JP4630974B2 - コインホッパ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動販売機、両替機、金銭払出し装置等の金銭取扱装置に使用されるコインホッパの改良に関し、詳細には収容した多数の硬貨を一枚づつ払出す機構を備えたコインホッパにおいて硬貨が確実に払出されたか否かを正確に検知することができるようにしたコインホッパに関する。
また、本発明はコインホッパ内の回転部材上で複数の硬貨が俵立ちを起こしたり、回転部材の貫通穴内に詰まることによって、払出し不良が発生することを防止するコインホッパに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機、両替機、金銭払出し装置等の金銭取扱装置は、夫々釣銭用、両替銭用、払出し銭用等として硬貨を払出す機構を備えており、このような硬貨払出し機構にはコインホッパが通常用いられている。コインホッパは、例えば同一種類の多数の硬貨をランダムに収容する収容部と、収容部内の下部に位置する硬貨を一枚づつ選別した上で払出す為の払出し部とを備えている。このような払出し部の構成には種々のタイプが存するが、払出し部において硬貨が詰ったり、滞留することにより、所定のタイミングで硬貨が払出されない場合には金銭取扱装置の利用者に迷惑をかけるので、通常1又は2以上のセンサによって硬貨の通過を検知し、検知結果に基づいて硬貨払出し完了の有無を判定している。センサからの検知結果に基づいて硬貨の払出しが完了していないものと判定された場合には、払出し動作が繰り返され、それでも払出しが実行されない時は、硬貨詰り等のエラーが発生したことが視覚的表示や音声表示等によって利用者に報知され、更に装置の停止、管理者への報知等が実施される。
特に、最近では金種別に振り分けられた硬貨が還流用として夫々の金種のコインホッパに入ってくる装置において、各コインホッパから早い釣銭の払出しが要求されるが、上記のごとき硬貨の詰まりや、滞留は、顧客の期待を裏切る結果をもたらす為、この点の改善が強く求められている。
【0003】
図8は従来のコインホッパにおける硬貨払出し検知機構の概略構成を示す外観斜視図、図9はその内部構成を示す断面図、図10は平面図である。硬貨収容部1の底部側壁に設けた吐出口2からは横方向に硬貨Cが払出されるように構成されており、吐出口2の外側には押出アーム3と、検知部4とが配置されている。押出アーム3は、基端部3aをブラケット5に設けたピン6により横方向へ回動自在に枢支されると共に、他端部3bにはピン7によってローラ8を回転自在に支持している。さらに、押出アーム3は、吐出口2を閉止する方向へ図示しない弾性部材によって弾性付勢され、外力が加わらない状態においては吐出口2を閉止している。符号9は硬貨吐出をガイドするために押出アーム3の反対側に配置された回転自在なガイドローラである。
また、検知部4は、硬貨収容部1内から吐出口2を経て外部へ吐出されようとする硬貨Cが押出アーム3を押し退けて吐出されたときに、硬貨の通過を検知するための透過型センサから成る。外径の異なる硬貨を取り扱う場合には、検知部4の位置を固定しつつ押出アーム3の位置だけを動かしたり、或は検知部4と押出アーム3を一緒に動かすことにより、検知部4による硬貨の検知タイミングを調整するようにしている。
図9、図10に示すように、このコインホッパは、上面が開口した硬貨収容部1と、硬貨収容部1の内底部に配置した硬貨選別押出機構11と、硬貨収容部1の下部に設けられた押出機構駆動用の駆動部12と、硬貨収容部1の底部側壁に設けた硬貨吐出口2から押出機構11によって外部に押し出された硬貨が払出し完了したか否かを検知する硬貨払出し検知部4と、検知機構4からの検知結果に基づいて硬貨払出しの完了の有無を判定する図示しない制御部と、を有する。
押出機構11は、モータ15の出力軸15aに固定された円盤状の回転部材16の盤面に硬貨の形状と整合する形状の貫通穴17を複数個形成し、この貫通穴17内に一枚づつ硬貨を落ち込ませた状態で回転部材16を図10の時計廻り方向に回転させることにより、硬貨収容部1の内底面に設けた押出ピン19によって硬貨が吐出口2に導かれて外部へ押し出されるように構成されている。各貫通穴17の外径側には吐出口2と連通可能な開口が形成されているため、押出ピン19に突き当たった硬貨は吐出口2へと押し出される。
