JP3864388B2 - 円板体選別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、硬貨、代用硬貨(トークン)、あるいは遊戯用メダル等の円板体の真偽を判別し、それを選別する円板体選別装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スロットマシーン等の遊戯用機械内には、円板体投入口から投入された円板体(硬貨、あるいは遊戯用メダル等)の真偽を判別し、真円板体と見做された円板体を収容するとともに、偽円板体と見做された円板体を排除するようにした円板体選別装置が配設されている。
【0003】
この従来の円板体選別装置は、円板体投入口から投入された円板体を転送させる直線状に形成された一本の傾斜転送レールからなる円板体案内通路と、この傾斜転送レールの途中に配設され、外径の差異により円板体の真偽を判別して選別する円板体選別手段と、上述した円板体案内通路内を転送する円板体を強制的に排除する円板体強制排除手段とから構成されている。
【0004】
このうち、円板体強制排除手段は円板体選別装置が受け入れる円板体の枚数が一定枚数に達したとき、それ以上の枚数の円板体が受け入れないようにするものである。
【0005】
このような円板体強制排除手段を設ける理由は、例えば、日本で使用される遊戯機器のうち、スロットマシーンでは、現に遊戯に使用されている円板体を除き、遊戯用としてスロットマシーン内にストックする円板体の最大枚数を50枚に制限し、またストック円板体の枚数を表示する表示器も最大50枚しか表示させないようにしたものがある。
【0006】
このような円板体の受入枚数に制限を設けたスロットマシーンでは、例えば円板体のストックとして51枚の円板体を投入した場合は、50枚目までの円板体は遊戯に使用できる円板体としてスロットマシーン内に受け入れられ、また表示器に50枚の文字が表示されるが、51枚目の円板体は上述した円板体強制排除手段により排除されて遊戯者に返還するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述した従来の円板体選別装置に使用される円板体強制排除手段によると、複数枚の円板体を所定の時間間隔を設けて投入する場合は、ストック円板体が一定枚数以上に達すると、その一定枚数以上の円板体を強制的に排除することはできるが、あまり時間間隔を設けず複数枚の円板体を連続投入した場合は、円板体強制排除手段の作動遅延等の理由により、一定枚数以上の円板体を直ちに排除することはできず、いわゆる「円板体の飲み込み現象」として遊戯機器内に収容されてしまう場合がある。前述の例でいうと返還されるはずの51枚目の円板体が遊戯者に返還されず装置内に収容されてしまう現象である。
【0008】
このような、「円板体の飲み込み現象」が発生すると、飲み込まれた円板体は、遊戯用にストックされた円板体として認識されることはなく、またストックされた円板体の枚数を表示する表示器にも表示されないから、遊戯に使用することができず遊戯者にとってはなはだ不公平な取扱いとなる。
【0009】
この発明は、上述した事情に鑑み、円板体の飲み込み現象を可及的に低減させるようにした円板体選別装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明では、円板体を転送させる円板体案内通路と、該円板体案内通路内を転送する円板体の真偽を判別する円板体選別手段と、該円板体選別手段を介して前記円板体案内通路を通過する円板体を該円板体案内通路から強制的に排除する円板体強制排除手段とを少なくとも有する円板体選別装置において、前記円板体強制排除手段は、第1の付勢手段の付勢力により前記円板体案内通路内に一端が突出し、前記円板体案内通路を通過する円板体を排除する円板体排除レバーと、該円板体排除レバーを前記第1の付勢手段の付勢力に抗して吸引し、前記一端を前記円板体案内通路から待避させる待避手段と、第2の付勢手段の付勢力により常時は前記円板体案内通路側に付勢され、前記円板体排除レバーの待避時は、該円板体排除レバーと対向する位置の前記円板体案内通路における側壁の一部を成し、前記円板体排除レバーの一端が前記第1の付勢手段の付勢力により前記円板体案内通路内に突出する時は、該円板体排除レバーと連動して前記円板体案内通路から離間する円板体案内レバーとから構成するようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる円板体選別装置の一実施例を詳述する。
【0012】
