JP2009187122A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨搬送路を開放したり硬貨搬送路上の硬貨に強制的な送りを掛けて復旧作業を行う場合であっても、硬貨や贋貨が金種の異なる硬貨収納庫に誤って落下しない硬貨処理装置を提供する。
【解決手段】硬貨搬送路3上の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dから硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに至る硬貨の落下経路を開鎖するシャッタ17を硬貨搬送路3の下面側に設け、硬貨処理装置1の待機時および異常発生時にプル型の電磁ソレノイド23の励磁を解除してシャッタ17を閉鎖することにより、制御部による処理操作の継続自体が不能となった場合(停電時等)を含めて、硬貨や贋貨が金種の異なる硬貨収納庫に誤って落下する事故を未然に防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、投入された硬貨の真贋と種別を判定して金種別の硬貨収納庫に硬貨を振り分けて収納する硬貨処理装置の改良に関する。
金種毎に異なる硬貨の直径を利用して金種別の硬貨収納庫に硬貨を振り分けるようにした硬貨処理装置としては、例えば、特許文献1に開示される硬貨入金機が公知である。
この種の硬貨処理装置では、硬貨投入部に投入された硬貨の真贋や種別を金種センサによって判定した後、硬貨搬送路に沿って硬貨を搬送する過程で、硬貨搬送路上に穿設された開口部すなわち硬貨振り分けゲートを利用して硬貨の振り分けを行って金種別の硬貨収納庫に硬貨を収納するようになっている。
硬貨振り分けゲートは、取り扱い対象となる硬貨の金種毎の直径に応じ、硬貨の送り方向の上流側から下流側に向けて硬貨搬送路上で段階的に拡径するように、例えば、上流側から順に50円硬貨用の硬貨振り分けゲート,100円硬貨用の硬貨振り分けゲート,10円硬貨用の硬貨振り分けゲート,500円硬貨用の硬貨振り分けゲートが設けられており、硬貨振り分けゲートよりも小径の硬貨を当該硬貨振り分けゲートから落下させて対応する金種の硬貨収納庫に収納する一方、当該硬貨振り分けゲートよりも大径の硬貨を其のまま硬貨搬送路に沿って下流側に移動させ、下流側の硬貨振り分けゲートを利用して同様の選別処理を繰り返すことで、全ての硬貨を選別する。
つまり、最上流側に設けられた50円硬貨用の硬貨振り分けゲートでは、最も直径の小さな50円硬貨のみが落下して50円硬貨用の硬貨収納庫に振り分けられ、それよりも直径の大きな100円硬貨,10円硬貨,500円硬貨が、50円硬貨用の硬貨振り分けゲートを越えて更に下流側に移動し、最上流側から2番目に設けられた100円硬貨用の硬貨振り分けゲートによって、直径が2番目に小さな100円硬貨のみが落下して100円硬貨用の硬貨収納庫に振り分けられ、それよりも直径の大きな10円硬貨,500円硬貨が50円硬貨用の硬貨振り分けゲートを越えて更に下流側に移動し、各々、10円硬貨用,500円硬貨用の硬貨振り分けゲートを介して10円硬貨用,500円硬貨用の硬貨収納庫に振り分けられるといった具合である。
この種の硬貨処理装置では、硬貨搬送路に沿って複数の硬貨振り分けゲートを穿設して硬貨の振り分けを行なう関係上、硬貨搬送路の全長が長くならざるを得ず、硬貨処理装置の作動時においては、振り分け処理の過程にある何枚かの硬貨が常に硬貨搬送路上に載った状態となる。
この結果、硬貨処理装置の作動時に何らかの異常が発生した場合、あるいは、地震等で電力の供給が停止したような場合において、硬貨搬送路を開放して復旧作業を行ったり硬貨搬送路上の硬貨に強制的な送りを掛けて硬貨搬送路の詰まりを解消しようとすると、硬貨搬送路上にあった硬貨や贋貨が振動等で移動して相対的に直径の大きな硬貨振り分けゲートを介して金種の異なる硬貨収納庫に誤って落下したり、あるいは、硬貨投入部に溜まっていた硬貨つまり真贋や金種の判定が行われていない硬貨が誤って何れかの硬貨振り分けゲートに流れ込んで其のまま硬貨収納庫に落下したりする恐れがあった。
硬貨処理装置としては、この他にも、硬貨を衝接片に衝突させて衝接片と硬貨との間の反発係数を利用して硬貨の振り分けを行なうもの、揺動式のクレードルを利用して硬貨の振り分けを行なうもの等が慣用技術として周知である。また、円周状の経路に沿って硬貨を搬送しながら金種センサで硬貨の種別を判定し、硬貨の種別毎のゲートを開閉制御することによって硬貨の振り分けを行うものが特許文献2として提案されている。しかし、何れも、複数の硬貨振り分けゲートの大きさと金種毎に異なる硬貨の直径との関係を利用して単純な機械的な構成で硬貨の振り分け作業を行うものではない。
特開2007−4555号公報(段落0015,図2) 特開平11−250300号公報
