JP5578651B2 - スロットマシン - Google Patents
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このような制御では、第1リール停止時には、中、右リールに対応したリール停止スイッチが全く効かないので、遊技者は左リールに対応したリール停止スイッチを操作するしかなく、遊技者が最も高い関心を持つリール停止操作において、リール停止操作の自由度が非常に少ないので、遊技的な面白みに乏しく、遊技を継続する間に、遊技者の遊技に対する関心が低下する恐れがある。
ここで、「役」には、一般的に、遊技を遊技者にとって有利に進行させる「当たり遊技」を行なうための「当たり役」と、入賞すると予め定められた数の遊技媒体の払い出しを行なう一般役と、遊技媒体を投入しないで遊技を再実施できる「再遊技」のための「再遊技役」とが含まれる。
また、「再遊技役」とは、抽選で再遊技役に当選し、再遊技役に対応した図柄が停止して入賞したときに、遊技媒体を投入することなく遊技を再実施できる「再遊技」(「リプレイ」ともいう)を実施することができる役である。また、再遊技役が当選し入賞したときには、再遊技役に当選した前の遊技でのベット数(投入した遊技媒体の枚数)と同じベット数で再遊技を行なうこともできるし、異なるベット数で再遊技を行なうこともできる。また、1回の遊技で投入できる遊技媒体の枚数である規定枚数としては、任意の枚数を用いることができ、複数種類の再遊技役を設定することもできる。
また、再遊技選択高状態における再遊技役の当選確率は、通常の遊技より僅かでも高い値であれば、任意の確率を設定することができる。
「図柄が表示されたリール」については、モータ等によって物理的に回転、停止が行なわれるリールも含まれるし、表示装置に表示され、画像上で回転、停止が行なわれる画像上のリールも含まれる。「リール制御手段」は、遊技者の停止操作に基づいて発信された停止信号を受信したときに、回転しているリールの停止制御を行なう。この場合、1つの停止操作で、全てのリールの回転を停止させる設定も可能であるし、各々のリールに対応した操作に基づいて、停止操作されたリールだけを停止させるように設定することも可能である。
逆に、「対応する図柄の組み合わせが停止しない」とは、上記の「対応する図柄の組み合わせが停止する」に該当するための要件を、満たさないようにすることを意味する。従って、例えば、要件とされているリールのうち、一部のリールで停止すべき図柄が停止しないときでも、「停止しない」ことになる。もちろん、要件とされた全てのリールで停止すべき図柄が停止しないときも、「停止しない」ことになる。
他メイン操作信号とは、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチから発せられた信号を意味する。なお、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチの詳細な説明は後述する。
例えば、正しいリール停止順でリール停止操作を行なうときに、役抽選の当選役に対応した図柄を停止させる制御を行なう場合において、遊技者が正しいリール停止順と異なるリール停止スイッチを操作したとき、停止操作を行なったリール停止スイッチ以外のメインスイッチを操作することによって、その停止操作をキャンセルして、改めて正しいリール停止順のリール停止スイッチを操作し直すことができる。
なお、本実施態様では、リール停止立ち下り信号受信を契機にリールの停止制御を行なうので、契機となる信号受信後、所定の時間内(例えば、190msec内)にリールを停止させることができる。
「所定のリール停止要件」とは、例えば、所定のリール停止順でリール停止操作をするとき、役抽選の当選役に対応した図柄を停止させる制御を行なう場合において、所定のリール停止順でリール停止操作を行なうことが該当する。また、所定のタイミングでリール停止操作を行なったとき、所定の図柄を停止させる制御を行なう場合に、所定のタイミングでリール停止操作を行なうこと、または所定のタイミングでリール停止操作を行なわないことも、所定のリール停止要件に設定することができる。また、所定のリール停止要件は上述に限られるものではなく、リール停止操作に関するその他の任意の要件を、所定のリール停止要件に設定することができる。
本実施形態に係るスロットマシン10の外観を図1に示す。
図1は、本実施形態に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。同図において、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けてある。このフロントパネル20の略中央には、垂直方向に縦長矩形の3つの表示窓22L、22C及び22Rが形成してある。
各リール40L、40C及び40Rは、上述した表示窓22L、22C及び22Rを介してそれぞれ視認可能となっている。リールが停止しているときには、1つの表示窓において、1本のリールの連続した3つの図柄が視認可能となる。このため、3つの表示窓22L、22C及び22Rの全てからは、合計9つの図柄が視認可能となる。
後述するように、各リール40L、40C及び40Rは、それぞれモータ(図示せず)により回転駆動され、各表示窓22L、22C及び22Rにおいて、各リール40L、40C及び40Rの外周面に描かれた図柄が上から下に向かって移動する。
遊技媒体投入口38から遊技媒体が投入されると、遊技媒体カウンタ(図示せず)が遊技媒体の枚数を計数する。この遊技媒体投入口38から規定枚数以上の遊技媒体が投入された場合には、規定以上の枚数をクレジット数として後述するRAM110に記憶するとともに、このクレジット数をクレジット数表示部53に表示するようになっている。
