JP6240826B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6240826B2
JP6240826B2 JP2013030498A JP2013030498A JP6240826B2 JP 6240826 B2 JP6240826 B2 JP 6240826B2 JP 2013030498 A JP2013030498 A JP 2013030498A JP 2013030498 A JP2013030498 A JP 2013030498A JP 6240826 B2 JP6240826 B2 JP 6240826B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
notification
state
game
settlement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013030498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014158572A (ja
Inventor
裕史 山下
裕史 山下
祐治 八鍬
祐治 八鍬
孝幸 菊地
孝幸 菊地
Original Assignee
株式会社オリンピア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オリンピア filed Critical 株式会社オリンピア
Priority to JP2013030498A priority Critical patent/JP6240826B2/ja
Publication of JP2014158572A publication Critical patent/JP2014158572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6240826B2 publication Critical patent/JP6240826B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Description

本発明は、ゴト行為などの不正行為の検知を行う遊技機に関する。
一般に、遊技機であるスロットマシンは、本体としての筐体を有して構成されており、その筐体の内部には、回転リール、メダルホッパー、及び電源装置の他、スロットマシンの動作を制御する制御装置などの各種装置が収容されている。また、筐体の正面側は開口されており、この開口された筐体の正面側を開閉するように、前扉が筐体に設けられている。そして、例えば、パチンコ店などのホールスタッフなどは、メダルホッパーにメダルを補給する際に、前扉を開いて開口された筐体の正面側からメダル補給を行なうことが知られている。
ところで、スロットマシンが配置されたホールなどで遊技を行う遊技者の中には、不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいる。例えば、不正に(遊技者が無断で)前扉を開放し、筐体内に配置された制御装置を操作することでスロットマシンの設定値の変更を行う場合や、メダルセレクタを誤作動させることで不正にメダルを獲得する場合がある。このような不正行為によって、多くのメダルが獲得されると、ホールに多大な損害を与えるだけでなく、他の遊技者に不公平感などの不快感を与えるものである。
従来のスロットマシンにあっては、例えば、前扉の開放を知らせる報知を前扉の開放に伴って開始すると共に、前扉が開放されている間はその報知を継続することで上述のような不正行為が行われることを防止するように構成されているが、扉の開放を知らせる報知は、扉の閉鎖と共に終了するようになっているため、例えば、不正行為が短時間の内に行われ、前扉の開放が短時間であった場合には、前扉の開放を知らせる報知も短時間の内で終了することになる。このような場合には、ホールスタッフなどが前扉を知らせる報知に気付かず、不正行為を防止することができない虞があった。
そこで近年、前扉の開放に伴って前扉の開放を知らせる警報を行うと共に、前扉が閉鎖された後も前扉が開放されていたことを知らせる警報を所定の時間の間行うスロットマシンが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−29543号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機にあっては、前扉が閉鎖された後も所定の間はランプやスピーカによる警報を行うが、その警報を行っている際においても遊技の進行が可能と考えられるため、例えば、前扉閉鎖後の警報を行っている最中に遊技が行われると、遊技に伴い行われる演出の音などによって警報音が打ち消されてしまう場合があり、そのような場合には、ホールスタッフなどがその警報に気付くことができず、ゴト行為を防ぐことができない虞がある。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて行われたものであり、不正行為が行われることに伴って行われるエラー報知などによって不正行為を的確に把握することができるようにして、不正行為を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、投入口(23)から投入された遊技媒体を貯留し、かつ貯留された前記遊技媒体を遊技者に払い出し可能な貯留払い出し手段(3)(50)(54)と、該貯留払い出し手段(3)(50)(54)によって貯留された前記遊技媒体を払い出させることで前記遊技媒体の精算を開始させる精算スイッチ(24)と、遊技の進行に用いられる操作手段(25)(26)(29)と、該操作手段(25)(26)(29)の操作に伴って行う通常報知を実行する報知手段(19)(20)(35)(57)(59)と、を備える遊技機(1)であって、
前記貯留払い出し手段(3)(50)(54)によって前記遊技機(1)が前記遊技媒体を精算している精算状態(tp)にあることを検知する精算検知手段(53)と、
前記精算検知手段(53)による前記遊技機(1)の前記精算状態(tp)の検知終了からの時間を計時する計時手段(56)と、
前記精算検知手段(53)による前記遊技機(1)の前記精算状態(tp)の検知に伴い前記遊技機(1)を、前記操作手段(25)(26)(29)による操作を行っても遊技の進行が行えない停止状態(ts)に設定し、かつ前記精算検知手段(53)による前記遊技機(1)の前記精算状態(tp)の検知終了後も、前記停止状態(ts)を継続させることで前記遊技機(1)を、引き続き遊技の進行が行えない状態にする状態設定手段(55)と、を備え、
前記報知手段(19)(20)(35)(57)(59)は、前記通常報知の外に、前記遊技機(1)が前記停止状態(ts)にあるのに応じて行う、前記遊技機(1)の前記精算状態(tp)となったことを報知する精算報知も実行し得るように形成され、かつ前記状態設定手段(55)によって前記遊技機(1)が前記停止状態(ts)に設定されたのに伴って、前記精算報知の実行を開始すると共に前記通常報知の実行を終了し、その開始した前記精算報知を、前記精算検知手段(53)による前記遊技機の前記精算状態(tp)の検知終了から、前記計時手段(56)による計時動作において、予め設定した精算報知継続時間が経過するまで実行するように形成され、
前記状態設定手段(55)は、前記計時手段(56)による計時動作において、予め設定した停止状態継続時間が経過した場合に、前記遊技機(1)における前記停止状態(ts)の設定を解除するように形成されている。
また、本発明は、遊技の進行に用いられる操作手段(25)(26)(29)を備える遊技機(1)であって、
前記遊技機(1)における1又は複数のエラー状態(te)を検知するエラー検知手段(52)と、
前記操作手段(25)(26)(29)の操作に伴って行う通常報知と、前記遊技機(1)がエラー状態(te)となったことを報知するエラー報知とを実行可能な報知手段(19)(20)(35)(57)(59)と、
前記エラー検知手段(52)による前記エラー状態(te)の検知終了からの時間を計時する計時手段(56)と、
前記エラー検知手段(52)による少なくとも1のエラー状態(te)の検知に伴い前記遊技機(1)を、前記操作手段(25)(26)(29)による操作を行っても遊技の進行が行えない停止状態(ts)に設定し、かつ前記エラー検知手段(52)によるエラー状態(te)の検知終了後も、前記停止状態(ts)を継続させることで前記遊技機(1)を、引き続き遊技の進行が行えない状態にする状態設定手段(55)と、を備え、
前記エラー検知手段(52)が複数のエラー状態(te)を同時に検知した場合、いずれか1のエラー状態(te)が選択されるものであり、
前記報知手段(19)(20)(35)(57)(59)は、
前記状態設定手段(55)によって前記遊技機(1)が前記停止状態(ts)に設定されたのに伴って、前記通常報知の実行を終了すると共に、選択されたエラー状態(te)に係る前記エラー報知の実行を開始し、その開始した前記エラー報知を、前記エラー検知手段(52)による前記選択されたエラー状態(te)の検知終了から前記計時手段(56)による計時動作において予め設定したエラー報知継続時間が経過するまで実行し、
前記状態設定手段(55)は、
前記計時手段(56)による計時動作において、予め設定した停止状態継続時間が経過した場合に、前記遊技機(1)における前記停止状態(ts)の設定を解除する。
また、本発明は、遊技の進行に用いられる操作手段(25)(26)(29)を備える遊技機(1)であって、
前記遊技機(1)における1又は複数のエラー状態(te)を検知するエラー検知手段(52)と、
前記操作手段(25)(26)(29)の操作に伴って行う通常報知と、前記遊技機(1)がエラー状態(te)となったことを報知するエラー報知とを実行可能な報知手段(19)(20)(35)(57)(59)と、
前記エラー検知手段(52)による前記エラー状態(te)の検知終了からの時間を計時する計時手段(56)と、
前記エラー検知手段(52)による少なくとも1のエラー状態(te)の検知に伴い前記遊技機(1)を、前記操作手段(25)(26)(29)による操作を行っても遊技の進行が行えない停止状態(ts)に設定し、かつ前記エラー検知手段(52)によるエラー状態(te)の検知終了後も、前記停止状態(ts)を継続させることで前記遊技機(1)を、引き続き遊技の進行が行えない状態にする状態設定手段(55)と、を備え、
前記報知手段(19)(20)(35)(57)(59)は、
前記状態設定手段(55)によって前記遊技機(1)が前記停止状態(ts)に設定されたのに伴って、前記通常報知の実行を終了すると共に、前記エラー報知の実行を開始し、
前記エラー検知手段(52)が検知しているエラー状態(te)とは異なる他のエラー状態(te)を検知した場合には、実行中の前記エラー報知を前記他のエラー状態(te)に基づく前記エラー報知に切り替え、
エラー状態(te)の解除操作に伴う前記エラー検知手段(52)によるエラー状態(te)の検知終了から前記計時手段(56)による計時動作において予め設定したエラー報知継続時間が経過するまで実行中の前記エラー報知を継続し、
前記状態設定手段(55)は、
前記計時手段(56)による計時動作において、予め設定した停止状態継続時間が経過した場合に、前記遊技機(1)における前記停止状態(ts)の設定を解除する。
また、本発明は、遊技の進行に用いられる操作手段(25)(26)(29)を備える遊技機(1)であって、
前記遊技機(1)における1又は複数のエラー状態(te)を検知するエラー検知手段(52)と、
前記操作手段(25)(26)(29)の操作に伴って行う通常報知と、前記遊技機(1)がエラー状態(te)となったことを報知するエラー報知とを実行可能な報知手段(19)(20)(35)(57)(59)と、
前記エラー検知手段(52)による前記エラー状態(te)の検知終了からの時間を計時する計時手段(56)と、
前記エラー検知手段(52)による少なくとも1のエラー状態(te)の検知に伴い前記遊技機(1)を、前記操作手段(25)(26)(29)による操作を行っても遊技の進行が行えない停止状態(ts)に設定し、かつ前記エラー検知手段(52)によるエラー状態(te)の検知終了後も、前記停止状態(ts)を継続させることで前記遊技機(1)を、引き続き遊技の進行が行えない状態にする状態設定手段(55)と、を備え、
前記報知手段(19)(20)(35)(57)(59)は、
前記状態設定手段(55)によって前記遊技機(1)が前記停止状態(ts)に設定されたのに伴って、前記通常報知の実行を終了すると共に、前記エラー報知の実行を開始し、
前記エラー検知手段(52)が複数のエラー状態(te)を同時に検知した場合には、前記複数のエラー状態(te)に基づく複数のエラー報知の実行を開始し、
エラー状態(te)の解除操作に伴う前記エラー検知手段(52)によるエラー状態(te)の検知終了から前記計時手段(56)による計時動作において予め設定したエラー報知継続時間が経過するまで実行中の前記エラー報知を継続し、
前記状態設定手段(55)は、
前記計時手段(56)による計時動作において、予め設定した停止状態継続時間が経過した場合に、前記遊技機(1)における前記停止状態(ts)の設定を解除する。
また、前記報知手段(19)(20)(35)(57)(59)は、複数のデバイスを含み、前記複数のエラー状態(te)別に異なるデバイスで前記エラー報知を実行する。
また、本発明は、遊技の進行に用いられる操作手段(25)(26)(29)を備える遊技機(1)であって、
前記遊技機(1)における所定のエラー状態(te)を検知するエラー検知手段(52)と、
前記操作手段(25)(26)(29)の操作に伴って行う通常報知と、前記遊技機(1)が前記所定のエラー状態(te)となったことを報知するエラー報知とを実行可能な報知手段(19)(20)(35)(57)(59)と、
前記エラー検知手段(52)による前記所定のエラー状態(te)の検知終了からの時間を計時する計時手段(56)と、
前記エラー検知手段(52)による前記所定のエラー状態(te)の検知に伴い前記遊技機(1)を、前記操作手段(25)(26)(29)による操作を行っても遊技の進行が行えない停止状態(ts)に設定し、かつ前記エラー検知手段(52)による前記所定のエラー状態(te)の検知終了後も、前記停止状態(ts)を継続させることで前記遊技機(1)を、引き続き遊技の進行が行えない状態にする状態設定手段(55)と、を備え、
前記報知手段(19)(20)(35)(57)(59)は、
前記状態設定手段(55)によって前記遊技機(1)が前記停止状態(ts)に設定されたのに伴って、前記通常報知の実行を終了すると共に、前記エラー報知の実行を開始し、その開始した前記エラー報知を、前記エラー検知手段(52)による前記所定のエラー状態の検知終了から前記計時手段(56)による計時動作において予め設定したエラー報知継続時間が経過するまで実行するように形成され、
前記状態設定手段(55)は、
前記計時手段(56)による計時動作において、予め設定した停止状態継続時間が経過した場合に、前記遊技機(1)における前記停止状態(ts)の設定を解除するように形成され、
前記エラー報知継続時間は前記停止状態継続時間よりも長く設定されている。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであり、これにより特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明によると、状態設定手段を設け、遊技機が状態設定手段によって停止状態に設定されたのに伴って、エラー報知の実行を開始すると共に通常報知の実行を終了するようにしたので、既に行われている通常報知と重なることなくエラー報知を実行することができる。これにより、エラー報知によって不正行為の可能性のある行為を知ることができ、さらには、所定のエラー状態の検知を終了した後、計時手段によって予め設定した停止状態継続時間が経過した場合に、その停止状態の設定を解除するようにしたので、不正行為時間の長短に拘わらず、不正行為の終了後、常に、エラー状態になったのを契機としての停止状態を保持することができ、エラー報知と遊技に伴う演出音などとが重なることを防ぐことができる。この結果、エラー報知を確実に把握することができ、遊技機に対して行われる不正行為の有無を的確に把握することが可能となるので不正行為を防止することができる。
