JP3115903U - 選別装置用部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 物体の挿入による悪戯を防止することができる選別装置用部品を提供する。
【解決手段】 後部開口を有する前側ケース本体と、この前側ケース本体に設けられた円板体投入口と、前側ケース本体内に設けられ円板体投入口から投入された円板体を転送させる円板体案内通路と、この円板体案内通路内を転送する円板体の真偽を判別する円板体選別手段と、円板体案内通路の前側に設けられ該円板体案内通路を通過する円板体を検出する検出センサと、前側ケース本体の後部開口に設けられる後ケース4とを備える。後ケース4に取付けられる部品本体62と、この部品本体62に一体に設けられ先端65Aが検出センサに近接する外部物体用移動防止部65とを備えるから、投入口から円板案内通路を通って外部物体が進入しても、外部物体用移動防止部65により検出センサ側への移動が規制される。
【選択図】 図1
【解決手段】 後部開口を有する前側ケース本体と、この前側ケース本体に設けられた円板体投入口と、前側ケース本体内に設けられ円板体投入口から投入された円板体を転送させる円板体案内通路と、この円板体案内通路内を転送する円板体の真偽を判別する円板体選別手段と、円板体案内通路の前側に設けられ該円板体案内通路を通過する円板体を検出する検出センサと、前側ケース本体の後部開口に設けられる後ケース4とを備える。後ケース4に取付けられる部品本体62と、この部品本体62に一体に設けられ先端65Aが検出センサに近接する外部物体用移動防止部65とを備えるから、投入口から円板案内通路を通って外部物体が進入しても、外部物体用移動防止部65により検出センサ側への移動が規制される。
【選択図】 図1
Description
この考案は、選別装置用部品に関する。
従来、この種のものとして、遊戯装置のガラス枠と上皿をかみ合わせる上皿側のレールであるかみ合わせレールに取り付ける遊戯装置用部品であって、断面がほぼコの字形を形成し、かみ合わせレールに密着するレール密着部と、レール密着部の断面が形成するコの字形の端の一部位に対してほぼ直角に曲がって延びた支持部を有し、故意に遊戯装置の上皿の軸の上部の穴からピアノ線や細い針金などの物体を挿入して、当該物体によりアタッカーを不正に開いたり、チューリップを不正に開いたりすることを防止したもの(例えば特許文献1)がある。
また、遊戯空間と遊戯空間より下方に設けられた景品取出空間との間を連通する景品払出路と、軸方向が水平な軸部によって回転自由に軸支され、前記景品払出路の遊戯 空間側の開口を全閉する全閉位置と前記開口を全開する全開位置との間を揺動可能な開閉板と、前記開閉板を移動させる開閉板移動手段と、を有し、前記開閉板移動手段は、前記開閉板を一定範囲の揺動が可能な状態で前記全閉位置と前記全開位置との間の所定位置に移動させ、景品の不正取り出しを防止したもの(例えば特許文献2)がある。
ところで、スロットマシーン等の遊戯用機械内には、円板体投入口から投入された円板体(硬貨、あるいは遊戯用メダル等)の真偽を判別し、真円板体と見做された円板体を収容するとともに、偽円板体と見做された円板体を排除するようにした円板体選別装置(例えば特許文献3)が配設されている。一例として、装置本体と、該装置本体とともに、投入された円板体が通過する円板体案内通路を形成するゲートプレートとを備え、前記円板体を適正な真円板体と不適正な偽円板体とに選別する円板体選別装置において、前記ゲートプレートには、前記円板体案内通路の通路幅および通路高さを、前記真円板体の外径と略同一であって、前記真円板体が通過可能な範囲に設定する規制部が設けられており、前記装置本体には、前記真円板体の外径に応じた各ゲートプレートが着脱自在に装着される円板体選別装置(例えば特許文献4)がある。
上記特許文献1では、上皿の軸の上部の穴からの物体の挿入を防止しているが、特許文献3の円板体選別装置では、物体の挿入による悪戯を防止するために投入口を塞ぐと円板体自体を投入することができなくなるから、引用文献1のように、投入口を塞いで物体の挿入を防止することはできない。
また、上記特許文献2では、前記開閉板を移動させる開閉板移動手段を設けるものであるから、これを特許文献3に適用すると、選別機構の構造を変更しなければならず、構造が複雑になる。
特開2002−167629号公報
特開2004−248739号公報
特開平8−24434号公報
特開2001−155206号公報
そこで、本考案は以上の点を考慮してなされたもので、外部物体の挿入による悪戯を防止することができる選別装置用部品を提供することを目的とする。