1−ベットスイッチ32は、クレジット数のうちの1枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。2−ベットスイッチ34は、クレジット数のうちの2枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。3−ベットスイッチ36は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
遊技者が、スタートスイッチ50を傾動操作すると、上述した3つのリール40L、40C及び40Rが一斉に回転を開始する。これらリール40L,40C及び40Rの回転速度が一定速度に達すると、遊技者によるリール停止スイッチ52L、52C及び52Rの操作が有効となる。
遊技者が、リール停止スイッチ52Lを押動操作すると左リール40Lが停止する。リール停止スイッチ52Cを押動操作すると中リール40Cが停止する。リール停止スイッチ52Rを押動操作すると右リール40Rが停止する。
各リール40L、40C又は40Rが停止したときは、それぞれの外周面に描かれた図柄が、上述した表示窓22L、C、R中に見える縦3つのコマの位置に停止するように停止制御している。
上述したように、スロットマシン10における遊技は、停止させた複数のリール40L、40C又は40Rの図柄の組み合わせによって遊技結果が定まるというものである。また、この遊技は、スタートスイッチ50を遊技者が傾動操作するたびに行なわれ、複数のリール40L、40C又は40Rの回転開始から回転停止までの行程を1単位の遊技として、繰り返し行なうことができる。
更に、当たり役として、ミドルボーナス役(以下、MB役と称する)やシングルボーナス(以下、SB役)を設定することもできる。MB役(「2種BB役」と称する場合がある)は、当たり遊技の1つであるMB遊技(「2種BB遊技」と称する場合がある)に移行させる役であり、このMB遊技は、役抽選の結果によらず、所定の図柄の組み合わせが停止したとき入賞処理が行なわれる遊技(CB遊技と称する場合がある))を、予め定められた遊技媒体の払い出し数に達するまで、連続して行なうことができる。SB役は、当たり遊技の1つであるSB遊技に移行させる役であり、このSB遊技は、1遊技だけ行なわれる当たり遊技である。
スロットマシン10を制御する制御手段は、主制御回路100と副制御回路200から構成される。ここで、主制御回路100のブロック図を図2に示し、これに電気的に接続されている副制御回路200のブロック図を図3に示す。
上述したスタートスイッチ50は、主制御回路100のインターフェイス回路102に接続され、インターフェイス回路102は、入出力バス104に接続されている。スタートスイッチ50から発せられたリール回転開始信号は、インターフェイス回路102において所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。入出力バス104は、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。上述したリール回転開始信号は、「操作信号」の1つを構成する。
上述した入出力バス104には、ROM(リード・オンリー・メモリ)108及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)110も接続されている。ROM108は、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。また、RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶することができる。
入出力バス104には、モータ駆動回路114が接続されている。モータ駆動回路114には、上述した3つのリール40L、40C及び40Rの各々を回転駆動するステッピングモータ80L、80C及び80Rが接続されている。ステッピングモータ80L、80C及び80Rの各々は、3つのリール40L、40C及び40Rの内部に設けられ、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転シャフトがリール40L、40C及び40Rの回転中心となるように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに取り付けられている。
CPU106が、上述したように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに対する制御をすることにより、リール40L、40C及び40Rの回転制御及び停止制御を行なうとともに、回転速度の制御を行なうことができる。
上述した接続線118は、副制御回路200のインターフェイス回路202に接続され、インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されている。主制御回路100から副制御回路200に送信された信号は、インターフェイス回路202において所望の信号に変換された後、入出力バス204に供給される。入出力バス204は、中央処理回路(以下、CPUと称する)206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
入出力バス204には、各表示ランプ124を駆動するためのランプ駆動回路218も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じて駆動指令をランプ駆動回路218に発し、駆動指令に応じて表示ランプ124を点灯駆動する。
