JP2008117025A - コイン送り出し装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
回転ディスク(105)の上面に配置した区分け凹部(113)にコイン(110)を保持して一ずつ区分けした後、前記区分け凹部(113)に可動自在に設けたコイン押し出し用の移動体(117)により、コイン(110)を回転ディスク(105)の周方向の所定位置に設けた開口(106)から次工程へ送り出すようにしたコイン送り出し装置において、前記回転ディスク(105)の回転時にコイン(110)が前記移動体(117)により前記回転ディスク(105)の周方向に移動される際に、該コイン(110)を前記回転ディスク(105)の上面に向かって弾性的に押し付けるための押し付け部材(10)が設けられていることを特徴とするコイン送り出し装置である。
【選択図】 図2
Description
なお、本明細書で使用する「コイン」は、通貨のコイン、トークン及びメダル等を含み、形状は円形、多角形を含んでいる。
特に小径で厚みの薄いコインほど脱落が起こり易い。このようなコインが爪で掻き出され送出動作中にあったのにも係わらず、コインの脱落があると折角の送出動作が無駄になって、コインの処理効率を低下させ好ましくない。
また回転ディスクによる正常なコイン送り出し時には、コインは回転ディスクの盤面上を周方向に移動しながら押し出され、かつスリット状の出口に平行に入り込み何ら問題は無い。ここでスリット状に形成された前記出口の高さおよび幅は、横向きのコインすなわち回転円板の上面に横たわったコインが一枚だけ通過できるように設定されている。
ところが、コイン送り出し中に装置の振動等でコインが回転ディスクの盤面から跳ね動いたりすると、そのあるコインは勢いでスリット状の出口に斜めに突き当ってしまうことがある。
すると斜めに出口に衝突したコインは、その反対側には送り動作している爪が押し当たっているので、結局、コインは出口と爪との間に挟まれてロック状態となってしまう。
このような状況ではロックしたコインによって、回転ディスクは送り出し回転できないため回転停止してしまう。回転停止は動作異常と検出されて制御部によって装置全体が運転停止となってしまい、復旧にはロックしているコインを除去するなどの面倒な作業が必要となる。従って、このような原因での異常停止が度々ある場合も、コイン送り出し装置の稼動率を落としてしまうといった問題があった。
さらに、回転ディスクによって、出口近くまで運ばれて来たコインが硬貨レールに乗り移るとき、コインが装置自体の振動等を受けて不安定に揺れ動きレールから脱落することがある。またホッパ内で高速に攪拌回転されているコイン自体の不規則な動きが原因となって、レールに乗らず脱落してしまうこともある。
さらに時には脱落しないで、レール部に引っ掛かった状態でコインが停留してしまうケースも起こり得る。
この場合には、受取部に送り渡したコインを送り出し用ホイールで送り出すものでは、停滞しているコインのために、それに押し当たるホイールが回転できず、装置が運転停止となってしまう。
このような問題もあるため、回転ディスクが回転し爪などのコイン送り出し部材によりコインを捕捉し、出口へと送り出し動作している行程中においては、コインの脱落やロック状態などを起こさないように安定した状態で搬送させることが、コイン処理効率を高め、優れた性能のコイン送り出し装置を得るには重要となる。
また、第2の目的は、コインを安定姿勢で搬送させる手段が、簡易な構成でかつ安価に達成できるように図ったコイン送り出し装置を提供するものである。
回転ディスクの上面に配置した区分け凹部にコインを保持して一ずつ区分けした後、前記区分け凹部に可動自在に設けたコイン押し出し用の移動体により、コインを回転ディスクの周方向の所定位置に設けた開口から次工程へ送り出すようにしたコイン送り出し装置において、前記回転ディスクの回転時にコインが前記移動体により前記回転ディスクの周方向に移動される際に、該コインを前記回転ディスクの上面に向かって弾性的に押し付けるための押し付け部材が設けられているコイン送り出し装置としたものである。
その際にコイン押し付け部によってコインは、回転ディスクの上面へ押し付けられている。コインは回転ディスクの上面に安定状態で横たわり移動体の上に安定して乗っている。よって移動体によるコインの送り出し動作中、そのコインは移動体から脱落するようなことはない。このため、移動体が一旦保持したコインは必ず開口へと送られるようになるので、無駄のない処理が行われコイン処理効率が向上する。動作の信頼性が高く、故障も極度に少なくなるコイン送り出し装置を提供することができる。
