JP5578651B2 - スロットマシン - Google Patents

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本発明は、遊技者が遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させ、停止時における図柄の組み合わせによって遊技結果を定めるスロットマシンに関し、特に、リール停止操作において所定の機能を有するスロットマシンに関する。
遊技者が遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させた後、役抽選の結果に応じて、回転させたリールを停止させ、停止時における図柄の組み合わせによって遊技結果を定めるスロットマシンが、遊技機の1つとして広く用いられている。このスロットマシンの中には、例えば、正しいリール停止順でリール停止操作を行なったときに、役抽選で当選した役に対応した図柄を停止させて入賞させる制御を行なうスロットマシンがある。更に、そのようなリール停止制御を行なうスロットマシンの中には、遊技者が正しいリール停止順でリール停止操作を行なうようにするため、正しいリール停止順以外のリール停止スイッチを無効にして、遊技者が行なったリール停止スイッチの操作に合わせて、リール停止スイッチの無効を解除していくスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−204797号公報
特許文献1に記載のスロットマシンにおいては、例えば、当選役に対応した図柄を停止させるため、はじめに左リールを停止させる必要がある場合に、リールが一定回転後、左リールに対応したリール停止スイッチのみを有効にし、中、右リールに対応するリール停止スイッチを無効にしておき、左リールに対応したリール停止スイッチが操作された後、無効にしていた中、右リールに対応するリール停止スイッチを有効にする制御を行なう。よって、遊技者は、必ず設定されたリール停止順でリール停止操作を行なうことになる。
このような制御では、第1リール停止時には、中、右リールに対応したリール停止スイッチが全く効かないので、遊技者は左リールに対応したリール停止スイッチを操作するしかなく、遊技者が最も高い関心を持つリール停止操作において、リール停止操作の自由度が非常に少ないので、遊技的な面白みに乏しく、遊技を継続する間に、遊技者の遊技に対する関心が低下する恐れがある。
従って、本発明の目的は上記の問題を解決し、遊技者が、回転している任意のリールに対応したリール停止スイッチを操作することができ、更に、遊技者の判断で、行なったリール停止スイッチの操作を、遊技者にとって有利なように変更可能なスロットマシンを提供することにある。
以上のような目的を達成するため、本発明に係るスロットマシンとして、遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を1回とする遊技を実施可能なスロットマシンであって、抽選処理により複数の役の中から少なくとも1つの役またははずれを決定する役抽選を行なうための役抽選手段と、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させた後、リール停止スイッチの操作終了時に発せられるリール停止立ち下り信号の受信に基づき、前記役抽選の結果に応じて、回転させたリールの停止制御を行なうリール制御手段と、前記役抽選で何れかの役に当選し、前記リール制御手段による停止制御で該当選役に対応した図柄の組み合わせが停止して入賞したと判断したとき、該入賞役に対応した入賞処理を行なう入賞処理制御手段と、を備え、前記リール制御手段が、前記リール停止立ち下り信号と、停止操作を行なった前記リール停止スイッチ以外のメインスイッチから発せられた信号(以下、「他メイン操作信号」という)と、を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段により前記リール停止立ち下り信号を受信したとき、前記リール停止立ち下り信号及び前記他メイン操作信号の受信の有無を判定する制御手段であって、前記リール停止立ち下り信号のみを受信したと判別したときに、停止コマンド信号を発信し、前記リール停止立ち下り信号及び前記他メイン操作信号を受信したと判別したときに、該リール停止スイッチの操作をキャンセルする信号判定手段と、前記信号判定手段が発した前記停止コマンド信号を受信したとき、前記役抽選の結果に応じたリール停止制御を行なうリール停止手段と、を備えることが考えられる。
ここで遊技媒体とは、遊技を行なうためにスロットマシンに投入する媒体であり、例えば、コイン、メダル、チップのようなものが考えられる。また、この目的を達成できるものであれば、物品には限られず、例えば、磁気カードのような電磁的に作用させるものも適用可能である。また、遊技媒体を投入するとは、実際に遊技者がスロットマシンに設けられた遊技媒体投入口等から、遊技媒体を投入することも含まれるし、スロットマシンの記憶媒体に記憶させることにより、予めクレジットした所定数の遊技媒体を用いることも含まれる。
ここで、「役」には、一般的に、遊技を遊技者にとって有利に進行させる「当たり遊技」を行なうための「当たり役」と、入賞すると予め定められた数の遊技媒体の払い出しを行なう一般役と、遊技媒体を投入しないで遊技を再実施できる「再遊技」のための「再遊技役」とが含まれる。
ここで、「当たり役」とは、抽選で当たり役に当選し、その当たり役に対応した図柄が停止して入賞したときに、遊技が遊技者にとって有利な態様で進行する「当たり遊技」を行なうことができる役である。また、当たり役の中には、ビックボーナス役(以下「BB役」という)があり、このBB役(「1種BB役」という場合がある)は、当たり遊技の1つであるBB遊技(「1種BB遊技」という場合がある)に移行させる役である。このBB遊技は、所定の役が高確率で当選する遊技を、予め定められた遊技媒体の払い出し数(「終了枚数」ともいう)に達するまで、連続して行なうことができる。なお、複数のBB遊技を設定することも可能であり、例えば、所定の役の当選確率や終了枚数の設定が異なる複数のBB遊技を設けることもできる。
また、当たり役として、ミドルボーナス役(以下「MB役」という)を設定することも可能あり、このMB役(「2種BB役」という場合がある)は、当たり遊技の1つであるMB遊技(「2種BB遊技」という場合がある)に移行させる役である。このMB遊技は、役抽選の結果によらず、所定の図柄の組み合わせが停止したとき入賞処理が行なわれる遊技(「CB遊技」という場合がある))を、予め定められた遊技媒体の払い出し数(終了枚数)に達するまで、連続して行なうことができる。なお、複数のMB遊技を設定することも可能であり、例えば、終了枚数の設定が異なる複数のMB遊技を設けることもできる。更に、当たり役として、シングルボーナス役(以下「SB役」という)を設定することも可能あり、このSB役は、当たり遊技の1つであるSB遊技に移行させる役である。このSB遊技は、1遊技だけ行なわれる当たり遊技である。
「一般役」とは、抽選で一般役に当選し、その一般役に対応した図柄が揃って入賞すると、予め定められた数の遊技媒体の払い出しが行なわれる役である。
また、「再遊技役」とは、抽選で再遊技役に当選し、再遊技役に対応した図柄が停止して入賞したときに、遊技媒体を投入することなく遊技を再実施できる「再遊技」(「リプレイ」ともいう)を実施することができる役である。また、再遊技役が当選し入賞したときには、再遊技役に当選した前の遊技でのベット数(投入した遊技媒体の枚数)と同じベット数で再遊技を行なうこともできるし、異なるベット数で再遊技を行なうこともできる。また、1回の遊技で投入できる遊技媒体の枚数である規定枚数としては、任意の枚数を用いることができ、複数種類の再遊技役を設定することもできる。
また、再遊技選択高状態における再遊技役の当選確率は、通常の遊技より僅かでも高い値であれば、任意の確率を設定することができる。
1の役を定める「抽選」は、例えば、乱数を発生させてその値によって、1つの当選役を定めることが望ましい。乱数の発生については、乱数発生器を用いることも考えられるし、コンピュータ等を用いてソフトウエア上で発生させることも考えられる。
「図柄が表示されたリール」については、モータ等によって物理的に回転、停止が行なわれるリールも含まれるし、表示装置に表示され、画像上で回転、停止が行なわれる画像上のリールも含まれる。「リール制御手段」は、遊技者の停止操作に基づいて発信された停止信号を受信したときに、回転しているリールの停止制御を行なう。この場合、1つの停止操作で、全てのリールの回転を停止させる設定も可能であるし、各々のリールに対応した操作に基づいて、停止操作されたリールだけを停止させるように設定することも可能である。
「対応する図柄の組み合わせが停止する」とは、例えば、各リールについて役に対応して定められた図柄が、所定の有効ライン上に停止して、予め定められた図柄が揃うことを意味する。この場合、全てのリールで停止すべき図柄が定められている場合も含まれるし、一部のリールで停止すべき図柄が定められている場合も含まれる。また、停止すべき図柄は、全てのリールで同一の図柄に設定することもできるし、リールによって異なる図柄を設定することもできる。
逆に、「対応する図柄の組み合わせが停止しない」とは、上記の「対応する図柄の組み合わせが停止する」に該当するための要件を、満たさないようにすることを意味する。従って、例えば、要件とされているリールのうち、一部のリールで停止すべき図柄が停止しないときでも、「停止しない」ことになる。もちろん、要件とされた全てのリールで停止すべき図柄が停止しないときも、「停止しない」ことになる。
「リール停止立ち下り信号」とは、回転したリールを停止させるために遊技者がリール停止スイッチを操作した場合において、このリール停止スイッチの操作を終了したときに発せられる信号である。例えば、リール停止スイッチが押しボタンスイッチの場合、遊技者が押していた押しボタンから指を離して、押しボタンが元に戻る瞬間に発する信号である。また、時間を横軸にとり、スイッチの接点の導通により発生する電圧(または電流)を縦軸にとったタイムチャート(電圧/電流−時間グラフ)において、チャートラインがほぼ垂直に立ち下がったエッジ部分で表わされる。
他メイン操作信号とは、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチから発せられた信号を意味する。なお、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチの詳細な説明は後述する。
本実施態様においては、リール回転後、リール停止スイッチの操作終了時に発せられるリール停止立ち下り信号の受信に基づいて、操作されたリール停止スイッチに対応したリールを停止させる。このとき、もし、リール停止立ち下り信号を受信するまでに、他メイン操作信号を受信した場合には、このリール停止スイッチの操作をキャンセルする制御処理を行なう。これにより、遊技者は、リール停止スイッチを操作開始後、操作終了までの間に、停止操作したスイッチ以外のメインスイッチを操作することによって、自分の判断でこのリール停止操作をキャンセルすることができる。
例えば、正しいリール停止順でリール停止操作を行なうときに、役抽選の当選役に対応した図柄を停止させる制御を行なう場合において、遊技者が正しいリール停止順と異なるリール停止スイッチを操作したとき、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチを操作することによって、その停止操作をキャンセルして、改めて正しいリール停止順のリール停止スイッチを操作し直すことができる。
よって、本実施態様においては、遊技者は、回転している任意のリールに対応したリール停止スイッチを操作することができ、更に、行なったリール停止操作をそのまま有効にしてリールを停止させるか、または行なったリール停止操作をキャンセルして、リール停止操作をやり直すか選択することができ、この選択により、遊技の進行を遊技者にとって有利なように変更することができる。従って、遊技者のリールの停止操作に関する関心が高まり、延いては、遊技者の遊技に対する関心が高まることが期待できる。
なお、本実施態様では、リール停止立ち下り信号受信を契機にリールの停止制御を行なうので、契機となる信号受信後、所定の時間内(例えば、190msec内)にリールを停止させることができる。