本考案の請求項1では、後部開口を有する前側ケース本体と、この前側ケース本体に設けられた円板体投入口と、前記前側ケース本体内に設けられ前記円板体投入口から投入された円板体を転送させる円板体案内通路と、この円板体案内通路内を転送する円板体の真偽を判別する円板体選別手段と、前記円板体案内通路の前側に設けられ該円板体案内通路を通過する円板体を検出する検出センサと、前記前側ケース本体の後部開口に設けられる後ケースとを備えた円板体選別装置に設けられる選別装置用部品であって、前記後ケースに取付けられる部品本体と、この部品本体に一体に設けられ先端が前記検出センサに近接する外部物体用移動防止部とを備えるものである。
また、本考案の請求項2では、前記円板体案内通路は斜設され、前記外部物体用移動防止部の先端は、斜設された前記円板体案内通路の外側上部に設けられるものである。
また、本考案の請求項3では、前記検出センサは円板体案内通路の長さ方向に複数設けられ、前記移動防止部の先端がそれら複数の検出センサに対応して設けられているものである。
また、本考案の請求項4では、前記部品本体は、前記後ケースの縁に係止する係止部により前記後ケースに着脱可能に取付けられるものである。
また、本考案の請求項5では、前記部品本体には、前記移動防止部と離れた位置に、前記前側ケース本体側の係合部に係合する係合案内部を設け、この係合案内部は前記円板体案内通路の外側で該円板体案内通路に近接して設けられるものである。
また、本考案の請求項6では、前記部品本体は、前記後ケースの位置決め部に係合する位置決め係合部を備えるものである。
また、本考案の請求項7では、前記前側ケース本体に前記後ケースの下部を枢着部により回動可能に枢着し、この枢着部は前記検出センサより下方に位置し、前記係止部は前記後ケースの上縁に係止するものである。
本考案の請求項1によれば、投入口から円板案内通路を通って外部物体が進入しても、外部物体用移動防止部により検出センサ側への移動が規制される。このように選別装置とは別の部品を取り付けるため、選別装置を改良する必要がなく、全体として安価なものとなる。
また、本考案の請求項2によれば、移動防止部は、円板体の円板案内通路における移動の邪魔にならない。
また、本考案の請求項3によれば、複数の検出センサに対する外部物体の移動を規制できる。
また、本考案の請求項4によれば、後ケースの縁に係止部を係止することにより、簡便に部品本体を後ケースに取付けることができる。
また、本考案の請求項5によれば、係合部に係合案内部が係合することにより部品本体が前側ケース本体に位置決めされ、これにより外部物体用移動防止部が検出センサに対して正しく位置決めされる。また、係合案内部は、円板体案内通路に近接するから、投入口から侵入する外部物体の移動を規制でき、かつ円板体案内通路の外側であるから円板体の邪魔にならない。
また、本考案の請求項6によれば、前記後ケースの位置決め部に位置決め係合部が係合することにより、後ケースに部品を簡便に位置決めすることができる。
また、本考案の請求項7によれば、後ケースに部品を位置決め状態で取り付けた後、後ケースを回動して後部開口に設けることにより、外部物体用移動防止部の先端が検出センサに近接して設けられ、組み付け作業を容易に行うことができる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる選別装置用部品を採用することにより、従来にない選別装置用部品が得られ、その選別装置用部品を夫々記述する。
以下、本考案の実施例について、図1〜図9を参照して説明する。同図に示すように、円板体選別装置1はプラスチック等の合成樹脂で形成された矩形状の前側ケース本体2と、この前側ケース本体2の略上方を開閉自在に覆うステンレス等の金属板により形成されたゲートプレート3と、前記前側ケース本体2の略下方を開閉自在に覆う後ケース4とから構成されている。前記ゲートプレート3はその右側方に配設された軸5を介し前側ケース本体2に対し回動自在に支承され、また、このゲートプレート3は、この軸5に巻回されたコイルバネ6の付勢力により常時は前側ケース本体2の上方を覆い、このゲートプレート3と前側ケース本体2との間に後述する第1の円板体案内通路と第2の円板体案内通路とを形成している。尚、前記後ケース4は、前側ケース本体2の後部開口7に設けられる。
図2は、ゲートプレート3と後ケース4とを取り除いた状態を示し、同図に示すように、この前側ケース本体2の前面2Aには、円板体投入口10に上端が連通し、下端が下方へ向け延設された第1の円板体案内通路11の他方の側壁11Aと、この第1の円板体案内通路11の下端に連通し、図面右下方へ向けて連通状に延設された第2の円板体案内通路12の他方の側壁12Aが形成されている。
