JPH07114658A - ホッパー装置 - Google Patents
ホッパー装置Info
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- JPH07114658A JPH07114658A JP5259784A JP25978493A JPH07114658A JP H07114658 A JPH07114658 A JP H07114658A JP 5259784 A JP5259784 A JP 5259784A JP 25978493 A JP25978493 A JP 25978493A JP H07114658 A JPH07114658 A JP H07114658A
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- hopper device
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Abstract
側に、爪車状のコイン送出ガイド板30を設ける。支持
板側に、外側ガイド板40を設ける。回転円板11の回
転によりコイン送出ガイド板30のガイド爪32で、回
転円板11の中心軸から離れる方向にコイン14を送り
だす。このコイン14を外側ガイド板40によりコイン
排出開口42に案内する。コイン排出開口42に、固定
ローラ23と可動ローラ24を設ける。ガイド爪32で
コイン14を送りだして、可動ローラ24を越えさせ
る。コイン14を可動ローラ24の元の位置への復帰に
より排出する。外側ガイド板40のガイド面41の曲率
半径R1を回転円板11の外周面の曲率半径よりも小さ
くするとともに、ガイド面41を回転円板11の下方に
位置させる。 【効果】 支持板20上のコイン14とこれを保持する
コイン保持ガイド面32aとの隙間70が小さくなる。
隙間70に別のコインが入り込むことがなく、コインの
噛み込みの発生が抑えられる。
Description
ゲーム機等に用いられるホッパー装置に関し、特に、コ
イン、メダル等の円盤状のものを無配列に多数収容し、
これを一定方向に整列させて、1枚ずつ送出するホッパ
ー装置に関するものである。
む意味で用いる)のホッパー装置は、各種硬貨の両替機
や、遊技場でのスロットマシンやメダル貸出装置などの
構成機器として、広く利用されている。このようなホッ
パー装置の構成は、通常大きく分けて、コインを無配列
に多数収容するバケット部と、このバケット部のコイン
を1枚ずつ同一面に揃えて送出する送出部と、実際に送
出されたコインを検出して、送出枚数のカウントを行う
センサ部と、これらを支持する基台とから構成されてい
る。
ッパー装置は多数のコインを収容するバケットの底部開
口に接続して用いられる。支持板1は水平に設置され、
その上面にモータで駆動される回転円板2が取り付けら
れている。回転円板2には、コイン3の直径よりも少し
大きい円形開口2aが周方向に所定ピッチで5〜10小
程度並べて形成されている。回転円板2の裏面には円弧
形状のガイド部材4が円形開口2aと同数分だけ突出し
て設けられており、このガイド部材4は回転円板2の回
転に伴う遠心力により回転円板2の軸心から離れる方向
にコイン3を送り出す。
ようにガイドリング6が設けられている。このガイドリ
ング6はガイド部材4で送られてきたコイン3の外周面
に接触してコイン3をコイン排出口5に案内する作用を
行う。回転円板2が回転すると、この回転によりバケッ
ト内のイコンが回転円板2の円形開口2aから支持面1
に沿うように落ち込み、各円形開口2aに緩く嵌まり込
む。そして、回転円板2の回転によりガイド部材4でコ
イン3が押され、ガイドリング6のガイド面6aに沿っ
てコイン3が移動してコイン排出口に送られる。
れている。この可動ローラ7は、コイン排出口5を開閉
するように変位自在に支持板1に取り付けられており、
付勢手段によりコイン排出口5を閉じる方向に付勢され
ている。ガイド部材4によるコイン3の送り出し時に
は、可動ローラ7がコイン3に当接してコイン排出口5
を開く方向に変位する。コイン3が送り出されて可動ロ
ーラ7を乗り越えると、可動ローラ7の付勢手段により
コイン3が1枚のみコイン排出口5から排出される。こ
のように、ホッパー装置は、回転円板2を一方に回転さ
せて円形開口2aを介してコインを一枚ずつ支持板1に
落とし込み、回転円板2の回転によりコイン3を一枚ず
