JP2001283275A - コインホッパ - Google Patents

コインホッパ

Info

Publication number
JP2001283275A
JP2001283275A JP2000099749A JP2000099749A JP2001283275A JP 2001283275 A JP2001283275 A JP 2001283275A JP 2000099749 A JP2000099749 A JP 2000099749A JP 2000099749 A JP2000099749 A JP 2000099749A JP 2001283275 A JP2001283275 A JP 2001283275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
coins
rotating member
discharge port
accommodating portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000099749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4630974B2 (ja
Inventor
Yuichi Takizawa
祐一 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority to JP2000099749A priority Critical patent/JP4630974B2/ja
Publication of JP2001283275A publication Critical patent/JP2001283275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4630974B2 publication Critical patent/JP4630974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出される硬貨の外径に合わせて調整ベース
の角度を調整するだけで、硬貨の外径の変更に関わら
ず、検知部による最後の硬貨検知後、直ちに回転部材を
停止させたとしても、最後の硬貨が確実に払出されるこ
ととなる。また、最後の硬貨を吐出した後に続く硬貨の
誤吐出を確実に防止することができる。 【解決手段】 硬貨収容部30の内底部に回転自在に支
持され且つ硬貨を一枚づつ選別して側面に形成した吐出
口32から外部へ吐出させる回転部材36と、該吐出口
の外側に位置して硬貨の通過を検知する検知部34と、
吐出口の外側に位置して吐出口から突出された硬貨を外
側へ押し出す為に回動自在に枢支され且つ弾性付勢され
た押出手段33と、検知部が硬貨の通過を検知した検知
信号に基づいて一連の硬貨の払出し完了を判定して前記
回転部材の停止タイミングを制御する制御部と、を備え
たコインホッパにおいて、検知部と、押出手段を同一の
調整ベース40上に支持すると共に、支持部材を回転部
材の回転中心によって回動自在に支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動販売機、両替
機、金銭払出し装置等の金銭取扱装置に使用されるコイ
ンホッパの改良に関し、詳細には収容した多数の硬貨を
一枚づつ払出す機構を備えたコインホッパにおいて硬貨
が確実に払出されたか否かを正確に検知することができ
るようにしたコインホッパに関する。また、本発明はコ
インホッパ内の回転部材上で複数の硬貨が俵立ちを起こ
したり、回転部材の貫通穴内に詰まることによって、払
出し不良が発生することを防止するコインホッパに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動販売機、両替機、金銭払出し装置等
の金銭取扱装置は、夫々釣銭用、両替銭用、払出し銭用
等として硬貨を払出す機構を備えており、このような硬
貨払出し機構にはコインホッパが通常用いられている。
コインホッパは、例えば同一種類の多数の硬貨をランダ
ムに収容する収容部と、収容部内の下部に位置する硬貨
を一枚づつ選別した上で払出す為の払出し部とを備えて
いる。このような払出し部の構成には種々のタイプが存
するが、払出し部において硬貨が詰ったり、滞留するこ
とにより、所定のタイミングで硬貨が払出されない場合
には金銭取扱装置の利用者に迷惑をかけるので、通常1
又は2以上のセンサによって硬貨の通過を検知し、検知
結果に基づいて硬貨払出し完了の有無を判定している。
センサからの検知結果に基づいて硬貨の払出しが完了し
ていないものと判定された場合には、払出し動作が繰り
返され、それでも払出しが実行されない時は、硬貨詰り
等のエラーが発生したことが視覚的表示や音声表示等に
よって利用者に報知され、更に装置の停止、管理者への
報知等が実施される。特に、最近では金種別に振り分け
られた硬貨が還流用として夫々の金種のコインホッパに
入ってくる装置において、各コインホッパから早い釣銭
の払出しが要求されるが、上記のごとき硬貨の詰まり
や、滞留は、顧客の期待を裏切る結果をもたらす為、こ
の点の改善が強く求められている。
【0003】図8は従来のコインホッパにおける硬貨払
出し検知機構の概略構成を示す外観斜視図、図9はその
内部構成を示す断面図、図10は平面図である。硬貨収
容部1の底部側壁に設けた吐出口2からは横方向に硬貨
Cが払出されるように構成されており、吐出口2の外側
には押出アーム3と、検知部4とが配置されている。押
出アーム3は、基端部3aをブラケット5に設けたピン
