JP3336318B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP3336318B2
JP3336318B2 JP20558491A JP20558491A JP3336318B2 JP 3336318 B2 JP3336318 B2 JP 3336318B2 JP 20558491 A JP20558491 A JP 20558491A JP 20558491 A JP20558491 A JP 20558491A JP 3336318 B2 JP3336318 B2 JP 3336318B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短時間のうちに入賞が
多く発生する特定遊技状態を発生可能であり、入賞の価
値に応じた数量の遊技球を球排出装置を制御して払い出
すパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機における球排出装置
は、1回の作動により排出できる球数が、例えば13個
などというように予め固定されていることが一般的であ
った。このため、従来の球排出装置は、球流下樋の途中
に、1回の作動で排出すべき個数の球を収納する球ザヤ
を揺動可能に設けたり、2つのストッパを交互に出没す
るようにしたり、或はカムの作用により回転角度が制限
されるスプロケットを設けていた。また、近年は1回の
入賞の価値に応じた数量の賞球を付与できるパチンコ機
が開発されており、このパチンコ機においては排出する
数量を適宜に変えられる球排出装置を設けてある。この
球排出装置は、スプロケットの回転を1歯宛ストッパ機
構を作動させることにより制御するとともに、排出球を
1個宛検出して計数する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排出球
を1個排出する度にストッパ機構を作動させるのでは、
所謂「大当り」になった場合に短時間で大量の賞球を排
出することが困難である。一方、所定数の球をすべて排
出した時点でストッパを作動させるように構成すると、
高速排出が可能になるが、排出球の慣性力が大きくなる
ので、ストッパ機構に掛かる負荷も大きくなってしま
い、長期間使用するとストッパが破損する虞れが有る
し、ストッパの強度を高めるようにするとストッパ機構
が大型化してしまう欠点が残る。このため、排出数を変
更できる球排出装置であって、高速排出ができ、しかも
小型で耐久性のあるものの開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、請求項1に係る発明は、短時間のうち
に入賞が多く発生する特定遊技状態を発生可能であり、
入賞の価値に応じた数量の遊技球を球排出装置を制御し
て払い出すパチンコ機において、1単位として予め設定
された球数である基準単位数毎に区切って、入賞の価値
に応じた数量の遊技球を球排出装置から払い出す制御を
行う単位排出制御手段と、基準単位数未満の遊技球を球
排出装置から払い出す制御を行う半端排出制御手段と、
を備え、入賞の価値に応じた数量の遊技球数が基準単位
数を超えていた場合は、上記単位排出制御手段による基
準単位数の遊技球の払い出しを所定回数行うと共に、基
準単位数未満の端数の遊技球の払い出しが残った際に、
上記半端排出制御手段による基準単位数未満の遊技球数
の払い出しを行い、入賞の価値に応じた数量の遊技球の
払い出しを完了するように構成し、特定遊技状態の発生
中に限っては、単位排出制御手段の制御により払い出す
基準単位数を一時的に大きくするようにしたことを特徴
とする。
【0005】
【作用】上記のように構成した請求項1に係るパチンコ
機においては、入賞の価値に応じた数量の遊技球数が基
準単位数を超えていた場合は、上記単位排出制御手段に
よる基準単位数の遊技球の払い出しを所定回数行うと共
に、基準単位数未満の端数の遊技球の払い出しが残った
際に、上記半端排出制御手段による基準単位数未満の遊
技球数の払い出しを行い、入賞の価値に応じた数量の遊
