JP5417587B2 - コインホッパ - Google Patents

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本発明は、コインを一個ずつ区分けして払い出すコインホッパに関する。
さらには、異なるコインサイズに適合させる変更が容易なコインホッパ関する。
さらに詳細には、何らの変更も要せず直径が異なる二種のコインを払い出すことができるコインホッパに関する。
本明細書において、コインとは、通貨としてのコインの他、ゲーム用のトークン等をも含んでいる。
また、第1直径コインは小径コイン、第2直径コインは大径コインを意味する。
コインホッパとして最も普及しているのは、複数の通孔を有する回転ディスクによってコインを一個ずつ区分けした後、弾き出す方式のものである。
この種コインホッパにおいては、コインの区分け機能、弾出し機能及び計数機能を満足する必要がある。
通常、コイン種類毎にその直径に適した通孔の回転ディスクを用いることによりコイン区分け機能を満足させ、当該コイン直径に適した調整をおこなうことにより、弾出し機能及び計数機能を満足させている。
近年このようなコイン直径に応じた部品を使用せず、かつ直径に応じた調整を不要とするコインホッパ、換言すればサイズフーリホッパの要望がある。
コイン直径毎の代替え用コインホッパが不要であるため、交換間違いを解消し、保管数及び保管場所の節減等になるためである。
回転ディスクを用いるコインホッパにおいて、コインサイズフリー化するには、通孔の直径を最大直径コインに合わせることにより区分け機能及び弾出し機能を満足できる。
一方、コイン計数機能は以下の2方式により達成している。
第1の方式は、払い出されたコインを直接金属センサや光電センサにより非接触で検知する方式である(例えば、特許文献1参照。)。
第2の方式は、コインに弾性的に接触するガイドの移動を直接又は間接的に検知する方式である(例えば、特許文献2参照。)。
第1の方式は、コインの直径に影響を受けずに検知できる反面、コインの出口に近い位置にセンサを配置するためセンサに対する不正がされやすい問題がある。
第2の方式は、コイン出口から遠い位置にセンサが配置されるので不正され難いが、コインによる移動を検知するためコイン直径に応じてセンサ位置を調整せねばならい問題がある。
不正対策を考慮すると、第2の方式を採用することが得策である。
コインにより移動されるコインガイドの移動を直接又は間接に検知する方式において、直径の異なるコインを一つの計数装置で検知する場合、コイン直径によってコインガイドの移動位置が異なるため、通常、センサの位置調整が必要である問題がある。
特開平11−353511(図1―4、第2―4頁) 特開2000―222611(図1―4、段落番号0006〜0031)
この問題を図30を参照して詳細に説明する。
複数の円形の通孔10が等間隔に形成された回転ディスク12の下部が円形有底鍋形のガイド穴14に回転自在に配置されている。
回転ディスク12の裏面には各通孔10に対応して押動部16が形成されている。
ガイド穴14の開口部17の一側に第1ガイド18が固定され、他側に第2ガイド22が待機位置と弾出位置との間を弾性的に移動自在に配置されている。
第2ガイド22は固定軸24に揺動自在に支持されたレバ26の一端に回転自在に取り付けられ、レバ26に掛け止めされた弾性体28によって第1ガイド18に近づくよう付勢されている。
詳細には、第2ガイド22は第1ガイド18との距離がコインの直径よりも小さい待機位置において静止状態で待機し、第1ガイド18によって案内されるコインによって弾き出し位置へ移動され、コインの直径部が第1ガイド18と第2ガイド22との間を通過した直後、弾性体28の弾発力によって弾き出される。
レバ26の作用片32の移動を非接触のセンサ34により検知することにより、計数信号を得ている。
大径コインLCの場合、作用片32は実線示位置まで移動されるので、センサ34は、最適な位置に調整される。
しかし、小径コインSCの場合、作用片32は鎖線位置まで移動するのでセンサ34の通過タイミング等が変化する。これを解消するため、センサ34を最適位置に調整せねばならない問題がある。
この問題を解決するため、通過タイミング変化を自動調整するプログラムを組み込んだ計数装置を採用できるが、演算処理装置が必要になるため高価になり、俄に採用できない。
本発明の第1の目的は、直径の異なるコインに変更された場合、コインセンサの位置等の調整の必要がないコインホッパを提供することである。
本発明の第2の目的は、直径の異なるコインに変更された場合、何ら変更・調整等を要しないコインホッパを提供することである。
この目的を達成するため、本発明にかかるコインホッパは以下のように構成される。
上部開口を有するコイン保留ボウルの底孔に通孔付き回転ディスクを配置し、前記回転ディスクの裏面に配置された押動部によってコインを移動させ、前記回転ディスクの側方に固定状態に配置した第1ガイド及び前記第1ガイドに対し弾性的に接離可能に設けられた第2ガイドの間に前記移動されたコインを挟んで出口通路に弾き出す共に、前記第2ガイドの前記コインによる移動に関連して前記コインの通過をコイン検知装置によって検知するコインホッパにおいて、前記第1ガイドは、第1直径コインに対応する第1直径ガイド部と、前記第1直径ガイド部上に設けられると共に前記第1直径コインとは直径の異なる第2直径コインに対応する第2直径ガイド部と、を有し、前記第1ガイドは、前記第1直径ガイド部が前記出口通路の底面に対して突出して前記第1直径ガイド部が前記第2ガイドに相対する第1案内位置と、前記第1直径ガイド部が前記出口通路の底面に対して没入して前記第2直径ガイド部が前記第2ガイドに相対する第2案内位置と、に変位可能であると共に、所定の弾発力により前記第1案内位置に位置するよう弾性的に保持され、前記移動されるコインが前記第2直径コインのときには当該第2直径コインの作用力が直接または所定の部材を介して前記第1ガイドに作用して前記第1ガイドが前記第1案内位置から前記第2案内位置に変位可能に構成されており、前記第2ガイドの前記コインによる移動量が前記第1直径コイン及び前記第2直径コインのいずれにおいても同一になるよう、前記第1直径ガイド部及び前記第2直径ガイド部の位置がそれぞれ設定されていることを特徴とするコインホッパである。
本発明のコインホッパにおいて、回転ディスクは有底円形鍋形のガイド穴内に配置され、前記第1ガイド及び第2ガイドは前記ガイド穴の周面の出口開口に配置され、前記第1ガイドの側面は前記ガイド穴の周面の一部を構成することが好ましい。
本発明のコインホッパにおいて、前記回転ディスクの回転中心側に第2案内体を配置し、前記第2案内体に相対するガイド穴周面に、小径コインガイド位置と大径コインガイド位置とに選択的に位置可能であって、前記小径コインガイド位置に弾性的に保持され、第2直径コインが前記第2案内体によって案内された場合、前記第2直径コインによって前記大径コインガイド位置に移動される可動コインガイドを配置し、前記第1ガイドは前記可動コインガイドによって案内される第2直径コインによって前記第2直径ガイド部が前記第2ガイドに相対するよう移動される被動部を有することが好ましい。
本発明のコインホッパにおいて、前記可動コインガイドを小径コイン案内位置に固定する第1ガイド固定手段を設け、前記第1ガイド固定手段の固定に連動して前記第1ガイドを前記第1直径ガイド部と前記第2ガイドとが相対する位置に固定することが好ましい。
本発明のコインホッパにおいて、前記回転ディスクの下側にコインの厚み二枚未満の間隔で平行に配置されたコイン受け板を有し、前記コインが前記コイン受け板と前記回転ディスクとの間に存する状態で前記第1ガイドの被動部を押すよう配置することが好ましい。
本発明のコインホッパにおいて、上部開口を有するコイン保留ボウルの底孔に配置された孔付き回転ディスク、前記回転ディスクが配置される円形有底鍋形のガイド穴、前記ガイド穴の周面に位置する出口開口、前記出口開口から前記ガイド穴の周方向に延びる出口通路、前記出口通路の上面を覆う出口通路画定ガイド、前記出口通路における前記出口開口に隣接して固定状態に配置された第1ガイド、及び、前記出口通路における前記出口開口に隣接して前記第1ガイドに対し通常はコイン直径よりも小さい間隔で配置されると共に前記第1ガイドに向かって弾性的に付勢され、かつ前記コインによって前記第1ガイドから離される第2ガイド(202)を有し、前記回転ディスクの回転によって前記コインを前記出口開口に送り出して前記第2ガイドを前記第1ガイドに対し離した後、前記第2ガイドによって前記コインを弾いて前記出口通路から放出し、及び前記第2ガイドの移動を検知してコインの払出しを検知するようにしたコイン検知装置を有するコインホッパにおいて、前記第1ガイドは第1直径コインに対応する第1直径ガイド部及び第2直径コインに対応する第2直径ガイド部を有する共に前記ガイド穴の底面に対し直角方向に移動可能であり、コインサイズに対応して前記第1直径ガイド部又は第2直径ガイド部が前記第2ガイドとの間で前記コインを挟むよう選択的に位置され、前記第2ガイドが前記第1直径コイン及び前記第2直径コインによって同一の移動量になるよう設定されていることを特徴とするコインホッパであることが好ましい。
本発明のコインホッパにおいて、第1ガイドの前記第1直径ガイド部又は第2直径ガイド部が前記第2ガイドと共にコインを挟む位置に選択的に固定される固定手段を有することが好ましい。
本発明のコインホッパにおいて、第1ガイドは、前記ガイド穴に対して下段部と上段部を含む段付き体であり、前記下段部は記ガイド穴の周面を構成する下段側面及び前記下段側面に連続配置された第1直径ガイド部が形成され、前記上段部は、前記ガイド穴の周面を構成する上段側面及び前記上段側面に連続配置された第2直径ガイド部が形成され、前記上段側面は前記下段側面より回転ディスクから遠い位置に配置され、前記下段側面の上端と前記上段側面の下端とは被動部により接続され、さらに、通常は前記下段側面がガイド穴の周面構成位置に弾性的に保持されることが好ましい。
