JP2008119163A - 投入メダル選別装置及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メダルの円滑な連続投入性を損なうことなく、メダル通路切替時のメダルの飲込み、誤排除、詰りを防止することができる投入メダル選別装置及び遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】基板に開閉支持される開閉板を上開閉板と下開閉板との上下に分割して設け、投入されたメダルを排除する場合は、下開閉板を開操作して基板と該下開閉板との対向面間にメダル落下用の下排除口を開口させて排除する。一方、投入されたメダルの径が小さい場合は、前記下開閉板にメダル通路と対向する部位に開口して小径のメダル類をメダル通路方向と直交する横方向よりメダルの自重を利用して排除させる横排除口より排除させる。このように、下方と横方向との2方向の排除口を設けてメダルを排除する。
【選択図】図13

Description

この発明は、例えばスロットマシンなどの遊技機に投入されたメダルの選別を行う投入メダル選別装置に関し、さらに詳しくは正確なメダルの排除性能を有する投入メダル選別装置及び遊技機に関する。
従来、投入メダル選別装置(メダルセレクタ)はスロットマシンの投入口より投入されたメダルを、メダルの大きさなどから適正なメダルと不適正なメダルとに選別し、適正なメダルは内部に取込み、不適正なメダルや所定枚数を越えるメダル、すなわち余剰メダルはメダル通路より排除して返却口に返却している(例えば特許文献1参照)。
ところで、この種の装置は、メダルを選別するために要する選別距離が短い装置、また短い投入間隔で連続してメダルを投入許可させる連続投入条件に適した装置が要望されている。
ところが、投入されたメダルは自重により流下する流下速度が速いため、メダルの投入間隔が短いメダルセレクタでは、不適正なメダルや余剰メダルを強制的に排除する場合に、該メダル通路を形成する開閉板の切替動作がメダルの流下に間に合わず、これがメダルの飲込み(不適正なメダルや余剰メダルを誤って内部に取り込むこと)やメダル詰り等のメダル排除エラーを発生させる原因になっていた。また、このメダル排除エラーは、メダルの流下速度が速いほど、またメダルの投入間隔が短いほど、そのメダル排除エラーの発生頻度は顕著になる。
そこで、メダル排除エラーを防止するために、開閉板の切替動作を制御する制御部が出力したメダル排除用の信号と、その信号を受けて実際にメダルを排除動作させる部材との間にタイムラグが発生するため、このタイムラグを考慮したメダル排除動作(開閉板の切替え)を行っている。しかしながら、何らかの要素、例えばメダル通路面の汚れ、メダルの変形などにより、メダルの流下速度が遅くなる可能性があり、このメダルの流下速度が遅くなると、前記タイムラグと正確に対応せず、メダルの飲込みや詰り及び誤排除等のメダル排除エラーを発生させてしまう。
前記メダルの飲込みが発生した場合は、本来、返却されるメダルが計数されないままスロットマシン内の収納部に取込まれてしまうため遊技者に不利益を及ぼしてしまう。また、メダル詰りや誤排除が発生した場合は、スロットマシンがエラーを報知するため係員による復旧作業を要して手間が掛かり、遊技が中断されて遊技者の趣向を低下させてしまう。
このような問題を解決する手段として、メダルの流下速度を通路上に配置した減速部材を用いて減速させたり、メダルの受入れ間隔を強制的に一定間隔に保つことが考えられている。ところが、このような解決手段を講じた場合はメダルの円滑な連続投入性が低下し、遊技者の趣向を低下させてしまう。また、別の解決手段として、メダル通路の底面を開放することでメダルを排除するメダルセレクタが知られている(例えば特許文献2参照)。
しかし、この場合はメダルセレクタでのメダル通路(選別距離)が長くなるという課題がある。この選別距離が長くなる原因は、メダル通路上で投入されたメダルの外径寸法を区別することによって適正メダルと不適正メダルとに選別する領域と、受付拒否したメダルを返却する領域とに分離する必要があるからである。さらに、メダルが転動する底面を開閉させる構成すると、その開閉する可動部分にガタ等が生じてメダルが転動する基準面が変化してしまい、メダルを外径により選別する性能が低下してしまう。また、可動部分のガタを抑えようとした場合は、可動する部品に高い精度が必要でコスト高になる。ことに、基板と開閉板との2部材を互いに接合し、その対向面間にメダル通路を形成している。この場合、現状ではメダルの上縁部を凹状にガイドするメダル通路の上ガイド部が基板側に設けられ、メダルの下縁部を凹状にガイドするメダル通路の下ガイド部が開閉板側に設けられている。このため2部材にまたがる上部ガイド部と下部ガイド部とをそれぞれ位置決め固定して所定の精度を保ったメダル通路を調整することが難しく、また調整工数が増える結果にもなっていた。例えば、上下のガイド部間に開口される小径メダル排除用の排除口の大きさを調整及び設定するために組立に手間と時間がかかってしまう問題を有していた。
