JP2009230617A5 - - Google Patents

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コインホッパ
本発明は、コインを一個ずつ区分けして払い出すコインホッパに関する。
さらには、異なるコインサイズに変更することが容易なコインホッパ関する。
さらに詳細には、コインの出口を規制し、かつ弾き出す一対のローラの間隔を容易に調整できるコインホッパに関する。
本明細書において、コインとは、通貨としてのコインの他、ゲーム用のトークン等をも含んでいる。
第1の従来技術として、コイン収納体に収納した多数のコインを一枚ずつ投出位置に供給する回転体を備えたコイン投出装置において、上記投出位置に設けたコイン案内板と、コインのサイズに応じて上記コイン案内板を回動可能な調整手段と、上記コイン案内板と対向して設けられ、該コイン案内板との間でコインを通過させるコイン送り出し手段と、上記コイン送り出し手段を上記コイン案内板の方向に付勢する弾性手段と、上記コイン送り出し手段が一定量移動したときに作動する検出手段とを有し、上記調整手段は、コインのサイズに拘らず上記コイン送り出し手段の移動量を上記一定量とするように上記コイン案内板を回動させるコインホッパが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
第2の従来技術として、コインホッパの出口に取り付けられてコインサイズ及びコイン放出方向を制御する調整装置であり、保留ボウル、回転ディスク、モータ、ベース、調整装置を具え、該保留ボウルの内部に収容空間があり、且つ底部に送出口があり、該送出口中に回転ディスクが収容され、並びに該回転ディスクに等間隔で複数の通孔が設置され、該回転ディスクの下方にモータが連設され、且つモータがベース内に取り付けられ、保留ボウルがベース上方に位置し、ベースの一側に出口が設けられ、該出口の一側に第1規制部材が設けられ、第1規制部材と反対の一側に第2規制部材が設けられ、且つ第2規制部材部分に弾性体が作用させられたコインホッパの出口調整装置において、該ベースの出口部分の第1規制部材に案内手段が設けられ、該案内手段が第1規制部材の前記第2規制部材に対する間隔を調整可能とされ、第1規制部材が出口に向けて偏移させられてコインが弾き出されるコインホッパの出口調整装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平6−180777号(図1―3、第2―5頁) 実用新案登録第3104019号(図1―8、段落番号0008―0021)
コインの出口を規制する規制体が第1従来技術においては駒の回転により、第2従来技術においては第2規制体が固定軸を中心に回転されることにより調整できるので、容易に出口調整できる利点がある。
しかし、出口の一方が固定された板状体であるので、コインの払い出し方向が安定しない問題がある。
詳述すれば、コインを弾き出すためにコインを挟み込む一方が固定であるため、コインの滑りが一定でなく、弾き出される位置が安定しないためである。
また、第1及び第2従来技術とも複数段又は無段階的に調整可能であるが、表示の誤読により調整ミスを発生させることもある。
本発明の第1の目的は、使用コインサイズが変更された場合でも、コインを一定の方向に払い出すことができる出口に容易に調整できるコインホッパを提供することである。
本発明の第2の目的は、コインサイズに適合した出口に容易、かつ、確実に調整できるコインホッパを提供することである。
この目的を達成するため、本発明にかかるコインホッパは以下のように構成される。
上部開口を有するコイン保留ボウルの底孔に配置された孔付き回転ディスク、前記回転ディスクが配置される円形のガイド穴、前記ガイド穴の周面に位置する出口開口、前記出口開口から前記ガイド穴の周方向に延びる出口通路、前記出口通路の上面を覆う出口通路画定ガイド、前記出口通路における前記出口開口に近接して固定状態に配置された第1ローラ、及び、前記出口通路における前記出口開口に近接して前記第1ローラに対し通常はコイン直径よりも小さい間隔で配置されると共に前記第1ローラに向かって付勢され、かつ前記コインによって前記第1ローラから離される第2ローラを有し、前記回転ディスクの回転によって前記コインを前記出口開口に送り出して前記第2ローラを前記第1ローラに対し離した後、前記第2ローラによって前記コインを弾いて前記出口通路から放出するようにしたコインホッパにおいて、前記第1ローラは位置決め体に固定され、前記位置決め体は前記上側出口通路画定ガイドに形成された位置決め部に180度転回された前後で移動不能に嵌め合い可能であり、前記第1ローラは前記位置決め体が180度転回前には前記第2ローラから第1距離離れた第1位置に、180度転回後には前記第2ローラから第2距離離れた第2位置に位置することを特徴とするコインホッパである。
