増え、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
そして、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出は、所定の順序で報知手段により出力される演出であって、一の概念で統一される演出であることから、遊技者が興味を引く、物語的なシナリオを含む一連の演出を、特別役当選告知演出の期間、特別役確定演出の期間及び特別遊技状態演出の期間と、異なる期間で遊技者に出力することができるため、一期間だけではなく複数の期間にわたる長期間、演出に対する遊技者の意識が薄くなることを防止することができ、さらに、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
さらに、演出制御手段は、特別役当選告知演出の期間等、異なる期間で一の概念で統一される演出を所定の順序で遊技者に出力することから、遊技者は後に続く演出を見たいと欲する気持ちが高まり、演出を進行させようとするため、特別役に当選、入賞させようとする遊技者の気持ちをさらに高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態のスロットマシン10においては、特別役であるBB役に当選した場合、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出を所定の順序で、一方、当選役に当選しない場合、特別役当選告知演出を、報知手段610を用いて出力するものである。
<<構成>>
<スロットマシン10の構成>
図1は、本発明の実施形態によるスロットマシン10の外観を示す図である。図1に示す通り、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられている。このフロントパネル20の中には、垂直方向に縦長の矩形の3つの表示窓22L、22C及び22Rが形成されている。
<スロットマシン10の構成>
図1は、本発明の実施形態によるスロットマシン10の外観を示す図である。図1に示す通り、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられている。このフロントパネル20の中には、垂直方向に縦長の矩形の3つの表示窓22L、22C及び22Rが形成されている。
これらの3つの表示窓22L、22C及び22Rの前面には、5本の入賞ラインが定められている。この5本の入賞ラインは、水平の3本(中央L1、上下L2A、L2B)の入賞ラインと、斜めの2本(斜め右下がりL3A,斜め右上がりL3B)の入賞ラインとがあり、投入された遊技媒体(本実施形態ではメダルを用いている。)の枚数により有効となった入賞ライン(以下、有効ラインと称する)が表示される。
上述した表示窓22L、22C及び22Rの下方には、概略水平の操作パネル部30が設けられている。操作パネル部30の左側には、1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34及び最大ベットスイッチ36が設けられている。また、操作パネル部30の右側には、遊技媒体を投入することができる遊技媒体投入口38が設けられている。
遊技媒体投入口38から遊技媒体が投入されると、遊技媒体カウンタ(図示せず)により遊技媒体の枚数が計数され、規定枚数以上の遊技媒体が投入された場合には、規定枚数以上の枚数はクレジット数として後述するRAM110に記憶される。
1−ベットスイッチ32は、クレジット数のうちの1枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。2−ベットスイッチ34は、クレジット数のうちの2枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。最大ベットスイッチ36は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
以下においては、賭けの対象となる遊技媒体の数を「ベット数」と称し、上述した1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34又は最大ベットスイッチ36の操作により遊技者によって賭けの対象として設定されたメダルの数を「設定ベット数」と称する。
1−ベットスイッチ32を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1を有効化する。また、2−ベットスイッチ34を操作したときには、5本の入賞ラインのうちの3本、例えば入賞ラインL1、L2A及びL2Bを有効化する。更に、最大ベットスイッチ36を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bを有効化する。
また、スロットマシン10の筐体の上方には、液晶ディスプレイパネルから構成される画像表示装置70が設けられている。なお、表示装置70は、上述した液晶ディスプレイパネルに限られず、画像情報や文字情報を遊技者が遊技中に視認し得る装置であれば、その他あらゆる画像表示装置を用いることが可能である。この表示装置70においては、遊技履歴を表示したり、特別遊技における演出画像、役の抽選に応じた演出画像、遊技の進行状況に応じた演出画像等を表示したりすることができる。
スロットマシン10の筐体の内部には、3個のリール40L,40C及び40Rが回転自在に設けられている。リール40L,40C及び40Rは、リング状の形状であり、このリール40L,40C及び40Rの外周面には、図柄が印刷されたリールテープが貼り付けられている。リール40L,40C及び40Rの各々には、例えば、21個の図柄が等間隔で配置されている。これらの図柄の配列は、リール40L,40C及び40Rの各々で異なる。これらのリール40L,40C及び40Rの各々は、上述した表示窓22L、22C及び22Rを介して視認可能に設けられている。リールが停止しているときには、1つの表示窓において、1本のリールの連続した3つの図柄が視認可能となる。このため、3つの表示窓22L、22C及び22Rの全てからは、合計9個の図柄が視認可能となる。
後述するように、リール40L,40C及び40Rの各々は、モータ(図示せず)により回転駆動され、表示窓22L、22C及び22Rにおいては、リール40L,40C及び40Rの外周面に描かれた図柄が上から下に向かって移動する。
操作パネル部30の前面の左側には、スタートスイッチ50が傾動可能に設けられている。操作パネル部30の前面の中央部には、3つのストップスイッチ52L,52C及び52Rが設けられている。ストップスイッチ52Lは左リール40Lに対応し、ストップスイッチ52Cは中リール40Cに対応し、ストップスイッチ52Rは右リール40Rに対応している。
上述したスタートスイッチ50を遊技者が傾動操作すると、上述した3つの40L,40C及び40Rは、一斉に回転を始める。3つのリール40L,40C及び40Rが回転したときには、リール40L,40C及び40Rの各々の外周面に描かれている図柄は、表示窓22L、22C及び22Rの各々において上から下へと移動表示される。
上述した3つのリール40L,40C及び40Rの回転速度が一定速度に達したときには、遊技者によるストップスイッチ52L,52C及び52Rの操作が有効となる。
ストップスイッチ52Lを遊技者が押動操作したときには、左リール40Lが停止する。ストップスイッチ52Cを遊技者が押動操作したときには、中リール40Cが停止する。ストップスイッチ52Rを遊技者が押動操作したときには、右リール40Rが停止する。
ストップスイッチ52Lを遊技者が押動操作したときには、左リール40Lが停止する。ストップスイッチ52Cを遊技者が押動操作したときには、中リール40Cが停止する。ストップスイッチ52Rを遊技者が押動操作したときには、右リール40Rが停止する。
リール40L、40C又は40Rが停止するときには、リールの各々の外周面に描かれている図柄が、上述した入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3B上に位置付けられるように、3つのリール40L、40C又は40Rの各々は、停止制御される。
スロットマシン10の筐体の下方の右側には、筐体の内部に収納されたサウンド出力装置(図示せず。なお、後述する図2に示すサウンド出力装置64に対応する。)から発せられた音を筐体の外部へ出すための透音穴60が設けられている。スロットマシン10の筐体の下方の中央部には、遊技媒体払出口62が設けられている。リール40L、40C又は40Rが停止して、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが、所定の組合せ、即ち役を構成する図柄の組合せとなり、役に入賞したときには、その組合せに応じて予め定められた枚数の遊技媒体が遊技媒体払出口62から払い出される。
スロットマシン10の筐体の上方の左右両側には、表示ランプ90が設けられている。表示ランプ90は、複数個のLEDランプ等から構成され、通常遊技の場合は一定の点灯が行われるが、後述する役に当選した可能性を演出する等の場合は特定のパターンで点灯する。
上述したように、スロットマシン10における遊技は、停止させられた複数のリール40L、40C又は40Rの停止位置により定まる図柄の組合せによって遊技結果が定まる遊技である。また、この遊技は、遊技媒体を投入し、ベットスイッチ32、34、36のいずれかを操作した後、スタートスイッチ50を遊技者が傾動操作を行い、複数のリール40L、40C及び40Rを回転させ停止させるまでの工程を1回の遊技として、繰り返すことができる遊技である。
<<機能ブロック図の説明>>
図2は、スロットマシン10の制御に関する機能ブロック図を示す。
制御回路として、主制御回路100と副制御回路200とが電気的に接続され、主制御回路100には、操作手段300が電気的に接続され、また、リール40L、40C及び40Rの各々に設けられたモータ80L、80C及び80Rが電気的に接続されている。副制御回路200には、表示装置70と、表示ランプ90と、サウンド出力装置64とを含む報知手段610が電気的に接続されている。
図2は、スロットマシン10の制御に関する機能ブロック図を示す。
制御回路として、主制御回路100と副制御回路200とが電気的に接続され、主制御回路100には、操作手段300が電気的に接続され、また、リール40L、40C及び40Rの各々に設けられたモータ80L、80C及び80Rが電気的に接続されている。副制御回路200には、表示装置70と、表示ランプ90と、サウンド出力装置64とを含む報知手段610が電気的に接続されている。
3つのストップスイッチ52L,52C及び52Rから停止操作手段310が構成され、この停止操作手段310と、スタートスイッチ50と、ベットスイッチ32、34及び36とから構成されるベット手段320と、から操作手段300が構成される。この操作手段300は、スイッチに限られず、遊技者の四肢を用いた操作に基づいて操作信号を発生させるものであれば、あらゆる手段が適用できる。
<主制御回路100の説明>
主制御回路100は、役抽選手段410と、リール制御手段420と、遊技制御手段430とを含む。
主制御回路100は、役抽選手段410と、リール制御手段420と、遊技制御手段430とを含む。
役抽選手段410は、役抽選処理によって、役(特別役である第1特別役と第2特別役、一般役、再遊技役)の抽選を行うものである。役抽選手段410は、例えば、役抽選用の乱数発生手段412(ハード乱数等)と、この乱数発生手段412が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段414と、乱数抽出手段414が抽出した乱数値に基づいて役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段416とを備えている。この役抽選手段410による制御処理は、役抽選処理サブルーチン(図6参照)に示される。
リール制御手段420は、スタートスイッチ50から発信されたリール回転開始信号を受信することによって、モータ80L、80C、80Rの制御を行って、リール40L、40C、40Rを回転させ、そして、ストップスイッチ52L、52C、52Rから発信されたリール停止信号の受信または所定時間の経過によって、リール40L、40C、40Rを停止させるリール作動に関する制御を行う。停止の制御においては、当選した役に対応して、停止図柄が揃うようにするための図柄組合せ制御を行う。このリール制御手段420による制御処理は、リール変動・停止サブルーチン(図7参照)に示される。