図1はこの発明に係わる円板体選別装置1の概念正面図である。
【0013】
この円板体選別装置1はプラスチック等の合成樹脂で形成された矩形状のメインプレート2と、このメインプレート2の略上方を開閉自在に覆うステンレス等の金属板により形成されたゲートプレート3と、前記メインプレート2の略下方を開閉自在に覆うカバープレート4(一点鎖線)とから構成されている。
【0014】
このうち、ゲートプレート3はその右側方に配設された軸5を介しメインプレート2に対し回動自在に支承され、またこのゲートプレート3は軸5に巻回されたコイルバネ6の付勢力により常時はメインプレート2の上方を覆い、このゲートプレート3とメインプレート2との間に後述する円板体案内通路を形成している。
【0015】
このメインプレート2の表面2aには、ゲートプレート3とカバープレート4とを取り除いた状態を示す図2のように、円板体投入口5に上端が連通し、下端が下方へ向け延設された第1の円板体案内通路10と、該第1の円板体案内通路10の下端に連通し、図面右下方へ向けて直線状に延設された第2の円板体案内通路11が形成され、メインプレート2の表面2aはこの第1および第2の円板体案内通路10、11の一方の側壁を構成している。
【0016】
なお、上述した第1の円板体案内通路10と第2の円板体案内通路11を構成する他方の側壁の一部は図1に示すゲートプレート3の裏面により形成されている。なお、ゲートプレート3の下端には第2の円板体案内通路11に沿い、メインプレート2側へ折り曲げられた直線状のリブからなる一本の傾斜転送レール3aが形成されている。
【0017】
一方、この第2の円板体案内通路11には、当該第2の円板体案内通路11内を転送する円板体をその外径の差異により選別する円板体選別手段12の主要部が形成されている。
【0018】
この円板体選別手段12は、前記第2の円板体案内通路11の一方の側壁を構成する前記ゲートプレート3に形成され、傾斜転送レール3aから上縁3bまでの高さLが転送される真円板体の外径よりも若干短く形成された切り欠3cと、この切り欠3cが形成された側壁が円板体の進行方向に対し外側へ傾斜した傾斜壁3dとから構成されている。
【0019】
一方、図2に示すように、第1の円板体案内通路11の下流端には、上述した円板体選別手段12の一部を構成し、円板体投入口5から落下する円板体を切り欠3cの傾斜壁3d(図1)側へ常時押し付ける円板体押付け手段13が配設されている。
【0020】
この円板体押付け手段13は図示せぬバネ等の付勢手段により一端14aが常時第1の円板体案内通路10内に突出した円板体押付けレバー14により構成されている。
【0021】
なお、上述した円板体押付けレバー14の上流に位置するメインプレート表面2aには、円板体投入口5から落下する円板体の板厚を規制する板厚規制手段15が配設され、この板厚規制手段15はシックネススクリユー16により構成されている。
【0022】
一方、図1で示すように、第2の円板体案内通路11の途中には前記円板体選別手段12を介し選別されて前記第2の円板体案内通路11を通過する円板体を該円板体案内通路11から強制的に排除する本願発明に係わる円板体強制排除手段20が配設されている。
【0023】
この円板体強制排除手段20は、図1のAA要部拡大断面図で示す図3のように、メインプレート2に固着されたL字形状金具21の先端に、軸22を中心に回動自在に支承された円板体排除レバー23から構成されている。
【0024】
この円板体排除レバー23は、その上端23aとL字形状金具21の突起21aとの間を連結する第1の付勢手段であるコイルバネ24の付勢力により、常時は軸22を中心に反時計方向へ回動し、その下端23bを第2の円板体案内通路11内へ突出させている。
【0025】
また、上述したL字形状金具21には、図示せぬ制御装置の駆動信号に基づいてオン・オフし、円板体排除レバー23を円板体案内通路11内から待避させる待避手段であるソレノイド25が固着されており、このソレノイド25がオンすると、その磁力により図4で示すようにソレノイド25は円板体排除レバー23をコイルバネ24の付勢力に抗して吸着し、円板体排除レバー23を軸22を中心に時計方向へ回転させて、その下端23bを第2の円板体案内通路11内から待避させる。
【0026】
一方、図1に示すように、円板体強制排除手段20は、円板体排除レバーと対向する位置に円板体案内レバー30を有している。
【0027】