この構成において、保留ボウル内にバラ積み状態で保留されたコインは、回転ディスクの回転によって通孔に落下して一つずつ区分けされる。
区分けされたコインは出口開口において回転ディスクの周方向へ送り出され、第1ローラと第2ローラとに挟まれる。
回転ディスクの回転によってさらに押し出されるコインは付勢力に反して第2ローラを第1ローラから引き離す。
さらにlコインが回転ディスクによって押し出さると、コインの直径部が第1ローラと第2ローラとの間を通過した直後、第2ローラに加えられている弾発力により出口通路へ向かって弾き出される。
第1ローラは位置決め体に取り付けられ、位置決め部に移動不能に取り付けられた場合、第2ローラから第1距離離れた第1位置に位置する。
位置決め体を第1位置から180度回転した後、位置決め部に移動不能に取り付けた場合、第2ローラは第1ローラから第2距離離れた第2位置に位置する。
換言すれば、位置決め体を180度回転することにより第1と第2の位置に選択的に配置できる。
よって、第1ローラの位置は位置決め体を180度回転するだけで第1又は第2位置に選択的に設定できるので、コインサイズの変更に合わせて容易に調整することができる。
また、位置決め体は位置決め部に嵌り合った状態でのみ第1ローラが第1又は第2位置に位置されるので、調整位置を間違えることがない利点を有する。
さらに、コインは第1ローラと第2ローラとに挟まれて弾き出されるので、弾き出される際のコインの位置が一定になり、弾き出しの方向が安定する利点がある。
本発明の最良の形態は、孔付き回転ディスクを上部開口を有するコイン保留ボウルの底部に配置し、かつ、モータによって回転される回転ディスク、前記回転ディスクが配置される円形のガイド穴、前記ガイド穴の周面に位置する出口開口、前記出口開口から前記ガイド穴の周方向に延びる出口通路、前記出口通路の上面を覆う上側出口通路画定ガイド、前記出口通路における前記出口開口に近接して固定状態に配置された第1ローラ、及び、前記出口通路における前記出口開口に近接して前記第1ローラに対し通常はコイン直径よりも小さい間隔で配置されると共に前記第1ローラに向かって付勢され、かつ前記コインよって前記第1ローラから離される第2ローラを有し、前記回転ディスクの回転によって前記コインを前記出口開口に送り出して前記第2ローラを前記第1ローラに対し離した後、前記第2ローラによってコインを弾いて前記出口通路から放出するようにしたコインホッパにおいて、前記第2ローラは位置決め体に固定され、前記位置決め体は前記上側出口通路画定ガイドに形成された位置決め部に180度転回された前後で移動不能に嵌め合い可能であり、前記第2ローラは前記位置決め体が180度転回前には前記第1ローラから第1距離離れた第1位置に、180度転回後には前記第1ローラから第2距離離れた第2位置に位置し、前記位置決め体に第1位置及び第2位置の表示をしたことを特徴とするコインホッパである。
図1は、実施例1のコインホッパの斜視図である。
図2は、実施例1の保留ボウルを外した状態のコインホッパの斜視図である。
図3は、実施例1のコイン出口部の分解斜視視図である。
図4は、実施例1の第1ローラの位置決め体の平面図及び裏面斜視図である。
図5は、実施例1のホッパベースの正面視図である。
図6は、実施例1の出口通路画定ガイドを取り外したホッパベースの正面視図である。
図7は、実施例1のコイン弾き出し直前のホッパベースの正面視図である。
図8は、実施例1の第1ローラの位置を説明するためのホッパベースの正面視図である。
コインホッパ100は、バラ積み状態で保留された円板形のコイン102を一つずつ払い出す機能を有する。
コインホッパ100は、少なくともフレーム104、ホッパベース106、保留ボウル108、回転ディスク110、コイン102の周方向案内装置112、払出装置114、出口通路116、払出検知装置118、及び出口通路画定装置120を含んでいる。
まずフレーム104を説明する。
フレーム104はホッパベース106及び保留ボウル108を支持する機能を有し、樹脂で射出成型された矩形の筒状をしている。
