JP5066679B2 - ディスクの振分装置 - Google Patents

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Description

本発明は、周縁が接触した状態で一列に整列したディスクを、選択的にガイド通路の左右に振り分ける装置の改良に関する。
さらに詳しくは、コインホッパから送り出されたディスクを選択的にガイド通路の左右に振り分ける装置の改良に関する。
なお、本明細書で使用する「ディスク」は、通貨であるコイン、ゲーム機のメダルやトークン等の代用貨幣、及び、それらと類似のものを包含する。
ディスク形状は、五角形、六角形、八角形等、円板に近似した形状であってもよい。
この種装置として、本出願人の出願にかかる特開平08-293051号(対応米国特許5,810,655号)が知られている(例えば、特許文献1)。
この従来装置は、その図13に示されるように、コインホッパの回転ディスクから送り出されたディスクを一列に並べて案内する通路手段と、この通路手段の延長上にその通路手段の軸線の左右に、その軸線と平行に設けた一対のガイド溝と、このガイド溝に案内されつつ移動可能なガイドローラと、このガイドローラを前記左右のガイド溝に選択的に移動させる移動装置とを備えている。
したがって、ガイドローラを左のガイド溝に位置させた場合、ディスクは右側に払い出され、ガイドローラを右のガイド溝に位置させた場合、ディスクは左側に払い出される。
特開平08-293051(図12、第8頁)
この従来装置において、ガイドローラの位置を切り替える場合、ガイドローラはディスクと離れていなければならない。
詳述すれば、ガイドローラがディスクと接触している場合、ガイドローラはディスクの弧状周面を急角度で乗り越えなければならいため、大きな力を必要とするためである。
ガイドローラを自動的に移動させるための力を得るため、例えば大容量のソレノイドを用いることができるが、装置が大型化すると共に高価になる問題がある。
また、切替時にガイドローラとディスクとが接触しないようにする場合、通路手段の長さを自由に設定できないと共に直径が異なるディスクに変更する毎に通路手段の長さを変更せねばならず、変更作業が面倒であるという問題がある。
さらに、このディスク振り分け装置がゲーム機に使用される場合、ディスクは連続的に所定数払い出され、払出数が百万個を超える場合がある。
このため、ガイド溝端部に対する支軸の度重なる打撃によって、前記ガイド溝の端部がへたり、側方に突出し、ガイドローラのスムーズな移動を妨害し、ディスクの払出を適正に行えないことがある。
本発明の第1の目的は、通路手段の長さを自由に設定できるようにすることである。
本発明の第2の目的は、小さな力でガイド手段の位置を切り替えることができるようにすることである。
本発明の第3の目的は、ディスクの振分装置を小型にすると共に、安価に提供することである。
この目的を達成するため、本発明は以下のように構成されている。
ディスクを一列に並べて誘導するガイド通路と、前記ガイド通路の出口において前記ガイド通路の一側に第1出口通路を、他側に第2出口通路を配置し、当該第1出口通路又は第2出口通路にそれぞれ進退可能な第1邪魔手段、第2邪魔手段をそれぞれ配置し、前記第1邪魔手段若しくは第2邪魔手段の一方を選択的に前記第1出口通路又は第2出口通路に進出させることにより、前記ディスクを前記第1出口通路又は前記第2出口通路に誘導するようにしたディスクの振分装置において、前記第1邪魔手段及び第2邪魔手段を前記ガイド通路の出口から少なくともディスク直径分以上離れて配置したことを特徴とするディスクの振分装置である。
請求項2の発明は、ディスクを一列に並べて誘導するガイド通路と、前記ガイド通路の出口において前記ガイド通路の左右に出口通路を配置し、当該左右出口通路に進退可能な邪魔手段をそれぞれ配置し、前記邪魔手段の一方を選択的に前記出口通路に進出させることにより、前記ディスクを前記左右の出口通路に誘導するようにしたディスクの振分装置において、前記ガイド通路の出口に連続して左方向に伸びる左遊動路及び右方向に伸びる右遊動路を配置し、前記左右の遊動路の端部にそれぞれ進退する邪魔手段を設け、前記邪魔手段の下流にディスクの出口をそれぞれ設け、前記遊動路において遊動し、かつ、前記邪魔手段に進行を阻止されたディスクにより前記ガイド通路から送り出されたディスクを他方の遊動路に案内するようにしたことを特徴とするディスクの振分装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は2のディスクの振分装置において、前記第1邪魔手段及び第2邪魔手段はディスクの弾き出し装置を兼用することを特徴とするディスクの振分装置である。
請求項4の発明は、請求項3のディスクの振分装置において、前記第1邪魔手段及び第2邪魔手段は第3支軸に回転自在なレバーに取り付けられ、前記レバーは前記第1邪魔手段、第2邪魔手段が前記第1出口通路、第2出口通路を狭める方向に付勢されていることを特徴とする請求項3のディスクの振分装置である。
請求項5の発明は、請求項4のディスクの振分装置において、前記レバーは第1支軸に回転可能に支持された移動体に支持されていることを特徴とするディスクの振分装置である。
請求項6の発明は、請求項5のディスクの振分装置において、前記移動体は電磁アクチュエータによって回転されることを特徴とするディスクの振分装置である。
