JP4327814B2 - メダル払い出し装置を有する遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、メダルの移送を検知するセンサを有するメダル払い出し装置、さらに詳しくは、不正なメダルの払い出しを検出可能なメダル払い出し装置を有する遊技機に関するものである。
従来より、スロットマシン等のメダルを用いて遊技を行う遊技機には、遊技メダルを貯留すると共にメダルを払い出すためのメダル払い出し装置(例えばホッパーユニット)が設けられている。このメダル払い出し装置としては、例えば駆動モータを用いて回転ディスクを回転させることによりメダルタンクに貯留されているメダルを払い出す、いわゆる回転型ホッパーが広く知られている。そして、回転型ホッパーの中には、ホッパー本体よりも上方にあるメダル払い出し口までメダルを移送するためのメダル移送通路を有しているものがある(図10参照)。
このタイプのメダル払い出し装置においては、メダル移送通路200の先端部に払い出しセンサ300が設けられている。これは、メダル排出口から排出されたメダルが揺動部材を押し上げることにより、遮光センサを遮り、メダルの通過をセンシングするものである。そして、実際にメダルを払い出した確認の信号を遊技機の制御装置に出力するようになっている。制御装置は、このメダル払い出し信号をカウントし、所定枚数のメダルが払い出されたら払い出し装置の作動を停止するように形成されている。
一方、遊技機の筐体外部から物を差し込み、払い出し装置のメダル検知センサに、例えばずっとOFF状態となるような操作を加え、不正にメダルを抜き取るといった、いわゆる「ゴト」と呼ばれる不正行為を防止するための対策が求められている。これに対しては、例えばメダルの排出口に容易に針金等を差し込めないような構造にしたメダル払い出し装置が考案されている(特許文献1参照)が、図10に示したようなメダル移送通路を有する払い出し装置の場合には、前記特許文献に記載された方法ではメダル排出口付近のセンサへの不正行為を防止できず、簡単に「ホッパーゴト」が行われてしまうという問題があった。
特開2002−263357号公報
そこで請求項記載の発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、請求項1に記載の発明は、メダル払い出し装置のメダル移送通路を通過するメダルのセンシングにより、ゴト行為を効果的に予防することができるとともに初動時に無用なエラーが出ないようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
(特徴点)
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、この発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、かっこ内の符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、メダルを貯留可能なホッパータンク(12)前記ホッパータンク(12)内のメダル(M)を一枚ずつホッパータンク(12)から排出させるための回転ディスク(14)この回転ディスク(14)を回転させるための駆動モータ(13)前記ホッパータンク(12)から排出されたメダル(M)をメダル受入口(22)から受け入れ、受け入れたメダルをメダル排出口(23)からメダル払い出し装置(1)の上方に排出するためのメダル移送通路(20)を備え、このメダル移送通路(20)には、メダルの通過を検知するためのセンサ(移送確認センサ30)をメダル1個分よりも大きい間隔をあけて二つ備えているメダル払い出し装置(1)を有しているとともに、前記センサ(30)からの検知信号を受信して、異常を検出可能な移送確認制御手段を制御装置に有する遊技機であって、前記移送確認制御手段は、前記センサ(30)のうち、一のセンサ及び他の一のセンサのメダル検知タイミングが所定タイミングの場合に、メダルが正常に移送されていることを確認可能であり、前記メダル移送通路(20)内にメダルが存在していない遊技機の初動時において、前記センサ(30)のうち前記メダル受入口(22)側に位置する一のセンサ(第二センサ32)が、二つのセンサの間に入るメダルの個数分の回数だけメダルを検知する間は、他の一のセンサの検知が無くても、検知異常としないように形成されていることを特徴とする。
本発明は、いわゆるディスク式ホッパーと呼ばれているメダル払い出し装置を有する遊技機に係り、メダル払い出し装置は、ホッパータンクよりも上方にある遊技機のメダル払い出し口までメダルを移送するためのメダル移送通路を有するものである。
