JP2696062B2 - 遊技媒体の排出装置 - Google Patents

遊技媒体の排出装置

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JP2696062B2
JP2696062B2 JP6007666A JP766694A JP2696062B2 JP 2696062 B2 JP2696062 B2 JP 2696062B2 JP 6007666 A JP6007666 A JP 6007666A JP 766694 A JP766694 A JP 766694A JP 2696062 B2 JP2696062 B2 JP 2696062B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ球やメダル等
の遊技媒体を予め定められた目標個数だけ排出するため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような遊技媒体を排出する
装置として、特公平2−56907号公報に示されるも
のが知られている。この装置は、スプロケット等をモー
タで回転駆動することにより、上記スプロケット等より
も上方のパチンコ球をスプロケットの回転に伴って1個
ずつ下方の排出部へ落下させる一方、排出球検出器によ
ってパチンコ球の排出を検出し、この検出排出数が予め
定められた目標球数に到達した時点で上記スプロケット
等の回転駆動を停止し、これによってパチンコ球の排出
数を正確に得るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、パチン
コ球を排出するようにスプロケット等を回転駆動するモ
ータ及びその制御装置が必要であるため、その分コスト
が高くなる。また装置全体も大型化し、特に、パチンコ
台同士の間に配される台間球貸し機等のように狭いスペ
ースに設置される装置への適用が非常に困難となる不都
合がある。このような不都合を回避する手段として、上
記スプロケット等を自由回転させてパチンコ球を無規制
の状態で次々に落下させ、その落下球数が上記目標球数
に達した時点で上記スプロケット等の回転を阻止すると
いった方法が考えられるが、このような手段を用いた場
合、機械的な応答遅れ等に起因して上記スプロケット等
の回転阻止のタイミング(すなわち排出停止のタイミン
グ)が少しでも遅れると、余分のパチンコ球が排出され
てしまうことになり、パチンコ球の排出数を常時正確に
得ることは難しい。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、コンパ
クトでかつ低廉な構造で遊技媒体を正確に目標個数だけ
排出することができる遊技媒体の排出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、収容部に収容された遊技媒体
をその落下により予め定められた目標個数だけ上記収容
部よりも下方の排出部へ排出する装置であって、上記収
容部の下流側に回転可能に設けられ、その外周面に上記
遊技媒体を係止する係止部が回転周方向に間欠的に並べ
て突設されたロータと、このロータの係止部に直接当接
して当該ロータの回転を阻止することにより上記遊技媒
体の落下を阻止する阻止位置と上記係止部から離間して
上記ロータの回転を伴う遊技媒体の落下を許容する解放
位置とに切換可能な回転規制部材と、この回転規制部材
の位置を切換える位置切換手段と、上記収容部から排出
部へ排出される遊技媒体の個数を検出する排出個数検出
手段と、排出開始時点から上記回転規制部材を上記解放
位置に切換え、この時上記排出個数検出手段で検出され
る個数が上記目標個数よりも少ない個数であって予め定
められた設定個数に到達した時点で上記回転規制部材を
上記阻止位置に切換え、その後上記回転規制部材を上記
解放位置と阻止位置とに交互に切換えて遊技媒体を一つ
ずつ排出させ、総排出個数が上記目標個数に達した時点
で上記回転規制部材を上記阻止位置に維持するように上
記位置切換手段の切換動作を制御する排出制御手段とを
備えたものである(請求項1)。
【0006】上記排出個数検出手段としては、上記ロー
タと上記排出部との間の落下経路での上記遊技媒体の通
過を検知する通過検知手段と、この通過検知手段による