本発明のコインホッパにおいて、前記回転ディスクの回転中心側に第2案内体を配置し、前記第2案内体に相対するガイド穴周面に、小径コインガイド位置と大径コインガイド位置とに選択的に位置可能であって、前記小径コインガイド位置に弾性的に保持され、第2直径コインが前記第2案内体によって案内された場合、前記第2直径コインによって前記大径コインガイド位置に移動される可動コインガイドを配置し、前記第1ガイドの前記被動部が前記可動コインガイドによって案内される第2直径コインによって押し下げられて前記上段側面がガイド穴の周面構成位置に移動され、かつ、前記第2直径ガイド部が前記第2ガイドとの相対位置に移動されることが好ましい。
本発明のコインホッパにおいて、前記第1ガイドは、前記ガイド穴に対して下段部と上段部を含む段付き体であり、前記下段部は前記ガイド穴の周面を構成する下段側面及び前記下段側面に連続配置された第1直径ガイド部が形成され、前記上段部は、前記ガイド穴の周面を構成する上段側面及び前記上段側面に連続配置された第2直径ガイド部が形成され、前記上段側面は前記下段側面より前記回転ディスクから遠い位置に配置され、前記下段側面の上端と前記上段側面の下端とは被動部(199)により接続され、前記回転ディスクの回転中心側に第2案内体を配置し、前記第2案内体に相対するガイド穴周面に、小径コインガイド位置と大径コインガイド位置とに選択的に位置可能であって、前記小径コインガイド位置に弾性的に保持され、第2直径コインが前記第2案内体によって案内された場合、前記第2直径コインによって前記大径コインガイド位置に移動される可動コインガイド(230)を配置し、前記可動コインガイドと一体的に移動可能であって、かつ前記第1ガイドの前記被動部が形成された反対側にストッパを配置し、前記ストッパは、前記第1ガイドの前記下段側面が前記ガイド穴の周面を構成する位置にある場合、前記第1ガイドの下面と当接して前記第1ガイドの移動を規制し、前記第1ガイドの前記上段側面が前記ガイド穴の周面を構成する位置にある場合、前記第1ガイドの下方から待避して前記第1ガイドの上段部側面を構成する位置まで移動可能とし、前記第1ガイドの前記被動部が前記可動コインガイドによって案内される第2直径コインによって押し下げられて前記上段側面が前記ガイド穴の周面構成位置に移動された場合、前記第1ガイドの下端と当接して前記第1直径ガイド部の位置に保持され、かつ、第2直径ガイド部が前記ガイド穴の周面構成位置に移動された場合、前記第1ガイドの下面に当接する位置に保持されることが好ましい。
この構成において、保留ボウル内にバラ積み状態で保留されたコインは、回転ディスクの回転によって通孔に落下して一つずつ区分けされる。
区分けされたコインは押動部によって押されて回転ディスクと一体に回動され、出口開口において回転ディスクの周方向へ案内され、第1ガイドと第2ガイドとに挟まれる。
回転ディスクの回転によってさらに押し出されるコインは弾発力に反して第2ガイドを第1ガイドから引き離す。
さらにlコインが回転ディスクによって押し出さると、コインの直径部が第1ガイドと第2ガイドとの間を通過した直後、第2ガイドに付加されている弾発力により出口通路へ向かって弾き出される。
第2ガイドの移動がコイン検知装置よって検知され、払出コイン計数のための信号が出力される。
第1ガイドは、第1直径コインに対応する第1直径ガイド部及び第2直径コインに対応する第2直径ガイド部を有している。
第1ガイドの第1直径ガイド部及び第2直径ガイド部は、対応する第1直径コイン又は第2直径コインのコインが用いられた場合、第2ガイドは何れのコインであっても同一の移動量になるよう設定されている。
したがって、第1ガイドの第1直径ガイド部または第2直径ガイド部と第2ガイドとの間にそれらに対応する直径のコインが挟まれた場合、第2ガイドは同一の移動量になるので何らコイン検知装置の調整をすることなくコインを検知することができる。
本発明のコインホッパにおいて、回転ディスクは有底円形鍋形のガイド穴内に配置され、前記第1ガイド及び第2ガイドは前記ガイド穴の周面の出口開口に配置され、前記第1ガイドの側面は前記ガイド穴の周面の一部を構成する。
この構成において、第1ガイドがガイド穴の周面の一部を構成する。
換言すれば、第1直径ガイド部又は第2直径ガイド部の何れが第2ガイドに相対する場合であっても、第1ガイドの側面はガイド穴の周面の一部を構成する。
これにより、回転ディスクの押動部によって押動されるコインは、第1直径ガイド部又は第2直径ガイド部に達するまでガイド穴内面に案内されるので、安定した払出しをすることができる利点がある。
本発明のコインホッパにおいて、前記回転ディスクの回転中心側に第2案内体を配置し、前記第2案内体に相対するガイド穴周面に、小径コインガイド位置と大径コインガイド位置とに選択的に位置可能であって、前記小径コインガイド位置に弾性的に保持され、大径コインが前記第2案内体によって案内された場合、前記第2直径コインによって前記大径コインガイド位置に移動される可動コインガイドを配置し、前記第1ガイドは前記可動コインガイドによって案内される第2直径コインによって前記第2直径ガイド部が前記第2ガイドに相対するよう移動される被動部を有する。
この構成において、回転ディスクの押動部によって押動される過程において、第1直径コインは遠心力によって外方へ力を受けつつとも連れされるので、第2案内体には大概案内されず、小径コインガイド位置に弾性的に位置している可動コインガイドに案内されつつ第1直径ガイド部に到達する。
そして、第1直径コインは第1直径ガイド部と第2ガイドによって挟まれ、第2直径コインの直径部の通過直後に弾き出される。
第2直径コインが回転ディスクの押動部によって押動される過程において、当該第2直径コインは第2案内体によって回転ディスクの周方向へ案内される。
周方向に案内された第2直径コインは第2直径コインに対応する位置に選択的に位置される可動コインガイドにより案内されて第2直径ガイド部に到達し、第2直径ガイド部と第2ガイドとの間に挟まれ、第2直径コインの直径部の通過直後に弾き出される。
これにより、小径コインガイド位置に位置する可動ガイドによって第1直径コインは第1コインガイド部に、大径コインガイド位置に位置する可動ガイドによって第2直径コインは第2コインガイド部に確実に案内されるので、コインを安定して弾き出すことができる。
そして、第1直径ガイド部及び第2直径ガイド部にコインが案内される場合とも第2コインガイドの移動量が同一に設定されているので、コイン計数装置のセンサ位置を調整する必要がない利点がある。
換言すれば、第1直径コインと第2直径コインとが混在或いはそれらコインが交換使用されても何ら調整することなく払い出すことができる利点がある。
本発明のコインホッパにおいて、可動コインガイドを小径コイン案内位置に固定する第1ガイド固定手段を設け、前記第1ガイド固定手段の固定に連動して前記第1ガイドを前記第1直径ガイド部と前記第2ガイドとが相対する位置に固定する。
この構成において、可動コインガイドは第1ガイド固定手段によって第1直径コインに対応する位置に固定される。
換言すれば、小径コインが用いられる場合、第1ガイドは固定状態に配置される。
これにより、第1ガイドの位置が固定されるので、コインの払出し通路に不正防止手段を配置できる利点がある。
本発明のコインホッパにおいて、前記回転ディスクの下側にコインの厚み二枚未満の間隔で平行に配置されたコイン受板を有し、前記コインが前記コイン受板と前記回転ディスクとの間に存する状態で前記第1ガイドの被動部を押すよう配置されている。
この構成において、コインが回転ディスクの周縁に位置している場合、コイン受板と回転ディスクの裏面との間に位置規制される。
換言すれば、コインはコイン受板と回転ディスクの裏面との間でのみ移動できるので、被動部を押す場合、コインは回転ディスク裏面によって規制された位置を超えて移動できない。
これにより、コインは被動部、換言すれば第1ガイドを確実に移動させることができるので、第2直径コインに適応して第2直径ガイド部を確実に第2ガイドに対応する位置に移動させることができる。
よって、確実に第1直径コインと第2直径コインとを同一のコインホッパを用いて払い出すことができ、かつ同一の設定条件でコイン計数用の信号を得ることができる利点がある。
本発明のコインホッパにおいて、上部開口を有するコイン保留ボウルの底孔に配置された孔付き回転ディスク、前記回転ディスクが配置される円形有底鍋形のガイド穴、前記ガイド穴の周面に位置する出口開口、前記出口開口から前記ガイド穴の周方向に延びる出口通路、前記出口通路の上面を覆う出口通路画定ガイド、前記出口通路における前記出口開口に隣接して固定状態に配置された第1ガイド、及び、前記出口通路における前記出口開口に隣接して前記第1ガイドに対し通常はコイン直径よりも小さい間隔で配置されると共に前記第1ガイドに向かって付勢され、かつ前記コインによって前記第1ガイドから離される第2ガイドを有し、前記回転ディスクの回転によって前記コインを前記出口開口に送り出して前記第2ガイドを前記第1ガイドに対し離した後、前記第2ガイドによって前記コインを弾いて前記出口通路から放出し、及び前記第2ガイドの移動を検知してコインの払出しを検知するようにしたコイン検知装置を有するコインホッパにおいて、前記第1ガイドは第1直径コインに対応する第1直径ガイド部及び第2直径コインに対応する第2直径ガイド部を有する共に前記ガイド穴の底面に対し直角方向に移動可能であり、コイン直径に対応して前記第1直径ガイド部又は第2直径ガイド部が前記第2ガイドとの間で前記コインを挟むよう選択的に位置され、前記第2ガイドが前記第1直径コイン及び前記第2直径コインによって同一の移動量になるよう設定されている。
この構成において、保留ボウル内にバラ積み状態に保留されたコインが回転ディスクの回転によって攪拌され、通孔に落下し、その一面がガイド穴の底面に支えられる。
当該コインは回転ディスクの裏面に形成された押動部によって押動され、出口開口に達する。
第1直径コインが用いられる場合、出口開口において当該コインは第1ガイドの第1直径ガイド部に案内されつつ回転ディスクの回転によって第2ガイドとの間に押し込まれ、当該コインの直径部が通過した直後、第2ガイドに付与されている弾発力によって弾き出される。
第2直径コインが用いられる場合、第2直径ガイド部が選択的に位置され、当該コインは第2ガイドとの間で挟まれて弾き出される。
第1直径ガイド部もしくは第2直径ガイド部と第2ガイトとの間で第1直径コイン又は第2直径コインを挟んだ場合であっても、第2ガイドの移動量が同一になるように設定されているので、計数装置のセッティングを変更することなく払出しコインを検知できる利点がある。