遊技制御手段430は、役抽選処理で特別役、一般役、再遊技役に当選し、停止した図柄に関する入賞図柄判定により、各々の役に対応した図柄が揃ったと判別したときに、入賞した役に対応した処理を進める。遊技制御手段は、所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う以外に、特別遊技制御手段432を含む。特別遊技制御手段432は、遊技が遊技者にとって有利に進行する特別遊技を行う。
<副制御回路200の説明>
副制御回路200には、画像制御手段512と、ランプ制御手段514と、サウンド出力制御手段516とを含む演出制御手段510が設けられている。
副制御回路200には、画像制御手段512と、ランプ制御手段514と、サウンド出力制御手段516とを含む演出制御手段510が設けられている。
画像制御手段512は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶した画像データを読み出し、表示駆動装置220を制御して、報知手段610の画像表示装置70に所定の画像を表示することができる。また、ランプ制御手段514は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶したランプ点灯データを読み出し、ランプ駆動回路218を制御して、報知手段610中の表示ランプ90を点灯することができる。また、サウンド出力制御手段516は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶したサウンドデータを読み出して、サウンド出力駆動回路222を制御して、報知手段610のサウンド出力装置64から所定のサウンドを発することができる。なお、表示駆動装置220、ランプ駆動回路218及びサウンド出力駆動回路222については、後述する。
<<スロットマシン10の制御手段の説明>>
スロットマシン10を制御する制御手段は、主制御回路100と副制御回路200から構成される。ここで、図3は、主制御回路100のブロック図を示し、図4は、主制御回路100に電気的に接続されている副制御回路200のブロック図を示す。
スロットマシン10を制御する制御手段は、主制御回路100と副制御回路200から構成される。ここで、図3は、主制御回路100のブロック図を示し、図4は、主制御回路100に電気的に接続されている副制御回路200のブロック図を示す。
<主制御回路100>
上述したスタートスイッチ50は、主制御回路100のインターフェイス回路102に接続され、インターフェイス回路102は、入出力バス104に接続されている。スタートスイッチ50から発せられたリール回転開始信号は、インターフェイス回路102において所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。入出力バス104は、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。上述したリール回転開始信号は、「操作信号」の1つを構成する。
上述したスタートスイッチ50は、主制御回路100のインターフェイス回路102に接続され、インターフェイス回路102は、入出力バス104に接続されている。スタートスイッチ50から発せられたリール回転開始信号は、インターフェイス回路102において所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。入出力バス104は、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。上述したリール回転開始信号は、「操作信号」の1つを構成する。
また、上述したインターフェイス回路102には、ストップスイッチ52L,52C及び52R、並びに1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34及び最大ベットスイッチ36も接続されている。これらのボタンやスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路102に供給され、所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。上述したストップスイッチ52L,52C又は52Rから発せられる信号も、操作信号を構成する。
上述した入出力バス104には、ROM(リード・オンリー・メモリ)108及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)110も接続されている。ROM108は、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。例えば、後述する図5に示すメインルーチン、図6から図11に示すサブルーチン、及びこれらのプログラムで使用するための初期データを記憶する。
また、RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶することができる。
入出力バス104には、乱数を発生させるための乱数発生器112も接続されている。乱数発生器112は、一定の範囲の数値、例えば0〜65535(2の16乗)に含まれる乱数を発生させる。なお、CPU106の演算処理により乱数を発させるように構成してもよい。
入出力バス104には、モータ駆動回路114が接続されている。モータ駆動回路114には、上述した3つのリール40L、40C及び40Rの各々を回転駆動するステッピングモータ80L、80C及び80Rが接続されている。ステッピングモータ80L、80C及び80Rの各々は、3つのリール40L、40C及び40Rの内部に設けられ、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転シャフトがリール40L、40C及び40Rの回転中心となるように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに取り付けられている。
CPU106から発せられる駆動制御命令は、モータ駆動回路114により駆動信号に変換され、駆動信号はステッピングモータ80L、80C及び80Rに供給される。なお、駆動制御命令には、回転速度の命令も含まれており、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御も行う。
CPU106が、上述したように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに対する制御をすることにより、リール40L、40C及び40Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御を行うことができる。
リール40L、40C及び40Rの各々には、各リールの回転角度位置を検出するための回転角度位置センサ(図示せず)が設けられており、回転角度位置センサは、リール回転角度位置検出回路116に接続されている。リール40L、40C及び40Rの各々の回転角度位置を示す信号が回転角度位置センサから発せられたときには、リール回転角度位置検出回路116に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
CPU106は、供給された回転角度位置から図柄の番号を算出し、表示窓22L、22C及び22Rの各々に表示される図柄を特定する。
更に、インターフェイス回路102には、接続線118も接続されている。この接続線118によって、主制御回路100は副制御回路200に電気的に接続される。
更に、インターフェイス回路102には、接続線118も接続されている。この接続線118によって、主制御回路100は副制御回路200に電気的に接続される。
<副制御回路200>
上述した接続線118は、副制御回路200のインターフェイス回路202に接続され、インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されている。主制御回路100から副制御回路200に送信された信号は、インターフェイス回路202において所望の信号に変換された後、入出力バス204に供給される。入出力バス204は、中央処理回路(以下、CPUと称する)206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
上述した接続線118は、副制御回路200のインターフェイス回路202に接続され、インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されている。主制御回路100から副制御回路200に送信された信号は、インターフェイス回路202において所望の信号に変換された後、入出力バス204に供給される。入出力バス204は、中央処理回路(以下、CPUと称する)206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
上述した入出力バス204には、ROM(リード・オンリー・メモリ)208及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)210も接続されている。ROM208は、後述するランプ駆動回路218や、表示駆動装置220や、サウンド出力駆動回路222や、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。例えば、後述する図12〜図14に示す演出制御処理サブルーチンや、表示装置70に表示するための種々の画像データや、表示ランプ90の点灯パターンデータや、サウンド出力装置64から発するためのサウンドデータも記憶する。
入出力バス204には、表示ランプ90を駆動するためのランプ駆動回路218も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じて駆動指令をランプ駆動回路218に発し、駆動指令に応じて表示ランプ90を点灯駆動する。
そして、入出力バス204には、表示装置70を駆動する表示駆動装置220も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている画像データや文字データ等を読み出し、そのデータを表示駆動装置220に供給する。このようにすることにより、表示装置70には、画像データが演出画面として表示され、文字データがメッセージとして表示される。
また、入出力バス204には、サウンド出力装置64を駆動するためのサウンド出力駆動回路222も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されているサウンドデータを読み出し、そのデータをサウンド出力駆動回路222に供給する。このようにすることにより、サウンド出力装置64から所定のサウンドが発せられる。
<<制御処理の説明>>
<スロットマシン10の制御処理の説明>
以下に、上述したスロットマシン10の制御手段において行なわれる各種の制御について、フローチャートを用いながら詳細に説明する。
<スロットマシン10の制御処理の説明>
以下に、上述したスロットマシン10の制御手段において行なわれる各種の制御について、フローチャートを用いながら詳細に説明する。
図5は、スロットマシン10の主制御回路100で行なわれる制御処理のメインルーチンを示す。図6から図11は、メインルーチンで行なわれる制御処理である各サブルーチンを示す。図6は、役抽選手段410により行なわれる役抽選と、役抽選に引き続き行なわれるフラグオン処理を行う役抽選処理サブルーチンを示す。図7は、リール制御手段420により、リールの回転、停止のための制御を行うリール変動・停止サブルーチンを示す。図8は、リール変動・停止サブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理であるフラグオフ処理サブルーチンを示す。図9は、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部であるRB遊技中処理サブルーチンを示す。図10は、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部であるBB遊技中処理サブルーチンを示す。図11は、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示す。