上記遊技媒体の通過検知回数をカウントするカウント手
段とを備えたものが、好適である(請求項2)。
【0007】上記排出制御手段は、上記排出個数検出手
段で検出された個数が上記設定個数に到達して上記回転
規制部材を上記阻止位置に切換えた後、上記回転規制部
材を予め定められた所定時間だけ上記解放位置に間欠的
に切換えることにより遊技媒体を一つずつ排出させるも
のが、より好ましい(請求項3)。
【0008】
【作用】請求項1記載の装置では、排出開始時点から回
転規制部材が解放位置に切換えられることにより、ロー
タの回転が許容され、このロータの回転を伴いながら遊
技媒体が無規制状態で連続的に上記排出部へ落下し、排
出される。そして、排出個数検出手段による検出個数が
上記設定個数に到達した時点で上記回転規制部材が阻止
位置に切換えられ、ロータの回転が阻止されることによ
り、このロータの係止部により遊技媒体が係止されてそ
の落下阻止が開始される。阻止完了後、上記回転規制部
材が上記解放位置と阻止位置とに交互に切換えられるこ
とにより遊技媒体が一つずつ排出され、総排出個数が上
記目標個数に達した時点で、上記回転規制部材が阻止位
置に維持されることにより排出が停止される。
【0009】ここで、請求項2記載の装置では、上記ロ
ータと上記排出部との間の落下経路の途中において、上
記遊技媒体の通過が通過検知手段により検知され、この
通過検知手段による上記遊技媒体の通過検知回数がカウ
ント手段でカウントされることにより、排出個数が検出
される。
【0010】請求項3記載の装置では、上記回転規制部
材が予め定められた所定時間だけ上記解放位置に間欠的
に切換えられるだけの制御で、この解放位置の切換の間
に1個のみの遊技媒体の落下が許容され、その排出がな
される。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、この実施例ではパチンコ球30を排出するた
めの装置を示すが、本発明はこれに限らず、コインやメ
ダル等他の遊技媒体を排出する装置にも有効に適用でき
るものである。
【0012】図1に示す排出装置は、ハウジング10を
備え、その前壁(図1では右壁)上部に硬貨投入口12
が設けられており、この硬貨投入口12には硬貨通路1
4がつながっている。この硬貨通路14の排出端下方に
は検銭器16が設けられ、この検銭器16内の硬貨が硬
貨通路18を通じて図略の硬貨貯留部に貯留されるとと
もに、上記検銭器16による検銭結果の情報信号が装置
内蔵の制御装置20に入力されるようになっている。
【0013】上記ハウジング10の上面にはパチンコ球
30の供給口32が形成され、このパチンコ球供給口3
2に図略のパチンコ球ホッパーの排出口が接続されてい
る。上記パチンコ球供給口32からハウジング10内下
方に向かってパチンコ球通路34が延び、ハウジング1
0下部のパチンコ球貯留部(排出部)38に至ってい
る。
【0014】このパチンコ球貯留部38の底壁は前方
(図1では右方)に向かうに従って低くなる方向に傾斜
している。このパチンコ球貯留部38の前端に上下方向
の筒部40が形成され、この筒部40内に、下方に開口
する排出筒42が上下方向に移動可能に装填されてい
る。この排出筒42の側壁背部(図1では左側部)には
連通孔44が設けられ、排出筒42の上端及び下端には
それぞれストッパ45,46が突設されている。通常は
上記排出筒42の自重によりこの排出筒42の上側のス
トッパ45が上記筒部40の上面に当接する位置(最下
位置;図1実線位置)に排出筒42が保持される一方、
この排出筒42をその下側のストッパ46が上記筒部4
0の下面に当接する位置(最上位置;同図二点鎖線位
置)まで押し上げることが可能となっている。そして、
上記最下位置では上記パチンコ球貯留部38内の排出筒
42内とがほぼ遮断され、両者間でのパチンコ球30の
流通が不能とされる一方、上記最上位置でパチンコ球貯
留部38内と排出筒42内とが上記連通孔44を通じて
開通され、パチンコ球貯留部38内のパチンコ球30が
上記排出筒42を通じて下方に落下する(すなわち排出
される)ようになっている。
【0015】上記パチンコ球通路34の側壁中間部には
開口36が設けられ、この開口36を通じて一部が通路