本発明のコインホッパにおいて、第1ガイドの前記第1直径ガイド部又は第2直径ガイド部が前記第2ガイドと共にコインを挟む位置に選択的に固定される固定手段を有する。
この構成において、第1直径ガイド部が第2ガイドとの間にコインを挟む位置に位置している場合、固定状態にされる。
これにより、コインの通路に不正防止手段を配置できるので、払出し口から器具を挿入することにより第2ガイドを強制移動させてコインを垂れ流し状態にする不正を防止する装置を装着できる利点がある。
本発明のコインホッパにおいて、第1ガイドは、前記ガイド穴に対して下段部と上段部を含む段付き体であり、前記下段部は前記ガイド穴の周面を構成する下段側面及び前記下段側面に連続配置された第1直径ガイド部が形成され、前記上段部は、前記ガイド穴の周面を構成する上段側面及び前記上段側面に連続配置された第2直径ガイド部が形成され、前記上段側面は前記下段側面より回転ディスクから遠い位置に配置され、前記下段側面の上端と前記上段側面の下端とは被動部により接続され、さらに、通常は前記下段側面がガイド穴の周面構成位置に弾性的に保持される。
この構成において、下段部と上段部は一体に移動可能であり、下段部を第2ガイドに相対させた場合、第1直径コインに適した位置に第1直径ガイド部が設置され、上段部を第2ガイドに相対させた場合、第2直径コインに適した位置に第2直径ガイド部が設置される。
また、下段部と上段部とは被動部によって接続されているので、被動部を押し下げることにより下段部が下方に移動され、上段部が第2ガイドに相対する。
これにより、コインにより被動部を押し下げることにより第2直径ガイド部を第2ガイドに相対させることができるので、コインの直径に対応して第1直径ガイド部及び第2直径ガイド部を選択的に位置させることができる。
よって、直径の異なるコインを何ら調整することなく払い出すことができる。
本発明のコインホッパにおいて、前記回転ディスクの回転中心側に第2案内体を配置し、前記第2案内体に相対するガイド穴周面に、小径コインガイド位置と大径コインガイド位置とに選択的に位置可能であって、前記小径コインガイド位置に弾性的に保持され、第2直径コインが前記第2案内体によって案内された場合、前記第2直径コインによって前記大径コインガイド位置に移動される可動コインガイドを配置し、前記第1ガイドの前記被動部が前記可動コインガイドによって案内される第2直径コインによって押し下げられて前記上段側面がガイド穴の周面構成位置に移動され、かつ、前記第2直径ガイド部が前記第2ガイドとの相対位置に移動される。
この構成において、第2直径コインは第2案内体によって、回転ディスクの周方向に案内され、可動コインガイドを移動させる。
可動コインガイドの移動により、回転ディスクによって移動される第2直径コインは第1ガイドの被動部に相対する位置を移動可能になる。
これにより第2直径コインは第1ガイドを押し下げて第2直径ガイド部が第2ガイドに相対させるので、第2直径コインは第2直径ガイド部と第2ガイドとの間に挟まれた後、弾き出される。
第1直径コインの場合、第2案内体によって案内されないので、第1ガイドは従前の状態を継続する。
これにより、第1直径コインは下段の側面によって案内されつつ第1直径ガイド部に達し、第2ガイドによって弾き出される。
これにより、自動的に第1ガイドの位置が払い出されるコインの直径に応じて変えられるため、何ら調整せずとも直径の異なるコインを払出すことができる。
本発明の最良の形態は、上部開口を有するコイン保留ボウルの底孔に配置された孔付き回転ディスク、前記回転ディスクが配置される円形有底鍋形のガイド穴、前記ガイド穴の周面に位置する出口開口、前記出口開口から前記ガイド穴の周方向に延びる出口通路、前記出口通路の上面を覆う出口通路画定ガイド、前記出口通路における前記出口開口に隣接して固定状態に配置された第1ガイド、及び、前記出口通路における前記出口開口に隣接して前記第1ガイドに対し通常はコイン直径よりも小さい間隔で配置されると共に前記第1ガイドに向かって弾性的に付勢され、かつ前記コインによって前記第1ガイドから離される第2ガイドを有し、前記回転ディスクの回転によって前記コインを前記出口開口に送り出して前記第2ガイドを前記第1ガイドに対し離した後、前記第2ガイドによって前記コインを弾いて前記出口通路から放出し、及び前記第2ガイドの移動を検知してコインの払出しを検知するようにしたコイン検知装置を有するコインホッパにおいて、前記第1ガイドは、前記ガイド穴に対して下段部と上段部を含む段付き体であり、前記下段部は前記ガイド穴の周面を構成する下段側面及び前記下段側面に連続配置された第1直径ガイド部が形成され、前記上段部は、前記ガイド穴の周面を構成する上段側面及び前記上段側面に連続配置された第2直径ガイド部が形成され、前記上段側面は前記下段側面より回転ディスクから遠い位置に配置され、前記下段側面の上端と前記上段側面の下端とは被動部により接続され、さらに、通常は前記下段側面がガイド穴の周面構成位置に弾性的に保持され、前記第1直径ガイド部が前記第2ガイドとの間で前記コインを挟むよう選択的に位置され、前記回転ディスクの回転中心側に第2案内体を配置し、前記第2案内体に相対するガイド穴周面に、小径コインガイド位置と大径コインガイド位置とに選択的に位置可能であって、前記小径コインガイド位置に弾性的に保持され、第2直径コインが前記第2案内体によって案内された場合、前記第2直径コインによって前記大径コインガイド位置に移動される可動コインガイドを配置し、前記第1ガイドの前記被動部が前記可動コインガイドによって案内される第2直径コインによって押し下げられて前記上段側面がガイド穴の周面構成位置に移動され、かつ、前記第2直径ガイド部が前記第2ガイドとの相対位置に移動され、第2直径コインの場合前記被動部が第2直径コインにより押されて前記第2直径ガイド部が前記第2ガイドに相対位置され、前記第2ガイドが前記第1直径コイン及び前記第2直径コインによって同一の移動量になるよう設定されていることを特徴とするコインホッパである。
図1は、実施例1のコインホッパの斜視図である。
図2は、実施例1のコインホッパの保留ボウルを外した状態のベース及び回転ディスクの分解斜視図である。
図3は、実施例1のコインホッパの回転ディスクを装着したベースの平面図である。
図4は、図3におけるA−A断面図である。
図5は、実施例1のコインホッパのホッパベースの裏面図である。
図6は、実施例1のコインホッパの回転ディスクの側面図である。
図7は、図6におけるB−B断面図である。
図8は、実施例1のコインホッパの第1ガイドの拡大斜視図である。
図9は、実施例1のコインホッパの第1ガイドの作用説明図である。
図10は、実施例1のコインホッパにおいて第1直径コインが払い出される場合の作用説明図である。
図11は、実施例1のコインホッパにおいて第2直径コインが払い出される場合の作用説明図である。
各実施例において、第1直径コイン102Aは小径コイン、例えば直径25ミリのコイン、第2直径コイン102Bは大径コイン、例えば直径30ミリのコインを意味する。
まず、コインホッパ100の概要を図1を参照して説明する。
コインホッパ100は、バラ積み状態で保留された円板形のコイン102を一つずつ払い出す機能を有する。
コインホッパ100は、少なくともフレーム104、ホッパベース106、保留ボウル108、回転ディスク110、コイン102の周方向案内装置112、弾出装置114、出口通路116、コイン検知装置118、及び出口通路画定装置120を含んでいる。
まずフレーム104を図1を参照して説明する。
フレーム104はホッパベース106及び保留ボウル108を支持する機能を有し、樹脂にて射出成型された矩形の筒状をしている。
フレーム104は、下端のベース122、及び、ベース122に一体化され上向きに延びる矩形筒形のサポート部124を含んでいる。
サポート部124の中空部には、制御基板や回転ディスク110の駆動のための電気モータ等が配置され、頭部は斜めに形成されている。
次にホッパベース106を図2及び図3を参照して説明する。
ホッパベース106は、保留ボウル108、回転ディスク110、周方向案内装置112、弾出装置114、及びコイン検知装置118を所定の位置に保持する機能、及び、回転ディスク110によって移動されるコイン102を案内する機能を有する。
ホッパベース106は、矩形の厚板状を呈し、サポート部124の頂部に固定されている。
換言すれば、ホッパベース106は、所定の角度で傾斜している。
図3に示すように、ホッパベース106は上面130の中央に位置する有底かつ円形鍋形のガイド穴132、上下端部に形成した保留ボウル108の第1取付部134A、134B及び第2取付部136A、136B、ガイド穴132の周面の一部を開口した出口開口138、裏面側にコイン検知装置118の取付部140及び周方向案内装置112の取付部142(図5参照)を含んでいる。
ガイド穴132の底面144は、大凡平面であり、中央に、回転ディスク110を取り付ける回転軸146が貫通する軸孔148が形成されている。
回転ディスク110によって押動されるコイン102は、その下面がガイド穴132の底面144上を滑りつつ、かつ、その周面がガイド穴132の周面である周壁150に案内されつつ移動する。
出口開口138に臨んで後述の弾出装置114が配置されている。
次に、保留ボウル108を図1を参照して説明する。
保留ボウル108は、コイン102をバラ済み状態に貯留する機能を有する。
保留ボウル108の下端部152は、ガイド穴132とほぼ同一径の円筒状であって、ホッパベース106に対し直交方向に延びている。
換言すれば、下端部152は斜め上方に向かって伸びており、その上端部は四角形状に拡大する貯留部154が形成され、上端はコイン102を投入するための上部開口156になっている。
下端部152の円筒内の底穴に回転ディスク110の上部が配置されている。
保留ボウル108の貯留部154と下端部152は傾斜壁によって接続され、その上に乗ったコイン102は、重力によって自然滑落し、下方の回転ディスク110上に落下する。
回転ディスク110の上方に回転ディスク110に向かって下向きに傾斜する規制板153が配置され、回転ディスク110上に位置可能なコイン102の量を規制している。
規制板153上のコイン102はその傾斜によって回転ディスク110上に自然滑落する。