技球の払い出しを完了するように構成したので、任意の
遊技球数を排出することができ、また、短時間のうちに
入賞が多く発生する特定遊技状態になった場合には、単
位排出制御手段の制御により払い出す基準単位数を一時
的に大きくするようにしたので、短時間で大量の賞球を
排出することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1に示すパチンコ機1は、隣接したサイドパ
ネル2のカード挿入口3にカードを挿入すると、カード
残高が球供給皿4に設けてある残高表示器5に表示さ
れ、遊技者が所望する金額乃至度数に応じて球貸し操作
スイッチ6を操作すると、裏側に設けてある球排出装置
7が作動して球を球供給皿4に排出されるように構成し
てある。そして、遊技者が発射操作ハンドル8を操作す
ると打球発射装置9が作動して球供給皿4から導入した
球を1個宛発射することができ、遊技部10内を流下す
る打球が運良く入賞口11…に入賞すると、上記球排出
装置7が作動して、入賞の価値に応じた数量の球を球供
給皿4に賞球として排出する。
【0007】図2はパチンコ機1の背面を示すもので、
機構盤の上部に設けた球タンク12から球を2列に整列
しながら導出する球導出樋13を延設し、該球導出樋1
3の出口に連通させて球排出装置7を設け、該球排出装
置7の下方に設けた球流下樋14を前記した球供給皿4
や下皿15に連通させ、球排出装置7から流下した球が
球供給皿4または下皿15に排出されるように構成して
ある。
【0008】球排出装置7は、図3乃至図5に示すよう
に、ベース16の一側に球を流下する第1流路17aと
第2流路17bを一体的に形成し、該第1流路17aと
第2流路17bの下部に第1スプロケット18aと第2
スプロケット18bの外周部分を臨ませるとともに、フ
ォトセンサなどの検出器からなる排出準備球検出器19
a,19bと排出球検出器20a,20bを設け、第1
スプロケット18a及び第2スプロケット18bに関係
付けてストッパ機構を設けてなる。第1スプロケット1
8aと第2スプロケット18bは、図5に示すように、
球が1個宛係合する略半円形の球係合溝21…を外周縁
にそれぞれ同じ数(例えばn=6)ずつ形成してあり、
第1スプロケット18aの球係合溝21…と第2スプロ
ケット18bの球係合溝21…とは球半個分だけ位相を
変えて同軸上に一体的に形成してある。そして、ストッ
パ機構の一部を構成する電磁石23のストッパ片24を
第1スプロケット18aと第2スプロケット18bの外
周に係脱可能に臨ませる。なお、ストッパ片24は、第
1スプロケット18aと第2スプロケット18bの歯先
に交互に係合するように、所定の幅を持たせ、第1スプ
ロケット18aと第2スプロケット18bとの間に係止
部24′を臨ませてある。
【0009】球タンク12内に充分球が貯留されている
状態においては、これらの球が球導出樋13を介して球
排出装置7の第1流路17a及び第2流路17bまで流
下し、第1,第2スプロケット18a,18bの球係合
溝21内に係合する。そして、電磁石23が消磁した状
態ではストッパ片24の上端が永久磁石25に吸引され
て下端の係止部24′が電磁石23の鉄芯から離隔して
第1スプロケット18aまたは第2スプロケット18b
いずれか一方の歯に係合する第1状態で停止している
(図4及び図5では第1スプロケット18aの歯に係止
部24′が係合している)。したがって、第1,第2ス
プロケット18a,18bに第1,第2流路17a,1
7b内の球の重さが掛かっても、ストッパ片24の下端
係止部24′が第1、第2スプロケット18a,18b
の回転を阻止し、これにより球は流下しない。なお、こ
の状態においては、排出準備球検出器19a,19bが
球係合溝21内の球(スプロケットにより停止している
最先の球)を検出して電気的制御装置26に排出準備球
有り信号を送出し、排出球検出器20a,20bは球を
検出しえないので排出球検出信号を送らない。
【0010】電磁石23を励磁すると、鉄芯がストッパ
片24の下部を吸引して係止部24′をスプロケットの