硬貨収容部1内にランダムに収容された硬貨は、回転部材16が一定方向に一定速度で回転する過程で貫通穴17内に一つづつ落ち込み、硬貨収容部1の内底面に沿って回転方向に移動する。硬貨収容部1内の硬貨が吐出口2の手前に達すると、押出ピン19に沿って硬貨は外径方向へ押し出され、吐出口2に達した時点で吐出口2から外部に押し出される。
回転部材16の回転によって吐出口2から押し出されて来た硬貨は、最終的には回転部材16か押出アーム3の力により押し出されるが、硬貨吐出後の回転部材16の停止タイミングは検知部4からの検知信号に基づいて制御される。
【0004】
図10は上記コインホッパによる払出し動作を説明する平面図であり、検知部4による検知ポイントを吐出口2から遠い位置に配置した場合には硬貨の払出し完了を正確に検知することができるが、検知タイミングが遅くなる。このため、例えば10枚の硬貨を連続排出する場合に、10枚目の硬貨の払出しが完了した時に回転部材16を停止させる停止タイミングが遅くなる。回転部材16の停止タイミングが遅れると、回転部材16が停止した時点では、10個目の硬貨を保持していた貫通穴17の直後に位置する11個目の硬貨を保持する貫通穴17が既に吐出口2に達した位置に回転移動しており、11個目の硬貨が吐出口2から吐出開始された状態となる。このような不具合を防止する為には、回転部材16の回転速度を遅くする必要があるが、これでは払出し速度のスピードアップが困難となり、金銭取扱装置の利用者に迷惑をかける事態となる。
このような不具合を解消する為に、図11(a)(b)に示すように検知部4を吐
出口2に近接させると共に、検知部4と押出アーム3を同一の支持部材20上に支持して矢印で示す方向へ直線的に移動可能にした構成が提案されている。図11(a)では径の小さい硬貨の吐出検知に適するように検知ポイントを図面右方へ位置させており、(b)では径の大きい硬貨の吐出検知に適するように検知ポイントを図面左方へ位置させている。この実施形態のように検知部4を吐出口2に近い位置に配置するとともに、矢印方向へ直線的に進退可能に構成した場合には、外径の小さい硬貨を吐出する際には、図11(a)に示すように10個目の硬貨が排出される途中でディスクが停止したとしても、押出アーム3の付勢力によって10個目の硬貨は外部へ押し出される。これに対して、図11(b)のように外径の大きい硬貨を扱うために検知部4と押出アーム3の位置を外側へずらした場合に、10個目の硬貨が図示した状態にあるときに回転部材が停止すると、押出アーム3から硬貨に対しては硬貨収容部1内に押し戻す方向へ力が加わり、硬貨が回転部材の貫通穴17内に戻ったり、吐出口2で詰まりを起こす等の不具合が発生する。
【0005】
次に、上記の如く金種別のコインホッパから釣銭等としての硬貨を速く払出すためには硬貨収容部からの払出し時のもたつきを防止する必要がある。ここで問題となるのは、硬貨収容部内の回転部材上での複数の硬貨の俵立ち(複数の硬貨が立ち上がった状態で重なり合う)という現象である。図12(a)及び(b)は硬貨収容部1内の回転部材16上で発生した俵立ちの状態を示す縦断面図、及び平面図であり、回転部材16の上面とほぼ直交する内壁1aに沿って複数の硬貨Cが重なった状態で立ち上がっている。
このような俵立ちが発生すると当該硬貨群を払出すことが困難となるが、これが更に進行して俵立ちした硬貨が増大し、硬貨収容部1内一杯になると、回転部材16を逆転したとしても容易に崩れなくなる。
このようなところから、硬貨収容部内壁の上部に一端を固定した長尺なバネ材の下端部を回転部材上面に向けて突出し、立ち上がろうとする硬貨の妨げとしたり、或は回転部材上面に突起を設けてかき混ぜる等の対策をして硬貨の崩しを図っている。しかし、このようなバネ材や突起は、却って、回転部材の正転、或は逆転時に硬貨の立ち上がりのきっかけを作る要因ともなるので、このような立ち上がり防止手段を使用せずに、俵立ちを防止したり、発生した俵立ちを回転部材の逆転等により容易に解消することができる機構の提案が期待されているが、未だ実現していない。