また、規制板153は一端を支点に回動可能に設けられ、コインジャムが生じた場合、規制板153を上方に回動させることによりジャムの解消作業が容易にできるようにしてある。
第1取付部134A、134B及び第2取付部136A、136Bに保留ボウル108の下部に形成した係止部(図示せず)を係止することにより、保留ボウル108を簡単操作でホッパベース106に取付け、取外しできるようにしてある。
次に回転ディスク110を図3、図6及び図7を参照して説明する。
回転ディスク110は、保留ボウル108にバラ積み状態に保留されるコイン102を一つずつ区分けし、弾出装置114に搬送する機能を有する。
回転ディスク110は、電気モータ155(図5参照)によって減速機157を介して回転駆動される。
回転ディスク110には、回転軸線を中心とする所定半径の円上であって等間隔に円形の通孔158が形成され、通孔158の上面側は、下向き錐形の導入部160が形成されている。
また、中央部には円錐形であって、かつ、回転軸146を取付けると共にコイン102の攪拌のための中央凸部162が形成されている。
回転ディスク110は、その下部がガイド穴132内にその周面が周壁150に対し、また上部は保留ボウル108の下端部152の底孔内に僅かな隙間を空けて配置されている。
回転ディスク110の裏面161である通孔158を区画するリブ164の下面には、コイン102を押し出すための第1押出部166及び第2押出部168が通孔158のそれぞれに相対して下向きに突出形成されている。
第1押出部166及び第2押出部168の第1押出面166A、及び第2押出面168A(図7参照)は、回転ディスク110の中心部から伸びるインボリュート曲線上に位置している。
第1押出部166と第2押出部168との間には、後述の周方向案内装置112を構成する規制体112通過のための第1溝170及び第2直径コイン102Bを案内する第2案内体229のための第2溝172が形成されている。
第1押出部166と第2押出部168の先端(下端)にはリング形のコイン受板174が回転ディスク110の回転軸線と同軸に固定されている。
詳述すれば、回転ディスク110の裏面161とコイン受板174の上面178とは平行をなし、コイン102の厚み二枚相当未満の間隔に設定されている。
コイン受板174は、その外径は回転ディスク110の外径よりも僅かに小さく、内径は通孔158の中心よりも僅かに外側に位置する関係に形成されている。
コイン受板174は、ガイド穴132の底面144に回転軸146と同心に形成されたリング溝176内を回転するよう配置される。
このときコイン受板174の上面178はガイド穴132の底面144と同一平面内に配置される。
この構成により、通孔158に落下したコイン102は、コイン受板174及び底面144に支えられ、第1押出部166及び第2押出部168によって押動されるので、底面144に対してはスライドする。
回転ディスク110が回転した場合、その上に載っているコイン102は通孔158、中央凸部162等によって攪拌され、姿勢が変化させられて通孔158に落下する。
落下したコイン102はその下面の外周側はコイン受板174の上面178、内周側は底面144によって支えられる。
そして、回転ディスク110の回転によって第1押出面166A及び第2押出面168Aによって押動されて回転ディスク110と共に連れ回りされる。
このとき、コイン102の内周側下面は底面144上をスライドし、周面は周壁150に案内されるが、周壁150に対する接触圧は殆どが遠心力に基づくものであるので大きな接触圧ではない。
連れ回り過程において、周方向案内装置112によって連れ回りを阻止されたコイン102は回転ディスク110の周方向へ案内され、最終的に第2押出面168Aの回動域外へ押し出される。
次に周方向案内装置112を図2及び図3を参照して説明する。
周方向案内装置112は、第1押出部166、第2押出部168によって押動されるコイン102を、回転ディスク110の周方向に案内し、出口開口138に誘導する機能を有する。

具体的には、ホッパベース106を下側から上側に貫通し、回転ディスク110に向かって伸びる円柱ピン状の規制体180が配置されている。
換言すれば、規制体180はコイン102の移動経路182に突出している。
規制体180は、ホッパベース106の裏面の取付部142に取り付けた退避装置184に取り付けられている。
退避装置184は、取付部142に一端を固定ピン173によって固定された板バネ186の他端に規制体180が固定されている。
これにより、第1押出部166、第2押出部168によって押動されるコイン102は規制体180によって移動を阻止されるので、出口開口138側へ案内される。
規制体180の反対側先端には斜面が形成され、回転ディスク110が逆転した場合、コイン102は当該斜面に乗り上げて逆転可能となる。
なお、規制体180を用いずともコイン102が出口開口138に自ずと移動する場合、それらを配置する必要はない。
換言すれば、回転ディスク110の直径が大きく、第1押出部166及び第2押出部168によってコイン102を回転ディスク110の周方向へ誘導できる場合、規制体180を配置する必要は無い。
規制体180がコイン102から所定の横方向の力を受けた場合、板バネ186が弾性変形して規制体180は底面144の下方に向かって移動可能であり、コイン102がそれを乗り越えて移動可能になり、回転ディスク110と共に移動できる。
次に出口開口138を図3を参照して説明する。
出口開口138は、周方向案内装置112の側方のガイド穴132の周壁150が所定長にわたって切除された矩形の開口である。
実施例1においては、第1ガイド188及び第2ガイド190によってコイン102の出口が画定されるので、これらの間が出口開口138である。
出口開口138の長さ(ガイド穴132の周方向の長さ)は、コイン102が通過するに十分な長さである。
次に出口通路116を図3を参照して説明する。
出口通路116は、弾出装置114によって弾き出されたコイン102を案内する機能を有する。
出口通路116は、出口開口138に連続して回転ディスク110の周方向に伸びる薄板状の通路である。
出口通路116は、ホッパベース106に形成された凹溝191、第1ガイド188、第2ガイド190及び凹溝191の上側解放面を覆う保留ボウル108の下端に形成した板状体の一部である出口通路画定ガイド193によって画定され、回転ディスク110の周方向に伸びている。
凹溝191の底面196は、底面144と同一平面内に配置され、第2押出部168によって押し出されるコイン102の下面が案内される。
出口通路画定装置120は、実施例1においてはホッパベース106及び出口通路画定ガイド193により構成される。
しかし、コイン102の通路を画定する構造であれば、他の構成を採用できる。
次に弾出装置114を図3及び図5を参照して説明する。
弾出装置114は、回転ディスク110によって一枚ずつ区分けされて送り出されるコイン102をひとつずつ弾き出す機能を有する。
弾出装置114は、第1ガイド188、第2ガイド190及び付勢手段216を含んでいる。
次に第1ガイド188を図3、図4、図8及び図9を参照して説明する。
本発明の第1ガイド188は、第1直径コイン102A又は第2直径コイン102Bが払い出される何れの場合であっても、第2ガイド190の移動量が同一になるようにする機能を有する。
第1ガイド188は、段付き型板状体であって、ホッパベース106のガイド穴132に隣接形成される装着孔198にホッパベース106に対し直角方向である上下方向に移動自在に配置される。
換言すれば、第1ガイド188はホッパベース106に対する上下方向に移動可能に出口開口138の一端部に配置されている。
本発明の第1ガイド188は、下段部192の上に上段部194を重ねた側面視階段状を呈している。
下段部192は、少なくともガイド穴132の周壁を構成する直線状の第1側面192A及び当該第1側面192Aに連続する第1直径コイン102Aに対応する弧状の第1直径ガイド部192Bを含んでいる。
上段部194は、回転軸146を基準にした場合少なくとも第1側面192Aよりも外方にあって第1側面192Aと平行に形成された第2側面194A及び当該第2側面194Aに連続する第2直径コイン102Bに対応する弧状の第2直径ガイド部194Bを含んでいる。
第1直径ガイド部192Bは第1側面192Aに対し約90度の円弧をなす円弧面であり、凹溝191の底面196に隣接し、ガイド穴132の周壁150から僅かに外側に位置する。
第1ガイド188の下段部192の第1側面192Aの上端と上段部194の第2側面194Aの下端は面接続され、被動部199に形成されている。
被動部199は、第1側面192Aの上端と第2側面194Aの下端とを所定幅で接続する平面視矩形のL形の平面であり、図11(B)に示すように第2直径コイン102Bの直径に対し大凡五分の一から六分の一の幅を有する。
換言すれば、被動部199は第1ガイド188のガイド穴132側の上面に形成され、図4に示すように、第1案内位置GP1に位置する場合、底面196に対しコインの進行方向に対し前上がりの登り斜面を形成する。
コインの進行方向前位側において、被動部199は底面196よりも下方に位置しているので、回転ディスク110によって連れ回りされる第2直径コイン102Bは後述の第2案内体229によって案内された場合、被動部199に乗り上げることができる。
被動部199に続いて弧状の第1直径ガイド部192B並びに第2直径ガイド部194Bに対応する部分及び出口通路116に対応する部分に平面部201が形成されている。
これにより、被動部199と平面部201によってL形のコインの下面を案内する案内部203を形成してある。コインを円滑に案内するためである。
しかし、案内部203は少なくとも被動部199及び弧状の第1直径ガイド部192B及び第2直径ガイド部194Bに相対する部分に形成されていれば良い。
換言すれば、出口通路116に相対する案内部203は設けなくとも良いが、案内部203を出口通路116の出口252近くまで形成することにより、出口252の幅を可及的に狭く形成することが可能であり、出口252からの器具の挿入を可及的に防止できる利点がある。