6により横方向へ回動自在に枢支されると共に、他端部
3bにはピン7によってローラ8を回転自在に支持して
いる。さらに、押出アーム3は、吐出口2を閉止する方
向へ図示しない弾性部材によって弾性付勢され、外力が
加わらない状態においては吐出口2を閉止している。符
号9は硬貨吐出をガイドするために押出アーム3の反対
側に配置された回転自在なガイドローラである。また、
検知部4は、硬貨収容部1内から吐出口2を経て外部へ
吐出されようとする硬貨Cが押出アーム3を押し退けて
吐出されたときに、硬貨の通過を検知するための透過型
センサから成る。外径の異なる硬貨を取り扱う場合に
は、検知部4の位置を固定しつつ押出アーム3の位置だ
けを動かしたり、或は検知部4と押出アーム3を一緒に
動かすことにより、検知部4による硬貨の検知タイミン
グを調整するようにしている。図9、図10に示すよう
に、このコインホッパは、上面が開口した硬貨収容部1
と、硬貨収容部1の内底部に配置した硬貨選別押出機構
11と、硬貨収容部1の下部に設けられた押出機構駆動
用の駆動部12と、硬貨収容部1の底部側壁に設けた硬
貨吐出口2から押出機構11によって外部に押し出され
た硬貨が払出し完了したか否かを検知する硬貨払出し検
知部4と、検知機構4からの検知結果に基づいて硬貨払
出しの完了の有無を判定する図示しない制御部と、を有
する。押出機構11は、モータ15の出力軸15aに固
定された円盤状の回転部材16の盤面に硬貨の形状と整
合する形状の貫通穴17を複数個形成し、この貫通穴1
7内に一枚づつ硬貨を落ち込ませた状態で回転部材16
を図10の時計廻り方向に回転させることにより、硬貨
収容部1の内底面に設けた押出ピン19によって硬貨が
吐出口2に導かれて外部へ押し出されるように構成され
ている。各貫通穴17の外径側には吐出口2と連通可能
な開口が形成されているため、押出ピン19に突き当た
った硬貨は吐出口2へと押し出される。硬貨収容部1内
にランダムに収容された硬貨は、回転部材16が一定方
向に一定速度で回転する過程で貫通穴17内に一つづつ
落ち込み、硬貨収容部1の内底面に沿って回転方向に移
動する。硬貨収容部1内の硬貨が吐出口2の手前に達す
ると、押出ピン19に沿って硬貨は外径方向へ押し出さ
れ、吐出口2に達した時点で吐出口2から外部に押し出
される。回転部材16の回転によって吐出口2から押し
出されて来た硬貨は、最終的には回転部材16か押出ア
ーム3の力により押し出されるが、硬貨吐出後の回転部
材16の停止タイミングは検知部4からの検知信号に基
づいて制御される。
【0004】図10は上記コインホッパによる払出し動
作を説明する平面図であり、検知部4による検知ポイン
トを吐出口2から遠い位置に配置した場合には硬貨の払
出し完了を正確に検知することができるが、検知タイミ
ングが遅くなる。このため、例えば10枚の硬貨を連続
排出する場合に、10枚目の硬貨の払出しが完了した時
に回転部材16を停止させる停止タイミングが遅くな
る。回転部材16の停止タイミングが遅れると、回転部
材16が停止した時点では、10個目の硬貨を保持して
いた貫通穴17の直後に位置する11個目の硬貨を保持
する貫通穴17が既に吐出口2に達した位置に回転移動
しており、11個目の硬貨が吐出口2から吐出開始され
た状態となる。このような不具合を防止する為には、回
転部材16の回転速度を遅くする必要があるが、これで
は払出し速度のスピードアップが困難となり、金銭取扱
装置の利用者に迷惑をかける事態となる。このような不
具合を解消する為に、図11(a)(b)に示すように検知部
4を吐出口2に近接させると共に、検知部4と押出アー
ム3を同一の支持部材20上に支持して矢印で示す方向
へ直線的に移動可能にした構成が提案されている。図1
1(a)では径の小さい硬貨の吐出検知に適するように検
知ポイントを図面右方へ位置させており、(b)では径の
大きい硬貨の吐出検知に適するように検知ポイントを図
面左方へ位置させている。この実施形態のように検知部
4を吐出口2に近い位置に配置するとともに、矢印方向
へ直線的に進退可能に構成した場合には、外径の小さい
硬貨を吐出する際には、図11(a)に示すように10個
目の硬貨が排出される途中でディスクが停止したとして
も、押出アーム3の付勢力によって10個目の硬貨は外
部へ押し出される。これに対して、図11(b)のように
外径の大きい硬貨を扱うために検知部4と押出アーム3
の位置を外側へずらした場合に、10個目の硬貨が図示
した状態にあるときに回転部材が停止すると、押出アー
ム3から硬貨に対しては硬貨収容部1内に押し戻す方向
へ力が加わり、硬貨が回転部材の貫通穴17内に戻った
り、吐出口2で詰まりを起こす等の不具合が発生する。
【0005】次に、上記の如く金種別のコインホッパか
ら釣銭等としての硬貨を速く払出すためには硬貨収容部
からの払出し時のもたつきを防止する必要がある。ここ
で問題となるのは、硬貨収容部内の回転部材上での複数
の硬貨の俵立ち(複数の硬貨が立ち上がった状態で重な
り合う)という現象である。図12(a)及び(b)は硬貨収
容部1内の回転部材16上で発生した俵立ちの状態を示
す縦断面図、及び平面図であり、回転部材16の上面と
ほぼ直交する内壁1aに沿って複数の硬貨Cが重なった
状態で立ち上がっている。このような俵立ちが発生する
と当該硬貨群を払出すことが困難となるが、これが更に
進行して俵立ちした硬貨が増大し、硬貨収容部1内一杯
になると、回転部材16を逆転したとしても容易に崩れ
なくなる。このようなところから、硬貨収容部内壁の上
部に一端を固定した長尺なバネ材の下端部を回転部材上
面に向けて突出し、立ち上がろうとする硬貨の妨げとし
たり、或は回転部材上面に突起を設けてかき混ぜる等の