歯から離脱させるので、第1,第2スプロケット18
a,18bが自由に回転できる状態になり、回転すると
球係合溝21内の球を球流下樋14に流下する。この様
にして、第1,第2スプロケット18a,18bの回転
により球が流下すると、排出球検出器20a,20bが
球を1個宛検出して電気的制御装置26に排出球検出信
号を送出し、また、スプロケット18a,18bの回転
により新たな球が球係合溝21に係合すると、排出準備
球検出器19a,19bがこの球を検出して、上記と同
様に、電気的制御装置26に排出準備球有り信号を送出
する。
【0011】排出球検出器20a,20bからの信号に
もとづいて排出すべき数の球が実際に排出されたことを
検知すると、電気的制御装置26が電磁石23を消磁す
る。電磁石23が消磁すると、ストッパ片24が永久磁
石25の磁力により戻り揺動して下端の係止部24′が
スプロケットの歯に係止する第1状態に復帰する。した
がって、第1,第2スプロケット18a,18bの回転
が阻止され、球の排出が停止する。そして、電気的制御
装置26が再度電磁石23を励磁すると、第1,第2ス
プロケット18a,18bが回転自由な状態となり、球
の排出を再開する。
【0012】本発明に係る球排出装置7は、球の排出
を、1単位排出数に区切って何回か球の排出を行なうと
ともに、1単位排出数に満たない半端数を排出するよう
に制御されており、この制御は電気的制御装置26によ
り行なう。例えば、1単位排出数を「4個」と設定する
と、100円分の1度数に対応する球数「25個」の球
を貸し球として排出する場合には、1回目の電磁石23
の励磁で1単位排出数「4個」の球を排出し、2回目の
励磁で更に「4個」、3回目の励磁で「4個」、…とい
うように1単位排出数ずつ排出して、6回目の励磁まで
に4×6=24個の球を排出し、半端数「1個」を7回
目の励磁で排出し、合計排出球数を「25個」とする。
また、打球が入賞した場合に「13個」の球を賞球とし
て排出する場合には、1単位排出数「4個」の排出を3
回繰り返してから半端数「1個」を排出して、合計排出
球数を「13個」とする。なお、1単位排出数は、外部
操作により適宜に設定することができ、電気的制御装置
26がこの設定にもとづいて半端数を演算して算出し、
制御する。
【0013】次に、球排出装置7を上記のように制御す
る電気的制御装置26について説明する。電気的制御装
置26は、マイクロコンピュータなどにより構成されて
おり、図6に示すように、球排出指令信号発生手段31
からの球排出指令信号の価値を、予め設定された排出単
位数(例えば4個)に変換する排出単位数演算手段32
と、上記球排出指令信号の価値と排出単位数から排出単
位数に満たない半端数を算出する半端数演算手段33
と、上記排出単位数を外部操作により設定する1単位排
出数設定手段34と、上記1単位排出数設定手段34に
設定された単位数(例えば4個ずつ)の排出制御を行な
う単位排出制御手段35と、上記半端数演算手段33に
より算出された半端数の排出制御を行なう半端排出制御
手段36と、上記単位排出制御手段35からの排出終了
信号及び上記半端排出制御手段36からの排出終了信号
により上記球排出指令信号の価値に対する排出数を監視
する総排出数演算手段37などからなる。
【0014】球排出指令信号発生手段31は、遊技者が
球貸し操作スイッチ6を操作することにもとづいて貸し
球排出要求手段38として機能する球貸し用制御回路か
ら貸し球排出要求信号が排出数確定手段39に送られ、
また、打球が入賞したことにもとづいて賞球排出要求手
段40として機能する遊技用制御回路から賞球排出要求
信号が排出数確定手段39に送られ、排出数確定手段3
9で排出数を確定して球排出指令信号、即ち排出数信号
を排出単位数演算手段32に送出するように構成してあ
る。したがって、前記した例のように、遊技者が球貸し
操作スイッチ6を1回操作することにより1度数分の球
を借りたいとした場合には、貸し球要求手段38である
球貸し用制御回路から1度数分の貸し球排出要求信号が
排出数確定手段39に送られ、この信号にもとづいて排
