JP3648181B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチスロ機やスロットマシン、その他アミューズメントゲーム機のように、投入されたメダルの真偽を判定し、真性メダルの枚数をカウントして遊技を開始できる状態にする遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、遊技機としては、スロットマシンやパチスロ機等のように、予め定められた所定の条件の成立を契機として、複数の図柄列の可変表示およびその停止を行わせしめ、可変表示の停止した際の表示態様により一遊技の結果を決定するとともに、決定した結果に応じて遊技者に遊技価値を付与するものが広く知られている。
【0003】
このような遊技機では、正面パネルの内側に、メダルの投入口と連通する通路が斜め下方へ設けられており、投入口から投入されたメダルが通路を自然落下してメダル払い出し装置へ貯まるようになっている。
【0004】
また、通路の途中にはセンサが設けられており、通過するメダルの大きさを検知して、真性メダルより小さいメダルや大きいメダルが通過してきた場合には経路を変更して、そのメダルを受け皿等へ戻すようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような遊技機においては、メダルの投入口から通路のセンサまでの経路が単純であり、例えば薄板や糸の付いたメダルを投入口から入れてセンサを不正に動作させたりすることで、実際には正当なメダルを投入していないにもかかわらずメダルの計数機能を働かせるといった不正行為を十分に防止できないという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、投入されたメダルの真偽を判定するセレクタを備えている遊技機であり、このセレクタとして、複数枚のメダルを一括投入できる投入口と、投入口から投入された複数枚のメダルを、回転するロータに設けられた開口によって一枚ずつスロープに落下させ、メダルがスロープを滑り落ちた後に、スロープの下方端側に配置されたレールの溝に入り込むことで一枚ずつ整列して略直立状態にして方向転換しながら送出する整列部と、整列部から略直立状態でレールに送出されたメダルをベルトによって押圧搬送し、搬送経路途中で、ベルトの押圧力によってメダルの大きさに応じた分別を行う分別部とを備えている。
【0007】
このような本発明では、投入口から投入した複数枚のメダルを整列部にて一枚ずつ整列させ、略直立状態にして方向転換しながら送出する。このような方向転換によって投入口からメダル払い出し装置までの経路が長く、しかも曲がりを持つことから、不正を行いにくくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。ただし、ここでは、本発明の遊技機としてパチスロ機を例として説明を行う。
【0009】
〔概略構成の説明〕
先ず、標準的なパチスロ機の構成について説明する。図1は、パチスロ機の一例の外観構成を示す正面図である。図例のように、パチスロ機1は、前面パネル部2と、これを開閉自在に支持する箱型のキャビネット部3とから構成される。
【0010】
前面パネル部2には、各リールの図柄を3コマ分ずつ表示可能な図柄表示窓21と、遊技媒体であるメダルを投入するためのメダル投入口22と、図柄表示窓21の左側に位置するランプ部23(1枚賭けランプ部23a、2枚賭けランプ部23b、3枚賭けランプ部23c)と、図柄表示窓21の右側に位置するランプ部24(インサートメダルランプ部24a、ウィンランプ部24b、ボーナスゲームランプ部24c、ビッグボーナスゲームランプ部24d、ゲームオーバーランプ部24e、リプレーランプ部24f)と、図柄表示窓21の下側に位置する表示部25(クレジット表示部25a、ペイアウト表示部25b、ボーナスゲーム回数表示部25c)と、図柄表示窓21の上方に位置する液晶パネル部26と、遊技者が操作する操作ボタン(MAXベットボタン27c、スタートレバー27d、リール毎に設けられたストップボタン27e)と、メダルを排出するためのメダル払い出し口28と、そのメダルが排出されるメダル受け皿29と、が設けられている。また、前面パネル部2の裏側には、メダル投入口22に接続され、投入されたメダルの真偽や枚数を判別するメダル判別装置(ただし不図示)が設けられている。
【0011】
図2は、パチスロ機の一例の内部構成を示す概略図である。キャビネット部3の内部には、外周面上に複数の図柄がプリントされた3個のリール31a〜31cと、各リール31a〜31cの回転制御をはじめとした各種制御に必要な回路基板32と、多数枚(例えば2000枚)のメダルを貯留および払い出し可能なメダル払い出し装置34と、各種効果音を出力するスピーカ35と、各部への電源供給を行う電源ボックス36と、が組み込まれている。
