JP4803707B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関し、特に、払出装置から払い出される遊技媒体を貯留する貯留装置が満タン状態となった場合に払出装置からの遊技媒体の払い出しを停止する技術に関する。
遊技機、例えば、パチンコ機では、遊技領域に発射された遊技球が入賞口に入賞すると、入賞口に対応する数の遊技球が払出装置から払い出される。払出装置から払い出された遊技球は、上皿球通路を介して上皿に排出される。上皿が満杯状態になると、下皿球通路を介して、上皿の下方に配置されている下皿に排出される。
下皿球通路には、下皿が満杯状態になると、遊技球の荷重によって駆動される検知板が設けられている。また、検知板が駆動されると、検知板の押圧により作動し、下皿が満杯状態になったことを検出する満タン検出スイッチが設けられている。この遊技機では、満タン検出スイッチがオンすると、払出装置からの遊技球の払い出しが禁止される。満タン検出スイッチとしては、一般的には、下皿が満タン状態になって、遊技球が設定された位置(満タン検出位置)まで溜まっていることを検出する機械式スイッチが用いられる。
この機械式スイッチは、下皿が満タン状態となって遊技球が設定位置まで溜まると、遊技球の荷重によって検知板が押圧され、検知板が押圧されることによって検出板が検出スイッチに設けられた可動部材に当接してスイッチを押すことで検出スイッチがオンする仕組みになっている。
特公平8−17843号公報
機械式スイッチは、可動接点の磨耗等が発生するため耐久性がよくない。
そこで、満タン検出スイッチとして、可動接点を有しないスイッチ、例えば、光学式スイッチや電磁式スイッチを用いることが考えられる。光学式スイッチとしては、例えば、検出位置を挟んで発光器と受光器を配置し、受光器が光を受光できるか否か、すなわち、受光器から受光信号が出力されているか否かによって、遊技球が検出位置に存在することを検出する光学式スイッチが用いられる。
ところで、このような機械式でない満タン検出スイッチは、動作電源を必要とする。例えば、光学式スイッチでは、発光器を駆動する動作電源を必要とする。このため、このような満タン検出スイッチには、動作電源用のプラグが設けられている。
この場合、動作電源用のプラグの接触不良等によって動作電源の供給が停止すると、満タン検出スイッチから、下皿が満タン状態にあることを示す満タン検出信号が出力される。例えば、前記した光学式スイッチでは、発光器から光が照射されないため、発光器と受光器の間の検出位置に遊技球が存在する場合と同様に、受光器から受光信号が出力されない。
このため、満タン検出スイッチに動作電源が供給されない場合にも、払出装置からの払出が停止されてしまう。
しかしながら、動作電源用のプラグの接触不良等によって満タン検出スイッチに動作電源が供給されなくなる状態になることは非常に少ない。また、満タン検出スイッチに動作電源が供給されていない場合でも、入賞処理が停止(払出装置からの払出が停止)されるだけで、発射装置は作動状態にあるため、通常の遊技を行うことができる。このため、このような状態で払出装置からの払出を停止させた場合、遊技客の遊技に対する興趣が損なわれる虞がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、満タン検出装置からの満タン検出信号に基づく払出禁止機能を維持しながら、満タン検出装置への動作電源の供給停止時には払い出しを行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの構成を有する。
本発明の遊技機は、入賞検出装置と、入賞検出装置から出力される入賞検出信号に基づいて賞球コマンド信号を出力する主制御回路と、払出装置と、主制御回路から出力される賞球コマンド信号に基づいて払出装置を制御する払出制御回路と、払出装置から払い出される遊技媒体を貯留する貯留装置と、満タン検出装置を備えており、満タン検出装置から出力される満タン検出信号が、貯留装置が満タン状態にあることを示している場合には払出装置からの遊技媒体の払い出しを停止する。
本発明の遊技機は、典型的にはパチンコ機として構成することができるが、遊技球を使用する回胴式遊技機として構成することができる。
遊技媒体を貯留する貯留装置は、典型的には、パチンコ機の下皿や上皿が対応するが、遊技媒体を貯留可能な種々の貯留装置を含む。
本発明では、満タン検出装置として、可動接点を有しない、動作電源によって作動する満タン検出装置を用いている。さらに、本発明で用いる満タン検出装置は、動作電源が供給される電源端子と、満タン検出信号を出力する信号端子を有し、電源端子に動作電源が供給されていない時には、信号端子から出力される満タン検出信号が、貯留装置が満タン状態にないことを示すように構成されている。
このような満タン検出装置は、種々の検出器を用いて構成することができるが、光学式検出器を用いて構成するのが好ましい。
貯留装置が満タン状態であるか否かを検出する方法としては、満タン検出装置の構成や動作態様に応じた適宜の方法を用いることができる。
また、満タン検出装置により検出する「貯留装置の満タン状態」は、遊技媒体によって貯留装置が完全に充満されている状態に限定されず、貯留装置が部分的に充満されている状態を広く含む。
満タン検出装置から出力する満タン検出信号としては、貯留装置が満タン状態であるか否かを判別することができればよく、種々の状態の信号を用いることができる。例えば、開放状態の信号、任意の電圧値(例えば、電源電圧値、電源電圧値より低い電圧値)を有する信号、GND信号(接地信号)等を用いることができる。勿論、満タン検出装置から出力される満タン検出信号を、信号変換回路を用いて、判定回路で判定可能な信号に変換した信号を満タン検出信号として用いることもできる。