【0006】
次に、硬貨収容部から硬貨を払出す際のもたつき、払出し不良が発生する他の原因としては、図13(a)(b)に示した如く、回転部材16の貫通穴17内に複数枚の硬貨が斜めに引っ掛かった状態で保持される事態を挙げることができる。即ち、理想的には図13(c)に示すように貫通穴17から露出する硬貨収容部1の内底面1b上に寝た状態で硬貨Cが順次積層されることが、スムーズな払出しを確保する上では好ましい。しかし、実際には、貫通穴17内に複数枚の硬貨が斜めに入り込み、且つ貫通穴17の内周縁と内底面1bとの間の払出し用ギャップG内に回転部材の回転方向下流側に位置する硬貨C1の下端縁が入り込むことによって、貫通穴17内に入り込んだ全ての硬貨が斜めに傾倒した状態で保持される。このように貫通穴17内に硬貨が詰まった状態は、回転部材16を逆転させたとしても容易には解消しない。この硬貨詰まり状態が全ての貫通穴について発生すると、払出し不能状態に陥る。
これを更に詳述すると、回転部材16が正転方向へ回転することにより、図13(b)に示した如き硬貨詰まりを起こした貫通穴17が硬貨収容部の側壁に設けた吐出口に達すると、貫通穴内の硬貨群は図10等に示した出没自在な押出ピン19と接することによって少しく上下動するが、硬貨C1の下端縁の引っ掛かり状態は解消されないので、一つの硬貨も吐出口から吐出されることない。この硬貨群は、押出ピン19を押し下げたり乗り越えることによりこれを通過する。押出ピン19の下流側に位置する硬貨収容部の内底面1bは平坦面であるため、押出ピン19を通過した後も、硬貨C1の下端縁が払出し用ギャップG内に引っ掛かったまま回転部材と共に連れ回りし続けることとなる。
この結果、上記のごとき払出し不良、払出し不能が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、硬貨収納部に収納された硬貨が確実に吐出口から払出されたか否かを一つの通過センサにより検知するとともに、吐出口から払出される硬貨を確実に外部へ押し出す押出手段を備えたコインホッパにおいて、硬貨の外径の変更に応じて検知部の位置を簡単な作業によって調整するとともに、取り扱う硬貨の外径の変更に関係なく、検知部による硬貨の検知に基づいて回転部材を停止させたとしても押出手段によって確実、迅速に硬貨を払出すことができるコインホッパを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1の発明は、複数の硬貨を収容する硬貨収容部と、硬貨収容部の内底部に回転自在に支持され且つ硬貨を一枚づつ選別して収容部側面に形成した吐出口から外部へ吐出させる回転部材と、前記吐出口の外側に位置して硬貨の通過を検知する検知部と、前記吐出口の外側に位置して前記吐出口から突出した硬貨を外側へ押し出す為に回動自在に枢支され且つ弾性付勢された押出手段と、前記検知部が硬貨の通過を検知した検知信号に基づいて一連の硬貨の払出し完了を判定して前記回転部材の停止タイミングを制御する制御部と、を備えたコインホッパにおいて、前記検知部及び前記押出手段を、回動可能かつ硬貨の径寸法に基づく任意の角度に固定可能な同一の調整ベース上に支持すると共に、前記吐出口に対する前記調整ベース上の前記検知部及び前記押出手段の位置関係を、前記吐出口から外部へ吐出されて来た硬貨が前記検知部により検知された時点で前記制御部が前記回転部材の駆動部を停止させたとしても、硬貨が前記押出手段によって吐出口内部へ戻されることなく、必ず外側へ押し出されるような位置関係としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記調整ベースを前記回転部材の回転中心によって回転自在に支持したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した形態例により詳細に説明する。
[第1の課題に対応する実施形態]
図1は本発明のコインホッパの外観図、図2(a)及び(b)は本発明のコインホッパの平面図、及び要部構成説明図である。