特開2002-172203号 特開2004-113313号
そこでこの発明は、メダルの選別距離が短くても投入間隔の短い円滑なメダルの投入性を確保して、メダル排除動作時のメダルの飲込み、誤排除、詰りを防止でき、また組立性を向上することができる投入メダル選別装置及び遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、立姿で対向する基板と開閉板との対向面間に、メダルを自重により縦方向から横方向へと転動させて通過させるL形状のメダル通路を設け、該メダル通路を通過する適正なメダルは受入れ、不適正なメダルは通過途中で排除する投入メダル選別装置であって、前記基板側には、投入されたメダルの上部側を開閉板側に傾斜させてメダルの片面を傾斜ガイドする側面ガイド部を有し、前記開閉板側には、前記側面ガイド部に対向してメダルの上縁部をガイドする上ガイド部と、前記側面ガイド部に対向してメダルの下縁部をガイドする下ガイド部と、前記上ガイド部と下ガイド部との上下ガイド部間に開口した部位より小径のメダル類を排除させる排除口を有し、前記開閉板の上部を回動支点に該開閉板の下部側を片開き式に開閉自在に設け、前記基板と該開閉板との下部対向面間を開放させてメダルを排除する下方排除手段を有することを特徴とする。
前記開閉板側に上ガイド部と下ガイド部との双方のガイド部を設けているため、基板に開閉板を取付けた時点でメダル通路の上ガイド部と下ガイド部が定位置に正確に位置決め固定されることになり、上ガイド部と下ガイド部との間に開口される排除口の調整を精度よく調整できるとともに調整が容易となり、組立性が向上する。前記開閉板に形成される上ガイド部と下ガイド部は、メダルとの接触が多く磨耗し易いので耐磨耗性の良好な材質を用いるのが適している。そして、基板を回動支点とする開閉板を開操作させれば、メダル通路が開放されて、その開放部間からメダルを自重により落下させて排除できる。また、メダル詰りが発生すれば、開閉板の開操作によって瞬時に解消できる。
またこの発明は、立姿で対向する基板と開閉板との対向面間に、メダルを自重により縦方向から横方向へと転動させて通過させるL形状のメダル通路を設け、該メダル通路を通過する適正なメダルは受入れ、不適正なメダルは通過途中で排除する投入メダル選別装置であって、前記開閉板は上下に分割され、前記基板に回動自由に軸支され、該軸支部を回動支点に下部側が片開き式に開閉されて上側に配置される上開閉板と、前記上開閉板に回動自由に軸支され、該軸支部を回動支点に下部側が片開き式に開閉されて下側に配置される下開閉板とを有し、前記下開閉板にはメダル通路と対向する部位に開口して該メダル通路を通過する小径のメダル類をメダル通路方向と直交する横方向より排除させる横排除口を有し、前記基板と該開閉板との下部対向面間を開放させてメダルを排除する下方排除手段を有することを特徴とする。
前記上開閉板は基板を回動支点とする開閉機能を持たせることによって、下方に連結されている下開閉板も上開閉板の開閉に連動して開閉操作される。従って、上開閉板を開操作させれば、上下の開閉板は一体的に開操作されるためメダル通路を形成する基板との対向面間を大きく開放する。よって、メダル詰りが発生した場合は、上開閉板を開操作することで詰ったメダルは自重により下方に落下するのでメダル詰りを瞬時に解消できる。
前記下開閉板は上開閉板を回動支点とする独立した開閉機能を持たせることによって、該下開閉板の開操作時にメダル通路を構成している対向面間を開放させることができる。この場合に、片開きされたメダル通路の下方が大きく開放されるため、排除されるメダルをメダル通路から下方に落下させて排除させることができる。このメダルの排除に際して、下開閉板を機械的に開操作して排除対象のメダルを下方に開口される下排除口から落下させて強制的に排除させるのに対し、適用外の小径のメダル類はメダル通路の流下途中で自然に横排除口から排除される。また、メダル通路はメダルの自重が排除方向に作用する垂直面より傾斜させて設ける。これにより、排除されるメダルは横排除口及び下排除口へと安定して導かれる。
この発明の態様として、前記メダル通路の一側面となる基板側には、立姿で転動するメダルの上縁部をガイドする逆L形ガイド部と、そのメダルの一側面に平面対応してガイドする平面ガイド部とを有し、前記メダル通路の他側面となる下開閉板側には、前記逆L形ガイド部との対向面間でメダルの上縁部を凹状にガイドする上ガイド部と、前記平面ガイド部との対向面間でメダルの下縁部を凹状にガイドする下ガイド部とを有して構成することができる。
前記下開閉板を閉じると、該下開閉板と対向する基板との間に、メダルを立姿で転動させる縦長の通路空間と、その通路空間の上下のメダルガイド部となる凹状の上ガイド部と下ガイド部とを有するメダル通路が形成される。これに対し、下開閉板を開けると、下ガイド部を形成している基板の平面ガイド部と下開閉板の凹状形成側との対向面間が離れてメダルを留めていた底面が開放される。よって、メダルは自重によりメダル通路から真下に落下して排除される。