本発明の課題は、硬貨搬送路を開放したり硬貨搬送路上の硬貨に強制的な送りを掛けて復旧作業を行う場合であっても、硬貨や贋貨が金種の異なる硬貨収納庫に誤って落下したり、真贋や金種の判定が行われていない硬貨が其のまま硬貨収納庫に落下したりすることのない硬貨処理装置を提供することにある。
本発明の硬貨処理装置は、金種の異なる硬貨を纏めて投入するための硬貨投入部と、前記硬貨投入部から1枚ずつ送り出される硬貨を受け取って該硬貨の移動方向を規制する硬貨搬送路と、前記硬貨投入部から送り出された硬貨に前記硬貨搬送路に沿った方向の送りを掛ける硬貨搬送手段と、硬貨の真贋と金種を判定する金種センサと、取り扱い対象となる硬貨の金種毎の直径に応じて硬貨の送り方向の上流側から下流側に向けて段階的に拡径するかたちで前記硬貨搬送路上に穿設された開口部からなる金種別の硬貨振り分けゲートと、前記硬貨振り分けゲートを通過して落下する硬貨を収納する金種別の硬貨収納庫とを備えた硬貨処理装置であり、前記課題を達成するため、特に、
前記硬貨振り分けゲートと前記硬貨収納庫との間に、前記硬貨振り分けゲートから前記硬貨収納庫に至る硬貨の落下経路を開鎖するシャッタを設け、待機時および異常発生時において前記シャッタを閉鎖するシャッタ駆動手段を併設したことを特徴とする構成を有する。
本発明の硬貨処理装置は、硬貨振り分けゲートから硬貨収納庫に至る硬貨の落下経路を開鎖するシャッタを設け、硬貨処理装置の待機時および異常発生時にシャッタを閉鎖するようにしているので、硬貨搬送路を開放したり硬貨搬送路上の硬貨に強制的な送りを掛けて復旧作業を行う場合であっても、硬貨や贋貨が硬貨収納庫に落下することがない。
従って、硬貨や贋貨が金種の異なる硬貨収納庫に誤って落下する事故、および、真贋や金種の判定が行われていない硬貨が其のまま硬貨収納庫に落下する事故を未然に防止することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を適用した一実施形態の硬貨処理装置1の構成の概略についてシャッタを閉鎖した状態で示した部分断面側面図、図2は同実施形態の硬貨処理装置1を示した平面図、図3は同実施形態の硬貨処理装置1の主要部についてシャッタを開放した状態で示した部分断面側面図である。
本実施形態の硬貨処理装置1は、図1および図2に示されるように、金種の異なる硬貨を纏めて投入するためのホッパ状の容器からなる硬貨投入部2と、硬貨投入部2から1枚ずつ送り出される硬貨を受け取って硬貨の移動方向を規制するプレート状の硬貨搬送路3と、硬貨投入部2から送り出された硬貨に対して硬貨搬送路3に沿った方向の送りを掛けるための硬貨搬送手段4と、硬貨の真贋と金種を判定する金種センサ5、および、取り扱いの対象となる硬貨の金種毎の直径に応じて硬貨の送り方向の上流側から下流側に向けて段階的に拡径するかたちで硬貨搬送路3上に穿設された開口部からなる金種別の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dと、硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dを通過して落下する硬貨を収納する金種別の硬貨収納庫7a,7b,7c,7dを備える。
硬貨投入部2は、硬貨送出用モータ8で回転駆動される円盤9をホッパ状の容器の底面部に備え、ホッパ状の容器に投入された金種の異なる何枚もの硬貨の重なりを円盤9の回転により崩し、更に、円盤9の回転によって円盤9の径方向内側から径方向外側に向けて硬貨を移動させ、最終的に、ホッパ状の容器の下端部に穿設されたスリット10を介して硬貨を1枚ずつ硬貨搬送路3上に送り出す。
硬貨投入部2に設けられたスリット10の上下幅は、取り扱い対象となる硬貨の内で最も厚い硬貨の通過を許容し、かつ、取り扱い対象となる硬貨の内で最も薄い硬貨が重なって同時に2枚以上通過することを禁止できる程度の幅である。
硬貨搬送路3上に送り出された硬貨に送りを掛ける硬貨搬送手段4の主要部は、駆動プーリ11と従動プーリ12、および、駆動プーリ11と従動プーリ12との間に配置された幾つかの予圧プーリ13と、これらのプーリ11,12,13を回転自在に軸支した長尺の支持体14と、プーリ11,12,13に巻回された搬送ベルト15、ならびに、駆動プーリ11を回転させるための図示しない硬貨搬送用モータによって主要部を構成される。
プーリ11,12,13を取り付けた支持体14は、駆動プーリ11の回転軸16を支点としてプレート状の硬貨搬送路3に対して揺動自在に枢着されており、支持体14を図1の状態から反時計方向に揺動させることにより、硬貨搬送手段4全体を硬貨搬送路3から離間させて硬貨搬送路3を開放できるようになっている。
また、駆動プーリ11の回転軸16には図示しない手動操作ツマミが一体に設けられ、停電時や異常発生時あるいは硬貨処理装置1に電源が投入されていない待機時にあっても、この手動操作ツマミを操作することで、駆動プーリ11を回転させて搬送ベルト15を駆動し、硬貨搬送路3上の硬貨に対して正逆方向の送りを掛けることができる。