請求項7の発明は、請求項3のディスクの振分装置において、前記第1邪魔手段、第2邪魔手段は位置調整可能であることを特徴とするディスクの振分装置である。
請求項1の発明において、ガイド通路によって一列に誘導されたディスクは、第1出口通路若しくは第2出口通路へ進行する。
第1出口通路若しくは第2出口通路に進行したディスクは、選択的に第1出口通路若しくは第2出口通路に進出している第1邪魔手段若しくは第2邪魔手段によって移動を阻止される。
第1邪魔手段若しくは第2邪魔手段は、ガイド通路に対しディスク直径分以上離れた位置に配置されているので、阻止されたディスクの端とガイド通路との間にはディスク直径以上の間隔がある。
よって、阻止されたディスクの次のディスクは、当該阻止されたディスクによってガイドされ、ディスクが進行を阻止されている出口通路と反対側の出口通路に案内される。
前記次のディスクが反対側の出口通路に進行した後、邪魔手段によりストップされていたディスクは、その位置を保持し、若しくは、重力によりガイド通路側に戻る遊動をする。
次のディスクがガイド通路を進行してきた場合、前記阻止されたディスクを押動し、前記と同様に一方の出口通路の邪魔手段により進行を阻止されるため、次のディスクが停止しているディスクによって案内され、他方の出口通路に進行し、払い出される。
よって、第1邪魔手段又は第2邪魔手段によって阻止されるディスクが移動可能な距離に相当する分、ガイド通路の長さを変更しても、ディスクの移動によって吸収することができるので、ガイド通路の長さ変更をする必要がない利点を有する。
請求項2の発明において、ディスクは遊動路において邪魔手段に進行を阻止されるまで移動し、続いてガイド通路を進行してきたディスクは、その進行を阻止されたディスクによって他の遊動路に案内されて払い出される。
したがって、請求項1の発明同様、第1邪魔手段又は第2邪魔手段によって阻止されるディスクが移動可能な距離(遊動距離)に相当する分、ガイド通路の長さを変更しても、ディスクの移動(遊動)によって吸収することができるので、ガイド通路の長さ変更をする必要がない利点を有する。
請求項3の発明の構成において、ディスクの移動を阻止する第1邪魔手段又は第2邪魔手段はディスクの弾き出し機能を有する。
ディスクを弾き出すことによって、ディスクを区分けして払い出すことができる。
区分けして払い出すことにより、ディスクの検知が容易である利点がある。
また、第1邪魔手段若しくは第2邪魔手段と弾き出し装置とを別個に設けずとも良いので、装置を小型、かつ、安価に製造できる利点がある。
請求項4の発明の構成において、第1邪魔手段及び第2邪魔手段が回動自在なレバーに取り付けられているため、邪魔手段の円滑な弾き出しに資する利点がある。
さらに、従来のガイド溝を叩くことによる「へたり」を防止できる利点がある。
請求項5の発明の構成において、第1邪魔手段又は第2邪魔手段を取り付けたレバーは、第1支軸に回転可能に支持された動体に支持されている。
さらに、ガイド通路と第1邪魔手段又は第2邪魔手段とはディスク直径以上の間隔を有している。
第1邪魔手段又は第2邪魔手段を第1出口通路又は第2出口通路に進退させる場合、第1邪魔手段又は第2邪魔手段に移動を阻止されたディスクはガイド通路側へ退避動可能である。
さらに、第1邪魔手段又は第2邪魔手段を取り付けたレバーは動体に取り付けられている。
よって、ディスクと第1邪魔手段又は第2邪魔手段とが圧接することがないので第1邪魔手段又は第2邪魔手段の移動抵抗は小さい。
さらに、動体の回転抵抗は小さい。
結果として、小さな力で第1邪魔手段又は第2邪魔手段を移動することが出来る利点がある。
請求項6の発明の構成において、動体は電磁アクチュエータによって回転される。
電磁アクチュエータは、小型であり、駆動用の配線をすればよいので装置を小型にすることができる利点がある。
請求項7の発明の構成において、第1邪魔手段又は第2邪魔手段は位置調整可能であるので、ディスクの大きさに応じて最適の位置に第1邪魔手段又は第2邪魔手段の第1出口通路または第2出口通路における進退位置を調整することができる。
よって、ディスクサイズに応じて最適の払出しができる利点がある。
ディスクを一列に並べて誘導するガイド通路と、前記ガイド通路の出口において前記ガイド通路の一側に第1出口通路を、他側に第2出口通路を配置し、当該第1出口通路又は第2出口通路にそれぞれ進退可能な第1邪魔手段、第2邪魔手段をそれぞれ配置し、前記第1邪魔手段若しくは第2邪魔手段の一方を選択的に前記第1出口通路又は第2出口通路に進出させることにより、前記ディスクを前記第1出口通路又は前記第2出口通路に誘導するようにしたディスクの振分装置において、前記第1邪魔手段及び第2邪魔手段を前記ガイド通路の出口から少なくともディスク直径分以上離れて配置し、前記第1若しくは第2邪魔手段は支軸に回転自在なレバーに取り付けられ、前記レバーは第1若しくは第2邪魔手段が前記ガイド通路を狭める方向に付勢され、かつ、位置調整可能であり、前記レバーは第2支軸に回転可能に支持された動体に支持され、前記動体は電磁アクチュエータによって回転されることを特徴とするディスクの振分装置である。
図1は、実施例の振分装置を装着したコインホッパの全体斜視図である。
図2は、実施例の振分装置の正面図である。
図3は、実施例の振分装置のから保持プレートを取り除いた正面図である。
図4は、実施例の振分装置の背面図である。
図5は、実施例の振分装置の右側面図である。
図6は、実施例の振分装置の分解斜視図である。