この場合、メダル通路は上ガイド部と下ガイド部とが同時に開放されるため、メダルは瞬時に自由状態となり、迅速且つ確実に排除される。ことに、基板側はメダル通路の底面がないのでメダルを落下させて排除する場合にメダルの底面が引っ掛かるおそれがなくなり、メダル詰りが発生する要素がなくなる。前記基板はメダル通路を形成する片方の側面を、逆L形ガイド部と平面ガイド部を作成するだけでよく、また基板の側面を全て平面ガイド部とし、これに対接される下開閉板の側面に平面対応する凹状の一部を形成するように構成してもよい。
この発明の態様として、前記下排除手段は、前記下開閉板を開位置と閉位置とに開閉動作させる駆動手段と、前記駆動手段により駆動される下開閉板の開動作に連動して該下開閉板を開位置に移動させ、下開閉板の閉動作に連動して下開閉板を閉位置に移動許可させる開閉ガイド部材とを備えて構成することができる。
前記駆動手段は、例えば駆動源にソレノイドを用い、該ソレノイドのON・OFFに連動させれば、下開閉板だけを開閉操作することができる。また、前記開閉ガイド部材は、前記駆動手段の出力に連動させればよく、例えばソレノイドのON・OFFに連動する開閉ガイド部材を基板側から下開閉板側に出没させれば、該開閉ガイド部材で下開閉板を開閉ガイドすることができる。
この発明の態様として、前記下排除手段は、前記下開閉板の開動作に連動してメダル通路閉鎖用に規制部材をメダル通路に突入させ、下開閉板の閉動作に連動してメダル通路開放用に規制部材をメダル通路から退避させてメダル通路を閉鎖・開放させる機能を持たせて構成することができる。
前記規制部材は、該規制部材をメダル通路に突入させれば、該規制部材がメダル通路を閉鎖してメダルの通過を規制することができる。また、規制部材をメダル通路から退避させれば、メダル通路を開放してメダルの通過を許可することができる。従って、メダルを排除する場合に、下開閉板を開放することに加えて規制部材をメダル通路に突出させることにより、メダル通路では開放空間が下方に従って扇形に大きく形成されることに伴い、下開閉板と規制部材との対向面間でメダルを挟むようなメダル詰りの発生要素が確実に解消される。また、規制部材によるメダルの流下規制作用によって的確にメダルを排除できるためメダルの飲込みが可及的に低減される。
このように構成された投入メダル選別装置を内蔵する遊技機を用いれば、メダルの飲込み、メダル詰り、誤排除等のメダル排除エラーのない信頼性の高い遊技機として運用することができる。
この発明によると、メダル通路の下方を片開き式に開放して、メダルをメダル通路から下方に落下させて排除することにより、メダルの自重を有効利用した排除構成となり、メダル排除時に発生しやすいメダルの飲込み、詰り、誤排除を防止することができる。また、メダルを下方に落下させて排除する下排除口と、適用外の小径のメダル類を流下途中で横方向に自然に排除させる横排除口との2種類の排除口を備えることによって各メダルを排除目的に応じて排除できる信頼性の高い安定した排除処理ができる。さらに、組立時においても、横排除口の調整を精度よく調整できるとともに調整作業が容易となり、組立性が向上する。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面は遊技機の一例として遊技ホールに設置されるスロットマシンを示し、図1はスロットマシンの外観斜視図である。このスロットマシン11は接客面としての前面上部にパネル12とリール部13を有し、前面中央の幅方向に3個の並列するストップボタン14を有し、その左側にスタートレバー15と掛け数設定ボタン16を、右側に返却ボタン(清算ボタン)17とメダルMを1枚ずつ投入するための投入口18とを有し、これらの前面下部に上皿19と下皿20を有している。
そして、遊技者がスロットマシン11を遊技利用するときに、前記投入口18にメダルMが1枚ずつ投入される。投入されたメダルMは内部で選別され、有効と選別された適正なメダルMは内部に取込まれ、不適正と選別されたメダル類や受入れ可能な所定枚数を越える余剰メダルはメダル返却通路(図2参照)26を介して下皿20へと返却させるメダル選別機能を有している。また、遊技者が遊技を中止するために清算ボタン17を押下操作した場合もメダルMは下皿20へと返却される。
図2はスロットマシン11の前面扉11aを片開き式に開口した扉の内部構造を示す斜視図である。この開口されたスロットマシン本体11b側には、上部に制御部11cを設置し、中央部に外周面の絵柄の位置を回転・停止させて遊技利用を行う3列のリール部13を設置し、下部の中央にメダルの取込み、及び払い出し用のメダル払出装置21を設置し、その左側に電源装置22を設置し、右側にオーバフロータンク23を設置している。前記制御部11cはメダルセレクタ25の信号を処理し、またスロットマシン全体を制御する。