出数確定手段39が「25個」に相当する球排出指令信
号を排出単位数演算手段32に送出する。また、打球が
賞球数「13個」の入賞価値を有する入賞口11…に入
賞した場合には、賞球排出要求手段40として機能する
遊技用制御回路が「13個賞球」に相当する賞球排出要
求信号を排出数確定手段39に送り、この信号にもとづ
いて排出数確定手段39が「13個」に相当する球排出
指令信号を排出単位数演算手段32に送出する。
【0015】この実施例では1単位排出数設定手段34
に1単位の排出数を「4個」設定してあるので、1単位
排出数設定手段34から排出単位数演算手段32には1
単位に対する排出数信号として「4個」に相当する信号
が送られる。したがって、「25個」に相当する球排出
指令信号を受けた場合、排出単位数演算手段32は、こ
の信号と1単位排出数設定手段34からの信号にもとづ
いて排出単位数を演算(25÷4=6 余り1)し、排
出単位数記憶手段41および半端数演算手段33に単位
数信号「6」を送出する。排出単位数記憶手段41はこ
の単位数信号「6」を記憶する。
【0016】一方、半端数演算手段33は、排出数確定
手段39からの球排出指令信号、1単位排出数設定手段
34からの1単位に対する排出数信号、排出単位数演算
手段32からの単位数信号を受けると、これらのデータ
信号に基づいて半端数を算出(25÷4=6 余り1)
し、半端排出数記憶手段42に半端排出数信号を送って
記憶させる。したがって、上記した例の場合、排出数確
定手段39からの球排出指令信号「25個」、1単位排
出数設定手段34からの1単位に対する排出数信号「4
個」、排出単位数演算手段32からの単位数信号「6」
を受けると、これらのデータ信号に基づいて半端数
「1」を算出し、この半端数「1」に相当する半端排出
数信号が半端排出数記憶手段42に送られて記憶され
る。
【0017】なお、排出数確定手段39が「11個」に
相当する球排出指令信号を排出単位数演算手段32に送
出した場合には、同様にして、排出単位数記憶手段41
に「2」が記憶され、半端排出数記憶手段42に「3」
が記憶される。そして、これらの記憶にもとづいて行な
われる球の排出は、25個の球を貸し球として排出場合
と殆ど同じであるので、以下、この25個の球を排出す
る場合について説明する。
【0018】単位排出制御手段35に単位排出記憶有り
信号が送られると単位排出制御手段35からストッパ機
構駆動制御手段43にストッパ機構解除要求信号が送ら
れ、または、半端排出制御手段36に半端排出記憶有り
信号が送られてもストッパ機構駆動制御手段43にスト
ッパ機構解除要求信号が送られる。なお、本実施例の場
合、ストッパ機構駆動制御手段43は単位排出制御手段
35からのストッパ機構解除要求信号を優先的に受け入
れるものとする。ストッパ機構駆動制御手段43は、排
出開始可能信号発生手段44から排出開始可能信号を受
けていることを条件として、球排出装置7のストッパ機
構にストッパ機構駆動信号を送って球の排出を開始させ
る。
【0019】排出開始可能信号発生手段44は、正常な
球の排出を行なっても支障がないことを検出して排出開
始可能信号を送出するもので、本実施例では、球導出樋
13に設けられて1排出指令に対する排出準備球の存在
を検出する球切れ検出器45、球供給皿4から下皿15
へオーバーフローする球を流下させるオーバーフロー樋
46の下部に設けられて下皿15内に球が充満している
ことを検出するオーバーフロー検出器47、球排出装置
7に設けられて排出する球の存在を検出する排出準備球
検出器19a,19bなどから構成されており、球切れ
検出器45が球導出樋13内の球切れを検出していない
状態で「L」信号を送り、オーバーフロー検出器47が
オーバーフローを検出していない状態で「L」信号を送
り、排出準備球検出器19a,19bが排出準備球を検
出した状態で「H」信号を送り、これらの信号が揃った
ことを条件として排出開始可能信号が送出され、これに
よりストッパ機構駆動制御手段43が排出開始可能状態