フレーム104は、ベース122、及び、ベース122に一体化された矩形筒形のサポート部124を含んでいる。
サポート部124の中空部には、制御基板や回転ディスク110の駆動のための電気モータが配置され、頭部は斜めに形成されている。
次にホッパベース106を説明する。
ホッパベース106は、保留ボウル108、回転ディスク110、周方向案内装置112、払出装置114、及び払出検知装置118を所定の位置に保持する機能、及び、回転ディスク110によって移動されるコイン102を案内する機能を有する。
ホッパベース106は、矩形の厚板状を呈し、サポート部124の頂部に固定されている。
換言すれば、ホッパベース106は、所定の角度で前下がりに傾斜している。
図3に示すように、ホッパベース106は上面の中央に位置する有底かつ円形のガイド穴132、上下端部に形成した保留ボウル108の第1取付部134A、134B及び第2取付部136A、136B、ガイド穴132の周面の一部を開口した出口開口138、払出検知装置118の取付部140及び周方向案内装置112の取付部を含んでいる。
図5に示すようにガイド穴132の底部144は、大凡平面であり、中央に、回転ディスク110を取り付ける回転軸146が貫通する軸孔が形成されている。
回転ディスク110によって押動されるコイン102は、その下面がガイド穴132の底部144上を滑りつつ、かつ、その周面がガイド穴132の周壁150に案内されつつ移動する。
第1取付部134A、134B及び第2取付部136A、136Bに保留ボウル108の下部に形成した係止部(図示せず)を係止することにより、保留ボウル108を簡単操作でホッパベース106に取付け、取外しできるようにしてある。
出口開口138に臨んで払出装置114が配置されている。
次に、保留ボウル108を説明する。
保留ボウル108は、コイン102をバラ積み状態に貯留する機能を有する。
保留ボウル108の下端部148は、ガイド穴132とほぼ同一径の円筒状であって、ホッパベース106に対し直交方向に延びている。
換言すれば、下端部148は斜め上方に向かって伸びており、その上端部は四角形状に拡大する貯留部151が形成され、上端は上部開口152になっている。
保留ボウル108の貯留部151と下端部148は傾斜壁によって接続され、その上に乗ったコイン102は、重力によって自然滑落し、下方の回転ディスク110上に落下する。
次に回転ディスク110を説明する。
回転ディスク110は、バラ積み状態に保留ボウル108に保留されるコイン102を一つずつ区分けし、払出装置114に送り出す機能を有する。
ガイド132内に円盤状の回転ディスク110が配置されている。
回転ディスク110は、図示しない電気モータによって減速機を介して回転駆動される。
回転ディスク110には、等間隔に円形の通孔154が形成され、通孔154の上面側は、下向き錐形の導入部156が形成されている。
また、中央部には円錐形であって、かつ、回転軸146を取付ける中央凸部158が形成されている。
回転ディスク110は、ガイド穴132内にその周面が周壁150に対し僅かな隙間を空けて配置されている。
回転ディスク110の通孔154を区画するリブ160の裏面には、コイン102を押し出すための第1押出部162及び第2押出部164が通孔154のそれぞれに相対して形成されている。
第1押出部162及び第2押出部164の第1押出面166、第2押出面168(図5参照)は、回転ディスク110の中心部から伸びるインボリュート曲線上に位置している。
第1押出部162と第2押出部164との間には、後述の周方向案内装置112を構成する規制ピン通過のための第1溝170A、第2溝170Bが形成されている。
次に、周方向案内装置112を説明する。
周方向案内装置112は、第1押出面166、第2押出面168によって押動されているコイン102を、回転ディスク110の周方向に案内し、出口開口138に誘導する機能を有する。
具体的には、ホッパベース106を下側から上側に貫通し、回転ディスク110に向かって伸びる円柱ピン状の第1規制体172A及び第2規制体172Bが配置されている。
換言すれば、第1規制体172A及び第2規制体172Bはコイン102の移動経路174(図5参照)に突出している。
第1及び第2の規制体172A、172Bは、ホッパベース106の裏面に取り付けた退避装置(図示せず)に取り付けられ、所定の力で押し下げられた場合、ホッパベース106内に退避可能である。