以下に説明する制御処理においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述したスロットマシン10の主制御回路100や副制御回路200において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
以下に説明する制御処理においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述したスロットマシン10の主制御回路100や副制御回路200において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
<メインルーチンの説明>
図5は、スロットマシン10の主制御回路100で行なわれる制御処理のメインルーチンを示す。図5のフローチャートを用いて、メインルーチンの制御処理を説明する。メインルーチンは、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を、1回行うときの制御処理を示す。
図5は、スロットマシン10の主制御回路100で行なわれる制御処理のメインルーチンを示す。図5のフローチャートを用いて、メインルーチンの制御処理を説明する。メインルーチンは、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を、1回行うときの制御処理を示す。
まず、再遊技状態に設定されており、再遊技を行う状態であるか否かを判断する(ステップS10)。なお、再遊技状態に設定する処理は、後述するように、例えば、図11に示す役当選時処理サブルーチンのステップS100において行なわれる。
再遊技状態に設定されていない(NO)と判別したときには、1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34又は最大ベットスイッチ36のいずれかを遊技者が操作したか否かを判別する(ステップS11)。遊技者がいずれかのベットスイッチを操作した(YES)と判別したときは、ベットスイッチを操作することによって発せられた信号に基づいて、設定ベット数を決定する(ステップS12)。この設定ベット数は、1回の遊技をするための賭けの対象とされた遊技媒体の枚数を示す。さらに、設定ベット数は、上述したクレジット数として一時的に蓄積されてから賭けの対象とされた遊技媒体の数に限られず、遊技媒体投入口38から投入されて直接賭けの対象とされた遊技媒体の数も含む。
なお、遊技媒体が投入されたときは、遊技媒体投入口38の下部に設置された遊技媒体カウンタでカウントした投入枚数を、ベット数として検出する。ただし、規定枚数(本実施形態では3枚)を越える枚数の遊技媒体が投入されたときには、規定枚数を越える分の遊技媒体は、クレジット枚数としてRAM110に記憶する。一方、遊技媒体が投入されていないと判断したときは、クレジットされた遊技媒体の有無を判断し、クレジットされた遊技媒体がない場合には、ステップS12において設定ベット数が決定できない。また、クレジットされた遊技媒体が有る場合には、遊技者がベットスイッチ32、34又は36の何れか一のスイッチを操作したときに発信されるベット操作信号を受信の有無を判断し、受信したベット操作信号からベット数を検出し、遊技媒体の投入またはクレジットされた遊技媒体の使用の何れの場合においても検出したベット数を新たなベット数としてRAM110に記憶し、クレジットされた遊技媒体を使用する場合には、同時に、遊技媒体のクレジット数から、検出したベット数分の枚数だけ減じる処理を行う。
そして、ステップS12において、設定ベット数に決定をした後、ベットスイッチ操作信号を主制御回路100から副制御回路200に送信して(ステップS13)、ステップS15に進む。ここで、ベットスイッチ操作信号とは、いずれかのベットスイッチが操作されたとき、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、ベットスイッチ操作信号を受信した副制御回路200の演出制御手段510においてベットスイッチが操作されたことを判別するものである。
ステップS11において、ベットスイッチ32、34、36のいずれもが操作されていない(NO)と判別したときは、ステップS11の処理を繰り返す。
ステップS10において、再遊技状態に設定されている(YES)と判別したときは、再遊技状態の設定を解除し(ステップS14)、ステップS15に進む。この結果、ステップS11〜S13の処理を行わないことから、遊技媒体を新たに投入したり、クレジットした遊技媒体を消費することなく、遊技媒体が自動投入されたのと同じ処理を行い、再び遊技を行うことができる。また、再遊技におけるベット数は、RAM110に記憶されているベット数が用いられるので、直前に行なわれた遊技におけるベット数によって再遊技役が当選したときの遊技のベット数が用いられる。
次に、スタートスイッチ50が遊技者によってオンされたか否かを判断する(ステップS15)。スタートスイッチ50がオンされていない(NO)と判断した場合、ステップS15の処理を繰り返す。一方、スタートスイッチ50がオンされた(YES)と判断した場合、スタートスイッチ操作信号を主制御回路100から副制御回路200に送信して(ステップS16)、ステップS17に進む。ここで、スタートスイッチ操作信号とは、スタートスイッチ50が操作されたとき、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、スタートスイッチ操作信号を受信した副制御回路200の演出制御手段510においてスタートスイッチが操作されたことを判別するものである。
ステップS17の役抽選処理サブルーチンでは、役抽選手段410による役抽選処理が行なわれ、当選した役に応じて、RBフラグ、BBフラグ、再遊技フラグ、対応する一般役フラグをオンにするフラグオン処理が行なわれる。このサブルーチンの詳細については、図6のフローチャートを用いて後述する。
役抽選処理サブルーチン(ステップS17)に引き続き、役抽選結果に基づいて、リール40L、40C、40Rを回転させてから停止させるリールの動きに関する制御処理を行うリール変動・停止サブルーチン(ステップS18)が行なわれる。このリール変動・停止サブルーチンは、リール制御手段420によって行なわれ、このサブルーチンの詳細については、図7のフローチャートを用いて後述する。
次に、リール変動・停止サブルーチンによりリールが停止した後、入賞図柄判定を行い、その判定結果に基づいて、フラグオフの処理を行うフラグオフ処理サブルーチン(ステップS19)が行われる。このサブルーチンの詳細については、図8〜図11のフローチャートを用いて後述する。
そして、役抽選、入賞図柄判定の結果に基づいて、入賞した役に対応した所定枚数の遊技媒体を払い出す払い出し処理(ステップS20)が行なわれる。この払い出し処理は、実際に遊技媒体を遊技媒体払出口62から払い出すことも可能であるが、払い出す代わりに、所定枚数の遊技媒体をクレジットすることも可能である。以上の制御処理によって単位遊技が終了する。そして、このメインルーチンに示される制御処理を繰り返すことによって、遊技者は複数回数の単位遊技を行うことができる。
<役抽選処理サブルーチン>
図6は、役抽選手段410により行なわれる役抽選と、役抽選に引き続き行なわれるフラグオン処理を行う役抽選処理サブルーチンを示す。図6の役抽選処理サブルーチンを用いて、役抽選処理とフラグオン処理とについて詳細に説明する。
図6は、役抽選手段410により行なわれる役抽選と、役抽選に引き続き行なわれるフラグオン処理を行う役抽選処理サブルーチンを示す。図6の役抽選処理サブルーチンを用いて、役抽選処理とフラグオン処理とについて詳細に説明する。
まず、RB遊技中であるか否かを判断する(ステップS21)。ステップS21において、RB遊技中である(YES)と判別したときは、ROM108に記憶されたRB用抽選表を読み出す(ステップS22)。ここで、RB用抽選表の実施例を図25に示す。
RB用抽選表では、図柄番号1〜3の一般役と、図柄番号4のはずれとが設定されており、例えば一般役2が当選した場合には、3つのリール全てにベルの図柄が揃うと入賞するように設定されている。後述するステップS26で行う役抽選において、一般役2が当選する確率は1/1.03であり、非常に高く設定されている。従って、RB遊技中においては、一般役2に当選する可能性が非常に高くなっている。逆に、はずれの確率は、約1/212.49であり非常に低く設定されている。
ステップS21において、RB遊技中ではない(NO)と判別したときには、次に、BB遊技中であるか否かを判断する(ステップS23)。ステップS23において、BB遊技中である(YES)と判断したときは、ROM108に記憶されたBB作動時抽選表を読み出す(ステップS24)。ここで、BB作動時抽選表の実施例を図26に示す。
BB作動時抽選表は、BB遊技中であって、かつRB遊技中ではない遊技の場合に用いる抽選表である。BB作動時抽選表では、図柄番号1のRB役と、図柄番号2〜4の一般役と、図柄番号5のはずれとが設定されている。ここで、BB未作動時一般抽選表(図27参照、詳細は後述する。)と比較すると、BB作動時抽選表では、BB役及び再遊技役がない設定になっている。
図柄番号1のRB役は、役抽選における当選確率が1/4.0であって、第1リール及び第2リールがリプレイ、第3のリールがベルの図柄が揃う場合に入賞するように設定されている。通常の一般遊技で用いるBB未作動時一般抽選表では、役抽選におけるRB役の当選確率は1/312であり、BB遊技中においては、通常の一般遊技と比較してRB役に当選する確率が非常に高く設定されている。
また、図柄番号2の一般役1は、役抽選における当選確率が1/81.9あって、3つのリール全てにスイカの図柄が揃う場合に入賞するように設定されている。図柄番号3の一般役2は、役抽選における当選確率が1/20であって、3つのリール全てにベルの図柄が揃う場合に入賞するように設定されている。図柄番号4の一般役3は、役抽選における当選確率が1/81.9であって、第1のリールの図柄がチェリーであれば、残りのリールの図柄については、何れの図柄であっても入賞するように設定されている。
ステップS23の判断において、BB遊技中でもない(NO)と判別したときには、ROM108に記憶されたBB未作動時一般抽選表を読み出す(ステップS25)。BB未作動時一般抽選表の実施例は図27に示されている。
BB未作動時一般抽選表は、特別遊技(RB遊技、BB遊技)ではない通常の一般遊技において用いられる抽選表であり、図柄番号1のBB役、図柄番号2のRB役そして図柄番号3〜5の一般役、図柄番号6の再遊技役と、図柄番号7のはずれとが設定されている。
図27のBB未作動時一般抽選表では、図柄番号1のBB役について、役抽選における当選確率と図柄組合せの設定がされており、さらに、BB遊技の終了条件として、360枚の最大払出枚数が設定されている。また、はずれの役抽選における確率は約1/1.28に設定されている。
以上のように、遊技の状態に応じた抽選表を読み出した後、乱数を取得して抽選判定を行う役抽選を実施する(ステップS26)。
そして、判定結果として、RB役に当選したか否かを判断する(ステップS27)。RB役に当選した(YES)と判別したときには、RBフラグをオンに設定し(ステップS28)、ステップS29へ進み、当選した図柄番号、図柄データをRAM110に記憶する(ステップS29)。
ステップS27の判断でRB役に当選していない(NO)と判別したときには、BB役に当選したか否かを判断する(ステップS30)。ステップS30において、BB役に当選した(YES)と判別したときには、BBフラグをオンに設定する(ステップS31)。そして、BB役当選信号を副制御回路200に送信して(ステップS32)、ステップS29へ進み、当選した図柄番号、図柄データをRAM110に記憶する(ステップS29)。ここで、BB役当選信号とは、BB役に当選したとき、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、BB役当選信号を受信した副制御回路200の演出制御手段510において、BB役に当選したことを判別するものである。