本発明に係るスロットマシンとして、遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を1回とする遊技を実施可能なスロットマシンであって、抽選処理により複数の役の中から少なくとも1つの役またははずれを決定する役抽選を行なうための役抽選手段と、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させた後、リール停止スイッチの操作開始時に発せられるリール停止立ち上り信号の受信に基づき、前記役抽選の結果に応じて、回転させたリールの停止制御を行なうリール制御手段と、前記役抽選で何れかの役に当選し、前記リール制御手段による停止制御で該当選役に対応した図柄の組み合わせが停止して入賞したと判断したとき、該入賞役に対応した入賞処理を行なう入賞処理制御手段と、を備え、前記リール制御手段が、前記リール停止立ち上り信号と、停止操作を行なった前記リール停止スイッチ以外のメインスイッチから発せられた信号(以下、「他メイン操作信号」という)と、を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段により前記リール停止立ち上り信号を受信したとき、該リール停止操作が所定のリール停止要件に適合したリール停止操作であるか否か判断する停止要件判定手段と、所定の判定時期において、前記リール停止立ち上り信号及び前記他メイン操作信号の受信の有無を判定する制御手段であって、前記リール停止立ち上り信号のみを受信したと判別したときに、停止コマンド信号を発信し、前記リール停止立ち上り信号及び前記他メイン操作信号を受信したと判別したときに、該リール停止スイッチの操作をキャンセルする信号判定手段と、前記信号判定手段が発した前記停止コマンド信号を受信したとき、前記役抽選の結果に応じたリール停止制御を行なうリール停止手段と、前記停止要件判定手段により前記リール停止要件に適合したリール停止操作であると判別したとき、前記信号判定手段による判定処理を前記リール停止立ち上り信号受信時に行ない、前記停止要件判定手段により前記リール停止要件に適合したリール停止操作でないと判別したとき、前記信号判定手段による判定処理を、前記リール停止立ち上り信号受信時から所定の解除要件を達成する時期まで一時停止状態にする判定時期変更手段と、を備えることが考えられる。
ここで、「リール停止立ち上り信号」とは、回転したリールを停止させるために遊技者がリール停止スイッチを操作した場合において、このリール停止スイッチの操作を開始したときに発せられる信号である。例えば、リール停止スイッチが押しボタンスイッチの場合、遊技者が押しボタンを押した瞬間に発する信号である。また、時間を横軸にとり、スイッチの接点の導通により発生する電圧(または電流)を縦軸にとったタイムチャート(電圧/電流−時間グラフ)において、チャートラインがほぼ垂直に立ち上ったエッジ部分で表わされる。
「所定のリール停止要件」とは、例えば、所定のリール停止順でリール停止操作をするとき、役抽選の当選役に対応した図柄を停止させる制御を行なう場合において、所定のリール停止順でリール停止操作を行なうことが該当する。また、所定のタイミングでリール停止操作を行なったとき、所定の図柄を停止させる制御を行なう場合に、所定のタイミングでリール停止操作を行なうこと、または所定のタイミングでリール停止操作を行なわないことも、所定のリール停止要件に設定することができる。また、所定のリール停止要件は上述に限られるものではなく、リール停止操作に関するその他の任意の要件を、所定のリール停止要件に設定することができる。
信号判定手段による判定処理が一時停止状態になったときに、これを解除する「所定の解除要件」としては、後述するように「リール停止立ち下り信号を受信した場合」も考えられるし、リール停止立ち上り信号の受信時(つまりリール停止操作開始時)から所定の期間が経過した場合も考えられる。判定処理が一時停止状態になる時間としては、遊技者がリール停止操作をキャンセルするために、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチを操作することが可能な時間幅を有することが望ましい。
本実施態様では、リール停止立ち上り信号受信を契機にリールの停止制御を行なうようになっている。そして、リール停止立ち上り信号を受信したときに実施される停止要件の判定で、リール停止要件に適合したリール停止操作であると判別されたときには、リール停止立ち上り信号受信時に信号判定手段による判定処理を行なう。この場合、信号判定手段による判定処理が行なわれる前に、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチの操作を、遊技者が行なうことは時間的に不可能なので、信号判定手段による判定処理において、リール停止立ち上り信号のみを受信したと判定され、速やかにリールの停止制御が行なわれる。
一方、停止要件の判定で、リール停止要件に適合したリール停止操作ではないと判別したときには、信号判定手段による判定処理を、リール停止立ち上り信号受信時から所定の解除要件を達成する時期まで一時停止状態にする。よって、遊技者は、一時停止状態の間に、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチの操作を行なうことができる。これにより、遊技者は、自分の判断で、行なったリール停止操作を有効にするかキャンセルするか選択することができる。
以上のように、本実施態様においては、遊技者は、回転している任意のリールに対応したリール停止スイッチを操作することができ、更に、行なったリール停止操作をそのまま有効にしてリールを停止させるか、または行なったリール停止操作をキャンセルして、リール停止操作をやり直すか選択することができ、この選択により、遊技の進行を遊技者にとって有利なように変更することができる。従って、遊技者のリールの停止操作に関する関心が高まり、延いては、遊技者の遊技に対する関心が高まることが期待できる。
本発明に係るスロットマシンとして、更に、前記所定の解除要件が、前記リール停止立ち下り信号を受信したことであることが考えられる。
本実施態様では、信号判定手段による判定処理の一時停止状態を解除する上述の「所定の解除要件」が「リール停止立ち下り信号を受信したこと」なので、遊技者は、リールリール停止スイッチを操作開始後、スイッチ操作を終了するまでの間に、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチを操作することによって、このリール停止操作をキャンセルすることができる。なお、本実施態様は、上述のリール停止立ち下り信号の受信に基づきリール停止制御を行なう場合と、実質的に同様な制御処理を行なうことになる。
本発明に係るスロットマシンとして、更に、所定の報知演出を実施するための制御処理を行なう報知演出制御手段を更に備え、前記リール停止スイッチの操作を一定期間終了しないで継続させることを報知する演出画像を表示することが考えられる。
本実施態様においては、所定の報知演出は、画像を用いた演出だけでなく、画像に音声を組み合わせたり、その他の補助装置を用いた演出を組み合わせたりすることもできる。 本実施態様では、リール停止スイッチの操作を一定期間終了しないで継続させることを報知する演出画像を表示するので、上述のリール停止立ち下り信号に基づきリール停止制御を行なう場合や、所定の解除要件がリール停止立ち下り信号を受信した場合において、遊技者はこの報知演出に基づいて、確実にリール停止スイッチの操作を継続させ、その間に、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチを操作して、リール停止操作をキャンセルすることができる。
本発明に係るスロットマシンとして、更に、所定のリール停止順でリール停止操作を行なったときに、前記リール制御手段が、前記当選図柄に対応した図柄の組み合わせを停止させる停止制御を行なう場合において、前記リール停止要件が該所定のリール停止順でリール停止操作を行なうことであることが考えられる。
本実施態様では、リール停止要件が所定のリール停止順でリール停止操作を行なうことなので、遊技者が所定のリール停止順と異なる(つまり間違ったリール停止順の)リール停止スイッチを操作したとき、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチを操作して、このリール停止操作をキャンセルして、改めて正しいリール停止順のリール停止スイッチを操作し直すことができる。
本発明に係るスロットマシンとして、更に、前記他メイン操作信号が、停止操作を行なったリール以外のリール停止スイッチ、遊技を開始させるためのスタートスイッチ、遊技媒体の賭けを行なうためのベットスイッチ、または遊技媒体の精算スイッチから発せられた信号であることが考えられる。
本実施態様では、停止操作をキャンセルするために操作するメインスイッチが、停止操作を行なったリール以外のリール停止スイッチ、スタートスイッチ、ベットスイッチ、または精算スイッチなので、フロントパネル上の遊技者が操作し易い位置に配置された多様なメインスイッチの中の少なくとも1つを操作することにより、リール停止操作をキャンセルすることができる。よって、遊技者は、限られた時間内に確実に停止操作のキャンセルを実現できる。
上述の発明によれば、遊技者は、回転している任意のリールに対応したリール停止スイッチを操作することができ、更に、行なったリール停止操作をそのまま有効にしてリールを停止させるか、または行なったリール停止操作をキャンセルして、リール停止操作をやり直すか選択することができ、この選択により、遊技の進行を遊技者にとって有利なように変更することができる。従って、遊技者のリールの停止操作に関する関心が高まり、延いては、遊技者の遊技に対する関心が高まることが期待できる。
本発明に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。 本発明に係るスロットマシンを制御する主制御回路を示すブロック図である。 本発明に係るスロットマシンを制御する副制御回路を示すブロック図である。 本発明に係るスロットマシンの制御の機能を示す機能ブロック図である。 主制御回路100において実行される遊技の進行を制御するメインルーチンを示すフローチャートである。 役抽選処理と引き続いて実施されるフラグオン処理とを示す役抽選処理サブルーチンを示すフローチャートであり、主に役抽選処理を示すフローチャートである。 役抽選処理と引き続いて実施されるフラグオン処理とを示す役抽選処理サブルーチンを示すフローチャートであり、主にフラグオン処理を示すフローチャートである。 役抽選処理サブルーチンの制御処理の一部であるRT解除処理サブルーチンを示すフローチャートである。 リールの回転、停止のための制御を行なうリール変動、停止サブルーチンを示すフローチャートである。 リール変動、停止サブルーチンの制御処理の一部であるリール停止制御サブルーチンのケース1(その1)を示すフローチャートである。 リール変動、停止サブルーチンの制御処理の一部であるリール停止制御サブルーチンのケース1(その2)を示すフローチャートである。 リール変動、停止サブルーチンの制御処理の一部であるリール停止制御サブルーチンのケース2を示すフローチャートである。 リール停止立ち上り信号、リール停止立ち下り信号を表わしたタイムチャートである。 リールの図柄が停止した後の制御処理を示す入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンを示すフローチャートである。 入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部であるBB遊技中処理サブルーチンを示すフローチャートである。 入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示すフローチャートである。 役当選時処理サブルーチンの制御処理の一部である一般役入賞時処理サブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路で実施される報知画像表示サブルーチンを示すフローチャートである。 BB作動時一般抽選表の実施例を示す図である。 RT作動時一般抽選表の実施例を示す図である。 BB未作動時一般抽選表の実施例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態に係るスロットマシン10の外観を図1に示す。
図1は、本実施形態に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。同図において、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けてある。このフロントパネル20の略中央には、垂直方向に縦長矩形の3つの表示窓22L、22C及び22Rが形成してある。
スロットマシン10の筐体の内部には、3個のリール40L、40C及び40Rが回転自在に設けてある。各リール40L、40C及び40Rは、それぞれリング形状となっており、その外周面には、図柄を印刷したリールテープが貼着してある。このリールテープには、例えば、21個の図柄が等間隔で描かれている。これら図柄の配列は、リール40L,40C及び40Rごとにそれぞれ異なっている。なお、各リールの具体的な図柄配置については、図29を用いて追って詳細に説明する。
各リール40L、40C及び40Rは、上述した表示窓22L、22C及び22Rを介してそれぞれ視認可能となっている。リールが停止しているときには、1つの表示窓において、1本のリールの連続した3つの図柄が視認可能となる。このため、3つの表示窓22L、22C及び22Rの全てからは、合計9つの図柄が視認可能となる。
後述するように、各リール40L、40C及び40Rは、それぞれモータ(図示せず)により回転駆動され、各表示窓22L、22C及び22Rにおいて、各リール40L、40C及び40Rの外周面に描かれた図柄が上から下に向かって移動する。