なお、第1規制体172A及び第2規制体172Bは、上記機能を満足すれば、どちらか一方であってもよい。
また、第1規制体172A、第2規制体172Bを用いずともコイン102が出口開口138に自ずと移動する場合、周方向案内装置112を配置する必要はない。
換言すれば、回転ディスク110の直径が大きく、第1押出部162及び第2押出部164によってコイン102を回転ディスク110の周方向へ誘導できる場合、第1規制体172A、第2規制体172Bを配置する必要は無い。
第1規制体172A又は第2規制体172Bがコイン102から所定の横方向の力を受けた場合、前記退避装置の機能によって第1規制体172A及び第2規制体172Bは底部144の下方に向かって移動可能であり、コイン102がそれらを乗り越えて移動可能になり、回転ディスク110と共に移動できる。
次に出口開口138を説明する。
出口開口138は、周方向案内装置112の側方のガイド穴132の周面が所定長にわたって切除された矩形の開口である。
出口開口138の長さ(ガイド穴132の周方向の長さ)は、コイン102が通過するに十分な長さである。
次に出口通路116を説明する。
出口通路116は、払出装置114によって弾き出されたコイン102を案内する機能を有する。
出口通路116は、出口開口138に連続して回転ディスク110の周方向に伸びる薄板状の通路である。
出口通路116は、凹溝176、コインガイド178及び出口通路画定ガイド182によって画定され、回転ディスク110の周方向に伸びている。
凹溝176の底面184は、底部144と同一平面内に配置され、第2押出部164によって押し出されるコイン102の下面が案内される。
コインガイド178は、出口開口138の一端部に固定状態に配置され、ガイド132側の側面186はガイド132の周面の一部を構成する。
コインガイド178は、出口通路116の底面184から突出する円柱状の位置決めピン188、192に位置決め孔194、196を嵌め合わすことにより所定位置に位置決めされる。
次に払出装置114を説明する。
払出装置114は、回転ディスク110によって一枚ずつ区分けされて送り出されるコイン102をひとつずつ弾き出す機能を有する。
払出装置114は、第1ローラ200、第2ローラ202、及び付勢手段205を含んでいる。
まず、第1ローラ200を図4を参照して説明する。
第1ローラ200は、コイン102が通過する出口通路116の一側縁を形成し、コイン102を所定の位置に案内する機能を有する。
第1ローラ200は、位置決め体204としてのプロペラ形のプレート206に固定され、出口通路画定ガイド182の位置決め部208に嵌り合って出口通路116において所定位置に固定状態に位置決めされる。
詳述すれば、第1ローラ200はプレート206から下向きに突出する支軸210に回転自在に取り付けられ、出口通路画定ガイド182の透孔212を通って出口通路116に位置する。
透孔212は、第1ローラ200が複数位置に位置可能なように長孔に形成されている。
次に、第2ローラ202を図5、6を参照して説明する。
第2ローラ202は、第1ローラ200との間に挟んだコイン102を所定の方向に弾き出す機能を有している。
第2ローラ202は、回転ディスク110及び第1ローラ200の側方に配置され、出口通路116の一側縁を構成している。
第2ローラ202は、ホッパベース106の裏面に下向きに固定された固定軸214にピボット運動可能に取り付けられた揺動レバ216の一端部に固定された支軸218に回転自在に取り付けられ、ホッパベース106の長孔220を通って出口開口138を横断又は隣接し、かつ第1ローラ200に対し所定距離離れた出口通路116に位置している。
ホッパベース106の下面に突出する掛止ピン222と揺動レバ216との間に掛止めした付勢手段205、具体的にはスプリング224が掛止され、第2ローラ202が第1ローラ200に近づくよう図5において反時計方向に付勢されている。
付勢手段205は、第2ローラ202を第1ローラ200に弾性的に近づける機能を有している。
通常、揺動レバ216は一体に形成された被係止部226が係止部(図示せず)によって係止されることにより、第1ローラ200に対しコイン102の直径よりも小さい間隔で停止され、待機位置SPにおいて静止している。
コイン102の直径部が第1ローラ200と第2ローラ202との間に移動した場合、図7に示すように第2ローラ202が払出位置DPに移動された後、付勢手段205の弾発力でコイン102を弾き出す。