この構成によれば、移動体の初期動作のコインを区分け凹部から外に押し出すときには、第1押し付け部によってコインは、回転ディスクの上面に押し付け状態とされている。このため回転ディスクの上面に、より安定した状態で横たわっているので、コインが移動体から脱落する恐れは無くなり、コインを着実に押し出すことができる。
移動体の更なる作動で、コインをコイン受け取り部に送り渡す際にも、第2押し付け部によりコインはディスクの上面に押し付けられ姿勢的に安定しているので、コインがスムーズにコイン受け取り部へ乗り移るようになる。
また乗り移った後も、回転ディスクの上面に押し付けられた状態にあるので、コインは送り出し用の回転ホイールが到来するまで、安定した状態でコイン受け取り部に乗っている。このためコインはコイン送り出しホイールによって一個ずつ確実に送り出される。
特にコインがコイン受け取り部にずり落ちた状態で留まるような事態はなくなるので、従来のように停留したままのコインによって、コイン送り出しホイールが回転不能となって送り出し装置が故障するというようなトラブルは、未然に防止できる。よって故障が無く、コインを確実に送り出すことができるようになる。
この構成によれば、コイン送り動作中にコインが送り出し部である開口に当たるように動いても、開口の手前で上向きに傾斜している阻止板によってその移動が止められるので、開口の入り口にコインが衝突することは無くなる。
このため、従来のようなコインが開口に衝突し、移動体との間でコインが挟まりロック状態になってしまう事態の発生を防ぐことができる。
こうしてコインが送り出し中にロックし、そのいため回転ディスクが回転できなくなるという故障は少なくなり、長期に亘って正常に運転される性能の高いコイン送り出し装置を得ることができる。
この構成により、第1弾性押し付け片は、開口の手前寄りで、移動体がコインを区分け凹部の外に押し出すように作動するタイミングに合う場所にあるので、コインの効果的な押し出しが行える。また第2弾性押し付け片が開口の後ろ寄りで、移動体がコイン受け取り部に送り渡すように作動するタイミングに合わせた場所に設けてあるので、コインを効果的に開口に送り込むことができる。
また第1弾性押し付け片と第2弾性押し付け片とが開口の手間位置と後ろ位置に一体に形成してある弾性押付板を用いることで、簡易な構成でもって、コインを安定して送り出しできる。さらに弾性押付け板を合成樹脂で作製することも可能なので、その場合には簡易でかつ安価な部材で提供できるようになり、実用性に富むものである。
図1は、本発明の実施例に係るコイン送り出し装置を使用したコイン処理装置の概略正面図である。図2は、本発明の実施例に係るコイン送り出し装置の正面図である。図3は、本発明のコイン送り出し装置に設けられるコイン押し付け部材の正面図である。図4は押し付け部材の下面図である。図5乃至図10は、本発明の実施例のコイン送り出し装置の作用を示す具体例で、図5は本発明の実施例のコイン送り出し装置によりコインの脱落が解消されることを示す正面図、図6はその外観斜視図である。図7と図8は、本発明の実施例のコイン送り出し装置によりコインの受け取りミスが解消されることを示す正面図とその外観斜視図である。図9と図10は、同様に本発明の実施例のコイン送り出し装置により、開口(コイン送り出し口)でのコインのロック状態が解消されることを示す正面図とその外観斜視図である。
図11は、本発明のコイン送り出し装置の構造を概略的に示した全体外観斜視図である。図12乃至図15は、本発明の改良前のコイン送り出し装置によるコイン送り出し時の様々な不具合を示す図で、図12は、コインの脱落現象を示す正面図である。図13は、コインの受け取りミスの現象を示す正面図である。図14は、コインがロックし一時止まりするときの現象を示す正面図であり、図15は同図におけるA−A線断面図である。
本実施例は、ヨーロッパ共同体の通貨である2ユーロ、1ユーロ、50セント、20セント、10セント、5セント、2セント及び1セントの8種類の硬貨を受け入れて金種毎に保留し、払出指示に基づいて所定金種の硬貨を所定数出金するコイン処理装置のコイン送り出し装置である。
図1においてコイン処理装置100は、コイン送り出し装置101と金種判別装置102とコイン搬送装置103と、このコイン搬送装置103の内部に設けた図示しないコイン選別装置とを含んでいる。
すなわちコイン送り出し装置100にはコインを一つずつ区分して送り出す回転ディスク105が設けられ、回転ディスク105にピボット運動可能に設けてある移動体117により、コインが一枚ずつ金種判別装置102へと送り出される。金種判別装置102へは、コイン送り出し装置101の上部位置に設けてあるコイン受け渡し用の開口106を通してコイン110が送り込まれる。