これらの3つの表示窓22L、22C及び22Rの前面には、5本の入賞ラインが定めてある。これら5本の入賞ラインは、水平の3本(中央L1、上下L2A、L2B)の入賞ラインと、斜めの2本(斜め右下がりL3A、斜め右上がりL3B)の入賞ラインとで構成してある。これら入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bの左端部には、有効ライン表示部(ベット数表示手段)24a〜24eが設けてある。これら有効ライン表示部24a〜24eは、賭けの対象となった遊技媒体(本実施形態ではメダルを用いている。)の枚数により、有効となった入賞ライン(以下、有効ラインと称する)を表示する。なお、本実施形態では、各有効ライン表示部24a〜24eに、賭けの対象となった遊技媒体の枚数(ベット数)を、上から順に「3」、「2」、「1」、「2」、「3」のように表示してあり、入賞ラインとともにベット数をも表示する役割をもたせてある。
上述したフロントパネル20の下方には、略水平の操作パネル部30が設けてある。この操作パネル部30の左側には、1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34及び3−ベットスイッチ36が配設してある。また、操作パネル部30の右側には、遊技媒体を投入することができる遊技媒体投入口38が設けてある。
遊技媒体投入口38から遊技媒体が投入されると、遊技媒体カウンタ(図示せず)が遊技媒体の枚数を計数する。この遊技媒体投入口38から規定枚数以上の遊技媒体が投入された場合には、規定以上の枚数をクレジット数として後述するRAM110に記憶するとともに、このクレジット数をクレジット数表示部53に表示するようになっている。
1−ベットスイッチ32は、クレジット数のうちの1枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。2−ベットスイッチ34は、クレジット数のうちの2枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。3−ベットスイッチ36は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
また、スロットマシン10の筐体の上方には、液晶ディスプレイパネルから構成される画像表示装置70が設けてある。なお、画像表示装置70は、上述した液晶ディスプレイパネルに限らず、遊技者が、画像情報や文字情報を遊技中に視認し得る装置であれば、その他あらゆる表示装置を用いることが可能である。
操作パネル部30の前面の左側には、スタートスイッチ(スタートレバー)50が傾動可能に設けてあり、また、操作パネル部30の前面の中央部には、3つのリール停止スイッチ52L、52C及び52Rが設けてある。リール停止スイッチ52Lは左リール40Lに対応し、リール停止スイッチ52Cは中リール40Cに対応し、リール停止スイッチ52Rは右リール40Rに対応している。
遊技者が、スタートスイッチ50を傾動操作すると、上述した3つのリール40L、40C及び40Rが一斉に回転を開始する。これらリール40L,40C及び40Rの回転速度が一定速度に達すると、遊技者によるリール停止スイッチ52L、52C及び52Rの操作が有効となる。
遊技者が、リール停止スイッチ52Lを押動操作すると左リール40Lが停止する。リール停止スイッチ52Cを押動操作すると中リール40Cが停止する。リール停止スイッチ52Rを押動操作すると右リール40Rが停止する。
各リール40L、40C又は40Rが停止したときは、それぞれの外周面に描かれた図柄が、上述した表示窓22L、C、R中に見える縦3つのコマの位置に停止するように停止制御している。
スロットマシン10の筐体の下方の右側には、筐体の内部に収納した図示しないスピーカ(後述する図4に示すスピーカ64に対応する)から発せられた音を筐体の外部へ出すための透音穴60が設けてある。スロットマシン10の筐体の下方の中央部には、遊技媒体払出口62が設けてある。各リール40L、40C又は40Rが停止して、有効ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが、所定の組み合わせ、すなわち、役を構成する図柄の組み合わせとなり、役に入賞したときには、この組み合わせに応じて予め定めた枚数の遊技媒体を遊技媒体払出口62から払い出すようになっている。
上述したように、スロットマシン10における遊技は、停止させた複数のリール40L、40C又は40Rの図柄の組み合わせによって遊技結果が定まるというものである。また、この遊技は、スタートスイッチ50を遊技者が傾動操作するたびに行なわれ、複数のリール40L、40C又は40Rの回転開始から回転停止までの行程を1単位の遊技として、繰り返し行なうことができる。
上述した役の種類には、例えば、当たり役、一般役、再遊技役等の種類がある。当たり役は、抽選で当たり役に当選し、その当たり役に応じた図柄が揃って入賞したときには、遊技を遊技者にとって有利に進行させる当たり遊技を行なうことができる役である。また、一般役は、抽選で一般役に当選し、その一般役に応じた図柄が揃って入賞すると、予め定めた数の遊技媒体を払い出す役である。また、再遊技役は、抽選で再遊技役に当選し、再遊技役に応じた図柄が揃って入賞したときに、遊技媒体を新たに投入することなく再遊技(リプレイとも称する)を行なうことができる役である。
また、当たり役には、ビックボーナス役(以下、BB役と称する)がある。BB役は、当たり遊技の1つであるBB遊技に移行させる役であり、このBB遊技は、所定の役が高確率で当選する遊技を、予め定められた遊技媒体の払い出し数に達するまで、連続して行なうことができる。なお、複数のBB遊技を設定することも可能であり、例えば、所定の役の当選確率や終了枚数の設定が異なる複数のBB遊技を設けることもできる。
更に、当たり役として、ミドルボーナス役(以下、MB役と称する)やシングルボーナス(以下、SB役)を設定することもできる。MB役(「2種BB役」と称する場合がある)は、当たり遊技の1つであるMB遊技(「2種BB遊技」と称する場合がある)に移行させる役であり、このMB遊技は、役抽選の結果によらず、所定の図柄の組み合わせが停止したとき入賞処理が行なわれる遊技(CB遊技と称する場合がある))を、予め定められた遊技媒体の払い出し数に達するまで、連続して行なうことができる。SB役は、当たり遊技の1つであるSB遊技に移行させる役であり、このSB遊技は、1遊技だけ行なわれる当たり遊技である。
<制御手段の説明>
スロットマシン10を制御する制御手段は、主制御回路100と副制御回路200から構成される。ここで、主制御回路100のブロック図を図2に示し、これに電気的に接続されている副制御回路200のブロック図を図3に示す。
上述したスタートスイッチ50は、主制御回路100のインターフェイス回路102に接続され、インターフェイス回路102は、入出力バス104に接続されている。スタートスイッチ50から発せられたリール回転開始信号は、インターフェイス回路102において所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。入出力バス104は、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。上述したリール回転開始信号は、「操作信号」の1つを構成する。
また、上述したインターフェイス回路102には、リール停止スイッチ52L、52C及び52R、並びに1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34及び最大ベットスイッチ36も接続されている。これらのボタンやスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路102に供給され、所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。上述したリール停止スイッチ52L、52C又は52Rから発せられる信号も、操作信号を構成する。
上述した入出力バス104には、ROM(リード・オンリー・メモリ)108及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)110も接続されている。ROM108は、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。また、RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶することができる。
入出力バス104には、乱数を発生させるための乱数発生器112も接続されている。乱数発生器112は、一定の範囲の数値、例えば0〜65535(2の16乗)に含まれる乱数を発生させる。尚、CPU106の演算処理により乱数を発させるように構成してもよい。
入出力バス104には、モータ駆動回路114が接続されている。モータ駆動回路114には、上述した3つのリール40L、40C及び40Rの各々を回転駆動するステッピングモータ80L、80C及び80Rが接続されている。ステッピングモータ80L、80C及び80Rの各々は、3つのリール40L、40C及び40Rの内部に設けられ、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転シャフトがリール40L、40C及び40Rの回転中心となるように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに取り付けられている。
CPU106から発せられる駆動制御命令は、モータ駆動回路114により駆動信号に変換され、駆動信号はステッピングモータ80L、80C及び80Rに供給される。なお、駆動制御命令には、回転速度の命令も含まれており、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転制御及び停止制御を行なうとともに、回転速度の制御も行なう。
CPU106が、上述したように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに対する制御をすることにより、リール40L、40C及び40Rの回転制御及び停止制御を行なうとともに、回転速度の制御を行なうことができる。
リール40L、40C及び40Rの各々には、各リールの回転角度位置を検出するための回転角度位置センサ(図示せず)が設けられており、回転角度位置センサは、リール回転角度位置検出回路116に接続されている。リール40L、40C及び40Rの各々の回転角度位置を示す信号が回転角度位置センサから発せられたときには、リール回転角度位置検出回路116に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。CPU106は、供給された回転角度位置から図柄の番号を算出し、表示窓22L、22C及び22Rの各々に表示される図柄を特定する。
更に、インターフェイス回路102には、接続線118も接続されている。この接続線118によって、主制御回路100は、後述する副制御回路200に電気的に接続される。この副制御回路200を示すブロック図を図3に示す。
上述した接続線118は、副制御回路200のインターフェイス回路202に接続され、インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されている。主制御回路100から副制御回路200に送信された信号は、インターフェイス回路202において所望の信号に変換された後、入出力バス204に供給される。入出力バス204は、中央処理回路(以下、CPUと称する)206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
上述した入出力バス204には、ROM(リード・オンリー・メモリ)208及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)210も接続されている。ROM208は、後述するランプ駆動回路218や、表示駆動回路220や、スピーカ駆動回路222を制御する制御プログラムや、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。ROM208は、表示装置70に表示するための種々の画像データや、スピーカ64から発するための音声データも記憶する。
入出力バス204には、各表示ランプ124を駆動するためのランプ駆動回路218も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じて駆動指令をランプ駆動回路218に発し、駆動指令に応じて表示ランプ124を点灯駆動する。
また、入出力バス204には、表示装置70を駆動する表示駆動回路220も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている画像データや文字データ等を読み出し、そのデータを表示駆動回路220に供給する。このようにすることにより、表示装置70には、様々な画像データや文字データが画像として表示される。