請求項2に係る発明によると、報知手段が行うエラー報知を、状態設定手段による遊技機の停止状態の設定解除と共に終了するようにしたので、エラー報知中に遊技が進行することによって行われる通常報知と重なることなくエラー報知を行うことができ、エラー報知によって的確に不正行為の有無を把握することができる。これにより、不正行為を防止することができる。また、エラー報知が終了したときに、遊技機が停止状態となっていることがなく、エラー報知がされていないのに遊技を行えないという不都合を回避できる。
請求項3に係る発明によると、報知手段は、エラー状態の検知終了前と検知終了後とで内容の異なる報知を行うので、その報知の内容から不正行為の可能性がある行為を行っている最中か、不正行為の行為終了後なのかを知ることができ、的確に不正行為に対応することができる。これにより、不正行為を防止することができる。
請求項4に係る発明によると、状態設定手段を設け、遊技機が状態設定手段によって停止状態に設定されたのに伴って、精算報知の実行を開始すると共に通常報知の実行を終了するようにしたので、既に行っている通常報知と重なることなく精算報知を実行することができる。これにより、精算報知によって不正行為の可能性がある行為を知ることができ、さらには、精算状態の検知を終了した後、計時手段によって予め設定した停止状態継続時間が経過した場合に、その停止状態の設定を解除するようにしたので、精算行為の終了後、常に、精算状態を契機としての停止状態を保持することができ、精算報知と遊技に伴う演出音などとが重なることを防ぐことができる。この結果、精算報知を確実に把握することができ、遊技機に対して行われる精算行為の有無を的確に把握することが可能となるので、精算行為を伴う不正行為なども的確に防止することができる。
請求項5に係る発明によると、報知手段が行う精算報知を、状態設定手段による遊技機の停止状態の設定解除と共に終了するようにしたので、精算報知中に遊技が進行することによって行われる通常報知と重なることなく精算報知を行うことができ、精算報知によって的確に精算行為の有無を把握することができる。これにより、精算行為を伴う不正行為を的確に防止することができる。また、精算報知が終了したときに、遊技機が停止状態となっていることがなく、精算終了後に遊技を再開する場合にただちに遊技を行えないという不都合を回避できる。
請求項6に係る発明によると、報知手段は、精算状態の検知終了前と検知終了後とで内容の異なる報知を行うので、その報知の内容から精算を行っている最中か、精算の行為終了後なのかを知ることができ、精算行為を伴う不正行為の可能性がある行為に対して的確に対応することができる。これにより、不正行為を防止することができる。
第1の実施の形態に係るスロットマシンの全体を示す正面図。 第1の実施の形態に係るスロットマシンが有する制御装置のブロック図。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの遊技における動作を示すフローチャート。 第1の実施の形態に係るスロットマシンのエラー状態におけるメイン制御装置の動作を示すフローチャート。 第1の実施の形態に係るスロットマシンのエラー状態におけるサブ制御装置の動作を示すフローチャート。 第1の実施の形態に係るスロットマシンのメダルの精算状態におけるメイン制御装置の動作を示すフローチャート。 第1の実施の形態に係るスロットマシンのメダルの状態におけるサブ制御装置の動作を示すフローチャート。 第1の実施の形態に係るスロットマシンのエラー状態におけるタイムチャート。 第2の実施の形態の係るスロットマシンのエラー状態におけるメイン制御装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態に係る遊技機について図1〜8に沿って説明する。なお、以下の説明中における方向は、遊技機と向かい合うようにして着座した際のプレイヤー(遊技者)から見た方向を基準として説明するものとする。
[第1の実施の形態]
[スロットマシンの構成の概要]
図1には、遊技機の一例であるスロットマシン1が示してある。スロットマシン1は、スロットマシン1の本体部である筐体2と、この筐体2に取付けられる扉部である前扉15とを有して構成されている。筐体2は方形箱状に形成されており、その筐体2内には、遊技媒体である遊技用メダル(スロットマシン1で遊技を行う際に用いる金属製の小円盤であり、以下、単にメダルという)を貯留すると同時に、遊技の進行に伴いメダルを払い出すメダルホッパーユニット(以下、単にホッパーユニットという)3、スロットマシン1に電気を供給する電源装置4、回転リール6などを有するリールユニット11、及びスロットマシン1の動作を制御する制御装置13などの各種装置が収容されている。
上記ホッパーユニット3は、メダルを貯留するためのホッパータンク3aを有して構成されており、ホッパータンク3aには、ホッパータンク3a内のメダルを払い出すためのメダル払い出し装置3bが設けられている。また、メダル払い出し装置3bには、メダル払い出し装置3bがメダルを払い出しているか、否かを検知するホッパーセンサ3cが設けられており(図2参照)、このホッパーセンサ3cがホッパータンク3a内のメダルの有無を検知するように構成されている。即ち、ホッパーセンサ3cによってメダル払い出し装置3bがメダルを払い出すことができないことが検知された場合には、ホッパータンク3a内にメダルが無くなったこと(ホッパーエンプティ)が検知されるように構成されている。また、ホッパータンク3aの右隣には、ホッパータンク3aから溢れだしたメダルを溜めておくオーバーフロータンク12が隣接するようにして配置されており、ホッパータンク3aから溢れだしたメダルがオーバーフロータンク12に溜るように構成されている。
また、スロットマシン1に電源を供給するための電源装置4は、ホッパーユニット3の左隣に配置されている。この電源装置4の正面には、図1に示すように、スロットマシン1の電源を入り切りする主電源スイッチ4aが設けられている。
また、筐体2内であって、ホッパーユニット3の上方には、外周面に複数の図柄5が表示され、回転自在に設けられた回転リール6やこの回転リール6を回転駆動させるステッピングモータ10などを有して構成されたリールユニット11が配置されており、回転リール6は、筐体2内の左側に配置される回転リール(以下、左リールという)7、左リール7の右隣に配置される回転リール(以下、中リールという)8、及びこの中リール8の右隣に配置される回転リール(以下、右リールという)9の3つの回転リールで構成されている。さらにリールユニット11の上方には、詳細について後述する制御装置13などが収容されている。
筐体2の正面側、即ち、遊技者と面する側には、図示はしないが開口面が形成されており、この開口面を塞ぐようにして正面視で矩形状に形成された前扉15が設けられている。前扉15は、上前扉15a及び下前扉15bの2つの扉から構成されており、上前扉15aと下前扉15bはそれぞれ開閉可能に設けられている。上前扉15a及び下前扉15bは、左端部側が図示しないヒンジ装置を介して筐体2に取付けられており、そのヒンジ装置を介して筐体2に取付けられた上前扉15a及び下前扉15bは、その左端部側を支点として回動可能に設けられている。また、上前扉15a及び下前扉15bの右端部側には、図示しない施錠装置が設けられており、その施錠装置によって上前扉15a及び下前扉15bを閉じた際に上下の前扉が筐体2に固定されるようになっている。さらに、上前扉15aに設けられた施錠装置は、下前扉15bを開放することにより操作可能(開錠可能)に設けられている。言い換えると、上前扉15aは、下前扉15bを開放しなければ開くことができないように構成されている。
また、上前扉15aの遊技者と面する扉面であって、その略中央付近には、図1に示すように、筐体2内に収容された3つの回転リール7,8,9に表示された図柄5を遊技者に見せるための図柄表示窓16が矩形状に設けられており、図柄表示窓16には、複数の入賞ライン18が設けられている。入賞ライン18は、図1に示すように、図柄表示窓16の上段に位置する各回転リール7,8,9の図柄を繋ぐ入賞ラインL1、図柄表示窓16の中段に位置する各回転リール7,8,9の図柄を繋ぐ入賞ラインL2、及び図柄表示窓16の下段に位置する各回転リール7,8,9の図柄を繋ぐ入賞ラインL3の3本の入賞ラインが設けられている他、図柄表示窓16における左リール7の上段の図柄、中リール8の中段の図柄、及び右リール9の下段の図柄を繋ぐ入賞ラインL4及び図柄表示窓16における左リール7の下段の図柄、中リール8の中段の図柄、及び右リール9の上段の図柄を繋ぐ入賞ラインL5が設けられている。そして、本実施の形態にあっては、メダル3枚を、後述するメダル投入口23から投入するか、若しくは、同じく後述するクレジット制御手段48によって電子的に投入(以下、これらの投入をベットという)することで上述の入賞ライン18の全てが有効(有効入賞ライン)になるように構成されている。また、上前扉15aの扉面であって、図柄表示窓16の上方側には、遊技の進行に応じて、動画などの画像を表示して演出を行うための液晶表示装置19が設けられており、液晶表示装置19を囲うようにして、遊技に伴って行われる演出などに連動して点灯、消灯、及び点滅などするランプ20が設けられている。
一方、上述の図柄表示窓16の下方側であって、下前扉15bの遊技者と面する扉面におけるその右側には、スロットマシン1内に投入されたメダルがクレジット制御手段48によってスロットマシン1内に貯留(以下、これらの投入をクレジットという)されたメダルの枚数を表示するためのクレジット表示部21が設けられており、同じく下前扉15bの扉面であって、クレジット表示部21の左側には、遊技の進行に伴い、払い出されるメダル数を表示する払い出し表示部22が設けられている。これらクレジット表示部21及び払い出し表示部22は、例えば、液晶装置や7セグメントLEDなどで構成されている。そして、クレジット表示部21は、クレジット可能な最大枚数である50までカウント可能に形成されており、払い出し表示部22は、スロットマシン1が後述するエラー状態teになった際にそのエラーを表示するエラー表示部も兼ねるように構成されている。
また、下前扉15bの扉面であって、クレジット表示部21及び払い出し表示部22の右側には、遊技を始める際にメダルをスロットマシン1内に投入するためのメダル投入口23が設けられており、メダル投入口23とは反対側の左側には、クレジット内に貯まったメダル(以下、単に、クレジットメダルという)を精算(払い出す)するための精算スイッチである精算ボタン24が設けられている。また、図柄表示窓16の下方側であって、扉面上におけるメダル投入口23と精算ボタン24との間には、クレジット内に貯まったメダルについて3枚掛けを行うMAXBETボタン26が設けられている。さらに、MAXBETボタン26の下方側にあっては、3つの回転リール7,8,9について回転を開始させるスタートレバー25が上下方向に揺動自在に設けられており、このスタートレバー25の右隣りには、回転リール7,8,9の回転を停止させるための回転リールストップボタン29が設けられている。
回転リールストップボタン(以下、単にストップボタンという)29は、左リール7の回転を停止させるためのストップボタン(以下、左ストップボタンという)30、中リール8の回転を停止させるためのストップボタン(以下、中ストップボタンという)31、及び右リール9の回転を停止させるためのストップボタン(以下、右ストップボタンという)32の3つのストップボタンから構成されており、左側から右側に向かって左ストップボタン30、中ストップボタン31、及び右ストップボタン32の順で並ぶように配置されている。そして、スタートレバー25、ストップボタン29、及びMAXBETボタン26などで、スロットマシン1で遊技を行う際に用いられる操作手段を構成している
さらに右ストップボタン32の右側には、下前扉15bを開閉する際に下前扉15bの鍵を差し込む施錠装置の鍵穴34が設けられている。そして、この鍵穴34に差し込んだ鍵は、下前扉15bの開閉時に回す方向とは逆の方向にも回すことができるようになっており、差し込んだ鍵を下前扉15bの開閉時とは逆方向に回転させることで、例えば、メダルセレクタ37にメダルが詰まってスロットマシン1がエラー状態te(メダルセレクタエラー)になった際に、そのメダル詰まりを解消させた後、そのエラー状態teを解除(リセット)させることができるようになっている。より具体的に言うと、鍵穴34に差し込まれた鍵を回転させることで、鍵と共に鍵が差し込まれた施錠装置のシリンダー内の回転体が回転し、この回転体がエラー状態を解除するエラーリセットスイッチ14をオンにすることでエラーをリセットするように構成されている。
また、ストップボタン29の下方側であって下前扉15bの扉面には、正面視で矩形状に形成されたパネル33が取付けられている。パネル33には、図示はしないがスロットマシン1の遊技に関連する内容やキャラクタなどが表示されており、遊技者がそのパネル33を見た際に、パネル33に表示された内容などからスロットマシン1の遊技内容を連想させるように構成されている。
パネル33の下方側には、遊技の進行に伴って行われる演出などの効果音を出力するためのスピーカ35が左右両側に各々設けられている。またスピーカ35の下方側には、ホッパーユニット3(メダル払い出し装置3b)から払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿36が設けられており、このメダル受け皿36は、下前扉15bの扉面からスロットマシン1に面して着座する遊技者側に向かって突出するようにして形成されている。
また、下前扉15bの裏側であって、メダル投入口23の下方側には、図1に示すように、メダル投入口23からスロットマシン1内に投入されたメダルの判別や投入されたメダルの枚数を識別するためのメダルセレクタ37が設けられており、メダルセレクタ37には、メダルを検知するためのメダルセンサ39が設けられている。メダルセンサ39は、光線を照射する発光素子及び発光素子が照射する光線を受光する受光素子からなるフォトセンサで構成されており、投入されたメダルが発光素子と受光素子との間を通過した際に、受光素子が受光する光線を遮断することでメダルの投入を検知するように構成されている。
また、下前扉15bには、下前扉15bの開閉を検知する前扉開閉センサ40が設けられており(図2参照)、この前扉開閉センサ40は接触式センサで構成されている。そして、下前扉15bの開放に伴い、前扉開閉センサ40と筐体2との接触状態が解除されることで、前扉開閉センサ40のスイッチがON状態となり、下前扉15bの開放が検知されるように構成されている。なお、前扉開閉センサ40は筐体2側に取付けるように構成してもよく、また、非接触式センサ(例えば、フォトセンサなど)で構成してもよく、更には、下前扉15bを開放する際に、鍵穴34に差し込まれた鍵の回動位置から前扉15の開閉を検知する構成であってもよい。
[制御装置の構成]