ここで、メダル移送通路(20)は、ホッパータンク(12)から垂直方向又は斜め上方に向かって延設されるものである。そして、このメダル移送通路(20)には、メダルの移送を直径部分で検知する少なくとも二つの移送確認センサ(30)が設けられている。本発明においては、移送確認センサ(30)の種類は問わない。例えば遮光センサ(図9(B)参照)、磁気センサ、リミットスイッチ(図9(A)参照)等とすることができる。
本発明は、前記少なくとも二つの移送確認センサ(30)からのメダル検知信号に基づき、メダル(M)の移送を確認可能なものとなっている。具体的には、移送確認センサ(30)は遊技機移送確認制御手段にメダル検知信号を出力し、移送確認制御手段がこの複数の出力信号を判定することにより、メダル(M)の移送が正常に行われているか否かを判断する。例えば、メダル(M)が同じ速度、同じ間隔で移送されている場合には、複数の信号が一定の法則に従って出力されるが、複数の信号のうちどれかが法則に外れている場合には、メダル詰まりやセンサへの不正行為など何らかのトラブルがあったものと推測できる。
ただし、このメダル払い出し装置を設置した遊技機の初動時において、メダル移送通路(20)にメダルが充填されていない場合には、メダル移送通路(20)の下流に位置する一のセンサ(第二センサ32)がメダルを検知しているのに、上流に位置する他の一のセンサ(第一センサ31)がメダルを検知していない(すなわち複数の信号が一定の法則に従って出力されない)場合であっても、メダル移送通路(20)内部を押し上げられるメダルが上流に位置するセンサ(31)に到達するまでは、移送確認制御手段によりエラー扱いされることがないようになっている。
なお、本発明において、前記メダル移送通路(20)は、前記ホッパータンク(12)から排出されたメダル(M)を移送通路内に受け入れるメダル受入口(22)と、メダル(M)をメダル払い出し装置(1)の外部に排出するメダル排出口(23)との間に、メダル(M)がホッパータンク(12)内に逆流するのを防止するための逆流防止手段(24)を有し、前記センサ(30)は、前記逆流防止手段(24)よりも上方に二つ設けられているように形成することができる。すなわち、メダル移送通路(20)が長い場合に、通路内のメダルが自重で下方にずり落ちて、ホッパータンク(12)に逆流するのを防止するための逆流防止手段(24)を設けたものである。逆流防止手段(24)としては、例えば逆止ボールを用いたり(図8参照)、板バネを用いて、通路内のメダル(M)を係止させるものが挙げられる。このように形成した場合には、メダルの逆流による検知信号の乱れを生じさせることがないので、より的確なメダル移送の検知を行うことができる。
また、前記センサ(30)のうち、少なくとも一のセンサ(第一センサ(31))は、前記メダル排出口(23)から排出されるメダルを検知可能な位置に設けることができる。ここで、「メダル排出口(23)から排出されるメダル」とは、メダル移送通路(20)のメダル移送溝(21)内を下方から押し上げられてきたメダルの列の、最先端にあるメダルのことであり、前記一のセンサは、その最先端にあるメダルを検知できる位置に設置されている。すなわち、最先端のメダルが所定の位置を通過したことがわかる位置に設置されていればよい。このように形成した場合には、メダル排出口(23)にあるメダルを無理矢理引き抜くようなゴト行為が行われて一のセンサが作動した場合、他のセンサと所定の法則に従って発信されるはずのメダル検出信号に乱れが生ずることになる。これにより不正を発覚させることができ、所定の警報等で周知させ、かかる不正行為を防止することができる。
さらに、前記センサのうち、一のセンサ及び他の一のセンサ(第二センサ(32))は、メダルの直径dに対して、axd(aは所定の数値を示す)の間隔をあけて設置され、一のセンサ及び他の一のセンサのメダル検知タイミングが所定タイミングの場合に、メダルが正常に移送されていることを確認可能とすることができる。すなわち、複数のセンサが所定タイミングでメダルを検知している場合には、メダルが正常に移送されているものと判断するように形成したものである。換言すれば、複数のセンサがあらかじめ設定された所定タイミングでメダルを検知しない場合には、何らかの異常としてとらえることができるようにしたものである。