一般に、手動操作ツマミの操作による正逆方向の送りは、硬貨搬送路3上で生じている軽度の硬貨詰まり等の解消に有効であり、それ以上の異常に対しては、硬貨搬送路3を開放して硬貨を取り除く等の処理が必要とされることが多い。
金種別の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dは、例えば、50円硬貨用の硬貨振り分けゲート(6a),100円硬貨用の硬貨振り分けゲート(6b),10円硬貨用の硬貨振り分けゲート(6c),500円硬貨用の硬貨振り分けゲート(6d)であり、硬貨の送り方向の上流側から下流側に向けて、つまり、図2中で右から左に向かう方向に向けて、その横幅すなわち硬貨搬送路3上で硬貨の搬送方向に直交する向きの幅が段階的に拡径されている。
従って、硬貨振り分けゲートの横幅の大小関係は、硬貨振り分けゲート6a<硬貨振り分けゲート6b<硬貨振り分けゲート6c<硬貨振り分けゲート6dの関係となり、硬貨振り分けゲート6aの横幅は50円硬貨の落下のみを許容する大きさ、硬貨振り分けゲート6bの横幅は50円硬貨と100円硬貨の落下を許容して10円硬貨と500円硬貨の落下を禁止する大きさ、硬貨振り分けゲート6cの横幅は50円硬貨と100円硬貨と10円硬貨の落下を許容して500円硬貨の落下のみを禁止する大きさ、硬貨振り分けゲート6dの横幅は全ての硬貨の落下を禁止する大きさとなる。
また、金種別の硬貨収納庫7a,7b,7c,7dは、金種別の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dの並びに従って、例えば、50円硬貨用の硬貨収納庫(7a)、100円硬貨用の硬貨収納庫(7b)、10円硬貨用の硬貨収納庫(7c)、500円硬貨用の硬貨収納庫(7d)である。
この実施形態では、更に、金種別の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dと同等のピッチで穿設された金種別の開口部17a,17b,17c,17dを有する1枚のスライドパネルからなるシャッタ17が、金種別の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dと金種別の硬貨収納庫7a,7b,7c,7dとの間の硬貨の落下経路、より具体的には、プレート状の硬貨搬送路3の下面側に、図1および図2の方向性で左右方向に摺動自在に取り付けられている。
シャッタ17を作動させるためのシャッタ駆動手段18は、図1に示されるように、シャッタ17の一側を略直角に屈曲してシャッタ17と一体に形成した押圧操作部22と、枢着ピン19を介して硬貨処理装置1の図示しない本体側フレーム部に一端部を枢着された操作桿20と、操作桿20の他端部に回転自在に枢着されてシャッタ17の押圧操作部22に対して硬貨の搬送方向と逆行する向きから当接するローラ部材21、ならびに、操作桿20における枢着ピン19寄りの位置で先端部を枢着されたプル型の電磁ソレノイド23と、硬貨の搬送方向と同方向からシャッタ17の押圧操作部22に一端部を当接させるソレノイド復帰バネ24と、プレート状の硬貨搬送路3の下面側に固着されてソレノイド復帰バネ24の他端部を支えるストッパ部材25によって構成される。
ソレノイド復帰バネ24は予圧された圧縮コイルバネによって構成されており、プル型の電磁ソレノイド23を非励磁状態とした図1の状況下、つまり、電磁ソレノイド23の先端部の突出が容易に許容された状況下においては、シャッタ17の押圧操作部22がソレノイド復帰バネ24の弾性復帰力によって図1中で右から左に向かう方向に押圧されている。
この結果、シャッタ17が図1中左側の移動限界位置にまで移動し、図1に示されるように、硬貨振り分けゲート6aから硬貨収納庫7aに至る50円硬貨の落下経路と、硬貨振り分けゲート6bから硬貨収納庫7bに至る100円硬貨の落下経路と、硬貨振り分けゲート6cから硬貨収納庫7cに至る10円硬貨の落下経路と、硬貨振り分けゲート6dから硬貨収納庫7dに至る500円硬貨の落下経路の全てが、シャッタ17のパネル部分によって閉鎖されることになる。
一方、プル型の電磁ソレノイド23を励磁状態とした図3の状況下、つまり、電磁ソレノイド23の先端部を積極的に縮退させた状況下では、電磁ソレノイド23の先端部で引かれる操作桿20が枢着ピン19を中心に図3中の時計方向の揺動限界位置にまで揺動するため、操作桿20のローラ部材21が、ソレノイド復帰バネ24の弾性復帰力に抗してシャッタ17の押圧操作部22を図1中で左から右に向かう方向に押圧する。
