JP2010131122A5 - - Google Patents

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ディスク放出装置
本発明は、ディスクを放出するディスク放出装置に関する。
特に、ゲーム機等に使用され、ディスクを0.5〜1メートル程度の距離及び放出方向において安定して放出できるディスク放出装置に関する。
更には、ディスクの放出距離を自動的に変更可能なディスク放出装置に関する。
なお、本発明における「ディスク」はゲーム機用のメダル、コイン及びトークン等の扁平円盤形状のものを含んでいる。
従来技術として、遊技機の台間装置に内蔵され、回転ディスクによって送り出されたディスクを一つずつ弾き飛ばしてディスク処理機の払出口に供給すると共に弾き飛ばした直後にディスクを検知する払出センサを備えるディスク処理機のディスク払出装置において、前記払出センサと前記払出口との間であって、かつ、前記払出センサを通過したディスク通路であって、かつ前記払出センサに近接した位置にディスクを検知する不正センサを配置したことを特徴とするディスク処理機におけるディスク払出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-75477(図4、5、6、段落番号0049〜0056)
従来のディスク払出装置は、回転ディスクによって一つずつ送り出したディスクを一列に整列してガイド通路を押し進めた後、先端に取り付けられた弾き出し装置によって弾き出す。
弾き出し装置は、ディスクを後位のディスクによって順次押し出し、固定部材と軸を支点に揺動可能に設けられ、かつ弾性体により所定方向に付勢されたレバーに取り付けられた可動部材との間に挟んで弾き飛ばす。
弾き出されたディスクは、払出センサによって検知され、所定数のディスクが払い出された後、回転ディスクの回転が停止される。
ディスク払出装置は部品精度によってディスクの進行抵抗等が異なるので、同一条件に設定したとしてもディスクの到達距離が異なる。
また、例えば内蔵するゲーム機の製造精度によってもディスクの到達距離が異なる。
到達距離が異なる場合、ディスク払出装置を内蔵するゲーム機の所定位置にディスクが落下せずゲームが成立しない問題がある。
従来装置においては、可動部材が取り付けられたレバーを付勢する弾性体に弦巻スプリングを採用し、バネ定数の異なる弦巻スプリングに交換することにより到達距離を一定にしていた。
弦巻スプリングを交換する場合、交換の手間が掛かると共にバネ定数の異なる複数種類のスプリングを用意しておかねばならず、コスト及び工数面おいて満足できるものでなかった。
さらに、ディスクの到達距離をゲームの内容に応じて調整可能とする要請もある。
しかし、従来装置においてはスプリング自体を交換する構造であるため、スプリングの弾発力を自動調整することは出来なかった。
さらにまた、ディスクの飛び出し方向を安定させる要望もある。
従来技術においては、飛び出し方向の安定性については、周囲がカバーで覆われることから何ら配慮されていなかった。
しかし、ゲーム機においては所定の位置にディスクが到達しない場合、ゲームが成立しないため方向性が重要である。
本発明の第1の目的は、スプリング力の調整が容易であり、かつ低コストで到達距離が調整できるディスク放出装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、自動的にディスクの到達距離を調整できるディスク放出装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、ディスクの飛び出し方向が安定したディスク放出装置を提供することである。
この目的を達成するため、請求項1の発明は以下のように構成される。
回転ディスクによってディスクを一つずつ送り出してガイド通路において一列に整列し、前位のディスクを後位のディスクによって順次押し出し、固定部材と軸を支点に揺動可能に設けられ、かつスプリングにより所定方向回りに付勢されたレバーに取り付けられた可動部材との間に挟んで弾き飛ばすようにしたディスク放出装置において、前記スプリングの弾発力調整装置を有し、前記弾発力調整装置は、前記スプリングの一端が前記レバーに係止され、前記スプリングの他端はネジ体に係止され、前記ネジ体はネジ台にねじ込まれ、前記ネジ台または前記ネジ体相対回転手段に連結され、前記ネジ台と前記ネジ体との相対回転により前記スプリングの弾発力を調整することを特徴とするディスク放出装置である。