更に、入出力バス204には、スピーカ64を駆動するためのスピーカ駆動回路222も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている音声データを読み出し、そのデータをスピーカ駆動回路222に供給する。このようにすることにより、スピーカ64から所定の音声が発せられる。
次に、スロットマシン10の制御の機能ブロック図を図4に示す。
制御回路として、主制御回路100と副制御回路200が電気的に接続され、主制御回路100には、操作手段300が電気的に接続され、また、リール40L、40C及び40Rの各々に設けられたモータ80L、80C及び80Rが電気的に接続されている。副制御回路200には、表示装置70、表示ランプ124、及びスピーカ64が電気的に接続されている。
3つのリール停止スイッチ52L、52C及び52Rから停止操作手段310が構成され、この停止操作手段310と、スタートスイッチ50と、ベットスイッチ32、34及び36とから操作手段300が構成される。この操作手段300は、スイッチに限られず、遊技者の四肢を用いた操作に基づいて操作信号を発生させるものであれば、あらゆる手段が適用できる。
主制御回路100は、役抽選手段410と、リール制御手段440と、入賞処理制御手段460と、再遊技制御手段470と、再遊技選択高状態制御手段480とを含む。
役抽選手段410は、役抽選処理によって、役(当たり役、一般役、再遊技役等)の抽選を行なうものである。役抽選手段410は、例えば、役抽選用の乱数発生器112(ハード乱数等)と、この乱数発生器112が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段420と、乱数抽出手段420が抽出した乱数値に基づいて役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段430とを備えている。この役抽選手段410による制御処理は、役抽選処理サブルーチン(図6〜図8参照)に示される。
このリール制御手段440には、信号検出手段442、停止要件判定手段444、信号判定手段446、リール停止手段448及び判定処理フリーズ手段450が備えられている。
停止要件判定手段444は、上述の信号検出手段446によりリール停止立ち上り信号を受信したとき、このリール停止操作が所定のリール停止要件に適合したリール停止操作であるか否か判断する。
判定時期変更手段450は、上述の停止要件判定手段444によりリール停止要件に適合したリール停止操作であると判別されたとき、信号判定手段446による判定処理をリール停止立ち上り信号受信時に行なうように制御し、停止要件判定手段444によりリール停止要件に適合したリール停止操作でないと判別されたとき、信号判定手段446による判定処理を、リール停止立ち上り信号受信時から所定の解除要件を達成する時期まで一時停止状態にする(つまりフリーズさせる)制御処理を行なう。
以上のようなリール制御手段440による制御処理は、リール変動、停止サブルーチンやその説明図(図9〜図13参照)に示される。
再遊技制御手段470は、抽選処理で再遊技役が当選し、停止した図柄に関する入賞図柄判定により、再遊技役に対応した図柄が揃ったと判別したときに、遊技媒体を投入しないで、次の遊技を行なうための制御を行なう。なお、入賞処理制御手段460や再遊技制御手段470による制御処理は、後述する入賞判定。フラグオフ処理サブルーチン(図14〜17参照)。
副制御回路200には、画像制御手段510、音声制御手段520、ランプ制御手段530、及び報知演出制御手段540が設けられている。画像制御手段510は、報知演出制御手段540等から受信した画像データに基づいて、表示駆動回路220を制御して、表示装置70に所定の演出画像を表示することができる。なお、表示装置70、表示駆動回路220、画像制御手段510を含めて、画像表示手段と称する場合もある。
また、報知演出制御手段540は、上述の画像制御手段510、ランプ制御手段520、及び音声制御手段530に報知演出データを含む制御信号を送信して、所定の報知演出を実施するための制御処理を行なう。この制御処理の一例が、後述する報知画像表示サブルーチン(図18参照)に示される。
以下に、上述した制御手段において行なわれる各種の制御について、フローチャートを用いながら詳細に説明する。
図5には、主制御回路100で行なわれる制御処理のメインルーチンを示す。図6から図17には、このメインルーチンで行なわれる制御処理である各サブルーチンを示す。
図6〜図8には、役抽選手段410により行なわれる役抽選と、役抽選に引き続き行なわれるフラグオン処理を行なう役抽選処理サブルーチンを示す。図9〜図13には、リール制御手段440により、リールの回転、停止のための制御を行なうリール変動、停止サブルーチンを示す。図14には、リール変動、停止サブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理である入賞判定・フラググオフ処理サブルーチンを示す。
なお、以下に説明する制御処理においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述した主制御回路100や副制御回路200において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