ステップS30の判断でBB役にも当選していない(NO)と判別したときには、一般役1〜一般役3のうちのいずれかの一般役に当選したか否かを判断する(ステップS33)。ステップS33において、一般役1等のうちいずれかの一般役に当選した(YES)と判別したときは、対応する一般役フラグをオンに設定して(ステップS34)、ステップS29へ進み、RAM110に記憶する。
次に、ステップS33の判断で、いずれの一般役にも当選していない(NO)と判別したときは再遊技役に当選したか否かを判断する(ステップS35)。ステップS35において、再遊技役に当選した(YES)と判別したときには、再遊技フラグをオンにして(ステップS36)、ステップS29へ進み、RAM110に記憶する。
さらに、ステップS35において、再遊技役にも当選していない(NO)と判別したときは、RB遊技中、一般役1〜一般役3のうちのいずれかの一般役に当選したか否かを判断する(ステップS37)。ステップS37において、RB遊技中、いずれかの一般役に当選した(YES)と判別したときには、対応するRB遊技中一般役フラグをオンにして(ステップS38)、ステップS29へ進み、RAM110に記憶する。
ここで、ステップS37において、RB遊技中、一般役1〜一般役3のうちのいずれの一般役にも当選していない(NO)と判別したときには、フラグオン処理は行わずに、当選役未当選信号を副制御回路200に送信して(ステップS39)、そのままステップS29へ進む。ここで、当選役未当選信号とは、BB役等の当選役に当選しないときに主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、当選役未当選信号を受信した副制御回路200の演出制御手段510において、当選役に当選しなかったことを判別するものである。
以上の通り、フラグオンに関する一連の処理を行った後、ステップS29において、役抽選で当選した役に対応した図柄番号、制御図柄データをROM108から読み出して、後述するリール変動・停止サブルーチンに用いるため、このデータをRAM110に記憶する。以上によって、役抽選処理サブルーチンを終了する。
<リール変動・停止サブルーチンの説明>
次に、図5のメインルーチンにおいて、役抽選処理サブルーチン(ステップS17)が終了すると、次に、リール変動・停止サブルーチン(ステップS18)を行う。図7は、リール制御手段420により、リールの回転、停止のための制御を行うリール変動・停止サブルーチンを示す。図7のリール変動・停止サブルーチンを用いて、リールの回転、停止制御について説明する。
次に、図5のメインルーチンにおいて、役抽選処理サブルーチン(ステップS17)が終了すると、次に、リール変動・停止サブルーチン(ステップS18)を行う。図7は、リール制御手段420により、リールの回転、停止のための制御を行うリール変動・停止サブルーチンを示す。図7のリール変動・停止サブルーチンを用いて、リールの回転、停止制御について説明する。
まず、図6のステップS29で記憶した図柄番号と制御図柄データを読み出す(ステップS41)。そして、予め定められた最短時間を経過したか否かの判断を行う(ステップS42)。最短時間が経過していない(NO)と判別したときには、このステップS42の判断処理を繰り返し実行する。この結果、最短時間が経過するまで次の工程であるリールの回転は開始できないようになっている。この制御によって、一定時間に行なわれる遊技回数を、所定回数以内に抑える制御を行っている。
最短時間が経過した(YES)と判別したときには、リール回転開始信号を発信する(ステップS43)。この信号に基づいて、モータ駆動回路114が作動して、モータ80L、80C、80Rの回転を開始し、リール40L、40C、40Rが回転を始める。
次に、回転を始めたリールが定速回転になっているか否かを判断する(ステップS44)。リールの回転がまだ定速回転になっていない(NO)と判別したときには、このステップS44の判断処理を繰り返す。この結果、リールの回転が定速回転に達するまで、次の工程であるリール停止制御が行うことができないようになっている。
次に、回転を始めたリールが定速回転になっているか否かを判断する(ステップS44)。リールの回転がまだ定速回転になっていない(NO)と判別したときには、このステップS44の判断処理を繰り返す。この結果、リールの回転が定速回転に達するまで、次の工程であるリール停止制御が行うことができないようになっている。
リールの回転が定速回転になっている(YES)と判断したときには、次に、リール停止信号を受信したか否かを判断する(ステップS45〜ステップS47)。
リール停止信号は、ストップスイッチ52L、52C、52Rのうち、遊技者が何れか1つのスイッチを押動操作したときに発信される。例えば、第1リール用のストップスイッチ52Lが押動操作された場合には、第1リール停止信号が発信され、第1リール40Lを回転させるモータ80Lの停止制御が行なわれる。同様に、第2リール用のストップスイッチ52Cが押動操作された場合には、第2リール停止信号が発信され、第2リール40Cを回転させるモータ80Cの停止制御が行われ、第3リール用のストップスイッチ52Rが押動操作された場合には、第3リール停止信号が発信され、第3リール40Rを回転させるモータ80Rの停止制御が行われる。
第1リール停止信号、第2リール停止信号又は第3リール停止信号のいずれも受信しないと判別したときは、停止に関する制御を行わず、ステップS45に戻り、第1リール停止信号、第2リール停止信号又は第3リール停止信号のいずれか1つを受信したと判別したときには、次のステップS48へ進む。
ステップS48では、いずれかのリール停止信号を受信した場合、当選した役があるか否かを判別した後、当選した役があると判別し、リール停止可能範囲内に当選した役に対応する図柄があるときは、その図柄を有効ラインに停止させる図柄停止処理を行う(ステップS48)。
ステップS48において図柄停止処理をした後、全リールが停止したか否かを判別する(ステップS49)。全リールが停止していない(NO)と判別したときには、ステップS45に戻り、全リールが停止するまで繰り返す。一方、全リールが停止している(YES)と判別したときは、全リール停止信号を主制御回路100から副制御回路200に送信して(ステップS50)、本サブルーチンを終了する。ここで、全リール停止信号とは、全てのリールが停止したとき、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、全リール停止信号を受信した副制御回路200の演出制御手段510において、全てのリールが停止したことを判別するものである。
<フラグオフ処理サブルーチンの説明>
図5のメインルーチンにおいて、上述のリール変動・停止サブルーチン(ステップS18)が終了すると、次に、フラグオフ処理サブルーチン(ステップS19)を行う。図8は、リール変動・停止サブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理であるフラグオフ処理サブルーチンを示す。図8のフラグオフ処理サブルーチンを用いて、フラグオフ処理について説明する。
図5のメインルーチンにおいて、上述のリール変動・停止サブルーチン(ステップS18)が終了すると、次に、フラグオフ処理サブルーチン(ステップS19)を行う。図8は、リール変動・停止サブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理であるフラグオフ処理サブルーチンを示す。図8のフラグオフ処理サブルーチンを用いて、フラグオフ処理について説明する。
はじめに、遊技状態がRB遊技中であるか否かの判断を行う(ステップS51)。ステップS51において、RB遊技中である(YES)と判別したときは、RB遊技中処理サブルーチン(ステップS52)を実行し、本サブルーチンを終了する。RB遊技中処理サブルーチンの詳細な説明は後述する。
次に、ステップS51の判断で、RB遊技中ではない(NO)と判別したときは、BB遊技中であるか否かの判断を行う(ステップS53)。ステップS53において、BB遊技中である(YES)と判別したときは、BB遊技中処理サブルーチン(ステップS54)を実行し、本サブルーチンを終了する。BB遊技中処理サブルーチンの詳細な説明は後述する。
さらに、ステップS53の判断で、BB遊技中ではない(NO)と判別したときは、当選役があるか否かを判断する(ステップS55)。当選役がある(YES)と判別したときには、役当選時処理サブルーチン(ステップS56)を実行する。役当選時処理サブルーチンの詳細な説明は後述する。一方、ステップS55の判断で、当選役がない(NO)と判別したときは、そのまま、本サブルーチンを終了する。
<RB遊技中処理サブルーチンの説明>
ステップS51の判断で、RB遊技中であると判別したときに実施するRB遊技中処理サブルーチン(ステップS52)の詳細な説明を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS51の判断で、RB遊技中であると判別したときに実施するRB遊技中処理サブルーチン(ステップS52)の詳細な説明を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
はじめに、上述のリール変動・停止サブルーチン(ステップS18)によって停止したリール図柄が入賞しているか否か入賞図柄判定を行う(ステップS61、S62)。ステップS62において、一般役1〜一般役3のいずれかの一般役に入賞している(YES)と判別したときは、RB遊技中入賞回数回数をカウントし(ステップS63)、対応するRB遊技中一般役フラグをオフに設定する(ステップS64)。そして、更新されたデータをRAM110に記憶する。
次に、BB遊技中であるか否かを判断する(ステップS65)。ステップS65において、BB遊技中である(YES)、すなわち、BB遊技中におけるRB遊技中であると判別したときは、払出枚数をカウントして払出枚数データを更新し(ステップS66)、そして、RB遊技回数をカウントし(ステップS67)、更新されたデータをRAM110に記憶する。これらデータは、RB遊技の終了条件に用いられ、具体的には、RB遊技中入賞回数又はRB遊技回数が所定回数に達したとき、RB遊技を終了する。なお、ステップS65において、BB遊技中ではない(NO)、すなわち、BB遊技中ではないRB遊技中において入賞したと判別したときは、RB遊技回数をカウントし(ステップS67)、更新されたデータをRAM110に記憶する。
一方、ステップS62において、いずれの一般役にも入賞していない(NO)と判別したときは、RB遊技回数をカウントし(ステップS67)、更新されたデータをRAM110に記憶する。
次に、ステップS67においてRB遊技回数をカウントした後、BB遊技中であるか否かを判断する(ステップS68)。ステップS68において、BB遊技中である(YES)と判別したときは、BB遊技の終了条件を達成したか否かを判断する(ステップS69)。本実施形態においては、BB遊技の終了条件であるBB遊技中の遊技媒体の払出枚数の総枚数が、最大払出枚数に到達した場合、より詳細には、「BB遊技の終了条件であるBB遊技中の最大払出枚数」から「1回の遊技で払い出される最大遊技媒体枚数」を減じた遊技媒体枚数を超えた場合、BB遊技を終了する。例えば、最大遊技媒体枚数が15枚に設定されたBB役(図27より、BB遊技の終了条件である最大払出枚数は360枚)に当選し、入賞した場合は、「BB遊技中の払出枚数の総枚数」が「BB遊技の終了条件であるBB遊技中の最大払出枚数」である360枚から、「1回の遊技で払い出される最大遊技媒体枚数」である15枚を減じた遊技媒体枚数である345枚を超えた場合、BB遊技の終了条件に到達し、BB遊技を終了する。
ステップS69において、BB遊技の終了条件を達成している(YES)と判別したときは、BB遊技状態を解除し(ステップS70)、BB遊技終了信号を主制御回路100から副制御回路200に送信して(ステップS71)、BB遊技中の払出枚数をリセットする(ステップS72)。ここで、BB遊技終了信号とは、BB遊技の終了条件を達成することによりBB遊技を終了したとき、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、BB遊技終了信号を受信した副制御回路200の演出制御手段510においてBB遊技が終了したことを判別するものである。そして、ステップS72において払出枚数をリセットした後、RB遊技状態も解除し(ステップS73)、RB遊技中入賞回数とRB遊技回数をリセットし(ステップS74)、RB遊技中処理サブルーチンを終了する。