また請求項1の発明において、前記相対回転手段の自動回転装置を設け、前記自動回転装置は指令装置の指令に基づいて正転又は逆転することを特徴とするディスク放出装置である。
この構成において、ディスクは回転ディスクによって一つずつ送り出され、ガイド通路において一列に整列されて順次押し出される。
押し出されたディスクは、固定部材と、軸を支点に回動自在であってスプリングによって付勢されたレバーに取り付けられた可動部材との間に挟まれて一つずつ弾き出される。
レバーにはスプリングによって付勢力が付与され、当該付勢力はネジ台とネジ体とを相対回転させることによりスプリングの係止位置の距離が変更される。
換言すれば、スプリングの全長が伸ばされ又は短縮されるので、スプリングの弾発力が変えられる。
スプリングの弾発力が変化することによって、可動部材による弾き出し力が変わり、ディスクの到達距離が変更される。
また、前記ネジ体とネジ台との相対回転手段の自動回転装置を設け、前記自動回転装置は指令装置の指令に基づいて正転又は逆転することにより、前記スプリングの弾発力は自動的に変更される。
よって、ディスクの到達距離を自動的に変更できる利点がある。
回転ディスクによってディスクを一つずつに送り出してガイド通路において一列に整列し、前位のディスクを後位のディスクによって順次押し出し、固定部材と、軸を支点に揺動可能に設けられかつスプリングにより所定方向回りに付勢されたレバーに取り付けられた可動部材との間に挟んで弾き飛ばすようにしたディスク放出装置において、前記スプリングの弾発力調整装置を有し、前記弾発力調整装置は、前記スプリングの一端が前記レバーに係止され、前記スプリングの他端はネジ体に係止され、前記ネジ体はネジ台にねじ込まれ、前記ネジ台または前記ネジ体は相対回転手段に連結され、前記ネジ台と前記ネジ体との相対回転により前記スプリングの弾発力を調整し、さらに前記ネジ台の自動回転装置を設け、前記自動回転装置は指令装置の指令に基づいて正転又は逆転することにより前記スプリングの弾発力を自動調整することを特徴とするディスク放出装置である。
本実施例1は、図1に示すように本発明に係るディスク放出装置100をゲーム機102内に配置した例である。
ゲーム機102内に配置されたディスク放出装置100は、顧客の操作によってディスク放出装置100に供給されたディスクDを指示された所定数、所定距離離れた的104に向かって放出する機能を有する。
本発明でいう「放出」とは、従来の払出装置の10センチ程度よりも長い距離、例えば30センチ以上をいう。
次にディスク放出装置100を図2及び図3を参照して説明する。
実施例1のディスク放出装置100は、フレーム106、送り出し装置108、戻り防止装置110、案内装置112、弾き出し装置114及び弾き出し検知センサ115を含んでいるが、少なくとも送り出し装置108、戻り防止装置110、案内装置112、及び弾き出し装置114を具備する必要がある。
まず、フレーム106を説明する。
フレーム106は、構成部品を取り付け、かつ、回転ディスク116によって連れ回りされるディスクDを支える機能を有する。
矩形のベースプレート118が側面視台形の左右一対のフレーム106の頂部に傾斜して固定されている。
ベースプレート118の上面中央に保留ボウル122が着脱自在に取り付けられている。
保留ボウル122の円形の底孔124に回転ディスク116が配置されている。
ベースプレート118の上端部に案内装置112が固定されている。
次に保留ボウル122を説明する。
保留ボウル122は、ディスクDをバラ状態に積み上げて多数保留する機能を有する。
保留ボウル122は、上下方向に延びる筒型であって、下端部は円筒形に、上端部は矩形筒形に、中間部は矩形筒形から円筒形にディスクDが滑落可能な斜面に形成されている。
次に回転ディスク116を説明する。
回転ディスク116は、保留ボウル122内のディスクDを一つずつ区分けして案内装置112に送り出す機能を有する。
回転ディスク116は、複数の通孔126を有し、ベースプレート118の裏面に固定された電気モータ128によって減速機132を介して保留ボウル122の底孔124において回転される。
回転ディスク116は、ベースプレート118の上面に近接配置される。
通孔126に落下したディスクDは、ベースプレート118の上面と面接触しつつ回転ディスク116の裏面の押出突条(図示せず)によって押されて連れ回りされる。
連れ回りされたディスクDは、所定位置においてベースプレート118から突出する規制ピン134によって周方向へ案内され、案内装置112に誘導される。