まず、メインルーチンの制御処理の説明を、図5のフローチャートを用いながら説明する。このメインルーチンでは、遊技者が遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの1工程を1回とする遊技を、1回行なうときの制御処理を示す。
まず、パラメータNRPの値が、0より大きいか否かを判断する(ステップS10)。ここでNRPは、再遊技を行なうか否かを定めるパラメータであり、0より大きい場合には再遊技を行ない、0以下の場合には再遊技を行なわないように設定されている。また、図16のステップSステップS510に示すように、役抽選で再遊技役に当選し、当選役に対応した図柄が停止して入賞したときに、NRPの値として1をインプットするようになっている。
ステップS12の判断において、もし、遊技媒体が投入されていない(NO)と判断したときには、次に、クレジットされた遊技媒体が有るか否かを判断する(ステップS14)。この判断で、もし、クレジットされた遊技媒体はない(NO)と判別したときには、再びステップS12へ戻り、ステップS12とステップS14の判断処理を繰り返し実行する。
役抽選処理サブルーチン(ステップS24)に引き続いて、この役抽選の結果に基づいて、リール40L、40C、40Rを回転させてから停止させるリールの動きに関する制御処理を行なうリール変動、停止サブルーチン(ステップS26)が行なわれる。このリール変動、停止サブルーチンは、リール制御手段440によって行なわれ、このサブルーチンの詳細については、図9〜図12のフローチャートを用いて後述する。
そして、役抽選、入賞図柄判定の結果に基づいて、入賞した当たり遊技に対応した所定枚数の遊技媒体を払い出す払い出し処理(ステップS30)が行なわれる。この払い出し処理は、実際に遊技媒体を遊技媒体払出口62から払い出すことも可能であるし、払い出す代わりに、所定枚数の遊技媒体をクレジットすることも可能である。以上の制御処理によって1回分の遊技が終了する。このメインルーチンに示される制御処理を繰り返すことによって、遊技者は複数回数の遊技を行なうことができる。
次にメインルーチンのステップS24で行なわれる役抽選処理サブルーチンについて、図6〜図8に示したフローチャートを用いながら詳細に説明する。
まず、スタートスイッチONの信号を受信したか否か判断する(ステップS40)。このスタートスイッチONの信号は、遊技者によるスタートスイッチ50の操作をしたときに操作手段300により発信される信号であり、この信号に基づいてリール制御手段440は、リールの回転を開始する制御を行なう(図9のステップS134参照)。
ステップS40の判断で、もし、スタートスイッチONの信号を受信した(YES)と判別したときには、次に、遊技開始信号を、副制御回路200へ送信し(ステップS41)、ステップS42へ進む。ここで、ステップS41で副制御回路200へ送信した遊技開始信号は、報知画像表示サブルーチンのステップS700の制御処理で用いられる(図18参照)。
図柄番号2の一般役2は、役抽選における当選確率が1/1.3であって、右・中・左リールで図柄ベルが停止する場合に入賞するように設定されている。よって、BB遊技中においては、役抽選で一般役2に当選する可能性が非常に高くなっている。
図柄番号3の一般役3は、役抽選における当選確率が1/10であって、右・中・左リールで図柄スイカが停止する場合に入賞するように設定されている。図柄番号5のはずれの確率は、約1/198という低い値が設定されている。
NRTは、初期状態では0に設定されており、RT作動状態の開始要件が満たされたとき、NRTに1の値をインプットして、RT作動状態の設定を行なう。後述するように、本実施形態では、BB遊技終了後にRT作動状態が設定され(図15のステップS314参照)、RT作動状態における遊技回数がRTMAX回に達する(図8のステップS106参照)か、またはRT作動状態の遊技で一般役3が入賞したとき(図17のステップS604参照)に、RT作動状態が解除される。
次に、図8のフローチャートを用いて、ステップS48に示すRT作動時処理サブルーチンの詳細な説明を行なう。
図8において、まず、ROM108に記憶されたRT作動時一般抽選表を読み出す。(ステップS100)。ここで、RT作動時一般抽選表の実施例を図20に示す。
図柄番号2の一般役2は、役抽選における当選確率が1/5であって、右・中・左リールで図柄ベルが停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号3の一般役3は、役抽選における当選確率が1/10であって、右・中・左リールで図柄スイカが停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号5のBB役については、役抽選における当選確率が1/300であって、右・中・左リールで図柄赤7が停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号6のはずれの確率は、約1/5.36に設定されている。
ステップS104の判断で、もし、RTKAISUの値がRTMAX以下である(NO)と判別したときには、RT作動状態を解除せずに、そのまま本サブルーチンを終了する。
図柄番号1の一般役1は、役抽選における当選確率が1/100であって、左リールでチェリーの図柄が停止すれば、残り2つのリールの停止図柄については、何れの図柄であっても入賞するように設定されている。図柄番号2の一般役2は、役抽選における当選確率が1/5であって、右・中・左リールで図柄ベルが停止する場合に入賞するように設定されている。従って、BB遊技中に比べて、役抽選で一般役2に当選する可能性が低くなっている。図柄番号3の一般役3は、役抽選における当選確率が1/10であって、右・中・左リールで図柄スイカが停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号4の再遊技役は、役抽選処理における当選確率が1/7.3であって、右・中・左で図柄リプレイが停止する場合に入賞するように設定されている。