つ排出する。
ようなホッパー装置では、回転円板2に設けた円形開口
2aの直径がコイン3の直径よりも少し大きいため、既
にコイン3が円形開口2a内に落ち込んで緩く嵌まった
状態において、このコイン3と円形開口2aの縁部との
間に隙間8(図中ハッチング部分)ができ、この隙間8
に別のコインが斜めに入り込み、コイン3と開口縁部と
の間に挟まって、回転円板2が回転不能になることがあ
る。この場合には、バケット内のコインを全て取り除い
た後に、挟まったコインを取り除く必要があり、復旧作
業に時間と手間がかかるという問題がある。
1には、コイン排出口側に押し出されずに通過したコイ
ン3をコイン排出口5に案内するためのガイド突起9が
突出して形成されている。このため、ガイド突起9が回
転円板2の回転を阻止することのないように、回転円板
2の裏面にガイド突起9の通過溝2bを設けている。し
たがって、円形開口2aから通過溝2bが露呈するよう
になり、この通過溝部分にコインが噛み込み易くなると
いう問題がある。
するようにバネ付勢されて取り付けられており、しかも
このガイド突起9と前記可動ローラ7は金属で構成され
るため、コイン3がこれらガイド突起9や可動ローラ7
に当接する際に、ガイド突起9,可動ローラ7,回転円
板2が衝撃を直に受け、耐久性や耐磨耗性に問題があ
る。
されるため、これらコインの荷重が回転円板のスラスト
方向に作用する。このため、回転円板と支持板との摺動
部分の摩擦が大きくなるとともに、磨耗も進み、耐久性
に問題がある他に、モータの負荷が増大するという問題
もある。
あり、コインの噛み込みによる作動不良の発生を抑える
とともに、耐久性を向上させるようにしたホッパー装置
を提供することを目的とする。
に、請求項1に記載した発明は、外側ガイド部のガイド
面の曲率半径を回転円板の外周面の曲率半径よりも小さ
くするとともに、このガイド面を回転円板の下方に位置
させて、円形開口を通過したコインとこれを保持するコ
イン送出ガイド部との隙間を小さくし、ガイド突起を、
先端を球面状に形成して支持板の取付孔から球面状先端
が突出するように付勢して構成したものである。
ーラのコインが当接するローラ部分を弾性体で形成し
て、コイン当接時の衝撃を小さくしたものである。ま
た、請求項3に記載した発明は、送出ガイド部を回転円
板の円形開口に沿って形成される円弧状のコイン保持ガ
イド面とコイン排出部に臨む位置に来たコインが可動ロ
ーラを越えるようにコイン排出方向に送り出す円弧状の
送出ガイド面とからなるガイド爪を外周方向に配した爪
車状のガイド板から構成して、送出ガイド部を簡単に構
成することができるようにしたものである。また、請求
項4に記載した発明は、回転円板と送出ガイド板とを一
体化したものをスラスト軸受を介して支持板に回動自在
に取り付けて、多量のコインの荷重による摩擦や磨耗を
少なくしたものである。
して回転円板を回転する。回転円板の回転により円形開
口にコインが嵌まり込む。また、回転円板の回転により
円形開口に嵌まり込んだコインがコイン送出ガイド部で
コイン排出部に送られる。コイン排出部では、送出ガイ
ド部によりコインが排出方向に押し出され、可動ローラ
を開方向に変位させる。これによりコインがコイン排出
部から送り出される。送り出されたコインはコイン検出
部により検出され、このコイン検出信号に基づき払出し
コイン枚数が所定枚数に達した時に、回転円板の回転が
停止する。
円板の外周面の曲率半径よりも小さくされ、また、この
ガイド面が回転円板の下方に位置されているから、コイ
ンが円形開口に緩く嵌まり込んだ状態では、円形開口を
通過したコインとこれを保持するコイン保持ガイド面と
の隙間が小さくなる。したがって、この隙間に別のコイ
ンが入り込み、円形開口とコインとの間で別のコインが
挟まってしまうことが無くなる。これにより、コインの
噛み込みによって回転円板が停止することがなくなり、
コインの円滑な排出が可能になる。
来ても、コイン排出部側にコインが送りだされることな
く、回転円板の回転方向にコインが移動してしまう場合
には、ガイド突起でコインがコイン排出部側に案内され
る。また、ガイド突起でコインがコイン排出部側に案内
されずに、そのまま回転円板の回転方向に移動してしま
った場合には、ガイド突起が付勢手段に抗して支持板か
ら没入するため、コインがガイド突起に当接する際の衝
撃を少なくすることができる。また、可動ローラのコイ