一方、前面扉11a側には、内面上部より下部にかけてリールカバー24と、メダルの適否を選別するメダル選別装置(メダルセレクタ)25と、メダル返却通路26と、返却口27とをこの順に有している。そして、投入口18に投入されたメダルMは一旦メダルセレクタ25に導かれ、ここで選別された後、受付許可されたメダルはメダルセレクタ25の出口に接続されているメダル搬送通路25aを介して前記メダル払出装置21の上部に備えられているメダルホッパ21aに受入れられる。これに対し、メダルセレクタ25で受付拒否された排除メダルは、メダル返却通路26を介して下皿20へと返却される。
図3はメダルセレクタの正面側から見た外観斜視図、図4はメダルセレクタの背面側から見た外観斜視図、図5はメダルセレクタの正面側から見た分解斜視図、図6はメダルセレクタの背面側から見た分解斜視図である。
次に、メダルセレクタ25の構成について説明する。このメダルセレクタ25は、立姿のメダルを排除し易いように垂直面に対し若干傾斜させた平面視コの字状の基板28と、これに対向する開閉板29とから構成される。前記基板28は起立状態の正面が正方形状を有し、この正方形状の内面側にメダルを搬送ガイドする通路の片面が形成され、外面にメダルを選別動作させるための各部材が取付けられている。
前記開閉板29は、図7及び図8に示すように、基板28の正方形状に対応して上下に分割された上開閉板P1と下開閉板P2とからなり、上開閉板P1は基板28の上部に設けられる軸受部30に該上開閉板P1の支軸31が回動自由に軸支され、該支軸31を回動支点に基板28と平面対向する方向に該上開閉板P1の下部側が片開き式に開閉許容されて上側に配置されている。また、下開閉板P2は上開閉板P1の軸受部32に該下開閉板P2の支軸33が回動自由に軸支され、該支軸33を回動支点に基板28と平面対向する方向に該下開閉板P2の下部側が片開き式に開閉許容されて下側に配置されている。
このうち、上開閉板P1は支軸31の部分に巻回して備えられたコイルバネ34により該上開閉板P1を常時基板28側に付勢している。一方、下開閉板P2は上開閉板P1に軸支されて吊支状態にある。これら基板28と、上下の開閉板P1,P2との対向面間で後述するメダル通路35を形成している。
上述のメダル通路35は、図9にも示すように、投入口18に接続されて上方に開口する入口36と下方の出口37との間を結ぶL字状に形成され、入口36から下方に延びる縦辺部L1と、斜め下方に延びて出口37に至る横辺部L2と、これら両辺部L1,L2を滑らかな湾曲状に接続する湾曲部L3とから構成される。
このうち、湾曲部L3はメダルMが自由落下から転動する動きに変化する位置であって、この位置でメダルが転動運動を開始すると、該メダルの回転により回転軸を維持しようとする力が発生し、メダルが倒れ難くなる。よって、ここを通過するメダルが排除対象の小径メダルの場合、倒れなければ排除できないので、この湾曲部L3に該当する基板28の上部でメダルの上部が接触する位置に小径メダル傾倒促進用の半球状突部38(図5参照)を突設している。これにより、ここを通過するメダルMは転動運動が抑制され、滑りながら流下し、小径メダルの場合は該小径メダルの上部が半球状突部38に押されて確実に横倒しされて排除される。このため、小径メダルの排除性能が向上する。
そして、前記下開閉板P2には、図10にも示すように、メダル通路35と対向する部位に開口して該メダル通路35を通過する上述した小径のメダル類をメダル通路方向と直交する横方向より排除させる横排除口39を開口している。また、下開閉板P2の開操作時には、基板28と該下開閉板P2との対向面間が開いてメダル落下用の下排除口40が開口される。
前記メダル通路35の一側面となる基板28の内面側には、立姿で転動するメダルMの上縁部をガイドする逆L形ガイド部41と、このメダルMの一側面に平面対応してガイドする平面ガイド部42とを有している。これと対向して、メダル通路35の他側面となる下開閉板P2側には、前記逆L形ガイド部41と後述する上縁部ガイド板47との対向面間でメダルの上縁部を凹状にガイドする上ガイド部43と、前記平面ガイド部42との対向面間でメダルの下縁部を凹状にガイドする下ガイド部44とを有している(図12参照)。
また、前記横辺部L2の上流側の底面は、縦辺部L1から横辺部L2へとメダルが勢いよく降下する高速流下領域であり、横辺部L2の下流側の底面は、メダルの流下速度が比較的安定した流下速度の領域となる。よって、下開閉板P2を開操作させてメダルを排除させる場合に、横辺部L2の上流側ではメダルの高速流下に伴いメダル詰りを発生させる要素が生じる。このようなことを考慮して横辺部L2の上流側の底面は常に定位置に存在する基板28側に形成しておくのが適している。従って、メダル通路35の底面は、横辺部L2の底面を上流側と下流側とに分け、上流側底板45を基板28側に有し、下流側底板46を下開閉板P2側に有して、メダルを下方に落下させて排除する場合にメダル詰りがないようにしている。これらの底板45,46は磨耗しやすいため耐磨耗性の良好な材質を用いるのが適している。