図7は、実施例の振分装置において左方向に振り分けする場合の正面作用説明図である。
図8は、実施例の振分装置において左方向に振り分けする場合の背面作用説明図である。
図9は、実施例の振分装置において右方向に振り分けする場合の作用説明図である。
以下の説明において、上下左右の用語は説明の便宜のため用いるものである。
したがって、本発明の権利範囲を解釈する場合、上下左右の文言はそれらに影響されない。
図1において、コインホッパ100はフレーム102と、フレーム102に固定され、かつ、ディスクDを貯留する筒形の保留ボウル104と、保留ボウル104の底部で回転するディスクDの送り出し用の回転ディスク(図示せず)を有する。
コインホッパ100は、例えば特開平6-150102号に開示されたものである。
上方に延びるエスカレータ106がフレーム102に固定されている。
エスカレータ106は、縦長矩形のベース108と、ディスクDの厚みよりも僅かに厚い一対の細長板形のガイドプレート112及び114と、それらガイドプレートにあてがったサポート板120を有する。
前記一対のガイドプレート112及び114の間隔は、ディスクDの直径よりも僅かに大きい。
サポート板120の中央には縦方向に突条122が形成され、当該突条122は前記ガイドプレート間に位置する。
サポート板120の突条122とベース108との間隔は、ディスクDの厚みよりも僅かに厚い。
換言すれば、ディスクDが二枚重ならない間隔である。
サポート板120及びガイドプレート112、114を貫通するスクリュウ124をベース108にねじ込むことにより、それらを一体化してある。
これらベース108、ガイドプレート112、114、サポート板120で囲まれた断面矩形の上下方向に延びる空間がエスカレーターガイド通路126である。
振分装置130が、前記エスカレータ106の上端部に取り付けられている。
図2に示すように、振分装置130はガイド通路132、邪魔手段134、第1出口136、第2出口138、及び、ディスク検知手段140を含んでいる。
最初に、ガイド通路132を説明する。
図5に示すように、下端部をクランク形に形成された矩形のベースプレート144がほぼ垂直状態に配置される。
ベースプレート144の表側(図5において左側)に、第1ガイドプレート146、左側に第2ガイドプレート148が垂直方向に延び、かつ、所定の間隔で平行に配置されている(図3参照)。
第1ガイドプレート146、第2ガイドプレート148はディスクDの厚みよりも僅かに厚い細長いプレートである。
第1ガイドプレート146の直上に、弧状の第1通路ガイド152及び外側に向かって下降する第1傾斜ガイド154を有する第1案内片156、及び、第1案内片156に対し対称に、第2通路ガイド158及び第2傾斜ガイド162がそれぞれ形成されている第2案内片164が配置されている。
第1ガイドプレート146と第2ガイドプレート148の間隔は、ディスクDの直径よりも僅かに大きい。
ディスクDが小径のディスクに変更された場合、第2ガイドプレート148が図3において長孔150の範囲において左方へ平行に移動され、第1ガイドプレート146と第2ガイドプレート148の間隔をディスクDの直径よりも僅かに大きい間隔に変更する。
長孔150を段付き孔とし、第2ガイドプレート148を段階的に移動することにより第1ガイドプレート146との間隔を変更することができる。
第2案内片164は、第1案内片156と所定の関係を保つよう長孔160の範囲において位置調整可能である。
換言すれば、第2ガイドプレート148の内側縁に対し第2案内片164の第2通路ガイド158がスムースに連なるよう位置が変更される。
矩形の保持プレート166及び第1ガイドプレート146を貫通する複数のスクリュウ167をベースプレート144にねじ込み、それらを一体化してある。
保持プレート166及び第2ガイドプレート148を貫通するスクリュウ173をベースプレート144にねじ込み、それらを一体化してある。
したがって、ベースプレート144、第1ガイドプレート146、第2ガイドプレート148及び保持プレート166により、断面が矩形であって、上下方向に延びるガイド通路132が形成される。
このガイド通路132は、幅がディスクDの直径よりも僅かに大きく、かつ、厚みがディスクDの厚みよりも僅かに厚い。
したがって、コインホッパ100から一つずつ送り出されたディスクDは、ガイド通路132においても一列に整列され、上方に向かって進行する。
保持プレート166の中央部の上下方向に延びる長孔は、ガイド通路132の覗き孔175である。
振分装置130がエスカレータ106の先端に固定された場合、第1ガイドプレート146、第2ガイドプレート148は、エスカレータ106のガイドプレート112、114の延長上に位置する。
したがって、ガイド通路132は、エスカレーターガイド通路126の延長上に位置する。
結果として、ディスクDはエスカレーターガイド通路126からガイド通路132に一列に押し上げられる。
振分装置130は、詳細には、邪魔手段134、第1出口通路172、第2出口通路174、弾き出し手段176、ディスク検知手段140を含んでいる。
振分装置130は、ディスクDをガイド通路132の第1方向(図3において左方向)または第2方向(図3において右方向)から選択的に払出す機能を有する。
換言すれば、ガイド通路132を進行してくるディスクDを、第1出口通路172または第2出口通路174に選択的に案内する機能を少なくとも有する。
さらに、ディスクDを弾き出す機能を有することが好ましい。