前記ゲートプレート3の下端には第2の円板体案内通路12に沿い、前側ケース本体2側へ折り曲げられた直線状のリブからなる一本の傾斜転送レール3Cが形成されている。
一方、図1で示すように、上述した第2の円板体案内通路12には、当該第2の円板体案内通路12内を転送する円板体(図示せず)をその外径の差異により選別する円板体選別手段20の主要部が形成されている。
この円板体選別手段20は、円板体の転送方向に沿い、前記第2の円板体案内通路12の一方の側壁12Bに形成された切り欠21であって、一本の傾斜転送レール3Cから上縁21Aまでの高さLが転送される真円板体の外径よりも若干短く形成された切り欠21と、この切り欠21が形成された一方の側壁12Bが円板体の進行方向に対し外側へ傾斜した傾斜壁12Cとから構成されている。
また、特に上述した円板体選別手段20の一部を構成し、円板体投入口10から落下する円板体を切り欠21が形成された前記一方の側壁12B側へ押し付ける円板体押付け手段22が図2で示すように第1の円板体案内通路11の下流端に位置する他方の側壁11Aに配設されている。
図9に示すように、前記円板体押付け手段22は前側ケース本体の前面2Aに突設された軸受部2Cに、軸23Aを介して回動自在に支承された略L字形状の円板体押付けレバー23から構成されている。
また、この円板体押付けレバー23は、当該円板体押付けレバー23の後端23Bと前側ケース本体の前面2Bとの間に配設された付勢手段であるコイルバネ24の付勢力により軸23Aを中心に常時反時計方向へ付勢され、そのため円板体押付けレバー23の先端23Cは、第1の円板体案内通路11の下流端に位置する前側ケース本体2の前面2Aに形成された孔2Dを介して第1の円板体案内通路11の下流端内に突出している。
なお、図中符号25は前記円板体選別手段20の一部である板厚規制手段を構成するシックネススクリユーで、このシックネススクリユー25は前側ケース本体2の前面2Aから第1の円板体案内通路11内へ向け突設され、これによりゲートプレート3の前面3Bとシックネススクリユー25先端との間の距離Sで第1の円板体案内通路11内を落下する円板体の板厚を規制している。なお、このシックネススクリユー25先端とゲートプレート3の前面3Bとの間の距離Sは真円板体の板厚とほぼ同じか若干大きく設定されている。
なお、図8で符号30は、第2の円板体案内通路12内を転送する円板体を第2の円板体案内通路12から強制的に排除する円板体排除手段である。
図中31は発光および受光素子からなる反射式の円板体検出センサで、円板体案内通路12の終端側に設けられ、前記円板体検出センサ31は、第2の円板体案内通路12内を通過する円板体の数を検出し、円板体案内通路12の前側で円板体案内通路12の長さ方向に複数(2個)並んで設けられている。
前記円板体排除手段30は、円板体検出センサー31,31により連続的に第2の円板体案内通路12内を通過する円板体の数が所定の枚数に達したときに作動し、以後、第2の円板体案内通路12内を転送される円板体を強制的に第2の円板体案内通路12内から落下させて排除するもので、図8に示すようにソレノイド32とこのソレノイド32の作用により図面上方へ突出する円板体排除レバー33とから構成されている。なお、図7で符号34は、常時は第2の円板体案内通路12内を転送する円板体が切り欠21から脱落することを防いでスムーズに下流へ案内し、また円板体の強制排除時には前記円板体排除レバー33と連動して作動し、第2の円板体案内通路12内を通過する排除対象の円板体を当該第2の円板体案内通路12内からスムーズに下方へ落下させる円板体案内レバーである。
また、図7で符号60は、円板体投入口10から投入された円板体に当接し、それにより第1の円板体案内通路11内を落下する円板体の落下速度を緩和させる円板体落下速度緩和手段である。
そして、真円板体の外径よりも外径が大きい円板体(図示せず)が円板体投入口10内に投入されると、当該円板体は、ゲートプレート3の前面から第1の円板体案内通路11内に突設された一対の外径規制爪3D、3E間に係合し、このため真円板体の外径よりも外径が大きい円板体は第1の円板体案内通路11内下方への落下が阻止される。なお、この一対の外径規制爪3D、3E間の距離は真円板体の外径よりも若干広く設定されている。
なお、ゲートプレート3の一対の外径規制爪3D、3E間に係合し、その落下が阻止された円板体を排除するためには、前側ケース本体2とゲートプレート3との間を押し広げるゲートレバー(図示せず)を押圧し、これにより、前側ケース本体2とゲートプレート3との間を大きく拡開させて、一対の外径規制爪3D、3E間に係合した円板体を下方に落下させて排除する。