更に、入出力バス204には、スピーカ64を駆動するためのスピーカ駆動回路222も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている音声データを読み出し、そのデータをスピーカ駆動回路222に供給する。このようにすることにより、スピーカ64から所定の音声が発せられる。
(機能ブロック図の説明)
次に、スロットマシン10の制御の機能ブロック図を図4に示す。
制御回路として、主制御回路100と副制御回路200が電気的に接続され、主制御回路100には、操作手段300が電気的に接続され、また、リール40L、40C及び40Rの各々に設けられたモータ80L、80C及び80Rが電気的に接続されている。副制御回路200には、表示装置70、表示ランプ124、及びスピーカ64が電気的に接続されている。
3つのリール停止スイッチ52L、52C及び52Rから停止操作手段310が構成され、この停止操作手段310と、スタートスイッチ50と、ベットスイッチ32、34及び36とから操作手段300が構成される。この操作手段300は、スイッチに限られず、遊技者の四肢を用いた操作に基づいて操作信号を発生させるものであれば、あらゆる手段が適用できる。
<主制御回路100の説明>
主制御回路100は、役抽選手段410と、リール制御手段440と、入賞処理制御手段460と、再遊技制御手段470と、再遊技選択高状態制御手段480とを含む。
役抽選手段410は、役抽選処理によって、役(当たり役、一般役、再遊技役等)の抽選を行なうものである。役抽選手段410は、例えば、役抽選用の乱数発生器112(ハード乱数等)と、この乱数発生器112が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段420と、乱数抽出手段420が抽出した乱数値に基づいて役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段430とを備えている。この役抽選手段410による制御処理は、役抽選処理サブルーチン(図6〜図8参照)に示される。
リール制御手段440は、スタートスイッチ50から発信されたリール回転開始信号を受信することによって、モータ80L、80C、80Rの制御を行なって、リール40L、40C、40Rを回転させ、そして、リール停止スイッチ52L、52C、52Rの操作開示時に発信されるリール停止立ち上り信号または操作終了時に発信されるリール停止立ち下り信号に基づき、リール40L、40C、40Rを停止させるリール作動に関する制御を行なう。停止の制御においては、当選した役に対応して、停止図柄が揃うまたは揃わないようにするための図柄組み合わせ制御を行なう。
このリール制御手段440には、信号検出手段442、停止要件判定手段444、信号判定手段446、リール停止手段448及び判定処理フリーズ手段450が備えられている。
信号検出手段442は、リール停止スイッチ50L、C、Rxの操作で発信されるリール停止立ち上り信号やリール停止立ち下り信号、更に、その他のメインスイッチ、例えば、スタートスイッチ50、ベットスイッチ32、34、36、遊技媒体の精算スイッチ等から発信された信号を検出する。
停止要件判定手段444は、上述の信号検出手段446によりリール停止立ち上り信号を受信したとき、このリール停止操作が所定のリール停止要件に適合したリール停止操作であるか否か判断する。
信号判定手段446は、所定の判定時期において、リール停止の基礎となる信号(リール停止立ち上り信号またはリール停止立ち下り信号)及び停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチからの操作信号の受信の有無を判定する制御手段であり、リール停止の基礎となる信号(リール停止立ち上り信号またはリール停止立ち下り信号)のみを受信したと判別したときに、停止コマンド信号を発信し、リール停止の基礎となる信号(リール停止立ち上り信号またはリール停止立ち下り信号)及び他のメインスイッチからの操作信号を受信したと判別したときに、このリール停止スイッチの操作をキャンセルする制御処理を行なう。
リール停止手段448は、信号判定手段446から発信された停止コマンド信号を受信したとき、役抽選の結果に応じたリール停止制御を行なう。
判定時期変更手段450は、上述の停止要件判定手段444によりリール停止要件に適合したリール停止操作であると判別されたとき、信号判定手段446による判定処理をリール停止立ち上り信号受信時に行なうように制御し、停止要件判定手段444によりリール停止要件に適合したリール停止操作でないと判別されたとき、信号判定手段446による判定処理を、リール停止立ち上り信号受信時から所定の解除要件を達成する時期まで一時停止状態にする(つまりフリーズさせる)制御処理を行なう。
以上のようなリール制御手段440による制御処理は、リール変動、停止サブルーチンやその説明図(図9〜図13参照)に示される。
入賞処理制御手段460は、役抽選処理で当たり役や一般役が当選し、停止した図柄に関する入賞図柄判定により、各々の役に対応した図柄が揃って入賞したと判別したときに、遊技が遊技者にとって有利に進行する当たり遊技や所定枚数の遊技媒体の払い出しを実施するための制御を行なう。
再遊技制御手段470は、抽選処理で再遊技役が当選し、停止した図柄に関する入賞図柄判定により、再遊技役に対応した図柄が揃ったと判別したときに、遊技媒体を投入しないで、次の遊技を行なうための制御を行なう。なお、入賞処理制御手段460や再遊技制御手段470による制御処理は、後述する入賞判定。フラグオフ処理サブルーチン(図14〜17参照)。
再遊技選択高状態制御手段480は、所定の開始要件を満たしたときに、遊技の態様を、役抽選手段により再遊技役が当選する確率がより高い値に設定されたRT作動状態(再遊技選択高状態)に変更し、RT作動状態(再遊技選択高状態)に変更後、所定の解除要件を満たしたときに、RT作動状態(再遊技選択高状態)を解除する制御処理を行なう。
<副制御回路200の説明>
副制御回路200には、画像制御手段510、音声制御手段520、ランプ制御手段530、及び報知演出制御手段540が設けられている。画像制御手段510は、報知演出制御手段540等から受信した画像データに基づいて、表示駆動回路220を制御して、表示装置70に所定の演出画像を表示することができる。なお、表示装置70、表示駆動回路220、画像制御手段510を含めて、画像表示手段と称する場合もある。
また、ランプ制御手段520は、報知演出制御手段540等から受信したランプ点灯データに基づいて、ランプ駆動回路218を制御して、所定の表示ランプ124を点灯することができる。また、音声制御手段530は、報知演出制御手段540等から受信した音声データに基づいて、スピーカ駆動回路222を制御して、スピーカ64から所定の音声を発することができる。
また、報知演出制御手段540は、上述の画像制御手段510、ランプ制御手段520、及び音声制御手段530に報知演出データを含む制御信号を送信して、所定の報知演出を実施するための制御処理を行なう。この制御処理の一例が、後述する報知画像表示サブルーチン(図18参照)に示される。
(制御処理の説明)
以下に、上述した制御手段において行なわれる各種の制御について、フローチャートを用いながら詳細に説明する。
図5には、主制御回路100で行なわれる制御処理のメインルーチンを示す。図6から図17には、このメインルーチンで行なわれる制御処理である各サブルーチンを示す。
図6〜図8には、役抽選手段410により行なわれる役抽選と、役抽選に引き続き行なわれるフラグオン処理を行なう役抽選処理サブルーチンを示す。図9〜図13には、リール制御手段440により、リールの回転、停止のための制御を行なうリール変動、停止サブルーチンを示す。図14には、リール変動、停止サブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理である入賞判定・フラググオフ処理サブルーチンを示す。
図15には、入賞判定・フラググオフ処理サブルーチンの制御処理の一部であるBB遊技中処理サブルーチンを示し、図16には、入賞判定・フラググオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示し、図17には、役当選時処理サブルーチンの制御処理の一部である一般役入賞時処理サブルーチンを示す。
また、図18には、副制御回路200における制御処理である、主制御回路100から受信した信号に基づいて、報知画像を表示するための制御処理を行なう報知画像表示サブルーチンを示す。
なお、以下に説明する制御処理においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述した主制御回路100や副制御回路200において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
<メインルーチンの説明>
まず、メインルーチンの制御処理の説明を、図5のフローチャートを用いながら説明する。このメインルーチンでは、遊技者が遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの1工程を1回とする遊技を、1回行なうときの制御処理を示す。
まず、パラメータNRPの値が、0より大きいか否かを判断する(ステップS10)。ここでNRPは、再遊技を行なうか否かを定めるパラメータであり、0より大きい場合には再遊技を行ない、0以下の場合には再遊技を行なわないように設定されている。また、図16のステップSステップS510に示すように、役抽選で再遊技役に当選し、当選役に対応した図柄が停止して入賞したときに、NRPの値として1をインプットするようになっている。
ステップS10の判断で、もし、NRPの値が0以下である(NO)と判別したときには、再遊技を行なわないと判断して、次に、遊技媒体が投入されたか否かを判断する(ステップS12)。この判断で、もし、遊技媒体が投入された(YES)と判別したときには、ステップS18へ進み、遊技媒体投入口38の下部に設置された遊技媒体カウンタでカウントした投入枚数を、ベット数として検出する。ただし、規定枚数(本実施形態では3枚)を越える枚数の遊技媒体が投入されたときには、規定枚数を越える分の遊技媒体は、クレジット枚数としてRAM110に記憶する。
ステップS12の判断において、もし、遊技媒体が投入されていない(NO)と判断したときには、次に、クレジットされた遊技媒体が有るか否かを判断する(ステップS14)。この判断で、もし、クレジットされた遊技媒体はない(NO)と判別したときには、再びステップS12へ戻り、ステップS12とステップS14の判断処理を繰り返し実行する。
また、ステップS14の判断で、もし、クレジットされた遊技媒体が有る(YES)と判別したときには、次に、ベット操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS16)。このベット操作信号は、遊技者がベットスイッチ32、34または36の何れか1のスイッチを操作したときに発信される。この判断で、もし、ベット操作信号を受信していない(NO)と判別したときには、再びステップS12に戻り、ステップS12からステップS16までの判断処理を繰り返し実行する。ステップS16の判断で、もし、ベット信号を受信した(YES)と判別したときには、受信したベット操作信号からベット数を検出する(ステップS18)。そして、遊技媒体の投入またはクレジットされた遊技媒体の使用の何れの場合においても、検出したベット数を新たなベット数としてRAM110に記憶し、クレジットされた遊技媒体を使用する場合には、同時に、遊技媒体のクレジット数から、検出したベット数分の枚数だけ減じる処理を行なう(ステップS20)。そして、役抽選処理サブルーチン(ステップS24)へ進む。
ステップS10の判断において、もし、NRPの値が0より大きく(YES)、再遊技状態にあると判別したときには、NRPの値に0をインプットして再遊技状態を解除し(ステップS22)、ステップS12からステップS20の処理を行なわない再遊技の制御処理を行なって、役抽選処理サブルーチン(ステップS24)へ進む。つまり、再遊技状態にあると判別したときには、遊技媒体を新たに投入したり、クレジットした遊技媒体を消費することなく、遊技を行なうことができる。また、再遊技におけるベット数としては、本実施形態では、前の遊技におけるベット数と同じベット数を設定するような制御が行なわれるが、前の遊技のベット数と異なる値のベット数を設定する制御も可能である。
ステップS24の役抽選処理サブルーチンでは、役抽選手段410による役抽選が行なわれ、当選した役に応じて、BBフラグ、再遊技フラグ、一般役フラグをオンにするフラグオンの処理が行なわれる。このサブルーチンの詳細については、図6〜図8のフローチャートを用いて後述する。
役抽選処理サブルーチン(ステップS24)に引き続いて、この役抽選の結果に基づいて、リール40L、40C、40Rを回転させてから停止させるリールの動きに関する制御処理を行なうリール変動、停止サブルーチン(ステップS26)が行なわれる。このリール変動、停止サブルーチンは、リール制御手段440によって行なわれ、このサブルーチンの詳細については、図9〜図12のフローチャートを用いて後述する。