34内に臨む位置にロータ50が設けられている。この
ロータ50は、水平軸48回りに回転可能にハウジング
10に取付けられ、その外周部には回転周方向に沿って
複数個(図例では8個)の係止爪52が放射状に等間隔
で突設されている。各係止爪52は、上記パチンコ球通
路34内に突出した状態でこのパチンコ球通路34内の
パチンコ球30を係止し、その落下を阻止する形状に形
成されており、この係止爪52よりも上側のパチンコ球
通路34と図略の上記パチンコ球ホッパーとでパチンコ
球30の収容部が構成されている。
【0016】上記ロータ50の傍らには、水平軸54を
中心に回動可能に回転規制レバー(回転規制部材)56
が設けられている。この回転規制レバー56は、上記回
動に伴い、その回動端部が上記ロータ50の係止爪52
に当接可能な上位置(図1の実線位置;以下、阻止位置
と称する。)と、上記回動端部が上記係止爪52から十
分離間した下位置(同図二点鎖線位置;以下、解放位置
と称する。)とに切換可能とされており、上記阻止位置
に保持された状態で、パチンコ球30の落下に伴うロー
タ50の回転(すなわち図1時計回り方向の回転)を阻
止するように構成されている。
【0017】この回転規制レバー56は、引張ばね58
を介してハウジング10側に連結されるとともに、ハウ
ジング10に固定されたソレノイド(位置切換手段)6
0のプランジャ62端部にピン59によって回転可能に
連結されている。このソレノイド60は、励磁されない
状態(オフ状態)で、プランジャ62が上向きに突出す
ることにより上記引張ばね58の張力とともに上記回転
規制レバー56を上記阻止位置まで上昇させ、逆に励磁
された状態(オン状態)で、プランジャ62が下向きに
没入することにより上記回転規制レバー56を上記引張
ばね58の引張力に抗して上記解放位置まで引き下げる
ように構成されている。
【0018】上記パチンコ球通路34において、上記ロ
ータ50とパチンコ球貯留部38との間の落下経路の途
中の位置(図例ではロータ50のすぐ下方の位置)に
は、通過検知センサ(通過検知手段)64が設けられて
いる。この通過検知センサ64は、パチンコ球30が1
個通過する度にこれを検知してパルス信号を出力するも
のであり、発光素子と受光素子とからなる光センサや、
磁気センサ等が適用可能である。この通過検知センサ6
4からの検知信号を前記制御装置20に入力され、この
制御装置20からの出力信号によって上記ソレノイド6
0の切換制御が行われるようになっている。
【0019】具体的に、この制御装置20は、図2に示
すようなパルスカウント手段21、停止判断手段22、
ソレノイド制御手段23、及びタイマー24を備えてい
る。
【0020】パルスカウント手段21は、上記通過検知
センサ64から出力されるパルス信号のパルス数をカウ
ントするものであり、この通過検知センサ64とともに
排出個数検出手段を構成している。
【0021】停止判断手段22は、上記パルスカウント
手段21でカウントされたパルス数が、予め定められた
1回のパチンコ球排出個数(目標個数;この実施例では
50)よりも少ない個数であって予め定められた設定個
数(この実施例では45)に達した時点で、ソレノイド
制御手段23に排出一時停止信号を出力し、上記カウン
トパルス数が上記目標個数(50)に達した時点で、ソ
レノイド制御手段23に排出完全停止信号を出力するよ
うに構成されている。
【0022】なお、この実施例では上記目標個数が常に
一定の装置について示すが、本発明はこれに限らず、例
えば上記検銭器16で検出された金額に応じて上記目標
個数を自由に変更するようにしてもよい。
【0023】ソレノイド制御手段23は、タイマー24
と接続され、上記排出一時停止信号を排出完全停止信号
等に応じて実際に上記ソレノイド60の切換制御を実行
するものであり、上記停止判断手段22及びタイマー2
4とともに本発明の排出制御手段を構成している。
【0024】次に、このソレノイド制御手段23による
ソレノイド60の切換制御動作を図3のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0025】このソレノイド制御手段23は、通常はソ
レノイド60をオフ状態に保つ。このソレノイド60の
プランジャ62の突出により、回転規制レバー56は上