筐体2内に収容される制御装置13は、CPUを中心に構成されており、ROM、RAM、及びI/Oなどを備えて構成されている。なお、CPUは1個に限定されるものではなく2個以上のCPUでスロットマシン1の動作の制御を行ってもよく、さらには、CPU、ROM、RAM、及びI/O等を一体化してワンチップで構成してもよい。そして、制御装置13は、メイン基板とサブ基板を有して構成されており、メイン基板を構成するCPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、主としてスロットマシン1の遊技の進行を制御するメイン制御装置41として機能し、サブ基板を構成するCPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで遊技の進行に応じて行う演出を制御するサブ制御装置42として機能するように構成されている。
また、上記メイン基板には、スロットマシン1の設定値の変更を行うための設定変更スイッチ43及び設定キースイッチ44などが設けられている。なお、ここで、スロットマシン1の設定値とは、スロットマシン1における出玉率(メダルの投入枚数に対するメダルの払出枚数の割合)に関する複数の数値(設定1〜設定6)であり、より具体的に言うと、例えば、後述する役抽選において用いられる抽選確率が異なる複数の役抽選テーブルのそれぞれに対応付けられた値である。即ち、本実施の形態のスロットマシン1は、設定値によって出玉率が異なるように形成されている。そして、設定変更スイッチ43、及び設定キースイッチ44でスロットマシン1の設定値を変更(いわゆる設定変更)するための設定変更部を構成している。
ここでスロットマシン1の設定変更を行う場合にあっては、スロットマシン1が電源OFFの状態であって、設定キースイッチ44に設けられた鍵穴に図示しない設定キーを差し込んだ後、その設定キーを設定変更のOFFの位置からONの位置に回し、主電源スイッチ4aをONにする。このようにすることで遊技を行う遊技モードから設定変更を行う設定変更モードに切り換わるように構成されている。そして、スロットマシン1が設定変更モードに切り換わったのに伴い、押しボタン式で構成された設定変更スイッチ43を押すことで、その設定値が変更されるように構成されており、設定変更スイッチ43によって設定値が変更された後、スタートレバー25を操作することで変更した設定値が確定し、再び設定キーをOFFの位置に回すことで設定変更が終了するように構成されている。
また、スロットマシン1における現状の設定値を確認する場合にあっては、スロットマシン1のモードを設定変更参照モードに切り換えることで行われるように構成されている。スロットマシン1を設定変更参照モードに切り換える際には、設定変更モードと同様に、設定キーを設定キースイッチ44の鍵穴に差し込んだ後、設定キーを設定変更のOFFの位置からONの位置に回すことで切り換える。但し、設定変更の場合とは異なり、主電源スイッチ4aのON・OFFの切り換えは行わない。即ち、設定変更参照モードに切り換える際には、スロットマシン1の電源がON状態において設定キーの操作を行うように構成されている。そして、設定キーをONの位置に回した後、スロットマシン1を遊技モードから設定参照モードに切り換えたのに伴い、設定変更スイッチ43を押すと、スロットマシン1の設定値が払い出し表示部22に表示され、設定キーをONの位置からOFFの位置に回すことで設定参照モードが終了するように構成されている。
さらに、スロットマシン1について省エネモードを設定する場合は、電源をONの状態で設定キーをOFFからONの位置に回した後、所定の省エネモード設定スイッチ(例えば右ストップボタン32)を押しながら設定キーをONからOFFの位置に回すことにより、省エネモードに切り換わるように構成されている。言い換えると、設定変更キースイッチをONにした後、省エネモード設定スイッチを押しながら設定キーをOFFの位置に回すことでスロットマシン1は省エネモード設定に切り換わる。なおここで、省エネモードとは、例えば、スロットマシン1が遊技待機状態(スロットマシン1自体は遊技可能な状態にあるが遊技(ゲーム)が行われていない状態)にデモ映像を液晶表示装置19の液晶画面などに流すが、一定時間その遊技待機状態が継続した際に、デモ映像を流す液晶画面などを消すことで遊技待機状態におけるスロットマシン1の消費電力を抑えるモードである。そして、設定変更キースイッチをONにした後、所定の省エネモード解除スイッチ(例えば左ストップボタン30)を押しながら設定キーをOFFの位置に回すと省エネモードが終了するようになっている。
なお、設定キーをOFFからONの位置に回した後に所定の省エネモード設定スイッチを押すと、省エネモードを設定あるいは解除するための処理(省エネモード設定あるいは解除のための処理)が開始され、この状態から省エネモード設定スイッチあるいは省エネモード解除スイッチを押しながら設定キーをOFFの位置に回すか、あるいは省エネモード設定スイッチあるいは省エネモード解除スイッチを押さずに設定キーをOFFの位置に回す(この場合には省エネモードの設定や解除がされない)ことにより、省エネモードに設定あるいは解除を行う処理が終了する。
メイン制御装置41は、上述のようにCPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、図2に示すように、役抽選手段46、入賞判定手段47、クレジット制御手段48、リール制御手段49、ホッパー制御手段50、設定変更手段51、エラー検知手段52、精算検知手段53、精算実行制御手段54、状態設定手段55、及び計時手段56などの各手段として機能するように構成されている。一方、サブ制御装置42は、上述のようにCPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、通常報知制御手段57、及び特別報知制御手段59などの各手段として機能するように構成されている。
また、メイン制御装置41の入力段には、図2に示すように、ホッパーセンサ3c、リセットスイッチ(エラーリセットスイッチ)14、精算ボタン24、スタートレバー25、ベットボタン(MAXBETボタン)26、ストップボタン29、メダルセンサ39、前扉開閉センサ40、設定変更スイッチ43、及び設定キースイッチ44、などが接続されており、メイン制御装置41の出力段には、メダル払い出し装置3b、及びステッピングモータ10などが接続されている一方で、サブ制御装置42の出力段には、液晶表示装置19、ランプ20、及びスピーカ35などが接続されている。そして、入力段に接続されたメダルセンサ39などの各種装置からの信号がメイン制御装置41に入力され、メイン制御装置41は、その入力された信号に基づきメダル払い出し装置3bなどの出力段に接続された各種装置に対して指令信号(コマンド)を出力するように構成されており、サブ制御装置42は、メイン制御装置41から入力された信号に基づきスピーカ35などの出力段に接続されたランプ20など各種装置に対して指令信号を出力するように構成されている。
[メイン制御装置]
[役抽選手段]
役抽選手段46は、予め定められた抽選確率に基づいて何れの役に当選したか、外れたかの抽選(役抽選)を行うものであり、その抽選は、スタートレバー25の操作を契機に行われるようになっている。即ち、スタートレバー25の操作(レバーON)に伴って抽選が開始されるように構成されている。なお、ここで、役抽選手段46によって抽選される役には、有効入賞ライン18上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることで、通常遊技よりも遊技者にとって有利な状態で遊技を行うことができる特別遊技へ移行するボーナス役(例えば、BB(ビッグボーナス)役、及びRB(レギュラーボーナス)役など)と、有効入賞ライン18上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることで、メダルが払い出される小役(例えば、チェリー役、スイカ役、及びベル役など)と、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないがメダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる再遊技役などがある。また、役抽選手段46は、図示しないが乱数発生手段、乱数抽出手段、役抽選テーブル、及び判定手段などを有している。
ここで乱数発生手段とは、所定の範囲内(例えば10進法で0〜65535)で役抽選用の乱数を発生させるものであり、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を所定の条件を契機(例えば、スタートレバー25の操作)として抽出するものである。なおここで乱数発生手段として例えば、高速で数値を1ずつ加算していくカウンタを用いて構成することができる。
役抽選テーブルは、乱数発生手段によって発生される乱数値を全領域として、各役に対応する当選領域を規定したものである。即ち、乱数発生手段が発生する乱数の範囲内で何れの役に当選したか、若しくはハズレを引いたかを予め定めたものであり、より具体的には、通常遊技に用いる通常遊技用テーブル及びBBゲームやRBゲームなどに用いる特別遊技テーブルなどが設けられている。
また、判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数データと役抽選テーブルのデータとを照合して、その乱数データが役抽選テーブルの何れの領域にあるか判定するものである。そして、例えば、照合の結果、抽出された乱数データがBB役の領域に該当していた場合には、BB役に当選したものとなる。そして、BB役に対応する図柄の組み合わせ(例えば、「7・7・7」)が有効入賞ライン上18に揃うことでBB役が入賞したものとしてBBゲームが開始されることになり、ハズレ領域に該当していた場合には、ハズレとしてメダルの払い出しがされることなくその回の遊技が終了することとなる。
そして、上述のように役抽選手段46による抽選に伴い何れかの役が当選すると、その当選した役に対応する当選フラグが成立する。なおここで当選フラグとは、例えば、当たり、ハズレ、としてのデータを制御装置13に記憶しておくためのメモリ部分であり、小役当選時に成立する小役当選フラグ(ベル役の当選時に成立するベルフラグ・スイカ役の当選時に成立するスイカフラグ・チェリー役の当選時に成立するチェリーフラグ)やボーナス役当選時に成立するボーナス当選フラグ(BBフラグ・RBフラグ)などがある。そして、上述のように当選フラグ成立後、入賞ラインに当選した役に対応する図柄の組み合わせが揃うことで、役の入賞となり、メダルが払い出されたり、特別遊技に移行したりする。
[入賞判定手段]
入賞判定手段47とは、全ての回転リール6の回転を停止させた際に、各入賞ライン18上における図柄の組み合わせによって、が何れかの役に入賞したか否かについて判定を行うものである。より具体的には、全ての回転リール6が停止した際に、上述の役抽選の結果によって当選した役に対応する図柄の組み合わせが有効化された何れかの有効入賞ライン18に位置しているかどうかの判定を行う。そして、当選した役に対応する組み合わせが有効入賞ライン18上に揃うと、その当選役に入賞したものとして判定する一方で、対応した組み合わせが何れかの有効入賞ライン18上に揃わなかった場合には、当選役に入賞しなかったものとして判定されることになる。
[リール制御手段]
リール制御手段49は、回転リール6の動きを制御するものである即ち、回転リール6の回転開始及び回転停止を制御するものであり、リール制御手段49は、図2に示すように、回転制御手段65と停止制御手段66とを有している。
[回転制御手段]
回転制御手段65は、停止している回転リール6について回転を開始させるものである。より具体的には、スタートレバー25の操作に伴う操作信号がメイン制御装置41に入力された場合であって、所定の時間である、遊技制限時間(前遊技時の回転リールの開始時から4.1秒以上)の経過を条件として、ステッピングモータ10にその駆動を開始させるための駆動信号を送るようになっている。さらに回転制御手段65は、回転リール6を所定の順番で回転を開始させ、あるいは全ての回転リール6について同時に回転を開始させ、かつ回転リール6が所定の回転速度になるまで加速させ、その所定回転速度に達した後に、その回転速度で回転リールを定常回転させるようになっている。
[停止制御手段]
停止制御手段66は、ストップボタン29の操作に伴い、回転状態にある回転リールを停止させるものである。より具体的には、ストップボタン29の操作に伴う操作信号がメイン制御装置41に入力されると、回転リール6を回転させている駆動状態にあるステッピングモータ10に対して駆動を停止させるための駆動停止信号を送るようになっており、駆動停止信号を受信したステッピングモータ10は、その駆動を停止し、回転している回転リール6は、ステッピングモータ10の駆動停止に伴い停止するように構成されている。
[クレジット制御手段]
クレジット制御手段48は、スロットマシン1内に投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するものである。具体的には、メダル投入口23から投入されたメダルの枚数がカウントされるのに伴い、そのカウントされたメダルの枚数を最大で50枚まで記憶(貯留)するようになっており、MAXBETボタン26などの操作に伴い、その記憶したクレジットメダルからベットするようになっている。また、クレジットメダルは精算可能であり、精算ボタン24の操作に伴って、クレジット制御手段48によって記憶されている枚数のメダルがメダル払い出し装置3bから払い出されるようになっている。
[ホッパー制御手段]
ホッパー制御手段50は、遊技の進行に伴い、又は、精算ボタン24の操作に伴い、メダル払い出し装置3bに作動信号を送ることで、メダル払い出し装置3bを作動させるものである。そして、作動信号を受信したホッパーユニット3は、ホッパーユニット3内に貯められたメダルを払い出すようになっている。つまりは、遊技の進行に伴って役に入賞した場合に、その当選役に応じた枚数のメダルをホッパーユニット3が払い出す他、精算ボタン24が遊技者によって操作された場合にあっては、クレジット内の枚数のメダルをメダル払い出し装置3bが払い出すようになっている。そして、このホッパー制御手段50、クレジット制御手段48及びホッパーユニット3(メダル払い出し装置3b)などから本実施の形態における貯留払い出し手段が構成されている。
[設定変更手段]
設定変更手段51は、上述の設定変更部の操作に基づきスロットマシン1における設定状態を変更するものである。具体的には、上述のように設定キーよる設定キースイッチ44の操作に伴って、スロットマシン1の設定値が変更されると、ボーナス役や小役などの当選確率が予め設定された役抽選テーブルをその設定変更された設定値に応じた役抽選テーブルに変更する。また、設定キースイッチ44などの操作に伴い、スロットマシン1が設定変更参照モードに切り換えられると、設定変更参照モード時における設定値を示す数値を払い出し表示部22に表示するようになっている。そして、設定変更手段51によって、設定変更モードや設定変更参照モードから省エネモードに切り換えられると、スロットマシン1の消費電力が抑えられるようになっている。
[エラー検知手段]