次に、リール変動、停止サブルーチンによってリールが停止した後、入賞図柄判定を行なって、その判定結果に基づいて、フラグオフの処理を行ない、また、RT作動状態(再遊技選択高状態)を設定するためのRT設定処理を行なう入賞判定・フラググオフ処理サブルーチン(ステップS28)が行なわれる。このサブルーチンの詳細については、図14〜図17のフローチャートを用いて後述する。
そして、役抽選、入賞図柄判定の結果に基づいて、入賞した当たり遊技に対応した所定枚数の遊技媒体を払い出す払い出し処理(ステップS30)が行なわれる。この払い出し処理は、実際に遊技媒体を遊技媒体払出口62から払い出すことも可能であるし、払い出す代わりに、所定枚数の遊技媒体をクレジットすることも可能である。以上の制御処理によって1回分の遊技が終了する。このメインルーチンに示される制御処理を繰り返すことによって、遊技者は複数回数の遊技を行なうことができる。
<役抽選処理サブルーチン>
次にメインルーチンのステップS24で行なわれる役抽選処理サブルーチンについて、図6〜図8に示したフローチャートを用いながら詳細に説明する。
まず、スタートスイッチONの信号を受信したか否か判断する(ステップS40)。このスタートスイッチONの信号は、遊技者によるスタートスイッチ50の操作をしたときに操作手段300により発信される信号であり、この信号に基づいてリール制御手段440は、リールの回転を開始する制御を行なう(図9のステップS134参照)。
この判断で、もし、スタートスイッチONの信号を受信していない(NO)と判別したときには、このステップS40の判断処理を繰り返す。つまり、遊技者がスタートスイッチ50を操作するまで、遊技のスタートを待つ待機状態となっている。
ステップS40の判断で、もし、スタートスイッチONの信号を受信した(YES)と判別したときには、次に、遊技開始信号を、副制御回路200へ送信し(ステップS41)、ステップS42へ進む。ここで、ステップS41で副制御回路200へ送信した遊技開始信号は、報知画像表示サブルーチンのステップS700の制御処理で用いられる(図18参照)。
次に、ステップS42において、パラメータNBBの値が0より大きい値であるか否かを判断する(ステップS42)。この判断で、もし、NBBの値が0より大きい(YES)と判別したときには、ROM108に記憶されたBB作動時一般抽選表を読み出し(ステップS44)、ステップS52へ進む。
ここで、BB作動時抽選表の実施例を図19に示す。BB作動時抽選表では、図柄番号1の一般役1と、図柄番号2の一般役2と、図柄番号3の一般役3と、図柄番号4のはずれとが設定されている。
図柄番号1の一般役1は、役抽選における当選確率が1/100であって、左リールで図柄がチェリーが停止すれば、残り2つのリールの停止図柄については、何れの図柄であっても入賞するように設定されている。
図柄番号2の一般役2は、役抽選における当選確率が1/1.3であって、右・中・左リールで図柄ベルが停止する場合に入賞するように設定されている。よって、BB遊技中においては、役抽選で一般役2に当選する可能性が非常に高くなっている。
図柄番号3の一般役3は、役抽選における当選確率が1/10であって、右・中・左リールで図柄スイカが停止する場合に入賞するように設定されている。図柄番号5のはずれの確率は、約1/198という低い値が設定されている。
次に、ステップS42の判断で、もし、NBBの値が0以下である(NO)と判別したときには、次に、パラメータNRTの値が、0より大きいか否かを判断する(ステップS46)。ここでNRTは、遊技状態が、役抽選における再遊技役の当選確率が通常遊技より高く設定されたRT作動状態であるか否かを定めるパラメータである。
NRTは、初期状態では0に設定されており、RT作動状態の開始要件が満たされたとき、NRTに1の値をインプットして、RT作動状態の設定を行なう。後述するように、本実施形態では、BB遊技終了後にRT作動状態が設定され(図15のステップS314参照)、RT作動状態における遊技回数がRTMAX回に達する(図8のステップS106参照)か、またはRT作動状態の遊技で一般役3が入賞したとき(図17のステップS604参照)に、RT作動状態が解除される。
ステップS46においてパラメータNRTの値が0より大きい(YES)と判別すると、次に、RT作動時処理サブルーチンを実施して(ステップS48)、ステップS52へ進む。
<RT作動時処理サブルーチンの説明>
次に、図8のフローチャートを用いて、ステップS48に示すRT作動時処理サブルーチンの詳細な説明を行なう。
図8において、まず、ROM108に記憶されたRT作動時一般抽選表を読み出す。(ステップS100)。ここで、RT作動時一般抽選表の実施例を図20に示す。
RT作動時抽選表では、図柄番号1の一般役1と、図柄番号2の一般役2と、図柄番号3の一般役3と、図柄番号4の再遊技役と、図柄番号5のBB役と、図柄番号6のはずれとが設定されている。RT作動時一般抽選表では、上述のBB作動時抽選表に比べて、図柄番号4の再遊技と、図柄番号5のBB役とが追加されている。
図柄番号1の一般役1は、役抽選における当選確率が1/100であって、左リールで図柄がチェリーが停止すれば、残り2つのリールの停止図柄については、何れの図柄であっても入賞するように設定されている。
図柄番号2の一般役2は、役抽選における当選確率が1/5であって、右・中・左リールで図柄ベルが停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号3の一般役3は、役抽選における当選確率が1/10であって、右・中・左リールで図柄スイカが停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号4の再遊技役は、役抽選における当選確率が1/2であって、右・中・左リールで図柄リプレイが停止する場合に入賞するように設定されている。下記に示すBB未作動時一般抽選表に比べて、再遊技役の当選確率が高く設定されている。
図柄番号5のBB役については、役抽選における当選確率が1/300であって、右・中・左リールで図柄赤7が停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号6のはずれの確率は、約1/5.36に設定されている。
フローチャートの説明に戻り、ステップS100でRT作動時一般抽選表を読み出した後、次に、RTKAISUの値に1を加える処理を行なう(ステップS102)。ここでRTKAISUは、RT作動状態での遊技回数を数えるためのカウンタである。RT作動状態を設定するときに、RTKAISUの値に0をインプットして初期化し(図15のステップS316参照)、RT作動状態で遊技を行なうたびに、RTKAISUの値に1を加えていく処理を行なう。
次に、RTKAISUの値がRTMAXより大きいか否かを判断する(ステップS104)。この判断で、もし、RTKAISUの値がRTMAXより大きい(YES)と判別したときには、NRTの値に0をインプットしてRT作動状態を解除し(ステップS106)、RTKAISUの値に0をインプットして(ステップS108)、本サブルーチンを終了する。なお、本実施形態では、RTMAXの値として100が設定されている(図15のステップS316参照)。
ステップS104の判断で、もし、RTKAISUの値がRTMAX以下である(NO)と判別したときには、RT作動状態を解除せずに、そのまま本サブルーチンを終了する。
再び図6のフローチャートの説明に戻り、ステップS46の判断で、もし、NRTの値が0以下である(NO)と判別したときには、次に、ROM108に記憶したBB未作動時一般抽選表を読み出し(ステップS50)、ステップS52へ進む。ここで、BB未作動時一般抽選表の実施例を図21に示す。
BB未作動時一般抽選表は、通常の遊技状態において用いられる抽選表であり、図柄番号1〜3の3種類の一般役、図柄番号4の再遊技役、図柄番号5のBB役、及び図柄番号6のはずれが設定されている。
図柄番号1の一般役1は、役抽選における当選確率が1/100であって、左リールでチェリーの図柄が停止すれば、残り2つのリールの停止図柄については、何れの図柄であっても入賞するように設定されている。図柄番号2の一般役2は、役抽選における当選確率が1/5であって、右・中・左リールで図柄ベルが停止する場合に入賞するように設定されている。従って、BB遊技中に比べて、役抽選で一般役2に当選する可能性が低くなっている。図柄番号3の一般役3は、役抽選における当選確率が1/10であって、右・中・左リールで図柄スイカが停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号4の再遊技役は、役抽選処理における当選確率が1/7.3であって、右・中・左で図柄リプレイが停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号5のBB役については、役抽選処理における当選確率が1/300であって、右・中・左リールで図柄赤7が停止する場合に入賞するように設定されている。また、図柄番号6のはずれの役抽選における確率は約1/1.82に設定されている。
以上のように、遊技の状態に応じた抽選表を読み出した後、乱数を取得して抽選判定を行なう役抽選を実施する(ステップS52)。具体的には、乱数発生器112で発生させた乱数を乱数抽出手段420で抽出し、乱数判定手段430が、この抽出した乱数と上述の読み出した抽選表を照らし合わせて当選の判定を行なう。
そして、図6に引き続いて図7に移り、抽選判定の結果、BB役に当選したか否かを判断する(ステップS70)。この判断で、もし、BB役に当選した(YES)と判別したときには、BB役フラグをオンにして、RAM110に記憶し(ステップS72)、ステップS82へ進む。
ステップS70の判断で、もし、BB役に当選していない(NO)と判別したときには、次に、再遊技役に当選したか否かを判断する(ステップS74)。この判断で、もし、役抽選によって再遊技役に当選した(YES)と判別したときには、再遊技フラグをオンにして、RAM110に記憶し(ステップS76)、ステップS82へ進む。
ステップS74の判断で、もし、再遊技役に当選していない(NO)と判別したときには、次に、一般役に当選したか否かを判断する(ステップS78)。この判断で、もし、役抽選によって一般役に当選した(YES)と判別したときには、一般役フラグをオンにして、RAM110に記憶し(ステップS80)、ステップS82へ進む。
ステップS78の判断で、もし、一般役に当選していない(NO)と判別したときには、抽選判定の結果は、はずれであると判断し、はずれ時の所定の制御処理を行なって、ステップS82へ進む。
以上のようにフラグオンに関する一連の処理を行なった後、ステップ82において、役抽選で当選した役に対応した図柄番号、制御図柄データをROM108から読み出して、後述するリール変動、停止サブルーチンに用いるため、このデータをRAM110に記憶する(ステップS82)。
次に、以上のような役抽選の結果、つまり当選役またははずれの情報を含む役抽選情報信号を副制御回路200へ送信して(ステップS84)、本サブルーチンを終了する。なお、ステップS84で副制御回路200へ送信した役抽選情報信号は、一般役入賞時サブルーチンのステップS704において、役抽選結果に対応した報知画像を表示する制御処理に用いられる(図18参照)。
<リール変動、停止サブルーチンの説明>
次に、図5のメインルーチンにおいて、上述の役抽選処理サブルーチン(ステップS24)が終了すると、次に、リール変動、停止サブルーチン(ステップS26)を行なう。図9に示すフローチャートを用いて、リール変動、停止サブルーチンの詳細な説明を行なう。
まず、図7のステップS82で記憶した図柄番号と制御図柄データを読み出す(ステップS130)。そして、予め定められた最短時間を経過したか否かの判断を行なう(ステップS132)。この判断で、もし、最短時間が経過していない(NO)と判別したときには、このステップS132の判断処理を繰り返し実行する。つまり、最短時間が経過するまで次の工程であるリールの回転開始を行なえないようなっている。この制御によって、一定時間に行なわれる遊技の回数を、所定の回数以内に抑える制御を行なっている。
ステップS132の判断で、もし、最短時間が経過した(YES)と判別したときには、既にスタートスイッチONの信号を受信しているので(図6のステップS40参照)、リール回転開始信号をモータ駆動回路114に送信して、モータ80L、80C、80Rの回転を開始させ、リール40L、40C、40Rを回転させる(ステップS134)。
次に、回転を始めたリールが定速回転になっているか否かを判断する(ステップS136)。この判断で、もし、リールの回転がまだ定速回転になっていない(NO)と判別したときには、このステップS136の判断処理を繰り返す。つまり、リールの回転が定速回転に達するまでは、次の工程であるリールの停止制御が行なえないようになっている。