「動作電源が供給されていない時に出力される満タン検出装置からの検出信号が、貯留装置が満タン状態にないことを示している」という表現は、動作電源が出力されていない時の満タン検出装置からの検出信号に基づいて判定した満タン状態判定結果と、貯留装置が満タン状態にある時の満タン検出装置からの検出信号に基づいて判定した満タン状態判定結果が同じであることを意味している。
「満タン検出信号が、貯留装置が満タン状態にあることを示している場合には、払出装置からの遊技媒体の払い出しを停止する」態様としては、種々の態様を用いることができる。例えば、満タン検出信号を払出制御回路に入力し、満タン検出信号が、貯留装置が満タン状態にあることを示している場合には、払出制御回路による払出装置の制御を停止する態様を用いることができる。あるいは、満タン検出信号を主制御回路に入力し、満タン検出信号が、貯留装置が満タン状態にあることを示している場合には、主制御回路からの賞球コマンド信号の出力を停止する態様を用いることができる。
また、本発明は、払出装置から払い出された遊技媒体を検出して計数信号を出力する払出検出装置を備え、満タン検出装置に動作電源が供給されていない状態で、払出検出装置から計数信号が設定時間以上継続して出力された場合には、払出装置からの遊技媒体の払い出しが禁止されるように構成されている。
請求項1に記載の遊技機では、満タン検出装置に動作電源が供給されていない時には、貯留装置が満タン状態であることが判定されないため、払出装置からの遊技媒体の払い出しが停止されることがない。これにより、遊技者は、遊技を中断されることなく遊技を続行することができるため、遊技に対する興趣を持続することができる。また、満タン検出装置に動作電源が供給されていない状態で払出検出装置から計数信号が設定時間以上継続して出力された場合には払出装置からの遊技媒体の払い出しが禁止されるため、遊技媒体による払出装置の損傷を防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明のパチンコ機として構成した一実施の形態の概略回路構成図を図1に示す。
本実施の形態は、主制御基板10、払出制御基板20、副制御基板30、表示制御基板40、電源基板50等を備えている。
主制御基板10には、主制御回路11、ROM等の記憶回路12、電圧変換回路13が配設されている。
主制御回路11は、入力信号と記憶回路12に記憶されている制御プログラムや各種の乱数発生プログラムに基づいて、主コマンド信号や制御信号を出力する。
主制御回路11に入力される入力信号としては、入賞センサ60から出力される、遊技球が入賞口(普通入賞口や特別入賞口等)に入球したことを示す入賞球検出信号や、始動センサ70から出力される、遊技球が始動入賞口に入球したことを示す始動入賞球検出信号等が用いられる。
入賞センサ60や始動センサ70としては、機械式センサ、光学式センサ、電磁式センサ等の種々のセンサを用いることができる。
主制御回路11から出力される主コマンド信号としては、遊技球が入球した入賞口に対応する数の賞球の払い出しを指示する賞球コマンド信号、遊技球が始動入賞口に入球したことに起因して行われる抽選の結果を示す抽選結果情報、抽選結果を表示する変動時間を示す変動時間情報等が用いられる。また、制御信号としては、大入賞口を開閉する開閉部材を駆動する開閉部材制御信号、抽選結果表示装置15を制御する表示装置制御信号等が用いられる。
抽選結果表示装置15は、例えば、複数のLEDにより構成され、遊技球が始動入賞口に入球したことに起因して行われる抽選の結果をLEDの点灯状態によって表示する。
払出制御基板20には、払出制御回路21、ROM等の記憶回路22、電圧変換回路23が配設されている。
払出制御回路21は、主制御回路11から出力される賞球コマンド信号に基づいて払出装置25を制御し、賞球コマンド信号で示される数の遊技球を払い出す。
ここで、払出装置25から払い出された遊技球を計数するための払出センサ90が設けられている。払出センサ90としては、機械式センサ、光学式センサ、電磁式センサ等の種々のセンサを用いることができる。払出センサ90は、遊技球が通過したことを検出して計数信号(払出検出信号)を出力する。例えば、遊技球が通過したことを示すパルス信号を出力する。
払出装置25から払い出された遊技球は、まず上皿に排出されて上皿に貯留される。そして、上皿が満杯になると、遊技球は、下皿に誘導されて下皿に貯留される。
ここで、下皿が満タン状態になったことを検出するための満タンセンサ80が設けられている。満タンセンサ80は、下皿が満タン状態にあるか否かを示す満タン検出信号を出力する。
本実施の形態では、満タンセンサ80を、光学式検出器を用いて構成している。また、下皿に貯留されている遊技球の上部位置が設定位置(満タン検出位置)に達しているか否かを示す満タン検出信号を出力する。
さらに、満タンセンサ80は、動作電源が供給されていない時には、満タン状態にないこと(非満タン状態にあること)を示す満タン検出信号を出力するように構成されている。
払出装置25から払い出された遊技球を上皿あるいは下皿に排出する球通路の構成や満タンセンサの構成については後述する。
副制御基板30には、副制御回路31、ROM等の記憶回路32、電圧変換回路33、音源IC35、ランプ駆動回路37等が配設されている。
副制御回路31は、主制御回路11から出力される主コマンド信号(例えば、抽選結果情報や変動時間情報等)と記憶回路32に記憶されている制御プログラムや各種の乱数発生プログラムに基づいて、副コマンド信号(図柄情報や変動パターン情報等)を表示制御回路41に出力する。また、変動パターンに応じた音による演出を行うための音制御信号を音源IC35に出力するとともに、変動パターンに応じた光による演出を行うための光制御信号をランプ駆動回路37に出力する。
音源IC35は、入力された音制御信号に基づいて、変動パターンに対応した音による演出を行うための音駆動信号をスピーカ36に出力する。また、ランプ駆動回路37は、光制御信号に基づいて、変動パターンに応じた光による演出を行うための光駆動信号をランプ(あるいは、LED)38に出力する。