を検知して、ストッパ機構に1回目のストッパ機構駆動
信号を送る。
【0020】球排出装置7は、ストッパ機構駆動制御手
段43から1回目のストッパ機構駆動信号を受けると、
電磁石23が励磁してストッパ片24の係止部24′を
スプロケットの歯から外すので、第1,第2スプロケッ
ト18a,18bが一体的に回転し始め、例えば、先ず
第1スプロケット18aの球係合溝21内の球が流下す
ると、第1流路17aの排出球検出器20aがこの球を
検出して排出球検出信号を排出球検出手段48に送り、
排出球検出手段48が単位排出制御手段35と半端排出
制御手段36に排出球計数信号を送る。この場合、単位
排出制御手段35からのストッパ機構解除要求信号にも
とづいてストッパ機構駆動制御手段43がストッパ機構
を解除しているので半端排出制御手段36は排出球計数
信号を受けてもそのままであるが、単位排出制御手段3
5は排出球計数信号を受けると、球が1個排出されたこ
とを検知し、即ち1単位排出数「4個」のうちの1個目
が排出されたことを電気的に判定する。なお、第1スプ
ロケット18aから球が1個流下すると、排出準備球検
出器19aが球係合溝21内に係合して次に到来してき
た球を検出してストッパ機構駆動制御手段43に「H」
信号を送る。
【0021】第1,第2スプロケット18a,18bが
更に回動して、次には第2スプロケット18bの球係合
溝21内の球が流下すると、第2流路17bの排出球検
出器20bがこの球を検出して排出球検出信号を排出球
検出手段48に送り、排出球検出手段48が単位排出制
御手段35と半端排出制御手段36に排出球計数信号を
送る。この場合も、単位排出制御手段35からのストッ
パ機構解除要求信号にもとづいてストッパ機構駆動制御
手段43がストッパ機構を解除しているので半端排出制
御手段36は排出球計数信号を受けてもそのままである
が、単位排出制御手段35は排出球計数信号を受ける
と、球が1個排出されたことを検知し、即ち1単位排出
数「4個」のうちの2個目が排出されたことを電気的に
判定する。この様にして、第1,第2スプロケット18
a,18bが一体的に回動すると、交互に球を1個宛流
下し、1単位排出数「4個」の最終の球(即ち4個目)
の球を検出した排出球検出器20bが排出球検出信号を
送出して、排出球検出手段48が排出球計数信号を送出
すると、この信号を受けた単位排出制御手段35が1単
位排出の終了を判断して排出単位数記憶手段41に1単
位排出終了信号を送るとともに、1回目の単位排出を終
了すべくストッパ機構解除要求信号の送出を停止し、こ
れによりストッパ機構駆動制御手段43が電磁石23を
消磁する。したがって、球排出装置7は球の排出を停止
する。
【0022】排出単位数記憶手段41は、単位排出制御
手段35から1単位排出終了信号を受けると記憶を
「1」減算する。したがって、本実施例の場合には
「6」から「1」を引いて記憶が「5」となる。この様
に減算結果の記憶が「1」以上ある場合、排出単位数記
憶手段41は単位排出制御手段35に単位排出記憶有り
信号を送り、この信号を受けた単位排出制御手段35が
2回目のストッパ機構解除要求信号をストッパ機構駆動
制御手段43に送る。したがって、排出開始可能信号発
生信号を受けていることを条件としてストッパ機構駆動
制御手段43は、ストッパ機構駆動信号を球排出装置7
に送って電磁石23を励磁し、球の排出動作を再開させ
る。
【0023】球排出装置7が球の排出動作を再開する
と、第1回目と同様に、球が排出される度に排出球検出
器20a,20bが排出球検出信号を送出する。そし
て、1単位排出数「4個」の最終の球の球を検出した排
出球検出器20a,20bが排出球検出信号を送出し
て、排出球検出手段48が排出球計数信号を送出する
と、この信号を受けた単位排出制御手段35が1単位排
出の終了を判断して排出単位数記憶手段41に1単位排
出終了信号を送るとともに、2回目の単位排出を終了す
べくストッパ機構解除要求信号の送出を停止し、これに
よりストッパ機構駆動制御手段43が電磁石23を消磁
する。したがって、球排出装置7は球の排出を停止す