ステップS136の判断で、もし、リールの回転が定速回転になっている(YES)と判断したときには、次に、特別リール停止制御状態か否か判断する(ステップS138)。本実施形態では、役抽選で一般役2に当選したとき、所定のリール停止順でリール停止操作を行なった場合には、常に全リールで当選役に対応した図柄ベルが停止し、所定のリール停止順でリール停止操作を行なわなかった場合には、当選役に対応した図柄ベルが停止しないようなリール停止制御を行なう。この役抽選で一般役2に当選した場合において特別リール停止制御状態となり、この場合には、遊技者の判断で、リール停止操作をキャンセルすることが可能な制御処理を行なう。このような制御処理により、仮に、遊技者が所定のリール停止順と異なるリール停止スイッチを操作した場合であっても、遊技者の判断で、その停止操作をキャンセルして、新たにリール停止操作をやり直すことができる。なお、この制御に関する詳細な説明は、図10〜図13を用いて後述する。
ステップS138の判断で、もし、特別リール停止制御状態ではない(NO)、つまり通常のリール停止制御状態であると判別したときには、次に、リール停止立ち上り信号を受信したか否かを判断する(ステップS140)。ここで、リール停止立ち上り信号は、リール停止スイッチ52L、52C、52Rのうち、遊技者が何れか1つスイッチについて、リール停止スイッチの押動操作を開始したときに操作手段300によって発信される信号である。なお、このリール停止立ち上り信号の詳細な説明は、図13を用いて後述する。
ステップS140の判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS140の判断処理を繰り返す。つまり、リール停止スイッチ52L、52C、52Rのうち何れかのスイッチが操作されて、リール停止立ち上り信号を受信するまで、待機状態になっている。
ステップS140の判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信した(YES)と判別したときには、リール制御手段440は、リール停止立ち上り信号を発信したリール停止スイッチに対応するリールの図柄組み合わせ制御(停止制御)を行なう(ステップS142)。
ここで、ステップS140、S142の制御処理を更に詳細に説明すれば、左リール用のリール停止スイッチ52Lが押動操作された場合には、リール制御手段440は、左リール40Lを回転させるモータ80LについてステップS140の停止制御を行なう。同様に、中リール用のリール停止スイッチ52Cが押動操作された場合には、中リール40Cを回転させるモータ80CについてステップS140の停止制御を行ない、右リール用のリール停止スイッチ52Rが押動操作された場合には、右リール40Rを回転させるモータ80RについてステップS140の停止制御を行なう。
ステップS140の図柄組み合わせ制御(停止制御)は、ステップS130で読み出した図柄番号、制御図柄データに基づいて、リール停止信号を受信したときのコマを1コマ目として、最大5コマ目までリールを滑らして、その範囲内で、所定の図柄を有効ライン上に停止させる図柄組み合わせ制御(引き込み制御)、または停止させない図柄組み合わせ制御(蹴飛ばし制御)を行なうものである。
ステップS142の図柄組み合わせ制御に引き続いて、全てのリールが停止したか否かを判断する(ステップS144)。この判断で、もし、全てのリールが停止してはいない(NO)と判別したときには、再びステップS140に戻り、ステップS140からステップS144の制御処理を繰り返す。以上により、全リールが停止するまで、リール停止立ち上り信号を受信するごとに、対応するリールの図柄組み合わせ制御(停止制御)を行なう工程を繰り返す。
ステップS144の判断で、もし、全てのリールが停止している(YES)と判別したときには、ステップS150へ進む。
ステップS138の判断で、もし、特別リール停止制御状態である(YES)と判別したときには、リール停止制御サブルーチンを実施して(ステップS148)、操作されたリール停止スイッチに対応したリールの停止制御を行なう。なお、この場合には、行なったリール停止操作をキャンセル可能であり、このリール停止制御サブルーチンについては、図10〜図13を用いて、追って詳細に説明する。
次に、ステップS148へ進み、全てのリールは停止したか否かを判断する(ステップS150)。この判断で、もし、全てのリールが停止してはいない(NO)と判別したときには、再びステップS146に戻り、ステップS146からステップS148の制御処理を繰り返す。以上により、全リールが停止するまで、各リールについて、繰り返しリール停止制御サブルーチンを行なう。
ステップS148の判断で、もし、全てのリールが停止している(YES)と判別したときには、ステップS150へ進み、全リール停止信号を副制御回路200へ送信して(ステップS150)、本サブルーチンを終了する。ここで、ステップS150で副制御回路200へ送信された全リール停止信号は、報知画像表示サブルーチンのステップS708の制御処理に用いられる(図18参照)。
<リール停止制御サブルーチンの説明>
次に、図9のステップ146の制御処理であるリール停止制御サブルーチンの説明を、図10〜図13を用いて詳細に行なう。このリール停止制御サブルーチンは、上述のように、遊技者の判断で、行なったリール停止操作をキャンセルすることが可能な特別リール停止制御状態で実施される(図9のステップS138YES参照)。
図10及び図11は、リール停止スイッチの操作終了時に発信されるリール停止立ち下り信号に基づいてリール停止が行なわれるケース1のフローチャートを示し、図12は、リール停止スイッチの操作開始時に発信されるリール立ち上り信号に基づいてリール停止が行なわれるケース2のフローチャートを示す。
ここで、リール停止立ち上り信号及びリール停止立ち下り信号について、図13を用いて更に詳細に説明する。図13は、時間Tを横軸にとり、リール停止スイッチの接点の導通により生じる電圧Vを縦軸にとったタイムチャート(電圧−時間グラフ)である。図13に示すように、リール停止スイッチ52L、C、Rの何れかのスイッチの操作開始時に、チャートラインはほぼ垂直に立ち上り、リール停止スイッチを押し続けている間、ほぼ一定の電圧が印加されるためチャートラインはほぼ水平に進み、リール停止スイッチの操作終了時に、チャートラインはほぼ垂直に立ち下る。このチャートラインのほぼ垂直に立ち上がったエッジ部がリール停止立ち上り信号を示し、このチャートラインのほぼ垂直に立ち下ったエッジ部がリール停止立ち下り信号を示す。
<<ケース1の説明>>
リール停止スイッチの操作終了時に発信されるリール立ち下り信号に基づいてリール停止が行なわれるケース1の説明を、図10及び図11のフローチャートを用いて行なう。
はじめに図10のフローチャートにおいて、信号検出手段442により、リール停止立ち上り信号を受信したか否かを判断する(ステップS160)。この判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS160の判断処理を繰り返す。つまり、リール停止スイッチ52L、52C、52Rのうち何れかのリール停止スイッチが操作されて、リール停止立ち上り信号を受信するまで、待機状態になっている。
ステップS160の判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信した(YES)と判別したときには、次に、停止要件判定手段444により、受信したリール停止立ち上り信号が、所定のリール停止順と異なるリール停止スイッチから発信された信号であるか否か、つまり、間違ったリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号であるか否か判断する(ステップS162)。
この判断で、もし、間違ったリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号である(YES)と判別したときには、判定処理フリーズ手段450により、リール停止スイッチのフリーズを開始する(ステップS164)。ここで、リール停止スイッチをフリーズするとは、ステップS172に示す信号判定手段446による判定処理を一時停止状態にすることを意味する。
次に、所定のフリーズ時間が経過したか否か判断する(ステップS166)。この判断で、もし、所定のフリーズ時間が経過していない(NO)と判別したときには、ステップS166の判断処理を繰り返す。つまり、本実施形態では、リール立ち上り信号受信後、所定の時間だけ操作スイッチをフリーズする、つまり、所定の時間だけ信号判定手段446による判定処理を一時停止状態にする。ここで、所定のフリーズ時間としては、遊技者がリール停止操作をキャンセルするため、操作したリール停止スイッチ以外のメインスイッチを操作することが可能な時間を要するが、あまり長い時間であると、スムーズな遊技進行が妨げられる。よって、例えば、2〜3秒程度の時間を例示することができる。ただし、フリーズ時間はこれに限られるものではなく、その他の任意の時間を設定することができる。
ステップS166の判断処理で、もし、フリーズ時間を経過した(YES)と判別したときには、リール停止スイッチのフリーズを終了させて(ステップS168)、ステップS170へ進む。また、ステップS162の判断に戻り、もし、間違ったリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号ではない(NO)、つまり正しいリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号であると判別したときには、そのまま、ステップS170へ進む。
ステップS170では、信号検出手段442によりリール停止立ち下り信号を受信したか否か判断する(ステップS170)。この判断で、もし、リール停止立ち下り信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS170の判断処理を繰り返す。つまり、ケース1では、リール停止立ち下り信号の受信に基づいてリール停止を行なうので、リール停止立ち下り信号を受信するまで待機状態になっている。ただし、上述のように、リール停止立ち下り信号は、リール停止スイッチの操作終了時に発信される信号なので、フリーズ時間よりも長い間、遊技者がリール停止スイッチの操作を継続したままの場合にのみ、このステップS168でNOの状態が生じる。
ステップS170の判断で、もし、リール停止立ち下り信号を受信した(YES)と判別したときには、次に、信号判定手段446による判定処理を行なう(ステップS172)。なお、通常のリール停止スイッチ操作では、スイッチ操作後、速やかにスイッチ操作を終了すると考えられ、この場合には、フリーズ経過時においては、既にリール停止立ち下り信号を受信している。よって、通常のリール停止操作では、フリーズ時間経過後、速やかに信号判定手段446による判定処理を行なうことになると考えられる。
以上のような場合のフリーズ時間とリール停止立ち下り信号受信のタイミングとの間の時間的比較を、図13(a)のタイムチャートに示す。図13(a)では、フリーズ時間が終了する前に、リール停止スイッチの操作が終了して、リール停止立ち下り信号を受信した場合が示されている。
ステップS172の信号判定手段446による判定処理では、リール停止立ち下り信号に加えて、他のメイン操作信号を信号検出手段442により受信したか否か判断する(ステップS172)。ここで、他のメイン操作信号とは、操作したリール停止スイッチ以外のメインスイッチから発信された信号であり、この操作したリール停止スイッチ以外のメインスイッチとしては、他のリールのリール停止スイッチ、スタートスイッチ50、ベットスイッチ32、34、36、清算スイッチ等が含まれる。
このように、フロントパネル20上の遊技者が操作し易い位置に配置された多様なメインスイッチの中の少なくとも1つを操作することにより、リール停止操作をキャンセルすることができるので、遊技者は、限られた時間内に確実に停止操作のキャンセルを実現できる。
この判断で、もし、他のメイン操作信号を受信していない(NO)、つまり、リール停止立ち下り信号だけを受信したと判別したときには、信号判定手段446は、停止信号チェックで正常と判断して、リール停止手段448に停止コマンド信号を発信する(ステップS174)。これに応じて、リール停止手段448は、受信した停止コマンド信号に基づいて、操作されたリール停止スイッチに対応したリールについて、図柄組み合わせ制御(停止制御)を行ない(ステップS176)、本サブルーチンを終了する。
この図柄組み合わせ制御は、図9のステップS142で説明した図柄組み合わせ制御と同様であり、詳細な説明は省略する。なお、上述のように、本サブルーチンを実施する特別リール停止状態は、役抽選で一般役2に当選した場合なので、正しいリール停止順でリール停止操作が行なわれた場合には、一般役2に対応した図柄ベルが停止し、間違ったリール停止順でリール停止操作が行なわれた場合には、一般役2に対応した図柄ベルが停止しないように停止制御される。
一方、ステップS172の判断で、もし、他のメイン操作信号を受信した(YES)、つまり、リール停止立ち下り信号だけでなく、他のメインスイッチの操作信号も受信したと判別したときには、信号判定手段446は、リール停止信号のチェックでエラーと判断して(ステップS178)、このリール停止操作をキャンセルする制御処理を行ない(ステップS180)、本サブルーチンを終了する。