側の阻止位置に保たれ、同レバー56の先端部がロータ
50の最下端の係止爪52と当接することにより、この
ロータ50の時計回り方向の回転が阻止される。このた
め、このロータ50の係止爪52によりパチンコ球30
の落下が規制され、パチンコ球30の排出が阻止され
る。
【0026】この状態から、図略の操作部より排出要求
信号が入力されると(ステップS1でYES)、ソレノ
イド制御手段23はソレノイド60をオン状態に切換え
る(ステップS2)。これにより、回転規制レバー56
が上記阻止位置から下側の解放位置に切換えられ、ロー
タ50の回転規制が解除される。このため、このロータ
50の自由回転を伴いながらパチンコ球通路34内のパ
チンコ球30が次から次へと下方のパチンコ球貯留部3
8へ落下し、このパチンコ球30の通過に応じて通過検
知センサ64から出力されるパルス信号の通算パルス数
nがパルスカウント手段21によってカウントされる
(ステップS3)。
【0027】このようなパチンコ球30の連続排出及び
パルスカウントが進むうち、上記通算パルス数nが設定
個数(この実施例では45)に到達すると(ステップS
4でYES)、停止判断手段22は排出一時停止信号を
出力し、これを受けたソレノイド制御手段23は、上記
ソレノイド60をオフに切換えてロータ50の回転を阻
止させ(ステップS5)、パチンコ球排出を一旦停止さ
せる。
【0028】なお、上記通過検知センサ64が45個目
のパチンコ球通過を検知してから実際にロータ50の回
転阻止による排出一時停止が実行されるまでには応答遅
れがあり、この応答遅れの分だけ実際の排出個数が45
(設定個数)を若干上回る可能性があるが、たとえ実際
の排出個数が設定個数を2,3個上回っても、目標個数
である50個には達しないので、勢い余って目標個数を
上回る個数のパチンコ球30が排出されることは確実に
防がれる。
【0029】このような排出一旦停止後、ソレノイド6
0はタイマー24の信号に基づいてソレノイド60を予
め設定された所定時間のみオン状態に切換える(ステッ
プS6)。この「所定時間」は、パチンコ球30を1個
のみ排出するのに要する時間であり、図1の例ではロー
タ50が45°だけ回転するのに要する時間が設定され
る。このような所定時間のみソレノイド60がオンに切
換えられる、すなわちロータ50の回転が45°だけ許
容されることにより、パチンコ球30が1個のみパチン
コ球貯留部38に落下し、通算パルス数nに1が加算さ
れる(ステップS7)。
【0030】このようにパチンコ球30を1個のみ排出
する動作が繰り返され、通算パルス数nが50に達した
時点で(ステップS8でYES)、停止判断手段22か
ら排出完全停止信号が出力され、これを受けたソレノイ
ド制御手段23はソレノイド60をオフ状態に維持して
排出を完全停止させる。これにより、パチンコ球貯留部
38には正確に50個分だけパチンコ球30が排出され
たことになる。その後、パチンコ球購入者は、排出筒4
2を図1実線の最下位置から同図二点鎖線の最上位置ま
で押し上げることにより、上記パチンコ球貯留部38内
のパチンコ球30を排出筒42を通じて取り出すことが
できる。
【0031】以上のように、この実施例における装置
は、基本的にパチンコ球30の自由落下を利用し、この
パチンコ球30の落下の許容と阻止の切換、すなわちロ
ータ50の解放と回転阻止の切換のみで排出制御を行っ
ているので、従来のように排出駆動用としてモータ等を
特設することなく、コンパクトかつ廉価な構造でパチン
コ球30の排出を行うことができる。従って、パチンコ
台同士の間の狭いスペースに設置される装置、例えば台
間球貸し機等として特に好適なものとなる。
【0032】しかも、パチンコ球30の総排出個数が目
標個数よりも少ない設定個数に達するまではロータ50
を解放してパチンコ球30を無規制状態で連続排出さ
せ、設定個数に達した後は目標個数に達するまでロータ
50を間欠的に解放してパチンコ球30を1個ずつ排出
させるようにしているので、上記設定個数到達前の段階
ではパチンコ球30の連続的に排出によって所要時間を
短縮する一方、設定個数到達後からはパチンコ球34の
間欠的な排出によって実際の排出個数を目標個数に正確
に合致させることができる。
【0033】しかも、ロータ50において上記パチンコ