一方、真円板体の外径よりも径は小さいが、その板厚が真円板体の板厚よりも大きい円板体が円板体投入口10内に投入されると、シックネススクリユー25と当接し、このため第1の円板体案内通路11内下方への落下が阻止される。なお、シックネススクリユー25と当接し、その落下が阻止された円板体を排除するためには、前述したのと同様に、前側ケース本体2とゲートプレート3との間を押し広げ、シックネススクリユー25に当接した円板体を下方に落下させて排除する。
次に、真円板体が投入された場合を詳述する。真円板体が円板体投入口10内に投入されると、当該円板体は一対の外径規制爪3D、3E間とシックネススクリユー25先端とゲートプレート3との間を通過し、その後、円板体落下速度緩和手段60により、その落下速度が緩和されて第1の円板体案内通路11の下流側へ案内される。
その際、真円板体は円板体押付け手段22の円板体押付けレバー23と当接し、当該円板体押付けレバー23をコイルバネ24の付勢力に抗して時計方向へ回転させ、これにより円板体押付けレバー23とゲートプレート3との間を通過する。なお、真円板体には円板体押付けレバー23とゲートプレート3との間を通過する間、円板体押付けレバー23によりゲートプレート3の前面3D側に押付けられる付勢力が常時作用するので、その付勢力により真円板体42の各種方向への暴れが可及的に阻止され、そのため常に一定の姿勢に制御されて第1の円板体案内通路11の下流端、言い換えれば第2の円板体案内通路12の始端へ案内される。
このように、一定の姿勢で真円板体(図示せず)が第2の円板体案内通路12の始端に到達すると、その外径の下端が一本の傾斜転送レール3Cに当接し、またその外径の上端が切り欠21の上縁21A以上に位置する第2の円板体案内通路12の側壁12Bに当接する。
このように、真円板体の外径の上端が切り欠21の上縁21A以上に位置する第2の円板体案内通路12の側壁12Bに当接すると、真円板体は切り欠21側へ倒れることなく、第2の円板体案内通路12の傾斜転送レール3Cに沿い円板体排除手段30を通過し、さらにその下流に形成された円板体排出孔2Dから排出されて図示せぬ金庫内に収容される。
尚、真円板体よりも外径が小さく、しかも板厚が真円板体と同じかそれより薄い円板体(図示せず)が投入された場合、円板体の外径の上端が切り欠21の上縁21A以下の位置に到達すると、当該円板体の左側方には、コイルバネ24の付勢力が円板体押付け手段22を構成する円板体押付けレバー23を介し作用するので、当該円板体は、切り欠21を介し傾斜壁12C側へ倒れてその姿勢を変更する。このように円板体43が切り欠21を介し傾斜壁12C側へ倒れてその姿勢を変更すると、その外径の下端が傾斜転送レール3Cから脱落し、円板体43は傾斜転送レール3Cの左側方に沿って形成されたスリット40から下方へ落下して排除される。
次に、例えば上述したような投入口10、円板体案内通路12及び検出センサ31を備えた選別装置において、以下の特徴構成を採用する。
図1に示すように、前記後ケース4は、後面4Aと、左右の側板4L,4Rとを備え、前記左右の側板4B,4Cの下部には外側に枢軸51,51を設け、この枢軸51,51を挿入する受溝52,52を、前記前側ケース本体2の側板4L,4Rに形成し、前記枢軸51は前記受溝52の底部の受部52Aに回動可能に枢着される。そして、それら枢軸51と受部52Aにより枢着部を構成している。
また、枢軸51の上部に位置して、前記左右の側板4L,4Rには弾性爪片53,53を前側に突設し、これら弾性爪片53,53が着脱自在に係止する係止受部たる受孔54,54が前記側板4L,4Rに形成されている。
したがって、前側ケース本体2から取り外した後ケース4を、その枢軸51,51を受溝52,52に挿入して受部52A,52Aに合わせ、後ケース4の上部を前側ケース本体2に近づける方向に回転し、受孔54,54に弾性爪片53,53を係止することにより、前側ケース本体2の後部開口7に後ケース4を着脱可能に取り付けることができる。
前記後ケース4には、前記投入口10から円板案内通路11,12を通って侵入した外部物体により検出センサ31,31が影響を受けないようにするため、別体の金属などからなる部品61が着脱自在に設けられる。
図1〜図3に示すように、前記部品61は、前記後ケース4の内面に取り付ける板状の部品本体62と、この部品本体62に設けられ前記後ケース4の上縁4Uに係止する係止部63と、前記部品本体62の内面に一体に設けられ前記前側ケース本体2に係合する係合案内部64と、先端65Aが前記検出センサ31に近接する外部物体用移動防止部65とからなる。また、前記部品本体61の一側には下側が開口した溝である位置決め係合部66が設けられ、この位置決め係合部66が係合する突起67が前記後ケース4の内面に突設されている。