このリール停止操作をキャンセルすることを、図13(a)を用いて説明すれば、遊技者が所定のリール停止順と異なる間違ったリール停止スイッチを操作したことに気付いた場合、フリーズ時間中に、他のメインスイッチを操作することによって、間違ったリール停止操作をキャンセルすることができ、その後、改めて正しいリール停止スイッチの操作を行なうことができる。
なお、上述の説明では、フリーズの解除要件を所定の時間が経過するまでとしたが、これに限られるものではなく、例えば、フリーズの解除要件を、リール停止立ち下り信号受信(図10のステップS164’参照)とすることもできる。この場合には、遊技者がリール停止スイッチの操作を継続させ、その間に、他のメインスイッチを操作することによって、間違ったリール停止操作をキャンセルすることができ、遊技者は所定の時間を待たずに、フリーズを解除できる利点を有する。また、この場合のタイムチャートを図13(b)に示す。
ケース1では、リール停止立ち下り信号の受信に基づいてリールの停止を行なうので、ステップS170に示すように、リール停止立ち下り信号を受信するまで待機状態になる。よって、フリーズの解除要件をリール停止立ち下り信号受信にする場合には、ステップS160からステップS168の制御処理を省略して、図9のステップS138に引き続いて、ステップS170へ進む場合と実質的に同様である。
この場合のフローチャートを図11に示し、このフローチャートにおいては、停止要件判定手段444及び判定処理フリーズ手段450は不要となる。また、この場合のタイムチャートを図13(b)に示す。図13(b)において、遊技者は、所定のリール停止順と異なる間違ったリール停止スイッチを操作したことに気付いた場合、リール停止スイッチの操作を継続させ、その間に他のメインスイッチを操作することによって、間違ったリール停止操作をキャンセルすることがき、その後、改めて正しいリール停止スイッチの操作を行なうことができる。
この場合、遊技者が、一定期間リール停止スイッチの操作を継続する必要があるので、例えば、リール停止スイッチの操作を継続する旨を報知する報知演出を実施するのが望ましい。この報知演出によって、遊技者は、一定期間リール停止スイッチの操作を継続し、その間に他のメインスイッチを操作して、確実にリール停止操作をキャンセルすることができる。
<<ケース2の説明>>
リール停止スイッチの操作開始時に発信されるリール立ち上り信号に基づいてリール停止が行なわれるケース2の説明を、図12のフローチャートを用いて行なう。
図12のフローチャートにおいて、信号検出手段442により、リール停止立ち上り信号を受信したか否かを判断する(ステップS190)。この判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS190の判断処理を繰り返す。つまり、リール停止スイッチ52L、52C、52Rのうち何れかのスイッチが操作されて、リール停止立ち上り信号を受信するまで、待機状態になっている。
ステップS190の判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信した(YES)と判別したときには、次に、停止要件判定手段444により、受信したリール停止立ち上り信号が、所定のリール停止順と異なるリール停止スイッチから発信された信号であるか否か、つまり、間違ったリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号であるか否か判断する(ステップS192)。
この判断で、もし、間違ったリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号である(YES)と判別したときには、判定処理フリーズ手段450により、リール停止スイッチのフリーズを開始する(ステップS194)。ここで、リール停止スイッチをフリーズするとは、ステップS200に示す信号判定手段446による判定処理を一時停止状態にすることを意味する。
次に、所定のフリーズ時間が経過したか否か判断する(ステップS196)。この判断で、もし、所定のフリーズ時間が経過していない(NO)と判別したときには、ステップS196の判断処理を繰り返す。つまり、本実施形態では、リール立ち上り信号受信後、所定の時間だけ操作スイッチをフリーズする(所定の時間だけ信号判定手段446による判定処理を一時停止状態にする)。
ステップS196の判断処理で、もし、フリーズ時間を経過した(YES)と判別したときには、リール停止スイッチのフリーズを終了させて(ステップS198)、ステップS200へ進む。ステップS192の判断に戻り、もし、間違ったリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号ではない(NO)、つまり正しいリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号であると判別したときには、そのまま、ステップS200へ進む。
ステップS200では、信号判定手段446による判定処理を行なう(ステップS200)。この判定処理では、リール停止立ち上り信号に加えて、他のメイン操作信号、つまり、他のメインスイッチ(他のリールのリール停止スイッチ、スタートスイッチ50、ベットスイッチ32、34、36、清算スイッチ等)から発信された信号を、信号検出手段442により受信したか否か判断する(ステップS200)。
この判断で、もし、他のメイン操作信号を受信していない(NO)、つまり、リール停止立ち上り信号だけを受信したと判別したときには、信号判定手段446は、停止信号チェックで正常と判断して、リール停止手段448に停止コマンド信号を発信する(ステップS202)。これに応じて、リール停止手段448は、受信した停止コマンド信号に基づいて、操作されたリール停止スイッチに対応したリールについて、図柄組み合わせ制御(停止制御)を行ない(ステップS204)、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップS200の判断で、もし、他のメイン操作信号を受信した(YES)、つまり、リール停止立ち上り信号だけでなく、他のメインスイッチの操作信号も受信したと判別したときには、信号判定手段446は、停止信号チェックでエラーと判断して(ステップS206)、この停止操作をキャンセルする制御処理を行ない(ステップS208)、本サブルーチンを終了する。
このリール停止操作をキャンセルすることは、ケース1の場合と同様に図13(a)に示され、遊技者が、所定のリール停止順と異なる間違ったリール停止スイッチを操作したことに気付いた場合、フリーズ時間中に、他のメインスイッチを操作することによって、間違ったリール停止操作をキャンセルすることができ、その後、改めて正しいリール停止スイッチの操作を行なうことができる。
なお、上述の説明では、フリーズの解除要件を所定の時間が経過するまでとしたが、これに限られるものではなく、例えば、フリーズの解除要件を、リール停止立ち下り信号受信(図12のステップS196’参照)とすることもできる。この場合には、遊技者がリール停止スイッチの操作を継続させ、その間に、他のメインスイッチを操作することによって、間違ったリール停止操作をキャンセルすることができ、遊技者は所定の時間を待たずに、フリーズを解除できる利点を有する。
この場合のタイムチャートは、ケース1の場合と同様に図13(b)に示され、遊技者が、所定のリール停止順と異なる間違ったリール停止スイッチを操作したことに気付いた場合、遊技者は、リール停止スイッチの操作を継続させ、その間に他のメインスイッチを操作することによって、間違ったリール停止操作をキャンセルすることがき、その後、改めて正しいリール停止スイッチの操作を行なうことができる。このとき、ケース1の場合と同様に、リール停止スイッチの操作を継続する旨を報知する報知演出を実施するのが望ましい。
以上のように、ケース1及びケース2何れの場合においても、遊技者は、回転している任意のリールに対応したリール停止スイッチを操作することができ、更に、行なったリール停止操作をそのまま有効にしてリールを停止させるか、または行なったリール停止操作をキャンセルして、リール停止操作をやり直すか選択することができ、この選択により、遊技の進行を遊技者にとって有利なように変更することができる。従って、遊技者のリールの停止操作に関する関心が高まり、延いては、遊技者の遊技に対する関心が高まることが期待できる。
<入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンの説明>
図5のメインルーチンにおいて、上述のリール変動、停止サブルーチン(ステップS26)が終了すると、次に、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチン(ステップ28)を行なう。図14に示すフローチャートを用いて、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンの詳細な説明を行なう。
まず、遊技の状態がBB遊技中であるか否かを判断する(ステップS220)。この判断で、もし、BB遊技中である(YES)と判別したときには、BB遊技中処理サブルーチン(ステップS222)を行なって、本サブルーチンを終了する。BB遊技中処理サブルーチンの詳細な説明は後述する。
ステップS220の判断で、もし、遊技の状態がBB遊技中ではない(NO)と判別したときには、次に、当選役があるか否かを判断する(ステップS224)。この判断で、もし、当選役がある(YES)と判別したときには、役当選時処理サブルーチン(ステップS226)を行なって、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンを終了する。役当選時処理サブルーチンの詳細な説明は後述する。ステップS224の判断で、もし、当選役がない(NO)と判別したときには、そのまま本サブルーチンを終了する。
以下に、ステップS222、S226に示されるサブルーチンの詳細な説明を行なう。
<BB遊技中処理サブルーチンの説明>
次に、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチン(図14参照)において、ステップS220でBB遊技中であると判別したときに実施するBB遊技中処理サブルーチン(ステップS222参照)の詳細な説明を、図15に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、上述のリール変動、停止サブルーチンによって停止したリール図柄が入賞しているか入賞図柄判定を行ない(ステップS300)、次に、入賞図柄判定の結果、何らかの役が入賞しているか否かを判断する(ステップS302)。この判断で、もし、入賞がない(NO)と判別したときには、一般役のフラグがオンになっていればフラグオフにして(ステップS304)、ステップS310へ進む。
ステップS302の判断で、もし、入賞がある(YES)と判別したときには、払出枚数をカウントして、払出枚数のデータを更新し、更新したデータをRAM110に記憶する(ステップS306)。そして、一般役フラグをオフにして(ステップS308)、ステップS310へ進む。なお、このデータは、BB遊技の終了条件に用いられ、払出枚数が終了枚数に達したときには、BB遊技を終了する。
次に、BB遊技の終了条件が達成したか否かを判断する(ステップS310)。この判断で、もし、BB遊技の終了条件を達成してない(NO)と判別したときには、そのまま、本サブルーチンを終了する。また、ステップS310の判断で、もし、BB遊技の終了条件を達成している(YES)と判別したときには、NBBの値に0をインプットしてBB遊技状態を解除する(ステップS312)。次に、NRTの値に1をインプットしてRT作動状態を設定し(ステップS314)、RTKAISUの値に1をインプットし、RTMAXの値に100をインプットして、本サブルーチンを終了する。
<役当選時処理サブルーチンの説明>
次に、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチン(図14参照)において、ステップS224で当選役ありと判別したときに実施する役当選時処理サブルーチン(ステップS226参照)の詳細な説明を、図16に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、上述のリール変動、停止サブルーチンによって停止したリール図柄が入賞しているか入賞図柄判定を行ない(ステップS500)、この入賞図柄判定の結果、何らかの役が入賞しているか否かを判断する(ステップS502)。この判断で、もし、入賞している(YES)と判別したときには、次に、BB役が入賞したのか否かの判断を行なう(ステップS504)。この判断で、もし、BB役が入賞した(YES)と判別したときには、NBBの値に1をインプットして(ステップS506)、BB遊技を設定し、BBフラグをオフにして(ステップS507)、本サブルーチンを終了する。