そして、下開閉板P2を閉じると、該下開閉板P2と対向する基板28との対向面間に、メダルMを立姿で転動させる縦長の通路空間としてのメダル通路35が形成される。さらに、このメダル通路35の通路空間は上下に凹状の上ガイド部43と下ガイド部44とが形成される。
これに対し、下開閉板P2を開けると、上ガイド部43と下ガイド部44が同時に開放される。ことに、下ガイド部44を形成していた基板28の平面ガイド部42と下開閉板P2の凹状部分との対向面間が離れてメダルを留めていた底面が開放される。よって、メダルMは自重によりメダル通路35から下方に落下して排除される。
さらに、上ガイド部43は、横辺部L2の上流側から下流側にかけて長く設けられた基板28の逆L形ガイド部41と、この逆L形ガイド部41の開放面側に対向して下開閉板P2側に設けられる平面的な上縁部ガイド板47(図6参照)とにより凹状の上ガイド部43が構成される。この上ガイド部43によってメダルMの上縁部を搬送方向にガイドする。また、メダル通路35の上部側は横排除口39の方向に傾斜しているため、ここを通過するメダルが上縁部ガイド板47に少し寄りかかって通過することになる。また、この上縁部ガイド板47の場合もメダルMとの接触が多いため耐磨耗性の良好な材質を用いるのが適している。
これに対し、下ガイド部44は、上流側底板45(図5参照)と下流側底板46(図6参照)との両底板45,46を凹状の底面とし、両側を基板28と下開閉板P2との互いの内面を対向させたときにメダルMの下縁部をガイドする凹状の下ガイド部44が形成される。この下ガイド部44によってメダルMの下縁部を通路方向にガイドする。
このようにメダル通路35は、メダルを落下させて下方より排除する場合に、上ガイド部43と下ガイド部44とが同時に開放されるため、排除メダルは瞬時に自由状態となり、そのまま落下して下排除口40から排除されることになる。ことに、基板28のメダル通路側は排除メダルの落下に支障がないように該基板28の内面を平面ガイド部42に設けることによってメダルが引っ掛からなくなり、基板28の内面とメダルMとの分離が容易になり、メダル詰りを発生させる要素を解消した信頼性の高い排除ができる。このほか、メダル通路35の内面は複数条のリブ35aを流下方向に平行させて形成してメダルMとの接触抵抗を少なくし、メダルを円滑に流下させている。
上述の基板28の裏側には、図4に示すように、横長のレバー状に設けられたメダル排出部材としてのブロッカ48が備えられている。このブロッカ48は基端部のブロッカ軸48bが基板下部の軸受部49に回動自由に軸支され、この軸支部を回動支点に先端部がメダルブロック部48aとして、メダル通路35の下流側に開口されたブロック開口部50から該メダル通路35に出没自由に臨ませている。また、このブロッカ48はブロッカスプリング51によって先端部のメダルブロック部48aを常時メダル通路35側に付勢している。このため、メダルブロック部48aをメダル通路35に突出させた場合は、該メダルブロック部48aがメダル通路35を閉鎖してメダルMの通過を規制することができる。
さらに、ブロッカ48には開閉ガイド突起52を一体に付設している。この開閉ガイド突起52は、ブロッカ48の下部に垂設されて一体化し、前記メダルブロック部48aと一体に動いて、前記メダル通路35の下流側底面より下方の基板28の下部に開口されている下窓53から下開閉板P2側に向けて出没自由に臨ませている。そして、下開閉板P2が開操作されたとき、該開閉ガイド突起52がブロッカスプリング51に付勢されて基板28側から下開閉板P2側に突出して下開閉板P2の開状態を補助的に確保するようにしている。
前記ブロッカ48は後述するソレノイド54の駆動力を受けて回動し、このブロッカ48の回動時に、前記メダルブロック部48aと開閉ガイド突起52が同期して出没動作する。よって、このブロッカ48の動きはソレノイド54を駆動して開操作される前記下開閉板P2の開動作に連動して突出する。
さらに、ブロッカ48はメダルブロック部48aを素早く突出させてメダルを確実に通過規制するために該メダルブロック部48aと回動の中心であるブロッカ軸48bとの距離を極力長く設定する。対して、メダルを通過規制してから下開閉板P2を開放させるために開閉ガイド突起52とブロッカ軸48bとの距離は極力短く設定する。これらはソレノイド54の吸引力、ブロッカスプリング51の付勢力等を鑑みて設定する。
また、上述の基板28の裏側にはソレノイド54と、ソレノイド54のON、OFFに連動して下開閉板P2側に進退する可動板55を設け、この可動板55の遊端部55aを下開閉板P2の上端部56に対向させ、ソレノイド54のON時に可動板55の遊端部55aで下開閉板P2の上端部56を押して下開閉板P2を回動させる。これにより、下開閉板P2は、図12に示すように、支軸33を回動支点に該下開閉板P2の下側が基板28側に押圧付勢され、基板28と下開閉板P2との対向面間にメダルを1枚通過させるメダル通路35が形成される。