第1ガイド188はベースプレート裏面から下方に突出する軸受200A、200Bに端部をそれぞれ支持された支軸202に回転自在にコイン102の移動方向に対しその上流側端部が支持されている。
図9(B)に示すように第1ガイド188の先端204の下面とホッパベース106の裏面にチャンネル型に形成したバネ座206との間に配置したスプリング208の弾発力により、第1ガイド188は底面196から突出する方向に付勢力を付与されている。
しかし、先端204の一部207をホッパベース106の裏面に当接させることにより第1側面192A及び第1直径ガイド部192Bが第1直径コイン102Aの案内に適した突出量、底面196から突出した状態で静止される(図8の状態、図9(B)における鎖線位置)。
換言すれば、通常、第1ガイド188は所定の弾発力で第1直径ガイド部192Bが第2ガイド190と相対する第1直径コイン102Aの第1案内位置GP1に保持される。
さらに換言すれば、図4に示すように第1ガイド188が第1案内位置GP1に位置する場合、被動部199は底面144に対し傾斜し、また平面部201は底面144に対し平行をなすように設定される。
第1直径ガイド部192Bと第1直径コイン102Aとを線接触させ、第2ガイド190による弾き出し方向を安定させるためである。
第1ガイド188が支軸202を支点に第1案内位置GP1から図9(B)に示すように時計方向へ回動した場合、第1側192A及び第1直径ガイド部192Bは底面196よりも下方に下がり装着孔198内に隠れる。
これに伴って、第2側面194A及び第2直径ガイド部194Bが第2ガイド190と相対する位置に移動し、被動部199が底面196と同一平面内に位置する。
換言すれば、第2側面194A及び第2直径ガイド部194Bが第2直径コイン102Bの第2案内位置GP2に位置する。
第1ガイド188が第2案内位置GP2に位置する場合、平面部201は底面144に対し下方に位置する。
また、第1直径ガイド部192Bが第1直径コイン102Aの直径部を後述の第2ガイド190との間で挟んだ場合、及び第2直径ガイド部194Bが第2直径コイン102Bの直径部を第2ガイド190との間で挟んだ場合の何れの場合であっても、第2ガイド190の移動位置が同一になるよう第1直径ガイド部192B、第2直径ガイド部194Bの位置が定められている。
具体的には、第1側面192Aよりも第2側面194Aが回転ディスク110の回転軸線に対して遠い位置にあり、第2直径ガイド部194Bは第1直径ガイド部192Bよりも前記回転軸線から遠く、かつ、第2ガイド190の待機位置SPから離れた位置に配置されている。
次に第2ガイド190を図3及び図5を参照して説明する。
第2ガイド190は移動可能に設けられ、第1直径ガイド部192Bもしくは第2直径ガイド部194Bとの間で第1直径コイン102A又は第2直径コイン102Bを選択的に挟んで弾き出す機能を有する。
第2ガイド190は、本実施例1では支軸212に回転自在に支持されたローラ214である。
第2ガイド190は、回転ディスク110及び第1ガイド188の側方に配置され、出口通路116の一側壁を構成している。
支軸212は、ホッパベース106の裏面に下向きに固定された固定軸218にピボット運動可能に取り付けられた揺動レバ220の一端部に固定され、ホッパベース106の長孔221を通って出口開口138に隣接し、かつ第1ガイド188に対し所定距離離れた出口通路116に位置している。
ホッパベース106の下面に突出する固定ピン173と揺動レバ220との間に掛止めした付勢手段216、具体的にはスプリング224が掛止され、ローラ214が第1ガイド188に近づくよう図3において反時計方向(図5において時計方向)に付勢されている。
付勢手段216は、第2ガイド190を第1ガイド188に弾性的に近づける機能を有している。
通常、揺動レバ220は一体に形成された被係止部226がホッパベース106の裏面に形成された係止部228によって係止されることにより、第1ガイド188に対し第1直径コイン102Aの直径よりも小さい間隔で停止された待機位置SPにおいて静止している。
第1直径コイン102A又は第2直径コイン102Bの直径部が第1直径ガイド部192B又は第2直径ガイド部194Bと第2ガイド190との間に移動した場合、図3に鎖線で示すように第2ガイド190が払出位置DPに移動された後、付勢手段216の弾発力でコイン102を出口通路116へ弾き出す。
なお、第2ガイド190は揺動レバ220によってピボット運動を行うが、直線運動により第1ガイド188に対し接近、離隔するよう変更することができる。
また、付勢手段216は、スプリングの他、電磁アクチュエータ、空気アクチュエータ等同様の機能を有する装置に変更することができる。
次に第2案内体229を図3及び図5を参照して説明する。
第2案内体229は、規制体180よりも回転ディスク110の回転軸線に近い位置における底面144上に突出配置され、第2直径コイン102Bを回転ディスク110の周方向へ案内する機能を有する。
第2案内体229によって第2直径コイン102Bが案内された場合、第2直径コイン102Bは後述の可動コインガイド230を所定量、具体的には第2直径コイン102Bの一部が第1ガイド188の被動部199に相対する位置まで移動させる。
第2案内体229は、ホッパベース106の裏面に一端をピン225に固定した板バネ227の他端に固定され、ホッパベース106の貫通孔231(図8参照)を下側から上側に貫通して底面144上に突出し、その先端は回転ディスク110の第2溝172に位置している。
第1直径コイン102Aが回転ディスク110に連れ回りされる場合、その外側外縁はガイド穴132の周壁150に沿って移動するため、第2案内体229に案内されることは殆どない。
しかし、第2直径コイン102Bが周壁150に沿って移動する場合、その内側外縁は第2案内体229に案内され、ガイド穴132の周方向に強制的に移動され、後述の可動コインガイド230を移動させる。
次に可動コインガイド230を図2、図3及び図8を参照しつつ説明する。
可動コインガイド230は、ガイド穴132の周壁150の一部を構成し、第1直径コイン102A及び第2直径コイン102Bを案内する機能を有する。
特に、第2直径コイン102Bを第1ガイド188の被動部199に案内する機能を有する。
可動コインガイド230は、ホッパベース106の上面であって装着孔198及びガイド穴132に連通形成された凹部233に配置されたコインの厚みと同様の所定の厚みを有する可動板232である。
可動板232はホッパベース106の上面に垂立する回動軸234に回動自在に支持され、底面144と同一平面内に配置される凹部233の底面と平行に揺動運動可能に配置される。
可動板232のガイド穴132側の側面236はガイド穴132の周壁150を構成する。
可動板232は、その裏面からホッパベース106を貫通して下方に突出する掛止突起296とホッパベース106の裏面に突出する固定の掛止ピン240との間に係止されたスプリング242によってガイド穴132に向かうよう付勢される。
可動板232は、ストッパ245によって係止され、側面236が第1直径コイン102Aに適した周壁150になるよう静止状態に保持される。
しかし、第2案内体229によって第2直径コイン102Bが周方向へ案内された場合、当該第2直径コイン102Bによって可動コインガイド230は所定量回動される。
この回動によって、側面236の先端は、第2側面194Aになめらかに連続する位置に移動される(図11(A)の状態)。
これにより第2直径コイン102Bは、可動コインガイド230に案内されつつ被動部199に達し、第1ガイド188をスプリング208の弾発力に抗して押し下げる。
これにより、被動部199が底面196と同一平面内に位置するので、第2直径コイン102Bは引き続いて第2側面194Aによって案内されて第2直径ガイド部194Bに達する。
そして、前述のように第2ガイド190によって弾き出される。
可動コインガイド230は第2直径コイン102Bが通過した後、スプリング242の弾発力によってストッパ245に係止されるまで戻される。
第2直径コイン102Bが弾き出された後、第1ガイド188に対し下向きに押し下げる力は消滅するので、第1ガイド188はスプリング208によって押し上げられ、先端204の一部207がホッパベース106の裏面に当接するまで回動される、
これにより、第1側面192A及び第1直径ガイド192Bが第1直径コイン102Aを案内する第1案内位置GP1に復帰する。
次にコイン検知装置118を図5を参照して説明する。
コイン検知装置118は、コイン102による第2ガイド190の移動を直接的又は間接的に検知して検知信号DSを出力する機能を有する。
実施例1のコイン検知装置118は、第2ガイド190、第2ガイド190を支持する揺動レバ220、揺動レバ220に連動して移動する作用片243及び作用片243の検知手段244を含んでいる。
作用片243は、揺動レバ220と一体に形成され、固定軸218を中心とする円弧状に所定の長さで位置する被検知部246である。
検知手段244は、被検知部246を検知した場合、「H」又は「L」の電気的な検知信号DSを出力する機能を有する。
実施例1の検知手段244は、透過形の光電センサ248である。
光電センサ248は、ホッパベース106の裏面に取付部250を介して固定されている。
実施例1において光電センサ248はサポート部124で囲われたホッパベース106の下方に位置するので、外部から不正にアクセスすることが極めて困難である。
コイン102によって第2ガイド190が払出位置DPへ移動された場合、図5に鎖線で示すように被検知部246が投光部から受光部への投射光を遮断する。
この遮断によって、光電センサ248の出力は「H」から「L」になる。
第2ガイド190が払出位置DPから待機位置SPへ位置する場合、被検知部246が投光部と受光部の間から外れるので、光電センサ248の出力は「L」から「H」になる。
光電センサ248の出力が「L」から「H」に変化したときに検知信号DSを出力する。
この検知信号DSをカウントすることにより、払い出したコイン102の数を知ることができる。
したがって、検知手段244は、同様の機能を有する他の方式に変更することができ、センサ248は反射式光電センサ、金属センサ等他のセンサに変更することができる。