球30を係止するために設けた係止爪52をロータ50
の回転規制用の被係止部として兼用しているので、ロー
タ50の形状をより簡略化して装置全体の低廉化及び小
型化を進めることが可能となっている。
【0034】さらに、この実施例では、ソレノイド60
を予め設定された所要時間のみオン状態に切換えること
によりパチンコ球30の間欠的な排出を行うようにして
いるので、パチンコ球30を簡単な制御で確実に1個ず
つ排出させることが可能となっている。
【0035】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものではなく、例として次のような態様を採ること
も可能である。
【0036】(1) 上記実施例では、パチンコ球30を鉛
直方向に落下させるものを示したが、本発明における
「落下」はこれに限らず、例えば斜面上で遊技媒体を転
がしながら落すものも含まれる。
【0037】(2) 上記実施例では、パチンコ球30の通
過検知により排出個数の検出を行っているが、例えば、
上記パチンコ球30の落下と連動して回転するロータ5
0の回転変位量をポテンショメータやロータリエンコー
ダ等で検出するようにしても、排出個数を間接的に検出
することが可能である。ただし、上記のようにロータ5
0の下流側にパチンコ球30の通過検知を行うようにす
れば、ロータ50を解放したにもかかわらずパチンコ球
30の通過検知ができなかった場合に、ロータ50の上
流側でパチンコ球詰まりやパチンコ球切れ等の異常が生
じていることをより正確に判定することができ、排出個
数の検出をより確実なものにできるとともに、異常判定
時に警告を行う手段を付設することにより、さらに好ま
しい装置を得ることが可能である。
【0038】(3) 上記装置において、排出一旦停止後、
その時点での総排出個数(例えば47)を確認し、この
総排出個数から残り排出個数(例えば3)を演算して、
この個数と等しい回数だけソレノイド60を間欠的にオ
ンオフするようにすれば、設定個数到達後は実際にパル
ス数をカウントしなくても目標個数分だけパチンコ球3
0を排出させることが可能である。ただし、上記実施例
のように排出完全終了までパルス数のカウント等を行う
ようにすれば、上記ソレノイド60のオンオフに一時的
な作動不良が生じてパチンコ球30を排出し損じた場合
でも、最終的に総排出個数を正確に目標個数に合せるこ
とができる利点がある。
【0039】(4) 本発明において、目標個数と設定個数
との差は装置の構造等に応じて適宜設定すればよい。具
体的に、両者の差が小さすぎると、検出個数が設定個数
に達した時点で遊技媒体の落下阻止を開始した場合に、
その応答遅れに起因して総排出個数が目標個数をも上回
るおそれがあり、逆に両者の差が大きすぎると、連続排
出を停止してから1個ずつ遊技媒体を排出する回数が多
すぎて排出所要時間が大幅に延びてしまうため、両者の
不都合を避けるべく装置の構造等に応じて適当な範囲に
定めるのがよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、基本的に遊技媒
体の自由落下を利用し、この遊技媒体の落下の許容と阻
止との切換のみで排出制御を行っているので、従来のよ
うに排出駆動用としてモータ等を用いることなく、コン
パクトかつ低廉な構造で遊技媒体の排出を行うことがで
きる。しかも、遊技媒体の総排出個数が目標個数よりも
少ない設定個数に達するまでは落下を許容して遊技媒体
を無規制状態で連続排出させ、設定個数に達した後は目
標個数に達するまで落下許容と落下阻止とを交互に繰り
返して遊技媒体を1個ずつ排出させるようにしているの
で、上記設定個数到達前の段階では遊技媒体の連続的な
排出によって所要時間を短縮する一方、設定個数到達後
からは遊技媒体の間欠的な排出によって実際の排出個数
を目標個数に正確に合致させることができる効果があ
る。
【0041】さらに、周面に遊技媒体の係止部が突設さ
れたロータの解放及び回転阻止によって遊技媒体の落下
許容及び落下阻止を行うとともに、上記係止部をロータ
回転阻止用の被係止部として兼用しているので、ロータ
の形状をより簡略化して装置全体の低廉化及び小型化を
さらに進めることができる効果がある。
【0042】また、請求項2記載の装置では、ロータ下