この結果、ソレノイド54のONに伴い下開閉板P2が回動し、基板28の平面ガイド部42を閉じた状態になる。このとき、下開閉板P2と基板28の互いの下部が平面対接して基板28側から突出していた開閉ガイド突起52を押し戻し、メダルブロック部48aと開閉ガイド突起52とを基板28の裏面側へと退避させたメダル受付許可状態となる。従って、受付許可されたメダルMは該メダル通路35を通過してメダル払出装置21へと搬送される。メダルMの上縁部が上縁部ガイド板47に掛からない小径のメダル類は半球状突部38に横倒しされ、下開閉板P2の横排除口39から排出されて、外部の返却口27へと返却される。
ソレノイド54のOFF時には、図13に示すように、ソレノイド54の吸引解除により可動板55を介して押圧していた下開閉板P2への押圧力が解除されるため、下開閉板P2は自重により支軸33を回動支点に該下開閉板P2の下側が基板28より離れる方向に片開き式に回動し、基板28と下開閉板P2との対向面間が開放されて、メダル通路35の下方に下排除口40が大きく開口される。
また、ソレノイド54のOFFに連動して開放される下開閉板P2の開放に伴い、メダルブロック部48aはブロック開口部50よりメダル通路35の下流側に突出し、該メダルブロック部48aによってメダル通路35はメダルの流下を規制した受付拒否状態となる。また、このとき、メダルブロック部48aと一体に進退する開閉ガイド突起52もブロッカスプリング51の付勢力によって下開閉板P2側に突出し、下開閉板P2を押して開操作し、これにより下排除口40を確実に開口して下排除口40を開口したときの排除空間を確保している。
ところで、上開閉板P1は開閉機能を持たせているため、下方に連結されている下開閉板P2も上開閉板P1の基板28を回動支点とする開閉に連動して開閉操作される。従って、上開閉板P1を開操作させれば、両開閉板P1,P2は一体的に開操作されるためメダル通路35を形成している基板28との対向面間を大きく開放することができる。よって、基板28と両開閉板P1,P2との対向面間でメダル詰りが発生した場合は、上開閉板P1を開操作して、この間に詰ったメダルを自重により落下させることができるのでメダル詰りを瞬時に解消することができる。さらに、この上開閉板P1と対応する基板28の裏側には支軸57を介して返却用操作片58を基板28に回動自由に軸支されており、返却ボタン17の押下操作により返却用操作片58が回動されて基板28の上窓59より上開閉板P1を押して開操作する。一方、下開閉板P2は制御部11cがメダルを排除する必要があると判断した場合のみソレノイド54を駆動して該下開閉板P2を開操作する。また、この下開閉板P2の開操作により下方が開放されるので上流側底板45や下流側底板46に塵埃等が溜まらず、汚れが付き難い構造になる。よって、メダル通路35は適正な通路状態を維持する。
前記メダル通路35の横辺部L2は、該横辺部L2の上下に形成される上ガイド部43と下ガイド部44との上下に平行する平行間隔により適正メダルの上下縁部をガイドして転動させながら通過させる。そして、下開閉板P2の上ガイド部43と下ガイド部44との上下間に、横辺部L2に沿う大きな楕円形状の横排除口39を開口している。この横排除口39を介して小径メダルを通路外に排除する外径寸法による選別を実施し、適正な大きさのメダルのみを通過させて計数するように構成している。この場合、横排除口39の上下の開口間隔が適正メダルと小径メダルを区別するメダル判別部となっている。
従って、出口37からはスロットマシン専用に設けられた円板形状を有する適正な大きさのメダルMのみが受入れられる。この出口37の直前の基板28の通路壁には、メダル通路35の横辺部L2を通過するメダルMを検知して計数する第1センサS1と第2センサS2とを、この通路方向に順に取付けている。
前記両センサS1,S2は投受光してメダルMの通過を検知する光学式検知センサで構成することができ、メダルMがメダル通路35を転動して下流側に移動し、このメダルMが両センサS1,S2の光軸をこの順に遮ることで、メダルMの通過を検知する。具体的には、メダルの進行方向を検知すると共に、センサ出力時間、位相差、出力順位などを検知し、さらにメダルの真偽判定と通過したメダル枚数を計数するため、適正なメダルの直径長さより短くなる間隔に2つのセンサS1,S2を配置している。これら2つの両センサS1,S2はユニット化されたメダル計数センサ部Sによって基板28の裏面側に配置されている。