【0012】
〔遊技の概要の説明〕
次に、以上のように構成されたパチスロ機1を使用した遊技の手順およびその際のパチスロ機1での動作の概要について説明する。パチスロ機1を使用して遊技する場合、遊技者は、先ず、メダル投入口22にメダルを投入する。このとき、前面パネル部2では、遊技者にメダル投入を促すべく、インサートメダルランプ部24aが点灯している。
【0013】
メダルの投入があると、メダル投入口22に接続するメダル判別装置は、投入されたメダルが有効なものであるか否かを判別する。そして、メダル判別装置で所定の条件に照らし合格と判別されたメダルは、有効なメダルとしてカウントされ、メダル払い出し装置34へと送られる。一方、不合格のメダルは、カウントされずにメダル払い出し口28から返却される。
【0014】
有効なメダルがカウントされると、前面パネル部2では、そのカウント枚数に応じてランプ部23が点灯する。例えば、カウント枚数が1枚であれば、1枚賭けランプ部23aが点灯し、賭数が1枚に設定されたことおよび入賞ラインが1本であることを遊技者に報知する。カウント枚数が2枚であれば、1枚賭けランプ部23aおよび2つの2枚賭けランプ部23bが点灯し、賭数が2枚に設定されたことおよび入賞ラインが3本であることを遊技者に報知する。カウント枚数が3枚であれば、1枚賭けランプ部23a、2つの2枚賭けランプ部23bおよび2つの3枚賭けランプ部23cが全て点灯し、賭数が3枚に設定されたことおよび入賞ラインが5本であることを遊技者に報知する。このように、ランプ部23は、3個のリール31a〜31c上における有効ラインを表示する役割も兼ねている。
【0015】
また、カウント枚数が4枚以上であれば、前面パネル部2では、3枚を超えた枚数分をクレジット表示部25aがデジタル表示する。クレジット表示部25aによる表示(クレジット表示)は、メダルの投入毎に1ずつ加算更新される。なお、クレジット数が予め設定された制限数(例えば50)に達した等の理由によって、インサートメダルランプ部24aが消灯しているときにメダル投入があると、そのメダルはカウントされずにメダル払い出し口28から返却される。
【0016】
ところで、メダルの賭数がない状態でクレジット表示部25aの表示が既に3以上となっている場合に、遊技者がMAXベットボタン27cを押下すると、クレジット表示が3減算更新されるとともに、ランプ部23が全て点灯し、賭数が3枚に設定される。このように、賭数の設定は、メダル投入のみならず、MAXベットボタン27cの押下によって行うことも可能である。ただし、クレジット表示部25aの表示が1または2の場合には、MAXベットボタン27cの押下によって、そのクレジット数に応じた賭数(1枚または2枚)が設定されることになる。
【0017】
メダル投入口22へのメダル投入またはMAXベットボタン27cの押下によって、遊技者はスタートレバー27dの操作が可能となる。このとき、前面パネル部2では、ランプ点灯等によりその旨を遊技者に報知するようにしてもよい。3枚の賭数の設定後、遊技者が遊技開始を要求するためスタートレバー27dを操作すると、3個のリール31a〜31cは、ステッピングモータの駆動によって回転し、図柄の可変表示を開始する。その後、遊技者がストップボタン27eを押下すると、各ストップボタン27eに対応するリール31a〜31cがそれぞれ個別に停止する。ただし、遊技者がストップボタン27eを押下しない場合には、所定時間の経過後に各リール31a〜31cが自動的に停止する。
【0018】
全てのリール31a〜31cが止まると、一遊技が終了するとともに、そのときの図柄表示窓21の有効ライン(入賞判定ライン)上に揃った図柄の組み合わせが予め定められた「当選役」と比較され、遊技の結果、すなわち入賞の有無が判定される。このとき、図柄表示窓21に表示される横3列と斜め対角線上2列の合計5列が入賞判定ラインとなる。なお、図柄の比較及び判定は、回路基板32上に実現される後述の制御機能によって行われる。
【0019】
遊技結果には、大別すると、「当たり」と「はずれ」と「再遊技」がある。また、「当たり」の例としては、「小当たり(小役)」と「中当たり(レギュラーボーナス)」と「大当たり(ビッグボーナス)」とがある。
【0020】
例えば、後述する以外の図柄である小役図柄が入賞判定ライン上に揃うと、遊技結果は、「当たり」の中の「小役」となり、揃った図柄の種類に応じて予め定められた枚数(例えば2枚〜15枚)分だけメダルが払い出され、クレジット表示の加算またはメダル払い出し口28からの払い出しが行われる。この場合、遊技者には、前面パネル部2のウィンランプ部24bの点灯によって遊技結果が小役入賞であることが報知される。さらには、ペイアウト表示部25bによるデジタル表示によって、メダルの払い出し枚数が報知される。