この結果、シャッタ17が図3中右側の移動限界位置にまで移動し、図3に示されるようにして、硬貨搬送路3上の開口部からなる硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dの各々の位置にシャッタ17の開口部17a,17b,17c,17dの各々が重なり合い、硬貨振り分けゲート6aから硬貨収納庫7aに至る50円硬貨の落下経路と、硬貨振り分けゲート6bから硬貨収納庫7bに至る100円硬貨の落下経路と、硬貨振り分けゲート6cから硬貨収納庫7cに至る10円硬貨の落下経路と、硬貨振り分けゲート6dから硬貨収納庫7dに至る500円硬貨の落下経路の全てが開放される。
金種センサ5は硬貨の真贋と金種を判定するためのもので、例えば、移動中の硬貨から電気的磁気的な特徴を検出して硬貨の真贋や金種を判定するものが既に公知である。
この実施形態では、硬貨の送り方向における最上流側の硬貨振り分けゲートである50円硬貨用の硬貨振り分けゲート6aと硬貨投入部2との間に金種センサ5が配設されており、広い意味では、金種センサ5の上面側も硬貨搬送路3の一部である。
更に、50円硬貨用の硬貨振り分けゲート6aと金種センサ5との間には、金種センサ5によって贋貨と判定された硬貨や異物を排除するためのリジェクトダクト26が設けられ、電磁ソレノイド27で駆動される入金リジェクトゲート28の開放操作によって、贋貨と判定された硬貨や異物が硬貨搬送路3から排除されてリジェクトダクト26に投入されるようになっている。
また、硬貨処理装置1は、従来のものと同様、例えば、硬貨送出用モータ8の駆動電流(=駆動トルク)の増大等を検知して硬貨投入部2のスリット10で生じた硬貨の噛み込み等を検出する異常検出センサや、硬貨搬送用モータの駆動電流(=駆動トルク)の増大等を検知して硬貨搬送路3上で生じた硬貨詰まり等を検出する異常検出センサ、更には、金種センサ5の回路障害を検出するための異常検出センサ(自己診断回路)や、電力供給の異常を検知する異常検出センサ等を備えるが、これらのセンサや其の機能に関しては既に公知であるので、ここでは特に説明しない。
この実施形態では、硬貨投入部2に設けられた図示しない硬貨投入センサが硬貨の投入を検知するまでの間、シャッタ駆動手段18のプル型の電磁ソレノイド23,硬貨投入部2の硬貨送出用モータ8,硬貨搬送手段4の図示しない硬貨搬送用モータ,入金リジェクトゲート28の電磁ソレノイド27,金種センサ5の全てが非作動あるいは非励磁の状態に保持され、図1あるいは図2に示されるように、硬貨搬送路3上の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dの全てがシャッタ17のパネル部分によって閉鎖されると共に、入金リジェクトゲート28がリジェクトダクト26の入り口を塞いでいる。
そして、硬貨投入部2に設けられた図示しない硬貨投入センサが硬貨の投入を検知すると、硬貨処理装置1の図示しない制御部からの指令に従ってシャッタ駆動手段18におけるプル型の電磁ソレノイド23が励磁されて硬貨搬送路3上の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dの全てを図3に示されるようにして開放すると共に、硬貨投入部2の硬貨送出用モータ8,硬貨搬送手段4の図示しない硬貨搬送用モータ,金種センサ5の作動が開始される。
なお、装置自体の耐久性や消費電力の点で問題がなければ、硬貨投入センサを省略し、硬貨処理装置1への電源投入時点でプル型の電磁ソレノイド23,硬貨送出用モータ8,硬貨搬送用モータ,金種センサ5の作動を無条件に開始させてもよい。
硬貨投入部2に投入された硬貨は、硬貨送出用モータ8によって駆動される円盤9の回転によって重なりを崩され、円盤9の径方向内側から径方向外側に向けて徐々に移動し、最終的に、ホッパ状の容器の下端部に穿設されたスリット10を介して1枚ずつ硬貨搬送路3上に送り出される。
硬貨搬送路3上に送り出された硬貨は、図示しない硬貨搬送用モータで駆動される硬貨搬送手段4の搬送ベルト15によって硬貨搬送路3の上流側から下流側に向かう方向の送り、つまり、図1あるいは図2中で右から左に向かう方向の送りを掛けられ、金種センサ5の配設位置に到達する。
この時点で既に作動を開始している金種センサ5は、金種センサ5の上面に沿って移動する硬貨を対象として当該硬貨の真贋と金種を判定する。
但し、この実施形態の硬貨処理装置1は、10円硬貨,50円硬貨,100円硬貨,500円硬貨の受け入れと選別に特化したものであるから、取り扱い対象としていない1円硬貨,5円硬貨等に関しては、その硬貨自体の真贋とは関わりなく、全て贋貨として取り扱うようにしている。
そして、硬貨が贋貨であると判定された場合には、金種センサ5から硬貨処理装置1の図示しない制御部に贋貨検知信号が出力され、これを受けた制御部からの指令によって、入金リジェクトゲート28の電磁ソレノイド27が予め決められた設定時間だけ作動状態とされる。
なお、ここでいう設定時間とは、金種センサ5で真贋判定された硬貨が搬送ベルト15の送りで入金リジェクトゲート28の配設位置に到達するのに要する所要時間と同等、もしくは、それよりも多少長めの時間である。