また、メダルセレクタ25の組立てに際しては、まず、上開閉板P1と下開閉板P2とを上下に対応させ、上開閉板P1の軸受部32に下開閉板P2の支軸33を挿通させることで上開閉板P1に下開閉板P2が吊支状態に一体化される。続いて、基板28の上隅部に小さく開口されている連結孔60に、上開閉板P1の軸支部に設けられているコイルバネ34の中央部に突出形成されているバネ性を有する引っ掛け部34aを差込んで基板28の裏面側に引っ掛けることにより、この引っ掛け部34aの付勢作用により基板28と上開閉板P1とが引寄せられた状態に接合される。
この接合時に、基板28側ではなく下開閉板P2側に上ガイド部43と下ガイド部44との双方のガイド部43,44が設けられているため、基板28に上開閉板P1を取付けた時点で、この上開閉板P1に吊支状態にある下開閉板P2と基板28との対向面間に、メダル通路35の上ガイド部43と下ガイド部44が定位置に正確に位置決めされて接合される。さらに、上ガイド部43と下ガイド部44との間に開口される横排除口39も定位置に精度よく対応させて配置することができるとともに調整が容易となり、組立性が向上する。
次に、メダルセレクタ25の処理動作について説明する。
スロットマシン11がメダルMの受付けを許可している制御状態の場合、該スロットマシン11の制御部11cはソレノイド54に電源を供給指令し続けてソレノイド54の励磁状態(ON)を維持させている。このとき、下開閉板P2はソレノイド54の励磁作用に連動して閉方向に回動しており、図11及び図12に示すように、下開閉板P2を基板28側に平面的に押し付けてメダル通路35を形成している。
このメダル通路35を形成している状態で遊技者が投入口18にメダルを投入すると、この投入されたメダルMは真下に対応するメダルセレクタ25へと導かれ、このメダルセレクタ25のメダル通路35にガイドされて流下する。このメダル通路35の横辺部L2を転動して流下する立姿のメダルMは、その上下がそれぞれ凹状にガイドする上ガイド部43と下ガイド部44により該メダルMの上下の外周縁部分がガイドされ、メダルMの外径寸法を満たしているか否かの違いにより適正メダルか否かを選別し、適正メダルと選別されたメダルMは受入れられ、メダル通路35の下流側に設けられたセンサS1,S2に1枚ずつ検知されて通過枚数が計数される。これに対し、小径メダルは受入拒否されて横辺部L2の流下途中で横倒しされ、その横方向に開口している横排除口39へと自然に傾倒されて排除される。そして、この横排除口39から排除されたメダルはメダル返却通路26を介してスロットマシン11の下皿20へと返却される。
一方、スロットマシン11の制御部11cがメダルMを受付拒否している場合は、ソレノイド54に電源を供給せず、非励磁状態(OFF)にする。このため、下開閉板P2はソレノイド54の励磁作用を受けず、自重により開方向に回動すると共に、図13に示すように、ブロッカ48の開閉ガイド突起52が下開閉板P2の下部を押して該下開閉板P2は基板28と離れる方向に回動し、メダル通路35が開放されて該メダル通路35の下方に下排除口40が形成される。また、ブロッカ48のメダルブロック部48aも回動してメダル通路35に突出し、ここに導かれたメダルMの通過を規制して余剰メダル等のメダルMを確実に下排除口40より排除動作させる。
また、メダル通路35はメダルMの上部が横排除口39側に傾いてメダルの自重が排除方向に作用するように垂直面より傾斜させて設けているため、メダル通路35から横排除口39あるいは下排除口40へと排除されるメダルMは安定して排除される。ことに、下開閉板P2を開けてメダルを排除する場合に、メダル通路35は上ガイド部43と下ガイド部44とが同時に開放されるため、メダルMは瞬時に自由状態となり、メダル通路35の汚れやメダルMの変形に影響されず、該メダルMはメダル通路35から真下に落下して確実に排除される。
さらに、メダルMを排除する場合に、メダル通路35では開放空間が下方に従って扇形に大きく形成されることに伴い下開閉板P2とメダルブロック部48aとの間でメダルを挟むようなメダル詰りのおそれがなくなる。また、下開閉板P2を開放することに加えて、メダルブロック部48aをメダル通路35に突出させるのでメダルMの流下規制作用が働いてメダルを確実に排除できるためメダルの飲込みが可及的に低減される。
上述のように、メダルを強制的に排除する場合は、メダル通路の下方を開放させてメダル通路からメダルを下方に落下させて排除することができる。このため、メダルの自重を有効利用して迅速に排除でき、ことにメダル落下時に引っ掛かりのない排除構成となり、メダル詰りが発生する要素がなくなることからメダル排除時に発生しやすいメダルの飲込み、詰り、誤排除を防止することができる。また、メダル排除エラーのない信頼性の高いスロットマシンとして運用することができる。
この発明の構成と、上述の一実施例の構成との対応において、
この発明の投入メダル選別装置は、実施例のメダルセレクタ25に対応し、
以下同様に、
側面ガイド部は、平面ガイド部42に対応し、
下排除手段は、ソレノイド54と可動板55と下開閉板P2とに対応し、