この誘導される過程において、戻り防止装置110を通過する。
送り出し装置108は主に回転ディスク116によって構成される。
次に戻り防止装置110が説明される。
戻り防止装置110は、回転ディスク116の側方に近接配置された固定ガイド136と可動ガイド138とを含んでいる。
可動ガイド138はスプリング(図示せず)によって支軸142を支点に回動され、前記固定ガイド136に対しディスクDの直径よりも小さい距離になるよう弾性的に付勢されている。
通常、可動ガイド138は、固定ガイド136に対しディスクDの直径よりも小さい距離においてストッパ(図示せず)により回動を停止され、静止している。
ディスクDが規制ピン134によって周方向に誘導された場合、可動ガイド138はディスクDによって移動されるので、ディスクDは固定ガイド136と可動ガイド138との間を通過する。
ディスクDの通過後、可動ガイド138はスプリングによって固定ガイド136との距離がディスクDの直径よりも小さくなるまで移動される。
これにより、可動ガイド138部を通過したディスクDは回転ディスク116側へ戻ることが出来ない。
換言すれば、可動ガイド138を通過したディスクDは逆行できないので、後述のガイド通路144内においてディスクD同士が衝突するカチャカチャ音等の問題を回避できる。
次に案内装置112を説明する。
案内装置112は、回転ディスク116によって一つずつ区分けして送り出されたディスクDを所定位置に案内する機能を有する。
具体的には、弾き出し装置114へ向かってディスクDが一列に整列した状態で後位のディスクDによって前位のディスクDが押されて進行する。
案内装置112は、底板146、固定スぺーサ148、可動スペーサ152、第1押さえ板154及び第2押さえ板156によって構成されている。
案内装置112は、ベースプレート118に固定された底板146の上面側に所定の間隔で細長の板状の固定スペーサ148及び可動スペーサ152を配置し、固定スペーサ148の上面側に第1押さえ板154を配置し、可動スペーサ152の上面側に第2押さえ板156を配置することにより、内部にディスクDの直径及び厚みよりも僅かに大きい断面矩形のほぼ直線状のガイド通路144を形成する。
まず底板146が図4及び図5を参照して説明される。
底板146は、戻り防止装置110を通過したディスクDの下面を支えて案内する機能を有し、第1取付部162A、第2取付部162B及び案内部164とを含み、側面視、クランク状を呈している。
換言すれば、第1取付部162A、第2取付部162Bはベースプレート118の上端部の上側面にあてがわれて貫通孔166A、166Bを貫通し、ベースプレート118にねじ込まれるスクリュウ168A、168Bによって固定される。
この固定された状態において、平板状の案内部164の上面はベースプレート118の上面と同一の仮想平面内に存する。
本実施例1においてベースプレート118が傾斜しているので。前記仮想平面も上向きに傾斜している。
次に固定スぺーサ148が説明される。
固定スぺーサ148は、ディスクDの周面を案内する機能を有し、想定されるディスクDの最大厚みよりも僅かに厚い板厚であって、細長の板状を呈している。
詳述すれば、固定スぺーサ148のガイド通路144側の第1案内面172Aは僅かにベンドしている。
異なる直径のディスクDを最小限のスペースで調整できるようにするためである。
固定スぺーサ148は、第1押さえ板154及び固定スぺーサ148の貫通孔を貫通して底板146にねじ込まれた一対のスクリュウ174によって固定されている。
第1案内面172Aの戻り防止装置110側の端部は、固定ガイド136に近接配置される
次に可動スペーサ152が説明される。
可動スペーサ152は、ディスクDの周面を案内する機能を有し、想定されるディスクDの最大厚みよりも僅かに厚い板厚であって、細長の板状を呈している。
詳述すれば、可動スペーサ152のガイド通路144側の第2案内面172Bは第1案内面172Aに対応して僅かにベンドしている。
しかし、第2案内面172Bのベンド角度を大きくして戻り防止装置110から送り出されたディスクDがスムースに案内されるようにすることが好ましい。
換言すれば、ガイド通路144は戻り防止装置110に近い入り口部では先すぼまりのラッパ形に形成され、中間から先端部まではストレート形に形成される。
可動スペーサ152の戻り防止装置110に近い位置に固定スペーサ148に対し大凡直角方向に長い第1長孔176が形成され、その下方の底板146にはネジ孔178が形成されている。