エラー検知手段52は、スロットマシン1がエラー状態teになっているか否かを検知するものである。言い換えると、スロットマシン1がエラー状態teになったことを検知し、そのエラー状態teが解除(終了)したことを検知するものである。ここで、スロットマシン1におけるエラーとは、正常に遊技を進行することができず、スロットマシン1の動作を停止しなければならない状態、若しくは、不正行為が行われた可能性がある行為が行われた状態などである。即ち、スロットマシン1が通常の状態と異なる状態になっていることをいう。ここでエラー検知手段52によって検知されるエラーとして、例えば、下前扉15bの開放によるドア開放エラー、メダル払い出し装置3bにメダルが詰まることによるホッパーエラー、ホッパータンク3aにメダルが無くなることによるメダルエンプティエラー(ホッパーエンプティエラー)、オーバーフロータンク12内に所定量のメダルが貯まることに伴うオーバーフローエラー、メダルセレクタ37内に投入されたメダルが詰まることによるメダルセレクタエラーなどがある。しかしながら、ホッパーエンプティエラー、オーバーフローエラー、メダルセンサ39の受光素子が光線を遮断された状態が所定時間継続することによるメダル詰まりエラー、メダルセンサ39によってメダルが逆流(通常遊技者がメダルを投入した際のメダルの流下方向とは逆方向にメダルが移動したこと)したことによるメダル逆流エラーなどのエラーを解除する際には、エラーリセットスイッチ14の操作に伴うことから、これらのエラーは、後述するドア開放エラーと同様に制御される。なお、ここで不正行為とは、例えば、ゴト行為と呼ばれる行為である。そして、ゴト行為と呼ばれる行為には、例えば、上前扉15a及び下前扉15bを開放してホッパータンク3a内のメダルを取り出す行為や、上述の設定変更部を操作することで設定値を変更する行為や、メダルにピアノ線等の糸を取り付けて、メダル投入口にピアノ線等の糸を取り付けたメダルをメダルセンサ39の下流まで投入してメダルセンサ39に当該メダルを検知させ、その後に当該メダルを引き上げてメダルセンサ39の上流まで戻し、再度当該メダルをメダルセンサ39の下流まで投入すると言ったような行為(この場合にはメダル逆流エラーが発生したり、メダル詰まりエラーが発生することがある)や、上述したように、精算行為を伴ってクレジットメダルなどを不当に取り出す行為がある言い換えると、ゴト行為とは、通常の遊技によらずメダルを獲得しようとする行為である。
また、本実施の形態におけるエラー検知手段52は、スロットマシン1が設定変更モードに切り替わった場合には、正当な設定変更に基づく設定変更モードへの切り替え時であっても、不正行為によって設定が変更される可能性があるものとして、当該設定変更モードへの切り変え自体をエラー(以下、設定変更エラーという)として扱う(検知する)ように構成されている。また、設定参照及び省エネモードの設定や解除についても、同様の理由からエラーとして扱う(検知する)ように構成されている。
[精算検知手段]
精算検知手段53は、クレジットメダルを精算している精算状態か否かを検知するものである。より具体的には、精算ボタン24が遊技者によって操作されたのに伴って、メイン制御装置41に精算ボタン24の操作信号が入力されると、スロットマシン1が精算状態にあることを精算検知手段53が検知するように構成されている。
[精算実行制御手段]
精算実行制御手段54とは、精算ボタン24の操作に伴ってクレジットメダルについて精算を行うものである。具体的には、精算ボタン24の操作に伴って、メイン制御装置41にその操作信号が入力されると、精算実行制御手段54は、ホッパーユニット3に作動信号を送り、ベットされたメダル、及びクレジット制御手段48によって記憶(貯留)されている枚数のメダルをホッパーユニット3に払い出させるように構成されている。より具体的に言うと、精算ボタン24の操作信号がメイン制御装置41に入力されたのに伴って、精算実行制御手段54がその操作信号を受信すると、精算実行制御手段54は、メダル払い出し装置3bを作動させ、まずは、ベットされた3枚のメダル(以下、ベットメダルという)について精算を開始する。そして、ベットメダルの全てをメダル払い出し装置3bが払い出すことによって、ベットメダルについての精算処理が終了する。また、ベットメダルが精算された後、さらに、精算ボタン24が操作されると、精算実行制御手段54は、メダル払い出し装置3bを作動させてクレジットメダルについて精算を開始する。そして、クレジットメダルの全てをメダル払い出し装置3bが払い出すことによって、クレジットメダルの精算処理が終了するようになっている。但し、本実施の形態では、精算ボタン24が操作されると、最初にベットメダルの精算が行われ、その後の精算ボタン24の操作に伴ってクレジットメダルの精算が行われるように構成したがこれに限らず、例えば、1回の精算ボタン24の操作に伴って、ベットメダル及びクレジットメダルが精算されるようにしてもよく、精算ボタン24の操作に伴って、最初にクレジットメダルの精算が行われ、そのベットメダルについて精算が行われ、全てのクレジットメダルがメダル払い出し装置3bによって払い出されることによって精算終了処理が行われるように構成してもよい。
なお、本実施の形態では、精算実行制御手段54によるメダルの精算についてもエラーと同様に扱うように構成されている。即ち、メダルの精算行為自体については、通常行われる行為であるが、上述のゴト行為の中には、精算行為を伴って不正にメダルを獲得する行為があるため、後述するようにメダルの精算行為について報知するように構成されている。より具体的に言うと、メダル投入口23にゴト行為に用いる道具を差し込むことでメダルセンサ39を誤作動させ、メダルを投入することなくクレジットメダルを貯留させる。そして、クレジットメダルの精算に伴い、不正にスロットマシン1内部のメダルを獲得する行為があり、このゴト行為を防止するためメダルの精算をエラー扱いにすることでメダル精算を伴うゴト行為を防止するように構成されている。また、本実施の形態では、ベットメダルの精算及びクレジットメダルの精算の何れもエラー扱いとして構成したがこれに限らず、例えば、クレジットメダルの精算についてのみエラー扱いとしてもよい。
[状態設定手段]
状態設定手段55は、エラー検知手段52及び精算検知手段53によって検知されたスロットマシン1のエラー状態te及び精算状態tpに基づいて、スロットマシン1を後述する遊技の進行ができない停止状態である遊技停止状態tsにする他、通常報知制御手段57、及び特別報知制御手段59が報知動作を制御するための信号を送信する信号送信手段(不図示)を有しており、また、状態設定手段55は、遊技進行停止状態設定手段68及び遊技進行停止状態設定解除手段69を有している。
[遊技進行停止状態設定手段]
遊技進行停止状態設定手段68は、エラー検知手段52によって、スロットマシン1がエラー状態teになったことが検知されたのに伴い、又は、精算検知手段53によって、スロットマシン1が精算状態tpになったことが検知されたのに伴って、スロットマシン1を遊技の進行ができない遊技停止状態tsに設定するものである。具体的には、遊技停止状態tsが設定されると、メダル投入口23からメダルを投入してもベットされることなく投入したメダルがメダル受け皿36に戻され、MAXBETボタン26を操作してもクレジットメダルがベットされず、スタートレバー25を操作しても回転リール6が回転しない状態になる。そして、遊技進行停止状態設定手段68は、その遊技停止状態tsをエラー検知手段52によるエラー状態teの検知終了(エラー状態の解除)及び精算検知手段53による精算状態tpの検知終了(精算状態の解除)から、予め設定された時間である停止状態継続時間が経過するまで維持するようにも構成されている。ここで、停止状態継続時間とは、エラー検知手段52によるスロットマシン1のエラー状態teの検知終了、又は、精算検知手段53によるスロットマシン1の精算状態tpの検知終了から後述する遊技進行停止状態設定解除手段69が遊技停止状態tsを解除するまでの時間である。
[遊技進行停止状態設定解除手段]
遊技進行停止状態設定解除手段69は、遊技進行停止状態設定手段68によって設定された、スロットマシン1の遊技停止状態tsを解除するものである。具体的には、遊技停止状態tsが解除されると、メダル投入口23からのメダル投入によるベットが可能となり、MAXBETボタン26を操作することによって、クレジットメダルをベットすることが可能となり、スタートレバー25の操作に伴い回転リール6が回転を始め、ストップボタン29の操作に伴い回転リール6が停止することが可能となる。即ち、スロットマシン1を遊技の進行することができる通常状態tuに移行させるものである。
[計時手段]
計時手段56は、時間を計時するものであり、時計としての機能を有する他、停止状態継続時間や、後述するエラー報知継続時間及び精算報知継続時間の経過を計時するように構成されている。
[サブ制御装置]
[通常報知制御手段]
サブ制御装置42が有する通常報知制御手段57は、スロットマシン1における通常遊技中における演出、BBゲームやRBゲームなどの特別遊技における演出、及びスロットマシン1の遊技待機状態中における演出(デモ演出)などを行うものであり、通常報知制御手段57は、演出情報記憶手段70及び演出実行制御手段71を有している。
[演出情報記憶手段]
演出情報記憶手段70は、スロットマシン1の遊技の進行に伴って行う演出の演出情報(データ)を記憶するものである。具体的には、通常遊技中におけるベル役やチェリー役などの小役当選時や、特別遊技としてのBBゲームなどに伴って行うランプ20を点灯、消灯、及び点滅させる時間やその順序、スピーカ35によって出力する効果音、及び液晶表示装置19によって表示する画像(映像)などの情報を記憶するものである。
[演出実行制御手段]
演出実行制御手段71とは、メイン制御装置41からの信号の受信に伴い、演出情報記憶手段70によって記憶された演出情報に基づいて実際に遊技中に行う演出を実行するものである。具体的には、演出情報に基づき、遊技の進行に合わせて液晶表示装置19の画面上に動画を表示させたり、スタートレバー25及びストップボタン29の操作に伴って、効果音をスピーカ35から出力させたり、ランプ20を点灯、消灯、及び点滅させたりする。
[特別報知制御手段]
特別報知制御手段59は、スロットマシン1のエラー状態teがエラー検知手段52によって検知された際、及び精算ボタン24の操作に伴うメダルの精算状態が精算検知手段53によって検知された際に、スロットマシン1がエラー状態te及びメダルの精算状態tpにあることを報知する特別報知を行うものであり、エラー状態報知情報記憶手段72、エラー状態報知実行制御手段73、エラー解除報知情報記憶手段75、及びエラー解除報知実行制御手段76などを有している他、精算状態報知情報記憶手段78、精算状態報知実行制御手段79、精算終了報知情報記憶手段80、及び精算終了報知実行制御手段81などを有している。
また、特別報知制御手段59によって行われるエラー報知は、スロットマシン1がエラー状態teになったことを報知するエラー状態報知及びスロットマシン1のエラー状態teが解除されたことを報知するエラー解除報知とから構成されており、特別報知制御手段59によって行われる精算報知は、スロットマシン1がメダルの精算状態tpになったことを報知する精算状態報知及びスロットマシン1の精算状態tpが解除(終了)されたことを報知する精算終了報知とから構成されている。
[エラー状態報知情報記憶手段]
エラー状態報知情報記憶手段72は、スロットマシン1がエラー状態teになったのに伴い行うエラー状態報知の報知情報(データ)を記憶するものである。例えば、スロットマシン1がドア開放エラー状態になったのに伴い、その状態に対応したランプ20を点灯、消灯、及び点滅させる時間やその順序の情報、スピーカ35によって出力する音の情報、及び液晶表示装置19によって表示する画像(映像、文字)の情報などを記憶するようになっている。
[エラー状態報知実行制御手段]
エラー状態報知実行制御手段73は、スロットマシン1がエラー状態teになった際に、エラー状態報知情報記憶手段72に記憶されたエラー状態報知の報知情報(データ)に基づいてエラー状態報知を行うものである。具体的に言うと、例えば、スロットマシン1がドア開放エラー状態になった際に、エラー状態teに応じたランプ20を点灯、消灯及び点滅させると共に、液晶表示装置19に「扉開放中」の文字を表示させ、さらにスピーカ35から「扉が開放されています」などの音声を出力させるようになっている。また、ホッパーエンプティエラーになった場合にあっては、ランプ20を点灯、消灯、及び点滅させると共に、液晶表示装置19に「メダルエンプティ」の文字を表示させ、スピーカ35から「メダルを補充して下さい」などの音声が出力させ、メダルセレクタエラーの場合にあっても、ランプ20を点灯、消灯、及び点滅させると共に、液晶表示装置19に「メダルセレクタエラー」の文字を表示させ、スピーカ35から「メダルが詰まりました」などの音声を出力させるようになっている。
[エラー解除報知情報記憶手段]
エラー解除報知情報記憶手段75は、スロットマシン1がエラー状態teになった後、そのエラー状態teが解除されたのに伴って行う、エラー解除報知の情報を記憶するものである。具体的に、例えば、下前扉15bの閉鎖された後、スロットマシン1のドア開放エラー状態が解除された際に、ドア開放エラー状態の解除に対応したランプ20を点灯、消灯、及び点滅させる時間やその順序の情報、スピーカ35によって出力する効果音の情報、及び液晶表示装置19によって表示する画像(映像、文字)の情報などを記憶するようになっている。
[エラー解除報知実行制御手段]
エラー解除報知実行制御手段76は、スロットマシン1のエラー状態teが解除された際に、エラー解除報知情報記憶手段75に記憶されたエラー解除報知の情報に基づいてエラー解除報知を行うものである。具体的に、例えば、ドア開放エラー状態にあるスロットマシン1の下前扉15bが閉じられた後、上述のように鍵穴34に差し込まれた下前扉15bの鍵が開閉時とは逆方向に回され、エラーリセットスイッチ14が操作されることでドア開放エラーが解除されたのに伴い、ランプ20を点滅させると共に、液晶表示装置19に「扉開放終了」の文字を表示させ、さらにスピーカ35から「扉が閉じられました」などの音声を出力させるようになっている。また、スロットマシン1がメダルエンプティエラーの場合は、そのエラー解除に伴い、ランプ20を点滅させると共に、液晶表示装置19に「メダル補充終了」の文字を表示させ、スピーカ35から「メダルが補充されました」などの音声が出力させ、メダルセクタエラーの場合にあっても同様に、ランプ20を点滅させると共に、液晶表示装置19に「メダル詰まり解除」の文字を表示させ、スピーカ35から「メダルの詰まりが解消しました」などの音声が出力させるようになっている。なお、本実施の形態では、下前扉15bが閉鎖された後、エラーリセットスイッチ14の操作(リセット操作)によって、ドア開放エラーが解除されるように構成したがこれに限らず、下前扉15bが閉鎖されたことが前扉開閉センサ40によってエラー検知手段52に検知されることで、ドア開放エラーが解除されるように構成してもよい。
[精算状態報知情報記憶手段]
精算状態報知情報記憶手段78は、メダルを精算するのに伴い行う精算状態報知の報知情報(データ)を記憶するものである。具体的には、精算ボタン24の操作によってホッパーユニット3からメダルの払い出しが開始され、スロットマシン1が精算状態tpになったのに伴い、精算状態tpに対応したランプ20を点灯、消灯、及び点滅させる時間やその順序の情報、スピーカ35によって出力する音の情報、及び液晶表示装置19によって表示する画像(映像、文字)の情報などを記憶するようになっている。
[精算状態報知実行制御手段]
精算状態報知実行制御手段79は、精算ボタン24の操作によりメダルの精算が開始されたのに伴って、精算状態報知情報記憶手段78に記憶された精算状態報知の報知情報(データ)に基づいて精算状態報知を実行するものである。具体的に言うと、例えば、精算ボタン24の操作に基づきホッパーユニット3の作動が開始され、ベットメダルをメダル受け皿36に払い出すのに伴い、ランプ20を点灯、消灯、及び点滅させると共に、液晶表示装置19に「メダル精算中」の文字を表示させ、さらにスピーカ35から「精算しています」などの音声を出力させるようになっている。また、クレジットメダルを精算する際も同様に、精算ボタン24の操作に基づきメダル払い出し装置3bの作動が開始され、ベットメダルをメダル受け皿36に払い出すのに伴い、ランプ20を点灯、消灯、及び点滅させると共に、液晶表示装置19に「メダル精算中」の文字を表示させ、さらにスピーカ35から「精算しています」などの音声を出力させるようになっている
[精算終了報知情報記憶手段]