る。
【0024】排出単位数記憶手段41は、単位排出制御
手段35から1単位排出終了信号を受けると、記憶
「5」から「1」を減算する。したがって、記憶は
「4」となり、排出単位数記憶手段41が単位排出制御
手段35に単位排出記憶有り信号を送り、この信号を受
けた単位排出制御手段35が3回目のストッパ機構解除
要求信号をストッパ機構駆動制御手段43に送り、球排
出装置7の排出動作を再開させる。
【0025】この様に、排出単位数記憶手段41に記憶
が有る限り上記動作を繰り返して行なう。そして、6回
目の単位排出動作を終了して排出単位数記憶手段41の
記憶が無くなると、単位排出制御手段35に単位排出記
憶有り信号が送出されないので、単位排出制御手段35
はストッパ機構解除要求信号を送出しない。
【0026】しかし、この状態では未だ半端排出数記憶
手段42に記憶「1」が有るので、半端排出数記憶手段
42が半端排出制御手段36に半端排出記憶有り信号を
送出し、これにより半端排出制御手段36がストッパ機
構駆動制御手段43にストッパ機構解除要求信号を送出
する。
【0027】ストッパ機構駆動制御手段43は、単位排
出の場合と同様に、排出開始可能信号発生手段44から
排出開始可能信号を受けていることを条件として、スト
ッパ機構にストッパ機構駆動信号を送って球の排出を開
始させる。
【0028】球排出装置7は、ストッパ機構駆動制御手
段43からストッパ機構駆動信号を受けると、電磁石2
3が励磁してストッパ片24の係止部24′をスプロケ
ットの歯から外すので、第1,第2スプロケット18
a,18bが一体的に回転し始め、例えば、先ず第1ス
プロケット18aの球係合溝21内の球が流下すると、
第1流路17aの排出球検出器20aがこの球を検出し
て排出球検出信号を排出球検出手段48に送り、排出球
検出手段48が単位排出制御手段35と半端排出制御手
段36に排出球計数信号を送る。この場合、半端排出制
御手段36からのストッパ機構解除要求信号にもとづい
てストッパ機構駆動制御手段43がストッパ機構を解除
しているので単位排出制御手段35は排出球計数信号を
受けてもそのままであるが、半端排出制御手段36は排
出球計数信号を受けると、球が1個排出されたことを検
知し、ストッパ機構解除要求信号の送出を停止して球排
出装置7の球排出動作を停止するとともに、半端排出終
了信号を半端排出数記憶手段42に送る。なお、半端排
出制御手段36は、半端排出を制御するためのものであ
るので、排出球検出手段48から信号を受ける度に、即
ち、球排出装置7が球を1個排出する度にストッパ機構
解除要求信号の送出を停止する。
【0029】本実施例では半端排出数記憶手段42の記
憶が「1」なので、半端排出制御手段36からの半端排
出終了信号を受けて記憶を「1」減算すると、記憶が無
くなる。このため、半端排出記憶有り信号は送出され
ず、この時点で球の排出が終了する。なお、半端排出制
御手段36からの半端排出終了信号を受けて記憶を
「1」減算しても記憶が「1」以上残っている場合に
は、半端排出制御手段36に再度半端排出記憶有り信号
を送出し、球の排出動作を再開させる。そして、半端排
出数記憶手段42の記憶が無くなるまで、球を1個宛排
出する動作を繰り返し、半端排出数記憶手段42の記憶
が無くなった時点で球の排出を終了させる。
【0030】この様に、本実施例に係る球排出装置7
は、1単位排出数設定手段34により設定した1単位排
出数である「4個」ずつに区切って何度か排出動作を繰
り返して行ない、1単位排出数「4個」に満たなかった
端数を1個ずつ区切って何度か排出動作を繰り返し行な
い、総排出数演算手段37である排出単位数記憶手段4
1と半端排出数記憶手段42の演算により総排出数を管
理し、球排出指令信号発生手段31から要求された数量
の球を確実に、しかも迅速に排出する。
【0031】なお、図6に示すように、1単位排出数設
定手段34に遊技用制御回路の特定遊技状態検出手段4
9を接続し、遊技において特定遊技状態になったなら
ば、特定遊技状態検出手段49からの信号により1単位