対策をして硬貨の崩しを図っている。しかし、このよう
なバネ材や突起は、却って、回転部材の正転、或は逆転
時に硬貨の立ち上がりのきっかけを作る要因ともなるの
で、このような立ち上がり防止手段を使用せずに、俵立
ちを防止したり、発生した俵立ちを回転部材の逆転等に
より容易に解消することができる機構の提案が期待され
ているが、未だ実現していない。
【0006】次に、硬貨収容部から硬貨を払出す際のも
たつき、払出し不良が発生する他の原因としては、図1
3(a)(b)に示した如く、回転部材16の貫通穴17内に
複数枚の硬貨が斜めに引っ掛かった状態で保持される事
態を挙げることができる。即ち、理想的には図13(c)
に示すように貫通穴17から露出する硬貨収容部1の内
底面1b上に寝た状態で硬貨Cが順次積層されること
が、スムーズな払出しを確保する上では好ましい。しか
し、実際には、貫通穴17内に複数枚の硬貨が斜めに入
り込み、且つ貫通穴17の内周縁と内底面1bとの間の
払出し用ギャップG内に回転部材の回転方向下流側に位
置する硬貨C1の下端縁が入り込むことによって、貫通
穴17内に入り込んだ全ての硬貨が斜めに傾倒した状態
で保持される。このように貫通穴17内に硬貨が詰まっ
た状態は、回転部材16を逆転させたとしても容易には
解消しない。この硬貨詰まり状態が全ての貫通穴につい
て発生すると、払出し不能状態に陥る。これを更に詳述
すると、回転部材16が正転方向へ回転することによ
り、図13(b)に示した如き硬貨詰まりを起こした貫通
穴17が硬貨収容部の側壁に設けた吐出口に達すると、
貫通穴内の硬貨群は図10等に示した出没自在な押出ピ
ン19と接することによって少しく上下動するが、硬貨
C1の下端縁の引っ掛かり状態は解消されないので、一
つの硬貨も吐出口から吐出されることない。この硬貨群
は、押出ピン19を押し下げたり乗り越えることにより
これを通過する。押出ピン19の下流側に位置する硬貨
収容部の内底面1bは平坦面であるため、押出ピン19
を通過した後も、硬貨C1の下端縁が払出し用ギャップ
G内に引っ掛かったまま回転部材と共に連れ回りし続け
ることとなる。この結果、上記のごとき払出し不良、払
出し不能が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は、硬貨収納部に収納された硬貨が確実
に吐出口から払出されたか否かを一つの通過センサによ
り検知するとともに、吐出口から払出される硬貨を確実
に外部へ押し出す押出手段を備えたコインホッパにおい
て、硬貨の外径の変更に応じて検知部の位置を簡単な作
業によって調整するとともに、取り扱う硬貨の外径の変
更に関係なく、検知部による硬貨の検知に基づいて回転
部材を停止させたとしても押出手段によって確実、迅速
に硬貨を払出すことができるコインホッパを提供するこ
とにある。次に、本発明の第2の課題は、バネ材や突起
等の俵立ち防止手段を用いることなく、俵立ちを防止し
たり、発生した俵立ちを回転部材の逆転等により容易に
解消することができるコインホッパを提供することにあ
る。次に、本発明の第3の課題は、硬貨収容部の内底面
に回転自在に支持された回転部材に設けた貫通穴内に複
数の硬貨が斜めに保持された状態で詰まり、回転部材を
逆転させたとしてもこの詰まりが解消しない場合に発生
する払出し不良、払出し不能を解消することができるコ
インホッパを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1の発明は、複数の硬貨を収容する硬貨収容
部と、硬貨収容部の内底部に回転自在に支持され且つ硬
貨を一枚づつ選別して収容部側面に形成した吐出口から
外部へ吐出させる回転部材と、該吐出口の外側に位置し
て硬貨の通過を検知する検知部と、吐出口の外側に位置
して吐出口から突出した硬貨を外側へ押し出す為に回動
自在に枢支され且つ弾性付勢された押出手段と、検知部
が硬貨の通過を検知した検知信号に基づいて一連の硬貨
の払出し完了を判定して前記回転部材の停止タイミング
を制御する制御部と、を備えたコインホッパにおいて、
前記検知部と、前記押出手段を同一の調整ベース上に支
持すると共に、該調整ベースが回動可能に支持され、硬
貨の径寸法に応じた最適位置に固定可能としたことを特
徴とする。請求項2の発明は、前記調整ベースを前記回
転部材の回転中心によって回転自在に支持したことを特
徴とする。請求項3の発明は、前記制御部が前記検知部
が前記吐出口から外部へ吐出されて来た硬貨を検知した
時点で回転部材の駆動部を停止させたとしても、硬貨が
押出手段によって吐出口内部へ戻されることなく、必ず
外側へ押し出されるように、吐出口に対する検知部と押
出手段の位置関係を設定したことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、複数の硬貨を収容する
硬貨収容部と、硬貨収容部の内底部に回転自在に支持さ
れ且つ硬貨を一枚づつ選別して収容部側面に形成した吐
出口から外部へ吐出させる回転部材と、を備えたコイン
ホッパにおいて、硬貨収容部内壁であって回転部材の上
面よりも上側位置に、オーバーハング状のリブを突設し
たことを特徴とする。請求項5の発明は、前記リブは、
最大径硬貨の半径以上の高さ位置であって最小径硬貨の
直径以内の高さ位置の硬貨収容部内壁に、オーバーハン
グ状に突設されていることを特徴とする。請求項6の発
明は、複数の硬貨を収容する硬貨収容部と、硬貨収容部
の内底部に回転自在に支持されると共に硬貨を一枚づつ
選別して収容部側面に形成した吐出口から外部へ吐出さ
せる回転部材と、を備え、該回転部材にはその肉厚方向
に貫通する貫通穴が形成され、該貫通穴内部と前記吐出