ここで、「メダル検知タイミングが所定タイミング」とは、複数のセンサのメダル検知信号のON、OFFもしくは表示される波形が同時に重なること、反転すること、所定時間ずれることも含む。そしてこれは、一のセンサ及び他の一のセンサの距離「axd」のa値により異なる。具体的には、aが整数iの場合には、正常なメダル移送が行われれば、一のセンサ(31)におけるメダルの検知及び非検知が、他の一のセンサ(32)におけるメダルの検知及び非検知と同時に行われる。すなわち、一のセンサ及び他の一のセンサは同じタイミングでON、OFFを繰り返す。また、a値が少数を含む場合には、一のセンサ(31)のメダル検知後、a値に応じた端数分遅れて他の一のセンサ(32)がメダルを検知する。例えばa値がi+1/2(2.5など)の場合には、ON、OFFが逆転したタイミングで繰り返される。また、a値がi+1/4(2.25など)の場合には、メダルの直径dの四分の一の距離に応じた時間だけずれたタイミングでON、OFFが繰り返される。
このように形成した場合には、複数のセンサ位置に応じて発信される検知信号のタイミングを正常のメダル移送のタイミングとして遊技機の制御装置に記憶させておき、制御装置がメダル移送中にこれと異なるタイミングの検知信号を受信した場合には、何らかの異常があったものと判断し、所定の警報を発する等の処置を行わせることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、メダル送り装置のメダル移送通路を通過するメダルのセンシングにより、ゴト行為を効果的に予防することができるとともに初動時に無用なエラーが出ないようにした遊技機を提供することができる。
(図面の説明)
図1乃至図9は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はメダル払い出し装置の斜視図、図2はメダル払い出し装置の側面図及びメダル送出部の説明図、図3乃至図5はメダル移送通路とセンサの取り付け位置を示す概略図、図6及び図7はセンサ1、2のタイミングチャートを示す図、図8は逆流防止手段の縦断面図、図9は移送確認センサの具体例をそれぞれ示すものである。
(メダル払い出し装置1)
メダル払い出し装置1は、図1に示すように、大きく分けてホッパー本体10及びメダル移送通路20からなる。ホッパー本体10は、遊技メダルを貯留すると共に、入賞等により払い出されるメダルMをメダル移送通路20に強制的に送り出すためのものである。また、メダル移送通路20は、ホッパー本体10から強制的に送り出されたメダルを、遊技機のメダル払い出し口まで移送するためのものであり、移送されるメダルをセンシングするための移送確認センサ30を有している。
なお、メダル払い出し装置1は、例えばスロットマシンなどの遊技機内部に設置され、遊技機の制御装置と接続される。そして、遊技が入賞となった場合や、遊技機の払い出し操作手段(精算スイッチなど)の操作がなされた場合に、制御装置の作動指令に基づいてメダルの払い出しを行うように形成されている。また、制御装置は、現実に払い出されたメダルをカウントし、所定枚数に達したら払い出しを停止させる制御を行う。
(ホッパー本体10)
ホッパー本体10は、メダルを貯留するためのホッパータンク12と、支持体11に固定された駆動モータ13と、この駆動モータ13に軸着され、前記ホッパータンク12の内部に回転可能に支持される回転ディスク14を備えている。
前記ホッパータンク12は、図1及び図2(A)に示すように、上部に開口する容器であり、下方向に傾斜した底部を有している。また、その底部から適宜間隙をあけて縦方向に開口を仕切る仕切板18が設けられており、ホッパータンク12の底部を滑動したメダルが前記仕切板18の底部隙間から、底部とほぼ直交して取り付けられた回転ディスク14へと供給されるようになっている。
回転ディスク14は、前記ホッパータンク12の内側壁に収納され、前記駆動モータ13の駆動により、図2(B)に示す白矢印の方向に回転するものである。そして回転ディスク14は、外周に沿って形成されたメダル嵌入溝15と、メダル嵌入溝15にメダルMを導入すると共に溝内のメダルMを押さえるためのメダル押さえ16を有している。このメダル押さえ16は、回転ディスク14の回転により、仕切板18の底部間隙から流入してきたホッパータンク12内のメダルMを拾い上げ、メダルMがメダル嵌入溝15に一枚ずつ並列した状態で回転ディスク14とともに回転し、上方に移動させることができるように形成されている。
また、図2(B)に示すように、回転ディスク14の斜め上方には、メダル移送通路20へとメダルを送り出すためのメダル送出部19が形成されている。メダル送出部19は、ホッパータンク12の内側壁に形成されたメダルMが挿通可能な開口部である。そして、このメダル送出部19の下方には、回転ディスク14の回転とともに移動してきたメダル嵌入溝15内のメダルMを、メダル送出部19に誘導するための導入ピン17が位置している。導入ピン17は、例えばホッパータンク12の内側壁に固定されており、導入ピン17の位置まで移動してきたメダルMは、導入ピン17に係止されてそれ以上回転ディスク14の回転方向に移動できず、後続のメダルMに押されてメダル送出部19へと誘導されるものである。