表示制御基板40には、表示制御回路41、ROM等の記憶回路42、電圧変換回路43、VDP(Video Display Processor)44等が配設されている。表示制御回路41は、入力された副コマンド信号(図柄情報や変動パターン情報等)に基づいて、表示制御信号をVDP44に出力する。VDP44は、入力された表示制御信号に基づいて、所定の図柄を所定の変動パターンで表示する画像情報を演出表示装置(例えば、液晶表示装置)45に出力する。
電源基板50には、電源回路51や停電検出回路(図示省略)等が配設されている。
電源回路51は、分電基板から出力される24Vの交流電源(AC24V電源)を、各電気負荷を作動させるための電源、例えば、34Vの直流電源(DC34V電源)、12Vの直流電源(DC12V電源)に変換して出力する。電源回路51で変換されたDC34V電源、DC12V電源は、払出制御基板20、主制御基板10、副制御基板30、表示制御基板40等に供給される。
停電検出回路は、停電が発生した場合、停電復帰時に停電前の遊技状態から遊技を続行することができるようにするための停電処理(例えば、停電発生時にRAMに記憶されている情報から算出したサム値をRAMの退避領域に記憶する処理)の実行を指示する停電予告信号を出力する。
なお、本実施の形態では、電源基板50から主制御基板10、払出制御基板20、副制御基板30、表示制御基板40に各制御回路用の電源(通常、DC5V電源)を直接供給していない。代わりに、主制御基板10、払出制御基板20、副制御基板30、表示制御基板40に電圧変換回路を配設している。これらの電圧変換回路は、電源基板50(電源回路51)から供給されるDC12V電源をDC5V電源に変換することによって、各制御回路用の電源を得ている。電圧変換回路としては、例えば、3端子レギュレータが用いられる。
これにより、各基板の制御回路用の電源であるDC5V電源が、電源線を長く引き回すことによる電圧効果の影響を直接受けることがなくなる。
本実施の形態では、入賞センサ60が本発明の「入賞検出装置」に対応し、主制御回路11が本発明の「主制御回路」に対応し、払出制御回路21が本発明の「払出制御回路」に対応し、払出装置25が本発明の「払出装置」に対応し、満タンセンサ80が本発明の「満タン検出装置」に対応し、払出センサ90が本発明の「払出検出装置」に対応する。
次に、本実施の形態で用いている満タンセンサ80の構成を図4〜図7を用いて説明する。
ここで、本実施の形態では、満タンセンサ80に動作電源を供給する接続プラグの接触不良や抜け等によって満タンセンサ80に動作電源が供給されていない場合でも、払出装置25からの遊技球の払い出しを停止させることなく遊技を継続することできるようにするために、満タンセンサ80に動作電源が供給されていない時に満タンセンサ80から出力される検出信号(満タン検出信号)が、満タン状態にないことを示すように構成している。
すなわち、本実施の形態では、満タンセンサ80として発光器と受光器により構成される光学式センサを用い、満タン状態にない時(非満タン時)及び満タンセンサ80に動作電源が供給されていない時に、受光器から同じ検出信号が出力されるように構成している。
まず、本実施の形態のパチンコ機の概略構成を図4に示す。なお、図4の右側の図は、パチンコ機の側面図であり、左側の図は、側面図のA−A線矢視図(パチンコ機の裏側から見た図)である。
パチンコ機は、外枠(図示省略)と、外枠にヒンジ機構によって回動可能に装着された本体枠100を有している。本体枠100には、遊技盤(図示省略)が取り付けられる。
また、本体枠100の、前方側(遊技者側)には、払出装置から払い出された遊技球を貯留する上皿101及び下皿102が設けられている。
さらに、本体枠100の裏側には、払出装置25から払い出された遊技球を上皿101あるいは下皿102に排出するための球通路(以下、「払出球通路」という)が設けられている。
払出装置25から払い出された遊技球を上皿101あるいは下皿102に排出する払出球通路の構成を、図4のV部拡大図である図5により説明する。
払出装置25の払出口の下端に隣接して、上皿用球誘導路111を形成する通路形成体110が設けられている。通路形成体110により形成された上皿用球誘導路111から排出された遊技球は、仕切壁112により上皿用排出口113に誘導される(図5の実線矢印参照)。そして、上皿用排出口113から上皿101に排出される。
上皿101に貯留されている遊技球が満杯になり、上皿用排出口113と仕切壁112の間に遊技球が貯留されると、上皿用球誘導路111から排出された遊技球は、仕切壁112から溢れ分岐路122側に排出される。
分岐路122は、下側の通路壁120と上側の通路壁121により形成され、仕切壁112から溢れた遊技球を下皿用排出口123に誘導する(図5の破線矢印参照)。下皿用排出口123に誘導された遊技球は、下皿102に排出される。
本実施の形態では、払出装置25から払い出された遊技球を計数するための払出センサ90は、上皿用球誘導路111に配置されている。なお、払出センサ90は、これ以外の位置に配置してもよい。
また、本実施の形態では、下皿120に貯留されている遊技球が満杯になったこと(満タン状態になったこと)を検出する満タンセンサ80を、発光器と受光器を有する光学式センサを用いて構成している。本実施の形態では、後述するように、発光器として発光ダイオード81を用い、受光器としてフォトトランジスタ(受光トランジスタ)82を用いている。発光ダイオード81とフォトトランジスタ82は、後述する作動体130の遮光部136の配設位置によって、発光ダイオード81から発光される光がフォトトランジスタ82で受光不能な状態及び受光可能な状態となるように配置される。
さらに、本実施の形態では、上側通路壁121の、仕切壁112の下方位置に開口部125が形成されている。そして、開口部125を塞ぐように作動体130が設けられている。