まず、第1出口通路172を説明する。
第1出口通路172は、ガイド通路132から送り出されたディスクDをガイド通路132の第1方向、換言すれば図3において左方に案内する機能を有する。
第1出口通路172は、第1案内片156と第3案内片180により画定されている。
第3案内片180は、ガイド通路132の延長線上に配置され、ベースプレート144に固定されている。
第3案内片180は、下向き三角形をしており、第1通路ガイド152に相対して湾曲する弧状の第3通路ガイド182、及び、第2通路ガイド158に相対して湾曲する弧状の第4通路ガイド184を有する。
第1通路ガイド152と第3通路ガイド182との間隔は、ディスクDの直径よりも僅かに大きく設定される。
次に第2出口通路174を説明する。
第2出口通路174は、ガイド通路132から送り出されたディスクDをガイド通路の第2方向、図3において右方に案内する機能を有する。
第2出口通路174は、第2案内片164と第3案内片180により画定されている。
詳述すれば、第2出口通路174は第2通路ガイド158と第4通路ガイド184によってディスクDの直径よりも僅かに大きい間隔の通路幅に形成される。
異なる直径のディスクDを使用する場合、第3案内片180を交換し、第1通路ガイド152と第3通路ガイド182との間の間隔、及び、第2通路ガイド158と第4通路ガイド184との間隔をディスクDの直径に適した間隔にする。
したがって、第3案内片180は、種類が異なっても同一のネジ孔等にスクリュウをねじ込むことにより固定される。
しかし、長孔より、一つの第3案内片180の取り付け位置を調整可能にすることができる。
第1出口通路172及び第2出口通路174は、第1案内片156、第2案内片164及び第3案内片180の反ベースプレート144側にあてがったガイドプレート196によって前面側を画定されている。
ガイドプレート196の中央のY形孔197は、第1出口通路172及び第2出口通路174におけるディスクDの覗き窓である。
また、第1出口通路172のガイドプレート196の下流部は、第1補助ガイドプレート198によりカバーされている。
第2出口通路174のガイドプレート196の下流部は、第2補助ガイドプレート199によりカバーされている。
次に邪魔手段134を説明する。
邪魔手段134は、ディスクDの第1出口通路172及び第2出口通路174において、ディスクDの進行を選択的に阻止する機能を有する。
邪魔手段134は、第1出口通路172に選択的に位置される第1邪魔手段186と、第2出口通路174に第1邪魔手段186と逆位相で選択的に位置される第2邪魔手段188を含んでいる。
次に第1邪魔手段186を説明する。
第1邪魔手段186は、ガイド通路出口190からディスクDの直径に相当する所定距離以上離れた第1出口通路172に選択的に進退可能である。
詳述すれば、第1邪魔手段186は第1出口通路172に進出した邪魔位置OP1及び第1出口通路172から退出した非邪魔位置UP1に選択的に位置可能である。
換言すれば、ディスクDは第1邪魔手段186によって、選択的に第1出口通路172において進行を阻止され、又は、進行可能になる。
次に第2邪魔手段188を説明する。
第2邪魔手段188は、ガイド通路出口190からディスクDの直径に相当する所定距離以上離れた位置において、第2出口通路174に選択的に進退可能である。
詳述すれば、第2邪魔手段188は第2出口通路174に進出した邪魔位置OP2及び第2出口通路174から退出した非邪魔位置UP2に選択的に位置可能である。
換言すれば、ディスクDは第2邪魔手段188によって、第2出口通路174において進行を阻止され、又は、進行可能になる。
前記所定距離は、邪魔位置OP1又はOP2に位置する第1邪魔手段186又は第2邪魔手段188によって移動を阻止されたディスクDと対面にする第1通路ガイド152又は第2通路ガイド158との間に少なくともディスクDの直径以上の間隔が形成されるように設定される。
したがって、ディスクDが払い出された後、次のディスクDがガイド通路132を所定位置へ進行するまでの間、第1出口通路172又は第2出口通路174に位置するディスクDはこの範囲を移動可能であるので、この範囲を第1遊動路191、第2遊動路192という。
第1邪魔手段186と第2邪魔手段188とは同一構造であるが、ガイド通路132の延長に対し対称に配置されているので、第1邪魔手段186を代表して説明し、第2邪魔手段188は同一数字の符号RをLに変更して付し、説明を省略する。
第1邪魔手段186は、第1邪魔片194R及び第1位置調整手段196Rを含んでいる。
まず第1邪魔片194Rを説明する。
第1邪魔片194Rは、第1出口通路172を移動するディスクDと接触し、当該ディスクDの移動を所定位置で阻止する機能を有する。
第1邪魔片194Rは、ガイド通路出口192からディスクDの直径に相当する距離以上であって、かつ、第1出口通路172において移動を阻止されたディスクDと第2通路ガイド158との距離がディスクDの直径を超える位置に進退可能である。
換言すれば、ガイド通路132内を次々押し進められるディスクDが、第2通路ガイド158と第1邪魔片194Rに移動を阻止されたディスクDとの間を通って第2出口通路174に進行できる位置に第1邪魔片194Rは選択的に進退される。
さらに、第1邪魔片194Rは、第1出口通路172に位置した場合、第1通路ガイド152と第3通路ガイド182とによってガイドされるディスクDによって、セルフロック位置200Rに保持される。