精算終了報知情報記憶手段80は、メダルの精算が終了したのに伴って行う、精算終了報知の情報を記憶するものである。具体的には、クレジット制御手段48によって記憶されていた枚数のクレジットメダルがホッパーユニット3から全て払い出され、スロットマシン1が精算終了状態になったのに伴って、その状態に対応したランプ20を点灯、消灯、及び点滅させる時間やその順序の情報、スピーカ35によって出力する効果音の情報、及び液晶表示装置19によって表示する画像(映像、文字)の情報などを記憶するように構成されている。
[精算終了報知実行制御手段]
精算終了報知実行制御手段81は、ホッパーユニット3によるクレジットメダルの払い出し終了に伴って、精算終了報知情報記憶手段80に記憶された精算終了報知の報知情報(データ)に基づいて精算終了報知を実行するものである。具体的に言うと、例えば、ホッパーユニット3のメダル払い出し終了による作動の停止に伴い、ランプ20を点灯、消灯、及び点滅させると共に、液晶表示装置19に「メダル精算終了」の文字を表示させ、さらにスピーカ35から「精算終了しました」などの音声を出力させるように構成されている。そして、本実施の形態におけるスロットマシン1の報知手段は、上述の液晶表示装置19、ランプ20、スピーカ35、通常報知制御手段57、及び特別報知制御手段59などから構成されている。
[作用及び効果]
次いで、上述のように構成されたスロットマシン1について遊技を行う際の動作についてフローチャートを参照しつつ説明する。まずは、遊技中におけるスロットマシン1の動作(制御)について図3に沿って説明する。スロットマシン1で遊技を行う際、スロットマシン1の正面側にスロットマシン1と面するように着座した遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入することで遊技を開始するための準備をする。
遊技者によってメダル投入口23から投入されたメダルは、メダルセレクタ37内を通過する。この際、投入されたメダルは、メダルセレクタ37に設けられたメダルセンサ39によって検知される。そして、このメダルセンサ39の検知に伴いスロットマシン1内にメダルが投入されたこと、及びその投入枚数がメイン制御装置41によって認識される。即ち、スロットマシン1は、ベット(BET)された状態になる(Step100(以下、単にS○○○と示す)のYES、)。なお、クレジットメダルが貯留されている状態にあっては、MAXBETボタン26を押すことで、スロットマシン1は最大メダル枚数がベットされた状態となり、前遊技において再遊技役が入賞した場合にあっては、メダルをベットすることなく前回の遊技と同枚数のメダルが自動にベット(自動ベット)される。
そして、一回の遊技を行うのに必要な枚数(本実施の形態におけるスロットマシン1にあってはメダル3枚)のメダルがメダル投入口23から投入されるか、MAXBETボタン26が押されるか、若しくは再遊技(リプレイ)役の入賞によって自動ベットされるかで、スロットマシン1は1回の遊技を開始することが可能な状態になる。なお、メダル投入口23からメダルが投入されるかMAXBETボタン26が押されるか、前回の遊技において再遊技役の入賞による自動ベットがされない限り、スロットマシン1はベットされた状態になることはなく遊技を開始することができない(S100のNO)。
スロットマシン1が遊技可能な状態になった後に、遊技者がスタートレバー25を操作(押下)すると遊技が開始され(S110のYES)、この遊技者によるスタートレバー25の操作を契機として、上述の役抽選手段46によって役抽選処理が行われる(S120)。但し、スタートレバー25が操作されない限り、遊技が開始されることはなく、スロットマシン1は遊技可能な遊技開始待ち状態となる(S110のNO)。
そして、遊技者によるスタートレバー25の操作によって、レバーONの操作信号がメイン制御装置41に入力され、それに伴い、ステッピングモータ10は、回転制御手段65から駆動信号を受信して駆動を開始し、その駆動開始に伴い回転リール6が回転を開始することで回転リール6の回転開始処理が実行される(S130)。
回転リール6は、回転開始処理に伴って回転を開始した後、所定の回転速度に達するまで加速しながら回転する。そして、回転リール6の回転速度が所定の回転速度まで達するのに伴って、回転リール6は、その所定の回転速度で定常回転に移行することで停止操作が有効化する。そして、遊技者がストップボタン29何れかを押すと、押されたストップボタン29に対応する操作信号がメイン制御装置41に入力されることで、ステッピングモータ10は、停止制御手段66からの駆動停止信号を受信して停止するのに伴い、押されたストップボタン29に対応する回転リール6の駆動が停止する。そして、回転リール6は、ステッピングモータ10の駆動停止に伴ってその回転を停止する(S140のYES,S150)。但し、ストップボタン29が押されない場合、回転リール6はその回転を継続することになる(S140のNO)。
そして、左リール7、中リール8及び右リール9の全ての回転リールがその回転を停止すると(S160のYES)、その回転リール6の停止位置から遊技結果判定処理が行われる(S170)。具体的には、入賞判定手段47によって役抽選による当選した役に対応する図柄組み合わせが何れかの有効入賞ライン18上に揃っているのかどうかが判定される。但し、ストップボタン29の停止操作及び全ての回転リールの回転が停止していない場合には、ストップボタン29の操作待ち状態になる(S140のNO,S160のNO)
そして、入賞判定手段47による入賞の判定処理によって、当選役に入賞していると判定された場合には、その当選役に応じた処理が行われる。具体的に言うと、小役が入賞したと判定されると入賞した小役に対応するメダルが払い出され、ボーナス役が入賞したと判定されると特別遊技へと移行し、再遊技役に入賞したと判定されると次遊技に今回の遊技でベットされた同じ枚数のメダルが自動ベットされ、スロットマシン1における1回の遊技が終了する(S180)。
[エラー時の動作]
次いで、上述のように遊技の前後、若しくは、遊技中にスロットマシン1がエラー状態teになった際のスロットマシン1の制御動作について、本実施の形態では、下前扉15bが開放された場合を例として図4、図5及び図8を参照しつつ説明する。
まず、スロットマシン1がエラー状態teにある際のメイン制御装置41の制御動作(以下、エラー制御という)について説明する。スロットマシン1は、遊技中にエラー状態teになると遊技動作からエラー動作へと移行する(図8におけるt1時点)。即ち、メイン制御装置41は、割り込み制御であるエラー制御の実行を開始する。下前扉15bが開放されると、その開放が前扉開閉センサ40によって検知されるのに伴って、前扉開閉センサ40から扉開放を知らせる信号がメイン制御装置41に入力される。前扉開閉センサ40からの信号がメイン制御装置41に入力されることで、エラー検知手段52は、下前扉15bが開放状態にあることを検知する(図4におけるS200のYES)。即ち、スロットマシン1がドア開放エラーの状態になったことが検知される。なお、下前扉15bが開放されない場合にあっては、エラー制御は開始することなく通常遊技が行われる(S200のNO)。
エラー検知手段52による下前扉15bの開放の検知に伴い、遊技進行停止状態設定手段68は、スロットマシン1について遊技進行停止処理を行う。具体的に言うと、上述のように、遊技の開始前においては、スタートレバー25、ストップボタン29、及びMAXBET26ボタンなどの操作を無効とする他、メダル投入口23からメダルを投入してもベットされない(メダル投入を受け付けない)ようにすることで遊技を行えない遊技停止状態tsにする(図8参照)。また、ATゲーム中などの遊技に伴い演出が実行されていた場合など、遊技の最中にあっては、その実行中の演出を中断させるように遊技進行停止処理を行う。具体的には、メイン制御装置41(状態設定手段55)がサブ制御装置42に遊技(演出)の進行を停止させる遊技停止信号を送る(S210)。
また、メイン制御装置41は、遊技進行停止状態設定手段68が遊技進行停止処理を行ったのに伴い、スロットマシン1がエラー状態teになったことを、ホールスタッフなどに知らせるためのエラー状態報知をサブ制御装置42に行わせるためにサブ制御装置42に信号を送る報知動作開始処理を行う(S220)。具体的には、メイン制御装置41がサブ制御装置42(特別報知制御手段59)に報知動作開始の信号である報知開始信号を送信することで行われる。
そして、報知動作開始処理が行われた後に、開放状態にあった下前扉15bが閉じられると、前扉開閉センサ40を介して下前扉15bが閉鎖されたことが検知される(S230のYES)。そして、リセット操作に伴って、スロットマシン1におけるエラー状態teであるドア開放エラー状態が解除(終了)された状態となる(図8におけるt2時点)。但し、下前扉15bの閉鎖に伴ってドア開放エラーが解消されても、遊技進行停止状態設定手段68は、図8に示すように、スロットマシン1における遊技停止状態tsを継続させ、スロットマシン1は引き続き、スタートレバー25などの操作手段25,26,29を操作しても遊技を行うことができない状態(以下、遊技復帰待ち状態trという)に設定される。但し、下前扉15bが閉鎖され、かつリセット操作によってドア開放エラーがリセットされなければ、ドア開放エラーは終了することなくエラー状態teが継続している状態となる(S230のNO)。
エラー検知手段52によってドア開放エラーの終了が検知されるのに伴い(S230のYES)、計時手段56によって計時動作開始処理が行われる。そして、計時動作開始処理によって、計時手段56によるドア開放エラー終了時からの経過時間(エラー報知継続時間)を計時する計時動作が開始される(S240)。なお、ここで、エラー報知継続時間とは、エラー検知手段52によるスロットマシン1のエラー状態の検知終了から特別報知制御手段59によるエラー解除報知を継続して行わせるための時間であり、本実施の形態においては、例えば、ドア開放エラーの終了から30秒に設定されている。また、計時手段56による計時動作開始処理と同時にメイン制御装置41は、報知動作を切り換える信号をサブ制御装置42に送る報知動作切換開始処理を開始する(S240)。具体的には、報知動作切換開始処理に伴い、下前扉15bが開放状態にあるエラー状態teに応じた報知から下前扉15bが閉鎖状態(エラー解除状態)にある遊技復帰待ち状態trに応じた報知(エラー解除報知)に切り換える信号である報知切換信号を、メイン制御装置41がサブ制御装置42に対して送信する。
そして、計時手段56による計時動作の開始後に、予め設定された停止状態継続時間(本実施の形態では、例えば、ドア開放エラーの終了から30秒に設定されている)及びエラー報知継続時間の経過が計時手段56によって計時されると(S250のYES)、メイン制御装置41は、サブ制御装置42に報知動作停止処理を開始させる信号を送信し、遊技進行停止状態設定解除手段69は、遊技進行停止解除処理を行う(S260)。具体的には、報知動作停止処理の開始に伴い遊技復帰待ち状態trに応じた報知を行っているサブ制御装置42にメイン制御装置41がその報知動作を停止する信号である報知停止信号を送ると同時に、遊技進行停止状態設定解除手段69は、遊技進行停止解除処理の開始に伴い、遊技進行停止状態設定手段68によって設定されたスロットマシン1における遊技停止状態tsの解除を行う(図8のt3時点)。そして、メイン制御装置41にあっては、この遊技進行停止状態設定解除手段69によるスロットマシン1の遊技停止状態tsの解除及び報知停止信号の送信によって、下前扉15bの開放に伴うメイン制御装置41によるエラー制御が終了し、図8に示すように、通常状態tuへと移行する。
次いで、スロットマシン1がエラー状態teにある際のサブ制御装置42の制御動作(以下、エラー報知制御という)について説明する。サブ制御装置42にあっては、通常報知制御手段57(演出実行制御手段71)がメイン制御装置41からの遊技停止信号を受信するのに伴い(図5におけるS300のYES)、それまで行っていた演出(遊技中における演出や、遊技待機状態におけるデモ演出など)を停止する演出停止処理を行う(S310)。但し、演出実行制御手段71がメイン制御装置41からの遊技停止信号を受信するまでは、演出停止処理は行われず、演出実行制御手段71が演出などを行っていた場合には、その演出が中断されることなく行われることになる(S300のNO)。
そして、特別報知制御手段59(エラー状態報知実行制御手段73)が、メイン制御装置41から報知開始信号を受信した場合には(S320のYES)、エラー状態報知開始処理を行う(S330)。具体的には、エラー状態報知情報記憶手段72に記憶されたデータに基づき、エラー状態報知実行制御手段73は、上述のようにドア開放エラーよるエラー状態te(遊技停止状態ts)に応じたエラー状態報知を開始する。但し、エラー状態報知実行制御手段73が、状態設定手段55からの報知開始信号を受信していない場合には、エラー状態報知開始処理は開始されることはなく報知開始信号の受信待ち状態となる(S320のNO)。
エラー状態報知実行制御手段73によるエラー状態teに応じた報知の開始後、特別報知制御手段59がメイン制御装置41から報知切換信号を受信した際には(S340のYES)、エラー状態報知実行制御手段73は、エラー状態報知停止処理を行う(S350)。一方で、特別報知制御手段59がメイン制御装置41から報知切換信号を受信すると、エラー解除報知実行制御手段76は、上述のようにエラー解除報知情報記憶手段75に記憶されたデータに基づき、遊技復帰待ち状態trに応じたエラー解除報知を行う(S360)。
そして、エラー解除報知実行制御手段76によるエラー解除報知の開始後に、特別報知制御手段59(エラー解除報知実行制御手段76)がメイン制御装置41からのエラー解除報知を終了する報知終了信号を受信すると(S370)、エラー解除報知実行制御手段76は、エラー解除報知終了処理を行う(S380)。即ち、エラー解除報知を終了する。但し、エラー解除報知実行制御手段76が、メイン制御装置41からの報知停止信号を受信していない場合には、エラー解除報知停止処理は開始されることはなく、報知終了信号の受信待ち状態となり(S370のNO)、引き続きエラー解除報知が継続される。
そして、上述のように、エラー解除報知実行制御手段76によるエラー解除報知の終了に伴って、サブ制御装置42は、通常状態tuに移行する。そして、上述のように、メイン制御装置41におけるエラー制御及びサブ制御装置42におけるエラー報知制御が終了するのに伴って、図8に示すように、スロットマシン1は遊技停止状態ts(遊技復帰待ち状態tr)から再び遊技を行い得る通常状態tuに移行する。なお、本実施の形態にあっては、エラー状態の検知終了に伴い、エラー状態報知からエラー解除報知に切り換えるように構成したがこれに限らず、報知内容を切り換えることなく、同じ内容の報知を継続するように構成してもよい。例えば、メイン制御装置41から報知停止信号を受信するまでエラー状態報知を継続するように構成してもよい。
また、本実施の形態では、メイン制御装置41の計時手段56の計時動作の終了によるエラー報知継続時間、及び停止状態継続時間の経過に基づき、メイン制御装置41がサブ制御装置42に報知停止信号を送るように構成したがこれに限らず、例えば、サブ制御装置42にも計時手段を設け、サブ制御装置42の計時手段によってエラー報知継続時間、及び停止状態継続時間を計時するように構成することで、メイン制御装置41からサブ制御装置42へ報知停止信号を送信せずにエラー解除報知を終了するようにしてもよい。具体的には、サブ制御装置42が報知切換信号を受信すると、当該計時手段が計時を開始し、当該計時手段が所定時間計時を行う(タイムアップする)と、エラー解除報知を終了させるようにすることにより行われる。
[精算時の動作]