作動体130の構成を図6により説明する。
作動体130は、ボス部132、本体部131、円弧部135、遮光部136、錘部137を有している。
本体部131は、ボス部132から延び、端部にストッパ部134を有するように形成されている。円弧部135は、ボス部132及び本体部131の一端側(図5及び6の紙面後方側)から延び、ボス部132を中心として略90度の円弧形状を有するように形成されている。遮光部136は、円弧部135の外周部から他端側(図5及び図6の紙面前方側)に向けて延びるように形成されている。錘部137は、円弧部135及び遮光部136の外周面から外方に突出して形成されている。
作動体130は、図5に示すように、ボス部132が軸133を中心として回動可能に装着される。
次に、下皿102が非満タン状態にある時(非満タン時)の作動体130及び満タンセンサ80の動作と、下皿102が満タン状態にある時(満タン時)の作動体130及び満タンセンサ80の動作を、図5のVII部拡大図である図7及び図8を用いて説明する。
通常時(非満タン時)には、図7に示すように、作動体130は、錘部137によって軸133を中心として反時計方向に回動し、ストッパ部134が開口部125の下端縁121aに当接した位置で停止している。すなわち、作動体130の本体部131によって、開口部125が塞がれている。
この時、作動体130の遮光部136は、発光器81から受光器82への光の通路に配置され、発光器81から発光された光は遮光される。これにより、受光器82は、発光器81から発光された光を受光することができないため、非満タン状態を示す検出信号(満タン検出信号)を出力する。
なお、満タンセンサ80に動作電源が供給されない時には、発光器81から光が発光されない。この場合、作動体130の遮光部136の位置に関係なく、発光器81は光を受光することができない。すなわち、満タンセンサ80に動作電源が供給されていない時には、受光器82は、非満タン状態を示す検出信号(満タン検出信号)を出力する。
一方、下皿102が満タン状態となり、図8に示すように、遊技球Qが開口部125の位置(満タン検出位置)まで貯留されると、遊技球Qの荷重によって作動体130の本体部131が押圧され、軸133を中心に時計方向に回動する。そして、ストッパ部134がストッパ体143に当接した位置で停止する。すなわち、開口部125が開口される。
この時、作動体130の遮光部136が回動(移動)することによって、発光器81から受光器82への光の通路が形成される。これにより、受光器82は、発光器81から発光された光を受光することができるため、満タン状態を示す検出信号(満タン検出信号)を出力する。
なお、ストッパ体143の配設位置は、下皿102の満タン状態が解消されて開口部125の位置に貯留されていた遊技球Qが除去された時、遊技球Qの荷重による作動体130の本体部131への押圧が解除され、作動体131が軸133を中心に反時計方向に回動可能となる位置に設定するのが好ましい。この場合、下皿102の満タン状態が解消されると、作動体131は、非満タン検出位置に自動的に復帰する。これにより、満タンセンサ90による満タン検出状態をリセットする作業が不要となる。
次に、満タンセンサ80の回路構成を図2により説明する。
満タンセンサ80は、センサ基板を有している。センサ基板には、電源端子80a及び80c、信号端子80bが配設されている。本実施の形態では、電源端子80a及び80b、信号端子80bは、接続プラグ85として一体的に構成されている。
電源端子80aと80cとの間には、抵抗83と発光ダイオード81の直列回路が接続されている。本実施の形態では、電源端子80a側が正極端子、電源端子80c側が負極端子となるように発光ダイオード81が配設されている。
また、信号端子80bと電源端子80cとの間には、フォトトランジスタ82が接続されている。本実施の形態では、信号端子80b側がコレクタ端子、電源端子80c側がエミッタ端子となるようにフォトトランジスタ82が配設されている。なお、フォトトランジスタ82は、発光ダイオード81から発光される光を受光可能な位置に配設されている。
また、発光ダイオード81とフォトトランジスタ82の間には、前述した作動体130の遮光部136が、発光ダイオード81から発光された光がフォトトランジスタ82に達するのを阻止する位置(非満タン検出位置)と、発光ダイオード81から発光された光がフォトトランジスタに達するのを許容する位置(満タン検出位置)の間で移動可能に配設されている。
本実施の形態では、光を発光する発光器である発光ダイオード81、光を受光する受光器であるフォトトランジスタ82、光の通過を阻止する遮光部136(作動体130)によって満タンセンサ80が構成されている。
払出制御基板20には、電源端子20a、20c、20e、20f、信号端子20b、20dが配設されている。
電源端子20aには満タンセンサ80の動作電源(本実施の形態ではDV12V電源)が接続され、電源端子20cにはGND端子(接地端子)が接続されている。また、信号端子20bには信号変換回路24が接続されている。電源端子20a及び20c、信号端子20bは、接続プラグ25として一体的に構成されている。
満タンセンサ80の接続プラグ85は、払出制御基板20の接続プラグ25と接続可能に構成されている。接続プラグ85と25の接続態様としては、接続プラグ85を接続プラグ25に直接に接続する態様や、接続プラグ85に接続線を介して接続されている他の接続プラグを接続プラグ25に接続する態様等を用いることができる。
満タンセンサ80の接続プラグ85と払出制御基板20の接続プラグ25を接続することによって、満タンセンサ80の動作電源であるDC12V電源が、電源端子20a、80a、80c、20cを介して払出制御基板20から満タンセンサ80に供給される。また、信号端子80b、20bを介して満タンセンサ80の検出信号(満タン検出信号)が、満タンセンサ80から払出制御基板20に出力される。