ステップS504の判断で、もし、BB役が入賞していない(NO)と判別したときには、次に、再遊技役が入賞したか否か判断する(ステップS508)。この判断で、もし、再遊技役が入賞した(YES)と判別したときには、次に、NRPの値に1をインプットする(ステップS510)。この制御処理により、次の遊技においては、遊技媒体を投入せずに遊技を行なう再遊技が実施される(図5のステップS22参照)。そして、再遊技フラグをフラグオフにし、BBフラグがオンであれば、フラグの持ち越し処理を行なって(ステップS512)、本サブルーチンを終了する。
ステップS508の判断で、もし、再遊技役が入賞していない(NO)と判別したときには、一般役が入賞したと判断して、一般役入賞時サブルーチンを行なって(ステップS514)、本サブルーチンを終了する。なお、一般役入賞時サブルーチンについては、図17を用いて追って詳細に説明する。
ステップS502の判断に戻って、もし、入賞がない(NO)と判別したときには、次に、BBフラグがオンになっているか否かを判断する(ステップS516)。この判断で、もし、BBフラグがオンになっている(YES)と判別したときには、BBフラグの持ち越し処理を行ない、他のフラグ(再遊技役、一般役)がオンになっていれば、そのフラグをオフにして(ステップS518)、本サブルーチンを終了する。
ステップS516の判断で、もし、BBフラグがオンになっていない(NO)と判別したときには、フラグオンになっているフラグ(再遊技役、一般役)をオフにして(ステップS520)、本サブルーチンを終了する。
<一般役入賞時サブルーチンの説明>
次に、図16のフローチャートのステップS514に示す一般役入賞時サブルーチンについて、図17を用いて詳細に説明する。
図17において、まず、NRTの値が0より大きいか否か判断する(ステップS600)。この判断で、もし、NRTの値が0以下である(NO)と判別したときには、そのままステップS606へ進む。ステップS600の判断で、もし、NRTの値が0より大きい(YES)と判別したときには、次に、一般役3が入賞したか否か判断する(ステップS602)。この判断で、もし、一般役3が入賞していない(NO)と判別したときには、そのまま、ステップS606へ進む。
ステップS602の判断で、もし、一般役3が入賞した(YES)と判別したときには、NRTの値に0をインプットして、RT作動状態を解除して(ステップS604)、ステップS606へ進む。つまり、RT作動中の遊技において、一般役3が入賞した場合には、RT作動状態が解除されるようになっている。
上述のように、役抽選で一般役2に当選した場合には、リール停止操作をキャンセル可能な特別リール停止制御状態になるが、本サブルーチンにおいて、当選した一般役3に対応した図柄スイカが停止するタイミングでリール停止スイッチが操作された場合に、特別リール停止制御状態にして、リール停止操作をキャンセル可能にすることもできる。この場合には、図10〜図12のフローチャートに示すリール停止制御が行なわれる。
ステップS606においては、一般役フラグをオフにして、BBフラグがオンになっていれば持ち越し処理を行なって(ステップS606)、本サブルーチンを終了する。
<メインルーチンの説明(続き)>
以上のように、ステップS222、S226に示されるサブルーチンが終了して、図14に示す入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンが終了する。ここで、図5のメインルーチンに戻り、ステップS28の入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンを終了し、ステップS30の払い出し処理を終了して、本メインルーチンを終了する。これにより、図柄が変動してから停止するまでの1工程を1回とする遊技を行なうための制御処理が終了する。
(副制御回路200により行なわれる制御処理の説明)
<報知画像表示サブルーチンの説明>
次に、主制御回路100から受信した信号に基づいて、副制御回路200で行なわれる報知画像表示サブルーチンの説明を、図18のフローチャートを用いて行なう。本サブルーチンでは、報知演出制御手段540による制御処理であって、RT作動状態の遊技において、役抽選で一般役2に当選したとき、リール停止スイッチの正しいリール停止順を報知する演出画像を表示する制御処理を行なう。この制御処理により、遊技者は、確実に一般役2を入賞させることができる。
はじめに、主制御回路100から遊技開始信号(図6のッステップS41参照)を受信したか否か判断する(ステップS700)。この判断で、もし、遊技開始信号を受信していない(NO)と判別したときには、そのままステップS700の判断処理を繰り返す。つまり、遊技か開始されるまで待機状態になっている。ステップS700の判断で、もし、遊技開始信号を受信した(YES)と判別したときには、次に、NRTの値が0より大きいか否か判断する(ステップS702)。この判断で、もし、NRTの値が0以下である(NO)と判別しときには、本サブルーチンを終了する。
ステップS702の判断で、もし、NRTの値が0より大きい(YES)と判別したときには、次に、主制御回路100から受信した役抽選情報信号(図7のステップS84参照)に基づいて、役抽選で一般役2に当選したか否か判断する(ステップS704)。この判断で、もし、一般役2に当選していない(NO)と判別したときには、そのまま、本サブルーチンを終了する。
ステップS704の判断で、もし、一般役2に当選している(YES)と判別したときには、正しいリール停止順を報知するためのリール停止順報知画像を表示装置70に表示して(ステップS706)、ステップS708へ進む。ステップS708では、主制御回路100から全リール停止信号(図9のステップS150参照)を受信した否か判断する(S708)。
この判断で、もし、全リール停止信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS706に戻り、ステップS706からS708の制御処理を繰り返す。つまり、全リールが停止するまで、リール停止順報知画像の表示を継続する。ステップS708の判断で、もし、全リール停止信号を受信した(YES)と判別したときには、本サブルーチンを終了する。
なお、報知演出制御手段540により表示される報知演出画像は、これに限られるものではなく、上述の特別リール停止制御状態において、例えば、リール停止立ち下り信号を受信するまで、信号判定手段446による判定処理が一時停止状態になる制御を行なう場合において、遊技者にリール停止スイッチの操作を継続することを報知する報知演出画像を表示することも考えられる。
本発明に係るスロットマシンは、上述の実施形態には限られず、その他様々な実施形態が含まれる。
10 スロットマシン
38 遊技媒体投入口
32、34、36 ベットスイッチ
40L、40C、40R リール
50 スタートスイッチ(操作手段)
52L、52C、52R リール停止スイッチ(操作手段)
70 表示装置
80L、80C、80R ステッピングモータ
100 主制御回路
106 CPU
108 ROM
110 RAM
112 乱数発生器
114 モータ駆動回路
124 表示ランプ
200 副制御回路
220 表示駆動回路
300 操作手段
310 停止操作手段
410 役抽選手段
420 乱数抽出手段
430 乱数判定手段
440 リール制御手段
442 信号検出手段
444 停止要件判定手段
446 信号判定手段
448 リール停止手段
450 判定処理フリーズ手段
460 入賞処理制御手段
470 再遊技制御手段
480 再遊技選択高状態制御手段
510 画像制御手段
520 音声制御手段
530 ランプ制御手段
540 演出制御示手段

Claims (6)

  1. 遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を1回とする遊技を実施可能なスロットマシンであって、
    抽選処理により複数の役の中から少なくとも1つの役またははずれを決定する役抽選を行なうための役抽選手段と、
    複数の図柄が表示された複数のリールを回転させた後、リール停止スイッチの操作終了時に発せられるリール停止立ち下り信号の受信に基づき、前記役抽選の結果に応じて、回転させたリールの停止制御を行なうリール制御手段と、
    前記役抽選で何れかの役に当選し、前記リール制御手段による停止制御で該当選役に対応した図柄の組み合わせが停止して入賞したと判断したとき、該入賞役に対応した入賞処理を行なう入賞処理制御手段と、
    を備え、
    前記リール制御手段が、
    前記リール停止立ち下り信号と、停止操作を行なった前記リール停止スイッチ以外のメインスイッチから発せられた信号(以下、「他メイン操作信号」という)と、を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段により前記リール停止立ち下り信号を受信した時点またはそれより前に、前記他メイン操作信号を受信したか否か判定する制御手段であって、前記他メイン操作信号を受信していないと判別したときに、停止コマンド信号を発信し、前記他メイン操作信号を受信したと判別したときに、該リール停止スイッチの操作をキャンセルする信号判定手段と、
    前記信号判定手段が発した前記停止コマンド信号を受信したとき、前記役抽選の結果に応じたリール停止制御を行なうリール停止手段と、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を1回とする遊技を実施可能なスロットマシンであって、
    抽選処理により複数の役の中から少なくとも1つの役またははずれを決定する役抽選を行なうための役抽選手段と、
    複数の図柄が表示された複数のリールを回転させた後、リール停止スイッチの操作開始時に発せられるリール停止立ち上り信号の受信に基づき、前記役抽選の結果に応じて、回転させたリールの停止制御を行なうリール制御手段と、
    前記役抽選で何れかの役に当選し、前記リール制御手段による停止制御で該当選役に対応した図柄の組み合わせが停止して入賞したと判断したとき、該入賞役に対応した入賞処理を行なう入賞処理制御手段と、
    を備え、
    前記リール制御手段が、
    前記リール停止立ち上り信号と、停止操作を行なった前記リール停止スイッチ以外のメインスイッチから発せられた信号(以下、「他メイン操作信号」という)と、を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段により前記リール停止立ち上り信号を受信したとき、該リール停止操作が所定のリール停止要件に適合したリール停止操作であるか否か判断する停止要件判定手段と、
    所定の判定時期において、前記所定の判定時期またはそれより前に、前記他メイン操作信号を受信したか否か判定する制御手段であって、前記他メイン操作信号を受信していないと判別したときに、停止コマンド信号を発信し、前記他メイン操作信号を受信したと判別したときに、該リール停止スイッチの操作をキャンセルする信号判定手段と、
    前記信号判定手段が発した前記停止コマンド信号を受信したとき、前記役抽選の結果に応じたリール停止制御を行なうリール停止手段と、
    前記停止要件判定手段により前記リール停止要件に適合したリール停止操作であると判別したとき、前記信号判定手段による判定処理を前記リール停止立ち上り信号受信時に行ない、前記停止要件判定手段により前記リール停止要件に適合したリール停止操作でないと判別したとき、前記信号判定手段による判定処理を、前記リール停止立ち上り信号受信時から所定の解除要件を達成する時期まで一時停止状態にする判定時期変更手段と、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  3. 前記所定の解除要件が、前記リール停止立ち下り信号を受信したことであることを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 所定の報知演出を実施するための制御処理を行なう報知演出制御手段を更に備え、
    前記リール停止スイッチの操作を一定期間終了しないで継続させることを報知する演出画像を表示することを特徴とする請求項1または3に記載のスロットマシン。
  5. 所定のリール停止順でリール停止操作を行なったときに、前記リール制御手段が、前記当選図柄に対応した図柄の組み合わせを停止させる停止制御を行なう場合において、前記リール停止要件が該所定のリール停止順でリール停止操作を行なうことであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のスロットマシン。
  6. 前記他メイン操作信号が、停止操作を行なったリール以外のリール停止スイッチ、遊技を開始させるためのスタートスイッチ、遊技媒体の賭けを行なうためのベットスイッチ、または遊技媒体の精算スイッチから発せられた信号であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のスロットマシン。
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