さらに、揺動レバ220または第2ガイド190の移動を直接検知することによりコイン検知装置118を構成することができる。
前述したように、第1直径コイン102Aと第2直径コイン102Bの何れが払い出される場合であっても、第2ガイド190の移動量は同一である。
したがって、作用片243がこれら第1直径コイン102A又は第2直径コイン102Bにより移動される場合、被検知部246が光電センサ248の光軸を遮断しているタイミングは同一になり、コイン直径に適合するように調整する必要がない。
厳密には、コイン102の直径差により被検知部246の移動開始タイミング及び移動終了タイミングが僅かに異なる。
しかし、直径において5ミリ程度の差であれば無視し得る程度のタイミング差であり、実質的に同一と考えることができる。
次に実施例1の作用を説明する。
第1直径コイン102Aの直径が25ミリ、第2直径コイン102Bの直径が30ミリである場合の作用を説明する。
第1ガイド188は何ら外力を受けないので、スプリング208によって第1案内位置GP1に静止している。
まず、第1直径コイン102Aが払い出される場合を図10をも参照して説明する。
第1直径コイン102Aの払出信号指示信号を受けた場合、電気モータ155が回転し、減速機157及び回転軸146を介して回転ディスク110が図3において時計方向に回転される。
回転ディスク110の回転により、第1直径コイン102Aは通孔158に落下し、その外周側半分はコイン受板174の上面178に支えられ、内側半分は底面144に支えられる。
これにより第1直径コイン102Aは、第1押出部166により押されてその内側半分がガイド穴132の底面144上を滑り、かつ、周面は周壁150に案内されつつ回転ディスク110と共に連れ回りされる。
このとき、第1直径コイン102Aは第1押出部166によりその外向き円弧面を押されるので第1直径コイン102Aを回転中心側に押す力を受け、回転による遠心力が第1直径コイン102Aに作用するものの周壁150、側面236及び第1側面192Aとの接触圧力はほぼゼロの状態で移動する(図10(A))。
第1直径コイン102Aは、規制体180に達し、ガイド穴132、換言すれば回転ディスク110の周方向に案内される。
このとき、規制体180には横方向から力が加わるが、底面144に対しほぼ垂直状態を保つ。
第1直径コイン102Aの周方向への移動により、第1直径コイン102Aは第1ガイド188、換言すれば第1直径ガイド部192Bと第2ガイド190との間に達する(図10(B))。
第1直径コイン102Aは、第1押出部166に引き続いて第2押出部168によってさらに周方向へ押され、かつ、第1ガイド188は固定であるので、第2ガイド190が第1直径コイン102Aによって待機位置SPから払出位置DPへ移動される(図10(C))。
これにより、揺動レバ220が固定軸218を中心に図5において反時計方向へ回動される。
第1直径コイン102Aによって第2ガイド190が移動されるとき、揺動レバ220と一体にピボット運動する作用片243は、光電センサ248の投光部からの投射光を遮るため(図5鎖線示)、その出力は「H」から「L」に変化する。
第1直径コイン102Aは、その直径部が第1直径ガイド部192Bと第2ガイド190との間を通過した直後に付勢手段216の弾発力によって第2ガイド190を介してほぼ横方向に弾き出され、出口通路116を通って出口252から払い出される。
これにより、第2ガイド190は待機位置SPに戻る。
第2ガイド190の待機位置SPへの復帰動に連動して作用片243が光電センサ248の遮光を中断するので、投光部からの投射光が受光部に受光されるようになる。
これにより、光電センサ248の出力は「L」から「H」に変化する。
この「L」から「H」への出力変化に基づいて検知手段244が検知信号DSを出力する。
したがって、この検知信号DSをカウントすることにより出口252から払い出されたコイン102の数を計数することができる。
次に直径30ミリの第2直径コイン102Bが払い出される場合を図11を参照して説明する。
前述同様第1ガイド188は第1案内位置GP1に静止している。
前述と同様に第2直径コイン102Bは通孔158に落下し、回転ディスク110によって連れ回りされる。
第2直径コイン102Bは、第2案内体229によって案内され、回転ディスク110の周方向へ強制的に移動され、可動コインガイド230の側面236に押しつけられる。
これにより、可動コインガイド230は図3の位置から反時計方向へ回動される(図11(A))。
第2直径コイン102Bの外周側端部は第1ガイド188の被動部199に相対する位置に移動され、その直後その上に乗り上がる(図9(A)、図11(B))。
このとき第2直径コイン102Bの上面側の大部分は回転ディスク110の裏面161によって位置が規制されている。
換言すれば、第2直径コイン102Bは所定量以上上方へ移動できないから、第1ガイド188は支軸202を支点に時計方向に回動される(図9(B))。
これにより、第1ガイド188は第2案内位置GP2に移動する。
結果として、第2側面194A及び第2直径ガイド部194Bが第2直径コイン102Bを案内する。
この後、第2直径コイン102Bは、規制体180に案内されて(図11(C))第2直径ガイド部194Bと第2ガイド190との間に挟まれ、前述のように弾き出される(図11(D))。
第2ガイド190の移動により、前述のように検知手段244は検知信号DSを出力する。
次に図12から図15を参照して実施例2を説明する。
図12は本発明のコインホッパの実施例2における通常時における第1ガイド部の拡大平面図及びC-C断面図であり、実施例1と同様機能部には同一符号を付してある。
図13は本発明のコインホッパの実施例2における第1コインガイド部の平面図、背面図及びD-D線断面図である。
図14は本発明のコインホッパの実施例2における第2直径コインが払い出される際の第1ガイド部の拡大平面図及びE-E断面図である。
図15は本発明のコインホッパの実施例2における第1コインガイド部の平面図、背面図及びF-F線断面図である。
実施例2は、第1ガイド188を第1案内位置GP1において固定する第1ガイド固定手段260が配置されていることを特徴とする。
換言すれば、第1ガイド固定手段260は小径コイン固定手段である。
実施例2において、第1ガイド固定手段260は可動板232から第1ガイド188の上側に延びる第1ストッパ262及び第1ガイド188の下側に延びる第2ストッパ264を有する。
第1ストッパ262は、可動板232から第1ガイド188の被動部199上に延びている。
実施例2の被動部199は、一端207がホッパベース106の裏面に当接した状態において、コイン102の移動方向に対しつま先上がりの登り傾斜を呈している。
第1ストッパ262の被動部199に相対する下面は被動部199の傾斜と同一の傾斜を有し、当該被動部199と面接触可能である。
第2ストッパ264は、凹部233の底板の長孔266を貫通して可動コインガイド230の下端からホッパベース106の下方に延びる掛止突起296の周面から側方へ延びる突起である。
第1ガイド188から支軸202の反対側に延びる突起268が形成されている。
可動板232がスプリング242によってストッパ245に当接して静止している通常状態において、第2ストッパ264は突起268の上側に位置し(図13(B)(C))、第1ガイド188の反時計方向の回動を規制する。
換言すれば、第1ガイド188は、第1ストッパ262によって第1案内位置GP1からさらに上方への移動を阻止され、かつ、第2ストッパ264によって装着孔198内、すなわち第2案内位置GP2への移動を阻止される。
これにより、第1側面192Aが周壁150を構成し、及び第1直径ガイド部192Bが出口開口138を画定する位置に固定状態に保たれる。
第2直径コイン102Bが用いられる場合、前述のように第2直径コイン102Bは第2案内体229によって案内され可動コインガイド230を図14(A)に示すように回動軸234を支点に反時計方向に回動させる。
これにより、第2ストッパ264は突起268との相対位置から外れ、第1ガイド188は図15(C)に示すように反時計方向に回動可能になる。
換言すれば、第2直径コイン102Bが回転ディスク110によって連れ回りされる過程において、第1ガイド188の被動部199が第2直径コイン102Bによって押し下げられて第2案内位置GP2に移動し、第1側面192A及び第1ガイド部192Bが装着孔198内に待避し、第2側面194A及び第2ガイド部194Bが第2ガイド190と相対する位置に移動する。
これにより、第2直径コイン102Bは第2直径ガイド部194Bと第2ガイド190とによって弾き出される。第2直径コイン102Aが側面236を通過すると、可動コインガイド230はスプリング242の弾発力によって元の位置に戻されようとするが、突起268に当接し、戻ることができない。
第2直径コイン102Bが弾き出された後、第1ガイド188がスプリング208の弾発力により押し上げられ、第1側面192A及び第1直径ガイド部192Bが第1直径コイン102Aを案内する第1案内位置GP1に移動される。
突起268が図13(C)の位置に戻るので、第2ストッパ264も突起268の上側に移動することができる。
これにより、第1ガイド188は第1ストッパ262と第2ストッパ264とにより固定状態に維持される。
第1直径コイン102Aを払い出す場合、第1ガイド188は固定状態である。
そうすると、第1側面192A及び第1直径ガイド部192Bの位置が安定するので、第1直径コイン102Aの払出しが安定する利点がある。
第1直径ガイド部192Bが固定状態である場合、出口通路116に不正防止のための邪魔手段(例えば、本出願人の出願にかかる特開2007ー323530)を配置できる利点がある。
次に実施例3を説明する。
図16は本発明のコインホッパの実施例3における通常時における第1ガイド部の拡大平面図である。
実施例3は、第1ガイド188を第1案内位置GP1において手動で固定するための第1ガイド固定手段270を新たに設けたものである。
例えば、第1ガイド固定手段270は可動板232に貫通孔272を形成し、さらに、可動板232の通常位置における貫通孔272の下方のホッパベース106に有底の挿入穴(図示せず)を形成し、これら貫通孔272及び挿入穴に固定ピン274を挿入することで可動板232を固定可能に構成する。