この円板体案内レバー30は、ゲートプレート3に軸31を介して回動自在に支承され、またこの軸31に嵌挿した第2の付勢手段であるコイルバネ32の付勢力により、その下端30aは常時第2の円板体案内通路11内へ向け付勢されている。また、この円板体案内レバー30の下端30aには、第2の円板体案内通路11の下流端へ向けて、ガイドバー30bが延設され、これにより円板体案内レバー30は第2の円板体案内通路11の側壁の一部を形成している。
【0028】
一方、図3に示すように円板体案内レバー30の背面には、円板体排除レバー23の上面に当接する当接ピン33と、図4で示すように、メインプレート2の表面2aに当接する位置決めピン34とが植設されている。
【0029】
上述した円板体案内レバー30によると、図3で示すように、ソレノイド25がオフし、それによりコイルバネ24の付勢力により、円板体排除レバー23が軸22を中心に反時計方向へ回動し、その下端23bを第2の円板体案内通路11内へ突出させると、円板体案内レバー30は当接ピン33を介し、円板体排除レバー23の回転に連動して軸31を中心に反時計方向へ回転し、第2の円板体案内通路11の右側方を解放する。
【0030】
また、図4で示すように、ソレノイド25がオンし、その磁力により円板体排除レバー23が軸22を中心に時計方向へ回転し、その下端23bを第2の円板体案内通路11内から待避させると、円板体案内レバー30は第2の付勢手段であるコイルバネ32の付勢力により、軸31を中心に時計方向へ回転し、第2の円板体案内通路11の右側壁を構成する。なおその際、円板体案内レバー30の背面に植設された位置決めピン34がメインプレート2の表面2aに当接し、それにより第2の円板体案内通路11の通路幅Sを規定する。
【0031】
なお、上記実施例の図1において、符号35は円板体案内レバー30に形成された開孔で、この開孔35は円板体案内レバー30の軽量化をはかり、その回転運動を迅速に起こさせるものである。
【0032】
また図1で符号60は、円板体投入口5から投入された円板体に当接し、それにより第1の円板体案内通路10内を落下する円板体の落下速度を緩和させる円板体落下速度緩和手段で、この円板体落下速度緩和手段60は、ゲートプレート3の表面に軸61を介し回動自在に支承されたスイングレバー62と、このスイングレバー62を常時時計方向へ付勢するバネ63とから構成されている。
【0033】
なお、このスイングレバー62の先端62aは、ゲートプレート3に形成された円弧形状の切り欠64を介して第1の円板体案内通路10内に突出し、これにより当該スイングレバー62の先端62aと落下する円板体とを衝突させ、当該スイングレバー62が軸61を中心に反時計方向へ回動させることにより円板体の落下速度を緩和させるようにしている。
【0034】
また図1および図2で符号40は発光および受光素子からなる反射式の円板体検出センサーで、この円板体検出センサー40は第2の円板体案内通路11内を通過する円板体の数を検出する。
【0035】
次に、上述した円板体選別装置1の作用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0036】
図1と同一部分を同一符号で示す図5のように、真円板体の外径よりも外径が大きい偽円板体50が円板体投入口5内に投入されると、当該偽円板体50は、ゲートプレート3の背面からメインプレート2側に突設された一対の外径規制爪3d、3e間に係合し、このため真円板体の外径よりも外径が大きい偽円板体50は第1の円板体案内通路10内下方への落下が阻止される。
【0037】
なお、この一対の外径規制爪3d、3e間の距離は真円板体の外径よりも若干広く設定されている。
【0038】
また、図1と同一部分を同一符号で示す図6のように、真円板体の外径よりも外径は小さいが、その板厚が真円板体の板厚よりも厚い偽円板体51が円板体投入口5内に投入されると、その偽円板体51はシックネススクリユー16と当接し、このため第1の円板体案内通路10内下方への落下が阻止される。
【0039】
なお、この図5、図6で示すように、第1の円板体案内通路10の上流で、その落下が阻止された円板体50、51はいずれもゲートプレート3を拡開することにより排除され、円板体選別装置1の下方へ落下して返却される。
【0040】
次に、真円板体よりも外径が小さく、しかも板厚も真円板体と同じかそれより薄い偽円板体が投入された場合について詳述する。
【0041】
図7で示すように、真円板体よりも外径が小さく、しかも板厚も真円板体と同じかそれより薄い偽円板体53が円板体投入口5内に投入されると、当該偽円板体53は、一対の外径規制爪3d、3eおよびシックネススクリユー16を通過し、その後、円板体落下速度緩和手段60のスイングレバー先端62aと当接し、落下速度が緩和された状態で第1の円板体案内通路10の下流側へ案内される。