押し付け部材10は、開口106の周辺に回転ディスク105の回転経路に沿うように配設されている。これによってコイン110がコイン送り出し装置101から金種判別装置102へと送られる間、コインが移動体117から脱落することがなく、また移動経路の途中で詰まったりすることもなく、開口106に確実に送り込まれるようになるので、コインの処理を効率良く行うことができるようになる。その詳細については後述する。
コイン送り出し装置100について、さらに説明するとコイン送り出し装置100は、回転ディスク105、コイン保留のための保留ボウル104、及び保留ボウル104の下部に前記回転ディスク105を囲むように位置するシリンダ形の保留リング107を含んでいる。硬貨投入口から投入された複数金種のコインは、保留ボウル104の開放口からその下部の保留部に誘導落下し山積み状に保留される。
回転ディスク105は、ベースとなる回転円板111と、この回転円板111の上面に回転円板111と同心に固定され、かつ3つの凹部を突部115にてその間にほぼ等間隔に有するY字形のプレートよりなる押し出しディスク112とよりなり、この押し出しディスク112の突部115と突部115との間及び後述する移動体117とで、回転円板111の上面に略半円状の区分け凹部113が形成される。
また、区分け凹部113の深さ、換言すれば押し出しディスク112の厚みは、前記8金種のうち最も薄いコインの厚みよりも僅かに浅く形成されている。
なおプレートは、Y字形のものに限らず、複数の突部が放射状に形成された形態のプレートであってもよい。また、回転円板111とプレートすなわち押し出しディスク112は、焼結前記金属又は耐摩耗性を有する樹脂により一体成型することもできる。
区分け凹部113は、この移動体117と突部115間の凹部とで回転円板111上にほぼ半円形状の区分け凹部として形成される。なお突部115においてその区分け凹部113の他方側には、僅かに窪んだ凹みが形成され、この凹みにてコイン110を受け入れかつ押し当てて運ぶように作用するコイン押進部121が形成されている。またこのコイン押進部121に対向して、移動体117を受けるための弧状の受け部118が区分け凹部113に設けられている。
ここで、区分け凹部113は、最小径コインが二つ並んで受け入れられることができず、かつ、最大径コインが一枚のみ受け入れられる大きさに設定されている。
したがって区分け凹部113には、最小径コインが回転ディスク105の直径方向に二枚並んで受け入れられることがない。
移動体117のこの所定位置での移動は、保留リング107の上部において、金種判別装置102へとコインが通過できるように形成した前述のコイン受け渡し用の開口106より少し下流付近の回転ディスク105の回転経路で行われる。開口106を過ぎると、移動体117は凹部の一側に形成した受け部118に納まるように戻り動作される。
こうした移動体117の移動は、回転円板111の回転動作を利用して溝カムなどで行うことが可能である。すなわち、移動体117の中間にピン122を固定して設け、このピン122を回転ディスク105の回転円板111に形成した、前記ピボット軸120を中心として形成した弧状の通孔123に挿入する。さらにこのピン122を図示しないが回転円板111の下側に設けた溝カムに、ローラー等の被動体を介して摺動自在に挿入させるという駆動機構を用いるようにすればよい。
また回転ディスク105は電気モータ124(図1参照)によって回転される。電気モータ124の回転は減速機を介して、図示はしていないが回転円板111の下部周面に形成された減速ギヤに伝達され、回転ディスク105は所定の速度で回転されるような駆動機構である。
さらにこのコインガイドレール129の開口106に近い部分は、コイン110を受け取り易いようにナイフ状のコイン受け取り部127(図5、6等参照)に形成されている。コインガイドレール129及びコイン受け取り部127の厚みは、コインに対して十分な厚みを持つものとされている。
押し出されたコイン110はコイン受取部127を経て開口106に至る。次いで開口106に臨むように回転している金種判別装置102側のホイール128の送り腕部128aにより、金種判別装置102内へガイドレール129を転動しながら送り込まれ、コインの金種判別が行われた後、搬送装置104へと送られる。
このようにコイン110は傾斜して設置した回転ディスク105と同じ傾斜姿勢で、回転ディスク105によって開口106から金種判別装置102側のコイン通路130に送り込まれ、コイン受取部127に受け取れられる。前記開口106は、図2、図11等から理解されるように、箱体状をした金種判別装置102の右下隅角部の斜めカット部に設けられている。
ここで前記固定基板133に形成した円状凹所126は円周部の一部が開放され、コイン送り出し装置101の装置内凹所109と連通している(図5等参照)。