ン当接面は弾性体で構成されるため、同様にコインが可
動ローラに当接する際の衝撃が小さくなる。
図2において、ホッパー装置は、基台10,回転円板1
1、カバー12からなる本体部13と、カバー12に取
り付けられ、多量のコイン14を収容するバケット15
とから構成されている。バケット15は本体部13に取
付ネジ16を介して着脱自在に取り付けられている。
体部13を分割して示す斜視図である。基台10は、そ
の上部が例えば25度の角度で斜めに形成された枠体か
ら構成されており、この上部には矩形状の金属板からな
る支持板20が傾斜して取り付けられている。支持板2
0の下面側には、減速機構を備えたモータ21が取り付
けられている。減速機構の出力軸にはヘッド21aが固
定されている。このヘッド21aは支持板20に形成し
た軸孔20aに位置決めされており、先端には取付ネジ
22を介して回転円板11が固定される。また、支持板
20のコイン受け面には、適宜ピッチでゴミ排出用の孔
20bや、後に説明する固定ローラ23の突出孔20
c,可動ローラ24の突出孔20d、コインセンサ用の
センサ窓20e等が形成されている。
イン14よりも少し大きい径からなる円形開口25が形
成されている。この円形開口25は回転円板11の円周
方向に同一ピッチで8個設けられているが、これの個数
は回転円板11の大きさに応じて適宜増減してもよい。
図5に示すように、円形開口25の上部周縁は、上方に
向かうにしたがい次第に拡開するようにテーパー面25
aに形成されており、コイン14が円形開口25内に入
り易くなっている。
5の取付溝11aと、コイン送出ガイド板30の取付溝
11bとが形成されている。スラスト軸受35は取付溝
11aに嵌め込まれ、回転円板11と支持板20との間
に配置される。このスラスト軸受35でバケット15内
のコイン14の荷重を受けており、これにより回転円板
11がバケット15の底部で円滑に回転することができ
る。
はコイン送出ガイド板30が取付ネジ31を介して取付
溝11b(図5参照)内に固定されている。コイン送出
ガイド板30は、金属製で爪車状に形成されており、回
転円板11の円形開口25に対応した数の8個のガイド
爪32を備えている。ガイド爪32は、内側に配置され
るコイン保持ガイド面32aと、外側に配置されるコイ
ン送出ガイド面32bとから構成されている。コイン保
持ガイド面32aは、回転円板11の円形開口25に沿
う円弧状に形成されている。コイン送出ガイド面30b
はコイン保持ガイド面32aの内側端部に連続し、隣接
するガイド爪32のコイン保持ガイド面32aの外側端
部に鋭角に接するように、外側に膨らんだ円弧状に形成
されている。したがって、円形開口25を通って支持板
20に支持されたコイン14はコイン保持ガイド面32
aで保持され、回転円板11の回転により、コイン送出
ガイド面32bにより、回転円板11の中心軸から離れ
る方向に送りだされる。
厚い外側ガイド板40と、これの上に被せられるカバー
12とが取り付けられる。外側ガイド板40は、矩形の
金属板から構成されており、その中央部に回転円板11
よりも少し小さい円弧状のコインガイド面41が形成さ
れている。また、コイン排出位置にはコイン排出開口4
2が形成されている。このコイン排出開口42には、固
定ローラ23及び可動ローラ24用の切欠き43,44
が形成されている。また、コイン排出開口42を覆う支
持板20とカバー12との隙間により、コイン排出通路
45が形成されている。
は、コイン排出開口42を基準にして時計方向に270
度の位置P1で、第1ガイド面41aと第2ガイド面4
1bとに分けている。第1ガイド面41aは、コイン排
出開口42の上端部位置P0からP1までの範囲で、回
転円板11の中心軸C1を中心として回転円板11より
も少し曲率半径が小さい半径R1とした円弧で形成され
ている。また、第2ガイド面41bは、P1からコイン
排出開口42の下端部位置P2までの範囲で、第1ガイ
ド面41aと同じ曲率半径R1で形成されており、回転
円板11の中心軸C1から僅かにコイン排出開口側に偏
心した位置C2を中心とした円弧で形成されている。こ
の偏心量eは本実施例では曲率半径R1の1/24とさ
れているが、これは回転円板11の大きさに応じて適宜
増減することができる。このように第2ガイド面41b
の曲率半径の中心C2を排出開口側に少しずらしている
ため、コインの排出の際に少しずつコインが排出開口側