口とが連通したときに貫通穴内に嵌合した硬貨を吐出口
から押し出す突条を回転部材の下面に設けたコインホッ
パにおいて、前記硬貨収容部の内底面には、前記吐出口
の略下流側位置であって前記回転部材下面の突条を回避
した位置に円弧状の押し上げ突条を設けたことを特徴と
する。請求項7の発明は、前記押し上げ突条は、少なく
ともその始端部を除いた上面が平坦面であることを特徴
とする。請求項8の発明は、前記押し上げ突条の始端部
の直上流側には硬貨収容部の内底面に設けた穴から出没
自在に支持され且つ突出方向へ弾性付勢された押出ピン
が配置されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。 [第1の課題に対応する実施形態]図1は本発明のコイ
ンホッパの外観図、図2(a)及び(b)は本発明のコインホ
ッパの平面図、及び要部構成説明図である。このコイン
ホッパは、上面が開口した筒状の硬貨収容部30と、硬
貨収容部30の内底部に配置した硬貨選別押出機構31
と、硬貨収容部30の下部に設けられた押出機構駆動用
の駆動部と、硬貨収容部30の底部側壁に設けた硬貨吐
出口32と、吐出口32から吐出された硬貨を確実に外
部へ押し出す押出アーム(押出手段)33と、吐出口3
2から押出機構31及び押出アーム33によって外部に
押し出された硬貨Cが払出し完了したか否かを検知する
透過型フォトセンサ等から成る硬貨払出し検知部34
と、検知部34からの検知結果に基づいて硬貨払出しの
完了の有無を判定する図示しない制御部と、を有する。
押出機構31は、モータ35の出力軸35aに固定され
た円盤状の回転部材36の盤面に硬貨の形状と整合する
形状の貫通穴37を複数個形成し、この貫通穴37内に
一枚づつ硬貨を落ち込ませた状態で回転部材36を図2
(a)の時計廻り方向に回転させることにより、硬貨収容
部1の内底面に設けた穴から出没自在に支持され且つ突
出方向へ付勢された押出ピン39によって硬貨が吐出口
32に導かれて外部へ押し出されるように構成されてい
る。各貫通穴37の外径側には吐出口32と連通可能な
開口が形成されているため、押出ピン39に突き当たっ
た硬貨は吐出口32へと押し出される。また、各貫通穴
37を除いた回転部材の底面には円弧状の押出突条36
a(図9の符号16aに相当する)が位置しており、こ
の押出突条36aが貫通穴37内の硬貨を押圧するた
め、押出ピン39との協働により、硬貨を吐出口32か
ら外部へ押し出すことができる。
【0011】押出アーム33は、先端にゴム、樹脂等の
ローラ33aを回転自在に支持すると共に、基端部を軸
33bによって後述する調整ベース40上に横方向へ回
動自在に枢支されている。また、図示しない弾性部材に
より図2の時計廻り方向へ付勢されている。硬貨収容部
30内にランダムに収容された硬貨Cは、回転部材36
が一定方向に一定速度で回転する過程で貫通穴37内に
一つづつ落ち込み、硬貨収容部30の内底面に沿って回
転方向に移動する。硬貨収容部30内の硬貨が吐出口3
2の手前に達すると、押出ピン39に沿って最下部の硬
貨が外径方向へ押し出され、吐出口32に達した時点で
吐出口32から外部に押し出される。回転部材36の回
転によって吐出口32から押し出されて来た硬貨は、最
終的には回転部材36か押出アーム33の力により更に
外側へ押し出される。複数の硬貨を連続して吐出する場
合、最後の硬貨を吐出した後で速やかに回転部材36を
停止する必要があるが、回転部材の停止タイミングは検
知部34からの検知信号に基づいて制御される。本発明
においては、回転部材36の停止タイミングが遅れるこ
とにより、吐出された最後の硬貨の直後の硬貨が誤って
突出口から吐出されることがないように検知部34の位
置を吐出口32にできるかぎり接近させている。換言す
れば、回転部材36と押出ピン39との協働により吐出
口32から押し出されて来た硬貨Cは押出アーム33を
押し退けながら吐出されるが、検知部34がこの硬貨C
を検知した時点では、弾性部材により付勢された押出ア
ーム33が必ず硬貨Cを押し出す力を発生し得る位置に
達しているように、検知部34と押出アーム33の位置
関係を設定する。つまり、検知部34が吐出口から外部
へ吐出されて来た硬貨Cを検知した時点で回転部材36
の駆動部を停止させたとしても、硬貨が押出アーム33
によって吐出口内部へ戻されることなく、必ず外側へ押
し出されるように構成する。そのような構成、硬貨を、
外径の異なる全ての硬貨について実現する為、本実施形
態では、この検知部34と押出アーム33を一つの調整
ベース40上に支持すると共に、この調整ベース40の
回動中心41を、回転部材36の回転中心35aと一致
させるように構成している。
【0012】この調整ベース40は、硬貨収容部30の
外周に張り出した取付け部材42に対して任意の回動角
度にて固定可能となるように、例えば取付け部材42に
設けた図示しない円弧状の長穴(出力軸35aと同心円
状の円弧)に対してネジ等によって任意の位置にて調整
ベース40を固定できるように構成している。従って、
取り扱う硬貨の種類、外径寸法に応じて、出力軸35a
を中心とした調整ベース40の取付け角度を調整するこ
とが容易である。このように調整ベース40が出力軸3
5aを中心として回動する結果、吐出されてくる硬貨の
外径に合わせて予め最適の角度に調整ベース40を固定
しておくことができ、その結果、調整ベース40上の押
出アーム33、検知部34の各位置を出力軸35aを中
心とした同心円の円周に沿って移動した上で固定するこ
とが可能となる。前述のように、押出アーム33及び検
知部34と、吐出口32との位置関係は、検知部34が