信号端子20dには、払出センサ90から計数信号が入力される。
電源端子20e、20fには、電源線を介してDC34V電源、DC12V電源が供給される。
また、払出制御基板20には、払出制御回路21、電圧変換回路23、信号変換回路24等が配設されている。
電圧変換回路23は、払出制御基板20に供給された直流電源を、払出制御回路21用の電圧値を有する直流電源に変換する。本実施の形態では、電源端子20fに供給されるDC12V電源を、払出制御回路21用の電圧値(5V)を有するDC5V電源に変換する。
信号変換回路24は、信号端子20bに入力される信号(a1)を、払出制御回路21での処理を可能とする信号(a2)に変換する回路である。
信号変換回路24は、NPNトランジスタTR1、抵抗R1〜R3、コンデンサC1により構成されている。トランジスタTR1のコレクタ端子は、抵抗R3を介してDC5V電源に接続され、トランジスタTR1のエミッタ端子は、GND端子(接地端子)に接続されている。また、トランジスタTR1のベース端子は、抵抗R1を介してDC12V電源に接続されている。トランジスタTR1のベース端子と接地端子の間には、抵抗R2及びコンデンサC1が接続されている。そして、トランジスタTR1のコレクタ端子から出力信号(a2)が出力され、トランジスタTR1のベース端子と抵抗R1の接続点に入力信号(a1)が入力される。
以上のように構成された満タンセンサ80を用いた場合の、払出制御基板20の信号端子20bの入力信号(a1)(満タンセンサ80から出力される満タン検出信号)と、信号変換回路24から出力される出力信号(a2)の変化状態を図3により説明する。
満タンセンサ80の接続プラグ85と払出制御基板20の接続プラグ25を接続すると、DC12V電源が動作電源として、電源端子20a、80a、80c、20cを介して払出制御基板20から満タンセンサ80に供給される。これにより、発光ダイオード81から光が発光される。
下皿102が満タン状態にない時には、作動体130は図7に示す位置(非満タン検出位置)にある。この場合、作動体130の遮光部136が、図2の実線で示す位置に存在する。このため、発光ダイオード81から発光された光が遮光部136によって遮光され、フォトトランジスタ82は、非導通状態となる。
この場合、信号端子20bに入力される信号(a1)(満タン検出信号)は、「開放状態」の信号となる。このため、信号変換回路24のトランジスタTR1が導通状態となり、信号(a2)は「L」レベルとなる。払出制御回路20は、信号(a2)が「L」レベルであることにより、下皿102が満タン状態にないことを判定する。
次に、時点t1で下皿102が満タン状態になると、作動体130は、遊技球によって押圧され、軸133を中心に時計方向に、図8に示す位置(満タン検出位置)まで回動する。この場合、作動体130の遮光部136が、図2の破線で示す位置に存在する。このため、発光ダイオード81から発光された光が遮光部136によって遮光されることなくフォトトランジスタ82で受光され、フォトトランジスタ82が導通状態となる。
この場合、信号端子20bに入力される信号(a1)(満タン検出信号)は、「GND信号」(接地信号)となる。このため、信号変換回路24のトランジスタTR1が非導通状態となり、信号(a2)は「H」レベルとなる。払出制御回路20は、信号(a2)が「H」レベルであることにより、下皿102が満タン状態となったことを判定し、払出装置25からの遊技球の払い出しを禁止する。
一方、時点t2で、接続プラグ85あるいは25の接触不良や抜け等によって満タンセンサ80の電源端子80a及び80cにDC12V電源(動作電源)が供給されなくなると、発光ダイオード81から光が発光されなくなる。
この場合、作動体130の遮光部136の位置(作動体130の位置)に関係なく受光トランジスタ82が非導通状態となり、信号(a1)は「開放状態」の信号、信号(a2)は「L」レベルの状態となる。このため、払出制御回路21は、下皿102が満タン状態にないことを判別し、払出装置25からの払い出しは禁止されない。
すなわち、満タンセンサ80に動作電源が供給されていない場合には、満タンセンサ80から、下皿102が満タン状態にないことを示す検出信号が出力される。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
主制御回路11は、始動センサ70から始動入賞球検出信号が入力されると、当たり判定用乱数を読み取り、読み取った当たり判定用乱数が当たり値と一致するか否かを判定する(抽選手段により抽選を行う)。また、変動時間判定用乱数を読み取る。そして、抽選結果表示装置15に制御信号を出力し、抽選結果を表示させる。例えば、当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合(抽選結果が当たりである場合)には、抽選結果表示装置15に、変動時間判定用乱数に対応する変動時間変動表示させた後、当たり結果を表示させる。一方、当たり判定用乱数が当たり値と一致しない場合(抽選結果がはずれである場合)には、抽選結果表示装置15に、変動時間判定用乱数に対応する変動時間変動表示させた後、はずれ結果を表示させる。
さらに、主制御回路11は、抽選結果と変動表示時間(当たり判定用乱数と変動時間判定用乱数)を示す主コマンド信号を副制御回路31に出力する。
また、主制御回路11は、当たり判定用乱数が当たり値と一致した場合(抽選結果が当たりである場合)には、変動表示時間経過後、大入賞口開閉部材(図示省略)を開制御する制御信号を出力し、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させる。
更に、大当たり遊技状態の開始を示す主コマンド信号を副制御回路31に出力する。
また、主制御回路11は、入賞センサ60から入賞球検出信号が入力されると、入賞口に対応した数の遊技球を払い出すことを指示する主コマンド信号(賞球コマンド信号)を払出制御回路21に出力する。