なお、第2ローラ202は揺動レバ216によってピボット運動を行うが、直線運動により第1ローラ200に対し接近、離隔するよう変更することができる。
また、付勢手段205は、スプリングの他、電磁アクチュエータ、空気アクチュエータ等同様の機能を有する装置に変更することができる。
次に出口通路画定ガイド182を説明する。
出口通路画定ガイド182は、出口通路116の上壁を画定する機能を有する。
出口通路画定ガイド182は、ホッパベース106に形成された凹溝176の上側壁234及び下側壁236間に密に挿入され、下面をコインガイド178の上面及び上側壁234に隣接形成された段部237上面にあてがった状態でスクリュ238をホッパベース106にねじ込むことにより出口通路画定ガイド182の下面が底面184に対しコイン102の厚みを超え、2倍以下の距離離れた状態で平行に固定される。
これにより、底面184、段部237の側壁240、コインガイド178の側面242及び出口通路画定ガイド182の下面により画定された、薄板トンネル状の出口通路116が画定される。
第1ローラ200は、出口開口138及びコインガイド178側に隣接した出口通路116に固定状態に配置される。
図5に示すように、第1ローラ200はコインガイド178の側面186、242と共同して、実質的に一体の固定のコインガイドを構成する。
第2ローラ202は出口開口138及び上側壁234に隣接した出口通路116に移動可能に配置される。
換言すれば、第2ローラ202は第1ローラ200に対しコイン102の直径よりも近い待機位置SPと、コイン102によって移動され、第1ローラ200からコイン102の直径分離れた払出位置DPに移動可能である。
払出装置114により払い出されたコイン102は、ホッパベース106の左側面に位置する出口通路116の端面の出口244から払い出される。
次に位置決め部208を説明する。
位置決め部208は位置決め体204と係合し、位置決め体204を所定位置に不動に保持する機能を有する。
位置決め部208は、出口通路画定ガイド182の上面に形成された位置決め体204の図7において上下左右位置を規制する位置決めピン246及び移動阻止片248を含んでいる。
位置決めピン246は、出口通路画定ガイド182の上面から上向きに突出する円柱形であり、位置決め体204の位置決め孔250A又は250Bに密に嵌り込む。
これにより、位置決め体204は位置決めピン246に対し図7において上下左右に移動することができない。
移動阻止片248は、位置決め体204の位置決めピン246回りの回転を阻止する機能を有する。
本実施例1において移動阻止片248は、プレート206の左右端面と接するよう形成された出口通路画定ガイド182の上面から上向きに立ち上がる左側壁252L及び右側壁252Rである。
この構成により、プレート206は位置決めピン246回りに回転することができない。
換言すれば、第1ローラ200は出口通路116の所定位置において固定状態に配置される。
実施例1において、位置決め孔250Aは直径25ミリのコインサイズに最適の位置に設定され、位置決め孔250Bは直径30ミリのコインサイズに最適の位置に設定されている。
換言すれば、図4に示すように位置決め孔250Aと250Bの中心を結んだ直線L上における位置決め孔250Aから第1距離D1離れ、位置決め孔250Bから第2距離離れた位置に支軸210が固定されている。
第1距離D1と第2距離D2は、対象コイン直径に差があっても第2ローラ202がほぼ同一距離、コイン102によって移動されるように設定されている。
コイン102のサイズが変更されてもコイン102の弾く力を一定にし、かつ払出検知装置118の調整を不要にするためである。
スクリュウ238が貫通するための貫通孔251A、251Bがそれぞれプレート206に穿孔されている。
図4、5におけるプレート206は、コイン102の直径が25ミリの場合にセットした状態を表す。
プレート206を図5における平面内において180度回転させた場合、位置決め孔250Bは位置決めピン246に嵌ると共にその両側縁が左側壁252L及び右側壁252Rに密に接する。
これにより、プレート206は出口通路画定ガイド182に対して移動することができず、出口通路116において直径30ミリのコインに適した所定位置において固定状態に配置される。
使用コイン102に合わせて第1ローラ200の位置を調整した後。プレート206はスクリュウ238によってホッパベース106に対し固定状態にされる。