セルフロック位置200Rとは、第1邪魔片194Rに進行を阻止されているディスクD1が後続のディスクDによって押された場合、ディスクDの進行を阻止する位置に保持される力を受ける位置をいう。
詳述すれば、ディスクDが第1通路ガイド152によって案内された場合、当該ディスクDの外周面によって、第1邪魔片194R、したがって、レバー208Rが図3において反時計方向の回転力を受ける位置関係に配置されている。
第1邪魔片194Rは、支軸198Rに回転自在に支持されたローラ202Rであるが、棒体にすることができる。
次に邪魔手段134の選択位置手段203を説明する。
選択位置手段203は、選択的に第1邪魔手段186を第1出口通路172に進退させ、及び、第2邪魔手段188を第2出口通路174に第1邪魔手段186に対し逆位相で進退させる機能を有する。
したがって、本機能を満足すれば、第1邪魔手段186及び第2邪魔手段188をそれぞれ個別の移動装置によって進退させることができる。
本実施例における選択位置手段203は、一つで第1邪魔手段186及び第2邪魔手段188を進退させるので、選択位置手段203を小型化及び低コスト化できる効果を有する。
本実施例における選択位置手段203は、移動体204、選択位置保持手段244及び駆動手段262を含んでいる。
最初に移動体204を説明する。
移動体204は、第1邪魔片194R、第2邪魔片194Lを選択的に邪魔位置OP1若しくはOP2に移動させる機能を有する。
本実施例において、移動体204は円板形のプレートであって、ベースプレート144の裏面側に配置されている。
移動体204は、ベースプレート144からベースプレート144に対し直角に突出する第1支軸242に揺動可能に取り付けられている。
移動体204の上端部に固定された第2支軸243がベースプレート144の弧状長孔245を移動可能に貫通し、先端に円形のガイドストッパ247が固定されている。
これにより、移動体204はベースプレート144に案内されてベースプレート144と平行に揺動する。
第1邪魔片194Rは、移動体204に固定された第3支軸206Rにピボット運動可能に取り付けられたレバー208Rの一端に取り付けられている。
しかし、第1邪魔片194Rは弾き出し手段を別に設ける場合、移動体204に固定状態に取り付けることができる。
第1邪魔片194Rは、ベースプレート144に開口された貫通孔215Rを貫通し、ベースプレート144の表側の第1出口通路172に突出している。
次に第1邪魔片194Rの位置調整手段205Rを説明する。
位置調整手段205Rは、第1邪魔片194Rの第1出口通路172における進出位置を変更する機能を有する。
具体的には、第1邪魔片194Rが使用されるディスクDの直径に適合した最適位置に進出できるよう、移動体204に対し位置調整可能に固定されている。
本実施例における位置調整手段205Rは、ブラケット212R、固定プレート214R及びスクリュウ222R、224Rを含んでいる。
3支軸206Rが固定されたT形ブラケット212Rが移動体204のベースプレート144側にあてがわれ、移動体204の反ベースプレート204側にあてがった固定プレート214Rの貫通孔216R、218R及び移動体204の長孔226R、228Rを貫通するスクリュウ222R、224RをT形ブラケット212Rのネジ孔232R、234Rにねじ込むことにより移動体204に固定されている。
3支軸206Rは、長孔238Rに突出し、この長孔238Rに案内されてスライド可能である。
スクリュウ222R、224Rを緩めることにより、ブラケット212R及び固定プレート214Rが移動体204に対しスライド可能になるため、ディスクDの直径に適した位置になるよう第1邪魔片194Rの位置を調整する。
次に選択位置保持手段244を説明する。
選択位置保持手段244は、移動体204を選択位置に保持する機能を有する。
換言すれば、選択位置保持手段244は、第1邪魔片194Rを第1出口通路172においてディスクDの進行を阻止する邪魔位置OP1に保持し、かつ、第2邪魔片194Lを第2出口通路174から外れたディスクDの非邪魔位置UP2に保持する第1保持位置247に移動体204を保持し、若しくは、第1邪魔片194Rを第1出口通路172においてディスクDの進行を阻止しない非邪魔位置UP1に保持し、かつ、第2邪魔片194Lを第2出口通路174においてディスクDの邪魔位置OP2に保持する機能を有する。
本実施例において、選択位置保持手段244は、ストッパ252と長孔254を含んでいる。
ストッパ252は丸棒形であって、ベースプレート144の裏面から突出している。
弧状長孔254は、第1支軸242を中心に移動体204に形成された貫通孔である。
ストッパ252は、弧状長孔254に移動可能に挿入されている。
長孔254の一端部256が、ストッパ252によってストップされた場合、第1邪魔片194Rが邪魔位置OP1に保持される。
長孔254の他端部258がストッパ252によってストップされた場合、第2邪魔片194Lが邪魔位置OP2に保持される。
次に第1邪魔片194Rと第2邪魔片194Lの駆動手段262を説明する。
駆動手段262は第1邪魔片194Rと第2邪魔片194Lをそれぞれ、邪魔位置OP1若しくはOP2に移動する機能を有する。
駆動手段262は、アクチュエータ264及び付勢手段266を含んでいる。
アクチュエータ264は、ソレノイド268であることが好ましい。