副制御回路31は、例えば、主制御回路11から出力された主コマンド信号が、抽選結果が当たりであることを示している場合(当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合)には、当たり図柄用乱数を読み取るとともに、主コマンド信号で示される変動表示時間(変動時間判定用乱数で示される変動表示時間)に対応する図柄変動パターン用乱数を読み取る。一方、主コマンド信号が、抽選結果がはずれであることを示している場合(当たり判定用乱数が当たり値と一致しない場合)には、はずれ図柄判定用乱数を読み取るとともに、主コマンド信号で示される変動表示時間に対応するはずれ図柄変動パターン用乱数を読み取る。
そして、表示図柄(当たり図柄あるいははずれ図柄)と変動パターン(当たり図柄変動パターンあるいははずれ図柄変動パターン)を示す副コマンド信号を表示制御回路41に出力する。
同時に、副制御回路31は、主コマンド信号に基づいて読み出した図柄変動パターン用乱数(当たり図柄変動パターン用乱数あるいははずれ図柄変動パターン用乱数)で示される図柄変動パターン(当たり図柄変動パターンあるいははずれ図柄変動パターン)に対応する音の演出や光の演出を行うための音制御信号や光制御信号を記憶回路32から読み出し、読み出した音制御信号を音源IC35に、読み出した光制御信号をランプ駆動回路37に出力する。
音源IC35は、入力された音制御信号に基づいてスピーカ36を駆動する。また、ランプ駆動回路37は、入力された光制御信号に基づいてランプ38を駆動する。
表示制御回路41は、副制御回路31から出力された副コマンド信号で示される図柄や変動パターンを表示するための表示制御信号を記憶回路42から読み出し、読み出した表示制御信号をVDP44に出力する。VDP44は、入力された表示制御信号に基づいて、図柄や変動パターンを表示する画像信号(R.G.Bデータ等)を演出表示装置(例えば、液晶表示装置)45に出力する。
払出制御回路21は、主制御回路11から出力された主コマンド信号(賞球コマンド信号)に基づいて払出装置25を制御し、遊技球を払い出す。すなわち、主制御回路11から出力された主コマンド信号で示される賞球数と、払出センサ90から出力される、払出装置25から払い出された遊技球の数を示す計数信号が一致するように払出装置25を制御する。払出装置25から払い出された遊技球は、払出球通路を介して上皿101あるいは下皿102に排出されて貯留される。
ここで、下皿102に貯留された遊技球の数が増加し、設定位置(満タン検出位置)まで充満されると、満タンセンサ80は、前述したように、下皿102が満タン状態であることを示す満タン検出信号を出力する。
払出制御回路21は、満タンセンサ80から出力される満タン検出信号が満タン状態を示している場合には、払出装置25からの遊技球の払い出しを禁止する。
一方、満タンセンサ80に動作電源が供給されない場合には、前述したように、満タンセンサ80から出力される満タン検出信号は満タン状態を示さない。このため、払出制御回路21は、払出装置25から遊技球を払い出す。
なお、満タン状態が解消し、満タンセンサ80から出力される満タン検出信号が非満タン状態を示している場合には、払出装置25からの遊技球の払い出しの禁止を解除する。
ここで、満タンセンサ80に動作電源が供給されていない状態で遊技を続けた場合、払出装置25からの遊技球の払い出しが禁止されないため、遊技球が払出球通路の上方にまで充満され、払出装置25が損傷する虞れがある。
ここで、払出センサ90は、払出装置25から払い出された遊技球を計数するために、払出装置25の下流側に配置されている。そして、遊技球が払出センサ90が配置されている位置まで充満されると、払出センサ90から連続して計数信号が出力される。
そこで、本実施の形態では、払出制御回路21は、払出センサ90から計数信号が設定時間以上継続して出力された場合には、遊技球によって払出装置25が損傷する虞があると判断し、払出装置25からの遊技球の払い出しを禁止する。
ところで、パチンコ機では、主制御回路11は、遊技球が始動入賞口に入賞して始動センサ70から始動入賞球検出信号が入力されると抽選を行う。そして、抽選の結果が当たりであれば、遊技者に有利な特別遊技状態(大当たり遊技状態)を発生させる。
通常、この抽選は、遊技球が始動入賞口に入賞したタイミングで乱数カウンタのカウント値(RAM内の特定の領域の値)を読み取り、読み取ったカウント値が予め定められている当たり値と一致するか否かを判定することによって行なわれる。この乱数カウンタは、例えば、カウント値「0」〜カウント値「255」の値を繰り返しカウントする。
このように、乱数カウンタが、予め定められている範囲のカウント値(「0」〜「255」)を繰り返しカウントする場合、例えば、カウント値が「0」となるタイミングが分かれば、カウント値が当たり値となる(例えば、カウント値が「100」となる)タイミングを予測することができる。この場合、乱数カウンタのカウント値が当たり値となるタイミングで不正に始動入賞球検出信号を入力させて特別遊技状態を発生させる不正が行われる虞がある。
そこで、初期値更新型の乱数カウンタを用いることによって、乱数カウンタのカウント値が当たり値となるタイミングを予測し難くする方法が用いられている。例えば、第1サイクルでは、初期値を「0」に設定し、カウント値「0」からカウントを開始し、カウント値「255」までカウントし、第2サイクルでは、初期値を「50」に設定し、カウント値「50」からカウントを開始し、カウント値が「255」に達するとカウント値「0」に戻り、カウント値が「49」までカウントするように、各サイクルの初期値をランダムに変更する。