また、これとは逆に、硬貨が正貨であると判定された場合においては、金種センサ5から硬貨処理装置1の図示しない制御部に硬貨の種別に応じた検出信号が出力され、これを受けた制御部が、硬貨の種別に応じた金額相当分だけ投入金額積算カウンタの値をインクリメントし、硬貨処理装置1に貯溜されている硬貨の総額を投入金額積算カウンタに更新して記憶する。この場合は、入金リジェクトゲート28の電磁ソレノイド27は作動しない。
搬送ベルト15による送りを掛けられて硬貨搬送路3の上流側から下流側に移動する硬貨は、金種センサ5の配設位置を越え、次いで、入金リジェクトゲート28の配設位置に到達する。
そして、硬貨が贋貨であった場合には、この時点で既に電磁ソレノイド27が作動して入金リジェクトゲート28が開放され、リジェクトダクト26の入り口が開かれているので、贋貨である硬貨は、硬貨搬送路3上から排除されてリジェクトダクト26に投入される。
一方、硬貨が正貨であった場合には、電磁ソレノイド27は非作動の状態に保持され、入金リジェクトゲート28でリジェクトダクト26の入り口が閉鎖されているので、硬貨は、入金リジェクトゲート28の配設位置を越えて更に下流側に移動することになる。
従って、仮に、この硬貨が50円硬貨であったとすれば、硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dのうちで最上流側に設けられた50円硬貨用の硬貨振り分けゲート6aの位置に到達した時点で硬貨の振り分けが行なわれ、この硬貨が硬貨振り分けゲート6aから落下して、図3に示されるように、開放状態にあるシャッタ17の開口部17aを介して50円硬貨用の硬貨収納庫7aに収納される。
また、この硬貨が50円硬貨よりも直径の大きな100円硬貨,10円硬貨,500円硬貨であった場合には、硬貨振り分けゲート6aから落下することはないので、硬貨振り分けゲート6aの配設位置を越えて更に下流側に移動することになる。
そして、硬貨振り分けゲート6aの配設位置を通過した硬貨が100円硬貨であったとすれば、硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dのうちで最上流側から2番目の位置に設けられた100円硬貨用の硬貨振り分けゲート6bの位置に到達した時点で硬貨の振り分けが行なわれ、この硬貨が硬貨振り分けゲート6bから落下して、図3に示されるように、開放状態にあるシャッタ17の開口部17bを介して100円硬貨用の硬貨収納庫7bに収納される。
一方、この硬貨が100円硬貨よりも直径の大きな10円硬貨あるいは500円硬貨であった場合には、硬貨振り分けゲート6bから落下することはないので、硬貨振り分けゲート6bの配設位置を越えて更に下流側に移動することになる。
そして、硬貨振り分けゲート6bの配設位置を通過した硬貨が10円硬貨であったとすれば、硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dのうちで最上流側から3番目の位置に設けられた10円硬貨用の硬貨振り分けゲート6cの位置に到達した時点で硬貨の振り分けが行なわれ、この硬貨が硬貨振り分けゲート6cから落下して、図3に示されるように、開放状態にあるシャッタ17の開口部17cを介して10円硬貨用の硬貨収納庫7cに収納される。
また、10円硬貨よりも直径の大きな500円硬貨であった場合には、この硬貨は、硬貨振り分けゲート6cの配設位置を越えて更に下流側に移動し、最終的に、最下流側の位置に設けられた500円硬貨用の硬貨振り分けゲート6dの位置に到達した時点で、硬貨振り分けゲート6dから落下し、図3に示されるように、開放状態にあるシャッタ17の開口部17dを介して500円硬貨用の硬貨収納庫7dに収納されることになる。
つまり、この実施形態では、硬貨の真贋判定と投入金額の総計処理は金種センサ5と硬貨処理装置1の図示しない制御部によって正確に行われ、硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに収納された硬貨の総額自体に誤りは生じないが、正貨と判定された硬貨の振り分け作業に関しては、硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dを用いた純粋に機械的な操作に委ねられているので、正貨と判定された硬貨が振り分けの段階で誤って金種の異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった可能性がる。
