JP2013126596A - 遊技機 - Google Patents
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【解決手段】スロットマシンのメダルセレクタのメダルセンサの出力に基づくメダル計数の結果が、予め定められた上限を超えたときにブロッカを作動させ、同時にタイマーを起動する。ブロッカの作動後においてメダルセンサの出力を監視し、メダルセンサに出力が生じたときにタイマーの出力を取得する。取得されたタイマーの出力が予め定められた閾値を超えたとき、不正行為と判定する。タイマーの出力が予め定められた閾値を超えないときは、メダル飲み込みとして不正行為と判定しない。
【選択図】 図5
Description
前記メダルセンサの出力に基づき投入されたメダルを計数するとともに、所定の場合に前記ブロッカを作動させる制御部とを備える遊技機において、
タイマーを備え、
前記制御部は、下記ステップを含む不正行為判定処理を実行するものである。
(ア)前記メダルセンサの出力に基づく計数の結果が予め定められた上限を超えたときに前記ブロッカを作動させるステップ
(イ)前記ブロッカの作動と同時に前記タイマーを起動するステップ
(ウ)前記ブロッカの作動後において前記メダルセンサの出力を監視し、前記メダルセンサの出力が発生したときに前記タイマーの出力を取得するステップ
(エ)取得された前記タイマーの出力が予め定められた閾値を超えたとき、不正行為と判定するステップ
前記メダルセンサの出力に基づき投入されたメダルを計数するとともに、所定の場合に前記ブロッカを作動させる制御部とを備える遊技機において、
前記制御部は、下記ステップを含む不正行為判定処理を実行するものである。
(オ)前記メダルセンサの出力に基づく計数の結果が予め定められた上限を超えたときに前記ブロッカを作動させるステップ
(カ)前記ブロッカの作動後において前記メダルセンサの出力を監視し、前記メダルセンサの出力が発生したときに当該出力の発生回数を計数するステップ
(キ)計数された前記発生回数が予め定められた閾値を超えたとき、不正行為と判定することを特徴とする遊技機。
前記制御部は、
前記メダルセンサの出力に基づきメダル投入検知に関する処理を実行し、
前記ベットスイッチの押下に関する処理を実行し、
前記スタートスイッチからの信号に基づき乱数値を取得して当選判定を行う内部抽選処理と、前記複数の回転リールを回転させる回転リール回転処理を含む、スタートスイッチ押下に関する処理を実行し、
前記複数のストップスイッチの出力を監視し、それらの出力に基づき前記複数の回転リールを停止させる、ストップスイッチ押下に関する処理を実行し、
前記複数の回転リールが停止したとき、所定の役に入賞したかどうか判定する、入賞判定処理を実行し、
前記判定の結果に基づき前記ホッパ装置を駆動してメダルを払い出す払い出し処理を実行するものであり、
さらに、前記制御部は、
前記スタートスイッチ押下に関する処理の実行後に、前記不正行為判定処理を有効にし、
前記払い出し処理の実行後に、前記不正行為判定処理を無効にする、ようにしてもよい。
前記制御部は、
前記精算スイッチが操作されたときに、前記ホッパ装置を制御して投入済みのメダルであって遊技に使用されていないものに対応する数のメダルを払い出すとともに、
前記メダルセンサの出力を監視し、前記精算スイッチの操作から前記メダルの払い出しの完了までの間において、前記メダルセンサの出力が発生したときに不正行為と判定する、ようにしてもよい。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図3において、200、201はそれぞれCPU、ROM及びRAMを内蔵するメイン基板、サブ基板である。
図9のブロッカ1bは、遊技機が電源オンでブロッカ非動作のとき、流下する正規のメダルの上端を支える構造になっている。ブロッカ動作時又は遊技機の電源オフのとき、ブロッカ1bが動いてその先端(メダル通路11の上端に位置する部分)が開き、流下するメダルの上端を支えなくなる。メダル通路11は傾いているので、支えがないとメダルはメダル払い出し口135へ落下することになる。
なお、ブロッカ1bは図9の構造以外のものでもよい。例えば、ブロッカ1bは前記メダル通路に設けられた突起で、ソレノイドなどの駆動部(図示せず)により進退するものである。ブロッカ1bは、通常は前記メダル通路よりも引き込まれているが、メイン基板200の制御に基づき前記駆動部が駆動されると前記メダル通路内に突出し、前記メダル通路内のメダルや異物を前記メダル通路からはじき出す。ブロッカ1bは、メダルセンサ1aの上流側に設けられていて、ブロッカ1b作動時は、メダルはメダルセンサ1aで検知されることなく、メダル払出口135から返却される。
メダルセンサ1aの出力を監視し、メダルが投入されたことを示す信号(例えば、フォトインタラプタで光が遮蔽されたことを示す信号)を受けたらメダルが投入されたと判定し、投入されたメダルの枚数を増加させる(一般的には1だけ増加させる)。
なお、メダルが投入されたと判定した場合、所定数まではベットされ、所定数を超えた分については、クレジットされる。
ベットスイッチ134の出力を監視し、それが操作されたことを示す信号を受けたら、ベットされたメダルの枚数を増加させるとともに、それに合わせてクレジットの数を減少させる。クレジットの数がゼロのときは、あるいはすでに所定数ベットされているときは、ベットスイッチ134が操作されても何もしない(ベットスイッチ134の出力を無視する)。
この処理は次の2つの処理を含む。
(1)内部抽選処理
遊技に必要な数のメダルがベットされているとき、スタートスイッチ134のスタートスイッチセンサ134cからの信号に基づき乱数値を取得し、当該乱数値に基づき当選判定を行う。当該乱数値が所定の役に当選する値であるときは、その旨の情報(フラグ)がRAMに書き込まれる。
(2)回転リール回転処理
スタートスイッチ134のスタートスイッチセンサ134cからの信号に基づき3つのステッピングモータ203bを駆動して3つの回転リール203aを回転させる。