図柄番号5のBB役については、役抽選処理における当選確率が1/300であって、右・中・左リールで図柄赤7が停止する場合に入賞するように設定されている。また、図柄番号6のはずれの役抽選における確率は約1/1.82に設定されている。
そして、図6に引き続いて図7に移り、抽選判定の結果、BB役に当選したか否かを判断する(ステップS70)。この判断で、もし、BB役に当選した(YES)と判別したときには、BB役フラグをオンにして、RAM110に記憶し(ステップS72)、ステップS82へ進む。
ステップS74の判断で、もし、再遊技役に当選していない(NO)と判別したときには、次に、一般役に当選したか否かを判断する(ステップS78)。この判断で、もし、役抽選によって一般役に当選した(YES)と判別したときには、一般役フラグをオンにして、RAM110に記憶し(ステップS80)、ステップS82へ進む。
以上のようにフラグオンに関する一連の処理を行なった後、ステップ82において、役抽選で当選した役に対応した図柄番号、制御図柄データをROM108から読み出して、後述するリール変動、停止サブルーチンに用いるため、このデータをRAM110に記憶する(ステップS82)。
次に、以上のような役抽選の結果、つまり当選役またははずれの情報を含む役抽選情報信号を副制御回路200へ送信して(ステップS84)、本サブルーチンを終了する。なお、ステップS84で副制御回路200へ送信した役抽選情報信号は、一般役入賞時サブルーチンのステップS704において、役抽選結果に対応した報知画像を表示する制御処理に用いられる(図18参照)。
次に、図5のメインルーチンにおいて、上述の役抽選処理サブルーチン(ステップS24)が終了すると、次に、リール変動、停止サブルーチン(ステップS26)を行なう。図9に示すフローチャートを用いて、リール変動、停止サブルーチンの詳細な説明を行なう。
まず、図7のステップS82で記憶した図柄番号と制御図柄データを読み出す(ステップS130)。そして、予め定められた最短時間を経過したか否かの判断を行なう(ステップS132)。この判断で、もし、最短時間が経過していない(NO)と判別したときには、このステップS132の判断処理を繰り返し実行する。つまり、最短時間が経過するまで次の工程であるリールの回転開始を行なえないようなっている。この制御によって、一定時間に行なわれる遊技の回数を、所定の回数以内に抑える制御を行なっている。
次に、回転を始めたリールが定速回転になっているか否かを判断する(ステップS136)。この判断で、もし、リールの回転がまだ定速回転になっていない(NO)と判別したときには、このステップS136の判断処理を繰り返す。つまり、リールの回転が定速回転に達するまでは、次の工程であるリールの停止制御が行なえないようになっている。
ステップS140の判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS140の判断処理を繰り返す。つまり、リール停止スイッチ52L、52C、52Rのうち何れかのスイッチが操作されて、リール停止立ち上り信号を受信するまで、待機状態になっている。
ステップS140の判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信した(YES)と判別したときには、リール制御手段440は、リール停止立ち上り信号を発信したリール停止スイッチに対応するリールの図柄組み合わせ制御(停止制御)を行なう(ステップS142)。
ステップS144の判断で、もし、全てのリールが停止している(YES)と判別したときには、ステップS150へ進む。
次に、図9のステップ146の制御処理であるリール停止制御サブルーチンの説明を、図10〜図13を用いて詳細に行なう。このリール停止制御サブルーチンは、上述のように、遊技者の判断で、行なったリール停止操作をキャンセルすることが可能な特別リール停止制御状態で実施される(図9のステップS138YES参照)。
図10及び図11は、リール停止スイッチの操作終了時に発信されるリール停止立ち下り信号に基づいてリール停止が行なわれるケース1のフローチャートを示し、図12は、リール停止スイッチの操作開始時に発信されるリール立ち上り信号に基づいてリール停止が行なわれるケース2のフローチャートを示す。
リール停止スイッチの操作終了時に発信されるリール立ち下り信号に基づいてリール停止が行なわれるケース1の説明を、図10及び図11のフローチャートを用いて行なう。
はじめに図10のフローチャートにおいて、信号検出手段442により、リール停止立ち上り信号を受信したか否かを判断する(ステップS160)。この判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS160の判断処理を繰り返す。つまり、リール停止スイッチ52L、52C、52Rのうち何れかのリール停止スイッチが操作されて、リール停止立ち上り信号を受信するまで、待機状態になっている。
この判断で、もし、間違ったリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号である(YES)と判別したときには、判定処理フリーズ手段450により、リール停止スイッチのフリーズを開始する(ステップS164)。ここで、リール停止スイッチをフリーズするとは、ステップS172に示す信号判定手段446による判定処理を一時停止状態にすることを意味する。