また、硬貨搬送路3に沿って複数の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dや入金リジェクトゲート28を穿設して硬貨の振り分けを行なう関係上、硬貨搬送路3の全長が長くならざるを得ず、硬貨投入部2におけるスリット10と金種センサ5との間にも或る程度の距離があるので、金種センサ5よる真贋判定や金種判定が行われていない硬貨、つまり、硬貨投入部2に残留している硬貨や硬貨投入部2と金種センサ5の間の硬貨搬送路3上に位置する硬貨が何らかの理由で硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dを介して誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下してしまうといった可能性もあり、そうした状況下では、金種の異なる硬貨収納庫に硬貨が落入してしまうといった問題と硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに収納されている硬貨の総額自体に誤りが生じるといった問題が併発してしまう不都合がある。
正貨と判定された硬貨が振り分けの段階で誤って金種の異なる硬貨収納庫に落入したり、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下してしまうといった問題が生じる状況としては、例えば、以下に示すようなものが考えられる。
まず、電力供給の異常が発生した場合、電力供給の異常を検知する異常検出センサが異常を検知し、当該センサからの異常検知信号を受けた硬貨処理装置1の図示しない制御部からの指令で硬貨送出用モータ8,硬貨搬送手段4の図示しない硬貨搬送用モータ,入金リジェクトゲート28の電磁ソレノイド27,金種センサ5の全ての作動が停止されるが、硬貨搬送用モータが停止した場合でも硬貨搬送手段4それ自体はイナーシャによって或る程度の時間は硬貨の送りを継続するので、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下したり、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった可能性がある。
また、停電の場合では、硬貨送出用モータ8,硬貨搬送用モータ,入金リジェクトゲート28の電磁ソレノイド27,金種センサ5の作動は無条件に停止するが、硬貨搬送用モータが停止した場合でも硬貨搬送手段4それ自体はイナーシャによって或る程度の時間は硬貨の送りを継続するので、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下したり、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった可能性がある。
金種センサ5のみに異常が生じた場合も、前記と同様、金種センサ5の回路障害を検出する異常検出センサが異常を検知し、当該センサからの異常検知信号を受けた制御部からの指令で硬貨送出用モータ8,硬貨搬送用モータ,電磁ソレノイド27,金種センサ5の全ての作動が停止されるが、硬貨搬送用モータが停止しても硬貨搬送手段4それ自体はイナーシャによって或る程度の時間は硬貨の送りを継続するので、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下したり、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった可能性がある。
また、硬貨投入部2のスリット10で硬貨の噛み込み等が生じた場合や硬貨搬送路3上で硬貨詰まり等が生じた場合には、硬貨の噛み込みや硬貨詰まりを検出する異常検出センサが異常を検知し、硬貨送出用モータ8や硬貨搬送用モータの損傷を防止するために、前記と同様にして図示しない制御部が硬貨処理装置1の各部の作動を停止させるが、前記と同様の理由により、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下したり、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった可能性があり、この場合は、更に、複数の硬貨が重なった状態で硬貨搬送路3上を移動している可能性も高いので、例えば、500円硬貨と干渉した50円硬貨が、本来は落下すべき硬貨振り分けゲート6aの位置を越えて更に下流側に移動して、50円硬貨用の硬貨収納庫7a以外の別の硬貨収納庫に落下するといった問題、すなわち、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった可能性が大きくなる。
更に、硬貨投入部2のスリット10で硬貨の噛み込み等が生じた場合や硬貨搬送路3上で硬貨詰まり等が生じた場合においては、硬貨の重なりを取り除く復旧作業のために、駆動プーリ11に設けられた図示しない手動操作ツマミを操作し、駆動プーリ11を回転させることで搬送ベルト15を駆動して硬貨搬送路3上の硬貨に対して正逆方向の送りを掛けるといった措置が必要な場合もあり、そうすると、複数の硬貨が重なった状態で硬貨搬送路3上を正逆に移動して、本来は落ちるべきではない硬貨収納庫に落下するといった可能性が更に増大する。