このコインホッパは、上面が開口した筒状の硬貨収容部30と、硬貨収容部30の内底部に配置した硬貨選別押出機構31と、硬貨収容部30の下部に設けられた押出機構駆動用の駆動部と、硬貨収容部30の底部側壁に設けた硬貨吐出口32と、吐出口32から吐出された硬貨を確実に外部へ押し出す押出アーム(押出手段)33と、吐出口32から押出機構31及び押出アーム33によって外部に押し出された硬貨Cが払出し完了したか否かを検知する透過型フォトセンサ等から成る硬貨払出し検知部34と、検知部34からの検知結果に基づいて硬貨払出しの完了の有無を判定する図示しない制御部と、を有する。
押出機構31は、モータ35の出力軸35aに固定された円盤状の回転部材36の盤面に硬貨の形状と整合する形状の貫通穴37を複数個形成し、この貫通穴37内に一枚づつ硬貨を落ち込ませた状態で回転部材36を図2(a)の時計廻り方向に回転させることにより、硬貨収容部1の内底面に設けた穴から出没自在に支持され且つ突出方向へ付勢された押出ピン39によって硬貨が吐出口32に導かれて外部へ押し出されるように構成されている。各貫通穴37の外径側には吐出口32と連通可能な開口が形成されているため、押出ピン39に突き当たった硬貨は吐出口32へと押し出される。また、各貫通穴37を除いた回転部材の底面には円弧状の押出突条36a(図9の符号16aに相当する)が位置しており、この押出突条36aが貫通穴37内の硬貨を押圧するため、押出ピン39との協働により、硬貨を吐出口32から外部へ押し出すことができる。
【0011】
押出アーム33は、先端にゴム、樹脂等のローラ33aを回転自在に支持すると共に、基端部を軸33bによって後述する調整ベース40上に横方向へ回動自在に枢支されている。また、図示しない弾性部材により図2の時計廻り方向へ付勢されている。
硬貨収容部30内にランダムに収容された硬貨Cは、回転部材36が一定方向に一定速度で回転する過程で貫通穴37内に一つづつ落ち込み、硬貨収容部30の内底面に沿って回転方向に移動する。硬貨収容部30内の硬貨が吐出口32の手前に達すると、押出ピン39に沿って最下部の硬貨が外径方向へ押し出され、吐出口32に達した時点で吐出口32から外部に押し出される。
回転部材36の回転によって吐出口32から押し出されて来た硬貨は、最終的には回転部材36か押出アーム33の力により更に外側へ押し出される。複数の硬貨を連続して吐出する場合、最後の硬貨を吐出した後で速やかに回転部材36を停止する必要があるが、回転部材の停止タイミングは検知部34からの検知信号に基づいて制御される。
本発明においては、回転部材36の停止タイミングが遅れることにより、吐出された最後の硬貨の直後の硬貨が誤って突出口から吐出されることがないように検知部34の位置を吐出口32にできるかぎり接近させている。換言すれば、回転部材36と押出ピン39との協働により吐出口32から押し出されて来た硬貨Cは押出アーム33を押し退けながら吐出されるが、検知部34がこの硬貨Cを検知した時点では、弾性部材により付勢された押出アーム33が必ず硬貨Cを押し出す力を発生し得る位置に達しているように、検知部34と押出アーム33の位置関係を設定する。つまり、検知部34が吐出口から外部へ吐出されて来た硬貨Cを検知した時点で回転部材36の駆動部を停止させたとしても、硬貨が押出アーム33によって吐出口内部へ戻されることなく、必ず外側へ押し出されるように構成する。そのような構成、硬貨を、外径の異なる全ての硬貨について実現する為、本実施形態では、この検知部34と押出アーム33を一つの調整ベース40上に支持すると共に、この調整ベース40の回動中心41を、回転部材36の回転中心35aと一致させるように構成している。
【0012】
この調整ベース40は、硬貨収容部30の外周に張り出した取付け部材42に対して任意の回動角度にて固定可能となるように、例えば取付け部材42に設けた図示しない円弧状の長穴(出力軸35aと同心円状の円弧)に対してネジ等によって任意の位置にて調整ベース40を固定できるように構成している。従って、取り扱う硬貨の種類、外径寸法に応じて、出力軸35aを中心とした調整ベース40の取付け角度を調整することが容易である。