ソレノイド268のプランジャ272は、リンク274を介して移動体204の第1支軸242の側方にピン276によって連結されている。
プランジャ272は、内蔵のスプリング273によりリテーナ275を介して突出方向に付勢されている。
アクチュエータ264は、ベースプレート144を後方へ折り曲げたブラケット277に固定されている。
付勢手段266は、例えばスプリング267であり、第1支軸242に対しピン276と対称に形成された掛止孔278とベースプレート144に固定されたフック282との間に掛止めされている。
これにより、移動体204はスプリング267によって引っ張られ、図4において時計方向に回転され、弧状長孔254の端部256がストッパ252によってストップされ、第1邪魔片194Rが邪魔位置OP1に保持される。
ソレノイド268が励磁された場合、プランジャ272が図4において引き下げられるため、移動体204はスプリング267の力に抗して図4の位置から反時計方向へ回動される。
これにより、移動体204は第2端部258がストッパ252によってストップされるまで回動され、第2邪魔片194Lが邪魔位置OP2に移動し、第1邪魔片194Rが非邪魔位置UP1に移動される。
なお、ソレノイド268は、ゲーム機等の制御装置によって、その払出方向指示信号に基づいて適当なタイミングで消励磁される。
次に弾き出し手段176を説明する。
弾き出し手段176は、第1出口通路172若しくは第2出口通路174の第1邪魔手段186若しくは第2邪魔手段188部を通過したディスクDを弾き出す機能を有する。
弾き出し手段176は、第1出口通路172に配置された第1弾き出し手段272R、第2出口通路174に配置された第2弾き出し手段272Lを含んでいる。
本実施例において、第1弾き出し手段272R及び第2弾き出し手段272Lは、第1邪魔手段186、第2邪魔手段188とそれぞれ一体化されている。
本実施例のように、弾き出し手段176と邪魔手段134とを一体化した場合、装置の小型化、低コスト化に適している。
第1弾き出し手段272R及び第2弾き出し手段272Lは、同一構成であるので第1弾き出し手段272Rを説明し、第2弾き出し手段272Lの説明は省略する。
第1弾き出し手段272Rは、第1邪魔片194R、第1レバー208R、及び、第1付勢手段274Rを含んでいる。
付勢手段274Rは第1邪魔片194Rを第1案内片156に近づけるよう付勢している。
換言すれば、図4において第1レバー208Rが第3支軸206Rを中心に時計方向へ回動される。
付勢手段274Rは、例えばスプリング276Rであり、レバー208Rの裏面に突出するピン278Rと固定プレート214Rの掛止孔282Rとの間に引っかけられている。
これにより、第1レバー208Rは図4において時計回り方向に付勢される。
第1レバー208Rは、固定プレート214Rの一部を折り曲げたストッパ284Rにストップされ、静止状態に保持される。
本実施例において、第1邪魔片194Rが邪魔位置OP1に位置する場合、第1邪魔片194Rが第1通路ガイド152と第3通路ガイド182によって案内されるディスクDによって押された場合、第1邪魔片194Rが第1案内片156に近づくよう力を受けるセルフロック位置200Rに配置されている。
換言すれば、ディスクDが第1通路ガイド152と第1邪魔片194Rに接触した場合、第1邪魔片194Rが第3通路ガイド182から離れる方向に回動されるよう設定されている。
これにより、第1邪魔片194Rを邪魔位置OP1に保持する力が働き、第1邪魔片194Rをセルフロックすることができるからである。
なお、スプリング276Rは、他の弾性体、例えばゴム等の付勢手段に変更することができる。
弾性体とは、伸長量とその弾発力がほぼ比例関係の性質を有するものの総称である。
さらに、弾き出し手段176は配置しないことができる。
次にディスク検知手段140を説明する。
ディスク検知手段140は、第1出口136又は第2出口138から払い出されるディスクDをそれぞれ検知する機能を有している。
ベースプレート144の第1ガイドプレート146の上方に第1センサ284の第1取付部286Rがガイド通路132の延長路の側方に形成されている。
第2ガイドプレート148の上方に第2センサ288の第2取付部286Lがガイド通路132の延長路の側方に形成されている。
第1センサ284は、第1邪魔手段186によって弾かれたディスクDを検知し、間接的に第1出口136を通過したことを検知する機能を有する。
具体的には、第1邪魔手段186の下流の第1出口通路172に相対配置することが好ましい。
第1センサ284は、門形の所定数のスペーサ290を介して第1取付部286Rに固定されている。
第2センサ288も同様に配置されている。
第1センサ284及び第2センサ288は、ディスクDの衝突による破損や摩耗を回避するため、光電式、電磁式等の非接触式のセンサを用いることが好ましい。
本実施例における第1センサ284及び第2センサ288は、図1、5、及び6に示すように下向き門型のボディ292にディスク通路の一方に投光部(図示せず)を配置し、他方に受光部(図示せず)を配置した透過式光電センサである。
これら第1センサ284及び第2センサ288の出力は、払い出されたディスクDのカウントに用いられる。
第1邪魔手段186、第2邪魔手段188は、第1出口通路172又は第2出口通路174の所定位置に選択的に逆位相で進退される。