【0042】
その後、図7のBB要部拡大断面図で示す図8のように、偽円板体53は円板体押付け手段13の円板体押付けレバー14と当接し、当該円板体押付けレバー14をコイルバネ18の付勢力に抗して軸19を中心に時計方向へ回転させ、これにより円板体押付けレバー14とゲートプレート3との間を通過する。
【0043】
その際、即ち、円板体押付けレバー14とゲートプレート3との間を通過する間、偽円板体53には円板体押付けレバー14によりゲートプレート3側に押付けられる付勢力Fが常時作用するので、その付勢力Fにより偽円板体53の各種方向への暴れが可及的に阻止され、そのため偽円板体53は常に一定の姿勢に制御されて第2の円板体案内通路11の始端G側へ案内される。
【0044】
このように、一定の姿勢に制御されて偽円板体53が第2の円板体案内通路11の始端Gに到達すると、その外径の下端が一本の傾斜転送レール3aに当接し、またその外径の上端が切り欠3cの上縁3b以下の位置に到達する。
【0045】
このように、偽円板体53の外径の上端が切り欠3cの上縁3b以下の位置に到達すると、当該偽円板体53の左側方には、コイルバネ18の付勢力Fが円板体押付けレバー14を介し常時作用するので、当該偽円板体53は図9で示すように、切り欠3cを介し傾斜壁3d側へ倒れてその姿勢を変更する。
【0046】
この図9で示すように、偽円板体53が切り欠3cを介し傾斜壁3d側へ倒れてその姿勢を変更すると、その外径の下端が傾斜転送レール3aから脱落し、このため図10で示すように、偽円板体53は傾斜転送レール3aの左側方に沿って形成されたスリット2cから下方へ落下して排除され選別される。
【0047】
次に、真円板体が投入された場合を詳述する。
【0048】
図11で示すように、真円板体54が円板体投入口5内に投入されると、当該円板体54は一対の外径規制爪3d、3e間を通過し、さらにシックネススクリユー16先端とゲートプレート3との間を通過した後、円板体落下速度緩和手段60のスイングレバー先端62aと当接し、落下速度が緩和された状態で第1の円板体案内通路10の下流側へ案内される。
【0049】
その際、図11のBB拡大断面で示す図12のように真円板体54には、常時円板体押付けレバー14によりゲートプレート3の背面側に押付けられる付勢力Fが常時作用するので、その付勢力により真円板体54の各種方向への暴れが可及的に阻止され、そのため常に一定の姿勢に制御されて第2の円板体案内通路11の始端Gへ案内される。
【0050】
このように、一定の姿勢で真円板体54が第2の円板体案内通路11の始端Gに到達すると、その外径の下端が一本の傾斜転送レール3aに当接し、またその外径の上端が切り欠3cの上縁3b以上に当接する。
【0051】
このように、真円板体54の外径の上端が切り欠3cの上縁3b以上に当接すると、真円板体54は切り欠3c側へ倒れることなく、図11の矢印Hのように、第2の円板体案内通路11の下流へ転送される。
【0052】
一方、上述した第2の円板体案内通路11の途中には、円板体強制排除手段20が配設されている。
【0053】
従って、図4で示すように、この円板体強制排除手段20のソレノイド25がオンしているとき、即ち円板体選別装置1の円板体受入許容時は、円板体排除レバー23の下端23bが第2の円板体案内通路11内から待避し、それに連動して円板体案内レバー30が第2の円板体案内通路11の右側壁を構成するとともに、さらに、円板体案内レバー30の背面に植設された位置決めピン34がメインプレート2の表面2aに当接するので、この円板体強制排除手段20により第2の円板体案内通路11の一部が形成されることとなる。
【0054】
このように円板体強制排除手段20により第2の円板体案内通路11の一部が形成されると、第2の円板体案内通路11の下流へ向け転送する真円板体54は、図13およびそのCC断面図で示す14のように、円板体案内レバー30のガイドバー30bに沿ってスムーズに第2の円板体案内通路11の下流へ向け転送され、ついには、図15で示すようにメインプレート2の右側方に形成された円板体排出孔2dから落下して収容される。なお、円板体強制排除手段20を通過した真円板体54は隣接する円板体検出センサー40に検出されて、その枚数がカウントされる。
【0055】