図8に示すように、位置決め孔250Aを位置決めピン246に嵌め合いした場合、第1ローラ200は第1位置P1に位置し、待機位置SPの第2ローラ202に対し第1所定距離離れている。
位置決め孔250Bを位置決めピン246に嵌め合いした場合、第1ローラ200は第2位置P2に位置し、待機状態の第2ローラ202と第2所定距離離れている。
プレート206の表面にはプレート206を正面視した場合、適合するコインサイズが通常の表示になるよう刻印等により表示254されている。
表示254は、適合サイズの表示が通常に表示され、別の表示は倒立状態に表示される。
次に払出検知装置118を図5を参照して説明する。
払出検知装置118は、コイン102による第2ローラ202の移動を直接的又は間接的に検知して検知信号を出力する機能を有する。
本実施例1の払出検知装置118は、第2ローラ202、第2ローラ202を支持する揺動レバ216、揺動レバ216に連動して移動する作用片256、及び作用片256の検知手段258を含んでいる。
作用片256は、揺動レバ216と一体に形成され、固定軸214を中心とする円弧上に位置する被検知部260である。
検知手段258は、被検知部260を検知した場合、「H」又は「L」の電気的な検知信号を出力する機能を有する。
実施例1の検知手段258は、透過形の光電センサ262である。
光電センサ262は、ホッパベース106に、その裏面側において取付部140を介して固定されている。
本実施例1において光電センサ262はサポート部124で囲われたホッパベース106の下方に位置するので、外部から不正にアクセスすることが極めて困難である。
コイン102によって第2ローラ202が払出位置DPへ移動された場合、図7に示すように被検知部260が投光部から受光部への投射光を遮断する。
この遮断によって、光電センサ262の出力は「H」から「L」になる。
第2ローラ202が払出位置DPから待機位置SPへ移動する場合、被検知部260が投光部と受光部の間から外れるので、光電センサ262の出力は「L」から「H」になる。
光電センサ262の出力が「L」から「H」に変化したときに検知信号を出力する。
この検知信号をカウントすることにより、払い出したコイン102の数を知ることができる。
したがって、検知手段258は、同様の機能を有する他の方式に変更することができ、センサ262は反射式光電センサ、金属センサ等他のセンサに変更することができる。
さらに、揺動レバ216または第2ローラ202の移動を直接検知することにより払出検知装置118を構成することができる。
次に実施例1の作用を説明する。
まず、図5に示すコイン102の直径が25ミリにセットされた状態における作用を説明する。
コイン102の払出指示信号を受けた場合、モーター(図示せず)が回転し、図示しない減速機及び回転軸146を介して回転ディスク110が図5において時計方向に回転される。
回転ディスク110の回転により、コイン102は通孔154に落下し、第1押出部162により押されてその下面がガイド132の底部144上を滑り、かつ、周面は周壁150に案内されつつ第1規制体172A及び第2規制体72Bに達する。
コイン102は、第1規制体172A及び第2規制体172Bによってガイド穴132の周方向に案内される。
このとき、第1規制体172A及び第2規制体172Bには横方向から力が加わるが、底部144に対しほぼ垂直状態を保つ。
コイン102の回転ディスク110に対する周方向への移動により、コイン102は、第1ローラ200と第2ローラ202との間に達する(図7参照)。
コイン102は、最初は第1押出部162によって、その後は第2押出部164によってさらに周方向へ押され、かつ、第1ローラ200は固定であるので、第2ローラ202がコイン102によって図5の位置から右斜め上方へ移動される。
これにより、揺動レバ216が固定軸214を中心に時計方向へ回動される。
コイン102によって第2ローラ202が移動されるとき、揺動レバ216と一体にピボット運動する作用片256は、光電センサ262の投光部からの投射光を遮るため、その出力は「H」から「L」に変化する。
コイン102は、その直径部が第1ローラ200と第2ローラ202との間を通過した直後に付勢手段205によって第2ローラ202によってほぼ横方向に弾き出され、出口通路116を通って出口244から払い出される。
これにより、第2ローラ202は待機位置SPに戻る。