前記円状凹所126の内底面は、ホイール設置ベース面126Sであり、前記装置内凹所109の内底面は回転ディスクの上面105Sである。そしてホイール設置ベース面126Sと回転ディスクの上面105Sとは、面一の状態で連続している。よってコイン送り面である円状凹所126の内底面と装置内凹所109の内底面とが面一で平滑な面で連続しているので、コインがコイン送り出し装置101側から金種判別装置102側へと開口106を通してスムーズに移動可能となる。
ここで前記開口106はスリット状であって、その厚みと幅は、送り出されるコインが一枚通過できる程度に設定されている。本コイン送り出し装置は複数の金種のコインが取り扱われるものなので、最大厚み、最大径のコインに可及的に合わせた厚みと幅に形成された開口106に設定されている。
また開口106は詳細には、上述の本体部の裏面134Bと円状凹所126と装置内凹所109の各内面などの他に、開口106の厚み幅を規定するコイン受取部127とこれと対向位置している円状凹所の右側突端部140(図6、9参照)との4つの部材により囲まれて形成された矩形状の口である。また、閉じた本体部の裏面134Bで、ホイール128の表面側は覆い隠されるようになる。
この庇状の取付板8は、本体部134を閉じたときに、ホイール設置ベース面126Sおよび回転ディスクの盤面105Sと相対し、開口106の上面壁となって開口の一部を構成するものとなっている。
例えば、図12に示すような現象である。
すなわち移動体117によってコイン110が区分け凹部113から押し出されるとき、装置の振動などでコイン110が移動体117の先端117eから脱落することがある。
コイン110が移動体117に捕捉され、開口106へと順調に送り出し態勢に入った途中で、コイン110が落下したりすることが頻繁にあると、コインの送給率が低下し、コイン処理能力が劣る装置となってしまう。
コイン110が受け取り部127にきちんと乗らず、受け取り部127に引掛かって留まっている場合は、ホイール128はこの止まっているコイン110のために回転できず、その腕128aでコイン110を送り出すことができない。ホイール128が回転不能となるので、運転異常と判断されて装置自体が運転停止となってしまう。
こうしてロックしたコイン110Bによって、回転ディスク105が回転できなくなり、装置が異常停止となってしまうのである。
運転停止となった装置の復旧には、止まったコイン110Bの除去などを必要とするので、結局、コイン処理装置の稼働率が落ちてしまうことになる。
先ず、金種判別装置102の本体部134の下端には、前述したように庇状に延びた横長板状の取付板8が設けられている。
一方、図2乃至図10等に示すように、回転ディスク105の開口106に近い回転経路には、コイン110を回転ディスク105の上面105Sに弾性的に押し付けるための押付け部材10が配設されている。
コイン110はこの押し付け部材10によって、その押し付け面側と反対側の面、すなわちコイン110の下面が適度の押し付け力で回転ディスク105の上面105Sに押し付けられることとなる。このためコイン110は回転ディスク105の上面に安定した状態で横たわるようになる。こうしてコインを安定した姿勢で、回転ディスク105の上面105Sに載せて置くことができるので、コイン110をスムーズに送り出せるようになる。
押し付け部材10は、合成樹脂などにより形成され、図3に示すような平面形状であって、かつその一部分に図4に示すように傾斜部12を有した構造になっている薄厚のフレキシブルな弾性板である。
押付け部材10は、前記取付板8の裏側に糊付け等にて装着される。糊付け部分を斜線22で図示してある。なお、該押付け部材10は、合成樹脂、例えば0.3mm厚のポリカーネイト材で形成することができる。
押付け部材10は、合成樹脂などフレキシブルな部材で形成されているので、それ自身が適度の弾性力を有するものとなっている。
前記傾斜部12は、基部10kより下側に向かって伸びている第1押し付け部14を有する。該第1押し付け部14は、第1弾性押し付け片14Hなるものである。
また前記傾斜部12には、前記第1押し付け部14と同一面部で連設した、基部10kより上側に向かって伸びている阻止板15(後述する)が形成されている。前記阻止板15は、コイン110が開口106に当たる方向へ進行しないように阻止するためのものであるが、その点は後述する。
すなわち同図に示すように、第1弾性押し付け片14Hは、その先端がコインの厚みDよりも僅か低い位置になるような取り付け高さdで、回転ディスク105の上面105Sの上方に設けられている。
同様に第2弾性押し付け片16Hも、その先端がコインの厚みDよりも僅か低い位置になるような取り付け高さdで、回転ディスク105の上面105Sの上方に設けられている。