【0021】
また、レギュラーボーナス図柄(例えば「BAR」)が入賞判定ライン上に揃うと、遊技結果は、「当たり」の中の「レギュラーボーナス」となり、所定枚数(例えば15枚)のメダル払い出しに加えて、「レギュラーボーナスゲーム」と呼ばれる特別遊技を所定遊技数だけ行うことが可能となる。この場合、遊技者には、前面パネル部2のボーナスゲームランプ部24cの点灯によって遊技結果がレギュラーボーナス入賞であることが報知される。
【0022】
レギュラーボーナスゲーム時には、遊技者にとって有利な特別遊技が所定遊技数(例えば最大12回)だけ続く。レギュラーボーナスゲームでは、遊技毎の賭数が1枚しか認められないが、入賞判定ライン上に所定図柄(例えば「JAC」)を揃えることにより(以下、これを「JAC入賞」という)、所定枚数(例えば15枚)のメダル払い出しが得られる。そして、所定遊技数が終了するか、またはJAC入賞が所定回数(例えば8回)発生すると、レギュラーボーナスゲームは終了し通常の遊技状態に戻る。
【0023】
ビッグボーナス図柄(例えば「7」または「A」)が入賞判定ライン上に揃った場合には、遊技結果は「当たり」の中の「ビッグボーナス」となり、所定枚数(例えば15枚)のメダル払い出しに加えて、「ビッグボーナスゲーム」と呼ばれる特別遊技を所定条件が満了するまで行うことが可能となる。この場合、遊技者には、前面パネル部2のビッグボーナスゲームランプ部24dの点灯によって遊技結果がビッグボーナス入賞であることが報知される。
【0024】
ビッグボーナスゲーム時には、遊技者にとってレギュラーボーナスゲーム時よりも一層有利な特別遊技が最大所定遊技数(通常は、例えば30回)だけ続く。ビッグボーナスゲームでは、通常の遊技の場合と同様に小役入賞またはレギュラーボーナス入賞の発生によってメダル払い出しが得られるが、その入賞確率が通常よりも高くなる。そして、所定遊技数が終了するか、またはレギュラーボーナス入賞が所定回数(通常は、例えば3回)発生すると、ビッグボーナスゲームは終了し通常の遊技状態に戻る。
【0025】
なお、レギュラーボーナスゲームおよびビッグボーナスゲームの消化回数は、前面パネル部2のボーナスゲーム回数表示部25cによる表示を通じて、遊技者に報知される。また、レギュラーボーナスゲーム時およびビッグボーナスゲーム時も、メダルの払い出し枚数については、小役入賞の場合と同様に、ペイアウト表示部25bにデジタル表示される。
【0026】
入賞判定ライン上に同一図柄が全く揃わなかった場合には、遊技結果が「はずれ」となり、遊技者に対して何らの遊技上の特典も与えられない。
【0027】
また、入賞判定ライン上に揃った図柄が再遊技図柄であると、遊技結果は、いわゆる引き分けに相当する「再遊技」となり、メダルの払い出しは行われないが、遊技者は新たなメダルの投入またはベット動作を行わずに、再び「再遊技」となった遊技と同一条件で遊技を行うことが可能になる。この場合、遊技結果が「再遊技」である旨は、前面パネル部2のリプレーランプ部24fの点灯によって遊技者に報知される。
【0028】
このようにして、一遊技が終了し、遊技結果が決定し、その遊技結果が報知されると、遊技者は、報知された遊技結果に対応しつつ、引き続き次の遊技を行うことになる。
【0029】
なお、遊技結果の報知は、上述したようなランプ部24の点灯ではなく、ランプ部24の点滅やスピーカ35からの効果音の出力等と組み合わせて行うようにしてもよい。
【0030】
次に、本発明のパチスロ機で用いられるメダルのセレクタについて説明する。図3は、セレクタを説明する断面図、図4は、図3に示す矢印A方向の矢視図、図5は、図3に示す矢印B方向の矢視図、図6は、図4に示す矢印C方向の矢視図である。
【0031】
このセレクタ4は、投入口22から投入された複数枚のメダルを一枚ずつ整列させて送出するもので、複数枚のメダルを例えば一括投入できる投入口22と、メダルを一枚ずつ整列させて略直立状態にするとともに方向転換しながら送出する整列部41と、整列部41から略直立状態で送出されたメダルをベルトによって押圧搬送し、搬送経路途中でメダルの大きさに応じた分別を行う分別部42とを備えている。
【0032】
投入口22は、複数枚のメダルを一括投入できる大きさの開口および受け皿が設けられており、受け皿に入れられたメダルは斜め下方へ延設されるスロープに沿って自然落下していく。スロープに沿って落下したメダルは整列部41に達する。
【0033】
整列部41は、モータ41aの駆動によって回転するロータ41bと、ロータ41bの下側に配置される可動片41cと、ロータ41bと同軸で下方に設けられるスロープ付き円錐盤41dとを備えている。
【0034】
モータ41aの駆動で回転するロータ41bには、複数箇所にメダルより大きい開口が設けられている。したがって、投入口22から投入されたメダルはロータ41bの開口に落下することになる。