また、硬貨の噛み込みや硬貨詰まり等が激しい場合には、硬貨搬送手段4の支持体14を駆動プーリ11の回転軸16を支点として図1中の反時計方向に揺動させて硬貨搬送路3を開放し、硬貨搬送路3から手作業で硬貨を取り除くといった作業が必要となる場合があるが、そうした場合では、例えば、支持体14を揺動させて硬貨搬送路3を開放する際の衝撃や振動、あるいは、硬貨搬送路3上に載っていた硬貨と硬貨搬送手段4の搬送ベルト15との干渉が解消される際に搬送ベルト15から硬貨に作用する外的な力の影響、更には、作業者の不注意で生じる手と硬貨との接触等の理由により、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下したり、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった可能性が著しく増大し、更には、硬貨投入部2に残留していた硬貨や贋貨が滑り出して硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下するといった不都合が生じる場合さえある。
そこで、本実施形態の硬貨処理装置1にあっては、前述の通り、硬貨投入部2に設けられた図示しない硬貨投入センサが硬貨の投入を検知するまでの間(硬貨投入センサを省略した場合にあっては硬貨処理装置1に電源が投入されるまでの間)、シャッタ駆動手段18におけるプル型の電磁ソレノイド23を非励磁の状態に保持し、硬貨搬送路3上の硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dの全てをシャッタ17のパネル部分で閉鎖することにより、いわゆる待機状態の間に硬貨や贋貨あるいは異物が硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下することを防止するようにしている。
また、硬貨処理装置1が実際に稼動している状況下、要するに、硬貨投入部2への硬貨投入の検知あるいは硬貨処理装置1への電源投入によってプル型の電磁ソレノイド23が励磁されて硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dが開かれ、硬貨送出用モータ8,硬貨搬送用モータ,金種センサ5の作動が開始された以降の時点では、硬貨投入部2のスリット10で生じた硬貨の噛み込み等を検出する異常検出センサ,硬貨搬送路3上で生じた硬貨詰まり等を検出する異常検出センサ,金種センサ5の回路障害を検出するための異常検出センサ,電力供給の異常を検知する異常検出センサ等の各種の異常検出センサが異常の発生を検知した時点で、硬貨処理装置1の図示しない制御部からの指令によってシャッタ駆動手段18におけるプル型の電磁ソレノイド23の励磁を解除し、直ちにシャッタ17を閉じて硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dを閉鎖するようにしている。
前述した通り、異常の検知によって硬貨送出用モータ8や硬貨搬送用モータの作動が停止されても、その後、硬貨搬送手段4それ自体のイナーシャによって搬送ベルト15による硬貨の搬送が或る程度の時間に亘って継続されるが、プル型の電磁ソレノイド23の励磁を解除するために必要とされる所要時間やソレノイド復帰バネ24の弾性復帰力がシャッタ17を閉鎖するために必要とする所要時間は非常に短いので、仮に、異常発生後に硬貨搬送手段4の搬送ベルト15が慣性運動を続けてとしても、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下したり、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった問題を十分に防止することができる。
また、停電等の異常が発生した場合にあっては、硬貨処理装置1の図示しない制御部による処理操作の継続自体が不能となるが、プル型の電磁ソレノイド23とソレノイド復帰バネ24の組み合わせからなるシャッタ駆動手段18は、電力を供給されない状態で自動的にシャッタ17を閉じて硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dを閉鎖する構成となっているので、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下したり、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入してしまうといった問題を確実に防止することができる。