3つのストップスイッチ140の出力を監視し、回転リール203aが回転中の場合、それらのいずれかが操作されたことを示す信号を受けたとき、内部抽選処理の結果に応じて対応する回転リール203aを停止させる。3つの回転リール203a全部が停止するまで、この処理を続ける。なお、ストップスイッチ140が操作されないときは、予め定められた時間経過した時点で3つの回転リール203aの回転を自動的に停止させる。
S4の処理により全回転リールが停止したとき、所定の役に入賞したかどうか判定が行われる。具体的には、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。
S5の処理により入賞が確定したと判定された場合、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。メイン基板200はホッパモータ121aを駆動してメダルを払い出し、予め定められた枚数のメダルを払い出した時点でホッパモータ121aの駆動を停止する。
上述のようにベットスイッチ134の操作により増加された投入メダルの枚数がいくらであるかを取得する。ベットの枚数は、通常は、最大3枚である。
メダルセンサ1aで検出されたメダルの枚数がクレジットされている枚数に相当する。上述のようにベットスイッチ134の操作により投入メダルの枚数は減少する。投入可能なメダルの枚数は、通常は、最大50枚である。
S1で取得したベットの枚数と、S2で取得した投入メダルの枚数を合計する。通常は、3枚+50枚=53枚が上限である。
上限を超えた場合(S14でYES)、ブロッカ1bを作動させる。これにより、新たにメダルが投入されたとしても当該メダルはメダルセンサ1aには到達しなくなる。
タイマーTMは、起動されときから計時を行う。タイマーTMの出力には、起動されてから経過した時間の情報が含まれている。
タイマーTMの出力を読み込み、経過時間を把握する。予め定められた所定時間経過したときは、図5の不正行為判定処理の実行を終了する。これは、S18の処理を永遠に繰り返すことを防ぐためである。S17はタイムアウト処理と言える。なお、S17の処理はなくてもよい。
S15でブロッカ1bを作動させているから、それ以降はメダルセンサ1aの出力が発生することはないはずであるが、まれに、ブロッカ1bの作動タイミングによってはそこを通過中のメダルがそのままメダル通路を流れていくことがある(メダルの飲み込み)。そこで、さらにS19の処理を行う。
上述のメダルの飲み込みは、ブロッカ作動後の数秒間に発生し、それ以降は発生しない。したがって、ブロッカ作動から予め定められた閾値(例えば3秒)を超えてメダルを検出したときは(S18でYES、かつ、S19でNO)、不正行為と判定し、所定のエラー報知を行う(S21)。
この処理は、ブロッカ1bの作動後に生じたメダルセンサ1aの検出回数を求めるものである。図6には示していないが、ブロッカの作動(S15)と同時に上記メダル枚数(検出回数)はリセットされる(ゼロに設定される)。
閾値(例えば2枚)以内であれば(S19bでYES)、これはメダルの飲み込みと考えられる(S20)ので、S17〜S19の監視処理を継続する。
これを回避するためには、遊技を開始する際にいったん不正行為用の器具を取り外さなければならない。不正行為用の器具の装着と取り外しを繰り返す行為は目立つので、不正器具の使用の抑制になる。
上記と同様に、精算の際に不正行為用の器具の取り外しが必要である。不正行為用の器具の装着と取り外しを繰り返す行為は目立つので、不正器具の使用の抑制になる。
精算スイッチが押下されたとき、S22以降の処理を実行する。
この処理は従来の遊技機でも同じである。
メダル払い出し中は、メダルセンサ1aの出力を監視し、その出力が発生したときは(S23でYES)、不正行為と判断し、エラー報知を行う(S24)。
メダルセンサ1aの出力が発生しなければ、従来の遊技機と同様にメダルの払い出しをその完了まで続ける(S25でNO,S22)。メダル払い出しが完了したら(S25でYES)、図8の処理を終了する。
なお、遊技中に行うことと、精算中に行うことを組み合わせて行うようにしてもよい。
1a メダルセンサ
1b ブロッカ
121 ホッパ装置
121a ホッパモータ
134 スタートスイッチ
134a ノブ
134b レバー
134c スタートスイッチセンサ
137 ベットスイッチ
138 精算スイッチ
140 ストップスイッチ
200 メイン基板(制御部)
203 リールユニット
203a 回転リール(回胴)
203b ステッピングモータ
TM タイマー
Claims (1)
- メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路の前記メダル排出口側に設けられてメダルを検出するメダルセンサと、前記メダルセンサよりも前記メダル投入口側に設けられて前記メダル通路を転動するメダルを前記メダルセンサに到達する前にメダル払出口へ排出するブロッカとを含み、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタと、
投入されたメダルであって遊技に使用されていないものを払い戻すための精算スイッチと、
前記メダルセンサの出力に基づき投入されたメダルを計数するとともに、所定の場合に前記ブロッカを作動させ、前記精算スイッチの出力に基づき投入されたメダルであって遊技に使用されていないものを払い戻す制御部とを備える遊技機において、
前記制御部は下記(A)及び(B)のステップを含む不正行為判定処理を実行することを特徴とする遊技機。
(A)前記精算スイッチの押下を契機として、前記メダルセンサの出力を監視するステップ
(B)前記精算スイッチの操作から前記メダルの払い戻しの完了までの間において、前記メダルセンサの出力が発生したときに不正行為と判定するステップ
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