に寄っていき、コインの排出を円滑に行うことができ
る。
動ローラ24は、ローラ取付ブラケット50により、支
持板20からコイン1枚分の厚み分だけ突出するように
取り付けられている。固定ローラ23はローラ取付ブラ
ケット50に回動自在に取り付けられており、外側ガイ
ド板40の第2ガイド面41bの延長方向に、ローラ周
面が位置するように、コイン排出開口42に位置決めさ
れている。可動ローラ24は、周面にゴムからなる弾性
体24aが取り付けられており、アーム51の先端に回
動自在に取り付けられている。なお、弾性体24aはゴ
ムに代えて、合成樹脂を用いてもよい。
取付軸50aを介して揺動自在に取り付けられており、
切欠き50b,20d内で可動ローラ24を図1に二点
鎖線で示す排出口閉じ位置と、実線で示す排出口開放位
置との間で変位させる。また、アーム51にはコイルバ
ネ52が取り付けられており、このコイルバネ52は可
動ローラ24を閉じ位置方向に付勢している。可動ロー
ラ24の閉じ位置では、回転円板11の外周縁部に可動
ローラ24が位置するようにセットされる。したがっ
て、回転円板11の回転によりコイン送出ガイド板30
が回転して、コイン14がコイン排出開口42に位置さ
れると、閉位置にある可動ローラ24にコイン14が当
接して、コイルバネ52の付勢に抗して可動ローラ24
が上方に変位する。そして、送りだされたコイン14が
可動ローラ24を乗り越えると、コイルバネ52の付勢
によりコイン14が排出方向に勢いよく排出される。
ル55の突出孔50cが形成されており、この突出孔5
0cには、取付筒部56を介してガイドボール55が取
り付けられている。取付筒部56はガイドボール収納穴
56aを備えており、この中にコイルバネ57とガイド
ボール55とが入れられて、ローラ取付ブラケット50
に取付ネジ58を介して取り付けられる。また、図7に
示すように、支持板20には、ガイドボール55の突出
孔50cに対応した位置で、ガイドボール55の直径よ
りも少し小さいボール突出孔20fが形成されている。
したように通常ではコイルバネ57の付勢により支持板
20の突出孔20fから上方に突出し、何らかの理由で
コイン14がコイン排出開口42から排出されずにその
まま通過しそうになったときに、そのコイン14を支持
板20から突出した部分で受け止めてコイン排出開口4
2へ向けて案内するためのもので、必ずしもこのホッパ
ー装置に不可欠なものではない。なお、ガイドボール5
5に対して過剰な負荷がかかった場合には、ガイドボー
ル55は下に押されて支持板20内に入り込むため、コ
イン14が衝撃的に当たることがなく、またこのガイド
ボール55にコイン14が引っ掛かって回転円板11の
回転が阻害されるようなことはない。もちろん、コイン
送出ガイド板30が通過するときにも、このガイドボー
ル55は下に押し下げられる。
コイン14を検出するために2個のコインセンサ60,
61がカバー12の凹部12aに取り付けられている。
また、カバー12及び支持板20には、コインセンサ6
0,61に対応する位置にセンサ窓12d,20eが形
成されている。コインセンサ60,61は、反射型フォ
トセンサが用いられ、コイン14の通過ごとにコイン検
出パルスを発生して、このパルス信号をコントローラ6
5に送る。また、カバー12の凹部12aには、コイン
センサ60,61を覆う遮光蓋66が取り付けられてい
る。なお、コインセンサ60,61は反射型フォトセン
サに代えて、投受光型のフォトセンサを用いてもよい。
から構成されており、コインの払出し枚数を指示する信
号が入力される。また、コントローラ65にはドライバ
67を介して払出しモータ21が接続されており、その
回転が制御される。すなわち、コイン払出し枚数の指示
信号が入力されると、モータ21が回転され、これによ
り、コイン排出通路45からはコイン14が1枚ずつ排
出される。コイン14の排出枚数はコインセンサ60,
61で検出され、払出しコイン枚数に達した時にモータ
21の回転を停止する。このとき、モータ21の回転は
瞬時に停止するため、余分なコイン14が排出されるこ
とはない。
ケット15には多量のコイン14が収容されており、こ
の状態で、コントローラ65にコイン14をN枚払いだ
すコイン払出し枚数指示信号が入力されると、コントロ
ーラ65はドライバ67を介してモータ21を回転す
る。モータ21は減速機構を介して回転円板11を図4