なお、この場合、複数の金種のコインを取り扱うので、前記取り付け高さdは、最も薄いコインの厚みDよりも低い位置に設定される。
よってこのような条件で第1、第2の弾性押し付け片14H,16Hが位置するように押付け部材10を設けてあるので、各弾性押し付け片14H,16Hは、夫々がコインで撓んだ先端の撓み量に応じた反発力でコイン110を回転ディスク105の上面105Sへ押し付けるようになる。
よって、移動体117によりコイン110が外周側へ移動し出す時に、タイミング良く押付け部材10の第1弾性押し付け片14Hは、図5,6に示すように移動体117の先端に乗っているコイン110と接触し、これを押し付けるようになる。このためコイン110は、回転ディスク105の上面105S上に安定した状態で横たわり、移動体117によるコイン110の移動がスムーズに行われるようになる。
すなわち、コイン110が回転ディスク105の上面105Sから離れないように安定して押さえられようになるので、コイン110が移動体117の厚み方向に不安定に動くことは防止され、安定した状態で載る。移動体117がピボット動作してコイン110を区分け凹部113から押し出す最後の段階まで、コイン110を移動体117から脱落しないように保持することができるようになり、コイン110を確実に送り出すことができる。これによりコインの送給率が向上する。
実施例では第1弾性押し付け片14Hと第2弾性押し付け片16Hは、共に30度の傾斜角度としたが、異なる傾斜角度であってもよい。
なお第1押付け部14がコイン110を押さえる部分を、遠心力の作用が小さい部分である、コイン110の中心から下半分域のコイン面を押さえるようにする。この理由は回転ディスク105の回転中心より、より外周側の遠い位置であるコインの上半分域のコイン面を押さえるものだと、遠心力の影響でコインへの押圧力が不安定になり、移動体が安定してコインを保持することができないことが予測されるからである。
第2押し付け部16は、前記第1押し付け部12とは反対側の個所に、回転ディスク105の上面105Sに向かって下向きに傾斜させた折曲形成した三角形状の板状の曲げ部である。この曲げ部である第2弾性押し付け片16Hで、コイン110を下方にすなわち回転ディスクの上面105Sに向けて押し付けるようにしている。
第2押し付け部16は、図7、8に示されるように、コイン受取部127と対向して位置している。
したがって、回転ディスク105が回転し、移動体117のピボット動作でコイン110がコイン受取部127の上に乗ったとき、タイミング良く、そのコイン110は、図7,8に示すように第2押付け部16の第2弾性押し付け片16Hで、回転ディスクの上面105Sの方へ適度の圧力で押し付けられるようになる。
このため、コイン110はコイン受取部127に安定した状態で受け取られようになり、かつ受け取り後も安定してコイン受取部127に乗っている。よってコインがコイン受取部127から脱落することは無い。
コイン受取部127に乗ったコイン110は、やがてその位置に回転して来るホイール128の腕128aにより、スムーズに金種判別装置102の中へと送り込まれて行く。
このようなコイン受け取り状態を安定させる押さえ手段が無い場合には、コインがコイン受取部から落ちたり、或いはずれ落ちた状態で引掛かったままになることがある。
特に落ち切らずにコイン受取部127で中途半端にコインが留まってしまう場合には、そのコインによってホイール128が止まってしまい、回転不能となって装置が異常停止となってしまう。
しかし、第2押し付け部16があることによって、コイン110は、より安定した姿勢でコイン受取部127に送り渡されるので、コイン110がコイン受取部127に引掛って留まるようなことはなくなり、上述の不具合は解消される。
阻止板15は図3、4、5および図9,10等に示すように、回転ディスク105の回転方向上流側に向かって、回転ディスク105の上面105Sに対し上向きに傾斜した弾性板体で、第1押し付け部12に連設形成されたものである。阻止板15の傾斜角度は30度で、第1弾性押し付け片14Hと同じ角度である。阻止片15は所要の幅を有すると共に、回転ディスク105の直径方向に所要の長さで延在し、開口106の近くの位置にまで延びた態様で存在している。
従って、開口106の手前位置で回転ディス105の上方を屋根のように覆う阻止板15が在ると、この阻止板15によって、コイン110が開口106の入り口方向に進もうとしても邪魔される。このため、従来のコイン110Bのように開口106に衝突することが防止される。