吐出口から外部へ吐出されて来た硬貨Cを検知した時点
で回転部材36のモータ35を停止させたとしても、硬
貨が押出アーム33によって吐出口内部へ戻されること
なく、必ず外側へ押し出されるように構成されている一
方で、吐出される硬貨の外径に合わせて行う押出アーム
33及び検知部34の位置調整を回転部材36の回転中
心である出力軸35aを中心とした回動軌跡に沿って行
う。このため、外径の異なるどのような硬貨に合わせて
調整ベース40の位置を調整したとしても、検知部34
と押出アーム33の条件は同じになり、これにより吐出
口から吐出された硬貨を検知部34が検知した瞬間に吐
出される硬貨に押出アーム33により押し出す力が作用
する状態となる。従って、硬貨の外径の変更に関わら
ず、検知部34による最後の硬貨検知後、直ちに回転部
材36を停止させたとしても、最後の硬貨が確実に払出
されることとなる。また、最後の硬貨を吐出した後に続
く硬貨の誤吐出を確実に防止することができる。
【0013】次に、図3(a)乃至(f)は、夫々本発明のコ
インホッパーを外径の異なる6金種の日本国硬貨(外径
の小さい順に1円、50円、5円、100円、10円、
500円)に対応するように調整ベース40の角度を調
整した例を示す図である。図3(a)に示した1円硬貨用
に調整した場合の調整ベース40の角度を基準とする
と、(b)に示した50円硬貨用に調整した場合には調整
ベース40は1.3°反時計廻り方向へ回動した状態に
あり、(c)に示した5円硬貨の場合には2.6°、(d)に
示した100硬貨の場合には3.2°、(e)に示した1
0円硬貨の場合には4.7°、(f)に示した500円硬
貨の場合には8.6°に夫々調整されている。このよう
に各硬貨に合わせて調整ベース40の角度を調整するこ
とにより、硬貨の外径の変更に関わらず、検知部34に
よる最後の硬貨検知後、直ちに回転部材36を停止させ
たとしても、最後の硬貨が確実に払出されることとな
る。また、最後の硬貨を吐出した後に続く硬貨の誤吐出
を確実に防止することができる。以上のように本発明に
よれば、検知部が吐出されてきた硬貨を検知した時点で
直ちに回転部材を停止可能な状態となるので、吐出され
た硬貨の枚数カウントと、回転部材の停止タイミングの
決定をほぼ同時に行うことができ、制御部における制御
プログラムを非常に容易化することができる。また、検
知部による硬貨検知の瞬間に回転部材が停止しても、硬
貨は確実に払出される。検知部が硬貨を検知した瞬間に
回転部材を止めることができるので、時間的なロスがな
くなって稼働率が高まる一方で、回転部材の高速回転が
可能となり、硬貨払出しの高速化を実現することができ
る。また、調整ベースの回動角度をドライバー等を用い
てネジ調整するだけの簡単な操作により、外径の異なる
硬貨に合わせた調整が可能となり、この際の検知部と押
出アームの位置関係、両者が協働する為の条件が常に一
定となる。
【0014】[第2の課題に対応する実施形態]次に、
図4は第2の課題に対応する実施形態を説明する為の図
であり、硬貨の俵立ちを防止する為の構成を示してい
る。このコインホッパは、上面が開口した硬貨収容部3
0と、硬貨収容部30の内底面に位置し、図示しないモ
ータ35の回転軸35aを中心として回転自在に支持さ
れている回転部材36と、硬貨収容部側壁の低位置に開
口した図示しない硬貨吐出口等を有する。回転部材36
には周方向に所定のピッチで貫通穴が形成され、この貫
通穴内に寝た状態で嵌合した硬貨は一枚づつ前記吐出口
から硬貨収容部外へ払出される。この実施形態に係るコ
インホッパの特徴的な構成は、硬貨収容部30の内壁で
あって回転部材36の上面よりも上側位置に、取り扱う
硬貨Cの半径寸法以上(半径寸法を含む)の高さ位置に
オーバーハング状のリブ50を全周に亙って突設した点
にある。オーバーハング状のリブ50の下方は凹所51
となっている。一つのコインホッパを複数金種の硬貨に
共用可能な構成とする場合には、リブ50の高さ位置
は、最大径硬貨の半径以上の高さ位置であって最小径硬
貨の直径以内の高さ位置とする。このように俵立ちした
複数の硬貨Cののうちの最外側に位置する硬貨の外側面
の中心位置以上の高さ位置にリブ50の先端が当接する
ので、図12に示した垂直な内壁30aが解消される。
このため、回転部材36を正転、或は逆転させた時に、
硬貨群がバランスを失ってその下部が凹所51側に入り
込んで倒れ易くなり、俵立ちした硬貨が倒されてバラバ
ラに離散し易くなる。このため、遅滞のないスムーズな
払出しが可能となる。また、俵立ちは、一枚の硬貨が立
った状態で内壁に寄りかかった場合に、これを契機とし
て後続の硬貨が重なることにより発生し易いが、本発明
のように内壁にリブ50を設けることにより、立ち上が
った一枚目の硬貨がリブ50に接した状態で回転部材3
6が回転した時にその下部が凹所51内に入り込んで倒
れ易いので、俵立ちを未然に防止することも可能とな
る。
【0015】[第3の課題に対応する実施形態]次に、
図5は第3の課題に対応する実施形態を説明する為の図
であり、図5(a)は硬貨収容部内底面に回転部材を回転
自在に組み付けた状態を示す平面図、(b)は回転部材の
底面図、(c)は硬貨収容部内底面の平面図である。ま
た、図6は回転部材の縦断面図、図7(a)は詰まり状態
と、(b)(c)は詰まりが解消される状態を示す断面図、
(d)は吐出口に達する直前の状態を示す図である。図5
(a)(c)に示すように硬貨収容部30の内底面60には、
吐出口32の内側適所(例えば、回転部材36の回転方
向下流側に沿った位置)に穴60aが2か所設けられ、
この穴60aには夫々押出ピン39が出没自在に支持さ