そして、硬貨の噛み込みや硬貨詰まり等の解消を目的として駆動プーリ11の図示しない手動操作ツマミを作業者が操作する時点、あるいは、硬貨の噛み込みや硬貨詰まり等の解消を目的として作業者が支持体14を揺動させて硬貨搬送路3を開放する時点においては、既に、シャッタ17によって硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dの全てが閉鎖されているから、手動操作ツマミの操作で搬送ベルト15を強制的に駆動して硬貨搬送路3上の硬貨に対して正逆方向の送りを掛けようとも、また、支持体14を揺動させて硬貨搬送路3を開放する際に大きな衝撃や振動が作用しようとも、あるいは、硬貨搬送路3上に載っていた硬貨と硬貨搬送手段4の搬送ベルト15との干渉が解消される際に搬送ベルト15によって硬貨が弾かれようとも、更には、作業者の不注意な接触によって硬貨搬送路3上の硬貨が弾き飛ばされようとも、真贋判定や金種判定が行われていない硬貨が誤って硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下したり、金種の判定を終えた硬貨が誤って異なる硬貨収納庫に落入たり、硬貨投入部2から滑り出た硬貨や贋貨が硬貨収納庫7a,7b,7c,7dに落下してしまうといった問題は発生しない。
以上の実施形態では、10円硬貨,50円硬貨,100円硬貨,500円硬貨の受け入れと選別に特化した形態の硬貨処理装置1について示したが、硬貨振り分けゲートや硬貨収納庫の個数および硬貨振り分けゲートの横幅を変更することで、他の硬貨の組み合わせに対処した受け入れや選別を行なったり、更に多種の硬貨の受け入れや選別に対処したりすることも可能である。
また、シャッタ駆動手段18のプル型の電磁ソレノイド23に代えてプッシュ型の電磁ソレノイドを用い、プッシュ型の電磁ソレノイドの励磁が解除された状態でシャッタ17が硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6dを閉鎖する構成とすることも可能である。
構造の複雑化を厭わなければ、硬貨振り分けゲート6a,6b,6c,6d毎に独立したシャッタと電磁ソレノイドあるいは電磁ソレノイドに代わる他のアクチュエータを実装することも可能である。
硬貨処理装置1を釣銭払出機や自動販売機,自動発券機等に内蔵して利用してもよい。
本発明を適用した一実施形態の硬貨処理装置の構成の概略をシャッタ閉鎖状態で示した部分断面側面図である。 同実施形態の硬貨処理装置を示した平面図である。 同実施形態の硬貨処理装置の主要部をシャッタ開放状態で示した部分断面側面図である。
符号の説明
1 硬貨処理装置
2 硬貨投入部
3 硬貨搬送路
4 硬貨搬送手段
5 金種センサ
6a,6b,6c,6d 硬貨振り分けゲート
7a,7b,7c,7d 硬貨収納庫
8 硬貨送出用モータ
9 円盤
10 スリット
11 駆動プーリ
12 従動プーリ
13 予圧プーリ
14 支持体
15 搬送ベルト
16 駆動プーリの回転軸
17 シャッタ(スライドパネル)
17a,17b,17c,17d 開口部
18 シャッタ駆動手段
19 枢着ピン
20 操作桿
21 ローラ部材
22 押圧操作部
23 電磁ソレノイド
24 ソレノイド復帰バネ
25 ストッパ部材
26 リジェクトダクト
27 電磁ソレノイド
28 入金リジェクトゲート

Claims (4)

  1. 金種の異なる硬貨を纏めて投入するための硬貨投入部と、前記硬貨投入部から1枚ずつ送り出される硬貨を受け取って該硬貨の移動方向を規制する硬貨搬送路と、前記硬貨投入部から送り出された硬貨に前記硬貨搬送路に沿った方向の送りを掛ける硬貨搬送手段と、硬貨の真贋と金種を判定する金種センサと、取り扱い対象となる硬貨の金種毎の直径に応じて硬貨の送り方向の上流側から下流側に向けて段階的に拡径するかたちで前記硬貨搬送路上に穿設された開口部からなる金種別の硬貨振り分けゲートと、前記硬貨振り分けゲートを通過して落下する硬貨を収納する金種別の硬貨収納庫とを備えた硬貨処理装置であって、
    前記硬貨振り分けゲートと前記硬貨収納庫との間に、前記硬貨振り分けゲートから前記硬貨収納庫に至る硬貨の落下経路を開鎖するシャッタを設け、待機時および異常発生時において前記シャッタを閉鎖するシャッタ駆動手段を併設したことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 硬貨の真贋と金種を判定する金種センサが硬貨の送り方向における最上流側の硬貨振り分けゲートと前記硬貨投入部との間に配設されていることを特徴とした請求項1記載の硬貨処理装置。
  3. 前記シャッタが前記金種別の硬貨振り分けゲートと同等のピッチで穿設された金種別の開口部を有する1枚のスライドパネルによって構成されていることを特徴とした請求項1または請求項2のうち何れか一項に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記シャッタ駆動手段が電磁ソレノイドとソレノイド復帰バネを備え、前記電磁ソレノイドが非励磁状態で前記シャッタを閉鎖するように構成されていることを特徴とした請求項1,請求項2または請求項3のうち何れか一項に記載の硬貨処理装置。
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