ステップS170では、信号検出手段442によりリール停止立ち下り信号を受信したか否か判断する(ステップS170)。この判断で、もし、リール停止立ち下り信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS170の判断処理を繰り返す。つまり、ケース1では、リール停止立ち下り信号の受信に基づいてリール停止を行なうので、リール停止立ち下り信号を受信するまで待機状態になっている。ただし、上述のように、リール停止立ち下り信号は、リール停止スイッチの操作終了時に発信される信号なので、フリーズ時間よりも長い間、遊技者がリール停止スイッチの操作を継続したままの場合にのみ、このステップS168でNOの状態が生じる。
以上のような場合のフリーズ時間とリール停止立ち下り信号受信のタイミングとの間の時間的比較を、図13(a)のタイムチャートに示す。図13(a)では、フリーズ時間が終了する前に、リール停止スイッチの操作が終了して、リール停止立ち下り信号を受信した場合が示されている。
このように、フロントパネル20上の遊技者が操作し易い位置に配置された多様なメインスイッチの中の少なくとも1つを操作することにより、リール停止操作をキャンセルすることができるので、遊技者は、限られた時間内に確実に停止操作のキャンセルを実現できる。
このリール停止操作をキャンセルすることを、図13(a)を用いて説明すれば、遊技者が所定のリール停止順と異なる間違ったリール停止スイッチを操作したことに気付いた場合、フリーズ時間中に、他のメインスイッチを操作することによって、間違ったリール停止操作をキャンセルすることができ、その後、改めて正しいリール停止スイッチの操作を行なうことができる。
この場合、遊技者が、一定期間リール停止スイッチの操作を継続する必要があるので、例えば、リール停止スイッチの操作を継続する旨を報知する報知演出を実施するのが望ましい。この報知演出によって、遊技者は、一定期間リール停止スイッチの操作を継続し、その間に他のメインスイッチを操作して、確実にリール停止操作をキャンセルすることができる。
リール停止スイッチの操作開始時に発信されるリール立ち上り信号に基づいてリール停止が行なわれるケース2の説明を、図12のフローチャートを用いて行なう。
図12のフローチャートにおいて、信号検出手段442により、リール停止立ち上り信号を受信したか否かを判断する(ステップS190)。この判断で、もし、リール停止立ち上り信号を受信していない(NO)と判別したときには、ステップS190の判断処理を繰り返す。つまり、リール停止スイッチ52L、52C、52Rのうち何れかのスイッチが操作されて、リール停止立ち上り信号を受信するまで、待機状態になっている。
この判断で、もし、間違ったリール停止順のリール停止スイッチから発信された信号である(YES)と判別したときには、判定処理フリーズ手段450により、リール停止スイッチのフリーズを開始する(ステップS194)。ここで、リール停止スイッチをフリーズするとは、ステップS200に示す信号判定手段446による判定処理を一時停止状態にすることを意味する。
ステップS200では、信号判定手段446による判定処理を行なう(ステップS200)。この判定処理では、リール停止立ち上り信号に加えて、他のメイン操作信号、つまり、他のメインスイッチ(他のリールのリール停止スイッチ、スタートスイッチ50、ベットスイッチ32、34、36、清算スイッチ等)から発信された信号を、信号検出手段442により受信したか否か判断する(ステップS200)。
このリール停止操作をキャンセルすることは、ケース1の場合と同様に図13(a)に示され、遊技者が、所定のリール停止順と異なる間違ったリール停止スイッチを操作したことに気付いた場合、フリーズ時間中に、他のメインスイッチを操作することによって、間違ったリール停止操作をキャンセルすることができ、その後、改めて正しいリール停止スイッチの操作を行なうことができる。
図5のメインルーチンにおいて、上述のリール変動、停止サブルーチン(ステップS26)が終了すると、次に、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチン(ステップ28)を行なう。図14に示すフローチャートを用いて、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンの詳細な説明を行なう。
ステップS220の判断で、もし、遊技の状態がBB遊技中ではない(NO)と判別したときには、次に、当選役があるか否かを判断する(ステップS224)。この判断で、もし、当選役がある(YES)と判別したときには、役当選時処理サブルーチン(ステップS226)を行なって、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンを終了する。役当選時処理サブルーチンの詳細な説明は後述する。ステップS224の判断で、もし、当選役がない(NO)と判別したときには、そのまま本サブルーチンを終了する。
以下に、ステップS222、S226に示されるサブルーチンの詳細な説明を行なう。