なお、ホッパー本体10の構成は、上記したものの他に、回転ディスク14にメダル穴を設けたタイプの物であってもよい。この場合には、ホッパータンク12内のメダルMがメダル穴に嵌入した状態で、回転ディスク14の回転と共にメダル送出部19へと移動する。
(メダル移送通路20)
メダル移送通路20は、図1に示すように、前記ホッパー本体10から上方に向かって延設された薄板状の部材であり、長手方向にわたって、メダルMを側面が接した状態で一枚ずつ並列して移送可能なメダル移送溝21が形成されている。
図2(B)に示すように、メダル移送通路20の一端にはメダル受入口22が形成され、メダル移送通路20は、このメダル受入口22が前記メダル送出部19と合致するようにホッパー本体10に取り付けられている。そして、メダル移送通路20の他端は、メダルMを一枚ずつ排出可能なメダル排出口23となっている。
また、メダル移送通路20の高さ方向中央部よりも若干下側には、ホッパーの非作動時にメダル移送溝21内のメダルMが自重で下降し、ホッパータンク12内に逆流するのを防止するための逆流防止手段24が設けられている。この逆流防止手段24は、図8に示すように、下方にいくにつれ小径となるよう形成された蒲鉾型のカバー部材25と、このカバー部材25の中に収納されたボール26とからなる。ボール26は、メダルMと接触し、カバー部材25内部を上下に移動可能となっている。そして、メダルMがメダル移送溝21を上方へと移動する場合には、ボール26もメダル表面の摩擦により一緒に上方(図8における二点鎖線で示した位置)に移動する。このとき、ボール26はメダルMの移動に伴いカバー部材25の上端部で回転しながらその場に止まっている。一方、メダルの移送が停止、すなわちメダル払い出し装置1の作動が停止中は、ボール26は自重で下方に落下し、メダルMとカバー部材25の内壁との間に挟まれた状態で停止する。このとき、メダル移送溝21内のメダルMが下方にずり落ちてきても、ボール26がメダルMとカバー部材25の内壁との間に楔状態で嵌っているので、ボール26がメダルMを表面側から押しつける力が生じ、メダルMをそれ以上下降させることなく挟持するものである。
ホッパー本体10のメダル送出部19から強制的に送り出されたメダルMは、メダル受入口22を経てメダル移送溝21に嵌り込み、このメダル移送溝21内を、後続のメダルMに押上げられて上方へと移動してゆく。そして最後に、メダル排出口23から押し出されて排出されるものである。
(移送確認センサ30)
さて、前記メダル移送通路20には、図1及び図2(A)に示すように、メダル移送溝21内を移動するメダルを検知するための移送確認センサ30が複数設けられている。
移送確認センサ30は、メダル排出口23付近に設けられた第一センサ31と、第一センサ31及び逆流防止手段24の間に設けられた第二センサ32とからなる。
第一センサ31は、図9(B)に示すように、メダルM通過するたびに揺動する揺動部材34と、受発光部33を有する遮光センサとすることができる。すなわち、揺動部材34の遮光片34aが光を遮ることによりメダル通過を確認可能に形成されている。具体的には、メダルMがメダル排出口23から排出されるときに、略中央を軸支された揺動部材34の一方を押し上げる。すると軸支部の反対側にある遮光片34aが下降して受発光部33を遮り、ON、OFFが切り替わってメダルMの通過を検知する。
また、第二センサ32は、図9(A)に示すように、ケース内にバネ等を介してメダル移送溝21の内側壁に突出可能に取り付けられた可動部材36と、この可動部材36後端部と接触することにより通電し所定の信号を発信可能な通電部35を有するリミットスイッチである。具体的には、前記可動部材36は、常態ではバネの力によりケースから突出し、メダル移送溝21の内側壁から突出している。メダルMの直径部分が第二センサ32の位置まで来ると、可動部材36はケース内に押し込まれ、通電部35と接触してON、OFFが切り替わってメダルMの通過を検知する。
なお、第一センサ31を第二センサ32と同様の構成としてもかまわない。図1乃至図5に示したのは、第一センサ31と第二センサ32を双方ともリミットスイッチとした例である。
さらに、メダルMの直径をdとすると、第一センサ31及び第二センサ32の距離はa×dとなっている。例えば、a=3とすれば、図3に示すように、第一センサ31及び第二センサ32の距離は3dとなる。そして、このa値を変化させることにより、二つのセンサのON、OFFのタイミングが変わってくるが、これについては以下に述べる。