可動スペーサ152は、底板146に形成された固定スペーサ148に対し直角方向に長く、かつ平行に形成された第2長孔182A、及び第3長孔182Bを貫通して第2押さえ板156のネジ孔184A、184Bにねじ込まれたスクリュウ186A、186Bによって固定することにより、第1案内面172Aと第2案内面172Bとが使用されるディスクDの直径よりも僅かに大きな所定の間隔をなすよう固定される。
所定の間隔にするため、図5に鎖線で示す矩形板状のジグ188を挟んでスクリュウ186A、186Bを締め付けることが好ましい。
可動スペーサ152の戻り防止装置110側の端部は可動ガイド138に近接して配置され、戻り防止装置110を通過したディスクDがすぐさま案内されるように構成される。
図8に示すように可動スペーサ152を第1長孔176の右端にスクリュウ194及び第2長孔182A、第3長孔182Bの左端にスクリュウ186A、186Bが当接するまで移動させることにより、この弾き出し装置114によって弾き出せる最小径のディスクSDの直径に対応させることができる。
図9に示すように可動スペーサ152を第1長孔176の左端にスクリュウ194及び第2長孔182A、第3長孔182Bの右端にスクリュウ186A、186Bが当接するまで移動させることにより、この弾き出し装置114によって弾き出せる最大径のディスクLDの直径に対応させることができる。
この構成により、回転ディスク116によって固定ガイド136と可動ガイド138との間に送り込まれて戻り防止装置110により押し出されたディスクDは、第1案内面172Aと第2案内面172Bによって一列に整列されて底板146の上面上をスライドしつつガイド通路144を押し進められた後、先端に取り付けられた弾き出し装置114によって弾き出される。
次に第1押さえ板154を説明する。
第1押さえ板154は固定スペーサ148に対し底板146の反対側に配置されたL形の板であり、図4において垂立する垂立押さえ部192の可動スペーサ152側の垂立部端面192Aは第1案内面172Aよりも可動スペーサ152側に位置している。
換言すれば、ガイド通路144の上側の端部は垂立押さえ部192によって画定されている。
第1押さえ板154の図4における水平部192Bは、戻り防止装置110の直ぐ下流のガイド通路144の上面全域を覆っている。
水平部192Bの先端は第1長孔176を貫通して底板146のネジ孔178にねじ込まれたスクリュウ194によって固定されている。
この構成により、戻り防止装置110により押し出されたディスクDは下面を底板146により、上面を水平部192Bにより、左周面を固定スペーサ148、右周面を可動スペーサ152によって四方を案内されつつ移動するので姿勢が安定して移動される。
次に第2押さえ板156を説明する。
第2押さえ板156は矩形の板であり、可動スペーサ152に対し底板146の反対側に配置され、固定スペーサ148側の端縁156Aは第2案内面172Bよりも固定スペーサ148側に位置する。
換言すれば、ガイド通路144の上側の端部は第2押さえ板156によって画定されている。
第1押さえ板154の垂立部端縁192Aと第2押さえ板156の端縁156Aとの間には図4において縦長の開口196が形成される。
この開口196は、ガイド通路144を移動するディスクDの姿勢観察に利用される。
以上の説明より、ガイド通路144は断面矩形であり、底板146、固定スペーサ148、可動スペーサ152、第1押さえ板154及び第2押さえ板156によって形成された断面矩形の通路である。
本実施例1においては、図3〜図5に示すように同一幅内で使用可能なディスクDの直径を最大にするため、戻り防止装置110の直ぐ下流のガイド通路144は左側に傾斜した後、垂立するよう僅かにベンドしている。
しかし、ガイド通路144はベンドさせずに全長に亘って垂立させることもできる。
次に弾き出し装置114が主に図6を参照して説明される。
弾き出し装置114は、案内装置112のガイド通路144を押し進められたディスクDを所定距離以上弾き出す機能を有する。
所定距離とは、200ミリ以上をいい、多くは400ミリ〜800ミリの範囲である。
弾き出し装置114は、底板146の裏面に固定された支軸202、支軸202にピボット運動可能に取り付けられたレバー204、レバー204の先端に取り付けられ、底板146の弧状長孔206を貫通してガイド通路144に突出する接触体208、接触体208を一方の可動スペーサ152に近づけるようレバー204を回動させるスプリング210、接触体208を可動スペーサ152に対しディスクDの直径以下の距離でストップし待機位置SPに保持するストッパ212及びスプリング210の弾発力調整装置214を含んでいる。