排出数を特定遊技中に限り大きく、例えば「11個」に
設定するように構成してもよい。この様にすると、特定
遊技状態になると、短時間のうちに打球が次々に入賞し
て賞球排出を繰り返し行なうことが多くなり、1単位排
出数を通常よりも一時的に大きくすることで、効率の良
い賞球排出を行なうことができる。なお、この様に一時
的に1単位排出数を大きくしても、特定遊技状態になる
確率は一般的に小さいので、ストッパ機構の負荷が一時
的に大きくなったとしても、耐久性を低下させるほどに
は影響しない。
【0032】また、上記した球排出装置7の実施例では
電磁石23と永久磁石25の磁力を利用してストッパ片
24を揺動することによりスプロケット18の回転を阻
止したり、許容したりするストッパ機構を用いたが、本
発明におけるストッパ機構はこれに限定されるものでは
ない。例えば、第1,第2スプロケット18a,18b
と同軸上に停止スプロケット(図示せず)を設け、該停
止スプロケットの歯数を第1,第2スプロケット18
a,18bの球係合溝の総数(例えば2n=12)に
し、停止スプロケットの外周にストッパ片24の係止部
24′を臨ませてもよい。また、図7に示すように、プ
ランジャ式ソレノイド50のプランジャにL字状ストッ
パ51の一端を接続し、該ストッパ51の他端係止部5
2をスプロケット18の歯に臨ませ、ソレノイド50を
消磁した状態ではスプリング53の付勢によりストッパ
51の係止部52がスプロケット18の歯に係合してス
プロケット18の回転を阻止、即ち球の流下を阻止し、
ソレノイド50を励磁すると、ストッパ51が軸54を
中心にして回動し、係止部52がスプロケット18の歯
から外れてスプロケット18の回転を許容するように構
成してもよい。なお、図7中、45は球切れ検出器、1
9は排出準備球検出器、20は排出球検出器であり、何
れの検出器も前記した実施例と同様の機能を果たすもの
である。
【0033】また、図8に示すストッパ機構は、前記し
た第1実施例と同様に電磁石23の磁力によりストッパ
片24を揺動するタイプであり、前記実施例とは異な
り、ストッパ片24の上端にスプリングを接続し、電磁
石23が消磁した状態ではスプリング55の付勢力によ
りストッパ片24の下端係止部24′をスプロケット1
8の歯に係止してスプロケット18の回転を阻止し、電
磁石23が励磁したときの磁力によりストッパ片24を
揺動して係止部24′をスプロケット18の歯から外し
てスプロケット18の回転を許容し、球を流下させるよ
うに構成してある。
【0034】更に、本発明は、スプロケットを用いた球
排出装置7に限定されるものではない。例えば、図9に
示す球排出装置7の他の実施例は、斜めに形成した流路
17の途中に略扇形のストッパカム56を出没自在に設
け、該ストッパカム56の上流側に排出準備球検出器1
9を、下流側に排出球検出器20を配置し、ストッパカ
ム56にリンク片57を介してソレノイド58を接続し
たものである。この球排出装置7においては、ソレノイ
ド58が消磁した状態ではスプリング59の付勢により
ストッパカム56の一端が流路17内に進入して球の流
下を阻止する。ソレノイド58を励磁すると、ストッパ
カム56が軸60を中心にして回動して一端が流路17
内から退出するので、流路17内の球が流下し、流下し
た球を排出球検出器20が検出して電気的制御装置26
に信号を送る。そして、1単位排出数の球が排出された
ことを電気的制御装置26が検知すると、ソレノイド5
8が消磁するので、ストッパカム56がスプリング59
の付勢により戻り回動して流路17内に進入し、球の流
下を阻止する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、入賞の価値に応じた数量の遊技球数が基準単
位数を超えていた場合は、上記単位排出制御手段による
基準単位数の遊技球の払い出しを所定回数行うと共に、
基準単位数未満の端数の遊技球の払い出しが残った際
に、上記半端排出制御手段による基準単位数未満の遊技
球数の払い出しを行い、入賞の価値に応じた数量の遊技
球の払い出しを完了するように構成したので、任意の遊