このように調整ベース40が出力軸35aを中心として回動する結果、吐出されてくる硬貨の外径に合わせて予め最適の角度に調整ベース40を固定しておくことができ、その結果、調整ベース40上の押出アーム33、検知部34の各位置を出力軸35aを中心とした同心円の円周に沿って移動した上で固定することが可能となる。
前述のように、押出アーム33及び検知部34と、吐出口32との位置関係は、検知部34が吐出口から外部へ吐出されて来た硬貨Cを検知した時点で回転部材36のモータ35を停止させたとしても、硬貨が押出アーム33によって吐出口内部へ戻されることなく、必ず外側へ押し出されるように構成されている一方で、吐出される硬貨の外径に合わせて行う押出アーム33及び検知部34の位置調整を回転部材36の回転中心である出力軸35aを中心とした回動軌跡に沿って行う。このため、外径の異なるどのような硬貨に合わせて調整ベース40の位置を調整したとしても、検知部34と押出アーム33の条件は同じになり、これにより吐出口から吐出された硬貨を検知部34が検知した瞬間に吐出される硬貨に押出アーム33により押し出す力が作用する状態となる。従って、硬貨の外径の変更に関わらず、検知部34による最後の硬貨検知後、直ちに回転部材36を停止させたとしても、最後の硬貨が確実に払出されることとなる。また、最後の硬貨を吐出した後に続く硬貨の誤吐出を確実に防止することができる。
【0013】
次に、図3(a)乃至(f)は、夫々本発明のコインホッパーを外径の異なる6金種の日本国硬貨(外径の小さい順に1円、50円、5円、100円、10円、500円)に対応するように調整ベース40の角度を調整した例を示す図である。
図3(a)に示した1円硬貨用に調整した場合の調整ベース40の角度を基準とすると、(b)に示した50円硬貨用に調整した場合には調整ベース40は1.3°反時計廻り方向へ回動した状態にあり、(c)に示した5円硬貨の場合には2.6°、(d)に示した100硬貨の場合には3.2°、(e)に示した10円硬貨の場合には4.7°、(f)に示した500円硬貨の場合には8.6°に夫々調整されている。
このように各硬貨に合わせて調整ベース40の角度を調整することにより、硬貨の外径の変更に関わらず、検知部34による最後の硬貨検知後、直ちに回転部材36を停止させたとしても、最後の硬貨が確実に払出されることとなる。また、最後の硬貨を吐出した後に続く硬貨の誤吐出を確実に防止することができる。
以上のように本発明によれば、検知部が吐出されてきた硬貨を検知した時点で直ちに回転部材を停止可能な状態となるので、吐出された硬貨の枚数カウントと、回転部材の停止タイミングの決定をほぼ同時に行うことができ、制御部における制御プログラムを非常に容易化することができる。
また、検知部による硬貨検知の瞬間に回転部材が停止しても、硬貨は確実に払出される。
検知部が硬貨を検知した瞬間に回転部材を止めることができるので、時間的なロスがなくなって稼働率が高まる一方で、回転部材の高速回転が可能となり、硬貨払出しの高速化を実現することができる。
また、調整ベースの回動角度をドライバー等を用いてネジ調整するだけの簡単な操作により、外径の異なる硬貨に合わせた調整が可能となり、この際の検知部と押出アームの位置関係、両者が協働する為の条件が常に一定となる。
【0014】
[第2の課題に対応する実施形態]
次に、図4は第2の課題に対応する実施形態を説明する為の図であり、硬貨の俵立ちを防止する為の構成を示している。
このコインホッパは、上面が開口した硬貨収容部30と、硬貨収容部30の内底面に位置し、図示しないモータ35の回転軸35aを中心として回転自在に支持されている回転部材36と、硬貨収容部側壁の低位置に開口した図示しない硬貨吐出口等を有する。回転部材36には周方向に所定のピッチで貫通穴が形成され、この貫通穴内に寝た状態で嵌合した硬貨は一枚づつ前記吐出口から硬貨収容部外へ払出される。
この実施形態に係るコインホッパの特徴的な構成は、硬貨収容部30の内壁であって回転部材36の上面よりも上側位置に、取り扱う硬貨Cの半径寸法以上(半径寸法を含む)の高さ位置にオーバーハング状のリブ50を全周に亙って突設した点にある。オーバーハング状のリブ50の下方は凹所51となっている。
一つのコインホッパを複数金種の硬貨に共用可能な構成とする場合には、リブ50の高さ位置は、最大径硬貨の半径以上の高さ位置であって最小径硬貨の直径以内の高さ位置とする。