レバー204は、可及的に長く形成される。ディスクDの飛び出し方向を安定させるためである。
「可及的に長く」とは、支軸202の中心と接触体208の中心との距離が可能な限り長く設定されることをいう。
可及的に長い場合、図7において鎖線Lで示すように接触体208がディスクDを第2案内面172Bに押し付ける方向が可及的に直角方向になるため、ディスクDの飛び出し方向を安定化させることができるからである。
このレバー204の長さは、好ましくはディスクDの直径の二倍以上であることが好ましいが、スペース的に確保できないことがあるので、可及的に長いことが好ましい。
また、接触体208はローラ216であることが好ましい。
ディスクDとの摩擦抵抗を軽減し、かつ、均一化することによりディスクDの飛び出し方向を安定化させるためである。
さらに、第2案内面172Bの内、ローラ216によってディスクDが押し付けられる部位は可及的に平滑であり、かつ硬度が高いことが好ましい。
平滑化することによりローラ216とディスクDとの間の摩擦抵抗が減少し、さらに第2案内面172Bの平滑によりディスクDと第2案内面172Bとの間の摩擦抵抗が減少する。
結果として、ディスクDがローラ216によって弾き出される際のディスクD、第2案内面172B及びローラ216との位置関係がほぼ一定になるのでディスクDの飛び出し方向が安定する。
また、第2案内面172Bの硬度を高めることにより摩耗を防止できるので、弾き出す際の前記三者の位置関係を長期にわたり維持することができる。
ストッパ212は底板146から裏面へ向けて直角に折り曲げた係止部218にウレタンゴム等であって所定の面積を有するシート状の弾性体220をあてがって構成される。
レバー204の一部を直角に曲げて座面222を形成し、ストッパ212に相対させてある。
座面222がストッパ212の弾性体220に面衝突して停止される。
ストッパ212に弾性体220を配置したのは打撃音軽減と接触体208の振動防止のためであり、座面222と弾性体220とを面接触させたのは、ストッパ212の耐久性向上のためである。
ストッパ212に座面222が係止された状態において、接触体208と第2案内面172Bとの間隔は、ディスクDの直径よりも小さい。
次にスプリング210を説明する。
スプリング210はレバー204を介して接触体208を固定配置されている可動スペーサ152に向かって所定の力で付勢する機能を有する。
所定の力とは、ディスクDを所定距離弾き飛ばす力をいい、本実施例1ではディスクDが的104に到達させることができる力である。
その意味で従来の弾き出し装置114は、大きくともディスクDを100ミリ程度弾くだけであるが、本実施例1では300ミリ以上弾き飛ばすので、従来の付勢力に比し、大幅に大きい。
スプリング210の一端210Aはレバー204の先端の係止部224に係止され、他端210Bは弾発力調整装置214に係止される。
次に弾発力調整装置214を説明する。
弾発力調整装置214はスプリング210の弾発力を調整する機能を有する。
本実施例1において、弾発力調整装置214はネジ体228、ネジ台232及びロックナット234を含んでいる。
しかし、ロックナット234は必ずしも必要とせず、ネジ体228の僅かな回動も許されない場合、装着することが好ましい。
ネジ体228は、スプリング210の端部210Bが係止された係止部226とネジが形成されたネジ部230を有する。
ネジ台232は、底板146から裏面に向けて折り曲げて形成した板部にネジ孔が形成されている。
ロックナット234は、ネジ体228にねじ込まれ、ネジ台232に端面を圧接されることにより、ネジ体228の勝手な回動を防止する。
ネジ体228をネジ台232に対し回転させることにより係止部224と226との間の距離が変わるので、スプリング210の弾発力が変化し、接触体208による弾き出し力を調整できる。
実施例1において、相対回転手段235はネジ台232とネジ体228である。
調整は、ネジ体228からスプリング210の端部210Bを外した後、ネジ台232に対しネジ体228を正転又は逆転させてスプリング210の弾発力に応じて係止部224と226との距離が所定の距離になるよう調整した後、ロックナット234をネジ台232に圧接するよう回すことによりネジ体228をロックさせる。
次いでスプリング210の端部210Bを係止部226に係止する。