駆動手段は、ソレノイド54に対応し、
開閉ガイド部材は、開閉ガイド突起52に対応し、
規制部材は、メダルブロック部48aに対応し、
遊技機は、スロットマシン11に対応するも、この発明は請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、前記実施例では、開閉板を上開閉板P1と下開閉板P2とに分割した実施例を示したが、これに限らず、非分割の一枚の開閉板で構成することもできる。また、前記下開閉板P2やブロッカ48を可動させる動作は、回転運動に限らず、直線運動に構成してもよい。
スロットマシンを示す外観斜視図。 スロットマシンの前面扉を開けた内部構造を示す斜視図。 メダルセレクタの表面側の外観斜視図。 メダルセレクタの裏面側の外観斜視図。 メダルセレクタの表面側から開閉板を分解した分解斜視図。 メダルセレクタの裏面側から開閉板を分解した分解斜視図。 上開閉板と下開閉板を表面側から分解した分解斜視図。 上開閉板と下開閉板を裏面側から分解した分解斜視図。 下開閉板を取外してメダルの流下状態を示す斜視図。 横排除口からの小径メダルの排除動作を示す斜視図。 メダル通路を形成している時のメダルセレクタの正面図。 図11のA−A線矢視断面図。 メダル通路を開放している時の縦断面図。
符号の説明
11…スロットマシン
18…投入口
25…メダルセレクタ
28…基板
P1…上開閉板
P2…下開閉板
35…メダル通路
39…横排除口
40…下排除口
41…逆L形ガイド部
42…平面ガイド部
43…上ガイド部
44…下ガイド部
48a…メダルブロック部
52…開閉ガイド突起
54…ソレノイド

Claims (6)

  1. 立姿で対向する基板と開閉板との対向面間に、メダルを自重により縦方向から横方向へと転動させて通過させるL形状のメダル通路を設け、該メダル通路を通過する適正なメダルは受入れ、不適正なメダルは通過途中で排除する投入メダル選別装置であって、
    前記基板側には、投入されたメダルの上部側を開閉板側に傾斜させてメダルの片面を傾斜ガイドする側面ガイド部を有し、
    前記開閉板側には、前記側面ガイド部に対向してメダルの上縁部をガイドする上ガイド部と、前記側面ガイド部に対向してメダルの下縁部をガイドする下ガイド部と、前記上ガイド部と下ガイド部との上下ガイド部間に開口した部位より小径のメダル類を排除させる排除口を有し、
    前記開閉板の上部を回動支点に該開閉板の下部側を片開き式に開閉自在に設け、前記基板と該開閉板との下部対向面間を開放させてメダルを排除する下方排除手段を有する
    投入メダル選別装置。
  2. 立姿で対向する基板と開閉板との対向面間に、メダルを自重により縦方向から横方向へと転動させて通過させるL形状のメダル通路を設け、該メダル通路を通過する適正なメダルは受入れ、不適正なメダルは通過途中で排除する投入メダル選別装置であって、
    前記開閉板は上下に分割され、前記基板に回動自由に軸支され、該軸支部を回動支点に下部側が片開き式に開閉されて上側に配置される上開閉板と、前記上開閉板に回動自由に軸支され、該軸支部を回動支点に下部側が片開き式に開閉されて下側に配置される下開閉板とを有し、
    前記下開閉板にはメダル通路と対向する部位に開口して該メダル通路を通過する小径のメダル類をメダル通路方向と直交する横方向より排除させる横排除口を有し、
    前記基板と該開閉板との下部対向面間を開放させてメダルを排除する下方排除手段を有する
    投入メダル選別装置。
  3. 前記メダル通路の一側面となる基板側には、立姿で転動するメダルの上縁部をガイドする逆L形ガイド部と、そのメダルの一側面に平面対応してガイドする平面ガイド部とを有し、
    前記メダル通路の他側面となる下開閉板側には、前記逆L形ガイド部との対向面間でメダルの上縁部を凹状にガイドする上ガイド部と、前記平面ガイド部との対向面間でメダルの下縁部を凹状にガイドする下ガイド部とを有する
    請求項2に記載の投入メダル選別装置。
  4. 前記下排除手段は、前記下開閉板を開位置と閉位置とに開閉動作させる駆動手段と、
    前記駆動手段により駆動される下開閉板の開動作に連動して該下開閉板を開位置に移動させ、下開閉板の閉動作に連動して下開閉板を閉位置に移動許可させる開閉ガイド部材と、
    を備えた請求項2または3に記載の投入メダル選別装置。
  5. 前記下排除手段は、前記下開閉板の開動作に連動してメダル通路閉鎖用に規制部材をメダル通路に突入させ、下開閉板の閉動作に連動してメダル通路開放用に規制部材をメダル通路から退避させてなる
    請求項2、3または4に記載の投入メダル選別装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載の投入メダル選別装置を内蔵してなる遊技機。
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