れると共に、図示しない弾性部材により上方に突出する
ように付勢されている。この押出ピン39は、回転部材
36の貫通穴37内に寝た状態(内底面60と平行な状
態)で嵌合して移動してくる硬貨に当接してこれを外径
方向に位置する吐出口32へ向けて押出し、回転部材の
下面と内底面60との間の払出し用ギャップGを経て吐
出口32から外部へ吐出させる。各押出ピン39の直下
流側の内底面60上には円弧状に押し上げ突条65が延
在している。この押し上げ突条65は、図5(b)に示し
た回転部材36の裏面にある円弧状の押出突条36aと
互い違いに噛合う位置、形状に構成されており、回転部
材36の回転を妨げることがない。また、押し上げ突条
65の始端部、即ち、各押し上げピン39の直下流側部
分は、徐々に高さが増大する傾斜面65aとなってい
る。また、傾斜面65aよりも更に下流側の平坦な上面
65bの高さは、上記払出し用ギャップGを塞ぐ程度に
設定されている。従って、回転部材36の回転によっ
て、貫通穴37周縁のギャップG内に傾斜面65aが相
対的に入り込み、更に上面65bが入り込むことによ
り、ギャップGが塞がれた状態となり、図7(a)のよう
にギャップG内に下端縁を突入させていた硬貨C1の下
端縁が押し上げ突条65によってギャップGから押し出
され、回転部材36の回転に伴って更に上面65bに乗
り上げる(図7(b)、(c))。更に回転部材が同方向に回
転すると、硬貨C1と重なった状態で貫通穴37内に詰
まっていた他の硬貨も順次上面65bに乗り上げて、崩
れ始め、詰まりが解消される。
【0016】硬貨収容部30の内底面60が水平姿勢に
ある場合は、勿論、吐出口32を上側にして対向する他
端を下向きに傾斜させる場合においても、押し上げ突条
65を図示の様に半周に近い程度延在させることによ
り、貫通穴37内に入り込んでいた硬貨群が押し上げ突
条65の上面65bに沿って周方向へ移動する過程で各
硬貨の積層状態が矯正され、押し上げ突条65の終端部
(例えば、下向き傾斜面65c)を通過して押し上げ突
条65が存在しない内底面60上に落ち込んだ際には、
貫通穴内の複数の硬貨は内底面60上に順次寝た状態と
なるか、或は寝た状態に移行し易い状態になっている。
このように本発明によれば、貫通穴37内に斜めに入り
込んで詰まった硬貨群が押し上げ突条65上に乗り上げ
る際に、回転部材36の回転方向下流側の払出し用ギャ
ップG内に下端部を引っ掛けていた硬貨が真っ先に引っ
掛かりを解消され、上流側に順次隣接する他の硬貨も押
し上げ突条65に乗り上げることにより図7(a)に示し
た如き急傾斜での重なり状態が崩され、次に吐出口32
の位置に回転移動して来た時には図7(d)に示すように
最下部の硬貨が内底面60上に寝た状態となり確実に払
出される。このため、貫通穴37内に複数の効果が斜め
に詰まることに起因した払出し不良状態を直ちに解消
し、正常な払出しを実現できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、第1の課題に対応する本
発明は、硬貨収納部に収納された硬貨が回転部材の回転
によって吐出口から押し出されて確実に払出されたか否
かを一つの通過センサ(検知部)により検知すると共
に、一つの押出アームにより確実に押し出すようにした
コインホッパにおいて、検知部と押出アームを所定の配
置にて調整ベース上に配置するとともに、調整ベース自
体を回転部材の回転中心を中心として回動自在に支持し
たので、吐出される硬貨の外径に合わせて調整ベースの
角度を調整するだけで、硬貨の外径の変更に関わらず、
検知部による最後の硬貨検知後、直ちに回転部材を停止
させたとしても、最後の硬貨が確実に払出されることと
なる。また、最後の硬貨を吐出した後に続く硬貨の誤吐
出を確実に防止することができる。次に、第2の課題に
対応する本発明は、硬貨収容部の内壁の低部適所にオー
バーハング状のリブを突設し、立ち上がった硬貨をこの
リブによって倒すようにしたので、俵立ちの契機となる
硬貨の立ち上がりを解消することができる。また、一旦
俵立ちが発生したとしても、リブに硬貨群が接した状態
で回転部材を回転させることにより、俵立ちを解消する
ことができる。このため、硬貨収容部内でのもたつきに
よる硬貨払出し速度の低下を確実に防止することができ
る。次に、第3の課題に対応する本発明は、硬貨収容部
の内底面に回転自在に支持された回転部材に設けた貫通
穴内に複数の硬貨が斜めに保持された状態で詰まり、回
転部材を逆転させたとしてもこの詰まりが解消しない場
合に発生する払出し不良、払出し不能を解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコインホッパの外観図。
【図2】(a)及び(b)は本発明のコインホッパの平面図、
及び要部構成説明図。
【図3】(a)乃至(f)は、夫々本発明のコインホッパーを
外径の異なる6金種の日本国硬貨に対応するように調整
ベースの角度を調整した例を示す図。
【図4】第2の課題に対応する実施形態を説明する為の
図。
【図5】第3の課題に対応する実施形態を説明する為の
図であり、(a)は硬貨収容部内底面に回転部材を回転自
在に組み付けた状態を示す平面図、(b)は回転部材の底
面図、(c)は硬貨収容部内底面の平面図。
【図6】回転部材の縦断面図。
【図7】(a)は詰まり状態と、(b)(c)は詰まりが解消さ
れる状態を示す断面図、(d)は吐出口に達する直前の状
態を示す図。
【図8】従来のコインホッパにおける硬貨払出し検知機
構の概略構成を示す外観斜視図。
【図9】図8のコインホッパの内部構成を示す断面図。
【図10】従来のコインホッパの平面図。