ネジ体228はスプリング210の端部210Bとの係止ガタ分のみネジ台232に対して回動可能であるので、弾き出し距離の許容範囲が大きい場合は、ロックナット234は不要である。
しかし、スプリング210の弾発力を一定に保つためにはロックナット234によりネジ体228をロックすることが好ましい。
また、ネジ台232を貫通孔としてネジ体228を相対回転自在に貫通させ、ネジ体228にロックナット234の他もう一つのナットたるネジ台をねじ込むことによりネジ体228の係止部226の位置を決定するようにしてもよい。
ガイド通路144を押し進められるディスクDは、接触体208に接触するが第2案内面172Bに案内されるため接触体208はスプリング210の弾発力に反して移動される。
換言すれば、図5において接触体208は左方に押されるので、レバー204がスプリング210の付勢力に反して支軸202を支点に反時計方向へ回動される。
ディスクDの直径部が通過した直後、スプリング210によってレバー204が時計方向へ回動され、接触体208がディスクDを投出口120から勢いを付けて弾き出す。
弾き出されたディスクDは、弾き出し検知センサ115を通過して後、ゲーム機102の的104に衝突する。
次に弾き出し検知センサ115を説明する。
弾き出し検知センサ115は、弾き出し装置114によって弾き出された直後のディスクDを検知する機能を有する。
したがって、上記機能を有していればセンサの種類は問わない。
弾き出し検知センサ115は、投出口120に隣接した状態で第2押さえ板156にブラケット242を介して取り付けられている。
本実施例では、弾き出し検知センサ115は磁気センサ244を使用している。
磁気センサ244は、投出口120に続いてディスクDが通過するスリット246を有し、そのスリット246を画定するボディ内に磁気コイル(図示せず)が内蔵されている。
これにより、スリット246をディスクDが通過する場合、ディスクDの金属性によりコイルに加えられている高周波電流が影響を受けるため高周波発振回路の出力レベルが変化するのでこの変化を検知することによりディスクDの検知信号を出力する。
次に本実施例1の作用を説明する。
ディスクDを弾き出す場合、顧客はゲーム機102の操作ボタンを操作して弾き出しを指令する。
この指令により、電気モータ128が起動されて前述のように回転ディスク116が回転され、保留ボウル122内に保留されているディスクDが通孔126に落下し、規制ピン134によって周方向へ案内され、戻り防止装置110によって区切られつつガイド通路144へ順次送り出される。
ガイド通路144を一列に整列されつつ押し進められたディスクDは、前述のように接触体208によって弾き出される。
弾き出されたディスクDは、磁気センサ244のスリット246を通過した後、的104に衝突する。
ガイド通路144において、ディスクDの下面は底板146の上面によって、周縁は固定スペーサ148及び可動スペーサ152によって、上面は第1押さえ板154及び第2押さえ板156によって案内されて後位のディスクDの周面によって先位のディスクDの周面を押して順次投出口120に向かって押し進められる。
接触体208がディスクDを第2案内面172Bに押し付けた際、レバー204がディスクDの直径の約2倍と長いので、図7に図示するようにディスクDの直径部において大凡第2案内面172Bに対し直角方向に押し付ける。
ディスクDの直径部が接触体208を通過した後、接触体208はディスクDを投出口120方向に押し出すと共に第2案内面172Bへ沿うように力を作用させるので、ディスクDは第2案内面172Bに沿って押し出される。
レバー204はストッパ212によって係止され、接触体208は待機位置SPに静止される。
次に、実施例2が図11を参照して説明される。
実施例2は。スプリング力の調整を自動的に行うようにした例である。
実施例1と同一機能部品には同一符号を付し、異なる構成を説明する。
固定板250の貫通孔252にネジ体228が回転自在に装着されている。
ネジ体228は、一体的に構成されたリテーナ254A、254Bによって固定板250に対し軸線方向にスライド不能に取り付けられている。
ネジ体228には、ナット形のネジ台232がねじ込まれ、ネジ台232の端部の係止部226にスプリング210の端部210Bが係止されている。
詳述すれば、係止部226の先端部には引っかけ孔258A、258Bが形成され、スプリング210の端部210Bが貫通されている。