このように俵立ちした複数の硬貨Cののうちの最外側に位置する硬貨の外側面の中心位置以上の高さ位置にリブ50の先端が当接するので、図12に示した垂直な内壁30aが解消される。このため、回転部材36を正転、或は逆転させた時に、硬貨群がバランスを失ってその下部が凹所51側に入り込んで倒れ易くなり、俵立ちした硬貨が倒されてバラバラに離散し易くなる。このため、遅滞のないスムーズな払出しが可能となる。
また、俵立ちは、一枚の硬貨が立った状態で内壁に寄りかかった場合に、これを契機として後続の硬貨が重なることにより発生し易いが、本発明のように内壁にリブ50を設けることにより、立ち上がった一枚目の硬貨がリブ50に接した状態で回転部材36が回転した時にその下部が凹所51内に入り込んで倒れ易いので、俵立ちを未然に防止することも可能となる。
【0015】
[第3の課題に対応する実施形態]
次に、図5は第3の課題に対応する実施形態を説明する為の図であり、図5(a)は硬貨収容部内底面に回転部材を回転自在に組み付けた状態を示す平面図、(b)は回転部材の底面図、(c)は硬貨収容部内底面の平面図である。また、図6は回転部材の縦断面図、図7(a)は詰まり状態と、(b)(c)は詰まりが解消される状態を示す断面図、(d)は吐出口に達する直前の状態を示す図である。
図5(a)(c)に示すように硬貨収容部30の内底面60には、吐出口32の内側適所(例えば、回転部材36の回転方向下流側に沿った位置)に穴60aが2か所設けられ、この穴60aには夫々押出ピン39が出没自在に支持されると共に、図示しない弾性部材により上方に突出するように付勢されている。この押出ピン39は、回転部材36の貫通穴37内に寝た状態(内底面60と平行な状態)で嵌合して移動してくる硬貨に当接してこれを外径方向に位置する吐出口32へ向けて押出し、回転部材の下面と内底面60との間の払出し用ギャップGを経て吐出口32から外部へ吐出させる。
各押出ピン39の直下流側の内底面60上には円弧状に押し上げ突条65が延在している。この押し上げ突条65は、図5(b)に示した回転部材36の裏面にある円弧状の押出突条36aと互い違いに噛合う位置、形状に構成されており、回転部材36の回転を妨げることがない。また、押し上げ突条65の始端部、即ち、各押し上げピン39の直下流側部分は、徐々に高さが増大する傾斜面65aとなっている。また、傾斜面65aよりも更に下流側の平坦な上面65bの高さは、上記払出し用ギャップGを塞ぐ程度に設定されている。従って、回転部材36の回転によって、貫通穴37周縁のギャップG内に傾斜面65aが相対的に入り込み、更に上面65bが入り込むことにより、ギャップGが塞がれた状態となり、図7(a)のようにギャップG内に下端縁を突入させていた硬貨C1の下端縁が押し上げ突条65によってギャップGから押し出され、回転部材36の回転に伴って更に上面65bに乗り上げる(図7(b)、(c))。更に回転部材が同方向に回転すると、硬貨C1と重なった状態で貫通穴37内に詰まっていた他の硬貨も順次上面65bに乗り上げて、崩れ始め、詰まりが解消される。
【0016】
硬貨収容部30の内底面60が水平姿勢にある場合は、勿論、吐出口32を上側にして対向する他端を下向きに傾斜させる場合においても、押し上げ突条65を図示の様に半周に近い程度延在させることにより、貫通穴37内に入り込んでいた硬貨群が押し上げ突条65の上面65bに沿って周方向へ移動する過程で各硬貨の積層状態が矯正され、押し上げ突条65の終端部(例えば、下向き傾斜面65c)を通過して押し上げ突条65が存在しない内底面60上に落ち込んだ際には、貫通穴内の複数の硬貨は内底面60上に順次寝た状態となるか、或は寝た状態に移行し易い状態になっている。
このように本発明によれば、貫通穴37内に斜めに入り込んで詰まった硬貨群が押し上げ突条65上に乗り上げる際に、回転部材36の回転方向下流側の払出し用ギャップG内に下端部を引っ掛けていた硬貨が真っ先に引っ掛かりを解消され、上流側に順次隣接する他の硬貨も押し上げ突条65に乗り上げることにより図7(a)に示した如き急傾斜での重なり状態が崩され、次に吐出口32の位置に回転移動して来た時には図7(d)に示すように最下部の硬貨が内底面60上に寝た状態となり確実に払出される。