次に、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチン(図14参照)において、ステップS220でBB遊技中であると判別したときに実施するBB遊技中処理サブルーチン(ステップS222参照)の詳細な説明を、図15に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、上述のリール変動、停止サブルーチンによって停止したリール図柄が入賞しているか入賞図柄判定を行ない(ステップS300)、次に、入賞図柄判定の結果、何らかの役が入賞しているか否かを判断する(ステップS302)。この判断で、もし、入賞がない(NO)と判別したときには、一般役のフラグがオンになっていればフラグオフにして(ステップS304)、ステップS310へ進む。
次に、BB遊技の終了条件が達成したか否かを判断する(ステップS310)。この判断で、もし、BB遊技の終了条件を達成してない(NO)と判別したときには、そのまま、本サブルーチンを終了する。また、ステップS310の判断で、もし、BB遊技の終了条件を達成している(YES)と判別したときには、NBBの値に0をインプットしてBB遊技状態を解除する(ステップS312)。次に、NRTの値に1をインプットしてRT作動状態を設定し(ステップS314)、RTKAISUの値に1をインプットし、RTMAXの値に100をインプットして、本サブルーチンを終了する。
次に、入賞判定、フラグオフ処理サブルーチン(図14参照)において、ステップS224で当選役ありと判別したときに実施する役当選時処理サブルーチン(ステップS226参照)の詳細な説明を、図16に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、上述のリール変動、停止サブルーチンによって停止したリール図柄が入賞しているか入賞図柄判定を行ない(ステップS500)、この入賞図柄判定の結果、何らかの役が入賞しているか否かを判断する(ステップS502)。この判断で、もし、入賞している(YES)と判別したときには、次に、BB役が入賞したのか否かの判断を行なう(ステップS504)。この判断で、もし、BB役が入賞した(YES)と判別したときには、NBBの値に1をインプットして(ステップS506)、BB遊技を設定し、BBフラグをオフにして(ステップS507)、本サブルーチンを終了する。
ステップS516の判断で、もし、BBフラグがオンになっていない(NO)と判別したときには、フラグオンになっているフラグ(再遊技役、一般役)をオフにして(ステップS520)、本サブルーチンを終了する。
次に、図16のフローチャートのステップS514に示す一般役入賞時サブルーチンについて、図17を用いて詳細に説明する。
図17において、まず、NRTの値が0より大きいか否か判断する(ステップS600)。この判断で、もし、NRTの値が0以下である(NO)と判別したときには、そのままステップS606へ進む。ステップS600の判断で、もし、NRTの値が0より大きい(YES)と判別したときには、次に、一般役3が入賞したか否か判断する(ステップS602)。この判断で、もし、一般役3が入賞していない(NO)と判別したときには、そのまま、ステップS606へ進む。
上述のように、役抽選で一般役2に当選した場合には、リール停止操作をキャンセル可能な特別リール停止制御状態になるが、本サブルーチンにおいて、当選した一般役3に対応した図柄スイカが停止するタイミングでリール停止スイッチが操作された場合に、特別リール停止制御状態にして、リール停止操作をキャンセル可能にすることもできる。この場合には、図10〜図12のフローチャートに示すリール停止制御が行なわれる。
ステップS606においては、一般役フラグをオフにして、BBフラグがオンになっていれば持ち越し処理を行なって(ステップS606)、本サブルーチンを終了する。
以上のように、ステップS222、S226に示されるサブルーチンが終了して、図14に示す入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンが終了する。ここで、図5のメインルーチンに戻り、ステップS28の入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンを終了し、ステップS30の払い出し処理を終了して、本メインルーチンを終了する。これにより、図柄が変動してから停止するまでの1工程を1回とする遊技を行なうための制御処理が終了する。
<報知画像表示サブルーチンの説明>
次に、主制御回路100から受信した信号に基づいて、副制御回路200で行なわれる報知画像表示サブルーチンの説明を、図18のフローチャートを用いて行なう。本サブルーチンでは、報知演出制御手段540による制御処理であって、RT作動状態の遊技において、役抽選で一般役2に当選したとき、リール停止スイッチの正しいリール停止順を報知する演出画像を表示する制御処理を行なう。この制御処理により、遊技者は、確実に一般役2を入賞させることができる。
ステップS704の判断で、もし、一般役2に当選している(YES)と判別したときには、正しいリール停止順を報知するためのリール停止順報知画像を表示装置70に表示して(ステップS706)、ステップS708へ進む。ステップS708では、主制御回路100から全リール停止信号(図9のステップS150参照)を受信した否か判断する(S708)。
38 遊技媒体投入口
32、34、36 ベットスイッチ
40L、40C、40R リール
50 スタートスイッチ(操作手段)
52L、52C、52R リール停止スイッチ(操作手段)
70 表示装置
80L、80C、80R ステッピングモータ
100 主制御回路
106 CPU
108 ROM
110 RAM
112 乱数発生器
114 モータ駆動回路
124 表示ランプ
200 副制御回路
220 表示駆動回路
300 操作手段
310 停止操作手段