一方、円板体選別装置1の円板体受入非許容時は、図3で示すように、ソレノイド25がオフし、これにより円板体排除レバー23がコイルバネ24の付勢力により軸22を中心に反時計方向へ回動し、その下端23bを第2の円板体案内通路11内へ突出させて第2の円板体案内通路11の通路を塞ぎ、またこの円板体排除レバー23の動きに連動して円板体案内レバー30が当接ピン33を介し軸31を中心に反時計方向へ回転して、第2の円板体案内通路11の右側方を解放する。
【0056】
このように円板体強制排除手段20の円板体排除レバー23が第2の円板体案内通路11の通路を塞ぎ、また円板体案内レバー30が第2の円板体案内通路11の右側方を解放すると、第2の円板体案内通路11の下流へ向け転送する真円板体54の上方は、図16で示すように、円板体排除レバー23の下端23bに形成された傾斜縁23c(図14)に当接し、さらにこの傾斜縁23cに沿って傾斜壁3d側へ倒れてその姿勢を変更する。その際、前述したように円板体案内レバー30は当接ピン33を介し円板体排除レバー23の動きに連動して軸31を中心に反時計方向へスムーズに回転し、第2の円板体案内通路11の右側方を解放するので、真円板体54はスムーズに傾斜壁3d側へ倒れ、このため真円板体54が円板体排除レバー23と円板体案内レバー30との間に挟まれて円板体の詰りを起こすこともない。
【0057】
このように、真円板体54が傾斜壁3d側へ倒れてその姿勢を変更すると、その外径の下端が傾斜転送レール3aから脱落するので、このため図17で示すように、真円板体54は傾斜転送レール3aの左側方に沿って形成されたスリット2cから下方へ落下して強制的に排除される。
【0058】
次に、真円板体54を排除する場合であって、しかも図18で示すように、真円板体54a、54b、54c…が互いに隣接した状態で連続投入されて第2の円板体案内通路11を通過する場合に、連続投入された真円板体54a、54b、54cのうち、真円板体54a以降の真円板体54b、54cを排除する場合について詳述する。
【0059】
この図18では、第2の円板体案内通路11を転送する真円板体54a、54b、54cのうち、真円板体54aのみが円板体強制排除手段20を完全に通過し、真円板体54bは円板体強制排除手段20を通過中の状態を示している。
【0060】
なお、この状態では、真円板体54aは円板体強制排除手段20を完全に通過しているので、円板体検出センサー40によりこの真円板体54aがカウントされ、このカウント信号が図示せぬ制御装置に伝達される。
【0061】
このカウント信号が制御装置に伝達された際に、当該制御装置が、この真円板体54aのカウント信号により、円板体のストック枚数が一定枚数に達したと判断した場合は、以降の円板体(真円板体54b、54c)を排除すべく円板体強制排除手段20のソレノイド25に対する駆動信号の供給を停止し、当該ソレノイドをオフにする。
【0062】
すると、図18のAA概念断面で示す図19のように、円板体強制排除手段20の円板体排除レバー23と円板体案内レバー30との間を通過中の真円板体54bに対し、ソレノイド25への駆動信号がオフになると、円板体排除レバー23が第1の付勢手段であるコイルバネ24の付勢力により軸22を中心に反時計方向へ迅速に回動する。
【0063】
このように円板体排除レバー23が反時計方向へ迅速に回動すると、図20で示すように、円板体排除レバー23の下端23bが通過中の真円板体54bの上端に直接当接して弾き飛ばし、当該真円板体54bを傾斜壁3d側へ迅速に押し倒してその姿勢を変更させる。
【0064】
すると、図21で示すように、真円板体54bの下端が傾斜転送レール3aから脱落して、当該真円板体54bはスリット2cから下方へ落下して強制的に排除される。
【0065】
なお、真円板体54bを強制的に排除する際、上述したように円板体案内レバー30は当接ピン33を介し、円板体排除レバー23の動きに連動して反時計方向へ迅速に回転して、第2の円板体案内通路11の右側方を迅速に解放するので、真円板体54bはスムーズに傾斜壁3d側へ倒れ(図20)、このため真円板体54bが円板体排除レバー23と円板体案内レバー30との間に挟まれて円板体の詰りを起すこともない。
【0066】