ステップS69において、BB遊技の終了条件を達成していない(NO)と判別したときには、RB遊技の終了条件を達成しているか否か、具体的には、RB遊技中入賞回数又はRB遊技回数が所定回数に達することにより、RB遊技の終了条件を達成しているか否かを判断する(ステップS75)。ステップS75において、RB遊技の終了条件を達成している(YES)と判別したときは、RB遊技状態を解除し(ステップS73)、RB遊技中入賞回数とRB遊技回数をリセットし(ステップS74)、RB遊技中処理サブルーチンを終了する。一方、ステップS75において、RB遊技の終了条件を達成していない(NO)と判別したときは、RB遊技中処理サブルーチンを終了する。
ステップS68において、BB遊技中ではない(NO)、すなわち、BB遊技中ではないRB遊技中であると判別したときは、RB遊技の終了条件を達成したか否かを判断する(ステップS76)。ステップS76において、RB遊技の終了条件を達成している(YES)と判別したときは、RB遊技状態を解除し(ステップS77)、RB遊技中入賞回数とRB遊技回数をリセットし(ステップS78)、RB遊技中処理サブルーチンを終了する。一方、ステップS76において、BB遊技中ではないRB遊技の終了条件を達成していない(NO)と判別したときは、RB遊技中処理サブルーチンを終了する。
<BB遊技中処理サブルーチンの説明>
次に、フラグオフ処理サブルーチン(図8参照)において、ステップS53でBB遊技中であると判別したときに実施するBB遊技中処理サブルーチン(ステップS54)の詳細な説明を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。BB遊技中処理サブルーチンは、図8に示すように、RB遊技中ではないが、BB遊技中である場合のみ実行される。
次に、フラグオフ処理サブルーチン(図8参照)において、ステップS53でBB遊技中であると判別したときに実施するBB遊技中処理サブルーチン(ステップS54)の詳細な説明を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。BB遊技中処理サブルーチンは、図8に示すように、RB遊技中ではないが、BB遊技中である場合のみ実行される。
上述のリール変動・停止サブルーチンによって停止したリール図柄が入賞しているか入賞図柄判定を行う(ステップS81、S82)。ステップS82において、RB役に入賞している(YES)と判別したときは、RBフラグをオフに設定するとともに、RB遊技状態に設定する(ステップS83)。そして、BB遊技中処理サブルーチンを終了する。RB遊技状態に設定することにより、次回の遊技からBB遊技中のRB遊技が開始され、RB遊技中と判別される。
次に、ステップS82において、RB役に入賞していない(NO)と判別したときは、一般役1〜一般役3のいずれかの一般役に入賞しているか否かを判断する(ステップS84)。いずれかの一般役に入賞している(YES)と判別したときは、対応する一般役フラグをオフに設定し(ステップS85)、払出枚数をカウントして払出枚数データを更新し(ステップS86)、更新されたデータをRAM110に記憶する。このデータは、BB遊技の終了条件を達成しているか否かの判断(ステップS87)に用いられる。具体的には、BB遊技の終了条件である遊技媒体の払出枚数の総枚数が所定枚数に到達した場合、より詳細には、「BB遊技の終了条件であるBB遊技中の最大払出枚数」から「1回の遊技で払い出される最大遊技媒体枚数」を減じた遊技媒体枚数を超えた場合、対応するBB遊技を終了する。
ステップS87において、BB遊技の終了条件を達成している(YES)と判別したときは、BB遊技状態を解除し(ステップS88)、BB遊技終了信号を主制御回路100から副制御回路200に送信し(ステップS89)、BB遊技中の払出枚数をリセットし(ステップS90)、BB遊技中処理サブルーチンを終了する。
なお、ステップS87において、BB遊技の終了条件を達成していない(NO)と判別したときは、BB遊技中処理サブルーチンを終了する。さらに、ステップS84において、いずれの一般役にも入賞していない(NO)と判断したときも、BB遊技中処理サブルーチンを終了する。
<役当選時処理サブルーチンの説明>
図11は、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示す。図11の役当選時処理サブルーチンを用いて、役当選時処理について説明する。なお、役当選時処理サブルーチンは、図8に示す通り、RB遊技中でもなく、かつBB遊技中でもない場合のみ実行される。
図11は、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示す。図11の役当選時処理サブルーチンを用いて、役当選時処理について説明する。なお、役当選時処理サブルーチンは、図8に示す通り、RB遊技中でもなく、かつBB遊技中でもない場合のみ実行される。
はじめに、上述のリール変動・停止サブルーチン(図7)によって停止したリール図柄が入賞しているか入賞図柄判定を行う(ステップS91)。次に、この入賞図柄判定の結果、RB役に入賞しているか否かを判断する(ステップS92)。ステップS92において、RB役に入賞している(YES)と判別したときは、RBフラグをオフに設定するとともに、RB遊技状態に設定して(ステップS93)、役当選時処理サブルーチンを終了する。RB遊技状態に設定することにより、次回の遊技からRB遊技が開始され、RB遊技中と判別される。
ステップS92において、RB役に入賞していない(NO)と判別したときは、BB役に入賞しているか否かを判断する(ステップS94)。ステップS94において、BB役に入賞している(YES)と判別したときは、BB役フラグをオフに設定するとともに、BB遊技状態に設定して(ステップS95)、BB役入賞信号を主制御回路100から副制御回路200に送信して(ステップS96)、役当選時処理サブルーチンを終了する。BB遊技状態に設定することにより、次回の遊技はBB遊技と判別される。ここで、BB役入賞信号とは、当選したBB役に入賞したとき、主制御回路100から副制御回路200に送信される信号であって、BB役入賞信号を受信した副制御回路200の演出制御手段510においてBB役に入賞したことを判別するものである。
ステップS94において、BB役に入賞していない(NO)と判別したときは、一般役1〜一般役3のいずれかの一般役に入賞しているか否かを判断する(ステップS97)。ステップS97において、いずれかの一般役に入賞している(YES)と判別したときは、対応する一般役フラグをオフに設定し(ステップS98)、役当選時処理サブルーチンを終了する。
ステップS97において、一般役1等のいずれの一般役にも入賞していない(NO)と判別したときは、再遊技役に入賞しているか否かを判断する(ステップS99)。ステップS99において、再遊技役に入賞している(YES)と判別したときは、再遊技フラグをオフに設定するとともに、再遊技状態に設定する(ステップS100)。そして、役当選時処理サブルーチンを終了する。再遊技状態に設定することにより、次回の遊技は再遊技と判別される。なお、ステップS99において、再遊技役にも入賞していない(NO)と判別したときは、そのまま役当選時処理サブルーチンを終了する。
ステップS97において、一般役1等のいずれの一般役にも入賞していない(NO)と判別したときは、再遊技役に入賞しているか否かを判断する(ステップS99)。ステップS99において、再遊技役に入賞している(YES)と判別したときは、再遊技フラグをオフに設定するとともに、再遊技状態に設定する(ステップS100)。そして、役当選時処理サブルーチンを終了する。再遊技状態に設定することにより、次回の遊技は再遊技と判別される。なお、ステップS99において、再遊技役にも入賞していない(NO)と判別したときは、そのまま役当選時処理サブルーチンを終了する。
<メインルーチンの説明(続き)>
以上のようにして、図8に示すフラグオフ処理サブルーチンが終了する。ここで、図5のメインルーチンに戻り、ステップS19のフラグオフ処理サブルーチンを終了し、ステップS20の払い出し処理を終了して、本メインルーチンを終了する。これにより、図柄が変動してから停止するまでの1工程を1回とする遊技を行うための制御処理が終了する。
以上のようにして、図8に示すフラグオフ処理サブルーチンが終了する。ここで、図5のメインルーチンに戻り、ステップS19のフラグオフ処理サブルーチンを終了し、ステップS20の払い出し処理を終了して、本メインルーチンを終了する。これにより、図柄が変動してから停止するまでの1工程を1回とする遊技を行うための制御処理が終了する。
<<演出制御処理の説明>>
以下に、スロットマシン10の報知手段610の画像表示装置70及びサウンド出力装置64等を用いて、特別役に当選してから、特別役に当選していることを告知するまでの期間に出力される「特別役当選告知演出」、特別役当選告知演出により特別役に当選していることを告知してから、特別役に入賞するまでの期間に出力される「特別役確定演出」、そして、特別役の入賞から、特別役の入賞に基づき実施される特別遊技の終了までの期間に出力される「特別遊技状態演出」の順序で出力される演出制御処理について、図12〜図24を用いて説明する。
以下に、スロットマシン10の報知手段610の画像表示装置70及びサウンド出力装置64等を用いて、特別役に当選してから、特別役に当選していることを告知するまでの期間に出力される「特別役当選告知演出」、特別役当選告知演出により特別役に当選していることを告知してから、特別役に入賞するまでの期間に出力される「特別役確定演出」、そして、特別役の入賞から、特別役の入賞に基づき実施される特別遊技の終了までの期間に出力される「特別遊技状態演出」の順序で出力される演出制御処理について、図12〜図24を用いて説明する。
本実施形態においては、「特別役当選告知演出」、「特別役確定演出」及び「特別遊技状態演出」の順序で出力される演出中、画像表示装置70で表示されるキャラクタが行う一連の動作によって、物語性を有するシナリオ、すなわち、所定の概念で統一された演出が遊技者に出力される。また、「特別役当選告知演出」、「特別役確定演出」及び「特別遊技状態演出」の各演出において、サウンド出力装置64を用いて、所定の楽曲を繰り返し出力する。サウンドにより遊技者の興奮をさらに高めるため、各演出、特に好ましくは「特別役確定演出」において、気分を高揚させる楽曲の一部のみを繰り返し出力する。
ここで、図12〜図14は、副制御回路200の演出制御手段510で行われる演出制御処理サブルーチンを示すフローチャートである。また、図15は、演出制御手段510により出力される演出が、時系列順に並べられた演出制御処理の流れを示す図である。そして、図16〜図24は、報知手段610の画像表示装置70により、各演出において出力される演出画像である。具体的には、図16は特別役当選告知前演出の実施例である演出画像を、図17は特別役当選告知演出の実施例である演出画像を、図18は特別役確定演出(1)の実施例である演出画像を、図19は特別役確定演出(2)の実施例である演出画像を、図20は当選役未当選告知演出の実施例である演出画像を、図21は特別遊技状態演出(1)の実施例である演出画像を、図22は特別遊技状態演出(2)の実施例である演出画像を、図23は特別役入賞演出の実施例である演出画像を、図24は特別遊技状態終了演出の実施例である演出画像を示す。
本実施形態においては、特別役であるBB役に当選した場合(以下、「特別役当選時」と称する。)、BB役に当選してから、BB役に当選していることを告知するまでの期間に出力される「特別役当選告知演出」、特別役当選告知演出によりBB役に当選していることを告知してから、BB役に入賞するまでの期間に出力される「特別役確定演出」、そして、BB役の入賞から、BB役の入賞に基づき実施されるBB遊技の終了までの期間に出力される「特別遊技状態演出」の順序で、各演出がスロットマシン10の報知手段610により出力される。また、当選役に当選しなかった場合(以下、「当選役未当選時」と称する。)、役抽選結果、当選役に当選しなかったときから、当選役に当選していないことを告知するまでの期間に、「特別役当選時」の「特別役当選告知演出」と共通する「特別役当選告知演出」が、スロットマシン10の報知手段610により出力される。