このため、貫通穴37内に複数の効果が斜めに詰まることに起因した払出し不良状態を直ちに解消し、正常な払出しを実現できる。
【0017】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、硬貨収納部に収納された硬貨が回転部材の回転によって吐出口から押し出されて確実に払出されたか否かを一つの通過センサ(検知部)により検知すると共に、一つの押出アームにより確実に押し出すようにしたコインホッパにおいて、検知部と押出アームを所定の配置にて調整ベース上に配置するとともに、調整ベース自体を回転部材の回転中心を中心として回動自在に支持したので、吐出される硬貨の外径に合わせて調整ベースの角度を調整するだけで、硬貨の外径の変更に関わらず、検知部による最後の硬貨検知後、直ちに回転部材を停止させたとしても、最後の硬貨が確実に払出されることとなる。また、最後の硬貨を吐出した後に続く硬貨の誤吐出を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコインホッパの外観図。
【図2】 (a)及び(b)は本発明のコインホッパの平面図、及び要部構成説明図。
【図3】 (a)乃至(f)は、夫々本発明のコインホッパーを外径の異なる6金種の日本国硬貨に対応するように調整ベースの角度を調整した例を示す図。
【図4】第2の課題に対応する実施形態を説明する為の図。
【図5】第3の課題に対応する実施形態を説明する為の図であり、(a)は硬貨収容部内底面に回転部材を回転自在に組み付けた状態を示す平面図、(b)は回転部材の底面図、(c)は硬貨収容部内底面の平面図。
【図6】回転部材の縦断面図。
【図7】 (a)は詰まり状態と、(b)(c)は詰まりが解消される状態を示す断面図、(d)は吐出口に達する直前の状態を示す図。
【図8】従来のコインホッパにおける硬貨払出し検知機構の概略構成を示す外観斜視図。
【図9】図8のコインホッパの内部構成を示す断面図。
【図10】従来のコインホッパの平面図。
【図11】 (a)及び(b)は従来のコインホッパの動作説明図。
【図12】 (a)及び(b)は第2の課題を説明する図。
【図13】 (a)(b)及び(c)は第3の課題を説明する図。
【符号の説明】
30 硬貨収容部、30a 内壁、31 硬貨選別押出機構、32 硬貨吐出口、33 押出アーム(押出手段)、33a ローラ、33b 軸、 34 硬貨払出し検知部、35 モータ、35a 出力軸、36 回転部材、36a 押出突条、37 貫通穴、39 押出ピン、40 調整ベース、50 リブ、51 凹所、60 内底面、60a 穴,65 押し上げ突条,65a 傾斜面,65b 上面。

Claims (2)

  1. 複数の硬貨を収容する硬貨収容部と、硬貨収容部の内底部に回転自在に支持され且つ硬貨を一枚づつ選別して収容部側面に形成した吐出口から外部へ吐出させる回転部材と、前記吐出口の外側に位置して硬貨の通過を検知する検知部と、前記吐出口の外側に位置して前記吐出口から突出した硬貨を外側へ押し出す為に回動自在に枢支され且つ弾性付勢された押出手段と、前記検知部が硬貨の通過を検知した検知信号に基づいて一連の硬貨の払出し完了を判定して前記回転部材の停止タイミングを制御する制御部と、を備えたコインホッパにおいて、
    前記検知部及び前記押出手段を、回動可能かつ硬貨の径寸法に基づく任意の角度に固定可能な同一の調整ベース上に支持すると共に、前記吐出口に対する前記調整ベース上の前記検知部及び前記押出手段の位置関係を、前記吐出口から外部へ吐出されて来た硬貨が前記検知部により検知された時点で前記制御部が前記回転部材の駆動部を停止させたとしても、硬貨が前記押出手段によって吐出口内部へ戻されることなく、必ず外側へ押し出されるような位置関係としたことを特徴とするコインホッパ。
  2. 前記調整ベースを前記回転部材の回転中心によって回転自在に支持したことを特徴とする請求項1記載のコインホッパ。
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