次いで、メダル精算時のスロットマシン1の動作について図6、図7及び図8を参照しつつ説明する。ここでは、クレジットメダルが精算される場合を例に取って説明するが、ベットメダルが精算される場合も、ベットメダル及びクレジットメダルが精算される場合も同様である。まず、スロットマシン1が精算状態tpにある際のメイン制御装置41の制御動作(以下、メダル精算制御という)について説明する。遊技中以外に精算ボタンが操作される(押される)と、それに伴う操作信号がメイン制御装置41に入力される。メイン制御装置41への操作信号の入力に伴って、精算検知手段53がその操作信号を受信すると、スロットマシン1が精算状態tpになったことが精算検知手段53によって検知される(図6におけるS400)。
精算実行制御手段54は、メイン制御装置41が精算ボタン24の操作による操作信号を受信したのに伴ってメダル精算処理を開始する。具体的には、クレジット制御手段48によって記憶されているクレジットメダルの残り枚数を精算するため、ホッパーユニット3を作動させる信号をメダル払い出し装置3bへと送信する。その信号を受信したメダル払い出し装置3bは、ホッパータンク3a内からクレジットメダル分のメダルを払い出すと共に、その払い出されたメダルの枚数が払い出し表示部22に表示される(S410)。
精算実行制御手段54によるメダル精算処理の開始に伴って、スロットマシン1は、上述のメイン制御装置41におけるエラー制御の動作と同様に、メイン制御装置41(状態設定手段55)によって遊技進行停止処理が行われ(S420)、図8に示すように、遊技の進行が行えない精算状態tp(遊技停止状態ts)に設定される(S210参照)。
また、状態設定手段55は、遊技進行停止状態設定手段68によって遊技進行停止処理が行われたのに伴い、スロットマシン1が精算状態tpであることを、ホールスタッフなどに知らせるための精算状態報知をサブ制御装置42に行わせるためにサブ制御装置42に信号を送る報知動作開始処理を行う(S430)。具体的には、サブ制御装置42に精算報知を開始する報知開始信号を送信することで行われる。
そして、クレジットメダルが全て払い出され、払い出し表示部22の表示が「0」になると精算が終了する(S440のYES)。但し、ホッパーユニット3がクレジットメダルを払い出し終わるまでは精算状態tpは継続する(S440のNO)。
そして、クレジットメダルの払い出し終了に伴う、精算状態tpの解除(終了)が精算検知手段53によって検知されると(S440)、計時手段56による計時動作開始処理が行われる。そして、計時動作開始処理によって、計時手段56による精算状態tpの終了時からの経過時間(精算報知継続時間)を計時する計時動作が開始される(S450)。なお、ここで、精算報知継続時間とは、精算検知手段53によるスロットマシン1の精算状態tpの検知終了から特別報知制御手段59による精算報知を継続して行う時間であり、本実施の形態では、例えば、クレジットメダルの払い出し終了に伴う精算状態tpの終了から30秒に設定されている。それと同時にメイン制御装置41は、報知動作を切り換える信号をサブ制御装置42に送る報知動作切換開始処理を開始する(S450)。具体的には、上述のメイン制御装置41におけるエラー制御と同様にして、メイン制御装置41からサブ制御装置42に精算状態報知から精算終了報知に切り換える報知切換信号が送信される(S240参照)。
そして、計時手段56による計時動作の開始後に、予め設定された停止状態継続時間及び精算報知継続時間の経過が計時手段56によって計時されると(S460のYES)メイン制御装置41は、サブ制御装置42に報知停止信号を送信し、遊技進行停止状態設定解除手段69は、遊技進行停止解除処理を行う(S470)ことでメダル精算制御が終了する。
次いで、スロットマシン1が精算状態tpにある際のサブ制御装置42の制御動作(以下、精算報知制御という)について説明する。サブ制御装置42にあっても、上述のエラー制御の動作と同様に、制御装置13によるメダル精算制御の実行によって、通常報知制御手段57(演出実行制御手段71)がメイン制御装置41からの遊技停止信号を受信するのに伴い(図7におけるS500のYES)、それまで行っていたデモ映像や遊技終了時の映像などの通常報知である演出を停止する演出停止処理を行う(S510)。但し、演出実行制御手段71がメイン制御装置41からの遊技停止信号を受信するまでは、演出停止処理は行われず、演出実行制御手段71が演出などを行っていた場合には、その演出が中断されることなく行われることになる(S500のNO)
そして、特別報知制御手段59(精算状態報知実行制御手段79)が、メイン制御装置41から報知開始信号を受信した場合には(S520のYES)、精算状態報知開始処理を行う(S530)。具体的には、精算状態報知情報記憶手段78に記憶されたデータに基づき、精算状態報知実行制御手段79は、上述のようにメダルの精算状態tpに応じた精算状態報知を開始する。但し、精算状態報知実行制御手段79が、メイン制御装置41からの報知開始信号を受信していない場合には、精算状態報知開始処理は開始されることはなく報知開始信号の受信待ち状態となる(S520のNO)。
精算状態報知実行制御手段79による精算状態報知の開始後、特別報知制御手段59がメイン制御装置41から報知切換信号を受信した際には(S540のYES)、精算状態報知実行制御手段79は、精算状態報知停止処理を行う(S550)。そして、報知切換信号を受信した後、精算終了報知実行制御手段81は、上述のように精算終了報知情報記憶手段80に記憶されたデータに基づき、精算状態tpが終了した後の遊技復帰待ち状態trに応じた精算終了報知を行う。
そして、精算終了報知実行制御手段81による精算終了報知の開始後に、特別報知制御手段59がメイン制御装置41からの報知動作終了信号を受信すると(S570のYES)、精算終了報知実行制御手段81は、精算終了報知終了処理を行う(S580)。即ち、報知を終了する。但し、特別報知制御手段59がメイン制御装置41からの報知停止信号を受信していない場合には、報知終了処理は開始されることはなく、報知終了信号の受信待ち状態となり(S570のNO)、精算終了報知が継続される
そして、上述のようにメイン制御装置41におけるメダル精算制御及びサブ制御装置42における精算報知制御が終了すると、図8に示すように、スロットマシン1は遊技停止状態tsから再び遊技を行い得る通常状態tuに移行する。
なお、本実施の形態では、メイン制御装置41の計時手段56の計時動作の計時動作による精算報知継続時間、及び停止状態継続時間の経過に基づき、メイン制御装置41がサブ制御装置42に報知停止信号を送るように構成したがこれに限らず、例えば、サブ制御装置42にも計時手段を設け、サブ制御装置42の計時動作によって精算報知継続時間を計時するように構成することで、メイン制御装置41からサブ制御装置42へ報知停止信号をせずに精算終了報知を終了するようにしてもよい。具体的には、サブ制御装置42が報知切換信号を受信すると、当該計時手段が計時を開始し、当該計時手段が所定時間計時を行う(タイムアップする)と、精算終了報知を終了させるようにすることにより行われる。
ここで、クレジットメダル又はベットメダルの精算中にホッパータンク3a内のメダルが無くなってホッパーエンプティのエラー状態teになった場合の扱いについて、クレジットメダルの精算中にホッパーエンプティのエラー状態teになった場合を例として、説明する。例えば、クレジットメダルの精算中にホッパータンク3a内のメダルが無くなったこと(ホッパーエンプティ)が検知された場合には、その時点からメイン制御装置41は、メダル精算制御からホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御に切り換わるように構成してもよい。ホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御に切り換わったのに伴って、サブ制御装置42(特別報知制御手段59)は精算状態報知を終了し、メイン制御装置41がホッパーエンプティエラーに基づいてスロットマシン1を遊技停止状態tsに設定するのに伴い、サブ制御装置42は、エラー状態報知を開始する。その後、ホッパータンク3aにメダルが補充されリセット操作が行われたのに伴って、ホッパーエンプティエラーが解除されると、メイン制御装置41はホッパーエンプティエラー終了に基づく遊技停止状態tsを設定する。この間、再度、精算ボタン24が操作されたのに伴って、メダル払い出し装置3bからのメダルの払い出しによる精算動作が再開されたとしても、ホッパーエンプティエラー終了に基づくエラー解除報知がスピーカ35などによって行われる。そして、エラー解除報知の終了及び遊技停止状態tsの解除に伴って通常状態tuに移行するように構成してもよい。即ち、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御に移行したのに伴い、メダル精算制御が終了するように構成してもよい。
また、クレジットメダルの精算中にホッパーエンプティエラーになったのに伴って、メイン制御装置41がホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御に切り換わり、メダル補充に伴うホッパーエンプティエラーの解除に伴って、再びメダル精算制御に切り換わるようにしてもよい。即ち、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御を行っている間、メダル精算制御を一時中断状態にするように構成してもよい。
ホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御を行っている間、メダル精算制御を一時中断状態にする場合には、クレジットメダルの精算中に、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御に切り換わり、メダル精算制御が一時中断状態になり、かつメイン制御装置41がホッパーエンプティエラーに基づいてスロットマシン1を遊技停止状態tsに設定するのに伴い、サブ制御装置42は、精算状態報知を中断して、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー状態報知を開始する。その後、メダルの補充及びリセット操作に伴うホッパーエンプティエラーの解除に基づきメイン制御装置41による遊技停止状態tsが解除され、サブ制御装置42が行うホッパーエンプティエラーの解除に基づくエラー解除報知の終了後に一時中断状態にあったメダル精算制御が再開されるようにしてもよい。そして、メイン制御装置41は、ホッパーエンプティエラーに基づく遊技停止状態tsを解除すると共に、再度、精算状態tpに基づき遊技停止状態tsを設定し、精算ボタン24の操作に基づきクレジットメダルの払い出しを再開すると共に、サブ制御装置42は精算状態報知を再開する。そして、全てのクレジットメダル払い出された後、精算状態tpの終了に伴って、メイン制御装置41による遊技停止状態tsの解除し、サブ制御装置42の精算終了報知を終了するようにしてもよい。なお、上記において、ホッパーエンプティエラーの解除に伴うエラー解除報知を行わずにメダル精算制御を継続して行うようにしてもよい。
また、クレジットメダルの精算中に、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御に切り換わったのに伴って、メダル精算制御が一時中断状態になり、かつメイン制御装置41は、ホッパーエンプティエラーに基づいてスロットマシン1を遊技停止状態tsに設定するのに伴い、サブ制御装置42は、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー状態報知を開始する。その後、メダル補充及びリセット操作に伴うホッパーエンプティエラーが解除され、精算ボタン24の操作に伴ってメダルの払い出しが再開されると、サブ制御装置42は、エラー解除報知を開始すると同時に精算状態報知を開始する。その後、エラー解除報知が終了する前に、メダルの払い出しによる精算の終了に伴って、精算終了報知が開始され、エラー解除報知と精算終了報知が同時に行われ、そして、エラー解除報知が終了した後、精算報知が終了するようにしてもよい。なお、ベットメダルの精算中にホッパーエンプティエラーが発生した場合にも、上記した制御例のいずれかと同様の制御を行うようにすることができる。
上述のように、メイン制御装置41にエラー検知手段52や状態設定手段55などを設けると共に、サブ制御装置42に特別報知制御手段59を設け、例えば、下前扉15bの開放に伴ってスロットマシン1がドア開放エラーになった際に、エラー報知の実行を開始すると共に、通常報知である演出などの実行を終了(停止)するようにしたので、エラー報知を既に行われている演出音などの通常報知とぶつかる(重なる)ことなく実行することができ、通常報知によってエラー報知が打ち消されるのを防ぐことができる。これにより、エラー報知をホールスタッフに確実に聞かせることができ、ゴト行為などの不正行為の可能性がある行為を的確に把握することができる。この結果、不正行為を防止することができる。
また、ドア開放エラーの終了した後にスロットマシン1を遊技停止状態tsに設定し、計時手段56によって予め設定した停止状態継続時間が経過するまで、その遊技停止状態tsを保持するので、例えば、ゴト行為に伴い行われる下前扉15bの開閉動作が短時間のうちに行われたとしても、下前扉15bの閉鎖後、停止状態継続時間が経過するまで必ず停止状態ts(遊技復帰待ち状態tr)になるのと同時に、遊技停止状態tsに応じてスピーカ35などによってエラー状態報知や、エラー解除報知などのエラー報知が行われるので、例えば、エラー報知音と通常の演出音とが重なることなくエラー報知音をホールスタッフに聞かせることができると共に、エラー報知によってゴト行為の可能性がある行為を確実に把握することができる。これにより、ゴト行為の長短に拘わらず、ホールスタッフなどは確実にゴト行為を把握することができる。この結果、ゴト行為を素早く行ったとしてもゴト行為を発見することができ、ゴト行為を防止することができる。
また、エラー解除報知実行制御手段76によって行われる遊技復帰待ち状態trに応じた報知動作は、遊技進行停止状態設定解除手段69によるスロットマシン1の停止状態が解除される前に終了することがないので、例えば、通常遊技に行われる演出音と遊技復帰待ち状態tr時に行われるエラー解除報知音とがぶつかる(重なる)のを防止することができる。これにより、例えば、ドア開放エラー終了時に流す「扉が閉じられました」などの音声がその後の操作音や演出音などぶつからないようにすることができ、エラー解除報知の全てをホールスタッフなどに確実に聞かせることができる。この結果、ゴト行為を的確に把握して防止することが可能となる。
また、エラー解除報知実行制御手段76によって行われる遊技復帰待ち状態trに応じたエラー解除報知は、遊技進行停止状態設定解除手段69によるスロットマシン1の停止状態が解除されると同時に終了するようにしたので、エラー解除報知の終了と同時に遊技を行うことができる。これにより、遊技者は、例えば、遊技開始のタイミングを知ることができ、エラー解除報知終了後、スムーズに遊技を再開することができる。
また、エラー状態報知実行制御手段73によるドア開放エラー状態の時に行うエラー状態報知と、エラー解除報知実行制御手段76によるドア開放エラー終了時に行うエラー解除報知とでは、その報知の内容(スピーカから出力する音、ランプ20が点灯、点滅する時間や順序、及び液晶表示装置19の画面上の表示など)が異なるようにしたので、ホールスタッフなどは、その報知の内容からゴト行為が行われている最中なのか、既にゴト行為が行われた後なのかを把握することができる。これにより、実際のゴト行為が行われているか、否かで異なる対応をとることが可能となり、ゴト行為を適切に防止することができる。