(センサによるメダルの移送確認)
次に、メダル移送通路20を移送されるメダルMのセンシングにより、トラブルを検出する方法について説明する。
なおここで、遊技機の制御装置には、前記移送確認センサ30からのメダル検知信号を受信して、異常を検出可能な移送確認制御手段を設けておく。この移送確認制御手段は、具体的には、正常なセンシング信号を記憶していると共に受信したメダル検知信号が正常な信号であるかを判断し、もし正常な信号と異なる信号を受信した場合には、何らかの異常があるものと認識し、所定のエラー信号を発信可能に形成されたものである。
また、以下の説明は、メダル払い出し装置1には、遊技機が作動可能になる前に、メダルが収納されている場合について述べる。すなわち、遊技機の電源をONにして移送確認センサ30及び前記移送確認制御手段が作動するときには、メダル移送通路20にメダルが充填されているようにしてあるものである。例えば、遊技機の初動時において、メダル払い出し装置1と遊技機の制御装置とを接続する前に、ホッパー本体10からメダルがちゃんと払い出されるかどうかの作動テストを行い、正常に作動したら制御装置と接続して、遊技に対応した払い出し制御や前記移送確認制御手段による制御を開始可能としてある。こうしておけば、遊技機の初動時にエラー信号が発せられる不都合がない。
まず、図3に示す位置に第一センサ31及び第二センサ32を取り付けた場合のセンシングについて、図6に基づき説明する。図3の例では、第一センサ31及び第二センサ32の位置関係は、ちょうどメダルMの直径の整数倍(端数無し)となっているので、第一センサ31及び第二センサ32は同じタイミングでON、OFFを繰り返すこととなる。従って、この二つの移送確認センサ30からのメダル検知信号を模式的に示すと、メダルMが正常に移送されている場合には、図6(A)に示すように、第一センサ31がONのときには第二センサ32もONとなり、第一センサ31がOFFのときには第二センサ32もOFFとなる。
一方、図6(B)、(C)に示したようなセンシング状態となった場合には、何らかの不正が行われているものと推測できる。すなわち、図6(B)に示すように、第二センサ32が作動していないのに、第一センサ31のみが作動している場合には、メダル排出口23に外部から物理的な操作が与えられ、例えばメダルを無理に取り去ったような事態を想定できる。また、図6(C)に示すように、第一センサ31がON、OFFを繰り返す間に、第二センサ32が二回以上ON、OFFを繰り返した場合には、第一センサ31に不正な操作、例えば遮光センサの揺動部材34を開きっぱなしにしてメダルが通過しても遮光しないような操作を行っているような事態が想定できる。かかる場合には、所定のエラー信号を発信し、遊技機にエラー表示をさせたり、駆動モータ13を駆動停止させたり、あるいはホールコンピュータに通報するなどの対処を行うようにする。
ところで、第一センサ31及び第二センサ32の取り付け位置は、図4又は図5に示すようなものとしてもよい。図4はa値を2.5(端数1/2)、図5はa値を3.25(端数1/4)としたものである。このように配置すると、移送確認センサ30からのメダル検知信号は図7に示すようになる。すなわち、図4の例によれば、第一センサ31及び第二センサ32の位置関係は、メダルMの直径分と二分の一だけずれた位置となっているので、第一センサ31及び第二センサ32はちょうど反転したタイミングでON、OFFを繰り返すこととなる。従って、この二つの移送確認センサ30からのメダル検知信号を模式的に示すと、メダルMが正常に移送されている場合には、図7(A)に示すように、第一センサ31がONのときには第二センサ32はOFFとなり、第一センサ31がOFFのときには第二センサ32がONとなる。また、図5の例によれば、第一センサ31及び第二センサ32の位置関係は、メダルMの直径分と四分の一だけずれた位置となっているので、第一センサ31及び第二センサ32は四分の一だけずれたタイミングでON、OFFを繰り返すこととなる。従って、この二つの移送確認センサ30からのメダル検知信号を模式的に示すと、メダルMが正常に移送されている場合には、図7(B)に示すように、第二センサ32がONとなったあと、ON、OFF周期の1/4経過後に第一センサ31がONとなる。上記の場合にも、図3の例と同様に、第一センサ31と第二センサ32との正常なセンシングタイミングとの違いにより、メダル排出口23への不正を検出できるものである。