において時計方向に回転する。このとき、多量のコイン
14により回転円板11のスラスト方向に大きな荷重が
かかっても、スラスト軸受35でこの荷重が支持される
ため、摩擦や磨耗の発生を抑えることができる。また、
モータ21の回転が円滑に行われる。
5から支持板20に落ち込む。回転円板11の下面と、
支持板20の上面との隙間は、コイン14の1枚分の厚
さに設定されているため、2枚のコイン14が回転円板
11と支持板20との間に入ることはない。コイン14
は、回転円板11とともに回転するコイン送出ガイド板
30に押されながら、外側ガイド板40のガイド面41
に接して、支持板20の面上をコイン排出開口42側に
移動する。
板30と外側ガイド板40とによるコイン14の移動状
態を示すものである。支持板20が傾斜しているため、
回転円板11の中心軸よりも上側に送られてきたコイン
14は自重で落下し、コイン送出ガイド板30のコイン
保持ガイド面32aで保持されることになり、コイン1
4とコイン保持ガイド面32aとの間に隙間ができるよ
うなことはない。また、回転円板11の中心軸よりも下
側にあるコイン14は、自重で外側ガイド板40のガイ
ド面41に接した状態になっている。そして、ガイド面
41の内、第2ガイド面41bに接しているコイン14
は、コイン送出ガイド板30の送り出しガイド面32b
により排出開口側に寄せられるように送られる。このと
き、外側ガイド板40のガイド面41が回転円板11の
下側に位置するように設定されているため、コイン保持
ガイド面32aとコイン14との間の隙間70(図中ハ
ッチング部分)を小さくすることができる。したがっ
て、コイン14がこの隙間70に入り込んで、回転円板
11と支持板20との間に噛み込んでしまうことがなく
なる。
コイン排出開口42に位置すると、コイン14が固定ロ
ーラ23に接した状態になる。この状態で、ガイド爪3
2のコイン送出ガイド面32bの押圧によりコイン14
は可動ローラ24を図7中、上方に変位させて、これを
開方向に移動させる。この時、可動ローラ24の周面が
ゴムからなる弾性体24aで構成されているため、可動
ローラ24にコイン14が当接したときの衝撃が緩衝さ
れる。そして、ガイド爪32の先端がコイン14に接す
る位置に来ると、コイン14は可動ローラ24を乗り越
えた位置となる。これにより、コイン14はガイド爪3
2からの押し出し作用を受けなくなり、可動ローラ24
のコイルバネ52の付勢により、コイン排出方向に勢い
よく排出される。
ン排出開口42に送られずに、コイン送出ガイド板30
とともに移動しようとした場合には、コイン14の周面
がガイドボール55に当接してそのコイン14はコイン
排出開口42へと向けられ、ほとんどの場合、そのまま
コイン排出開口42から排出される。また、このときコ
イン排出開口42から排出されずに、そのままコイン送
出ガイド板30とともに回転方向にコイン14が移動し
ようとしたときには、ガイドボール55がコイン14で
押し下げられるので、コイン14に過大な衝撃が加わっ
たりコイン詰まりが生じることはなく、回転円板11の
回転には何ら障害になることはない。また、ガイドボー
ル55は球体であるため、上下への移動の他に容易に回
転するから、より円滑な作動を得るのに効果的である。
いよく排出されたコイン14は、コインセンサ60,6
1により検出され、この検出パルス信号がコントローラ
65に送られる。コントローラ65は、この検出パルス
信号によりコイン14を1枚排出したことを検出する。
同様にして、所定の払出し枚数に達するまで、次々とコ
イン14がコイン排出通路45から払いだされる。コイ
ン払出し枚数分に達すると、コントローラ65は払出し
モータ21の回転を停止して、それ以上コイン14が排
出されることのないようにする。
外側ガイド部のガイド面の曲率半径を回転円板の外周面
の曲率半径よりも小さくするとともに、このガイド面を
回転円板の下方に位置させて、円形開口を通過したコイ
ンとこれを保持するコイン保持ガイド面との隙間を小さ
くするようにしたから、この隙間にコインが入り込んで
も、その入り込み量が制限されるため、先に入っている
コインと回転円板との間や、支持板と回転円板との間
で、コインが噛み込むことがなくなり、コインの噛み込
みに起因して、回転円板がコインの払出し途中で回転を
停止してしまうことがなくなる。したがって、信頼性及
びコイン送り出し効率を向上することができる。