詳述すれば、移動体204の第1支軸242を支点とするピボット運動により、第1邪魔手段186又は第2邪魔手段188が逆位相で選択的に第1出口通路172又は第2出口通路174に配置される。
第1邪魔手段186、第2邪魔手段188がローラ202R、202Lでない場合、第1邪魔手段186、第2邪魔手段188は耐摩耗性を有する、ステンレススチール、セラミック、ガラスビーズ入り樹脂等にて構成することが好ましい。
第1邪魔手段186、第2邪魔手段188及び移動体204は、アクチュエータ264によって移動されるので、その応答性を向上するため樹脂などの軽量材料で形成することが好ましい。
なお、ソレノイド268は、例えばゲーム機の制御装置の指令によって励磁及び消磁され、第1邪魔手段186及び第2邪魔手段188を逆位相で邪魔位置OP1、OP2若しくは非邪魔位置UP1、UP2に移動する。
次に実施例の作用を図9も参照して説明する。
なお、説明の便宜上、最先のディスクをD1とし、最先のディスクD1を押す次のディスクをD2として説明する。
まず、ディスクDをガイド通路132に対し右側に払い出すケースを説明する。
この場合、図3に示すように第1邪魔手段186が第1出口通路172の邪魔位置OP1に位置し、第2邪魔手段188が第2出口通路174の非邪魔位置UP2に位置している。
換言すれば、ソレノイド268が消磁され、移動体204がスプリング267によって引かれ、第1支軸242を支点に図4において時計方向に回動され、弧状長孔254の端部256がストッパ252によって停止されている状態である。
この状態において、コインホッパ100の回転ディスク(図示せず)が回転されて保留ボウル104内のディスクDがエスカレーターガイド通路126に1個ずつ送り出される。
ディスクDは、エスカレーターガイド通路126において周面が接触した状態で一列に並び、順次上方へ押し上げられてガイド通路132に達する。
ガイド通路132においても同様にディスクDの周面が接触した状態で一列に整列され、順次上方へ押し上げられる。
そして、最先のディスクD1がガイド通路132の出口190から送り出されて第1通路ガイド152と第3通路ガイド182により第1出口通路172へ、若しくは、第2通路ガイド158と第4通路ガイド184とにより第2出口通路174に案内される。
最先のディスクD1が第1出口通路172へ進行した場合、次のディスクD2によって押され、第1邪魔片194Rに進行を阻止される。
このとき、最先のディスクD1の周縁と第2通路ガイド158との間隔は、ディスクDの直径以上になるよう設定されているから、次のディスクD2は、ディスクD1の周縁と第2通路ガイド158に案内されて第2出口通路174へ案内される。
このとき、第2出口通路174へ案内されるディスクD2との摩擦接触によって、第1邪魔片194RにストップされているディスクD1は進行を阻止されつつその場で回転するので、ディスクD2はスムーズに第2出口通路174へ案内される。
その次のディスクD2も同様に第2出口通路174へ案内されるので、ディスクD2は第2邪魔片194Lを図3において上方へ押し上げる(図9(A)参照)。
これによりレバー208Lは、第3支軸206Lを支点にスプリング276Lの付勢力に反して図4において時計方向に回動される。
ディスクD2の直径部が第2通路ガイド158と第2邪魔片194Lとの間を通過した直後、スプリング276Lの付勢力によって弾き出される(図9(B)参照)。
ディスクDは、弾き出された直後、第2センサ288の投光部から受光部への光軸を切る。
これにより、第2センサ288はディスクDの検知信号を出力する(図9(C)参照)。
弾き出されたディスクDは、第2出口138から払い出される。
このとき、第1邪魔片194Rと第2通路ガイド158との間は、ディスクDの直径の二倍を超えて設定されているので、ディスクD1が自重で落下し、第1邪魔片194RとディスクD1の周面との間には隙間が形成される。
換言すれば、ディスクD1は第1遊動路191において遊動する。
次に、この状態からディスクDの払出口を第1出口136に変更する場合を説明する。
まず、ソレノイド268が励磁され、スプリング267の付勢力に反してプランジャ272が図4において下方へ引き下げられる。
これにより移動体204が図4において反時計方向へ回動され、弧状長孔254の端部258がストッパ252に阻止されて停止する。
これにより、図7に示すように、第1邪魔片194Rは非邪魔位置UP1へ移動され、第2邪魔片194Lは邪魔位置OP2に移動される。
したがって、ガイド通路132を進行してくるディスクD2は、前述同様に、第2邪魔片194Lに進行を阻止されているディスクD1によって第1出口通路172に案内され、前述同様に第1邪魔片194Rによって弾き出される。
弾き出されたディスクDは第1センサ284によって検知され、第1出口136から払い出される。
本実施例において、第1邪魔片194Rと第2通路ガイド158との間は、ディスクDの直径の二倍を超えて設定されているので、ディスクD1は第1出口通路172の第1遊動路191Rにおいて遊動可能である。
前述したように、第2邪魔片194LによってディスクDが弾き出された直後、ディスクD1は第1邪魔片194Rに押し付けられないので第1遊動路191Rにおいて遊動し、自重で落下し第1邪魔片194RとディスクDの周面との間には隙間が形成される。
よって、この落下可能な範囲におけるディスクD2の位置変化であれば、何ら次のディスクDの払出に影響を与えることがない。