スプリング210は端部210Aが係止部224に係止されているので、回転することはできない。
実施例2においても、相対回転手段235はネジ台232とネジ体228である。
次に自動回転装置260を説明する。
自動回転装置260はネジ体228とネジ台232とを自動的に相対回転させてスプリング210の弾発力を調整する機能を有する。
ネジ体228の端面の嵌め合い穴262には、ギヤードモータ264の出力軸266が相対回転不能に挿入されている。
ネジ体228はギヤードモータ264の正転により正転され、ネジ体238と相対回転できない係止部226はネジ体238の軸線方向の矢印R方向へ移動され、スプリング210の弾発力は大きくされる。
ギヤードモータ264が逆転された場合、係止部226は矢印L方向へ移動され、スプリング210の弾発力は弱められる。
次に指令装置270を説明する。
指令装置270は自動回装置260を選択的に正転又は逆転させる機能を有し、本実施例2においては正転回路268、逆転回路272及び操作レバ274を含んでいる。
ギヤードモータ264は正転回路268からの正転指令により正転され、逆転回路272の逆転指令により逆転される。
正転回路268はゲーム機102の操作レバ274を図11において右に倒すことにより正転指令をギヤードモータ264に送り、逆転回路272は操作レバ274を左に倒すことにより逆転指令をギヤードモータ264に送る。
換言すれば、操作レバ274を右に倒せばスプリング210の弾発力が大きくなって遠くまでディスクDを飛ばすことができ、左に倒せばスプリング210の弾発力が小さくなってディスクDの弾き出される距離は短くなる。
以上の構成により、ゲームの内容に応じて顧客は操作レバ274を選択的に右又は左に倒すことにより、ディスクDの弾き出し距離を調整することができる。
図1は、本発明の実施例1のディスク放出装置が内蔵されるゲーム機の概要図である。 図2は、本発明の実施例1のディスク放出装置の斜視図である。 図3は、本発明の実施例1のディスク放出装置の弾き出し部の保留ボウル、第1押さえ板及び第2押さえ板を除去した状態の平面図である。 図4は、本発明の実施例1のディスク放出装置の案内装置の平面図である。 図5は、本発明の実施例1のディスク放出装置の案内装置の第1押さえ板及び第2押さえ板を除去した状態の平面図である。 図6は、本発明の実施例1のディスク放出装置の弾き出し装置の背面図である。 図7は、本発明の実施例1のディスク放出装置の弾き出し装置の作用説明図である。 図8は、本発明の実施例1のディスク放出装置の案内装置の第1押さえ板及び第2押さえ板を除去し、最小直径のディスクに対応するよう設定した状態の平面図である。 図9は、本発明の実施例1のディスク放出装置の案内装置の第1押さえ板及び第2押さえ板を除去し、最大径ディスクに対応するよう設定した状態の平面図である。 図10は、本発明の実施例1においてスプリングの弾発力を最も小さく設定した状態のディスク放出装置の弾き出し装置の背面図である。 図11は、本発明の実施例2のディスク放出装置の弾き出し装置の概要図である。
D ディスク
116 回転ディスク
144 ガイド通路
152 固定部材
202 軸
204 レバー
208 可動部材
210 スプリング
214 弾発力調整装置
228 ネジ体
232 ネジ台
235 相対回転手段
260 自動回転装置
270 指令装置

Claims (1)

  1. 回転ディスク(116)によってディスク(D)を一つずつ送り出してガイド通路(144)において一列に整列し、前位のディスク(D)を後位のディスク(D)によって順次押し出し、固定部材(152)と軸(202)を支点に揺動可能に設けられ、かつスプリング(210)により所定方向回りに付勢されたレバー(204)に取り付けられた可動部材(208)との間に挟んで弾き飛ばすようにしたディスク放出装置において、
    前記スプリング(210)の弾発力調整装置(214)を有し、
    前記弾発力調整装置(214)は、前記スプリング(210)の一端が前記レバー(204)に係止され、前記スプリング(210)の他端はネジ体(228)に係止され、前記ネジ体(228)はネジ台(232)にねじ込まれ、前記ネジ台(232)または前記ネジ体(228)が相対回転手段(235)に連結され、前記ネジ台(232)前記ネジ体(228)との相対回転により前記スプリング(210)の弾発力を調整することを特徴とするディスク放出装置。
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