【図11】(a)及び(b)は従来のコインホッパの動作説明
図。
【図12】(a)及び(b)は第2の課題を説明する図。
【図13】(a)(b)及び(c)は第3の課題を説明する図。
【符号の説明】
30 硬貨収容部、30a 内壁、31 硬貨選別押出
機構、32 硬貨吐出口、33 押出アーム(押出手
段)、33a ローラ、33b 軸、 34 硬貨払出
し検知部、35 モータ、35a 出力軸、36 回転
部材、36a 押出突条、37 貫通穴、39 押出ピ
ン、40 調整ベース、50 リブ、51凹所、60
内底面、60a 穴,65 押し上げ突条,65a 傾
斜面,65b 上面。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の硬貨を収容する硬貨収容部と、硬
    貨収容部の内底部に回転自在に支持され且つ硬貨を一枚
    づつ選別して収容部側面に形成した吐出口から外部へ吐
    出させる回転部材と、該吐出口の外側に位置して硬貨の
    通過を検知する検知部と、吐出口の外側に位置して吐出
    口から突出した硬貨を外側へ押し出す為に回動自在に枢
    支され且つ弾性付勢された押出手段と、検知部が硬貨の
    通過を検知した検知信号に基づいて一連の硬貨の払出し
    完了を判定して前記回転部材の停止タイミングを制御す
    る制御部と、を備えたコインホッパにおいて、 前記検知部と、前記押出手段を同一の調整ベース上に支
    持すると共に、該調整ベースが回動可能に支持され、硬
    貨の径寸法に応じた最適位置に固定可能としたことを特
    徴とするコインホッパ。
  2. 【請求項2】 前記調整ベースを前記回転部材の回転中
    心によって回転自在に支持したことを特徴とする請求項
    1記載のコインホッパ。
  3. 【請求項3】 前記制御部が前記検知部が前記吐出口か
    ら外部へ吐出されて来た硬貨を検知した時点で回転部材
    の駆動部を停止させたとしても、硬貨が押出手段によっ
    て吐出口内部へ戻されることなく、必ず外側へ押し出さ
    れるように、吐出口に対する検知部と押出手段の位置関
    係を設定したことを特徴とする請求項1又は2記載のコ
    インホッパ。
  4. 【請求項4】 複数の硬貨を収容する硬貨収容部と、硬
    貨収容部の内底部に回転自在に支持され且つ硬貨を一枚
    づつ選別して収容部側面に形成した吐出口から外部へ吐
    出させる回転部材と、を備えたコインホッパにおいて、 硬貨収容部内壁であって回転部材の上面よりも上側位置
    に、オーバーハング状のリブを突設したことを特徴とす
    るコインホッパ。
  5. 【請求項5】 前記リブは、最大径硬貨の半径以上の高
    さ位置であって最小径硬貨の直径以内の高さ位置の硬貨
    収容部内壁に、オーバーハング状に突設されていること
    を特徴とする請求項4記載のコインホッパ。
  6. 【請求項6】 複数の硬貨を収容する硬貨収容部と、硬
    貨収容部の内底部に回転自在に支持されると共に硬貨を
    一枚づつ選別して収容部側面に形成した吐出口から外部
    へ吐出させる回転部材と、を備え、該回転部材にはその
    肉厚方向に貫通する貫通穴が形成され、該貫通穴内部と
    前記吐出口とが連通したときに貫通穴内に嵌合した硬貨
    を吐出口から押し出す突条を回転部材の下面に設けたコ
    インホッパにおいて、 前記硬貨収容部の内底面には、前記吐出口の略下流側位
    置であって前記回転部材下面の突条を回避した位置に円
    弧状の押し上げ突条を設けたことを特徴とするコインホ
    ッパ。
  7. 【請求項7】 前記押し上げ突条は、少なくともその始
    端部を除いた上面が平坦面であることを特徴とする請求
    項6記載のコインホッパ。
  8. 【請求項8】 前記押し上げ突条の始端部の直上流側に
    は硬貨収容部の内底面に設けた穴から出没自在に支持さ
    れ且つ突出方向へ弾性付勢された押出ピンが配置されて
    いることを特徴とする請求項6又は7記載のコインホッ
    パ。
JP2000099749A 2000-03-31 2000-03-31 コインホッパ Expired - Lifetime JP4630974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000099749A JP4630974B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 コインホッパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000099749A JP4630974B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 コインホッパ

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010050487A Division JP2010157264A (ja) 2010-03-08 2010-03-08 コインホッパ
JP2010050488A Division JP5130546B2 (ja) 2010-03-08 2010-03-08 コインホッパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001283275A true JP2001283275A (ja) 2001-10-12