【0035】
可動片41cは、ロータ41bの開口に対応して設けられており、ロータ41bに設けられた可動片軸sを中心として揺動可能に取り付けられている。この可動片41cにもロータ41bと同様な開口が設けられており、通常状態ではロータ41bの開口と可動片41cの開口とが一致しないようになっている。
【0036】
ロータ41bが回転して、開口がスロープ付き円錐盤41dのスロープの位置まで達すると、磁石によって可動片41cの外周端が引き付けられ、この状態でロータ41bの回転が続くと、やがてロータ41bの開口と可動片41cの開口とがスロープ上で一致するようになる。
【0037】
これにより、開口に落とされていたメダルは可動片41cの開口からスロープ付き円錐盤41dのスロープへ落ちていくことになる。可動片41cの厚さはメダルの厚さよりも僅かに厚くなっているため、複数枚のメダルが開口にあってもスロープへ落ちるメダルは一枚ずつとなる。
【0038】
メダルがスロープへ落ちた後、さらにロータ41bが回転することで可動片41cが図示しない爪にかかり、磁石の吸引力を振り切って元の位置(ロータ41bの開口と可動片41cの開口とが一致しない位置)に復帰することになる。
【0039】
このようなロータ41bの回転および可動片41cの動きによって、スロープへ一枚ずつメダルが落ちていくことになる。
【0040】
スロープ付き円錐盤41dには、複数箇所にスロープが設けられており、そのスロープの下方端側にレールが配置されている。すなわち、スロープを滑り落ちてきたメダルは、レールの溝に入り込むことで略直立状態となる。このレールはスロープ付き円錐盤41dの外周に沿って設けられ、レールに入ったメダルは回転するベルトと接触してレールに沿って搬送されることになる。
【0041】
スロープ付き円錐盤41dの円周に沿って設けられるレールおよびベルトは、分別部42の方へ延設されている。したがって、整列部41で一枚ずつ略直立にされたメダルは順次分別部42の方へ搬送される。
【0042】
分別部42には、メダルの搬送方向をガイドするメダルガイド42aが設けられている。さらに、このメダルガイド42aには、メダルの搬送方向に沿って、真性のメダルの大きさより小さい開口高さを持つ第1開口H1、真性のメダルの大きさとほぼ等しい開口高さを持つ第2開口H2、真性のメダルの大きさより大きい開口高さを持つ第3開口H3の順に分別開口が設けられている。
【0043】
例えば、真性のメダルより小さなメダル(第1開口H1より小さい径のメダル)が投入された場合、そのメダルが分別部42へ搬送され、第1開口H1に達した際にベルトの押圧力によって第1開口H1から外方へ放出されることになる。
【0044】
一方、真性のメダルよりも大きなメダル(第2開口H2より大きい径のメダル)が投入された場合、そのメダルが分別部42へ搬送され、第1開口H1および第2開口H2に達した際にはそのまま通過し、第3開口H3に達した際にベルトの押圧力によって第3開口H3から外方へ放出されることになる。
【0045】
また、真性のメダル(第1開口H1より大きく、第3開口H3よりも小さい径のメダル)が投入された場合、そのメダルが分別部42へ搬送され、第1開口H1に達した際にはそのまま通過し、第2開口H2に達した際にベルトの押圧力によって第2開口H2から外方へ放出されることになる。
【0046】
本実施形態では、第1開口H1としてφ25mmより小さいメダルを放出できる大きさ、第2開口H2としてφ25mmのメダルを放出できる大きさ、第3開口H3としてφ25mmより大きいメダルを放出できる大きさに設定している。
【0047】
また、分別部42の第1開口H1と第2開口H2との間には第1センサS1が設けられ、第2開口H2と第3開口H3との間には第2センサS2が設けられている。
【0048】
上述のように、開口の大きさによって放出されるメダルの大きさを分別できるため、第1開口H1と第2開口H2との間に設けられる第1センサS1と、第2開口H2と第3開口H3との間に設けられる第2センサS2との計数に基づき、第2開口H2から放出されるメダルの数、すなわち真性のメダルの数を計数できるようになる。
【0049】
つまり、第1センサS1および第2センサS2の出力信号は図示しない演算部へ送られる。演算部では、第1センサS1の計数値から第2センサS2の計数値を差し引く演算を行っている。すなわち、第1センサS1を通過するメダルの枚数は真性メダルとそれより大きいメダルの合計であり、第2センサS2を通過するメダルの枚数は真性メダルより大きいメダルの数であるため、第1センサS1の計数値から第2センサS2の計数値を差し引くことで真性のメダルの枚数を算出できることになる。
【0050】