また、メダル精算時にあっても、メダルの精算開始に伴って、精算報知の実行を開始すると共に、通常報知である演出などの実行を停止するようにしたので、精算報知を既に行われている通常報知とぶつかる(重なる)ことなく実行することができ、通常報知によって精算報知が打ち消されるのを防ぐことができる。これにより、精算報知をホールスタッフに確実に聞かせることができ、精算行為を伴って行われるゴト行為などの不正行為を的確に把握することができ、不正行為を防止することができる。
また、全ての精算メダルについて払い出しを終了した後に、精算検知手段53によるスロットマシン1の精算状態tpの検知の終了から計時手段56によって予め設定した停止状態継続時間が経過するまで、遊技停止状態tsを保持するので、例えば、精算行為を伴って行われるゴト行為が繰り返し行われた場合には、繰り返し遊技停止状態tsになるのと同時に、遊技停止状態tsに応じてスピーカ35などによって精算状態報知や、精算終了報知などの精算報知が繰り返して行われるので、ホールスタッフなどは精算行為を伴って行われるゴト行為を的確に把握することができる。これにより、ゴト行為を防止することができる。
また、精算終了報知実行制御手段81によって行われる遊技復帰待ち状態trに応じた報知動作は、遊技進行停止状態設定解除手段69によるスロットマシン1の遊技停止状態tsが解除される前に終了することがないので、例えば、通常遊技に行われる演出音と遊技復帰待ち状態tr時に行われる精算終了報知音とがぶつかる(重なる)のを防止することができる、これにより、例えば、精算終了時に流す「精算が終了しました」などの音声がその後の操作音や演出音などぶつからないようにすることができ、精算終了報知の全てをホールスタッフなどに確実に聞かせることができる。この結果、ゴト行為を的確に把握して防止することが可能となる。
また、精算終了報知実行制御手段81によって行われる遊技復帰待ち状態trに応じた報知動作は、遊技進行停止状態設定解除手段69によるスロットマシン1の停止状態のが解除されると同時に終了するようにしたので、精算終了報知の終了と同時に遊技を行うことができる。とりわけ、ベットメダルの精算時の際に、遊技者は、例えば、遊技開始のタイミングを知ることができ、精算終了報知終了後、スムーズに遊技を再開することができる。
また、精算状態報知実行制御手段79による精算状態tpの時に行う精算状態報知と、精算終了報知実行制御手段81による精算終了時に行う精算終了報知とでは、その報知の内容(スピーカから出力する音声、ランプ20が点灯、消灯、及び点滅する時間や順序、及び液晶表示装置19の画面上の表示など)が異なるようにしたので、ホールスタッフなどは、その報知の内容から精算行為が行われている最中なのか、既に精算行為が行われた後なのかを把握することができる。これにより、不正行為の一環として行われる精算行為が現在行われているか、否かで異なる対応をとることが可能となり、ゴト行為を適切に防止することができる。
なお、本実施の形態では、エラー検知手段52によるスロットマシン1のエラー状態teの検知終了及び精算検知手段53によるスロットマシン1の精算状態tpの検知と同時に遊技復帰待ち状態trに移行するようにしたが、これに限らず、エラー状態の検知終了後及び精算状態検知終了後に遊技復帰待ち状態trに移行するものであれば何れの場合であってもよく、例えば、エラー検知手段52によるエラー状態の検知終了後もエラー状態teが継続され、エラー状態の検知終了した3分間後に遊技復帰待ち状態trに移行するように構成してもよい。
また、本実施の形態では、スロットマシン1のエラー状態teを下前扉15bの開放によるドア開放エラーを一例として説明したが、これに限らず、スロットマシン1におけるエラー状態であれば何れの場合であってもよく、例えば、設定変更、設定参照、省エネモードの設定あるいは解除に伴うエラー等の各種エラーが生じた場合について、上述のドア開放エラーと同様なエラー制御を行うように構成してもよい。
また、本実施の形態では、停止状態継続時間、エラー報知継続時間及び精算報知時間をメイン制御装置41に設けられた計時手段で計時するように構成したが、これに限らず、停止状態継続時間、エラー報知継続時間及び精算報知時間を計時できれば何れのものであってもよく、例えば、メイン制御装置41とサブ制御装置42のそれぞれに計時手段を設けてもよく、メイン制御装置に複数の計時手段を設けてもよい。
また、上述のエラー報知及び精算報知の態様(液晶表示装置19の画面上に表示する文字やスピーカ35から出力する音など)は一例に過ぎず、エラーの種類や、その態様に応じて様々な報知態様がある。
[変形例]
上述のスロットマシン1におけるエラー制御は、下前扉15bの開放に伴って生じたドア開放エラー1つに対応するエラー制御について説明したが、2つ以上のエラー状態teが同時に生じる場合もあり、以下、複数のエラー状態teが生じた場合におけるエラー制御について説明する。
上述の場合と同様に、ホッパータンク3a内にメダルが無くなったことによるホッパーエンプティエラーがホッパーセンサ3cよって検知された後に下前扉15bの開放に伴って生じるドア開放エラーが前扉開閉センサ40によって検知された場合には、両方のエラーがエラー検知手段52によって検知されるようになっている。この場合にあっても、エラー検知手段52によるエラー検知に伴い、状態設定手段55によってスロットマシン1は遊技停止状態tsに設定され(S210)、報知動作開始処理が行われる(S220)。
但し、この場合は、ホッパーエンプティエラーを優先するように構成されている。即ち、ホッパーエンプティエラー及びドア開放エラーの両方をエラー検知手段52が検知した場合には、ホッパーエンプティエラーに応じたエラー制御を行うようになっている。具体的には、メダルが無い旨のエラー状態報知を液晶表示装置19、ランプ20、及びスピーカ35などで行い、ホッパータンク3a内にメダルが補充された後、リセット操作によってホッパーエンプティエラーの状態が解除された場合には、計時手段56によって計時動作を開始すると共に、ホッパータンク3a内にメダルが補充された旨の報知を液晶表示装置19、ランプ20、及びスピーカ35などで報知する(S240)。そして、エラー報知継続時間、停止状態継続時間の経過後は、メイン制御装置41による報知動作停止処理を行うと共に、遊技進行停止解除処理を行い、スロットマシン1の遊技停止状態tsを解除するように構成されている。
なお、上述の場合にあっては、ホッパーエンプティエラーを優先するように構成したが、それ以外にも以下、3つのパターン考えられる。第1のパターンは、ドア開放エラーを優先し、下前扉15bの開放を契機にホッパーエンプティエラーを終了させ、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー状態報知及び遊技停止状態tsを解除するように構成してもよく、そのように構成した場合にあっては、上述したようにドア開放エラーに基づくエラー制御が行われる。
また、第2のパターンとしては、上述のように、ホッパーエンプティエラーがエラー検知手段52によって検知された後、メダルの補充のための下前扉15bの開放が前扉開閉センサ40を介してエラー検知手段42に検知された場合に、2つのエラーに基づきエラー制御を行うようにしてもよい。即ち、ホッパーエンプティエラー及びドア開放エラーに基づく重複制御を行うようにしてもよい。具体的には、メイン制御装置41がホッパーエンプティエラーの検知に基づきスロットマシン1を遊技停止状態tsに設定するのに伴い、サブ制御装置42は、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー状態報知を開始する。そして、メダルの補充を行うために下前扉15bが開放されたのに伴って、ドア開放エラーが検知された場合には、メイン制御装置41はホッパーエンプティエラーに基づくエラー制御を中断し、ドア開放エラーに基づくエラー制御を開始する。これに伴い、サブ制御装置42は、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー状態報知を中断してドア開放エラー2のエラーに基づくエラー状態報知を開始する。そして、メダルの補充がされた後に下前扉15bが閉鎖され、ホッパーエンプティエラーがリセットされた場合には、メイン制御装置41はホッパーエンプティエラーに基づく遊技停止状態tsを設定する。この場合、サブ制御装置42は、ホッパーエンプティエラーの解除に伴うエラー解除報知を行う。そして、エラー報知継続時間の経過後、ホッパーエンプティエラーの解除に基づくエラー解除報知が終了すると共に、下前扉15bの閉鎖に伴うドア開放エラーの解除に基づくエラー解除報知が行われるようにする。なお、メイン制御装置41は、ホッパーエンプティエラーに基づいてスロットマシン1を遊技停止状態tsに設定するようにしたが、ドア開放エラーに基づく遊技停止状態ts継続するように構成してもよい。以下のパターンについても同様である。
また、第3のパターンとして、メイン制御装置41がホッパーエンプティエラーの検知に基づきスロットマシン1を遊技停止状態tsに設定するのに伴い、サブ制御装置42は、ホッパーエンプティエラーに基づくエラー状態報知を開始し、そして、メダルの補充を行うために下前扉15bが開放されたのに伴って、ドア開放エラーが検知された場合には、サブ制御装置42は、ホッパーエンプティエラー及びドア開放エラーに基づく2つのエラー状態報知を開始する。そして、メダルの補充がされた後に下前扉15bが閉鎖され、ホッパーエンプティエラーがリセットされた場合に、サブ制御装置42は、メダルエンプティエラーの解除に伴うエラー解除報知を開始したのに伴い、下前扉15bの閉鎖に伴うドア開放エラーの解除に基づくエラー解除報知をメダルエンプティエラーの解除に伴うエラー解除報知と重複するように行う。そして、エラー報知継続時間の経過後、メダルエンプティエラーの解除に基づくエラー解除報知を終了した後に、下前扉15bの閉鎖に伴うドア開放エラーの解除に基づくエラー解除報知を終了するようにしてもよい。
上述のように、ドア開放エラー及びホッパーエンプティエラーがエラー検知手段52によって何れも検知された際に、何れか一方のエラーを優先するようにしたとしてもスロットマシン1がエラー状態にあることを検知することができると共に、その報知するエラーをホールスタッフなどに確実に知らせることができ、報知されたエラー状態に対処することで、ゴト行為を防止することができる。
また、エラー検知手段52によって、ドア開放エラー及びホッパーエンプティエラーが検知された場合にあっては、上述のように何れかの一方のエラーを優先するのではなく、両方のエラーについてエラー制御及びエラー報知制御を行うように構成してもよい。具体的には、エラー検知手段52によってドア開放エラー及びホッパーエンプティエラーの両方が検知された場合には、エラー検知手段52によって先に検知されたエラー状態に基づき、メイン制御装置41が遊技進行停止処理を行った後、サブ制御装置42は、ドア開放エラー及びホッパーエンプティエラーについてのエラー状態報知を同時に報知する。そして、メダル補充後及び下前扉15bの閉鎖後における報知動作切換開始処理に伴って、ドア開放エラー及びホッパーエンプティエラーについてのエラー解除報知を同時に報知する。
ここで、エラー報知制御やエラー解除報知を同時に報知する場合には、複数の報知が重なっても判別可能なように、例えば報知を行うデバイスを異ならせたり、同一のデバイスで報知を行う場合にはその態様をエラー毎に異ならせるようにすることができる。例えば、スピーカ35により報知を行う場合にはエラーの種類に応じて異なる音声を出力させるようにしたり、ランプ20により報知を行う場合にはエラーの種類に応じて異なる点灯パターンを用いたり、液晶表示装置19により報知を行う場合にはエラーの種類に応じて画像の色彩等を変えたりすることができる。一方、単にエラー状態であることを報知できればよいという場合には、例えばエラーの種類にかかわらず同一の音声を出力させるようにしてもよい。
上述のように、エラー検知手段52によって、ドア開放エラー及びホッパーエンプティエラーが検知された場合にあっては、ドア開放エラー及びホッパーエンプティエラーに基づくエラー報知を同時に行うので、例えば、ホールスタッフなどは、スロットマシン1がどのような原因に基づきエラー状態になっているのかを知ることができる。これにより、スロットマシン1における複数の箇所に対して同時に行われるゴト行為であっても、的確にそのゴト行為を把握することが可能であり、それらゴト行為に応じて対処することにより、的確にゴト行為を防止することができる。
なお、メダルセレクタ37にメダルが詰まることによるメダル詰まりエラーが発生した後、下前扉15bが開放されることにより、メダル詰まりエラーとドア開放エラーがエラー検知手段52によって同時に検知された場合にあっても、メダル詰まりエラーを優先する構成としてもよく、また、ドア開放エラーを優先するように構成してもよい。さらには、上述のように、ホッパーエンプティエラー及びドア開放エラーが重複して検知された場合と同様に、メダル詰まりエラーとドア開放エラーの両方に基づき重複制御を行うように構成してもよい。具体的には、メダル詰まりエラー及びドア開放エラーが解除されたのに伴って、メダル詰まりエラーの解除に基づくエラー解除報知が行われ、そして、メダル詰まりエラーの解除に基づくエラー解除報知が終了した後に、ドア開放エラーに基づくエラー解除報知が行われてもよく、また、メダル詰まりエラー及びドア開放エラーが解除されたのに伴って、メダル詰まりエラーの解除に基づくエラー解除報知とドア開放エラーに基づくエラー解除報知を重複するように行われ、そして、メダル詰まりエラーの解除に基づくエラー解除報知が終了することに伴って、ドア開放エラーに基づくエラー解除報知を行われてもよい。
また、本実施の形態では、ドア開放エラー及びホッパーエンプティエラー並びにドア開放エラー及びメダル詰まりエラーがエラー検知手段52によって検知される構成としたが、これに限らず、エラー検知手段52によって、ドア開放エラー、ホッパーエンプティエラー、及びメダル詰まりエラーの3つのエラーが検知されてよく、また、3つ以上のエラーが検知されてもよく、そしてこれら、3つのエラーの内の1つを優先してもよく、さらには、3つのエラー(3つ以上のエラーも含む)についてのエラー報知を同時に行ってもよい。即ち、エラーの種類を問わず、適用することが可能である。
[第2の実施の形態]
次いで、本発明の係るスロットマシンの第2の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する第2の実施の形態については、上述の第1の実施の形態との相違点に関して説明すると共に、上述のスロットマシン1と同一の内容及び同一の構成からなる部分については同一の番号を付してその説明を省略するものとする。
エラー報知及び精算報知の報知態様に関して第2の実施の形態に係るスロットマシンA(不図示)は、上述のスロットマシン1と異なり、エラー報知の終期(報知を終了するタイミング)をエラー状態teの検知終了から所定期間、遅延させるように構成されている。即ち、エラー報知及び精算報知が遊技停止状態tsの解除よりも遅延して終了するように構成されている。以下、スロットマシン1のエラー報知における動作について、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。
スロットマシンAにあってもスロットマシン1と同様に、遊技中にスロットマシンAがエラー状態teになるとメイン制御装置41によるエラー制御の動作の実行を開始する。例えば、遊技者によって下前扉15bが開放されると、前扉開閉センサ40から扉開放を知らせる信号がメイン制御装置41に入力され、エラー検知手段52は、下前扉15bが開放状態にあることを検知する(S200のYES)。