前記係止部63は、前記部品本体62とともに、前記後ケース4を挟むものであり、その下端63側には外側に斜めに形成された案内下端縁63Aが形成されている。
前記係合案内部64は、前記上縁21Aの中央角部68の下に係入するピンであり、中央角部68は、上縁21Aが上方に凹んだ部分である。また、この例では、前記移動防止部65は、板片状をなし、前記先端65Aが両側の検出センサ31,31の幅に対応している。尚、中央角部68が前側ケース本体2側の係合部である。
そして、後ケース4の上縁4Uを部品本体62と係止部63との間に嵌め入れるようにして、後ケース4に部品61を取り付け、この部品61は突起67に位置決め係合部66が係合することにより後ケース4に位置決めされ、したがって、係合案内部64と移動防止部65も位置決めされ、この後、枢着部により前側ケース本体2に後ケース4を組み付け、後ケース4の上側を前側ケース本体2に近付ける方向に回転して後部開口7を塞ぐと、移動防止部65の先端63Aが検出センサ31,31に当接または近接すると共に、中央角部68に係合案内部64が係合する。
このようにすることにより、投入口10から円板案内通路11,12を通って外部物体が進入しても、外部物体用移動防止部65の先端65Aにより検出センサ31,31側への移動を規制することができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、後部開口7を有する前側ケース本体2と、この前側ケース本体2に設けられた円板体投入口10と、前側ケース本体2内に設けられ円板体投入口10から投入された円板体を転送させる円板体案内通路11,12と、この円板体案内通路11,12内を転送する円板体の真偽を判別する円板体選別手段20と、円板体案内通路12の前側に設けられ該円板体案内通路12を通過する円板体を検出する検出センサ31と、前側ケース本体2の後部開口7に設けられる後ケース4とを備えた円板体選別装置に設けられる選別装置用部品であって、後ケース4に取付けられる部品本体62と、この部品本体62に一体に設けられ先端65Aが検出センサ31に近接する外部物体用移動防止部65とを備えるから、投入口10から円板案内通路11,12を通って外部物体が進入しても、外部物体用移動防止部65により検出センサ31側への移動が規制される。そして、このように選別装置とは別の部品を取り付けるため、選別装置を改良する必要がなく、全体として安価なものとなる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、円板体案内通路12は斜設され、前記外部物体用移動防止部65の先端65Aは、斜設された円板体案内通路12の外側上部に設けられるから、移動防止部65は、円板体の円板案内通路12における移動の邪魔にならない。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、検出センサ31は円板体案内通路11,12の長さ方向に複数設けられ、移動防止部65の先端65Aがそれら複数の検出センサ31に対応して設けられているから、複数の検出センサ31,31に対する外部物体の移動を規制できる。この例では、先端65Aが両側の検出センサ31,31の幅に対応して設けられている。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、部品本体61は、後ケース4の縁である上縁4Uに係止する係止部63により後ケース4に着脱可能に取付けられるから、後ケース4の上縁4Uに係止部63を係止することにより、簡便に部品本体61を後ケース4に取付けることができる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、部品本体61には、移動防止部65と離れた位置に、前側ケース本体2側の係合部たる中央角部68に係合する係合案内部64を設け、この係合案内部64は円板体案内通路12の外側で円板体案内通路12に近接して設けられるから、中央角部68に係合案内部64に係合することにより部品本体61が前側ケース本体2に位置決めされ、これにより外部物体用移動防止部65が検出センサ31に対して正しく位置決めされる。また、係合案内部64は、円板体案内通路12に近接するから、投入口10から侵入する外部物体の移動を規制でき、且つ円板体案内通路12の外側であるから円板体の邪魔にならない。