<演出制御処理サブルーチン>
図12〜図14の演出制御処理サブルーチンを用いて、副制御回路200の演出制御手段510が行う演出制御処理について説明する。
図12〜図14の演出制御処理サブルーチンを用いて、副制御回路200の演出制御手段510が行う演出制御処理について説明する。
(開始処理)
はじめに、図12において、演出制御処理を行うか否かを判断するため、スタートスイッチ操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS101)。ステップS101において、スタートスイッチ操作信号を受信していない(NO)と判別したときは、演出制御処理は行なわれず、演出制御処理サブルーチンを終了する。一方、ステップS101において、スタートスイッチ操作信号を受信した(YES)と判別したときは、演出制御処理を行うか否かを所定の抽選確率に基づき、抽選により決定し(ステップS102)、この抽選結果、演出制御処理を実行するか否かを判断する(ステップS103)。ステップS103において、演出制御処理を実行しない(NO)と判別したときは、演出制御処理は行なわれず、演出制御処理サブルーチンを終了する。
はじめに、図12において、演出制御処理を行うか否かを判断するため、スタートスイッチ操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS101)。ステップS101において、スタートスイッチ操作信号を受信していない(NO)と判別したときは、演出制御処理は行なわれず、演出制御処理サブルーチンを終了する。一方、ステップS101において、スタートスイッチ操作信号を受信した(YES)と判別したときは、演出制御処理を行うか否かを所定の抽選確率に基づき、抽選により決定し(ステップS102)、この抽選結果、演出制御処理を実行するか否かを判断する(ステップS103)。ステップS103において、演出制御処理を実行しない(NO)と判別したときは、演出制御処理は行なわれず、演出制御処理サブルーチンを終了する。
(特別役当選告知演出−BB役当選)
ステップS103において、演出制御処理を実行する(YES)と判別したときは、告知演出フラグをオンに設定する(ステップS104)。ここで、告知演出フラグとは、特別役当選告知演出を出力するか否かを判定するフラグである。告知演出フラグがオンに設定された場合、特別役当選告知演出が報知手段610により出力され、オフに設定された場合、特別役当選告知演出は出力されない。
ステップS103において、演出制御処理を実行する(YES)と判別したときは、告知演出フラグをオンに設定する(ステップS104)。ここで、告知演出フラグとは、特別役当選告知演出を出力するか否かを判定するフラグである。告知演出フラグがオンに設定された場合、特別役当選告知演出が報知手段610により出力され、オフに設定された場合、特別役当選告知演出は出力されない。
告知演出フラグがオンに設定された(ステップS104)後、BB役当選時の特別役当選告知演出を出力するか否かを判断するため、BB役当選信号を受信したか否かを判断する(ステップS105)。ステップS105において、BB役当選信号を受信した(YES)と判別したときは、画像表示装置70を用いて、特別役当選告知前演出(図16)を出力する(ステップS106)。
画像表示装置70により、特別役当選告知前演出を出力した(ステップS106)後、後述する特別役当選告知演出(図17)を出力するか否かを判断するため、全リール停止信号を受信したか否かを判断する(ステップS107)。ステップS107において、全リール停止信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS106に戻り、特別役当選告知前演出を継続して出力する。この結果、遊技者が全てのストップスイッチを操作して全リールを停止させるまで、特別役当選告知前演出を継続して画像表示装置70により出力することができる。
ステップS107において、全リール停止信号を受信した(YES)を判別したときは、受信したBB役当選信号によりBB役に当選していることから、特別役当選告知演出(図17)を出力する(ステップS108)。
画像表示装置70により、特別役当選告知演出を出力した(ステップS108)後、後述する特別役確定演出(1)(図18)及び特別役確定演出(2)(図19)を出力するか否かを判断するため、ベットスイッチ操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS109)。ステップS109において、ベットスイッチ操作信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS108に戻り、特別役当選告知演出を継続して出力する。この結果、特別役当選告知前演出が行われた遊技の次遊技において、遊技者がベットスイッチを操作するまで、特別役当選告知演出を継続して画像表示装置70により出力することができる。
ステップS109において、ベットスイッチ操作信号を受信した(YES)と判別したときは、特別役確定演出(1)(図18)及び特別役確定演出(2)(図19)を出力するため、告知演出フラグをオフに設定し(ステップS110)、確定演出フラグをオンに設定する(ステップS111)。この結果、特別役当選告知演出(図17)を終了するととも、特別役確定演出(図18、図19)を特別役当選告知演出(図17)に連続して出力することができる。ここで、確定演出フラグとは、特別役確定演出を出力するか否かを判定するフラグである。確定演出フラグがオンに設定された場合、特別役確定演出が報知手段610により出力され、オフに設定された場合、特別役確定演出は出力されない。
(特別役当選告知演出−当選役未当選)
ステップS105において、BB役当選信号を受信していない(NO)と判別したときは、当選役未当選信号を受信したか否かを判断する(ステップS112)。ステップS112において、当選役未当選信号を受信していない(NO)と判別したときは、演出制御処理は行なわれず、演出制御処理サブルーチンを終了する。
ステップS105において、BB役当選信号を受信していない(NO)と判別したときは、当選役未当選信号を受信したか否かを判断する(ステップS112)。ステップS112において、当選役未当選信号を受信していない(NO)と判別したときは、演出制御処理は行なわれず、演出制御処理サブルーチンを終了する。
ステップS112において、当選役未当選信号を受信した(YES)と判別したときは、画像表示装置70を用いて、特別役当選告知前演出(図16)を出力する(ステップS113)。本実施形態においては、BB役当選の場合及び当選役未当選の場合、共通する特別役当選告知前演出(図16)が画像表示装置70により出力される。従って、特別役当選告知前演出が出力されることにより、特別役に当選した可能性があると遊技者に認識させ、遊技に対する期待感を高まらせることができる。
画像表示装置70により、特別役当選告知前演出を出力した(ステップS113)後、後述する当選役未当選告知演出(図20)を出力するか否かを判断するため、全リール停止信号を受信したか否かを判断する(ステップS114)。ステップS114において、全リール停止信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS113に戻り、特別役当選告知前演出を継続して出力する。この結果、遊技者が全てのストップスイッチを操作して全リールを停止させるまで、特別役当選告知前演出を継続して画像表示装置70により出力することができる。
ステップS114において、全リール停止信号を受信した(YES)を判別したときは、受信した当選役未当選信号により当選役に当選していないことから、当選役未当選告知演出(図20)を出力する(ステップS115)。
画像表示装置70により、当選役未当選告知演出を出力した(ステップS115)後、ベットスイッチ操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS116)。ステップS116において、ベットスイッチ操作信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS115に戻り、当選役未当選告知演出を継続して出力する。この結果、特別役当選告知前演出が行われた遊技の次遊技において、遊技者がベットスイッチを操作するまで、当選役未当選告知演出を継続して画像表示装置70により出力することができる。
ステップS116において、ベットスイッチ操作信号を受信した(YES)と判別したときは、告知演出フラグをオフに設定し(ステップS117)、当選役未当選告知演出を終了して、演出制御処理サブルーチンを終了する。
(特別役確定演出)
ステップS111において、確定演出フラグをオンに設定した後、特別役確定演出(1)(図18)及び特別役確定演出(2)(図19)を、所定の時間間隔で、繰り返し画像表示装置70により出力するため、第1変数をリセットし(ステップS118)、タイマーを起動した(ステップS119)後、第1変数をカウントし(ステップS120)、第1変数の値が奇数であるか否かを判断する(ステップS121)。ステップS121において、第1変数の値が奇数である(YES)と判別したときは、特別役確定演出(1)(図18)を(ステップS122)、第1変数の値が奇数ではない(NO)と判別したときは、特別役確定演出(2)(図19)を(ステップS123)、画像表示装置70より出力して、ステップS124に進む。
ステップS111において、確定演出フラグをオンに設定した後、特別役確定演出(1)(図18)及び特別役確定演出(2)(図19)を、所定の時間間隔で、繰り返し画像表示装置70により出力するため、第1変数をリセットし(ステップS118)、タイマーを起動した(ステップS119)後、第1変数をカウントし(ステップS120)、第1変数の値が奇数であるか否かを判断する(ステップS121)。ステップS121において、第1変数の値が奇数である(YES)と判別したときは、特別役確定演出(1)(図18)を(ステップS122)、第1変数の値が奇数ではない(NO)と判別したときは、特別役確定演出(2)(図19)を(ステップS123)、画像表示装置70より出力して、ステップS124に進む。
次に、BB役入賞信号を受信したか否かを判断する(ステップS124)。ステップS124において、BB役入賞信号を受信した(YES)と判別したときは、タイマーを停止し(ステップS125)、特別役入賞演出(図23)を画像表示装置70により出力する(ステップS126)。
画像表示装置70により、特別役入賞演出を出力した(ステップS126)後、ベットスイッチ操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS127)。ステップS127において、ベットスイッチ操作信号を受信していない(NO)と判別したときは、ステップS126に戻り、当選役未当選告知演出を継続して出力する。この結果、特別役入賞演出が行われた遊技の次遊技において、遊技者がベットスイッチを操作するまで、特別役入賞演出を継続して画像表示装置70により出力することができる。
ステップS127において、ベットスイッチ操作信号を受信した(YES)と判別したときは、特別遊技状態演出を出力するため、確定演出フラグをオフに設定し(ステップS128)、特別遊技状態演出フラグをオンに設定する(ステップS129)。この結果、特別役入賞演出(図23)を終了するととも、特別遊技状態演出(図21、図22)を、特別役確定演出(図18、図19)に連続する特別役入賞演出(図17)に連続して出力することができる。ここで、特別遊技状態演出フラグとは、特別遊技状態演出を出力するか否かを判定するフラグである。特別遊技状態演出フラグがオンに設定された場合、特別遊技状態演出が報知手段610により出力され、オフに設定された場合、特別遊技状態演出は出力されない。
ステップS124において、BB役入賞信号を受信していない(NO)と判別したときは、タイマー起動時間が所定時間を経過しているか否か、すなわち、タイマー起動時間が所定時間以上であるか否かを判断する(ステップS130)。ステップS130において、タイマー起動時間が所定時間以上である(YES)と判別したときは、タイマーを停止し(ステップS131)、ステップS119に戻り、新たにタイマー起動して(ステップS119)、第1変数をカウントすることにより(ステップS120)、出力されていた特別役確定演出と異なる特別役確定演出を出力する(ステップS121〜S123)。