れる円弧状のコイン保持ガイド面とコイン排出部に臨む
位置に来たコインが可動ローラを越えるようにコイン排
出方向に送り出す円弧状の送出ガイド面とからガイド爪
を構成し、このガイド爪を外周方向に配して爪車状のコ
イン送出ガイド板を構成したから、従来のように、回転
円板の下側に、円弧形状のガイド突起を突出させて形成
する必要がなくなり、ガイド機能を有する回転円板を簡
単に構成することができる。
付孔から球面状先端が突出するように付勢して、ガイド
突起を構成したから、コイン排出口を通過したコインを
コイン排出口側に確実に案内することができる。しか
も、ガイド突起は付勢手段により支持板から突出するよ
うに構成され、コインやコイン送出ガイド板が通過する
ときには、支持板内に押し下げられるから、コインがガ
イド突起に噛み込むことが少なくなり、信頼性を向上す
ることができるとともに、コインがガイド突起に当たる
ときの衝撃が緩和され、モータや減速機構の耐久性を向
上させることができる。また、従来のように固定のガイ
ド突起のための通過溝を回転円板に形成する必要がなく
なり、通過溝によるコインの噛み込みの発生が無くな
る。
ラ部分を弾性体で形成したから、ガイド突起を支持板か
ら出没自在にした構成と相まって、コイン排出時に可動
ローラに接触する際の衝撃がより一層緩衝される。
したものをスラスト軸受を介して支持板に回動自在に取
り付けたから、バケット内の多量のコインの荷重をスラ
スト軸受で受け止めることができ、回転円板を円滑に回
転することができる。
板,カバー,バケットを取り外した状態を示す平面図で
ある。
る。
軸方向から見た平面図である。
取り付け状態を分解して示す斜視図である。
面図であり、(B)はガイドボールが押し下げられた状
態を示す断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 多数のコインを収容したバケットと、こ
のバケットの底部に設けた回転円板と、回転円板に円周
方向に複数個並べて設けられ、コインの外形よりもやや
大きい直径を有する円形開口と、回転円板からコイン1
枚以上の厚み分だけ離して設けられ、円形開口から通過
したコインを受ける支持板と、支持板と回転円板との間
で回転円板側に設けられ、支持板で受けたコインを回転
円板の回転により、回転円板の中心軸から離れる方向に
送りだす送出ガイド部と、支持板側に設けられ、送出ガ
イド部で送り出されるコインをコイン排出部へ案内する
円弧形状のガイド面を有する外側ガイド部と、コイン排
出部に設けられ、コイン送出ガイド部により送り出され
るコインにより変位してコインをコイン排出部側へ通過
させる可動ローラと、可動ローラの変位により可動ロー
ラを元に戻す方向に付勢する付勢手段と、コイン排出部
に臨む位置に来たコインに当接してこのコインをコイン
排出部側に案内するガイド突起とを備えたホッパー装置
において、前記外側ガイド部のガイド面の曲率半径を回
転円板の外周面の曲率半径よりも小さくするとともに、
このガイド面を回転円板の下方に位置させて、円形開口
を通過したコインとこれを保持するコイン送出ガイド部
との隙間を小さくし、前記ガイド突起を、先端を球面状
に形成して支持板の取付孔から球面状先端が突出するよ
うに付勢して構成したことを特徴とするホッパー装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のホッパー装置において、
可動ローラのコインが当接するローラ部分を弾性体で形
成したことを特徴とするホッパー装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のホッパー装置にお
いて、前記送出ガイド部を回転円板の円形開口に沿って
形成される円弧状のコイン保持ガイド面とコイン排出部
に臨む位置に来たコインが可動ローラを越えるようにコ
イン排出方向に送り出す円弧状の送出ガイド面とからな
るガイド爪を外周方向に配した爪車状のガイド板から構
成したことを特徴とするホッパー装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のホッパー装置において、
回転円板と送出ガイド板とを一体化したものをスラスト
軸受を介して支持板に回動自在に取り付けたことを特徴
とするホッパー装置。
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