技球数を排出することができるのは勿論、要求された数
量の球を1度にまとめて流下させる従来のパチンコ機
比較して、球排出装置から排出される球の流下慣性力が
小さく抑えられる。したがって、球排出装置のストッパ
機構に大きな慣性力が加わることがない。このため、ス
トッパ機構の耐久性を高めることができるばかりでな
く、小型化が容易な球排出装置することができ、取り
付けスペースに限りのあるパチンコ機に適する。また、
排出球のすべてを1個ずつ排出するのではなく、基準単
位数毎に区切って排出することに加え、短時間のうちに
入賞が多く発生する特定遊技状態、所謂「大当り」にな
った場合には、単位排出制御手段の制御により払い出す
基準単位数を一時的に大きくするようにしたので、短時
間で大量の賞球を排出することができ、特定遊技状態中
においても効率の良い賞球排出を行なうことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の斜視図である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】球排出装置の斜視図である。
【図4】図3に示す球排出装置の正面図である。
【図5】スプロケットとストッパ片の斜視図である。
【図6】電気的制御装置の概略ブロック図である。
【図7】プランジャ式ソレノイドによりストッパを回動
するストッパ機構を備えた球排出装置の他の実施例の正
面図である。
【図8】電磁石の磁力とスプリングの力によりストッパ
を回動するストッパ機構を備えた球排出装置の他の実施
例の正面図である。
【図9】扇形のストッパカムを流下路に出没自在に設け
たストッパ機構を備えた球排出装置の他の実施例の正面
図である。
【図10】図9に示す球排出装置を備えたパチンコ機の
背面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 4 球供給皿 7 球排出装置 17 流路 18 スプロケット 19 排出準備球検出器 20 排出球検出器 22 停止スプロケット 23 電磁石 24 ストッパ片 26 電気的制御装置 31 球排出指令信号発生手段 32 排出単位数演算手段 33 半端数演算手段 34 1単位排出数設定手段 35 単位排出制御手段 36 半端排出制御手段 37 総排出数演算手段 38 貸し球排出要求手段 39 排出数確定手段 40 賞球排出要求手段 41 排出単位数記憶手段 42 半端排出数記憶手段 43 ストッパ機構駆動制御手段 44 派出開始可能信号発生手段 49 特定遊技状態検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 324

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短時間のうちに入賞が多く発生する特定
    遊技状態を発生可能であり、入賞の価値に応じた数量の
    遊技球を球排出装置を制御して払い出すパチンコ機にお
    いて、 1単位として予め設定された球数である基準単位数毎に
    区切って、入賞の価値に応じた数量の遊技球を球排出装
    置から払い出す制御を行う単位排出制御手段と、 基準単位数未満の遊技球を球排出装置から払い出す制御
    を行う半端排出制御手段と、 を備え、 入賞の価値に応じた数量の遊技球数が基準単位数を超え
    ていた場合は、上記単位排出制御手段による基準単位数
    の遊技球の払い出しを所定回数行うと共に、基準単位数
    未満の端数の遊技球の払い出しが残った際に、上記半端
    排出制御手段による基準単位数未満の遊技球数の払い出
    しを行い、入賞の価値に応じた数量の遊技球の払い出し
    を完了するように構成し、 特定遊技状態の発生中に限っては、単位排出制御手段の
    制御により払い出す基準単位数を一時的に大きくするよ
    うにしたことを特徴とするパチンコ機。
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