ステップS130において、タイマー起動時間が所定時間以上ではない(NO)、すなわちタイマー起動時間が所定時間未満であると判別したときは、ステップS121に戻り、ステップS121〜S123において出力された特別役確定演出を継続して出力する。
従って、特別役確定演出(1)(図18)及び特別役確定演出(2)(図19)を、所定の時間間隔で、BB役入賞信号を受信するまで、繰り返し画像表示装置70により出力することができる。
(特別遊技状態演出)
ステップS129において、特別遊技状態演出フラグをオンに設定した後、特別遊技状態演出(1)(図21)及び特別遊技状態演出(2)(図22)を、所定の時間間隔で、繰り返し画像表示装置70により出力するため、第2変数をリセットし(ステップS132)、タイマーを起動した(ステップS133)後、第2変数をカウントし(ステップS134)、第2変数の値が奇数であるか否かを判断する(ステップS135)。ステップS135において、第2変数の値が奇数である(YES)と判別したときは、特別遊技状態演出(1)(図21)を(ステップS136)、第2変数の値が奇数ではない(NO)と判別したときは、特別遊技状態演出(2)(図22)を(ステップS137)、画像表示装置70より出力して、ステップS138に進む。
ステップS129において、特別遊技状態演出フラグをオンに設定した後、特別遊技状態演出(1)(図21)及び特別遊技状態演出(2)(図22)を、所定の時間間隔で、繰り返し画像表示装置70により出力するため、第2変数をリセットし(ステップS132)、タイマーを起動した(ステップS133)後、第2変数をカウントし(ステップS134)、第2変数の値が奇数であるか否かを判断する(ステップS135)。ステップS135において、第2変数の値が奇数である(YES)と判別したときは、特別遊技状態演出(1)(図21)を(ステップS136)、第2変数の値が奇数ではない(NO)と判別したときは、特別遊技状態演出(2)(図22)を(ステップS137)、画像表示装置70より出力して、ステップS138に進む。
次に、BB遊技終了信号を受信したか否かを判断する(ステップS138)。ステップS138において、BB遊技終了信号を受信した(YES)と判別したときは、タイマーを停止し(ステップS139)、特別遊技状態終了演出(図24)を画像表示装置70により出力し(ステップS140)、特別遊技状態演出フラグをオフに設定して(ステップS141)、演出制御処理サブルーチンを終了する。
ステップS138において、BB遊技終了信号を受信していない(NO)と判別したときは、タイマー起動時間が所定時間を経過しているか否か、すなわち、タイマー起動時間が所定時間以上であるか否かを判断する(ステップS142)。ステップS142において、タイマー起動時間が所定時間以上である(YES)と判別したときは、タイマーを停止し(ステップS143)、ステップS133に戻り、新たにタイマー起動して(ステップS133)、第2変数をカウントすることにより(ステップS134)、出力されていた特別遊技状態演出と異なる特別遊技状態演出を出力する(ステップS135〜S137)。
ステップS142において、タイマー起動時間が所定時間以上ではない(NO)、すなわちタイマー起動時間が所定時間未満であると判別したときは、ステップS135に戻り、ステップS135〜S137において出力された特別遊技状態演出を継続して出力する。
従って、特別遊技状態演出(1)(図21)及び特別遊技状態演出(2)(図22)を、所定の時間間隔で、BB遊技終了信号を受信するまで、繰り返し画像表示装置70により出力することができる。
<演出制御処理>
演出制御手段510により出力される演出が時系列順に並べられた演出制御処理の流れを示す図(図15)を用いて、演出制御処理を説明する。図15(a)は特別役であるBB役に当選した場合、BB役に当選してから、BB役に当選していることを告知するまでの期間に出力される「特別役当選告知演出」、特別役当選告知演出によりBB役に当選していることを告知してから、BB役に入賞するまでの期間に出力される「特別役確定演出」、そして、BB役の入賞から、BB役の入賞に基づき実施されるBB遊技の終了までの期間に出力される「特別遊技状態演出」の順序で、各演出をスロットマシン10の画像表示装置70により連続して出力する演出制御処理を示す。図15(b)は、当選役に当選しなかった場合、役抽選結果、当選役に当選しなかったときから、当選役に当選していないことを告知するまでの期間に、「特別役当選時」の「特別役当選告知演出」と共通する「特別役当選告知演出」を、スロットマシン10の報知手段610により出力する演出制御処理を示す。
演出制御手段510により出力される演出が時系列順に並べられた演出制御処理の流れを示す図(図15)を用いて、演出制御処理を説明する。図15(a)は特別役であるBB役に当選した場合、BB役に当選してから、BB役に当選していることを告知するまでの期間に出力される「特別役当選告知演出」、特別役当選告知演出によりBB役に当選していることを告知してから、BB役に入賞するまでの期間に出力される「特別役確定演出」、そして、BB役の入賞から、BB役の入賞に基づき実施されるBB遊技の終了までの期間に出力される「特別遊技状態演出」の順序で、各演出をスロットマシン10の画像表示装置70により連続して出力する演出制御処理を示す。図15(b)は、当選役に当選しなかった場合、役抽選結果、当選役に当選しなかったときから、当選役に当選していないことを告知するまでの期間に、「特別役当選時」の「特別役当選告知演出」と共通する「特別役当選告知演出」を、スロットマシン10の報知手段610により出力する演出制御処理を示す。
(BB役当選〜BB遊技終了)
BB役に当選してから、BB役に当選していることを告知するまでの期間に出力される「特別役当選告知演出」、特別役当選告知演出によりBB役に当選していることを告知してから、BB役に入賞するまでの期間に出力される「特別役確定演出」、そして、BB役の入賞から、BB役の入賞に基づき実施されるBB遊技の終了までの期間に出力される「特別遊技状態演出」の順序で出力される演出を、図15(a)を用いて説明する。
BB役に当選してから、BB役に当選していることを告知するまでの期間に出力される「特別役当選告知演出」、特別役当選告知演出によりBB役に当選していることを告知してから、BB役に入賞するまでの期間に出力される「特別役確定演出」、そして、BB役の入賞から、BB役の入賞に基づき実施されるBB遊技の終了までの期間に出力される「特別遊技状態演出」の順序で出力される演出を、図15(a)を用いて説明する。
遊技者が遊技媒体を遊技媒体投入口38から投入し、1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34又は最大ベットスイッチ36のいずれかを操作した(ステップS11)後、スタートスイッチ50を操作する(ステップS15)ことにより、役抽選手段410により役の抽選が行われ(ステップS17)、スタートスイッチ操作信号を受信した演出制御手段510により、演出制御処理を実行するか否かを抽選により決定する(ステップS102)。そして、演出制御処理の実行を決定すると(ステップS103)、演出制御処理が開始される
次に、役の抽選結果、BB役に当選すると、BB役当選信号が主制御回路100から副制御回路200に送信され(ステップS32)、BB役当選信号を受信した演出制御手段510は、画像表示装置70を用いて、特別役当選告知前演出(図16)を出力する。そして、特別役当選告知前演出(図16)が行われる遊技において、遊技者のストップスイッチ操作により、全てのリールを停止させると送信される全リール停止信号を受信した演出制御手段510は、特別役当選前告知演出に続いて特別役当選告知演出(図17)を出力する(ステップS108)。
次に、ストップスイッチ操作により、全てのリールを停止させた後の次遊技において、ベットスイッチを操作すると、特別役当選告知演出に続いて特別役確定演出(1)(図18)及び特別役確定演出(2)(図19)を出力する(ステップS122〜S123)。具体的には、ベットスイッチを操作した時刻を基準時刻(時刻A0)として、タイマーを利用して、所定の時間間隔ごとに、特別役確定演出(1)(図18)と特別役確定演出(2)(図19)とを、当選したBB役に入賞するまで、繰り返し出力する(ステップS118〜S124、S130〜S131)。
次に、当選したBB役に入賞することにより、特別役確定演出(1)(図18)又は特別役確定演出(2)(図19)に続いて特別役入賞演出(図23)を出力する(ステップS126)。
次に、当選したBB役に入賞した遊技の次遊技において、ベットスイッチを操作すると、特別役入賞演出に続いて特別遊技状態演出(1)(図21)及び特別遊技状態演出(2)(図22)を出力する(ステップS136〜S137)。具体的には、ベットスイッチを操作した時刻を基準時刻(時刻B0)として、タイマーを利用して、所定の時間間隔ごとに、特別遊技状態演出(1)(図21)と特別遊技状態演出(2)(図22)とを、当選したBB遊技終了信号を受信するまでで、繰り返し出力する(ステップS132〜S138、S142〜S143)。
そして、BB遊技を終了することにより、特別遊技状態演出(1)(図21)又は特別遊技状態演出(2)(図22)に続いて特別遊技状態終了演出(図24)を出力する。
以上の実施形態により、所定の概念で統一された一連の演出、すなわち、「特別役当選告知演出」、「特別役確定演出」及び「特別遊技状態演出」を、遊技者に出力する。具体的には、「特別役当選告知演出」の「特別役当選前告知演出(図16)」ではキャラクタが膝をついて苦痛に耐え、「特別役当選前告知演出(図16)」に続いて、「特別役当選告知演出(図17)」ではキャラクタが立ち上がり、特別役に当選したことを告知する。そして、「特別役当選告知演出(図17)」に続いて、「特別役確定演出(図18、図19)」ではキャラクタが音楽にあわせて踊り始め、入賞により「特別役入賞演出(図23)」が出力される。そして、「特別役入賞演出(図23)」に続いて、「特別遊技状態演出(図21、図22)」によりキャラクタがリズムに合わせて踊り、特別遊技が終了することにより「特別遊技状態終了演出(図24)」が出力される。
従って、特別役当選告知演出が出力された遊技者に、当選した特別役に入賞することで、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技に移行できるという期待感を生じさせることができ、特別役確定演出が出力された遊技者に、当選した特別役に入賞させようとする気持ちを高まらせ、さらに、興奮させることができる。さらに、特別遊技状態演出が出力された遊技者に、特別遊技中においても、遊技者が興味を引く演出が出力されることで、ストップスイッチ操作以外にも、遊技者の興味の対象が増え、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
さらに、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出は、所定の概念で統一され、所定の順序に従って出力される演出であることから、遊技者が興味を引く、物語的なシナリオを含む一連の演出を、演出制御手段510は遊技者に出力することができるため、演出に対する遊技者の意識が薄くなることを防止することができ、さらに、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
特に、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出は、画像表示装置70で表示される一のキャラクタによる一連の動作からなる一の概念で統一される演出であることから、遊技者が興味を引く一連の演出を報知手段を用いて出力することができる。従って、遊技者がテンポ良く遊技を進行させることができることから、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