阻止板15は、回転ディスク105の上面105Sに対し、上方へ傾斜して設置した障壁のようにあるので、装置の振動でディスク盤面105Sからコインが跳ね上がることがあっても、そのコインは阻止板15で跳ね上がりを抑えられ、飛び出しが防止されるので、開口106に衝突することはない。
押付け部材10は、合成樹脂などフレキシブルな部材で形成されているため、それ自身が弾性力を有し、コイン110が跳ね返って阻止板15に当たってもそのコイン110を適度の圧力でディスクの上面105Sに押し戻すように作用するため、コインに対する阻止機能が十分に働くものとなる。
よって回転ディスク105が回転停止する等の不具合は無くなるため、コインを次行程の金種判別装置へ順調に送り込むことができるようになり、効率良くコインが処理されるコイン送り出し装置を得ることができる。
よってコインのコイン送り動作が安定して行われるので、装置全体としてのコイン処理効率は頗る高まり、有益なコイン送り出し装置を得ることができる。
図2は、本発明の実施例に係るコイン送り出し装置の正面図である。
図3は、本発明のコイン送り出し装置に設けられるコインの押し付け部材の正面図である。
図4は同押し付け部材の側面図である。
図5は、本発明の実施例のコイン送り出し装置により、コインの脱落が解消されることを示す正面図である。
図6は、その外観斜視図である。
図7は、本発明の実施例のコイン送り出し装置により、コインの受け取りミスが解消されることを示す正面図である。
図8は、その外観斜視図である。
図9は、本発明の実施例のコイン送り出し装置により、コインの開口への衝突が解消されることを示す正面図である。
図10は、その外観斜視図である。
図11は、本発明のコイン送り出し装置の概略的構造を示した全体外観斜視図である。
図12は、本発明の改良前のコイン送り出し装置によるコイン送り出しの種々の不具合に現象を示す図で、コインの脱落現象を示した正面図である。
図13は、コインの受け取りミスの現象を示す正面図である。
図14は、コインのロック現象を示した正面図である。
図15は、上記第14図におけるA−A線断面図である。
14 第1押し付け部
14H 第1弾性押し付け片
15 阻止板
16 第2押し付け部
16H 第2弾性押し付け片
101 コイン送り出し装置
102 金種判別装置
105 回転ディスク
105S 回転ディスクの上位
106 開口
110 コイン
111 回転円板
112 押し出しディスク
113 区分け凹部
117 移動体
128 ホイール
Claims (4)
- 回転ディスク(105)の上面に配置した区分け凹部(113)にコイン(110)を保持して一つずつ区分けした後、前記区分け凹部(113)に可動自在に設けたコイン押し出し用の移動体(117)により、コイン(110)を回転ディスク(105)の周方向の所定位置に設けた開口(106)から送り出すようにしたコイン送り出し装置において、
前記回転ディスク(105)の回転時にコイン(110)が前記移動体(117)により前記回転ディスク(105)の周方向に移動される際に、該コイン(110)を前記回転ディスク(105)の上面に向かって弾性的に押し付けるための押し付け部材(10)が設けられていることを特徴とするコイン送り出し装置。 - 前記押付け部材(10)には、前記移動体(117)によって区分け凹部(113)から前記回転ディスク(105)の周方向へと移動されるコイン(110)を、前記回転ディスク(105)の上面に向けて弾性的に押し付ける第1押し付け部(14)と、前記開口(106)の近傍に設けたコイン受取部(127)に前記移動体(117)によって受渡される直前のコイン(110)を、前記回転ディスク(105)の上面に向かって押し付ける第2押し付け部(16)とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコイン送り出し装置。
- 前記第1押し付け部(14)に連設して、前記回転ディスク(105)の直径方向に延在し、前記回転ディスクの周方向に移動されるコイン(110)が前記開口(106)の入り口に当たる方向への進行を阻止するための、前記回転ディスクの回転上流方向へ向かって前記回転ディスク上面に対し上向きに傾斜する阻止板(15)を有することを特徴とする請求項2に記載のコイン送り出し装置。
- 前記押し付け部材(10)は、前記開口(106)の手前に位置して先端が回転ディスク(105)上のコイン(110)と接触するように下向きに傾斜して伸びた第1弾性押し付け片と、前記開口(106)の後ろ寄りに位置して先端が回転ディスク(105)上のコイン(110)と接触するように下向きに傾斜して伸びた第2弾性押し付け片とが一体形成された弾性押付板であることを特徴とする請求項1乃至3にそれぞれ記載するコイン送り出し装置。
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