可動板232が固定である場合、第1ガイド188は第1ストッパ262及び第2ストッパ264によって第1案内位置GP1に固定される。
これにより、第1ガイド188は固定されるので、外部からの操作によって強制的に移動されない。
また、第2直径コイン102Bが用いられる場合、可動コインガイド230が第2直径コイン102Bによって回動される位置に第2挿入穴(図示せず)を設け、固定ピンをこの第2挿入穴に挿入することによって第2直径コイン102Bの案内位置に適した位置に固定する。
さらに、第2側面194A及び第2直径ガイド部194Bが第2ガイド190に相対する位置に第1ガイド188を同様の固定手段(図示せず)により固定する。
第1直径ガイド部192B又は第2直径ガイド部194Bが固定された場合、出口通路116に不正防止のための邪魔手段を配置できる利点がある。
なお、第1ガイド固定手段270は第1ガイド188を直接固定状態することができる。
次に実施例4が図17〜図29を参照して説明される。
実施例4は、同一直径コイン102が連続して払い出される場合、可動コインガイド230が連続して対応する直径に適した位置に保持されると共に、外部から可動コインガイド230の位置を不正に可変できないようにしたことを特徴とする。
実施例1〜3と同一部品については同一符号を付し、異なる構造を説明するが、本実施例4は実施例2の改良として位置づけられる。
なお、実施例4における回転ディスク110は、実施例1の回転ディスク110のように、コイン受板174を装備していない公知の回転ディスク(例えば特開2004-334614参照)である。
換言すれば、通孔158に落下したコイン102は、底面144上をスライドしつつ回転ディスク110によって連れ回りされる。
実施例4の可動板232は回動軸234に回転自在に支持される。
回動軸234は、ホッパベース106から直角に上方へ突出配置される。
この構成によって、可動板232はホッパベース106と平行な仮想平面内において回動可能に支持される。
ブッシュ280は、出口通路116の上面を画定する板状の通路カバー282を貫通するスクリュウ284によってホッパベース106に固定される。
したがって、スクリュウ284及びブッシュ280によって回動軸234が構成される。
可動板232の回転ディスク110側の側面236は、周壁150を構成する。
可動板232の先端下面である第1ストッパ262は、第1ガイド188の第2被動部285に相対している。
可動板232の下方に当該可動板232と平行に延在する第1ガイドストッパ286が形成された第1ガイド規制体288が形成されている。
具体的には、第1ガイド規制体288と可動板232とは連結体292によって所定間隔で連結されている。
所定間隔とは、第1ガイド188が間に位置できる間隔である。
上記説明及び図24から明らかなように、可動板232、第1ガイド規制体288及び連結体292は横向きH形の揺動体290を構成している。
第1ガイドストッパ286は、可動板232の第1ストッパ262の下方に位置し、第1ガイド規制体288の先端部上面に上向きに突出形成される。
第1ガイドストッパ286の上面は、平面に形成され、第1ガイド188のガイド穴132側端部に形成した平坦な裏面294と面接触可能である(図26参照)。
以上の説明から明らかなように、可動板232、第1ガイド規制体288及び連結体292によって、出口通路116側が開口された横向きの凹部295が形成される。
凹部295には、第1ガイド188の軸受側端部が配置される。
第1ガイド規制体288は、その下面に金属製の補強プレート293があてがわれ、補強されている。
補強プレート293の先端部側方から下向きに突出する掛止突起296が形成され、ホッパベース106の下面から下向きに突出する掛止ピン240(図21参照)との間にスプリング242を係止することにより、第1ガイド規制体288及び連結体292を介して可動板232に対しガイド穴132に向かう所定の付勢力を作用させている。
第1ガイド規制体288の第1ガイドストッパ286の側面298は、ホッパベース106の下面に突出するストッパ302(図25参照)に所定位置において係止される。
第1ガイド規制体288がストッパ302に係止された場合、第1直径コイン102Aを案内する第1側面192Aがガイド穴132の周壁150を構成する第1案内位置GP1において静止状態を保つ。
スプリング242の弾発力は、第1直径コイン102Aが遠心力により第1側面192Aを外方へ向けて押す力では移動しないように設定され、第2案内体229によって第2直径コイン102Bが強制的にガイド穴132の周方向に移動された場合、可動板232が回動軸234を支点にガイド穴132の周方向へ回動されるように構成される。
次に第1ガイド188を説明する。
第1ガイド188は、ホッパベース106の裏面側であって、第1ストッパ262の中間に相当する位置に配置された軸受296(図21)に両端部を固定された支軸202に一端を回転自在に支持されている。
図23に示すように、第1ガイド188はホッパベース106の矩形の装着孔198内に上下方向に移動可能に配置され、図21に示すように第1ガイド188の下面から下向きに突出する掛止ピン304とホッパベース106の裏面から下向きに突出する掛止ピン306との間に掛止したスプリング208によって図26(E)において反時計方向に所定の力で付勢されている。
換言すれば、第1ガイド188は、その上端部が装着孔198から上方へ突出するように付勢されている。
さらに換言すれば、第1直径ガイド部192Bがホッパベース106の上面よりも突出するように弾性的に付勢されている。
掛止ピン304は、第1ガイド規制体288に形成した長孔である透孔305を貫通し、貫通した下端部にスプリング208が掛止されている。
透孔305は揺動体290、したがって可動板232が所定の範囲を回動可能なように、長孔になっている。
第1ガイド188は、第1側面192Aが第1案内位置GP1(図26(B))に位置する場合であっても、そのホッパベース106の外側の側面は、ホッパベース106の側面に露出しないよう構成され、不正に外部からの操作によって移動されないように囲われている。
換言すれば、第1ガイド188はホッパベース106の側壁297によってカバーされている。
第1ガイド188の先端部上面の被動部199及び平面部201に隣接して立方体形の大径案内体301がスクリュウ303によって固定されている。
大径案内体301の被動部199に隣接する側面は第2側面194A、及び平面部201に隣接する側面は第2直径ガイド部194Bである。
大径案内体301は耐久性を高めるため金属で構成し、第2直径ガイド部194Bは弧状に形成することが好ましい。
第1ガイド188の第1直径ガイド部192Bよりも下方の先端部側壁から三角板形状に突出する突部307には円板形の軟質樹脂製の緩衝体308が固定され、当該緩衝体308はホッパベース106の裏面のストッパ312(図26(B))に当接し、第1直径ガイド192Bが第1案内位置GP1に静止される。
この時、可動板232は第1直径コイン102Aに対応する第1周面案内位置P1に位置し、第1ガイドストッパ286の上面は第1ガイド188のガイド穴132側の側壁の裏面294に大凡密接する。
換言すれば、第1ガイドストッパ286が形成された第1ガイド規制体288は第1ガイド188の回動方向に対し直角方向の回動のみ可能であるので、第1ガイド188に対し押し下げる力が作用した場合であっても、第1ガイドストッパ286の位置は変わらず、第1ガイド188、換言すれば第1直径ガイド部192Bはガイド穴132の底面144に対する下方向へは移動できない。
また、このとき第1ストッパ262は被動部199側方の第1ガイド188の上面300に密接するので、第1ガイド188は底面144に対する上方にも回動できない。
結果として、第1ガイド188は上下方向に回動できず、底面144に対する上下方向において静止状態を保持する。
第1ガイド188は図26(B)(E)に示すように、側面視台形状であって、コインの移動方向に対し被動部199の上流側に隣接し第1ストッパ262と係合可能な上面300の上向き傾斜角度に対し、被動部199の傾斜角度の方が僅かに大きい。
第1ストッパ262は第1案内位置GP1に位置する第1ガイド188の上面300と同一の傾斜角度に形成される。
第1ストッパ262に対する作用力を面で受けるためである。
第2被動部285は、上面300に隣接し、当該上面300に対し反ガイド穴132側に形成され、ガイド穴132から離れるにしたがって上昇する斜面である。
第2被動部285は、可動板232が第2直径コイン102Bによって回動された場合、第2被動部285に当接し、第2被動部285の傾斜を利用して第1ガイド188を底面144に対し押し下げる。
第2被動部285に連なり、かつ当該第2被動部285よりも反ガイド穴132側に平坦部287が形成される。
平坦部287は、上面300に対し平行に形成されている。
平坦部287に第1ストッパ262が当接した場合、第2直径ガイド部194Bが第2ガイド190と相対する、換言すれば第2直径ガイド部194Bと第2ガイド190とによって第2直径コイン102Bを払い出す。
第1ガイドストッパ286は、図26(F)に示すように、第1ガイド188の幅に対し、小幅、の凡そ十分の一の幅で形成されている。
第1ガイド188のガイド穴132側の内側壁313(図26(A))は、第1ガイドストッパ286と同程度の幅に形成されている。
内側壁313の側方の外側壁315(図26(A))の下端にはガイド穴132から離れるにしたがってガイド穴132の底面144から離れるように傾斜する傾斜カム314が形成されている。
傾斜カム314に相対して第1ガイド規制体288の上面から突起317が突出し、先端には傾斜カム314と同方向に同一角度傾斜する斜面319形成されている。
第1ガイド規制体288が図26の位置から図29の位置に回動する場合、斜面319によって僅かに傾斜カム314を押し上げ、第1ガイドストッパ286と裏面294との密接を解除した後、斜面319が傾斜カム314の下方から外れると共に、第1ガイドストッパ286が裏面294との相対位置から外れ、その直後に第1ストッパ262が第2被動部285に当接して第1ガイド188を下方に回動させ、第2直径ガイド部194Bを第2直径コイン102Bに対応する第2案内位置GP2(図29(B))に移動させるよう設定してある。