このように初期値更新型の乱数カウンタを用いた場合でも、RAMクリア処理が行われると、RAMクリア処理後の第1サイクル目の初期値は「0」に設定される。例えば、主制御基板10に配設されている主制御回路11にDC5V電源を供給する電源配線が短絡された場合、主制御回路11は停電処理を実行することなく動作を停止する。そして、その後、DC5V電源を供給する電源配線の短絡を解除すると、主制御回路11はDC5V電源が動作電圧値に達した時点で電源復帰処理を行う。電源復帰処理では、例えば、電源復帰時にRAMに記憶されている情報からサム値を算出し、RAMの退避領域に記憶されている、停電発生時に記憶したサム値と比較し、一致していれば停電発生時の状態から遊技を続行し、一致していない場合にはRAMをクリア処理した後遊技を開始する。5V電源線を短絡させた後に短絡を解除した場合、停電処理が行われていないため、RAMがクリア処理される。すなわち、乱数カウンタの初期値が「0」に設定される。
この場合には、DC5V電源を供給する電源配線を短時間だけ不正に短絡させることにより、乱数カウンタの第1サイクル目において、カウント値が当たり値と一致するタイミングを予測することができる。
そこで、このような不正を防止するために、本実施の形態では、主制御基板10、払出制御基板20、副制御基板30、表示制御基板40に電圧変換回路13、23、33、43が配設されており、電源基板50と各制御機基板の間には、制御回路用の制御電源である5V直流電源を供給する電源配線が省略されている。
各電圧変換回路13、23、33、43としては、DC12V電源をDC5V電源に変換する3端子レギュレータが用いられている。この電圧変換回路13、23、33、43は、停電等によってDC12V電源が0Vとなっても、DC5V電源の電圧値が、制御回路(主制御回路や払出制御回路)が停電処理を実行可能な期間の間、制御回路の動作電圧値以下に低下しないように構成されている。
このように、制御回路用のDC5V電源を供給するための電源配線が基板間に配設されていないため、制御回路の制御用電源であるDC5V電源を供給するための電源配線を短絡させて、主制御回路11のRAM等をクリアさせる不正を防止することができる。
なお、DC12V電源を供給する電源配線が短絡されても、電圧変換回路13等から出力されるDC5V電源の電圧値は、所定期間の間、主制御回路11等の動作電圧値以上に保持される。このため、DC12V電源を供給する電源配線が短絡されても、主制御回路11は停電処理を実行することができ、DC12V電源を供給する電源配線の短絡が解除された時に、RAM等がクリア処理されることがない。
以上のように、本実施の形態では、満タンセンサ80に動作電源が供給されていない時には、満タンセンサ80から出力される満タン検出信号が満タン状態を示さない(非満タン状態を示す)ように構成されている。
これにより、満タンセンサに動作電源が供給されていない場合には、払出装置からの払出が禁止されないため、遊技者は遊技を継続することができる。
また、払出センサから計数信号が出力されている状態(例えば、遊技球を検出して「H」レベルの信号を出力している状態)が設定時間以上継続した場合には、払出装置からの払出を禁止するため、貯留されている遊技球によって払出装置が損傷する虞はない。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、満タンセンサから出力される満タン検出信号を払出制御回路に入力したが、主制御回路に入力してもよい。この場合には、主制御回路は、満タン検出信号が満タン状態を示している時、賞球コマンド信号の払出制御回路への出力を禁止する。
また、満タンセンサは、光学式検出器により構成されるものに限定されず、動作電源を必要とする検出器により構成されるものであればよい。
また、作動体の形状や移動方法(駆動方法)は、適宜変更可能である。例えば、通常時に作動体を非満タン検出位置に移動させるために作動体に錘部を設けたが、作動体を移動させる方法はこれに限定されない。例えば、バネ等の弾性部材を用いて非満タン検出位置に移動させる方法を用いることができる。また、満タン状態が解除された場合、作動体が非満タン検出位置に自動的に復帰するように構成したが、係員が非満タン位置に復帰させるように構成してもよい。
また、発光器及び受光器の配置態様や受光器の検出態様は種々変更可能である。
また、発光器及び受光器として発光ダイオードとフォトランジスタを用いたが、発光器及び受光器としては種々の構成のものを用いることができる。
また、パチンコ機として説明したが、本発明は、パチンコ機以外の種々の遊技機として構成することができる。
本発明は、以下のように構成することもできる。
例えば、「(態様1)請求項1の遊技機であって、前記貯留装置に貯留されている遊技媒体が満タン位置に達していることを検出する光学式検出器を有していることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本実施の形態では、満タン検出装置を光学式検出器を用いて構成している。
満タン検出装置に用いる光学式検出器としては、例えば、発光器と、発光器から発光される光を受光可能な受光器と、発光器と受光器の間に移動可能に設けられた遮光部とを有する光学式検出器を用いることができる。
態様1の遊技機では、検出範囲が狭い光学式検出器を用いているため、貯留装置が満タン状態にあるか否かを安価に、精度よく検出することができる。
あるいは、「(態様2)態様1の遊技機であって、前記満タン検出装置は、発光器、受光器及び遮光部を有し、前記遮光部は、前記貯留装置に貯留されている遊技媒体が満タン位置に達していない時には、前記発光器から発光される光が前記受光器に照射されるのを阻止する位置に配置され、前記貯留装置に貯留されている遊技媒体が満タン位置に達している時には、前記発光器から発光される光が前記受光器に照射される位置に配置されるように構成されている、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様2の遊技機では、満タン検出装置を、発光器と、受光器と、満タン状態でない時(非満タン時)には、発光装置から発光される光を受光装置が受光不能な位置に配置され、満タン状態にある時(満タン時)には、発光装置から発光される光を受光装置が受光可能な位置に配置され遮光部により構成する。