このようなセレクタ4では、分別部42の第2開口H2から放出されたメダルは真性のメダルとしてメダル払い出し装置34(図2参照)へ送られ、第1開口H1および第3開口H3から放出されたメダルは真性のメダルではないとしてメダル払い出し口28(図1参照)から払い戻される。
【0051】
したがって、本実施形態のセレクタ4では、投入されたメダルを略直立に整列した状態で曲線を描く搬送経路上を搬送した後、メダルの真偽を判別して真性のメダルの枚数を計数している。これにより、メダルの投入口から自然落下によってメダル払い出し装置34まで到達する従来のセレクタに比べて搬送経路を長く、しかも曲がりを持たせることができ、不正防止効果を得ることができるようになる。
【0052】
なお、上記実施形態では、遊技機としてパチスロ機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、本発明は、パチスロ機以外にも、例えばコインを投入して遊技するスロットマシンをはじめとした他のアミューズメント機器に適用することが考えられる。したがって、本発明における可変表示手段は、本実施形態で説明した3個のリール31a〜31cによる回胴式のものに限らず、例えばCRT(Cathode Ray Tube)等からなるビデオ表示タイプのものであってもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。すなわち、メダルの投入口からメダル払い出し装置までの経路を長くするとともに、メダルの搬送経路に曲がりを持たせることによって投入口から真性のメダル以外のものを挿入して行う不正を効果的に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一例の外観構成を示す正面図である。
【図2】本発明に係る遊技機の一例の内部構成を示す概略図である。
【図3】セレクタを説明する断面図である。
【図4】図3に示す矢印A方向の矢視図である。
【図5】図3に示す矢印B方向の矢視図である。
【図6】図4に示す矢印C方向の矢視図である。
【符号の説明】
1…パチスロ機、4…セレクタ、32…回路基板、41…整列部、41a…モータ、41b…ロータ、41c…可動片、41d…スロープ付き円錐盤、42…分別部、42a…メダルガイド、H1…第1開口、H2…第2開口、H3…第3開口

Claims (4)

  1. 投入されたメダルの真偽を判定するセレクタを備えている遊技機において、
    前記セレクタは、
    複数枚のメダルを一括投入できる投入口と、
    前記投入口から投入された複数枚のメダルを、回転するロータに設けられた開口によって一枚ずつスロープに落下させ、当該メダルがスロープを滑り落ちた後に、当該スロープの下方端側に配置されたレールの溝に入り込むことで一枚ずつ整列して略直立状態にして方向転換しながら送出する整列部と、
    前記整列部から略直立状態で前記レールに送出されたメダルをベルトによって押圧搬送し、搬送経路途中で、前記ベルトの押圧力によってメダルの大きさに応じた分別を行う分別部と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記整列部は、
    さらに、前記ロータの下側に配置され、メダルの厚さよりも僅かに厚い揺動可能な開口を有する可動片と、磁石と、爪とを有しており、
    モータの駆動によって前記ロータが回転して、前記ロータの開口が前記スロープの位置まで達すると、前記磁石によって前記可動片の外周端が引き付けられることで前記ロータの開口と前記可動片の開口とが前記スロープ上で一致し、されに前記ロータが回転を続けると前記可動片が前記爪にかかり、前記ロータの開口と前記可動片の開口とが一致しなくなることで、前記メダルを1枚ずつスロープに落下させる
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記分別部は、前記メダルの搬送方向に沿って、真性のメダルの大きさより小さい第1開口、真性のメダルの大きさとほぼ等しい第2開口、真性のメダルの大きさより大きい第3開口の順に分別開口を備えており、前記分別開口から放出されることによって分別を行うことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記第1開口と前記第2開口との間の搬送経路上に設けられる第1センサと、
    前記第2開口と前記第3開口との間の搬送経路上に設けられる第2センサと、
    前記第1センサでのカウント数から前記第2センサでのカウント数を差し引く演算を行う演算部と
    を備えていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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