図26(F)に示すように、第1ガイド188の側壁313に連続する反ガイド穴132側に第2傾斜カム321が形成されている。
第2傾斜カム321は、第2被動部285と同方向に傾斜しているが、第2被動部285よりも傾斜角度が大きく形成されている。
第1ガイド規制体288が図29の位置から図26の位置に回動する場合、第1ストッパ262が平坦部287から外れると、第1ガイド188はスプリング208の弾発力によって図29(E)において反時計方向に回動され、緩衝体308がホッパベース106の裏面のストッパ312に当接するまで回動される。
そして、第1ガイドストッパ286は裏面294との相対位置、突起317は斜面319との相対位置まで回動し、第1ガイドストッパ286の側面298がストッパ302によって係止され、静止される。
第1ガイド188が第1ガイドストッパ286の裏面294の下方に進行できない場合、第1ガイドストッパ286の上面によって第2傾斜カム321を押し上げることにより第1案内位置GP1に移動することができる。
次に実施例4の作用を説明する。
可動板232が第2案内体229に案内される第2直径コイン102Bによって図28、29に示すように反時計方向に回動され第2周面案内位置(P2)に移動された場合(図29(C))、可動板232の第1ストッパ261は第1ガイド188上面の第2被動部285を押圧する。
第1ストッパ262が第2被動部285と当接する位置において、第1ガイドストッパ286は第1ガイド188の側壁313の裏面294に相対する位置を外れるので、第1ガイド188は下方に回動可能になる。
第2被動部285はガイド穴132から離れるほど前上がりの斜面になっているので、ホッパベース106と平行な面内を回動する第1ストッパ262によって押し下げられて第2案内位置(GP2)に移動し、第2側面194Aがガイド穴132を構成し、第2直径ガイド部194Bとローラ214との間でコインの出口を構成する。
これにより、第2直径コイン102Bは第2直径ガイド部194Bとローラ214とによって出口通路116へ弾き出される。
第2直径コイン102Bが連続する場合、前位の第2直径コイン102Bがローラ214によって弾き出される以前に次の第2直径コイン102Bが側面236と当接し第2周面案内位置P2を継続するので、第1ストッパ262が第2被動部285を押し下げ続けるので、第1ガイド188が第2直径コイン102Bの払い出し毎に上下動することはない。
これにより、第2直径ガイド部194Bの位置が変わらないので第2直径コイン102Bの払出が安定すると共に耐久性を向上できる利点がある。
第2直径コイン102Bの次に第1直径コイン102Aが払い出される場合、第2直径コイン102Bが第2直径ガイド部194Bとローラ214との間に挟まれている状態であっても、可動板232はスプリング242によって回動され、可動板232の側面236がガイド穴132を構成する第1周面案内位置P1に移動される。
これにより、第1ストッパ262は第2被動部285と当接する位置から逸れる。
さらに、第1ガイド規制体288の側端部が第2傾斜カム321を押すので第1ガイド188は上方に回動力を受ける。
しかし、第2直径コイン102Bが第2直径ガイド部194Bとローラ214との間に挟まれている場合、スプリング208の弾発力によっては移動されず、第2直径ガイド部194Bは従前の位置を継続する。
第2直径コイン102Bが、第2直径ガイド部194Bとローラ214によって弾き出された場合、第2直径ガイド部194Bは第2直径コイン102Bによって移動抵抗を受けないので、第1ガイト188はスプリング208の弾発力によって支軸202回りを緩衝体308がホッパベース106の裏面のストッパ312に当接するまで回動され、静止する。
これにより、第1直径ガイド部192Bがガイド穴132を構成する第1案内位置GP1へ移動される。
これにより、第1直径コイン102Aは第1直径ガイド部192Bとローラ214とによって弾き出される。
第1直径コイン102Aが連続する場合、可動板232は第1周面案内位置P1を継続するので第1ガイド188も第1案内位置GP1を継続する。
これにより、第1直径コイン102Aは安定して払い出される。
実施例4の構成により、可動コインガイド230の位置は直径の異なるコインが払いだされる場合のみ移動するので、コインを弾き出すガイドがコインの払い出し前後において移動することがないので安定した払出をすることができる利点がある。
図1は、実施例1のコインホッパの斜視図である。 図2は、実施例1のコインホッパの保留ボウルを外した状態のベース及び回転ディスクの分解斜視図である。 図3は、実施例1のコインホッパの回転ディスクを装着したベースの平面図である。 図4は、図3におけるA−A断面図である。 図5は、実施例1のコインホッパのホッパベースの裏面図である。 図6は、実施例1のコインホッパの回転ディスクの側面図である。 図7は、図6におけるB−B断面図である。 図8は、実施例1のコインホッパの第1ガイドの拡大斜視図である。 図9は、実施例1のコインホッパの第1ガイドの作用説明図である。 図10は、実施例1のコインホッパにおいて第1直径コインが払い出される場合の作用説明図である。 図11は、実施例1のコインホッパにおいて第2直径コインが払い出される場合の作用説明図である。 図12は本発明のコインホッパの実施例2における通常時における第1ガイド部の拡大平面図及びC-C断面図であり、実施例1と同様機能部には同一符号を付してある。 図13は本発明のコインホッパの実施例2における第1コインガイド部の平面図、背面図及びD-D線断面図である。 図14は本発明のコインホッパの実施例2における第2直径コインが払い出される際の第1ガイド部の拡大平面図及びE-E断面図である。 図15は本発明のコインホッパの実施例2における第1コインガイド部の平面図、背面図及びF-F線断面図である。 図16は本発明のコインホッパの実施例3における通常時における第1ガイド部の拡大平面図である。 図17は本発明のコインホッパの実施例4におけるコインホッパの斜視図である。 図18は本発明のコインホッパの実施例4におけるコインホッパの回転ディスクを装着したベースの平面図である。 図19は、実施例4のコインホッパのホッパベースの表側の斜視図である。 図20は、実施例4のコインホッパのホッパベース、回転ディスク及び第1ガイドの分解斜視図である。 図21は、実施例4のコインホッパのホッパベースの裏側の斜視図である。 図22は、図18におけるC−C断面図である。 図23は、実施例4のコインホッパの第1ガイド及び第2ガイド部の平面図及び斜視図である。 図24は、実施例4のコインホッパの第1ガイドの分解斜視図である。 図25は、実施例4のコインホッパの第1ガイドの作用説明用の斜視図である。 図26は、実施例4のコインホッパの第1直径コイン払出時の作用説明図である。 図27は、実施例4のコインホッパの第1直径コイン払出時の作用説明用の斜視図である。 図28は、実施例4のコインホッパの第1ガイドの第2直径コイン払出時の作用説明用の斜視図である。 図29は、実施例4のコインホッパの第2直径コイン払出時の作用説明図である。 図30は従来例説明用の概要図である。
102A 第1直径コイン
102B 第2直径コイン
108 コイン保留ボウル
110 回転ディスク
116 出口通路
118 コイン検知装置
132 ガイド穴
138 出口開口
156 上部開口
158 通孔
161 裏面
166、168 押動部(押出部)
188 第1ガイド
190 第2ガイド
192A、194A 側面
192B 第1直径ガイド部
194B 第2直径ガイド部
229 第2案内体
230 可動コインガイド
260,270 第1ガイド固定手段

Claims (1)

  1. 上部開口(156)を有するコイン保留ボウル(108)の底孔に通孔(158)付き回転ディスク(110)を配置し、前記回転ディスク(110)の裏面(161)に配置された押動部(166、168)によってコイン(102A、102B)を移動させ、前記回転ディスク(110)の側方に固定状態に配置した第1ガイド(188)及び前記第1ガイド(188)に対し弾性的に接離可能に設けられた第2ガイド(190)の間に前記移動されたコイン(102A、102B)を挟んで出口通路(116)に弾き出す共に、前記第2ガイド(190)の前記コイン(102A、102B)による移動に関連して前記コイン(102A、102B)の通過をコイン検知装置(118)によって検知するコインホッパにおいて、
    前記第1ガイド(188)は、第1直径コイン(102A)に対応する第1直径ガイド部(192B)と、前記第1直径ガイド部(192B)上に設けられると共に前記第1直径コイン(102A)とは直径の異なる第2直径コイン(102B)に対応する第2直径ガイド部(194B)と、を有し、
    前記第1ガイド(188)は、前記第1直径ガイド部(192B)が前記出口通路(116)の底面(196)に対して突出して前記第1直径ガイド部(192B)が前記第2ガイド(190)に相対する第1案内位置(GP1)と、前記第1直径ガイド部(192B)が前記出口通路(116)の底面(196)に対して没入して前記第2直径ガイド部(194B)が前記第2ガイド(190)に相対する第2案内位置(GP2)と、に変位可能であると共に、所定の弾発力により前記第1案内位置(GP1)に位置するよう弾性的に保持され、
    前記移動されるコイン(102A、102B)が前記第2直径コイン(102B)のときには当該第2直径コイン(102B)の作用力が直接または所定の部材を介して前記第1ガイド(188)に作用して前記第1ガイド(188)が前記第1案内位置(GP1)から前記第2案内位置(GP2)に変位可能に構成されており、
    前記第2ガイド(190)の前記コイン(102A、102B)による移動量が前記第1直径コイン(102A)及び前記第2直径コイン(102B)のいずれにおいても同一になるよう、前記第1直径ガイド部(192B)及び前記第2直径ガイド部(194B)の位置がそれぞれ設定されていることを特徴とするコインホッパ。
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