なお、真円板体54bが排除された後は、円板体排除レバー23の下端23bが第2の円板体案内通路11内へ突出して第2の円板体案内通路11の通路を塞いでいるので、以降の真円板体54cは、図16および図17で示すのと同様に、円板体排除レバー23の下端23bに形成された傾斜縁23c(図14)に沿って、姿勢を変更させて下方に落下し排除されこととなる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の円板体選別装置では、円板体強制排除手段を第1の付勢手段の付勢力により円板体案内通路内に一端が突出する円板体排除レバーと、この円板体排除レバーを円板体案内通路から待避させる待避手段と、第2の付勢手段の付勢力により常時は円板体案内通路側に付勢され、かつ円板体排除レバーに連動して前記円板体案内通路から離間する円板体案内レバーとから構成するようにしたため、円板体の排除時には第1の付勢手段の付勢力により円板体排除レバーが迅速に円板体案内通路内に突出し、これにより排除対象の円板体を直接弾き飛ばして迅速に排除することができ、このため円板体が連続投入された場合であっても、一定収容枚数以上の円板体を直ちに排除して、いわゆる「円板体の飲み込み現象」を可及的に低減させることができる。
【0068】
またこの発明では、円板体案内レバーを円板体排除レバーと連動させて配置し、円板体案内通路側方を迅速に解放するようにしたから、円板体を排除する際に、円板体を円板体排除レバーと円板体案内レバーとの間に挟んで詰りを起させることもなく、確実に円板体を円板体案内通路内から排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる円板体選別装置の正面図。
【図2】図2はメインプレートの正面図。
【図3】図3は図1のAA断面図。
【図4】図4は図1のAA断面図。
【図5】図5は径の大きい円板体が投入された状態を示す円板体選別装置の正面図。
【図6】図6は板厚の大きい円板体を投入した円板体選別装置の正面図。
【図7】図7は径の小さい円板体を投入した円板体選別装置の正面図。
【図8】図8は図7のBB拡大断面図。
【図9】図9は径の小さい円板体の排除状態を示す図。
【図10】図10は径の小さい円板体の排除状態を示す図。
【図11】図11は真円板体を投入した円板体選別装置の正面図。
【図12】図12は真円板体の選別状態を示す図11のBB要部拡大断面図。
【図13】図13は真円板体の通過状態を示す円板体強制排除手段の概念断面図。
【図14】図14は図13のCC断面図。
【図15】図15は真円板体の収容状態を示す円板体選別装置の正面図。
【図16】図16は真円板体の強制排除状態を示す円板体強制排除手段の概念断面図。
【図17】図17は真円板体の強制排除状態を示す円板体強制排除手段の概念断面図。
【図18】図18は真円板体が連続投入された状態を示す円板体選別装置の正面図。
【図19】図19は連続投入された真円板体の強制排除状態を示す円板体強制排除手段の概念断面図。
【図20】図20は連続投入された真円板体の強制排除状態を示す円板体強制排除手段の概念断面図。
【図21】図21は連続投入された真円板体の強制排除状態を示す円板体強制排除手段の概念断面図。
【符号の説明】
1…円板体選別装置
10、11…円板体案内通路
12…円板体選別手段
20…円板体強制排除手段
23b…一端
23…円板体排除レバー
24…第1の付勢手段(コイルバネ)
25…待避手段(ソレノイド)
30…円板体案内レバー
32…第2の付勢手段(コイルバネ)
50、51、53、54、54a、54b、54c…円板体

Claims (3)

  1. 円板体を転送させる円板体案内通路と、該円板体案内通路内を転送する円板体の真偽を判別する円板体選別手段と、該円板体選別手段を介して前記円板体案内通路を通過する円板体を該円板体案内通路から強制的に排除する円板体強制排除手段とを少なくとも有する円板体選別装置において、
    前記円板体強制排除手段は、
    第1の付勢手段の付勢力により前記円板体案内通路内に一端が突出し、前記円板体案内通路を通過する円板体を排除する円板体排除レバーと、
    該円板体排除レバーを前記第1の付勢手段の付勢力に抗して吸引し、前記一端を前記円板体案内通路から待避させる待避手段と、
    第2の付勢手段の付勢力により常時は前記円板体案内通路側に付勢され、前記円板体排除レバーの待避時は、該円板体排除レバーと対向する位置の前記円板体案内通路における側壁の一部を成し、前記円板体排除レバーの一端が前記第1の付勢手段の付勢力により前記円板体案内通路内に突出する時は、該円板体排除レバーと連動して前記円板体案内通路から離間する円板体案内レバーと
    からなることを特徴とする円板体選別装置。
  2. 前記円板体は、硬貨、遊戯用メダル、トークン等であることを特徴とする請求項(1)記載の円板体選別装置。
  3. 前記第1および第2の付勢手段はそれぞれコイルバネであることを特徴とする請求項(1)記載の円板体選別装置。
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