JP4630974B2 JP4630974B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=18614058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000099749A Expired - Lifetime JP4630974B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 コインホッパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4630974B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005158031A (ja) * 2003-10-29 2005-06-16 Asahi Seiko Kk コインホッパのコインガイド
JP2008217581A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Hymex Kk 円板状体の繰出し装置
JP2010049671A (ja) * 2008-07-25 2010-03-04 Asahi Seiko Co Ltd コインホッパ
JP2011118808A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Sanki Kogyo Kk コイン送出装置
JP2014074983A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005158031A (ja) * 2003-10-29 2005-06-16 Asahi Seiko Kk コインホッパのコインガイド
JP4714857B2 (ja) * 2003-10-29 2011-06-29 旭精工株式会社 コインホッパのコインガイド
JP2008217581A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Hymex Kk 円板状体の繰出し装置
JP2010049671A (ja) * 2008-07-25 2010-03-04 Asahi Seiko Co Ltd コインホッパ
JP2011118808A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Sanki Kogyo Kk コイン送出装置
JP2014074983A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4630974B2 (ja) 2011-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5109035B2 (ja) コイン送り出し装置
JP3441803B2 (ja) 遊技機等のコイン選別装置
EP2759986B1 (en) Coin dispenser
EP2521102B1 (en) Coin dispenser and coin handling apparatus
JP2008117025A5 (ja)
EP1717762B1 (en) Coin dispensing method for coin dispensing device and coin dispensing device, and coin recycling machine using the coin dispensing device
US6695689B2 (en) Detector unit for coin blockage in a coin dispenser
JP2001283275A (ja) コインホッパ
US7364157B2 (en) Compact backnote dispensing device with banknote length sensor
JP5130546B2 (ja) コインホッパ
US20070259613A1 (en) Coin Dispensing Apparatus
EP1850295B1 (en) Coin dispensing method for coin dispensing device and coin dispensing device, and coin recycling machine using the coin dispensing device
JP5007055B2 (ja) ツインホッパ型メダル投出装置
JP2010157264A (ja) コインホッパ
JP4711738B2 (ja) 不正防止装置を有するディスクホッパ
JP2712678B2 (ja) 自動販売機の硬貨返却装置
WO2005038730A1 (fr) Appareil distributeur de pieces
JP7156900B2 (ja) 硬貨払出装置
JP5789819B2 (ja) コインホッパ
JP5585020B2 (ja) コインホッパ
JP2696062B2 (ja) 遊技媒体の排出装置
JP5028581B2 (ja) 硬貨払出装置並びにその硬貨払出装置を用いた硬貨入出金機
JPH0793653A (ja) 自動販売機
JP4952041B2 (ja) 硬貨取扱装置
JPH11353511A (ja) コインホッパ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050719

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4630974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term