換言すれば、直径の異なるディスクDを使用した場合であっても、前記遊動可能範囲内に次のディスクD2が位置している場合、コインホッパ100からガイド通路132までのエスカレーターガイド通路126の長さを変えずともディスクDの払出が可能である。
また、ディスクD1は遊動可能であるので、第1邪魔手段186及び第2邪魔手段188が邪魔位置OP1、OP2から非邪魔位置UP1、UP2若しくはその逆位置に移動する場合、第1邪魔手段186及び第2邪魔手段188はディスクD1による大きな移動抵抗を受けることが無い。
よって、邪魔手段134を含む移動体204は、小出力のアクチュエータ264によって移動されることができる。
結果として、アクチュエータ264を小出力の小型のものを使用できるので、装置を小型化することができ、かつ、安価に製造することができる。
小径のディスクDに変更する場合、第2ガイドプレート148を横方向スライドさせて第1ガイドプレート146との距離をディスクDの直径よりも僅かに広くなるよう変更する。
これにあわせて第2ガイドプレート148の内法と第2通路ガイド158とが滑らかに連なるよう第2案内片164の位置を長孔160の範囲で調整する。
次いで、ディスクDの直径に適応する第3案内片180に交換する。
最後にスクリュウ222R、226R、222L、226Lを緩めてブラケット212L、212Rの位置を調整して第1邪魔片194R、第2邪魔片194Lの位置調整をする。
図1は、実施例の振分装置を装着したコインホッパの全体斜視図である。 図2は、実施例の振分装置の正面図である。 図3は、実施例の振分装置から保持プレートを取り除いた正面図である。 図4は、実施例の振分装置の背面図である。 図5は、実施例の振分装置の右側面図である。 図6は、実施例の振分装置の分解斜視図である。 図6は、実施例の振分装置において左側へ振り分ける場合の正面作用説明図である。 図7は、実施例の振分装置において左側へ振り分ける場合の背面作用説明図である。 図9は、実施例の振分装置において右側へ振り分ける場合の作用説明図である。
D ディスク
132 ガイド通路
172 第1出口通路
174 第2出口通路
186 第1邪魔手段
188 第2邪魔手段
190 出口
191 第1遊動路
192 第2遊動路
176 弾き出し装置
206L、206R 第3支軸
208L、208R レバー
242 第1支軸
204 移動体

Claims (7)

  1. ディスク(D)を一列に並べて誘導するガイド通路(132)と、
    前記ガイド通路の出口(190)において前記ガイド通路の一側に第1出口通路(172)を、他側に第2出口通路(174)を配置し、当該第1出口通路又は第2出口通路にそれぞれ進退可能な第1邪魔手段(186)、第2邪魔手段(188)をそれぞれ配置し、前記第1邪魔手段若しくは第2邪魔手段の一方を選択的に前記第1出口通路又は第2出口通路に進出させることにより、前記ディスクを前記第1出口通路又は前記第2出口通路に誘導するようにしたディスクの振分装置において、
    前記第1邪魔手段及び第2邪魔手段を前記ガイド通路の出口(190)から少なくともディスク直径分以上離れて配置したことを特徴とするディスクの振分装置。
  2. ディスクを一列に並べて誘導するガイド通路と、
    前記ガイド通路の出口において前記ガイド通路の一側に第1出口通路を、他側に第2出口通路を配置し、当該第1出口通路又は第2出口通路にそれぞれ進退可能な第1邪魔手段、第2邪魔手段をそれぞれ配置し、前記邪魔手段の一方を選択的に前記第1出口通路又は前記第2出口通路に進出させることにより、前記ディスクを前記第1出口通路又は前記第2出口通路に誘導するようにしたディスクの振分装置において、
    前記ガイド通路の出口に連続して前記一側方向に伸びる第1遊動路(191)及び他側方向に伸びる第2遊動路(192)を配置し、
    前記第1及び第2遊動路の端部にそれぞれ進退する第1邪魔手段、第2邪魔手段を設け、
    前記第1邪魔手段及び第2邪魔手段の下流にディスクの出口をそれぞれ設け、
    前記第1遊動路、第2遊動路において遊動し、かつ、前記第1邪魔手段若しくは第2邪魔手段に進行を阻止されるディスクにより前記ガイド通路から送り出されたディスクを他方の遊動路に案内するようにしたことを特徴とするディスクの振分装置。
  3. 請求項1又は2のディスクの振分装置において、前記第1邪魔手段及び第2邪魔手段はディスクの弾き出し装置(176)を兼用することを特徴とするディスクの振分装置。
  4. 請求項3のディスクの振分装置において、前記第1邪魔手段及び第2邪魔手段は第3支軸(206L、206R)に回転自在なレバー(208L、208R)に取り付けられ、前記レバーは前記第1邪魔手段、第2邪魔手段が前記第1出口通路、第2出口通路を狭める方向に付勢されていることを特徴とするディスクの振分装置
  5. 請求項4のディスクの振分装置において、前記レバーは第1支軸(242)に回転可能に支持された移動体(204)に支持されていることを特徴とするディスクの振分装置。
  6. 請求項5のディスクの振分装置において、前記移動体は電磁アクチュエータ(268)によって回転されることを特徴とするディスクの振分装置。
  7. 請求項3のディスクの振分装置において、前記第1邪魔手段、第2邪魔手段は位置調整可能であることを特徴とするディスクの振分装置。
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