また、このように本実施例では、請求項6に対応して、部品本体61は、後ケース2の位置決め部たる突起67に係合する位置決め係合部66を備えるから、後ケース4の突起67に位置決め係合部66が係合することにより、後ケース2に部品61を簡便に位置決めすることができる。
また、このように本実施例では、請求項7に対応して、前側ケース本体2に後ケース4の下部を枢着部たる枢軸51及び受部52Aにより回動可能に枢着し、この枢着部は検出センサ31より下方に位置し、係止部63は後ケース4の上縁4Uに係止するから、後ケース4に部品61を位置決め状態で取り付けた後、後ケース4を回動して後部開口7に設けることにより、外部物体用移動防止部65の先端65Aが検出センサ31に近接して設けられ、組み付け作業を容易に行うことができる。
図10及び図11は本考案の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例は移動防止部の変形例を示し、2本のピン状の移動防止部71,71を備え、それら移動防止部71,71の先端71A,71Aが前記検出センサ31,31の上部で近接して設けられ、これにより、移動防止部71,71の先端71A,71Aがそれら複数の検出センサ31,31に対応して設けられている。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
1 円板体選別装置
2 前側ケース本体
4 後ケース
4U 上縁(縁)
7 後部開口
10 円板体投入口
11 円板体案内通路
12 円板体案内通路
20 円板体選別手段
31 検出センサ
51 枢軸(枢着部)
52A 受部(枢着部)
61 部品
62 部品本体
63 係止部
64 係合案内部
65 外部物体用移動防止部
65A 先端
66 位置決め係合部
67 突起部(位置決め部)
68 中央角部(前側ケース本体側の係合部)
71 移動防止部
71A 先端
2 前側ケース本体
4 後ケース
4U 上縁(縁)
7 後部開口
10 円板体投入口
11 円板体案内通路
12 円板体案内通路
20 円板体選別手段
31 検出センサ
51 枢軸(枢着部)
52A 受部(枢着部)
61 部品
62 部品本体
63 係止部
64 係合案内部
65 外部物体用移動防止部
65A 先端
66 位置決め係合部
67 突起部(位置決め部)
68 中央角部(前側ケース本体側の係合部)
71 移動防止部
71A 先端
Claims (7)
- 後部開口を有する前側ケース本体と、この前側ケース本体に設けられた円板体投入口と、前記前側ケース本体内に設けられ前記円板体投入口から投入された円板体を転送させる円板体案内通路と、この円板体案内通路内を転送する円板体の真偽を判別する円板体選別手段と、前記円板体案内通路の前側に設けられ該円板体案内通路を通過する円板体を検出する検出センサと、前記前側ケース本体の後部開口に設けられる後ケースとを備えた円板体選別装置に設けられる選別装置用部品であって、前記後ケースに取付けられる部品本体と、この部品本体に一体に設けられ先端が前記検出センサに近接する外部物体用移動防止部とを備えることを特徴とする選別装置用部品。
- 前記円板体案内通路は斜設され、前記外部物体用移動防止部の先端は、斜設された前記円板体案内通路の外側上部に設けられることを特徴とする請求項1記載の選別装置用部品。
- 前記検出センサは円板体案内通路の長さ方向に複数設けられ、前記移動防止部の先端がそれら複数の検出センサに対応して設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の選別装置用部品。
- 前記部品本体は、前記後ケースの縁に係止する係止部により前記後ケースに着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の選別装置用部品。
- 前記部品本体には、前記移動防止部と離れた位置に、前記前側ケース本体側の係合部に係合する係合案内部を設け、この係合案内部は前記円板体案内通路の外側で該円板体案内通路に近接して設けられることを特徴とする請求項4記載の選別装置用部品。
- 前記部品本体は、前記後ケースの位置決め部に係合する位置決め係合部を備えることを特徴とする請求項5記載の選別装置用部品。
- 前記前側ケース本体に前記後ケースの下部を枢着部により回動可能に枢着し、この枢着部は前記検出センサより下方に位置し、前記係止部は前記後ケースの上縁に係止することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の選別装置用部品。
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