エラー検知手段52による下前扉15bの開放の検知に伴い、遊技進行停止状態設定手段68は、スロットマシン1について遊技進行停止処理を行い、スロットマシンAは、スロットマシン1と同様に、遊技を行えない遊技停止状態tsに設定される(S210)。そして、スロットマシンAがエラー状態teになったことを知らせる報知動作開始処理が行われることになる(S220)。
報知動作開始処理が行われた後に、開放状態にあった下前扉15bが閉じられ、かつリセット操作に伴い、ドア開放エラーが解除されたことがエラー検知手段52によって検知されると(S230のYES)、スロットマシンAは遊技復帰待ち状態trに設定される。そして、エラー検知手段52によってドア開放エラーの終了の検知に伴い(S230のYES)、計時動作開始処理及び報知動作切換開始処理が開始される(S240)。
そして、スロットマシンAにあっては、計時手段56による計時動作の開始後に、予め設定された停止状態継続時間(本実施の形態においては、例えば、下前扉15bが閉鎖されてから30秒に設定されている)の経過が計時手段56によって計時されると(図9のS600のYES)、遊技進行停止状態設定解除手段69によって遊技進行停止解除処理が行われる(S610)。具体的には、上述のスロットマシン1と同様に、遊技進行停止状態設定解除手段69がスロットマシンAについての遊技停止状態tsの解除を行う。
一方、計時手段56によって、予め設定されたエラー報知継続時間(停止状態継続時間よりも長く設定され、本実施の形態においては、例えば、下前扉15bが閉鎖されてから40秒)の経過が計時手段56によって計時されると(S620のYES)、メイン制御装置41は、サブ制御装置42にエラー解除報知を停止させる信号を送信する報知動作停止処理が行われる(S630)。具体的には、遊技復帰待ち状態trに応じたエラー解除報知を行っているエラー解除報知実行制御手段76に報知停止信号が送られる。そして、メイン制御装置41及びサブ制御装置42におけるエラー制御が終了すると、スロットマシンAは、下前扉15bの開放によるエラー制御が終了し、スロットマシンAは通常状態tuに移行する。なお、メイン制御装置41の計時手段56の計時動作の終了によるエラー報知継続時間、及び停止状態継続時間の経過に基づき、メイン制御装置41がサブ制御装置42に報知停止信号を送るように構成したがこれに限らず、例えば、サブ制御装置42にも計時手段を設け、サブ制御装置42の計時動作によってエラー終了時からの経過時間を計時するように構成することで、メイン制御装置41からサブ制御装置42へは報知切換信号のみを送信し、報知停止信号を送信せずにエラー報知を終了させるようにしてもよい。
具体的には、サブ制御装置42が報知切換信号を受信すると、当該計時手段が計時を開始し、当該計時手段が所定時間計時を行う(タイムアップする)と、エラー解除報知を終了させるようにすることにより行われる。
上述のように、遊技進行停止解除処理による遊技停止状態tsが解除された後に、特別報知制御手段59による報知動作を停止する報知動作停止処理が行われるようにしたので、遊技停止状態tsにおいてエラー報知を確実にホールスタッフに聞かせることができると共に、遊技停止状態tsの解除後、遊技が開始された場合であってもエラー報知をホールスタッフなどに聞かせることができる。これにより、例えば、遊技者は、長時間の間エラー報知が行われ、かつエラー報知が行われている場合に遊技停止状態tsとなるスロットマシンと比して、長時間の間、遊技停止状態tsの終了を待つことなく遊技の開始することができるので、長時間に亘って遊技開始を待つストレスを感じることなく遊技ができるものでありながら、遊技が開始された後もエラー解除報知を継続して行うことができるので、エラー報知を長時間の間に亘って行うことができる。これにより、ゴト行為などの不正行為を高い精度で把握することがきる。この結果、そのエラー報知によってゴト行為が行われたことを的確に把握することができ、ゴト行為を防止することができる。
また、スロットマシンAにおけるクレジットメダルを精算する際の精算報知の報知態様、も上述のエラー報知の態様と同様であり、停止状態継続時間の経過に伴う遊技停止状態が解除された後、精算報知継続時間の経過に伴って精算報知が終了するように構成されている。
さらに、上述の第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、前扉を上前扉15aと下前扉15bの2枚の扉から構成したがこれに限らず、1枚の扉で構成してもよい。
また、上前扉15aが開放された場合にあっても上述の上前扉15aが開放された場合と同様なエラー制御やエラー報知制御を行うように構成してもよい。
また、エラー報知時間(エラー報知継続時間)及び精算報知時間(精算報知継続時間)よりも停止状態時間(停止状態継続時間)が長いように構成してもよい。
また、本発明の各実施の形態における各構成を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明をスロットマシンに適用して説明したが、これに限らず、遊技機全般に適用することが可能であり、例えば、パチンコ機などにも適用することができる。
1 遊技機(スロットマシン)
3 貯留払う出し手段(ホッパーユニット)
19 報知手段(液晶表示装置)
20 報知手段(ランプ)
24 精算スイッチ(精算ボタン)
25 操作手段(スタートレバー)
26 操作手段(MAXBETボタン)
29 操作手段(ストップボタン)
35 報知手段(スピーカ)
40 検知手段(前扉開閉センサ)
50 貯留払う出し手段(ホッパー制御手段)
52 エラー検知手段
54 貯留払う出し手段(精算実行制御手段)
55 状態設定手段
57 報知手段(通常報知制御手段)
59 報知手段(特別報知制御手段)
te エラー状態
ts 停止状態(遊技停止状態)
tp 精算状態

Claims (1)

  1. 遊技の進行に用いられる操作手段を備える遊技機であって、
    前記遊技機における所定のエラー状態を検知するエラー検知手段と、
    前記操作手段の操作に伴って行う通常報知と、前記遊技機が前記所定のエラー状態であることを報知するエラー報知とを実行可能な報知手段と、
    前記エラー検知手段による前記所定のエラー状態の検知終了からの時間を計時する計時手段と、
    前記エラー検知手段による前記所定のエラー状態の検知に伴い前記遊技機を、前記操作手段による操作を行っても遊技の進行が行えない停止状態に設定し、かつ前記エラー検知手段による前記所定のエラー状態の検知終了後も、前記停止状態を継続させることで前記遊技機を、引き続き遊技の進行が行えない状態にする状態設定手段と、を備え、
    前記報知手段は、
    前記状態設定手段によって前記遊技機が前記停止状態に設定されたのに伴って、前記通常報知の実行を終了すると共に、前記エラー報知の実行を開始し、その開始した前記エラー報知を、前記エラー検知手段による前記所定のエラー状態の検知終了から前記計時手段による計時動作において予め設定したエラー報知継続時間が経過するまで実行するように形成され、
    前記状態設定手段は、
    前記計時手段による計時動作において、予め設定した停止状態継続時間が経過した場合に、前記遊技機における前記停止状態の設定を解除するように形成され、
    前記エラー報知継続時間は前記停止状態継続時間よりも長く設定されていることを特徴とする遊技機。
JP2013030498A 2013-02-19 2013-02-19 遊技機 Active JP6240826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013030498A JP6240826B2 (ja) 2013-02-19 2013-02-19 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013030498A JP6240826B2 (ja) 2013-02-19 2013-02-19 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014158572A JP2014158572A (ja) 2014-09-04
JP6240826B2 true JP6240826B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=51610825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013030498A Active JP6240826B2 (ja) 2013-02-19 2013-02-19 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6240826B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6475447B2 (ja) * 2014-09-16 2019-02-27 ダイコク電機株式会社 遊技場用システム
JP2016131786A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社三共 遊技機
JP6516500B2 (ja) * 2015-02-17 2019-05-22 株式会社三共 遊技機
JP2018000254A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 サミー株式会社 スロットマシン
JP6943625B2 (ja) * 2017-05-24 2021-10-06 株式会社三共 遊技機
JP6943626B2 (ja) * 2017-05-24 2021-10-06 株式会社三共 遊技機
JP6943627B2 (ja) * 2017-05-24 2021-10-06 株式会社三共 遊技機
JP6548282B1 (ja) * 2018-08-31 2019-07-24 株式会社オリンピア 遊技機
JP6792884B1 (ja) * 2019-06-20 2020-12-02 株式会社オリンピア 遊技機
JP6718631B1 (ja) * 2019-06-20 2020-07-08 株式会社オリンピア 遊技機
JP6792883B1 (ja) * 2019-06-20 2020-12-02 株式会社オリンピア 遊技機
JP6718633B1 (ja) * 2019-06-20 2020-07-08 株式会社オリンピア 遊技機
JP6718632B1 (ja) * 2019-06-20 2020-07-08 株式会社オリンピア 遊技機
JP6749710B1 (ja) * 2019-07-10 2020-09-02 株式会社オリンピア 遊技機
JP2021013435A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 株式会社オリンピア 遊技機
JP6943466B2 (ja) * 2019-07-10 2021-09-29 株式会社オリンピア 遊技機
JP2021013438A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 株式会社オリンピア 遊技機
JP2021013440A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 株式会社オリンピア 遊技機
JP6940196B1 (ja) * 2020-08-17 2021-09-22 株式会社オリンピア 遊技機
JP7078281B2 (ja) * 2020-08-17 2022-05-31 株式会社オリンピア 遊技機
JP7078283B2 (ja) * 2020-08-17 2022-05-31 株式会社オリンピア 遊技機
JP7078282B2 (ja) * 2020-08-17 2022-05-31 株式会社オリンピア 遊技機
JP7078280B2 (ja) * 2020-08-17 2022-05-31 株式会社オリンピア 遊技機
JP7134276B2 (ja) * 2021-02-19 2022-09-09 株式会社三共 遊技機

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1190017A (ja) * 1997-07-22 1999-04-06 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊戯機の稼動状態報知方法およびその方法が実施された遊戯機
JPH11267335A (ja) * 1998-03-20 1999-10-05 Sophia Co Ltd 遊技機の異常表示方法及び遊技機
JP4245496B2 (ja) * 2004-03-01 2009-03-25 マルホン工業株式会社 パチンコ機
JP2006345940A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Daito Giken:Kk 遊技台
JP5077519B2 (ja) * 2006-07-11 2012-11-21 株式会社三洋物産 遊技機
JP5174388B2 (ja) * 2007-08-01 2013-04-03 株式会社三共 遊技機
JP2011000226A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Daito Giken:Kk 遊技台
JP5392839B2 (ja) * 2009-11-16 2014-01-22 豊丸産業株式会社 遊技機
JP5754776B2 (ja) * 2011-07-05 2015-07-29 サミー株式会社 弾球遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014158572A (ja) 2014-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6240826B2 (ja) 遊技機
JP4673311B2 (ja) 遊技機
JP5354533B2 (ja) 遊技機
JP2012249729A (ja) 遊技機
JP5742019B2 (ja) 遊技機
JP5945809B2 (ja) スロットマシン
JP2014054397A (ja) 遊技機
JP2006230584A (ja) 遊技機
JP6035525B2 (ja) 遊技機
JP2009131318A (ja) 遊技機
JP5550006B2 (ja) 遊技機
JP5686924B2 (ja) 遊技機
JP2013126596A (ja) 遊技機
JP6718633B1 (ja) 遊技機
JP2010172467A (ja) 遊技機
JP6882066B2 (ja) スロットマシン
JP6882065B2 (ja) スロットマシン
JP2024078615A (ja) 遊技機
JP2024078604A (ja) 遊技機
JP2024078603A (ja) 遊技機
JP2024078611A (ja) 遊技機
JP2024078607A (ja) 遊技機
JP2024078608A (ja) 遊技機
JP2024078613A (ja) 遊技機
JP2024078602A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150617

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151110

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160916

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170510

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6240826

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250