なお、第一センサ31及び第二センサ32の取り付けは、あらかじめ「メダルMの直径dのa倍の位置」を測定して取り付けてもよいが、第一センサ31及び第二センサ32を適宜取り付けたうえでメダル移送をセンシングし、二つのセンサのセンシングタイミングを正常なタイミングとして制御装置に記憶させる(すなわちa値を後から決定する)ようにしてもよい。
以上述べた例は、上記メダル払い出し装置1を設置した遊技機の初動時においてメダル払い出し装置1のメダル移送通路20にメダルが充填されていることを前提としたものであったが、このようにして設置しない場合には、遊技機の初動時には必ずエラー信号(図6(B)の検知信号によるエラー)が出されることとなる。そこで、本実施の形態では、第二センサ32がメダル検知を始めてから所定回数(第一センサ31と第二センサ32との間に入るメダルの個数分)の間は、第一センサ31の検知が無くてもエラーとしないような制御を行うように移送確認制御手段の設定をしてある。
このように、メダル排出口23に第一センサ31を、所定距離離れたところに第二センサ32を設け、二つのセンサのメダル検知信号を同時にチェックすることにより、遊技機のメダル払い出し口への不正を容易に発見することができるものである。また、第二センサ32を逆流防止手段24よりもメダルの進行側に設けることにより、メダル移送溝23内のメダルMの下降によるセンサの作動を防止して、より正確なゴト対策を行うことができる。さらに、遊技機の初動時の無用なエラーを出さないようにすることができる。
本発明の実施の形態であって、メダル払い出し装置の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル払い出し装置の側面図及び回転ディスクの正面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル移送通路と移送確認センサの取り付け位置を示す概略図である。 本発明の実施の形態であって、メダル移送通路と移送確認センサの取り付け位置の他の例を示す概略図である。 本発明の実施の形態であって、本発明の実施の形態であって、メダル移送通路と移送確認センサの取り付け位置の他の例を示す概略図である。 本発明の実施の形態であって、図3の例による移送確認センサのセンシングのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態であって、図4及び図5の例による移送確認センサのセンシングのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態であって、逆流防止手段の縦断面図である。 本発明の実施の形態であって、移送確認センサの具体例を示す概略図である。 従来のメダル払い出し装置の斜視図である。
1 メダル払い出し装置
10 ホッパー本体 11 支持体
12 ホッパータンク 13 駆動モータ
14 回転ディスク 15 メダル嵌入溝
16 メダル押さえ 17 導入ピン
18 仕切板 19 メダル送出部
20 メダル移送通路 21 メダル移送溝
22 メダル受入口 23 メダル排出口
24 逆流防止手段 21 カバー部材
22 ボール
30 移送確認センサ 31 第一センサ(他の一のセンサ)
32 第二センサ(一のセンサ) 33 受発光部
34 揺動部材 35 通電部
36 可動部材

Claims (1)

  1. メダルを貯留可能なホッパータンク前記ホッパータンク内のメダルを一枚ずつホッパータンクから排出させるための回転ディスクこの回転ディスクを回転させるための駆動モータ前記ホッパータンクから排出されたメダルをメダル受入口から受け入れ、受け入れたメダルをメダル排出口からメダル払い出し装置の上方に排出するためのメダル移送通路を備え、このメダル移送通路には、メダルの通過を検知するためのセンサをメダル1個分よりも大きい間隔をあけて二つ備えているメダル払い出し装置を有しているとともに、
    前記センサからの検知信号を受信して、異常を検出可能な移送確認制御手段を制御装置に有する遊技機であって、
    前記移送確認制御手段は、前記センサのうち、一のセンサ及び他の一のセンサのメダル検知タイミングが所定タイミングの場合に、メダルが正常に移送されていることを確認可能であり、前記メダル移送通路内にメダルが存在していない遊技機の初動時において、前記センサのうち前記メダル受入口側に位置する一のセンサが、二つのセンサの間に入るメダルの個数分の回数だけメダルを検知する間は、他の一のセンサの検知が無くても、検知異常としないように形成されていることを特徴とする遊技機。
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