遮光部の形状や配置位置は適宜選択することができる。また、遮光部を移動させる方法としては種々の方法を用いることができる。
態様2の遊技機を用いれば、簡単な構成で、満タン検出装置に動作電源が供給されていない時及び非満タン時に同じ検出信号を出力することができる。
あるいは、「(態様3)態様2の遊技機であって、前記遮光部は、満タン位置に達している遊技機媒体の荷重によって、前記発光器から発光される光が前記受光器に照射されるのを阻止する位置から、前記発光器から発光される光が前記受光器に照射される位置に移動するように構成されている、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様3の遊技機では、満タン位置に達している遊技球の荷重によって遮光部を移動させている。
遮光部を移動させるために利用する遊技球の荷重方向は、いずれの方向を用いてもよい。なお、満タン位置に遊技球が貯留していない場合には、遮光部が、発光器から発光される光が受光器に照射されるのを阻止する位置に位置するように構成するのが好ましい。例えば、遊技球の荷重が印加されていない時には、遮光部の自重によって、発光器から発光される光が受光器に照射されるのを阻止する位置に移動するように構成することができる。
態様3の遊技機を用いれば、遮光部の駆動機構を簡単に構成することができる。
あるいは、「(態様4)請求項1、態様1〜3のいずれかの遊技機であって、前記払出装置から払い出された遊技媒体を検出して計数信号を出力する払出検出装置を備え、前記払出検出装置から計数信号が出力されている状態が設定時間継続した場合には、前記払出装置からの遊技媒体の払い出しを停止することを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様4の遊技機では、払出検出装置から設定時間以上計数信号が出力された場合には、払出装置からの払い出しを禁止する。
払出検出装置としては、種々の構造の検出装置を用いることができる。
態様2の遊技機を用いれば、遊技媒体による払出装置の損傷を防止することができる。
あるいは、「(態様5)請求項1、態様1〜4のいずれかの遊技機であって、前記主制御回路が配設された主制御基板と、前記払出制御回路が配設された払出制御基板と、入力される交流電源を設定電圧値を有する直流電源に変換する電源回路が配設された電源基板を備えるとともに、前記電源回路で変換された直流電源が前記電源基板から前記主制御基板及び前記払出制御基板に供給されるように構成されており、前記主制御基板及び前記払出制御基板には、前記電源基板から供給される直流電源の電圧値を前記主制御回路及び前記払出制御回路用の電圧値に変換する電圧変換装置が配設されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
電源回路としては、例えば、34Vの交流電源を24Vの直流電源及び12Vの直流電源に変換する回路が用いられる。また、電圧変換回路としては、例えば、12Vの直流電源を5Vの直流電源に変換する回路が用いられる。
態様5の遊技機を用いれば、電源基板と主制御基板及び払出制御基板の間に、制御回路用の電源を供給する電源線が配設されないため、不正にRAMクリア処理が行われるのを防止することができる。
本発明をパチンコ機として構成した場合の概略回路構成図である。 満タンセンサの回路構成を示す図である。 満タンセンサから出力される満タン検出信号の変化状態を示す図である。 遊技機の概略図である。 図4のV部拡大図である。 作動体の構成を示す図である。 非満タン時の状態を示す図である。 満タン時の状態を示す図である。
符号の説明
10 主制御基板
11 主制御回路
13、23、33、43 電圧変換回路
20 払出制御基板
21 払出制御回路
25 払出装置
50 電源基板
51 電源回路
60 入賞センサ
70 始動センサ
80 満タンセンサ
90 払出センサ
81 発光ダイオード(発光器)
82 受光トランジスタ(受光器)
110 上皿連結路
112 仕切壁
122 分岐路
123 下皿誘導路
124 下皿排出口
113 上皿排出口
130 作動体
136 遮光部

Claims (1)

  1. 遊技媒体が入賞口に入賞したことを検出して入賞検出信号を出力する入賞検出装置と、
    前記入賞検出装置から出力される入賞検出信号に基づいて賞球コマンド信号を出力する主制御回路と、
    遊技媒体を払い出す払出装置と、
    前記主制御回路から出力される賞球コマンド信号に基づいて前記払出装置を制御する払出制御回路と、
    前記払出装置から払い出される遊技媒体を貯留する貯留装置と、
    動作電源が供給され、前記貯留装置が満タン状態にあるか否かを示す満タン検出信号を出力する満タン検出装置を備え、
    前記満タン検出装置から出力される満タン検出信号が、前記貯留装置が満タン状態にあることを示している場合には、前記払出装置からの遊技媒体の払い出しを停止する遊技機であって、
    前記満タン検出装置は、動作電源が供給される電源端子と、満タン検出信号を出力する信号端子を有し、前記電源端子に動作電源が供給されていない時には、前記信号端子から出力される満タン検出信号が、前記貯留装置が満タン状態にないことを示すように構成されており、
    また、前記払出装置から払い出された遊技媒体を検出して計数信号を出力する払出検出装置を備え、
    前記満タン検出装置に動作電源が供給されていない状態で、前記払出検出装置から計数信号が設定時間以上継続して出力された場合には、前記払出装置からの遊技媒体の払い出しが禁止されるように構成されていることを特徴とする遊技機。
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