なお、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出において、サウンド出力装置64を用いて所定の楽曲を繰り返し出力することによって、一連の演出において、繰り返し出力される楽曲により演出に楽しさが加えられ、遊技者が興味を引く、一連の演出とすることができる。従って、遊技者は、出力されるサウンドを聞きながら、一定のリズムで、遊技を進行させることができる。
また、特別役確定演出において、サウンド出力装置64を用いて所定の楽曲の一部のみを繰り返し出力することによって、特別役当選告知演出により特別役に当選したことを告知された遊技者に、当選した特別役に入賞させようとする気持ちを、さらに高まらせることができる。特に、特別役確定演出が出力されている期間において、所定の楽曲の一部のみを繰り返し出力されると、遊技者は後に続く演出を見たい(楽曲を聞きたい)と欲する気持ちが高まり、演出を進行させようとするため、特別役に入賞させようとする遊技者の気持ちをさらに高めることができる。
(当選役未当選)
役抽選結果、当選役に当選しなかったときから、当選役に当選していないことを告知するまでの期間に、「特別役当選時」の「特別役当選告知演出」と共通する「特別役当選告知演出」を、図15(b)を用いて説明する。
する。
役抽選結果、当選役に当選しなかったときから、当選役に当選していないことを告知するまでの期間に、「特別役当選時」の「特別役当選告知演出」と共通する「特別役当選告知演出」を、図15(b)を用いて説明する。
する。
演出制御処理が開始されるまでは、BB役当選〜BB遊技終了までと同じ処理が行われる。しかし、役の抽選結果、当選役に当選しなかった場合、当選役未当選信号が主制御回路100から副制御回路200に送信され(ステップS39)、当選役未当選信号を受信した演出制御手段510は、画像表示装置70を用いて、BB役当選時と同じ特別役当選告知前演出(図16)を出力する。そして、特別役当選告知前演出(図16)が行われる遊技において、遊技者のストップスイッチ操作により、全てのリールを停止させると送信される全リール停止信号を受信した演出制御手段510は、特別役当選前告知演出に続いて当選役未当選告知演出(図20)を出力する(ステップS115)。そして、ベットスイッチが操作されると、当選役未当選告知演出を終了する(ステップS117)。
従って、特別役に当選した場合と共通する特別役当選告知前演出が出力されるため、役抽選結果、当選役に当選しない場合においても、特別役に当選した可能性があると遊技者に認識させ、遊技に対する期待感を高まらせることができる。
以上の実施形態によれば、演出制御手段が出力する演出に、役抽選手段により特別役に当選してから、特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に、前記報知手段により出力される特別役当選告知演出を含むことから、第1期間において、特別役当選告知演出が出力された遊技者に、当選した特別役に入賞することで、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技に移行できるという期待感を生じさせることができる。
また、演出制御手段が出力する演出に、特別役当選告知演出により特別役に当選していることを告知してから、特別役に入賞するまでの第2期間に、報知手段により出力される特別役確定演出を含むことから、第2期間において、特別役確定演出が出力された遊技者に、当選した特別役に入賞させようとする気持ちを高まらせ、さらに、興奮させることができる。
また、演出制御手段が出力する演出に、特別役の入賞から、特別役の入賞に基づいて特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に、報知手段により出力される特別遊技状態演出を含むことから、第3期間において、特別遊技状態演出が出力された遊技者に、特別遊技中においても、遊技者が興味を引く演出が出力されることで、ストップスイッチ操作以外にも、遊技者の興味の対象が増え、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
そして、特別役当選告知演出、特別役確定演出及び特別遊技状態演出は、所定の順序で報知手段により出力される演出であって、一の概念で統一される演出であることから、遊技者が興味を引く、物語的なシナリオを含む一連の演出を、特別役当選告知演出の期間、特別役確定演出の期間及び特別遊技状態演出の期間と、異なる期間で遊技者に出力することができるため、一期間だけではなく複数の期間にわたる長期間、演出に対する遊技者の意識が薄くなることを防止することができ、さらに、遊技者の遊技に対する関心や新鮮味を長く継続させることができる。
さらに、演出制御手段は、特別役当選告知演出の期間等、異なる期間で一の概念で統一される演出を所定の順序で遊技者に出力することから、遊技者は後に続く演出を見たいと欲する気持ちが高まり、演出を進行させようとするため、特別役に当選、入賞させようとする遊技者の気持ちをさらに高めることができる。
なお、本実施形態においては、特別役としてBB役に当選し、「特別役当選告知演出」、「特別役確定演出」及び「特別遊技状態演出」の順序で出力する演出制御手段について説明したが、特別役としてRB役に当選した場合についても、RB役当選信号とRB遊技終了信号を設けることにより、同様の演出制御処理が可能である。
更に、本発明に係るスロットマシンは、上述の実施形態には限られず、その他様々な実施形態が含まれる。
10 スロットマシン
38 遊技媒体投入口
32、34、36 ベットスイッチ
40L、40C、40R リール
50 スタートスイッチ
52L、52C、52R ストップスイッチ
64 サウンド出力装置
70 表示装置
80L、80C、80R ステッピングモータ
90 表示ランプ
100 主制御回路
106 CPU
108 ROM
110 RAM
112 乱数発生器
114 モータ駆動回路
200 副制御回路
300 操作手段
310 停止操作手段
320 ベット手段
410 役抽選手段
412 乱数発生手段
414 乱数抽出手段
416 乱数判定手段
420 リール制御手段
430 遊技制御手段
432 特別遊技制御手段
510 演出制御手段
512 画像制御手段
514 ランプ制御手段
516 サウンド出力制御手段
610 報知手段
38 遊技媒体投入口
32、34、36 ベットスイッチ
40L、40C、40R リール
50 スタートスイッチ
52L、52C、52R ストップスイッチ
64 サウンド出力装置
70 表示装置
80L、80C、80R ステッピングモータ
90 表示ランプ
100 主制御回路
106 CPU
108 ROM
110 RAM
112 乱数発生器
114 モータ駆動回路
200 副制御回路
300 操作手段
310 停止操作手段
320 ベット手段
410 役抽選手段
412 乱数発生手段
414 乱数抽出手段
416 乱数判定手段
420 リール制御手段
430 遊技制御手段
432 特別遊技制御手段
510 演出制御手段
512 画像制御手段
514 ランプ制御手段
516 サウンド出力制御手段
610 報知手段
Claims (4)
- 遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
遊技者が前記遊技媒体を投入するためのベット手段と、前記複数のリールの各々に対応して設けられたストップスイッチと、を有する操作手段と、
特別役を含む役の当選を判別する役抽選手段と、
前記ストップスイッチが操作されることにより、回転させた前記複数のリールの停止制御を行うリール制御手段と、
当選した役に前記リール制御手段により入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
前記遊技の進行に基づいて報知手段を用いた演出を出力する演出制御手段と、
を含み、
前記遊技制御手段は、当選した前記特別役に入賞したときに、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技を実施する特別遊技制御手段を、含み、
前記演出は、
前記役抽選手段により前記特別役に当選してから、前記特別役に当選していることを告知するまでの第1期間に、前記報知手段により出力される特別役当選告知演出と、
前記特別役当選告知演出により前記特別役に当選していることを告知してから、前記特別役に入賞するまでの第2期間に、前記報知手段により出力される特別役確定演出と、
前記特別役の入賞から、前記特別役の入賞に基づいて前記特別遊技手段により実施される特別遊技の終了までの第3期間に、前記報知手段により出力される特別遊技状態演出と、
を含み、
前記特別役当選告知演出、前記特別役確定演出及び前記特別遊技状態演出は、所定の順序で前記報知手段により出力される演出であって、一の概念で統一される演出である、
ことを特徴とするスロットマシン。 - 前記報知手段は、所定の画像を表示する画像表示装置を含み、
前記特別役当選告知演出、前記特別役確定演出及び前記特別遊技状態演出は、前記画像表示装置で表示される一のキャラクタによる一連の動作からなる一の概念で統一される演出である、
ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。 - 前記報知手段は、所定のサウンドを出力するサウンド出力装置を含み、
前記演出制御手段は、前記特別役当選告知演出、前記特別役確定演出及び前記特別遊技状態演出において、前記サウンド出力装置を用いて所定の楽曲を繰り返し出力する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。 - 前記演出制御手段は、前記特別役確定演出において、前記サウンド出力装置を用いて所定の楽曲の一部のみを繰り返し出力する、
ことを特徴とする請求項3記載のスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006095826A JP2007267852A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006095826A JP2007267852A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | スロットマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007267852A true JP2007267852A (ja) | 2007-10-18 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006095826A Pending JP2007267852A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | スロットマシン |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007267852A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009178424A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Sankyo Co Ltd | スロットマシン |
JP2020156660A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2022022020A (ja) * | 2020-07-24 | 2022-02-03 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
Citations (3)
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JP2001246042A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-09-11 | Aruze Corp | 遊技機 |
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- 2006-03-30 JP JP2006095826A patent/JP2007267852A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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