流側で遊技媒体の通過を検知し、その検知個数のカウン
トにより排出個数の検出を行うようにしているので、遊
技媒体の落下を許容したにもかかわらず遊技媒体の通過
検知ができなかった場合に、ロータの上流側で遊技媒体
詰まりや遊技媒体切れ等の異常が生じていることを正確
に判定することができ、排出個数の検出をより確実なも
のにすることができる効果がある。
【0043】また、請求項3記載の装置では、回転規制
部材を予め設定された所要時間のみ解放位置に切換える
ことにより遊技媒体の間欠的な排出を行うようにしてい
るので、上記切換だけの簡単な制御で遊技媒体を確実に
1個ずつ排出させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパチンコ球排出装置
の断面側面図である。
【図2】上記排出装置に内蔵される制御装置の機能構成
を示すブロック図である。
【図3】上記排出装置による排出制御動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
20 制御装置 21 パルスカウント手段 22 停止判断手段(排出制御手段を構成) 23 ソレノイド制御手段(排出制御手段を構成) 24 タイマー(排出制御手段を構成) 30 パチンコ球(遊技媒体) 34 パチンコ球通路(収容部及び落下経路を構成) 38 パチンコ球貯留部(排出部) 50 ロータ 52 係止爪(係止部) 56 回転規制レバー(回転規制部材) 60 ソレノイド(位置切換手段) 64 通過検知センサ(通過検知手段)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容部に収容された遊技媒体をその落下
    により予め定められた目標個数だけ上記収容部よりも下
    方の排出部へ排出する装置であって、上記収容部の下流
    側に回転可能に設けられ、その外周面に上記遊技媒体を
    係止する係止部が回転周方向に間欠的に並べて突設され
    たロータと、このロータの係止部に直接当接して当該ロ
    ータの回転を阻止することにより上記遊技媒体の落下を
    阻止する阻止位置と上記係止部から離間して上記ロータ
    の回転を伴う遊技媒体の落下を許容する解放位置とに切
    換可能な回転規制部材と、この回転規制部材の位置を切
    換える位置切換手段と、上記収容部から排出部へ排出さ
    れる遊技媒体の個数を検出する排出個数検出手段と、排
    出開始時点から上記回転規制部材を上記解放位置に切換
    え、この時上記排出個数検出手段で検出される個数が上
    記目標個数よりも少ない個数であって予め定められた設
    定個数に到達した時点で上記回転規制部材を上記阻止位
    置に切換え、その後上記回転規制部材を上記解放位置と
    阻止位置とに交互に切換えて遊技媒体を一つずつ排出さ
    せ、総排出個数が上記目標個数に達した時点で上記回転
    規制部材を上記阻止位置に維持するように上記位置切換
    手段の切換動作を制御する排出制御手段とを備えたこと
    を特徴とする遊技媒体の排出装置
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技媒体の排出装置にお
    いて、上記排出個数検出手段として、上記ロータと上記
    排出部との間の落下経路での上記遊技媒体の通過を検知
    する通過検知手段と、この通過検知手段による上記遊技
    媒体の通過検知回数をカウントするカウント手段とを備
    えたことを特徴とする遊技媒体の排出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の遊技媒体の排出装置にお
    いて、上記排出個数検出手段で検出された個数が上記設
    定個数に到達して上記回転規制部材を上記阻止位置に切
    換えた後、上記回転規制部材を予め定められた所定時間
    だけ上記解放位置に間欠的に切換えることにより遊技媒
    体を一つずつ排出させるように上記排出制御手段を構成
    したことを特徴とする遊技媒体の排出装置。
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