第2ローラ202の待機位置SPへの復帰動に連動して作用片256が光電センサ262の検知域から外れるので、投光部からの投射光が受光部に受光されるようになる。
これにより、光電センサ262の出力は「L」から「H」に変化する。
この「L」から「H」への出力変化に基づいて検知信号出力手段が検知信号を出力する。
したがって、この検知信号をカウントすることにより出口244から払い出されたコイン102の数を計数することができる。
次に直径30ミリのコイン102への変更作業を説明する。
まずスクリュ238を緩めてプレート206の貫通孔251Aから抜き出す。
次いでプレート206を左側壁252L及び右側壁252R間から抜き出し、平面視180度回転させた後、左側壁252L及び右側壁252R間に落とし込み、位置決めピン246に位置決め孔250Bが嵌り合った状態とする。
次いでスクリュ238を貫通孔251Bを介してホッパベース106にねじ込むことにより固定する。
これにより、図8に示す第1ローラ200は、待機位置SPに位置する第2ローラ202に対し、直径30ミリのコインサイズに適した位置P2に移動し、調整される。
コイン102の払出は前述と同様である。
図9は本発明の第2の実施例の概要平面図であり、実施例1と同様機能部には同一符号を付してある。
本実施例2は、位置決めピン246及び位置決め孔250A、250Bを矩形に形成することにより、プレート206に位置決め部208のプレート206に対する移動阻止機能、具体的には回り止め機能を兼用させたものであり、作用、効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
図1は、実施例1のコインホッパの斜視図である。 図2は、実施例1の保留ボウルを外した状態のコインホッパの斜視図である。 図3は、実施例1のコイン出口部の分解斜視視図である。 図4は、実施例1の第1ローラの位置決め体の平面図及び裏面斜視図である。 図5は、実施例1のホッパベースの正面視図である。 図6は、実施例1出口通路画定ガイドを取り外したホッパベースの正面視図である。 図7は、実施例1のコイン弾き出し直前のホッパベースの正面視図である。 図8は、実施例1の第1ローラの位置を説明するためのホッパベースの正面視図である。 図9は、本発明の実施例2の概要平面図である。
108 保留ボウル
110 回転ディスク
116 出口通路
132 ガイド穴
138 出口開口
152 上部開口
182 出口通路画定ガイド
200 第1ローラ
202 第2ローラ
204 位置決め体
208 位置決め部
P1 第1位置
P2 第2位置

Claims (1)

  1. 上部開口(152)を有するコイン保留ボウル(108)の底孔に配置された孔付き回転ディスク(110)、
    前記回転ディスク(110)が配置される円形のガイド穴(132)、
    前記ガイド穴(132)の周面に位置する出口開口(138)、
    前記出口開口(138)から前記ガイド穴(132)の周方向に延びる出口通路(116)、
    前記出口通路(116)の上面を覆う出口通路画定ガイド(182)、
    前記出口通路(116)における前記出口開口(138)に近接して固定状態に配置された第1ローラ(200)、及び、
    前記出口通路(116)における前記出口開口(138)に近接して前記第1ローラ(200)に対し通常はコイン直径よりも小さい間隔で配置されると共に前記第1ローラ(200)に向かって付勢され、かつ前記コインによって前記第1ローラ(200)から離される第2ローラ(202)を有し、
    前記回転ディスク(110)の回転によって前記コインを前記出口開口(138)に送り出して前記第2ローラ(202)を前記第1ローラ(200)に対し離した後、前記第2ローラ(202)によって前記コインを弾いて前記出口通路(116)から放出するようにしたコインホッパにおいて、
    前記第1ローラ(200)は位置決め体(204)に固定され、
    前記位置決め体(204)は前記上側出口通路画定ガイド(182)に形成された位置決め部(208)に180度転回された前後で移動不能に嵌め合い可能であり、
    前記第1ローラ(200)は前記位置決め体(204)が180度転回前には前記第2ローラ(202)から第1距離離れた第1位置(P1)に、180度転回後には前記第2ローラ(202)から第2距離離れた第2位置(P2)に位置することを特徴とするコインホッパ。
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