410 役抽選手段
420 乱数抽出手段
430 乱数判定手段
440 リール制御手段
442 信号検出手段
444 停止要件判定手段
446 信号判定手段
448 リール停止手段
450 判定処理フリーズ手段
460 入賞処理制御手段
470 再遊技制御手段
480 再遊技選択高状態制御手段
510 画像制御手段
520 音声制御手段
530 ランプ制御手段
540 演出制御示手段
Claims (6)
- 遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を1回とする遊技を実施可能なスロットマシンであって、
抽選処理により複数の役の中から少なくとも1つの役またははずれを決定する役抽選を行なうための役抽選手段と、
複数の図柄が表示された複数のリールを回転させた後、リール停止スイッチの操作終了時に発せられるリール停止立ち下り信号の受信に基づき、前記役抽選の結果に応じて、回転させたリールの停止制御を行なうリール制御手段と、
前記役抽選で何れかの役に当選し、前記リール制御手段による停止制御で該当選役に対応した図柄の組み合わせが停止して入賞したと判断したとき、該入賞役に対応した入賞処理を行なう入賞処理制御手段と、
を備え、
前記リール制御手段が、
前記リール停止立ち下り信号と、停止操作を行なった前記リール停止スイッチ以外のメインスイッチから発せられた信号(以下、「他メイン操作信号」という)と、を検出する信号検出手段と、
前記信号検出手段により前記リール停止立ち下り信号を受信した時点またはそれより前に、前記他メイン操作信号を受信したか否か判定する制御手段であって、前記他メイン操作信号を受信していないと判別したときに、停止コマンド信号を発信し、前記他メイン操作信号を受信したと判別したときに、該リール停止スイッチの操作をキャンセルする信号判定手段と、
前記信号判定手段が発した前記停止コマンド信号を受信したとき、前記役抽選の結果に応じたリール停止制御を行なうリール停止手段と、
を備えることを特徴とするスロットマシン。 - 遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を1回とする遊技を実施可能なスロットマシンであって、
抽選処理により複数の役の中から少なくとも1つの役またははずれを決定する役抽選を行なうための役抽選手段と、
複数の図柄が表示された複数のリールを回転させた後、リール停止スイッチの操作開始時に発せられるリール停止立ち上り信号の受信に基づき、前記役抽選の結果に応じて、回転させたリールの停止制御を行なうリール制御手段と、
前記役抽選で何れかの役に当選し、前記リール制御手段による停止制御で該当選役に対応した図柄の組み合わせが停止して入賞したと判断したとき、該入賞役に対応した入賞処理を行なう入賞処理制御手段と、
を備え、
前記リール制御手段が、
前記リール停止立ち上り信号と、停止操作を行なった前記リール停止スイッチ以外のメインスイッチから発せられた信号(以下、「他メイン操作信号」という)と、を検出する信号検出手段と、
前記信号検出手段により前記リール停止立ち上り信号を受信したとき、該リール停止操作が所定のリール停止要件に適合したリール停止操作であるか否か判断する停止要件判定手段と、
所定の判定時期において、前記所定の判定時期またはそれより前に、前記他メイン操作信号を受信したか否か判定する制御手段であって、前記他メイン操作信号を受信していないと判別したときに、停止コマンド信号を発信し、前記他メイン操作信号を受信したと判別したときに、該リール停止スイッチの操作をキャンセルする信号判定手段と、
前記信号判定手段が発した前記停止コマンド信号を受信したとき、前記役抽選の結果に応じたリール停止制御を行なうリール停止手段と、
前記停止要件判定手段により前記リール停止要件に適合したリール停止操作であると判別したとき、前記信号判定手段による判定処理を前記リール停止立ち上り信号受信時に行ない、前記停止要件判定手段により前記リール停止要件に適合したリール停止操作でないと判別したとき、前記信号判定手段による判定処理を、前記リール停止立ち上り信号受信時から所定の解除要件を達成する時期まで一時停止状態にする判定時期変更手段と、
を備えることを特徴とするスロットマシン。 - 前記所定の解除要件が、前記リール停止立ち下り信号を受信したことであることを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
- 所定の報知演出を実施するための制御処理を行なう報知演出制御手段を更に備え、
前記リール停止スイッチの操作を一定期間終了しないで継続させることを報知する演出画像を表示することを特徴とする請求項1または3に記載のスロットマシン。 - 所定のリール停止順でリール停止操作を行なったときに、前記リール制御手段が、前記当選図柄に対応した図柄の組み合わせを停止させる停止制御を行なう場合において、前記リール停止要件が該所定のリール停止順でリール停止操作を行なうことであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のスロットマシン。
- 前記他メイン操作信号が、停止操作を行なったリール以外のリール停止スイッチ、遊技を開始させるためのスタートスイッチ、遊技媒体の賭けを行なうためのベットスイッチ、または遊技媒体の精算スイッチから発せられた信号であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のスロットマシン。
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